「婦人公論」がカオス! 泉ピン子を黙らす、かなりアレな人物が降臨

fujinkouron130207.jpg
「婦人公論」2月7日号(中央公論新
社)

 今号の「婦人公論」(中央公論新社)、特集は「今日からはじめる心のレッスン イライラしない人には“福”が来る」です。そして表紙は大竹しのぶ。どピンクのスカートの上に黒いメッシュを巻きつけた、素人目には判断しかねるファッションで登場しています。まるでケモノ肉に黒い網脂を巻いた魔女料理完成! といったところ。しかしそんなマジカルファッションも、この方の「個性派」「演技派」「あの明石家さんまを本気にさせた」という看板のもとに集約されていくのでありましょう。う~ん、考えてみたらこの“大竹しのぶ”という女優さんこそ、「中年女性をイライラさせる存在」じゃないですか。インタビューでも、仏の伝説的歌手エディット・ピアフの生涯を描いた舞台『ピアフ』で、「ピアフは精神的にも肉体的な治療にも薬を常用している状態だったので、演じている私の身体も痺れたりするのですが」と憑依女優っぷりをさらっとアピール。女優としての大竹しのぶを徹底してくれればいいのですが、「普段の私は、娘のIMALUからエネルギーをもらっています」という“母”の一面を出すことも忘れないこの用意周到さ。黒い網脂、己のジューシー余すことなし!!

<トピックス>
◎イライラしない人には“福”が来る
◎上野千鶴子のニッポンが変わる、女が変える
◎石川道子×泉ピン子「資源の分かち合い」ができれば、戦争もテロも不要になる!?

「婦人公論」のさかもと未明×くわばたりえ対談に共感できない理由

hujinkouorn130122.jpg
「婦人公論」1月22日号(中央公論新
社)

 2013年初の「婦人公論」(中央公論新社)、特集は「今年は、幸運を積み重ねる生き方を」です。冒頭には視座のお高い女性たちのカリスマ、思想家・武道家の内田樹が登場し「幸せではなく“仕合わせ”になる」と説いています。内田氏曰く「仕合わす=出合うべきものと出合うこと」であり、「仕合わせ」になるためには、まず「自分が何を求めているのか」を知らなければならないと。ありがたい系話の定番である、このような“言葉のパラダイムチェンジ”に一体どれだけの人が「目からウロコっす!」となるのか、常々疑問ではありますが、それ以前として「婦人公論読者が求めるもの」っていったらアレですよ。快楽(を伴ったセックス)ですよ、内田先生!

 正体不明の「幸せ」に翻弄され続ける現代において、婦人公論的「幸運を積み重ねる生き方」とはどんなものであるのか、さっそく中身を拝見したいと思います。

<トピックス>
◎今年は、幸運を積み重ねる生き方を
◎くわばたりえ×さかもと未明 母の不安か、客の怒りか。私たち、意見が合いません
◎荻野目慶子 阿修羅のように生きて、今の私がある

閉経してから毎日おいしい! 中高年のセックスの喜びがいっぱいの「快楽白書」

keraku2013.jpg
「快楽白書2013」(中央公論新社)

 こんな世界があったなんて! と驚きました。みなさんは中高年の性にどんなイメージがありますか。なんだか萎びたたくあんみたいなしょぼく枯れたイメージを持ってはいませんか。そんなことないんです。20代や30代の青いセックスが、40代、50代、60代と熟れて瑞々しく輝く甘いマンゴーになり、味わったことのないような喜びをもたらしてくれるのです。ああ、人生は素晴らしい……と、この「快楽白書(けらくはくしょ)2013」(中央公論新社)を読んで多幸感に包まれました。

 「快楽白書」は、書き下ろしの記事に加えて、この1年間で「婦人公論」に掲載された性に関する記事をまとめて収録しています。表紙に書いてある「工藤美代子×林真理子」の対談「YOU」のインタビューは、過去に掲載されている記事なので、ご興味のある方はリンク(婦人公論レビューのバックナンバー)をご参照いただければと思います。ここでは、書き下ろしの記事をご紹介したいと思います。

「婦人公論」貯金特集に登場、競艇で3億円負けた男・坂上忍の名言

fujinkouron20130107.jpg
「婦人公論」12月22日・1月7日合併
特大号/中央公論新社

 今号の「婦人公論」(中央公論新社)は、年末年始の合併号、盛りだくさんの内容です。特集内には荻原博子×倉田真由美の対談、インタビューには麻木久仁子、小林幸子、酒井法子、寄稿文に岩井志麻子の「佳苗、美代子、美由紀……。毒婦と化した女たちの“共通点”」と、話題の女性が大集合しています。

 特別付録は、「2013 瀬戸内寂聴 12カ月 金言シール」。瀬戸内寂聴の福々しい笑顔(篠山紀信撮影)とともにメッセージが12カ月分書かれています。「3月 100点満点の人間なんてもしいたら気持ち悪い( ̄▽ ̄) ニヤ」「11月 たまには自分にもご褒美の贅沢をあげよう( ̄▽ ̄) ニヤ」といった具合です(顔文字は筆者が加筆)。用途について、「手帳やカレンダーなど、目につくところに貼れば、見るたびにほっとしたり、力が湧いてきたり――」と書いてありましたが、小さいのに迫力がありすぎて、目につくところに貼る勇気がないので、ベッドの裏にでも貼ろうと思います。おふだかよ!?

<トピック>
◎特集 大増税に負けない! 「貯まる家庭」になる
◎ルポルタージュ・時代を創る女たち 浜野佐知 ピンク映画の反逆児
◎噂のウラをとってきました!! 熟女AVブーム到来! 私の出演料はいくら!?

「あの苦労も私には必要だった」と思うために、「婦人公論」がしつこく断捨離特集

fujinkouron20121207.jpg
「婦人公論」12月7日号/中央公論新社

 今号の「婦人公論」(中央公論新社)の特集は、「人生は『断捨離』の連続です 賢く捨てて、新しい私に出会う」です。「婦人公論」は、今年3月22日号と5月22日号でも断捨離企画を組んでいます。大好きなんですね。断捨離は、単にモノを捨てて整理することではなく、モノといっしょに人間関係や人生をスッキリさせることに重きを置いていることが、いつも人生のことばかり考えている「婦人公論」的にツボなんでしょう。

 今号も「断捨離」の提唱者で“クラター・コンサルタント”のやましたひでこが登場して、森昌子と対談し、人生のスッキリ論を語っています。……ちょっと待って! “クラター・コンサルタント”ってなんスか? ググってみたら、「クラター」とは「clutter」のことで、「散らかっているもの」「乱雑、混乱」といった意味があるそうです。ハァ、まずその肩書きをもっとスッキリしましょうよ。自分が何者か他人に端的に伝えるための肩書きに、一般人が聞き慣れない単語をあえて使うなんて、ねぇ。もしかして他人を煙に巻こうとしているんじゃないですか? 筆者は汚部屋住人代表として宣言します、断捨離にはだまされませんヨ!!

<トピック>
◎特集 人生は「断捨離」の連続です 賢く捨てて、新しい私に出会う
◎江原啓之 人生、苦があるから幸がある
◎「糖質制限」で、老けない、太らない

自分探しより墓探しをしろ!? 「婦人公論」が説く“理想の最期”とは

fujinkouron20121122.jpg
「婦人公論」11月22日号/中央公論新社

 今号の「婦人公論」(中央公論新社)の特集は、「40代から向き合う『理想の最期』」です。筆者はもうすぐ40歳。理想の生き方すらなんだかよくわからないのに、早くも理想の最期と向き合わねばならないということにどんよりしました。もう時間切れってこと!? 確かに誰でも、いつ死ぬかはわかりませんし、幸い平均寿命まで生き長らえたとしても、すでに折り返し地点ですから、いつまでも自分探しなんかしてないで、墓探しをしろよということなんですよねぇ。ああ、そういえば墓穴はいつも掘っているのに、墓がない。

 しかしですねぇ~、最近の「婦人公論」の流れはどうなんですか。前号の特集は「不安な時代だから働き続けたいあなたへ」で、中高年の就職難の現実を容赦なく知らしめました。その前の号の特集は、「大人になった娘が苦しむ 母の呪縛を逃れたい」でドロドロの母娘関係を取り上げ、その2カ月前には「親の老いは待ってくれない」で介護問題に迫り、その1カ月前には「うつな気分に負けない生き方」です。暗い、暗いよ! 生きるのが辛すぎるよ!! そうなんです、「婦人公論」センパイは、いつも暗くてまじめで、そしてとってもエロくて、ジャニーズ好き(今号は嵐のコンサートルポあり)。なんだか人生の味方は「婦人公論」だけのような気がします。頼りにしてるよ~。

<トピック>
◎特集 40代から向き合う「理想の最期」
◎嵐 渡辺えりさんが熱狂空間を初体験!
◎火野正平 “元祖プレイボーイ”が語るかっこいい男の枯れ方

「枯れてもいい、美魔女はしんどい」林真理子が「婦人公論」で意外な持論を展開

fujinkouron20121107.jpg
「婦人公論」11月7日号(中央公論新社)

 今号の「婦人公論」(中央公論新社)の表紙は、国民的アイドルの木村拓哉です。現在、月9ドラマ『PRICELESS~あるわけねえだろ、んなもん~』(フジテレビ系)に主演しています。一時は好きな男日本一として君臨していた彼も、今月13日には40歳の誕生日を迎えます。ドラマでジャニーズの後輩のKis-My-Ft2・藤ヶ谷太輔と並ぶと、肌の質感があまりに違うんで、「ああ年とったなー」と物悲しい気持ちにさせられます。

 でもね。確かに「今」という“点”で見れば、アイドルとしては凋落しつつあるかもしれません。しかし、“点”でなくて “線”で見れば、これほどの息の長いスーパーアイドルは後にも先にもいないでしょう。グループ結成から24年、デビューから21 年。この「婦人公論」でのインタビューで、木村は、以前は「キムタク」というアイドルでいることに居心地の悪さを感じていたと語っています。

「アイドルという存在は、いわば“人形”。でも、人形なりに努力もしているし、悔しい思いもしているし、喜びも感じているんです」

 「アイドルは使い捨て」という従来の定説を変えたSMAP、そして木村拓哉。これまでの時間を思うと、実に感動的です。 背後にどんなキャリアがあろうと歴史があろうと、「今」がダメならダメだという考え方もありますが、そうでない見方があってもいいんじゃないか。テレビで見るより美しいキムタクのグラビアを見つめてそんな気持ちにさせられました。

<トピック>
◎木村拓哉 僕は何者でもない
◎特集「不安な時代だから働き続けたいあなたへ」
◎工藤美代子×林真理子「男女の愛はなくなっても夫婦には情があればいい!?」

母親を妖怪扱い!? 娘の主張ばかりが目立つ「婦人公論」“毒母”特集

fujinkouron20121022.jpg
「婦人公論」10月22日号(中央公論新社)

 今号の「婦人公論」(中央公論新社)の特集は、「大人になった娘が苦しむ 母の呪縛を逃れたい」です。タイトルの横に小さく「いまどきの大問題」と 添えられています。確かに、近ごろ「毒母」という言葉をネットなどでよく見かけるようになりました。「愛情を押し付ける、束縛する、依存してくるといった母親の行動が自分を抑圧してきたことに大人になってから気づいたものの、なかなかその支配関係を断ち切れず、生きにくさを感じることがある」のだそうです。いつの時代も親子の確執や悩みはありますが、“中年娘が抱く老年母への憎しみ”を切り取って焦点を当てて いる点は、なるほど“いまどき”です。こういうものに流行り廃りがあるのかわかりませんが、ニュースとしての価値はあるでしょう。

 しかし、いったいこれは誰に向けての特集なんだろう、とふと思いました。「婦人公論」は、よく「40代からの~」といった特集を組んでいますが、読者投稿欄などを見ると、50代、60代はもちろんそれ以上もかなり多い。世代によってきっちり区切られ学年誌化しているファッション誌と違って、「婦人公論」は社会的なインタビューやルポが多いので読者層の幅が広いんです。当然、今号の特集も、リアル“毒母”たちが目にする可能性は高い。もしかして、これは長年の愛読者への挑戦状なのでしょうかっ!?

夫に対する不満解消への1つの回答、「婦人公論」スワッピング特集再び

fujinkouron20121007.jpg
「婦人公論」10月7日号(中央公論新社)

 今号の「婦人公論」(中央公論新社)は、大平光代×野田聖子対談「キャリアか、子育てか――『母は弱し』を実感しています」や、上野千鶴子×辛淑玉対談「差別に立ち向かう」など、女性同士の対談も実に興味深かったのですが、今回の女性誌レビューでは、男と女について考えてみたいと思います。というのも、「婦人公論」恒例のセックス企画「女もうるおう秋の“性活”習慣」が掲載されていたからです。その中身は「一人エッチで感度を上げる7日間ステップ」「女性の感性を刺激するロマンポルノ・ベスト10」「覆面座談会 妻たちこそが堪能できるスワッピングの魅力とは?」というラインナップになっております。では、さっそく見てみましょう。

<トピック>
◎特集「家族に振り回されない秘訣」
◎大平光代×野田聖子対談「キャリアか、子育てか――『母は弱し』を実感しています」
◎「女もうるおう秋の“性活”習慣」

女から自由になったババアたちが、「婦人公論」で説く幸せな生き方

fujinkouron20120922.jpg
「婦人公論」(中央公論新社)
2012年9月22日号

 書店で今号の「婦人公論」(中央公論新社)を見かけたら、まず57ページを開いてください。すごいです、迫力あります、瀬戸内寂聴×美輪明宏×藤原竜也のスリーショット。じっと見ていると“何か”が発せられているような気がします。写真を見てこんな気持ちになったのは、小学生の時に見た心霊写真集以来です。切り取って壁に貼っておけば魔除けになりそう。妊婦さんは安産祈願に、受験生は合格祈願に、玄関に貼ってピッキング防止に、ぜひいかがでしょうか。

 で、なぜこの3人なのかというと、誕生日が同じ5月15日なのだそうです(寂聴90歳、美輪77歳、藤原30歳)。ただそれだけ。それだけで鼎談をしているのです。当方の調べによると、美川憲一、大森うたえもん、井上康生、南明奈も同じ5月15日生まれ。トランプに例えれば、寂聴と美輪がジョーカー、これさえ固めれば、藤原を美川だろうがデスブログの旦那だろうが、どの札に入れ替えても勝てそうです。ほかの雑誌がやれば完全にネタになってしまいますが、「婦人公論」だと前世から約束されていたように見える奇跡の6ページ。では、さっそく見てみましょう。

<トピック>
◎特集「幸せな老後を迎えたい」
◎瀬戸内寂聴×美輪明宏×藤原竜也 われら、揃って“反骨の日”生まれ
◎谷ナオミ 明日死んでも、まったく後悔ありません