園子温、木下ほうか、榊英雄……性加害者への告発が次の告発を呼ぶ“勇気の連鎖”

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

 日本映画・ドラマ界の#MeToo運動が続行中だ。榊英雄監督の妻でシンガー・ソングライターの和が公式サイトに離婚向けて協議中との文書を発表したことが話題になっている。「私も被害者」なのだと。そんな中、今週も「週刊女性」が、やってくれた!

第597回(4/7〜4/12発売号より)
1位「木下ほうか “強姦”で刑事告訴されていた!」(「週刊女性」4月26日号)
2位「園子温 覚悟の『性暴力告白』に対して“法的措置”で威嚇 被害者女性が憤怒『また傷つけられた』」(「週刊女性」4月26日号)
3位「性加害監督 榊英雄 うどん片手に涙の謝罪」(「週刊女身」4月26日号)

 先週、映画監督・園子温による性暴力をスクープした「週刊女性」だが、今週も性加害、性暴力に関する記事を連発して掲載している。まずは木下ほうかの重大なる“余罪”の告発だ。木下といえば性加害告発の発端となった榊英雄の“朋友”であり、同じく「週刊文春」(文藝春秋)で性強要の“常習”が報じられ、事務所から契約解除、芸能活動の無期限休止となった俳優だ。

 そんな木下から“無理やり犯された”女性が「週女」に勇気ある告発をしている。しかも、その女性・Sさんの告発は、性加害やその被害を訴えることがいかに困難かなど、性加害に関してさまざまな問題を提起するものでもあった。

 記事によれば7年前、当時芸能活動をしていた20代だったSさんは、木下とある作品で共演。その後、芸能活動についての相談をするため木下と食事をしたが、稽古場と称する古いアパートに連れ込まれてレイプされたという。その証言は詳細なものだが、注目すべきは木下がお酒に“何か“を入れたのではないかとの疑惑が存在することだ。

「木下は購入したお酒を取り出すと、キッチンで私に背を向ける形で見えないようにコップに注いで……。時間がかかっていて不思議に思いました。そもそも私が買ったカクテルはボトルから直接飲めるので……」

 Sさんはその直後、体に異変をきたし、泣き叫んで抵抗したが、木下に犯されてしまったという。Sさんの告発は、木下がいかに自分の立場を利用し、女性を陵辱したか、その卑劣ぶりが浮かび上がってくるものだ。

 だが、これまでのケースとSさんが違っていたことがあった。それはSさんが木下の謝罪と慰謝料を要求し、そして強姦罪で刑事告訴を行ったことだ。

 レイプされた女性が警察に相談したり刑事告訴したりするのは、まだまだハードルが高い。そこで思い出したくない被害の詳細を聞かれ、さらに裁判になれば長い時間もかかり、また同様に被害の詳細を証言しなくてはならないなどの理由からだ。

 周囲にバレることを恐れるケースもあるだろう。それでもSさんは弁護士相談して告訴状を警察に提出しようとした。しかし、ここでも大きな壁が立ちはだかったという。

「“身体に傷がない”“犯行現場の正確な情報がない”といった理由から、証拠不十分で告訴状は受理されず、捜査してもらうことすら叶いませんでした」

 自分の立場を利用して被害者を欺く、そして薬物疑惑、刑事告訴の困難さ(男性社会の警察)など、被害者が直面する問題は非情なものばかりだということが、Sさんの告発から浮かび上がってくる。

 さらにSさんは、自身に起こったことを7年の年月を経て語ったことについても、こう話している。

「今回の報道で同じ被害にあった方々の勇気ある告白を目にして、私も真実を明かすことにしました」
「当時と違うのは、この事実を記事として掲載できること。泣き寝入りの日々だったので……」

 先週も記したが、勇気ある告発が、次の告発を呼ぶ。性暴力にあった人々が泣き寝入りせず勇気をもって次々と声をあげる。勇気の連鎖であり、マスコミもそれを大きく取り上げる。Sさんの言葉、そして告発はそれを証明している。

 そして2位も「週刊女性」。先週スクープした園子温の性加害に関して続報を掲載している。先週、「週女」では、園子温に実際に性被害にあったとされる女優3人がその詳細を赤裸々に証言したが、それに対する園の対応に告発者の女優が憤っているという。

 当然だろう。園は告発記事を受けて文書を発表したが、そこには被害者たちへの謝罪がないばかりか、法的措置を示唆する文言まであったのだから。

 しかし、告発者たちの怒りは園に対してだけではなかった。それが先週の告発に登場した俳優の存在だ。この俳優、園の被害にあった元女優を飲み会に誘い、さらに園の部屋に連れて行き、しばらくするとなぜか姿を消した。つまり園と“グル”だったのだ。

 先週は匿名扱いだったこの俳優だが、「週女」記事を受けて自らYouTubeで動画を配信した。よって今週は実名、坂口拓だ。しかし、この男もやはりおかしかった。「週女」の直撃に、こんなことを言っているのだから。

「自分の中では正義を通して生きてきたので、本当にこういう感じになったことに驚いています」

 あきれるしかないが、「週女」には坂口への告発も相次いでいるというから、今後、どんな展開になるのか、勇気の連鎖が起こるのか、注目したい。

 3位も「週刊女性」。今回の告発ラッシュの発端・榊英雄についてなのだが、ある意味面白いというか、ちょっとすごい記事なのだ。なにがすごいって記事に登場する“榊の住むマンションの住人たち”が、だ。

 榊の住むマンションに取材に向かった「週女」。そこで何人かの住人が取材に応じて、榊との関係や、そのエピソードを語っているのだが、その最中、マンションの外に出てきたのが榊本人。すると住人の一人が榊に声をかけたという。

「ちょうど記者さんがいるし、被害者に謝罪を伝えるいいチャンスだよ」

 こんなこと言える住人、すごい! だが、これに答えず子どもを迎えに行ってしまった榊。そして「警察、呼びますよ!」と記者に言い放つ。それを見て住人がさらに語ったこととは――。

「彼が被害者に対して、謝罪する最後のチャンスだと思ったのに……。あれでは、いつまでたっても本人の口から謝罪なんてありませんよ。(中略)榊さんは人権って言うけれど、被害者の人権はどうなるの? 警察に通報したいのは被害者の女性たちなのでは?」

 何者だ、この住人! 素人とは思えない!

(追記 この住人、ほかにも榊に関するいろんな話を語っているのだが、興味深いものばかり。ぜひ記事を読んでみてね)

園子温が女優3人に性加害! 日本映画界の「性暴力」告発、マスコミ界や“あらゆる業界”がひとことではない

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

 ウクライナからの“避難民”20人が政府専用機で来日した。“難民”受け入れに非常に消極的な日本としては異例の厚遇だ。が、マスコミではウクライナ“難民”とは呼ばず“避難民”と表現している。いつものように“お上”からの要請で、今後の責任逃れのためか――。

第596回(3/31〜4/5発売号より)
1位「園子温が女優に迫った卑劣な条件 『オレと寝たら映画に出してやる!』」(「週刊女性」4月19日号)
2位「海老蔵 実母&義姉の次は…令嬢本命恋人にも見切られ破局」(「女性自身」4月19日号)
3位「伊藤健太郎 謹慎中の支えてくれた人たちに感謝を――『この歳になって、親を泣かせてしまった』」(「女性自身」4月19日号)
※ 「女性セブン」は合併号休み

 またまた出たか。「週刊文春」(文藝春秋)が報じた映画監督で俳優の榊英雄による「性行為強要」の余波が止まらない。榊の“朋友”でもあり、名バイプレーヤーとして活躍していた木下ほうかに性強要の“常習”が報じられ、事務所から契約解除、芸能活動の無期限休止となったが、今回もまた映画界の大物監督による性強要、性加害を「週刊女性」がスクープした。

 その監督とは『愛のむきだし』『冷たい熱帯魚』『ヒミズ』などで世界的にも評価が高く、カルト的人気のある園子温だ。これまで以上に大物である。そして「週女」には、実際に性被害にあったとされる女優3人が、その詳細を赤裸々に証言しているのだ。それは榊、そして木下に勝るとも劣らないあまりに卑劣なものだった。

 「女はみんな、仕事が欲しいから俺に寄ってくる」「主演女優にはだいたい手を出した」――これは園が自身の作品に出演したある女優に自慢した言葉だという。さらに別の女優にも「手を出したやつには仕事を与えている」と悪びれる様子もなく話したらしい。

 つまり園は女優たちに“仕事が欲しかったら俺と関係を持て”と言いたいのだろう。実際、ある女優は園にシティホテルに呼び出され、“俺は仕事あげるよ”と言われて関係を持ったことを証言している。この女優は園の“変わった”性癖も含めて証言しているだけに生々しい。

 さらに別の女優は、園の部屋で襲われたが辛くも逃げ切った。しかも問題は、園の部屋に行った経緯だ。彼女はある男性俳優から誘われて園の部屋に行き、しばらくすると俳優はなぜか姿を消した。つまり俳優も“グル”だったということだ。

 記事では実際の被害者だけでなく、映画関係者からの園の悪評やうわさも紹介されるが、それらはすべて映画監督という“権力”、キャスティング権という“権力”や“立場”を利用したもので、あまりに卑劣だ。

 一方で、こうして連鎖的に性被害を告発する動きは貴重でもある。2017年にアメリカで始まった#MeToo運動は世界中で大きなムーブメントとなった。世界中で性暴力にあった人々が声をあげた。いい意味で連鎖した。ハラスメントや性被害を告発するきっかけとなり、勇気ともなった。

 今回映画界で勃発した性暴力問題だが、しかしあらゆる業界にはびこっている。もちろん、それを報じるマスコミ界にも。だからこそ、この動きを止めてはいけない。

 小林麻耶の壊れっぷりが大きな話題になる中、義弟の市川海老蔵にも火の粉が飛びまくっている。先週は「女性セブン」が、SNSを通じて複数の女性と逢瀬を繰り返す、海老蔵の“乱倫実態”をスクープしたが、今週も「女性自身」が海老蔵の女性関係にスポットを当てた。

 「自身」記事によると、複数の女性と密会を重ねる海老蔵だが、しかし“本命”の恋人が存在したというのだ。しかも、そのお相手は昨年「週刊ポスト」(小学館)が報じた“二股交際”の一人だというのだから驚きだ。

 まずは「ポスト」が昨年10月に報じた二股交際を簡単に説明しよう。公演のため岡山に滞在していた海老蔵は、実は都内在住の女性A子さんを同伴させていた。そして、ステーキデートやホテルデートを楽しんだという。だが、それだけでは終わらない。翌日鳥取に移動した海老蔵は、宿泊先の高級旅館でB美さんと逢瀬。その翌日にはB美さんとサイクリングデート――。そして今回、「自身」が本命と報じたのが、ほかならぬこのB美さんだというのだ。

 「自身」によればこの女性、ひいき筋の紹介で知り合った関西在住の令嬢だという。しかも海老蔵は今年正月に知人に対し「ゆくゆくは彼女と再婚したいんだ」と語ったとも。だが、しかし――。どうやら先週の「セブン」報道でB美さんの堪忍袋緒が切れたのか、海老蔵と連絡を取らず、すでに別れる決意をしたらしい。

 麻耶からの攻撃だけでも大変そうだが、加えて本命恋人からも愛想をつかされた海老蔵。自業自得だが、記事にはこのB美さんだけでなく、実母の希実子さんとも関係に亀裂が入っていることが紹介される。どんどん離れていく女性たち、周囲の女性たちの相次ぐ離反、というのが記事の骨子だ。

 こんな情けない記事を書かれてしまうのが今の海老蔵か。天下のモテ男・海老蔵も、踏んだり蹴ったり。

 2020年10月、交通事故を起こして逃げようとして逮捕されてしまい、芸能活動休止に追い込まれた若き俳優・伊藤健太郎。21年10月からぼちぼち復帰し始め、先月3月26日には初のファンクラブ限定イベントに出席した。

 その様子を「女性自身」が巻末グラビアで報じているが、そこで伊藤が語った言葉を見てちょっと心配に。

「今は恋愛も封印して仕事に頑張りたい」

 え、こんなこと公言しちゃって大丈夫。昨年、恋人の山本舞香との破局が報じられたが、今年2月には山本が夕食の材料を買い込み、伊藤のマンションを訪れたことを報じられたばかり。

 大丈夫か? 恋愛封印宣言。こんな余分なことを言わなきゃいいのに。相変わらず甘い。そして、この2人の熱愛続行を報じたのは、ほかならぬ「女性自身」(3月15日号)。しかし、そのことを記事で突っ込んでもいない。残念。

バラバラになった小林麻耶一家と海老蔵家族、スキャンダラスな騒動で一番の心配事

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

 ロシアによるウクライナ侵攻が続くが、それらの映像を見ていて疑問が。多くの人々がマスクをしていないが、現地やその周辺諸国でのコロナ感染状況はどうなっているのだろうか。故郷を追われ家を奪われ、虐殺まで起こっているといわれるウクライナにおいて、マスクどころではないのかもしれないが、しかしコロナの状況も大いに気になる。

第595回(3/24〜3/29発売号より)
1位「市川海老蔵 『SNSパパ活』乱倫の多重交際」(「女性セブン」4月7・14日号)
参照「海老蔵VS小林麻耶 壮絶バトルが踏みにじる『麻央さんの遺言』(「女性自身」4月12日号)
参照「市川海老蔵 “無法者”扱いで揺らぐ名門寵児の地位」(「週刊女性」4月12日号)
2位「木下ほうか元カノ明かす『恫喝危素顔』」(「女性自身」4月12日号)
3位「独占インタビュー れいわ新撰組大石晃子 女性や弱者を切り捨てる『おっさん政治』にモノ申す!」(「週刊女性」4月12日号)

 いやはや、すごい展開になっている。小林麻耶周辺が。昨日28日、麻耶が再婚を発表した。前夫の國光吟と。しかも麻耶は「父とは縁を切り、母は海老蔵洗脳にかかっているので駆け落ちすることにしました」という驚くべきコメントまでしたのだ。

 それに先立ち、麻耶と國光は義弟・市川海老蔵に対して凄まじい攻撃を開始していた。妹で海老蔵の妻・小林麻央が乳がんの標準治療を受けるまでに時間がかかったのは海老蔵のせいであり、病室で競馬新聞を読み、見舞いに熱心でなかった。父親としても失格。そして妹麻央の逝去後、麻耶が海老蔵に襲われそうになった――などなど。

 そんな事態の中、すごいスクープを放ったのが「女性セブン」だ。海老蔵が複数の女性と密会、しかもSNSを通じて複数の一般女性やインスタグラマーなどに声をかけ、逢瀬を繰り返していたというのだから。

 記事には、女性たちとの“SNSナンパ密会”の詳細が報じられている。3月中旬のまん延防止等重点措置の期間中、YouTubeやインスタグラムなどで130万人のフォロワーを抱えるインフルエンサー女性と、高級そば割烹などで5時間にわたってデートする海老蔵。さらに3月上旬には20代後半の女性とホテルで逢瀬。

 さらに3月10日、地方公演のため福岡入りしていた海老蔵は、ホテルの同じフロアに部屋を取った20代前半女性と密会する。

 女性たちの年齢を“20代後半”“20代前半”などと特定しているということは、女性の素性も特定しているのだろう。女性たちの写真もバッチリおさえた「セブン」。さすがだ。それだけではない。4番目に登場する20代半ば女性D代さんに至っては、「セブン」に海老蔵と知り合い、関係を持った一部始終を告白しているのだ。

 告白によると、D代さんは50万人以上のフォロワーを持つ人気インスタグラマーだ。そんなD代さんに海老蔵から突然メッセージが届き、都内の高級ホテルで会うことに。そこでD代さんは2万円を渡され「麻央がいなくなってさみしいんだ」と海老蔵に言われたという。そして関係を持った。

「2時間くらいでしたが、何度も何度も求められました。避妊はしてもらえなかったです。行為の最中、何度も“愛しているって言って、言って”と求められたことが強く印象に残っています」

 衝撃の告白だ。麻耶夫妻の海老蔵への攻撃に加え、“乱倫“スクープ”に見舞われた海老蔵は現在のところ沈黙を続けているが、こんな状況だからこそ改めて思うのが、麻央の存在の大きさだろう。

 かつては仲良し家族だった小林家(麻央と麻耶、そして両親)。そして麻央が産んだ姪と甥をこよなく愛していた麻耶。しかし今や麻耶は両親と決別し、“洗脳夫”のもとに。そして姪と甥にも会えないだけでなく、その父親の海老蔵を激しく批判する――。

 麻央亡き後、ここまでスキャンダラスに、そしてバラバラになってしまった麻耶一家と海老蔵家族。こうした騒動が麻央の子どもたち、麗禾ちゃんと勸玄くんにどんな影響を及ぼすのか。それが一番心配だ。

 大きな反響を呼んだ「週刊文春」(文藝春秋)が報じた映画監督で俳優の榊英雄の「性行為強要」。だが、その被害者たちが、もう一人の“加害者”として榊の“朋友”でもある俳優の木下ほうかの性強要についても告発して大きな波紋を呼んでいる。榊と同じく、自分の立場を利用しての性強要なのだから大きな批判を受けるのは当然だろう。

 この報道を受け、「女性自身」が映画監督の井筒和幸を直撃している。井筒監督は木下を俳優デビューさせ、自身の作品に度々木下を起用してきたという関係にある。それだけでなく、木下が女性を誘う際、「井筒監督に紹介してやる」と名前を使われていたことも報じられている。そんな井筒監督が発したコメントが素敵だ。

「本当にバカ野郎だよ」「次回作に名前? ないない。今後は使うとか一切考えていないよ」

 卑劣な行為の代償は大きい。それを“恩師”である井筒監督が示した形だ。さらに、「自身」は20年ほど前に交際していた女性に、木下が行った恫喝トラブルも紹介している。

 そんな木下だが、昨日28日、事実を概ね認めて芸能活動の無期限休止を発表、そして所属事務所も木下との契約を打ち切った。卑劣な性加害の代償は大きいのだ。

 橋下徹氏から名誉毀損で訴えられたれいわ新選組の大石晃子衆院議員が「週刊女性」のインタビューに応じている。そこで橋下氏、そして今回の訴訟に対してこんなコメントを。

「自らに楯突く弱小政党の新人国会議員の発言をやり玉に挙げることによって、被告・大石だけでなく社会一般に対して、自分を批判することがどのような結果を生むことになるのか、見せつける意味合いを持った訴訟であると思う」

 同感です。元大阪府職員で橋下氏の府知事時代から橋下氏を真正面から批判してきた大石議員。今後も徹底抗戦!

福原愛、“真剣交際”ツーショットは「やらせ写真」だった! 「週刊文春」が「撮り直し」要求を暴露

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

 「週刊文春」(文藝春秋)が報じた映画監督で俳優の榊英雄による「性行為の強要」が大きな波紋を呼んでいる。当然だろう。しかも榊は“加害”に無自覚な上、「性被害」を題材にした映画『蜜月』を監督したいたのだから、あぜんとする。

 だが、キャスティング権や人事などを楯に、そして示唆しながら不本意な性行為を強いているのは、映画業界だけではない。テレビ、出版、広告業界などでも横行しているし、今回のことも氷山の一角だろう。無知蒙昧で差別的な加害者だからこそ、その自覚を持つ教育が必要か。

第594回(3/17〜3/22発売号より)
1位「不倫男の妻が告白 夫を奪った彼女を許せない『福原愛の嘘と恐喝事件』」(「週刊文春」3月24日号)
2位「百恵さん 初孫で息子を叱咤『父として男として』の教え」(「女性セブン」3月31日号)
3位「宝田明 『私の“終活”はソ連侵攻体験を伝えること』(「女性セブン」3月31日号)
※「女性自身」「週刊女性」は合併号休み

 今週の1位、変則ではあるが女性週刊誌ではなく「週刊文春」の福原愛関連記事だ。もちろんこれには理由がある。この「文春」記事には、「女性セブン」の“取材手法”について大変興味深いエピソードがつづられていたから。

 昨年2月以降、福原愛の動向、別居と不倫疑惑、そして離婚がマスコミで騒がれてきたが、その先陣を切ったのが「セブン」だった。

 昨年3月11日号で「福原愛 ポエム別居へ『母と国に帰らせていただきます』」と別居を報じると、翌週の18日号では「激震スクープ撮!福原愛 台湾に夫も子も残して里帰り不倫」として、イケメン商社マンA氏との横浜お泊まり不倫デートをスクープ、さらにその翌週の25日号では「独占スクープ 福原愛 独占告白『不倫相手の素顔』と『あの夜のこと』」として福原本人のインタビュー、独占告白を掲載したのだ。

 不倫をスクープした「セブン」に、不倫をすっぱ抜かれた当事者の福原が登場し、独占告白する。「文春」の十八番を奪うような展開で、同時期、「週刊文春」も福原が夫だった江宏傑からモラハラを受けていたなどの記事を掲載しているが、福原に関しては「セブン」がぶっちぎり。

 さらに、昨年12月22日に「セブン」の出版元である小学館のニュースサイト「NEWSポストセブン」が「福原愛 あのイケメン商社マンと真剣交際スタート『再婚も視野に』」と、離婚した福原とA氏のその後を追跡する記事を写真付きで配信している。

 そんなスクープを連発した「セブン」だったが、実は福原のお相手のA氏は、当時は既婚者。そして今回A氏の妻(現在は離婚)が「文春」に福原とのやりとり、そして昨年12月のNEWSポストセブンに掲載された内容の訂正を巡ってトラブルになっていることを告白している。

 しかし興味深いのは、その中で「セブン」のある疑惑が暴露されていることだ。

 「文春」によると昨年12月22日、NEWSホストセブンが福原とA氏の交際を報じた2日前、「文春」も2人の同棲の事実を掴み、福原とA氏を直撃、しかし福原からはこんな驚愕の答えがあったという。

「掲載を延期して撮り直してもらうことはできないか」

 自分のコントロール下で、しかも納得できる“やらせ写真”を撮ってくれという要求だ。もちろん「文春」はこれを拒否し、23日発売号で記事化するのだが、まだ驚く事態が続いた。福原の要求を拒否した「文春」が発売される前日に、前述のポストセブン記事が配信されたというのだから。

 つまり「文春」の動きを知った福原が、「文春」に“仕込み”を直談判したが断られた。そこで福原は“旧知”の「セブン」に相談。「セブン」は福原の求めに応じ、やらせ写真を撮って記事を出した。それも「文春」発売前日に。これは「文春」潰しでもある。

 実際、ポストセブン記事は2人の関係を美談仕立てに書いていたし、写真に至っては79枚も掲載。その冒頭は福原がマスクを外しA氏に微笑みかけるという素敵なショットだ。

 週刊誌業界において、こうした撮り直しはままあることだ。できたら記事を潰したい。でも、それは無理。それならばスキャンダルが報じられるのは仕方ないとしても、不細工な写真はイヤ。その過程でこちらの主張を伝え、記者とコミュニケーションを取れば記事の内容も変わるかも。スキャンダル性も薄まり、少しでも自分に有利になるかも。マスコミをコントロールできるかも。そんな芸能人側の思惑からだ。所属事務所が介入する場合もある。

 しかし今回、記事を読む限り「文春」にお願いしたのは福原本人らしい。さすが幼少期からマスコミ慣れしている福原、相手をよく熟知していると妙に感心してしまったが、「セブン」と福原は“そういう関係”にあったのだろう。福原の不倫に独占告白――その過程で“関係”を築いた。だから「文春」に直撃を受けた福原はすぐに「セブン」に相談した。

 「セブン」による一連の福原愛記事の舞台裏が垣間見られた興味深いエピソードだった。

 引退から42年、しかし百恵ちゃんは相変わらず素敵だ。山口百恵の長男・三浦祐太朗に第一子が誕生したことが明らかになった。百恵ちゃんにとっては初孫だ。そんなタイミングで「女性セブン」が三浦家の“家訓”を報じている。これがまた素敵だ。

 まず家事育児について。“積極的に参加する”は当然で“やってあげてる”と思ってはいけない。“手伝う”のではなく“なんでも一緒に”。素敵だ。

 “家族サービス”という言葉も違和感がある。なぜなら家族と遊んだりすることは“みんなで一緒に楽しむため”だから。これまた素敵だ。そして当然だが、なかなかできない、そう思えない男性が多いだろう。ちょっと“手伝う”と恩着せがましく威張ったり、褒められたいアピールの男性が世にはごまんといるしね(笑)。

 そもそも三浦家は、三浦友和が家事育児を当たり前のこととしてこなしてきたという。そしてこんなエピソードが紹介される。

「2人の息子は、大人になってから『料理は女性がするもの』『男性は外に出て稼ぐもの、女性は家にいてそれを支えるもの』という考え方の男性がいることを知り、驚いたという」

 ウジャウジャいるよ、そんな男!

 俳優の宝田明が肺炎のため3月14日に亡くなった。87歳。宝田は乃木坂46の岩本蓮加とのダブル主演映画『世の中にたえて桜のなかりせば』の公開を4月1日に控えて、舞台挨拶やメディア取材に応じていたが、そのひとつが「女性セブン」だった。

 そこには「まだまだ働かなくてはならない」「戦争体験を伝えていくことはこれからも続けていきたい」と元気そうな姿(写真)で“今後”について語っている。

 終戦を旧満州で迎え、壮絶な戦争経験を持ち、これまでも反戦を訴えてきた宝田。今後も戦争体験を若い人に伝えていきたいと語った宝田だが、それが突然断たれてしまった。また一人、戦争体験者であり反戦を訴える貴重な人物が失われた。

松田聖子、活動再開! 不死鳥のような“最強芸能人”のすごさを伝える「女性自身」と「女性セブン」

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

 草なぎ剛が連続ドラマ『銭の戦争』『嘘の戦争』に続く最新作に主演することが発表された。ジャニーズ事務所を退所後、民放ドラマ(フジテレビ系・カンテレ)に主演するのは初めてだという。2017年9月の退所から実に5年。その間、公取委からの“注意”もあったが、にもかかわらず5年もの月日がかかったのは、やはり芸能界の掟が強固だったということ。やはり芸能界は恐ろしい。

第593回(3/10〜3/15発売号より)
1位「松田聖子 『沙也加と歌い続ける!!』『母娘の聖地』再出発の誓い」(「女性自身」3月29日・4月5日合併号)
同「松田聖子 『娘と私の、ふたりの墓を』もう2度と離れたくない」(「女性セブン」3月24日号)
2位「紀子さま困惑! 実弟が喪中再婚を強行! “将来の天皇”の新叔母は下着ブランド社長」(「女性自身」3月29日・4月5日合併号)
3位「水原希子『ウフフ、彼氏です』」デザイナー恋人と同棲」(「女性自身」3月29日・4月5日合併号)

 松田聖子はやっぱりすごい。松田聖子が活動開始を公表した。昨年12月、娘・沙也加の急逝を受け中止されたディナーショーだが、その振替公演を4月と5月に開催することが決定、さらに6月から全国ツアーもスタートするという。この発表を受け、「女性自身」と「女性セブン」が聖子の特集を組んでいるのだが、そこから浮かび上がってきたのは、聖子の強烈なまでの“すごさ”だった。

 まずは「セブン」。沙也加の納骨、そしてお墓についての現状をレポートしている。1月30日、沙也加の四十九日法要が、聖子が再々婚したA氏一族の菩提寺で執り行われたが、聖子が自宅から持ってきた沙也加のお骨はここに納骨されなかったという。

 そこには菩提寺をめぐり聖子の実家である蒲地家、父親である神田正輝の事情があるというが、しかし最大の理由は聖子の意向らしい。聖子は自宅でしばらくお骨を安置し、いずれは自分と沙也加が一緒に入れるお墓を希望し、そのためのお墓を探しているというのだ。

 また記事では聖子の最近の“変化”についても言及する。ディナーショー再開発表と同時に、ファンのもとに会報誌が届き、そこで聖子は4頁にわたり沙也加への思いが書かれていたという。

 その中には、“これからは彼女の分まで歌っていきたい。彼女と一緒に歌っていきたい”という言葉もあり、愛娘を亡くした聖子が、それでも少しずつ前向きになっていること、また四十九日の法要後は外出も増えたことを伝えている。そして記事はこう結んでいる。

「悲しみを乗り越えて、聖子は沙也加さんと一緒に再出発を切っている」

 感動的だ。

 そして「女性自身」。やはり聖子の活動開始を端緒に、四十九日の法要、ファンへの会報誌についても言及しているが、しかしメインは聖子の“近影”だ。

 活動再開を公表する直前の3月上旬、聖子は東京郊外の老舗デパートを訪れた。そこは、沙也加が幼い頃から一緒に買い物をした聖子にとって、思い入れが強い大切なデパートだという。そんな場所で沙也加の思い出に触れることで自身の気持ちを整理する。記事では聖子の気持ちをそう代弁する。

 さらに巻頭のグラビアトップ頁には、すっぴんの聖子が歩いている全身写真が掲載されている。その様子を記事では、こう表現している。「その表情はどこか決意に満ちた様子」だと。そして今後、沙也加の曲をコンサートで聖子が歌う可能性に言及し、記事はこう結んでいる。

「沙也加さんの思いを乗せた歌声が響き渡る日はもうすぐそこだ――」

 これまた感動だ。

 2誌に共通しているのが聖子の“再生への物語”だ。娘の死を乗り越えて、歌手・松田聖子は今、蘇ると。確かに、振り返ると聖子はこれまで数多くのスキャンダルや苦境をことごとくチャンスに代えて不死鳥のごとく蘇ってきた稀有な芸能人だ。転んでもただでは起きない。そんな言葉がぴったりなアーティストだ。

 そして今回、女性週刊誌によって“愛娘の死を乗り越えた聖子の再生の物語”が紡ぎ出される。そして実際、聖子は今回もまた娘の死を乗り越え、立ち直り再生するはずだ。

 松田聖子、芸能史に残る最強の歌手・アーティスト・芸能人だと思う。

 皇室関係者とは、かくも大変だ。娘の眞子さまの結婚で、一応の区切りがついた小室圭さん問題。しかし母上の紀子さまにまたも悩ましい問題が起きているという。それが実弟の再婚問題だ。

 これを報じているのは“皇室の「女性自身」”。記事によれば紀子さまの弟・川嶋舟さん(48)は10年ほど前に離婚、娘と暮らしていたが、今年2月に再婚したという。

 だが問題なのは紀子さま、舟さんの父親である川嶋辰彦さんが3カ月前の昨年11月に逝去していること、つまり舟さんにとって“喪中”だということ。特に皇室と関係が深いなら一定の配慮をするべきだし、なぜそこまで再婚を急いだのかと「自身」は疑問を投げかける。

 だが問題はこれだけではないらしい。それが再婚相手の素性だ。「自身」によるとお相手のNさんは38歳の下着ブランド会社社長。以前は銀座クラブで働いていたことも。雑誌やテレビ出演、そしてYouTube番組では風俗やアダルトビデオ業界についての対談に登場しているという。さすが「自身」、やけに詳しい(笑)。だが、一方で親戚となった紀子さまは、Nさんに関する判断材料が乏しく困惑しているという。

 確かに小室さんに対しても“身体検査”が行われなかったため、金銭トラブルが後に発覚した。弟は一般人とはいえ、皇族に連なる人物だから難しい問題だ。しかも再婚相手は“将来の天皇である悠仁さま”の叔母になる人でもある。

 これは国民の関心ごとだ。「自身」が詳細を報じるのもうなずける。そして皇室とは、そして皇室の身内になるのは何かと大変だ。

 水原希子の同棲熱愛を「女性自身」がスクープしている。お相手は仕事仲間のデザイナーだとか。そして2人のすしデートを目撃した「自身」は、水原を直撃しているが、水原は「ウフフ、そうです、彼氏です」と認め、記者の質問に最後までフランクに答えてくれたという。

 よって記事内容は、水原にとっても好意的。やはりきちんと取材に応じてくれる人には好意的になるよね。記者も人間だもの。

SMAPの反戦歌「Triangle」16年ぶりヒットに考える、芸能人の“政治的発言”

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

 ウクライナで民間人を避難させる「人道回廊」に地雷が埋設されていたと赤十字国際委員会から発表があった。そのため民間人が戦闘地域から避難できなかったと。これが本当なら大変なことだ。しかもこの回廊、行き先がロシアになっているというから驚きだ。世界中がロシアの侵略戦争に憤っている。

第592回(3/3〜3/8発売号より)
1位「稲垣吾郎がラジオで流し大反響! SMAP17年越し反戦の願い」(「女性自身」3月22日号)
2位「黒柳徹子 30年ぶり『仰天引っ越し先?に最後を託す男」(「女性セブン」3月17日号)
3位「東出昌大 映画監督転身の仰天野望」(「女性自身」3月22日号)

 連日、日本メディアもこぞって報道しているロシアによるウクライナ侵攻。これに関し、日本のある楽曲に大きな注目が集まっている。それが2005年にリリースされたSMAPの「Triangle」だ。確かにその歌詞は“反戦ソング”と言っていい。

 そんなTriangle現象について「女性自身」(光文社)が特集を組んでいる。2月28日に稲垣吾郎が、パーソナリティをつとめるラジオ番組『THE TRAD』(TOKYO FM)で「平和への願いを込めてこの曲をお届けします」とオンエアしたことがきっかけで、同日の音楽配信サイトでデイリーシングル2位にランクインしたという(その後3月1日付の「オリコン」で3位にもランクイン)。16年前の曲の異例のリバイバルヒットだ。

 そして、この話題をきっかけに「自身」ではSMAPたちのこれまでの「Triangle」を通じての“反戦”の思い、そして戦争、平和といった政治的メッセージについても紹介していく。たとえば、中居正広は09年のドキュメンタリー番組で「戦争に対しての意識がどんどん薄れている気がします」と語ったり、香取慎吾は反戦をテーマに作られたブランドの服を着たり、戦争について知ってもらいたいと語るなど、メンバーそれぞれが反戦に対し強い思いを持っていることを改めて浮き彫りにしていく。

 さらに木村拓哉も3月6日のライブツアー千秋楽でピースサインを掲げた上、「Triangle」を熱唱したこともネットなどで話題になっていた。解散したとはいえ、大きな影響力のある元メンバーたちが、それぞれが呼応するように反戦を訴え、自身たちの反戦ソングを改めて歌う。そして、そのことが社会に賛同され、大きなムーブメントとなり、曲にも注目が集まる。

 素晴らしいことだと思う。これこそがアーティストの、そして影響力のある芸能人の素晴らしさであり、役割のひとつだと思う。賛美されて当然だし、SMAPや曲に注目が集まるのも素敵なことだ。

 しかし、少し引っかかる。今回のウクライナ侵攻はロシアによる戦略戦争として世界的に批判を浴びているものだ。そして日々伝えられているウクライナの惨状は痛ましい。日本政府もこれを批判している。

 だが、これがロシアの戦争ではなく日本についてだったらどうだろう。というのも、この「Triangle」現象の特集を読んで、5年ほど前に起きた日本の悪夢のような芸能人バッシングを思い出したから。

 当時の安倍政権下で強行された安保法制。これは集団的自衛権の行使などを認めたもので“戦争法”とも言われた。この法律により、もし米国が軍事攻撃(たとえば北朝鮮)をすれば、自衛隊が米軍と一緒に参戦する可能性、危険性もあるものだ。

 そして当時、一部の芸能人、アーティストたちが安保法制反対を訴えたが、“芸能人は政治的発言はするな!”といったバッシングがネットを中心に巻き起こった。危険な戦争法案に対して批判しただけで「反日」などと攻撃された。そして、こうした風潮は安倍政権が終わった今でも、日本社会に根づいていると思われるから。

 他国の戦争でも自国の戦争でも、戦争は戦争。どんな理由があってもしてはいけない悲惨なこと。日本を代表するアイドルだったSMAPの反戦記事を読んで改めて強く思う。

 大物独身芸能人のひとり黒柳徹子、御年88歳。独身で子どもはない。これまでの長年の活躍を見れば資産家だと容易に想像がつく。そうなれば世間、そして世間的にも関心を寄せるのは“遺産”問題だろう。黒柳の場合はどうなのだろう、何か問題や事情はあるのだろうか、と。

 「女性セブン」では、そんな黒柳の近況と今後について詳しく報じているが、それはちょっと不思議なものだ。黒柳には信頼を寄せるオートクチュールのビーズ刺繍デザイナーで「ビーズ王子」と称される田川啓二氏(62)という男性がいる。田川氏は16年に黒柳の事務所代表になり、18年には黒柳が設立した「一般財団法人黒柳徹子記念財団」の代表理事にもなっている。彼は黒柳の衣装を手がけ、収録にも必ず付きそう関係だという。

 さらに田川氏の弟分A氏も黒柳が信頼を寄せるひとり。18年には田川氏から事務所代表の座を受け継いだ。さらに黒柳は30年ほどを過ごした場所から、田川氏とA氏が住む地域のタワマンに引っ越しし、そのタワマンの同じフロアにはA氏も居住しているのだとか。

 信頼する人と近くで生活する。そして財団を任せる。肉親ではないから、こうしたやり方も“あり”なのだろう。もちろん黒柳のことだから“その後”のことも考え、何かしらの対策も打っているのかもしれない。

 だが心配でもある。記事には黒柳には疎遠になっているとはいえ弟2人と妹ひとりがいるというから。疎遠だろうがなかろうが、きょうだいは黒柳の相続人となる。これまで多くの大物芸能人(主に男性)が(主に)女性問題、遺産問題で晩節を汚したり、周囲や親族への遺恨を残すことになったりしている。

 素晴らしい解決策を黒柳はすでに用意してあるのだろうか。知りたい。今後の男性芸能人の晩節のためにも(笑)。

 所属事務所から異例の声明で見放され、独立した東出昌大だが、「女性自身」によれば“俳優として表舞台復帰は難しい”らしい。そこで水面下で計画されているのが、東出の監督転身。自分で監督して自分で主役。実現すれば、そりゃいいだろう、東出にとっては。しかし実現するには8,000万円から1億円もの資金が必要だという。スポンサーを見つけられるかどうか――。“可愛がられる性格”と言われた東出の力量やいかに!?

悠仁さま「コピペ問題」でマスコミが将来の天皇に忖度!?  後追い報道の摩訶不思議な経緯

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

 またしても悪夢のようなことが現実化した。ロシアがウクライナ攻撃を開始したのだ。日本メディアも連日この武力攻撃について報じ、またSNSなどでも現地の悲惨な様子が伝えられている。大国の莫大な戦力と、一方的な他国への侵略、軍事攻撃など許されるはずがないが、しかし、いつになったら世界は人類は戦争という暴挙と手が切れるのだろう。暗澹たる気持ちだ。

第591回(2/24〜3/1発売号より)
1位「悠仁さま 『天皇皇后両陛下の元へ』 紀子さま強行の代償」(「女性セブン」3月10日号)
参照「悠仁さまがお答えに!受賞作のコピペ問題」(「女性セブン」3月3日号)
2位「赤川次郎 明日への窓 女性の人生を壊す性暴力を許してはならない」(「女性自身」3月15日号)
3位「松本潤 『10代からディナーを』告白 黒柳徹子と“20年交際”秘話」(「女性セブン」3月10日号)

 “将来の天皇”悠仁さまの進学に大きな関心が寄せられている。2月16日、筑波大学附属高等学校への合格が発表されたからだ。秋篠宮家が子どもたちを学習院以外の学校に進学させてきたのは周知のことだが、特に今回は“提携校進学制度”という不透明な制度を利用した進学ということで、“皇族の優遇”との疑惑や批判も噴出している。

 女性週刊誌各誌もこの問題を扱っているが、「女性セブン」では将来の天皇教育は問題山積みの秋篠宮家ではなく、兄君でもある天皇陛下のもとで、との機運が宮内庁内にあるという仰天情報を報じている。

 眞子さまの結婚問題を期に湧きあがった秋篠宮家バッシングだが、今回も特に紀子さまへの風当たりがまだまだ強い。そんな風潮を見事に反映した「セブン」の紀子さま批判とも言える特集記事だが、悠仁さまの進学問題と同時に、先週から話題になっていることがある。

 それが悠仁さまのコピペ問題だ。悠仁さまが昨年3月「第12回子どもノンフィクション文学賞」で佳作を受賞したのだが、その作文にほかの著作物、文章と酷似した箇所が複数あったという問題だ。

 そして何を隠そう、この問題をスクープしたのが先週(2月17日発売)の「セブン」だった。「セブン」は先週号で、悠仁さま作文と酷似した文章を並べて詳細を検証、そして宮内庁にも事実関係を確認しているのだが、そこで宮内庁は参考文献の記載漏れがあったことを認めたのだ(意図的な盗用は否定)。

 さらに宮内庁は「セブン」に対し「ご指摘に感謝します」とお礼まで言っている。これは異例の対応だというが、ともあれ「セブン」の立派なスクープ記事である。しかしこの報道、なんだか摩訶不可思議な経緯をたどっている。

 というのも「セブン」発売当日、このコピペ問題は宮内庁の発表もあり、全国各紙でも取り上げられたのだが、しかし、なぜ問題が発覚したのかはきちんと書かれていないのだ。外部から指摘があったとか、週刊誌関係者からの指摘があったとか、なんだかあやふや。

 確かに、この問題は「セブン」だけでなく同日発売の「週刊新潮」(新潮社)でも特集されていたが、だからって――。まるで報道ではなく、善意の第三者からの指摘で発覚したとでも言いたいらしい。しかも、悠仁さまもその指摘に感謝していると書いた社も。

 そもそも「コピペ問題」などと言うとなんだか軽い感じになるが、これは立派な盗作、剽窃問題である。しかし大手マスコミが、それを矮小化しようとしたのかな。将来の天皇に忖度!? そしてスクープ報道したメディア名を明記せず、曖昧な言葉で同業他者の手柄を明記しない。ちゃっかりと後追い報道はするくせに。そんなメディアの特性も改めて浮き彫りになった。

 「女性自身」にある赤川次郎氏の不定期連載「三毛猫ホームズが開く 明日の窓」は毎回瞠目に値するものだ。今回もまた素晴らしい。取り上げられたテーマは性暴力、そしてジャーナリスト伊藤詩織さんだ。

 伊藤さんは2016年に、元TBS社員であり、当時首相だった“安倍晋三氏に最も近い記者のひとり”の山口敬之さんから性暴力を受けたとして、実名でこれを告発した女性だが、赤川氏は彼女を追った2月13日放送の『目撃! にっぽん「声をあげて、そして」』(NHK)を端緒に性暴力について論じている。

「改めて思うのは、女性にとって男性からの性暴力がどんなに深い傷をもたらすか、である」
「同意のない性行為はレイプである。――この常識が日本で当たり前になるのはいつの日のだろう」

 おっしゃる通り! しかも赤川コラムの瞠目すべきは、伊藤さんが受けた性暴力だけでなく、その背後にある“事情”にもきちんと言及していることだ。

 というのも、この事件の特異な点は、伊藤さんの訴えから警察も捜査を開始、そして証拠が固まったとして15年6月、逮捕状を持った捜査員が成田空港で山口氏を逮捕すべく待ち構えていたところに、突然、上層部から「取り止め」のストップがかかったことにある。

 そしてストップを指示したのは“菅義偉官房長官の子飼い”である当時の中村格・警視庁刑事部長だった。その後、山口氏は不起訴になったが、“安倍首相に最も近い記者のひとり”である山口氏と安倍官邸との関係が、捜査に何らかの影響を与えたのではないのかと指摘されてきた。

 さらにこうした背景から、伊藤さんが告発会見を開いても大マスコミの多くがこれを黙殺したり、また民事で伊藤さんが勝訴しても安倍官邸との背後関係は無視するといった状況が続いたのだ。しかし、この点についても赤川氏は切り込んでいる。

「(山口氏の行為は犯罪だろう)実際、山口氏には逮捕状が出たが、それを止めさせたのは、当時の安倍首相と親しかったための圧力と言われている」
「最後に付け加えれば、山口氏の逮捕を止めた刑事部長中村格は今、警察庁長官である」

 素敵です! しかし残念なのは、当の女性週刊誌本体がいまだこの問題を大きく、そして持続的には扱っていないことだ。赤川氏はこれまで6回もこの問題を取り上げているのに――。

 2月24日放送の『徹子の部屋』(テレビ朝日系)に嵐の松本潤が初出演し話題になったが、松本と黒柳徹子の“長〜い関係”を「女性セブン」が紹介している。

 松潤が10代の時、メリー喜多川氏に呼ばれ、徹子との初対面を果たしたが、徹子は2時間半、一方的にしゃべっていたらしい。そして命名されたのが「謎の会」。その後も、頻繁に会合を持っているらしいが、徹子、さすがっ! 面白い!  

田原俊彦のビッグマウス、藤あや子60歳のセミヌード、石原慎太郎氏の婚外子と遺産……女性週刊誌は「昭和」が元気!

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

 多くの問題を引きずりつつ北京オリンピックが閉幕した。そして女性週刊誌にも活躍選手の秘話など、関連記事が数多く掲載されている。しかし個人的には、ほぼ関心がないのでランキングには入れませんでした。あしからず。

第590回(2/17〜2/22発売号より)
1位「職業・田原俊彦“ジ・アイドル”『まだまだ現役続けます』」(「週刊女性」3月8日号)
2位「藤あや子 60才艶ビキニ 美ボディーの磨き方」(「女性セブン」3月3日号)
3位「石原慎太郎さん『4兄弟と婚外子』遺産をめぐる受難」(「女性セブン」3月3日号)
※「女性自身」は合併号休み

 がん闘病を公表していた西郷輝彦さんが亡くなった。75歳。昭和のアイドルでありスターがまたひとり世を去った。なんだか寂しい気持ちになったが、しかし今週の「週刊女性」を見て元気になった。笑った。これまた昭和のアイドル・田原俊彦が今年1月に写真集『DOCUMENTARY』(講談社)を出したが、そのインタビュー記事がすごかったから。

 まずはドーンと大きく掲載されている田原のビキニ姿の写真(写真集の1ショット)。引き締まった腹筋、とても今年61歳とは思えない! ほかにも真っ赤なふんどし姿のセミヌード写真もあるらしい。これは写真集発売の記者会見でマスコミにお披露目され、話題にもなっていた。だが、そのボディー以上に笑えたのが、田原のインタビューとそのビッグマウスぶりだ。

 その肉体をインタビュアーから褒められた田原だが、撮影に向け、特別なことはしていないとして、こんなエピソードを。

「でも撮影の数日前にギックリ腰をやっちゃって。だから本当に何もできなかった。それでこのクオリティーだから、やっぱり俺ってスゴイよね。もうビッグ超えちゃってるよ!」
「ただ色気は年齢を重ねた今のほうが表現できているって思う。若いだけがすべてじゃないんだよね。だから、俺にはまだまだ伸びしろがあるはず!」

 衒いのまったくない自画自賛。さすがです。頭が下がります。恐れ入ります。さまざまな言葉を尽くしても足らないくらいだが(笑)、さらにこんなことも。

「頭の中は女の子のことしか考えていない(笑)」

 これまた、さすが! 60代が簡単に言える言葉ではない。しかも田原は実際に、ここ近年に至っても、女性とのデートの様子が盛んに報じられてきたものね。そして“女性”に絡め、写真集に仕掛けられたもう一つの話題がある。

 それは写真集を作ったのが写真週刊誌「フライデー」(講談社)チームだったことだ。田原自身、写真集のきっかけがフライデーからの誘いだったと語っているが、フライデーは30年以上昔から田原を追いかけ続けていた因縁の関係。

 中でも衝撃的だったのは、1988年の中山美穂との熱愛報道だろう。当時2人は相当にビッグな存在。そんな2人が真剣熱愛というのだから世間もざわついた。さらに妻子との別居のきっかけも「フライデー」報道だった。2015年、28歳年下の女優との不倫疑惑を「フライデー」に報じられた田原は、妻子を残し別居。その後も毎年のように若い女性とのデートをフライデーされ続けてきた。

 そんな宿敵・フライデーとタッグを組む。話題性だけでなく、自分の人間性の“ビッグさ”も演出できるってわけだ。

「こっちは何人もの女友達と疎遠になって散々な目に遭ったっていうのに、よくもまぁ……って思ってたよね(笑)。でも、これも何かの縁かと思ってタッグを組んでみたら、とんでもないモノができちゃった」

 またしても衒いのまったくない自画自賛。さすがです。頭が下がります。恐れ入ります。

 昭和は、まだまだ元気だ。

 そんな“元気な昭和”は田原俊彦だけではなかった。田原と同世代、60歳の藤あや子が脱いだ。4月15日に初ビキニ姿もある写真集が発売予定なのだとか(これまた田原と同じ講談社から)。

 そして、これまた記事中央にドーンと掲載されたセミヌード写真。美しい。そして藤は田原と違って(笑)自然体で、若さや美について語っていく。ヨガやキックボクシングを“努力”ではなく“習慣”として続けていること。バランスの取れた食事に加え一大決心して大好きなお酒を断ったこと、そして24歳年下の夫とのお家デート――。

 そして、こんなお言葉を!

「美しく健康であり続けることを心がけていれば、私たち女性は幸せになれると思うんです。そのためなら努力もできるはず。私自身は、『いまがいちばん幸せ』だと心から思っています」

 恐れ入ります、素敵です。昭和はまだまだ、まだまだ元気だ。

 そして3位も昭和を代表する作家であり、昭和の大スター石原裕次郎の兄・石原慎太郎氏に関するもの。石原氏は今年2月に89歳で逝去したが、その遺産について「女性セブン」が今後待ち受けるかもしれない問題を指摘している。

 石原氏には4人の息子がいて、その関係性は良好だが、もうひとり、30代の婚外子A氏が存在する。石原氏はこのA氏を認知もしていることから、4人の息子同様、遺産相続の権利が発生するというもの。現在、どんな状況になっているのかは明らかにされていないが、今後どうなるのか、大変気になる状況であり情報だ。

 昭和の話題もまた健在だった。

千葉真一氏の死をめぐる「週刊女性」と「フライデー」、“矛盾がいっぱい”の代理戦争

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

 衝撃だった。2月5日、芥川賞作家の西村賢太さんが急逝した。前夜、乗車中のタクシー内で体調を崩して病院に搬送され、しかしすでに心肺停止だったという。54歳。若すぎる。昭和の無頼の匂いのする作家だった。存在感のある作家だった。そして故ナンシー関さんを思い出した。やはりタクシーの中で体調を崩して亡くなったという共通点が頭をよぎったから。西村さんの若すぎる死、そして若すぎたナンシーさんを改めて偲びたい。

第589回(2/10〜2/15発売号より)
1位「千葉真一さん 存在しない『通夜』と疑惑の真相」(「週刊女性」3月1日号)
2位「東出昌大“通勤”はボコボコ事故車 流転の居候」(「女性自身」3月1・8日合併号)
同「東出昌大 詐欺師の次は妻をボコる“DV詩人”」(「週刊女性」3月1日号)
3位「小栗旬 『演技が乱される!』西村まさ彦は共演NG」(「女性自身」3月1・8日合併号)
※女性セブンは合併号休み

 内容や真偽のほどはどうであれ、久々のメディア代理戦争、情報戦の様相を呈しているのが千葉真一氏の死をめぐる関係者たちのバトルだ。その構造は、ざっくり言うと千葉氏の長女・真瀬樹里(+千葉氏の実姉+芸能事務所代表の鈴木哲也氏、以下「実姉サイド」)VS長男・新田真剣佑と次男・眞栄田郷敦(+JAC代表と千葉氏のマネジャー、以下「JACサイド」)というもの。そして代理媒体は、実姉サイドに立つのが「フライデー」(講談社)で、長男やJACサイドに立っているのが「週刊女性」だ。

 そもそも千葉氏が亡くなる1カ月ほど前、独占インタビューを行っていた関係からか、「週刊女性」は千葉氏が亡くなった直後から勃発したトラブル、たとえば四十九日の法要が2回行われたことや、遺骨・お墓の問題、そして偲ぶ会が二手に分裂して行われたことなどに関しても、JACサイドに肩入れしていた感があった。

 そんな中、「フライデー」が3週にわたり、実姉サイドに立った告発記事を掲載する。千葉氏の実姉が実名で、JAC代表ら取り巻きによって長女や親族が千葉氏の死に目に会えなかったり、火葬に参列もできず、また法要を仕切ったりする機会を奪われたと主張したのだ。そして実姉は、千葉氏の通夜に出席した知人から、通夜に前田家親族(千葉氏の本名は前田禎穂)が誰も出席していないかったことを問われたり、千葉氏の遺品をJACサイドに勝手に持ち出されたと主張もしている。

 それに対し、JACサイドに立ち大反論を展開したのが、今週の「週女」だ。「フライデー」(実姉サイド)から「黒幕」と名指しされたJAC代表の西田真吾氏が「週女」取材に応じ、大反論!

 そして西田氏自身の証言を紹介、実姉が通夜を知らされなかったというが、しかし通夜自体、実は行われていない、火葬も親族に伝えたが、“稽古があるから行けない”などと断られた、遺品は生前千葉氏から譲り受けていたものだったなど、ことごとく実姉サイドの告発を否定したのだ。

 「週女」は、“敵対する”芸能事務所代表の鈴木氏に関して“所属事務所の代表を名乗る”という枕詞をわざわざ付けたりと、JACサイドに完全に肩入れもしている様子がありあり。

 一方の「フライデー」も千葉氏マネジャーのA氏を直撃し、その矛盾を指摘、そして鈴木氏の言葉として「Aはちょっと調べればわかるウソを、ためらいもなく平然と吐く」などとJACと敵対し、実姉サイドに完全に立つのだ。

 まあ、結論から言うと、どっちもどっち(笑)。「私たちのほうが千葉を知っている」「私のほうが千葉と親しかった」「信用されていたのはこっちのほう」「千葉の遺志を正統に継ぐのはこっちだ」。そんなメンツとメンツのぶつかり合い、プライドのぶつかり合い、利害関係のぶつかり合いだ。

 どちらが事実を言っているのか、ウソを言っているのかなんて、もう関係ない。というより双方とも矛盾がいっぱい(笑)。だからメディアも、どちらかに完全に肩入れして、代理戦争だ! ここまで露骨なものは久しぶりで、芸能マスコミ的にも面白い。今後もしばらく続くんだろうな。

 やっぱり「週刊女性」は東出昌大に優しい。先週も東出の事務所退所をめぐる記事を掲載、しかもそのトーンはなぜか東出に同情的というか優しいものだったが、今週もまたまた東出の近況ネタが掲載されている。

 記事によると、現在公開中の映画『コンフィデンスマンJP英雄編』に出演している東出だが、今年初冬に主演映画が公開予定だという。しかも東出が演じるのは妻に暴力を振るった実在の詩人・三好達治。製作サイドは三好のイメージが東出にぴったりだと、熱烈ラブコールの末、主演抜てきとなったらしい。

 この映画のクランクインの直前には「週刊文春」(文藝春秋)によるハーフ美女呼び寄せスキャンダルもあったが、撮影には真面目に取り組んでいたという。やはり好意的。

 というのも今週「女性自身」にも東出ネタが掲載されているのだが、こちらは、けちょんけちょん。ボコボコになった“まるで事故車”に乗り、マネジャーもつけずに一人現場に行く東出の様子や、主演舞台の観客が入らず“惨敗”“大コケ”状態だったことを報じている。

 2つの記事を比べて改めて思った。「週女」は東出のこと、相当好きなのか?

 これまでも意外なトラブルメーカーぶりが知られている西村まさ彦だが、今をときめく俳優・小栗旬からも嫌われているらしい。しかも相当に。理由は西村の独りよがりな演技や、共演者に対する配慮がないことだとか。そのため、すでに14年の共演の際にはほとんど口もきかなかったとか。

 なるほどね。西村といえば、三谷幸喜脚本の『古畑任三郎』(フジテレビ系)でブレークしたが、三谷から紹介された所属事務所から独立するなど騒動を起こしたことも。

 同時に愛人問題も勃発、当て逃げ事件も起こしたりと、トラブルが続き、三谷との不仲になったと言われる。さらに20年には糟糠の妻との離婚トラブルなども報じられたことがあった。

 小栗と三谷という大物から嫌われてしまった西村。でも、今後どんな作品に登場するのか、逆に興味が湧いてきた。

東出昌大、「事務所退所」報道は誤報!? 確証なき「週刊女性」記事の不可解

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る

 作家であり政治家だった石原慎太郎氏が逝去した。メディア、特にテレビは追悼特集を組み石原氏の功績、その生き様を賛美してみせた。そして、女性や外国人差別発言などヘイトと思われる言動はスルー。亡くなったからといって、こうした問題にフタをするマスコミ、どうかしている。

第588回(2/3〜2/8発売号より)
1位「事務所ホームページでは今でも出演情報が更新されていて……東出昌大『1月末退所』が突然、“延期”の不自然」(「週刊女性」2月22日号)
2位「オミクロン株 軽症でも後遺症の恐怖『40代主婦が“認知症”状態に』」(「女性自身」2月22日号)
3位「深津絵里 子役の素朴なギモンに女心吐露『錠一郎 捨てられない…』」(「女性自身」2月22日号) 

 とても不自然で、なんらかの意図があるのでは? そんな少々不可解な記事が、「週刊女性」に掲載された東出昌大の事務所独立、退所に関するものだ。

 記事によると1月末日で所属事務所を退所すると報じられた東出だが、しかし、現在に至るまで東出の退所は公式に発表されていない。それどころか、事務所の公式ホームページには、今後の活動情報が更新さえされている。そのため、この退所情報自体に疑問符を投げかけているのだが、記事には逆に東出が“退所しない”という明らかな根拠もなく、断定はされていない。

 その一方、退所情報がマスコミに出回った理由は事務所の対応にあると、こんな指摘をするのだ。

「今回の独立報道においても、週刊誌編集部からの質問状に対し、《現状お話しできることはございません》と、否定とも肯定ともつかないコメントを出しています。“独立しない”のであればきっぱり否定するところですが、“現状では”といった含みのある表現をしたことで、また業界内で物議を醸してしまったようです」(芸能プロ関係者のコメント)

 つまり、事務所がどっちつかずの、そして何か匂わせるようなコメントを出したことが、この独立報道(誤報?)の原因だと指摘、というより糾弾さえしているかに見える。

 そして事務所批判の一方で、なぜか東出本人についてはこんな擁護をする。

「(不倫騒動以降東出は)仕事現場でとても物静かに過ごすようになっていました。飲み会などにもあまり顔を出さず、質素な生活を送っていますね。周囲と交流を持たず、あまり自分のことについて多くを語りたがりません」(映像制作会社関係者)

 いや、いや、東出は昨年10月、仕事現場に恋人を呼び寄せたことを「週刊文春」(文藝春秋)で報じられ、“全然懲りていない”ぶりを見せたではないか。実際、今回の「週女」記事にもこの一件が記されていて、“質素な生活”ではないのは明らか。にもかかわらず、「週女」はこんな矛盾した擁護的内容を臆面もなく記しているのだ。

 なんなんだ? さらに驚くのが、事務所批判だけでなく、東出の周辺スタッフの中には東出のネガティブ情報に興味津々な者がいるとして、ネタ元についてこんなくだりが。

「そうなると、業界内でも“事務所が怒っているんだって?”“どうやら辞めちゃうらしいよ”と、本人がいないところで噂話がどんどん大きくなってくるんです。そういう関係者内での噂レベルの話をマスコミに流してしまう人もいるんですよ」(同・映像制作会社関係者)

 まるで関係者(ネタ元)からのうわさ話をそのまま真に受けて、そのままマスコミが退所情報を適当に書いてしまった、そう受け取れる。でもこれって、週刊誌が裏も取らず書いてはいけないことなんじゃない? そもそも、うわさレベルだろうが情報をつかんだら、その裏を取って記事にする。それが週刊誌のお仕事では? 

 しかも退所情報を最初にスクープしたのは写真週刊誌「FLASH」(光文社)だが、「週女」はそれを「一部週刊誌」と表現。さらに、「週女」のニュースサイト「週刊女性PRIME」に掲載された同記事には、匿名の週刊誌記者コメントを含めたこんな一文も。

「それにしても、東出にまつわる報道が多いのはなぜか。冒頭の週刊誌が報じた“独立説”についても『まさか適当に話を作って書いたわけはないでしょう』(週刊誌記者)というが……。」

 これは完全に「FLASH」にけんかを売っているな。そしてこう主張したいらしい。独立説は誤報であり、その原因は事務所と「FLASH」にある、と。

 でも、しかーし。「週女」にしても“独立はない”という確固たる根拠は得ていないようだし、どうやら“誤報”とまでは言い切る自信がないと思われる。そのうち本当に退所したらどうしよう、いや、まだわからないしな――。そんな揺れ動く確信なき不思議記事だった。

 オミクロン株の感染拡大がなかなか収まらない中、「女性自身」がオミクロン株を軽視している世間に対し、警鐘を鳴らす特集を組んでいる。

 しかもこの特集、特筆すべきは新型コロナウイルス、そしてオミクロン株の脅威や深刻な後遺症について単に指摘するだけではなく、コロナ軽視発言をして物議を醸す著名人たちを批判、その反論としてコロナの恐怖を指摘していることだ。

 まず冒頭、芸能界の大御所・ビートたけしの「(オミクロン株は)大したことないって言えばいいんだよね。単なる風邪だと思えばどうってことない」(『新・情報7days ニュースキャスター』TBS系・1月22日放送)との発言を紹介、さらに、“オミクロン楽観発言”を繰り返すダウンタウン・松本人志、そして元東京都知事の舛添要一を名指しした上で、専門家である「ヒラハタクリニック」の平畑光一院長がこう一刀両断している。

「現実を何もわかっていません。こういう話を聞くたびに怒り心頭になります」

 平畑院長は新型コロナの後遺症に悩む患者3,300人以上の診察をしてきたプロだという。そしてオミクロン株の後遺症も、これまでと同等かそれ以上だと、具体的ケースを紹介しながら、説明していく。すごく納得できる特集だ。

 でも、それでもきっとビートたけしや松本人志や舛添要一は、自分の考えを変えることはないんだろうな。

 たとえば松本。記事では松本が『ワイドナショー』(フジテレビ系・1月16日放送)で行ったコメント「オミクロン株は怖いと思っていない。緊急事態宣言になることが怖い」とのコメントを紹介しているが、今回に限らず、松本は同様の発言をしてきた。

 同じく『ワイドナショー』で「感染者数を毎日のようにニュースで言うのも、もういいんじゃないかな」と言ったり、政府が接待を伴う飲食業を休業補償対象から外そうとした際には、「水商売のホステスさんが仕事休んだからといって、普段のホステスさんがもらっている給料を、われわれの税金で、俺はごめん、払いたくはないわ」と言ったり。

 今回の松本、そしてたけしもそうだが、こうしたコロナ軽視発言の背景には、弱者差別、排除の考えや、コロナは自己責任といった新自由主義的考え、そして「自分たちだけは安全だ」という根拠なき思考停止があるのだろう。

 しかし、こうした著名人たちの発言は影響力も大きい。そしてこうした発言で、コロナ・オミクロン株が軽視され、本来なら守られるはずの国民の生命が危険に晒されてしまう。そして政府、行政のコロナに対する失政批判も封じ込められる危険性もある。

 オミクロン株の脅威とともに、コロナを軽視する著名人たちにも警告を発するこの特集、素敵だった。

 NHK朝ドラ『カムカムエブリバディ』の舞台裏秘話を「女性自身」が報じていて面白い。該当部分の記事をそのまま引用したい。

「小学4年生のひなた役を演じたのは、音楽ユニット『Foorin』でも活躍した新津ちせさんです。
 新津さんは両親役の深津(絵里)さんとオダギリジョーさんに突然、『るいは、働かない錠一郎とよく離婚しないですね?』と聞いたそうです」

 これに対し深津は「捨てられないでしょ!」と答えたらしいが、ちせちゃんのお父さんは、あの新海誠監督。よく働いているものね、パパ!