<p> 今号の「婦人公論」(中央公論新社)、表紙は一時期向かうところ敵なしの美熟女優っぷりを振りまきながら、娘のスキャンダル以降はすっかりおとなしくなってしまった黒木瞳。表紙のガッツポーズは「あたしゃまだまだ消えないよ……!」という決意の表れでしょうか。インタビューでは今号でも追悼特集されている小説家、故・渡辺淳一氏との思い出を聞かれ「そうですね……。『化身』の前に2~3回お食事をした際、私が書いた詩をお見せしたことがありました。そしたら『君は女優になるより詩人になったほうがいいんじゃないかな』って。あれは悲しいやら嬉しいやらでしたね(笑)」。2~3回食事をしただけの作家に自作の詩を見せる、これぞ『FNS歌謡祭』(フジテレビ系)を自分のリサイタルに変えてしまう女の胆力! 家族のスキャンダルくらいじゃビクともしません。</p> <p> ちなみに「追悼・渡辺淳一さん」では、林真理子氏が悲しみに暮れながらも渡辺氏とのバブリーな交遊録をガンガン語ったり、当代きっての伊達男「淳ちゃん先生」を銀座のママたちが偲んだり、昭和という後光が眩しくってしゃあない。林が「文壇の大黒柱を喪い、一つの時代が終わりました」と語った通り、林や銀座のママたちが語る「淳ちゃん先生」とその背後にある古き良き時代の書割は、役目を終え静かに仕舞われていくのだなと思いました。</p>
「婦人公論」タグアーカイブ
「婦人公論」で青田典子が教えてくれた、「心は支えてもカネは支えない」夫婦のあり方
<p> 今号の「婦人公論」(中央公論新社)、表紙は一時期向かうところ敵なしの美熟女優っぷりを振りまきながら、娘のスキャンダル以降はすっかりおとなしくなってしまった黒木瞳。表紙のガッツポーズは「あたしゃまだまだ消えないよ……!」という決意の表れでしょうか。インタビューでは今号でも追悼特集されている小説家、故・渡辺淳一氏との思い出を聞かれ「そうですね……。『化身』の前に2~3回お食事をした際、私が書いた詩をお見せしたことがありました。そしたら『君は女優になるより詩人になったほうがいいんじゃないかな』って。あれは悲しいやら嬉しいやらでしたね(笑)」。2~3回食事をしただけの作家に自作の詩を見せる、これぞ『FNS歌謡祭』(フジテレビ系)を自分のリサイタルに変えてしまう女の胆力! 家族のスキャンダルくらいじゃビクともしません。</p> <p> ちなみに「追悼・渡辺淳一さん」では、林真理子氏が悲しみに暮れながらも渡辺氏とのバブリーな交遊録をガンガン語ったり、当代きっての伊達男「淳ちゃん先生」を銀座のママたちが偲んだり、昭和という後光が眩しくってしゃあない。林が「文壇の大黒柱を喪い、一つの時代が終わりました」と語った通り、林や銀座のママたちが語る「淳ちゃん先生」とその背後にある古き良き時代の書割は、役目を終え静かに仕舞われていくのだなと思いました。</p>
リリーの暴言と“妻にイジめられている男”のグチで、読者に内省を促す「婦人公論」
<p> 時はサッカーワールドカップ真っ盛りです。今号はまずサッカー解説者の大竹七未氏による「ワールドカップが100倍楽しくなる選手名鑑」からお伝えします。モテ狂いの「CLASSY.」(光文社)では“ニワカに見られないタオルマフラーの巻き方”とか“男子がグッとくる背番号はコレだ”みたいなサッカーにかこつけた色欲企画で盛り上がっていましたが、それに比べたら「婦人公論」(中央公論新社)のW杯特集は大分真面目です。ザックジャパンのチーム構成から予選リーグで対戦する各国の戦力分析、注目すべきスター選手などを浅く薄く網羅。しかし、サッカーファンならとっくに知ってる情報でしょうし、サッカーに興味ない人には一つも響かない内容というのもまた事実。なんならザッケローニのケツアゴが放出するフェロモン徹底解剖とか、婚外恋愛するならこの監督とか、もっともっと「婦人公論」っぽいものをと求めてしまう……そんな筆者もオフサイドがなんなのか、いまだによくわかってない人間の1人です。</p>
“ていねいな暮らし”で修道女をフィーチャーした「婦人公論」 の跳躍力がすごい!
<p> 人生相談と銘打ちながら、安部譲二のバイアグラ苦労話を山田詠美が鼻ほじりながら聞く、「婦人公論」(中央公論新社)におけるアウトローなゆるふわ連載「人生相談劇場」がついに書籍化です。今号では人生相談の鬼、作家の北方謙三をゲストに迎え、濃いぃ記念座談会が繰り広げられております。題して「生きることは悩むこと 正解はないと心得よ」。スリーショット写真、誌面からじっとりと脂が浮き出てきそう!</p> <p> 北方といえば、男性誌「ホットドッグ・プレス」(講談社)で担当していた人生相談が半ば伝説化しているお方。名回答と崇められた「ソープに行け」ばかり悪目立ちしていますが、「『死にたい』と言った子に、『50冊本を読むまでは死ぬな』」など、もちろんイイことも言っていたそう。この座談会には、パーティー会場で安部譲二と北方謙三がわちゃわちゃしていたら、それを見た大沢在昌が「お相撲だお相撲だ」と騒いだとか、昔、安部譲二はテレビに出る時、黒い粉を頭に振りかけていたとか、面白いけど限りなくどうでもいい思い出話の合間に、先ほどのような深イイ話が隠れてますので、宝探し感覚でお楽しみください。ちなみに筆者オススメは、北方謙三先生の「肩に毛が生えてる」というお悩みです。「生きることは悩むこと」(北方)とは、なるほど……。</p>
「いい妻・母・嫁」願望を叫び飛ばせ、と真面目に語る「婦人公論」
<p> 「虐待防止のために子守唄を今に生かしていったらどうだろうか」。「婦人公論」(中央公論新社)の連載「時代を創る女たち」に登場するのは、NPO法人日本子守唄協会理事長の西舘好子氏。「自分に正直に生きたい」と元夫で作家の故井上ひさし氏の元から離れた当時は、自らの不倫が世に知られたこともあり「稀代の悪女」と呼ばれていたそう。紆余曲折の人生の中で子守唄と出会い「この歌が消えたら親子の絆も人間の縁も切れてしまうのではないか」と、その保存と推奨に力を入れているのだそう。西舘氏といえば、以前ネットのインタビューで「(最近の母親に)女性の劣化を感じる」「ベビーカーではなくおんぶ紐を使うべき」などと発言し、賛否両論を巻き起こしたのも記憶に新しいところ。</p>
“性技”も“正義”もある女……「婦人公論」快楽特集で人妻神話が誕生
<p> 以前、次男の窃盗未遂報道と自身のセクハラ疑惑で番組を降板したみのもんたを、なぜか林真理子が慰めるという謎の対談を本レビューでご紹介しましたが、今号には第二の“みの林対談”が……。個人事務所の申告漏れで数々のレギュラー番組降板を余儀なくされた板東英二が、作家・室井佑月にその苦しい胸の内を打ち明ける「どん底からの復活裏話 仕事でも毛でも、落ちているものは何でも拾いまっせ」。タイトルがもう出オチです。<br /> </p>
森口博子のポジティブ狂いと同じくらいヤバい、「婦人公論」のしあわせノート
「婦人公論」4月22日号(中央公論新社)
今号の「婦人公論」(中央公論新社)、特集は「良縁と悪縁を見きわめる」です。表紙には、まるで体育館の緞帳を身にまとったかのような江原啓之サンの姿。重そう。そしてインタビュー「出会いをどんな縁にするかは、すべてあなた次第なのです」では、お得意の自己責任論を余すことなく披露しています。「人間関係でもめるのも、そもそも自分が悪しき種を蒔いているから」「孤独は甘え、孤高は自立と自律ができた境地」と今回も厳しい物言いで、ドM読者たちをウヒャヒャさせてしまうことでしょう。全てをスピリチュアルに帰着させる手法には首をかしげたくなる江原サンですが、もちろんまともなことも言ってます。そもそもこんな特集が組まれるということは、「婦人公論」読者世代が悪縁を切りづらい状況にいるということ。「多くの人は『ひとりになるのが寂しいから』と、好きでもない相手にいい顔をし、我慢して付き合って疲れ切っています」とはまさに。新しい環境に飛び込む人も多いこのシーズン、「思い切ってあの人切っちゃえよ」と「婦人公論」が囁いています。
<トピックス>
◎特集 人間関係をラクにしたい 良縁と悪縁を見きわめる
◎GWこそ楽しむ!女のひとり時間
◎「しあわせノート」で自分を元気に!
加齢への肯定を「品」に置き換えたことで戦場と化した、「婦人公論」の大誤算
<p> 今号の特集は「大人こそ身につけたい『品のある美しさ』」です。リードには「大人の魅力は生まれや育ちや顔かたちに由来するものではありません。その人の選ぶ生き方とちょっとした心がけが、たたずまいを美しくするのです」とあります。「品」を語りたがる、それこそ人が年を取った証拠ではないでしょうか。届きそうで届かない、掴めないイチゴのようなもの、それが「品」。若さを失い、外見の美を失っても、私たちには「品」がある。そう考えると「品」って、女の最後の砦のようです。さて、そんな女のドモホルンリンクルたる「品」ですが、では一体どんなことを品と表すのかといえば正直よくわかりません。今号の「婦人公論」でそれを解説してくれるのが、作家の曽野綾子センセー。これはまた事件の匂いがします。</p>
「婦人公論」で江原啓之がズレた毒母論を展開!
<p> 宝塚、ジャニーズ、そして氷川きよし……「婦人公論」が偏愛する王子様は数あれど、今回登場するのはソチ五輪の男子フィギュアスケート日本代表、羽生結弦、町田樹、高橋大輔の3人。題して「世界を魅了した“氷上の貴公子”たち」です。ゆづくんこと羽生選手はSPでのあの“への字”ポーズ、大ちゃんこと高橋大輔はアンニュイな表情を、そして一部マニアに絶大な人気を誇る、エアギターこと町田樹はファイヤーバードスタイルで「婦人公論」読者を“魅了”します。ヅカにも通じる様式美とアスリート特有のしなやかさ、なにより少女漫画的展開……考えてみたらフィギュアは「婦人公論」読者のどストライクですね。しかも町田選手を「世界中に愛を届けた“キュートな少年”」と称するそのセンスに脱帽です。</p>
共感と非難が交わる心地よさを共有し合う、毒舌タレントと「婦人公論」読者
<p> 前号では「女が嫌いな女=婦人公論読者そのもの」という、まさかのブーメランを発動させた「婦人公論」。フォローするわけではありませんが、「女が嫌いな女」とされる女こそが人間らしい女。仏のように微笑み慈愛に満ちて謙虚で人の悪口なんて言ってるのを聞いたことない……なんて神様みたいな女、どこかにはいるかもしれませんが、あまり友達にはなりたくない。</p>
