言わずと知れたイタリアのハイファッションブランド“GUCCI”は、1921年にグッチオ・グッチによって創業以来、今も世界的なトップブランドとして君臨している。
しかし、現在の経営陣の中に、グッチ一族はひとりも残っていない。
グッチ一族を崩壊に向かわせたのには、ある人物が大きく関わっているといわれている。それは、3代目社長マウリツィオ・グッチの元妻、パトリツィア…
言わずと知れたイタリアのハイファッションブランド“GUCCI”は、1921年にグッチオ・グッチによって創業以来、今も世界的なトップブランドとして君臨している。
しかし、現在の経営陣の中に、グッチ一族はひとりも残っていない。
グッチ一族を崩壊に向かわせたのには、ある人物が大きく関わっているといわれている。それは、3代目社長マウリツィオ・グッチの元妻、パトリツィア…
ここ数年増えている、セレブのドキュメンタリー作品。2013年に公開されたワン・ダイレクション『This Is Us』(Amazonプライムで配信中)のように、ツアー中のアーティストを追い、バックステージや素顔の彼らを紹介するもの、昨年リリースされたケヴィン・ハート『ケヴィン・ハートのやらかした!?』(Netflixで配信中)のように、裏舞台を見せるだけでなく内面を掘り下げるようなインタビューを重視したものなど、さまざまな作品が制作されている。
長期間カメラと一緒に行動するため、本音や等身大の姿が垣間見えると評判のドキュメンタリー作品。今回は、現在視聴可能な作品から厳選して紹介したい。

YouTubeに投稿したパフォーマンス動画が現在のマネジャー、スクーター・ブラウンの目に留まり、世界的なスターへと上り詰めたジャスティン。そんな彼が、原点であるYouTubeで、スーパースターとなった自身の苦悩を赤裸々に語っているのがこのドキュメンタリーシリーズだ。
大好きだったステージに立ちたくないと思ったこと、大勢のファンに愛されながらも孤独に苦しんでいたこと。思春期にドラッグに手を出して「このままだと死ぬ」と怖くなるまでハマり、断薬を決意したこと。機能不全家庭に育ち「家庭で学ぶべき社会における大事なことがわからず」、人気絶頂期にはボロボロだった精神状態について明かしている。
この4年間は薬物依存を根本的に断ち切る治療と、ライム病とエプスタイン・バーウイルス感染症の治療を受けており、治療中の姿も披露。「よりいい人間になりたい」と吐露する姿は切なく、ここまで語るのかと驚かされた。
18年に電撃婚約・結婚した妻ヘイリーとの関係も、「決して軽いノリで一緒になったわけではない」と説明。クリスチャンである2人が、心の深い部分でつながっていると感じられる映像もたくさん登場する。

6枚目のアルバム『Tell Me You Love Me』(17)の発売に合わせ、YouTubeで公開された公式ドキュメンタリー。
10年にバックダンサーを殴って更生施設に入り、双極性障害と診断されるまでの経緯を赤裸々に告白。美少女コンテスト、子役、ディズニー・チャンネルのドラマ主演と、とんとん拍子にキャリアを積み上げてきた彼女だが、アルコール/薬物依存症だった父親の言動に傷つき、学校でのいじめも相まって、小さい頃にうつ病を発症。自殺願望に加え、名声が高まるにつれて精神的なプレッシャーを感じ、アルコール・ドラッグに手を出して18歳の時には依存症になっていた。完璧主義者のため、理想のアイドルになりたいとして摂食障害に陥った過程を生々しく語っている。
また、6年間交際した俳優ウィルマー・バルデラマへの、「別れた後も持ち続けている愛情」を包み隠さず告白。酒やドラッグは断ち切れたが、彼と別れてから過食嘔吐が再発し、苦しんでいると明かしていた。「さびしくなると、おなかがすくの」という言葉もリアルだ。
ドキュメンタリーでは、キックボクシングや柔術に励み、摂食障害を克服しようと奮闘する姿も映されていた。
しかし、この作品の公開翌年、残念ながらデミはドラッグの過剰摂取で緊急入院してしまった。そのため、さっそくこの作品が引き合いに出され、「最近までこんなにがんばっていたのに。何度も繰り返してしまう依存症は、やはり怖いものだ」と大きな話題になった。
長男ケビン、次男ジョー、三男ニックのジョナス三兄弟が結成したバンド「ジョナス・ブラザーズ」。このドキュメンタリーで、結成秘話、家族の苦悩、人気バンドとしてのプレッシャーや気持ちのすれ違いから13年に解散するまでの経緯、19年に再結成を決心した理由を、3人が自分たちの言葉で語っている。
05年にコロムビア・レコードと契約し、バンドとしてのスキルを楽しく磨いていたが、ニックが糖尿病を発症したり、教会の牧師をしていた父親が「子どもたちにロックをさせてるなんて!」と職を追われたりと、苦労も多かったジョナス・ブラザーズ。レコード会社から契約を打ち切られ大ピンチに陥ったが、ディズニー(ハリウッド・レコード)から契約をオファーされ、「Year 3000」が大ヒット。さらにディズニー・チャンネルのドラマ『キャンプ・ロック』に主演し、爆発的に売れるようになった。
SNSを活用し、同世代のファンを一気に増やした彼ら。しかし、ある時期から人気が異常に膨れ上がり、スターとしての生活を楽しめなくなってしまう。人気を失うのを恐れ、来る仕事はすべて受け、ディズニーの番組にも出続けたことから「子ども向けのバンド」扱いされるように。教会で育ったため、キャリア初期には、結婚するまで童貞を守る誓いの指輪をはめていたことをネタにされるなど、つらい思いをした。
その後、音楽に情熱を注ぐニックは、ソロアーティストとしても成功を収める。結婚して家庭を優先するようになったケビン、ソロデビューしたもののいまいちで覇気のなかったジョーと温度差を感じるようになり、「もう一緒に仕事はできない」と解散を決意。ケビンとジョーは裏切られたと感じ、兄弟仲は険悪になってしまった。
ジョーはバンド「DNCE」を結成し、人気がブレイク。ニック、ジョー共に人生の伴侶を見つけたことで家族の大切さに気づく。そしてもう一度兄弟で音楽を楽しみたいとバンドを再結成。そこまでに至る気持ちを、それぞれが包み隠さず語る。「今だから語れる」ドキュメンタリーとして、アメリカで大ヒットした。

18年、アメリカ最大の野外フェス『コーチェラ・ヴァレー・ミュージック・アンド・アーツ・フェスティバル』で、黒人女性ソロアーティストとして初のヘッドライナーを務めたビヨンセ。今作では、その時の迫力あるパフォーマンス映像と共に、なぜ黒人ミュージシャン、ダンサー、バックシンガーばかりを集めたのか、なぜ「ホームカミング(アメリカの高校や大学が毎年開催する、卒業生を招待する同窓会的な伝統行事のこと)」というテーマにしたのかを、ビヨンセが自分の言葉で説明。ステージに込められた熱い思いを聞くことができる。
17年にもコーチェラのヘッドライナーが決定していたのに、予想外の双子の妊娠でドクターストップがかかり、出演を1年延期したビヨンセ。出産時体重が98kgにまで増え、妊娠高血圧症候群を発症。体内で双子のひとりの心拍が数回停止したため、緊急帝王切開になったことを告白している。激増した体重、帝王切開の傷の痛み、体調を考慮しながら慎重に、なおかつコーチェラに間に合うように体を絞らねばならず、想像を絶する努力を重ねる姿も紹介されている。
完璧主義なアーティストの顔、一人の母親・妻の顔も見せており、リハーサルには夫のジェイ・Zや長女ブルー・アイビーが立ち会ったり、休憩中に授乳できるよう控室に双子を連れてきたりと、仕事と家庭を両立させるべく奮闘するレアな姿も見ることができる。
ビヨンセは16年にリリースしたビジュアル・アルバム『レモネード/Lemonade』で、ジェイの浮気など夫婦の問題について赤裸々に語っていたが、『Homecoming』では夫婦仲はとても良く、「関係修復に成功し、落ち着いた良い家族を築いているように見える」と、ファンを安心させた。
16年10月に発売した、通算5枚目となるスタジオアルバム『ジョアン』の制作、17年にパフォーマンスしたNFL優勝決定戦『スーパーボウル』のハーフタイムショーへの準備を中心に、ガガが本音を語るドキュメンタリー。
楽しみながらレコーディングを進めるものの、完成間際になると情緒不安定になる姿。また、女優としても素晴らしいキャリアを積み重ねているのに、「成功するたびに、付き合っていた男性とダメになる」と気弱になる一面も見せる。
カメラは、持病の線維筋痛症によって全身に痛みが走り、苦しむ姿も撮影。涙を流しながら耐える姿は痛々しく、ステージでは圧倒的な存在感を放つ彼女がとても小さく見える。直後に控える仕事のため、注射を打ってからメイクに取り掛かるといった、信じられないような姿も包み隠さず見せている。
タフ/弱い面、家族思いの優しい娘、友人の赤ん坊を見つめる顔など、さまざまなガガが垣間見える貴重なドキュメンタリー。数秒だがトップレスになる映像も入っており、文字通り、裸の彼女を見ることができる。

本作は最新アルバム『Lover』の制作中に撮影されたものだが、プロモーションを目的としたドキュメンタリーという印象は受けない。16歳という若さでデビューし、イメージを守るためにどれだけ抑圧されてきたのか、大人の女性になっても少女のようなスリムな体形をキープしようと摂食障害に陥ったことなど、等身大のテイラーが描かれているからだ。
「ME!」「Only The Young」といった曲が誕生する瞬間もカメラは捉えており、楽しみながら音楽を作っている様子が伝わってくる。「Only The Young」の歌詞には、これまで彼女が口にすることがなかった、民主党を強く支持するような内容が含まれている。政治的な発言はイメージダウンやバッシングにつながると禁じられていたが、もう30歳。大人の女性として、若者にいい影響を与えたいと強く思うようになったという本音も明かされる。
彼女がどんなふうに曲作りをしているのか、どんな格好で移動をしているのか、素顔のテイラーもふんだんに映されている。「本当の私を知ってほしいから作った」という言葉通り、ファンにとってはたまらない作品となっている。
イギリスの伝説的ロックバンド「ローリング・ストーンズ」のギタリストで、ギターの神様とあがめめられることも多いキース。ジョニー・デップは、映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズで演じた気ままな海賊ジャック・スパロウについて、キースをイメージして役作りしたと公言しているが、このドキュメンタリーを見れば納得だ。
音楽好きの母親に大きく影響された幼少期や、アフリカ系アメリカ人によって生まれたブルースを聴いてきた若き日のこと、共演した黒人アーティストたちの思い出などを笑顔で語る姿が紹介されており、根っからのミュージシャンだとわかる。
ローリング・ストーンズが、初めてアメリカを訪れたとき、黒人への人種差別が残っている地区があり、「ブラザーたちとトイレに並んだら笑われるんだよ。『有色人種用』って看板を指して、みんなが笑うんだ」「そんなクソみたいなアメリカも体験することができたんだ」という貴重な話も披露。ブルースを信奉するバンドのメンバーたちは、アメリカの黒人から根強い人気を得ているが、その理由がわかるエピソードも随所で紹介されている。
プライベートな話も自ら開けっ広げに語り、「オレはギターよりベースのほうがうまく弾ける」といった一言も飛び出している。ファンにとっては、まさにお宝級のドキュメンタリーといえるだろう。
2017年9月に線維筋痛症のため活動休止することを発表した、歌手のレディー・ガガ。それまであまり知られていなかった難病だが、ガガのおかげで「全身/または体の一部に激しい痛みが現れる病」と認知度が高まった。
あまりの痛みに寝たきりになる患者も多いという線維筋痛症だが、ガガは18年5月には仕事に復帰。ブラッドリー・クーパーとW主演した映画『アリー/スター誕生』のプレミア上映や、多くの授賞式にも出席。同年12月には自身のラスベガス常設公演もスタートさせ、ファンをほっとさせた。
そんなガガが1月4日、米テレビ界の女帝として名高いオプラ・ウィンフリーが司会を務める『Oprah 2020 Vision Tour』にゲスト出演した。
人々がポジティヴなヴィジョンを持てるような話をゲストと語るトークイベントツアー『Oprah 2020 Vision Tour』、ゲスト第1号として出演したガガは、まず高校時代にいじめられていたことを振り返り、「“ガガ”というのは、まさに自分がなりたいヴィジョンだったの」と告白。「自分の弱みや痛みを正直に見せることで、多くの人を救いたい。メンタルヘルスは、私が最も気にかけていることのひとつだから」と真剣な面持ちで語った。
続けて、「私はメンタルヘルスの問題、そして慢性的な痛みに苦しんでいる。線維筋痛症という病名なんだけど」「常に痛みがあって。今、この瞬間もつま先に痛みがあるわ」と説明。オプラからメンタルヘルスの問題について詳しく聞かせてほしいと促されると、「私は19歳の時に、繰り返しレイプされたの。その結果、PTSD(心的外傷後ストレス障害)を発症して。でも、助けてくれる人も、相談できる人もいなかった。セラピストや精神科医にかかっていなかったから」「そうこうしているうちに、突然スターになったわ。世界中を回り、ホテルからステージへ、リムジンからステージへと移動する生活を送るようになり、PTSDにきちんと向き合えなくなったの。そしたらある日、突然、全身がすさまじい痛みに襲われたの。レイプ後に感じたような痛みを」と淡々と語り、「まさしく心的外傷反応だった」と明かした。
いまだ謎の多い病だが、「PTSDが線維筋痛症を引き起こす」という説を支持しているガガは、「線維筋痛症は、神経心理学的な面があり、また免疫学的な面もある病」「今日、ここに誓うわ。メンタルヘルス危機を解決するめに、科学者、医者、精神科医、数学者、研究者、学者をひとつの部屋に集めて、問題にひとつずつ取り組んでもらうことを」と熱く語り、オプラの手をガッチリと握った。
昨年、雑誌でオプラと対談した際には、ガガは自傷行為をしていた過去を明かしていた。今回のトークイベントではオプラからそのことについて触れられ、なぜ自傷行為をするのかを問われた。そこでガガは、「自傷することでもともとの痛みを忘れることができるから、自分を切りつけてしまうの」「周囲の人に、痛みを見せたい気持ちもあるわ」と自傷行為をする人の心境を説明。
線維筋痛症から比較的短期間で立ち直れた理由について聞かれると、真っ先に「ファンのおかげよ」と述べた上で、「物議を醸すことは承知の上で言うけど、(精神)薬のおかげ」と告白。安易に手に入るものではなく、精神科医が処方した薬なら安全だと強調した。薬を飲まないとけいれんをこともあるというガガの病が、まだまだ深刻な状態だと知ったオプラは、厳しい表情を浮かべていた。
ガガは投薬治療のほかに、行動療法、認知療法などのセラピーを受けているそう。性暴力からのサバイバーとなるため努力し続けているガガに、会場から大きな拍手が巻き起こった。
なお、ガガを繰り返しレイプした加害者は知人だという。ガガは18年にも米誌「VOGUE」で「19歳の時に音楽プロデューサーに性的暴行を受けたことがトラウマとなり、線維筋痛症を引き起こしたと思う」と告白。治療を重ねるごとに、病の原因を確信したようである。
日本でも年末に元フジテレビアナウンサーの八木亜希子氏が発症を公表した線維筋痛症。ガガのほかにも、俳優のモーガン・フリーマン、シンガーソングライターのシネイド・オコナーらセレブが患っており、みな「信じられないような激痛だ」と、その病気の苛烈さを表現している。
痛みに苦しみながら病に立ち向かっていく姿を、会場に詰めかけた大勢のファンに見せたガガ。彼女は身体的な痛みとメンタルヘルスについて気丈に語っていたが、ネット上では「なんだかつらそう」「無理しているのでは」と心配する人も少なくないようだ。
2017年9月に線維筋痛症のため活動休止することを発表した、歌手のレディー・ガガ。それまであまり知られていなかった難病だが、ガガのおかげで「全身/または体の一部に激しい痛みが現れる病」と認知度が高まった。
あまりの痛みに寝たきりになる患者も多いという線維筋痛症だが、ガガは18年5月には仕事に復帰。ブラッドリー・クーパーとW主演した映画『アリー/スター誕生』のプレミア上映や、多くの授賞式にも出席。同年12月には自身のラスベガス常設公演もスタートさせ、ファンをほっとさせた。
そんなガガが1月4日、米テレビ界の女帝として名高いオプラ・ウィンフリーが司会を務める『Oprah 2020 Vision Tour』にゲスト出演した。
人々がポジティヴなヴィジョンを持てるような話をゲストと語るトークイベントツアー『Oprah 2020 Vision Tour』、ゲスト第1号として出演したガガは、まず高校時代にいじめられていたことを振り返り、「“ガガ”というのは、まさに自分がなりたいヴィジョンだったの」と告白。「自分の弱みや痛みを正直に見せることで、多くの人を救いたい。メンタルヘルスは、私が最も気にかけていることのひとつだから」と真剣な面持ちで語った。
続けて、「私はメンタルヘルスの問題、そして慢性的な痛みに苦しんでいる。線維筋痛症という病名なんだけど」「常に痛みがあって。今、この瞬間もつま先に痛みがあるわ」と説明。オプラからメンタルヘルスの問題について詳しく聞かせてほしいと促されると、「私は19歳の時に、繰り返しレイプされたの。その結果、PTSD(心的外傷後ストレス障害)を発症して。でも、助けてくれる人も、相談できる人もいなかった。セラピストや精神科医にかかっていなかったから」「そうこうしているうちに、突然スターになったわ。世界中を回り、ホテルからステージへ、リムジンからステージへと移動する生活を送るようになり、PTSDにきちんと向き合えなくなったの。そしたらある日、突然、全身がすさまじい痛みに襲われたの。レイプ後に感じたような痛みを」と淡々と語り、「まさしく心的外傷反応だった」と明かした。
いまだ謎の多い病だが、「PTSDが線維筋痛症を引き起こす」という説を支持しているガガは、「線維筋痛症は、神経心理学的な面があり、また免疫学的な面もある病」「今日、ここに誓うわ。メンタルヘルス危機を解決するめに、科学者、医者、精神科医、数学者、研究者、学者をひとつの部屋に集めて、問題にひとつずつ取り組んでもらうことを」と熱く語り、オプラの手をガッチリと握った。
昨年、雑誌でオプラと対談した際には、ガガは自傷行為をしていた過去を明かしていた。今回のトークイベントではオプラからそのことについて触れられ、なぜ自傷行為をするのかを問われた。そこでガガは、「自傷することでもともとの痛みを忘れることができるから、自分を切りつけてしまうの」「周囲の人に、痛みを見せたい気持ちもあるわ」と自傷行為をする人の心境を説明。
線維筋痛症から比較的短期間で立ち直れた理由について聞かれると、真っ先に「ファンのおかげよ」と述べた上で、「物議を醸すことは承知の上で言うけど、(精神)薬のおかげ」と告白。安易に手に入るものではなく、精神科医が処方した薬なら安全だと強調した。薬を飲まないとけいれんをこともあるというガガの病が、まだまだ深刻な状態だと知ったオプラは、厳しい表情を浮かべていた。
ガガは投薬治療のほかに、行動療法、認知療法などのセラピーを受けているそう。性暴力からのサバイバーとなるため努力し続けているガガに、会場から大きな拍手が巻き起こった。
なお、ガガを繰り返しレイプした加害者は知人だという。ガガは18年にも米誌「VOGUE」で「19歳の時に音楽プロデューサーに性的暴行を受けたことがトラウマとなり、線維筋痛症を引き起こしたと思う」と告白。治療を重ねるごとに、病の原因を確信したようである。
日本でも年末に元フジテレビアナウンサーの八木亜希子氏が発症を公表した線維筋痛症。ガガのほかにも、俳優のモーガン・フリーマン、シンガーソングライターのシネイド・オコナーらセレブが患っており、みな「信じられないような激痛だ」と、その病気の苛烈さを表現している。
痛みに苦しみながら病に立ち向かっていく姿を、会場に詰めかけた大勢のファンに見せたガガ。彼女は身体的な痛みとメンタルヘルスについて気丈に語っていたが、ネット上では「なんだかつらそう」「無理しているのでは」と心配する人も少なくないようだ。
2月24日に開催されたアカデミー賞授賞式で、レディー・ガガは初主演映画『アリー/スター誕生』の共演者であるブラッドリー・クーパーと主題歌「Shallow」を披露した。その際、2人はロマンティックな雰囲気に包まれ、ガガが一瞬ブラッドリーにキスしかけたように見えたことから、Twitterでは「妻同然のパートナーがいるブラッドリーを、ガガが略奪しようとしている!」などと非難が噴出していた(既報)。
セレブの中でもこのパフォーマンスに違和感を覚えた人は少なくなく、コメディアンで俳優のデヴィッド・スペードはインスタグラムに「この2人ヤってると思う?」との質問とともに、ガガとブラッドリーがパフォーマンスしている写真を投稿。これに、ブラッドリーの元妻で女優のジェニファー・エスポジートが、「はーっ」というコメントを書き込んだ。
ブラッドリーは、2006年12月に結婚したジェニファーからわずか4カ月後に離婚を申請され、07年11月に離婚が成立。ジェニファーは14年に発売した自叙伝『Jennifer’s Way』で、ブラッドリーだと思われる人物のことを「おもしろく、賢く、傲慢で、他人をズル賢く操る達人」と表現している。そのため、ネットでは「ジェニファーは、ブラッドリーがガガをその気にさせたと思っているのでは」という臆測が流れた。
一方、ガガの元婚約者で俳優のテイラー・キニーも、インスタグラムでファンから寄せられた「あなたがガガから逃られて超うれしい。#Hollyweird(ハリウッドのキモい人たち)」というコメントに「いいね!」を押し、「ブラッドリーをねっとりと見ていたガガのことをキモいとディスった!」とネットは盛り上がった。
そんな中、現地時間27日に、ガガが人気深夜トーク番組『ジミー・キンメル・ライブ!』に出演した。くだんのパフォーマンスについて、司会者のジミーから「みんなは、2人が愛し合ってると思ってるよ」と話を振られたガガは、白目をむき「SNSってインターネットの便所よね、ぶっちゃけ。ポップ・カルチャーに悪影響しか及ぼさない」と嫌みを吐き、「『Shallow』はラブソングなの。『アリー~』はラブストーリーなのよ。あのパフォーマンスで愛を見たと言うのなら、それでいい。だって、私たちは愛を見せたかったんだから」と説明。
続けて、いかにブラッドリーが力を入れて『アリー~』を制作したのかを説明し、今回の「Shallow」のパフォーマンスについても、彼が事細かに演出していたと語った。「私たち2人がステージの上で強い絆で結ばれていることは、とても重要なだったのよ」と、すべては計算された演出だったと明かした。
そして、御歳92になる大御所歌手のトニー・ベネットとコラボしていたことを引き合いに出し、「私は3年間、トニー・ベネットの体に腕を回して歌っていたのよ! ラブソングを歌う時は、聴き手にも愛を感じてほしいから」と、あきれた顔を見せた。ジミーは「トニーと不倫してたの?」と茶化し、ガガはおどけた顔に。その後、「ノー! 私はアーティストなのよ! きっと(ブラッドリーとのパフォーマンスは)上出来だったのね」と、改めてブラッドリーへの横恋慕を否定。「みんなだまされたわね」と笑った。
放送終了後、『ジミー・キンメル・ライブ!』の公式YouTubeチャンネルにこの動画が掲載されたのだが、3月1日10時時点で視聴回数は550万回を突破。10万近い「いいね!」を集め、「ガガはアーティストとしてのプライドも高いし、プロフェッショナルな関係でしょ」「例のパフォーマンス後、席に戻った時、ガガはイリーナの頬にキスし、ハグもしてたんだし」とガガの説明に納得している人が多いようだ。
女優としても評価され、最高級の歌手にしかオファーされないラスベガス定期公演も行うなど、キャリアは絶好調のガガ。先日、婚約者クリスチャン・カリーノとの破局が明らかになったが、パワフルな彼女なら次の恋もすぐに見つかりそうだ。
新年と同時にスタートする、米ショービス界のアワードシーズン。昨年公開の映画『アリー/スター誕生』に主演したレディー・ガガは、ゴールデン・グローブ賞、放送映画評論家協会賞などの映画賞だけでなく、主題歌「Shallow」で世界最高峰の音楽賞であるグラミー賞にも複数ノミネートされており、次から次へと開催される授賞式にドレスアップして出席している。
1月6日に開催されたゴールデン・グローブ賞では、ヴァレンティノの淡いブルーが印象的なイブニングドレスを着用。婚約者クリスチャン・カリーノを同伴し、彼からもらった婚約指輪を左手薬指に光らせ、幸せの絶頂にいた。13日の放送映画評論家協会賞でも、受賞した瞬間、隣に座っていたクリスチャンにキスするなど、仲むつまじい姿をみせていた。
しかし2月10日に開催されたグラミー賞授賞式、ガガは1人で出席。婚約指輪も外し、破局がささやかれるように。19日にガガの代理人が米芸能誌「People」に破局を認めたのだが、これに『アリー』のファンが大喜び。「(映画のキャラクターである)アリーとジャクソンのように、ガガとブラッドリー・クーパーが結ばれる大チャンス!」と色めき立ったのだ。
しかし、ブラッドリーには、モデルのイリーナ・シェイクという恋人がおり、2017年3月には長女が誕生している。10日に開催された英国映画テレビ芸術アカデミー(BAFTA)には2人で出席し、ブラッドリーは受賞スピーチで彼女に感謝の気持ちを述べ、ガガが付け入る隙はないとみられていた。
そんなガガとブラッドリーが、25日に開催されたアカデミー賞授賞式で「Shallow」をパフォーマンス。その時のガガの表情やボディランゲージが、ブラッドリーのことを愛していると言わんばかりと話題になっている。
昨年公開された初主演映画『アリー/スター誕生』での熱演が大絶賛され、アカデミー賞主演女優賞も確実と注目を集めている、歌手のレディー・ガガ。前哨戦であるゴールデン・グローブ賞でも主演女優賞獲得はほぼ間違いないとネット上は大いに盛り上がっていた。しかし、直前に放送されたある番組のせいで、ガガを支持する声は激減。1月7日に開催されたゴールデン・グローブ賞授賞式で主演女優賞を逃した時は、「いい気味」とまで叩かれた。
ガガのイメージをどん底に落とした番組とは、3日から3夜連続で放送された『Surviving R.Kelly(R・ケリーからの生還)』。歌手R・ケリーが未成年だった複数の少女を洗脳し、性奴隷にした疑惑について、被害者たちが顔を出してその実態を告発したドキュメンタリー番組だ。ケリーは1994年に当時15歳だった歌手アリーヤの年齢を18歳だと偽って結婚したり、未成年の女性とのセックステープが流出して02年に児童ポルノ罪で逮捕・起訴されたり、四半世紀前から「少女が大好物のロリコン」として白い目で見られてきた。
ガガはそんなケリーと13年、「私の体をあなたの好きなようにしてちょうだい」と絶叫する「Do What U Want」という曲でコラボ。ケリーも途中で「オレはおまえがほしがっているものを持ってるんだぜ」と歌い、2人のセクシーパフォーマンスは話題になったものだった。
『Surviving~』の制作総指揮者ドリーム・ハンプトンは、3日付けで公開された米紙「The Detroit Free Press」電子版の取材記事で、ガガを含む、ケリーとコラボ経験を持つセレブたちに番組への出演依頼をしたが、断られたと告白。ゴールデン・グローブ賞授賞式が開催された7日にはラジオの番組『The Karen Hunter Show』に出演し、「DVサバイバーの擁護者であるレディ・ガガが、なぜR・ケリーと『サタデー・ナイト・ライブ(SNL)』に出演したのか。あんなばかげたパフォーマンスをしたのかを知りたい」と批判した。
ドリームが言う『SNL』のパフォーマンスとは、13年11月に放送されたもの。ガガがケリーに飛びついたり、お尻や胸を触らせたり、フェラチオを連想させる仕草をしたり。床に寝転がった彼女にケリーが覆いかぶさって体を上下に動かしたり、いわゆる“駅弁スタイル”でセックスするような動きをしたり、濃厚な絡みを見せていた。
このドリームの言葉に、ネット上は「普段から被害者の味方とか言ってるくせに、ガガはとんでもない偽善者」「ケリーが未成年の女性を洗脳しセックスしていたのは誰もが知ってるのに、こんな曲作ってこんなパフォーマンスするなんて」「被害者のことをバカにしてる」とのバッシングが噴出した。
ファンにまで「がっかり」と言われたガガだが、現地時間9日夜、ツイッターに長い謝罪文を投稿。
「私は1000%彼女たちの味方。彼女たちを信じているし、苦しみや痛みがわかる。彼女たちの訴えは広く知られるべきだし、深刻に受け止められるべきだと感じています」という出だしで、「R・ケリーに対する疑惑は弁解の余地がないもの」と『Surviving~』に顔を出した被害女性たちを擁護し、ケリーを批判。
続いて、ケリーとのコラボ曲について、「私も性的暴行の被害者です。あの曲とミュージックビデオ撮影をした頃、私は人生の暗黒期にいました。トラウマを克服できず、怒りで満ちあふれていたから、あのようなめちゃくちゃ挑戦的で刺激的なものを作ったのです」と説明した。そして、「もしできることなら、過去に戻り、若い自分に会って“セラピーを受けなさい”と言うわ」「そうすればPTSD(心的外傷後ストレス障害)で、(今自分が)頭がグチャグチャになっている状態だと理解することができるから。もし、セラピーを受けられるような状況じゃなかったら、“誰かに助けを求めるべき”だと言う」と弁解。
「過去に戻ることはできない。でも、私は前に進み、性的暴行の被害者である女性、男性、セクシュアリティや人種を問わず、すべての被害者たちの支援をすることはできる」と前向きな姿勢を見せ、「私はこの曲をiTunesや他のストリーミング・サービスから外すことにします。そして、もう二度と彼とは一緒に仕事はしません。私の若かりし頃に下した浅はかな判断、そして、このことをもっと早くみんなに伝えなかったことを深く謝罪します」と懺悔した。
「私はすべての性的暴行被害者を支援します」というツイートも添えたガガだが、「なぜ番組(『Surviving~』)に出なかったことについての説明はないの?」「番組出演を断った理由を言うべき」という指摘も。また、YouTubeに投稿されているケリーとの「Do What U Want」パフォーマンス動画には、「このパフォーマンス最低」「性的暴行加害者に体触らせて喜んでるなんて」「見ていて気分悪くなる」「ケリーもガガもキモい」というコメントが殺到し、炎上している。
アカデミー賞のノミネート発表は今月22日。無事ノミネートされ、2月24日に主演女優賞を獲得できるのか? また賞を獲得した暁には、スピーチでケリーの件について触れるのだろうか?
11月8日に発生し、今なお延焼を続けるカリフォルニア州の大規模な山火事。多くのセレブが住む高級住宅街マリブにも被害が及んでおり、マイリー・サイラスとリアム・ヘムズワースのカップル、ジェラルド・バトラー、ニール・ヤングらセレブの邸宅も焼失。20万人以上に避難命令が出ており、 ジェシカ・シンプソン一家ら大勢のセレブたちも避難している。
ガガは11日、高校に設置された赤十字社の避難所に“ドすっぴん”で現れ「あなたたちは1人じゃない!」と熱弁。避難住民を励まし、消火活動に奮闘する消防隊員にエールを送ったことが話題になった。米ニュースサイト「TMZ」によると、ガガは13日の夜、熱々のLサイズ・ピザ10箱を両手に抱えながら、再び赤十字の避難所に登場。ピザだけでなく、コーヒーやギフトカードを避難住民たちに大盤振る舞いした。自分も避難している身なのに積極的にボランティア活動をするガガに対して、ネット上では「素晴らしい!」と称賛が上がる一方、「マイリーが50万ドル(約5,600万円)出したように、お金を寄付しなよ」「ボランティアしてる私を見て! って感じでウザい」とネガティブに捉える声など、さまざまな意見が飛び交っている。
昨年、妻で歌手のP!NKから「11年も夫婦やってりゃ、セックスレスの時期もあるし」と暴露された元モトクロス・ライダーのケアリー・ハートは、“火事場泥棒”たちを自分たちの手で退治すると宣言。13日に自身のインスタグラムに、「強奪する者はその場で撃つ」と書かれた木の板の後ろに、ガスマスクやサングラスを装着した大勢の仲間たちとライフルを手にポーズをとった写真を投稿した。
空き巣たちは、不在宅の多くが停電により警報装置や防犯ビデオが作動していないことを把握。焼け死ぬ可能性があるにもかかわらず、強奪行為を働き、当局は300人以上の警察官らを現場に送って警戒しているそう。しかし、当事者のケアリーは、「卑劣な奴らは自分たちでやっつけてやる!」と警告せずにはいられなかったようである。
卑劣といえば、今回の山火事を利用して注目を集めようとしているセレブもいるようだ、とタブロイドが報道。ドラマ『ビバリーヒルズ高校/青春白書』のドナ役で知られるトリ・スペリングが、インスタグラムに「避難しました」とのコメント付き写真を投稿をしたのだが、彼女が住む地区はまだ安全であることが暴露されてしまったのだ。
トリは10日、「昨夜、避難しました。たくさんの友達が『うちに泊まって』とオファーしてくれて、目が腫れるほどうれし涙を流したわ。だって、うちは7人もの大家族だから。よく知らないのに、子どもたちの学区が一緒だからと誘ってくれて。みんな、本当にありがとう!!」と投稿。1万6,000以上の「いいね!」と440を超える励ましのコメントを集めた。
しかし、米ニュースサイト「Radar Online」が消防保安官に確認したところ、トリ一家が住むマルホランド・ドライブにはまだ避難命令が出ていないという回答を得たそうで、「ひょっとして、山火事に便乗して注目や同情を集めようとしたのではないか」というニュアンスで報道。5人の子どもを抱えるトリは早めに自主避難した可能性が大だが、リアリティ番組で私生活を切り売りしてもお金が足らず、ガレージセールをするほどの落ち目セレブなため、ネット民からは「人が死んでいる山火事まで注目のネタに使うなんて、不謹慎!」と批判する声が上がっている。
ちなみにキム・カーダシアンとカニエ・ウエストは「邸宅を守るため、消防士を個人で雇った」と報じられるなど、数多くのセレブたちをも巻き込んでいる今回の山火事。多くの犠牲者も出ており、史上最悪の被害になりそうだとも危惧されている。
カリフォルニア州の砂漠地帯で毎年2週末にわたって開催される、巨大野外音楽フェスティバル「コーチェラ・ヴァレー・ミュージック・アンド・アーツ・フェスティバル」(以下、コーチェラ)。「一般3dayパス」は399ドル(約4万5,000円)、「VIP3dayパス」は899ドル(約10万円)以上と高額にもかかわらず、毎年発売後すぐにソールドアウトし、高額転売されることが多い。1月3日には、金曜日(4月14日&21日)はレディオヘッド、土曜日(4月15日&22日)はビヨンセ、日曜日(4月16日&23日)はケンドリック・ラマーと、各日のヘッドライナー(その日の目玉アーティスト)と出演アーティストが発表され、世間は大いに盛り上がった。
しかし2月1日には、ビヨンセが、大きなおなかを抱える写真をインスタグラムに投稿し、双子を妊娠していることを発表。ハイリスクといわれる双子の妊娠だが、ビヨンセは同月12日に開催されたグラミー賞授賞式で予定通りパフォーマンスを披露した。いつものようにヒールで踊ることはせず、巨大なスクリーンを使ったホログラム映像や観音様のような豪華なコスチューム、神が降臨したような振付け――と、女神を意識したパフォーマンスで世間を仰天させた。
さらにおなかが大きくなるであろう4月のコーチェラの出演が危ぶまれていたが、ビヨンセは「健康上、問題がなければ」と前置きしつつも「予定通りヘッドライナーを務める」と宣言。が、23日にはビヨンセ陣営とコーチェラのプロデュースを担当するゴールデンヴォイスは共同で、「医師の指示により、ビヨンセは2017年度のコーチェラでのパフォーマンス出演を見送ることにした」という声明を発表した。そこで「18年のコーチェラで、ヘッドライナーを務める」とも約束したものの、ファンは落胆。米音楽専門誌「ビルボード」電子版は、ビヨンセの声明を受け、4月14~16日分チケットの転売平均価格が978ドル(約11万円)から872ドル(約10万円)まで下落したと報道。21~23日の価格も856ドル(約9万7,000円)から834ドル(約9万5,000円)となり、今後も下落し続けるだろうと示唆した。
ビルボードは「ビヨンセ目当てのファンを満足させられるディーヴァでなければ、代打は務まらないだろう」「リアーナ、ピンク、ケイティ・ペリー、ミッシー・エリオット、ニッキー・ミナージュ……」「いっそのこと、ダイアナ・ロスやティナ・ターナーという大御所に頼むのはどうだろうか」とも提案。ネット上は「誰がビヨンセの代打にふさわしいか」で盛り上がった。
そして、ビヨンセの声明から5日後の28日。レディー・ガガが、ビヨンセに代わって4月15日と22日のヘッドライナーを務めることが発表されたのである。ガガは28日に、自分の名前がプリントされたコーチェラの新しいポスターをTwitterとインスタグラムに投稿。「砂漠でパーティーだよっ!」と上機嫌で呼びかけた。
ガガは5日に開催された『スーパーボウル』のハーフタイムショーで圧巻のパフォーマンスを披露。もともと人気のあるアーティストだが、あらためて彼女のパフォーマンスに感動した人も多く、ハーフタイムショーの放送後、デジタル・アルバムと楽曲の売り上げが前日比で1,000%もアップしたと報じられた。また、ハーフタイムショーの直後に発表したワールドツアーのチケットは、世界中で完売続出。発売数分後にソールドアウトしたショーも多く、コーチェラの転売価格も再び上昇。
複数のメディアは、主催者側の優先順位1位はアデルだったのだが、断られてしまったと報道。リアーナ、ジャスティン・ティンバーレイク、ロックバンドのナイン・インチ・ネイルズと声をかけたものの、全て断られてしまい、5番目の候補だったガガに引き受けてもらったのだと伝えている。
この報道にネット上では、「アデルは素晴らしいアーティストだけど、フェス向きじゃないでしょ」「アデルはフェス嫌いで、不安障害の発作が起きるから出ないって言ってたし」「リアーナは最高だけど、昔ジェイ・Zとの浮気疑惑があったから、ビヨンセの代打は微妙」「ビヨンセは、コーチェラ史上2人目の女性ヘッドライナーを売りにしていたんだし、ジャスティンはないでしょ」「ナイン・インチ・ネイルズは、ビヨンセの音楽とかけ離れすぎててムリ」などの意見が飛び交い、「ガガに決まってよかった」「ガガはビヨンセを『Telephone』にフィーチャリングさせてるほど仲もいいし」と安堵の空気が流れている。
コーチェラでも、ハーフタイムショーで視聴者の度肝を抜いた、ワイヤー吊りパフォーマンスをやってくれるのだろうか? サービス精神旺盛なガガのこと、きっと奇抜な演出でコーチェラを盛り上げてくれそうだ。
現地時間2月12日に開催された、米音楽界最大の祭典『第59回グラミー賞』授賞式。近年、授賞式の生中継を視聴する人が減っている中、グラミー賞は大健闘。2015年、16年に比べて視聴率は上昇し、平均2,605万人が視聴。Twitterでも当日の夕方5時から夜中12時までの間に投稿されたグラミー賞授賞式関連のツイートは1,730万だったと発表されており、アメリカ人の関心度の高さを証明する形となった。ちなみにTwitterで最も投稿が多かったのはビヨンセのパフォーマンスに関するもので、267万ツイートにも達したとのこと。話題が豊富だった今年のグラミー賞のハイライトを紹介しよう。
1)ビヨンセの女神パフォーマンス
今月1日に妊娠を発表したビヨンセ。普段ならば、高いヒールを履いて激しいダンスを踊るのが定番だけに、大きな腹で一体どのようなパフォーマンスをするのかが注目されていた。
最初に披露した「Love Drought」では、ステージの大型スクリーンにビヨンセのビデオモンタージュを代わる代わる登場させ、神秘的な世界観を演出。3分を過ぎた頃に実物のビヨンセがやっとステージに登場し、千手観音菩薩やヒンドゥー教の女神のような衣装をまとい、そそくさとイスに座って歌い始めた。イスは後方にゆっくり倒れ、一瞬ドキッとさせられる。が、もちろん演出ですぐに元の位置に戻り、ビヨンセは立ち上がり、ステージ中央に歩いていく。そして、ダンサーたちと海の中のワカメのようなゆらゆらとしたダンスを始める。
2曲目の「Sandcastles」は、ダンサーたちがビヨンセを囲んでひざまずき、祈りを捧げるように手を伸ばすところからスタート。宗教的な空気が漂う中、観音様のビヨンセは再びイスに座り、おなかに右手を当てながら熱唱。そして最後はすっくと立ち、事前に録音した「今なら復縁は可能」「もし修復できるのなら」「光り輝くものにしましょう」という彼女の囁き声が流れる中、慈悲深い表情を浮かべて終了した。
妊娠を発表したインスタグラムの画像は、あまりにも宗教色の強い写真だったために「自分のことを聖母マリアだと勘違いしているんじゃないか」と一部からはバッシングされたビヨンセ。しかし、妊娠をポジティブなパワーへと昇華したパフォーマンスは、ファンはもちろん、会場にいたアーティストにも絶賛されていた。
2)やり直しとなった、アデルのジョージ・マイケルトリビュート
アデルは昨年末に亡くなった故ジョージ・マイケルのために、彼の「Fastlove」をオーケストラの生演奏をバックに歌い上げた。オリジナルは速いテンポの曲なのだが、アデルはあえてスローにアレンジされたものをしっとりと熱唱した。
しかしパフォーマンスを始めたアデルに、機材トラブルが発生。ピッチが合わず、音楽に歌声をうまく合わせられないアデルは、歌い始めて1分ほど過ぎたところで「生中継してるって知ってるわ。ごめんなさい。いったん止めさせて。ファ●クしちゃったのよ。でも去年のように台無しになんてできないの」「汚い言葉を使ってごめんなさい。彼のためにも、きちんとやりたい。お願い、もう一度最初からやり直させてちょうだい」と泣きだしそうな顔で懇願。
「去年のように」とは、昨年のグラミー賞でアデルが「All I Ask」をパフォーマンスした際、雑音が入ったり音が途切れたりといった機材トラブルが発生したことである。散々な目に遭ったアデルは、後にインタビューで「ぶち壊しになっちゃって」「次の日は泣き腫らしてすごした」と明かしている。去年のような思いはもうしたくない、今回はジョージに捧げる歌なのに! そう思ったアデルは、グラミー側に「やり直させてくれ」と求めたのだ。
観客の拍手を浴びながら最初からまた歌いだしたアデルは、今度は見事に音を合わせ、最後まで魂を込めて歌い上げた。歌い終わり、感極まる表情を浮かべるアデルに、会場はスタンディングオベーションで称賛を贈った。観客席のリアーナは何度も胸に手を当て感動した表情を浮かべ、キース・アーバン、ジェニファー・ロペスも感極まった表情に。ハイディ・クルムも力強く拍手を送っていた。
3)アデルの「Fワードごめんなさい」
このパフォーマンスを見たネットユーザーらは、「ごまかすこともできたのに、アデルは妥協しない、素晴らしいアーティストだ!」「『仕切り直してもいいんだよ』と教えてくれた!」と大絶賛。しかし、彼女は生中継されているのを知りながら「Fucked up(台無しにしたという意味)」という放送禁止用語を発したことを後悔しており、最優秀楽曲賞を受賞した際の受賞スピーチでも「汚い言葉を使っちゃって、本当にごめんなさい」と改めて謝罪。そして、一緒にステージに連れてきたプロデューサーのグレッグ・カースティンに「忍耐強く私に付き合ってくれてありがとう。そして、一番のお気に入りの曲の制作を手伝ってくれてありがとう」とトロフィーを手渡し、マイクの前に彼をリードした。
グレッグは「父さん、母さん、ありがとう」とスピーチを始めるのだが、グラミー側は「アデル以外に用はない」といわんばかりに、次へと進めるための音楽を流し、グレッグの言葉はかき消されてしまった。カメラも無情に2人からズームアウトしてしまい、グレッグの言葉を最後まで聞き取ることはできなかった。この事態にネット上では「大事なのは歌手だけなのか」「プロデューサーの話なんか、誰も聞きたくないということなのか」など、「あまりにも残酷」だという声が上がった。
4)ガガとメタリカのコラボパフォーマンス
刑務所でミュージックビデオ撮影を行って囚人たちを大興奮させたり、南極ライブを成功させ全大陸を制覇したりと、世界最強のヘヴィメタバンドとして名高いメタリカ。そのメタリカと今回のグラミー賞のステージでパフォーマンス共演することになったレディー・ガガは大喜び。気合を入れるために共演曲「Moth Into Flame(炎に飛び込む蛾)」にちなんだ巨大なタトゥーを背中に彫った。
注目のパフォーマンスだが、メタリカが演奏する横で踊り狂う女性たちの中からガガが飛び出し、ノリノリでダンスを始める。ここでメタリカのボーカル、ジェームズ・ヘットフィールドの野太くしゃがれた渋い歌声が聞こえる……かと思いきや、聞こえてくるのは演奏のみ。ジェームズはマイクに向かってシャウトしているのだが、歌声がまったく聞こえず。グラミーお得意の機材トラブルが、また発生してしまったのである。途中で入るガガの歌声はマイクが拾っているだけに、せっかくのコラボが台無し。
1分20秒が過ぎた頃、自分のマイクに見切りをつけたジェームズは、ギターを弾きながら歩み寄り、ガガのマイクで一緒に歌いだす。その後、自分のマイクに戻ると、やっと音が入るようになっていた。ガガも安心したのかドラマーに抱きつき、ステージの至る所で燃え上がる炎をバックに蛾のように飛び跳ね、コケながらもくねり踊る。フィナーレでは、ガガはジェームズと顔を突き合わせシャウト、テンションの高いまま終了した。
その後、よく見るとジェームズはマイクスタンドを蹴り、ステージ後方に向かって自分のギターを投げつけて、スタッフを威嚇するような仕草をしていた。音が入らないマイクをあてがわれた彼は明らかにイラついており、その怒りが最後に爆発した形となったのだ。メタルファンの間からは「またか」「こっちの方こそ、やり直しすべき」だと怒りの声が上がった。
5)誰より目立っていたシーロー・グリーン
アルマーニ プリヴェのふわっとしたロングスカートで大人の美を見せつけたリアーナ、下乳見えまくりの極ミニジャケットで登場したレディー・ガガ、きらびやかなレインボーカラードレスを着こなしていたと好評だったパリス・ジャクソンら、今年も華やかな衣装が話題となったグラミー。
その中で最も話題をさらったのは、国民的オーディション番組『ザ・ヴォイス』の審査員としておなじみの歌手シーロー・グリーンだった。なんと、顔を含めた全身ゴールドの姿で、アメコミのキャラクターのようなコスプレを披露。シーローは今回ノミネートされていなかったため、「勝つぞ!」という意思表示でないことは明らか。ネット上では、このシーローのあまりにも場違いかつ異様な姿を見てお祭り騒ぎとなり、セクシーなドレスを着ている女性シンガーたちそっちのけで大盛り上がりした。「頭がチョコレートのフェレロ・ロシェみたい」とまで言われたシーロー。彼が一体なにになりたかったのかは、いまだ謎のままである。
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