大野智、「ジャニーズ御用達」媒体での“新恋人”ホノボノ報道に見るご時世

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

 東京五輪開催予定日まで100日を切った。が、新型コロナウイルスの感染はとどまることもなく、ワクチン接種もまったく進まないといった悲惨な有様だ。五輪ができる状況にはないと思うが、この国の為政者、五輪関係者はそうは思わないらしい。その代償は――恐ろしい限りだ。

第549回(4/18〜4/20発売号より)
1位「大野智 嵐と同じくらい大切な女性との京都旅 休止生活支える新恋人!」(「女性自身」5月4日号)
2位「暴露マリエ“枕営業強要”告発で広がる被害者の輪と震える加害者」(「女性セブン」4月29日号)
3位「中森明菜ガン無視 トシちゃんからの『復帰要請電話』」(「女性自身」5月4日号)
同「田原俊彦 幻に終わった明菜へのラブコール」(「週刊女性」5月4日号)

 芸能活動を休止した嵐の大野智。そんな大野の熱愛スクープを「女性自身」がすっぱ抜いている。記事によれば、4月初旬、大野は30歳前後とおぼしき女性と京都へ旅行したという。そして注目すべきはおっとりとした雰囲気だというこの女性、大野とは交際を始めてからまだ日が浅い新恋人だということだ。これまで報じられた女性とは違う“新恋人”! 大野は京都旅行でもこの新恋人を優しく大切にエスコート、大野がJr.時代に滞在した思い出深い旅館を訪れるなどしたという。

 かなりの本気度がうかがえる大野の熱愛記事だが、なんだかホッとした。そもそも嵐が活動を休止したのも、リーダー・大野の女性関係と熱愛報道、そして事務所からの横槍という挫折が大きかったからだ。それは2015年、写真週刊誌「フライデー」(講談社)が大野と一般女性との熱愛同棲を報じた際のこと。

 通常ならジャニーズタレントの熱愛報道をテレビやスポーツ紙は忖度し黙殺するはずだが、大野の同棲報道は異例の展開を見せた。報道直後、開催されたコンサートで大野が報道陣に対して“謝罪会見”をさせられたからだ。しかも、この場で大野は女性との交際、同棲を否定するだけでなく、今後一切会わないことを宣言させられた。もちろんジャニーズ事務所の意向によってだ。

 このことが大野の心に決定的なものを植え付けたといわれる。そして芸能活動、アイドルをやめて“何にも縛られず自由な生活がしてみたい”と切望するようになる。その結果が嵐の活動休止だったから。さらに、その後も大野は結婚まで意識したシングルマザーの恋人がいた。17年頃にはほぼ同棲状態で、嵐活動休止後の離島生活も、このシングルマザーとの生活が念頭にあったといわれるが、19年には破局してしまった。

 そんな大野にまた新たな恋人ができた。まあ、女性にモテるのは当然として、そしてけっこう浮気もしたりするようだが、しかし一人の女性との関係を大切にする傾向も強い大野。新恋人はこれまでと違って落ち着いたタイプの女性だというから、芸能活動から離れ、離島での釣りや絵画制作など大野の願う“自由な生活”に賛同してくれる女性なのかもしれない。

 芸能活動を休止し、“自由な生活”を謳歌する大野の姿が垣間見れるホノボノ記事だったが、こんな記事がジャニーズご用達の「女性自身」に掲載されるのもご時世か(笑)。そして今後も大野の去就に注目したい。もし東京五輪が開催されることになれば、NHKスペシャルナビゲーターに就任したままの嵐、そして大野がどう動くのか動かないのか――。やっと自由になれた大野には、このまま活動休止して“自由な生活”を続けてほしいと個人的には思うのだが――。

 モデルでデザイナーのマリエが、15年ほど前、大物芸人だった島田紳助に「枕営業」を強要されたことを告発し、ネットを中心に大きな波紋を呼んでいる。マリエの告発によれば当時18歳だったマリエは、大勢がいる打ち上げの席で紳助から「ヤラせろ」と関係を強要され、同席していた出川哲朗、お笑いコンビ・やるせなすも「ヤリなよ」などと煽ったというもの。その後、出川らは否定コメントを出したが、マリエは「嘘はついていない」とキッパリと反論、さらに出川はCMが放送中止・動画削除されるなどテレビから姿を消した。

 ここ数年前からの#MeToo運動など女性に対する性的搾取、そして権力者のパワハラも大きな問題になっており、今回のマリエの告発もそうした観点から大きな議論を呼んでしかるべきことだろう。だがしかし、ネットや一部週刊誌などでこれほど大きな話題となったにもかかわらず、テレビのワイドショーなどは、この問題をほとんどスルーしている。それは加害者とされる男性たちが売れっ子の芸人だったり、また引退したとはいえテレビ業界に大きな影響力を持つ吉本興業関連の人物ということも大きいだろう。

 そんな中、「女性セブン」がこの問題を取り上げている。しかもマリエが告発した「枕営業」は過去のものではなく、現在も脈々と引き継がれている、と芸能界のセクハラ構造の実情を暴いているのだ。

 たとえば、「テレビでよく顔を見かける人気MCでベテラン芸人のC」の場合だ。記事によればアシスタントはCのお気に入りか否かで決まるという。その手口はLINEを交換して食事に誘い、その流れで性的接触を試みる。かつてのように枕営業をあからさまに持ちかけると訴訟リスクもあるので、最近では段階を踏んで告発されにくいよう巧妙化しているらしい。さらに恐ろしいのは、誘いを断って長くアシスタントを続けた女性は、これまでいなかったということだ。さらに最近の声優ブームの中、アニメ・声優界でも「枕営業」が横行していることを、記事では詳細にレポートもしている。

 芸能界の力関係などから沈黙し、また加害者を糾弾するのではなく、逆に告発したマリエを揶揄、さらには男性社会特有の「被害妄想」「売名」などと本質を歪め女性側を貶めて非難しようとする男性目線の論調も多い中、しかし「セブン」記事は、あくまでまっとうな女性目線を保っている。そして、こう訴えている。

「夢を抱いた被害者が恐怖と悔しさで震えるのはおかしい。被害者たちが声をあげ、さまざまな業界の加害者たちが震えるときが、もうすぐそこまで来ているのかもしれない」

 まったく、御意・同意、である。

 今週の「女性自身」と「週刊女性」のネタかぶりが、田原俊彦ネタだというのが面白い。双方のディテールには若干齟齬があるが、大雑把に言えば、あるときトシちゃんが仕事関係者に宣言した。同時期活躍し友人でもある中森明菜を表舞台に復帰させよう! 僕ならそれができる! と。そしてその場で明菜に電話したのだが。「おかけになった電話番号は現在使われておりません」(週刊女性)、「電話したが、コールバックなし」(女性自身)という結果だったとか。

 記事では田原のトホホぶりが強調されているが、しかしトシの明菜に対する思い、復帰させたいとの志は素敵だ。マジでカムバックさせてほしい! 頑張れ、トシちゃん!!

有吉・夏目、5年前の意味不明記事の裏側とは? “芸能界のドン”の顔色をうかがうマスコミの姿勢

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

 ついに医療崩壊が白日のもとに。コロナ感染拡大が続く大阪府が、不急の手術延期を緊急要請した。ふざけるな、である。国や大阪府は今まで何をやっていたのか。いや、やってない。実際、吉村洋文大阪府知事など“やってる”アピールばかりだしね。こうした失策のツケを払わされるのはいつも一般国民。ふざけるな!

第548回(4/11〜4/13発売号より)
1位「有吉弘行 なぜ5年間も隠さねばならなかったのか――夏目三久との交際の苦悩『妊娠の幻』と『消えた母』」(「女性セブン」4月22日号)
2位「独占スクープ 三田寛子憤怒 『父の悪いところばかり似て』長男橋之助が元乃木坂46アイドルと二股交際」(「女性セブン」4月22日号)
3位「小室圭さん 新・文書は空前のカラ振りに終わった“マザコン白書”」(「週刊女性」4月27日号)
同「小室圭さん 『眞子さまより母守る』断ち切れない佳代さんの呪縛」(「女性自身」4月27日号)

 先週、有吉弘行と夏目三久の結婚について報じたものの、あまりに内容がなかった「女性自身」「週刊女性」。だが、発表から雑誌発売まで時間があった「女性セブン」のタイトルを見ると――2誌とは違い、攻めている! 何しろ「妊娠の幻」と銘打ち、いまだ藪の中にある5年前の妊娠騒動にまで踏み込んでいるからだ。さて、どんな“真相”が書かれているのか。

「確かに当時、交際はしていました。でも行きすぎた憶測で妊娠が取り沙汰され、全面的な否定をしないと事態が収まらなくなり、破局するしかなくなったと聞いていました」(テレビ局関係者のコメント)

 うん!? 妊娠に関してはこれだけ。“行きすぎた憶測で妊娠が取り沙汰され”って何? そもそも意味不明である。さらに同日発売の「週刊文春」(文藝春秋)記事にも、5年前の妊娠報道がなされた経緯が記されているのだが、その発端は夏目を溺愛する所属事務所社長の田邊昭知氏が夏目と有吉の交際を知り、激怒。2人が出演していた『マツコ&有吉の怒り新党』(テレビ朝日系)から夏目を降板させた。さらに『あさチャン!』(TBS系)の視聴率が低下した時、これまた田邊社長が「番組がつまらないから悪いんだ」とボヤいたことだったとして、こう解説している。

「TBSも『怒り新党』同様に夏目が降ろされると身構え、その話が一部のマスコミに漏れ伝わった。それがいつしか『結婚で降板』という話にすり替わり、日刊スポーツが“妊娠”などというさらに飛躍した誤報を打ってしまったのです」(TBS関係者のコメント)

 なんだかよくわからない、というのが多くの読者の感想だろう。奥歯に物が挟まったような物言いだし、しかし日刊スポーツが単なる“飛躍”で妊娠などというナーバスな情報をデカデカと一面トップで打つとは考えにくい。

 要するに、現在でも芸能界のドン・田邊社長率いる田辺エージエェンシーの顔色をうかがい、その真偽はともかく5年前の夏目の妊娠説をここで完全に払拭させよう、というマスコミの姿勢が垣間見れることは確かだろう。

 そして、「セブン」のもうひとつのタイトルにある「消えた母」に関してだが、これは5年前にはマスコミ取材に答えていた有吉の母親に「セブン」記者がコメントをもらおうと訪ねたが、すでに引っ越していて所在不明。その後、腰を悪くして入院しているということが判明したとこのこと。いずれにしてもお騒がせタイトルが光っただけの有吉・夏目結婚記事だった。

 なかなか興味深い梨園の色恋沙汰記事だ。その主人公は三田寛子を母に持ち、父親は歌舞伎俳優・中村芝翫という歌舞伎界のプリンス中村橋之助、25歳。若い! 独身! ということで当然モテる。そして「女性セブン」は目撃した。3月下旬に焼肉デートの後、デート相手の家に4連泊した橋之助の姿を。そしてお相手の女性は乃木坂46の元メンバーで女優の能條愛未だ。

 もちろん橋之助は独身だから、なんら問題のない熱愛発覚――では、もちろんない。橋之助は昨年1月、京都・祇園の元芸妓の女性との熱愛が明らかになっているからだ。そしてこの元芸妓の親戚には歌舞伎俳優もいる。ということで、母親の三田も彼女を認め、結婚も間近だといわれていた。そんな中で、発覚した能條の存在――。

 タイトル通り二股交際、確定だ。しかし、興味深いのは、ここからだ。能條との関係をキャッチした「セブン」が、2人が自宅近くで仲良く手をつないでいる時に直撃した時のこと。能條との交際について聞かれた橋之助は険しい表情で黙り込んだらしい。しかし、一方の能條はすごかった。

「真剣に交際をさせていただいております。おつきあいしてくださって素直にうれしいです」

 ヒャーー! 勝手に交際宣言してしまった能條! 記者に向かって交際宣言することで2人の関係を既成事実化しようとしたのか、加えてもう1人の交際相手に対するマウントか! 一方、堂々交際宣言の能條に対し、橋之助はその後の記者からの質問に歯切れが悪いまま。

 いやはや、恋する女性は強い!

 小室圭さんが4月8日、長文の文書を発表したことでマスコミは騒然。そして巻き起こったのが、さらにヒートアップした小室さんバッシングだった。いやぁ、筆者としてはこれまでの経緯や事情がわかって少し納得もできたが、世間の反応は全然違うのかとびっくり。

 結局、交際中に出した金を時間がたってから突然返せと(しかもマスコミを通じて)主張する男性も男性だし、そんなのと付き合ってた女性も女性だし、ってことなんじゃない。

 とはいえ、この金銭トラブルをスクープした「週刊女性」も、皇室雑誌「女性自身」も当然のように小室さんバッシングを展開。小室さんと眞子さまとの結婚は既定路線といわれているが、そのとき報道は“お祝い”ではなく、今のように小室さんをケチョンケチョンにけなすのか。見ものである。

芸能史上に残る“恐怖と謎に満ちた”事件から5年、不死鳥のような有吉弘行と夏目三久の電撃結婚

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

 田中邦衛と橋田壽賀子という芸能界の大御所が相次いで逝った。特に橋田は今年2月まで「週刊女性」で連載コラムを続けるなど最後まで堂々の現役を通したといえる。でも、この連載で橋田は自分の死を公表しないで、などという遺志を表明していたが、しかし――。泉ピン子も長文のコメントで“看取ったアピール”も。まあ、そんなもんでしょ。

第547回(4/4〜4/6発売号より)
1位「有吉弘行 『俺が相手にすべて合わせる』10年貫いた『秘愛美学』」(「女性自身」4月20日号)
同「有吉弘行 フリーアナウンサーの夏目三久と電撃結婚を発表 独身貴族を変えた“危ない”先輩」(「週刊女性」4月20日号)
2位「決着スクープ 小泉今日子 不倫愛の終わらせ方」(「女性セブン」4月15日号)
3位「山下智久 守り続ける”25年の掟“と『海外事務所と訣別』のウソ」(「週刊女性」4月20号)

 こんな意外で素晴らしい決着があろうとは。4月2日、有吉弘行と夏目三久の結婚が発表された。前日のエイプリールフールに入籍したのだと。おおーっ!! そうきましたか。そして2人の結婚に関し、マスコミは“電撃結婚”を強調し、また芸能人仲間やワイドショーコメンテーターたちはこぞって「知らなかった」「びっくりした」と2人の結婚があまりに突然のことだと驚いてみせた。

 よく言うよ、である。確かに“あの騒動”から5年、2人の関係が続いていたという驚きはある。しかし、5年前の“あの騒動”をワイドショーをはじめとする御用マスコミは深く触れようとしない。芸能界のドンを怒らせ、不可解なまま時が流れたあの一件を。なので、ちょっとおさらいしたい。

 ことの発端は2016年夏、夏目が有吉との子どもを妊娠していると、日刊スポーツが一面で大々的に打ったことだった。しかし、その後はなぜか他マスコミの後追いもなく、ワイドショーもこれを完全無視するという異常事態に。その理由は、夏目の所属事務所、田辺エージェンシーが日刊の報道を“事実無根”として、マスコミに“絶対に報道するな”と圧力をかけたからだった。

 田辺エージェンシーはご存じ、芸能界の重鎮でありドンの一人でもある田邊昭知氏率いる実力芸能事務所。そんな事務所に御用マスコミが逆らえるはずはなかっただろう。そして夏目の妊娠どころか、有吉との交際までも“なかった”かのようになっていったのだ。

 夏目への寵愛が知られた田邊氏だが、この報道に対する怒りはすざまじく、有吉との交際自体も猛反対したといわれる。そのため、“夏目は田邊の愛人”とのうわさまで飛び交ったほど。こうしてマスコミは沈黙し、その後、日刊スポーツも「事実と異なるところがあった」と記事を撤回、謝罪したが、しかし、それを鵜呑みにする芸能関係者は皆無だった。

 実際、日刊以外にも2人の交際を追いかけていたマスコミが複数あり、さらに数々の証言や状況証拠などから2人の交際は決定的と見られていたからだ。しかし、それは芸能界の魑魅魍魎。その後、有吉と夏目の交際、妊娠など“すべてがなかった”ことになってしまっていた。大手事務所タブーの前で、芸能史上でも稀に見る“恐怖と謎に満ちた”事件となっていたのだが、あれから5年、不死鳥のように2人の交際が実った――。しかも、すっぱ抜いたのは日刊スポーツ(とはいえ夏目の名前は出していないが)。

 その背景には田邊氏の老いや、芸能界の派閥、力学の変遷などが指摘されるが、しかしこうした魑魅魍魎をかいくぐり、結婚までこじつけた2人にはエールしかない。

 そして2人の結婚を報じた女性週刊誌はというと――。

 「週刊女性」は独身貴族の有吉が結婚を意識したのが先輩芸人のデンジャラス・安田和博だったこと、そして「女性自身」では有吉は相手に合わせる“美学”を持ち合わせていることを紹介している。なんだ、それ。っていうか、あまりに内容がない! 

 これだけの大物カップルの結婚に、これだけ紆余曲折あった2人なのに、こんなネタしかなかったの!?  だが4月2日(金曜)に結婚が発表され、雑誌発売は6日(火曜)。あまりに時間がなかったのだろう。無理やりこのネタを突っ込めただけよかったのか。来週はもっと掘り下げた有吉・夏目ネタを期待したい。

 小泉今日子のパートナーである豊原功補の離婚が成立していた。そんなスクープを「女性セブン」が報じている。これも長かった。2人の熱愛が発覚したのは15年。世間を騒然とさせた小泉の“不倫宣言”が18年。そして豊原の離婚成立が昨年の20年。記事によると豊原の息子が成人したこと、以前、妻子と住んでいた2億円相当のマンションを妻子に渡しての離婚成立だという。

 これを報じた「セブン」は小泉に批判的であり、妻に同情的だ。

「自由奔放で自分に嘘がつけない小泉さんなら何でも許されるとばかり」
「小泉さんが豊原さんを『同じ夢を追う同士』と呼んだことに、A子さん(豊原妻)は深く傷ついたはず(略)とても残酷な一言でしょう」
「そもそも不倫はれっきとしたルール違反」

 まあ、バーニングから離れたキョンキョンに、バーニング親衛隊雑誌「セブン」が手厳しいのは当然か。そして「セブン」から直撃を受けた小泉は無言を貫いたという。今後2人は結婚・入籍という形をとるのか。そんな形式にこだわらない小泉であってほしいと思うのだが――。

 昨年10月、ジャニーズ事務所を退所した山下智久がその後も快進撃を続けているが、そんな中、飛び出したのが“山下の仕事に家族(母親と妹)が口を出してくる”という「女性セブン」(3月25日発売)のネガティブ情報だった。加えて山下の海外進出に寄与するウィル・スミスの親族が経営する所属事務所ウエストブルック・エンターテインメントとの契約終了との情報も同誌に掲載されている。

 だが、しかーし。今週の「週刊女性」が「セブン」報道を“ウソ”だと大否定。

「ジャニーズ時代から、お母さんと妹さんが山下さんの仕事に口を出したことも、彼のほうから相談したこともありませんよ」(山下の知人のコメント)
「今後も、ウエストブルックとの契約は継続するそうです」(芸能プロ関係者のコメント)

 やれ! やれ! こうしたメディア同士の言論・情報合戦、大好きです。

小林麻耶の別居報道で噴出、“洗脳”“支配”夫をめぐるヤバい軌跡と強烈なコメント

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

 東京五輪絡みでまたしても“差別辞任”が。五輪開閉会式の総合統括者・佐々木宏氏が、タレントの渡辺直美をブタに見立てる演出案を出していたことが判明し、辞任した。そもそも新国立競技場デザインやエンブレムなどでもケチがつき続けた東京五輪。本当に今年開催されるの!?

第546回(3/18〜3/23発売号より)
1位「独占スクープ 小林麻耶 スピ夫から逃避別居 涙の訴え」(「女性セブン」4月1日号)
2位「福原愛 横浜不倫デートで起きていた重大事件 被害者が告発!『お金を払ってください』」(「女性セブン」4月1日号)
3位「主婦1000人に聞いた 芸能人ギャップがエグかった! 不倫ランキング10」(「週刊女性」4月6日号)

 「女性セブン」が元気だ。一連の福原愛関連スクープに続き、今度は小林麻耶と夫でスピリチュアル整体師の國光吟氏の別居をスクープした。「セブン」によると今年3月上旬から麻耶は実家で、國光氏は新しく借りたマンションで別々に生活をしているという。そして記事には、別居に至るまでの2人、特に國光氏のあまりに“ヤバい”軌跡の数々が改めて紹介されている。

 國光氏は“宇宙ヨガ”などという不思議整体師であること。麻耶とは“子宮系”カウンセリングで出会ったこと。そして交際ゼロ日で入籍、麻耶は芸能界引退を表明するも、芸能界デビューした夫(芸名・あきら。)と一緒に“復帰”したが、コメンテーターを務めていた『グッとラック!』(TBS系)を逆ギレ降板――。こうした事実を羅列しただけでもヤバいが、さらに記事には麻耶の奇行の背後には國光氏の存在があると指摘する。

 例えば結婚前から國光氏は常に麻耶に同行し、交友関係を監視しているようだったこと。『グッとラック!』の収録にも付いてきて、スタッフに指示までしていたことなどなど。要するに麻耶は夫に“洗脳”され“支配”され、そのせいで情緒不安定にもなっていたということだ。これらは以前から指摘されてきたことで、國光氏という夫の存在が義弟の海老蔵やその子どもたちとも距離を置かれるきっかけになったわけだが、さらに「セブン」では驚きの事実が記されていた。

「実は國光さんは昨年の春に『國光』から『小林』に姓を変更しています」(セブン記事より)

 18年7月に結婚を発表した2人だが、なぜかそれから2年近くたってから、妻の姓に“改名”した。しかも婚姻後の改名は簡単なことではなく、さらに妻側の相続の問題をも派生する可能性さえあるという。やばくない? ますます怪しさを増している麻耶・國光夫妻。大丈夫か、麻耶ちゃん! そう思わざるを得ないが、このことこそが別居の一因になったらしい。

 改名という“お家を巻き込む”かもしれない事態に麻耶の実母が麻耶を説得、実家に連れ戻した。そして今後「離婚へ向けて動き始めた、そう思いたい」という小林家の知人による希望的コメントも「セブン」では紹介されている。

 もし記事の通りなら、おそらく世の中的にも芸能ネタ的にも“よかった”のだろう。この夫妻の関係を改めておさらいすると、“洗脳”“支配”という言葉がどうしてもつきまとうから。天真爛漫で天然で、でも妹思いで姪っ子甥っ子が大好きな優しい麻耶ちゃんに戻ってほしい。多くの人がそう願っているだろうから。

 でも、そう一筋縄でいかないのが“洗脳”かもしれない。「セブン」の直撃取材を受け麻耶は別居をこう否定した。

「週刊誌の記者さんが家の前にずっといたので、(前の家を)出たんです」

 そしてこんな意味不明なことまで口走った。

「1週間前からそういうこと(別居)になっているけど、いまも一緒に寝たりしていますから」

 うーーーーん!? 「一緒に寝てる」って聞いてない!(笑) どういう意味!? この期に及んで夫婦関係を、仲良しぶりをアピール? 大丈夫か!? でもでも、さすが麻耶ちゃん! こんなすごいコメントをゲットしたセブン記者は小躍りしたに違いない、そんな強烈な一言。そして、まだ麻耶は洗脳から脱していない、そう思わずにいられない心配な麻耶コメントでもあった。

 そんな「女性セブン」がまたしても新たな福原愛ネタを放っている。モラハラ・離婚・不倫と驚きの報道がなされる一方、注目されてきたのが夫・江宏傑のSNSでの“夫婦円満”“いい人”アピールだ。たとえば3月21日には福原の母・千代さんが台湾から日本に帰国したが、この際も家族総出で空港まで千代さんを見送るなどいい人ぶりをアピール、その様子をインスタグラムに載せていた。

 しかし「セブン」が俎上にあげたのは夫ではなく、福原と横浜デートをして、不倫相手ではとの疑惑のAさんだ。Aさんは某大手商社に勤めるエリートだが、「セブン」によるとこの商社の写真付きの社員名簿から突然Aさんの顔写真が消えたという。さらにAさん自身、SNSの写真も全て消してしまったらしい。まあ、身近な人にはAさんが誰かバレバレだろうからね。

 しかし、それだけでは済まなかったようだ。なんとAさん、福原との横浜デートでとんでもないトラブルを起こしていたというのだ。記事によるとAさんは福原とのデートにカーシェアリングサービスで高級車をレンタルした。しかし返却された車のホイールの部分に傷が。そこで貸主であるBさんが修理代約5万円を請求したが、振り込みはなく、連絡を取っていた携帯はブロックされてしまった。その後、振り込みはあったが金額は一部だけ。額が不足しているとのメッセージには既読もつかないという。

 確かに被害者Bさんの証言通りならひどいことだ。しかも、興味深いのは、Bさんがトラブルの相手が福原とそのデート相手だと知ったのは、「セブン」の報道によってだったということ。

「『女性セブン』を読んで、車をお貸しした男性がAさんであることや、一緒にいた女性が福原愛さんであることに気づきました」

 いやはや、人間いつなんどき(ある意味)有名になって、トラブルや悪事がバレてしまうかわからない、という典型だろう。一般人である27歳のAさん、デートをセッティングした時点では、こんな大騒ぎになるとは想像もしていなかっただろうし。

 さらにBさんの出現で、バレてしまったことがまだある。振り込みがなされないことでBさんはAさんの住所に行ったという。しかしインターホンに出たのは“女性”。有名人とお付き合いするといろいろリスクもつきまとう。今後は慎重に(笑)。

 「週刊女性」が面白いアンケート結果を掲載した。主婦1,000人に行った“イメージとのギャップに驚いた芸能人不倫”調査で2位のベッキーを抜いて福原愛が堂々の1位! そのほか、3位が東出昌大、瀬戸大也、渡部建と続くのだが――。

 まあ福原の場合、今が旬だからね。話題が新しいからトップになったのだろう。そう考えるとすでに5年以上もたっていて、別の男性と結婚し、子どもももうけたベッキーがいまだに2位というのが、驚異的なのかもしれない。そして世間のイメージ、ギャップって怖いと改めて思った。 

福原愛、不倫疑惑報道で「週刊文春」に勝った「女性セブン」の不倫否定発言が信じられるワケ

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

 第1子が生まれてから初めて公のイベントに出席した二宮和也が、子どもについて語った。「無事に生まれてきて、健康に育ってくれれば、こんなに幸せなことはない」「初めて実感している」。素敵な“パパ笑顔”。子どもが苦手ともいわれた二宮だが、パパになって新たな一面が。アイドルだって人間だ! あらためてそう思わせる自然な笑顔だった。

第545回(3/11〜3/16発売号より)
1位「独占スクープ 福原愛 独占告白『不倫相手の素顔』と『あの夜のこと』」(「女性セブン」3月25日号)
2位「華原朋美 やしきたかじんさんの後妻が狙ったTKマネー」(「週刊女性」3月30日号)
3位「森田剛『俺はアイドルじゃない』りえとの結婚で気づいた役者の矜持」(「週刊女性」3月30日号)
※女性自身は合併号休み

 ぶっちぎりのスクープ。福原愛の別居、不倫について独走を続けている「女性セブン」だが、今週は福原本人の独占告白を掲載している。まさにタイトル通りの“独占”だ。同日発売の「週刊文春」(文藝春秋)が、福原への夫のモラハラについての第2弾を詳細に報じているが、福原本人の肉声を伝えたのは「セブン」。ここ何年もの間、このようなスキャンダル、しかも同じ人物ネタで「文春」に勝った週刊誌、媒体はほとんどなかっただけに、快挙とも言えよう。しかも不倫をスクープした「セブン」に不倫をすっぱ抜かれた当事者の福原が登場し、独占告白する。これまた「文春」の十八番を奪うような展開だが、福原はどんなことを語ったのか。

 まずは騒動を起こしてしまった謝罪から始まり、不倫相手とされたAさんとの関係を詳細に説明していく福原。不倫疑惑に関してはこう否定した。

「(ホテルの)部屋は2つ取って、一緒には過ごしていません。荷物を運ぶのを手伝ってくれたので、同じ部屋に出入りはしましたが…。自宅も一戸建てで、部屋はいくつもあるんです」

 これは不倫疑惑をスクープした「セブン」先週号で、記者の直撃に対し福原が釈明した説明と同じものだ。そして「セブン」はこの福原の釈明に対し、反論する材料は持っていなかったと思われる。比べて恐縮だが、たとえばこれが「文春」ならば、取材班や記者が同じホテルの部屋を取るなどして、本当に2人が別々の部屋をとってバラバラに過ごしたのか、それともそれはあくまでカモフラージュで、実は同じ部屋で長時間過ごしたか否かまで取材しただろう。

 実際、「文春」はそうして当事者たちの言い訳を許さないほどのすざまじいウラ取り取材をしてきた。そこまで「セブン」に求めるのは酷かもしれないが、しかし福原の釈明に対する反論を「セブン」は持っていなかったのだろう。福原の不倫否定を前回の直撃取材時同様、聞くしかなかった。

 とはいえ、福原が嘘を言っているかといったら、どうだろう。単なる印象論だが、嘘っぽくないのだ。幼い頃から多くの人々が見守ってきた愛らしい天才少女愛ちゃんだ。成長過程で意外にも肉食系の一面を見せたりもしたが、台湾のイケメン卓球選手と結婚し、子どもも授かった。ラブラブぶり伝わってくる。

 しかし、そんな愛ちゃんに不倫疑惑が持ち上がった。びっくりした。でも、でもその背後には夫のモラハラがあったって! しかも夫は卓球選手として活躍してもいなければ、相応の努力もしていない――そんな腹立たしい情報も。こうなれば、かなりのバイアスがかかっている。かわいそうな愛ちゃん、あなたの言葉を信じる! 

 「セブン」が福原の決定的な不倫の証拠を押さえなくてよかった。愛ちゃんの言い分を信じられる余地を残してくれたから。これがもし「文春」なら、愛ちゃんの言い訳は通用しないようなウラを取ってしまったかもしれないから。しかも今回、不倫をスクープした「セブン」、そして「文春」もまた福原に対して愛を感じる。

 福原愛は、マスコミからも贔屓される存在なのだ。今回の騒動で思った。これは理屈ではなく、もう仕方ないことだ、と。

 びっくりした。“家鋪さくら”という存在がまるで亡霊のように浮かび上がってきた記事だったから。しかも華原朋美という意外な取り合わせとともに。そして内容も期待を裏切らないクラクラものだった!

 これには少々説明が必要だろう。2014年、百田尚樹による『殉愛』(幻冬舎)が刊行された。この本は14年に亡くなった“関西の視聴率王”やしきたかじんと三番目の妻・家鋪さくら夫人の関係、闘病生活を描いた“ノンフィクション”という触れ込みで、大々的に売り出された作品だった。その中で、さくら夫人はまるで「天使」のような存在として描かれていたのだが、しかし、その直後からネットを中心に内容の事実誤認が指摘され、そしてさくら夫人の経歴詐称など数多くの嘘も暴かれていった。

 その後、著書で“悪者”として描かれた、たかじんの長女や元マネージャーが裁判を起こし、妻・さくらや版元が敗訴するという経緯を辿るなど、“殉愛騒動”として大きな波紋を呼んだいわく付きの騒動だった。

 前置きが長くなったが、そんな殉愛騒動の“主人公”のひとりでもあるさくら夫人に関して、「週刊女性」が仰天情報を掲載している。記事によると、さくら夫人は今年1月からあの華原朋美のマネジャーをしているという。とある大手出版社社員の紹介で知り合ったという2人だが、さくら夫人が有名人の名前を持ち出し、アプローチ、華原も信頼したらしい。それだけでもびっくりだが、しかし2人はたった1カ月で決裂したという。その理由の数々も香ばしい(笑)。

 まず華原の所有マンションの売却を執拗に勧め、さらに華原の活動再始動のための動画を数本作ったが、制作費がかなり割高だった。そして、動画の再生数に応じて振り込まれはずの華原のギャラが支払われず、調べると振込先が何者かの口座になっていたなど、お金がらみの不審な行動が尽きなかったというのだ。本当だとしたら1カ月という短期間ですごいことでもある。さらにこんな恐ろしい見方も。

「華原さんには“TK”つまり小室哲哉さんが手がけた楽曲の歌唱印税がありますから、それに興味を持ったのでしょう。さらに、彼女の兄弟には会社の経営者もいます。そういった資産を狙ったのだと思いますよ」

 こんなやばいコメントを載せて「週女」大丈夫か? とも思うが、「週女」によるとそうらしい。しかも華原はさくら夫人がたかじんの後妻だと知らなかったというのだ(ということは殉愛騒動も知らないってことか)。

 ここ最近、華原のお騒がせぶりが再びクローズアップされているが、“あの”さくら夫人までが絡むとはさすがだ。「週女」の直撃に華原は無言を貫いたらしいが、ぜひことの真相を本人の口から聞きたい。あらためて殉愛騒動を考える上にも。

 突然のV6の解散発表。ちょっと驚いたけど、“またジャニーズ”という程度。そして“かつて一世を風靡したグループ”なんて紹介もされてたが、V6が一世を風靡した記憶はない、と思った程度だった。メンバーの中で森田剛だけがジャニーズを退所するらしいが、妻。宮沢りえ絡みでの報道ばかり。ま、そんなものか。

記者をあぜんとさせた小室哲哉、語りまくるマーク・パンサー、そしてKEIKOは……globe三者の“離婚成立後”動向

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

 ママ友、洗脳支配、なぞのボス、多額の金銭要求――。福岡で起こった5歳児餓死事件。その背後にある異様な人間関係が明らかになるにつれ、あの事件を彷彿とさせる。2002年に発覚した久留米の看護師らによる連続殺人事件、いわゆる「黒い看護師」事件だ。マインドコントロールで、またしても痛ましい事件が。洗脳の怖さが今回も――。

(参考:[連載]悪女の履歴書 福岡4人組保険金連続殺害事件

第544回(3/4〜3/9発売号より)
1位「独占告白KEIKO『不倫疑惑を私の病気のせいにした彼』」(「女性セブン」3月18日号)
2位「小室哲哉独占告白! KEIKOに懲りない呆提案『もう一度プロデュースを』」(「女性自身」3月23・30日合併号)
参照「マーク・パンサー胸中激白『KEIKOが復活すればglobeやるよ!』(「週刊女性」3月23日号)
3位「激震スクープ福原愛 台湾に夫も子も残して里帰り不倫」(「女性セブン」3月18日号)

 先週も話題にした小室哲哉とKEIKOの離婚だが、今回、女性週刊誌で面白い現象が起こっている。女性週刊誌3誌がそれぞれ小室、そしてKEIKO、そしてマーク・パンサーに直撃しているからだ。

 まずは「女性セブン」によるKEIKOの“独占告白”だ。KEIKOが2011年にくも膜下出血で倒れて以降、その肉声がマスコミに掲載されることはほとんどなかったはずだから、大変貴重でもある。まず、KEIKOは離婚闘争を終えた直後、「セブン」に対し「ひとまず安堵しています。すっきりしています。ほっとしています」と語ったという。さらに離婚成立後、KEIKOは直筆のメッセージを公開しているが、「セブン」ではそこでは触れられなかったKEIKOの胸の内を一問一答という形で紹介している。

 そこには小室の不倫騒動が勃発した際、それが自分の病状のせいであるような発言が多く、目と耳を疑ったこと、実際には病後、現在と同じように日常生活を送れていたこと、介助すら必要ないことなどが語られるが、何より、歌に対してこんな思いを発している。

「もう一度、どんな形であれ、歌いたいと思っております」

 不倫騒動時に小室がKEIKOについて“音楽に興味がなくなった”などと言って、自分の行為を正当化、そして論点をヅラしていたが、その言葉はやはり嘘だった。それがKEIKO本人の口から話されたことも貴重だろう。

 でも、ちょっと不自然なんだよね。このインタビュー。というか独占告白を銘打っているにもかかわらず、どういうシチュエーションでKEIKOの取材が行われたのか、どんな様子だったのかも不明。写真も2年前の2019年のもの(しかも隠し撮り?)が使用されている。コロナ禍で電話やリモート取材だった可能性もあるが、それにしても変、なのだ。

 まあ、KEIKOが元気で音楽に対して前向きなことがわかっただけでもよかったが、でも、なんらかの事情が存在するのではと勘ぐってしまう。今度はもっときちんとしたKEIKOの独占告白を望みたい。

 そして次は「女性自身」。こちらは小室を直撃しているのだが、小室はKEIKOに対し驚くべき発言、提案をしている。

「globeを含めて音楽活動のお手伝いが必要であれば、惜しまずします。音楽家としてできることは、私しかできないと思いますし、協力させていただければと」

 直撃した記者もあぜんとしたというが、確かにすごいセリフだ。やはり小室哲哉、只者ではない。元妻をまたしても利用? いや本当に協力したい? globe復活? いろんな可能性が頭をよぎるが、小室の頭の中はわからない。なにしろ不倫発覚で音楽活動引退を宣言、しかし昨年には引退を撤回し、平然と活動を再開しちゃう神経の持ち主だからね。なんでもありか!?

 さらにglobe復活について熱く語っているのがマーク・パンサーだ。自宅に「週刊女性」記者が直撃しているのだが、離婚成立を知らなかったというマークは、それでも語る語る! なかでも、KEIKOについて近況をこう語っている。

「本人は復帰する気マンマンです」「なぜ歌えないかっていうと、歌い出してから何十分かたつと、何をしているのか思い出せないことがたまに起きる」

 少し心配な情報でもあるが、globe復活を切望し、キーパーソンになりうるのではとも思わせてくれるマーク。いろいろあったけど“小室世代”としてはglobeの復活という形にこだわらず、KEIKOの歌声を、そして歌う姿を見たいと思う。離婚もして小室の呪縛から逃れた今後のKEIKOに期待し、応援したい。

 前週、「ポエム別居」という意味深な記事を掲載した「女性セブン」が続いて繰り出した、驚愕のスクープが福原愛の不倫スキャンダルだった。台湾に夫と子どもを残し帰国、そしてエリート会社員男性と横浜中華街でデートにホテル、翌日は自宅で――。その様子を「セブン」は逐一取材していた。

 同時に発売された「週刊文春」(文藝春秋)では夫によるモラハラ離婚が中心で、この不倫について一切触れられていない。文春砲を制しての「セブン」による渾身のスクープだ。

 でも、この取材、愛ちゃん本人にもバレバレだった。2月28日の福原のツイッターにはこんなつぶやきが。

「この数日間ずっと週刊誌の方につけられて気が滅入りそう、、
直接聞きにきてくれたらいいのに、、」

 だからか、3月1日に「セブン」からの直撃を受け、愛ちゃんは冷静に不倫を否定した。小さい頃からマスコミに晒され、そしてマスコミに愛されてもきた福原。きっと今回の困難も、しなやかに乗り越えてくれるはずだ。

愛子さまを「ジャニーズWESTカレンダー」の宣伝に使う、「週刊女性」の皇室記事

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

 やはりワクチン不足が指摘されている。そうだろうね。ワクチン開発した国でも、他世界各国でも不足しているんだから、日本も。そんな状況なのに、橋本聖子組織委員会長は「無観客での開催・再延期は考えてない」とあくまで開催を前提にした強気の発言。彼女もまた人の命より五輪の人だった。

第543回(2/25〜3/2発売号より)
1位「竹内涼真 番組収録を一時中断させて…大人気占い師に結婚ガチ相談!」(「女性自身」3月16日号)
同「KEIKO 『人として逸脱』元夫 小室哲哉に突き付けた2つの離婚条件!」(「女性自身」3月16日号)
2位「渡部建『豊洲市場のウニ売り』で“針のむしろ”からの再出発」(「女性セブン」3月11日号)
参照「渡部建 豊洲市場“出禁”に支え続けた佐々木希も消沈!」(「女性自身」3月16日号)
同「渡部建 テレビの仕事は『もう、やりたくない…』」(「週刊女性」3月16日号)
3位「愛子さまが匂わせる ネックレス4℃をくれた“特別な存在”」(「週刊女性」3月16日号)

 政治や社会だけでなく、芸能界のしがらみの中で女性が不条理にも貶められ、不利になることも多い。そんなことを感じてしまう記事が今週の「女性自身」に。

 その1本が竹内涼真の熱愛記事だ。記事の内容は竹内が番宣で出演したバラエティ番組『突然ですが占ってもいいですか?』(フジテレビ系)収録時のこと。通常こうした売れっ子タレントの場合、周囲も本人もプライベートなことに突っ込まないのが当然の掟であるが、しかし竹内は違った。どうしても私生活で占ってほしいことがあったかららしい。

 それはズバリ、現在の恋人・三吉彩花とのこと。竹内は「今、結婚を決断すべきタイミングか否か教えてください」という旨の質問を占い師にしたらしい。かなり真面目に。

 もしこれが本当だとしたら確かに衝撃だ。すでに同棲説が報じられている竹内と三吉だが、同時に結婚まで! この『占って〜』は明日3月3日の放送予定だが、もちろん問題の内容は放送されないだろう。『自身』の問い合わせにフジテレビ側も「制作の詳細に関してはお答えしていません」とのことだから、真相は現場にいた人間にしかわからない。

 だが、それは置いておく。問題はこうしたメインストーリーではない。竹内と三吉の熱愛スタートがこんなふうに記されていることだ。

「三吉さんも(竹内と同じく)ヨガや筋トレ、サウナが好きで意気投合、竹内さんから猛アプローチして、吉谷さんと別れた昨春から付き合うようになったそうです」

 この“吉谷”とはご存知、竹内の前カノ・吉谷彩子のこと。記事ではまるで吉谷と“別れた後”に三吉との交際がスタートしたかのように記されているが、それは違うでしょ。

 そもそも熱愛、同棲が知られていた竹内と吉谷の破局が報道されたのは、昨年6月の「フライデー」(講談社)でだった。しかも報道によれば竹内は一方的に吉谷に別れを告げ、さらには住んでいたマンションも追い出したとされる。ついでに100万円ほどの金銭トラブルもあったらしい。そして竹内がそんなひどい仕打ちをした理由こそ、新恋人の三吉の存在だったとされる。

 このことはネットでも大きな話題となり、高感度抜群だった竹内には大きなダメージとなったものだった。しかし今回の「自身」記事では、こうしたトラブルがまるでなかったかのような書き方。

 もちろん竹内の乗り換え愛に対し、その後、一部マスコミでは吉谷が暴力的行為をしたことに竹内が耐えられなかったとか、円満破局だったなどの報道もあったが、これも人気や知名度で事務所などの力が上回る竹内の逆襲戦略とも思われた。そして今回も――。

 もう一つが、小室哲哉とKEIKOの離婚だ。「自身」もまたこの離婚を報じているが、その内容は実は至極まとも。

 例えば、小室の不倫が発覚直後の前代未聞の引退会見で、小室はKEIKOを“小学校4年のドリルが楽しい状況”などと貶めたが、これを反証。さらに2014年にもしっかりとした足取りのKEIKOを目撃したと紹介している。つまり“小4ドリル”や“音楽に興味がなくなった”“ほぼ歌うことがなくなった”“大人の会話もない”との小室発言を一蹴しているわけだ。

 そういう意味で「自身」のKEIKO離婚報道は特に問題があるものではない。でもでも、この記事を読んで思い出した。昨日放送された『ミヤネ屋』(読売テレビ系)を。離婚を伝える宮根誠司は、盛んに“KEIKOが驚異的に体調を回復している”という点を強調していたから。

 そもそも、不倫釈明会見の小室発言は当時から虚偽だと指摘されてきた。KEIKOの親戚や知人は小室の嘘を告発していた。KEIKOは元気で、音楽も大好き、カラオケなども行っている、と。でも宮根はそうした報道をスルーし、小室の言葉が真実だとばかりに、“KEIKOが驚異的に回復した”と強調する。

 そのことで小室の嘘を擁護するかのように。宮根は不倫騒動当時から小室を盛んに擁護していた。今回も。どんな関係が!?

 スポーツ紙による目撃談を端緒に、2月25日発売の「週刊文春」(文藝春秋)「女性セブン」が詳細を報じるなど、あの渡部建の“豊洲市場アルバイト”が大きな話題だ。でも今回の報道はあまりにゲスだ。

 まず、女性週刊誌では先発の「女性セブン」が自宅近くで渡部を直撃した。その際、渡部は平身低頭に謝ってその場を去ったというが、その後に続く“渡部の友人”とやらの匿名コメントがこうだ。

「豊洲で仕事中というと、『豊洲のトイレは大丈夫か』なんて冷やかされることを避けているのもあるかもしれません」

 本当に友人のコメントか!? と大きな疑問符がつくゲスコメントだが、次は「週刊女性」。

「イメージアップを図った“仕込み”なんじゃないかとも言われています」

 そして「女性自身」によると、加熱なマスコミ取材によって渡部は、市場関係者から「もう来ないで」と言われたとか。

 ここまでくると渡部が気の毒になる。言っておくが不倫は犯罪ではないし、いくら有名芸能人による女性蔑視不倫といえ、ここまで“池に落ちた犬を打つ”マスコミって――。

愛子さま、ジャニーズWESTに夢中?

 眞子さまの結婚問題が話題になる中、今度は愛子さまの恋愛も! 高校時代からの“特別な男性”の存在を「週刊女性」が報じている。しかし、その“特別な男性”だけでなく、愛子さまが密かに夢中になっているのがジャニーズWESTらしい。そして記事にはこんなことが。

「ちなみに本誌を発行する主婦と生活社では、3月5日より『WEST』の公式カレンダーを発売予定。愛子さまもお手に取られるかもしれない」

 おいおい。愛子さまを宣伝に使う? しかも皇室記事でも、ちゃっかりジャニーズPR。「週女」は確かに変わった!

古舘伊知郎の問題発言、橋本聖子新会長の余波、権力者たちの会食……「性差別社会日本」の根深い問題

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

 菅義偉首相の長男による総務省接待問題。これまで利害関係を否定してきた局長だが、「週刊文春」(文藝春秋)が物証を突きつけると一転、それを認める――。バレなければ嘘を突き通すつもりだったのか。安倍政権下でも同様だったが、高級官僚の矜持やプライド、国民に対する責務など今や求めるべくもない。あるのは忖度と自己保身だけ、と改めて実感した。

第542回(2/18〜2/22発売号より)
1位「生物学的に解明『どうしても会食したがる男たち』の頭の中をのぞいてみた(「女性セブン」3月4日号)
2位「『小川彩佳は自我が強すぎる』古舘伊知郎の余計な一言」(「女性セブン」3月4日号)
3位「橋本聖子新会長 『息子へキスは忘れます』高橋大輔実母が恩讐エール」(「女性自身」3月9日号)
※「週刊女性」は合併号休み

 確かに不思議に思っていた。権力者(政治家)オヤジたちが、なぜ会食にこだわるのか。特に与党・自民党。菅首相、二階俊博幹事長という大物に始まり、その後も松本純議員、石破茂議員なども複数人数の会食で大きな問題になった。離党や議員辞職するほど問題化している。それでもするんだ、会食――。

 そんな疑問に「女性セブン」が立ち向かっている。まず記事では、人間にとって会食は“集団への帰属意識の確認”“絆を深める本能的な行動”だと解説する。しかも、それは太古の昔からであり、紀元前1万年頃のトルコの遺跡では酒宴の痕跡があり、エジプトでの象形文字にもそれがあると指摘。そして人間の“本音”を引き出すアルコールはコミュニケーション円滑ツールとしてストレス過多時代とともに重宝されていったという。

 ここまではよくわかる。経験則上ね。だが、これは平時でのこと。不思議なのはコロナ禍にあり、会食自粛を訴えている立場の政治家たちが。なぜそれを破るのか、ということだ。一部では彼らの特権意識――自分たちだけは特別な立場だから会食は当然、もしコロナになっても一般人とは違って最高級の医療が優先的に受けられるから大丈夫――が働いているのではないかとも指摘されているが、「セブン」では会食は“依存”なのだと説く。

「人間は言いたいことを言うとストレスが発散され(略)気持ちよくなります。するとその気持ちよさを求めて、飲み会に行くようになります」(脳科学者・塩田久嗣さんのコメント)

 しかも、こうした会食行為が長年続くと、例えば薬物依存などと同じで、我慢することがかなり困難になるというのだ。会食は依存! さらに記事ではこんなくだりも。

「その習慣が何十年も続くと、脳の構造が習慣に合わせて硬直化されていきます。二階さんのように80才を超えたかたが長年の習慣を変えることはほぼ不可能だと思われます」(同)

 すごいな。会食を控えるのは“ほぼ不可能”だと言い切っちゃった! さらにこの傾向はデジタル化が遅れるなど時代感覚のなさも加わり、そして男性“脳“は女性”脳“に比べコミュニケーション機能も足らないことから、お酒は理性のストッパーを外すことでコミュニケーションを円滑にし、会食は男性にとって社会活動をするさいの”本能“だと結論付けている。

 つまり男性は生物学的に会食をする、というものだが、いやー、これもある意味差別的じゃない。この記事を読んで思い出すのが1998年に出版され、世界的にベストセラーになった『話を聞かない男、地図が読めない女』(主婦の友社)だ。男女のすれ違いは、脳の使われかたの違いで、女は空間能力がないから地図が読めない。そして男と女は「まったく違う生き物」。だから男女それぞれの得意分野で活躍すべき!(かなりおおざっぱにまとめると)というトンデモ啓発本だ。

 あれから20年以上たったが、同じような論理で今度はコロナ禍の会食について分析がなされるとは――。性差別が大きな社会問題となるなか、やはりまだまだいろんな変革が必要だと感じた特集でもあった。

 女性差別が大問題になっている日本。しかし男性たちの本音はどうなのだろうと疑問に思う瞬間は多い。男性優位の社会において、社会や家庭などいろいろな場面で女性の権利や尊厳が侵されているし、しかしそれを覆そうにも男性が決定権を握っている以上、喜んで改善などするはずがない。

 そもそも“男性という既得権益”を男性自らが簡単に手放すとは思えない。だからこそ、クォータ制も最低一定期間必要だと思う。「実力で認められたい」なんてクォータ制を否定するテレビコメンテーター(女性)がいて驚いたが、それこそ男性社会に媚を売っているとしか思えない。

 そんななか、古舘伊知郎の“問題発言”を「女性セブン」が取り上げている。2月8日、古舘が自身のYouTubeチャンネルで夫の不倫報道がなされた小川彩佳アナについて「小川は悪く言うと自我が強すぎるの。よく言うと向こうっ気が強いの」と発言したのだ。

 古舘、お前もか! だ。10年以上テレビ朝日の看板報道番組『報道ステーション』の司会を務め、果敢に政権も批判し、弱者に寄り添う姿勢を見せてきた古舘。そんな古舘も女性に対する問題意識は希薄だった!? つい本音が出てしまったのか!? 

 記事では、小川アナのこれまでの闘うジャーナリストぶりを紹介しているが、確かに女性蔑視発言で東京オリンピック・パラリンピック組織委員会会長を辞任した森喜朗前会長もそうだったが、自分(権威)に意見する強い女を男は煙たがり、遠ざけ侮蔑し、また嘲笑したりしようとするのか、世の男どもは。自分たち(とその利権)を守るため!?

 今週はジェンダー関係の話題が多い。最後は森前会長の醜聞のため、代わって新会長となった橋本聖子の話題だ。女性で元アスリートで年齢も若いという条件がそろって新会長に就任した橋本会長だが、もちろんあの問題が蒸し返された。2014年、ソチ五輪の打ち上げで高橋大輔選手にキスを迫った“セクハラ問題”だ。

 これに関し「女性自身」が高橋選手の実母を直撃している。実母は「もうとっくに終わったこと」「橋本さんが適任だと思っている」と語り、頑張ってほしいとエールまで。お母様の言葉、息子の立場を慮っての権力者への忖度でなければいいのだが――。

古舘伊知郎の問題発言、橋本聖子新会長の余波、権力者たちの会食……「性差別社会日本」の根深い問題

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

 菅義偉首相の長男による総務省接待問題。これまで利害関係を否定してきた局長だが、「週刊文春」(文藝春秋)が物証を突きつけると一転、それを認める――。バレなければ嘘を突き通すつもりだったのか。安倍政権下でも同様だったが、高級官僚の矜持やプライド、国民に対する責務など今や求めるべくもない。あるのは忖度と自己保身だけ、と改めて実感した。

第542回(2/18〜2/22発売号より)
1位「生物学的に解明『どうしても会食したがる男たち』の頭の中をのぞいてみた(「女性セブン」3月4日号)
2位「『小川彩佳は自我が強すぎる』古舘伊知郎の余計な一言」(「女性セブン」3月4日号)
3位「橋本聖子新会長 『息子へキスは忘れます』高橋大輔実母が恩讐エール」(「女性自身」3月9日号)
※「週刊女性」は合併号休み

 確かに不思議に思っていた。権力者(政治家)オヤジたちが、なぜ会食にこだわるのか。特に与党・自民党。菅首相、二階俊博幹事長という大物に始まり、その後も松本純議員、石破茂議員なども複数人数の会食で大きな問題になった。離党や議員辞職するほど問題化している。それでもするんだ、会食――。

 そんな疑問に「女性セブン」が立ち向かっている。まず記事では、人間にとって会食は“集団への帰属意識の確認”“絆を深める本能的な行動”だと解説する。しかも、それは太古の昔からであり、紀元前1万年頃のトルコの遺跡では酒宴の痕跡があり、エジプトでの象形文字にもそれがあると指摘。そして人間の“本音”を引き出すアルコールはコミュニケーション円滑ツールとしてストレス過多時代とともに重宝されていったという。

 ここまではよくわかる。経験則上ね。だが、これは平時でのこと。不思議なのはコロナ禍にあり、会食自粛を訴えている立場の政治家たちが。なぜそれを破るのか、ということだ。一部では彼らの特権意識――自分たちだけは特別な立場だから会食は当然、もしコロナになっても一般人とは違って最高級の医療が優先的に受けられるから大丈夫――が働いているのではないかとも指摘されているが、「セブン」では会食は“依存”なのだと説く。

「人間は言いたいことを言うとストレスが発散され(略)気持ちよくなります。するとその気持ちよさを求めて、飲み会に行くようになります」(脳科学者・塩田久嗣さんのコメント)

 しかも、こうした会食行為が長年続くと、例えば薬物依存などと同じで、我慢することがかなり困難になるというのだ。会食は依存! さらに記事ではこんなくだりも。

「その習慣が何十年も続くと、脳の構造が習慣に合わせて硬直化されていきます。二階さんのように80才を超えたかたが長年の習慣を変えることはほぼ不可能だと思われます」(同)

 すごいな。会食を控えるのは“ほぼ不可能”だと言い切っちゃった! さらにこの傾向はデジタル化が遅れるなど時代感覚のなさも加わり、そして男性“脳“は女性”脳“に比べコミュニケーション機能も足らないことから、お酒は理性のストッパーを外すことでコミュニケーションを円滑にし、会食は男性にとって社会活動をするさいの”本能“だと結論付けている。

 つまり男性は生物学的に会食をする、というものだが、いやー、これもある意味差別的じゃない。この記事を読んで思い出すのが1998年に出版され、世界的にベストセラーになった『話を聞かない男、地図が読めない女』(主婦の友社)だ。男女のすれ違いは、脳の使われかたの違いで、女は空間能力がないから地図が読めない。そして男と女は「まったく違う生き物」。だから男女それぞれの得意分野で活躍すべき!(かなりおおざっぱにまとめると)というトンデモ啓発本だ。

 あれから20年以上たったが、同じような論理で今度はコロナ禍の会食について分析がなされるとは――。性差別が大きな社会問題となるなか、やはりまだまだいろんな変革が必要だと感じた特集でもあった。

 女性差別が大問題になっている日本。しかし男性たちの本音はどうなのだろうと疑問に思う瞬間は多い。男性優位の社会において、社会や家庭などいろいろな場面で女性の権利や尊厳が侵されているし、しかしそれを覆そうにも男性が決定権を握っている以上、喜んで改善などするはずがない。

 そもそも“男性という既得権益”を男性自らが簡単に手放すとは思えない。だからこそ、クォータ制も最低一定期間必要だと思う。「実力で認められたい」なんてクォータ制を否定するテレビコメンテーター(女性)がいて驚いたが、それこそ男性社会に媚を売っているとしか思えない。

 そんななか、古舘伊知郎の“問題発言”を「女性セブン」が取り上げている。2月8日、古舘が自身のYouTubeチャンネルで夫の不倫報道がなされた小川彩佳アナについて「小川は悪く言うと自我が強すぎるの。よく言うと向こうっ気が強いの」と発言したのだ。

 古舘、お前もか! だ。10年以上テレビ朝日の看板報道番組『報道ステーション』の司会を務め、果敢に政権も批判し、弱者に寄り添う姿勢を見せてきた古舘。そんな古舘も女性に対する問題意識は希薄だった!? つい本音が出てしまったのか!? 

 記事では、小川アナのこれまでの闘うジャーナリストぶりを紹介しているが、確かに女性蔑視発言で東京オリンピック・パラリンピック組織委員会会長を辞任した森喜朗前会長もそうだったが、自分(権威)に意見する強い女を男は煙たがり、遠ざけ侮蔑し、また嘲笑したりしようとするのか、世の男どもは。自分たち(とその利権)を守るため!?

 今週はジェンダー関係の話題が多い。最後は森前会長の醜聞のため、代わって新会長となった橋本聖子の話題だ。女性で元アスリートで年齢も若いという条件がそろって新会長に就任した橋本会長だが、もちろんあの問題が蒸し返された。2014年、ソチ五輪の打ち上げで高橋大輔選手にキスを迫った“セクハラ問題”だ。

 これに関し「女性自身」が高橋選手の実母を直撃している。実母は「もうとっくに終わったこと」「橋本さんが適任だと思っている」と語り、頑張ってほしいとエールまで。お母様の言葉、息子の立場を慮っての権力者への忖度でなければいいのだが――。

長谷川博己・鈴木京香の結婚報道は風物詩? “知人コメント”で構成された女性週刊誌記事の怪しさ

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

 NHKの新大河ドラマ『青天を衝け』がスタート。現在の埼玉県深谷市出身の渋沢栄一がモデルのドラマだが、第1回放送を観て爆笑。筆者の出身地でもある北関東の方言がバリバリ! 懐かしく、面白い。

第541回(2/11〜2/16発売号より)
1位「独占撮! 長谷川博己『麒麟は京香』結婚決断!」(「女性自身」3月2日号)
2位「プロボクサー井上拓真『愛してる』『結婚しよ』兄・井上尚弥も黙認していた泥沼W不倫」(「週刊女性」3月2・9日合併号)
参照「貴乃花光司 元妻に加えて娘2人も…“家族全員優一派”の孤立無援」(「女性自身」3月2日号)
3位「梅宮アンナ『もうダメ男卒業したのに…』詐欺騒動男が恋人宣言に激怒告白」(「女性自身」3月2日号)
※女性セブンは合併号休み

 今週の「女性自身」トップ特集がすごい。タイトルにはデカデカと“結婚決断”の文字が。そう、大河ドラマ『麒麟がくる』で主演を演じた長谷川博己が大河終了と同時に、長年の恋人・鈴木京香と結婚を決断したというのだ。

 およそ10年にわたり交際を続けてきた2人がついに――。しかし記事を読むと、その根拠はかなり怪しいし乏しい。

 “結婚”の最大の根拠として挙げられるのが、京香の引っ越しだ。昨年1月、京香はそれまで所有していたマンションを売却、そして今年2月に最大で家賃が200万円もする高級マンションに引っ越ししたという。記事には引っ越し当日、その様子を見守る京香の写真も掲載されている。しかし、そこには長谷川の姿や存在はなし。

 そして「引越し先では本格的に2人で暮らすことを考えているそうです」(長谷川の知人)「今回の引っ越しについては長谷川さんとかなり前から相談していて、話し合いの結果、(以前のマンションを)売却して今回のマンションに住むことに決めたそうです」(京香の知人)との“双方の知人”コメントが紹介されているのみ。

 実際、記事にはそのマンションでの長谷川での目撃談も、同居の決定打もない。そしてもうひとつ、「自身」が提示する長谷川の“結婚決断”の根拠が長谷川の亡父と坂東玉三郎との関係だ。なんでも長谷川父は20代のころから玉三郎と交友があり、そのため俳優となった息子と玉三郎の共演を望んでいた。一昨年そんな父が亡くなったが、『麒麟』で博己と玉三郎は共演を果たした。そのことも結婚の決断に影響した、と。

 いやいや、無理があるでしょ。しかも“結婚を決意”とか“完全同居”とか謳っているわりには、突然こんな記載も。

「そこで10年間寄り添い続けてくれた京香さんへのケジメとして新居での2人暮らしを決断したそうです。事実婚という形になると聞いています」(長谷川の知人)

 だったら、今の状況とほぼ変わらないのでは? トップ特集で取り上げる? まあ、今回は大河終了というタイミング、長谷川の結婚情報でも紹介してみるか、これまでも結婚と破局情報が交互にあるカップルだし、ある種の風物詩、といったことか。それにしても、記事タイトルの「麒麟は京香」って――。記事の内容とは別に、センスない、と思う(ドラマでも結局、麒麟はこなかったしね)。

 世の中から、そして芸能界から不倫はなくならないのだろう。今回も「週刊女性」に有名スポーツ選手の不倫記事が。主人公は“日本ボクシング史上最高傑作”といわれる井上尚弥! ではなく、その“弟”で同じくプロボクサーの井上拓真だ。

 しかも、「週女」に描かれる不倫の“軌跡”はまさにドロドロ。拓真は2019年頃、Aさんという既婚女性と不倫関係になったという。このとき拓真は現在の妻と交際中だったこともあり、Aさんとは一度は破局。しかし20年7月頃再会し、再び関係を持つように。再会の直前、拓真は入籍したというからW不倫ということになる。拓真の結婚後も2人の関係は続き、拓真はAさんに“妻より好き”“結婚しよう”と言い続けたという。

 一方で拓真は、その間に子どもが生まれ、新築の戸建てに引っ越した。言ってることとやってることに大きな矛盾があるが、これが不倫なのだろうか。しかしAさんは、そんな矛盾だらけの拓真の言動を信じ、夫に離婚を切り出した。で、夫は拓真に慰謝料請求、当然だ。そんなこんなでAさんは離婚成立、そして晴れて拓真と結婚! と思ったらしいが、拓真には離婚の意思などなかった。

 はーぁ〜。なんだかね。記事は“Aさんの知人”の証言をベースに描かれていることから、かなりAさん寄りだが、その告発にしても、その言葉通り信じていいのかという疑問が。

 いや、その疑問は何も告発内容自体の問題だけではない。この告発、取材対象者から語られる言葉をあまり深くは裏取りせず、単にそのまま記事にしてしまった――そんな印象が拭えないからだ。

 例えば先日、世間をざわつかせた元横綱であり父である貴乃花光司に対する長男・花田優一の告発だが、それを掲載したのがやはり「週女」だった。そして本欄でも指摘したが、優一の言葉にはいくつかの疑問点、矛盾があったが、そのまま記事になっているということは、「週女」がそれを問題視せずにスルーしたということだろう。

 そして案の定、告発された父・貴乃花が「週刊文春」(文藝春秋)で逆襲告発を行った。双方を読み比べると、その信憑性は圧倒的に「文春」にあった。いや、貴乃花、優一、どちらが正しいのか、真実なのか、本当のところは当事者ではないのでわからない。しかし記事から醸し出される読者に対する“納得性“は貴乃花サイドの、いや「文春」の圧勝だった。メディアの力量の違いなのでは、と思うほどに。

 そして今回の井上拓真に対する告発記事も、掲載時期が近いということもあるが、花田優一告発と同じような構図、記事に見えてしまった。まあ、「週女」に限らず、今の「文春」と勝負しても、どこも勝てないか――。

 夫が首相の座から降りても、相変わらずのお騒がせぶりを見せているのが前ファーストレディ・安倍昭恵夫人だ。「週刊ポスト」(小学館)が先日スクープしたものだが、昭恵夫人が昨年2月に首相官邸で開いたランチ会に出席していたラッパーのTOMOROが、今年1月に詐欺罪で逮捕されていた。

 昭恵夫人の周辺で“またしても”事件や逮捕者が。これまでも森友問題の発端は昭恵夫人だったことは周知の通りだが、ほかにも「桜の会」に招待し、夫人と一緒に写真にもおさまっていた人物が実は大物半グレだったり、出資者でもあるマルチ企業幹部がIR汚職に絡んで逮捕されたり――。周辺には胡散臭い人脈や事件関係者がウジャウジャ! 

 というのが今回も証明されたが、「女性自身」ではTOMOROの詐欺事件、そして逮捕された本人に関連し、梅宮アンナを直撃している。なぜか。TOMOROが周囲に“アンナと付き合っている”と吹聴していたからだ。が、しかしアンナはきっぱりと否定。アンナの説明は具体的でしごく納得できるものだった。昭恵夫人とその夫にアンナの爪の垢を煎じて飲ませたいほどに。