「Seventeen」JKにとってマスクは“小顔アイテム”!? 矛盾だらけファッション企画でモテを推奨

 「Seventeen」(集英社、以下ST)3月号は、表紙のモデルたちがパステルピンクやクリーム色の服に身を包み、すっかり春モード。しかし、肝心のメイン企画は「この冬の購入品をおしゃれに5パターン着たおせ(ハート)JKガチ買いヒット服20超絶着まわし100コーデ!!」とのことで、春服の紹介は少なさそう。そのほかに、「確! プリ映えトップス」「モテの常識、アプデせよ(ハート)JKモテ服の真実! 2020」「JKリアル制服トレンドNews2020冬」という文字が並んでおり、特に目新しさがなさそうな企画のオンパレードですが、早速見ていきましょう!

<トピックス>
◎「その他大勢」から「カレの特別」になりたいあなたに! 量産コーデじゃカレに刺さらない! 狙った男子のタイプ別モテコーデBEST3◎
◎ヒンシュク買わずにアプローチできるのはどっち? 女子ウケモテコ/嫌われモテコの分かれ道
◎冬の必需品“マスク”をしててもかわいく見えるためには? ちょこっとワザで、ぐんと差がつく! JK的マスク映えヘアメイク

矛盾だらけのファッション企画! 「量産」と「王道」の違いとは

 まず、始めに見ていく企画は「『その他大勢』から『カレの特別』になりたいあなたに! 量産コーデじゃカレに刺さらない! 狙った男子のタイプ別モテコーデBEST3」。男子を4つのタイプに分け、それぞれの好みに合った服を着れば恋愛は成就すると、読者に訴えかけます。相変わらずのモテ服特集ではあるものの、“量産コーデ”からの脱却を意識しているようなので、どんなオシャレ術が登場するのか気になります。 

 例えば、スポーツ系男子受けが良いコーディネートは「白ゆるニット&スキニーデニムの王道甘めカジュアル」だというのですが……これは、いきなりの量産コーデなのでは? 「王道」と命名している点にツッコミを入れたくなります。そして、感度が高めでおしゃれなカルチャー系男子に好まれるファッションは、「ライダース&ニットワンピでちょい色っぽ」ということですが、街を出ればこの組み合わせの女性をよく見かけますし、またしても定番です。そのほかも「肩あきニット&ミニスカの肌見せコーデ」「ゆるもこカーデ&ミニの王道ガーリー」など量産型と思しきファッションが続出しています。

 「量産コーデじゃカレに刺さらない!」という言葉がコーディネートに反映されているようには到底思えず、矛盾を感じました。STに引き出しがないのか……それとも、男子高校生に一番響くファッションは、結局“王道”であると示したかったのでしょうか。STの迷走ぶりが感じられる企画でした。 続いてチェックしたのは「ヒンシュク買わずにアプローチできるのはどっち? 女子ウケモテコ/嫌われモテコの分かれ道」という企画。女子から「あざとい」と思われることなく、意中の男子に近づくためのテクニックがクイズ形式で掲載されています。

 具体的に見ていくと、笑い方をひとつとっても重要だといい、「教室に響き渡るくらい思いっきり」笑うのではなく、「フツーの笑い声くらいのテンション」に抑えた方がいいとのこと。確かに、テレビ番組でもリアクションが大きすぎる芸能人は嫌われますが、笑う時ぐらい人目を気にしなくてもいいのでは。そのほかに、授業中の寝方は「かわいくほえづえをつく」よりも「うつぶせでガン寝」することをオススメしているものの、居眠りまで計算する時点で、どちらもあざとすぎる……。また、男女で遊びに行く時は「ふわふわ系の淡色コーデ」よりも「カジュアルなモノトーンコーデ」が良いそうですが、STのファッションページはぱっと見8割方が淡色。頻繁に掲載されているモテ企画は使い物にならないということでしょうか。

「男女両ウケ」のために、他人の目を気にすることは、そんなに大切なのかと首を傾げてしまうこの企画。最近なにかと話題の一曲ですが、それぞれの個性を尊重する「世界に一つだけの花」をST読者に聞いてほしいものです。

マスクは単なる「小顔アイテム」? 不衛生さを感じるメイクページ

 最後に見ていく企画は「冬の必需品“マスク”をしててもかわいく見えるためには? ちょこっとワザで、ぐんと差がつく! JK的マスク映えヘアメイク」。新型肺炎やインフルエンザ、花粉症対策として、マスクを使用する頻度が高くなり、日本各地で品薄状態が続いていますが、JKたちはそんな時でもかわいく見える方法を模索している様子。

 押さえるべきポイントとして、アイメイクは盛り気味、おくれ毛で小顔見せ、前髪は薄めでおしゃれ&小顔効果を狙うといったことが紹介されていました。モデルたちはバッチリメイクを施しながらもマスク姿で誌面に登場しており、まるでモノマネメイクで話題になったざわちんのよう。肝心のメイク方法は、アイメイクしか紹介されておらず、いつものメイクページと代わり映えしなかったような。

 また、マスクのうれしい点として、「小顔効果」を挙げていたものの、そもそもの使用目的である「風邪や感染症対策」についてはまったく触れておらず。挙げ句の果てには、マスクを裏表反対に付けたり、表面に指が触れているなど、使い方が間違っており不衛生……と思わずにいられません。かわいいや小顔を気にする前に、マスクの正しい使い方を教えた方がよいのではないでしょうか。

 今月も「モテ」を軸に、ファッション、メイク、行動まで、参考になるのか“微妙”なアドバイスがたくさん掲載されていたわけですが、「モテ」の呪縛から解かれたら、人の目を気にせずに学校生活を楽しめるのでは……と思ってしまいました。

「Seventeen」JKにとってマスクは“小顔アイテム”!? 矛盾だらけファッション企画でモテを推奨

 「Seventeen」(集英社、以下ST)3月号は、表紙のモデルたちがパステルピンクやクリーム色の服に身を包み、すっかり春モード。しかし、肝心のメイン企画は「この冬の購入品をおしゃれに5パターン着たおせ(ハート)JKガチ買いヒット服20超絶着まわし100コーデ!!」とのことで、春服の紹介は少なさそう。そのほかに、「確! プリ映えトップス」「モテの常識、アプデせよ(ハート)JKモテ服の真実! 2020」「JKリアル制服トレンドNews2020冬」という文字が並んでおり、特に目新しさがなさそうな企画のオンパレードですが、早速見ていきましょう!

<トピックス>
◎「その他大勢」から「カレの特別」になりたいあなたに! 量産コーデじゃカレに刺さらない! 狙った男子のタイプ別モテコーデBEST3◎
◎ヒンシュク買わずにアプローチできるのはどっち? 女子ウケモテコ/嫌われモテコの分かれ道
◎冬の必需品“マスク”をしててもかわいく見えるためには? ちょこっとワザで、ぐんと差がつく! JK的マスク映えヘアメイク

矛盾だらけのファッション企画! 「量産」と「王道」の違いとは

 まず、始めに見ていく企画は「『その他大勢』から『カレの特別』になりたいあなたに! 量産コーデじゃカレに刺さらない! 狙った男子のタイプ別モテコーデBEST3」。男子を4つのタイプに分け、それぞれの好みに合った服を着れば恋愛は成就すると、読者に訴えかけます。相変わらずのモテ服特集ではあるものの、“量産コーデ”からの脱却を意識しているようなので、どんなオシャレ術が登場するのか気になります。 

 例えば、スポーツ系男子受けが良いコーディネートは「白ゆるニット&スキニーデニムの王道甘めカジュアル」だというのですが……これは、いきなりの量産コーデなのでは? 「王道」と命名している点にツッコミを入れたくなります。そして、感度が高めでおしゃれなカルチャー系男子に好まれるファッションは、「ライダース&ニットワンピでちょい色っぽ」ということですが、街を出ればこの組み合わせの女性をよく見かけますし、またしても定番です。そのほかも「肩あきニット&ミニスカの肌見せコーデ」「ゆるもこカーデ&ミニの王道ガーリー」など量産型と思しきファッションが続出しています。

 「量産コーデじゃカレに刺さらない!」という言葉がコーディネートに反映されているようには到底思えず、矛盾を感じました。STに引き出しがないのか……それとも、男子高校生に一番響くファッションは、結局“王道”であると示したかったのでしょうか。STの迷走ぶりが感じられる企画でした。 続いてチェックしたのは「ヒンシュク買わずにアプローチできるのはどっち? 女子ウケモテコ/嫌われモテコの分かれ道」という企画。女子から「あざとい」と思われることなく、意中の男子に近づくためのテクニックがクイズ形式で掲載されています。

 具体的に見ていくと、笑い方をひとつとっても重要だといい、「教室に響き渡るくらい思いっきり」笑うのではなく、「フツーの笑い声くらいのテンション」に抑えた方がいいとのこと。確かに、テレビ番組でもリアクションが大きすぎる芸能人は嫌われますが、笑う時ぐらい人目を気にしなくてもいいのでは。そのほかに、授業中の寝方は「かわいくほえづえをつく」よりも「うつぶせでガン寝」することをオススメしているものの、居眠りまで計算する時点で、どちらもあざとすぎる……。また、男女で遊びに行く時は「ふわふわ系の淡色コーデ」よりも「カジュアルなモノトーンコーデ」が良いそうですが、STのファッションページはぱっと見8割方が淡色。頻繁に掲載されているモテ企画は使い物にならないということでしょうか。

「男女両ウケ」のために、他人の目を気にすることは、そんなに大切なのかと首を傾げてしまうこの企画。最近なにかと話題の一曲ですが、それぞれの個性を尊重する「世界に一つだけの花」をST読者に聞いてほしいものです。

マスクは単なる「小顔アイテム」? 不衛生さを感じるメイクページ

 最後に見ていく企画は「冬の必需品“マスク”をしててもかわいく見えるためには? ちょこっとワザで、ぐんと差がつく! JK的マスク映えヘアメイク」。新型肺炎やインフルエンザ、花粉症対策として、マスクを使用する頻度が高くなり、日本各地で品薄状態が続いていますが、JKたちはそんな時でもかわいく見える方法を模索している様子。

 押さえるべきポイントとして、アイメイクは盛り気味、おくれ毛で小顔見せ、前髪は薄めでおしゃれ&小顔効果を狙うといったことが紹介されていました。モデルたちはバッチリメイクを施しながらもマスク姿で誌面に登場しており、まるでモノマネメイクで話題になったざわちんのよう。肝心のメイク方法は、アイメイクしか紹介されておらず、いつものメイクページと代わり映えしなかったような。

 また、マスクのうれしい点として、「小顔効果」を挙げていたものの、そもそもの使用目的である「風邪や感染症対策」についてはまったく触れておらず。挙げ句の果てには、マスクを裏表反対に付けたり、表面に指が触れているなど、使い方が間違っており不衛生……と思わずにいられません。かわいいや小顔を気にする前に、マスクの正しい使い方を教えた方がよいのではないでしょうか。

 今月も「モテ」を軸に、ファッション、メイク、行動まで、参考になるのか“微妙”なアドバイスがたくさん掲載されていたわけですが、「モテ」の呪縛から解かれたら、人の目を気にせずに学校生活を楽しめるのでは……と思ってしまいました。

「ar」お肌特集にトンデモ情報!? 「プラスチックを摂取しない」という読モの深い謎

 2月号の「ar」(主婦と生活社)は、お肌特集号。「まいやん」こと乃木坂46・白石麻衣のお顔のアップが表紙を飾っています。そんな「まいやんのこだわり」として紹介されているメイク道具は、白石自身がCMキャラクターを務めている「マキアージュ」のリップとマスカラとアイシャドウ。ほかのメーカーのものを紹介できないことなど百も承知ではありますが、何と言うか、「私たちが見せられているのは、マキアージュにお金をもらっているまいやんなのだ」という事実を、ひしひしと感じさせるページになっています。冒頭からそのような現実を実感させられた今月号の中身、早速見ていきましょう!

<トピックス>
◎お肌にいいことリスト100
◎コスパ服で華の女になる!
◎B‐1グランプリ

プラ容器は美肌の敵なのか!?

 「お肌特集号」の目玉企画は、読モやインスタグラマー、スタイリスト、スキンケアクリニック院長、形成美容外科医などの総勢17名の“肌賢者”から美肌術を集めた「お肌にいいことリスト100」です。100項目のうち7割は、それぞれのお気に入りスキンケアアイテムの紹介で埋まっていますが、それ以外の小ネタが興味深いです。

 「“瞑想”などで心を“今”に向けること」と説明される「マインドフルネス」で肌の酸化・糖化ストレスの減少を狙うという医師、お風呂でのマインドフルネス「マインド風呂ネス」で自己肯定力向上を目指すインストラクター、さらには発汗を促すために「半身浴をしながらビニール傘をさします」という個性的なインスタグラマーも。

 一番不思議だったのは、ある読モの「あまりプラスチックを摂取しないよう意識しているのでホットの場合はプラ容器ではなく、あれば必ずマグカップで注文する」との心がけです。えっ、プラ容器のプラスチックって、溶けるんですか!? 環境に配慮してプラ容器を避けるのではなくて……? せっかく医療従事者も「肌賢者17人」に入れているのだから、そのへん詳しく教えてほしかったです。

 ほかには「テレビを観て笑ったり泣いたり(ハート)」「気にしすぎない!」という、すぐ真似できそうな美肌術も。プラ容器を避ける読モには、ぜひ「気にしすぎない!」のアドバイスを実践してみてほしいものです。

 いつもは一般人はまず着る機会のないようなコーデばかり紹介しがちな「ar」ですが、今月号では、珍しく日常に目を向けたコスパ服特集が。その名も「コスパ服で華の女になる!」。服だけでなく、合わせるメイクもプチプラ化粧品だけで施すという、同誌らしからぬ実用的な企画になっていました。冒頭のコーデはコートが5,990円(アズールバイマウジー)、ワンピースが4,536円(ベルシュカ)、バッグが3,173円(同)と、絶妙なプチプラ具合です。

 そして「ar」が、ほかの雑誌の似た特集と一線を画しているのは、プチプラの殿堂「ユニクロ」「ジーユー」に頼っていないところ。この企画で提案されている全28コーデ中、使われていたユニクロ製品はニット1着だけ。ジーユーはコート、スカート、パンプスの合計3点だけでした。「コスパ服=ユニクロとジーユー」「コスパ服=人と被る」……という意識を変えてくれそうな企画でした。

イケメン扱いのシャンプーハットこいで

 最後に見ていくのは、男性お笑い芸人をイケメンっぽく撮った「B‐1グランプリ」。「ar」が男性美容師でよくやる企画の、芸人バージョンです。

 人選に味があり、若者人気の高い「EXIT」兼近大樹はまだわかるのですが、読者からしたらオジサンの部類であろう「シャンプーハット」こいで、『アメトーーク!』(テレビ朝日系)の「イマイチ印象に残らない芸人」代表だった「相席スタート」山添寛などが登場。こいではウインクしていたり、山添はバーでグラス片手に思案顔していたりと、イケメンふうにキメています。モノマネ芸人「JP」に至っては、言われないとわからない「長瀬智也ものまね」で誌面を飾っているのです。

 男性美容師バージョンでもそうですが、それぞれに添えられるキャッチフレーズも読ませます。兼近は「日常が楽しくないって思ったら かねちだけ見とけ(ハート)」、山添は「今日は強いお酒、飲もっか。」、こいでは「好きになられて困るんなら 僕に近づいたらあかんよ(ハート)」……。男性美容師バージョンのときにはない、「かっこよく撮ってもらってよかったね」という親心のような気持ちが湧いてくると同時に、こいでの浮き具合には、編集部に熱心なこいでファンがいるのだろうか、とも想像してしまいました。

 「お肌特集号」といながらも、ほかにも鍋企画「アノ人の鍋」、サウナ企画「サウナー女子のすすめ」、田中圭インタビュー「ご一緒に田中圭はいかがですか?」など、盛りだくさんだった今月号。一体何の雑誌を読んでいるのかわからなくなるほどネタが豊富で、表紙のまいやんが薄れるほど、おなかいっぱいになりました。

「Seventeen」で判明、高校生カップルは約90%がセックス経験済み! 恋人公開は黒歴史のもと!?

 「Seventeen」(集英社、以下ST)2月号は、「今年こそ史上最強の自分に(ハート)お年玉超活用大作戦」と題して、自己プロデュースに気合が入った1冊になっている様子。お年玉の使い道として服や化粧品を紹介するあたりから、ST読者の美意識の高さがうかがえます。また、「今年はこの服・この顔・このキャラでワタシらしく!」というキャッチコピーの元、STモデルがファッションやメイクを紹介する企画もあるようで、ついに“モテ”路線から離れる気になったのでしょうか。期待を膨らませつつ、早速中身を見ていきましょう!

<トピックス>
◎私服勝負な冬休み、着ていきたいのはコレ。恋色ニットでモテはじめ
◎ゲッターズ飯田、愛新覚羅ゆうはんが告げる! 恋愛も友情も勉強も! 運気爆上げ! 2020HAPPY占い&ハイパー開運SPECIAL
◎イマドキJKのおつきあい事情が知りたーい! 高校生カップル白書

「萌え袖」「肩出し」「鎖骨見せ」ネタ切れの男ウケファッション

 まず、初めに見ていく企画は「私服勝負な冬休み、着ていきたいのはコレ。恋色ニットでモテはじめ」です。新年一発目から、「男子モテ=最高」とする価値観を押し出してきたSTらしさ全開の企画です。やはり“モテ離れ”はできなかったよう。

 具体的にどんな服が紹介されているのかというと、ピュアな雰囲気を演出する白の萌え袖ニットに、ボディラインが見えるタートルネックや男子から支持率が高いという赤のぴったりリブニット。そして肌見せスタイルの肩出しニットや、“無条件に女のコらしくなる”というピンクの鎖骨見えニットなど、なんの目新しさもない、王道中の王道と言うべき男ウケアイテムばかり。男ウケファッションもネタ切れのようですし、一度“モテ”は忘れ、表紙のキャッチコピーにならい“ワタシらしさ”全開のファッションを楽しむのはどうでしょうか。モテ一辺倒のSTがどんな“ワタシらしさ”を見せてくれるのか、とても興味深いです。

ゲッターズ飯田はインチキ占い師!? ヒット予報に疑問符

 続いてチェックしたのは、「ゲッターズ飯田、愛新覚羅ゆうはんが告げる! 恋愛も友情も勉強も! 運気爆上げ! 2020HAPPY占い&ハイパー開運SPECIAL」という企画。“芸能界最強占い師”と呼ばれるゲッターズが、「日経トレンディ」(日経BP社)の新年企画さながら、さまざまなジャンルの流行を予想します。合計9種類のはやりそうなものを挙げているものの、「NEWな男性アイドルグループに注目せよ!」や「台風や地震の災害は引き続き注意!」「ダイエットは腕立てが効果が出やすい!!」「東京五輪は男子の団体競技が活躍」「HOTスポットは昔の商店街」と、非常にざっくりした事柄だらけ……。

 おそらく「NEWな男性アイドルグループ」は、1月22日に同時CDデビューしたジャニーズJr.内ユニット・SixTONESとSnow Manのことを示しているのでは。しかし、すでに両グループは音楽番組やバラエティ番組に数多く出演しており、セブン-イレブンのタイアップ企画にも起用され、話題性は抜群のはず。“注目せよ”という言葉には、売れる/売れないという意味が含まれませんし、かなり曖昧な印象を受けました。

 また、「台風や地震の災害は引き続き注意!」というのも、耳にタコができるほど報道番組などで発信されているので、ゲッターズに言われなくても多くの人がすでに警戒しているはず。占い師ならば「いつ」「どこ」「どれぐらいの規模」といった具体的な予想をしてもいいのでは。

 さらに、「東京五輪は男子の団体競技が活躍」という予想に関し、「野球は2019年の国際大会『プレミア12』で優勝しているので期待大」と説明していましたが、スポーツに詳しい人であればもちろんのこと、素人でも考えつく情報の薄さにドン引きせざるを得ません。

 お笑い芸人・有吉弘行は、自身がパーソナリティを務めるラジオ『有吉弘行のSUNDAY NIGHT DREAMER』で、頻繁に「占いはインチキ」と発言しており、ゲッターズに「変態仮面」とあだ名を命名。「すごい方だったら、顔出せよ」など苦言を呈したこともありますが、有吉の意見に思わず賛同するような企画でした。これで“芸能界最強”というのはちょっと図々しいのでは!? STが来年以降も似たような企画を続けるのであれば、聞く人の選定からやり直した方がいいかもしれませんね。 最後に見ていく企画は「イマドキJKのおつきあい事情が知りたーい! 高校生カップル白書」です。ST読者と同世代のカップルに、付き合ったきっかけやデート事情、セックスについて根掘り葉掘り聞いています。

 まず、登場したのは、恋愛リアリティー番組から誕生した2組のカップル。抱き合っている写真、思い出の品、LINEのスクリーンショット画面など惜しげもなく公開しています。ST読者世代は知らないと思いますが、きゃりーぱみゅぱみゅは高校生時代、ゴンゴンこと読者モデル・鈴木勤とのラブラブな日常を雑誌やブログに掲載。その後、鈴木に某アイドルとの交際疑惑が浮上したのですが、さらに彼は『踊る!さんま御殿!! 3時間スペシャル』(日本テレビ系)で、「きゃりーとの破局は自身の浮気が原因だった」などとべらべらと話し、炎上していました。STに登場したカップルも、今はメディアに取り上げられ、承認欲求が満たされているかもしれませんが、 “黒歴史”にならないか、老婆心ながら心配になりました。時は流れても、高校生カップルの根本は変わらないようです。

 そのほかに、一般カップルのアンケート(サンプル数は不明)が掲載されており、出会った場所やデートなどほのぼのとした日常が垣間見えます。ただ、「記念日のこと、SNSに投稿する? YES100%」という回答を見た瞬間、女優・剛力彩芽とZOZO前社長・前澤友作氏のことが脳裏に浮かびました……。2人の破局報道が出た際、『スッキリ』(日本テレビ系)でMCの極楽とんぼ・加藤浩次が、「過去のSNSを見たときに、アチャーって思うんじゃないか。一般の方も気を付けた方がいい」とコメントしていたのですが、高校生カップルにその言葉を伝えたくなります。 

 また、“性”をあまり扱わないSTですが、今回はばっちり掲載。一般カップルの88.9%がセックスを経験済みで、場所はほぼ彼氏の家でしているそう。そして、「彼がかっこよくてヤバかった」「大好きな人とひとつになれて幸せだった」など、甘い感想が寄せられていました。裏を返せば、“モテ”に貪欲なST読者は、いつセックスをしてもおかしくないということ。先月号で、彼氏を作る方法に「目が合ったら手を振る」など、子どもっぽい提案をしていましたが、現実の高校生たちは意外と大人。今後は、生温い恋愛アドバイスではなく、正しい性知識を伝えた方がいいかもしれません。

「Domani」読モの年末年始に衝撃! 「リムジン女子会」「ビジネス書読破」キラキラワーママ見本市に

 今回の2・3月号で、「Domani」(小学館)はワーママ向けにリニューアルされて1周年。“記念号”として、表紙に木村拓哉を起用し、「10P独占スペシャルインタビュー」も掲載しています。木村の紹介文「平成という時代を彩り、長きにわたって孤高の存在であり続け、歴史を塗り替えてきたトップスター」の仰々しさに、気合が現れています。個人的には、注目していた連載「実録!? 東京23区・働く母の生態ファイル」が前号で終了してしまったことでテンションがガタ落ちではありますが、「Domani」最新号の中身、早速見ていきましょう!

<トピックス>
◎奇跡の44歳! 神崎恵さんの“かわいい女(ハート)”のつくり方
◎2019→2020 Domani的ワー/ママの年末年始、全部見せます(ハート)
◎噂のDomanistをネ・ホ・ハ・ホ!

神崎恵は「銀色夏生好き」というプチ情報

 今号の特集は「2020年はママだって“かわいい女”(ハート)」。わざわざ“ママだって”と主張するあたり、ママとは普通はかわいくないものである、という論を押し付けられるようでモヤッとしますが、そこはひとまず置いておくとして、「Domani」が提唱するその「ママだけどかわいい」の代表格が44歳の美容家・神崎恵のようです。

 彼女はエッセイ「神崎恵・人生訓」を連載しているほかにも、毎号どこかしらのページに登場する人気ぶり。今号では「奇跡の44歳! 神崎恵さんの“かわいい女(ハート)”のつくり方」なる企画が組まれ、彼女の美の秘訣などがたっぷりと語られています。

 女優さんなどの場合は、ポジティブ精神論か「ちゃんと洗顔をしていっぱい寝よう!」といったフワフワした話が多くなりがちですが、神崎は違います。小顔に見せるコツは「顔の四隅を(髪の)カーテンで隠す」、顔が老けて見える日は「チークを大きめに入れる」、髪形で悩んだら「ヘッドスパして毛先を3cm切る」など、具体的なアドバイスが多い。離婚したいという相談には、経験者としての意見を添えて「仮面夫婦を通すのもひとつ」と助言します。決められない人間にとって、ズバリ答えを提示してくれる存在は、タイミングによっては神のように見えます。読んでいると彼女に心酔する読者の気持ちもわかりかけてくる魔力! 恐ろしや、神崎恵……。

 今回の企画では、そんな神崎に関する豆知識もたくさん。中でも「銀色夏生を読む小学生だった」という部分に心つかまれました。「今も自分の本の原稿は自分で書いています。今、多くの人に言葉を届ける仕事ができて本当に幸せです」とのこと。『読むだけで思わず二度見される美人になれる』(KADOKAWA)や『「あのコの可愛さは普通じゃない」と噂される女になる』(宝島社)などのパンチの効いた著書名も、銀色夏生の影響を受けているのでしょうか。

 続いては、読者モデルDomanistの年末年始を探る「2019→2020 Domani的ワー/ママの年末年始、全部見せます(ハート)」。華やか~な子連れ年末年始の過ごし方が、10人分紹介されています。

 ある人は友人とリムジン女子会をしたあとポーランドとタイへ行き、ある人は「子どもが小さいため、実際にはなかなか着物で初詣に行けませんが」と言いつつナゼか着物姿の写真を披露し、ある人は『なぜ弱さを見せあえる組織が強いのか――すべての人が自己変革に取り組む「発達指向型組織」をつくる』(英治出版)と『ホモサピエンス全史 文明の構造と人類の幸福 上・下巻』(河出書房新社)を読み、ある人は元日に「テッサ」(註:ふぐ刺し)を食べてからハワイへ。子どもがいてのそのバイタリティーには圧倒され、華やかに書かれているけど実際はドタバタなのだろうと想像しただけで、ぐったりしてきます。

 しかし「Domani」に「テッサ」が登場しがち(昨年の10・11月号には、子どもの好物がテッサだと言うママが登場)なのは気になるところです。

ただのキラキラ読モ見本市に

 毎号楽しみにしていた連載「実録!? 東京23区・働く母の生態ファイル」が打ち切りとなってしまいましたが、その代わりに今号からは新連載もたくさん。中で最も興味をそそられたのは、読者モデルを根掘り葉掘りする企画「噂のDomanistをネ・ホ・ハ・ホ!」でした。ついさっき読んだ企画と似通った「年末年始、私はこうやって自分を甘やかしてます(ハート)」では、サンバの衣装に身を包んで踊る人、週5で英語教室に通いセブ島に語学留学した人、女友達と弾丸韓国旅行をした人などが登場し、ここでもそのせわしなさにぐったり。

 やはり、匿名・顔出しナシの「東京23区・働く母の生態ファイル」が終わってしまったことで、嫉妬や自慢、マウンティングの入り混じった本音っぽい言葉が読めるページはなくなり、ただのキラキラDomanist見本市のようになってしまった感があります。キラキラした人間を見て、「自分も頑張るぞ」と思えるタイプのワーママには(かなりターゲットが絞られますが)最高の雑誌かもしれません。

「ar」に橋本環奈登場! 「女子にモテる」発言に垣間見えた、“私は女の敵ではない”アピール

 1月号の「ar」(主婦と生活社)は「オンナ特集号」。表紙には上目遣いの橋本環奈のアップとともに、「オンナ爆上げで2020を迎える!」とのピンク色の文字が踊っています。

 ハシカンといえば、約半年前の5月号でも同誌の表紙を飾り、ロングインタビューを受けていました。再び表紙&巻頭インタビューに登場ということは、やはり彼女が表紙だと売れるということだと思いますが、「ar」読者を惹きつける魅力とは何なのか!? そこも含めて、早速、中身を見ていきましょう!

<トピックス>
◎橋本環奈はオンナを楽しむ天才!
◎ズルい女になってみる?
◎全ての日本人に問う。ドライヤーってナニするもの?

橋本環奈の奇妙なポジティブさの根源

 まず見ていくのは巻頭の特集&インタビュー「橋本環奈はオンナを楽しむ天才!」。前回登場時、5月号のインタビューでは、「人間が好き」「笑顔を忘れない」「何事も楽しむ」など、奇妙なほどのポジティブワードを連発していた彼女。今回もそれは変わらず、むしろ「誘われたら断らない」「嫌いな人はいない」等、エスカレートしているようです。

 多忙のあまり精神が疲弊し、ポジティブ押しつけ系の宗教や自己啓発にハマっているのか? という心配も一瞬頭をかすめました。が、こんなにもポジティブでいられるのは、やはり「恵まれている容姿(顔)」の恩恵が大きいのではないか……と、思わずにはいられません。

 「私は人見知りをしないので、人とすぐ距離感ゼロまでいけるんです」と語っていますが、その距離の詰め方で許されるのは橋本環奈だから。謎のポジティブは、“1000年に一人の美少女”ゆえにいろいろと許されてきたことによる天真爛漫さなのであって、これを一般読者がまねようとすると危険かもしれません。

 また、今回はもう一つ気になる発言が。「彼氏にしたい女ナンバーワンになる自信、あります(笑)」という“女子にモテる”アピールです。「女子高時代のあだ名は“みんなの彼氏”」「忙しい時期にたまに学校に行くと、何人かがお弁当作ってきてくれたりする」「後輩に告白された」とのこと。そういえば、吉岡里帆も「ar」10月号のインタビューで似た発言をしていました。「高校の卒業式の日に、年下の女の子から告白の手紙をもらった」と。

 「男子だけじゃなくて女子にもモテます!」とアピールすることで、暗に「私、モテるけど女の敵じゃないよ☆」と伝え、女子人気がさらに高まる――という循環に、橋本環奈も乗っているのかもしれません。「ar」読者は、吉岡里帆や橋本環奈といった“清く正しく美しい人類総モテ女”系に憧れる素直な面があるのでしょうか。

 次に見ていくのは「ズルい女になってみる?」という企画。「ar」が推している“好きバレ”(好意を持っている異性に好きだと匂わせる)する服やメイク、言動などを紹介しています。最も気になったのが、「みんなやってる! 令和の好きバレ言動はコレ」のコーナーです。

 「男女100人に緊急アンケートしてわかった禁断のズルいテク」が公開されているのですが、その中にあった注目の回答がこちら。

「社内便で旅行のお土産と手紙を送った。(中略)親展の印つけるのを忘れて周りにも知られるところになってしまいました」(32歳・男性)

 32歳男性が、このような公私混同なやり方で好きバレとは、恐ろしくて震えます。ですがこの男性、「向こうがウケてくれて仕事以外でも話ができるようになりました」と前向きな報告もしています。仕事以外の会話ができない状態で、それをやったのか! という驚きとともに、相手の女性はウケてくれたのではなく、「コイツやべえ」と身の危険を感じ、あえて刺激を与えないように話を合わせてあげているだけなのでは……との疑惑も持ちました。

 同誌のアンケートには、たまにこういうおかしな回答が混じっているのでついつい読んでしまいますが、くれぐれも読者には32歳男性の行動はまねしないでほしいです。

ドライヤーで弁当を温める……?

 最後に見るのも、アンケートの回答がおかしい「全ての日本人に問う。ドライヤーってナニするもの?」です。

 ドライヤーでできる神ワザを、世のドライヤー通なる人々に「実際に聞いてみました」と掲げて紹介しているのですが、その回答は「冬はドライヤーで暖をとる、夏場は冷風で涼をとる」「お弁当が冷めてしまったとき、ドライヤーを当てて温める」「面倒なアイロンがけ、ドライヤーでささっと」「マスカラが乾燥して開かなくなったら当ててみて」などなど。確かに“あるある”ではあるものの、本来の役割ではない使い方が11項目も並んでいます。

 もっと、こんなふうに使えば寝ぐせが取れるとか、乾くのが早くなるとか……そういうことを詳しく知りたいと思って読むと拍子抜け。ですが、冬場にドライヤーの温風で暖を取っている自分がババ臭いと感じていた今日この頃、この行動って「ar」に書かれるほど公式なんだ……と妙な安心感は得られました。

「ar」に橋本環奈登場! 「女子にモテる」発言に垣間見えた、“私は女の敵ではない”アピール

 1月号の「ar」(主婦と生活社)は「オンナ特集号」。表紙には上目遣いの橋本環奈のアップとともに、「オンナ爆上げで2020を迎える!」とのピンク色の文字が踊っています。

 ハシカンといえば、約半年前の5月号でも同誌の表紙を飾り、ロングインタビューを受けていました。再び表紙&巻頭インタビューに登場ということは、やはり彼女が表紙だと売れるということだと思いますが、「ar」読者を惹きつける魅力とは何なのか!? そこも含めて、早速、中身を見ていきましょう!

<トピックス>
◎橋本環奈はオンナを楽しむ天才!
◎ズルい女になってみる?
◎全ての日本人に問う。ドライヤーってナニするもの?

橋本環奈の奇妙なポジティブさの根源

 まず見ていくのは巻頭の特集&インタビュー「橋本環奈はオンナを楽しむ天才!」。前回登場時、5月号のインタビューでは、「人間が好き」「笑顔を忘れない」「何事も楽しむ」など、奇妙なほどのポジティブワードを連発していた彼女。今回もそれは変わらず、むしろ「誘われたら断らない」「嫌いな人はいない」等、エスカレートしているようです。

 多忙のあまり精神が疲弊し、ポジティブ押しつけ系の宗教や自己啓発にハマっているのか? という心配も一瞬頭をかすめました。が、こんなにもポジティブでいられるのは、やはり「恵まれている容姿(顔)」の恩恵が大きいのではないか……と、思わずにはいられません。

 「私は人見知りをしないので、人とすぐ距離感ゼロまでいけるんです」と語っていますが、その距離の詰め方で許されるのは橋本環奈だから。謎のポジティブは、“1000年に一人の美少女”ゆえにいろいろと許されてきたことによる天真爛漫さなのであって、これを一般読者がまねようとすると危険かもしれません。

 また、今回はもう一つ気になる発言が。「彼氏にしたい女ナンバーワンになる自信、あります(笑)」という“女子にモテる”アピールです。「女子高時代のあだ名は“みんなの彼氏”」「忙しい時期にたまに学校に行くと、何人かがお弁当作ってきてくれたりする」「後輩に告白された」とのこと。そういえば、吉岡里帆も「ar」10月号のインタビューで似た発言をしていました。「高校の卒業式の日に、年下の女の子から告白の手紙をもらった」と。

 「男子だけじゃなくて女子にもモテます!」とアピールすることで、暗に「私、モテるけど女の敵じゃないよ☆」と伝え、女子人気がさらに高まる――という循環に、橋本環奈も乗っているのかもしれません。「ar」読者は、吉岡里帆や橋本環奈といった“清く正しく美しい人類総モテ女”系に憧れる素直な面があるのでしょうか。

 次に見ていくのは「ズルい女になってみる?」という企画。「ar」が推している“好きバレ”(好意を持っている異性に好きだと匂わせる)する服やメイク、言動などを紹介しています。最も気になったのが、「みんなやってる! 令和の好きバレ言動はコレ」のコーナーです。

 「男女100人に緊急アンケートしてわかった禁断のズルいテク」が公開されているのですが、その中にあった注目の回答がこちら。

「社内便で旅行のお土産と手紙を送った。(中略)親展の印つけるのを忘れて周りにも知られるところになってしまいました」(32歳・男性)

 32歳男性が、このような公私混同なやり方で好きバレとは、恐ろしくて震えます。ですがこの男性、「向こうがウケてくれて仕事以外でも話ができるようになりました」と前向きな報告もしています。仕事以外の会話ができない状態で、それをやったのか! という驚きとともに、相手の女性はウケてくれたのではなく、「コイツやべえ」と身の危険を感じ、あえて刺激を与えないように話を合わせてあげているだけなのでは……との疑惑も持ちました。

 同誌のアンケートには、たまにこういうおかしな回答が混じっているのでついつい読んでしまいますが、くれぐれも読者には32歳男性の行動はまねしないでほしいです。

ドライヤーで弁当を温める……?

 最後に見るのも、アンケートの回答がおかしい「全ての日本人に問う。ドライヤーってナニするもの?」です。

 ドライヤーでできる神ワザを、世のドライヤー通なる人々に「実際に聞いてみました」と掲げて紹介しているのですが、その回答は「冬はドライヤーで暖をとる、夏場は冷風で涼をとる」「お弁当が冷めてしまったとき、ドライヤーを当てて温める」「面倒なアイロンがけ、ドライヤーでささっと」「マスカラが乾燥して開かなくなったら当ててみて」などなど。確かに“あるある”ではあるものの、本来の役割ではない使い方が11項目も並んでいます。

 もっと、こんなふうに使えば寝ぐせが取れるとか、乾くのが早くなるとか……そういうことを詳しく知りたいと思って読むと拍子抜け。ですが、冬場にドライヤーの温風で暖を取っている自分がババ臭いと感じていた今日この頃、この行動って「ar」に書かれるほど公式なんだ……と妙な安心感は得られました。

「Seventeen」24日間で「彼氏を作る方法」が無謀! 「テスト中に朝まで電話」作戦の危うさ

 「Seventeen」(集英社、以下ST)1月号の表紙には、「JK1万人が選ぶ!!! BEST HIT 2019大発表ーーー!!! 本当に使えた服&コスメ大賞」というハイテンションな文字が並び、STの人気モデル4人がカバーガールを務めています。その中には、昨年よりST専属モデルになった日向坂46のセンター・小坂菜緒もおり、表紙を飾るのは初めてとのこと。STでは「坂道系メイク・ファッション」という特集が組まれることもあるなど、すでに小坂は、同性からの支持を獲得しているのではないでしょうか。STより一世代上の女性誌「non-no」(同)では、坂道グループの先輩である元乃木坂46・西野七瀬と欅坂46・渡邉理佐が専属モデルとして活躍しており、なんとなく集英社と坂道グループの太いパイプが垣間見えてきますが……。年末ムードが漂う1冊を、早速見ていきましょう!

<トピックス>
◎イケメンと夢のXmasデート
◎12月の#モテクプランナー
◎キョーフの“お太り様”にならない年末年始

公共の場でイチャつき家では受け身、ST読者の妄想は理解不能

 初めにチェックしていくのは、「憧れすぎてキュンキュンしまくりすます★ ST読の理想をつめこんだ!! イケメンと夢のXmasデート」です。理想のイケメンにしてほしい仕草や行動をST読者から募り、それを若手男性モデル・俳優とSTモデルが再現するという企画。「遊園地」や「スケート場」「クルージング」「カレシのおうち」など、さまざまなシチュエーションで、ST読者の妄想が炸裂しています。

 例えば、「片想いしている他校の男子と映画デート」では、「鑑賞中にこっそりイチャつく!」という妄想を繰り広げており、ST読者は“積極的”な子が多いのかなと感じました。両想いならまだしも、片想いの段階で腕を組むとは強気です。また、「カレシのおうちデート」では、「とことん2人だけの世界に浸りた〜い」という願望をお持ちのようで、彼氏の設定は「バイト先の先輩だった、ひとり暮らしをしている大学生」とのこと。一緒にケーキを作り「あーん」と食べさせてもらった後に、プレゼントの指輪をもらい、そして、1枚のブランケットに包まって「来年も一緒にすごそうね」と約束するそうです。が、キスなどその先については何も触れられず……。「大学生」「ひとり暮らし」「彼氏」という言葉に、ついつい良からぬ妄想をしてしまった筆者ですが、そこは乙女なST読者。また、妄想とはいえ、ST読者は映画館やスケート場など公共の場でのイチャつきがちなところも気になりました。実際に遭遇すると見苦しいですし、現実で彼氏ができたらほどほどにしてほしいものです。

 続いて見ていくのは「“イブにイルミで告白”が目標! 勉強も恋も計画性が大事なんです 12月の#モテクプランナー」という企画。意中の男子と恋人になるため、24日間を「友達になる期」「距離を縮める期」「特別な存在になる期」「脈あり確認期」「ほぼ告期」に分け、段階的に距離を縮めていくというものなのですが、それぞれ期間が4〜6日間となかなかハードスケジュール。

 まずは、意中の男子と友達になるべく、あの手この手で気を引きます。「ヘアコロンをつけていく」「目が合ったら手を振る」「大きめのマフラーをつけて登校」するなど、自身の存在に“気付いてもらう”段階からのスタート。新学期から半年以上たっているのに、この距離感ですし、本当に付き合うことができるのか……先行きが不安になります。その後、「距離を縮める」ための作戦として、彼のインスタグラムのストーリーに反応したり、グループLINEではなく個別でやりとり、テスト勉強中に朝まで電話を掛けることを提案。学校では遠くから彼に接するST読者も、SNS上であれば積極的になれる様子ですが、テスト期間中に朝まで電話とは……正直、迷惑極まりない行為だけに、逆に意中の男子から距離を置かれてしまわないか心配です。

 展開の早さに驚きながらも「特別な存在になる期」に突入すると、今度は「2人で帰宅」「2人で飲んだタピオカをストーリーに載せる」ことで、相手に自身の存在を意識させるそう。しかし最も重要な「2人でタピオカを飲みに行く」までの過程や誘い方のアドバイスはすっ飛ばされており、違和感を覚えます。その後、「脈あり期」にはクリスマスの予定を聞き、「ほぼ告期」には片想い中の彼や友達に「自分の気持ちをダダ漏れ」にさせ、あとは告白を待つのみという流れでした。

 綿密なプランやその記録を残す手帳「スタディープランナー」風に、彼氏ゲットの手順を提案しているということですが、恋愛は相手があってのこと。計画通りに進めるのは至難の業ですし、無謀な挑戦のように思えました。

“チリツモ精神”で年末年始の冬太り解消は無理!? ネタのような美容法

 最後にチェックしたのは、「年末年始本当にコワいのは、“おひとり様”じゃなかった! “お太り様”にならない年末年始」というビューティー企画。ごちそうを食べる機会が多い年末年始ですが、太らないための「生活の掟15」と「食べ方の掟11」を紹介しています。

「生活の掟15」では、毎朝2分のサーキットトレーニングとスクワットをするといった、家でできる王道の筋トレを「掟」として紹介しているほか、「バーゲンや初売りなど、あえて人ごみに出かけるべし」という驚きの掟も。解説によると、「アドレナリンが出て、脂肪を分解する酵素“リパーゼ”が働くから脂肪燃焼に。単純に汗をかくことでの代謝アップ効果を期待できる」とのこと。どうやらSTは、“塵も積もれば山となる”精神が強いようで、ほかにも『NHK紅白歌合戦』で披露される曲を大声で熱唱したり、『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』(日本テレビ系)を見て大笑いすることで、カロリー消費をするという荒技を紹介しています。こんなことを言ってはなんですが、タピオカやスターバックスのフラペチーノなど、JKが大好きな高カロリードリンクを1杯飲んだだけで相殺されそうな、地味なダイエット効果……。正直、ムダな努力のように感じました。

 また、「食べ方の掟11」は、高カロリーな食事を摂る際の心得を掲示しています。「フライドチキンは脂肪の少ない胸肉。皮は最後に食べるべし」「鍋は野菜→メインの順に食べるべし」「おせちは野菜ものから食べるべし」「グラタンは最初にサラダを食べるべし。タバスコをかけるべし」など、いろいろな料理を例に挙げているものの、要は「食べる順番に気を付けろ」と言いたいのでしょう。体形を気にしていても、残さずきちんと食べる姿勢は見習うべきポイントなのかもしれませんが、「フライドチキンの皮」や「鍋のシメ」は残しても問題ないように思えますし、そもそも食べる順番を変えたところで摂取カロリー自体に変化はないはず。「生活の掟15」と「食べ方の掟11」を意識したところで、“お太り様”から回避するのは到底無理そうです。「常に健康に気を使っている自分、意識高い!」と実感する程度なら試してみる価値があるかもしれません。

 年末も恋と美容で頭がいっぱいのSTでしたが、年が明ければ2月14日のバレンタインに向け、何か動き出しそうな予感です。ファッションやメイクなど、男子目線を意識した企画が多い印象ではあるものの、来年以降は自分自身が“好き”“楽しい”という基準でオシャレを楽しんでほしいなと感じてやみません。

「ar」セクシー特集で、内田理央が「紐パン×ウサギの被り物」……女子向けエロが迷走!?

 12月号の「ar」(主婦と生活社)は、半期に一度のペースでやってくるセクシー特集。表紙から、女優でモデルの内田理央が裸一貫で毛布を抱えている(ように見える)ショットで攻めていますが、やりすぎ感やお下品さはなく、“女子も萌えるセクシー“のさじ加減が絶妙です。中身もこのバランスを保っているのか……!? 早速見ていきましょう。

<トピックス>
◎天下無敵のゆるエロ感 だーりおのSEXYメソッド!!!!
◎セクシーになるためのいろは48のこと
◎アソコでゆらり…が色気の発信地 セクシーバングの新法則

女子向け「ゆるエロ」のさじ加減

 「ar」では今回が初の表紙だった内田理央。巻頭では「天下無敵のゆるエロ感 だーりおのSEXYメソッド!!!!」と題した特集が組まれています。

 そこで見られるのは、ペロペロキャンディーを舐めながらピンクの毛糸のブルマで寝そべる内田理央、ニット地のボディスーツで体育座りをする内田理央、下半身紐パン+上半身スウェット+頭にウサギの被り物でバスケットボールを持つ内田理央……。タイトル通りゆるい、でも確かにエロい写真たち。どこまでが女子向けのエロで、どこからがそうではなくなるのか、見れば見るほどわからなくなってきます。

 インタビューで「女の子が可愛い!って思えるセクシーを追求していきたい」と語っている彼女ですが、女性ウケするエロと男性ウケするエロはまったく別物ではないのだろうし、「ar」編集部的にも、男性にも購入してもらえるのなら売り上げが伸びて御の字だろうし……。などと考えた結果、エロを掲げる商売というのは奥深いものだなぁという浅い感想に行き着きました。

 つい先ほど「エロを掲げる商売は奥深い」という浅い感想を書いたばかりですが、次に見て行く企画「セクシーになるためのいろは48のこと」の冒頭に、こんな文言が。

「“セクシー”って(中略)性的アピールだけじゃなくって、もっと奥深いもの」

 やはり女子向けのエロは、「奥深い」という便利な言葉で、かわされがちであるようです。今回の企画は、その「奥深さ」を、「い」……色気、「ろ」……露出、というふうに、「いろは」48音を頭文字にとるキーワードで紐解くというもの。1つのキーワードごとに4~6行ほどの「セクシーになるための」解説が付いている構成なのですが、こちらも読めば読むほど、エロの迷宮に迷い込みます。

 例えば「ゐ」は「いい女」で、解説文には「柔らかさ、おっぱい、曲線、スカート、メイク、ロングヘア…男性にはないものを磨けば、それだけでセクシーは成立」とあります。そのほか、「お」は「おっぱい」で、「初対面の男性が『顔の次に見る部分』とも言われるおっぱい」。「ふ」は「フェチ」で、「脚やお尻が強調されていれば、見ない男はいない」。「せ」は「扇情」で、「例えば、大胆な肌見せ服とか。見せるからには、肌荒れやムダ毛は禁物」……。

 以上、抜粋ですが、それにしても奥深さ、皆無! むしろ「セクシー=単純」と読めてきます。「を」については「男」で、「『男ウケ主義』上等! だって、彼が喜んでくれたら私だってハッピー」と書いてあって、これも、自分ウケと男ウケの狭間で揺れ動き、結果ブレブレなっちゃう“「ar」あるある”の1つであると気が付きました。

「アソコでゆらり」するモノの正体

 最後に見るのは「アソコでゆらり…が色気の発信地 セクシーバングの新法則」。前髪の毛先を目元、鼻、口元のどれかで揺らすと色っぽさが際立つとのことで、そういったヘアスタイルを紹介するページなのですが、そこに「アソコでゆらり…」なんていう狙いすぎな言葉を持って来るセンス、しびれます。

 日常生活の邪魔しかならないであろう”目元でゆらり”の前髪も、「うっとうしい前髪を無意識に直すしぐさもセクシーに見えます」(美容師談)だそう。そういえば「セクシーになるためのいろは48のこと」でも、「ゆ」は「揺れる」で「目の前に獲物が現れたら狙いたくなるのが男ゴコロ。(中略)揺れアイテムで揺さぶってみて」と書かれていました。もはや「男性=獣」という扱いです。

 今号の「ar」は、男性はこれほど単純なのだと訴えることで、女子向けエロの奥深さを強調するとともに、男ウケと自分ウケのバランスを取りましょうと、読者へ暗に伝えているのかもしれません。
(島本有紀子)

「ar」セクシー特集で、内田理央が「紐パン×ウサギの被り物」……女子向けエロが迷走!?

 12月号の「ar」(主婦と生活社)は、半期に一度のペースでやってくるセクシー特集。表紙から、女優でモデルの内田理央が裸一貫で毛布を抱えている(ように見える)ショットで攻めていますが、やりすぎ感やお下品さはなく、“女子も萌えるセクシー“のさじ加減が絶妙です。中身もこのバランスを保っているのか……!? 早速見ていきましょう。

<トピックス>
◎天下無敵のゆるエロ感 だーりおのSEXYメソッド!!!!
◎セクシーになるためのいろは48のこと
◎アソコでゆらり…が色気の発信地 セクシーバングの新法則

女子向け「ゆるエロ」のさじ加減

 「ar」では今回が初の表紙だった内田理央。巻頭では「天下無敵のゆるエロ感 だーりおのSEXYメソッド!!!!」と題した特集が組まれています。

 そこで見られるのは、ペロペロキャンディーを舐めながらピンクの毛糸のブルマで寝そべる内田理央、ニット地のボディスーツで体育座りをする内田理央、下半身紐パン+上半身スウェット+頭にウサギの被り物でバスケットボールを持つ内田理央……。タイトル通りゆるい、でも確かにエロい写真たち。どこまでが女子向けのエロで、どこからがそうではなくなるのか、見れば見るほどわからなくなってきます。

 インタビューで「女の子が可愛い!って思えるセクシーを追求していきたい」と語っている彼女ですが、女性ウケするエロと男性ウケするエロはまったく別物ではないのだろうし、「ar」編集部的にも、男性にも購入してもらえるのなら売り上げが伸びて御の字だろうし……。などと考えた結果、エロを掲げる商売というのは奥深いものだなぁという浅い感想に行き着きました。

 つい先ほど「エロを掲げる商売は奥深い」という浅い感想を書いたばかりですが、次に見て行く企画「セクシーになるためのいろは48のこと」の冒頭に、こんな文言が。

「“セクシー”って(中略)性的アピールだけじゃなくって、もっと奥深いもの」

 やはり女子向けのエロは、「奥深い」という便利な言葉で、かわされがちであるようです。今回の企画は、その「奥深さ」を、「い」……色気、「ろ」……露出、というふうに、「いろは」48音を頭文字にとるキーワードで紐解くというもの。1つのキーワードごとに4~6行ほどの「セクシーになるための」解説が付いている構成なのですが、こちらも読めば読むほど、エロの迷宮に迷い込みます。

 例えば「ゐ」は「いい女」で、解説文には「柔らかさ、おっぱい、曲線、スカート、メイク、ロングヘア…男性にはないものを磨けば、それだけでセクシーは成立」とあります。そのほか、「お」は「おっぱい」で、「初対面の男性が『顔の次に見る部分』とも言われるおっぱい」。「ふ」は「フェチ」で、「脚やお尻が強調されていれば、見ない男はいない」。「せ」は「扇情」で、「例えば、大胆な肌見せ服とか。見せるからには、肌荒れやムダ毛は禁物」……。

 以上、抜粋ですが、それにしても奥深さ、皆無! むしろ「セクシー=単純」と読めてきます。「を」については「男」で、「『男ウケ主義』上等! だって、彼が喜んでくれたら私だってハッピー」と書いてあって、これも、自分ウケと男ウケの狭間で揺れ動き、結果ブレブレなっちゃう“「ar」あるある”の1つであると気が付きました。

「アソコでゆらり」するモノの正体

 最後に見るのは「アソコでゆらり…が色気の発信地 セクシーバングの新法則」。前髪の毛先を目元、鼻、口元のどれかで揺らすと色っぽさが際立つとのことで、そういったヘアスタイルを紹介するページなのですが、そこに「アソコでゆらり…」なんていう狙いすぎな言葉を持って来るセンス、しびれます。

 日常生活の邪魔しかならないであろう”目元でゆらり”の前髪も、「うっとうしい前髪を無意識に直すしぐさもセクシーに見えます」(美容師談)だそう。そういえば「セクシーになるためのいろは48のこと」でも、「ゆ」は「揺れる」で「目の前に獲物が現れたら狙いたくなるのが男ゴコロ。(中略)揺れアイテムで揺さぶってみて」と書かれていました。もはや「男性=獣」という扱いです。

 今号の「ar」は、男性はこれほど単純なのだと訴えることで、女子向けエロの奥深さを強調するとともに、男ウケと自分ウケのバランスを取りましょうと、読者へ暗に伝えているのかもしれません。
(島本有紀子)