「SAKURA」2013年秋号(小学館) 「自分らしく、ママを楽しむ。好感度カジュアルファッション誌」を掲げる「SAKURA」(小学館)が女性誌レビューにお久しぶりの登場です。年4回の季刊だからなのか、ママ界でもイマイチ雑誌名が浸透していないのが寂しいところ。筆者の「SAKUR...
「女性誌速攻レビュー」タグアーカイブ
なれそうでなれない“全方位好感度ママ”を掲げる「SAKURA」の息苦しさ
「SAKURA」2013年秋号(小学館) 「自分らしく、ママを楽しむ。好感度カジュアルファッション誌」を掲げる「SAKURA」(小学館)が女性誌レビューにお久しぶりの登場です。年4回の季刊だからなのか、ママ界でもイマイチ雑誌名が浸透していないのが寂しいところ。筆者の「SAKUR...
男の裸を生かしきれない? 「美ST」の年下男子ヌードに感じた違和感
<p> 40代からの美容のキーワードは、女性ホルモン。美容誌「美ST」(光文社)のイメージキャラクターも「ホルモンヌちゃん」です。子宮と卵巣をかたどったゆるキャラで、現在、妊娠中です。そのせいで毛深くなって「お腹もあそこももじゃもじゃ」「乳首が黒ずんじゃって」いるところです。内臓のゆるキャラのくせに、あそこがもじゃもじゃで乳首が黒いってかなりシュールなんですが、実際妊娠した女性にそういった体の変化が起きるのも、女性ホルモンの影響ですね。40代に入ると女性ホルモンの減少が顕著になるとのことで、「美ST」では何かというと「ホルモン、ホルモン!」と叫んでいます。今月号の特集もまさに女性ホルモンの作用がテーマ。では、中身を見てみましょう。</p>
「I LOVE mama」の良妻賢母企画に見える、世間からの偏見と闘う孤独な姿
<p> 先月号で「良妻賢母の参考書化している」とお伝えしたギャルママ雑誌「I LOVE mama」(インフォレスト)が、とうとうタガが外れちゃったみたいで、10月号はまるっきり参考書になっていました。見開きページにズラーッと円グラフを24個も並べたり、広辞苑ほどの小さな文字で1ページに約2,500字の情報をギッチリ詰め込んだり、自由な誌面づくりもついにここまできたか!</p> <p> 「ウチら、ギャルでヤンママだけどバカじゃないもん!」と高らかに勝利宣言しているようにも感じられるのですが、つけまの盛り具合を見てもわかるように、ギャル文化はなにごとも「過剰」の上に乗っからずにはいられない性質があります。走り出したら止まんねぇ「I LOVE mama」がどこへ行くのか、老婆心ながら少々心配になってきました。</p>
「ていねいに生きたい」から休日は美術館へ……どこか空虚な「リンネル」の企画
<p> 「リンネル」(宝島社)は毎号、付録としてバッグが付いてきます。もちろん今月号も付いています。その上でさらに今月号は、本誌で「大人顔のリュック、そろいました」という企画が組まれていて、6ページにわたりリュックをズラーッと紹介しています。どんだけ袋が好きなのでしょうか! しかも、タイトルの「大人顔のリュック」という言葉に注目。「リンネル」はいつも「大人」という単語を多用しており、この企画でも、タイトルだけでなく文中でも乱用。「大人の女性のプレッピースタイル」「大人デニムスタイル」「レザーリュックで大人っぽく」「大人のスクールガール」「帆布×レザーストラップが大人っぽい」「大人ナイロン」と「大人」を連呼しています。付録のバッグを紹介する企画ページも「くつろぎ感のある大人のアーバンカジュアル」とタイトルが付けられていました。</p>
ボーイッシュコンプレックスゆえに迷走する「CLASSY.」、ダサダサのザOL服を貫くべし!
<p> このレビューでも再三お伝えしていますが、「CLASSY.」とは、“ワンランク上の女になってワンランク上の男と結婚する”というシンプルな願望が宿っているため、日夜厳しい修行(猛暑でも巻き毛、痛くてもピンヒールなど)を重ねている現代の侍系女子に向けた指南書です。女性ファッション誌といえども、そのスピリッツは「月刊 武道」(日本武道館)に近い。さてそんな「CLASSY.」の今月の特集は「『ベーシック』って素晴らしい!!」。賢い読者のみなさまはもうお気づきでしょうか、この侍たち、実はあまりオシャレが得意ではありません。それは決して無頓着という意味ではなく、ある一定の形から出ることを嫌うため、思い切った冒険をほとんどしないということ。そんな彼女たちにとって「ベーシック」とは母港そのもの。「着回し力があって、誰にでも似合って、好感度も抜群、だから頼りになる!」というキャッチにすべてが表れています。今月は、この特集をはじめ「CLASSY.」女子たちのオシャレコンプレックスをチクチクと刺激する企画が盛りだくさんですよ!</p>
あの「DRESS」がまともなアラフォー恋愛論!? 「理性を保って落ち着いた恋を」
<p> 創刊当時は、「週末にホームパーティ」だの「韓国へサウナ」だのと、セレブ感満載だった「DRESS」(幻冬舎)ですが、今月号はだいぶ落ち着いて、とんがった感がなくなっていました。すっとんきょうな回答が見ものだった佐野元春さんの悩み相談連載も、先月同様、穏やかなバルセロナの湖のようです。それはそれで淋しいですね。</p>
“妻だけED”は女の不倫を正当化するツール! 「婦人公論」に見る夫婦の深淵
<p> “自宅連れ込み不倫騒動”により元モーニング娘。の矢口真理がワイプ界から姿を消して、はや3カ月。元夫の中村昌也が自虐ネタでバラエティに登場するなど、矢口としてはますます出にくい状況になりつつあります。そんな中、日本一女の婚外恋愛におおらかな女性誌「婦人公論」(中央公論新社)が満を持して立ち上がりました。今号の特集は「妻の浮気、夫の浮気、どう違うのか」。矢口にぜひとも差し入れたい一冊です。作家の白石一文氏と村山由佳氏の対談「物語を生きる女と、嘘の日記を書く男」では、婚姻とセックスがいかに結びつかないかが熱く語られていますし、イケメンアートディレクターと再婚しただいたひかるは「夫婦がダメになる理由はフィフティフィフティ」と誌面から矢口にエールを送っています。さあ準備は整いました。あとは「婦人公論」という広い懐に身を任せ、ここでうっとりと涙ながらに語るだけ! 矢口の独占告白を期待しつつ、まずは今号のラインナップから。</p>
女として優れていたい――「VERY」の主張を脅かす、ワーキングママという現実
<p> 今月は夏休みということで、別冊付録がついている「VERY」(光文社)。タイトルは「ママたちの夏休みビューティーチャレンジ!」です。「夏休みの間にキレイになりましょう」といった特集はどんな雑誌にもありますが、そんなぬるいキャッチコピーには収まらないのが「VERY」のすごいところ。「二学期、久々にママたちと顔を合わせるのはまさに同窓会感覚。『何か変わった?』『キレイになった?』と思われたい。言われたいのがママの乙女ゴコロ」と、競争心を煽りまくります。</p>
「自分らしさ」と「他人の目」に翻弄……「STORY」のオシャレは楽しくない!?
<p> 40代のためのファッション誌「STORY」9月号(光文社)。40代はファッションに悩むお年頃です。理由の1つは、お察しのように体型の変化。着実に中年体型になって、去年似合っていたものがもう今年は似合わない。頭で思い描いていたイメージと、鏡の中の自分がまったく違って愕然とすることが多々あります。しかし、もっと困っているのは、身体面よりむしろ精神面。洋服を着るモチベーションが見いだせない。よほどおしゃれが好きという人は別でしょうが、これまで「モテたい」「キレイと言われたい」「オシャレな人と思われたい」と思って洋服を着てきた場合、ひとたび「モテなくていい」「キレイと言われなくていい」「オシャレな人と思われなくていい」という、「どうでもいい」づくしの魔界に足を踏み入れたら、何のために服を着るのかわからなくなる。最終的に辿り着いたのは「もう“フツーの人間”に見えればいいや」という、どんづまり桃源郷。“フツーの人間”に見える程度に服を着ていれば、社会生活で困ることってないですよね? 教えてください、オシャレって何のためにするんですか?</p>