汗っかきな42歳女性、「大人のあせも」で周囲の目が気になる! 塗り薬も効果薄……悩みの体質から改善した方法とは?

 「ベタつく汗で体中がかゆい」「あせもがひどくて、半袖を着るのが恥ずかしい……」みなさんは、こんな悩みを抱えていませんか?

 暑い夏に吹き出す汗は、スポーツや温泉などでスッキリかく汗とちがって不快ですよね。夏場の汗はさらに、「あせも」などの肌トラブルを引き起こす原因にも。そこで今回は、あせもの原因と対処法について薬剤師が解説します。

1.ひどいあせもで引きこもりがちに……周囲の目線も気になる!

 これからご紹介するのは、“大人のあせも”に悩むみのりさん(仮名)42歳のエピソードです。ここ数年、夏場にあせもができて困っているというみのりさん。もともと汗っかきな体質だといいます。

「保育士の仕事をしているので、天気がいい日はほぼ毎日、子どもたちと汗だくになって一緒に園庭を走り回っています。保育室は室温を下げすぎてはいけないので、部屋に戻っても汗はなかなか引きませんし、最近はウイルス対策の室内換気のため、窓を開けて過ごすことが多い。そのため、室内にいても滝のような汗が止まらず、最近、ひどいあせもができてしまったんです」

 子どもたちの世話でバタバタしているから、自分のことは後回しになりがちですが、拭いきれなかった汗は、そのままあせもの原因に……。特に首元や腕といった目につくところのあせもは、周囲の視線も気になってしまい、大きな悩みを抱えてしまったそうです。

「外に出て汗をかきたくないから、休日はエアコンのきいた部屋に引きこもるようになりました。肌を出していると、無意識にボリボリとかいてしまうため、長袖や首元の隠れる洋服を選ぶようになったんです。しかし、ますます体内に熱がこもって、汗が出るようになった気がします」

 皮膚科から塗り薬を処方されたものの、汗で流れ落ちてしまうためか、あまり効果を感じなかったそう。かゆみ止めの薬を飲んでも、あせも自体が治ることはなかったといいます。

「これ以上、あせもがひどくなるかもしれないと思うと、仕事中もなかなか外に出られなくなってしまいました。暑い夏だって、大好きな子どもたちと思いっきり触れ合って遊びたいのに……何かいい方法はありませんか?」

 あせもは、汗腺から汗がスムーズに排出されないことで起こります。

 汗は体の熱を冷まし、体内の老廃物を外に出す大切な役割を担うものです。しかし、大量に汗をかいてそのままにしておくと、アカやホコリが汗腺の出口に詰まってしまうことがあり、汗が汗腺にたまって炎症を起こしてしまいます。これが「あせも」の原因です。

3.「あせも」には漢方がおすすめ

 「塗り薬以外の方法で、あせもを治すことができないものか」と考えていたみのりさん。偶然、テレビで「猛暑であせもが増えている」というニュースを目にします。そこでは、薬剤師が塗り薬以外に漢方薬を勧めていたそう。

 さっそくネットで検索し、漢方薬をネットで頼めるサービスを発見。「これは便利!」と試してみると、「桂枝加黄耆湯(けいしかおうぎとう)」という漢方薬を勧められました。飲み始めてみたところ、次第に大量の汗をかくことがなくなり、あせももできにくくなったそうです。

「気持ちがかなりラクになって、子どもたちと気兼ねなく遊べるようになりました。今はより積極的に、保育に関われています」

 漢方薬であせもが改善したという、みのりさんのエピソードでした。

3-1.「あせも」ができにくい体質を目指すには?

 漢方医学では、皮膚トラブルの主な原因は、気候や環境変化などによる原因(外因)や身体の不調などによる原因(内因)と考えます。また、「皮膚は内臓の鏡」という考えから、皮膚トラブルは体質的な素因に左右されやすいとされているのです。

 あせも、じんましん、皮膚疾患などの根本改善には、医療現場でも使われている漢方薬がおすすめ。漢方薬は体質に合ったものを服用することで、効果を発揮しやすくなります。

 みのりさんの場合、風邪をひきやすく、寝汗やのぼせが多い体質なのだそう。特に上半身に汗をかきやすく、色白なタイプ。漢方医学では、こうした個人の特徴も、漢方薬を選ぶ際の重要なポイントとなります。体質に合った漢方薬を飲むことで、今起こっている不調の改善だけでなく、根本的な体質の改善を目指すことができるでしょう。

 それでは以下に、あせもによく使われる漢方薬の例をご紹介します。

・桂枝加黄耆湯(けいしかおうぎとう):あまり体力がなく、汗をかきやすい方に
皮膚の締まりをよくし、体内に溜まった水気を取り去ります。

・消風散(しょうふうさん):かゆみが強く、温めるとさらに症状が増す方に
かゆみを抑え、熱感を落ち着かせます。蕁麻疹や水虫にも使われます。

 漢方薬は、ご自分の状態や体質にうまく合っていないと、効果を感じられないだけでなく、場合によっては副作用が生じることもあります。しかし、たくさんの漢方薬から、ご自分に合った漢方薬を見つけるのは大変ですよね。

 そんな時は、「あんしん漢方」などのオンライン漢方サービスに、一度相談してみるのもいいでしょう。漢方に精通した薬剤師とAI(人工知能)が、あなたに効く漢方薬を見極めて、お手頃価格で自宅に郵送してくれる「オンライン個別相談」が便利です。

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4.暑い夏も“サラサラお肌”でさわやかに!

 あせもにならないようにするには、汗をかいたまま放置しないことが重要。こまめに汗を拭いたり、着替えたりするのはもちろん、高温多湿の環境では、エアコンをうまく活用しましょう。

 しかし、このような対策が難しい場合や、体質から見直したい方には、根本から改善するのがベスト。この季節に予想されるあせも対策として、漢方を試してみるのもいいかもしれません。まずは専門家に相談し、夏でもサラサラな肌を目指しましょう!

寝不足で客から大クレーム、それでも「布団に入るのが恐怖」! “こむら返り”に悩む39歳女性、意外な方法で体質を改善!

 「寝ていると急に足がつって、夜中に起きてしまう……」暑い夏になると、こんな経験をする人も多いのではないでしょうか?

 真夏の就寝時に起こりやすい「こむら返り」の原因は、寝室の冷房による体の冷えや脱水だといわれています。では、なぜ体の冷えや脱水がこむら返りを起こすのでしょうか? 今回は、ある女性のエピソードとともに、そのメカニズムと対策についてお伝えします。

1.「布団に入るのが恐怖」! 寝不足で仕事をクビに……

 今回ご紹介するのは、就寝時のこむら返りに悩む美咲さん(仮名)39歳のエピソードです。

 暑さが増してきたここ最近、頻繁に足がつるようになったという美咲さん。なんの前触れもなく激しい足の痛みに襲われ、目が覚めてしまうことも多々あるそう。

「毎晩、布団に入るのが恐怖です。今夜もまた足がつるんじゃないかって不安で……。寝ている間に突然起こるから、もうパニックですよ」

 一度目が覚めるとなかなか寝つけず、次の日は寝不足に。そのうえ、外は灼熱の暑さで、建物に入れば冷房がギンギンにきいています。そんな温度差で体もぐったりしてきて、家事も仕事もはかどらない日々を送っていたそう。そんな中、美咲さんは仕事で大失敗をしたといいます。

「コールセンターで派遣として働いていたんです。それが、今月に入ってクビになってしまいました。理由は、受電件数が極端に少ないから。熱帯夜でこむら返りが続いたせいで、日中にぼうっとしてしまうことがよくあり、電話が鳴っても取れないことが多くて……。さらに、お客さまにうっかり間違ったご案内をしてしまい、大きなクレームにつながりました。クビになったのは、これが決定的だったようです」

 学生時代から趣味でテニスを続け、体力には自信があったという美咲さん。これまで、大きな不調を抱えたこともなかったといいます。

「今は貯金を崩しながら求職活動中です。なんとか生活をつないでいるけれど、『早く次の仕事を見つけなければ』と思って焦っているのは気持ちばかりで、体が追いつきません。求職活動をしてても1日中眠くて、疲れているのに寝入るのが怖い……。夜はぐっすり眠り、朝から元気に活動できる普通の日々を取り戻したいです」

 「こむら返り」は、足のふくらはぎが強い痛みとともにけいれんする症状。こむら返りが起こるメカニズムは複雑ですが、その原因の多くは、ミネラルバランスの乱れだといわれています。

 筋肉の収縮や神経の伝達に重要なミネラルは、「カリウム」と「カルシウム」、さらにこれらの調整をしている「マグネシウム」。このバランスが崩れると、神経伝達に支障が生じ、足の筋肉はけいれんを起こすことがあります。これが「こむら返り」です。

 なお、ミネラルバランスの乱れは、加齢や疲労、そして、脱水や冷えなどによって引き起こされます。

3.こむら返りには漢方薬がおすすめ

 こむら返りが続いたせいで仕事に影響を及ぼし、とうとう職を失ってしまった美咲さん。時間ができ、実家に帰省した際に母親から意外な提案を受けたそう。

「母に相談したら、漢方を勧められました。還暦をとっくに過ぎた母ですが、たしかに病気ひとつせず元気。『漢方薬を飲み始めてからは、足がつることなんてない』というのです」

 さっそく自宅に戻り、通えそうな漢方薬局を調べてみた美咲さん。ところが、近所に相談できそうな漢方薬局はなく、諦めかけていたところ、ネットでも相談しながら頼めるサービスがあることを知ります。

「本当は、母が飲んでる漢方薬を分けてもらおうと思ったんです。そうしたら『本人の体質に合ったものじゃないと効かないから』って断られました。そこで、ネットのサービスを利用してみたのですが、専門家が相談に乗ってくれて、こむら返りの改善に効果があるという『芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)』を処方され、飲み始めてみました」

 その後の様子をうかがうと、「こむら返りに悩まされてきた夜がウソのよう。今では朝までグッスリ眠れるようになりました」とのこと。そして、仕事が決まったことを笑顔で報告していただきました。

3-1.「こむら返り」に漢方薬がおすすめの理由

 漢方医学では、こむら返りは「血(けつ)」の不足で起こると考えます。血は、全身の組織や器官に栄養を与えるものなので、爪がもろかったり、肌にツヤがなく、顔色が青白かったりする方は、血が不足している可能性があり、こむら返りになりやすいのです。

 そのため、こむら返りに使われる漢方薬は、乱れた体内のミネラルバランスを整え、血の循環をよくすることで、体の内側からの症状改善を目指すもの。つまり、漢方薬は足のけいれんや足のつりを一時的に抑えるだけでなく、腰痛や冷えやすい体質、月経不順など、根本的な体質の改善も期待できます。

・芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう):体力に関わらず使用でき、筋肉の急なけいれんを鎮めます。

 漢方薬は、ご自分の状態や体質にうまく合っていないと、効果を感じられないだけでなく、場合によっては副作用が生じることも。しかし、たくさんの漢方薬から、ご自分に合った漢方薬を見つけるのは大変ですよね。

 そんな時は、「あんしん漢方」などのオンライン漢方サービスに、一度相談してみるのもいいでしょう。漢方に精通した薬剤師とAI(人工知能)が、あなたに効く漢方薬を見極めて、お手頃価格で自宅に郵送してくれる「オンライン個別相談」が便利です。

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4.熱帯夜もグッスリ睡眠で、灼熱の昼間を元気に過ごそう

 暑くて寝苦しい日は、寝る前に水分を摂ってから布団に入りましょう。睡眠中に汗を大量にかくことで、知らず知らずのうちに脱水を起こしていることがあるためです。

 また、熱中症を避けるために、冷房で室温や湿度を適切な数値に設定し、眠りやすい環境をつくることも大切。そして、「きちんとタオルケットを足までかけて寝る」「長ズボンをはく」など工夫して、体が冷えすぎないように注意しましょう。

 それでも、こむら返りの症状が改善しない場合は、専門家に相談して漢方薬を利用するのも、選択肢の一つとして覚えておいてくださいね。

風邪じゃないのに「声が出ず、食事もストレス」! 「喉のつかえ・違和感」に悩む31歳女性、簡単な方法で症状を改善!

 「風邪じゃないのに、なんとなく喉のつかえを感じて、生唾を飲み込んだり、咳払いをしたりするけど治まらない」「喉に違和感を感じるけれど、痛みはなく、病院に行くほどでもないから我慢している」――こんな悩みを持っている方、意外と多いのではないでしょうか?

 喉のつかえや違和感は、声を出しにくくなったり、食事の際にストレスを感じたりして、とてもつらい症状。しかし、なかなか周囲に悩みが伝わらないことも多いですよね。そこで今回は、医師の木村眞樹子先生に、喉のつかえや違和感の原因と改善方法について教えてもらいました。

1.風邪でもないのに声が出ず……喉のつかえが不安の原因に!

 今回ご紹介するのは、喉のつかえ感に悩む、悠さん(仮名)31歳のエピソードです。

 風邪をひいたわけでもないのに、なんだか喉に違和感を感じるという悠さん。「何かが喉に詰まっているような感じもするし、異物感もある……。風邪でもひいて扁桃腺が腫れたのかな?」と思っていたものの、熱があるわけでも、具合が悪いわけでもない日々が続いていました。

「気づいたときには、常に喉を気にしている状態になっていたんです。食べるときも、常に何かが喉につっかえているような違和感があり、最近では、食べ物を飲み込むまでに時間がかかるように……自分でもイライラしてしまいます。また、電話の応答しようとした際、うまく声が出なかったこともあって、生活に支障が出ている状況。我慢できないわけではないのですが、毎日のように違和感があって不安です。この症状、治りますか?」

 悠さんのように、喉のつかえや違和感で悩んでいる人は少なくないです。それではここから、喉のつかえの原因についてご紹介します。

 喉のつかえや違和感を覚える症状は、「咽喉頭異常感症(いんこうとういじょうかんしょう)」の可能性があります。咽喉頭異常感症の原因の多くはストレスといわれており、心の不安が大きくなったときに、喉のつかえ感も強くなりやすい。また、更年期障害などの症状とともに、心理的ストレスが強くなった場合も、喉のつかえや違和感を感じることが多いです。

 咽喉頭異常感症は、心因的な要素が大きく関わっており、ストレスをためこみやすい人や、イヤだと思ったことも我慢してしまう人に多く見られる症状。強いショックやストレスで、胸が詰まる経験のある人も多いと思いますが、漢方の考え方では、これは体内の気の流れが悪くなり、喉の部分で気の流れが滞る「気滞(きたい)」という症状だと考えられています。

 喉のつかえを感じたときは、気のめぐりをよくするためにも、深呼吸をしてみましょう。息苦しいときほど、呼吸が浅くなっていることが多いので、気持ちが落ち着くまで、ゆっくりと深呼吸を繰り返してください。また、普段からストレスをためこまないように、適度な運動などで発散をすることもおすすめです。

3.喉のつかえには漢方薬がおすすめ

 喉のつかえに困った悠さんは、とりあえず耳鼻科を受診してみましたが、結果は異常なし。ほかの解決策を求めてインターネットで調べてみると、意外にも多くの人が喉のつかえや違和感に悩んでいることを知りました。

 そして「喉のつかえは漢方で改善できる」という情報を見つけ、さっそく「半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)」という漢方薬を、インターネットで購入。注文した漢方薬を飲み続けているうちに、だんだんと喉のつかえや違和感が少なくなってきたそうです。また、悠さんは仕事によるストレスが原因で、普段からイライラしがちだったそうですが、半夏厚朴湯を飲むことによって、少しずつ気持ちもラクになったとか。

 漢方では「気・血・水(き・けつ・すい)」の概念があり、この3つのバランスが整うことで、体の健康が成り立っていると考えられています。悠さんの症状は、ストレスで「気」の流れが滞る気滞(きたい)が原因で、喉に違和感があったと考えられます。そのため、半夏厚朴湯を飲むことによって気の流れがよくなり、症状の改善につながったのです。

3-1.喉のつかえに漢方薬がおすすめの理由

 「喉のつかえがとても不快」「喉がつまったような感じで苦しい」悠さんのように、喉のつかえや違和感で悩んでいる方には、漢方薬がおすすめ。自然由来の漢方薬は、喉のつかえや違和感の改善に期待できます。

 漢方薬は、喉のつかえの症状を体の内側から改善する効果が認められているほか、自然の素材がやさしく作用するため、一般的に副作用が少ないといわれており、体質改善によって心と体、全体を整えることも特徴のひとつです。ストレスをためこまない生活や、適度な運動を毎日続けるのは難しい場合も、漢方薬なら毎日飲むだけなので、無理せず続けられるでしょう。

・半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう):体力が中等度で、喉のつかえや異物感を感じる方
体内に滞った気のめぐりを良くして、喉のつかえや異物感、しわがれ声を改善します。

・茯苓飲合半夏厚朴湯(ぶくりょういんごうはんげこうぼくとう):体力が中等度以下で胃腸が弱く、喉のつかえや異物感を感じる方
半夏厚朴湯に茯苓飲を合わせた漢方薬。茯苓飲が胃の中の余分な水分を取り除き、半夏厚朴湯が体内に滞った気のめぐりを良くします。これによって胃の働きが高まり、咽喉や食道部のつかえ、しわがれ声の改善につながるのです。

 ただし、漢方薬はご自分の体の状態や体質にうまく合っていないと、効果を感じられないだけでなく、場合によっては副作用が生じることもあります。しかし、たくさんの漢方薬から、自分に合った漢方薬を見つけるのは大変ですよね。

 そんな時は、「あんしん漢方」などのオンライン漢方サービスに一度相談してみるのもいいでしょう。漢方に精通した薬剤師とAIが、あなたに合う漢方薬を見極めて、お手頃価格で自宅に郵送してくれます。

あんしん漢方

4.喉のつかえを改善して、イキイキとした毎日を!

 気になる喉のつかえや違和感は、溜め込んだストレスによって、体の気のめぐりが悪くなったことが原因の可能性が高いです。「喉が息苦しい」と感じたら、少し立ち止まって深呼吸をするのを忘れないでくださいね。

 それでも喉のつかえが改善せず、精神的に不安を感じるような時は、我慢せずに専門家に相談しながら、漢方薬を取り入れてみてはいかがでしょうか? 悠さんのように喉のつかえをスッキリ改善して、イキイキとした毎日を送りましょう!

ミス連発で「残業しすぎ」と上司から注意され……33歳女性、仕事を辞めたくなるほどの「肩こり」を意外な方法で解消!

 梅雨の時期になると、いつも以上に体のだるさを感じたり、疲れやすくなる方はいませんか? また、「肩こり」の症状がひどくなるという悩みも、この時期には多く聞かれるものです。

 実はこの肩こり、梅雨に悪化しやすい症状の一つ。そこで今回は、「梅雨の肩こり」をテーマに、その原因と解決策についてご紹介します。

1.肩こりで集中力が続かない……“負のループ”から抜け出したい!

 今回ご紹介するのは、システムエンジニア(以下、SE)として働くエミさん(仮名)33歳のエピソード。

「最近、集中力が続かないんです。仕事の能率も悪くなって、以前では考えられないような簡単なミスをしてしまいます。その修正に時間がかかって残業が増えるから、ますます集中力が下がり、またミス、修正、残業の繰り返し。原因もよくわからず、悩んでいました」

 以前から、日常的に肩こりを感じていたというエミさんですが、「SEという職業柄、パソコンにかじりついて作業するので、仕方ないと思っていました」とのこと。ところが、この2~3年、特に梅雨の時期に、肩こりが悪化することに気づいたそうです。

「とにかく肩がコリすぎて、最近は首から頭にかけてズッシリ重い。ひどいときは、頭痛や吐き気を感じる日さえあります。これでは、仕事に集中できるはずもありません。首まわりを温めたり、軽くストレッチをしてみたり、いろいろと工夫はしたのですが、コリがほぐれるのはそのときだけで、根本的に改善されていないような気がします」

 仕事が進まず残業続きの状況を見かねて、上司から「残業しすぎ。もっと減らせるでしょう?」「やる気がないんじゃない?」などと注意され、仕事へのモチベーションも下がってしまったとか。

「『今日も残業か、また怒られるのかな』なんてことが頭をよぎると、それだけでやる気を失くしちゃって……。仕事を辞めちゃおうかな、なんてことまで思い始めて、“負のループ”に陥っています。この状況から抜け出す方法はありませんか?」

 肩こりはひどくなると、エミさんのように、仕事にまで影響が及んでしまいます。ここからは、特に梅雨の時期に肩こりがひどくなる理由と、その対策についてお伝えします。

 梅雨は、天候や気圧、気温などが目まぐるしく変わる時期。こういった外部環境の変化に体がうまく適応しきれないと、自律神経が乱れ、体にさまざまな不調を引き起こします。肩こりもその不調の一つで、自律神経が乱れると血流が滞るため、肩こりの原因となるのです。

 さらに、長期的な低気圧や長雨による多湿なども、体のだるさやコリに加えて、冷えやむくみ、頭痛などといった不調を引き起こします。

3.梅雨の肩こりには漢方薬がおすすめ

 エミさんは、マッサージ師の友人に自身の不調について相談。すると「最近、肩こりに悩むお客さんが、漢方薬を飲み始めた」という情報をもらい、さっそく調べてみたところ、わざわざ病院や薬局に行かなくても、ネットで頼めるサービスを発見。ものは試しと利用してみることにしたそうです。

 ネットで相談しながら勧められたのは、「桂枝茯苓丸加ヨクイニン」(けいしぶくりょうがんかよくいにん)という漢方薬。飲み始めると肩こりだけではなく、冷え性だった体質まで改善されたといいます。

「長年、肩こりで悩んでいたのがウソみたいです。全体的に体調も良くなって、仕事もバリバリ頑張ってますよ!」

 肩こりが改善され、仕事も順調だと明るく話すエミさんのエピソードでした。

3-1.肩こりの症状に漢方薬がおすすめの理由

 漢方薬は、今起こっている不調を抑えるだけでなく、根本的な体質の改善を目指すもの。漢方では、血(けつ)や水(すい)の巡りが悪くなることが肩こりの原因と考えます。特に、梅雨の肩こりの場合は、水の滞りを改善する漢方薬を用いることで、改善が期待できるのです。

 エミさんの場合は、「梅雨」といった外的要因がきっかけで起こった肩こりでしたが、高血圧や加齢が一因となっている方も。こうした原因の異なる肩こりにも、それぞれ適応する漢方薬がありますので、以下にご紹介します。

・桂枝茯苓丸加ヨクイニン(けいしぶくりょうがんかよくいにん):めまいや立ちくらみ、足の冷えがある方におすすめ。体内に滞った水や血の巡りを良くしてくれます。

・独活葛根湯(どっかつかっこんとう):腕が回らない、肩を動かすと痛む方におすすめ。血行を良くし、栄養を与えます。

・釣藤散(ちょうとうさん):血圧が高い方に熱を抑え、血の巡りを整えます。慢性的な頭痛やめまいにも効果的。

 このように、症状の原因から漢方薬を選ぶのですが、ご自身の体質にきちんと合っていないと、効果を感じられないだけではなく、場合によっては副作用が生じることもあります。しかし、たくさんの漢方薬から、ご自分にあったものを見つけるのは大変ですよね。

 そんな時は、「あんしん漢方」などのオンライン漢方サービスに、一度相談してみるのもいいでしょう。漢方に精通した薬剤師とAI(人工知能)が、あなたに合う漢方薬を見極めて、お手頃価格で自宅に郵送してくれる「オンライン個別相談」が便利です。

あんしん漢方

4.「たかが肩こり」と思わず、今から体調を整えよう!

 梅雨時期は、さまざまな体調不良を起こしやすくなります。「たかが肩こり」とそのまま放置してしまうと、症状が悪化するばかりではなく、肩こり以外の思わぬ不調を招く可能性も。

 梅雨が明けると、いよいよ本格的な夏がやってきます。今のうちから体調をしっかり整え、夏の暑さを乗り切るパワーをつけましょう!

「キビキビ働けって言うくせに……」36歳女性、後輩の“嫌味”に涙! 動けないほどの「めまい」を改善した意外な方法

 「梅雨に入ってから、めまいが頻繁に起こる」「雨の日は立ちくらみがして、仕事中なのに立っていられないことも……」こんな悩みを持っている方も多いのではないでしょうか。

 カラッと晴れた日よりも、雨の日に不調を感じる方は多く、近年は「気象病」としても注目されています。気象病の中でも、雨の日が続く梅雨の時期になると「めまい」を感じる人が増加中。ただでさえうっとうしい梅雨の時期に起こるめまいは、どう対処していけばいいのでしょうか?

 そこで今回は、医師の木村眞樹子先生に、梅雨時期のめまいの原因と改善方法について教えてもらいました。

1.勤務中にめまいが……同僚や後輩の前で怒られ“公開処刑”!

 今回ご紹介するのは、梅雨時期のめまいで悩んでいる博子さん(仮名)36歳のエピソードです。

 梅雨に入ってからというもの、ぼーっとすることが多くなってきたという博子さん。もともと、朝は目覚めがスッキリしているほうで、“朝活”にハマった時期もあったほどだったそう。しかし、「30代に入ってからは、頭がぼんやりしてキビキビ動けなくなったんです。特に雨の日は体の重さを感じて、めまいがすることが増えました」とのこと。

 ある日の勤務中、パソコンで書類作成の作業をしていたら、ぐるぐると回るようなめまいが……。その場で動けなくなってしまい、固まっていたところ、後輩から「博子さん、いつもキビキビ働けって言うくせに、どうしたんですかぁ? パフォーマンス下がってますよ」と、嫌味なひと言をぶつけられたそう。

「言い返そうにも、まったくその通りで何も言えず、悔しい思いを飲み込みました。『めまいさえ起こらなかったら、バリバリ仕事をして後輩にもキッチリ指導できるのに!』と思っても、体が言うことを聞かなかったのです」

 そのうえ、同じ日にケアレスミスを連発してしまい、同僚や後輩がいる前で「何やってんだ! 新人でもないのに、金額が全然合っていないじゃないか! 最初からやり直せ!」と、上司に怒られる“公開処刑”を受けた博子さん。情けないやら、腹が立つやらで、その後、トイレでこっそり泣いてしまったそうです。

「晴れている日は大丈夫なのに、雨の日は体のだるさとめまいを感じることが多い。でも、『これくらいで病院に行くのは大げさかな?』という気持ちもありますし、病院は時間もかかるから、できれば行きたくないと思ってしまいます。ただ、このスッキリしない体調をなんとかしたいんです。何かいい方法はないでしょうか?」

 博子さんのように、梅雨の時期に起こるめまいで悩んでいる人は少なくありません。ただでさえうっとうしい天気なのに、体の調子まで悪くなるのはつらいですよね。そこで今回は、梅雨の時期に起こるめまいと、その原因についてご紹介していきます。

 梅雨の時期になると、博子さんのようにめまいが起こりやすくなる人も多いですが、この症状は「気象病」の可能性があります。気象病とは、天気や気候の変化によって起こる不調の総称。天気や気候の変化で自律神経が乱れ、体にさまざまな不調が起こると考えられています。

 気象病の代表的な症状として、めまい、頭痛、吐き気、だるさなどがありますが、体質によって不調の度合いも違うため、周りの人には理解されにくいことも多いです。バリバリ仕事をしたい、頑張りたいと思っていても、梅雨の長雨による不調は自分でコントロールできないため、もどかしさを感じてしまいますよね。

3.めまいを改善するには漢方医学がおすすめ

 博子さんは、梅雨時期になると起こるめまいの症状をどうにかできないものかと、インターネットで改善方法を調べていました。すると「めまいは漢方で改善できる」という記事を見つけ、「苓桂朮甘湯(りょうけいじゅつかんとう)」という漢方薬をインターネットで購入。注文した漢方薬を飲み続けているうちに、だんだんとめまいの回数が減ってきたそう。

 また、博子さんはもともと体がむくみやすい体質だったのですが、苓桂朮甘湯を飲むことによって、だんだんとこの症状も改善されたとのこと。漢方医学では、体内にたまった余分な水分を排出することによって、梅雨時期に起きるめまいや立ちくらみを改善しますが、これがむくみ改善にもつながっているのです。

 漢方薬を服用することによって、体質改善にも効果があったという、うれしいエピソードを教えていただきました。

3-1.漢方薬でめまいを改善できるの?

「職場でいきなりやってくるめまいに困っている……」「梅雨時期のめまい体質って治せないのかな?」

 博子さんのように、梅雨時期のめまいで悩んでいる方には、漢方薬がおすすめ。自然由来の漢方薬は、気象病の症状であるめまいや立ちくらみの改善に期待できます。

 漢方薬はめまいの症状を体の内側から改善する効果が認められているほか、自然の素材がやさしく作用するため、一般的に副作用が少ないといわれています。バランスの良い食事や、適度な運動を毎日続けるのは難しい……という場合も、漢方薬なら毎日飲むだけなので、無理せず続けられるはずです。

・苓桂朮甘湯(りょうけいじゅつかんとう):体力が中等度以下で、めまいや立ちくらみがある方へ
尿の量を増やして、体内に滞った水分を排出します。

・五苓散(ごれいさん):のどが乾きやすく尿の量も少なく、めまいがある方へ
体の水分代謝を促し、余分な水分を排出します。

 ただし漢方薬は、ご自分の体の状態や体質にうまく合っていないと、効果を感じられないだけでなく、場合によっては副作用が生じることも。でも、たくさんの漢方薬から、自分に合う漢方薬を見つけるのは大変ですよね。

 そんなときは、「あんしん漢方」などのオンライン漢方サービスに、一度相談してみるのもいいでしょう。漢方に精通した薬剤師とAIが、あなたに効く漢方薬を見極めて、お手頃価格で自宅に郵送してくれます。

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4.めまいを改善して、梅雨の時期を乗りきろう!

 めまいや立ちくらみなど、天気や気候の変化によって起こる「気象病」の原因は、体の水分バランスが崩れることです。このバランスを調整する漢方薬を用いれば、不調の改善が期待できます。

 「いつも起こるめまいだから……」と思わずに、専門家に相談しながら、漢方薬を取り入れてみてはいかがでしょうか? 博子さんのようにめまいを改善して、長く続く梅雨の時期をラクに乗りきっていきましょう。

「太ってないのに……嫌味?」41歳女性、ママ友ランチ会が苦痛に! 「食欲不振」で心も体もゲッソリ……改善した意外な方法

 さわやかな春の陽気も一変、暑さと湿気でジメジメした天気が続きますね。こんな梅雨の時期は、心や体に不調を感じる方も少なくありません。気分が塞ぎがちになったり、頭痛や体の冷え、疲れを感じやすくなることも。そこで今回は、梅雨時期に起こりやすい不調の中でも「食欲不振」の原因と対処法ついて、あんしん漢方(オンラインAI漢方)の薬剤師・白倉みか先生が解説します。

1.梅雨の食欲不振で心も体もゲッソリ……ママ友との関係も悪化!

 これからご紹介するのは、事務職として働き、2人のお子さんを育てる菜々美さん(仮名)41歳のエピソードです。

 菜々美さんは、学生時代から食べることが大好きで、特に甘いものには目がなく、休日は友人とケーキバイキングに行ったり、アフタヌーンティーを楽しんだりすることもよくあったそう。ところが、この2〜3年、梅雨時期から夏にかけて、急に食欲がわかなくなってしまうとか。会社に持参していたお弁当すら食べきれなくなり、おにぎりは2個から1個へ、ついにはフルーツしか受け付けなくなり、どんどん食べる量は減っていったといいます。

「最初は、『むしろやせてラッキー!』くらいに思っていましたが、次第に家庭で料理を作ることも嫌になってきました。自分は食べたくないのに、家族に作らなければならないのが面倒だし、負担なんです。あっさり、さっぱり系のものが食べたくても、中1と小5の食べ盛りである息子2人の胃袋を満たすには、自分が我慢するしかありません」

 また、休日に行っている定例の“ママ友ランチ会”に誘われた際、食欲がないため1人だけパンとコーヒーを注文したそう。すると、あとから「別に太ってもないのにパンだけとか。あれって嫌味?」などと陰口を言われていたと知り、ショックを受けたという菜々美さん。

「今はランチに誘われても、あれこれ理由をつけて行かなくなりました。みんなと食事をするのが苦痛なんです……。結局、『あの人は付き合いが悪い』なんて言われ、ママ友との関係も悪化。食欲が減退しているのは歳のせいだとも思いますが、以前のように健康的に食事を楽しみたい。何かいい方法はありませんか?」

 梅雨時期の急激な温度と気圧の変化、高湿度は「自律神経」を乱す原因。そして自律神経の乱れは、体にさまざまな不調を引き起こします。

 自律神経は「交感神経」と「副交感神経」からなり、両者が入れ替わりながら体のバランスを取っているのですが、長雨が続くことで、高湿度に加え低気圧の日が続き、副交感神経が優位に。この状態が続くと、胃酸の分泌が増加し続け、結果的に胃粘膜を傷めてしまいます。これが、食欲不振につながるのです。

3.漢方で体の内側から症状を改善!

 外を歩いていた時、ビルのガラス越しに映る自分の姿がゲッソリしていて、驚いたという菜々美さん。「やせてるというより、やつれてる!」と気づき、あわててネットで同じような悩みの人がいないか調べてみました。

 検索すると、梅雨時期に起こる食欲不振には、漢方薬がおすすめだという情報を発見。病院に行くほどでもないと思っていた菜々美さんでしたが、オンラインで専門家に相談しながら簡単に漢方薬を頼めると知り、さっそく試してみたそう。

 そこで、「五苓散(ごれいさん)」という漢方薬を勧められ、飲み始めると、次第に食欲不振は改善。以前のように、なんでもおいしく食べられるようになったといいます。

「去年までは、梅雨の時期にテレビでグルメ番組を見ていても、食べたいと思うことはなかったんです。でも、今年は行ってみたいところがたくさんあって。仲のいいママ友をランチに誘ってみようかと思います!」

 梅雨時期に起こる食欲不振が、漢方によって改善された菜々美さんのエピソードでした。

3-1.梅雨の食欲不振に漢方薬がおすすめの理由

 漢方医学では、「過剰な湿気が体に入りこむこと」が体調不良の原因だといわれます。特に梅雨の食欲不振で悩まれる方は、外の湿気を体内に取り込みやすく、それが原因で胃腸の働きが悪くなってしまうのです。

 漢方薬は体のバランスを整えて、自然治癒力を高めることで、体の内側から健康にすることを目的としています。そのため、自律神経の乱れを整えることはもちろん、体に滞った水分代謝をよくすることで、梅雨に起こる食欲不振を体質から改善してくれるのです。

 梅雨は食欲不振以外にも、頭痛やめまい、冷えなどさまざまな不調を引き起こします。梅雨時期の不調に悩まれる方は、漢方薬を日々のヘルスケアに取り入れてみてはいかがでしょうか。

・五苓散(ごれいさん):口の乾きや尿量の減少がある方に
体の中に滞った水分の代謝をよくします。夏バテ、めまい、はきけ、頭痛、むくみの改善などにも用いられます。

・半夏白朮天麻湯(はんげびゃくじゅつてんまとう):体力中等度以下で、胃腸が弱く下肢が冷える方に
低下した胃腸機能を高め、めまいや頭痛を改善するのに用いられます。

 漢方薬は、ご自分の状態や体質にうまく合っていないと、効果を感じられないだけでなく、場合によっては副作用が生じることもあります。しかし、たくさんの漢方薬からご自分に合った漢方薬を見つけるのは大変ですよね。

 そんなときは、薬剤師に気軽に相談できる、「あんしん漢方」などのオンライン漢方サービスを利用するのもおすすめ。あなたに合った漢方薬を見極めて、お手頃価格で自宅に郵送してくれますよ。

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4.モリモリ食べて梅雨のジメジメを乗り切ろう!

 友人や家族と、おいしいものを楽しくおなかいっぱい食べるのは幸せですよね。食欲不振は年齢のせいだと諦めず、きちんと対処すれば、心も体も1年中若々しく元気でいられます。毎年悩んでいて、今年の梅雨も憂鬱な気持ちでいる方は、漢方薬を試してみてはいかがでしょうか。なお、漢方薬を服用する場合は、ご自身にあった漢方薬を知るためにも専門家に相談するといいでしょう。

 食事をおいしく食べて、梅雨のジメジメも暑さも、スッキリ吹き飛ばしましょう!

37歳バリキャリ女子が、まさかの“汚部屋の住人”に! 梅雨の「無気力」と「めちゃくちゃな部屋」を脱出した意外な方法

 「何をしてもやる気が起きない」「気分が落ち込む……」

 雨の日や天気の悪い日が続くと、なんとなく体がダルく感じたり、ネガティブな気持ちになってしまいませんか? 梅雨に入ると、このような症状でお困りの方は少なくないようです。今回の記事では、「梅雨の時期になるとやる気が出ない」と悩む女性の体験談をもとに、梅雨に起こる倦怠感の原因と解決策についてご紹介します。

1.「何もかもめんどくさい」バリキャリ女性が“汚部屋の住人”に!?

 今回ご紹介するのは、ミキさん(仮名)37歳のエピソードです。東京で一人暮らしをするミキさんは、大手企業の企画戦略部に勤務し、バリバリと仕事をこなすキャリアウーマン。上司からの期待も大きく、仕事中心の生活で残業することもありましたが、家に帰れば最低限の家事もこなす、きっちりした性格です。

 ところが、6月になって様子が変わります。きっかけは、「梅雨で洗濯物が乾かない」という些細なことでした。

「どうせ雨で乾かないし、今日はもういっか」

 そう思っているうちにどんどん洗濯物が溜まり、次第に「何もかもがめんどくさい」と無気力になったとか。洗濯は週に1回すればいいほう、大好きだったお風呂もシャワーで済ませるようになり、風呂掃除は気が向いたときだけ……。部屋の掃除までおろそかになったといいます。

「仕事を終えて帰宅しても、待っているのは“汚部屋”。そんな生活が続き、心にも変化が起きていたのか、スマートフォンでネットの掲示板やSNSの投稿を読んでは、『こいつ最低』『あいつは面白くない』など、他人に毒づくように。会社でもネガティブな話題を話していたようで、同僚に『前はそんなこと言わなかったよね?』と驚かれたこともありました。梅雨になってから心も体もダルいし、やる気も起きない。このままでは、取り返しがつかなくなるかもしれません」

 考えれば考えるほど不安になり、また気分が落ち込む……。このような状態が続き、ミキさんは“負のループ”から抜け出せなくなってしまったそうです。

 梅雨時期にやってくる倦怠感の原因の多くは、自律神経の乱れだといわれています。人の体は「交感神経」と「副交感神経」という2種類の自律神経がバランスを保ち、環境の影響や気候の変化にうまく対応しているのです。

 梅雨に入ると低気圧が続き、体をリラックスモードにする「副交感神経」の優位な状態が続くのですが、その影響で1日中アクティブなモードに切り替わらず、体と心のダルさにつながります。

3.漢方で体の内側から症状を改善!

 ある日、ミキさんの異変に気づいた会社の先輩が、「最近、ちょっと様子がおかしい」と心配して声をかけてくれたそう。そこでミキさんは「最近、何をしてもやる気が起きなくて……。恥ずかしいんですけど、部屋の中がめちゃくちゃ。イライラするし、ダルいし、とてもつらいです」と、素直に相談したといいます。

 そんなミキさんに先輩がおすすめしたのは、「漢方のカウンセリング」でした。自身も健康に悩みがあり、利用してみたところ、改善に向かったのだとか。

「先輩に紹介してもらった漢方薬局に通い始め、カウンセリングを受けました。すると、『まずは胃腸の調子を整えましょう』と言われ、補中益気湯(ほちゅうえっきとう)という漢方薬を提案されたので、言われるがままに飲み始めたんです。その結果、食欲がわいてきて、気力も取り戻し、何をするにも無気力だった心も前向きに。汚部屋もすっかり片付いて、今まで通りの生活を送っています。雨の日も、もう関係ありません!」

 以前のような暗い表情はなく、明るく笑顔で話してくれたミキさんのエピソードでした。

3-1.梅雨に起こる倦怠感におすすめの漢方薬は?

 ミキさんのように、倦怠感に悩まれる方には漢方薬がおすすめです。漢方薬は今起こっている不調を抑えるだけでなく、根本的な体質の改善を目指すものですので、疲れや食欲不振などの症状や、太りやすい体質に悩む方にも最適。

 梅雨時期に起きやすい体や心の問題について、漢方医学では「過剰な湿気が体に入りこむこと」が原因だと考えます。そのため、梅雨の倦怠感には、水分代謝を整える目的の漢方薬がよく選ばれるのです。

・苓桂朮甘湯(りょうけいじゅつかんとう):めまいや立ちくらみがある方に
水分の循環を改善し、滞った水分の流れを整える漢方薬。頭痛や息切れ、神経症などにも使われます。

・防已黄耆湯(ぼういおうぎとう):汗っかきで疲れやすい方に
余分な水分をとり除き、全身の機能を高めます。肥満症にも処方される漢方薬。

・補中益気湯(ほちゅうえっきとう):だるくて疲れやすい、食欲がない方に
胃腸のはたらきを高め、食欲を出すことで元気を補います。

 漢方薬は、ご自分の状態や体質にうまく合っていないと、効果を感じられないだけでなく、場合によっては副作用が生じることもあります。しかし、たくさんの漢方薬からご自分に合った漢方薬を見つけるのは大変ですよね。

 そんなときは、薬剤師に気軽に相談できる、「あんしん漢方」などのオンライン漢方サービスを利用するのもいいでしょう。あなたに合った漢方薬を見極めて、お手頃価格で自宅に郵送してくれます。

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4.雨の日だって、心も体も元気に過ごせる!

 梅雨の時期でも体が元気で、気持ちがポジティブであれば、雨の日ならではの楽しい過ごし方も見えてくるもの。今の時期、体や心に不調を感じている方は、今回ご紹介した漢方薬を専門家にご相談のうえ、試してみてはいかがでしょうか。

 漢方薬局や病院が近所にない、外出が難しいといった場合には、オンラインの相談サービスが便利。1人で抱え込まず、スッキリした気持ちで梅雨の時期を楽しく乗り越えましょう!

「テイラック」「キアガード」「五苓散」どれも同じ!? 低気圧頭痛や不調、薬剤師が「市販薬の違い」と「即効性」を解説

 雨の日や台風が近づくと、頭痛がひどくなる、体がだるい、めまいがするなど、体の不調を感じる方もいるのでは? もしかしたら、それは「低気圧不調」かもしれません。まもなくやってくる梅雨に向けて、今回は低気圧不調の原因や予防法、対策法について、薬剤師の清水みゆき先生に教えてもらいました。

1.「低気圧不調」とは一体何? 原因と症状を解説

――「低気圧不調」は、なぜ起こるのでしょうか?

清水みゆき先生(以下、清水) 雨の日や台風の時期、頭痛やだるさを感じる低気圧不調の原因は、ズバリ「気圧の変化」。気圧が変化すると、自律神経のバランスが乱れ、さまざまな体調不良を起こします。特に、気圧が低下する時に不調を訴える方が多く、変化が急なほど症状が強くなりやすいです。

――具体的に、どのような症状が「低気圧不調」にあたりますか?

清水 「低気圧頭痛」という言葉があるように、頭痛を感じる方が特に多く、ほかにも、めまいやだるさ、肩こり、吐き気、気持ちの落ち込みなどの症状が出ることもあります。

――一般的に、どのような人が「低気圧不調」になりやすいのでしょうか?

清水 自律神経は生理や更年期など、ホルモンバランスの変化に影響を受けやすいため、女性は低気圧不調に悩むことが多いようです。また、もともと体に冷えがある、乗り物酔いをしやすい、ストレスが多い人も症状が出やすいので注意してください。

2.「低気圧不調」には「五苓散」が効果的

――漢方薬の「五苓散(ごれいさん)」を用いた「テイラック」(小林製薬)や「キアガード」(ロート製薬)などの市販薬は、「低気圧不調」の症状を抑えるといわれています。本当に効果は期待できますか?

清水 漢方医学では、低気圧不調は体内の水分のめぐりが悪くなり、停滞することが原因と考えられています。余分な水分が頭に停滞すると頭痛やめまいを引き起こし、胃腸に停滞すると吐き気や下痢、手足に停滞するとむくみや関節痛につながるのです。

 五苓散は、猪苓(ちょれい)や茯苓(ぶくりょう)、沢瀉(たくしゃ)など、水分代謝の調整を行う生薬で構成されており、体内の水分バランスを整える作用があります。そのため、低気圧不調の中でも、特に頭痛やめまい、下痢、吐き気に効果的。なお、「テイラック」と「キアガード」はどちらも錠剤タイプの五苓散で、使われている生薬の量や種類に一部違いがあるものの、効果に大きな差はありません。

――天気の変化は予想できる時もあれば、突然起こる場合もあります。「五苓散」を服用するのに適切なタイミングを教えてください。

清水 五苓散は即効性も期待できるので、天気が悪くなり頭痛などの症状が出始めたら、すぐに飲むとよいでしょう。もともと気圧や湿度の変化の影響を受けやすく、体質的に水分のめぐりが悪いと感じる方は、梅雨など不調が起きやすい時期は、あらかじめ服用しておいたほうが体調を維持できるケースもあります。

――その場合、空腹・満腹状態で服用しても大丈夫ですか?

清水 一般的に、漢方薬は食前や食間に飲むとよいとされていますが、低気圧不調のように食事のタイミングに関係なく症状が起こる場合は、気にせずに早めに服用したほうが効果的。空腹あるいは満腹状態で五苓散を服用しても、大きな問題はありません。

――「五苓散」を含め、漢方薬の効果は1日中続きますか?

清水 朝に1包飲んで1日体調を維持できることもありますが、夕方に不調を感じたら、もう1包追加しても大丈夫です。漢方薬は1日2~3回飲むのが一般的とされますが、決められた用法用量を超えないように注意。体質改善などを目的に続けて服用する場合は、しっかりと用法用量を守っていたほうが、効果を期待できるのです。

 漢方薬はご自分の状態や体質にうまく合っていないと、効果を感じられないだけでなく、場合によっては副作用が生じることもありますので、「あんしん漢方」などのオンライン漢方サービスに、一度相談してみるのもいいでしょう。漢方に精通した薬剤師とAI(人工知能)が、あなたに効く漢方薬を見極めて、お手頃価格で自宅に郵送してくれますよ。

あんしん漢方

――「低気圧不調」を改善、または予防するため、普段から気をつけたほうがいいことを教えてください。

清水 胃腸は湿気に弱く、働きが低下すると、水分代謝も悪くなります。そのため、胃腸を守ることが、水分代謝のよい体づくりのためには重要。以下に、気軽にできる不調改善の方法をご紹介します。

・冷たい飲食物の摂りすぎに気をつける
・胃腸の調子が悪い時は、脂っこいものや甘いものを控える
・必要以上に水分を摂りすぎない(1日1.2Lの水分摂取が目安)
・入浴時はシャワーだけで済まさず、湯船に入る
・冷房で体を冷やしすぎない

 また、低気圧不調を感じた時は、耳をマッサージするのも効果的。気圧の変化を感じ取る内耳の血流をよくして自律神経を整えると、低気圧不調が改善すると考えられています。また、手首の内側にある「内関(ないかん)」というツボを押すと、低気圧頭痛やだるさが和らぐ効果も。漢方薬が手元にない時など、ぜひ試してみてください。

“二日酔い”が増えたアラフォー女性、「アルコールに弱くなった」体質を改善してみた! 「お酒を我慢しすぎず」やったこととは?

 「お酒は好きだけど、翌朝の二日酔いがつらい」「昔よりアルコールに弱くなった」こんな悩みを抱えている女性は、結構多いのではないでしょうか?

 お酒は適度に付き合えば最高のストレス発散方法になりますが、二日酔いで体調も気分も最悪のまま、翌日の仕事や家事をこなすのはつらいもの。コロナ禍で家飲みが増えたためか、アルコールに関する悩みも比例して急増しています。

 今回は、そんなお酒に対する悩みを抱える女性の経験談をもとに、医師の木村眞樹子先生に「二日酔い」の改善方法を教えてもらいました。

1.二日酔いで仕事も家事も不調! いつの間にかお酒に弱くなっていた

 今回ご紹介するのは、二日酔いに悩む会社員・葵さん(仮名)38歳のエピソードです。もともとお酒に強い葵さん、新型コロナウイルスが流行する前は、仕事が終わってから飲みに行くことも多かったといいます。

「自粛ムードが高まって以降は、もっぱら家飲みになりました。コロナ禍によるストレスに加え、会社では部署が異動になり役職も変わって、新生活のストレスは溜まる一方。ストレス解消に、友人とオンラインで会話をしながらお酒を飲んだり、ネットを見ながらだらだら飲んだり……といったスタイルが、いつの間にか定着していきました。

 しかし、最近はその影響で、二日酔いに悩まされる日々が続いています。もともとはお酒を飲んでも酔っ払わないし、次の日に残らない体質だったのですが、今では仕事中も頭痛がしたり、胃がムカムカしたりして平常通りに業務が進まず、支障をきたしています」

 そして、葵さんの生活はどんどん良くない方向に向かってしまったそう。

「家事もおざなりになって、夫との口ゲンカも増えました。原因は私だと自覚しているのですが、頭痛や胃のムカつきでやる気が起きなくなってしまうんです。以前のように二日酔いにさえならなければ、仕事も家事もうまく回るのに……。

 家族からは、『飲みすぎで具合が悪いのは自業自得』と白い目で見られているので、相談もしにくい。アルコールの量を減らしたり、断酒すればいいのかもしれませんが、それではストレスが溜まりそうで悩んでいます。何かいい解決方法はないでしょうか?」

 葵さんの二日酔いの悩み、かなり深刻なようですね。お酒を適度に嗜みつつ、二日酔いに悩まない生活を送るためには、一体どうしたらよいのでしょうか? それではここから、二日酔いの原因と改善方法についてご紹介していきます。

 二日酔いは、お酒の飲みすぎが原因。体内にアルコールが入ると、酵素はアセトアルデヒドという物質に分解されますが、アルコールを摂りすぎると処理が間に合わず、神経細胞に影響を与え、頭痛や倦怠感などを引き起こすのです。

 また、女性は比較的、男性よりも酔いやすいといわれています。体が男性に比べて小柄で肝臓が小さいため、代謝能力に差があるからです。アルコールの分解能力や酔いやすさは遺伝などが影響する部分もあり、一概にはいえないものの、特に「プレ更年期」と呼ばれる40歳前後の世代や、生理中などは、飲酒を控えたほうが無難です。

 というのも、ホルモンバランスが乱れている時期は、お酒を飲まなくても頭痛が起こりやすかったり、血液の循環が促進されて貧血になりやすかったりします。そこで無理にお酒を飲むと、体調悪化の原因がさらに加わるため、二日酔いの症状が重くなったように感じるのです。

3.二日酔い体質を改善するには、漢方医学がおすすめ

 葵さんはその後、会社の先輩との会話から「更年期が二日酔いに関係している」と知ったそう。

「その先輩は仕事もプライベートも充実していて、お酒ともうまく付き合っている人なんです。先輩の話によると、『酒量を決めると同時に、ある漢方薬を試している』とのこと。その漢方薬は『五苓散(ごれいさん)』というもので、私も気になったので試してみることにしたんです。

 最近は、ネットで自分の体や症状に適した漢方薬を、専門家が詳しく教えてくれるサービスがあるとか。そのサイトも先輩に教えてもらったのですが、漢方のプロがアドバイスしてくれるので、初めてでも安心感がありました。

 お酒を飲んだ翌朝は頭痛と気持ち悪さで最悪だったのに、五苓散を服用してから、いくらかスッキリしたように感じたんです。酒量を適度に抑えたことも功を奏して、現在はうまくお酒と付き合えています」

 大好きなお酒をやめることなく、生活できているという葵さん。漢方薬で二日酔いを改善できたというエピソードでした。

「以前よりもお酒に弱くなってきた」「二日酔いで翌朝がつらい……」

 葵さんのように悩んでいる方には、漢方薬の服用もおすすめ。実際に、二日酔いの頭痛や倦怠感を改善する漢方薬はいくつもあります。

 漢方医学の観点では、水分バランスの乱れ(水毒)が二日酔いの原因のひとつとして挙げられます。体内の水分バランスが偏ることにより、「口喝」「浮腫み」「頭痛」「嘔吐」などの症状が起こると考えられているのです。

 漢方は体のバランスを整えて、自然治癒力を高めることで、体の内側から健康にするための学問。自然由来の効果が認められている医薬品で、体に優しく働くため、一般的に副作用が少ないといわれています。

 今起こっている不調を抑えるだけでなく、根本的な体質の改善を目指す漢方薬は、冷えや疲れ、アレルギー体質や肥満などの、慢性的な症状や体質に悩む方にも最適。バランスの良い食事や、適度な運動を毎日続けるのは難しい……という場合も、漢方薬なら毎日飲むだけなので、無理せず続けられるはず。

 漢方医学を日々のヘルスケアにとり入れてみてはいかがでしょうか?

・五苓散(ごれいさん)
体力に関わらず用いられる漢方薬です。二日酔い、頭痛や腹痛、吐き気やおう吐、水溶性の下痢などにも処方。

・半夏瀉心湯(はんげしゃしんとう)
体力中等度の方に処方されます。二日酔いや消化不良、胃弱のほか、神経症の方にも用いられます。

・黄連解毒湯(おうれんげどくとう)
体力中等度以上の方向けの漢方薬。二日酔い、更年期症状のほか、めまいや動悸などにも効果が期待できます。

 漢方薬は、ご自分の状態や体質にうまく合っていないと、効果を感じられないだけでなく、場合によっては副作用が生じることも。しかし、たくさんの漢方薬から、ご自分にあった漢方薬を見つけるのは大変ですよね。

 そんなときは、「あんしん漢方」などのオンライン漢方サービスに、一度相談してみるのもいいでしょう。漢方に精通した薬剤師とAI(人工知能)が、あなたに効く漢方薬を見極めて、お手頃価格で自宅に郵送してくれる「オンライン個別相談」が便利です。

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4.お酒とうまく付き合いつつ、体もケアしよう!

 家飲みの需要が増えている昨今、二日酔いの悩みも増えています。しかし、お酒とうまく付き合いながら、体をケアすることは十分可能なのです。

 特に女性は、更年期や生理周期に気を配ることも大事。また、専門家に相談しながらご自分に合った漢方薬を見つけ、健康状態を改善するのも一つの方法です。お酒を我慢しすぎることなく、楽しく日々を過ごしていきましょう!

漢方薬も“副作用”が出るってホント!? 薬剤師が「いつ飲めばいい?」「漢方茶も効果は同じ?」など素朴な疑問に答える!

 「苦い」「まずい」というイメージが先行し、なかなか手を出しにくい漢方薬。本当に普通の薬よりも飲みにくいのか、そして、飲みやすくする方法はないのか、気になる人も多いのでは? そこで今回は、薬剤師の清水みゆき先生に「漢方薬の飲み方」について教えてもらいました。

「苦い」だけでなく「甘い」「酸っぱい」漢方薬もある

――漢方薬は「苦い」「まずい」というイメージがありますが、本当に普通の粉薬より苦く感じるのでしょうか?

薬剤師・清水みゆき先生(以下、清水) 実は、すべての漢方薬が苦いわけではありません。漢方薬にはさまざまな生薬が含まれており、複数の生薬の味が混ざるので、確かに複雑な味になることが多いです。生薬の一つひとつに独特の味や香りがあるため、「苦い」だけでなく「甘い」「酸っぱい」味がする漢方薬もあります。主にどのような症状に効果があるのかも合わせて紹介しましょう。

◎苦味のある漢方薬
・呉茱萸湯(ごしゅゆとう):頭痛
・黄連解毒湯(おうれんげどくとう):肌トラブル

◎甘味のある漢方薬
・小建中湯(しょうけんちゅうとう):子どもの体質改善
・甘麦大棗湯(かんばくたいそうとう):不眠、精神安定

◎酸味のある漢方薬
・小青竜湯(しょうせいりゅうとう):鼻炎

 また、一般的に「苦い」「まずい」と言われていても、飲む人の体質に合っていると、意外においしく飲めることもあります。

――最近は飲みやすい「漢方茶」も注目されていますが、漢方薬と効果は同じですか?

清水 漢方薬は生薬のみで構成されており、漢方医学の理論のもとに処方される医薬品です。対して漢方茶は、漢方の理論や生薬や薬草をベースにつくられており、漢方薬より飲みやすいものも多い。ですが、漢方茶は医薬品ではなく食品ですので、一般的に、薬理作用が穏やかに発揮されると考えられています。

――漢方薬は、どうやったら飲みやすくなりますか?

清水 お湯に溶かしたり、水や白湯で飲むのが基本ですが、飲みづらい場合は、オブラートや服薬用ゼリーなどを使って飲んでも問題ありません。どうしても粉薬が苦手な方は、錠剤タイプを検討してもよいでしょう。

――漢方薬について、基本的なことも教えてください。まず、飲むタイミングはいつがベストなのでしょうか?

清水 漢方薬を飲むタイミングは、食事の30分前(食前)または食事と食事の間(食間)がおすすめ。胃の中が空っぽになっているほうが、薬効成分の吸収がよいと考えられているからです。とはいえ、食前もしくは食間に飲むと胃の調子が悪くなる、飲み忘れてしまった場合は、食後に飲んでも問題ありません。

――いくつかの漢方薬を同時に服用しても大丈夫ですか?

清水 異なる漢方薬でも同じ生薬が含まれているものがあるため、複数の種類を一緒に飲むと、生薬成分が重複して副作用を引き起こす可能性があります。特に、甘草、麻黄(まおう)、大黄(だいおう)、地黄(じおう)、附子(ぶし)は注意が必要です。

――症状が治まってからも、服用を続けたほうがいいですか?

清水 基本的には、症状が治まったら服用をやめてもかまいませんが、漢方薬を飲んでいたほうが調子がよい場合は、無理に服用をやめる必要もありません。

――そのほか、漢方薬を服用する際の注意点を教えてください。

清水 何が原因で体の不調を招いたのかは人によって異なりますので、ご自身の状況に応じた漢方薬を選ぶことが大切。症状だけを見て漢方薬を選択すると、体質に合っていない場合に副作用が出るリスクも高まります。できるだけ漢方に精通した医師や薬剤師にご相談のうえで、ご購入ください。

 「自分に合った漢方薬が知りたい」「コスパ良く漢方を飲んでみたい」という方には、「あんしん漢方(オンラインAI漢方)」などの、スマホで気軽に頼めるサービスもおすすめです。

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