<p> 今月の「VERY」(光文社)の第1特集は、「『どうしてもスキニーパンツがはけない!』対策委員会」です。「ミランダ・カーみたいにはいかない」、「どうしてもボーイフレンドデニムを選んでしまう」などという、リアルなアラフォー世代の悩みに答えています。ほかの雑誌では、それぞれの体型による悩みや、似合うか似合わないかをすっ飛ばして、モデルさんが流行のアイテムを完璧に着こなす写真ばかりを見せがちですが、「VERY」は、今日着る服に対して真っ向から取り組み、読めば明日から使えることが書いてあるという点で、いつも感心させられます。確かにアラフォー世代は、流行に敏感でいたくても、取り入れるとケガをすることも多いわけで。賛否両論ある「柄パンツ」の着こなしも、「VERY」は読者目線でしっかり紹介してくれています。</p>
「女性誌速攻レビュー」タグアーカイブ
“ぬるくてモヤッ”が体現している、「リンネル」という雑誌の現実味のなさ
<p> 「リンネル」5月号(宝島社)の表紙は、永作博美です。永作博美といえば、「憧れの女優」として女性人気が高いだけでなく、38歳でバツ2男性と結婚、39歳で第1子出産、42歳の現在第2子妊娠中、と女性の生き方のモデルとしても興味深い存在です。晩婚晩産、あるいは未婚女性が増えている今、読者女性たちが共感したり考えさせられたりするトピックをたくさんお持ちだと思うのですが……そんなドロッとした部分は一切触れないのが、「リンネル」のインタビュー。</p> <p> 妊娠について「子どもは何人かいたらいいなと思っていましたが、年齢的なことを考えると難しいかなと思っていたのでびっくりしましたけど、それ以上に嬉しかったですね」という表面的な一言で済ませ、あとは“お財布を黄色いものに買い替えた”とか“花道を習ってみたい”“まずはお花の展示会を観に行きたい”といった、ぬるくてモヤッとした話に終始しています。永作の財布の色なんて、はっきり言ってどうでもいいです(キッパリ)。このインタビューだけではありません。「リンネル」は、1冊すべてにこの“ぬるモヤ感”が漂っているんですよ。なんと言えばいいんですかね、ツボがビミョーに外れたマッサージみたいな。アンタ、気を利かせてるつもりかもしれないけど、そこ違うから! と言いたくなっちゃう。</p>
仕事と家庭の両立を「女性だからこその強み」と美化、「日経ウーマン」の欺瞞
<p> 2013年5月で創刊25周年を迎えた「日経ウーマン」(日経BP社)。心からおめでとうございます。今後もぜひ変わらず私たちを楽しませてほしいものです。さて、区切りとなる今月号には25年間分の5月号の表紙が並べられています。バリキャリ風の西洋女性が表紙を飾り、男性社会でどう生き抜いていくかをテーマに掲げている90年代、「マネー上手は女を上げる」「話す・聴く技術」等、テクニック重視になり始める2000年代、そして「貯蓄」「貯め上手」「給料の正しい貯め方」等貯蓄と節約が最重要事項となった近年……と、各年代の「日経ウーマン」の傾向が見えて興味深いです。</p>
ファッションと読み物の温度差が大きい「AneCan」は、フェミニン・パンクを目指せ!
<p> 「AneCan」(小学館)2013年5月号、表紙は蛯原友里、高垣麗子、押切もえの3人。代わり映えのしない、いつもの「AneCan」の表紙です。思えば、創刊~6年後の今でも毎月この3人の誰かがほぼ同誌の表紙を飾っています。過去には有村実樹が単独で表紙を飾ったこともありましたが、人気は定着せず……。平均読者年齢28.8歳ですが、表紙モデル3人はいずれも33歳。今月号を見てみると、その世代交代や代わり映えしない誌面の原因となってくるものが見えてくるのです。と、大げさに前フリしたところで、今月号のトピックからどうぞ!<br /> </p>
「内面磨け」「チャラい」の声に大反論、「美ST」が問う「美魔女で何がいけないの?」
<p> 巷でもたまに論争となることがある「美魔女はイタいか?」という問題について、「美ST」5月号(光文社)が決着をつけようとしています。「私たち美魔女ですが、何か?」という企画が組まれているのです。タイトルの下には主旨が次のように書いてあります。</p>
アイドルより「サークルでモテる女の子」の方が格上、「Ray」で乃木坂46が散々な扱い
「Ray」2013年5月号/主婦の友社
新生活を始める人も多いこの季節、「Ray」(主婦の友社)でも、新しい専属モデルがデビューしました。今をときめくアイドル・乃木坂46の白石麻衣ことまいやんです! 誰だよ! 元モーニング娘。・久住小春が「CanCam」(小学館)、AKB48・篠田麻里子が「MORE」(集英社)、小嶋陽菜が「MAQUIA」(同)の専属モデルになったことも記憶に新しいですが、今後モデルは「アイドルの再就職先」となるのではないでしょうか。人気衰退後、パチンコ店やスーパーの営業ドサ回りをさせられたり、再結成したら「姥捨て山」と嘲笑されたり……そんな諸先輩方の背中を見て育った若いアイドルたちはとても堅実。「アイドルとして名前が売れているうちに専属モデルになっておけば、人気がなくなっても惨めな仕事をしなくて済む」と思っているのかも。まぁ、まいやんって誰だか知らないけど! モデルとして人気が出て、タレントや女優になるというかつての王道のロールモデルが、これからは逆転していくような気がしています。
<トピックス>
◎“くびれ”“美脚”“小顔”よくばり着回し31days
◎もしも、白石麻衣が女子大生だったら…~可愛すぎるキャンパスコーデ~
◎20才の夢のお値段
「幼児にスマホはNG」なんて正論は求めていない! ラブママの子育て相談

「I LOVE mama」2013年5月号(イン
フォレスト)
先月号あたりから、頭の中に「『I LOVE mama』(インフォレスト)こそママ界最強説」が浮上していて、「I LOVE mama」を読むと僻みスイッチが入ってしまうようになりましたので、僻み全開でレビューしたいと思います。……なんてことを書いてる時点ですでに「I LOVE mama」に負けています。「I LOVE mama」は僻みとは無縁なんです。
たとえば「STORY」(光文社)だと、「私立校ママはこんなバッグを持っている」「幼稚園では浮かないように」といつも周りのママと比較して戦々恐々としている感がありますが、「I LOVE mama」にはそれがない。メイクやファッションのお手本となる読者モデルが登場するにはしますが、それは単純にカワイイから。「私立校ママ」といった複合要素(美しさ+経済力+知性+気品+協調性+都会性+子どもの優秀さ+羨望される+嫉妬される+それらをうまくかわす+α)を表す肩書でモヤモヤと読者を威圧したり焦らせたりしません。今月の表紙には「『ママ、かわいいね』って言われたいし、ママ友よりもかわいくいたい!」というコピーが書かれていますが、カラッとストレートで気持ちがいいくらいです。
「幼児にスマホはNG」なんて正論は求めていない! ラブママの子育て相談

「I LOVE mama」2013年5月号(イン
フォレスト)
先月号あたりから、頭の中に「『I LOVE mama』(インフォレスト)こそママ界最強説」が浮上していて、「I LOVE mama」を読むと僻みスイッチが入ってしまうようになりましたので、僻み全開でレビューしたいと思います。……なんてことを書いてる時点ですでに「I LOVE mama」に負けています。「I LOVE mama」は僻みとは無縁なんです。
たとえば「STORY」(光文社)だと、「私立校ママはこんなバッグを持っている」「幼稚園では浮かないように」といつも周りのママと比較して戦々恐々としている感がありますが、「I LOVE mama」にはそれがない。メイクやファッションのお手本となる読者モデルが登場するにはしますが、それは単純にカワイイから。「私立校ママ」といった複合要素(美しさ+経済力+知性+気品+協調性+都会性+子どもの優秀さ+羨望される+嫉妬される+それらをうまくかわす+α)を表す肩書でモヤモヤと読者を威圧したり焦らせたりしません。今月の表紙には「『ママ、かわいいね』って言われたいし、ママ友よりもかわいくいたい!」というコピーが書かれていますが、カラッとストレートで気持ちがいいくらいです。
「スクール・ママ・カースト」のリアルを暴く、「VERY」ママの小物術

「VERY」2013年4月号/光文社
いやー、今月の「VERY」(光文社)ずっしりと重いです。休刊する女性誌が多い中で、この広告の重み、安定感を感じます。さて、今月は新年度ということで、新連載も増えています。ゆるやかに変わりつつある「VERY」を見てみましょう。
<トピックス>
◎タキマキの「目指せ! ニッポンのお母ちゃん」
◎“ならしの4月”のオシャレ作法
◎ママCEOの起業ビジョンボード
「先輩の女子力のなさ」を告げ口、学級会と化す「日経ウーマン」投書コーナー

「日経ウーマン」2013年4月号/日経
BP社
花粉のような黄砂のような色の表紙の「日経ウーマン」4月号(日経BP社)を開けば、ファッションブランド・LOUNIE企画の巻頭特集が新しく始まっていました。「原色を着られない女」と題された小説と真っ黄色のコートを着た女性の写真が裏表紙を飾っています。この小説、「男に振られた日に買った似合わない原色のコートに、一年後初めて袖を通すことができました」というだけのストーリーなんですが、地味な「日経ウーマン」読者は原色の服なんて買わない・着ないが鉄則ですよね……。
ちなみに、この企画の連載小説を担当しているのは、なんと芥川賞作家の川上未映子! あの髪型と顔なら原色似合いそう! ミュージシャンであり詩人であり、最近では同じ芥川賞作家の阿部和重と“サブカリ婚”(サブカル層にウケる有名人カップルによる“授かり婚”のこと)もしちゃった自由奔放な未映子嬢、今後も「日経ウーマン」の方向性を無視した巻頭小説を届けてくれることを期待しています!!
<トピックス>
◎人づき合いがラクになる! 聞く力&話す技術
◎バッグの中身、ぜ~んぶ見せます!
◎特別付録 一生役立つ!!「資格&学び」ガイド
