量産型JK育成計画!? 男には“性的アピール”、友達にはとにかく“共感”と説く「Seventeen」

 「Seventeen」4月号(集英社)は、「新学期準備は、Seventeenにおまかせ(ハート)」題し、新学期デビューに向けて、ファッションから言動、SNSの使い方までを指南しています。JKにとって新学期というものは、いろいろと気を配る必要があるようです。一方、表紙には、「天使すぎるJK」や「全人類モテ! 最強JK育成ケイカク」など大袈裟なワードが、ポップな字体とともに舞い踊っています。JK時代の春休みは、はるか遠い記憶……。新学期の不安と期待が入り混じった、懐かしい気持ちを思い出しつつ、中身を見ていきましょう!

<トピックス>
◎イケメンに叱られる! モテ服(ハート)
◎新クラで即好かれる(ハート)新学期の“ツカミ”
◎決定版・全人類からモテるアカウント

男を興奮させたい! 叱ってほしい! JKのドM妄想劇

 最初に見ていくのは、「Seventeen」 モデル(以下STモ)が、シチュエーション別に男心をくすぐるモテ服を披露する企画「イケメンに叱られる! モテ服(ハート)」。ちまたで流行中のバラエティ番組『チコちゃんに叱られる!』(NHK)ブームに、強引に乗っかったような「叱られ」企画と言えます。「叱られ」といっても、どうせ「俺の心をこんなに虜にしやがって、バカ」といったニュアンスだろうと、こちらも無理やり解釈しました。

 さて肝心の「叱られ」ですが、やはり予想通り。例えば、肩あきワンピースを着て、気になる先輩と外出するシチュエーションでは、「そんなスキ作って……好きになっちゃうだろ!! っていうか……好きだよ」と、“叱られる”妄想を繰り広げます。露出した肩よりも、相手の寒いダジャレで体が凍えそうになりました。

 また、パールつきニットを着用し、カフェでお茶をする設定では、イケメン店員から「お客様待ってください!! 僕の視線を奪っておいてそのまま帰る気ですか!!」と手首を捕まれているのですが、誌面のカットは、どこからどう見ても万引犯と店員。テレビ番組でよく見る、万引きGメンの1シーンに、まったくキュン(ハート)しません。

 まだまだ、STモの妄想は止まらず……。“ゆる”シルエットのシャツを着て、年上彼氏とデートに行く妄想では、「からだのラインかくすから妄想しちゃうじゃねぇか」とのこと。あえてダイレクトな露出を避け、“からだのライン”を計算し尽くした、あざといJKは、一体どのような女性に成長するのでしょうか……。末恐ろしいですね!

 男性を刺激する服を着用し、お花畑にどっぷりつかったSTモ。世の中、褒めてくれたり、叱ってくれる優しい男性ばかりではありません。どうか、変な男に引っかからないでくれ! と願うばかりです。そして、男ウケばかり狙って、女友達に嫌われてしまったら、「Seventeen」の掲げる“全人類モテ”計画が頓挫するのではと、心配になりました。

 次に「新クラで即好かれる(ハート)新学期の“ツカミ”」を見ていきましょう。「ツカミ=芸人やタレントが観客の心をつかむネタ」を学び、クラスの人気物を目指す企画なのですが、ざっと見ただけで「捨て身の覚悟が必要」と身震いが……。

 同企画には、“ツカミの達人”として、ゆりやんレトリィバァ、乃木坂46・秋元真夏、みちょぱこと池田美優の3人が講師として登場し、それぞれのキャラに応じたツカミを教えてくれます。

 例えば、新学期の自己紹介。ゆりやん流は「よろしくおねがいします!」言いながら、エビ反りの動作で笑いを取りにいくそうですが、筆者は「NSCのネタ見せ?」と思ってしまいました。これを新学期の独特の空気間に包まれた教室で再現するのは、黒歴史を作る可能性が高すぎます。

 また、先輩との付き合い方について、ゆりやんは大袈裟なジェスチャー付きで、「ほらみんな! 先輩の話を聞いて!」と、とにかく先輩を持ち上げることを推奨していましたが、「吉本仕込みの太鼓もち」としか思えません。一方の秋元は「教えてください!」とおねだりポーズで、部活などへの“熱心さ”をアピールすると提案していたものの、「さすが乃木坂46随一の“あざとキャラ”と呼ばれるだけはある」という感想しか抱かずじまいでした。

 そんな中、みちょぱは「さっきはありがとうございました!」と、すぐにお礼LINEを入れ、「先輩の前では礼儀第一。信用されるコを目指す」という回答。みちょぱのアドバイスは、企画にかこつけた“自分アピール”をすることなく、的確かつハードルも低く、世代問わず参考になります。

 お笑い風の痛々しい“ツカミ”で黒歴史を作るよりも、みちょぱ流の「礼儀、信用される人間」を目指すのが無難なのかもしれません。

全人類からモテるより、鍵をかけよう!

 “新友とのファーストコンタクト=SNSの時代”という現代っ子ならではの企画「ヤバイものは新学期前に抹消! 好感度MAXなSNSアカに生まれ変わる 決定版・全人類からモテるアカウント」には、SNSのアイコンや投稿内容に加え、コメントに関してまで、“全人類”からモテるような指南がびっしり書かれています。

 SNSのアイコン選びにも、縛りがあるST読者……。NGアイコンは、「プリクラのトリミング」らしく、「自分大好きかよ。絶対自己中」という理由で嫌われるとのこと。たかがアイコン一つでこの言われよう。辛辣すぎる言葉に、新学期早々不登校になりそうです……。反対に、モテアイコンは「おしゃれなモデル」で、「有名すぎない海外のブロガーやインスタグラマーなど、ツウな人選の方がポイント高め」らしいですが、後者の方がよっぽど鼻につくと思います。センスをアピールしてくる人は、何かと面倒ですよ!

 続いて、インスタグラムへのNG投稿は、「におわせ写真」とのこと。「かまってちゃん」っぽさが嫌われる原因だそうです。嵐・二宮和也との交際をほのめかす匂わせ写真をブログに投稿し続け、嵐ファンだけにとどまらず、世間からも嫌われている、元フリーアナウンサー・伊藤綾子に届いてほしいです! ニノの洋服を映りこませた写真の投稿は、「かまってちゃん」の極みだけに、周りの目を気にしすぎるST読者の謙虚さを見習ってください!

 この世代にとってのSNSは、友達との仲良しツールを超えて、自分をブランディングする材料の一つのようです。しかし、SNSの特集にもかかわらず、ネットリテラシーなどの基本事項は教えておらず、基本マナーとして挙げられているのは「友達の投稿にはすべていいね!」とのこと。いやいや、「悪口を書かない」「個人情報は非公開」これが基本マナーだと声を大にして言いたいです! 「全人類からモテるアカウント」よりも、炎上や犯罪に巻き込まれないことの方がよっぽど重要でしょう。

 周囲から浮かないように、キャラ作りに励み、SNSでも空気を読んでコメントや投稿するJKたち。KYという言葉は死語になりましたが、より空気を読む風潮が強くなっているのではないでしょうか。「Seventeen」の言う「全人類モテ! 最強JK育成ケイカク」は、「他人の評価を気にして、『個性』『自分らしさ』を潰すケイカク」のように読み取れました。新学期に猫をかぶったって、1カ月もすれば、化けの皮が剥がれます。周囲の目ばかり気にして“量産型”とディスられる前に、己をさらけ出した方が、楽しいJKライフを送れるはずです!
(藤本なつき)

「Domani」スニーカーを脅迫めいてゴリ押すも……カジュアル服に「人格ちぐはぐ」否定

 新年度も落ち着いたタイミングですが、「Domani」(小学館)6月号では新しい読者モデル「Domanist」が発表されました。人気コーナー「女 妻 母 働くいい女の『月曜16時』」にでてくるような、バリキャリの空気をまとった方々とは異なり、肩書も見た目も筆者の周囲にいそうな等身大の方ばかりで、ホッ……。それにしても、「Domanist」50人がズラッと並んだ見開きページは異様な雰囲気です。なんでかな? と目を凝らすと、50人中41人が白いトップス着用で、50人中50人が黒髪だから。パンプスも黒or白の率が高くて、全員私服のはずなのに、まるで制服姿のようです。先月号の「Domani」は「春色でもっときれいになる!」と謳って、鮮やかなカラーを紹介しまくってましたが、届いてませんね! でも実際、ここぞという時に着るのは、無難だけど、間違えがない「白」になってしまうのよね……。というわけで、“都市伝説”的なスーパーウーマンを描きがちな誌面において、「単なる読者モデルではなく、今を生きるロールモデルとして。その声を、姿をもっと世の中に届けて」くれるのを楽しみにしています!

<トピックス>
◎発表します!50人の「Domanist」
◎たった6枚のカジュアル服でいつもの服が見違える!
◎夏の保湿は「一本勝負!」

 カジュアルは宝島社に任せときなって

 あらゆる世代の女性ファッション誌で、「スニーカーを履け」と脅迫めいた特集が組まれている昨今ですが、「Domani」でも「働く女性こそスニーカー上手になろう」と、毎度のことながらも「働く女性」をさりげなく匂わせ。なかなかスニーカーで通勤は、丸の内OLには難易度高いですよ……!

 「スニーカー」が中心のためカジュアル路線に振り切った今月号では、「たった6枚のカジュアル服でいつもの服が見違える!」なんて企画が。スタイリストさんとエディターさんの「ランチタイムの丸の内でDomaniスタッフが目撃!『嗚呼、もったいない…』カジュアル下手なダメWOMAN実録」のダメ出しを見ていきましょう!

1人格がちぐはぐ。バッグと服のテンションが合っていない、ダメWOMAN
2大人の余裕ゼロ。シルエットが更新されていない、ダメWOMAN
3なんだか中途半端。よく見ると詰めが甘い、ダメWOMAN
4古さ満点。数年前から時が止まっている、ダメWOMAN
5野暮ったい!カジュアルの選びが間違っている、ダメWOMAN
6肌がくすみまくり。全身ドブ色の、ダメWOMAN

 「賞味期限切れ」「老けて見える」「古く見える」「時代遅れ」「野暮ったく」など、そこまで言いますか!? 服は人格を表す、とか確かに聞きますが、たかが服ごときで「人格ちぐはぐ」まで否定されちゃあ、アラフォーの心は限界ですよ! もはや、逆に「スニーカーを絶対に履かせない」「カジュアルなんて許さない」とする強い意思が感じられるんですけど!?

 続いて「夏の保湿は『一本勝負』」をチェック。Domani美容ご意見番の、美容ライター(大塚真里さん、木更容子さん、もりたじゅんこさん)、ヘア&メーク(広瀬あつこさん)、トータルビューティーアドバイザー(水井真理子さん)の5人が、座談会を展開しているのですが、この面々のおしゃべりがすさまじいので、まずは抜粋してご紹介。

大塚:「私は、『一本勝負』の日は化粧水にクリームが入ったような保湿液系のローションが定番。それも3ステップで潤わせているところを1本でまかなうわけだから、なんでもいいわけじゃない。1本で3本分潤うものを自分なりに厳選しているつもり。それを、いつも化粧水でも乳液でも基準の3倍は使うと決めているから、3ステップ分なら3倍×3本で9倍は使うようにしている」
水井:「9倍!?」
大塚:「私の場合、なんでも基本は3倍使いだから!」
木更:「それは、私も! 1プッシュだったら4~5プッシュはあたりまえ」
もりた:「『一本勝負』はドカ盛りが基本ですよ。化粧水+美容液+クリームの3ステップケアが“一汁三菜”なら、『一本勝負』は牛丼や親子丼の“どんぶり物”(笑)。そもそも大胆な発想のスキンケアなんだから、豪快に盛ってわしわし食らうべし! ですよ。」
一同:(爆笑)

 震える……! あれだけ、「化粧品は、規定量以上に使用しても効果はありません」と刷り込まれてきたことを、鼻であざ笑うかのようなドカ盛り行為。『アカギ〜闇に降り立った天才〜』(竹書房)の「倍プッシュ」を鼻で笑うかのような、オオツカの9倍プッシュ……! 効かないといわれていても、9倍賭けてしまう、とんだ博打女ですよ! これでこそ、良い子ちゃんでまとまりがちな「Domani」美容の新基軸。これからもっと登場して、“俺の博打美容”を聞かせてほしい!

 それにしても、「暑い、疲れた、時間ない、めんどくさい…。働く女性をラクにする夏のスキンケア、それはオールインワン一本勝負。要は何を使うかより、どう潤わせるか」、このリードが説得力なさすぎですよ。だって、規定量の9倍を顔に塗るとなると、どんなに顔がデカくても、一度じゃ塗りきれない! 時間もお金も手間も、いろいろかかること間違いなし。何もラクにならないわ~。
(白熊春)

バリキャリ志向を突如ブッタ斬った、「Domani」の人生100年「しなくていいこと七か条」

  先月号は神々しさあふれる姿を連載で披露し、俗念だらけの「Domani」(小学館)において“パワースポット”のような存在となっていた堂本剛。5月号では、神々しさから一転、“母ちゃん”的なほっこり優しい雰囲気をまとい、ロン毛のヘアアレンジを披露しています。斜め後ろからの、ヘアアレンジがハッキリ見えるカットは、もみあげがうっすらあるものの、ガタイのいい優しいお母ちゃんにしか見えず……もはや菩薩……!? 

<トピックス>
◎色めきカラー×ユニクロ ZARA 無印良品で色美人な1か月コーディネート
◎レギンスが今年復活するってよ!
◎「人生100年時代」のセカンドキャリアを考える

7年前の35歳は割とイタい? 

 今月は「レギンスが今年復活するってよ!」というファッション企画がありました。リードを見ると、「実に7年ぶりにあのレギンスがファッションシーンにカムバック。でもその着こなしは、チュニックに合わせていたあの頃とは大違い。“懐かしく見えない”攻略法、まとめました」とあります。7年ぶりか……2011年……って、待って、ついこないだ! 懐かしさはそこまでないよ!

 さて、とはいえ「今年らしいレギンス」を簡単にまとめると、リブ編みフルレングスをロング丈のトップスに合わせればいいみたいですよ。7年前に「Domani」が推奨していた、“ひざ下丈クシュクシュレギンスをチュニック丈に合わせる”のだけはダメとのこと。確かに、悪例として掲載されてる当時の「Domani」のレギンスコーデは、今見ると妙にギャル臭漂います……。「Domani」が一番嫌悪する「若づくりのイタいコーディネート」的な。7年前の35歳(想定読者層)は、かなりお若いノリだったんですね~。ちなみに、誌面では3点のレンギスを紹介していますが、一番大きく紹介されてるレギンスは、お値段2万1,000円。次の流行は7年後かもしれないと思うと、高すぎて買う気は起きません!

 あれから7年、これから100年人生

 7年後の想像すら難しいのに、「『人生100年時代』のセカンドキャリアを考える」なんて企画もあります。「死ぬまでしっかり働きたい」派、「老後の仕事はほどほどにして自分の時間もほしい」派、「のんびりした老後を過ごしたい」派の3者が覆面座談会をしたり、この3タイプ別「TO DOリスト」ありーの、「幸せな老後のためにDomani世代全員がすべきこと」もあったり、読み応え満載になっています。うん十年先のために、いまやることはいっぱいあるもんですねー。しかし、筆者的に一番読めたのは、最後にひっそり載っていた「今しなくてもいいこと、心配しても仕方がないこと」ですかね。

 「しなくていいこと七か条」として挙げられてるのは、難関資格はとらない、英語も中国語も勉強しなくていい、見返りを求めた人脈づくりは不要、副業はやるな……など、「Domani」読者が頑張っていそうなことばかり。「ちょっと、ここバリキャリ女を志向する『Domani』ですけど?」と読みながら不安に。急激に働き方改革を推し進めてきましたね。先月まで、月1万円でも副業で儲けようと頑張る女性を紹介していたのに……これは嵐の前触れですか?

9万円はラグジュアリーすぎ! 

 カバーで小泉里子さんが履き、「働く女は春色でもっときれいになる!」特集や、ほかのページでもちょこちょこ出てくるピンクパンツ。なんと、今年はピンクパンツ推しらしく「今『ピンクパンツ』が最高にアガる7の理由」なんて特集も。

 その7つを端的にまとめると、今っぽいコーデが決まりやすく、女っぽさはあるが甘すぎず、こなれ感も出るから。しかし、いくら利点を説明されても、乗り越えられない問題点……。ピンクのインパクト強すぎて、そんな頻繁に履けない! しかも、「あら素敵♪」と思ってお値段見ると、9万円……!! あの~、口を酸っぱくして言ってきたように、読者は編集部が思っているよりお金を持ってませんよ!? 月1万円を稼ぐため、副業に励む読者が先月出てたでしょ! 「Domani」の金銭感覚がいよいよわからなくなった5月号でした。
(白熊春)

収入UP、知的&こなれを謳う「Domani」の俗念を浄化する堂本剛の詩的な語り

 「Domani」(小学館)4月号によると、どうやら今年の春はスカートがキているらしいですよ。特集「この春はスカートをかっこよく!」、怒濤のスカート推しをしかと見届けましょ う!

 「Domani的 大人のスカート33」では、「ポイントは長めゆったりめ!迷ったらボリュームのあるものを選べば間違いなし」という、おちびさんやぽっちゃりさんは、どうやっても着こなせないようなスカートのオンパレード(泣)。ほんとに「間違いなし」なのか、その選択。そして、「初めての『靴下×パンプス』これが正解」では、今年のトレンド「長めゆったり」スカートに「靴下×パンプス」という、さらに難易度を上げたコーディネートが。「そろそろいいんじゃない?若づくりにならず、イタ見えもせず。そういう女に私はなりたい」と宮沢賢治、いやいや「Domani」は、私たちの背中をドンッと押してくれます。若づくりでイタ見えって構図じゃなくて、トレンドに振り回されてイタ見え……というリスクはどうかな!?

 アイテムのトレンドは「長めゆったり」スカート、そして、カラーのトレンドは、グリーンや赤。「知的&こなれてる!今こそ『グリーン』」「効かせる赤で、シンプルなのにいい女!」ですって。グリーンに赤効かせたらクリスマス一直線、イタ見えやむなしですよ! この春のおすすめスーツも紹介されておりましたので、そちらも少し見てみましょう。「スーツだってグレンチェックでこなれて」とのことで、「これぞ、“おじ見え”なセットアップはリラックスしたアイテム合わせがキモ」ですって。でも……おばさんが“おじ見え”意識したら、ヘタすると井脇ノブ子先生になっちゃう恐れあるからねっ!「アラフォーに必要なのは、髪を切る勇気。」も読めば、ノブ子の一丁上がり! 今月号はレベル高すぎでしょ!

<トピックス>
◎この春はスカートをかっこよく!
◎アラフォーに必要なのは、髪を切る勇気。
◎もしも会社が「来月から副業OK」になったら

 副業収入が月1万円の衝撃

 「Domani」Webアンケートでは、「もしも会社が副業OKになったら、あなたは副業しますか?」という質問に対し、回答者の89%がYESという、驚きの結果に。その目的は収入UP(52%)、夢の実現(36%)、リスク回避(4%)とのこと。半数以上の方の目的が、収入増ということに驚きました。今まで、お高いアイテムを次々紹介するわ、そのお高いアイテムを難なくゲットする「働くいい女」を前面に押し出すわ、と余裕を見せてきた「Domani」ですが、結局金か! 嘘でも「夢の実現」と答えて……(遠い目)。

 そんな実情を知った後では、「“ユニクロ”をおしゃれに着る人、着られない人」なんて企画も、なんだか切羽詰まった企画に見えちゃいますね。それに、「時短」「時産」と、とにかく忙しいアピールの多い「Domani」なだけに、副業OKになったら、お金のためにまだまだ働くの……? マーケディングアナリスト・原田曜平さんの連載「後輩世代のトリセツ」にいつも登場する、ゆったりとした「後輩世代」が腰を抜かす働きマンぶりですよ。

 「副業キャリアに気になるあれこれを聞いてみました!」では、実際に副業を行っている3人の女性が登場。間取りアドバイザー、ウエディングプランナー、創業支援のサポートという職種なのですが、えっと……連載「女 妻 母 働くいい女の『火曜14時』」に登場する、キラキラした肩書で私生活も仕事も充実しまくっていそうな人たちとは、こう、明らかに雰囲気が違うのですが……白黒で写真がぼやけてるせい? 編集部の方、ちょっと手抜きかな、これは!

 それにしても、3人が副業で稼いでいる額を見ると、月に「多い時で1万円」の方がいれば、「年収の約1割」と答える方もいて、全然ピンとこないし「すっげえ!」ともならない感じ。月1万円ならメルカリで稼げそうだし! しかし、氷河期世代を挟んだ前後の世代なのに、バブル世代のように、よく働きよくお金を使いたい「Domani」読者には副業はちょうど良いのかもしれませんね。「お金」が足りないのではなくて、もっといい生活がしたい。お休みは、国内の良い宿かハワイに行きたい! そんな叫びが漏れでてきてますな。

 毎号毎号、ここだけ独特な空気を醸し出している連載「堂本剛のなら(ず)もん」。最近の、神々しさ増し増し具合は一体全体どういうことでしょう。どこかの教祖様みたいな黒髪ロングヘアーで、こちらを真っすぐに見据えたショット。副業や金について考えていた自分が恥ずかしい!

 「4月号ということで、新年度についてお話しします」と言いつつも、「出発やゴールを決めないとその場にたどり着かないという考え方もなければ、区切りを自ら求めたりもしないからね」「4月だから新しいことを始めなければとも思わないし、新年度を軸に生きていない」と、独特すぎる“新年度”感を語ります。「僕自身、自分の生まれ月の4月は愛犬が天に昇り、感謝と悲しみが滲み出る月。誕生月の1か月前くらいから愛犬が亡くなったことを意識はしていて、親やさまざまなことへありがとうを綴る月」と「4月(新年度)」に対し、さらなる独特な空気で詩的に表現し続けます。堂本剛といえば、金田一一、くらいの印象しかなかったのが恥ずかしい! 金や見栄にまみれた俗っぽい「Domani」にこんな寺社仏閣のような人物がいたとは……。ポスト美輪明宏!?

 さ、身を清めたところで次ページの「高島彩のしごと日和、こそだて日和」にて、一気に俗世に戻ってまいりましょう。先月号から「家に帰れば、絶賛イライラ期継続中」と言っておりますが、どうやらトンネルの終わりが見えてきたようですよ。娘の言葉にカウンセリング効果があったとか。それにしても、度々出てくる、ママ友からのLINEネタ。本当にLINEきているのか……? タイミング良すぎない? と、意地悪なことを考えてしまいますね~。さぁ、もう一度堂本さんのページを読んで心を清めましょう!
(白熊春)

収入UP、知的&こなれを謳う「Domani」の俗念を浄化する堂本剛の詩的な語り

 「Domani」(小学館)4月号によると、どうやら今年の春はスカートがキているらしいですよ。特集「この春はスカートをかっこよく!」、怒濤のスカート推しをしかと見届けましょ う!

 「Domani的 大人のスカート33」では、「ポイントは長めゆったりめ!迷ったらボリュームのあるものを選べば間違いなし」という、おちびさんやぽっちゃりさんは、どうやっても着こなせないようなスカートのオンパレード(泣)。ほんとに「間違いなし」なのか、その選択。そして、「初めての『靴下×パンプス』これが正解」では、今年のトレンド「長めゆったり」スカートに「靴下×パンプス」という、さらに難易度を上げたコーディネートが。「そろそろいいんじゃない?若づくりにならず、イタ見えもせず。そういう女に私はなりたい」と宮沢賢治、いやいや「Domani」は、私たちの背中をドンッと押してくれます。若づくりでイタ見えって構図じゃなくて、トレンドに振り回されてイタ見え……というリスクはどうかな!?

 アイテムのトレンドは「長めゆったり」スカート、そして、カラーのトレンドは、グリーンや赤。「知的&こなれてる!今こそ『グリーン』」「効かせる赤で、シンプルなのにいい女!」ですって。グリーンに赤効かせたらクリスマス一直線、イタ見えやむなしですよ! この春のおすすめスーツも紹介されておりましたので、そちらも少し見てみましょう。「スーツだってグレンチェックでこなれて」とのことで、「これぞ、“おじ見え”なセットアップはリラックスしたアイテム合わせがキモ」ですって。でも……おばさんが“おじ見え”意識したら、ヘタすると井脇ノブ子先生になっちゃう恐れあるからねっ!「アラフォーに必要なのは、髪を切る勇気。」も読めば、ノブ子の一丁上がり! 今月号はレベル高すぎでしょ!

<トピックス>
◎この春はスカートをかっこよく!
◎アラフォーに必要なのは、髪を切る勇気。
◎もしも会社が「来月から副業OK」になったら

 副業収入が月1万円の衝撃

 「Domani」Webアンケートでは、「もしも会社が副業OKになったら、あなたは副業しますか?」という質問に対し、回答者の89%がYESという、驚きの結果に。その目的は収入UP(52%)、夢の実現(36%)、リスク回避(4%)とのこと。半数以上の方の目的が、収入増ということに驚きました。今まで、お高いアイテムを次々紹介するわ、そのお高いアイテムを難なくゲットする「働くいい女」を前面に押し出すわ、と余裕を見せてきた「Domani」ですが、結局金か! 嘘でも「夢の実現」と答えて……(遠い目)。

 そんな実情を知った後では、「“ユニクロ”をおしゃれに着る人、着られない人」なんて企画も、なんだか切羽詰まった企画に見えちゃいますね。それに、「時短」「時産」と、とにかく忙しいアピールの多い「Domani」なだけに、副業OKになったら、お金のためにまだまだ働くの……? マーケディングアナリスト・原田曜平さんの連載「後輩世代のトリセツ」にいつも登場する、ゆったりとした「後輩世代」が腰を抜かす働きマンぶりですよ。

 「副業キャリアに気になるあれこれを聞いてみました!」では、実際に副業を行っている3人の女性が登場。間取りアドバイザー、ウエディングプランナー、創業支援のサポートという職種なのですが、えっと……連載「女 妻 母 働くいい女の『火曜14時』」に登場する、キラキラした肩書で私生活も仕事も充実しまくっていそうな人たちとは、こう、明らかに雰囲気が違うのですが……白黒で写真がぼやけてるせい? 編集部の方、ちょっと手抜きかな、これは!

 それにしても、3人が副業で稼いでいる額を見ると、月に「多い時で1万円」の方がいれば、「年収の約1割」と答える方もいて、全然ピンとこないし「すっげえ!」ともならない感じ。月1万円ならメルカリで稼げそうだし! しかし、氷河期世代を挟んだ前後の世代なのに、バブル世代のように、よく働きよくお金を使いたい「Domani」読者には副業はちょうど良いのかもしれませんね。「お金」が足りないのではなくて、もっといい生活がしたい。お休みは、国内の良い宿かハワイに行きたい! そんな叫びが漏れでてきてますな。

 毎号毎号、ここだけ独特な空気を醸し出している連載「堂本剛のなら(ず)もん」。最近の、神々しさ増し増し具合は一体全体どういうことでしょう。どこかの教祖様みたいな黒髪ロングヘアーで、こちらを真っすぐに見据えたショット。副業や金について考えていた自分が恥ずかしい!

 「4月号ということで、新年度についてお話しします」と言いつつも、「出発やゴールを決めないとその場にたどり着かないという考え方もなければ、区切りを自ら求めたりもしないからね」「4月だから新しいことを始めなければとも思わないし、新年度を軸に生きていない」と、独特すぎる“新年度”感を語ります。「僕自身、自分の生まれ月の4月は愛犬が天に昇り、感謝と悲しみが滲み出る月。誕生月の1か月前くらいから愛犬が亡くなったことを意識はしていて、親やさまざまなことへありがとうを綴る月」と「4月(新年度)」に対し、さらなる独特な空気で詩的に表現し続けます。堂本剛といえば、金田一一、くらいの印象しかなかったのが恥ずかしい! 金や見栄にまみれた俗っぽい「Domani」にこんな寺社仏閣のような人物がいたとは……。ポスト美輪明宏!?

 さ、身を清めたところで次ページの「高島彩のしごと日和、こそだて日和」にて、一気に俗世に戻ってまいりましょう。先月号から「家に帰れば、絶賛イライラ期継続中」と言っておりますが、どうやらトンネルの終わりが見えてきたようですよ。娘の言葉にカウンセリング効果があったとか。それにしても、度々出てくる、ママ友からのLINEネタ。本当にLINEきているのか……? タイミング良すぎない? と、意地悪なことを考えてしまいますね~。さぁ、もう一度堂本さんのページを読んで心を清めましょう!
(白熊春)

「Domani」神崎恵の“24時間タスク”、「どんなに暇でもやらないし」と思った点

domani03main 「白髪」の話題が大好物な「Domani」(小学館)。カバーガールの小泉里子さんが白髪染めのCMに出ていることもあってか、「Domani読者の最大の悩み!」と思っているようでして、ちょいちょい顔出すテーマなんですよね。そして3月号にまたしても登場。「白髪のことを正しく知ろう」です。ん〜、もうおなかいっぱい! 白髪も気になりますが、「薄毛」「尿漏れ」「セックスレス」といったアラフォーの悩み3大巨頭(筆者調べ)について書いてくれませんかね……。

 「セックスレス」は女性誌界隈で読み飽きたから、ここは、「薄毛」か「尿漏れ」で。レディースアートネーチャーに駆け込むほどではないが、少し気になる……という人のために、風吹ジュンさんでも出してさぁ。または「尿漏れ」で、吸水ケアの話題とか? もちろんゲストは、CMにも出ている飯島直子さんか小池栄子さんで! それにしても、飯島さんはいいとして、30代で吸水ケアのCMを受けた小池さんの勇気! 学びたい!

<トピックス>
◎いつもきれいな人の24時間タスク
◎男もつらいよ。ワーパパの哀しみブルース
◎「サクセス志向」→「サンクス志向」でうまくいく

あこがれと現実がくっきり 

 「いつもきれいな人の24時間タスク」では、神崎恵さん、有村実樹さん、大塚真里さんの3人の24時間が紹介されております。ここはもちろん、あこがれのお色気むんむんアラフォー・神崎恵さんの24時間をみていきましょう! まずは、朝!

 ・5:00 起床 起きたらまずはチークをONして血色UP
 ・5:15 家族の朝食&お弁当づくり
 ・8:00 シャワー

 「洗顔後、化粧水と美容液で肌を整えたら、クリームチークを頬に。家族に『疲れてる?』と心配されたくないし、鏡に映った自分が血色よく見えると、モチベーションもアップ」ですって! 夫や子どもに心配されないように気を使う神崎さん、名前どおりの神っぷりです。肌が綺麗な人は、心もキレイなのね……。そして、8:00にシャワー。優雅! その後は「スキンケア」と「セルフメーク」を行い、「子供をプレスクールへ」。あのー、セルフメークってことは、「プロによるメーク」または「夫(ヘアメイクアップアーティスト・河北裕介)によるメイク」も選択肢にあるってことですよね? 優雅! そして、仕事。夕方から夜は、

 ・16:30 子供のお迎え〜夕食の買い出し
 ・17::00 夕食の準備「疲れたなと思ったらオイルやアロマでリフレッシュ」
 ・22:00 入浴「お風呂は毎日1時間!大切なストレスケアタイム」

 「子供をプレスクールへ」「子供のお迎え」「ごはん」以外、家族についての記述は一切ない神崎家。「子どもが足揉み♪」「旦那がマッサージ☆」など、あま〜いことはもちろん書いてありません。むしろ、「家族それぞれの生活時間が違うので、わが家の夕食は3回」なんていう、家政婦さんでも悲鳴を上げてしまいそうな記述があるのみ。それなのに、行間から家族の気配が、幸せが漏れ出ています。そして、忙しいはずなのに、とっても優雅(3度目)!

 神崎さんとは反対に、とっても忙しそうなのがあふれ出ているのは美容エディターの大塚真里さん。この記事からだけでは、家族の有無を含めプライベートなことは、まったくわからないのですが、5:00起床から24:00就寝まで、兎にも角にも忙しそう。夜は、「早く寝たいのでシャワーのみ!(中略)洗髪も朝起きてから」とあるように、優雅……ではありません。夕飯も、「つくり置きの茹で肉をアレンジして手早く!」とあるように、茹で肉アレンジの1品料理が載っているだけ。なんだか、その1品だけってのもあり得そうな忙し具合。だけど、悲しい哉、どう考えてもこちらが「Domani」読者の現実。神崎さんみたく「浴室は照明を落とし、キャンドルの灯りだけ」なんていう入浴は、どんなに暇でもやらないしね。もうそこら辺から違うんだなと、思うしかありません!

 「男もつらいよ。ワーパパの哀しみブルース」。先月号でチラリと触れた、産後クライシスのアンサー企画かと思いきや、ただの「夫(父)」の嘆きでいっぱい!

 嘆きつつも、妻をさりげなくディスるといったことはなく、アンサーもなし。しかし、注目なのは「妻」への忖度がそこかしこにあふれてる点! 「悲しき想いを綴った『ワーパパ川柳』発表します!」企画は、もちろん投稿者の本名はなくイニシャルですし、「平日は仕事、休日は家事に子育て…『頑張っても報われない』ワーパパたちの本音を聞きました!」では、覆面ではなく、なんと顔出しの座談会! 本音、言っちゃダメ、絶対なやつです。きっとこの記事、座談会出席者の家族は「パパったら、こんなこと思ってたの〜?(キャッキャ)」なんて、仲良く読むんだろうなあと想像つきますよ。茶番か!

 「『パパだって子供に好かれたい』有名人パパも悩んでいました」では、庄司智春さんが体験談を。「奥さんがある雑誌のインタビューで『夫はたまに食器を洗ってくれますが、汚れが残っていることも。内心『えっ』って思いますが、それを指摘するとやる気を削いでしまうので、口に出さないようにしています』って言っていたんです。雑誌のインタビューで奥さんの本音を知るという…」という悲しい話をしていましたが、よくある内容ですしねぇ。

 この記事もミキティが読んで、「雑誌で旦那が言っていたのですがぁ」って、どこかの雑誌で話すのかな。無限のループか! で、最後の「『夫を上手に家事、育児に巻き込もう!』パパにも子供にも優しくなれるアドバイスをもらってきました」では社会学者の田中俊之先生からの、8つの提案があります。「夫に家電を選ばせる」「玄関に飾る花を夫婦で買いに行く」など、行動レベルに落としめる内容で、これは気楽に試せそうです。効果は……あるのでしょう!

 それにしても、家族を持つことって覚悟が必要ですね。その大変さの何倍も幸せがあるのだろうけど、読んでるだけで、独身者にはおなかいっぱい胸いっぱいです。あ、田中先生の8つの提案にはなかったけど、クリームチークを頬につけておくってものお忘れなく!
(白熊春)

「Domani」、アラフォー141人のスナップ特集で判明した「ららぽーと」な雰囲気

 新年あけましておめでとうございます。毎号、媚びない企画が多い「Domani」(小学館)は、今年もその路線で進むようです。新年からなんとも背筋が伸びるような企画がありましたよ。それは、「スタイルある女が『してること』「してないこと』」。スタイルある女として登場しているのは、元「Domani」モデル・五明祐子さんをはじめ、ファッションエディター、スタイリスト、ファッションディレクターと、アパレル業界の有名勢が勢ぞろい。みなさん「してること」「してないこと」はもちろん、自分に「似合うもの」「似合わないもの」もハッキリわかってます。こうした賢者による格言、例えば「“好きな色”と“肌映えする色”なら、迷わず後者を選ぶ」「くすみがちな肌は赤リップで明るく見せる」などは年齢対策的に参考になるんですが、「似合う、似合わないの先にある、自分が目ざす自分でいられるか否か(で選ぶ)」というのは、一体……。「獺祭 磨き その先へ」みたいなことですかね……。

 しかし、こうした「スタイルある女」たちは「Domani」やアラフォーが読む「日本のファッション誌」はどう見えているのでしょう。洋服で悩む時代はとっくに終わった彼女たちにしたら、まだ流行やブームを意識して迷走する読者と誌面って、ねえ……。あ、でもスタイルある女が「してないこと」に、「ファッション誌を参考にしない」っていうのはありませんでしたよ!

<トピックス>
◎スタイルある女が「してること」「してないこと」
◎働く女性141人の冬服SNAP「やめた→変えた」おしゃれ
◎犬山紙子の「ピッカピカの! ワーキングマザー一年生」

◎休刊クライシスも考えよう
 今月号の企画は、「働くアラフォーに聞いた『安くていいもの』『高いけどいいもの』」「働く女をラクにした!家電&日用品33」など、この半年に見たことあるような企画がズラッと並んでいます。……筆者の記憶違い?  「Domani」ネタ切れ!?

 そんな中、犬山紙子さんの連載「ピッカピカの! ワーキングマザー一年生」では、「産後クライシスでは片付かない『夫が嫌い』問題」に言及。産後クライシスの文字が、「Domani」に出てくるのは初めてだと思いますけど、これは今後の布石になりそう。例えば、「犬山さんの連載に大反響があったため急遽、産後クライシスについて語ろう」みたいな展開になる気配を感じます。

 それにしても「産後クライシス」、確かに最近よく耳にするようになりました。犬山さん連載の冒頭部分を抜粋しますと……。

「『正直子供を産んでから夫が嫌いになったという人の話をよく聞くのだけど、それは産後クライシスだからで片付くものじゃないことが多い。「子供ができたけど俺はこれまで通り」が通ると勘違いして、妻の犠牲を見て見ぬ振りをして。そりゃ嫌いになって当たり前だよ。いつか妻子に会えなくなる危機感ないのかな』と先日つぶやいたら7,200RT、“いいね”は1.1万、このつぶやきを見た人は100万人弱とかなり拡散されました」

「さらに先日、WEB Domaniの編集長と博報堂キャリジョ研の方とのトークイベントで『WEB Domaniで子供は大好きだけど夫が大嫌いという悩み相談のページのアクセス数がかなり高かった』という話を聞きまして」

 と、小島慶子さんを彷彿させる、熱い語りでございます。母強し。ポスト慶子。Twitterで届かなかった人(筆者含む)にも、こうして誌面で届いていますし、「Domani」の公称部数を加えると150万人くらいにはリーチしたのでは? 犬山さん、さすがヤリ手のエッセイストだけあり、金になりそうなネタを見極めるセンスは一流。今後は、聞いたことのない肩書の専門家(産後クライシスカウンセラーとかですかね)との対談、それを書籍化……まで道はできてそうですね!

筆者、東京・世田谷に住みながらも、「Domani」のファッションページで見るような服装の女性を拝見することがほとんどない毎日なのですが、「働く女性141人の冬服SNAP!」を見て一安心。うん、みんなこういう感じだよね!

登場している女性の印象はなんというか、「ちょっと身なりに気を使ってるアラフォー」といったところで、「ららぽーと」にもチラホラいそうな感じ。ホッと安心しました。「Domani」誌面にいるような仕事バリバリ! ファッション隙ナシ! 髪もネイルもドヤサ! 食も美容も最先端でっせ! みたいな女は、実際浮きますよ。特に地方都市では。もちろん、本人が好きなら胸張って楽しむべきですが。でも、服を買うにもお財布との相談があるし、会社の暗黙のルールや目線もありますし、実際はそう買えないのよ。

このスナップ企画は、「街のアラフォー世代が『今、本当に着ているもの』が知りたい」と編集部が思って始まったとのことなので、「ららぽーと」「イオンモール」なリアルをどう今後反映していくのか気になりますね。
(白熊春)

「Domani」の「アラフォー婚活」ルポ、後悔と失敗まみれ! 寂聴は「離婚推奨」のカオス

 「Domani」(小学館)1月号、新カバーモデルは小泉里子さんに決定したようです。蛯原友里さんがカバーを務めてたときの、甘~い印象とはまったく異なり、クールな表紙に仕上がっています。小泉さんが10月までカバーモデルを務めていた「CLASSY.」(光文社)と似てるような……当たり前ですね。ちなみに「CLASSY.」は最近甘い雰囲気の表紙で、なんだか「Domani」っぽくなってきてます。

 先月号までは、「ハンサム系」「フェミニン系」「こなれ系」とファッションを3種に分けていましたが、今月号からはどうやら「カジュアル系」の一本推し。「カジュアル」イメージの強い小泉さんをカバーモデルに迎え、そこに「Domani」の「大人の女」らしさをふりかけ、「大人のカジュアル通勤服」を仕掛けてくるようです。この戦略方針、吉と出るか凶と出るか! 

 それにしても、「大人のカジュアル通勤服」って難しいですよね。「体型お悩み別、おしゃれ術25」にもありますが、「洋服でカバーしたいところは?」は「お腹、ヒップ、太もも」がトップ3。「『最近変わってみたな…』と思う体型の変化は?」は、「やせにくくなった」「太った、太りやすくなった」「お腹の肉が出ている」で過半数を占めています。要は、年々、ぽっちゃり、もしくは、ゴツくなってきているんですね。ぽっちゃり×カジュアル×加齢。それは危険な香りしかしないっ!

<トピックス>
◎小泉里子、Domaniの“顔”になります。
◎できる女の仕事服はきちんと感よりカジュアル感!
◎アラフォーの婚活がうまくいかない理由

■年末年始の酒の肴にどうぞ!
 「アラフォーの婚活がうまくいかない理由」ですって。う~ん、「働くいい女」ならば、仕事同様、「うまくいかない理由」は、とっくのとうに分析済みだと思うのですけど……。それを踏まえてのビンタ企画!?

 Part1では、「アラフォー婚活 悲喜こもごもリアルレポート」と題しまして、「2 週間でやれるだけやってみました アラフォーに勝算のある4つの婚活を厳選!“結婚こじらせ女子”のガチ婚活ダイアリー」があります。パチパチパチパチ~! 37歳メーカー専門職の方が、「40代女性でも怖じ気づかない」「自分のフィールド」である、「(40代の成婚率が高い)結婚相談所」「個室プチお見合い」「寺コン」「婚活居酒屋」に殴り込み! よし、アラフォーのホームで勝利をもぎとってこい!

 さて「結婚相談所」では、仕事がデキるアドバイザーに「仕事を極めてきたように、結婚も極めるつもりで頑張りましょう」「結婚も仕事と同じ!努力すればちゃんと幸せになれます」と、仕事=結婚と言われ、契約ダン! 初期費用の18万円をご献上。

 が、実際の紹介は2週間後からとのことで、今回の特集では結果出ず。残念! しかし、ライザップ、いやいや「結婚相談所(サンマリエ)」では「疑似お見合い体験」なるものをやっていただけるようです。早速、体験したこの女性「自分の話と仕事の話ばかり。アラフォー女性にありがちなクセです。男性と張り合おうとせず、謙虚に相手の話を聞きましょう」と叱られる……の巻。

 次に向かった「個室で8分間×9人の男性と話す」という「個室プチお見合い」では、「話が弾んだ男性にマッチングを希望するも玉砕。いい感じだっただけに衝撃…」と肩を落とします。マッチングがうまくいかなかった点を反省するのかと思いきや、「『本気で結婚したいですか?』など核心をつく質問をすればよかったと後悔」との答えを導き出す始末。えーっと、この8分間は、核心をぶち込む、じゃなくて、「もっとこの人と話してみたいな」と、マッチングにつながるようにお話することが正解ですよね? 誰かこの方にアドバイスを……! アドバイザー来てーーー!

 その後の「寺コン」でも突っ込みどころ満載なことが起きていますが、割愛。ぜひ誌面でご確認を! 最後は、「2週間ではデートまでこぎつけられなかったけど、自分のこじらせ具合が見えただけでも大進歩!」と、スーパーポジティブに幕は閉じています。このヤル気のままクローズまで持ち込んでもらいたい! 応援したくなる!

 また、Part2「婚活アプリ編 アプリ婚活リアル“後悔”誌上再録」や座談会「リアルな成功者に聞きました!『結婚してから、相手を好きになればいい!」も、控えめに言って読み応え抜群。女友達と年末年始に集うときこれが1冊あれば、盛り上がること請け合いですよ! ただ、気になるのは、「女性側」からの一方的な記事になってるので、3カ月くらいの男女密着プロジェクト(ダイエット特集みたいな)や、「覆面男子座談会」をやってみてもらいたいなと。でもそれって、ガラスのハートが砕け散る可能性大。婚活市場と読者を忖度ですね~。

 「働く女性の先駆者・瀬戸内寂聴さんに聞く 大人の女にとっての“自立”」。「現役の作家であり僧侶でもある瀬戸内寂聴さん。戦後の激動を乗り越え、仕事に恋に生きた30代、40代。時代を超えて、働く女性の共感を集め続ける寂聴さんから、ドマーニ世代へのエールをいただきました。」ですって。不倫の報道が多かったこの1年。どのようなお話が聞けるのでしょうか?

 誌面側と寂聴さんとの対談形式で話は進みます。「未婚の読者からは、結婚したくても失敗がするのが怖くて恋愛に踏み込めなくなってきた…という声もあります」に対し、「今は、離婚なんてもう女の勲章!」と軽く檄を飛ばしてきます。よし、とりあえず結婚してみよう! サンマリエ行こう! このお説法、婚活特集の布石だったのか!

 恋愛に続くは仕事の話。「働くアラフォーにとっては、後輩世代とのコミュニケーションも悩みのタネ。ここ数年、20代スタッフ2名との体制で仕事を楽しんでいる寂聴さんに、気を付けていることを尋ねてみると、『ない!』と即答」とのこと。インタビュアーさんの遠い目が見える……! 「みなさんがそんな気を使っても、相手はそれを知らないでしょう(笑)? だから気を使うだけ損ですよ。そんなところで疲弊するよりも、自分の能力を存分に発揮することが、会社なり組織のためになるというものです」。間違いないっ! だけど……その心境にはまだなれない……あと50年生きたら見える境地なのか?  いや、その頃にはもう働いてないことを祈りたい!

 肝心の「自立」については、最後に壮大すぎる愛の説法が。「これからの人生、もつべきものは、やっぱり愛する力。それは恋愛にかぎりません。人を愛し、愛されるということが、いちばん生きている実感があると思います。ただし、相手に利息をつけて愛を返してほしいと求める愛は、本物ではない。ほかのだれかを自分よりも愛すること。相手が幸せになることを望むゆとり。それがあれば、どんな時代でも自立した心をもっていられます」。

 幸せホルモンを分泌させるために、動物やアイドルなど愛する対象を持つというのは、聞きますが、寂聴さんが言うには「人」限定。そんなところに95歳を感じますね~。わかっちゃいるけど難しいのよ、それは! これも、あと50年生きりゃわかることなのか? その前に仏門も叩かねばならないのか?
(白熊春)

 

神崎恵「夕飯は3パターン&つくり置きNG」、「Domani」料理企画のさじ加減が絶妙すぎ!

 「Domani」(小学館)12月号、なんと今月号をもって「蛯原友里、Domani卒業。」とのことです。なんともびっくり! 先月号では、専属モデル・小濵なつきさんの“私生活切り売り”ページが突然に始まったので、「これから毎月1人ずつ自己紹介して、モデルを育てて(認知させて)いく作戦か……? 確かに、エビちゃん以外はピンとくるモデルがいないしな~」と思っていましたが、違いましたよ! 育てる間もなく、いきなり卒業!  

 蛯原さんは1979年生まれだし、「母」になったことでも「Domani」にドンピシャだと思うのだけど、いかんせん、あの甘めのルックスが“働く”推しの「Domani」といまいちマッチしなかったのかもしれません。「卒業」記事を見ると、手書きの連載を持っていたエビちゃんなのに「手書き」のメッセージも載ってないしね。そして、“卒業記事あるある”のモデル仲間やスタッフさんからのお別れメッセージもなし。「AneCan」(小学館)卒業のときの華々しさと比べると、なんだか不穏な空気です。陰ながら円満な別れであったことを祈るばかり!

 多くの雑誌が廃刊や休刊となっていることを思えば、売れっ子モデルから「女優」へと転身をはかった米倉涼子さんや藤原紀香さんは、今のモデルにとって“うまくやった”先輩でしょう。「モデル」をやりつつ「実業家」でも稼いでいる梨花さんも楽しそう。で、蛯原さんはこれからどうするの? 赤ちゃんビジネス? そして、「Domani」で蛯原さんのポジションにおさまるのは一体誰? 出産して少し落ち着いたような高垣麗子さん? それとも「CLASSY.」(光文社)のカバーモデルを同じく12月号で卒業した小泉里子さん? いや、ここは1つ、妊娠発表のあった押切もえさんを希望します! よろしく、編集長!!

<トピックス>
◎蛯原友里、Domani卒業。
◎高島彩さん、働く⇔ママの私服スタイル
◎神崎恵さんのワーママ“楽ちん”ごはん

■高島彩に警戒注意報発令
 今月号の1カ月着回しコーディネートに登場するのは、モデルではなく、「彼女のベーシックで芯の通った着こなしは、大反響」だというPLSTのPR・根本久仁子さんが登場です。「年を重ねるほどに輝きを増す、Domani世代の憧れの存在」なんだそうですよ。

 で、その着回しアイテムにはこんな言葉が添えられています。「今回根本さんが着回したPLSTのアイテム、editstoreで買えます!」「プライスの入っていないアイテムはすべて根本さんの私物です。現在取り扱いのないものがほとんどですので、ブランドへの問い合わせはご遠慮ください」。なんと、掲載服の問い合わせはPLSTの物しかできない! 「Domani」とPLSTそろって商売上手がすぎるわ~。根本さん、モデル顔負けのポージングを決めて、私物とPLST商品を着こなしていますが、PRってこんなことまでやるんですね。それとも根本さんも編集部から、お金もらっているのか? それとも、これはタイアップなのか?

 「ファッションページ初登場!高島彩さん、働く⇔ママの私服スタイル」なんて企画も見てみましょう。ただ、「私服スタイル」と言いながらも「私物」は、ちらりと写る「リング」数点と「バック」数点だけ。私物アイテムがいっぱいだった根本さんのページとのギャップがすごい! また、6コーディネート中、仕事が絡むのは2コーディネートで、ほか4つは子どもとの公園、家族での食事、行楽、ひとり時間といったもの。う〜んと、一体何を伝えたいんだい? 連載コラムに続いての「子ども」「子ども」の連呼でおなかいっぱいです。テーマが「働く⇔ママ」だからしょうがないのでしょうけど、この企画で高島さんを起用する理由が見えません。私物アイテムもないし。もしかして、蛯原さん無き後のカバーモデル候補か!? それとも、高島さんが今回の撮影の合間に始めたというインスタグラムのアカウントのPRか? (ちなみにアカウントは@takasima2017ですって~!)

■神崎恵に完敗
 「働く美しい母」である神崎恵さんが、本業の「美容」ではなく「料理」で誌面に登場です。「神崎恵さんのワーママ“楽ちん”ごはん」。なんかもう遠い目になりますよ、すごすぎて。きれいで仕事もバリバリしていて、3人のお子さんに素敵な旦那さん。そのうえ、料理もちゃんとどころか、雑誌に載せられるレベルだなんて。筆者、1つも持ってない。一応、仕事をしているくらい。自分がかわいそうすぎて泣ける……。そんな劣等感がとめどなく沸いてくる、神崎さん流「“楽ちん”ごはん」早速見ていきましょう。

 まず、「多忙な中で、糖質控えめの夫婦、食べ盛りの長男・次男、幼い三男用の3パターンを用意するも、つくり置きはほぼしない」。マジですか! 自分自身の1パターンでさえ手こずっている人、いますよね? ねぇ? つくり置きすることもありますよね? 神崎さんは、「忙し過ぎてつくり置けない」んですよ! そのレベル! 今まで「Domani」で散々取り上げてきた「時短」や「時産」は一体なんだったんだ! というか、雑誌を読む時間もないのでしょう。

「忙しいある日のタイムスケジュール」によりますと、5時に起床でお仕事して、夕飯はもちろん作って皆で食べて、夫婦で晩酌までも。そして、お風呂で1時間程お手入れをして、夜中2時に就寝。……3時間睡眠? 次の日は遅いのかな? 高須克弥先生は、「よく寝る」ことが美容には重要って言ってた気がするけど、違うのかい? 本当に世の中って不公平だ!

 そんな、神崎さんの「ご本人撮影!神崎さんの日々ごはん」は、安心してください。出来過ぎておりません。神崎さん、さじ加減パーフェクトです。ご本人が仰る通り、「食材はカラフルに!」「いろいろ(薬味やナッツなど)“散らす”!」が実践されており、ボーリュームがありながら楽しい色合い。だけど、キメすぎていないという絶妙さ。

 その次ページに載っている、プロが作ったと思われる「神崎さんの簡単・時短でつくれるお気に入り7レシピ」は、とってもキレイな仕上がり。だ・け・ど、「つくり方」に番号が振られておらず、本当に「簡単」そう、とわかるものばかり。しかも、栗原心平ちゃんや、速水もこみち先生のような男性料理研究家がよく使用する「この料理のために必要」、だけど「絶対中途半端に余る」というような食材や調味料もな~い! 神崎さん、さじ加減パーフェクト(二度目)!

 締めの言葉は、「私にとって料理は、仕事モードから妻・母モードに切り替わり、頭も気持ちも整理される大事なスイッチです!」。仕事や料理の、ヤル気スイッチ探している場合じゃないね。「忙しくする」。これがきっと極意。モヤモヤしている暇をなくす。つまり、「Domani」を読んで劣等感を覚える時間こそムダってことかも!?
(白熊春)

 

膣ケアの重要性を説く「Domani」、必殺フレーズ「介護の快適さも違う」と仰天の提案

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 徐々に秋めいてきましたね。Domani(小学館)11月号も、すっかり秋色、冬色です。「恋愛はご無沙汰気味…」というIT関連会社のディレクターが着回しする「秋色美人な10月の1か月コーディネート」では、「友人がメンズを紹介」してくれるものの、それについてはまったくのスルー展開でして、足早に11月になっております。うん、これがリアルよね。

 そして、珍しくモデルが私生活の切り売り……いやいや、等身大で登場している企画「小濵なつきの“おしゃれと人柄”が評判です」。小濱さんは、「モデルを始めたのは25歳のとき」とあるように、それまで赤文字系、青文字系のどこにも属してなかったので、記憶にあまりない方というのが正直なところ。それに、「Domani」での印象も実はほとんどない。本当に毎月出てる?

 パッとしない存在なのに特集されたのは、「編集部スタッフやプレスの皆さんから『センス抜群』『いい人すぎ』という声しかあがらない」からだそう。って、そんな内輪の話されても読者の印象は「誰……?」ですけどね! 記事の内容も、実に微妙。私服アイテムを使って撮影した姿は、スタジオでバーンとかっこよく撮影されてるから親近感には程遠く、逆に、今年の結婚式のドレス姿写真というものは、小さなカットでやけに荒くて不鮮明。「運動をしていたせいか足が筋肉質」「地元でOLをしていた」と、エピソードも親近感がわくようなわかないような……。切り売り感が少ないから、いまいち記憶に残らない! 押切もえちゃんを見習って(妊娠おめでとう!)!

<トピックス>
◎小濵なつきの“おしゃれと人柄”が評判です
◎HAPPYエイジングは「デリケートゾーン」から
◎バブル上司と平成部下にはさまれて。“プチ管理職”を救え!

 膣に目覚めた「Domani」

 「HAPPYエイジングは『デリケートゾーン』から」。とうとう「Domani」にも、セックスの話ですかー! と期待したら違いましたよ。「植物療法士」という、耳慣れない肩書の先生監修のもと、「膣」にまつわるお小言が始まり始まり~。

 コンパクトに抜粋が難しいので、要点を引用しつつまとめてみますと、「プレ更年期と言われる35歳~40歳」は、女性ホルモンの量がガクッと落ちるタイミング。そして、仕事や子育てなどストレスもいっぱい。加齢にくわえ、ストレスに対応するために体内のビタミンを大量に消費することにより「体の潤い、ひいては膣周りの潤い力が下がる。膣周りの乾燥が、結果、膣とつながっている子宮にも影響を及ぼし、女性ホルモンのバランスを崩す遠因となり、一気に老化のスピードが加速します」とのこと。ここで大切なことは、この負のループに足を突っ込まないように、「膣周りを潤す」=「粘液力を高める」ことらしい。なんと、粘液力が高まれば、「イライラも減り、周囲の人に優しくなれる効果」が期待できるのですって~。じゃあ、このイライラはPMSかと思ってたけど、膣周りがカッサカサで起きてるのかしら……!

 そんな、カッサカサ話の次には、「あそこもたるみます!オイルマッサージを!」を始めととした、9つのアドバイスで構成された「『潤う女』でいるために今できること」が。そのなかには「VIO脱毛は医療レーザーで!」というものもあり、またもやエロの話しを想像しましたが、書かれていたのは、「特にIゾーン、Oゾーンの処理は高齢化社会では必須に。アンダーゾーンがあるのとないのでは、介護にあたっての快適さも違ってきますからね。」。え……「介護」見据えてる? ここでの「快適さ」とは、本人はもちろんのこと、前ページにあるように「他人に不快な思いをさせないという意味でのエチケット」のようです。ごめんなさい、自分、数十年後の未来よりも今のことを考えたい!

 『SEX and the CITY』の映画で、サマンサが自身のアンダーヘアについて「刑務所にいたってツルツルだわ!」と言ってましたが、「Domani」映画ヴァージョンが撮影されたら「老人ホームにいたってツルツルだわ!」って台詞が蛯原友里さんあたりから飛び出すんでしょうか? 締めくくりは「レーザーは黒い色素に反応するので、施術するならアンダーヘアに白髪が混ざる前に!」とのこと。そんなセールストークあり!?

 1980年生まれの、「Domani」世代・高橋一生さんのスペシャルインタビューが。「菩薩みたいな年上の女性が好き。酸いも甘いも噛み分けて、純粋さに立ち戻ろうとしている人って素敵です」。と、ますます「Domani」女が喜ぶような台詞もサラッと言ってしまいます。ま、35歳オーバーの雑誌に「若いピチピチギャルが好き」なーんて、たとえ冗談でも炎上しかねないですね。そして、菩薩が好きとは。「介護」のためにVIO脱毛を考えるという、他者への思いやりにあふれる「Domani」女こそ菩薩ですよ! 

 「“プチ管理職”を救え!」では、「上から下からストレスをかけられるDomani世代。職場でのあるある事件簿からリアルな対処法まで取材しました。プチ管はつらいよ!」と、これまたストレスの話。う~ん、膣周り、急いで潤して! しかし、この手の話はいつの世も繰り返されます。上司、そして部下ともうまくいかないとかなんとか……。20年後は会社の老害、50年後は老人ホームの偏屈BBAにならないように気をつけないと!

 そういえば、大人のストレス発散について、「都会の大人たちはストレス発散というと、疲れをめいいっぱいため込んで、海外や高級ホテル、自然のある遠い地方に行って…というように気合いが必要な方法をとりがちです。お金や時間をかけなくても、彼ら(注:後輩世代です)のように楽にかつ小出しにストレスアウトできる(以下略)」って、マーケティングアナリストの原田曜平さんの今月の連載「後輩世代のトリセツ」に書いてありましたよ。で、今月号の別冊付録には「京都おいしいもん120」! ま、どうでもいいけど膣を潤わせてみますか!
(白熊春)