「婦人公論」の「女が嫌いな女」は、まさに読者そのものという強烈ブーメラン

<p> 前号で突然の隠し子告白をした浅香光代。「なぜ今!?」感が拭えないことはレビューでも書きましたが、あれは今号特集への伏線だったのかもしれません。表紙およびロングインタビューで登場した草間彌生先生の圧倒的存在感に負けないくらいインパクトがある、「特集 50代からの大往生計画」の文字。そう、今回は「婦人公論」読者の憧れ、ロード・トゥ・“ピンピンコロリ”。「死」をライトに語る筒井康隆氏をはじめ、著名人たちのエンディングノート、ポックリ逝くための生活習慣、死んでから家族に迷惑かけないための「老前整理」など、全体的にあっさりとした味付けで、まるで週末のオススメイベント情報を紹介しているようなノリです。さすが、両親舅姑を見送りまくり、“老後”“葬式”“墓”ネタ大好きの「婦人公論」世代、「死」はお友達のよう。</p>

ご機嫌特集とDV企画に見る、「婦人公論」世代の引き裂かれた人生観

<p> 「この子、誰の子?」騒動が世間を賑わせている中、今号の「婦人公論」に衝撃的な記事があります。御年85歳の女剣戟師、浅香光代の「大物政治家との隠し子はあたしの『瞼の息子』です」。なな、なんと、あのミッチーこと浅香光代に隠し子がいて、更にその父親が大物政治家であると誌上激白しているではありませんか! 念のため申し上げますが、世志凡太ではありません! 後に自民党の有力議員になった「S」氏との間に2人の子をもうけたものの、二号さんという立場を甘受できずに離別。その後は女手ひとつで子どもを育てたそうです。「子どもたちには、あたしのことも『お母さん』ではなく『先生』と呼ぶようしつけた。『この商売は子どもがいるとわかると、お金が入らなくなるんだよ』と言ってね」。人に聞かれたら年の離れた弟とでも説明するのか……まさにリアル「花街の母」(金田たつえ)。気になるS氏の正体が知りたくネットで探ってみたところ、そもそもこのネタ自体が全然盛り上がっていませんでした。確かに「なぜ今」感、「誰得」感拭えない、浅香光代の隠し子告白。人は終末に差し掛かると、心にのしかかる秘密や罪の意識を全て現世に置いていきたがる生き物なのかもしれませんね……。</p>

「婦人公論」の“みのもんた×林真理子対談”で、寒すぎる夫婦愛コント

<p> 2014年「婦人公論」初め、まずは脚本家・大石静先生のこんな含蓄ある一言からご紹介します。化粧品を“浮気”すると肌がイキイキするという話から、</p> <p>「なんでも慣れてしまうと、そのよさが見えなくなるのは、男と女も同じだと思う。ひとりのパートナーだけ見つめていると、よさも悪さも慣れてしまう。美しい顔も気立てのよさも、稼ぎのよさも、慣れてしまうとさしたる価値を感じなくなる」</p>

「婦人公論」の老後マネー特集を吹き飛ばす、中村うさぎの“生への渇望”

<p> 2013年最後の「婦人公論」(中央公論新社)は合併号にふさわしい、濃厚な内容です。特集は「『ゆうゆう老後』と『貧困老後』の分岐点」。なにかと浮かれがちなこの時期に、シビアな老後のマネー企画を持ってくる「婦人公論」。もう若くないと自覚はしていても、「老後」と聞くと遠い異国のお話とスルーしがち。しかし思っているよりずっと老後は近くにある……わかってますわかってますけど! 震える気持ちを抑えつつ「安心老後のための問診シート」を試してみたところ、「時間を忘れるほど没頭し、心から楽しめる趣味や生きがいがある」→いいえ、「収入の範囲内で生活し、月々決まった率で天引き貯金している」→いいえ、「社会の役に立つ仕事、ボランティア活動に関心がある」→いいえ。「老後の具体的な準備には、ほとんど手をつけていないあなた。将来に不安を感じているのでは? 漠然と心配するだけでなく、できることから少しずつ始めましょう」とぐうの音も出ないほどズバリと言われてしまいましたので、2013年の総決算として老後の心構えを学ばせていただきます。</p>

捨てられない奇病と捨てすぎる恐怖、極端すぎる「婦人公論」の大掃除特集

<p> 気付けば、今年も残すところあと1カ月。大掃除という三文字がチラついてテンションだだ下がりシーズンの到来ですね。そんな気持ちを知ってか知らずか、今号の「婦人公論」(中央公論新社)の特集は「きっぱり捨てて、運を呼びこむ」。数号前に断捨離特集を組んだはず……と思った貴女、前回は人間関係の断捨離、今回は物質の方です。「婦人公論」読者はどれだけ厄介なものを抱え込んでいるんだか……。とにかく「婦人公論」読者は捨てたい、なにもかもキレイさっぱり捨ててやり直したいということのようです。表紙インタビューで“前夫マイク眞木とも彼の現在の妻とも、ひとり息子・真木蔵人の元嫁とも仲良くやってま~す”と“捨てない女”アピールする前田美波里がなんだか空々しく感じてしまいますが、しかしなぜエド・はるみポーズなの? コォーーーッ!</p>

「婦人公論」のテーマを無視して、独自すぎる人間関係の断捨離を語る江原啓之

<p> ウナギに梅干し、天ぷらにスイカ……これらは昔から一緒に口にすると体に悪いと信じられてきた組み合わせです。今号の「婦人公論」(中央公論新社)、「<食の新常識>からだに良くないキケンな食べ合わせ」では、医学的に証明されたグッドカップル&バッドカップルが紹介されています。ええ? いつも一緒に食べてるアレとアレ、実はお互いの栄養を消し合う組み合わせだったの? など目からウロコの情報が満載ですよ。</p>

母性神話が毒母を生む、負のスパイラルに……「婦人公論」が母娘問題に斬り込む

<p> 今号の「婦人公論」、まずは新曲発売時のお約束、氷川きよしのインタビューから見ていきたいと思います。タイトルは「幸せは人の心の中にあるから」。3ページにわたり、謙虚で素直で無垢でちょっと天然なきよしクン語録が満載です。「一人でも多くの方に笑顔になっていただきたい」「自分の持てるものを全部お見せして満足して帰っていただこう」と、博愛の奉仕の精神を叩き売り。</p>

「婦人公論」の勝ち組はバリキャリでも美魔女でもなく、“ピンピンコロリ”!

<p> 前号で「女の婚外恋愛は当たり前の世の中」とブチ上げ、ワイプから消えた矢口真里に間接的エールを送っていた「婦人公論」(中央公論新社)ですが、今号ではさらに踏み込んだ模様です。矢口真里の不貞ばかりが取り沙汰された今回の離婚騒動で、報道されなかった真実として元夫・中村昌也のDVを取り上げたのがルポ「非難でかき消された“離婚”、もう一つの理由」。「もちろん浮気をした矢口が悪い」と前置きしながらも、度重なる元夫からのDVに悩んでいたこと、さらに借金まで肩代わりしていたなど、衝撃の内容がつづられております。</p>

“妻だけED”は女の不倫を正当化するツール! 「婦人公論」に見る夫婦の深淵

<p> “自宅連れ込み不倫騒動”により元モーニング娘。の矢口真理がワイプ界から姿を消して、はや3カ月。元夫の中村昌也が自虐ネタでバラエティに登場するなど、矢口としてはますます出にくい状況になりつつあります。そんな中、日本一女の婚外恋愛におおらかな女性誌「婦人公論」(中央公論新社)が満を持して立ち上がりました。今号の特集は「妻の浮気、夫の浮気、どう違うのか」。矢口にぜひとも差し入れたい一冊です。作家の白石一文氏と村山由佳氏の対談「物語を生きる女と、嘘の日記を書く男」では、婚姻とセックスがいかに結びつかないかが熱く語られていますし、イケメンアートディレクターと再婚しただいたひかるは「夫婦がダメになる理由はフィフティフィフティ」と誌面から矢口にエールを送っています。さあ準備は整いました。あとは「婦人公論」という広い懐に身を任せ、ここでうっとりと涙ながらに語るだけ! 矢口の独占告白を期待しつつ、まずは今号のラインナップから。</p>

「婦人公論」の“自信を持つ”特集、林真理子と押切もえの両極端すぎる提唱者

fujinkouron130822.jpg
「婦人公論」(中央公論新社)2013年8月22日号

 今号の「婦人公論」(中央公論新社)はかなりの盛りだくさん。嵐の東京ドームイベントレポ目当てでお買い上げになったファンのみなさま、嵐以外のページも相当面白いですよ! メンバーの王子な姿にキュンキュンした後に読む、「緊急特集担当“死刑判決の女たち”は今」はスリリングな高低差。永六輔の含蓄ある終活トークもオススメです。しかしながら、「日本を代表するスーパーアイドル」と「死」が並列で語られる、これぞ「婦人公論」ですね。櫻井翔も永六輔も木嶋佳苗も、“興味深いもの”という観点で同じくくりにしてしまう。「婦人公論」の雑食感にこそ女の真実があるような気がするのです。さてさて今号の特集は「自分に自信を持てば、人生はラクになる」。「婦人公論」のいう“自信”とは一体どんなものなのでしょうか。早速中身を拝見しましょう。

<トピックス>
◎林真理子「『たら』ではなく『みたら』の人生を」
◎ルポ コンプレックス地獄から抜け出せる日はいつ?
◎押切もえ「落ちこぼれモデルの経験も全部さらけだして」