セルフイメージは20代!? バブル雑誌「GOLD」にさまよう“わがまま”な現役感

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「GOLD」3月号(世界文化社)

 45年ぶりの大雪に揺れる日本列島。その寒さよりも舛添東京都知事当選にガクブルの筆者ですが、今月も「GOLD」(世界文化社)を読んでみると、ちょっと前まで「女子」自意識を抱いていた40~50歳の扱いに迷っている制作側の思いを感じ取ってしまい、また寒気が……。さて、「GOLD」の基本は「わがまま礼賛」。どうやら、「わがまま」という言葉に特別な価値を見出しているようです。女性の「わがまま」が社会への抵抗として作用していた、昭和の名残を引きずっているように思えますが、いまどき「わがまま」な生き方は当たり前となってしまい、殊更にこだわる意味もないような?


<トピック>
◎かっこいい大人のデニムは永遠です!
◎トップブランド靴&バックの新・エースをねらえ!
◎Back to age ミスキャンパス

「憲法を語れるのはオシャレ」賢妻を目指す「VERY」、その“賢さ”の正体

<p> ここずっと「VERY」(光文社)が、“賢さ”を強調する路線を取っていると言い続けてきましたが、今月号の特集はズバリ「オシャレも“賢妻”ブームです」。「VERY」のいう「賢妻」とは何がモデルになっているかというと、案の定ドラマ『半沢直樹』の妻・花だそう。特集の冒頭でスタイリストの方が「今は自分らしさを消した“いい人そう”より“賢そう”が共感される時代」とも指摘していました。2014年、TPOをわきまえながら、媚びないメンタリティとファッションポリシーを持ち合わせた“賢妻”時代に突入したんだそうですが、果たしてその実態とは?</p>

読者の本音がついに届いた!? 一大ムーブメント“卵活祭”の神輿を置いた「DRESS」

<p> 今月号の「DRESS」(幻冬舎)で一番楽しみだったのは、なんといっても西川史子さんのコラムです。10月号から「夫婦解散」というタイトルのコラムが始まったと思った途端の離婚報道。3月号の〆切は離婚発覚の前だったのか、後だったのか? 間に合ったとすれば、どんなことが書いてあるのか。期待は高まります。ファッション誌を、こんなワイドショー的に楽しめるなんて……。</p>

バブル世代に向けた女性誌「GOLD」、“苗場プリンス”体験をもう一度と願う!

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「GOLD」(世界文化社)2月号

 日本列島の体も財布も冷え込んでいる今日この頃、“45~52歳の女性をターゲットにしたバブル期を過ごした「元祖お嬢様世代」”に向けた雑誌「GOLD」(世界文化社)が誕生しました。「美魔女」とは異なるコンセプトを掲げる40代以降の応援雑誌というのは新しい。ちょっと前まで「女子」ぶっていたこの世代を、どう扱っていいのか悩んでいるのは、本人たちだけではなく雑誌業界も同じようです。バブルは悪でないけれど、ゆとり世代とのギャップは広がるばかり。そして、バブルの片鱗を横目に見ただけのアラフォーライターの筆者としても、この世代は扱いづらいことこの上ないのですが、果たして「GOLD」はどんな世界なのでしょうか。

<トピック>
◎私たちGOLD世代は、ブランドにだって“ワガママ”通します。
◎もう一度、私をスキーに連れてって
◎お洒落はマイ・ウエイ♪ 自分の信じるままに!

■ワガママは言うのではなく通す!

 巻頭特集は、「私たちGOLD世代は、ブランドだって“ワガママ”通します。」。どうですか、この自信に満ちた堂々たる宣言。「ワガママ通したい」でも「ワガママ言いたい!」でもなく「通します」。特集名ひとつ取っても、この世代の自己肯定感が伝わるようです。特集のコンセプトは「オーダーメイドにこそ、大人の本当の贅沢がある」とのことで、わがまま=オーダーメイドとして紹介されています。そこで挙がっているアイテムは、グッチのニューバンブー、ディオールのレディ・ディオール、ブルガリ、フェンディと豪華ブランドがずらり。オーダー価格も軽く100万円を突破! まさにバブリー! この価格に動揺するか否かで、読者として、そしてGOLD世代として相応しいのか選考に掛けられているような気もします。しかし、そんな財力を持ってまでして叶えたい欲望は「他人とファッションがかぶりたくない」という見栄なのではないでしょうか。「ブランドにワガママ通したの!」という主張の根底は「みんなと同じじゃイヤ!」という“ユニクロ被り”を嫌う層とあまり変わらないように思えました。

セレブライター登場! 華やかな「VERY」舞台裏が、読者の安定剤となる理由

<p> 今月の「VERY」(光文社)の第1特集は、編集部で実際に働く女性たちをフィーチャーした「VERの舞台裏」。トップのページでは、雑然とした編集部を行き交う女性たちの写真を見開きに使用しており、まるでドラマのオープニングのようです。</p>

セレブライター登場! 華やかな「VERY」舞台裏が、読者の安定剤となる理由

<p> 今月の「VERY」(光文社)の第1特集は、編集部で実際に働く女性たちをフィーチャーした「VERの舞台裏」。トップのページでは、雑然とした編集部を行き交う女性たちの写真を見開きに使用しており、まるでドラマのオープニングのようです。</p>

「リンネル」女子の自己肯定を強めてくれる、魔法の言葉「手仕事」

<p> 「リンネル」3月号(宝島社)の巻頭特集は「少しだけ新しい私に 旬に着こなす定番おしゃれ」。ボーダートップスや白シャツ、トレンチコートなど、正真正銘ド定番なアイテムの着こなしをひねり一切ナシで伝えています。「1年前も同じコーディネートが載ってなかったっけ?」と既視感アリアリ、トレンド感ナシナシなのですが、定番を愛するリンネル女子にとって「流行」は「萩原流行」ぐらいの意味しかないんでしょうね。定番が一番。そこにほんの少しの新しさがあれば充分なんです。</p> <p> この感覚、リンネル女子が大好きな「梅仕事」「家仕事」「手仕事」に通じているように思います。季節が変われば梅を干し、天気がよければおうちのメンテ、雨が降ればほっこり手芸。うちのリンネル女子(母・68歳)も昔からずーっとそんな生活してます。昭和の時代から変わらないお仕事に、ちょっとした洗練と工夫を盛り込む、それが「リンネル」の至上命題。今月号でも「ていねいな冬の家仕事」と題して、セーターに肘あてを縫いつけたり、手作り味噌を仕込んだりする(完成まで10カ月かかる)企画があります。</p>

ブランド品への欲望を共有することで、読者の一体感を生む「I LOVE mama」

<p> ダイソーやしまむら、プチプラコスメなどをフル活用する庶民派ギャルママ雑誌「I LOVE mama」(インフォレスト)。3月号の特集内に「ラブママキッズモデルのママが選ぶ ちびコに“買ってあげたい&体験させたいこと”リスト」という企画があります。キッズモデルのママが子どもにさせたいことをいくつか挙げているのですが、その中に「(息子の)ジャニーズに入りたいって夢、叶えてあげたい」というママが! 写真を見たら、4歳の息子くん、Hey!Say!JUMPのペンライトを持ってキメ顔をしています。いつか「かーちゃんが履歴書を送って……」と入所理由を言う日がくるのでしょうか。</p>

マスコミ、アパレル、プレス……「steady.」がキラキラ横文字へのあこがれを捨てた!

<p> 「steady.」(宝島社)はここ数カ月で、“微調整”のようなリニューアルをしている模様。今月号の特集「今すぐ効く!センス10倍アップ おしゃれ特効薬100」にも、そんな微調整が垣間見えました。</p>

「婦人公論」の“みのもんた×林真理子対談”で、寒すぎる夫婦愛コント

<p> 2014年「婦人公論」初め、まずは脚本家・大石静先生のこんな含蓄ある一言からご紹介します。化粧品を“浮気”すると肌がイキイキするという話から、</p> <p>「なんでも慣れてしまうと、そのよさが見えなくなるのは、男と女も同じだと思う。ひとりのパートナーだけ見つめていると、よさも悪さも慣れてしまう。美しい顔も気立てのよさも、稼ぎのよさも、慣れてしまうとさしたる価値を感じなくなる」</p>