大野智が嵐に復活? 「辞めジャニ」が出戻り? ジャニーズ会見特集する女性週刊誌の迷走

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

 ついにジャニーズ事務所が会見を開いた。で、思わず笑ったのが東山紀之と故・森光子の親密な関係についての質問だ。これまで十数年来ウワサされた話で、かつて「噂の真相」でも検証記事を掲載したが、これを質問した記者、さすがである。もちろん大手メディアではなかったが。

第666回(9/7〜9/12発売号より)
1位「ジャニーズ新時代 ぼくたちの葛藤と希望 幻の松本潤社長『東の嵐、西の関ジャニ∞』改革『9・7衝撃の会見』までに起きていたことのすべて――」
「木村拓哉SMAP解散の悔恨 堂本光一『アイドルの魂』を継承『残る』と決めた“彼ら”の思い」
「山田涼介と菊池風磨『ぼくたちが守るから』Jr.のメンタルケアに動いた」
「赤西仁、山下智久、錦戸亮ほか『辞めジャニ』が“出戻り”するかも」
(「女性セブン」9月21日号)
2位「東山紀之新社長初仕事は『木村拓也を後継者指名』(「女性自身」9月26日・10月3日合併号)
3位「東山紀之と明暗分けたジャニーズ“真”体制 再建のカギ握る井ノ原快彦の懐柔力」(「週刊女性」9月26日号)

 こんな日がくるとは誰が想像しただろうか。9月7日、ジャニーズ事務所の藤島ジュリー景子氏と東山紀之新社長、そして井ノ原快彦が会見を開き、ジャニーズ事務所のカリスマ創業社長・ジャニー喜多川氏の性加害を認めて謝罪したのだ。

 だが4時間以上にも及んだこの会見、鋭い質問をしたのは、ネットメディアやフリーランスの記者たちだけ。これまでジャニーズ事務所と癒着し忖度してきたテレビなど御用メディアは、相変わらずぬるい質問や、ジャニーズ側が“してほしい”であろう質問に始終した。いまだ、その癒着・忖度体質は変わらないということだろう。ましてや自分たちの“共犯性”“加害性”について検証しようとする媒体はほんのわずかだ。今回の性加害問題は、それを何十年にわたって黙殺し続けてジャニーズを繁栄させてきたメディアの問題でもあるというのに。

 女性週刊誌もまたテレビ、スポーツ紙と並ぶ“ジャニーズ性加害共犯メディア”にほかならない。今年3月にBBCの報道がきっかけとなった今回の問題だが、どんどん問題が認知され拡大する中、半年以上の間にわたり、ほぼスルーしてきたことでもその共犯性の高さがわかるだろう。そしてジャニーズ事務所の会見を受け、やっと3誌そろって特集を組んでいるものの、その内容はひどいとしか言いようがないものだ。今回はそんな“ひどい順”ランキングでもある。

どこまでも「ジャニーズ万歳!」を続ける「女性セブン」

 まず筆頭は「女性セブン」。7頁に渡る大特集を組んでいるが、相変わらずその内容はあ然とするばかり。肝心の性加害の本質に触れることなく、後継者問題をあーじゃないこーじゃないと、こねくり回している。たとえば新社長に東山紀之が決定したが、その裏では嵐・松本潤や生田斗真などの名前が挙がっていたことなどを、“ジャニーズのDNAを受け継ぐ”などの美辞麗句を織り交ぜながら紹介するのだ。そして同族経営だったジャニーズ事務所に東山が就任することは“改革”であり、“生まれ変わったジャニーズの今後の進化”まで期待するらしい。

 さらに現在もジャニーズ事務所に所属する木村拓哉などのベテラン勢を“ジャニーズファミリーを守る”“後進の育成”などと美談仕立てで持ち上げる。さらにHey!Say!JUMP・山田涼介やSexy Zone・菊池風磨などがJr.のメンタルケアを率先して行っていること、すでに辞めたジャニーズタレントが出戻ってくる可能性を検証する。どこまでもジャニーズ素敵、万歳! なのだ。

 そして極め付けが“辞めたジャニーズ関係者”への責任転換だろう。ジャニー喜多川氏の長年にわたる性加害問題について滝沢秀明とSMAP育ての親でジャニーズ事務所を追い出された後“新しい地図”を手がけるCULENのI社長に「セブン」はその矛先を向けて糾弾。それだけでなく、なんと両者に「見解を尋ねる」として質問状まで送ってしまうのだ。ジャニーズを“裏切った者”たちへの筋違いな責任転換。どこまでジャニーズに追随するのか、心中でもするつもりか。

 まあ、性被害者をバッシングしちゃうほどの“ジャニーズ命”媒体だから、いまさら驚かないけどね。

大野智が嵐復活を決意!? 臆測を披露する「女性自身」

 一方、女性週刊誌の中ではもっとも長く沈黙を守ってきたのが「女性自身」だ。この問題をいまだ“なかったことにしたい”と思えるほど。だが、ジャニーズが会見を開いたことで、そうはいかなくなったらしい。4頁の特集を組んだが、内容はスカスカで一貫性もない。何を言いたいのか、さっぱりわからない迷走状態だ。

 たとえば会見の前に弁護士の立会いで2日に渡ってリハーサルしたこと、会見ではジャニー氏を擁護しないことを確認しあったことなど、その舞台裏を紹介したり、今回の問題が浮上した際に木村拓哉が娘の将来を考え、事務所退所も検討したことなどを“暴露”する。が、しかし全体的にはジャニーズ事務所の“新体制”を好意的に描くだけ。そして今回の問題で東山を慕う嵐の大野智が、これまでの考えを改め嵐復活を決意するなんていうジャニーズにとって願ってもない“臆測”を披露し、生前に「自身」で連載を持っていた瀬戸内寂聴と東山紀之の対談を再録してみたり――。意味がわからん。混乱の極みというやつか。

井ノ原快彦を高評価する「週刊女性」

 そして「週刊女性」。これまでにも、ほんの少し性加害問題に触れてきた「週女」だが、今回は2頁と女性週刊誌の中では一番小さな扱いの特集。内容は改めて会見を紹介し、その反響を紹介するものだが、そこで強調されるのが会見での井ノ原快彦の高評価だ。一方、東山紀之についてはかなり批判的。

 そんな女性週刊誌3誌のジャニーズ特集だが、しかし自身の問題、自分たちの雑誌でなぜこれまでジャニーズ事務所の性加害について一切報じなかったのか、その背景にあるジャニーズ事務所の癒着関係についての検証や反省は、するつもりはさらさらないらしい。もちろん今後のジャニーズ事務所との付き合い方についても。結局、何も変わらないのか……。

対抗勢力の滝沢秀明氏に嫌がらせ? ジャニーズ御用雑誌「女性セブン」の驚きの記載

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

 「文春オンライン」が衝撃のスクープを。性加害問題に揺れるジャニーズ事務所の新社長に東山紀之が就任すると同時に、現社長の藤島ジュリー景子氏が役員として残留する可能性が濃厚というのだ。これでは何も変わらない――。

第665回(8/31〜9/5発売号より)
1位「Kis-My-Ft2北山宏光は受けるのか『滝沢キッス』の洗礼」(「女性セブン」9月14日号)
2位「嵐 デビュー25年目の『再始動』はムリ!」(「週刊女性」9月19日号)
3位「ジャニーズ激震で決断 中居正広『後輩の駆け込み寺に!』」(「女性自身」9月14日号)

 木村拓哉、嵐、なにわ男子、中居正広、長瀬智也、井ノ原快彦、岸優太、三宅健、堂本光一、玉森裕太、京本大我、滝沢秀明、渡辺翔太、森本慎太郎、北山宏光、HiHi Jets、美 少年、男闘呼組、ついでに藤島ジュリー景子氏――ざっと拾っただけでもこれだけの名前が並ぶ。今週の女性週刊誌3誌で特集、グラビア、その他で取り上げられているジャニーズタレントやグループ(元も含む)の面々だ。

 それほどに女性週刊誌がジャニーズに依存している証左でもある。生前のジャニー喜多川氏の性加害に、見て見ぬ振りをするはずだ。社会問題になった現在でもなお、なるべく触れたくないはず。中でも、いまだその忠誠心が最も強いのが「女性セブン」ではないか。性被害を実名で訴える元ジャニーズをバッシングしてしまうほどに。

 そんな「セブン」が今回特集記事として取り上げているのが、8月31日にジャニーズ事務所を退所したKis-My-Ft2の北山宏光だ。その内容は主にKinKi Kids・堂本光一とTOBE率いる滝沢秀明氏との絆。特に滝沢氏に関しては、いかに北山が心酔し慕っているかが強調される。

 いわく“北山はJr.時代から滝沢氏を兄貴分として慕っていた”“北山が退所を決意したのは滝沢氏がジャニーズ事務所を辞める意向を示した直後”“滝沢氏が舞台で高所から落下した際に北山が身を挺して受け止めた”“食事や旅行などプライベートも共にする2人だが支払いは全て滝沢氏”などなど。そのため、北山が今度TOBEに合流するのは既定路線だという。

ジャニーズに対抗する滝沢秀明氏への嫌がらせ!?

 まあ、ここまではいい。だが問題は記事後半で紹介される滝沢氏の“独特な指導方針”についてだ。それはかつて北山自身がバラエティなどで語ったことだというが、あまりに驚きの記載なので、以下少々長いが引用したい。

《「滝沢さんはけんかする後輩がいれば、話し合うだけでなく、最後に自分の目の前でキスをさせるのだそうです。北山さんは『後輩のどんな溝も埋める滝沢キッス』と名付け、それを聞いていた三宅健さん(44才)も『キスして、揉めてた人たちが仲よくなっちゃうって、こんな画期的なシステムないですね』とコメントしていました」》
《滝沢は「ハグぐらいっていうのは、ぼくの前だけになっちゃうのがイヤなんですね。だからその壁を越えようって」と説明していたというが…。》

 ジャニーズ事務所の性加害が大きな問題となっている今現在、「セブン」がこんなエピソードをわざわざ引っ張り出してきて紹介するのはどうなのか、何なのか。これってセクハラ、パワハラ、ジャニー喜多川氏の性加害問題をどうしたって連想させてしまうエピソードだよね。単なる無神経? いや、性加害をわざわざ連想させる意図的なもの? ジャニーズに対抗する勢力の代表格である滝沢氏への嫌がらせ? ジャニーズをやめた面々に対する当てこすり? 何か別な含みがある? 

 ジャニーズ御用雑誌「セブン」の面目躍如か……。

性加害問題と嵐の「再始動」との関連性

 こうして現在でもひたすらジャニーズ事務所の意向に沿おうとする雑誌がある一方、女性週刊誌の中ではほんの少〜しだが、これまでも性加害問題に触れてきたのが「週刊女性」だ。数年前まではアンチジャニーズ媒体だった矜持が少しはあるのかな。

 そんな「週女」が特集しているのが、ジャニーズ事務所の性加害問題とグループ活動を休止中の嵐の「再始動」との関連性だ。記事では冒頭からジャニーズ事務所の性加害問題、藤島ジュリー景子氏の去就、新社長に東山紀之が就任することが濃厚なことなどがレポートされる。ここまでで2頁特集の半分(1頁)を使っているからまあまあ健闘していると言えるだろう。

 そして後半では嵐の再始動について記されているが、リーダーの大野智が首を縦に振らず、さらに性加害も再始動の障害になっていると指摘されるのだ。

「いま嵐の再始動を発表しても世間の注目をそらしたいだけなのでは、といった批判に晒されるのは目に見えていますから。ほとぼりが冷め、カムバックが歓迎される時期を見定めていくのでしょう」(芸能プロ関係者のコメント)

 確かにね。性加害問題は、嵐の今後にまで大きな影響を及ぼしている。もちろん他ジャニーズタレントたちにも。

「一部の大手企業や広告会社では、性加害の事実を黙認してきたジャニーズ事務所に対して、タレントの起用や広告契約を結ぶのはコンプライアンス上どうなのか、といった声も上がっています」(スポーツ紙記者のコメント)

 でも、どうなの? “性加害の事実を黙認”してきたのは、大手企業や広告会社も同じではないのか。知っててタレントを起用してきた共犯ではないのか。

 そんなことを考えさせられた「週女」のジャニーズ特集。これまでの女性週刊誌の中では性加害に一番踏み込んだ特集だった。

性加害問題に、ほぼ完全沈黙状態の「女性自身」

 そして性加害問題に対し、ほぼ完全沈黙状態なのが「女性自身」だ。今週のジャニーズ関連記事は、中居正広が悩めるJr.たちの相談にのっているというものだが、性加害問題の記述は冒頭のたった8行ほど。申し訳程度というのは、こういうことを言う。

沢尻エリカ礼賛報道の背景は? 永山絢斗の大麻所持逮捕との関連

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

 福島原発の処理水問題で中国の輸入停止対応やイタ電などに対し、日本マスコミは完全に被害者モードで、逆に中国を批判する始末。原発事故はいまだ収束したわけでなく、処理水放出は何十年も続くという前提も忘れたかのように。自分たちの無責任さは棚にあげたまま。もしこれが逆だったら――原発事故を起こしたのが中国で汚染水を放出する――と考える。日本マスコミはヒステリックに中国への大バッシングを展開するはずだ。

第664回(8/24〜8/29発売号より)
1位「沢尻エリカ 純白ワンピで着飾って4年ぶりの肉声高級寿司デートのお相手」(「女性セブン」9月7日号)
2位「広末涼子 まさかのステージママ転身で『8歳娘を女優に!』」(「女性自身」9月12日号)
3位「椎名桔平&原田知世 50代再婚へ! 誓いのペア時計目撃撮」(「女性自身」9月12日号)

 これはやはり復帰作戦の“リベンジ第二弾”なのだろうか。「女性セブン」に沢尻エリカの近況が特集されている。とはいえ、「セブン」の独自取材ネタではない。8月21日、沢尻はエイベックス会長・松浦勝人氏のYouTubeチャンネルに登場し、約4年ぶりに肉声を発したと話題になったが、その様子を改めて紹介したものだ。そして記事の内容は沢尻に超好意的だった。

 例えば沢尻の容姿について「その姿は日焼けした小麦色の肌が健康的で、凛とした立ち姿がいま話題の映画『バービー』を彷彿とさせるものでもある」と描写し、現在の生活についても「かつての遊び仲間とは縁を切り、更生に向けた事務所のバックアップのもとで健全な生活を徐々に取り戻すことができたようです」と記している。

 うん? この“エリカ更生”記述どこかで読んだような。そう、2カ月ほど前、ほぼ同じ内容が「セブン」(6月29日号)で「独占スクープ沢尻エリカ『また演じたい』1200日ぶり衝撃美貌撮影」と題され掲載されていたのだ。この際も「セブン」は沢尻を礼賛していた。現在でも変わらぬスタイルと美貌、沢尻を支えた家族の結束、自身の深い反省、今でも複数のオファーが届く沢尻への業界の期待感などを、“素敵なエリカさまの近影”写真付きで報じていたのだ。「セブン」だけでなく同時期、写真週刊誌「フライデー」(講談社)も沢尻の近況を報じている。この時期、沢尻の執行猶予が明けて半年ほどたった時期だった。

 2019年11月、合成麻薬のMDMAを所持していたとして逮捕された沢尻は、翌20年1月に執行猶予付きの判決が出て、その執行猶予が今年2月に明けたのだ。そんなタイミングで相次いで報じられた「セブン」と「フライデー」による沢尻近況記事。タイミング的にも復帰に向けた観測気球的報道であり、また沢尻の逮捕後もサポートしてきた松浦氏配下の所属事務所・エイベックス・マネジメントの関与が濃厚だと思われた。しかし――そんなときに起きたのが、俳優・永山絢斗の大麻所持での逮捕だった。沢尻復帰作戦にとっては最悪のタイミングだ。

 で、今回の松浦氏YouTubeへの登場、そして「セブン」報道は復帰作戦の仕切り直しというわけか。

 さらに「フラッシュ」(9月12日号・光文社)にも沢尻の同棲熱愛がスクープされている。記事によると沢尻と同棲するのは、人気眼鏡店を営む人物A氏。しかも「フラッシュ」の直撃にA氏は交際を明言こそしなかったが、30分もの時間、沢尻について語ったのだ。もちろん、こちらも沢尻に好意的。

 復帰作戦第二弾。今度はうまくいくのか、沢尻の芸能界復帰はあるのか。要注目だ。

広末涼子の仰天計画

 こうして沢尻エリカの復帰に関する記事を見て思う。薬物逮捕に比べ、犯罪でもなんでもない“不倫”のほうが、世間の風当たりは強いのか。芸能界では致命的なのか。確かに広末涼子の不倫劇は衝撃だった。そして広末の芸能界復帰も、かなりハードルが高いようだ。「女性自身」では、そんな広末の仰天計画が紹介されている。

「小学生2年生となる娘さんについて『将来は女優をやらせたい』と広末さんが話していました」

 そのために、広末は未練のない芸能界ではあるが、最低限の関わりや影響力を残しておきたいとの意向らしい。再び比べてしまうが、事務所への不満をマスコミに漏らしてしまった“不倫”広末と、逮捕後も事務所との良好な関係を続けている“薬物”沢尻。その後の芸能界人生の鍵は、やはり大きな影響力を持つ所属事務所の存在が大きいようで――。

椎名桔平と原田知世の熟年カップルはいま?

 2年ほど前、その熱愛が報じられた椎名桔平と原田知世の熟年カップル。そんな2人のデートを「女性自身」がキャッチした。8月下旬、都内の和食店で楽しそうに食事を楽しむ2人。双方離婚経験があり再婚説もある一方、入籍にはこだわらないとも記事にはある。いずれにしても素敵なカップルだと思う。

香川照之の31歳年下妻めぐる面白すぎる報道とは? 再婚の条件は「藤原紀香超え」か

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

 週刊誌のお盆合併号休みを狙ったかのような羽生結弦の電撃入籍。が、休み明けの全女性週刊誌がこのネタを扱っているのに、お相手の素性はまったくわからずじまい。すごいな、羽生くん。

第663回(8/9〜8/22発売号より)
1位「福原愛 沈痛『子供を虐げる元夫』には渡せない!」(「女性セブン」8月31日号)
参照「福原愛 元夫『海外逃亡許さない』空港確保指令」(「女性自身」9月5日号)
2位「香川照之 継承される悪癖と妻子の運命」(「週刊女性」9月5日号)
同「香川照之 『元女優妻を紀香に!』“宿敵俳優”へ土下座嘆願」(「女性自身」9月5日号)
3位「窮地のジャニーズ救う SexyZone菊池風磨 なにわ男子道枝駿佑の“休みなし”任務」(「週刊女性」9月5日号)

 さらなる追撃、怒涛の反撃だ。福原愛と元夫・江宏傑氏の間に勃発している子ども争奪戦。マスコミもまた双方の陣営につき代理戦争の様相を呈しているが、なかでも福原の全面擁護に回っているのが「女性セブン」だ。前号では「独占直撃 福原愛『子供は金儲けの道具』元夫への悲憤」として、江氏の言い分のウソや、不当に子どもを福原に渡さなかったなどと批判を展開していたが、今回もすごい。これまでの江氏の“けなげなシングルイクメン”というイメージとは真逆の“疑惑”を報じているからだ。

 記事では、そもそも江氏は長男が福原と日本に来て以降、裁判所に長男との面会を求める「面会交流調停」を申し立てず、突然記者会見という手段に打って出たことを疑問視する。そして福原と江氏の離婚の原因も“江氏のモラハラ”だったと指摘した。

 さらに極め付きが子どもたちへの“虐待疑惑”だ。

「“ごめんなさい!ごめんなさい!”と何度も何度も謝る長男の声が屋上から聞こえてくる」(江一家の近所の住民のコメント)
「福原さんへの執着もそうでしたが、長女へも“愛情表現”の範疇を超えているようにみえました。お姉ちゃんのことはいつもなで回して抱っこしているのに、1〜2才の息子に厳しくあたる」(江の知人コメント)
「彼の子供たちに対する本当の態度を知っている人は少なくなかったはず。長男が福原さんと日本に行ってよかったと胸をなでおろす人もいるぐらい」(別の江の知人コメント)

 もし本当なら卑劣な虐待だが、しかし、これが本当の真実かどうかが問題だ。というのも今回の問題の背後には、芸能界のドンとマスコミの思惑が複雑に絡み合っていて、何が本当なのかすごくわかりづらいから。

不倫をスクープした「女性セブン」が手のひら返しで福原愛を擁護

 そもそもことの発端は、2021年3月に「セブン」が福原と5歳年下の商社マンとの不倫をスクープしたことだった。そして同時に福原に対する江氏のモラハラを報じたのが「週刊文春」(文藝春秋)だ。つまり不倫をスクープした「セブン」が現在では一転、福原擁護をしているということになる。

 一方、夫からのモラハラを指摘していた「週刊文春」は今回の問題では、どちらかというと江氏寄り。そんな「週刊文春」(8月10日号)には、こんな興味深い記述が。

「(不倫報道後)彼女が泣きついたのが、“芸能界のドン”だった。
『バーニングプロダクション社長の周防郁雄氏です。周防氏は、彼女を関係の深いプロダクションに預けました。福原は露出を増やし、二〇二二年六月から情報番組やバラエティ番組に次々出演するようになります。どの番組でも不倫騒動は完全スルーでした』(芸能プロ関係者)」

 この芸能界のドンと仲良しなのが「セブン」というわけだ。これで福原に対する態度の手のひら返し、逆転現象も納得というもの。同時に何が真相なのか闇の中、ということでもある。

 そして今回、福原バッシング側に回っている「女性自身」は「セブン」をこう揶揄した。

「福原さん側は苦肉の策か、『女性セブン』を通じて江氏へのバッシングも始めています」(江の知人のコメント)

 さらに面白かったのは、江氏をバッシングする「セブン」は江氏の敬称はなし、擁護する「自身」は”江氏“と敬称付きという”待遇の差“。なんだかねぇ〜(笑)。

香川照之の再婚問題で言っていることが真逆の「週刊女性」と「女性自身」

 2位は代理戦争ではないが、言ってることがまったくの真逆。面白すぎて取り上げてみた。香川照之の再婚問題に関してだ。

 昨年31歳年下の元女優と極秘再婚し、子どもも生まれていたことが今年8月になって発覚した香川。そこで「週刊女性」と「女性自身」が共に再婚妻の“梨園の妻”問題を取り上げている。歌舞伎役者の妻が“梨園の妻”として夫を支えるのは通例だが、香川の妻は今後、その役割を全うするのか否かについて。まずは「週女」から。

「なにより、あまりにも年の若い奥さんですから、今後も表立って香川さんのサポートをすることはないでしょう」(梨園関係者のコメント)

 一方の「自身」はというと、「再婚の条件が、おかみさんをやってくれることだったそうです」(香川の知人のコメント)。

 全然違う。言っていることが。歌舞伎界から新妻を遠ざけると指摘する「週女」に対し、「自身」は、香川は新妻に“カリスマおかみ”の藤原紀香を超えてほしいと望んでいる、とまで書いている。どっちが本当なのだろうか。まあ、どっちでもいいけど。

ジャニーズの性加害問題向き合おうとしない女性週刊誌

 これまで何度も指摘してきたが、ジャニーズの性加害問題をほぼスルーし、また取り上げるにしてもアリバイ程度なのが、女性週刊誌の報道姿勢の実情だ。そして今週も。

 「週刊女性」が性加害問題に関し、現役ジャニーズタレントたちにどう影響したかを報じている。その内容は、“CM白紙などジャニタレ排除の報道もあるが、しかし、SexyZone・菊池風磨やなにわ男子・道枝駿佑などは超多忙!”だって。2人の提灯記事だった。いまだ真正面から問題と向き合おうとしない女性週刊誌であった。

福原愛、元夫・江宏傑との子どもをめぐる“マスコミ代理戦争”――真っ二つの言い分

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

 国連人権理事会の会見、また作曲家・服部良一氏次男の70年前の性被害告白など故・ジャニー喜多川氏の性加害問題の波紋は広がるばかり。マスコミも自身の反省などを口にしながら、この問題を取り上げざるを得ない状況になっている。が、しかし現在において人権侵害など多くの問題を指摘されている芸能事務所は、ジャニーズ事務所だけではない。ジャニーズ事務所以外の別の大手芸能事務所で性加害や人権問題、ハラスメント被害などがあったら、マスコミは今後きちんと報道できるのか。できないだろうね。抹殺だろうね。

第662回(8/3〜8/8発売号より)
1位「独占直撃 福原愛『子供は金儲けの道具』元夫への悲憤」(「女性セブン」8月17・24合併号)
参照「福原愛 高笑い!『強制執行は逃げ切れる』シンガポール移住へ!!」(「女性自身」8月22・29日合併号)
2位「宮根誠司 『還暦で人生リスタート』離婚」(「女性セブン」8月17・24合併号)
3位「木原誠二官房副長官の“疑惑”をワイドショーが報じないワケ」(「週刊女性」8月22・29日合併号)

 どうやらマスコミ代理戦争の様相を呈してきたのが福原愛と元夫・江宏傑との子どもたちを巡る問題。先週の本欄では福原に部が悪いと記したが、さまざまな情報が出てくるにつれ、そうは言い切れないほど混沌としてきた。これまで日本のマスコミは、福原に対し批判的なものが多かった。しかし、「女性セブン」を読むと、その評価はかなり変わってくる。これまで知られていなかった江サイドの“問題”が指摘されているからだ。

 まず今回の騒動の発端である、“福原が長男を勝手に連れ出し江の元に返さない”という本質的問題について。記事によると、共同親権者であり平等に子供に接することができるはずの福原に、子どもたちを会わせようとしなかったのは江だったという。そこで福原は台湾の裁判所に訴えて、“面会をさせなさい”という勧告を得た。そして2022年7月に台湾空港まで子どもたちを迎えに行った福原。しかし、そこには江の両親だけでなく、なぜかマスコミの姿も。異様な雰囲気のなか駆け寄ってきた長男を車に載せ、次に長女に手をのばすと、子どもを引き渡すために来ていたはずの江は突然「誘拐だ!」と大声で怒鳴り、警察も駆けつける事態に。結局、江は長女を福原に渡さず現在に至る、というものだ。

 「セブン」によると、江のこうした行動は福原を貶めるパフォーマンスであり、子どもたちは「パパタレ」として活動する江の生命線、“金儲けの道具”だと糾弾される。しかも、こうした“事実”を江は先の記者会見で明らかにしなかったとも指摘するのだ。

 さらに記事では、江サイドが主張する“日本の裁判所による(長男を父親に返すようとの)保全命令”もあくまで仮のもので、会見でこれまでのいきさつを話した江の行動は台湾の法律に違反したものであり、福原の言い分や事情を無視した一方的なものだと批判している。

 確かに、こんなことがあれば、その後の福原の行動もわからないではない。

 だがこの「セブン」報道に対し「女性自身」は台湾ジャーナリストのこんな証言を掲載し反論するのだ。

「江さんは夏休みの間、子供たちを母親の元へ遊びに行かせようと努力していました。(略)それなのに長女が江さんの元を離れるのが嫌で泣きじゃくってしまい説得したそうです。
 警察が来たのは事実です。福原さんが黙って長男だけを連れて車に強引に乗せようとしたので、“いってらっしゃい”とちゃんと平和に送り出せないから困ると江さんが呼んだようです」

 台湾ジャーナリストの言い分には、少々??の部分もあるが、「セブン」と「自身」はこのように福原サイドと江サイドに真っ向から分かれ、言い分も真っ二つ。

 もちろん双方のネタ元がどちら側かでマスコミの論調も変わってくるのはよくあることだが、興味深いのは21年3月に福原の不倫をスクープし、福原と江の離婚を決定付けた「セブン」が、今回は福原擁護に回っていることだろう。一説によると、福原のバックに「セブン」とも懇意の芸能界のドンといわれる大物がいるらしいから、今回の「セブン」論調も納得、ということか。ともあれ、今後もしばらくは、福原に関するマスコミ代理戦争が続くはずだ。

宮根誠司の離婚記事が触れていないこと

 そんな「女性セブン」が大物キャスター・宮根誠司の離婚をスクープした。93年に元モデルの女性と結婚し04年に離婚、そして06年には出版社勤務の女性と再婚した宮根だが、昨年末までに15年ほど連れ添った再婚女性との離婚が成立したという。「セブン」の直撃に宮根は、その理由を“還暦を迎え自分の人生をしっかり生きたい”“円満離婚”などと語っている。

 しかし、記事には全く触れられていないことがある。それが12年に発覚した宮根の不倫・隠し子問題だ。しかもこの宮根の不倫・隠し子問題、何を隠そう「セブン」自身がスクープしたもの。にもかかわらず、今回の離婚記事には一切触れられていないという不可思議さだ。

 もちろん、それには理由がある。宮根は芸能界のドンといわれる大物と関係が深い。そして、この大物と「セブン」も関係が深い。12年に「セブン」が宮根の隠し子をスクープしたのも、実は別の週刊誌が先行取材していたものを潰すため、敢えて「セブン」が美談仕立てにした上でスクープしたとも言われている。そして今回の離婚も美談仕立て。今回も何か隠しているのか――。

木原誠二官房副長官の妻の元夫“怪死事件”をやっと取り上げた「週刊女性」

 これまで多くのマスコミ、そして女性週刊誌も沈黙を続けてきた木原誠二官房副長官の妻の元夫“怪死事件”だが、今週の「週刊女性」がやっと取り上げた! 巻末のワイド記事という小さな扱いだが、やらないよりはマシ。巨大権力に負けるな! 忖度するな! 頑張れ! 

キャンドル・ジュン氏、またも“非通知着信攻撃”か――金銭を巡る疑惑も浮上

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

 やはり日本のマスコミは腐っている。「週刊文春」(文藝春秋)が追及し続けている岸田文雄首相側近・木原誠二官房副長官の妻の元夫“怪死事件”。元夫の父親に続き、元警視庁捜査一課の取調官だった佐藤誠氏が実名で会見を開いたが、大手マスコミのほとんどがこれをスルーしたままだ。官房副長官という要職にある権力者が、殺人疑惑のある妻への捜査に圧力をかけたという重大疑惑にもかかわらず、だ。しかも、この会見には140人もの報道陣が集まったというのに。腐ってる。

第661回(7/27〜8/1発売号より)
1位「キャンドル・ジュン氏が仕掛けるブラック被災地ビジネス」(「週刊女性」8月14日号)
2位「広末涼子逆ギレ離婚『不倫中毒はカネで解決』」(「女性セブン」8月10日号)
同「広末涼子 不倫騒動“高笑い 鳥羽シェフ妻の懊悩」(「女性自身」8月14日号)
3位「福原愛 本誌でついた大嘘で…国際指名手配危機の修羅場」(「女性自身」8月14日号)

 広末涼子不倫騒動で大きな役割を担ったのが「週刊女性」だ。「週刊文春」がスクープした広末不倫だが、速攻で記者会見を開き一躍時の人となったのが、広末元夫のキャンドル・ジュン氏だった。涙ながらに妻や家族への愛を語るその姿に、一部では“神対応”“聖人夫”などと絶賛の声もあったが、その化けの皮を剥いだのが「週女」だ。キャンドル氏にもまた不倫疑惑があり、その上事務所元スタッフに対し、殴る蹴るで全治2カ月もの暴行を加え、パワハラも日常茶飯事と報じたのだから。

 この報道で、広末とキャンドル氏の離婚がスピーディに成り立ったとの見方も強い。そんな「週女」が、またもキャンドル氏のスキャンダルを報じている。「週女」にキャンドル氏を告発したのは、10代のころからキャンドル氏の主催するイベントに協力してきたという男性Aさん。

 Aさんによると、被災地でのイベントを開催するキャンドル氏やキャンドル氏が立ち上げた「一般社団法人LOVE FOR NIPPON」の助成金や寄付金を巡って数々の疑惑が存在すること、また広末の事務所「フラーム」から「LOVE FOR NIPPON」に多額の“援助送金”があったことなど、金銭を巡る疑惑の数々が証言される。「フラーム」からの送金は広末と佐藤健との“不倫”が報じられて以降だったらしいが、このことも大変興味深い。

 出るわ、出るわ、というキャンドル氏のスキャンダル。独走状態の「週女」にはキャンドル氏にまつわる数々の告発が届いているというから、今後も追撃があるかもしれないが、金銭問題以外でもうひとつ注目したいのが、Aさんが語ったキャンドル氏の “あるエピソード”だ。

「本当に意味がわからないんですが、CJ(キャンドル・ジュン氏と近しい関係者は頭文字を取って『CJ』と呼ぶ)は周りのスタッフに非通知着信を繰り返していました。それは僕自身にもありましたし、僕の実家にまでかかってきていた。それだけでなく“息子を誘拐するぞ”なんていう脅しをしてきたこともあり、高齢の母親が心配して僕を探し回って大騒ぎになった」

 出た! 非通知着信攻撃! キャンドル氏の非通知着信についてはすでに「週女」(7月18日号)の「独占スクープ第2弾 キャンドル・ジュン氏 ドス黒すぎるオンナとカネ」特集でも明らかにされている。

「“非通知”はスタッフ、ジュンさんの親しい友人も被害に遭っています。理由は不明なのですが、そういうところがすごくねちっこいです」

 しかも記事によると、キャンドル氏を取材した「週女」の記者にも非通知着信が複数あったらしい。もちろん非通知着信がキャンドル氏の仕業だと断定はできないが、今回の告発者もまた“非通知着信攻撃”を口にするとは――。キャンドル氏、闇が深い。

不倫をした広末涼子に対するバッシング記事

 そんな広末涼子不倫関連記事だが、「週刊女性」以外にも「女性自身」「女性セブン」とそろい踏みで掲載されている。しかし「週女」以外は“不倫をした広末”に対するバッシングの要素が強い。

 まずは「セブン」。離婚の解決金が数千万円をくだらないこと、事務所のサポートによってこれまでも不倫をもみ消したことを指摘した上で、おどろおどろしくこう記している。

「もはや中毒のように不貞に取り込まれた彼女は、自身を省みることなく鳥羽氏との“純愛”を突き進む覚悟だという」

 「自身」もこんな感じ。

「本人は(不倫騒動で頓挫した高知が舞台の映画を)『復帰作にする』と意気込んでいますが、『事態の深刻さに気づいていないのでは?』と周囲の反応は冷ややかですね」

 つまり「セブン」も「自身」も“不倫は許さん”というスタンスだ。不倫したやつは表舞台から消えろ、と。でもね、冒頭でも指摘したが「週刊文春」が追及し続けている岸田首相側近・木原誠二官房副長官の妻の元夫“怪死事件”、それ以前に木原官房副長官には不倫、隠し子、二重生活スキャンダルも存在していたんだよね。

 それは「週刊新潮」(新潮社)が2021年12月に、今年6月には「週刊文春」も報じているものだが、木原副官房長官には愛人とされる女性とその娘の存在があり、妻と愛人の間で二重生活をしているというもの。これまた大スキャンダルだが、しかしマスコミは“怪死事件”同様、大権力者の不倫はスルーしたまま。もちろんこれまで散々、芸能人や有名人の不倫をぶっ叩いてきた女性週刊誌も完全に沈黙したまま。腐ってる。

福原愛、誘拐罪で国際指名手配も!?

 福原愛、ピンチである。どう見ても分が悪い。22年7月、離婚した夫・江宏傑と台湾で暮らしていた長男を“面会交流中”に日本に連れてきてしまった愛ちゃん。当時「女性自身」の取材にも「夏休みの期間だけでもと。8月まで一緒に日本に滞在します」と答えていた愛ちゃん。でも、それから1年以上も長男は愛ちゃんと暮らしている。記事によると母子が海外に出国すれば、誘拐罪で国際指名手配、なんて事態も想定されるらしい。愛ちゃん、ピンチだ。

広末涼子の一人勝ち? 不倫騒動、離婚発表でも平然と芸能界復帰する予感のワケ

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

 「週刊文春」(文藝春秋)が追及し続けている岸田文雄首相側近・木原誠二官房副長官の妻の元夫“怪死事件”。7月20日には元夫の父親が涙ながらに会見を開く事態にまで発展したが、しかし新聞テレビなど大手マスコミのほとんどが、これをガン無視。権力に忖度し顔色ばかりうかがい、そして言いなりになっている日本のマスコミ。やはり腐っている。

第660回(7/20〜7/25発売号より)
1位「広末涼子 反省ゼロの謹慎生活目撃撮 ボディケアの直後に…妖艶下着で女磨き! 」(「女性自身」8月8日号)
2位「松本潤 『滝沢秀明との衝突』“飛べない豚”の悲劇」(「女性セブン」8月3日号)
3位「泉ピン子が激怒追及『橋田壽賀子さんの消えた3億円』横領逮捕全身ヴィトン女」(「女性セブン」8月3日号)

 やはり一人勝ちに終わるのかもしれない。広末涼子不倫騒動がひとつの結末を迎えた。7月23日、広末が夫のキャンドル・ジュン氏との離婚が成立したことを公式サイトで公表したのだ。そんな広末の“離婚直前”の様子を「女性自身」がキャッチしている。

 芸能活動を自粛し謹慎中の広末だが、自身の誕生日である7月18日、同世代の友人数人を自宅に招き9時間に及ぶパーティを開いたという。そして翌19日、母親とともにリラクセーションサロンを訪れた広末は、そこで2時間のコースを楽しみ、その後カラフルなランジェリーショップで黒のショーツを購入したのだとか。さらに記事には、上下白のフリフリファッションの写真も掲載されている。WEB版でも多数の写真がアップされているが、とっても楽しそう。

 そう、楽しそうなのだ、広末。一方、男どもはどうか。まず不倫相手の鳥羽周作氏。「自身」記事にも記されているが、不倫騒動発覚後、クライアント企業からの契約解約が相次ぎ、NHK「きょうの料理」も降板、調理専門校の学部長を退任し、その損失額はなんと3億に及ぶという。

「また、度重なる爆弾発言だけでなく、経歴詐称疑惑なども指摘されており、かなり追い詰められた状態です」(「自身」記事より)

 そうなんだよね。そもそもしゃべりすぎなんだよね、鳥羽氏。あんまり聞かないよね。不倫騒動のお相手男性がマスコミにしゃべりまくるのって。でも鳥羽氏は違った。しゃべりまくった。まず不倫をスクープした「週刊文春」相手に200分にわたり激白、自分の窮状や広末への思いなど、しゃべる、しゃべる。

 さらに取材目的で新店舗「NAGANO」で食事をしていた東スポ記者に話しかけ、広末との間の手紙や手帳が流出したのはキャンドル氏の仕業と匂わせた挙げ句、キャンドル氏を「ちょっと頭悪いから喋りすぎちゃってさ」「クソっすよあいつは」「マジでああいうやつは抹殺された方がいいですよ、ホント」などと、言いたい放題。かなり醜悪なイメージとガラがよくない発言の数々を世間に晒すことになった。さらに注目すべきは、今回「自身」が目撃した広末自宅誕生日パーティに、鳥羽氏は招待されていないということだ。どうなる鳥羽氏。仕事もお金もなくなり、広末までも!?

 そして、しゃべりすぎは鳥羽氏が指摘したように(笑)、キャンドル氏も同様だ。会見で90分、さらに「週刊文春」の直撃で60分。しゃべる、しゃべる。その内容は一見、広末や家族のへの愛情だったりするのだが、しかし一方で、広末の性癖を含むデリケートなことまで暴露する始末。もちろん広末の了承もなしに、だ。

 この会見でのキャンドル氏の発言や振る舞いは、女性を中心に“モラハラ夫”との疑念が持たれたのは言うまでもない。さらに「週刊女性」で、キャンドル氏自身の不倫やパワハラまで暴かれてしまった。そして自宅を一人追い出され、離婚と相成った。さまざまな報道によれば、キャンドル氏の仕事はボランティアが多く、生計は主に広末が担っていたというから、今後はいばらの道だろう。

 もちろん広末自身、自ら「週刊文春」に連絡し、所属事務所への不満を語って話題になったが、しゃべったのはそれだけ。トータル的に見ると2人の男たちのダメージのほうが断然大きいと思う。離婚発表直前の楽しそうな広末の姿をキャッチした今回の「自身」にも、こう記されていた。

「夫を追い出し、自宅での誕生日パーティに不倫相手を呼ばなかった広末。久々に姿をキャッチした彼女は、謹慎中とは思えないほど人生を謳歌していた!」

 何度もの不倫騒動を平然と乗り越えた“先輩”斉藤由貴のように、広末も平然と芸能界復帰するのだろう。そんな予感――。

先週に続いて今週も滝沢秀明氏の批判を続ける「女性セブン」

 先週、ジャニーズ事務所の性加害問題について、沈黙を守る滝沢秀明氏を批判するような記事を掲載した「女性セブン」だが、またしても――。

 まず、記事内容を説明しよう。とっかかりはKAT-TUNの上田竜也が、インスタでファンからの「もし社長になるなら社名は何にしますか?」という質問に「TOBE NAIBUTAHA TADANOBUTA」(飛べない豚はただの豚)と答えたことから始まる。“TOBE”のあとに不自然な改行があるため滝沢氏の立ち上げた「TOBE」をイジっているのでは、との臆測を紹介した上で、「TOBE」に合流した元King & Princeの平野紫耀や神宮寺勇太、三宅健、さらには松本潤、相葉雅紀、赤西仁など、そうそうたるジャニーズ(元も含め)たちを登場させ彼らの“関係性”“友情物語”を描いている特集だ。

 しかし、記事は単なる“ジャニーズ友情物語”で終わらない。そう、例によって、とってつけたかのように滝沢批判が展開されるのだ。

「今回の合流の裏で滝沢さんの“老かいさ”が見え隠れしたことが気になります」
「いずれにしても、ジャニーさんの性加害問題で事務所が逆風にさらされる中で、一貫して無関心を装い、勢力を拡大する滝沢さんの姿勢に複雑な感情を抱くタレントは少なくないようです」(芸能関係者のコメント)

 嘘こけ! 先週に続き、叫びたい「どの口が言う!!!」。ジャニーズの性加害問題をスルーし続け、加害者のジャニー喜多川氏の責任や創業者一族の現社長・藤島ジュリー景子氏の責任を追及しようとしない「セブン」。それどころか性被害を告発した元Jr.のバッシングまでした「セブン」。なのに、ジャニーズ事務所を辞めた滝沢氏を2週にわたって責めるとは、一体どういう神経をしているのか!!

 呆れてものが言えない。

泉ピン子の逆襲が始まる!?

 21年に亡くなった脚本家の橋田壽賀子氏が設立した、一般財団法人橋田文化財団で3億円とも言われる横領事件が起こった。逮捕されたのは、長年経理を担当してきた66歳の女性。そして、泉ピン子の登場だ。橋田の葬儀や骨を巡って財団側と関係が悪化していたピン子だが、以前からこの横領女性に疑念を持って警告もしていたという。これを機に逆襲が始まる!?

滝沢秀明氏はジャニー氏の性加害問題から逃げた? 事務所の責任を無視し非難する「女性セブン」

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

 タレントのryuchell(りゅうちぇる)さんが亡くなった。自死だった。その原因としてネットなどでの誹謗中傷が指摘されている。離婚、ジェンダーレス、育児などについて誹謗中傷されていたからだ。これまでの自分の意見を率直に語ってきたryuchellさん。しかし、この国は自分に率直な人々、そして生き方を“異物”として差別し排除しようとする。暗澹たる気分だ。

第659回(7/13〜7/18発売号より)
1位「滝沢秀明『ジャニーさん命日』にぶつけた仁義なき引き抜き」(「女性セブン」7月27日号)
2位「キャンドル氏vs鳥羽シェフだけじゃない『オレの妻に手を出しやがって…許さねぇ!!』(「週刊女性」8月1日号)
3位「不倫疑惑の上原多香子が再婚前に“助言”求めていた場所」(「週刊女性」8月1日号)
※「女性自身」は合併号休み

 厚顔無恥とは、こういうことを言うのだろう。「女性セブン」のジャニーズ事務所及び滝沢秀明関連記事のことだ。

 ジャニーズ事務所を去った滝沢秀明氏が新事務所「TOBE」を設立した。そこに同じくジャニーズを去った三宅健、平野紫耀、神宮寺勇太、IMPACTorsの面々の合流が発表され、大きな話題になっている。

 「セブン」でもこの話題を取り上げているのだが、その主な内容は滝沢氏の剛腕ぶりだ。たとえば、タレントだけでなくジャニーズに過去関係した何人もの優秀な人材を引き抜いていること、また既存のタレントを引き抜く手法は、これまでの芸能界にはない斬新なものだと紹介する。さらに滝沢氏と平野が合流を発表した日は“奇しくも”ジャニー喜多川氏の命日の2日前だったが、それは滝沢氏の「自分たちこそがジャニーイズムを引き継ぐ真のジャニーズという主張」だと解説するのだ。

 まあ、ここまではいい。しかし記事は、滝沢氏のジャニーズ事務所からの“離脱の理由”に言及していくのだが、これが唖然呆然なのだ。まず、滝沢氏の離脱に影響したのがジャニー喜多川氏の性加害問題だとして、こう記すのだ。

「降りかかる火の粉から逃げ出すように昨年9月に事務所側に辞意を申し出ると、滝沢さんは引き継ぎもしないまま姿を消してしまったのです」(芸能関係者のコメント)

 おいおい。ジャニー氏の性加害について問題に対処することも直視もせず、いち早く逃げたと滝沢氏を非難するトーン。さらに「セブン」は、こんなことまで言い始めた。

「ジャニー氏の性加害問題は日を追うごとに深刻さを増しているが、今後も滝沢と平野が言及する予定はないという。
『若い頃からジャニー氏の身近でJr.を指導してきた滝沢さんは、真相を知る立場にありますが、テレビ局や新聞社の取材要請はすべて断り、コメントしない方針を貫いています』(前出・別の芸能関係者)」

 どの口が言う!!! もちろん滝沢氏は、タレントとしてだけなく、ジャニーズ事務所の副社長やジャニーズアイランド社長も務めてきた。したがって、ジャニー氏の性加害について言及すべき立場にあると言える。しかし、それを「セブン」が言うか? もし滝沢氏の責任を追及するなら、それ以前に会見を開かず、第三者委員ではなく自前の「外部専門家による再発防止特別チーム」でお茶を濁そうとする現在の事務所幹部、そして、なにより創業者一族の藤島ジュリー景子社長の責任を追及すべきではないのか?

 しかし「セブン」は、これまでジャニー氏の性加害について、まともに触れることなく、事務所の責任追及もまったくしていない。にもかかわらず、事務所を辞めた滝沢氏が“性加害について言及しない”ことを批判するとは、一体どういう神経をしているのだろう。

 いや、それどころかジャニーズ“親衛隊媒体”「セブン」は性加害問題がクローズアップされる中、日本外国人特派員協会で顔出し会見をしてジャニー氏を告発したカウアン・オカモト氏のバッシング記事まで掲載して、大顰蹙を買った“過去”もある。何十年もジャニー氏の未成年者への性加害を放置、メディアの責任を放棄してきた「セブン」に滝沢を責める資格がないのは当然だろう。

 ジャニーズ事務所の性加害については、国連人権理事会の「ビジネスと人権」作業部会が7月中にも来日し、被害者らへの聞き取り調査を実施するという事態にまで発展している。国連が、国際社会がジャニーズ事務所の性加害に注目しているということだ。こうした動きに対し、日本のメディアは、特にジャニーズから多大な恩恵を受けてきたメディアは、これをどう報じるのか、または黙殺するのか。ジャニー氏の性加害は、これまでそれを知っていたのに黙殺し続けたメディアの問題でもある。今後も、その報道内容を注視したい。

宮崎あおいと岡田准一と高岡蒼佑など過去の4大不倫バトル

 広末涼子の不倫問題は、いまだ週刊誌の格好のネタらしい。新しい情報がなければ、ちょっとひねった特集記事! というわけで「週刊女性」が引っ張り出したのが、過去の4大不倫バトルだ。

 保阪尚希の妻だった高岡早紀と今井美樹の夫でもある布袋寅泰のW不倫、宮崎あおいをめぐる岡田准一vs高岡蒼佑、三代目市川猿之助(現・猿翁)と藤間紫の不倫、ファンキー加藤とアンタッチャブル・柴田英嗣の元妻W不倫――。

 特に注目したいのは宮崎あおいと岡田准一と高岡蒼佑だ。ここ数年はジャニーズ事務所との関係が改善された「週女」がこれを取り上げるのかと少々驚いたが、もう10年以上も前のことか。

 この不倫劇は「週刊文春」(2011年12月27日発売号・文藝春秋)がスクープしたのもで、妻の不倫を知った高岡が岡田を呼び出し土下座させ「芸能界引退」まで約束させたという衝撃の内容だった。これを「週女」では掘り返しているのだが、驚いたのが芸能ジャーナリスト・佐々木博之氏の解説コメントだ。

「ふたり(岡田と宮崎)とも公の場で何も語りませんでした。これは正解です。あくまで疑惑なので、スルーしたほうがいいんです。余計なことをしゃべらなければ、世間の興味もなくなり、静かに収まっていく。それが一番いい形」

 芸能ジャーナリストがこれを言っちゃう!? 会見しなくて正解って――。びっくり。

元SPEED・上原多香子、再度の不倫に関する新情報

 元SPEEDの上原多香子が、またもや不倫をして「文春オンライン」にスクープされてしまった。最初の夫を自殺で亡くしたその背景には、自身の不倫疑惑があった上原。さらにその不倫相手A氏と再婚したが、またしても若い男性と不倫――。

 その後追い記事を「週刊女性」が掲載しているのだが、その“新情報”がなかなか面白い。そもそもA氏との再婚前、上原は占い師に未来を占ってもらったという。その結果は“上原さんと一緒にいるなら、命を落とすぐらい苦労すると思ったほうがいい”だって。なるほど(笑)。

広末涼子、同事務所の“後輩女優”田中みな実をスルーのワケ! 「女性セブン」の興味深い考察

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

 山下達郎には本当にガッカリだ。音楽プロデューサーで作詞家の松尾潔氏がジャニー喜多川氏の性加害についての山下のスタンスをツイートし、山下はラジオ番組で反論をしたが、ジャニー氏の性加害を臆測扱いしたり、知らないなどと自己保身に走る始末。挙句、逆ギレのように「(自分を批判する人には)私の音楽は不要」などと口走ったのだ。醜悪な自己保身の塊だった。

第658回(7/6〜7/11発売号より)
1位「広末涼子vs田中みな実 戦慄『女優下剋上』生き残り衝突」(「女性セブン」7月20日号)
2位「山田裕貴 西野七瀬『30才までに結婚したい』半同棲撮」(「女性セブン」7月20日号)
参照「山田裕貴 国民的アイドルが妬くモテ素顔」(「週刊女性」7月25日号)
参照「山田裕貴『共演NGに「らんまん」志尊淳』」(「女性自身」7月25日号)
3位「山里亮太『コメント拒否』で見えた、タレントMCの“限界”」(「週刊女性」7月25日号)

 いまだ話題の広末涼子不倫問題だが、「女性セブン」の特集の切り口が面白い。広末は不倫騒動後、これをスクープした「週刊文春」(文藝春秋)に直接電話して事務所への不満を吐露したことが話題になったが、今回「セブン」は広末が文春に語ったある発言に注目した。“あの人物がいない”と。その部分とは以下のもの。

「私の大好きな戸田恵梨香だったり、唐田(えりか)だったり、(有村)架純ちゃんだったりを守っていけるのかって思ったときに凄く不安になった」

 広末が名前をあげたのは所属事務所「フラーム」に所属する後輩女優たちで、現在の事務所の姿勢、マネジメント力では彼女たちを守れないと訴えたのだが、しかし「セブン」は、その中に“田中みな実がいない”“田中みな実がスルーされている”と指摘しているのだ。

 なるほど、確かにそう言われてみればそうだ。そして「セブン」はその理由をいろいろ探り、かつ広末との対比も試みているのだが、それらもまた、なかなか興味深い。

 まず田中はTBSアナから独立し、現在、女優としても大活躍中だ。しかし女優としては駆け出しとの意識から、ストイックな努力を惜しまない。一方、広末はかつての結婚出産を仕事から逃れるためだと語っている。2人の生き方は対照的だというのだ。

 さらに田中はお偉いさんには従順だが、現場スタッフや裏方には冷淡な態度を取るという。それも広末は気に入らない。さらに広末自身に加え、名前を挙げた3人の女優たちも10代で芸能界に入り女優として名をなしたが、田中は別の道から入ってきたので生粋の女優ではない。そんな数々の根拠から「セブン」は広末が田中の名前を挙げなかった理由をこう解説する。

「かつて、田中さんは“憧れの女優さんは広末涼子さん”と周囲に話していましたが、広末さんからしたら“一緒にしないで”という気持ちなのかもしれないです」(芸能関係者のコメント)

 これまたなるほど。しかも無期限謹慎中の広末に対し、田中はまさに飛ぶ鳥を落とす勢い。下剋上も近いというのが「セブン」の見立てらしい。

 田中の名前がなかっただけで、2ページの考察記事を作ってしまう「セブン」、ある意味すごい。スクープなどネタはなくても、こうして芸能記事は作られるという模範のような記事だから。内容も説得力があるしね。しかし、なぜか記事には“所属事務所”とあるだけで、フラームという事務所の名称明記はなし(スルーされている)。何か事情でもあるのか――。

 今もっとも旬な売れっ子俳優・山田裕貴と乃木坂46の“絶対エース”といわれ2018年にグループを卒業した西野七瀬の熱愛を「女性セブン」がスクープした。2人は共通の趣味であるオンラインゲームを通じて親しくなり、今年に入って交際をスタートさせ、現在では半同棲をしているらしい。「セブン」の取材に双方の事務所は「プライベートのことは本人に任せています」との答え。この回答は事実上、事務所も認めたということだ。さらに2人とも結婚願望を隠さず、取材などでも語ったいうことから結婚も間近だと記事にはある。ビッグカップル誕生のめでたいスクープだ。

 このスクープを受け、山田裕貴本人も出演したラジオ番組で「両者温かくそっと見守ってくれるとうれしい」と語っている。めでたい。しかし、めでたいのはこれだけではない。「セブン」のスクープを後追いする形で、今週の「週刊女性」「女性自身」はともに山田に関する記事を掲載しているのだが、これまたすごいのだ。何がすごいかというと、双方ともに山田の絶賛記事だから。

 まずは「週女」。芝居に対し真摯、面倒見がいい、若手の憧れ、業界関係者も絶賛、スタッフにも分け隔てがない、勉強熱心、恋愛にもピュア、誰からも好かれる。そして「自身」も、これまた絶賛。やはり売れっ子の志尊淳との共演NGというネガティブな記事かと思いきや、全然そうではなかった。志尊とは盟友、親友という強い絆で結ばれた関係だが、「同じ事務所だから(共演)できたと思われたくない。ちゃんと俳優として認められて共演したい」との志尊からの申し出によってNGになっているだけで、記事では2人の絆が強調されている。さらに山田は、どの撮影現場でも老若男女問わず共演者から愛されるキャラだということも。

 すごいな、山田。熱愛発覚で、これほど絶賛記事が並ぶとは。本当に愛されキャラなんだろうな。筆者も以前からファンです。

南海キャンディーズ・山里亮太の危機的発言

 朝のワイドショーでMCをつとめる南海キャンディーズの山里亮太が、猿之助事件について「勝手なことを言うべきではない」とか「臆測(で話したり)だったり、報道するときに本当に気をつけなければいけない」との発言をしたことについて、「週刊女性」がタレントMC限界論を展開している。

「言わば“仲間”ですから悪くは言えないものです。特に芸能人スキャンダルについては。個人的に交友関係があったり、事務所同士の付き合いなどありますから」(芸能ジャーナリスト佐々木博之氏のコメントより)

 おっしゃる通り。タレントMCの限界というより、弊害だとさえ思う。こんなことを言うタレントMCが跋扈すれば、そのうち本当に情報番組がなくなってしまうのでは、そんな危機感さえ覚える山里の発言だった。

市川猿之助“心中事件”とセクハラスクープの関係を否定しようとする「女性セブン」の珍説

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

 夫の逮捕で、その動向が注目された三浦瑠麗氏。そんな三浦氏の近況を「フライデーデジタル」が報じている。大切にしていた軽井沢の別荘を売った。買ったのはドワンゴの創業者・川上量生。相変わらず華麗な人脈だ。

第657回(6/29〜7/4発売号より)
1位「市川猿之助容疑者 親に手をかけたのは『セクハラを叱られたくなかった』」(「女性セブン」7月13日号)
2位「独占スクープ第2弾 キャンドル・ジュン氏 ドス黒すぎるオンナとカネ」(「週刊女性」7月18日号)
3位「広末涼子誤算! 反ヒロスエ連合が大増殖」(「女性自身」7月18日号)

 是が非でも自分たち、そして記事との関係を否定したいらしい。4代目市川猿之助が母親の自殺ほう助の容疑で逮捕、東京地検に送検されたが、そもそもの発端はもちろん「女性セブン」のスクープ記事にあると見る向きは強い。「セブン」は6月1日号(5月18日発売)で「歌舞伎界激震の性被害! 市川猿之助 コロナ拡散濃厚セクハラ」との記事を掲載、猿之助の卑劣なパワハラ・セクハラ、そして梨園の悪しき体質をあぶり出した見事なスクープだった。

 その後の“猿之助一家は心中”はもちろん「セブン」にとっても予想外で、衝撃的だったはずだ。しかし時に予想外の大騒動が起こってしまうのも、週刊誌やスクープ記事の宿命でもある。もちろん“心中事件”も「セブン」が責任を負うものではない。むしろ、それだけ影響ある出来事や問題をスクープし、世に問うことができたのだから、堂々としていればいい。そして心中事件の背景にあったものを、さらに記事にすればいい。

 でもね。「セブン」は事件が起こってから、ずっとなんだか腰が引けちゃってるんだよね。っていうか、事件とスクープ記事の因果関係をできるだけ否定しようとしている。今週もそうだ。

 今回の記事では「セブン」が猿之助のセクハラ・パワハラを取材している頃、猿之助はすでにそれを知っていて関係者に箝口令をしいたり、関係者と協議したりしていて自殺するようには全く見えなかったこと、また歌舞伎界は世間とは違う“非常識”がまかり通る世界だと指摘した上で、歌舞伎関係者のこんな証言を掲載している。

「猿之助さんは少し前からセクハラ・パワハラに関する情報が出ることは知っていましたが、ますます意気軒昂に主演舞台に上がっていました。それでも、実際の記事を見て、ご両親は猿之助さんに非常に厳しい態度を取ったのではないでしょうか。誰に叱られることなく自由に振る舞ってきた“裸の大将”だった猿之助さんは、それに激しく動揺したのでしょう。(中略)周囲からの特別扱いが普通だった猿之助さんには、陰湿なセクハラ行為を親から叱られることは耐えがたい苦痛だったのではないか」

 親に叱られることが耐えられないから一家心中? いやいや、無理がありすぎでしょう。そもそも猿之助の父親・段四郎は病で介護が必要であり、事態に対しどの程度の認知があったかも不明だと報じられている。しかも2012年の猿之助襲名の際のエピソードとして、襲名することを父親に相談せず直前になって「襲名するから」の一言で済ませたこと、また伯父の猿翁を尊敬していたが実父を軽んじている様子があったことなどが伝えられている。母親は矍鑠(かくしゃく)としていたというが、それにしても、歌舞伎界の大スターであり自他共に認める“賢い男”が“親に叱られる”という理由で一家心中なんて。「セブン」による珍説としかいいようがない。

 実際、猿之助は逮捕後に「私に関する記事が週刊誌(女性セブン)に掲載されることを両親に話したところ、家族会議が行われて『みんなでさよならすることにした』」と供述したと報じられている。もう観念しようよ、「セブン」。堂々とスクープの手柄を誇ろうよ。プライドが高い猿之助は、自分の悪行、恥部をさらけ出されることがよっぽど耐えられなかったんだよ。常人には理解できないほどのプライドだったんだよ。

キャンドル・ジュン氏の“非通知攻撃”

 先週、広末涼子の夫のキャンドル・ジュン氏の暴行、不倫スキャンダルをスクープした「週刊女性」。今週も第2弾を放っているが、いろんな意味で面白かった。

 先週は元スタッフがキャンドル氏から暴行を受けたこと、また新入社員の女性と不倫していたことを報じた「週女」。そんな「週女」編集部には報道直後から元スタッフや関係者などからタレコミが相次いだらしい。スクープの連鎖だ(笑)。そして今週は、それらタレコミを元に、元スタッフや友人など3人による告発が誌面を飾っている。

 それらをまとめると、キャンドル氏の暴言やモラハラは男女関係なく行われ、男性には殴るなどの暴行もあったこと。労働も長時間で報酬は少ないこと。そのため精神的に追い込まれて辞めていったスタッフが何人もいるなど、先週の「週女」の告発記事は事実であると証言がなされている。そして、結婚後も女性関係は続き、不倫も事実だとして「周りにいる子で手を出されていない子のほうが珍しいくらい」といった状況だったらしい。さらに、こうしたキャンドル氏の行状は事務所で働いてスタッフほぼ全員が知っている事実だという。

 加えて、キャンドル氏の法律違反疑惑も告発される。キャンドル氏は現場で出たゴミなどをスタッフに指示し、事務所近くの川沿いに不法投棄させていたという。だが、こうした証言以上にキャンドル氏の“裏の顔”がわかるエピソードが飛び出した。それが“非通知攻撃”だ。

 記事によれば、キャンドル氏は何かあると“非通知着信”をするらしい。

「“非通知”はスタッフ、ジュンさんの親しい友人も被害に遭っています。理由は不明なのですが、そういうところがすごくねちっこいです」(元スタッフAさんのコメント)

 かなり怖い。陰湿だ。この“非通知攻撃”は先週、キャンドル氏から暴行を受けたことを告発した男性も受けたという。そしてびっくりするのが、以下のくだり。

「そして信じがたいことに前回、キャンドル氏と電話で話した本誌担当記者に対しても非通知着信が複数入っている」

 100%キャンドル氏だとの確証はないが、しかし――。このエピソード、かなり怖い。

芸能界の悪弊がなくならないワケ

 最後も広末関連だが、これまた怖い。広末不倫をスクープした「週刊文春」は、6月22日発売号で広末本人が文春記者に電話をかけ、所属事務所への不満を漏らしていた。これに対し、同じタレントである和田アキ子、鈴木沙理奈、藤田ニコルが情報番組で広末を批判した。

 理由は皆同じ。“これまで守ってくれた事務所に楯突くのはいかがなものか”という論理だ。怖い。芸能界に巣食う“事務所絶対論”。タレントたちからしてこんな認識だから、事務所を辞めると干されるという悪弊がなくならない。ジャニーズ事務所の性加害が放置される。ギャラをいっぱい搾取する事務所もなくならない。怖い。