窓を開けて“風ごっこ”、旅先の空気をストロー吸引! 「nina’s」のおしゃれバイアスが狂気の沙汰

<p> 「nina's」が前号からしれっと読者を「ニナmama」と呼び始め、ざっくりとした読者の囲い込みを始めたことはレビューでもお伝えしましたが、今号ではそんな「ニナmama」の中でも特にクリエイティブでおしゃれなママたちを「ニナmama」としてフィーチャーし始めた模様です。どっちも「ニナmama」ってわかりづら~! かつての「I love mama」(インフォレスト)のように、ママモ(専属モデル)>ラブママ24(準専属モデル)>美ママ(一般読者)と分類してくれればスッキリするというものですが、ここはほっこりおしゃれを信条とする「nina's」。「読者に序列をつけるなんてクリエイティブじゃない」というオンリーワン志向なのでありましょう。</p>

「結婚していただく」という価値観から脱せない? 「steady.」読者の苦々しい結婚観

<p> 今月の「steady.」(宝島社)の第一特集は「可愛い大人のスカート通勤」です。ありがちな特集かと思いきや、キャッチコピーがすごい! なんと「アラサーOLに空前のスカートブーム到来!」だそうです。え、スカートですよ、スカート。1回廃れて再び復活したアイテムではない、基本中の基本のアイテム。もちろん、「今年の夏はスカートを履かなければ、もう街を歩けない」……みたいな気配もありません。そもそもOLさんって、パンツよりもスカートを履くことの方が多いのでは? と反論もしたくなるくらいの煽りですが、中身はスカートとトップスのさまざまな組み合わせのパターンが紹介されており、とても充実しているファッションページでした。</p>

リリーの暴言と“妻にイジめられている男”のグチで、読者に内省を促す「婦人公論」

<p> 時はサッカーワールドカップ真っ盛りです。今号はまずサッカー解説者の大竹七未氏による「ワールドカップが100倍楽しくなる選手名鑑」からお伝えします。モテ狂いの「CLASSY.」(光文社)では“ニワカに見られないタオルマフラーの巻き方”とか“男子がグッとくる背番号はコレだ”みたいなサッカーにかこつけた色欲企画で盛り上がっていましたが、それに比べたら「婦人公論」(中央公論新社)のW杯特集は大分真面目です。ザックジャパンのチーム構成から予選リーグで対戦する各国の戦力分析、注目すべきスター選手などを浅く薄く網羅。しかし、サッカーファンならとっくに知ってる情報でしょうし、サッカーに興味ない人には一つも響かない内容というのもまた事実。なんならザッケローニのケツアゴが放出するフェロモン徹底解剖とか、婚外恋愛するならこの監督とか、もっともっと「婦人公論」っぽいものをと求めてしまう……そんな筆者もオフサイドがなんなのか、いまだによくわかってない人間の1人です。</p>

“雌ガール”と“おフェロ”推し「ar」は、女が女を愛でるための雑誌

<p> 20代を読者対象としたビューティ&ファッション誌「ar(アール)」(主婦と生活社)。めざす理想の女性像としてキーワードにしているのは「雌(メス)ガール」です。ガールもメスですから、「頭痛が痛い」みたいになっちゃってますが、どういう意味かというと、「メスの本能を秘めた可愛いモノ好きガール」だそうです。編集長の笹沼彩子さんは、雌ガールの定義を次のように語っています。</p>

W杯も迷わず乗っかる! 「彼好みの女」から「彼と同化した女」に変化した「CLASSY.」

<p> 前号ではついに「こなれカジュアル入門」まで展開し、こなれ“最後のお願い”の様相を呈していた「CLASSY.」(光文社)。もう、こなれてもこなれなくても面白いタームに入っておりますが、今号も懲りずに「こなれ」です。特集は「こなれカジュアル必須15アイテムで夏を乗り切る!」。スカート、シャツ、カーディガン、パーカー、ボーイフレンドデニム……</p>

若い女性の専業主婦願望を嘆く「DRESS」、一方で男ウケファッションに血眼の矛盾

<p> 今月号の「DRESS」(幻冬舎)で気になったのが、連載第4回目の「ブランドという存在の理由」という企画。今回は、ラルフ・ローレンについてでした。デザイナーの素顔に触れるという内容で、彼の半生とデザインに対する姿勢や状況がわかるようになるでしょう。妻とのエピソードやプライベートの様子も知ることができ、読むだけで、ラルフ・ローレンのアイテムが1つほしくなる企画でした。<br /> </p>

“ていねいな暮らし”で修道女をフィーチャーした「婦人公論」 の跳躍力がすごい!

<p> 人生相談と銘打ちながら、安部譲二のバイアグラ苦労話を山田詠美が鼻ほじりながら聞く、「婦人公論」(中央公論新社)におけるアウトローなゆるふわ連載「人生相談劇場」がついに書籍化です。今号では人生相談の鬼、作家の北方謙三をゲストに迎え、濃いぃ記念座談会が繰り広げられております。題して「生きることは悩むこと 正解はないと心得よ」。スリーショット写真、誌面からじっとりと脂が浮き出てきそう!</p> <p> 北方といえば、男性誌「ホットドッグ・プレス」(講談社)で担当していた人生相談が半ば伝説化しているお方。名回答と崇められた「ソープに行け」ばかり悪目立ちしていますが、「『死にたい』と言った子に、『50冊本を読むまでは死ぬな』」など、もちろんイイことも言っていたそう。この座談会には、パーティー会場で安部譲二と北方謙三がわちゃわちゃしていたら、それを見た大沢在昌が「お相撲だお相撲だ」と騒いだとか、昔、安部譲二はテレビに出る時、黒い粉を頭に振りかけていたとか、面白いけど限りなくどうでもいい思い出話の合間に、先ほどのような深イイ話が隠れてますので、宝探し感覚でお楽しみください。ちなみに筆者オススメは、北方謙三先生の「肩に毛が生えてる」というお悩みです。「生きることは悩むこと」(北方)とは、なるほど……。</p>

「steady.」読者の不安げな表情に見る、アラサー世代の「私たちには何もない」感

<p> 今月の「steady.」(宝島社)の第一特集は、「私の美人色」。自分に似合う色を知って、魅力的な人になろうという企画です。まずはパーソナルカラーを知ろうということで、チャートや自己診断のためのシートがついており、なかなかの力の入れようです……が、なんだか努力の方向性がズレているような。果たしてこの努力が報われるかは、非常に怪しいです。</p>

アラフォー突入の蛯原&押切を擁する「AneCan」、「若さ」自認がそろそろしんどい!

<p> 「AneCan」6月号(小学館)に、新人さんが入りました。「CanCam」卒業後、エスカレート式で入学してきた安座間美優さんです。新人といっても27歳のアネサーど真ん中。早速、誌面の企画でショートカットに変身しているのですが、なんだか黒田知永子さんのような雰囲気に……。アラサーのショートカットの難しさを身を張って訴えかけてくれてます。安座間さんが加わったことで、高齢化が進んでいた「AneCan」モデルにもフレッシュさんが感じられます。同誌御三家の蛯原友里、押切もえ、高垣麗子は今年35歳を迎える、アラサーどころかアラフォー世代。想定読者層より10歳も年上の彼女たちを、今後どう動かしていくのか? 卒業させようにも御三家の後継者はいないようですし。こうなったら続投、続投で高齢化やむなし!?</p>

「普通のアイテムを普通に着る」がブーム! 「VERY」の複雑すぎる “普通”とは?

<p> 最近、アメリカでは「ノームコア」というファッションがはやっているそうです。直訳すると「過激なほど普通」、どんどん先鋭的になっていたファッショニスタたちが、一周して普通に戻ってしまったということを指すそうです。その影響か、日本のファッション誌でも、「普通のアイテムを普通に合わせて、いかにおしゃれに見せるか」を取り上げることが増えています。</p>