「捨てたいと言うより死んでほしい」、「婦人公論」の“夫断捨離”特集

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「婦人公論」(中央公論新社)3月
22日号

 「婦人公論」3月22日号の特集は、「人生の『断捨離』をはじめよう」。え、今さら断捨離特集? とお思いの方、よーく見てください。“人生の”断捨離と書いてあります。要は、モノを捨てる方法を解説する特集ではなく、人間関係やお金のムダなどを見直しましょう、と提案することが主たる目的の特集なわけです。

 お得意の読者アンケートによると、「私が一番捨てたいもの それは“夫”です」とのこと。単に、これが言いたかっただけなんじゃないか、と思ってしまうほどベタな「婦人公論」的展開です。それを今さらこのレビューで取り上げるべきか迷ったのですが、も~いかにも「ここ、いじって! 話題にして!!」といわんばかりの誌面展開なので、しょーがないから書くことにしました。いや~、それにしてもベタすぎるだろ!

<トピック>
◎人生の「断捨離」をはじめよう
◎女の事件簿 彼女たちの殺意と魔性
◎岡田准一×富樫倫太郎「苦難を乗り越える勇気は歴史小説に教わった」

「捨てたいと言うより死んでほしい」、「婦人公論」の“夫断捨離”特集

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「婦人公論」(中央公論新社)3月
22日号

 「婦人公論」3月22日号の特集は、「人生の『断捨離』をはじめよう」。え、今さら断捨離特集? とお思いの方、よーく見てください。“人生の”断捨離と書いてあります。要は、モノを捨てる方法を解説する特集ではなく、人間関係やお金のムダなどを見直しましょう、と提案することが主たる目的の特集なわけです。

 お得意の読者アンケートによると、「私が一番捨てたいもの それは“夫”です」とのこと。単に、これが言いたかっただけなんじゃないか、と思ってしまうほどベタな「婦人公論」的展開です。それを今さらこのレビューで取り上げるべきか迷ったのですが、も~いかにも「ここ、いじって! 話題にして!!」といわんばかりの誌面展開なので、しょーがないから書くことにしました。いや~、それにしてもベタすぎるだろ!

<トピック>
◎人生の「断捨離」をはじめよう
◎女の事件簿 彼女たちの殺意と魔性
◎岡田准一×富樫倫太郎「苦難を乗り越える勇気は歴史小説に教わった」

産んだだけで全部チャラ? 「婦人公論」誌上で母性神話のタブーに切り込む

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「婦人公論」(中央公論新社)3月
7日号

 「婦人公論」3月7日号の特集は、「心と体の免疫力を上げる」です。作家の曽野綾子、建築家の安藤忠雄らが自分の病歴と健康法を語っています。昨年10月に心臓の手術を受けた武田鉄矢のインタビューも掲載されています。タイトルは、「『僕は死にません!』と誓ったあの日から」。シャレがきいてておもしろいタイトルではありますが、いくらなんでも20年も昔のドラマにひっかけなくても......と思ったら、なんとっ! 今年3月に舞台『時代劇版 101回目のプロポーズ』が上演され、主演するのだそうです。もちろん相手役は浅野温子。62歳と50歳、合わせて112歳のプロポーズ。いや〜、特集の内容よりこの舞台のほうが気になっちゃいます。特集についてはご興味のある方は各自ご覧下さい。このレビューでは特集以外についてお伝えしたいと思います! SAY YES! 

<トピックス>
◎信田さよ子×村山由佳 「神」として私を支配する母の呪縛から逃れるまで
◎嵐 魔法より軌跡より強く思ってる ここからきっと世界が変わる
◎韓流! 未体験ゾーン

YOUへの"実態のない評価"が明るみになった、「婦人公論」の婚外恋愛特集

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「婦人公論」(中央公論新社)2月
22日号

 今号の特集は、「婚外恋愛白書2012」です。「2012」ってことは、毎年恒例にするんかい! と表紙を見ていきなりツッコんじゃいました。ちょうど1年前の号でも「婚外恋愛」の特集を組んでいます。きっと人気企画なんでしょうね。気になったのは、特集の目玉である読者アンケートの結果発表で、合計何人から回答があったのか書いてなかったこと。昨年は106名でした。今回もその程度か、それより少なかったのか......。「2012」と銘打つわりには婚外恋愛人口はそう多くはないようです。

 ただ母数は少なくても、コメントが生々しくて充実しているのがこのテーマの特徴。今回も、「彼といると微笑みがとまらない。夫といると涙がとまらない」(53歳・公務員、彼53歳・交際7年)、「夫とのセックスは家事だった」(46歳・主婦、彼53歳、交際6カ月)、「結婚とは職業であり、夫はその職場の上司。だからストレスがあって当然」(46歳・主婦、彼51歳・交際2カ月)と、名言が次々に飛び出しています。ごくごく一部の語りたがり読者と、多数の知りたがり読者で成り立っている、それが「婦人公論」という雑誌なのです。

「婦人公論」暴排条例企画の後に、吉本社長インタビューのミラクル技

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「婦人公論」(中央公論新社)2月
7日号

 今号は江原啓之の大特集が組まれています。テレビ界では4年ほど前にBPO(放送倫理・番組向上機構)が「面白さを求めて『スピリチュアルカウンセリング』をPRするような構成・演出は避けるべき」とのお達しを出したため、とっくに手を引いたというのに、雑誌界ではいまだにしぶとく起用されています。その中でもこの「婦人公論」は、代表的なご活躍の場所といえます。ま、数ページのインタビューやコラム程度ならお遊び感覚であってもいいのかもしれません。しかし、巻頭で特集を組み、しかも表紙&グラビアに起用となると編集部の良識を疑わざるをえません。よくよくみたら婦人公論発行元の中央公論新社から江原の書き下ろしが今月発行になったので、そのPRでもあるようです。いろいろ事情があるのでしょうか。今号は別のページで氷川きよしが登場しているので、どうせならきよしクンを表紙にすればいいのに......残念。婦人公論編集部は江原様>きよしクンなんですね。いやそれとも、婦人公論読者はふだん「セックス、セックス」「イケメン、イケメン」と煩悩にとらわれ過ぎているので、たまには非イケメンのビジュアルに耐えて厄落とししやがれというメッセージなのでしょうか。そうか、これは修行なのか。想像以上に辛い修行です。

<トピック>
◎特集 江原啓之さんがみちびく 負の感情をプラスに変える秘訣
◎暴力団排除女性、あなたはどう考えますか?
◎氷川きよし「離れていても、心はいつもあなたと一緒です」

グルメ三昧の林真理子が「婦人公論」で「生活が不安」と弱気発言

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「婦人公論」(中央公論新社)1月
22日号

 「婦人公論」今号の特集は「私の人生に幸せを呼びこむ」。作家の田辺聖子や東大大学院教授の姜尚中、そのほかの著名人がそれぞれの幸福論を語っています。この時期にこういう特集ということは、震災をふまえて「幸せとは何ぞや」となるか、「仕事を通しての生きがい」「家族とのささやかな幸せ」となるのが一番美しい形と思うのですが、それを計らずも破壊する強力コンテンツが仕掛けられていました。林真理子と黒木瞳の対談「『いつか』と『今』が女の運命を分ける」です。ではさっそく見てみましょう!

<トピック>
◎特集 私の人生に幸せを呼び込む
◎養老孟司×茂木健一郎 こんな日本で長生きする意味は
◎オダギリジョー×チャン・ドンゴン 僕たちが本気になるとき

局部イラストでマスターベーションを解説、40代以上向け「快楽白書」がすごい

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「快楽白書 2012」(中央公論新社)

 さあさ、やってきました、2012年オナニー元年の到来です! 今、中年女子のセックストレンドはオナニーです。間違いありません。40代からの性を考えるムック「快楽白書 2012」(中央公論新社)を読めば分かります。年に1回「婦人公論」の別冊として発売される本書は、中高年のリアル&理想のセックスライフに迫るオリジナルコンテンツのほか、この1年間「婦人公論」に掲載されたセックス企画から一部を再収録しています。今年は、なんとDVDの付録もあり! 内容は、サイゾーウーマンでもおなじみの女性向けAVメーカー「SILK LABO」のサンプル集です。ハートがチュクチュクしちゃうようなシーンが惜しげもなく収録されています。ここからして「快楽白書」のオナニーにかける情熱がうかがえます。老舗女性誌別冊の付録にAVのDVDですよ。時代は確実にオナニーです!!

<トピック>
◎読者アンケート結果発表 みんなでセックスのこと、話してみよう
◎女性のためのマスターベーション講座
◎[広告付録]女性が愉しむためのアダルト・ムービーDVD

「私の病気は被曝のせいかも」、脚本家・北川悦吏子が「婦人公論」で衝撃発言

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「婦人公論」(中央公論新社)12月
22日号・1月7日合併号

 今号の「婦人公論」は、年末年始の合併特大号。ということで、特別付録「2012年、福を招く『江原啓之 七福神カレンダー』」が付いています。とっくにスピリチュアルブームは去っているのに、いつもかたくなに江原推しなのが「婦人公論」最大の謎なんですが、カレンダーは意外とフツーの、商店街でもらえそうな安っぽい七福神のイラスト入りカレンダーでした......と思ったら、七福神のイラスト、大黒様も恵比寿様もみーんな顔が江原になってます(恐怖)! そんなワナが仕掛けてあるなんて、も~~!! こりゃ年末の悪夢ですね。

<トピック>
◎特集 不況に負けない「貯まる家庭」
◎北川悦吏子 難病に苦しんだ10年を、私は忘れない
◎今田美奈子×林真理子 「食」との出会いが、女の人生を変える

断捨離ブームに待った! 「婦人公論」で脳性まひ者が語る整理術

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「婦人公論」(中央公論新社)12月
7日号

 「雑誌が売れない」と言われるようになって久しく、いつしか「特定の雑誌を毎号購読する」という習慣がなくなってしまいました。買うときは、本屋でパラパラして「この雑誌のこの号はおもしろそうだな」と感じたら買って、興味のある記事だけピンポイントで読む。しかし、この「女性誌速攻レビュー」を担当するようになってから、興味がある・なしにかかわらず「婦人公論」を毎号くまなく読むことになりました。

 今号の「婦人公論」の特集は、「スッキリ捨てて、運を呼び込む!」です。正直な話、担当でなければ絶対に読まないジャンルです。「スッキリ」も「捨てて」も「運」にも何も引っかかるものがありません。さんざん言い古された話だし、だいたい内容の想像がつく......そう思いませんか。でも、そうじゃなかったんです。驚きました。新しく世界が開けました。これぞ雑誌の醍醐味、毎号読んでいるからこその僥倖。雑誌っておもしろいなとつくづく感じた次第です。

「生涯現役」の弊害・四十二病で溢れ返っている、「婦人公論」の40代特集

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「婦人公論」(中央公論新社)11月
22日号

 東日本大震災後、5月22日号(5月7日発売号)から表紙に「日本に希望を 女性の力を信じて!」というスローガンを掲げてきた「婦人公論」でしたが、前号からなくなりました。半年を節目にやめたようです。女性誌には珍しい硬派な被災地ルポ、女性目線の原発報道などを掲載してきた雑誌なのですから、読者に意識付けするためにもあと数年くらい掲げ続けてもよかったのでは? 復興にはまだ時間がかかります。あのスローガンの復活を希望します。