愛子さまの結婚相手、氷川きよしの活動休止、南果歩と元夫の再会……女性週刊誌記事に見る有名人の「プライバシー問題」

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

 ジャーナリストの伊藤詩織さんが元TBS記者・山口敬之氏から性暴力を受けたとして民事訴訟を起こしていた件で、東京高裁が伊藤さんの訴えを認め、山口氏に332万円の支払いを命じた。

 当然の判決に安堵したが、しかし山口氏が安倍晋三元首相と昵懇であり、そして逮捕直前にそれが取り消され嫌疑不十分で不起訴になるなど、政権に絡む疑惑は残されたままだ。そもそも就職の相談に来た若者と関係を持つなどということが合意の有無など関係なく“ありえない”ことなのだが、山口氏はそんなこともわかっていないらしい。アベちゃんのお友だちだからな〜。

第587回(1/27〜2/1発売号より)
1位「氷川きよし 『性を超える肉体改造』不退転の活動休止」(「女性セブン」2月10日号)
2位「南果歩 『息子と元夫と後妻の子と』20年目の“家族”の変異」(「女性セブン」2月10日号)
3位「旧宮家イケメン兄弟が愛子さまの婿候補に急浮上  雅子さま困惑!『せめて結婚は愛子の意思に任せたい…』」(「女性自身」2月15日号)

 素敵な決意だと思う。氷川きよしが今年いっぱいで歌手活動を休止することを発表した。氷川は「なりたい自分になることが自分の人生。ますます自分らしく、自分に素直に」と公言してきたが、それを具体的に実現するのだろう。

 そんな氷川の“なりたい自分”と“活動休止”の理由について「女性セブン」が報じている。いろんなキーワードを散らばせつつ。

「もっと自分らしくなるために、容姿だけでなく、どんどん変えていきたいんです」
「男とか女とかにとらわれない自分らしさに磨きをかけたい」
「性別をも超えて自分らしく変わるために必要な決断」
「映画(『ボヘミアン・ラブソディ』)を見て主人公の苦悩や孤独に涙した」

 ジェンダーを超越し、多様性を自ら体現し、そして美を追求する氷川。これまで“男らしさ”を求められてきたであろう演歌界からの決意。すごいと思う。実際に、その容姿だけ見ても誰の目からもその変化は明らかだ。美しい。断然応援したい。そして、これからも進化し、肉体改造をするための歌手活動休止。お金もいっぱいあるだろうから、やれ! やれ! フレー! フレー! だ。

 復帰したときの美しさを今から期待したいほど。

 しかし世間はそうはいかないらしい。「セブン」記事には氷川のそんな変貌を手放しで喜ばない人々の声も紹介されるのだ。

 たとえば、ある先輩から「親からもらった体を大事にした方がいい」と言われたことや、身近な人から「変化はほどほどにしてほしい」と苦言を呈されたこともあるという。そしてSNSでのアンチ発言も。“演歌界の貴公子”と言われた氷川だけに、そのギャップに悩み、大変だったのだろうと思う。とはいえ、記事では性の多様性が重要だと、こう警鐘を鳴らす。

「『男らしさ』『女らしさ』を、本人の気持ちをないがしろにして求めることは、人権を守る上で、厳に慎むべきであるのは現代社会の当然のルールだ」

 『セブン』にしては良いことを言う(笑)。氷川の“進化”でジェンダーについて多様な意見が出て、そして議論も起こる。これも素敵で重要なことだ。やはり有名人、芸能人の動向はプライベートなことでも世間に大きく訴えかけ、影響力も発揮される。昨今、芸能ゴシップ記事、特にプライバシー関連には批判や否定的な声も多いが、しかし影響力の大きい芸能人のプライバシーを含むさまざまな動向、情報を知ることは、社会にとっても有意義なもので大事なことだ。そんなことを再認識させられた「セブン」の氷川記事だった。

(追記 そしてジェンダーは関係なく、当然芸能マスコミ的には外せない、そして人々が知りたいのが、芸能人の恋人、パートナーの存在だ。氷川はかつて俳優の松村雄基との熱愛を報道されたことがあったが、「セブン」には氷川と親交の深い音楽評論家の湯川れい子氏による「いまは恋人の影もないです」とのコメントがサラリと記されていた。さすが、です)

 そして2位も芸能人とプライバシーについて考えさせられる記事だ。南果歩。そう、かつて作家でミュージシャンの辻仁成と結婚し離婚、その後、渡辺謙と結婚し離婚したという華やかな経歴を持つ女優だ。そんな南が、元夫の辻と20年ぶりに再会したのだという。おーーーっ! すごく興味を惹かれるお話ではないか! しかも再会の理由も、これまたすっごく興味深い。南と辻の間には一人息子がいるが、その息子の“ハーフブラザーに会いたい”という一言がきっかけで、南と辻の再会につながったというのだから。

 ご存じの通り、南の息子の“ハーフブラザー”とは、辻が再婚した中山美穂との間にもうけた息子のこと。ひゃー、華やかだ。そして南の息子の願い通り、17年にまず息子と“弟”そして辻の3人が対面を果たし、そして20年には南も含めて再会となったという。

 記事には南自身のコメントとして離婚後も辻の実母との交流があることや、南が患った乳がんのこと、そして息子の結婚についても語られている。

 ね、プライバシー、プライベートのことは興味深いでしょ。それでもって、なぜ南がこんなことを明かしたかというと、本の宣伝です。「セブン」発行の小学館から『乙女おばさん』という自伝エッセイが2月4日に発売されるという南。そこに書かれたものの一部抜粋が今回のプライバシー記事ということだ。 

 プライバシーを公表する(売る)のも芸能人のお仕事。そして芸能マスコミとは持ちつ持たれつ。プライバシーを暴くな! という情報番組の芸能人コメンテーター(MCも)は、無知なのか、はたまた御都合主義なのか。芸能マスコミの存在意義について考えさせられた「セブン」の2特集だった。

 そして3位の「女性自身」は皇室のプライバシー報道だ。20歳になった愛子さまだが、結婚相手の候補として旧宮家の男系男子の兄弟が浮上しているというもの。秋篠宮家の眞子さんの例を引くまでもなく、こちらも世間さまの大きな関心事。今後もさらなる報道合戦が繰り広げられると思う。

内村航平、実母のモラハラ報道反論で明らかになった「嫁姑問題」と危惧される体操界の「不祥事」

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

 宮内庁の幹部が、秋篠宮家の悠仁さまの進学先をめぐる週刊誌の報道に「いかがなものか」と苦言を呈したことが話題になっている。確かに、女性週刊誌は悠仁さまの進学についてよく記事化していて、今週も「女性セブン」では「悠仁さま名門国立高『試験スルーで合格』紀子さまの高笑い」というセンセーショナルな記事が。タイトルだけでもディスりまくりだが、小室問題の次はこれなんだな――。

第586回(1/20〜1/25発売号より)
1位「内村航平 夫婦の亀裂認めた嫁姑壮絶バトル9年! 『嫁の一家は嘘つき!』お騒がせ実母のモラハラ報道反論肉声」(「女性自身」2月8日号)
2位「“13組の戦友”に送った直筆感謝状」(「女性自身」2月8日号)
同「松本潤 上戸彩に贈った“カンゲキ”ムービー」(「週刊女性」2月8日号)
同「松本潤が感動! 離島のホテルで『ないものはない』を楽しむ」(「女性セブン」2月3日号)
3位「中居正広 『ジャニーズに戻りたい…』白マイク譲渡にスマップへの未練」(「女性自身」)2月8日号) 

 スキャンダルの醍醐味は“落差”にある。意外性、イメージの落差、隠された裏の顔の正体――。そんなことを改めて感じさせたスクープが飛び出した。女性週刊誌ではなく「週刊文春」(文藝春秋)が報じた体操界のレジェンド内村航平のモラハラ疑惑だ。

 その内容は目を剥くものだった。内村は1歳年下の千穂さんと結婚、2児をもうけているが、しかし内村は千穂さんにいくつものモラハラ行為を行い、また精神的な不調にも無関心、そのため体調を崩した千穂さんが子どもを連れ実家に帰ると、一方的に「離婚の意思は変わらない」とLINEしてくるなど、その内容は詳細を極める。

 そんな文春スクープに対し、「女性自身」が内村の実母・周子さんに電話で直撃、その肉声をゲットしている。周子さんは当初、息子夫婦のことだからと口を濁していたようだが、こんな反論を口にしたという。

「報じられていることは、どうもあちらさんのご両親などがお話ししたことのようですね」
「自分のお嬢さんに都合のいいことをお話ししたんじゃないかと思うんですよ」

 嫁の両親が「週刊文春」に情報をリークし売った。周子さんはそう確信しているらしい。しかも、そんな自分の考えを隠しもせず公表した。もちろん「文春」にはネタ元は書かれていないし、それを匂わす記述もないが、周子さんは確信しているようなのだ。さらに周子さんは、こんなことも言っている。

「私たち、あちらのご両親とは、ちゃんとお話ししたことが今までもないし」

 怖い。嫁とその両親への悪意がだだ漏れ。だが、興味深いのは「自身」の論調だ。通常、こうした取材に応じてくれ、反論コメントまでしてくれた人物をメディアは多少好意的に扱う傾向がある。しかし今回の「自身」は違った。周子さんに対し、「自身」は擁護の姿勢を見せていない。それどころか、かなり辛辣な周子さんの情報を紹介する。

 たとえば、千穂さんとの結婚が、付き合ってすぐの授かり婚だったことで、周子さんがよく思っていなかったこと、周子さんは孫をかわいがっていたが千穂さんとは言葉も交わさなかったこと、千穂さんの両親もそんな周子さんを避けていたこと。

 しかし、“女性のための女性週刊誌”としては、これは当然のことだろう。現在報道されているものを見る限り、航平のモラハラはほぼ事実に思えるし、今回の「自身」での周子さんの言動を見ると、息子・航平のモラハラとの関連性を疑わざるを得ないから。

 「文春」記事にも、結婚前に妊娠が判明した千穂さんに対し、周子さんが「本当に航平の子ですか」と言ったり、結婚式を勝手に決めたり、結婚後も航平の講座を管理したりということが記されているが、これもまた立派なモラハラなのでは? と思うから。そんな姑の行状を夫(航平)に訴えても、航平はとり合おうともしなかったというのだから。

 さらに「自身」には航平の知人による驚くべき“声”が紹介されていた。

「(文春)報道に違和感を覚えなかった」
「彼は自分にしか興味のないタイプだと感じていましたから」

 なるほど、大変興味深いコメントだ。しかし、これが本当なら心配だ。引退を表明した航平だが、その後目指すのは単なる指導者ではなく「体操の伝道師」だと言われているから。しかも引退会見では「人間性」という言葉を使って“道徳”まで説いてみせた。

 怖い。さらにさらに、航平はこんなことまで言っていたっけ。

「日の丸を背負ってやってこれたのは誇り」

 モラハラに精神論。日本体操界が今後どうなっていくのか。他スポーツのようにセクハラパワハラなどの不祥事(もちろん航平に限るものではない)が起きないのか、心配だ。

 ここ最近、女性週刊誌に嵐・松本潤に関する美談が出まくっている。先週も小栗旬主演のNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』の撮影現場に松本が訪ねてきたことがさかんに取り上げられていたが、今週も女性週刊誌3誌ともに、松潤ネタが掲載されている。まずは「女性自身」。

 昨年末行われたJohnny’s Festivalで総合演出を担当した松本だが、その“13人組”のジャニーズグループに細かい配慮を見せたという。各グループの楽屋に松本からの直筆の手紙が置かれていて、素敵なメッセージが添えられていたのだとか。だから何? と思うような内容だが、しかし松本は23年のNHK大河『どうする家康』で主演を務めるから、これまた大河に絡めた“盛り上げ宣伝”か。

 そして次は「週刊女性」。1月20日にスタートした松本主演ドラマ『となりのチカラ』(テレビ朝日系)が好評だという記事。好評だけでなく松本がスタッフ全員の名前を覚えたとか、番宣に力を入れているとか、夫婦役の上戸彩との仲良しぶりが紹介される。この『となりのチカラ』、「週女」記事とは真逆で、不評を指摘するニュースサイトや、ネットの声も多いが、そんなネガティブな情報を打ち消そうとしているのか!?

 そして「女性セブン」。1月15日放送の『第31回JNN企画大賞「未来をつくる島ホテル」』(TBS系)に出演した松本だが、ここで取り上げられた島ホテルに問い合わせが殺到しているというお話。それでもって、2010年にも松本はこの島を訪れているのだが、その際、島に移住していた若者と意気投合し、今回再会を果たしたことも紹介される。

 なんだか、どうといったことのない松本ネタが女性週刊誌全誌に掲載される。しかも大した話ではないことが美談仕立て。何かあるのか、松潤。なんだか疑ってしまう。

 そして微妙に衝撃的な記事が。中居正広が「ジャニーズに戻りたい」と言っているというのだという。しかも、その理由を知るとがっかり。中居はジャニーズを退所し個人事務所を立ち上げたが、その社長業(書類整理や確定申告など)が大変だというトホホな理由だから。

 かつて世間を大いに騒がせたSMAP分裂・独立騒動を引き起こし、ジャニーズの“悪しき体質”を結果的に暴露し、すったもんだの末に独立したのに――。あの騒動はなんだったのか。なんだかトホホの中居くんだった。

三田寛子は「仮面夫婦」、馬淵優佳は別居&現役復帰、不倫夫を持つ妻が選んだ道!

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

 年明け早々、芸能界では結婚ラッシュが。桜井ユキと黒羽麻璃央、清水邦広、鷲見玲奈は一般人とゴールイン、そして結婚ではいないが関ジャニ∞の大倉忠義と広瀬アリスの熱愛で大型カップル誕生も! 2022年、どんな芸能人たちが熱愛、結婚、そして不倫劇を繰り広げてくれるのだろうか。

第585回(1/6〜1/18発売号より)
1位「三田寛子 三男成人で人生の大掃除『不倫夫は不要』宣言」(「女性自身」2月1日号)
2位「瀬戸大也 夫婦円満アピールの裏で…競技復帰の妻と別居生活目撃撮」(「女性自身」2月1日号)
3位「松本伊代『パパが死んじゃったら老人ホームに入ります』」(「女性自身」2月1日号)
※ 女性セブンは合併号休み

 女好き、不倫癖は治らない病なのか――。ため息まじりにそんなことを思ったのは、昨年21年にまたも不倫が発覚した歌舞伎俳優・中村芝翫のことだ。スクープしたのは「NEWSポストセブン」。昨年末、京都のホテルで40代女性と連日食事をし、同じホテルの別々の部屋を取る。そして、その後芝翫がこっそり彼女の部屋へ――。

 一応マスコミ対策を取ったつもりだったが、ものの見事にバレて、その一部始終が報道されてしまった。しかも今回で3度目だ。

 最初の不倫スキャンダルは16年、襲名直前の橋之助時代に京都の人気芸妓との不倫を「週刊文春」(文藝春秋)に報じられたが、この時話題になったのが妻・三田寛子の“神対応”。自宅前に集まったマスコミを前に、「深く夫婦で反省しています」と深々と頭を下げた。一方、不倫夫は会見で「不徳のいたすところ」を繰り返した。

 そして2度目が昨年21年正月。同じく「週刊文春」が23歳年下の“タニマチ”女性との不倫疑惑をスクープ、そしてまたも妻の三田が「週刊文春」の取材にこたえ、夫を擁護し、今後も支えていくことを語っている。

 3度目の今回、さすがの三田も呆れてあきらめたらしい。「女性自身」によると、3回目の不倫報道で、三田の心境はこれまでとは大きく変わったという。新春公演でもご贔屓への挨拶を早々に切り上げ京都へお墓参りに。子どもたちもみな成人したことで、これからは「自分自身の人生を生きる」と決意し、“卒婚”、つまり離婚はしないが、お互い自由に生きていく、という選択をしたと報じている。

 そうしなさい、そうしなさい。そんな賛同しかない三田の決意だが、しかし三田が呆れたのは、夫の不倫の事実だけではないだろう。なにしろ三田はアイドル出身で当初、歌舞伎の名門の御曹司との結婚を反対された。それでも結婚を果たし、必死に夫を支え、3人の子どもを育てあげた。梨園になじもうと必死に頑張った。そして周囲にも認められるようになった。そんな三田だから“女遊びは芸の肥やし”という長年根付いた梨園の風習、悪習も、ある程度飲み込んでいたはずだ。

 でもね、浮気は仕方ないとしても、それが3度もマスコミにバレてしまう。これは許し難いことだっただろう。マスコミに大々的に報じられ、世間に広く知れ渡る。これまで2度も自分の対応で、夫の、家族の窮地を乗り切ってきた。それなのに、性懲りもなく浮気するだけならまだしも、またもやマスコミにすっぱ抜かれた。その脇の甘さ、アホさ加減に呆れているのではないのか。そのことで三田の女性として、妻としてのプライドも大きく傷ついたろうし。しかも今回の芝翫の言い訳にも呆れたはずだ。「(女性のホテルの部屋に入ったのは)薬をいっぱい持っている別の男性がいた」「胃薬をもらっていた」だもの(苦笑)。

 しかし三田は、これまで梨園という妖怪がウジャウジャいそうな世界で果敢に生き、渡ってきた女性だ。子どもたちも歌舞伎の世界で生きている。子どものため、家のため仮面夫婦の道を選んだ(今のところ)。

 そして、もう一人の浮気男・瀬戸大也とその妻・馬淵優佳の近況を同じく「女性自身」が報じている。こちらも前述の中村・三田夫妻と同様、夫の不倫が発覚してもそれを許した(一応表面上は)。そして返す刀で妻はテレビ露出を増やしていった。テレビコメンテーターとして、ドラマ女優として。そして1月6日、飛び込み選手として現役復帰を表明した。瀬戸との結婚以来、夫を支えるために競技をやめ、専業主婦となっていた馬淵が、一転すごい活発な動きだ。

 その背景には不倫でスポンサーも離れ、経済的問題もあるのだろう。しかし、専業主婦となって夫を支えようとして裏切られた妻の“リベンジ活動”でもあるのだろう。不倫する男は往々にして妻が社会活動することにあまりいい顔をしない傾向にある。でも、それがバレるとしぶしぶ認める(と個人的には思う)。

 そんな瀬戸と馬淵だが、しかし「自身」によると別居中なのだとか。瀬戸はパリ五輪へ向け国際大会に出たり各地に遠征したり。そして馬淵は練習拠点を栃木に移し、単身でアパート暮らし。そして子どもたちはお互いの両親たちが面倒を見る――。これがこの夫妻の今のところの“答え”なのか。「自分が本当にやりたいことを見つけた」という馬淵にエールを送りたい。

 そんな不倫ネタが続く「女性自身」だが、すごく楽しいホッコリ記事が! それが松本伊代ちゃんのインタビュー記事だ。タイトルからしてイケてるが、伊代とヒロミの仲良しぶり、夫婦円満ぶりがこれでもか! と記されている。昨年末、デビュー40周年を迎えた伊代。自宅でヨガ中に背骨を骨折、一時寝たきりとなったが「パパが身の回りのお世話を全部してくれました」だって。

 多忙を極めるヒロミだが、なんと素敵な旦那さま。そして伊代は、夫に全面的な信頼を寄せる。もしヒロミが先に死んだら、老人ホームに入ろうかと考えているらしい。こんなことをノホホンと言える伊代。そんなノホホンなインタビューを読みながら、ふと考えてしまった。ヒロミは浮気はしないのだろうか、と。09年6月、有名インストラクターとうわさになったことがあったが、この時ヒロミは芸能界から離れていた時期。もし今、同様の疑惑が浮上したら――。考えるだけでも怖い。

神田沙也加さんの急死をめぐる、女性週刊誌3誌3様の報じ方――母・聖子、男性関係、芸能人の自殺報道

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

 2022年、あけましておめでとうございます。とはいえ年明け早々、新型コロナウイルスの新株・オミクロンで感染者が急増するという事態に。いつまでつづくのか、そして明るいニュース、話題はないのか!? と叫びたくなるが、しかし新年発売号の女性週刊誌はもちろん明るくない。各誌ともに年末に急死した神田沙也加特集を組んでいるから。それだけ衝撃だったということだが、新春第一弾は、そんな各誌の特集を比較してみたい。芸能人の自殺報道について、今回もいろいろな問題、議論が噴出したことも含めて。

第584回(12/23〜1/5発売号より)
1位「独占 松田聖子 慟哭の『私のせいで』 沙也加さんの遺骨から離れられない」(「女性セブン」1月20・27日号)
2位「聖子 無言の対面に嗚咽…『新母娘だけの墓』探し 涙の奔走!」(「女性自身」1月18・25日合併号)
3位「独占キャッチ! 神田沙也加さん 元ジャニーズ彼氏と破局したワケ 叶わなかった“最後の宿願”」
「神田沙也加さん 母との愛憎35年の人生」(「週刊女性」1月18・25日合併号)

 神田沙也加が急死したのは昨年の12月18日のこと。この時期、女性週刊誌はすでに正月合併号が発売されており、沙也加急死の一報は間に合わず。そのため新春一号目で全誌がこれを扱っているが、共通するのが3誌とも沙也加の母である松田聖子の存在について大きく扱っていること。もちろんその存在の大きさから当然の切り口だが、中でも聖子の様子に詳しかったのが「女性セブン」だ。

 新年を迎えた聖子だが、ひとりで外出はおろか立っていることもできないほど憔悴し切っているという。そして聖子の知人の話として、聖子の様子をこう記している。

「聖子さんのリクエストでAさん(夫)が真っ白な洋菊の花束を買ってきて、家の中の祭壇に供えています。聖子さんはその祭壇から離れようとせず、花が大好きだった沙也加ちゃんにずっと話しかけています」

 そして、こう続くのだ。「聖子は沙也加さんのお骨を抱きながらこう繰り返しているという。『ぜんぶ私のせい』」

 まるで見てきたような描写。よっぽどこの情報源に自信があったのだろう。タイトルにも堂々“独占”の文字が躍る。それだけでなくお通夜の後、沙也加のもとを離れず泣き続けた聖子は、神田正輝の胸を借りることもあったことも報じている。

 そして記事には、遺書が2通残されていたこと、また恋人の俳優・前山剛久の裏切りが沙也加を苦しめていたこと、複雑な母・聖子との関係、葛藤が紹介されるが、最も注目すべきは、最近になって明らかになったという沙也加の病気、そして死の直前の様子が芸能関係者のコメントとして明らかにされていることだろう。

「喉の病気です。信頼する人(恋人)の裏切りと病気で追い込まれた彼女は、ここ数か月心療内科に通い、薬を服用していましたが、札幌を訪れる際に薬を自宅に置き忘れて、パニックになったともいわれています」

 そんな「セブン」とは対照的だったのが「女性自身」だ。巷間伝えられてきた沙也加と聖子の確執だが、しかし2人は心底では固くつながっていたという。それを証言するのはデビュー当時の聖子と仕事をしていたカメラマン・YAHIMONときはる氏だ。

 その証言によれば、沙也加が17年12月の舞台『屋根の上のヴァイオリン弾き』に出演した際、YAHIMON氏が9年間実母と会っていないことを知った沙也加は「子供に会うのを嫌がる母親なんて絶対にいません!」と言ったという。当時、沙也加は村田充と結婚したばかりで、母娘不仲説がさかんに報じられていた時期だ。沙也加と聖子との関係の別の一面が垣間見られる証言だが、記事はその後、沙也加の墓問題に(これはさまざまな選択があるという推測にすぎないなので省略)。

 最後に「週刊女性」だが、特集2本立てだ。まず1本目は沙也加のこれまでの男性関係にスポットが当てられる。母親の聖子同様、恋多き女性だった沙也加。記事ではそんな沙也加の過去の恋人が羅列され、結婚願望が強かった沙也加だが、それが叶わなかったことも死の一因と仄めかした。

 そして最もクローズアップしたのが、昨年夏まで付き合っていた元ジャニーズJr.の秋山大河。「週女」は秋山を直撃する。結果、秋山の自宅マンションのインターホンを鳴らしたが、応答はなかったという空振りだったが、しかし、これはいかがなものか。いや、関係者に直撃するなと言っているわけではない。相手が違うのでは、ということだ。

 沙也加の急死の直後から、その存在が急浮上したのは現恋人の俳優・前山剛久だ。「週刊文春」(文藝春秋)が2号続けて、前山と沙也加の関係、確執を報じ、前山が沙也加を罵倒する音声、前山と元カノとのLINEのやりとりまでもが暴露された。

 沙也加の死について報じるなら、すでに別れて、沙也加の死とは関連などない(現時点でそれを指摘する材料はない)秋山を直撃する必要などないだろう。しかし「週女」は秋山に対し「彼女への思いをきくため」直撃しようとした。もちろん現在、秋山がジャニーズ事務所を“クビ”になっていることも関係あるだろう。弱いものいじめであり、「週女」の安易さも感じるものだ。

 さらに、さらに、それだけでなく、「週女」は3年前に別れた元夫・村田充の様子までうかがっていた。

「昨年12月下旬の夜。都内のレンタルスタジオから、神田沙也加さんの元夫で俳優の村田充が出てきた。村田は一緒にいた男性と笑顔で話していた」

 大きなお世話だ。「文春」報道によって、ネットなどで前山のバッシングが起こり、前山は芸能活動を休止する事態となっているが、しかし沙也加の死に大きな関係が指摘されている以上、彼の存在を取り上げその肉声を得ようとするのは必然だ。しかし秋山や村田は違うだろう。

 今回、沙也加の亡くなった翌日12月19日、厚生労働省は異例の報道自粛を呼びかけた。そして情報番組『めざまし8』(フジテレビ系)では、MCで俳優の谷原章介が「神田正輝さん、松田聖子さん、この度はお騒ぎ立てて本当に申し訳ありませんでした」「今日で神田さんのことについての報道は、『めざまし8』では一線を引いて終わらせたいと思います。本当に失礼致しました」と、なぜか謝罪までして呼応してみせた。沙也加のニュースを報じたテレビ番組、ニュースの最後には、とってつけたように「いのちの電話」の紹介が表示された。

 もちろん自殺の理由は本人にしかわからないものかもしれない。しかし一方で芸能人の存在、そしてその生き方は人々に大きな影響を与える。今回、沙也加の死に関し、“自殺”という言葉が隠蔽されたことに象徴されるように、芸能人の自殺報道をタブーにしてしまうのはいかがなものか。ネットでの前山バッシングは大きな問題だが、しかし事実を隠蔽し封じ込めるのはもっと危険だ。今後も議論と検証を続けたい。

小室眞子さん「鉄の意思」夏目三久「愛を貫き引退」瀬戸内寂聴「偉大な99年の生涯」……2021年の“女”を斬る!

「女性週刊誌ぶった斬り!」を連載中の、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク・神林広恵が、今年世間を騒がせた女たちを斬る!

 年末に神田沙也加の急死という衝撃ニュースで幕を閉じた感のある2021年の芸能界。そして新型コロナ感染拡大の今後も、まだまだ予断を許さない状況だが、今年もさまざまな女性たちが話題に。ということで恒例、年末番外編として極私的に「2021年の女」3人を選んでみた。

1位 小室眞子さん

 2021年、世間の注目と心配と話題をかっさらったのは、何と言っても小室眞子さんだろう。すったもんだの末に小室圭さんとついに結婚を果たし、念願のニューヨーク生活を始めたが、ここにたどり着くまでには紆余曲折、波乱万丈の連続だった。

 その根本的原因は、17年に発覚した圭さんの母親・佳代さんの金銭問題にあった。“金”を巡って、貸し付けたとする元婚約者と贈与と主張する佳代さん側とで意見の対立があったことで、長い間解決がなされなかった。そして世間やマスコミは小室親子を大バッシング、“眞子さまにふさわしくない”“結婚なんてありえない!”といった批判の声が多数を占めたのだ。そんな状況が長らく続いたわけだが、今年事態は大きく動いた。4月、圭さんが28ページもの釈明文書を発表、そして2人が結婚することが公表されたのだ。

 10月には2人そろっての結婚会見が行われたが、ここでも大きな衝撃が。世間が小室親子バッシングの根拠としてきた金銭問題、そして圭さんの18年の“突然の留学”だが、それは圭さんというより、眞子さんの意思が大きく働いてきたことが眞子さんの口から語られたから。

「婚約に関する報道が出て以降、圭さんが独断で動いたことはありませんでした」
「圭さんのお母様の元婚約者の方への対応は、私がお願いした方向で進めていただきました」
「圭さんの留学については、圭さんが将来計画していた留学を前倒しして、海外に拠点を作ってほしいと私がお願いしました」

 まさに眞子さん主導であり、そして“鉄の意思”を貫いた末の結婚だということを改めて印象付けた言葉だった。そして皇室という特殊な世界から逃亡したいという強い意思も。

 今後の皇室、天皇制のあり方にも一石を投じた形になった眞子さんの結婚だが、さらなる問題が控えている。そう、妹ぎみの佳子さまの結婚問題だ。年末には小室家の金銭問題をスクープした「週刊女性」が、佳子さまの恋人の存在を報じるなど、その身辺が騒がしくなる予感。22年は佳子さま結婚問題が本格的に浮上する、かも!?

 そして2位は夏目三久。16年に勃発した謎のスキャンダルの決着が、5年の年月を経て結婚という形で“決着”したのだから、大きな驚きでもあった。

 発端は16年8月、「日刊スポーツ」がスクープした夏目三久と有吉弘行の熱愛、妊娠、そして結婚報道だった。夏目と有吉が熱愛関係にあり、さらに妊娠、結婚へという大スクープ。しかし事態は異様な展開をたどる。ワイドショーはこれを一切無視、「日刊スポーツ」の誤報説が取りざたされ、結果、11月になって「日刊スポーツ」が “おわび”記事を掲載する事態になった。

 その間「週刊文春」(文藝春秋)などが、夏目を寵愛する所属事務所・田辺エージェンシーの田邊昭知社長が有吉との熱愛に激怒したことを報道、さらに田邊社長と夏目の関係を意味深に記すなどしたが、結局は2人の結婚はおろか、熱愛、妊娠もすべてが“なかった”かのような収束を見たのだ。「日刊スポーツ」の大誤報として。

 芸能史上まれにみる、謎に満ちた熱愛スキャンダルであり、芸能界の闇、恐ろしい力学を垣間見た一件だったが、しかし21年に予想外の展開を見る。4月に2人の結婚が発表され、夏目は芸能界を引退したから。

 いやーすごいな。びっくりした。この間、2人は密かにその関係を育み、そして芸能界の力学を跳ねのけ、かつて2人の関係を潰した田邊社長をも説得し、結婚したということだ。眞子さん同様、夏目もまた相手を信じ、愛を貫いた“強い女”だった。

 そして今年は偉大な女性が逝去した。瀬戸内寂聴。99年間のその生涯は波乱万丈であり、慈悲にも満ちたものだった。20歳で見合い結婚し、女児を出産するも、夫の教え子と不倫→子どもを置いて出奔→離婚という事態に。その後も作家・井上光晴との不倫が世間を騒がせ、官能スキャンダル作家と批判され、文壇からパージされた。そして井上との関係を断つための出家――。

 女性の業、豊かな人生経験、そして戦争経験から繰り出されるユーモアある法話は多くの人々を魅了し、数多くの著名人との交友も話題になった。そして晩年は若い秘書との掛け合いがマスコミを賑わし、また最後まで旺盛な執筆意欲を見せていたという寂聴。

 改めてすごい女性だったと思う。

佳子さま“恋人”とうわさのAさんを「週刊女性」が直撃! 東出昌大似24歳男性の人物像とは?

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

 衝撃のニュースが飛び込んできた。神田沙也加さんの急死。飛び降り自殺との見方が濃厚のようだが、あまりに痛ましい死だ。昨年から芸能人の自死が続いている。個人的なことでなく、“芸能界”という特殊な世界での構造的な問題を内包していないのかは、改めて検証する必要があるだろう。

第583回(12/16〜12/21発売号より)
1位「佳子さま 『噂のカレシ』に真相直撃」(「週刊女性」1月5・11合併号)
2位「フジテレビ『バイキングMORE』終了で後任に“大河俳優”とアナ軍団」(「週刊女性」1月5・11合併号)
3位「佐々木希 ひそかに進める母との“新生活”プラン」(「週刊女性」1月5・11合併号)

 思えば、小室圭さんと眞子さんの結婚がここまでこじれたのは「週刊女性」記事が発端だった。小室ママの金銭問題をスクープしたのだから。それまで長〜い年月、皇室ものは何と言っても「女性自身」に定評があり、また先行してもいたが、このスクープ以降、「週女」はかなり過激な路線で(主に小室母子バッシングだが)皇室関連記事を掲載し続けてきた。

 そんな「週女」が今度は妹ぎみである佳子さまに関し、結婚が間近だと報じているのだ。しかも、そのお相手を直撃までしてみせた。すごい! 

 まず、結婚説の根拠は宮内庁関係者以下のようなコメントだという。

「3年9か月に及んだ眞子さんの結婚騒動が幕引きとなった今、そう期間をあけずに佳子さまも婚約されるという見方が強まっています」

 実際、佳子さまをめぐっては、これまでも“恋人報道”が何度かなされてきた。まず2017年ころから“恋人”と報じられたのが富士急行の御曹司。しかし、マスコミの取材に富士急行の社長夫妻(御曹司の両親)が佳子さまとの関係を全否定するなどして、うやむやになっていく。そして昨年の20年には別の新恋人も浮上した。当時「週女」(20年8月4・11合併号)でいち早く、この新恋人の詳細を報じている。しかも「佳子さま結婚へ!」と銘打って。

 この記事によると、お相手Aさんは都内の理系大学出身の“爽やか系イケメン”。その出会いは、佳子さまが17年から約1年間、留学されていたイギリスのリーズ大学だったとされる。そして2人は留学中に行動をともにされることが多く、周囲からお似合いのカップルとして見られていたとも。

 そして今回、「週女」は佳子さまの“早期結婚説”とともに、このAさんのさらなる詳しいプロフィールを掲載している。容姿は東出昌大似の24歳。佳子さまより2学年下だという。そして大学卒業後の20年、システム開発系の企業の代表取締役に就任、都心に事務所を構えて大手企業からも出資を受け、開発したシステムは業界内でも好評だという。

 ここまで書くからには、「週女」はかなり確信を持っているに違いない。いや、その確信は、次なる行動からも明らかだ。そう、冒頭に記したように「週女」は、このAさんを直撃しているから。Aさんを公に直撃したマスコミは、おそらく今回が初めてだろう。

 そして、直撃を受けたAさんの態度もまた意味深だった。Aさんは佳子さまとの交際を否定しつつ、記者に対して“嫌な顔ひとつしない神対応”を見せたという。

 まず突然の訪問でも驚く気配はない。そして仕事で外出するため家から出てきたAさんは、バス停に行くまでの間、取材に応じた。交際をやんわりと否定しながら。その受け答えは「週女」記者をして“パーフェクト”と言わしめるほどだったという。

 だが、記者は逆に違和感も覚えたらしい。あまりにその受け答えが淀みなくパーフェクトだったから。なるほどね。さらに記事ではAさんが、この1年の間にリーズ大学留学の記載をSNSからすべて削除したことも明らかにしている。記事を読めば読むほど、Aさんと佳子さまとの関係、そして交際説が信ぴょう性を帯びてくるではないか! 

 そして、もうひとつ注目点が。記事には今から4年前の17年9月、留学中のリーズ大学の食堂で、佳子さまとAさんが親密そうに語り合っている写真が掲載されている。これは昨年の同誌にも掲載された写真と同じものだが、「週女」は、こんなものまですでにゲットしていた。そういえば16年、眞子さまと小室圭さんの横浜デートと移動電車内でのラブラブ写真を掲載したのも「週女」だったが、なんとも奇遇でもある。

 眞子さま結婚騒動が収束した途端の、佳子さま結婚問題の浮上。来年は佳子さまの周辺が騒がしくなる予感!?

 先週、先々週とお伝えした坂上忍MCの情報番組『バイキングMORE』(フジテレビ系)の打ち切り問題。これをいち早く報じた「女性自身」によって、打ち切りは坂上のギャラの高さだったと指摘されたが、その後行われたフジテレビの公式発表によると、坂上からの「ライフワークである動物の保護活動に注力したい」との申し出が番組終了の理由だということに。

 もちろんこれまで再三指摘してきたが、こうした“公式見解”を額面通りに受けとるわけにはいかない。『バイキング』は政権批判をほとんどしない情報番組ばかりの昨今、時に政権批判もいとわなかった数少ない番組だった。しかし、坂上の政権批判に“政権べったり”のフジテレビ上層部が激怒。坂上おろしを画策した。それが番組終了の舞台裏だ。

 しかし、この問題についてマスコミは掘り下げるつもりはないらしい。そして、さかんに話題にしているのが、後番組や後任のキャスティングだ。「週刊女性」も、後番組を「トーク中心のワイドショー」と指摘、キャスティングについても具体的に名指しする。タモリ、薬丸裕英、中居正広、鈴木亮平――。そしてフジテレビの実力アナウンサーが脇を固めるといった“推測”をしている。

 いずれにせよ、ジャーナリズムや政権批判からは程遠い番組とMCが誕生する――。

 いまだに芸能界復帰には遠いアンジャッシュ・渡部建。そんな夫を支える佐々木希だが、実母を東京に呼び寄せて同居する計画を進めているのだとか。記事には教育評論家の石川幸夫氏が、祖母と孫が同居するメリットについて説明し、「これからの渡部家はより温かい家庭になりそうだ」などと楽観的な結論を出しているが、そんなおとぎ話、あるはずがない。プライドの高い渡部がマスオさん状態で我慢できないのでは? さらに居場所がなくなるのでは? とっても心配だ。

渡部建、不倫騒動から1年半たっても復帰できない理由――ほかの“芸能人不倫男”たちとの違いとは?

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 先週お伝えした『バイキングMORE』(フジテレビ系)打ち切り説だが、やはり現実になってしまった。いろいろ問題が指摘されたこともあったが、しかし果敢に政権や権力に切り込む姿勢も見せていた同番組。そんな番組がまたひとつ消滅した。

第582回(12/9〜12/14発売号より)
1位「渡部建 『豊洲バイトこっそり復帰』『鳥取かに三昧ツアー』で取り戻したい『幸せの日常』」(「週刊女性」1月1日号)
2位「浅香航大 トリンドル玲奈との“結婚生活”のさなか――自宅に呼んだCAアイドル」(「週刊女性」1月1日号)
3位「香川照之 『歌舞伎座沈没』をさせない! 別居愛息と誕生日も舞踊特訓」(「女性自身」12月28日号)

 年の瀬も迫った昨今、「週刊女性」の発行日がすでに2022年元日になっていてびっくり。そんな記念すべき(?)号に、またしても特集されているのがアンジャッシュの渡部建だ。不倫発覚から1年半、そして『ガキの使いやあらへんで!』(日本テレビ系)復帰大騒動から1年、渡部はいまだに芸能界復帰を果たしてはいない。その近況について「週刊女性」が報じている。

 まず、渡部は12月にインスタグラムの公式アカウントを乗っ取られた。しかも2度目。そして一度は辞めたはずの豊洲市場のバイトを再開したらしい。さらに11月には妻の佐々木希や親しい友人たちと鳥取へ旅行にも行ったという。記事には鳥取旅行の際の機内での渡部、佐々木夫妻の様子や座席場所など詳細が記されている。

 ただそれだけなのだが、しかし記事の端々に悪意に満ちた表現も! たとえば妻・佐々木が懸命に働いていることを紹介した上で、夫の渡部は“けなげな妻におんぶに抱っこ”、そして豊洲市場でのアルバイトについては“こっそり再開” ――だって。

 そもそも豊洲でのバイトも、前回マスコミにばれて、関係者に迷惑がかかるため行けなくなったわけで、再開するにしても大っぴらに発表するはずもない。それを“こっそり”なんて――。

 少々気の毒に思うが、しかし数々の“芸能人不倫男”たち、例えば最近では東出昌大や原田龍二、そして渡辺謙という世界的俳優から、お咎めさえなかった千原せいじなど、ある程度の自粛の後、次々と活動を再開する中、なぜ渡部がこれほどまでに復帰できないか。

 その理由はひとつだろう。それは渡部の行為が飛び抜けてゲスな不倫だったからだけではない。渡部の行為が、たんなる不倫ではなく、女性に対する性的搾取、そしてハラスメントだったからにほかならない。公衆トイレ(六本木ヒルズの多目的トイレ)に呼び出し、女性を人間としてでなく、“性のはけ口”“奴隷”として扱った。つまり女性に対する差別という大きな問題が内包されていた。

 もちろん当時、渡部不倫を扱ったメディア、特にワイドショーはそうした視点での報道はほとんどなかったが、しかし、そのことは潜在的に意識していたのだろう。簡単に渡部を復帰させれば、自分たちにも火の粉が降ってくる可能性がある。そのくらいの認識はあったのだろう。それは『ガキ使』騒動でも証明された。しかも渡部はこれまでインタビューでも会見でも相手女性に対して謝罪していない――。

 不倫発覚から1年半、そんな渡部の近況を報じた「週女」だが、「渡部は少しずつ、家族との幸せな日常を取り戻しつつあるようだ」なんて陳腐な結論で記事を終わらせるのではなく、これを機に改めて、この渡部不倫を女性差別問題としてきちんと議論するべきだろう。

 なんだか素敵な芸能記事が「週刊女性」に掲載されている。それが俳優・浅香航大とタレント・増井みおとの熱愛記事だ。増井はかつてアイドルグループに所属した元アイドルで、現在はバンドのボーカルや声優や女優もやっているタレントだ。浅香は元ジャニーズの29歳。11月にはABEMA のオリジナル恋愛新番組『私たち結婚しました2』にトリンドル玲奈と夫婦役で出演していることでも話題だ。そんな20代の独身同士。記事を読んでも掲載されているツーショット写真を見ても、なかなか初々しいカップルだと思う。

 しかし――。「週女」からの取材に対して浅香と増井の対応が“差”が面白い。まず増井の事務所は「プライベートなことは本人に一任しております」と最近よくある答えだったが、一方、浅香の所属事務所はというと、こちらは全否定。おそらくその理由は2つあるのだろう。ひとつは現在進行中の番組『私たち結婚しました』だ。擬似とはいえ、有名芸能⼈同士の結婚生活をリアルに、まるでドキュメンタリーのように見せかけて演出するこの番組。よって、“妻”であるトリンドル玲奈以外の“実生活恋人”の存在発覚はタブーなのだろう。そして、もうひとつは浅香の所属事務所がバーニング系だからってことか。

 そんな大人の事情が垣間見える熱愛記事だが、しかし素敵だったのは浅香の「週女」直撃に対する対応だ。車で出かけようとしたところを「週女」に直撃された浅香。すると駐車場に車を止め、取材に対応したのだ。そして増井との恋愛関係は否定したものの、浅香の受け答えはきちんとしているし、記者に対しても真摯で最後まで礼儀正しかったよう。さらに「こういう経験ほとんどなくて」と逆に記者に質問までしたらしい。かわいい! 素敵! 立派!

 月日はこんなふうにたつのか。2011年、実父(現・二代目市川猿翁)への怨念を乗り越え(?)、歌舞伎界に乗り込んだ香川照之。その後も父親への異常な執着、そして息子・政明(市川團子)の梨園入り、さらに自らの離婚など、なんだかおどろおどろしい展開を見せてきた。

 しかしそれから10年、香川の56歳の誕生日に香川と息子・團子がそろって日本舞踊の稽古に励んでいた――。そんな父子の“現在”の後ろ姿を「女性自身」が掲載している。父・香川の身長を追い越したという團子。すてきなツーショット写真だ。2人の関係は現在、良好だという。一方、気になるのがここ最近、近況が聞こえてこない祖父である二代目市川猿翁。お元気なのだろうか?

坂上忍『バイキング』も消滅させられる? 政権批判の番組が減少、骨太コメンテーターの降板も続くテレビ業界

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

 またしてもすごいキャラが出現した。自民党の泉田裕彦衆院議員が暴露した裏金要求。要求したとされる星野伊佐夫新潟県議が会見を開いたが、そのキャラが立ちすぎて――。まだまだいるんだな、こんな地方のドンが。なかなか太刀打ちできないし、淘汰もされない理由が星野議員の立ち振る舞いをみてわかった気がする。

第581回(12/2〜12/7発売号より)
1位「坂上忍『バイキング』ついに来春終了へ――フジからリストラ宣言で苦渋告白」(「女性自身」12月21日号)
2位「石田純一 娘すみれ『パパには言えない』結婚報告拒否の不穏」(「女性セブン」12月16日号)
同「石田純一『家庭もすべて崩壊した』本誌に断言した“夫婦の深刻不和”」(「女性自身」12月21日号)
3位「宮沢りえ“同伴”婿殿の熱演技指導!」(「女性自身」12月21日号)

 ついに打ち切り説が現実味を帯びてきてしまったようだ。坂上忍MCの情報番組『バイキング』(フジテレビ系)に昨年頃からささかかれ続けてきた番組打ち切り説。その理由とされてきたのが、坂上のパワハラ疑惑だった。

 たとえば昨年6月には「週刊女性」(主婦と生活社)が「坂上忍のパワハラで『バイキング』が9月終了か」と報じ、その直後には「女性セブン」も坂上を批判する記事を掲載、さらに9月には「週刊文春」(文藝春秋)も坂上のパワハラ疑惑を報じたことで、番組の打ち切りがさかんに報道された。その後の番組改編で『バイキング』は1時間拡大し『バイキングMORE』となり、打ち切りはなくなったかと思われていたが、しかし今週の「女性自身」(光文社)によると来年3月末で番組の打ち切りが内定したというのだ。

 記事によると、その理由はパワハラだけでなく坂上のギャラの高さにあるという。坂上の1日のギャラは100万円前後で、年間にすると2億円以上。ここ数年来、業績不振が続くフジテレビは社員のリストラも進めていることから、坂上も“リストラ”されるという。

 だがしかし、これを額面通りに受け取るわけにはいかない。というのも昨年坂上のパワハラ疑惑と番組打ち切り説が浮上した際にも本欄で指摘したように、『バイキング』打ち切り報道には、きな臭さがぷんぷんとしているからだ。

 そもそも坂上のパワハラ疑惑からして“仕掛けられた”ものとの見方が強い。

 昨年、複数のマスコミが報じた坂上のパワハラだが、その内容はというと、逆に坂上に正当性があるにもかかわらず、かなり恣意的に坂上を“悪”として報じられたものが多かった。さらに制作会社のスタッフがクビを切られたことまで坂上のせいにするメディアもあったほど。また注目を浴びた小藪千豊へのパワハラ疑惑にしても、小藪のそれまでの問題発言の数々を見れば、降板はある意味当然だった。

 しかし、こうした一連の事態を報じるマスコミの論調は、ことごとく坂上個人の責任を問うばかりで、本来の最高責任者であるフジテレビへの言及はほとんどなかった。その理由としてささやかれたのが当時、坂上と『バイキング』がさかんに政権批判を行っていたこと。坂上の政権批判に“政権べったり”のフジテレビ上層部が激怒。坂上おろしを画策して、その布石として坂上のパワハラ疑惑をマスコミにリークした――。

 だが当時坂上自身、パワハラ疑惑に徹底抗戦したため、番組打ち切りや坂上降板は、一旦は頓挫したかに見えた。が、しかし――。今回、番組存続について「自身」の直撃に対し、坂上はこう答えている。

「そういう話を僕個人に聞いたところで、あんな大きな番組、僕の意見って関係ないですよ。それはまず、フジテレビさんなんじゃないですか」

 まさに正論だが、『バイキング』は本当に打ち切られてしまうのか。政権を批判する番組が激減し、また骨太のコメンテーターたちが降板させられるという事態がテレビ業界で続いているが、『バイキング』もまた消滅させられてしまうのか。正式発表を待ちたい。

 石田純一が「女性セブン」(小学館)と「女性自身」でダブル特集されている。だが、これまでとは違い、今回ばかりは笑えないというか、かなり深刻なようで――。

 まずは、どちらかというと深刻度の薄いのが「セブン」。先ごろ石田の娘・すみれが結婚と妊娠を発表した、その内幕を記事にしているのだが、すみれは結婚報告を父親の石田になかなかしなかったという。その理由は簡単。

「パパに言ったらネタとして話されて、先に漏れてしまうかも」

 おっしゃる通りだと思う。しかし記事には石田のこととは別に少し心配な記述が。それがすみれの夫となったAさんの“素性”だ。「セブン」によると、Aさんは高校時代、窪田正孝もいたらしい「Jamming Flow」というアイドルグループで活動。現在は実業家らしいのだが、その“実業”の詳細は不明。すみれの知人がAさんに関するこんなコメントを寄せているのだ。

「(Aさんは)お金に無頓着で稼ぐということに執着せず、すみれの家に転がりこむようにして同棲を始めたとか」

 実業家なのに、お金に無頓着で稼ぐことに執着しない!? どんな実業家だ? 大丈夫か、すみれ!

 そして、もっと深刻なのが「自身」が報じた石田の“現状”だ。葉山の別荘に続き都内の3億円豪邸を売却するという石田。その理由のひとつは石田の収入減だというが、それだけでなく、妻・東尾理子との不和説も浮上しているのだとか。

 そのため石田を直撃したのだが、なんと石田は激高し、「あなたたちに話すことは、一生ありません! もう来ないでいただけますか!」「家庭は崩壊しています、はい。家庭も、すべて崩壊していますから! 帰ってください!」と言い放ったという。

 記事でも指摘されているが、これまで石田はマスコミの直撃にきちんと答えることに定評があり、神対応とまで言われてきた。そんな石田が、こんな対応をするとは。すごく、すごく驚きで、本当なのかと疑うほどびっくりだが、しかし石田のこの態度こそ、今の深刻さを表しているのか。再びマスコミに神対応を見せてくれる日がくるといいな。

 宮沢りえと森田剛は相変わらずラブラブのようだ。りえの主演舞台の稽古場に連日お迎えにきたり、稽古を見学しているという森田。さらに、そこで出演者たちに演技指導までしているらしい。でも、これって周囲にもっとも嫌われるパターンなのでは。やりすぎ注意。

米倉涼子、Netflixドラマ『新聞記者』のギャラ1話800万円は当然? いわくつき作品主演への期待

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

 眞子さまが小室圭さんに嫁ぎ、秋篠宮さまのお誕生日会見が行われた。そこで婿・小室さんを名前でなく“夫の方”“娘の夫”と称したことが大きな話題に。確かにびっくりした。父親の意地――。

第580回(11/25〜11/30発売号より)
1位「米倉涼子 新ドラマ出演料で驚契約『1話1千万円』!」(「女性自身」12月14日号)
2位「大野智 41歳のW心願成就は『運転免許と新アトリエ開設!』」(「女性自身」12月14日号)
同「大野智“南の島”セカンドハウス建設計画」(「週刊女性」12月14日号)
3位「寂聴先生と私の最後の60日」(「女性自身」12月14日号)

 新シリーズ『ドクターX〜外科医・大門未知子〜』(テレビ朝日系)でも評判は上々の米倉涼子だが、その米倉ドラマのギャラについて「女性自身」が報じている。記事によると、これまで1本500万円だった『ドクターX』での米倉ギャラについて、テレ朝は新シリーズで800万円にアップでオファー。だがしかし、米倉はコロナ禍で仕事がもらえるだけでありがたいと従来の500万円になったのだとか。

 いずれにしてもすごいギャラだが、記事ではさらに来年1月にNetflixで配信される米倉主演ドラマ『新聞記者』のギャラについても1話800万円(全6話)という高額なものだと明かしている。この額、すごいと思うと同時に、しかし当然かとも思う。なぜなら、この『新聞記者』はある意味いわく付きの作品だからだ。

 『新聞記者』は、もともと当時の菅義偉官房長官に果敢に切り込んだ東京新聞・望月衣塑子記者の著書。そして、これを原案にした2019年公開の映画版『新聞記者』では、安倍政権下で実際に起こった森友学園や加計学園問題など数々の事件をモチーフに、その背後にある官邸の“謀略機関”となっている内閣情報調査室の暗躍までをも正面から描き出し、大きな話題となった作品だった。

 しかし、この映画はさまざまな妨害にもあっていた。松坂桃李とシム・ウンギョンのダブル主演という話題性に加え、日本アカデミー賞6部門にノミネートまでされながら、テレビにおける宣伝プロモーションはことごとく拒否されていたからだ。実際、主演の松坂自身もインタビューで「番宣にいたってはほとんどできなかった」と吐露していたが、それだけではない。映画公開直後には公式サイトがサイバー攻撃を受け、サーバーがダウンするという異様な事態も起こっていた。もちろんこれらの理由は明らかだろう。

 そんな『新聞記者』のドラマ版に日本のトップ女優の一人・米倉涼子が出演する。これは大きな期待であり、それだけのギャラが見合うというものだろう。しかもドラマには米倉だけでなく綾野剛、横浜流星、吉岡秀隆、寺島しのぶなど、人気俳優や実力俳優がずらり。

 そしてドラマ版では、映画版にはなかった森友問題をめぐる公文書改ざんと近畿財務局の職員だった赤木俊夫さんの自殺問題が大きくクローズアップされるという。さらにもうひとつ大きなことは、このドラマはNetflixにより世界同時配信されるということだ。安倍政権の異様な様が、世界に配信!!

 あー、早く見たい。期待している。

 「女性自身」と「週刊女性」がそろって嵐・大野智の近況について取り上げている。まずは「週女」。11月26日から公開の嵐のライブ映画「ARASHI Anniversary Tour 5×20 FILM“Record of Memories”」の話題を冒頭に振りつつ、大野の近況について紹介している。いわく、2017年に購入した離島の土地を来年本格的に開拓し、セカンドハウスを建てる、と。

 確かに大野が南国の離島に土地を買って移住する希望があることは以前から報じられたが、いよいよ来年、ということらしい。

 そして「自身」。大野の誕生日と上記の嵐ライブ映画の一般公開日が同じだったことを冒頭に振りつつ大野の近況、新しい挑戦についてこう記している。

「自動車の運転免許を取得するため教習所に通う決心をしたそうです」
「都内に新たなアトリエを開設することも考えているようです」

 大野が運転免許を持っていないのはファンの間では知られた話だが、とうとう取得! 

 とはいえ両誌とも、いずれにしても新しいネタ、ニュースではない。単に嵐のライブ映画の宣伝をしたかったのか――。

 11月9日、99歳で亡くなった瀬戸内寂聴だが、長い間連載をしていた「女性自身」が先週に続けて追悼特集をしている。今週は66歳年下の秘書として寂聴を支えた瀬尾まなほさんのインタビューだ。寂聴からの信頼も厚く、最後まで身近にいたまなほさんの言葉は、最後の寂聴先生の様子をうかがい知るために興味深いものだった。

 「週刊朝日」(朝日新聞出版)の横尾忠則との往復書簡連載を楽しんでいたこと、文芸誌2誌の連載に誇りを持っていたこと、来年には新刊や文学全集の続きが出ることが決まっており、楽しみにしていたこと。文学者として最後まで勢力的だった寂聴先生の姿が浮かび上がる。そして、生まれたまなほさんの幼い長男とのふれあい――。

 素敵な晩年だったことがわかり、胸が熱くなった。しかし、一つだけ引っかかる点が。まなほさん、寂聴先生が体調に異変が生じ最初に入院した9月も、退院したものの再び入院となった10月も、そして急変した11月も、かなりの頻度で病院へのお見舞いやリハビリ付き添いに行っていたようなのだ。少し落ち着いていた時期とはいえ、コロナ禍でいまだ多くの病院が家族でも見舞いの制限を続けているところも多いし、面会可能でも時間制限などさまざまな制限がある。ちょっと、引っかかる。

菅田将暉と小松菜奈の結婚が象徴するモノとは? 払拭されつつある日本芸能界の“論理”

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

 今週は「女性自身」と「週刊女性」が合併号休みだ。よって「女性セブン」1誌でのランキング。女性週刊誌だけでなく一般週刊誌の合併号が激増して久しい。正月やゴールデンウイークなどの合併号ではなく、雑誌が売れないので、経費削減のための合併号。しかしその分、契約記者やカメラマンなど外部スタッフは報酬も減る。最近もその嘆きの声を聞いたばかり。うーーん。

第579回(11/18〜11/23発売号より)
1位「菅田将暉 2回フラれても!猛烈管理の嫉妬婚」(「女性セブン」12月2日号)
2位「スクープ撮 田中圭 『またまた!』あの後輩と明け方4時のディープキス」(「女性セブン」12月2日号)
3位「片瀬那奈 『このままでは終わらないんで』薬物疑惑に初激白」(「女性セブン」12月2日号)

 先週も冒頭にちょこっと書いたが、菅田将暉と小松菜奈が結婚というビッグトピックスが飛び込んできた。2人の熱愛はすでに周知のことだったが、注目すべきは2人の年齢だ。28歳と25歳。ここまで若手でスターとして活躍中の芸能人がこの若さで結婚とは。そしていい意味で驚いた。

 つい最近まで、芸能界は活躍すればするほど、売れれば売れるほど晩婚の傾向があったと思う。特にジャニーズに代表される男性アイドルを中心として。それは男性だけでなくトップ女優たちにも言えることだが、20代で結婚することは稀だった、というか状況的に難しかったのだろう。

 芸能事務所が10代から金と手間と愛情をかけて育て、売り出した金の卵。でも、それが売れた途端に結婚などすれば、もちろん人気が落ちる。事務所にとっても大打撃。だから結婚などさせない。いや、それ以前に熱愛がマスコミなどで発覚すれば別れさせらたりもする。

 さらにそれ以前に、マスコミに圧力をかけて記事を潰す――まさに人権などないに等しい、それが日本芸能界であり、芸能事務所の“論理”“掟”だった。そのため昭和の時代では生涯独身を通した大物歌手や女優も少なくない。しかしそんな旧態依然とした意識は、令和になり多少は払拭されつつあるのだろうか。今年だけでも結構な若手芸能人たちが結婚を果たしている。

 板野友美29歳がヤクルトの高橋奎二投手23歳と結婚。三代目J SOUL BROTHERS From EXILE TRIBEの山下健二郎36歳がモデルの朝比奈彩27歳と。タレントのざわちん28歳が一般男性・しゅんちゃん29歳と。河北麻友子29歳が一般人男性と。元AKB48の佐藤すみれ27歳はK-1ファイター愛鷹亮選手31歳とデキ婚。さらに武田航平35歳と女優の松山メアリ29歳――。

 ざっと挙げてみても、結構な有名タレントたちが20代で結婚している。さらにもうちょっと上の世代でも、新垣結衣32歳と星野源40歳。大島優子32歳と林遣都30歳。加えて国民的アイドルグループ、嵐の櫻井翔と相葉雅紀までもが30代での結婚を果たしたのだ。

 そして、その極め付き、象徴が今回の菅田と小松の結婚だったのではないか。売れっ子の2人、しかも個性が際立ち、さまざまな才能があり、自分の考えをしっかり持っている。結婚によって生じる外野からの声や杞憂などはねつける力も持っていそう。アイドルや芸能人にもプライバシーはある。恋愛や結婚の自由、幸せになる権利がある、と。

 しかし、そうはいっても、やはり外野の声はあったようだ。2人の結婚の内幕を報じる「女性セブン」にはこんな“声”が紹介されていた。

「でも周囲からは『人気急上昇中の20代のふたりだから、結婚は早すぎるのでは』『もう少し様子を見てもいいのでは』という声もチラホラあがっていたみたいです」

 そんな声をはねのけた(無視した?)ふたり。しかも菅田の3度に渡る猛アタック・告白の末、交際、結婚へと進んだというふたり。芸能界の体質を変えていくためにも、今後の2人の活躍に期待したい。

 こちらも大活躍の俳優・田中圭。同時に酒絡みのトラブルでも知られる田中だが、またまたやってくれたらしい。とある日の深夜24時ころ、田中は港区の芸能人御用達の会員制カラオケバーで飲み会を開いた。その席にはHey!Say!JUMPの山田涼介やタレントのMattら男性5人が参加していたという。そして25時すぎには田中はすでにベロベロになり、なんとMattとディープキスを!!

 しかし問題はそこではないと思う。というのもこの席には男性陣の他に40人もの女性陣もいたというのだ。記事によると、この女性たちは全員モデル風の美女だったというが、それも問題ではない。いくら緊急事態が明け、感染者が激減したとはいえ、深夜に合計45人もの人を集め、カラオケパーティを開いたということに、大きな引っかかりを覚えるのだ。

 だって、田中はまん延防止等重点措置中だった今年7月に、20人以上の人を集めて自身の誕生会を開き、コロナに感染してしまったばかり。それから4カ月ほどで、さらに倍ほどの人数を集めてのカラオケ飲み大会を開いてしまうとは――。

 案の定、午前4時頃にお開きになった時、田中は泥酔状態で店員に支えられながらタクシーに乗ったという。もっと大変なトラブルを起こす前に自重してほしいものだ、と他人事ながら思う(ちなみにタイトルには「スクープ撮」とうたっているが、残念ながら田中とMattのディープキス写真ではありません。念のため)。

 大手芸能事務所「研音」を退所して1カ月半、片瀬那奈が初めて「女性セブン」の直撃に応えている。そこで片瀬は「自分がいま、逮捕されずにここにいることが薬物疑惑に対する“答え”だ」と話したらしい。確かに、“やっていないこと”“なかったこと”を証明するのは悪魔の証明といわれるほど困難だ。さらに片瀬は「このままでは終わらないんで」と今後の活動再開も匂わせた。潔白を完全に証明できないなら、周囲との信頼関係を再構築するしかない。頑張れ!