「VERY」が警笛、コロナ禍の「ていねいな暮らし」ブームのリスク! 「日々を工夫して楽しむ」主婦は危険を孕む?

 9月7日に発売された「VERY」(光文社)。秋向けファッションが並びつつも「新しい生活様式」「アフターコロナ」などの言葉が随所に散りばめられ、コロナ前の世界には戻れないのだと実感しますね。コラム系でも多くがコロナ禍に言及しており、先月までコロナなんてどこ吹く風の様子だった“みっこ”こと矢野未希子でさえ、帰省できないことに連載で触れています。

 というわけで、「VERY」ではコロナ禍をどう受け止めているのか、読み物企画を中心にチェックしてみました。

<トピックス>
◎アフターコロナの世界をひらく言葉
◎ママになったら『受け流し力』。
◎育てたいのは『根拠のない楽観性』

コロナで人は変わらない。けれど意思表示を「発信」できる時代

 「アフターコロナの世界をひらく言葉」は、ブレイディみかこ氏、スプニツ子!氏、朱野帰子氏、神田伯山氏、古舘理沙氏、王谷晶氏、岡田育氏、金原ひとみ氏、大塚英志氏、綿矢りさ氏、計10名へのインタビューが掲載されている企画。それぞれが、コロナの「後」の世界でどう生きるかについて語っています。

 例えば、ブレイディみかこ氏は、ロックダウン中も「友達とオンラインでつながっていて、あまり不自由していないよう」だった中学生の息子に、「コロナを経て、人間は変わるか?」を聞いたといい、彼の答えは「変わるわけないじゃん」。ブレイディさん自身も、「人間はすぐ忘れる」と思っているそうです。しかし、「ただ一つだけ希望があるとすれば、それは次の世代。子どもたちは、半年も学校に行けなかった今回の出来事を忘れないでしょう」と話し、この経験が、世の価値観を変えていく可能性があるかもしれない、それが希望だと言います。未曽有のコロナ禍、大人たちはあたふたするばかりで、そんな大人たちに子どもたちが何を感じ取っていたのか、これからわかってくるでしょう。

 また、Webちくまのエッセイで、政府の「新しい生活様式」「ステイホーム」推進は、戦時下の「新生活体制」を想起すると指摘した作家・大塚英志氏の言葉も目を引きます。「非常時だから自粛せよという流れの中で、『日々の暮らしを工夫しながら楽しむ』ことを、ある種のエンターテインメント的に与えられて、主婦たちは知らず知らずのうちに戦時体制に巻き込まれ」た時代と、近年の「ていねいな暮らし」「断捨離」ブームには似通うものがあるとのこと。背筋の凍る警笛です。

 確かに「楽しむ」という言葉、危険を孕んでいるような気がします。「楽しんだ者勝ち」「人生楽しまなきゃ損」という言い方をされることもあり、たとえば受験勉強とかならば、楽しみながら行えるのがベストでしょう。でも、ブラック労働のような理不尽な状況は? たとえ本人が心から楽しんでいたとしても、そこには「やりがい搾取」という実態が潜んでいたりしますから……。

 一方で大塚氏は、今は女性にも参政権がありSNSという発信ツールもあるのだから、「私は嫌だからね」と意思表示することが大切だとも語ります。大人になると諦め癖がつきますが、希望を捨てずに発信することを忘れずにいたいですね。

 続いて「ママになったら『受け流し力』」。いわゆる「スルー」ですね。人それぞれ考えは違って当たり前ですが、コロナ禍も相まって、価値観の違うママ友や親、同僚にモヤモヤ、イライラした時の「受け流し力」を専門家がレクチャーしています。

 公認心理士の岩谷由紀氏によると、モヤモヤの根底には「自分が相手にコントロールされることへの違和感」があるそうで、相手の気持ちは受け止めつつも「相手の気持ちと自分の気持ちを分けること」「自分の心の内に不安を溜め込まない工夫が大切」とのこと。臨床心理士の諸富祥彦氏も、受け流すとは「執着しない」ということで、好かれたい、認められたという執着を手放すトレーニングを紹介しています(相手の目を見ながら、心の中で「この人にどう思われてもかまわない」と何回も唱える)。

 うーん、でもねぇ、それって結局「気にするな」って言われているように感じてしまうんですよね。読者が知りたいのってむしろ、それができない時(=受け流し力が発揮できない時)にどうすればいいの? ではないでしょうか。自分のモヤモヤを受け止めてくれる相手が近くにいない時とか、受け流すことに納得のいかなさを感じる時とか……。

 それに、「どう思われてもかまわない」ような相手にモヤモヤさせられること自体、だるくないですか? 保育園のママ同士ってちょっとそういうところがあるかもしれません。仲が良いわけではないし、個人としては「どう思われてもかまわない」つもりでも、子ども同士は一緒に帰りたがるし遊びたがる。つかず離れずの関係を維持すればいいですが……。

 「育てたいのは『根拠のない楽観性』」は、『子どもが幸せになることば』(ダイアモンド社)の著者・田中茂樹氏へのインタビュー。田中氏は、「根拠のない楽観性を失わずに育つと、生きるのが楽になる、楽しくなる」「褒めるよりも、小言を言わないことのほうがずっと子どもの成長に有益」だといいます。

 親の期待に応える「風間くん」(『クレヨンしんちゃん』双葉社)と、マイペースで楽天的、怒られても失敗しても懲りる気配がなく、しかし「自分が何をしたいか、したくないかが明確」な「カツオ」(『サザエさん』朝日新聞社)や「まる子」(『ちびまる子ちゃん』集英社)。子育て中の筆者自身、自分の考えを持った子に育ってほしいはずが、あらゆる場面で思い通りにならない我が子に腹を立て、小言を言うことが多々あり、身につまされます。

 無自覚に「風間くん」を求めてしまっているわけで、我が子への態度を改めようと決意した次第です。褒めるよりも小言を言わないでいることのほうが100倍難しいですが……。

「Domani」ベッキーが、“良き母・妻”として登場も……醤油と味噌の手作りをアピールする「ていねいな暮らし」キャラに拭えぬうさん臭さ

 働くお母さん向けファッション誌「Domani」(小学館)の10・11月号が発売になりました。今月号の特集は「“スタイルよく見える”は今ドキ、おしゃれじゃない!?」でしたが、それ以外の企画のほうが読み応えがありました。インタビューページが充実しており、その登場人物はベッキー、金子恵美、安藤美姫、赤江珠緒、神崎恵、アパホテルの元谷芙美子社長など、名前を並べただけで胸やけする濃さです。「Domani」読者が目指す女性像への謎は深まるばかりですが、中身をさっそく見て行きましょう!

<トピックス>
◎「女の時間割。」ベッキー
◎『拝啓、10年後の私へ。』
◎“私の夫は、田中圭。”

ベッキーが「ていねいな」ママ路線へ

 ベッキーが良き母、妻としてワーママ向け雑誌からインタビューを受けている――。“例の騒動”のあった2016年には想像できなかった出来事です。あれから約4年。ベッキーは19年1月に巨人の二軍コーチ・片岡治大氏と結婚し、今年3月に第1子出産を公表。7月から仕事復帰をしたそうで、月日の流れの速さを感じます。

 いい子キャラで売っていたからこそ、例の騒動で大打撃を受けたベッキー。今回のインタビューからは、今でもそのキャラから脱却していない様子が伝わります。

 出産に関しては「命のありがたみを痛感しました」「子どもの笑顔を見るだけで自然と笑顔になれる」と、ほぼ定型文な感想。生活面では「ていねいな暮らし」がモットーだそうで、味噌と醤油を手作りしていると語っています。ベッキーと「ていねいな暮らし」の掛け合わせにはナゼかうさん臭さを感じ、さらにベッキーが幸せアピールをするたび、どうしても例の騒動がチラ付いてしまいます。

 不倫の過去とは、子を産み育て、味噌や醤油を手作りした程度で他人の記憶から消えないのだと、ベッキーはその身をもって教えてくれています。

 我が子には「情報をうのみにしないリテラシーや、ネットの世界で自分も人も傷つけない知識を学んでほしい」とのこと。自身の過去が散らばったネットの世界を気にするのは、もっともなことですが、ネットの世界うんぬんの前に、リアルの世界で人を傷つけない知識について、今のベッキーはどう思っているのか気になりました。

 続いては、10人の女性著名人が、10年後の自分へ向けた手紙を公開するという企画「各界で活躍する、10人のワー/ママから、未来の自分への手紙――『拝啓、10年後の私へ。』」です。仲間由紀恵、金子恵美、安藤美姫、森三中・大島美幸など統一感のない面々の中で、最も異彩を放っていたのが、アパホテルの元谷芙美子社長でした。

 書き出しから「7月7日で37歳になりました。私は、七夕が誕生日。それまでピチピチの27歳だったから、一気に30代後半に突入して戸惑っています」と、意味がわかりません。

 読み進めると、元谷社長は年齢の1桁目と2桁目を入れ替えた「気持ち年齢」を取り入れており、実際には現在73歳だということがわかってきます。

 「私の10年後といったら、47歳でしょう? さらに脂がのって働き盛り、スピードをゆるめることなく、ホテル業界のジャンヌ・ダルクとして革命を起こし、突き進んでいたいですね」と書かれていますが、そういった細かい点にはこだわらないのも若々しさの秘訣なのでしょうか。

 とにかく、ほかの9人より頭ひとつ、ふたつ以上飛び出た勢いに圧倒される元谷社長の手紙は、一読の価値ありです。

 最後に見ていくのも読み物ページ「『もしも私の夫が○○だったら!?』 ワー/ママたちの妄想100連発(ハート) “私の夫は、田中圭。”」です。なんでも、「仕事に育児にオーバーフロー気味。さらに隣の夫にはイラッ…」ときている読者にとって、大好きな男性有名人を夫に置き換える妄想は、毎日を生き生きと過ごすためのライフハックだといいます。

 同誌読者の「夫として妄想したい相手」第1位は田中圭だそうで、インタビューに応じています。最近も泥酔報道があり、個人的には夫にしたくない部類です。田中自身も「光栄ですけど、僕が夫だと迷惑ばかりかけてしまいますよ」と自覚はある様子でした。

 また同企画内では「ワー/ママ妄想劇場」と題し、読者アンケートを元にした、ありとあらゆる男性著名人を自分の夫と仮定した、何でもアリの妄想ストーリーを展開。それが8ページも続き、読み応えがあります。

 取り上げられているのは佐藤健、中村倫也、大谷翔平、「かまいたち」濱家隆一、横山だいすけ、ブルーノ・マーズ、吉村洋文大阪府知事、ルパン三世、織田信長、狼(動物)、土井善晴、J.Y.Parkなど。国境も種も次元も超えています。

 例えば、「小栗会」で飲み歩いているイメージの強い小栗旬を夫にした女性は、「俳優仲間を呼んでよく家で飲み会を開く彼。仲間に『かわいい嫁でしょ?』とのろけてくれたら最高!」との妄想ストーリーを展開。つまみの用意、酔っ払いの介護、ご近所への騒音の心配、うるさくて眠れない我が子、元妻・山田優との比較……といった現実のアレコレを排除した妄想なら、小栗が夫でも楽しいかもしれません。

 以上、ほぼファッションのページの記憶が残らない今号でした。

「ar」安斉かれん、ナチュラル系にイメチェン企画も……ド金髪で“ボスギャル”ぶりを見せつける!!

 「ar」(主婦と生活社)9月号の特集は、「私よ、こっそり可愛くなーれ(ハート)」。以前から、自分を大切にすることを説いてきた同誌によれば、“こっそり可愛くなる”とは、「『出し抜く』とか『秘密にして』という意味ではなく 人のことなんて気にしないで、誰かと比べたりなんかしないで 自分に集中するってこと」なんだそうです。それができたら誰も苦労しないよ……と思ってしまう、一見簡単そうで、ものすごく難しい提案。「ar」はどのように、その難題に挑んでいるのか!? 今月号の中身、さっそく見て行きましょう。

<トピックス>
◎ヘアメイク吉﨑沙世子的・マインドアゲ↑メイク
◎自分をもっと好きになりたい50Tips
◎ボスギャル、おナチュに覚醒 素肌のかれん

アゲ↑メイクは「つや~」「ぬり~」

 まずは、ヘアメイク企画「ヘアメイク吉﨑沙世子的・マインドアゲ↑メイク」。これも今月号のテーマ“自分に集中”に沿った内容で、ヘアメイクの“よっしー”こと吉﨑沙世子氏が、「ジブンをステキにするのは結局はジブンだから(ハート)」と語り、「自分のキモチをちゃんと自分で上げ」ていくメイクを紹介しています。

  このところ気になっているのが、「ar」に登場するヘアメイクの方々の言葉がみんな、「おフェロ」メイク創始者で人気ヘアメイク・イガリシノブ氏に似てきていること。ハイテンションかつキャッチ―な造語や独特の擬音語を使ったメイク解説で、読者の乙女心を掴んできたイガリ氏。今年7月に『プロフェッショナル 仕事の流儀』(NHK)にも出演し、自身の手掛ける化粧品ブランドも好調の様子のイガリ氏は、やはりヘアメイク業界の皆が目指す地点なのでしょうか。

 よっしー氏も、「召しませ(ハート)ヴァージンな いちごミルクふぇいす」、「ヘルシーで夏っぽくて。ミーハー上等、シトラスネアカ顔☆」、「オンナと赤のくされ縁。ほてりレッドの2点盛り」等、イガリ感あふれるネーミングセンスのメイクを紹介。解説で使われる擬音語も「ムンムンムンッ」「じゅわじゅわ」「つや~」「ぬり~」など、イガリ氏より若干パンチは弱いものの、その系統を受け継いでいるようです。

 イガリテイストを「ar」側から求めているのか、それともよっしー氏自身が目指しているのか、どちらかはわかりません。しかし、「自分に集中」して「自分のマインドをアゲる」ことを求めていくと結局、無意識のうちに“偉大な誰か”や“はやりモノ”の真似になる――。その矛盾を見せてくれる誌面に人間らしさを感じ、しみじみとした気持ちになりました。

 続いては、読み物「自分をもっと好きになりたい50Tips」。自分を好きになる助けになる著名人らの言葉を、“こういうのエモいっしょ”と訴えかけてくる風景写真やイラストとともに載せた、自己啓発風のページでした。

 過去に同誌のインタビューページに登場したタレントの発言も引用されているのですが、一番気になったのは、そこになぜかトリンドル玲奈の発言も多数引用されていること。

 「自分を誰かに寄せようとするより、内面をピカピカ輝かせることの方が重要」「マイペースに努力できたら、十分。焦らず、笑顔で(ハート)」「自分が“こうしたい”って思ったことは、なるべく素直に口に出すようにしているんです」等。トリンドルの特に強いオリジナリティーやポリシーはないように見える発言にも、同世代を励ます要素はあるのでしょうか。

 ちなみにこの企画には剛力彩芽の「正直なところ私にとっても、私を好きでいることはとても難しいことです」との言葉も。剛力の過去のあれこれ(ゴリ押し、頓挫した歌手活動、前澤友作)を背景に読むと、なんだか沁みます。トリンドルのフワッとした言葉にも、これくらいの背景を感じさせる何かがほしかったです。

THEアーティスト・安斉かれん

 今月号には、浜崎あゆみの自伝的小説を映像化した連続ドラマ『M 愛すべき人がいて』(テレビ朝日系)で、主人公・アユ役を演じ、いろいろな意味で話題になった歌手・安斉かれんも登場しています。「ボスギャル、おナチュに覚醒 素肌のかれん」と題し、「令和に彗星のごとく現れたボスギャル」である安斉にナチュラルなヘアメイクを施すという企画。

 メイクと服は確かにナチュラルにしたのかもしれません。しかし、元がヤンキーテイストのド金髪のロング、ハッキリしたギャル顔なので、メイクを薄くしたところで、ほとんど印象に変化は見られませんでした。これこそまさに、「ar」の言う「人のことなんて気にしないで、誰かと比べたりなんかしないで 自分に集中するってこと」なのかもしれません。

 注目したのは、彼女のプロ意識。短いインタビューの中で “アーティスト”または“表現者”という言葉を5回使い、「軸はアーティストでありたい」と語っていて、高いプロ意識が垣間見られます。この企画でも金髪は譲らなかったのも、プロ意識からでしょうか。女優業は「アーティスト活動とは全く別物」だそうで、「お芝居は誰かになり切るという表現で、(中略)私はアーティストとして、自分自身を偽らずに自然体で表現することが一番好き」とのこと。『M』でのあの演技も、ある意味“自然体”だったと思うのですが、本人としては違ったようです。

 ナチュラルメイクをしても、演技をしても、“安斉かれん”になってしまう個性の持ち主。さらなる活躍に期待したいです。

「ar」安斉かれん、ナチュラル系にイメチェン企画も……ド金髪で“ボスギャル”ぶりを見せつける!!

 「ar」(主婦と生活社)9月号の特集は、「私よ、こっそり可愛くなーれ(ハート)」。以前から、自分を大切にすることを説いてきた同誌によれば、“こっそり可愛くなる”とは、「『出し抜く』とか『秘密にして』という意味ではなく 人のことなんて気にしないで、誰かと比べたりなんかしないで 自分に集中するってこと」なんだそうです。それができたら誰も苦労しないよ……と思ってしまう、一見簡単そうで、ものすごく難しい提案。「ar」はどのように、その難題に挑んでいるのか!? 今月号の中身、さっそく見て行きましょう。

<トピックス>
◎ヘアメイク吉﨑沙世子的・マインドアゲ↑メイク
◎自分をもっと好きになりたい50Tips
◎ボスギャル、おナチュに覚醒 素肌のかれん

アゲ↑メイクは「つや~」「ぬり~」

 まずは、ヘアメイク企画「ヘアメイク吉﨑沙世子的・マインドアゲ↑メイク」。これも今月号のテーマ“自分に集中”に沿った内容で、ヘアメイクの“よっしー”こと吉﨑沙世子氏が、「ジブンをステキにするのは結局はジブンだから(ハート)」と語り、「自分のキモチをちゃんと自分で上げ」ていくメイクを紹介しています。

  このところ気になっているのが、「ar」に登場するヘアメイクの方々の言葉がみんな、「おフェロ」メイク創始者で人気ヘアメイク・イガリシノブ氏に似てきていること。ハイテンションかつキャッチ―な造語や独特の擬音語を使ったメイク解説で、読者の乙女心を掴んできたイガリ氏。今年7月に『プロフェッショナル 仕事の流儀』(NHK)にも出演し、自身の手掛ける化粧品ブランドも好調の様子のイガリ氏は、やはりヘアメイク業界の皆が目指す地点なのでしょうか。

 よっしー氏も、「召しませ(ハート)ヴァージンな いちごミルクふぇいす」、「ヘルシーで夏っぽくて。ミーハー上等、シトラスネアカ顔☆」、「オンナと赤のくされ縁。ほてりレッドの2点盛り」等、イガリ感あふれるネーミングセンスのメイクを紹介。解説で使われる擬音語も「ムンムンムンッ」「じゅわじゅわ」「つや~」「ぬり~」など、イガリ氏より若干パンチは弱いものの、その系統を受け継いでいるようです。

 イガリテイストを「ar」側から求めているのか、それともよっしー氏自身が目指しているのか、どちらかはわかりません。しかし、「自分に集中」して「自分のマインドをアゲる」ことを求めていくと結局、無意識のうちに“偉大な誰か”や“はやりモノ”の真似になる――。その矛盾を見せてくれる誌面に人間らしさを感じ、しみじみとした気持ちになりました。

 続いては、読み物「自分をもっと好きになりたい50Tips」。自分を好きになる助けになる著名人らの言葉を、“こういうのエモいっしょ”と訴えかけてくる風景写真やイラストとともに載せた、自己啓発風のページでした。

 過去に同誌のインタビューページに登場したタレントの発言も引用されているのですが、一番気になったのは、そこになぜかトリンドル玲奈の発言も多数引用されていること。

 「自分を誰かに寄せようとするより、内面をピカピカ輝かせることの方が重要」「マイペースに努力できたら、十分。焦らず、笑顔で(ハート)」「自分が“こうしたい”って思ったことは、なるべく素直に口に出すようにしているんです」等。トリンドルの特に強いオリジナリティーやポリシーはないように見える発言にも、同世代を励ます要素はあるのでしょうか。

 ちなみにこの企画には剛力彩芽の「正直なところ私にとっても、私を好きでいることはとても難しいことです」との言葉も。剛力の過去のあれこれ(ゴリ押し、頓挫した歌手活動、前澤友作)を背景に読むと、なんだか沁みます。トリンドルのフワッとした言葉にも、これくらいの背景を感じさせる何かがほしかったです。

THEアーティスト・安斉かれん

 今月号には、浜崎あゆみの自伝的小説を映像化した連続ドラマ『M 愛すべき人がいて』(テレビ朝日系)で、主人公・アユ役を演じ、いろいろな意味で話題になった歌手・安斉かれんも登場しています。「ボスギャル、おナチュに覚醒 素肌のかれん」と題し、「令和に彗星のごとく現れたボスギャル」である安斉にナチュラルなヘアメイクを施すという企画。

 メイクと服は確かにナチュラルにしたのかもしれません。しかし、元がヤンキーテイストのド金髪のロング、ハッキリしたギャル顔なので、メイクを薄くしたところで、ほとんど印象に変化は見られませんでした。これこそまさに、「ar」の言う「人のことなんて気にしないで、誰かと比べたりなんかしないで 自分に集中するってこと」なのかもしれません。

 注目したのは、彼女のプロ意識。短いインタビューの中で “アーティスト”または“表現者”という言葉を5回使い、「軸はアーティストでありたい」と語っていて、高いプロ意識が垣間見られます。この企画でも金髪は譲らなかったのも、プロ意識からでしょうか。女優業は「アーティスト活動とは全く別物」だそうで、「お芝居は誰かになり切るという表現で、(中略)私はアーティストとして、自分自身を偽らずに自然体で表現することが一番好き」とのこと。『M』でのあの演技も、ある意味“自然体”だったと思うのですが、本人としては違ったようです。

 ナチュラルメイクをしても、演技をしても、“安斉かれん”になってしまう個性の持ち主。さらなる活躍に期待したいです。

令和の時代、“女らしさ”は誰のため? 「VERY」の掲げる「ママこそリボン」「ママこそ女っぽい」に萎える

 子育て女性向け雑誌「VERY」(光文社)9月号が8月6日に発売されました。命の危機さえ感じる猛烈な暑さが続く毎日ですが、今号ではさっそく秋向けファッションも紹介されていますね。コロナ渦のなか、「VERY」はどんな内容を展開しているのか、チェックしてきましょう。

<トピックス>
◎今月の“いい妻”みっこ
◎子だくさんママが、女っぽい理由
◎11人ママカリスマ助産師HISAKOさんってどんな人?PART2 ママはもっとキレていきましょう!

Tシャツとインテリアでのろけるみっこ

 今号で5回目となるカバーモデル・矢野未希子による連載「今月の“いい妻”みっこ」。前半は矢野の“Tシャツ大好き”エピソード、後半は矢野家のインテリア事情について明かされますが、内容は相変わらず薄い。

 「私は大のTシャツ好き(ハート)なので旦那さんとの休日デートでもかなり出番の多いアイテムです」と話したり、「インテリアに関しては、100対0で私が選びます!(中略)旦那さんからNGと言われたことはほぼないです。諦められているのかもしれませんが……」「自分の好きなものに囲まれて生活するようになったら、家にいる時間が増えました」といった具合です。

 自宅のインテリアについて語るなら、近況報告がてら、ステイホームやおうち時間の過ごし方にも言及すると思ったのですが、見事にスルー。ひょっとして彼女は新型コロナのない異世界にでも住んでいるのでしょうか。なお、写真で紹介されているのは千駄ヶ谷で購入したオーダー家具だというドレッサーのみで、自宅のインテリアを拝むことはできません。「気になる人はYouTubeチャンネルまで見にきてね」ということ……?

“子だくさんママ”から“女らしさ”を学ぶ?

 続いて、タイトルからして違和感を覚えてしまった「子だくさんママが、女っぽい理由」。「子育てに奮闘しているとついつい女らしさが欠けてしまう……そんな思いを抱えているママも多いのでは? 同じように子育てに追われているのに決して女っぽさを忘れない、子だくさんママの女っぽさの秘訣を探りました」とのことですが、令和に突入しても「女っぽい」「女らしさ」という表現を多用していることに、まず驚きます。子持ちの女性向けファッション誌とはいえ、“ママだって女”“母親だからって女らしさを忘れちゃダメ”と煽っているようで、萎えます。

 内容はというと、“子だくさんママ”たちのファッションコーデや愛用アイテムの紹介ですが、「先輩ママたちの間でも浮かずに安心できるベーシックカラーがお守り」「ママこそ白! ママこそリボン(ハート)」「スカートを穿くだけで思考も女性らしくなれる」など、コンサバな言葉が並んでいるのみ。「VERY」の他企画でもよくある言葉ばかりで、“子だくさんママ”に特化した意味をあまり感じられないのです。

 ちなみに、関東・関西、合計で8人の“子だくさんママ”が登場しますが、子どもの人数はなぜか全員3人。子どもが4人以上のママは1人も登場しませんでした。

 今号ではもう一つ、“子だくさんママ”にまつわる企画「11人ママカリスマ助産師HISAKOさんってどんな人?」が用意されていました。11児の母で助産院を営む46歳のHISAKOさん。目下12人目の子を妊娠中だそうです。テレビに登場する大家族の母親って、竹を割ったような性格の人が多い気がしますが(少なくとも表向きには)、HISAKOさんも、やっぱりサバサバ系の印象。読者が抱える“子育てのモヤモヤ”に快刀乱麻を断つように回答しています。

 例えば、昨今の風潮「褒めて育てる」にモヤモヤするという相談には、「褒めたいなと思ったら思いっきり褒めてあげればいいし、褒めたくなかったらその感情を伝えたらいいと思います。(中略)褒めるにしても怒るにしても、努力しなければできないことをやっていると、それがぜ~んぶ子どもに伝わります」「お母さんは頑張らず自然体で、毎日子どもの健康と笑顔を願っているだけで十分です」とコメント。

 トイレトレーニングには、「11人子どもを育ててきましたが、一度もトイレトレーニングをしたことがありません。どうやったかというと、待つだけ(笑)」。子ども3人を育てているが波長が合わず苦手な子がいるという相談には、「私も合わない子、いますよ」。昔は合わない子が苦手だったが、今は合わない子のほうが「断然面白い」、「子どもとママは違う人間。自分の価値観を押し付けず、その子の意外性や個性を楽しむくらいの気持ちで接したらどうかな~」。 

 なるほど、HISAKOさんの回答に「間違い」はないのですが、子育て中の身としては微妙に納得がいかないというか、それこそ“モヤモヤ”するんですよね。一言でいうと、泥臭さがない。子育てをしていると、「我が子にこう接したい」のに時間や心に余裕がなくて実践できなかったり、思わぬところで自分の本音やドロドロした感情を自覚させられたり、ジレンマやどうしようもなさを感じる場面が生じると思うのですが、HISAKOさんのポジティブな回答からは陰が感じられない。子育てで落ち込んでいる時には、読みたくないかも。

 あまり役に立ちそうにない企画をクローズアップしましたが、一方で今号の「VERY」には、「コロナ禍の2学期、気をつけたい子どもの心」「お金に弱い女子が可愛いなんて誰が決めた?」など、実生活に役立ちそうな知識や情報を得られる企画もありました。分厚い雑誌だけあって、玉石混交です。

「an・an」SEX特集、山田涼介に「童貞疑惑」浮上!? 「いいセックスとは?」の回答に見た、プロアイドルの矜持

 夏恒例、「an・an」(マガジンハウス)のSEX特集号が2020年も発売になりました。今回はHey!Say!JUMPの山田涼介がセミヌードで表紙を飾っています。これまでも同特集では、たびたびジャニーズ勢がセミヌードで登場し話題になってきましたが、童顔かつ、さわやかなイメージの山田が抜てきされたということで、いつになくファンの間でのざわめきは大きい様子。巻頭インタビューでSEX観が語られるのも恒例ですが一体、山田は何を語るのか――。

 また、これまでも時代の流れを反映してきた同誌のSEX特集。新型コロナウイルスが収束の気配を見せない今年は、冒頭で「この時代の、安心感を与えてくれる幸せなセックスのカタチ」に触れています。そんな時代のセックス特集の中身を見ていきましょう。

<トピックス>
◎山田涼介 身を焦がす愛。
◎悦びに満ちたセックス、6人の告白。
◎古今東西SEXカルチャー案内。

山田涼介、SEX特集で「知念侑李」「母」を語る

 表紙と巻頭特集でヌードを披露している山田涼介。このためにストイックに体を鍛え、10日前から食事と水分を制限。当日は水を一切飲まずに撮影に臨んだそう。シャワーシーンや半裸女性モデルとのラブシーンなどでは、割れた腹筋やだいぶたくましい腕や胸板を見せつけ、その童顔とのギャップに驚かされます。ちなみに硬そうなお尻の割れ目も堂々と披露しており、「彫刻のような美しさ」とは、こういうときに使う言葉か! と思わされつつ、昨年の同特集で脱いだ田中圭に感じた“生々しいエロさ”はありません。

 山田の裸が訴えてくるもの、それは「プロのアイドル」感でした。存在感のないワキ毛、薄いスネ毛、ベッドで女性モデルに覆いかぶさっているのにほぼ垂れない重力に反する前髪、神聖な何かに見えるお尻の割れ目、そこかしこに“THEアイドル”なプロ意識がほとばしります。初めての夜、こんだけ体を仕上げて来られたら、その気合にちょっと引く相手も多かろう……と思いながら、アイドルとしての“ファンタジーな美”を山田は体現したのかも、とも感じました。

 セックス観を語るインタビューでも、それは変わらず。山田にとっての「いいセックスとは?」という質問には、「セックスに限らずですが、相手に求められたことに応えたいと思うんじゃないかな。いってきますのキスがしたいという人だったらするだろうし」と回答。全てに仮定形で答え、セックスを「いってきますのキス」に変換するあたり、さすがです。

 さらに、「パートナーが欲しいと思うときは?」には、「寒い時期。特に、クリスマス」と答え、「だから毎年、知念(侑李)と一緒に、クリス・ハートさんの曲を聴くという会をやっています。もう5年くらい」と続けます。メンバーの名前を出して、女の影を消し、ファンを安心させるという技!

 最もプロ感が極まっているのは、「母親」というワードを出してきた部分でした。自身のストイックさを語る流れで、「今朝、水を制限している僕を見た母親に“なんでそこまでするの?”と聞かれたんです」と、サラリと「母親」を出しています。これは、“セックスにまつわるインタビュー中でも母親の存在をチラつかせることで、健全な雰囲気を漂わせる”という上級者テクなのでは。このインタビューを読んだファンのネット上の反応には、「山田涼介は童貞だと思ってる」というものもありました。童貞疑惑を生み出すほどのプロ意識、恐れ入ります。

 コロナ禍によりセックスも変わっていくと指摘している同誌。冒頭の読み物では、「同棲や半同棲している、セックスをしてもしなくても(新型コロナの)感染リスクがあるくらい距離感の近いパートナーとのセックスを、一緒に掘り下げていくのがいい」(産婦人科医・宋美玄氏)と提言され、ノリや背徳感より、信頼感や安心感がセックスの新たな価値として台頭していくと書かれています。

 セックス体験記「悦びに満ちたセックス、6人の告白」では、ステイホーム期間中のオンラインセックス体験談も。これこそ今ならではのセックスの形だなぁと思いつつ読み始めましたが、どうも危うい匂いがしてきました。

 この体験談の女性、マナさん24歳は経験人数6人、正式な彼氏ができたことはなく6人全員とワンナイトという人物。ずっと片思いしていた大学時代のサークルの先輩(二人で会ったことは一度もない)から、突然オンライン飲みに誘われ、「彼女と別れた」と言われたマナさん。サービス精神で「ハロウィンに買ったちょっとHなメイド服」に着替え、胸を触るマナさん。酔った先輩に促されるまま、下着姿になり自分で最後までしてしまうマナさん。そして、「順番逆になっちゃったけど、今度デートしよう」と言われたものの、実際にはまだ会えず、「先輩にベッドで抱かれる妄想をして、毎日マスターベーションをしています」というマナさん……。

 どうでしょう、霜降り明星・せいやの一件(※)を思い浮かべた人が多いのでは? 「信頼感や安心感がセックスの新たな価値」と掲げていたはずが、マナさんの場合は逆方向へ突き進んでいます。これが「悦びに満ちたセックス」とくくられるのは、危ない気が。
※せいやが一般女性とのZoom飲み中、局部を露出。女性がそれを撮影し、モザイク入りの写真がニュースサイト「文春オンライン」に載った件

 マナさんにはぜひ、同誌内の「いま、知っておきたいSEXの大事なこと。」を読んでほしいです。「#MeToo」運動で認知され始めた「性的同意」について詳しく取り上げられているほか、リベンジポルノ被害などセックスにまつわるトラブルに巻き込まれる可能性についても触れられています。

 最後に見ていくのは「古今東西SEXカルチャー案内。」です。フランスの”ソフトポルノ“映画『エマニュエル夫人』シリーズを「おしゃれエロス」として同誌編集部員が解説しているのに始まり、ストリップ、遊郭、東映ピンク映画などのSEXカルチャーを、あくまでもポップに紹介。

 最も新しいものは、女性向けの「官能ロマンス小説」でした。3年ほど前から「溺愛」というジャンルが盛り上がり始めたそうで、『お隣さんは大人な溺愛社長~ウブなOLはとろかされっぱなしです~』(加地アヤメ、ヴァニラ文庫 ミエル)、『イケメン石油王の溺愛 シークにプロポーズされても困ります』(あかし瑞穂、ガブリエラ文庫 プラス)、『絶倫溺愛 白銀の王女と黒狼王子』(しみず水都、ティアラ文庫)、『いじわる上司がデレたら、めっちゃ溺愛が止まりませんっ(><) 鬼編集長が御曹司で私に結婚志願中!?』(魚住ユキコ、ジュエル文庫)などなど、とにかく王子や社長に溺愛される小説がズラリ紹介されていて、タイトルを音読するだけで楽しくなれます。

 別企画「最愛の人と紡ぐ、五感で感じあるレッスン。」のページでは、AV男優・しみけんが「セックス中の言葉は5文字までに! セックス中の長い言葉はやめてほしい。それが男性のホンネ」と謎の主張をしていましたが(セックスに男はとにかく集中しているから、という理由だそう)、そんなしみけんを吹き飛ばすほどの熱と文字数のあるタイトルの数々。女性主体で楽しむセックスカルチャー、どんどん盛り上がっていってほしいです。

「an・an」SEX特集、山田涼介に「童貞疑惑」浮上!? 「いいセックスとは?」の回答に見た、プロアイドルの矜持

 夏恒例、「an・an」(マガジンハウス)のSEX特集号が2020年も発売になりました。今回はHey!Say!JUMPの山田涼介がセミヌードで表紙を飾っています。これまでも同特集では、たびたびジャニーズ勢がセミヌードで登場し話題になってきましたが、童顔かつ、さわやかなイメージの山田が抜てきされたということで、いつになくファンの間でのざわめきは大きい様子。巻頭インタビューでSEX観が語られるのも恒例ですが一体、山田は何を語るのか――。

 また、これまでも時代の流れを反映してきた同誌のSEX特集。新型コロナウイルスが収束の気配を見せない今年は、冒頭で「この時代の、安心感を与えてくれる幸せなセックスのカタチ」に触れています。そんな時代のセックス特集の中身を見ていきましょう。

<トピックス>
◎山田涼介 身を焦がす愛。
◎悦びに満ちたセックス、6人の告白。
◎古今東西SEXカルチャー案内。

山田涼介、SEX特集で「知念侑李」「母」を語る

 表紙と巻頭特集でヌードを披露している山田涼介。このためにストイックに体を鍛え、10日前から食事と水分を制限。当日は水を一切飲まずに撮影に臨んだそう。シャワーシーンや半裸女性モデルとのラブシーンなどでは、割れた腹筋やだいぶたくましい腕や胸板を見せつけ、その童顔とのギャップに驚かされます。ちなみに硬そうなお尻の割れ目も堂々と披露しており、「彫刻のような美しさ」とは、こういうときに使う言葉か! と思わされつつ、昨年の同特集で脱いだ田中圭に感じた“生々しいエロさ”はありません。

 山田の裸が訴えてくるもの、それは「プロのアイドル」感でした。存在感のないワキ毛、薄いスネ毛、ベッドで女性モデルに覆いかぶさっているのにほぼ垂れない重力に反する前髪、神聖な何かに見えるお尻の割れ目、そこかしこに“THEアイドル”なプロ意識がほとばしります。初めての夜、こんだけ体を仕上げて来られたら、その気合にちょっと引く相手も多かろう……と思いながら、アイドルとしての“ファンタジーな美”を山田は体現したのかも、とも感じました。

 セックス観を語るインタビューでも、それは変わらず。山田にとっての「いいセックスとは?」という質問には、「セックスに限らずですが、相手に求められたことに応えたいと思うんじゃないかな。いってきますのキスがしたいという人だったらするだろうし」と回答。全てに仮定形で答え、セックスを「いってきますのキス」に変換するあたり、さすがです。

 さらに、「パートナーが欲しいと思うときは?」には、「寒い時期。特に、クリスマス」と答え、「だから毎年、知念(侑李)と一緒に、クリス・ハートさんの曲を聴くという会をやっています。もう5年くらい」と続けます。メンバーの名前を出して、女の影を消し、ファンを安心させるという技!

 最もプロ感が極まっているのは、「母親」というワードを出してきた部分でした。自身のストイックさを語る流れで、「今朝、水を制限している僕を見た母親に“なんでそこまでするの?”と聞かれたんです」と、サラリと「母親」を出しています。これは、“セックスにまつわるインタビュー中でも母親の存在をチラつかせることで、健全な雰囲気を漂わせる”という上級者テクなのでは。このインタビューを読んだファンのネット上の反応には、「山田涼介は童貞だと思ってる」というものもありました。童貞疑惑を生み出すほどのプロ意識、恐れ入ります。

 コロナ禍によりセックスも変わっていくと指摘している同誌。冒頭の読み物では、「同棲や半同棲している、セックスをしてもしなくても(新型コロナの)感染リスクがあるくらい距離感の近いパートナーとのセックスを、一緒に掘り下げていくのがいい」(産婦人科医・宋美玄氏)と提言され、ノリや背徳感より、信頼感や安心感がセックスの新たな価値として台頭していくと書かれています。

 セックス体験記「悦びに満ちたセックス、6人の告白」では、ステイホーム期間中のオンラインセックス体験談も。これこそ今ならではのセックスの形だなぁと思いつつ読み始めましたが、どうも危うい匂いがしてきました。

 この体験談の女性、マナさん24歳は経験人数6人、正式な彼氏ができたことはなく6人全員とワンナイトという人物。ずっと片思いしていた大学時代のサークルの先輩(二人で会ったことは一度もない)から、突然オンライン飲みに誘われ、「彼女と別れた」と言われたマナさん。サービス精神で「ハロウィンに買ったちょっとHなメイド服」に着替え、胸を触るマナさん。酔った先輩に促されるまま、下着姿になり自分で最後までしてしまうマナさん。そして、「順番逆になっちゃったけど、今度デートしよう」と言われたものの、実際にはまだ会えず、「先輩にベッドで抱かれる妄想をして、毎日マスターベーションをしています」というマナさん……。

 どうでしょう、霜降り明星・せいやの一件(※)を思い浮かべた人が多いのでは? 「信頼感や安心感がセックスの新たな価値」と掲げていたはずが、マナさんの場合は逆方向へ突き進んでいます。これが「悦びに満ちたセックス」とくくられるのは、危ない気が。
※せいやが一般女性とのZoom飲み中、局部を露出。女性がそれを撮影し、モザイク入りの写真がニュースサイト「文春オンライン」に載った件

 マナさんにはぜひ、同誌内の「いま、知っておきたいSEXの大事なこと。」を読んでほしいです。「#MeToo」運動で認知され始めた「性的同意」について詳しく取り上げられているほか、リベンジポルノ被害などセックスにまつわるトラブルに巻き込まれる可能性についても触れられています。

 最後に見ていくのは「古今東西SEXカルチャー案内。」です。フランスの”ソフトポルノ“映画『エマニュエル夫人』シリーズを「おしゃれエロス」として同誌編集部員が解説しているのに始まり、ストリップ、遊郭、東映ピンク映画などのSEXカルチャーを、あくまでもポップに紹介。

 最も新しいものは、女性向けの「官能ロマンス小説」でした。3年ほど前から「溺愛」というジャンルが盛り上がり始めたそうで、『お隣さんは大人な溺愛社長~ウブなOLはとろかされっぱなしです~』(加地アヤメ、ヴァニラ文庫 ミエル)、『イケメン石油王の溺愛 シークにプロポーズされても困ります』(あかし瑞穂、ガブリエラ文庫 プラス)、『絶倫溺愛 白銀の王女と黒狼王子』(しみず水都、ティアラ文庫)、『いじわる上司がデレたら、めっちゃ溺愛が止まりませんっ(><) 鬼編集長が御曹司で私に結婚志願中!?』(魚住ユキコ、ジュエル文庫)などなど、とにかく王子や社長に溺愛される小説がズラリ紹介されていて、タイトルを音読するだけで楽しくなれます。

 別企画「最愛の人と紡ぐ、五感で感じあるレッスン。」のページでは、AV男優・しみけんが「セックス中の言葉は5文字までに! セックス中の長い言葉はやめてほしい。それが男性のホンネ」と謎の主張をしていましたが(セックスに男はとにかく集中しているから、という理由だそう)、そんなしみけんを吹き飛ばすほどの熱と文字数のあるタイトルの数々。女性主体で楽しむセックスカルチャー、どんどん盛り上がっていってほしいです。

「ar」男子の恋愛座談会に衝撃! 30歳男性の「子ども欲しくない理由」が幼稚すぎる!?

 「ar」(主婦と生活社)8月号はビューティ特集号。新型コロナの影響で6・7月号が合併号になり、2カ月ぶりの発刊となった「ar」ですが、このようなご時世でも超ポジティブな姿勢は変わらず。

 新作コスメ紹介のページでは、「手洗い&除菌もオシャ可愛く(ハート)」と謳い、SHIROのアルコール配合のハンドスプレー、LUSHの抗菌力を高めたマヌカハニー石けん、ロクシタンのアルコール配合のハンドジェルなど、除菌に有効かつ見た目もオシャレ~な品々を紹介しています。除菌グッズを購入するためにドラッグストアに行列ができていた時期から、世界は少しずつ進歩しているのだなあと感じます。

 そして表紙に初登場したのは、AAAの宇野実彩子。ブレークしている気配は特に感じられない宇野が、なぜ今表紙に抜てきされたのか。Twitterフォロワー数が137万人超、インスタグラムも100万人超の彼女は、同誌いわく「女子のアコガレ」とのことですが、前々号のトリンドル玲奈に続き、表紙モデルの選定基準への謎は深まります。筆者の知らないところで、「宇野が女子のアコガレ」という別世界が進行しているのかもしれない……と思いつつ、早速、今月号の中身を見て行きましょう!

<トピックス>
◎さぁ、夏が来た ガリガーリーな女の子
◎恋愛考察サミット
◎夜の本性まるハダカ(ハート) えちえち(ハート)占い

“新語”ガリガーリーとは

 「ガリガーリー」という新たな「ar語」が誕生していたのは、人気ヘアメイクのイガリシノブ氏によるメイク特集「さぁ、夏が来た ガリガーリーな女の子」です。

 ガリガリに痩せたガーリーな人のことを指す造語なのだろうか……と思いきや、正解は「自分の中にある“好き”を思いっきり出すのがガリガーリーな女の子」(イガリ氏)だそうです。詳しい由来は特に書かれていませんが、謎を謎にしたままで突っ走るところこそ「ar」。

 コロナ禍の編集部も、謎の新語「ガリガーリー」への思い入れはハンパない様子。「きっと、誰も予想してなかった。いつもの日常も出来事も、当たり前のことがこんなに愛おしく感じる日が来るなんて」「ある日突然訪れた、人生のお休みのような日々。たくさんの不安と悲しみに包まれた世界を目の当たりにしながら、いつもそばにあった日常へ想いを馳せてみたりして」「人に優しく。そして、自分にも優しく。今こそ、わたしの“好き”をハグしよう」などポエム調の前文が5ページにわたり続いていました。

 紹介されている「ガリガーリー」メイクは、「にんじんカラーでパワースポットオンナ」「バブみどっピンクリップで輩なネアカ」「ワントーンの光で…マイペースガールinファンタジー」「白ピンク×バチバチまつ毛×囲み目で可愛げときどき反抗期顔!?」の4パターン。中でも「マイペースガールinファンタジー」は、“自由人っぽいけど妖精っぽいファンタジー世界の住人”をイメージしたというメイクで、どこかスナフキンを感じさせる雰囲気。ガリガーリーの懐は深い、と感じさせられました。

 次に見ていくのは読み物ページ「恋愛考察サミット」。中でも気になったのが「男子たちの恋愛事情」という座談会コーナー。同誌のこういった企画に登場する男性陣は、女性誌だからということで虚勢を張るのかアクの強いタイプが多いのですが、今回も例に漏れず、「燻製好きなサウナー。燻製による火傷多数」というMさん31歳、「お酒を飲むと鼻水が出る謎体質」なHさん30歳、「家飲みにハマるもなぜか3kg減」のSさん30歳など、プロフィール文でさえウケを狙ってきます。

 また彼らの年齢層が「ar」読者層より若干高いのも気になります。座談会でも、

Mさん「多分、向こうから点滅ランプ5回はあったんだよ」
Hさん「ドリカムね。ブレーキランプ光ってたんだ」(※DREAMS COME TRUEの1989年発売の楽曲「未来予想図II」の歌詞が元ネタ)

Hさん「俺は子ども欲しくない! だって、子どもができたら奥さんの中でも優先度が子ども>旦那になるじゃないですか。俺の中ではずっと奥さんがいちばん大切だから、奥さんも俺のことをいちばんに思っていてほしい」
Kさん「『ライオンハート』の歌詞みたい」(※SMAPの2000年発売の楽曲「らいおんハート」が元ネタ)

と“懐メロ”を持ち出しがち。

 それにしても、Hさん30歳の幼稚すぎる「子ども欲しくない」理論にも驚きます。「奥さんが泣いてる子どもをあやすなら、俺も泣くぞ?」という発言もあったのですが、ホラー味まで感じられ、ある意味新鮮でした。

「えちえち占い」の具体的予言

 最後に見ていくのは占い師・瀧澄コイコ先生による心理テストを用いた占い「えちえち占い」です。チャート方式で、「夢見がちなドM うさぎおんな」「攻め好きドS とらおんな」「アブノーマルOKのかくれヘンタイ ひつじおんな」など、性癖が8パターンに分類され、その8パターンの「夜の本性」「2020年下半期のH運」「おすすめ体位」「勝負ランジェリー」などが紹介されているという、完全にネタ扱いの占いです。

 予言もやけに具体的。「とらおんな」さんは、「ソフトSMに目覚めるも翌日、玄関のドアに苦情の張り紙が。痛気持ちいいアノ声で、まさかの通報騒ぎに!?」。

 「いぬおんな」さんは、「大事な夜にうっかり穴があいているショーツをはいてきちゃうかも。とっさに出た言い訳、『こういう仕様なのっ(ハート)』でさらに気まずいムードに…」。

 「うさぎおんな」さんは、「ひそかにハマった推しメンとウリ二つのイケメンに遭遇。自慢のキョトン顔で彼をノックアウトできちゃいそう(ハート)」などなど。

 占い師とは想像力も大切な職業なのだなと気づかされる読み物で、ぜひ同誌には定期的に「えちえち占い」を……と書きかけましたが、やっぱり、今回だけで十分おなかいっぱいです。

ワーママ雑誌「Domani」、大仰な「人生で本当に必要な7つのもの」特集の“内訳”にズッコけたワケ

 働くママ向けファッション誌「Domani」(小学館)の8・9月号が発売になりました。表紙には「人生で本当に必要な7つのもの」という一見、壮大なテーマが掲げられています。

 いつも誌面を華やかに盛り上げている読者モデル「Domanist」が、どのように工夫しながらコロナ禍の自粛生活を乗り切ったのか……なども垣間見られるのではと期待してしまうのですが、果たしてその中身とは。早速、見て行きましょう!

<トピックス>
◎今、人生に本当に必要な7つのもの
◎Domaniオンラインサロン、大盛況につき、追加メンバー募集します(ハート)
◎神崎恵・人生訓

人生に本当に必要なのは「リモート映え」

 「今、人生に本当に必要な7つのもの」という大仰な巻頭特集から見ていきましょう。冒頭には編集部からの「この原稿を書いている今日、全国で緊急事態宣言が解除されました。少しずつ、日常が戻ってきたと感じている人も多い様子。この号が発売されるころ、社会はどうなっているのでしょう」等の神妙なメッセージが。その流れで同誌が提案するのが「今、人生に本当に必要な7つのもの」とは一体。新型コロナウイルスの影響で、さまざまなものごとの優先順位や意識が変わったであろう「Domani」読者層の「人生で本当に大切なもの」を知りたい! と興味をそそられた時点で、もう負けでした。

 その内訳を見てみると、びっくり仰天。「1.軽やか黒ジャケット」「2.きちんと白Tシャツ」「3.きれいめブルーデニム」「4.ニュアンシー・セットアップ」「5.ドラマティック・カラースカート」「6.黒ゆるタックパンツ」「7.映え黒レースブラウス」の7つです。

 もちろん、おしゃれすることで気持ちを上げるのはとても大事だと思うのですが、しかし、この内容は「今夏ワーママが持っていたい7着!」くらいのタイトルで充分では。

 「軽やか黒ジャケット」に寄せられたワーママからのコメントは「何より上質感が大事。知性も感じられるものを」など、テンプレをなぞったかのような文言。一方「映え黒レースブラウス」へのコメントでは、「リモート会議も増えてきたので、ここにきて急にトップスのデザインが重要視されてきました」とわずかに時事を取り入れていましたが、“リモート会議映え”が「今、人生に本当に必要な7つ」に堂々ランクインするとは。コロナ禍以前は確かに考えられなかったことではありますが、タイトルが大げさすぎて中身との落差にずっこけた特集でした。

 続いては、今号で最も気になった記事「Domaniオンラインサロン、大盛況につき、追加メンバー募集します(ハート)」のページです。今まで気づいていなかったことが悔やまれますが、「Domani」はファッション誌初の「オンラインサロン」を今年4月からオープンしていたそう。会費は月額3,000円。べらぼうに高いわけではなく、しかし決して安くもない絶妙な設定です。(ちなみにオリエンタルラジオ・中田敦彦のサロンは月額980円、キングコング・西野亮廣は1,000円、堀江貴文は1万1,000円)。

 紹介されている活動内容は、「スキルシェアできる」「新しいことにチャレンジできる」「コミュニケーションが盛ん」など、何ともぼんやりしています。最も具体的な企画は「Domani編集長の文章講座」でした。こちらはぜひ受けてみたいです。

 しかし、「会員自身に『Web Domani』にご登場いただくことも、あるかもしれません!」「『Web Domani』にメンバー執筆の記事が公開されました」等と煽り、Domanistに憧れる純粋な読者の「私も『Domani』に出られるかも!」という気持ちをうまく利用しているようにも見え、うさん臭さを感じないでもない、この商売。

 検索してみると、現在のサロン会員は61人(7月2日時点)だそうです。今後どのように発展していくのか気になるところです。

またしても神崎恵の長男が無表情

 期待していたDomanistの自粛生活レポートなどはなく、肩透かしにあった今号。癒やしとなったのは、連載「神崎恵・人生訓」でした。

 前号に引き続き、神崎恵さんのTHE・無表情な長男(19歳)が登場しています。今回掲載されている母子ツーショット写真は2枚ですが、前回同様、彼の表情は「無」です。神崎さんに頭をポンポンされながら、仏頂面とも言えない無の表情でカメラを見つめる彼。そして神崎さんと背中を合わせて立ち、これまた無のまま、下方向を見つめる彼。

 その表情には照れもあるのか、家での彼は優しい様子。意見が食い違ったときは冷静に自分の意見をつづったLINEが送られてきたり、力仕事は引き受けてくれたり、どのバラエティーに神崎さんが出るべきか出ないべきか、ジャッジしてくれたりするそうです。

 一家に一人、神崎さんの息子がいてくれればいいのに。と思うほど、彼の虜になってきました。ぜひまた登場して「Domani」の清涼剤となってほしいものです。

ワーママ雑誌「Domani」、大仰な「人生で本当に必要な7つのもの」特集の“内訳”にズッコけたワケ

 働くママ向けファッション誌「Domani」(小学館)の8・9月号が発売になりました。表紙には「人生で本当に必要な7つのもの」という一見、壮大なテーマが掲げられています。

 いつも誌面を華やかに盛り上げている読者モデル「Domanist」が、どのように工夫しながらコロナ禍の自粛生活を乗り切ったのか……なども垣間見られるのではと期待してしまうのですが、果たしてその中身とは。早速、見て行きましょう!

<トピックス>
◎今、人生に本当に必要な7つのもの
◎Domaniオンラインサロン、大盛況につき、追加メンバー募集します(ハート)
◎神崎恵・人生訓

人生に本当に必要なのは「リモート映え」

 「今、人生に本当に必要な7つのもの」という大仰な巻頭特集から見ていきましょう。冒頭には編集部からの「この原稿を書いている今日、全国で緊急事態宣言が解除されました。少しずつ、日常が戻ってきたと感じている人も多い様子。この号が発売されるころ、社会はどうなっているのでしょう」等の神妙なメッセージが。その流れで同誌が提案するのが「今、人生に本当に必要な7つのもの」とは一体。新型コロナウイルスの影響で、さまざまなものごとの優先順位や意識が変わったであろう「Domani」読者層の「人生で本当に大切なもの」を知りたい! と興味をそそられた時点で、もう負けでした。

 その内訳を見てみると、びっくり仰天。「1.軽やか黒ジャケット」「2.きちんと白Tシャツ」「3.きれいめブルーデニム」「4.ニュアンシー・セットアップ」「5.ドラマティック・カラースカート」「6.黒ゆるタックパンツ」「7.映え黒レースブラウス」の7つです。

 もちろん、おしゃれすることで気持ちを上げるのはとても大事だと思うのですが、しかし、この内容は「今夏ワーママが持っていたい7着!」くらいのタイトルで充分では。

 「軽やか黒ジャケット」に寄せられたワーママからのコメントは「何より上質感が大事。知性も感じられるものを」など、テンプレをなぞったかのような文言。一方「映え黒レースブラウス」へのコメントでは、「リモート会議も増えてきたので、ここにきて急にトップスのデザインが重要視されてきました」とわずかに時事を取り入れていましたが、“リモート会議映え”が「今、人生に本当に必要な7つ」に堂々ランクインするとは。コロナ禍以前は確かに考えられなかったことではありますが、タイトルが大げさすぎて中身との落差にずっこけた特集でした。

 続いては、今号で最も気になった記事「Domaniオンラインサロン、大盛況につき、追加メンバー募集します(ハート)」のページです。今まで気づいていなかったことが悔やまれますが、「Domani」はファッション誌初の「オンラインサロン」を今年4月からオープンしていたそう。会費は月額3,000円。べらぼうに高いわけではなく、しかし決して安くもない絶妙な設定です。(ちなみにオリエンタルラジオ・中田敦彦のサロンは月額980円、キングコング・西野亮廣は1,000円、堀江貴文は1万1,000円)。

 紹介されている活動内容は、「スキルシェアできる」「新しいことにチャレンジできる」「コミュニケーションが盛ん」など、何ともぼんやりしています。最も具体的な企画は「Domani編集長の文章講座」でした。こちらはぜひ受けてみたいです。

 しかし、「会員自身に『Web Domani』にご登場いただくことも、あるかもしれません!」「『Web Domani』にメンバー執筆の記事が公開されました」等と煽り、Domanistに憧れる純粋な読者の「私も『Domani』に出られるかも!」という気持ちをうまく利用しているようにも見え、うさん臭さを感じないでもない、この商売。

 検索してみると、現在のサロン会員は61人(7月2日時点)だそうです。今後どのように発展していくのか気になるところです。

またしても神崎恵の長男が無表情

 期待していたDomanistの自粛生活レポートなどはなく、肩透かしにあった今号。癒やしとなったのは、連載「神崎恵・人生訓」でした。

 前号に引き続き、神崎恵さんのTHE・無表情な長男(19歳)が登場しています。今回掲載されている母子ツーショット写真は2枚ですが、前回同様、彼の表情は「無」です。神崎さんに頭をポンポンされながら、仏頂面とも言えない無の表情でカメラを見つめる彼。そして神崎さんと背中を合わせて立ち、これまた無のまま、下方向を見つめる彼。

 その表情には照れもあるのか、家での彼は優しい様子。意見が食い違ったときは冷静に自分の意見をつづったLINEが送られてきたり、力仕事は引き受けてくれたり、どのバラエティーに神崎さんが出るべきか出ないべきか、ジャッジしてくれたりするそうです。

 一家に一人、神崎さんの息子がいてくれればいいのに。と思うほど、彼の虜になってきました。ぜひまた登場して「Domani」の清涼剤となってほしいものです。