黒柳徹子とさだまさし、桑田佳祐と長渕剛、共演NGネタを報じ続ける女性週刊誌の窮状

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

 早い猛暑に早い夏のネタ枯れか。週刊誌業界ではお盆前後が“夏のネタ枯れ”期間などと言われてきたが、今週の女性週刊誌を見ると、すでにネタ枯れ状況のようで。ろくなネタがない! ということで――。

第607回(6/23〜6/28発売号より)
1位「黒柳徹子『さだまさしも有吉弘行も』次々共演NGの“生前整理”」(「女性セブン」7月7・14日号)
2位「桑田佳祐と長渕剛 犬猿すぎるロックスターの結末」(「女性セブン」7月7・14日号)
3位「藤井フミヤ 深愛の妻と手つなぎルール」(「女性自身」7月12日号)

 冒頭、言い訳のようになっているが先週、先々週と続き、またしても芸能界犬猿の仲&共演NGネタをお届けすることをお許しいただきたい。でも、仕方ない。しつこくこのネタを繰り広げる女性週刊誌、そして今週、ほかにめぼしいネタがほとんどなかったから。

 思えば、この一連の流れをつくったのは「女性セブン」(6月23日号)だった。「石田ゆり子と米倉涼子『共演NG』15年因縁の決着は『安住紳一郎』」と題し、石田と米倉双方がかつて俳優の岡本健一と付き合っていたという“恋人かぶり”などが理由で、共演NGだと報じたのだ。しかし報道後、石田ゆり子が速攻で報道を否定。

 しかし、そんなことがあった直後、今度は「女性自身」(7月5日号)が松田聖子とユーミンの蜜月とその後の確執、そして和解を報じた。記事には、18歳だったユーミンのデビューに関与し、売り出しキャッチコピー「新感覚派ミュージック」を手がけた音楽評論家で尚美学園大学副学長の富澤一誠氏の「喧嘩別れなどではないと私は思います」との否定コメントがあったが、「自身」はそれを無視したような記事作り。

 芸能マスコミにとってこうした不仲・共演NGネタは“ネタ切れ”のときに便利な風物詩だと先週も指摘したが、またしても今週「セブン」が不仲・共演NGネタをぶち上げた。かなり大物芸能人たちを登場させ、しかも芸能特集トップ記事で。そして2本立てという複数攻撃だ。石田ゆり子に速攻で否定され、批判されたことがよっぽど悔しかったのか、意地になっているのか!? とも思える力の入れよう。

 まずは黒柳徹子とさだまさし。大物である。『徹子の部屋』(テレビ朝日系)の常連で徹子の“盟友”とまで言われてきたさだ。しかし、ここ5年以上共演がないという。そこで「セブン」は検証した。最後の共演『徹子の部屋』の2016年12月5日のオンエアを。

 この年、黒柳周辺ではある異変が起こっていたらしい。“ビーズの貴公子”こと田川啓二氏をブレーンとして迎え入れ、事務所の社長にもつけた。現在では同じマンションの別部屋に住んでいるとも報じられた人物だ。そして「セブン」は推測した。さだのある発言に田川氏が危機感を示したのではないかと。それが、さだの“黒柳徹子保存会”発言だ。

 さだは最後の『徹子の部屋』出演の際、“黒柳徹子保存会を立ち上げ、自身が初代会長になる”という旨の発言をしたらしい。冗談半分のような発言だったが、しかし田川氏は違った。黒柳と田川氏には、ある共通の悲願があった。それが財団設立と黒柳の着物や工芸品などのコレクションを後世に残すための美術館の建築だ。冗談かもしれないとはいえ、さだの“保存会発言”は容認できるものではない――。

 もちろん、これらはあくまで「セブン」が周辺関係者に取材した結果の推測だ。というのも、結局、記事では黒柳サイドやさだサイドに取材した形跡はないから。っていうか、こうした記事って、当事者たちにアテない(確認取材しない)ことがほとんどだ。「共演NGですか?」などと聞いても「違います」の一言で否定されれば、それまでの取材や調査が水の泡。記事もボツになりかねないからね。今回もそう。

 しかし、今回の共演NG記事は単なる不仲ネタではなく、田川氏の存在をクローズアップしたことも興味深い。さだとの共演NGの真偽は別にして(苦笑)、黒柳の現状、そして田川氏というパートナーとの強い絆、そんな田川氏とタッグを組んだ徹子の“生前整理”の行方という意味では興味深いものだったから。今後、黒柳の動向は田川氏の存在抜きでは語れないこと、そして芸能マスコミも田川氏の動向に注目していることも徐々に明確になってきた。

 そんな「セブン」のもうひとつの共演NGネタが桑田佳祐と長渕剛だ。こちらもビッグである。

 記事ではまず「時代遅れのRock’n’Roll Band」の話題から入る。桑田佳祐、佐野元春、世良公則、Char、野口五郎(みな66歳前後の同世代)が参加する豪華チャリティバンドが結成され、同名のシングルも配信されヒットチャート1位に。そんな話題性抜群のバンドだが、記事ではある疑問を投げかける。65歳でチャリティに力を入れてきた長渕剛がいない、と。それをきっかけに、40年近い桑田と長渕の“断絶”“決裂”“けんか”“いやがらせ”の歴史を紐解いていくのだ。

 たしかにこの2人の犬猿関係は有名だからね。そして記事では2人が犬猿の仲となるきっかけである1983年のサザンコンサートから、5年後の長渕の意趣返し、さらに94年の桑田の楽曲の中にあったフレーズでの長渕激怒など、その軌跡を追っていく。

 詳しくは記事を読んでほしいが、これらはその時々の芸能マスコミや音楽マスコミで大きな話題になったことばかり。それを「時代遅れ〜」の話題性から引っ張ってきたってわけだ。

 しかし願わくば、こちらこそ双方に取材してほしかった。事実はすでに明らかになっていることばかりだから、聞きたいのは現在において双方がどう思っているのか。和解するつもりはないのか、など今後のこと。でも怖いよね、取材するの。特に長渕。その気持ちはわかる。

 そんな中、ほっこりした記事がこれ。今年7月に60歳記念の日本武道館ライブを控える藤井フミヤだが、交際42年、結婚32年の妻とは現在でもその関係が良好で絆も深いらしい。42年間、2人は今でも手をつないで歩き、目に見えない運命の力を感じているという。そんな夫婦の絆を報じた「女性自身」。

 でも、これらフミヤの告白は「自身」が直接取材したものではなく、6月18日放送の『人生最高レストラン』(TBS系)にフミヤが出演して語ったことを引用、紹介しただけ。

 やはり今週、よっぽどネタがなかったんだな。

松田聖子とユーミンが確執31年!?  不仲・共演NGネタが繰り返される残念な理由

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

 6月20日に行われた杉並区長選。当選したのは無所属新人(立民、共産、れいわ、社民推薦)の岸本聡子氏だ。東京23区では3人目の女性区長となる。国会議員(衆議院)の女性比率が9.7%と世界の中でも超低水準な男尊女卑の日本にあって、女性の区長の誕生は喜ばしい限り。その活躍を期待したい。

第606回(6/16〜6/21発売号より)
1位「松田聖子 “確執31年” ユーミンと和解 再出発に届いた『友情の白ユリ』」(「女性自身」7月5日号)
2位「細田衆議院議長『セクハラ』吉川赳『パパ活』岸田自民党『女性蔑視』本質が露呈!」(「女性自身」7月5日号)
3位「所ジョージ 自身のYouTubeチャンネル閉鎖を発表 “広告拒否”で消える『草なぎ剛の唄』」(「週刊女性」7月5日号)

 やはり芸能マスコミは懲りてもいないし、反省もしていないらしい。先週「女性セブン」が報じた石田ゆり子と米倉涼子の共演NGネタ。その理由のひとつにかつて2人は共に俳優の岡本健一と付き合っていたという“恋人かぶり”があったとの記事だったが、当事者の一人である石田ゆり子がこの報道に対し大激怒。報道を否定した上で、「セブン」批判も繰り広げたことが話題になった。

 だが、そんな騒動があったにもかかわらず、今週の「女性自身」がまたも大物同士の不仲ネタをトップ特集で報じている。今度は松田聖子とユーミンこと松任谷由美だって。

 記事によると1982年、初めてユーミンと聖子がタッグを組んだ「赤いスイートピー」の大ヒット以降、いくつもの楽曲でヒットを飛ばした2人だが、84年の「時間の国のアリス」を最後にユーミンは聖子に楽曲提供をしていない。

 そのため確執や不仲説が取りざたされたが、聖子のデビュー35周年の2015年、ユーミンは「永遠のもっと果てまで」を提供し、話題になった。タイトルにある“確執31年”というのはこの間のことらしい。でも15年って、もう7年も前の話でしょ。それをなぜ「自身」はいまさら、このタイミングで蒸し返しているのか。

 それは、神田沙也加の死と、それを乗り越え全国ツアーをスタートさせた聖子にあった。さいたまスーパーアリーナで行われた6月のツアー初日、唯一個人でスタンド花を贈ったのがユーミンだった。

 そこからひもとき、これまでの確執と15年の和解を“美談”に仕立てた、という体らしい。さらに花束の中に白いユリがあったが、かつて沙也加が“Lily”名でモデル活動をしたこともあったことも紹介される。

 なるほどね。確かに聖子とユーミンの不仲説は、かつて盛んにうわさされたことだが、あまりに昔すぎてもう知らない人も多いだろう(そもそも興味もないかもしれないが)。そこで今回の贈花をきっかけに、過去を振り返る、総括する。読者の高齢化も顕著な女性週刊誌らしい企画だが、しかし、そもそもの不仲説に関して、記事の中でもこんな否定コメントが。

「単に、ユーミンのもとに楽曲提供のオファーがなかっただけではないでしょうか。プロデューサーの意向で別の人に依頼する時期が続いたということで、けんか別れなどではないと私は思います」

 このコメントを出したのは音楽評論家で尚美学園大学副学長の富澤一誠氏。富澤氏といえば、18歳だったユーミンのデビューに関与し、売り出しキャッチコピー「新感覚派ミュージック」を手がけた人物でもある。

 そんな人物が不仲説を否定しているのに、それでもタイトルに“確執31年”とうたい、特集掲載を強行した「自身」。よっぽどネタがなかったのか――。不仲ネタ、共演NGネタは当人や周囲が否定しても、風物詩のように繰り返されるのかもしれない。ネタ切れのときは特に――。

 そんな「女性自身」だが、芸能ネタ以外では素敵な企画が掲載されている。それが“自民党女性蔑視”特集だ。参院選を控えた現在、自民党から女性に絡むスキャンダルがいくつも噴出、世間を騒がせている。

 その筆頭が「週刊ポスト」(小学館)が報じた吉川赳・衆院議員の“パパ活”疑惑だろう。18歳女性に4万円の小遣いを渡し、高級焼肉店で飲酒した上、高級ホテルで過ごしたというこの疑惑。情報番組などで大きく取り上げられたが、吉川議員は自民党を離党したものの議員辞職せずに雲隠れ。

 そして、もうひとつが「週刊文春」(文藝春秋)が報じた衆議院議長という重鎮・細田博之議員による、複数の女性記者などに対するセクハラ疑惑だ。しかも細田議員は報道を事実無根として民事提訴。これは現職の衆議院議長としては前代未聞の暴挙でもある。

 「自身」ではこの2つの疑惑を取り上げるだけでなく、過去の自民党議員が起こした女性スキャンダルとその顛末を紹介、こうしたスキャンダルの背景には自民党の“女性蔑視の風潮”があり、しかもそれは“自民党の体質でもある”と切り込んだ。

「自民党による女性スキャンダルを振り返ると、ほとんどが離党させるだけで問題をうやむやにしてきた」
「自民党内には“女は男の後ろをついてくるもの”という考え方がいまだに根強く残っています」
「議員や秘書、党職員の多くが、“女性にリーダーは務まらない”と本気で思っている現状があります」
「立場の弱い女性議員が声を上げることは、より一層むずかしいことなのです」

 素晴らしい指摘だと思う。そして吉川議員はともかく、マスコミが忖度しているからか、その卑劣な行為をあまり批判されていない重鎮・細田議長についても言及されていることも評価したい。参院選を控え、歴代自民党の“女性蔑視体質”に切り込んだ特集に拍手したい気分だ。

 所ジョージが自身のYouTubeチャンネル「SETAGAYA BASE工作部」を閉鎖するらしい。その理由は「広告などつけたくない なのに今年の6月1日から グーグルは勝手にアトランダムで つけるんだそうです」ということらしい。

 巨大IT企業の“勝手なやり口”に一石を投じる所ジョージの気概は素敵だが、一方、YouTubeは本業でないし、所さん、金持ちだからな、とも思ってしまった。

1990年代のお騒がせタレント「マリアン」、超金持ち元夫との仰天生活! 懐かし芸能人のスクープが意味すること

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

 「侮辱罪」を厳罰化する改正刑法が成立した。インターネットなどでの誹謗中傷が大きな社会問題となっていることからの流れだが、しかし問題は多い。これが政治家や権力者への正当な監視、批判活動に適用される恐れもあり、表現の自由、言論の自由を妨げるという懸念もあるからだ。恣意的な適用をされる危険性もあり、昨今の腰が引けたメディアはさらに萎縮するだろう。その適用には“監視”の目が必要だ。

第605回(6/9〜6/14発売号より)
1位「マリアン 『元夫とその元愛人と』不気味すぎる同居生活」(「女性セブン」6月23日号)
2位「石田ゆり子と米倉涼子 『共演NG』15年因縁の決着は『安住紳一郎』」(「女性セブン」6月23日号)
3位「市川染五郎 乗り越える“役が来ない”ジンクス」」(「週刊女性」6月28日号)

 マリアン、懐かしい名前だ。40代以下の人はほとんど知らないのではないのか。かつてのお騒がせタレントで1980年代から90年代にかけて私生活ネタでワイドショーを騒がせたことも懐かしい。そんなマリアンの現在の状況を「女性セブン」が報じている。

 記事は、まずこれまでのマリアンの軌跡を追っているのだが、改めて読んでも波乱万丈だ。少々コンパクトに紹介すると、独身時代には数々の男性と浮名を流したマリアンだが、87年、25歳の時、結婚相手に選んだのは超お金持ちの実業家男性。そして挙式費用は、なんと2億6000万円なり! それから8カ月後、実業家夫の浮気が発覚するも、どうにか夫婦生活は続行し、3人の子どもも生まれ、そのゴージャスな生活も話題に。が、その間もお金持ち夫の浮気癖は直らず、98年に離婚する。

 この離婚劇もマスコミを大いに騒がせた。マリアン自身がテレビ番組で夫の不貞を涙ながらに訴えたが、その後、慰謝料5億円と月150万円を請求していたことが発覚し、大バッシングが巻き起こったからだ。さらに夫の両親も参戦し、悪口、暴露合戦。そんなドロドロの離婚劇はワイドショーにとって格好のネタだったため、これを連日大きく取り上げてた。ワイドショーも、まだまだ元気だった時代だ。懐かしい。

 そして、ここからが本題だ。マリアンと離婚したお金持ち夫は、その8カ月後ホステスだったB子さんと同棲していることが発覚、その後再婚し子どもももうけた。当時、B子さんとは不倫の関係だったのではとの疑惑も指摘されたが、その後、元夫とB子さんも離婚してしまったらしい。

 だが、しかーし、現在、マリアン、元夫、B子さんの3人が同じマンションに同居しているというのだ。確かに「セブン」による仰天スクープだ。しかも、このマンション、元夫の所有で土地だけでも10億円はくだらないという物件。

 元夫は今でもお金持ちだ。そしてマンション3階の400平米を超える部屋で、3人が同居しているという。確かにタイトル通り“不気味”だが、「セブン」の直撃に答えた元夫によると、マリアンとの間に生まれた長男夫婦も同居していて、B子さんの子どもも泊まりにくるなど、マリアン一家、B子さん一家の関係も良好らしい。

 記事では60歳になったマリアンが老後の生活に不安を感じ、元夫を頼ったのではと推測しているが、それにしても斬新だ。しかも、この同居生活は元夫の財力があってのものだろう。すごいなお金持ちって。そして思った。当時マスコミにバッシングされたが、ここまでわかりやすい成金的、上昇志向的芸能人がめっきり少なくなったな、と。

 さらに思った、マリアンネタがトップクラスの特集3ページになっているのが女性週刊誌の現状だと。

 芸能マスコミでときおり掲載される共演NGネタ。しかし、その多くが大物俳優やタレントが長年共演したことがなかったというだけで、マスコミが勝手に推測したり、または本人たちは別にNGではないのに、テレビ局や制作サイドが、なんらかの理由で勝手に忖度NGにしていることからマスコミが騒ぎ立てて、というパターンも多い。

 そんな中、「女性セブン」がぶち上げたのが石田ゆり子と米倉涼子の共演NGネタだ。2人は15年以上共演がないというが、記事によれば、その理由はいくつもあるようだ。

 まず安住紳一郎の存在。石田からの強いラブコールで石田のラジオ番組にゲスト出演した安住。番組中、安住を愛する人たちの話題になったが、安住大好き人間として知られる米倉の名前は一切出なかった。これが一つ。

 そして、もう一つが“恋人かぶり”だ。かつて2人は、ともに俳優の岡本健一との熱愛が報じられたことがあった。最後は鈴木京香の存在だ。長年、鈴木と米倉は共演NGとうわさされてきたが、昨年、米倉は自身のディナーショーに鈴木をゲストとして招き、うわさを全否定した。にもかかわらず、石田との共演NG疑惑には現在までも言及されないから、だそうだ。

 まあ、どれもこれもこじつけっぽいよね。説得力がない。唯一なるほどと思うのが恋人かぶりくらいか。

 そして案の定、この記事が世に出るやいなや、当事者の一人である石田ゆり子が大激怒。自身のインスタグラムに「全く根も葉もないことを書かれて勝手に共演NGと言われるのは非常に困ります。本当に困ります」と全否定、それだけでなく、「こういう根拠の全くないネットニュースを書くかた 何を考えてるんでしょうね…みんなが迷惑ですし、わたしも困りますので」と「セブン」批判も繰り広げたのだ。

 石田のおっしゃることは、ごもっともだと思う。単に15年共演していないだけで、こんな特集記事を書いちゃうんだから。そして、タイトルを改めて見て思った。「石田ゆり子と米倉涼子」。米倉より石田のタイトル名前順が先なんだ、上なんだ、と。これって芸能界での順位でもあるわけで。石田ゆり子、恐るべし……。

 NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』でも話題になった市川染五郎17歳。若き歌舞伎界のプリンス、素敵です。だが、そんな染五郎には歌舞伎俳優として“弱点”があるらしい。それは「顔が小さい」こと。歌舞伎では顔が小さいと迫力に欠けてしまうのだとか。うらやましいような、かわいそうな、そんな染五郎の“弱点”ネタだった

いしだ壱成の“ツインソウル”“多重人格”“入院”……女性週刊誌全誌が注目する前途多難な人生

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

 コロナ禍で延期されていた市川海老蔵13代目市川團十郎白猿の襲名披露が、ついに行われることになった。めでたい。海老蔵の襲名ではない。勸玄くんが8代目市川新之助になることのほうだ。幼い身に悲しいこと、大変なことがいろいろ降りかかった勸玄くん。見ていてハラハラドキドキ。立派に成長してほしいと願うばかりだ。

第604回(6/1〜6/1発売号より)
1位「いしだ壱成 『上京時の所持金は7000円 河相我聞くんにもお金を借りました』」(「週刊女性」6月21日号)
参照「いしだ壱成 『奇行撮! “医療大麻”吸引』と『ずぶ濡れ通勤』(「女性自身」6月21日号)
参照「いしだ壱成 『芸能界に戻りたいから…入院することにしました!』」(「女性セブン」6月16日号)
2位「宇多田ヒカル 『週3回も精神分析』解けぬ母の呪縛9年」(「女性自身」6月21日号)
同「宇多田ヒカル 『母の死』告白で秘した『病床の父』」(「女性セブン」6月16日号)
3位「ビッグダディ 息子が巨額借金で失踪『大家族で返済中です』」(「女性セブン」6月16日号)

 やはり心配だ。いしだ壱成。先週「週刊女性」が壱成の近況とその告白を報じたが、今週も引き続き壱成の告白特集を掲載していて、さらに心配になった。いや、「週女」だけではない。今週は「女性自身」「女性セブン」と女性週刊誌全誌が壱成ネタを扱うという珍事が起こっているのだが、それらを総合すると、さらに心配になる。

 まずは、このネタに関し独走状態(笑)にある「週女」から。記事のキーワードは“ツインソウル”である。なんのこっちゃと思うだろう。筆者もそう思う。しかし壱成が多用するこの“ツインソウル”という言葉は、“魂の片割れ、心が共感した関係”“魂の恋人”なのだという。そして壱成の近況はツインソウルを軸に展開していく。

 石川県での離婚後、男性支援者2人を得て群馬のホテル合宿暮らしを始めたが、金銭トラブルで逃げるように上京。ここまでが「週女」が先週報じた内容だ。そして今週はというと――。

1. 上京した時、所持金が7,000円だった壱成が思い出したのがSNSで知り合った中部地方に住む“ツインソウル”Aさん。以前から資金援助を受けていたこともあり連絡を取ると、すぐに自宅に呼ばれ居候をする。が、プラトニックな関係で、4月上旬に壱成が再上京したのを機に同居を解消する。

2. 以前から壱成のライブ配信にコメントをくれていた主婦Bさん。5月14日に都内のイベントで初対面を果たすが、ひと目で“ツインソウル”と確信した壱成は、その場でマネジャーを依頼。Bさんはその後仕事にも同伴、さらに霊視もできて、夫婦で壱成を援助している。

3. SNSがきっかけで知り合った会社経営の女性社長Cさん。時々おいしいものを食べさせてもらったり、仕事を紹介してもらう“ツインソウル”らしい。

4. SNSで知り合った看護師のDさん。ホテルでの待ち合わせを提案され、会った途端“ツインソウル”だとわかったらしい。そのままベッドを共にして恋人に。

5. SNSで5月27日に新マネジャー“ゆうちゃん”を発表。しかしテレビ業界人の彼女は“ツインソウル”でないらしい。

 以上が壱成自身の口から出た彼の近況だ。短期間にSNSを通し次々と現れる“ツインソウル”。先日、海老蔵がSNSでナンパを繰り返し、多重交際をすっぱ抜かれたが、壱成のほうはSNSで“ツインソウル”、もとい“スポンサー”“支援者”探しということなのか。

 しかし精神が不安定だという壱成の周りに集まるこれらの人々が善意の支援者なのか、はたまた何かの意図があるのか、“ツインソウル”というあまりにスピリチュアルな響きとともに心配になる。

 そして壱成の口から飛び出した驚き発言は、これだけではなかった。

「現在、解離性障害に加えて多重人格と診断されていて、自分の中に11人の人格があるんですよ」

 躁うつ病を告白していた壱成だが、多重人格というのは衝撃的な言葉だ。だが、このことを前提に、「女性自身」の以下の記述を読んでほしい。

「困るのは仕事の約束をしても、本人が忘れて、約束自体を覚えていないことも。本人いわく『もう一人の自分が約束した』そうです。父・純一さんもかなり心配していると聞きました」(いしだの知人コメント)

 知人が心配するのはもっともだろう。そして「女性セブン」では、まわりにこれ以上迷惑をかけないため、また芸能界復帰のため2週間から2カ月ほどの入院を決意したことを壱成自身が語っている。

 前途はまだまだ多難なようだが、トラブルではなく復帰して活躍する壱成の記事を、女性週刊誌全誌で読んでみたいものだ。

 そして「女性自身」「女性セブン」の2誌が取り上げているのが宇多田ヒカルの近況ネタだ。ネタ元は宇多田が8ページにわたりインタビューを受けたファッション雑誌「VOGUE JAPAN」(コンデナスト・ジャパン)から。誌上での宇多田の発言を受け、「自身」と「セブン」がいろいろ“解説”を繰り広げているのだが、その対比が興味深い。

 まずは「自身」。宇多田が9年近く、週3という頻度で精神分析を受け続けているとの発言をクローズアップした。記事によると精神分析とは心理カウンセリングとは違い、無意識の領域を扱うもので、頭に浮かんだことを話し、分析家が解釈、生きづらさを感じている人に最も効果があるのだとか。なるほど、知らなかった。

 さらに精神分析に取り組むようになったのは自殺した母・藤圭子の影響が強く、その関係を「“いかに清算していくか”ということが、治療の焦点」だと説明、治療によって「そこから解放された」と精神分析家による解説を掲載している。

 一方の「セブン」は捻りが、そして視点が一味違った。インタビューでは母親や私生活にかなり踏み込んだ発言をしているが、しかし父親であり音楽プロデューサーであり、天才・宇多田ヒカルを二人三脚で育て上げた宇多田照實氏についてほとんど語っていない、ということに焦点を当てたのだ。

 そして実は現在、照實氏は自宅である都内の高級マンションには住んでおらず、“病床に伏しているなど、体調がすぐれない”のではという近況、そのことを宇多田も心配し、精神的動揺も少なくないこと、さらに個人事務所に初めて家族以外の役員を就任させる“準備”もしているなど、2人の状況の変化を報じている。

 同じインタビュー記事から発生した2つの女性週刊誌記事。比較すると「セブン」のほうが目の付け所が“芸能記者のプロ”っぽいと思った。

 かつては大きな世間の注目を浴びていたビッグダディこと林下清志一家。ドキュメンタリー番組が終了しても、時折家族を含めたお騒がせ情報がもたらされていたが、今度もびっくり。三男が1,700万円もの借金をして失踪、で、家族でその返済をしているのだとか。が、本来、子どもの借金を親や家族が返済する義務はない。連帯保証人にでもなっていたのか?

いしだ壱成、父・純一も巻き込む新たなトラブル! 元マネジャーとの関係に見る深刻な事態

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

 松井一郎大阪市長に“スラップ訴訟”を起こされた返す刀で、“反スラップ訴訟法”を作るとして今夏の参院選にれいわ新選組から出馬を宣言した水道橋博士。5月30日の大阪地裁での口頭弁論でも「権力を持たない私人に対する口封じ、イジメの裁判をできない法律を作るために立候補予定者になった」と“反松井一郎法”への熱意を語った。その意気やよし! 素晴らしい。応援したい。

第603回(5/26〜5/31発売号より)
1位「いしだ壱成 『マトリが来るから逃げろ!』決別のウラに父・石田純一の絶叫」(「週刊女性」6月14日号)
2位「松田翔太 『実家愛が強すぎて』妻とすれ違い生活の瀬戸際」(「女性セブン」6月9日号)
3位「えなりかずき 『泉ピン子の逆鱗』後は俳優業ゼロの受難」(「女性セブン」6月9日号)

 芸能ファミリーもいろいろ大変だ。そんなことを思わずにいられなかったのが今週の1、2位のネタだ。

 まずは石田純一ファミリー。5月8日には前妻との長女であるモデルのすみれに第1子が誕生し、インスタグラムで石田純一と現妻の東尾理子、その子どもたちと幸せそうな集合写真を公開した石田一家だが、しかし一方で元妻との長男であり一家のお騒がせ男・いしだ壱成にまたもや不穏なトラブル情報が。その詳細を報じた「週刊女性」によると、事態はいろんな意味でかなり深刻そう。

 まず登場するのは壱成の移住先だった石川県で塗装業に携わり、離婚後に困窮していた壱成にご飯を食べさせるなど支援してきたK氏。K氏によると、壱成は「再び芸能界で頑張りたい」と相談してきたため、K氏は芸能関係の仕事経験者である知人のT氏と壱成を引き合わせた。

 そしてT氏が経営する群馬のホテルで壱成の俳優活動をバックアップしようと、K氏とT氏がマネジャーになり、3人で芸能事務所の設立を目標に、共同生活を始めたという。そこで壱成はトイレ掃除しかせず、あとは部屋で寝るか、元妻や友人と電話するばかりで感謝の言葉もなかった。さらに、こんな言葉を残しホテルから去っていったという。「父からマトリ(麻薬取締官)がそっちに向かっているから逃げろと連絡が入ったので、いったんこのホテルから出る」と。

 ここまでがK氏、T氏の主な主張だが、しかし「週女」が壱成に事情を聞くと、話は大きく食い違う。親分肌のK氏、そして芸能関係者だったT氏を頼ったが、壱成はうつ病を患っていることもあり、部屋で横になることも多かった。そのため毎夜、酔った2人から説教されたという。さらに壱成には、金銭トラブルも発生していたらしい。

 共同生活からほどなく、壱成にギャラが100万円という植毛手術モニターのオファーが入る。しかし、それをマネジメントしたT氏により、壱成の取り分はたったの5,000円だったというのだ。さらに2人は、壱成だけでなく娘に対しても“ダメ人間になる”などと怒鳴ったというのだ。

 真っ向から違う両者の言い分。しかし記事を読めば双方の言い分を鵜呑みにできない感じがありありだ。まずK氏、T氏サイドについての矛盾や疑問。

 そもそもなぜ3人が群馬のT氏のところで共同生活をする必要があったのか、まったく不明だ。壱成が住むところがなかった? 経費削減? しかし芸能の仕事経験がないはずのK氏も一緒の必要はない。しかも「週女」の取材に対し、K氏はこんなことまで言っている。

「ずっと面倒を見てきました。こんな終わり方は納得できません。父親の石田純一さんからでもいいので、誠意のある対応をしてほしいのです」(K氏)

 “誠意のある対応”って、何か脅されているようで怖い。しかも壱成は47歳。そんな大人に対し、親(純一)が代わりに“誠意を示せ”って言ってるわけでしょ? これの言い分、思考もなんだか怖い。

 一方の壱成も負けず劣らずかなり変だ。「持病でところどころ記憶が曖昧」とエクスキューズしながら、前記の父・純一からの“マトリ電話”について、“絶叫まじりの電話が入った”としてこう語っているから。

「父から “マトリがそっちに向かっているから、その場から逃げろ”と電話があったんです。もちろん、父の勘違いなのですが」
「父は以前から、クスリをやっていないかと心配する電話をくれていたんです。あと最近は自粛期間中の飲み歩きのバッシングを受けてから精神的に弱っていて、思い込みも強くなっています」

 いや、純一が絶叫してそんな電話をすることがまず信じ難いが、さらにはK氏、T氏との金銭トラブルも「たぶん嫉妬されたのかなって思います……」って、唐突すぎて意味がよくわからない。

 そして純一の事務所は「ノーコメント」。これまで「不倫は文化」発言や、コロナ感染で世間を騒がせたパパの、不肖の息子のトラブル。華やかな芸能一家・石田家にあって女性たちは堅実なイメージだが、しかし男たちは――トホホである。

 そして2位も芸能一家ファミリーの物語だ。偉大な名優・松田優作が遺した家族。しかし、その絆の強さゆえに、いろいろ大変そうで。

 松田家の次男で俳優の翔太が結婚したのは2018年のこと。お相手は父親が大横綱・元千代の富士の次女でモデルの秋元梢。当時ラブラブだった2人の結婚は多くの人々に祝福された。だが、しかーし。「女性セブン」によると、2人は現在別居中で、今年4月半ばに行われた翔太の兄・龍平とモーガン茉愛羅の再婚披露宴に、梢は姿を現わさなかったというのだ。

 そして注目すべきは、2人のすれ違いの理由について、記事では翔太の“モラハラ”と“マザコン”が指摘されている点だろう。

「梢さんが驚いたと言っていたのは、翔太さんから『敬語を使ってほしい』と言われたこと」
「翔太さんは、どうしても(実母の)美由紀さんと梢さんを比べてしまうところがあるといいます」

 また、モデルとして“格上”の梢が翔太にアドバイスをしたところ、不機嫌になってしまったこともあるとか。最悪である。

 松田ファミリーといえば、ゴッドマザー・美由紀のもと、長男・龍平、次男・翔太、末っ子のゆう姫とその結束の強さは度々指摘、報じられてもきた。

 毎年の美由紀の誕生日は家族総出で毎年盛大に祝い、ほかに兄弟の誕生会、食事会なども頻繁に行われてきた。

 しかし一方で、“嫁”にとってはたまらないものかもしれない。実際、長男・龍平が前妻で女優の太田莉菜と離婚したのも、松田一家の絆の強さゆえ、とけ込めなかったのも一因と指摘された。そして次男も――?? 

 芸能ファミリーのその後の行方が注目される。

 やはり芸能界は怖い。“親子”から一転、犬猿の仲になってしまった泉ピン子とえなりかずきの“渡鬼母子”。その原因に、ピン子と“えなりママ”の確執が伝えられているが、最近、えなりのメディア露出が激減し、近況さえ不明なのだという。

 そこで、えなりの状況について「女性セブン」が家族経営の所属事務所に電話で問い合わせたが、そのやりとりがすごかった。「今後一切ここに連絡しないでくださいね!」など、過剰とも思える強烈な反応が。こんな反応を引き出したピン子、やはり最強か!?

朝ドラヒロイン・黒島結菜が“東京の兄”と慕う、「不倫転落俳優」の現在とは

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

 やはり日本マスコミはおかしい。山口県阿武町の誤送金問題。誤送金された男性が逮捕されたが、連日マスコミ、特にテレビでは、この問題が大きく取り上げられている。そこまでして騒ぐか? もっと重要な問題があるのでは? うんざり。

第602回(5/19〜5/24発売号より)
1位「黒島結菜 ラーメン、ウイスキー、保護犬を教えてくれた東京の“ニーニー”裏切りの転落姿」(「週刊女性」6月7日号)
2位「浅田真央 『密着姉舞とギャンブル』姉妹の袋小路」(「女性セブン」6月2日号)
3位「清野菜名 木村佳乃が注入した『ママ女優の気魂』」(「女性自身」6月7日号)

 この記事とタイトルには思わず笑ってしまった。現在放送中のNHK朝ドラ『ちむどんどん』。そのヒロイン女優・黒島結菜のこれまでの経歴や人柄に関する記事なのだが、そこでなぜか大きくクローズアップされているのが、あの東出昌大だ。

 記事では冒頭、黒島のデビューのきっかけや沖縄から上京して大学を中退したことなどが記され、黒島の東京生活を支えたのが杏だったことも紹介される。2016年に公開された映画『オケ老人!』で共演したことがきっかけで、黒島は杏を“東京の姉”と慕うようになった。そして、その関係は現在でも続いているという。

 と、ここまでは記事全体の4分の1程度の分量だ。黒島と杏とのほほえましいエピソードも書かれている。ここまではいい。しかし、問題はこの後。杏の夫だった東出が登場し、その後の話題はずーーっと東出。しかも、ディスられまくりの内容なのだ。

 黒島にとって杏が“東京の姉”なら、当時家族ぐるみで付き合いのあった元夫の東出は“東京のニーニー(兄)”だったのだとか。そして黒島と東出のエピソードがつづられていく。いわく、黒島にウイスキーの味を教えたのは東出、保護犬を飼うよう勧めたのも東出、お気に入りのラーメン店を教えたのも東出。しかし、そんな“東京のニーニー”は不倫がきっかけで転落したと、改めてその“転落”の経緯も紹介もされる。そのトーンはもちろん、ケチョンッケチョン。

 そして、現在の東出の姿も「週刊女性」はキャッチしていた。5月14日、群馬県前橋市で行われた朗読劇に出演した東出だが、記事には劇場から出てきた東出の写真を掲載、劇での東出評価が低かったことを指摘するだけでなく、東出が一人乗ってきた車についても、こうディスった。

「駐車場に止めていた実家の国産車に乗り込むも、車の側面には大きな擦り傷やへこみ。前方部分はガムテープで補修するなど、見るからにボロボロ」

 もちろん、「週女」がこうして東出をクローズアップして、改めてバッシングしたのは、朝ドラと黒島の話題性にあやかってのことなのは明らかだろう。なにしろ、ドラマの中の“ニーニー”(竜星涼演じる賢秀)もかなりダメ人間として描かれているから。

「朝ドラでは主人公の兄も、詐欺にひっかかり家族の借金を増やし、東京では妹のお金も借りて姿を消して……大事な人の気持ちを裏切り続ける姿は、どこか重なりますよね」(記事内スポーツ紙記者のコメント)

 実際、ドラマ中の“ニーニー”は“ダメニーニー”とネットでも大きな話題になったが、そんなドラマのダメニーニーと“東京のニーニー”東出を重ねて、東出批判を繰り広げちゃうとは――。「週女」のすごいこじつけだが、しかしこのこじつけ、嫌いではない。しかも、だ。これだけ東出にスポットを当てて、大批判を展開しながら、記事タイトルには東出の名前は一切なし。こうなるともう「週女」の意地悪さに笑うしかない。

 事務所から追放されて以降、さらにバッシングにさらされ続ける東出だが、一方で、こじつけだろうがバッシングだろうが、マスコミに取り上げられ続けていること自体はすごいことだと思う。妙な存在感や愛嬌がある。

 次も衝撃的な記事だ。浅田舞と浅田真央の姉妹。一時は犬猿の仲だった2人だが、現在はとっても仲良く、しかも一緒に暮らし始めているという。姉妹仲良しのほほえましい姿だと思うが、しかし記事では「自由すぎる姉」と「一途すぎる妹」だからこそ、“奔放な姉”に妹・真央が影響されないかと心配する。大きなお世話だ。その後、衝撃の事実が明かされる。それが舞のパチスロ通いだ。

 いや、パチスロがダメなわけではない。しかし記事を読むと、舞はパチスロに相当“ハマって”いるのではと危惧されるのだ。ニュースサイト「NEWSポストセブン」には、パチンコ店での舞の姿など数多くの写真とともに、雑誌よりも詳述しているので、そちらも参照したい。

 「セブン」がパチンコ店に向かう舞を目撃したのは5月5日のことだったという。ゴールデンウイーク真っ只中だ。しかもこの日は、ゾロ目の日。1年でいちばん当たりが出やすい日なのだとか。そんな日にパチスロに向かった舞。そして居合わせた客のこんなコメントが。

「ボタンの押し方やコインの入れ方など仕草や手付きにはスロッター特有のクセがにじみ出ますから、舞さんもかなりやり慣れてることはひと目でわかりました」
「打ち手としてはスマートな印象でした」
「パチンコは、真央さんが仕事などに出かけている合間に興じているようですが、朝から夕方まで食事や休憩もほどほどに6時間も打ち続けているとなると、もはや単なる暇つぶしというレベルではなさそうですね」

 依存症が心配だ。

 とっても上手な事務所移籍。そう感心させられたのが女優・清野菜名の移籍劇だ。5月14日、清野はそれまでの所属事務所ステッカーからトップコートに移籍すると公表した。

 清野といえば夫はジャニーズの生田斗真。3月には第一子が生まれている。そんな清野だが以前から家族ぐるみで交流のあるのが木村佳乃だという。もちろんその夫はジャニーズの“長男”東山紀之である。夫・生田の大先輩でもあり仲良し関係だ。そんな時、清野と妊娠中の仕事をめぐり所属事務所ステッカーと距離ができた。そのため木村も所属するトップコートへ移籍することを決意――。

 ジャニーズとトップコートという大手芸能事務所が控え、夫やその人脈も錚々たる面子が揃う。すごいぞ、清野。その移籍を邪魔するものはなかったのだろう。アクションだけでなく、人脈も最強。素敵すぎ。

上島竜兵さん、三浦春馬さん、神田沙也加さん、3人の急死を美談にする「女性自身」の記事

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

 20代の頃、よく遊んでもらった麻雀漫画『麻雀飛龍伝説 天牌』の原作者でもある来賀友志(江畑博之)さんが、亡くなった。自らのSNSで急性リンパ白血病を公表し、前向きな闘病に入った矢先のことだった。65歳。若すぎる。飲み屋での笑顔が忘れられない。一度だけ麻雀をして笑われたことも。

第601回(5/12〜5/17発売号より)
1位「上島竜兵さん 有吉弘行に繋いだ志村さん『魂の教え』」(「女性自身」5月31日号)
同「菅田将暉 三浦春馬さん遺命『人を大事に』」(「女性自身」5月31日号)
「松田聖子 沙也加さん形見の手鏡に誓う『もう立ち止まらない』涙肉声入手」(「週刊女性」5月31日号)
2位「安田美沙子 今も《訴訟》中の一文が消えないワケ」(「週刊女性」5月31日号)
3位「竹内涼真 あの彼女がグチる『手料理たべない』」(「週刊女性」5月31日号)
※女性セブンは合併号休み 

 さすがにこれだけ続くと気が滅入る。ダチョウ倶楽部の上島竜兵さん(芸能人、著名人は亡くなったり引退するとなぜか敬称がつく)の急死だ。その前に俳優の渡辺裕之さんの縊死が公表され、衝撃を受けていたところに、さらなる衝撃だった。

 しかし気が滅入るのはその事実だけではない。今週の「女性自身」を読んでいて本当に気が滅入る。だって上島さんはじめ、自殺関連のネタが3本も掲載されているから。しかも、記事の切り口はどれもこれも――という感じのものばかりだ。

 まずは上島さんについて。仕事も順調で死につながる原因がまったくわからないという事務所関係者のコメントはあるが、ほかは上島さんの生い立ちや家族関係、芸人になった経緯などをなぞり、芸能界、お笑い界における業績の大きさを紹介する。そしてキーパーソンとして登場させたのが故・志村けんさんと有吉弘行だ。記事では2人と上島さんとのこれまでの歴史、そして“絆”を描き、早すぎる死を悼む。

 そんな上島さん追悼秘話特集に続くのが、2020年に亡くなった三浦春馬さん関連記事だ。この記事で登場させたのは今をときめく菅田将暉。現在、NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』に出演する菅田だが、出演が決まった時に頭に浮かんだのが三浦さんだったという。お互い俳優として一目置いていた関係で、知人に「春馬さんに大河の話を聞きたかったな」と漏らしていたという菅田。そんな大河系秘話を三浦さんに絡めて紹介、2人の交友の深さを記している。

 そして沙也加さん。もちろん登場するのは実母の松田聖子だ。こちらの記事も沙也加さんと聖子の絆が描かれる。沙也加さんが亡くなって5カ月。ディナーショーを無事に終え、全国ツアーに向け準備中の聖子だが、現在、沙也加さんの形見となったハンドミラーを現場でも使っているという。そして「自身」では聖子の“涙の肉声”を入手したとして聖子の決意をこう紹介する。

「本誌が入手した彼女の“涙の肉声”には、歌にとどまらない仕事の決意がにじんでいた。『周囲に、「休んでいるほうがつらい。もう立ち止まらないし、映画監督もまたやる」と話しています』(前出・芸能関係者)」

 「肉声を入手した」とタイトルでも高らかにうたっているのに、芸能関係者の伝聞コメントとして紹介しているのはかなり不自然だが、おそらくこの“肉声”とやらは、ディナーショーで録音されたような“やばいシロモノ”なのだろう。それはさておき、形見のハンドミラーを介し、亡き娘と聖子の絆が強調される。

 いかがだろう。自殺そのものの原因について記事では変に詮索していないが、それはいいと思う。しかし、揃いも揃って残された人々との絆を妙に強調したり、残された人たちの“立ち直り”を強調したり、その思い出を無理やり美談にしたり――。悲しい出来事を美談でオブラートに包んでしまう。それもいかがなものか。そんな記事が3本も!

 きっと「自身」読者も滅入ってしまうのではと心配だ。

 本当に芸能事務所ってやつは。根性が腐っているとしか思えない。「週刊女性」がタレントの安田美沙子と以前の所属事務所とのトラブルを改めて紹介しているのだが、あまりにひどい。

 「週女」によると、その経緯は以下のようなものだ。安田が当時所属していた事務所を辞めたのは今から2年前の20年3月だったが、それ以前の19年9月、事務所サイドは安田に対しギャラの返還訴訟を起こした。その訴訟は、20年3月に安田が確定申告を修正することで終わった。だがその直後、事務所は安田とアパレルブランドのコラボを闇営業だとして提訴、そして安田は24万円を事務所に支払い、解決させた。

 しかし――裁判が終わったにもかかわらず、なぜか事務所の公式HPには“訴訟が係属中”との文章がそのまま掲載されていた。そこで20年4月、今度は安田がその文言の削除などを求め提訴、しかし裁判所はこれを却下したという。

 訴訟が終わったのに、事実とは違う“係属中”の掲示をなぜ裁判所が認めたのかは記事からは不明だが、実際に事務所公式HPを見ると、そのトップ画面のチョー目立つ場所にこんな文面が!

「お知らせ
 誠に遺憾ではありますが、安田美沙子とは現在訴訟が係属中でありますので、弊社のホームページから安田の肖像やリンクを仮に削除させて頂きました。」

 どんな事情があっても、嫌がらせには違いない。しかもせこい。そして「週女」記事には安田が所属していた事務所「株式会社アーティストハウスピラミッド」の表記はない。これもちょっとした芸能事務所への配慮、忖度か。

 爽やかイケメンだった竹内涼真が、その好感度を激下げしたのは20年5月のことだった。それまで女優の吉谷彩子と同棲していたはずだったが、三吉彩花との交際が「フライデー」(講談社)で報じられ、彼女ポイ捨て疑惑や、金銭トラブルも浮上、その好感度は大暴落していた。

 そして今回、「週刊女性」が報じたのは、現在の彼女・三吉へのある態度だ。料理上手な三吉だが、料理を作ってもそれを食べないどころかデリバリーを頼んでしまうというのだ。記事ではそれが竹内の“極端な食へのこだわり”と表しているが、立派なハラスメントじゃない? いずれにしても、これでまた竹内の好感度は激下がり間違いない。

性暴力、女性蔑視発言がなくならない“男社会”の問題を掘り下げ続ける「週刊女性」

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

 またしても有名芸能人の自殺が。5月3日の俳優・渡辺裕之の縊死だ。しかし今回それを伝えるテレビ情報番組やワイドショーは控えめだった。厚生労働省からも「その内容や報じ方によっては、とりわけ子どもや若者、自殺念慮を抱えている人に強い影響を与えかねません」と注意喚起がされていたし。やっと学んだのか。

第600回(4/28〜5/10発売号より)
1位「ハラスメント告発ムーブメントを生んだ男 俳優 松崎悠希『女優さんでセクハラ・性被害を受けていない人を探すほうが難しい』」(「週刊女性」5月24日号)
2位「“エライ人”の女性蔑視がなくならない深刻理由」(「週刊女性」5月24日号)
3位「『おすぎは死んだわ!』ピーコの幻迷『老老介護の果てに』」(「女性セブン」5月26日号)

 映画監督で俳優の榊英雄の性強要、性加害事件をきっかけに映画・ドラマ界で相次いだ被害者女性たちによる性被害、ハラスメントへの告発。中でも「週刊女性」は映画監督・園子温が女性たちに行っていた性強要の告発記事を掲載し、その後もこの問題を積極的に取り上げている。そして今週もまたこの問題を掘り下げているのだが、これまた素晴らしい内容だ。

 今回「週女」に登場するのは俳優の松崎悠希。松崎は映画『硫黄島からの手紙』などに出演し、日米で活躍する俳優だが、マスコミがこの問題を報じる以前からSNSでの本映画界の性強要問題を告発してきた人物でもある。その松崎が映画界での性加害の実情、その原因として存在する映画界独自の体質などに言及しているのだが、松崎自身も映画界で活動し、その内情を熟知しているだけに、その言葉の一つひとつに説得力が高い。

 タイトルにあるように、性被害を受けていない女優など皆無に近いと指摘する松崎だが、その原因に監督の権限が強いことを挙げている。大きな権限、そしてキャスティング権を持つ監督と、出演を願う俳優は完全に上下関係にあり、逆らうことは許されない。さらに日本ならではの特殊性もあるらしい。

「アメリカでは。先に演技を学び、お芝居ができるようになってから俳優としてのキャリアの階段を上っていきます。しかし、日本はお芝居ができない状態のタレントを出演させている」

 そして監督が素人タレントに演技指導と称して、パワハラ、罵倒、暴行、そして児童虐待まで行われているという映画界。しかもそれが美談化され映画界の“当然のこと”として認識されていく。そうした素地のもと、ハラスメント、性加害は脈々と続けられてきた。それは現在でもだ、と松崎は指摘する。

 こうした実情を語る松崎の言葉は重い。しかも特筆すべきは、松崎が“許せない”と強調するのが、告発された監督個人個人だけでなく、その上に存在する“組織”だったことだ。

「日本の映画会社、テレビ、制作会社などが、“ハラスメントを許さない宣言”を出さないことです。これは本当にありえない」

 そう憤る松崎だが、おっしゃる通り! 確かに映画監督有志が声明を出したり、「映像業界における性加害・性暴力をなくす会」を立ち上げるなどの動きはあるが、しかし、それに映画会社やテレビ局は入っていない。

 特にテレビがこの問題を無視するかのように報じないのは、こうした映画・ドラマ界の体質を改め防止しようとしないばかりか、放置、容認さえしてきた、つまり自分たちも加害の一端を担っているからだ。問題が拡大すれば、いずれ自分たちにも火の粉が降りかかる。それを十分に自覚しているからだろう。そして臭いものにはふたをして、時がたつのを待ち、あとは我関せず。

 松崎が言うように、こうした映画会社、テレビ局の体質を変えなければ、性暴力の問題も解決しない。しかし、こうした事実、本当のことを口にすれば、日本の映画やドラマからパージされる可能性はかなり高いのではないか。そんなリスクも負いながら告発する松崎の言葉は、ますます重いと思う。

 そんな「週刊女性」だが、もうひとつ性加害にも関連する特集が。それが“エライ人による女性蔑視”問題だ。政治家の女性蔑視発言は数多いが、なぜ差別発言は量産され続けてきたのか、その解決法はあるのかを女性蔑視発言にも詳しい弁護士の太田啓子氏が解説してくれている。エライぞ、「週女」。

 太田氏によれば、男性による差別発言は、ひとつにホモソーシャルによるものだという。

「“冗談”含め女性を貶めるようなやり方で、男同士の連帯を強める。そのあり方を『ホモソーシャル』というのですが、これは本当に厄介です」
「男性同士のかばい合いもありますよね。“女癖は悪くても有能なやつだから”と、セクハラを問題にするどころか“あいつはモテるんだ”と肯定的に語ったり、“あんな有能な人がセクハラごときで”と被害を矮小化したり」

 そうそう! キモいかばい合い! しかも、それは社会に歴然とある“男社会”や“そのなかでの特権”という差別にさえ気づかず、加担していることにも無自覚だからだという。だが、この特集でもうひとつ興味深かったのが、こうした差別発言は男性からだけでなく、時に女性からもあることだ。太田氏は「LGBTは生産性がない」との差別発言を行った杉田水脈衆議院議員を例に、こう考察している。

「圧倒的な男社会の中で少数派の女性が認められるために、男性たちの本音をなぞるかのような振る舞いを極端に強調することで、生き残ろうとする女性たちもいるのでしょう」

 太田氏は、これを“少数派が陥ってしまう罠”だと指摘するが、確かにそうかも。性暴力についても“被害者に落ち度があるのでは”という卑劣な批判が、男性だけでなく女性からも出てくることがあるが、それも男社会の論理や価値観に長い間さらされた結果とも思えるし。

 性暴力、差別、女性蔑視発言と、さまざまなことを考えさせられた今週の「週女」。ほかにも中森明菜の実兄直撃や、「人間ドキュメント」の美川憲一、大坂なおみの母・環さんのインタビューなど興味深い記事が多く、多様性を考える上でも必読だ。

 「女性セブン」のタイトルを見てギョッとした。しばらく音沙汰を知らなかったおすぎとピーコ。そして「おすぎは死んだわ」とのタイトル。しかし――。

 実際には、おすぎは亡くなってはいなかった。2人を襲った認知症という病によって、おすぎは施設に、そして介護をしていたピーコもまた同じ症状で、おすぎが施設に入ったこともわからなくなってしまったらしい。

 2人にはLBGTの問題も。記事には高齢者施設とLGBTに関する情報も盛り込まれている。どんどん高齢化する社会と同時に、女性週刊誌の読者も高齢化、そしてネタも老老介護などの高齢ネタに。そんな中、身につまされるおすぎとピーコの近況だった。

小室眞子さん、同じ日に撮影された驚がくの写真! 「女性セブン」「女性自身」“バッシングありき”の印象操作記事

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

 朋ちゃんこと華原朋美がついに25キロものダイエットに成功した。一時は80キロも超えていたというから逆にすごい。太ったともちゃんもかわいくて面白かったが、このままキープして、美しい朋ちゃんの再来を期待している。

第599回(4/21〜4/26発売号より)
1位「独占スクープ 小室圭さんの強情に眞子さんやつれ果てて NY独占撮」(「女性セブン」5月5日号)
同「眞子さん 『セレブ生活は一生安泰』小室圭さんも高笑いの裏保障」(「女性自身」5月10・17日合併号)
2位「中森明菜 『孤高の歌姫』涙の40年秘録」(「女性自身」5月10・17日合併号)
同「中森明菜 『あれは聖子さんの歌だから…』舞台裏で見せた天性の才能と孤独な笑顔」(「週刊女性」5月10・17日合併号)
3位「深田恭子 不動産会社社長恋人不在の泥酔15時間『相談のお相手』(「女性セブン」5月5日号)

 小室圭さんがNYで2度目の司法試験を失敗したことで、またぞろ小室圭さん&眞子さんへのバッシングが再開された。しかも、その内容のいい加減さ具合は推測ばかりで“バッシングありき”具合は今回も健在だった。

 その一例が今週の女性週刊誌でも見事に現れている。まずは「女性セブン」を見ていこう。記事ではいろんな関係者からのコメントとして眞子さんの体調不良が心配されている。こんな風に。

「パートナーがいるとはいえ。海外生活に孤独を感じるのが自然でしょう」
「精神的な不調のほかに、眞子さんの体調に変化があったという話もあります」

 さらに2度続けて司法試験に落ちた圭さんだが、「強情なまでに“司法浪人”を続ける圭さんに対して、眞子さんはお困りなのだという。

「そのマイペースぶりに頭を抱えているのは眞子さんにほかならない」
「夫の“背信”が続いたことで、心が折れてしまわないか心配です」

 そして眞子さんの体調不良は圭さんのせいであり、強情にも司法試験にこだわる圭さんを批判するのだ。いやいや、ここで司法試験を諦めたほうが、さらなる大バッシングを受けるのは必至なのに、まさに圭さんを批判するための批判だろう。しかも「セブン」は“NY独占撮”と銘打って、4月15日に外出した眞子さんの写真を掲載し、こう評した。

「半年前の渡航直前と比べ、やつれているようにも見える眞子さん」

 だが今度は「女性自身」を見ると様子は一変する。NYのある日系人によれば、小室夫妻は現在かなりふっきれた様子で、こう語ったというのだ。

「NYに来て本当によかったです。私たちは、いまがいちばん幸せです」

 だが驚くのはそれだけではない。「セブン」では“独占撮”と高らかにうたっていた眞子さまの近影だが、「自身」でも同じ日に撮られた同じ服装の眞子さまの写真が掲載されていることだ。

 しかも「セブン」では“やつれた”ことを証明するかのように表情は目をつぶって悲しそうで姿勢も猫背気味。しかもボケボケな写真が掲載されているが、一方の「自身」では目もパッチリ、元気そうでかわいらしい表情の眞子さん写真が掲載されている。印象操作も甚だしいが、同じ時間、同じものを見ても恣意的に解釈しちゃう。

 こうして小室さんバッシングは、まだまだ続くのだろう。

 この人はすでに伝説になってしまったのか。5月1日でデビュー40周年を迎える中森明菜について「女性自身」と「週刊女性」の2誌が特集している。しかも両誌とも3ページを割いているのだから、長らく公に姿を現さないにもかかわらず、明菜の存在感がどれほどかがわかるだろう。

 記事は両誌とも関係者によるデビュー当時からの秘話やその人柄、エピソードで構成されている。それを読むと、明菜がいかに才能あふれていたか、しかし、その繊細さやスター性から逆に周囲への不信を強め、心身に不調を生じていったかがわかる。そして、その元凶の一人が近藤真彦だったことも。

 そして夢想する。もし、あの時マッチが明菜に誠実で、事務所から反対されてもそれをはねのけていたら、あんな騙し討ち会見など開かなかったら、現在、明菜はどうなっていたのだろうか、と。

 実の家族とも絶縁してしまった明菜。ときおりマスコミが取材に訪れると、それに応じてきた明菜の実父だが、しかし今回はそのコメントはない。「週女」によると実父は、昨年暮れに体調を崩し入院、実家は誰もおらず荒れた様子だったという。

 デビュー40周年、いまだ姿を現さない明菜の、悲しい近況だった。

深田恭子の「飲酒時間15時間」より心配なこと

 「女性セブン」が心配している。体調不良での芸能活動休止から、少しずつ仕事復帰をしている深田恭子を。仕事をセーブしてストレスも軽減したはずなのに、酒を飲みすぎなのだとか。

 確かに「セブン」は目撃していたようだ。ある日、深田は朝から飲んでいた。その間には渡部篤郎夫妻と焼肉&カラオケバーにも行ったらしい。この日、合計飲酒時間は15時間! 

 確かに心配だが、もう一つ心配が。それが記事に掲載されている深田のお姿。デニムのショートパンツ姿なのだが、パンツ、短い! 短すぎ! 39歳、芸能人とはいえ、あまりに心配な服装だった。

自称「神を操る力を持つ」呪術師との関係に見る、市川海老蔵の罪深いオカルト体質

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

 小室圭さんが2度目のニューヨーク州の司法試験に不合格となったことで、またぞろ日本のマスコミが小室さんへのバッシングを強めている。本当に弱いものいじめが好きな日本メディアである。

第598回(4/14〜4/19発売号より)
1位「海老蔵が心酔する『黒い呪術師』」(「女性セブン」4月28日号)
参照「海老蔵がすがる『晴れ乞い100万円』怪祈祷師」(「女性自身」5月3日号)
2位「写真家藤里一郎『思いが先走って…』 有名カメラマンがモデルの女性に性加害」(「週刊女性」5月3日号)
同「新たに女優3人が性被害告発『私も榊監督に辱められた…』」(「女性自身」5月3日号)
3位「南原清隆 内村とは別の『ツレ』と見せた“夜の顔”」(「週刊女性」5月3日号)

 「女性セブン」が市川海老蔵のスキャンダルを連発している。SNSでナンパした複数女性との“多重交際”をスクープすると、お次は亡き妻・小林麻央と暮らした家に複数女性を連れ込んでいる様子をスクープ、そして14日発売の最新号では海老蔵に寄り添う“怪しい男性”の存在をすっぱ抜くという快進撃。海老蔵周辺でよいネタ元がいるのだろう。

 それは置いておくとして、問題は“怪しい男性”の存在だ。記事によると、その男性X氏は海老蔵に寄り添って行動を共にし、時折、祈祷をするかのような奇妙な動作をしながら「呪文」のようなものを唱えているという。それは歌舞伎座でも行われていたというが、そんなX氏に海老蔵は全幅の信頼を寄せているというのだ。

 確かに海老蔵がスピリチュアル、オカルト好きなのは有名だ。しかも自身が“霊感”があることも隠さない。生前の記憶があると公言したり、オペラ座でこの世の人ではない人から話しかけられたことを語ったり、UFOを見たと言ったり、地震を“当て”たり――。普通に考えるとけっこうやばい人だ(笑)。

 しかし、海老蔵に輪をかけて今回のX氏はたちが悪いかも。だってX氏は「神様や霊、気など目に見えないものが見えて、さまざまな神を操る力を持っている」(記事より)と言う一方、「神々の力を使って、気に入らない人のことを攻撃できる」(記事より)呪術師だというのだから。つまり呪いもできちゃうってことね(苦笑)。 

 そして記事にはもうひとつ、大きな問題・ポイントがある。それがX氏と麻央との関連だ。なんでもこのX氏、生前の麻央の体から“悪い気”を取り除いたり、入院中には病室に出入りし“治療”をして、しかも“病気の進行が止まった”などと主張していたというのだ。

 たちが悪い。生前の麻央がかわいそう。だが、このエピソードを見てなるほどと思った。麻央の姉、小林麻耶が妹の病の標準治療が遅れたことを海老蔵のせいだと示唆していたが、それはある意味正しかったのではないのか。海老蔵のオカルト体質が大きく作用したのではないだろうか。罪深いとしか言いようがない。

 そして海老蔵とスピリチュアルと言えば、もちろん登場するのがスピリチュアルな夫を持ったせいで海老蔵と袂を別った麻耶だ。自身も超スピリチュアルな義姉・麻耶はどう反応するのか。もちろん麻耶は、この報道に速攻で反応している。

「あなたの方がよっぽどスピリチュアル好きではありませんか???」
「仕事帰り X氏を連れて妹の部屋に入ってきた 私が席を外した隙に妹に何をしたのだろう」
「母は、私にこう言った『X氏に悲しみを取ってもらったの』はぁ?!? 娘が亡くなったあの日に部屋に来ていたX氏をなぜなぜなぜなぜなぜ信じられるの?????????」

 海老蔵だけでなく芸能界にはスピリチュアル、占い好きは多い。人気商売で浮き沈みも激しいから、なにか目に見えないものにすがりたくなるのだろう。特に成田屋の御曹司として育った海老蔵はプライドも高いし、逆にプレッシャーも大きいだろう。そして対等な立場で相談できる人も少ないと思われる。

 そんな海老蔵と麻耶、スピリチュアルに邁進する2人の今後の動向が、今後もマスコミをにぎわすのだろう。まあ、こうなればもう、どっちもどっちなんだろうけどね。そして少々ゲンナリ(苦笑)。

 先週、先々週と映画・ドラマ界の性加害、性暴力についてスクープ、大きく取り上げてきた「週刊女性」だが、今週もまた性加害についてスクープを放っている。今回俎上にあがった性加害者は女性ポートレートを主戦場とする有名写真家の藤里一郎だ。

 そして告発したのはグラビアアイドルのA子さん。その告発内容は、またしても卑劣極まりない。カメラマンという立場を利用し、撮影と称して密室で2人きりになり性的な行為に及ぶ。これまでのケースと同様、立場の弱い女性に対する卑劣な行為だ。

 しかも藤里は「週女」の取材に対し、「大前提として、恋愛関係にあった」「仮に女性が嫌がっていたとしたら、絶対にやめます」などと、事実を否定している。このコメントに対し、A子さんは怒りをあらわにしたというが当然だろう。しかも藤里から性暴力を受けたのはA子さんだけではないらしい。別の女性は藤里に対し訴訟を起こして係争中というのだ。

 今度また別の被害者が告発する可能性も高いから、引き続き「週女」には頑張ってほしいが、今週は「週女」だけでなく「女性自身」も性加害の告発記事を掲載している。

 「週刊文春」(文藝春秋)が報じ、すでに8人もの被害者が告発した映画監督の榊英雄だが、「自身」ではさらに別の女性3人から榊による性被害の証言を得て、その“手口”を明らかにしている。その手口はほかの8人同様、監督という立場を利用したもので、その悪質性、常習性が証明された形だ。

 本欄で何度も指摘したが、こうした記事、告発はよい意味で連鎖する。卑劣な“性犯罪”を撲滅するためにも、一過性ではなく継続的に取り上げてほしい。

 ウッチャンナンチャンの南原清隆が女性と2人で中目黒で食事をしていた。不倫? いや、そうではなく妻。そして南原がいかに中目黒を愛しているかが紹介されるが、それだけの記事だ。

 でも笑った。当初、記事では女性が妻だと明かされず、“不倫”が匂わされているのだが、そこにこんな一文が唐突に登場する。

「まさか、ナンチャンまでが、人の道に外れる行為を?」

 ナンチャン“までが”って――。相方の過去の行為を揶揄してるんだろうけど、なんだかあまりに唐突で笑ってしまった。