下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!
持続化給付金の電通トンネル法人への委託問題。またもや税金の不透明な無駄使いで大問題だと思うが、しかしテレビはこれを大きく取り上げようとはしない。電通タブーはまだまだ健在……。あ、パソナもか(笑)。
第509回(5/28〜6/2発売号より)
1位「手越祐也 事務所からの呼び出しも断固拒否――『ジャニーズと徹底抗戦!』」(「女性自身」6月16日号)
同「手越祐也 熱望するあの“闇芸人”とのユーチューバー計画」(「週刊女性」6月16日号)
2位「元出演者がのぞき見た 恋愛リアリティショーの『無間地獄』」(「週刊女性」6月16日号
同「人気女子レスラーを死に追いつめた『テラスハウス』の演出暴走」(「女性セブン」6月11日号)
3位「長瀬智也 メンバーが青ざめた『出演ボイコット』(「女性セブン」6月11日号)
先週飛び込んできたNEWS・手越祐也の芸能活動自粛発表。緊急事態宣言下に女性らとパーティをしたり飲み歩いていたりを2度も報道されたことから、ジャニーズ事務所の堪忍袋の尾が切れたのも、ある意味当然のことだろう。
手越についてはすでに先週の「女性自身」と「週刊女性」が“退所情報”としてその動向を伝えているが、今週ももちろん続報を掲載している。
まずは先週“事務所から次はないと最後通告された”と報じた「自身」は、自粛発表後もジャニーズ事務所と手越は今後の話し合いさえできていないし、手越はメンバーとも連絡を取ろうとしていないことを紹介。そして、もし退所となれば、一緒にお花見をした仲でもある安倍昭恵夫人周辺のセレブ人脈を生かした実業家転身を指摘する。
マジですか(笑)。お騒がせな2人だから、実現したら面白いネタを提供してくれそうだが、一方、先週は“手越自らが退所を決意した”と報じた「週女」は、退所後の手越の活動について、いくつかのシミュレーションを提示している。
まずは飲食店経営などの実業家転身について。が、「彼に近づいてくる人の中には、素性がはっきりしない人も多いので、犯罪に巻き込まれる可能性もあります」だって。お次は芸能界残留説。が、「(ジャニーズを)素行不良でクビになるようなものです。(略)そんな彼を引き受けてくれる事務所はないのでは」だって。
その上で「週女」イチ押し(らしい)計画がユーチューバーへの転身。手越は人気ユーチューバーのヒカルと仲良しで、さらにヒカルは宮迫博之とコラボする仲。で、宮迫と手越のユーチューブでのコラボ――。
なんだか、暗くてしょぼい。
だが、こうした情報からわかるのは、手越がこれまで守られてきたジャニーズ事務所から完全に愛想をつかされたということだろう。数多くの女性スキャンダル、不祥事を引き起こしていたが、故・ジャニー喜多川氏や“女帝”メリー喜多川副社長からの寵愛を受け、特別扱いで、お咎めなしということが続いてきた。しかし、現在メリー副社長は第一線を退き、滝沢秀明副社長と藤島ジュリー景子社長体制のもと、タレントの不祥事に厳しい対応をし始めた。
さらに、ジャニーズ事務所の顔色を伺い、これまで手越のスキャンダルをスルーしてきたワイドショーも、これに追随。ってことは事務所からの完全OKが出たということだ。でも、ここまで手越を放置し助長させてきた責任は事務所にも、ワイドショーをはじめとする御用マスコミにもあるはずなんだけど――。
『TERRACE HOUSE TOKYO 2019-2020』(フジテレビ系/Netflix)に出演中だった女子プロレスラー・木村花さんの死はいまだ波紋を呼んでいる。当初、SNSでの激しいバッシングが木村さんを死に追い込んだのではないかとされ、ワイドショーでもさかんに報じられたが、しかし次第に番組制作側の問題が指摘され始めている。
当然だ。すでにいくつかの週刊誌がその問題を報じているが、「女性セブン」「週刊女性」もこの問題に切り込んでいる。まず「セブン」では『テラハ』の現役と元スタッフが、SNSの誹謗中傷に向き合わなかったことを懺悔し、番組制作の“演出”実態をこう証言している。
「われわれスタッフから『もっと怒鳴り合って!』と指示を出すこともありました。昨年のある放送回では、嫉妬を映像で見せる演出に花さんを使いました」
また「週女」は、かつて別の恋愛リアリティショー番組に出演したという2人の人物から意図的な演出、編集、そして出演者に蔓延していった制作側に“忖度する空気”を証言している。
今回の問題はSNSの誹謗中傷が大きくクローズアップされたが、しかしそれを引き起こし、さらに誹謗中傷を煽るような行為を続けた『テラハ』、そしてフジテレビの責任が大きい。
しかし、こうした指摘は週刊誌など紙媒体ではなされるが、テレビではほぼない。それはフジテレビだけでなく、全テレビ局が、こうした演出ややらせの問題とは無関係ではないからだ。
さらに問題も。木村さんの死を受けて、政治家たちが「SNSでの誹謗中傷規制」を声高に叫んでいることだ。もちろん自分たちへの批判を封じる目的があってのことだが、あまりにゲスすぎる。残念ながら今回、女性週刊誌はこの問題を取り上げていないが、今後は是非、木村さんの死を利用するような政治家の卑劣な行為を取り上げてほしい。
「女性セブン」が手越祐也ではなくTOKIO・長瀬智也の退所問題を取り上げている。友人である窪塚洋介の「長瀬くんもジャニーズ引退するって言ってたよ」とのインスタライブ発言、『TOKIOカケル』(フジテレビ系)での長瀬ボイコット説、そして「Twenty★Twenty」不参加――。これらの情報から退所決定との記事かと思いきや、しかしTOKIOは東京五輪のアンバサダーを継続して務めているから長瀬が欠けることはない、だって。とってつけたような結論だが、何を言いたいか不明な「セブン」記事を見て、やはり長瀬脱退、退所は近いと思ってしまった。