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二階堂ふみ、KAT-TUN亀梨和也主演ドラマ『ストロベリーナイト・サーガ』(フジテレビ系)の第8話が5月30日に放送され、平均視聴率5.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録しました。
前回から、1ポイントも減……。もう本当にヤバイ感じですね(苦笑)。
それでは、今回もあらすじから振り返りましょう。
殺したのは柳井なのか、それとも……
柳井健斗(ジャニーズJr.寺西拓人)と知り合いの不動産屋だと思っていた牧田(山本耕史)が、実は極桜会の組長だとわかり動揺する姫川(二階堂)だったが、牧田に惹かれていたため、その後も会い続ける。
そんな中、西堂組の跡目争いの本命とされる仁龍会会長・藤元英也(鈴木隆仁)が何者かに殺害。別の場所で藤元を撃ったとされる拳銃が発見され、それに付着していた指紋が柳井の部屋で見つかったものと一致したことで、柳井を確保しろとの命令が下される。
やっとのことで姫川班は柳井の潜伏先を見つけ出すも、柳井は首を吊っていた。「小林充(古野陽大)と藤元を殺した」と綴られていた遺書を持って、姫川は牧田に会いに行くと……、というストーリーでした。
さて、今回は「インビジブルレイン」の後編でしたが……。「じゃあまず、よかったところから」と言いたいんですが、一切なくて……(苦笑)。強いて言うなら、寺西くんが美形だったなってことぐらいですかね~(白目)。
あとは、本当に見ているのがつらくなるほどツッコミどころが満載。何がダメかというと、原作に寄せたり、映画版に寄せたりと、どっちつかずにしたため、内容が薄っぺらく中途半端になっていた点につきます。
前回は映画版に寄せている感が劇中から漂っていて菊田の姫川への恋心が突如描かれていたんですよ。でも今回は、なんと最後の2秒ぐらいに亀梨のアップだけで完結。で、牧田の舎弟が実はすべての事件の犯人だったんですが、それに至る部分は一切描かずに、突然「俺は兄貴に跡目を~」といいながら牧田を刺しちゃう(映画版は金子賢が大沢たかおを好きすぎて~って感じな雰囲気を出していてとってもよかったのに……)。さらに、最後は姫川が刺された牧田を抱きしめてウワアアア~と泣いてるシーンでブツリと切れ終了。映画版にはあった上層部の会見シーンはなし……。
ブツリと切れるのは、9話で後日談をやるための演出だったようなんですが、全体を通してみて、思ったのは「一体何を伝えたいのかわからない」ということです。
ネットでも「結局、菊田は姫川にどういう気持ちを持ったのかわからない」「これじゃ、ただのウブな女がヤクザに恋するドラマじゃないか」「姫川の心の闇が洗い流されていない」と、まあボロクソ評ばかり。
多分ですが、原作に寄せようか、映画版に寄せようか迷いながら、もしくは原作と映画版のいいとこどりしようとして失敗しちゃった感がするんですよね~。これまでのすべての回見ていても、「あ~どっち付かず感がすごい(笑)」って思ってたんですが、今回で確信が持てたなと。そういうのは、最初から決めて脚本も演出もやって欲しい。じゃないと、見ている視聴者としては後味が悪く不快な気分になっちゃいますよ~。
原作前作見た人じゃないと無理!
そうそう、ここまで観ていて思ったのがもう1つ。今回のリメイク版は原作か竹内結子版を見ている前提で作られているような気がするんです。
だって大事な部分がカットされてるんですよ。今回なら舎弟が殺すまでの状況とか、菊田の恋心に至っては、7話で突然入ってくるし(笑)。
“一見さんお断り”なら、初回放送前から予告でそういって欲しい(笑)。まっさらな状態だったら、今作見ても一体何がいいたいのかわからないはず。もし、一見さんお断りにしたいなら、いっそ、未映像化作品だけにして、1ストーリーを数話に分けて放送したほうがよかった気がするんですが……。まあ、もう何を言っても手遅れですね……。
以上、8話のレビューでした。
もう、正直ここまで駄作になってしまうと、「あと2話(3話かもしれませんが)も正直見たくない」という気持ちでいっぱいです。でも、我慢して最後まで見ることにします。
(どらまっ子KOROちゃん)