<p> 今号の表紙は木下優樹菜。ママ雑誌としては珍しく、実の子どもと一緒に表紙を飾っています。この赤ちゃんが、なんの疑いもなくフジモン(藤本敏史)。目も鼻も口もしっかり藤本天然素材です。インタビューにも親子仲良く登場。「nina’s」のママタレントインタビューは高尚な趣味やこだわりの育児グッズをアピールする、いわばママタレのセルフプロデュース劇場に陥りがちですが、これが元ヤンのあっけらかんさなのか、木下は「聞かれたことに答えただけ」というさっぱり味。例えば「アクセサリーを楽しむ」というくだり。通常の「nina’s」であれば「ママでもアクセでおしゃれしたいですよね。そんな気持ちで作ったのが○○(自分がプロデュースしたブランド)の○○シリーズなんです!」と心の北社長(トーカ堂)が登場するところを、ユッキーナの場合は「プチプラだったら子どもが引っ張って壊れても気にならないっス」でおしまい。葛飾ナチュラルボーンヤンキーのナチュラルな姿勢に、オシャレママはなにを思う……?</p>
「女性誌速攻レビュー」タグアーカイブ
「I LOVE mama」のTPO=園行事には、カラコンはブラウンで盛る!
<p> ギャルママ雑誌「I LOVE mama」(インフォレスト)7月号の巻頭で、ついにラブママ専属モデルオーディションの結果が発表されています! 約4,000人の応募者の中からグランプリに輝いたのは、21歳のマタママ(マタニティ・ママ)10カ月! 新人ながら手ブラで堂々マタニティセミヌードを披露しています。妊娠10カ月といえば、もうすぐ出産。もしや出産ドキュメントを企画してるのでは……と編集部の思惑を勘ぐってしまいました。</p> <p> 心に響いたのは、準グランプリに輝いた1歳6カ月児のママ(23歳)の受賞の言葉。「高校を卒業してから結婚するまでリズリサで4年間働いていたの。アパレルをやっていればモデルを目にする機会も増えて…。誰にも言わなかったけど、どんな洋服も着こなすモデルの仕事に密かに憧れてた。出産してそんな気持ちも忘れかけてた頃に見つけたラブママのオーディション。今しかない!って勢いで応募したんだ」。</p>
「販売累計13,000本!」のコピーに宿る、「STORY」の生々しいバブル思想
<p> 40代のためのファッション誌「STORY」7月号(光文社)。林真理子が連載「出好き、ネコ好き、私好き」でアンジェリーナ・ジョリーの乳房切除手術について触れているのですが、「何も健康なキズひとつない乳房をとらなくてもいいのではないだろうか」と否定的。「おそらくアンジェリーナは、老いることにも全力で立ち向かっていくに違いない」としながら、3月に亡くなった田中宥久子の「年をとるのはちっとも怖くない」「老いを味方につけることをすれば大丈夫」という言葉と対比させています。先月号では60代女性が婦人科で治療を受け、50代男性と結ばれるというシーンを描いた岸恵子の小説を取り上げ、「こうした医学を味方にしていけば、いつまでもみずみずしい日本女性が出来上がる。(中略)なんだか楽しくなってきたぞ」と書いたばかり。その前の号では、法令線にヒアルロン酸を入れ、「中年は結果じゃないんだ。(中略)試行錯誤しながら歩いている。それ自体、もうひとつの美しさなんだ」と美のメンテを賛美しています。</p>
想像してください、「CLASSY.」女子が結婚のために踵を削り、指毛を抜く姿を!
<p> 「CLASSY.」(光文社)今月の特集は「オシャレの悩みはオシャレの賢人が何とかしてくれる!」です。「代わり映えしない自分を変えるヒントが満載」と自己批判のようなキャッチが躍っています。中身を見てみますと、辺見えみりがレクチャーする「こうすれば“甘くてもオシャレ”は実現できる」という企画が! 辺見さんは「大人可愛い」の師匠として、ピンクやレース、花柄をどう着こなすべきかアドバイスしていますが、これが辺見さんの存在そのものを象徴しているかのようなページ。「おしゃれ」というより「おしゃれ感」「おしゃれっぽい」と申しましょうか。読者へのアドバイスにも「大人っぽい」「今っぽく」「上級者っぽく」、極め付きは「フランス女優っぽく」……ぽくぽく言い過ぎて和尚さんがお経あげそう! そのぽくぽく感覚は辺見さんが監修するブランドの謎コンセプト(モダンなPARISに住みながら、生まれ育ったLAの高い空と青い海を想う、29歳の女性)と寸分も違わず、辺見えみりのブレなさに感服した次第です。</p>
内田樹と高橋源一郎が「VERY」を憂う! おじさんたちから見た女性誌
<p> 最近、NHKの『あさいち』での、「キラキラ40+ オンナの選択」や、WEB上でのベビーカー論争など、専業主婦やお母さん、またそれ以外の女性の対立を煽るようなテレビ番組やWEBコンテンツが目立ちます。立場の違いを言い合って対立してるのを見ているうちに、「あれ、なんでこんなことさせられるんだろう?」と疑問に感じることが多くなりました。</p>
ネイルケア、DVD鑑賞――「steady.」提案の自信アップ術がささやかすぎる
<p> 今月の「steady.」(宝島社)の表紙は菅野美穂さんです。4月に入籍したばかりというタイミングでのインタビューですが、「正直自分でもびっくりしました!」「なんで私がよかったのかは……恥ずかしすぎて聞けません」と謙虚な姿勢を見せていました。菅野さんは、ごく自然な感じでインタビューに答えていましたが、「なぜだかわからないけど、選んでもらえた私」というのは、他力本願でシンデレラ願望の強い「steady.」ちゃんを、かなりうっとりさせたのではないかと思われます。</p>
女たちの“不安”という小さな芽を共有し、「婦人公論」は今日も進む!
<p> 日々慌ただしく過ごしていると、目先2、3日の不安が先に立ち、なかなか老後にまで目が向けられずにあっという間に月日だけがたっていきます。しかし今号の特集「老後が不安という『病』、治せます」を読み、「老後を考える=今の生活を直視する」ことであると痛感しました。冒頭の作家・村上龍氏の「希望の種は自分で探し、出会うしかない」は特にオススメ。「不安というのは、とりあえず食べるものがあり、寝るところもあり、伴侶もいるけれど、現状や将来のさまざまなことに対して大丈夫だろうかという感情です。だから不安に感じることを不安に思うことはありません」と語る村上氏。というのも『55歳からのハローライフ』(幻冬舎)の取材で「本当に追い詰められた人、それも特に男性は、不安という感情に蓋をしてしまうということを知った」からなのだとか。一方で女性は「自分なりの小さな喜びや希望を見つけるのが上手」で、不安を表に出すことにもあまり抵抗がないということです。確かに。女同士だと“不安”も立派なトークネタです。</p>
「リンネル」はナチュラル派向けじゃなくて、「ナチュラルっぽい」の集合体
<p> 先月の「リンネル」(宝島社)のレビューについて、「ナチュラル系に恨みでもあるんだろうかw ファッション誌に現実味など要らぬ」「ふわふわライフを眺めたいからリンネルを読んでるわけで、現実は別で見れば良い話」という読者の方のご意見を拝見しました。言い訳がましいようですが、筆者は「現実味がないからイカン」と言っているのではありません。ナチュラル系ならナチュラル系で徹底してナチュラルな夢を見させてほしいのに、イメージに合わない芸能人をモデルに起用したり、年金だ保険だといった企画(底が浅いのにわかりやすくない)を組んで読者に媚びてみたりという中途半端がイカンと言っているのですよ。「こういうのやっとけばいいっしょ!」的なやっつけ仕事的なものを感じたのです。</p>
バブルはまだ続いてる! シェアハウスに週末部活、休まない「DRESS」な女たち
<p> 刑務所の壁のように高い高い前評判を獲得して始まった「DRESS」(幻冬舎)。創刊号は、「DRESS」の読者イメージをガッチリと固めることからスタートしたようでした。年は取っちゃってるけど、恋に、仕事に、ものすごく一生懸命楽しんでいる、今現在結婚をしていない自立したアラフォー女性たち。週末にはホームパーティーを楽しんでいるという読者像も表れていました。それがイマイチ読者には響かなかったようですが、さて第2号となった今号は、どうなっているのでしょうか?</p>
「うちの柱はH企画」、創刊25周年に発覚した「Ray」の果てなきシモへの好奇心
<p> 「Ray」(主婦の友社)7月号は、創刊25周年記念特大号。巻頭には、かつて「Ray」に登場したアーティストやタレント、女優、モデルからのお祝い直筆メッセージが掲載されています。吉川ひなの、深田恭子、西野カナ、三代目J Soul Brothers from EXILE TRIBE、東方神起といった華やかな顔ぶれが並ぶ中、ひっそりとオーランド・ブルームの嫁でありファッションモデルのミランダ・カーも登場。</p>