共感ならず!? 喜多嶋舞が見誤った、「婦人公論」読者の「妻」「母」に対するこだわり

<p> 今年最後の「婦人公論」(中央公論新社)、なんといってもあの方のインタビューが話題ですが、まずは近藤真彦のインタビュー「『ギンギラギンにさりげなく』がようやくしっくりくる歳になった」から見てみたいと思います。</p>

“近しい関係だからこそウソが大切”と説く、「婦人公論」の義理家族特集

<p> 今号の「婦人公論」(中央公論新社)の表紙は、女優・桃井かおりです。現在は活動の拠点をアメリカに移し、映画監督としても活躍している彼女。今年の1月にはほぼ事実婚状態だった恋人と正式に結婚していたことも話題になりました。インタビュー「人とちゃんとつながりたいと、求めていたんだと思う」は、全編この恋人(夫)とのノロケ話。学生時代にバレエ留学中のロンドンで出会い、向こうから告白されるも「少女の頃からブス系だから」と本気にできず、それから何十年もたったロサンゼルスのパーティに歌手アン・ルイスが偶然連れてきて再会……というウソのような本当の話。前号で「50代からの運命的な出会い」についての記事がありましたが、桃井も50代で運命を感じてしまったようです。</p>

「婦人公論」夫婦特集に見え隠れする、バブル世代のほのぼの老後願望

<p> 「婦人公論」(中央公論新社)今号は、スピリチュアリスト江原啓之と、最近ロックバンド・レベッカを再結成したNOKKOの対談「『レベッカ』再結成の背中を押した出会い」からレビューを始めます。2人の出会いは熱海の寿司屋。初対面に近い江原にバンドの再結成を相談するNOKKOもNOKKOですが、「ノッコさんのお役目ですから、やってください。守られていますから大丈夫ですよ」と言い切るの江原もまた……。20歳でレベッカを結成して人気を得るも、「重荷から解放されたかった」と、27歳でバンドを解散。その後は現夫と結婚、42歳で出産。「妊娠していることが判明した病院の帰り道でのことでした。のんびりと歩く野良猫が、私を見て『私も妊娠したことあるのよ』と話しかけてきた気がして。その瞬間に、これまで自分はロック歌手だ、アーティストだと勝手にカテゴライズしていたけれど、もっとシンプルに哺乳類だったんだと思ったのです」とうっとり話すNOKKOに、江原の持つ最も恐ろしい才能“対談相手がなぜか「その気」になって語り出す”を見せつけられたのでした。</p>

なぜ女は自分の墓と葬式にこだわるのか――「婦人公論」から浮かび上がってきた切なすぎる理由

<p> 「婦人公論」(中央公論新社)今号の特集は「私の終活――お墓、遺言、お葬式」です。と、その前に作家・阿川佐和子のインタビュー「私はお父ちゃんの『忠犬ハチ公』だった」を見てみたいと思います。戦後文壇を代表する作家である父・阿川弘之と、同じ作家の道を選んだ娘。偉大な父を亡くした現在の心境を赤裸々に語っています。</p>

「婦人公論」ひとり暮らし特集に響く、「モラハラ夫の呪縛」と「解放後」に苦しむ女たちの悲鳴

<p> 「婦人公論」(中央公論新社)今号の特集は「備えて安心『ひとりの暮らし』シミュレーション」です。特集に入る前に、巻頭の連載「うるさくてもシズカ」から見たいと思います。こちらは脚本家・大石静のエッセイ。今一緒に仕事をしている33歳の有能プロデューサーを見て、自分が結婚したとき夫もまた33歳だったことを思い出したという大石。かつて舞台監督として華やかにイキイキと仕事をしていた夫も、すでにリタイア。「ボーッとソファーで居眠りしている横顔などを見ると、私はなぜこの人と結婚したんだろう? と訳がわからなくなる」「別に嫌う理由はないけれど、どこもステキじゃない」。</p>

「婦人公論」“親の老い”特集で、40代~50代が優等生発言を連発する理由

<p> 今年も残すところあと3カ月あまり。歳を取れば取るほど、あっという間に1年が過ぎていく……と「婦人公論」(中央公論新社)読者もひしひしと感じているのではないでしょうか。今年はいいことなんてなにもなかったわ~とお嘆きの方には、こちらの小特集「今年後半の幸せを引きよせる開運行動99」を。「今年後半」って、もう四分の三が過ぎてますって!!</p>

作り置きのおかずに、帰り道のダッシュ……「婦人公論」の“トクする働き方”が女性を追い詰める!

<p> 今月8日に安倍晋三首相の無投票再選が決まった自民党総裁選。意欲を示していたものの推薦人が集まらず、出馬を断念した野田聖子議員のインタビューから今号の「婦人公論」(中央公論新社)レビューを始めたいと思います。発売日が総裁選当日なのでその話題はありませんが、タイトルは「政治家である以上、私は総理大臣を目指します」。</p>

女性のあこがれ「老後の女子会」のツライ現実? 「婦人公論」で露呈した、世代で異なるその中身

<p> 今号の「婦人公論」(中央公論新社)の特集は「『充実老後』と『しょんぼり老後』」です。その中の「ルポ『婦人公論』愛読者グループで理想の仲間に出会って」から、今回のレビューを始めたいと思います。「婦人公論」の読者おたよりコーナー「FORUM」の一画にある「愛読者グループ便り」というコーナー。ここには「原稿は毎月15日締切、20字詰15行前後の字数を厳守」「原稿の採否、一部手直しにつきましては、編集部に一任」というルールのほかに、グループそのものにも「長期にわたり、お便りがない支部につきましては、登録を抹消することも」とかなり厳しいハードルが設定されています。</p>

怪談より怖い生身の人間……今号も人間の業と家族の呪縛があふれる「婦人公論」

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「婦人公論」8月11日号(中央公論新社)

 「婦人公論」(中央公論新社)今号の特集は「親、子、きょうだいモメない秘訣」です。特集の前にまずは、東京大学東洋文化研究所教授・安富歩氏の「男物の服を脱ぎ捨てて初めて安心感に包まれた」を見てみたいと思います。特集外のインタビューページですが、こちらも両親と元妻という身内の支配からの脱出がテーマ。

 最近では「女装の東大教授」としてメディアにも登場することの多い安富氏。女装をするきっかけは「ダイエットで10キロも痩せ、手持ちの衣服がブカブカで着られなくなった」から。試しに女物を着てみたらピッタリ。女性物の服を着ていると「何ともいえない安心感に包まれていることに気づいた」とのこと。

香山リカ×小島慶子の「気が合わない」対談に、「婦人公論」の存在意義を見た!

<p> 7月16日に衆議院を通過した安全保障関連法案。国会の事前承認さえあれば自衛隊を紛争地に随時派遣することを可能にする「国際平和支援法案」と、自衛隊法など10の現行法改正案を束ねた「平和安全法制整備法案」との二本柱がmあれよあれよという間に強行採決されました。また6月に行われた衆院憲法審査会の参考人質疑では3人の憲法学者が安保関連法案を違憲と指摘するなど、専門家も政治家も世論も大きく揺れています。</p>