メンタルの問題を公表したセレブたち――うつに悩んだビヨンセ、不安障害を抱えるケンダル、摂食障害に苦しむデミ

 少し前までは、精神的な病に偏見を持つ人が多かったため、患っても隠す人がほとんどだった。しかし近年、若いセレブたちが、次々とメンタルの問題を抱えていることを公表している。

 歌手のレディー・ガガは、うつ病や不安神経症、そして19歳の時にレイプされたことの心的外傷後ストレス障害を放置していたため線維筋痛症を発症してしまったと告白し、「トラウマはすぐに治療しなくちゃダメ」と声を上げた。アイドル出身のマイリー・サイラスは、薬はあまり好きではないといいつつ、抗うつ剤で症状が改善されたようで、「人に話したり薬を飲んだりすることに抵抗を感じる人が多いけど、大丈夫だよ」と、同じような症状を持つ人を励ましている。同じくアイドル出身の歌手セレーナ・ゴメスは、難病・全身性エリテマトーデスの副作用として、不安障害、うつ病を発症。悪化する前に精神医療施設に入院し、そのことをファンにもきちんと公表している。

 世界保健機関(WHO)によると、うつ病に悩んでいる人は世界で約2億6,400万人。メンタルの問題は一人で抱え込んでしまいがちだが、セレブが自身の精神疾患をオープンに語ることにより、「悩んでいるのは私だけじゃないんだ」と勇気づけられる人が世界中にいるのである。今回はそんな、メンタルの問題をカミングアウトしたセレブたちを紹介したい。

双極性障害に悩んだ、キャリー・フィッシャー

 偏見をもたれやすい双極性障害の罹患だけでなく、精神科病棟に入院して治療を受けたこともオープンにしたキャリー。米社会で双極性障害に対する理解度が上がったのは彼女のおかげだといわれている。

 『スター・ウォーズ 』のレイア姫として知られるキャリーだが、もともとは2世女優。ハリウッドで絶大なる人気を博した女優デビー・レイノルズと、人気歌手エディ・フィッシャーの間に誕生。赤ん坊のころに、父は大女優エリザベス・テイラーと不倫し、彼女と結婚するためにデビーと離婚。母親に引き取られたキャリーは、大人に振り回されながら成長した。メンタルの問題は子どものころから抱えており、1999年に受けたインタビューでは、「15歳のころからセラピストの世話になり、今は3人のセラピストに診てもらっている」と明かした。

 17歳で映画デビューを果たし、その2年後に『スター・ウォーズ』で大ブレーク。女優として活躍する一方、作家としても頭角を現し、ベストセラーとなった自叙伝『崖っぷちからのはがき』(87)は映画化までされ、同書でキャリーは自身の薬物・アルコール乱用を包み隠さず告白した。そもそも依存症になったのは、双極性障害が原因だった。コカインなどのドラッグや鎮痛剤など薬物を乱用したのも、躁うつ症状を抑えるため。精神的な安定を求めて薬物依存になっていたのだと語った。

 キャリーは、97年に精神科病院に入院。退院後も5カ月間通院した。薬物治療を受け、薬はずっと飲み続けていることを公にしていた。08年にリリースした自叙伝『Wishful Drinking』では、「双極性障害を抱えて生きるということは、全身全霊を尽くさなければならない挑戦であり、とんでもないスタミナや、それを超える勇気も必要なの。だから、この病を抱えてなんとか日常を送っているとしたら、それは誇りに思うべきことよ。恥じるなんてとんでもない」とつづり、双極性障害に苦しむ多くの人に勇気を与えた。

 精神疾患と共に生きるのは容易なことではないが、上手に折り合いをつけて生きられるようになったと自負していたキャリー。世界中の人々に愛された彼女は、16年12月、心臓発作により60歳で死去。体内からはアルコールやコカイン、MDMAなどの薬物が検出され、最期まで双極性障害に苦しんでいたのではと同情を集めた。

 いまやトップモデルの一員となったケンダル。世界を股にかけて活躍する彼女だが、2018年、家族で出演しているリアリティ番組『カーダシアン家のお騒がせセレブライフ』で、母親でマネジャーのクリスに「飛行機を降りたい」と泣きついている姿を見せ、世間を驚かせた。

 ケンダルは、飛行中にパニック発作を起こし、クリスにテレビ電話をかけた。「飛行機に乗っていると頭がふらふらする。失神しそうになるの」「みんな『大丈夫だよ』って言うんだけど。私自身は大丈夫だなんて感じられないのよ」と訴え、不安障害からパニックを起こしたという。

 彼女は、小さいころから健康なのに「病気ではないか」と心配する心気症だったとのこと。成長にするにつれ症状は薄れてきたが、16年にフランス・パリで異父姉キム・カーダシアンが拳銃強盗に遭ったことがきっかけで、不安障害を発症。その後、自宅に泥棒が入ったり、待ち伏せしていたストーカーに追いかけられたりと立て続けに怖い思いをしたことから重症化。「だから、あまり外出しなくなった。Twitterやインスタグラムもあまりやらなくなった。やってるだけで不安になっていくから」とクリスに訴えていた。

 雑誌のインタビューでもメンタルの問題について赤裸々に語っており、18年1月に米誌「Harper’s Bazaar」のインタビューで、「衰弱性の不安症持ちなの。精神的に追い詰められると、真夜中にパニック発作を起こして目を覚ましてしまう」「どうしていいか、わからなくなる。何が原因かわからなくなるほど」と語り、ファンを心配させた。

 その後、受けた米誌「Love」のインタビューでは、18年2月末~3月頭に開催されたパリ・ファッション・ウィーク(2018/19年秋冬パリコレクション)に出なかった理由について、「ロスで仕事をしていて、“あぁ、もうだめだ。このままだと自分がおかしくなってしまう”と思った」と説明。6月にはミラノのメンズ・ファッション・ウィークのランウェイを歩いたものの、「崖っぷちの精神状態だったから」いつでもキャンセルできるようにしていたのだと明かした。

 ケンダルは、“体の上に置いて鳴らすおりんの音で精神状態を整える”というサウンド・バスやはり治療、座禅を組み20分間マントラを唱える超自然瞑想など、不安症やパニック障害を乗り越えるためのさまざまな方法に挑戦しているという。

人気上昇中にうつ病を告白したリリ・ラインハート

 今も昔もイメージが大切なハリウッド。そのためメンタルの問題については、人気が定着した後に公にするセレブがほとんどだ。だが、リリは、若者に人気のドラマ『リバーデイル』で知名度が上がり出したころから、自身が抱える精神疾患についてオープンに語っていた。

 17年4月に女性誌「コスモポリタン」のインタビューで、メンタルな病との闘いを話すのは、恥ずかしいことではないと発言。「学校で普通に話すべきだと思う。ティーンは、メンタルに問題があること自体、特殊だと感じて『隠さなきゃ』とプレッシャーを感じてしまう」といい、もっとオープンになるべきだと訴えた。

 19年11月、英誌「Glamour」では、「私はうつ病と不安症を抱えている」「やる気がまったく起きない日があるの」「ストレスとうまく付き合えない」と、今も苦しんでいることを明かした。「自分の経験をシェアすることで『私だけじゃない』と認識する。自分にとっては素晴らしいセラピーだわ」と、今どき時の若いセレブらしい発言をし、話題を集めた。

 重度の社交不安障害に見舞われたことがきっかけで、10代のころからセラピーに通っているというリリは、「学校がダメで、毎朝行く前に泣いていた。でもセラピーを受けて、いろんなことが理解できるようになった。問題をどう解決するかを学び、つらい気持ちが軽減された」「私はクレイジーじゃない。問題は私じゃないんだと思えるようになった」と、セラピーで自信をつけることにより症状が改善されたとも明かしている。

 “自信にあふれた力強い女性”というイメージが強いビヨンセ。ソロキャリア初期は、ステージ用の別人格サーシャになりきってパフォーマンスを続けていたというほど、シャイな性格であることはあまりにも有名だ。だが、子どものころのいじめによりメンタルに大きなダメージを受けたことはあまり知られていない。

 2009年に発売された伝記本『Beyonce Knowles』によると、子どものころは学校で「耳が大きくてダンボみたい」「バカ、ブス!」といじめられていたとのこと。そんな彼女は、7歳の時に教師に勧められて参加したタレントショーで、歌う楽しみを知る。ビヨンセの才能を信じた両親は、ガールズグループ「デスティニーズ・チャイルド」を結成。父親はマネジャー、母親はスタイリストとしてグループを応援するようになった。

 しかし、そのデスティニーズ・チャイルドを初期に去ったメンバー2人が父親を訴えたことで、ビヨンセは人間不信に陥ってしまう。06年に米誌「Parade」で、2年間うつに苦しんだことを告白。「食べられなくなってしまって。自分の部屋にこもるようになった」と述べ、メディアに追いかけ回されたことも「攻撃を受けているよう」で精神的に参ったと吐露した。

 自分自身さえも信じられなくなったビヨンセだったが、母親の「あなたは頭が良くて、優しくで、美しいのよ。みんなに好かれるに決まってるじゃない!」という言葉で自信を取り戻し、グループは大成功を収めた。グループ解散後もソロアーティストとして活躍。しかし、大ブレイクして多忙を極めるようになった10年に、ビヨンセは突然活動を停止。半年以上、表舞台から姿を消した。

 11年の英紙「ザ・サン」のインタビューで、ビヨンセは、この活動停止について精神崩壊を回避するためだったと告白。「自分がどこにいるのかわからなくなった。セレモニーや授賞式の席に座りながら、頭の中は次のパフォーマンスのことでいっぱいで」と語り、母のアドバイスに従って長期休養を取る決断を下したそう。

 活動停止中、ビヨンセは博物館を巡ったり、世界遺産の万里の長城を訪れたり。ゆっくりと休養したおかげで、心の健康を取り戻せたよう。「私は母親から、心の健康に気を配るように言われ続けてきたのよね」と感謝しながら、思い切って休む大切さを伝えた。

 ビヨンセだが16年に女性誌「ELLE」で、女性が完璧を追い求めることは危険だとも警告。「女性は自分のメンタル・ヘルスについて、じっくり考える時間が必要。自分のために時間を作って。後ろめたいとか、自分勝手だと思うことなく」と熱弁し、大きな話題を呼んだ。

「21歳まで生きられないと思っていた」デミ・ロヴァート

 子役からキャリアをスタートさせ、米ディズニー・チャンネルの人気青春コメディ『サニーwithチャンス』に主演したことで一躍アイドルスターとなったデミ。しかし、人気絶頂だった2010年に、摂食障害、双極性障害、自傷癖で精神医療施設に入院。明るく元気なイメージを持たれていたため、世間に大きな衝撃を与えた。

 14年、デミはTwitterに「摂食障害は命を奪う深刻な病。単なるダイエットなんかじゃないのよ」「絶食しているみんながダイエットしているわけじゃないし、過食嘔吐するのはガリガリにやせている人だけじゃない。摂食障害は人を選ばない病気なの」と投稿。「拒食症の人に『もっと食べればいいのに』、過食症の人に『吐かなきゃいいのに』って言うけれど、そんな単純な問題じゃない。精神障害への無知・無学が、メンタルの問題に対するケアを後回しにさせている。毎日のように悲劇が起きているというのに」と、世間が摂食障害に対して持っている誤解を指摘した。

 16年には米誌「American Way」で、入所前にはメンタルの問題から薬物を乱用したり、過度な飲酒をしたりと最悪な状態だったと激白。「自分は21歳まで生きられないと思っていた」「(07年に)ブリトニー・スピアーズが精神崩壊した時、『3年後の私の姿』だと思った」と赤裸々に語った。

 同年末には米誌「People」で、「家族、友人、治療をしてくれる専門家たちが、私のメンタルが回復するまでサポートしてくれた」「専門家たちとの関係は今も続いている。精神科医やセラピストに1回会うだけじゃ、終わらない。治療を続け、精神疾患とうまく付き合いながら生きていかなければならないから」と継続治療の重要性を訴え、「双極性障害持ちでも、ちゃんと立派に生きていける。私がよい見本だよ」とメンタルの問題を抱える人たちを励ました。

 ポジティブな姿勢を見せていたデミだが、18年7月には、薬物過剰摂取で意識不明となり、病院に緊急搬送。再び療養生活を送るようになった。

 だが直前に書いた、“精神的に追い詰められ、切実に助けを求める”という内容の新曲「Anyone」で見事復活。今年のグラミー賞授賞式で力強く歌い上げ、拍手喝采を浴びた。デミはその後、ポッドキャストで「薬物依存に陥った原因は摂食障害。克服したと思ってたけど、エクササイズ依存になり、健康的な食事からまた遠ざかってしまった」と告白。摂食障害がいかに恐ろしい病なのかを世間に訴えた。

 大ヒット映画シリーズ『トワイライト』でヒロインを演じ、一躍ブレイクしたクリステン。同シリーズで恋人役を演じたロバート・パティンソンとのロマンスや、映画『スノーホワイト』(12)でのルパート・サンダース監督との不倫、ロバートと破局後は女性と交際するなど、私生活でタブロイドをにぎわせることも多い人気女優だ。

 そんな彼女は、『トワイライト』で突然有名人になったことで「自分自身でコントロールできない状況に陥った」ことがストレスとなり、不安症から慢性的な胃痛に苦しんだと、16年に英誌「ELLE」のインタビューで告白。「私はコントロール・フリークなの。物事をコントロールできないと、パニック発作を起こしてしまう。だから常に胃が痛かった」「(人気者となり)自分でコントロールできない、予想できないことばかりで。『このままだと病んでしまう』と思っていたら、本当に体調を崩してしまったの」と回想した。

 クリステンは、「年を重ねるにつれ、強迫性障害にも悩まされるように」とも明かし、「物事がメチャクチャになってしまうと、すべてを見失ったような感覚に陥るの」「だから、自分自身に『今は、必要なことだけをしなさい! すべてを整理整頓する必要はないのよ!』と言い聞かせるの」と語った。

 苦しみながらも、メンタルの問題とどう付き合って生きていけばよいかを身につけたとのこと。「ある時、恐怖がなくなっていたことに気がついたの。多くの苦しみを経験してきたけど、私はなんとか生きているし」「不安は尽きたんだと理解したわ。もう悩むようなエネルギーは残っていないんだ、って」と吐露し、「苦しんだ先に希望が見える」と、メンタルの問題を抱える人たちを励ました。

スピ・自然派女子の最高峰、グウィネス・パルトロー「goop」のトンデモ商品5連発!

 二世女優で、生まれた時から裕福な暮らしをしてきたオスカー女優グウィネス・パルトロー。ライフスタイル提案サイト「goop」は、健康オタクとして知られる彼女が“人生を豊かにさせる”ために作った女性向けのサイトであり、性に関する興味深い記事を掲載したり、珍しい商品を販売していたりすることから、たちまち注目を集めるようになった。

 一方で「膣に入れておくと感度が増し、性的エネルギーが高まるだけでなく、ホルモンバランスも整い、生理不順が改善され、尿漏れ防止にもなる」と謳った「Jade Egg」(卵形のヒスイ)が、18年に「科学的に効果が立証されていない」として14万5,000ドル(約1,600万円)の罰金を命じられるなど、「エセ科学商品」「スピリチュアルの効能が多く、まるで霊感商法」との批判も根強い。

 1月24日からはNetflixで、「goop」のスタッフやグウィネスが奇抜な民間療法に果敢に挑戦するドキュメンタリー番組『グウィネス・パルトローのグープ・ラボ』が配信開始となった。第1話は幻覚剤を使った心理療法「心を癒やす“トリップ”」、第2話は寒冷地で自律神経を整える「冷やされて癒やされる」、第3話は90歳のオーガズム指導者が伝授する「わたしたちの快感」など、一見するとユニークな切り口が多い。毎回、冒頭で「番組の目的は医療アドバイスではありません」「健康や治療に関しては医師にご相談を」との断りを入れているが、心身の健康に悩みを抱えている人から見たら「ぜひ試したい!」と思わせるような内容になっている。

 これに対し、米3大ネットワークのひとつ『NBC』は、「この番組はいろんな意味で最悪」「エンターテインメントとしてもつまらないし、危険な疑似科学の分野に突進していく“goopの探検”なるものも最悪」と酷評。英ニュースサイト「ガーディアン」は「疑似科学を評価し、絶賛している、危険な番組」とし、“高価な大人のおもちゃ”や“怪しげなサプリ”を販売するだけでなく、「(goopが主催する、チケットが高額なことで知られる)ザ・ウェルネス・サミットに予防接種反対派のパネリストを招くなど、危険な方向にミスリードしまくっている」と批判するなど、問題視されている。

 今回はそんな問題だらけの「goop」で実際に販売されている、トンデモ商品を紹介しよう。

 「もし、禅が飲めるものだとしたら、このアダプトゲン・エリキシルで間違いないでしょう」「リラックスした状態へと導いてくれる」という謳い文句のこの商品。天然のハーブ「アダプトゲン」、インドの伝統的医学アーユルヴェーダで滋養強壮や鎮静作用目的で使われてきた「アシュワガンダ」、それに「シナモン」「ナツメグ」「ペパーミント」、鎮痛薬として使われる生薬の「スペインカンゾウ」を調合した粉末サプリで、庶民にはなじみが薄い「フレッシュ・ナッツミルクを温めて混ぜるのがオススメ」だそう。

 商品の裏には「ストレスや不安を軽減させ、心身共に落ち着かせてくれる」「夜に飲むと安らかな眠りに就ける。ナマステ」と記載。グウィネスがペコッとお辞儀している姿が目に浮かんでくるような「ナマステ」という言葉を添えることで、効果抜群な気がしてくる。

 この商品は、オーガニックで、カフェイン/グルテン・フリー、無糖、非遺伝子組み換えであり、安心。注意書きには「ヴィーガン(完全菜食主義者)だけでなく、パレオ(旧石器時代の食生活)実践者もOK」と書かれており、ターゲットを意識高い系の人に絞っていることがよくわかる。気になるお値段は、14袋(1袋3g)で35ドル(約3,850円)。

子どものかんしゃくを抑えられる「Chill Child」

 「子どものかんしゃくを抑えられる」がキャッチコピーの「Chill Child」。これは、ラベンダー、カモミール、フウロソウ、ジャスミンのエッセンスオイルを絶妙なバランスで調合し完成させたミストだそう。

 説明文には、「地球のエネルギーとつながる」といった意味の「グラウンディング」という言葉をチョイスし、「あなたの野性的な子どもも、このグラウンディングな香りに促され、地球に戻ってくることでしょう」と記載。子どもがかんしゃくを起こす原因はスルーし、とりあえず“地球のエネルギー”で子どもの高ぶった神経を抑え込むという、やっつけ仕事の感が否めない商品である。

 「使用説明書には『子どものオーラの周りにスプレーすること』とありますが、オーラがどこにあるのかわからない場合は、とりあえず子どもの周りにスプレーしておいてください」と、いかにもグウェネスが言いそうな適当な言葉も並んでいる。

 この商品は、スピリチュアル・ヒーラーのゾーイ・テイラー=クレーンとタッグを組んだ「ペーパー・クレーン(折り鶴)薬局」というブランドのもの。ゾーイが「宝石のパワーをミストに注入した」という、ご利益が高いものだそうだ。100mlで、お値段27ドル(約3,000円)となっている。

 「サイキック・ヴァンパイア忌避剤」という名のこの商品は、ラベンダー、ローズマリー、そしてジュニパーをブレンドしたミスト。ジュニパーとは、古くから魔除けとして使われ、宗教儀式でたかれてきたというヒノキ科の植物であり、アロマでは「浄化や強化」を目的に使われる。エネルギーが回復するような、心身爽快になる香りとして使用されるのだが、商品紹介文には「呪文を唱えて“ポジティブな気持ち”を呼び起こすような特徴がある」と記されており、どちらかというと宗教儀式的な魔除けという意味合いでジュニパーをチョイスしたという印象を受ける。

 メディアの「goopのうさんくさい商品特集」で必ずといっていいほど取り上げられる商品だが、実際に購入した人の中には、「自分に悪影響を与える人を追い払うことができる!」と絶賛する意見もあるよう。

 「Chill Child」同様、「ペーパー・クレーン薬局」ブランドの商品。値段も同じで100ml、27ドルである。

飲み物がおいしくなる「Rose Quartz Crystal Straw」

 「環境汚染の原因といわれるプラスチックのごみの廃絶を手助けする」が謳い文句のこの商品は、ピンクのローズクォーツがついた、スチール製のストローである。スチール製ストローは、環境問題を意識する人たちの間ではおなじみの製品だが、「goop」がオススメするこの商品は、パワーストーン(天然石)の中でも女性に人気のローズクォーツをつけたもの。ローズクォーツは「美・愛・優」を象徴するストーンで、持つ人の美を磨き、恋愛運向上、女性性アップなどの効力があるとされている。

 商品説明文には「このクリスタル・ストローで飲むと、おいしくなると感じる人が多い」と記載されており、「ローズクォーツは、人の心を開かせ、落ち着かせてくれる力を放つから」と分析。商品写真では、ローズクォーツをドリンクに浸けて飲むことを勧めており、環境問題より、パワーストーン効果をアピールしているように見受けられる。

 長さは約20cmで、ローズクォーツのサイズは均一ではないとのこと。石の部分は取り外せ、洗えるとしているが、専用のウォッシングブラシなどはなく、おそらく皿用スポンジでピカピカに洗えるものと思われる。気になるお値段だが、68ドル(約7,500円)となっている。

 「ネパールの熟練職人が丹念に作った」という、瞑想を練習するために必要な「小さな枕」「バチ」「おりん」のセット。うっとりするような芳香を放つ「お香」と「ヴィーガン石鹸」も付いており、マインドだけでなくボディのクレンジングも考えてくれている、至れり尽くせりのお得なセットだ。お香と石鹸は手作りで、「神聖な」原料を使用。すべてが精神修行を手助けしてくれるそうで、おりんを鳴らせば「霊的な周波数とつながり、スピリチュアル的なランクが上がっていくような錯覚に見舞われる」とのこと。

 おりんはこぶりで、石鹸も127gほどの小ささ。受け取った時、「小っさ」とびっくりしそうだが、ヨガや瞑想に興味がある人にはスターターセットとして十分なのかもしれない。お値段は185ドル(約2万円)。

 

【2019年セレブのB級ニュース】グウィネス「40代のおっぱいはイケてる」、オアシス再結成を意識するギャラガー兄弟

 人気ラッパーの射殺事件に若いセレブの急死。セレブ子女の大学不正入学スキャンダルなど、衝撃的なニュースが多かった2019年の海外ショービズ界。マイリー・サイラスとリアム・ヘムズワース、アデルとサイモン・コネッキーの電撃離婚など、別れの多い年でもあった。今回は、19年に起こったにもかかわらず、特ダネの中で埋もれがちだったB級ニュース紹介しよう。

1月:リアーナ、実の父を「私の名前で便乗ビジネスするな!」と告訴

 自身の名字「Fenty」を使った、コスメブランド「Fenty Beauty」、ランジェリーブランド「Savage X Fenty」、ファッションブランド「Fenty」の商品を軒並みヒットさせている、R&B歌手のリアーナ。彼女が1月、実父ロナルド・フェンティに対して、「Fenty」という名前を使用したビジネスの差し止めを求めるべく提訴した。

 裁判所に提出された書類によると、ロナルドは2017年に「Fenty エンターテインメント」を立ち上げ、ビジネスパートナーと共に「自分たちがリアーナのマネジメントをしている」と触れ回り、「リアーナは17年12月にラテン・アメリカツアーをスタートさせ、15公演を行う」といった架空の計画で1,500万ドル(約16億円)の契約金を手に入れようとしたとのこと。リアーナは早い段階から「Fenty」を商標登録しており、父親に対し、「『Fenty』の名を使ってビジネスをするな」という通告書を再三送っていた。しかし、父親はこれを無視。「Fenty」の名を使ったリゾートホテルの商標登録を試みるなどの便乗ビジネスをもくろんだため、とうとうリアーナの堪忍袋の緒が切れたのだ。

 この父親だが、かつては薬物依存症で、リアーナや彼女の母親にDVを働いていた。リアーナが14歳の時に妻と離婚してからは、音信不通に。数年前にやっと和解をし、リアーナはインスタグラムに父親との写真を投稿。ファンを驚かせたのだが、父親の性格は直っていなかったようだ。父親は「娘がオレのことを訴えてるの? なんで? オレの名字なのに!」「戦ってやる!」と息巻いたが、どのメディアも「父親に勝算はなし」と冷ややかに伝えていた。

2月:クリス・ブラウンとオフセット、小学生のようなビーフを展開

 「アメリカに不法滞在している」として突然逮捕された、イギリス国籍を持つラッパー、21サヴェージ。インスタグラムで彼をネタにした歌手クリス・ブラウンに対し、サヴェージの友人でヒップホップトリオ「ミーゴス」のオフセットが、「全然、笑えないんだけど。ダサ」とコメント。クリスが「フ●ック・ユー、自分のことでも心配してろ!」「インスタグラムにこんなこと書いてるほうがダサいだろ。言いたいことあるなら直接電話しろよ!」とまくし立てた上で、「オレのちんこでもしゃぶってろ!」と返した。

 怒りが収まらないクリスは、インスタ・ストーリーで、オフセットに対して「コメント欄から消えろ」とFワードを使ってイキりまくり。オフセットも自分のインスタ・ストーリーに「オレとおまえの前科を比べりゃ明確だよな。おまえは女相手にしかイキれないし」「安いコカイン中毒野郎なんて相手にしてらんねぇ」と盛大にディス。

 その後、クリスはインスタにオフセットとのダイレクトメールでのやりとりのスクリーンショット画像を投稿。「4時には自宅にいるから。ググって住所を調べて来い!」と挑発するクリスに、オフセットが「警察を呼ぶよ」と返しているもので、クリスは「こいつ、ビビってやんの!」とバカにしたような言葉をメッセージ欄に書き込んでいた。

 2人は、17年にも「BETアワード」のアフターパーティで、互いの取り巻きが小競り合いになった。その際、オフセットもミーゴスの仲間と共に応戦したが、クリスはそそくさと自分の車に乗り込み、知らん顔。今回は、レベルの低い罵り合いだけで済んだが、2人の仲は悪化しているため、来年授賞式などで顔を合わせたら取っ組み合いになりそうだと注目されている。

 3月23日にエリカ・コイケという日系人女性と結婚した、俳優のニコラス・ケイジ。しかし、4日後にはニコラスが婚姻関係の無効を求める申し立てを行い、世間を驚かせた。

 ニコラスいわく、かなり泥酔した状態で、手続きが簡単なラスベガスでの結婚をしたそう。「酔いがさめ、正気に戻り、とんでもないことをしたと後悔した」と明かした。メイクアップ・アーティストだというエリカには、飲酒運転のほか、元夫や口論になった近隣女性への暴行で逮捕歴があり、またニコラスと他の男性の二股をかけていたそうで、ニコラスは婚姻関係の無効を申請したのだった。

 一方のエリカは、ニコラスと交際中に無職になり、ブランクが空いたので再就職が難しくなったこと、逮捕歴や二股が世間に公表されて評判が下がり、ますます職探しが困難になったことを理由に、ニコラスに対して配偶者扶助を求める訴訟を起こした。4月に、ニコラスがカラオケバーでプリンスの「パープル・レイン」をヤケクソ気味に熱唱する動画が流出し、相当のストレスを抱えているんだろうと世間の同情が集まった。婚姻取り消しのほうは、5月31日に無事に認められた。

4月:グウィネス・パルトロー、21歳に「最近の40代のおっぱいってイケてるのよ」

 女優グウィネス・パルトローが、とあるTwitterユーザーの「“常におっぱい見せてなきゃ気が済まないの?”って質問されたんだけど」「私は21歳。今がおっぱい全盛期なの。40歳になって垂れてきたら店じまいするから、ほっといてくれる?」という投稿に反応。「最近の40代のおっぱいってイケてるのよ。最高にかっこいいんだって、忘れないで」とコメントしたことが大きな話題になった。

 グウィネスだが、この「イケてる」という表現を、若者がよく使う「pack of chips」という言葉で表現。このコメントはたちまち話題になり、女優のチェルシー・リンが「アタシのおっぱいは最悪に垂れてるけど、大好評だわよ」と書き込むなど、熟女のおっぱいもイケてるという話題で大盛り上がりした。

 なお、ネット上では「グウィネスのおっぱいは小ぶりだから、さほど垂れないのでは」という指摘も多数上がっていた。

5月:モービー、ナタリー・ポートマンに交際を否定される

 今年、自叙伝『Then It Fell Apart』を発売した、ミュージシャンのモービー。その中で、女優ナタリー・ポートマンとの交際を明かし、出会いについて「彼女は控え室に来て、オレに色目を使った」とつづり、世間に衝撃を与えた。

 しかし、これにナタリーが大激怒。「当時、私は18歳。ファンだったから彼のコンサートに行き、公演後にバックステージで会ったら『友達になろう』と言われた。彼はツアー、私は映画撮影の最中だったから数回しか会わなかったけど、彼が私に対して不適切な感情を抱いていることに気づいたから、会うのをやめたわ」と、交際を全否定。英誌「ハーパース・バザー」に、「彼だけじゃない。出版社も私に事実確認せずに、あの自叙伝を出版したのよ。売るために、故意にそうしたとしか思えない」と憤りをあらわにした。

 モービーは、ナタリーとの2ショットをインスタグラムに投稿し、「混乱してるよ。1999年、短期間だけど僕らは付き合ってたし、その後もずっと友達」「ナタリーは、僕とのデートを後悔してるのかも。そうだとしても別にいいよ」と反論。だが、ネット上では、「ナタリーが16歳年上のモービーに色目なんて使うかね?」「キモい。妄想というか幻覚だったんじゃない?」「そもそも許可なしにナタリーのことを書くのが問題」と、モービーへの批判が相次いだ。

 しばらくして、モービーはインスタグラムに謝罪文を投稿。「時間を置いて、よく考えてみた。そして、ナタリーについて書いたことに対する批判が、妥当なものだと理解できた。配慮に欠けていた。迷惑をかけ、反省している」と、しおらしくつづった。

 6月、ジャスティン・ビーバーの突拍子もないツイートが、世間をあぜんとさせた。「トム・クルーズとオクタゴン(総合格闘技UFCの8角形の試合場)で勝負したいな。トムは、この挑戦を受けないと「臆病者」になり、一生後悔することになるよ。試合を実現させてくれる人、いる?」という文章を、UFC代表者のアカウントに呼びかける形で投稿したのだ。

 Twitterは「トムの映画でも見たの?」「スタントマンを使わずに、アクションシーンも全部自分で行うトムのことをなめてる」「最初の3分でジャスティンがノックアウトされるでしょ」と、ジャスティンをバカにする意見で埋め尽くされた。そんな中、UFC史上初の二階級同時制覇を成し遂げたコナー・マクレガーが、「もしトム・クルーズが男を見せ、挑戦を受けるというのなら、マクレガー・スポーツ&エンターテインメントが試合を企画する。映画のように戦えるのか、見ものだな。みなさん、お楽しみに」とツイート。

 リアルな提案にファンの期待が膨らんだが、米ニュース「TMZ」の突撃取材を受けたジャスティンは、「え? あれはジョークだよ。僕、たまにこういうことするんだよね」とヘラヘラ笑い、「戦ったらやっつけられちゃうよ。僕、今ガリガリだし。トムとは階級からして違うんじゃない?」と、戦う気などこれっぽっちもないと断言。「彼にはさ、父親の強さもあるし」と言った後、間を置いて「彼、子どもがいたよね?」とパパラッチに逆質問。トムに子どもがいることも知らなかったのかと、世間を脱力させたのだった。

7月:アリアナ・グランデ、大ヒット曲「thank u, next」の記憶がない

 昨年末に発売されたアリアナ・グランデの「thank u, next」が、全米シングル・チャート初登場ナンバーワンを獲得。ミュージック・ビデオはYouTubeにおける「24時間で最も視聴された動画」の新記録を樹立するなど、爆発的大ヒットとなった。今年2月にはこの曲が収録された同名アルバムを発売し、これまた全米アルバム・チャート初登場ナンバーワンとなり、プラチナディスク認定を受けるまでに。さぞかし力を入れて制作したのかと思いきや、アリアナは7月に発売された米誌「VOGUE」のインタビューで、アルバム制作中の記憶がほとんどないことを明かしたのだ。

 アリアナは昨年5月に、2年間付き合っていたラッパーのマック・ミラーと破局。翌月にコメディアンのピート・ダヴィッドソンと交際を始めたのだが、9月にマックが薬物の過剰摂取により急死。すぐさまピートと婚約したアリアナのせいだといった非難がネット上にあふれ返り、精神的に追い詰められたのか、10月にはピートとも破局してしまった。

 アリアナは「VOGUE」の中で、アルバムはマックが亡くなった直後に大量の酒を飲みながら制作したため、「ほとんど記憶にない」と告白。「めちゃくちゃ酔っ払ってて。めちゃくちゃ悲しくて。どうやって制作を始めたのか、どうやって完成したのか。記憶にないの」「新曲が10曲突然現れたような感じで、どうやって出来上がったのかも、全然覚えていないのよ」と赤裸々に語った。

 そして、ピートと破局後、現在まで誰とも付き合っていないこともあり、世間は「アリアナはマックの死に深く傷ついていたんだ」「今も彼のことが頭にあるからシングルなのかも」と一気に同情が寄せられるようになった。

8月:リンジー・ローハン、トップレスで奇妙なポージング

 アルコール・薬物依存で、交通事故などの警察沙汰まで起こし、居場所がなくなったハリウッドからイギリスへ移住。そこでも、婚約したロシア人男性と大ゲンカして警察に通報されるなど、お騒がせセレブっぷりを発揮しているリンジー・ローハン。

 そんな彼女が、リアリティ番組撮影のために滞在していたオーストラリアで、有名俳優に狙いを付けた。その俳優とは、8月に歌手マイリー・サイラスと離婚表明したばかりのリアム ・ヘムズワース。マイリーと別れ、家族が住む故郷オーストラリアに戻っていたリアムに、「シドニーかボンダイ(ビーチ)で会わない?」とインスタグラムのコメント欄でアプローチをかけたのだ。

 その後、リンジーは自身のインスタに、ドレスの上がはだけたトップレス状態で、ベッドで四つんばいになっている写真を投稿。ファンは「この写真でリアムを誘惑しようとしているの?」「それにしては、セクシーさが全然感じられないけど……」「ポージングが意味不明」と戸惑っていた。

 SNSを駆使してモーションをかけていたリンジーだが、リアムはまったく誘いに乗らず。さすがのリンジーも腹が立ったのか、問題のトップレス写真は削除してしまった。

 2年前にファンと直接交流できるアプリをローンチした、俳優のジェレミー・レナ―。画期的なアプリだと注目されていたが、今年9月にジェレミーは突然アプリのサービス終了を発表した。

 その理由は、なりすまし投稿。ジェレミーの名前と写真を使って「コカインの売人はいない?」と呼びかけたり、娘殺しで逮捕された母親の写真と名前を使って「ジェレミー、親子共々大ファンです」と呼びかける趣味の悪い投稿が止まらなくなったからだという。

 ジェレミーはアプリのメッセージ機能を使って、「このアプリは地に落ちた。悪人たちが、自分やほかの人たちになりすまして投稿し続けているため、残念ながらサービスを中止することにした」「ファンのための交流の場だったのに、本当に申し訳ない」と謝罪。3カ月以内にアプリ内で課金したユーザーには、返金を約束した。

 実はジェレミー、元妻ソニー・パチェコと6歳の娘の親権をめぐって泥沼裁判を繰り広げており、自分の印象を悪くしないためにアプリ廃止に踏み切ったとみられている。

10月:ベン・アフレックが再度禁酒に失敗! 出会いを求めてデートアプリに登録

 アルコール依存症を公言し、昨年夏にリハビリ施設に入院して以来、断酒しているとみられてきた、俳優のベン・アフレック。しかし10月末に出席したハロウィーンパーティで、「うっかり」酒を飲んでしまい、ガイコツのお面をつけたまま、フラフラと道を歩く姿がパパラッチされた。ベンは、ギャンブル依存症だともいわれており、イカサマすれすれの手を使う彼を出入り禁止にしているカジノもあるほど。一部メディアは、禁酒に失敗した夜、ポーカーで大損したと報道。米ニュースサイト「In Touch」は「40分間に6万ドル(約650万円)すった」という目撃情報を伝えた。

 ベンが酒やギャンブルに再び手を出したのは、恋人と別れ、独り身のさみしさもあるのだろう。しかし、彼はセレブ専用出会い系アプリ「Raya」に登録したと報じられており、その悩みは近いうちに解消しそうである。

 昨年12月にこぢんまりとした結婚式を挙げた、歌手マイリー・サイラスと俳優のリアム ・ヘムズワース 。イベントに2人仲良く出席し、「新婚夫婦」として注目されていたが、8月に突然離婚を発表。世間を驚かせた。

 バイセクシャルを公言しているマイリーは、破局報道直後からモデルのケイトリン・カーターとイチャイチャし、その後は歌手コーディ・シンプソンと交際を開始。離婚を引きずらず、人生を謳歌している。

 しかし、11月になって米ニュースサイト「Radar Online」が、マイリーがリアムとSNS上でも縁が切れたことに傷ついていると報道。「マイリーは、リアムとはどんなことがあっても、最後には元に戻ると信じていた。それなのに、自分より先にリアムがインスタグラムのフォローを解除したことを知り、マイリーは『あぁ、これで終わりなんだ』と激しく傷ついたんだ」という情報筋の話を紹介した。

 ちなみにコーディもリアムと同じオーストラリア人で、「マイリーはよほどオーストラリア人が好きなんだな」と揶揄する声も上がっていた。

12月:ノエル&リアム・ギャラガー、「オアシス再結成」を頻繁に口に

 共に作り上げたロックバンド「オアシス」が2009年に解散してからというもの、ツイッターやインタビューで互いに盛大にディスり合っている、ノエルとリアムのギャラガー兄弟。仲の悪さでも有名な2人だが、オアシス再結成を意識したような発言が相次いでいる。

 12月に入り、ノエルは英誌「Big Issue」のインタビューで、「(リアムは)オレに『やろうぜ!』って言ってもらいたくてたまらないのに、なんでオレのことをディスるんだろう」「あいつは、何がなんでもオアシスを再結成させたくてたまらないのに。オレへの侮辱ツイートをするたびに、再結成というアイデアの入った棺桶に釘を打ってるんだとわかんないのか?」とコメント。リアムはオアシスを再結成したがっているが、自分に対するディスが続く限りないと断言。

 その後、リアムのファンがツイッターで、「オアシスは再結成しない。あなたがノエルのこと嫌いなんだから」とリアムに向けてツイートしたところ、リアムは「ノエルがオレに会いたがってるらしい。なんなんだろうな。もしかしたらオレに謝罪して、オアシスを再結成させてくれって懇願したいのかもな」と返信。「再結成の可能性アリ?」と、ファンのテンションが一気に上がった。

 その後、リアムがツイッターでノエルのことを「いじめを繰り返す奴」と非難したが、英紙「サンデー・タイムズ」では、ノエルが「和解はいいことだと思う」と発言。2人の確執に心を痛める母親を安心させるためのリップサービスと見る向きもあるが、再結成への期待が高まっている。

 しかし、ネット上では「結局、再結成しないまま終わるでしょ」「再結成しても、最初のライブで兄弟ゲンカして終わりそう」と、冷ややかな声が大多数。2020年も、この兄弟から目が離せそうにない。

【2019アメリカ脱力ニュース】パトカーでセックスし始めた男女、手術中にアナルから大麻が出てきた男!?

 例年に続き、今年も銃乱射事件が多発したアメリカ。複数の有名女優が追訴された、米史上最悪の名門大学不正入試発覚事件が起こり、格差への不満が噴出した。加えてヘイトクラム事件も目立ち、シビアな社会情勢を映す犯罪が増えてきた。とはいえ、今年も脱力してしまうような情けない犯罪も多かった。今回は2019年に全米を失笑させた、よりすぐりの「米脱力ニュース」を紹介しよう。

銃で負傷した男、手術中にアナルからマリファナが……

 4月5日、ワシントン州カシミアのアパートで、ズボンのポケットに入れていたピストルが暴発し、キャメロン・ジェフリー・ウィルソンの太ももと睾丸を貫通。キャメロンは、ガールフレンドに車を運転させ、痛みに耐えながら、まず違法所持していたピストルを捨てるために公園に向かわせ、その後に最寄りのセントラル・ワシントン病院に行った。

 キャメロンはすぐに手術を受けたのだが、その最中に彼のアナルから“ヌルッ”と何かが出てきた。それは、バルーンに入れられた大麻。

 「被弾した男が病院で治療を受けている」との通報を受けて駆けつけた警察官は、キャメロンの車を検査。すると病院に入る前に脱いだジーンズの中から、袋に入ったメタンフェタミン(覚せい剤)を発見。警官は拳銃や覚せい剤所持などの罪で逮捕状を請求し、キャメロンが退院するのを待つことにした。

 それを受け、退院後の同月18日、キャメロンは出頭することに。しかし、アナルに大麻を入れていたことについては、「売買とかではなく性癖」と説明。逮捕時の身体検査でもさらにアナルからバルーンに入れた大麻が出てきたと報道されている。

 6月12日、ルイジアナ州セントマーティン郡で発生した事件の容疑者逮捕につながる情報収集活動をしているNPO団体「セントマーティン・クライム・ストッパーズ」(以下、SMCS)が、公式Facebookに「週末に発生した事件で、第2級殺人未遂容疑で指名手配されているプレシャス・ランドリーがどこに潜伏しているのか、情報をお持ちの方はお電話ください。1,000ドル(約11万円)の懸賞金あり」と掲載した。

 逃亡中のプレシャスは捜査状況が気になったのか、「SMCS」をチェックし、自分に関する投稿を発見。指名手配に使われている写真にショックを受け、自分のFacebookアカウントにログインした状態で、「その写真、超ブス」と怒りのコメントを書き込んだ。

 指名手配の写真は、恐らく過去に警察沙汰を起こした際に撮影されたマグショットだと思われる。ノーメイクの状態でムッとした表情を浮かべ、髪もセットされておらず、額はニキビだらけの写真だ。ログインしたまま投稿すれば足がつくと考えなかったわけではないだろうが、自分が気に入らない写真を使われたため、コメントせずにはいられなかったのだろう。

 「SMCS」はすぐに反応。「最寄りの警察に来てくれたら、新しい写真を撮影しますよ。もしくは、そのまま逃亡して1,000ドルの賞金目当てで誰かに通報されるか、選んでください」と提案。プレシャスは自首する選択肢を選んだ。

 この指名手配投稿はまだ残っているが、プレシャスのコメントはすでに削除されている。しかし、このコメントに気づいた人は多く、指名手配投稿には9,000近くのコメントが書き込まれており、プレシャスの「超ブス」写真は全米に知られるハメになってしまった。

名前と住所が記載された書類の裏に「金を出せ!」と書いた銀行強盗

 7月29日午前11時過ぎ、オハイオ州クリーブランドの「U.S.バンク」ユークリッド・アベニュー支店に、緊張した面持ちの男がやってきた。男は硬い表情で窓口に歩み寄り、カウンターの女性に「強盗だ、おとなしく金を出せ」と書いた紙を手渡した。

 窓口の女性は驚きながらも、紙の裏に何か書かれていることに気がつき、裏返した。それはオハイオ州自動車管理局が発行した書類であり、男性の名前と住所がはっきりと記載されていた。男は、強盗に入る前に用事を済ますためにオハイオ州自動車管理局を訪れ、そこで渡された書類の裏に「金を出せ!」と殴り書きしたのだ。

 窓口の女性は手元にあった206ドル(約2万2,000円)を、「どうぞ、マイケル」と名前を呼びながら手渡した。54歳のマイケル・ハレルはうなずきながら金を受け取り、足早に銀行を出て行ったという。

 この事件の報告を受けたFBI捜査官は、女性が覚えていた男の名前と住所をもとに、すぐにマイケルを逮捕できた。そして、「銀行強盗事件は犯人探しに苦労するものですが、今回は犯人が窓口の女性に名前と住所を“提示”してくれたので、非常にスムーズに逮捕できました」という声明を発表した。

 車社会のアメリカでは通勤・通学に車を使う人が多く、渋滞の原因となるため、複数の同乗者がいる場合に走行できる「HOV車線」という優先車線がある。同乗者数の規定は州によって異なるが、渋滞の時間帯にHOV車線を走ることができれば、ストレスなく運転できるのだ。

 7月12日、ニューヨーク市高速警察隊が「後部座席に自家製のダミー人形を乗せ、HOV車線を走行していた運転手を検挙した」というツイートを投稿した。投稿には、キャップをかぶってサングラスをしたダミー人形の証拠写真も掲載。どう見ても怪しい人形なのだが、運転手は「これでHOV車線を堂々と運転できるぞ!」と思ったのだろう。

 この証拠写真を見たTwitterユーザーは、「気持ちはわかる」「もう少しうまく作ればよかったのに」「いや、かなりがんばったと思う」と大盛り上がり。ニューヨーク市高速警察隊のアカウントにしては異例の1,300もの「いいね」を集めた。

 一方、ネバダ州でも7月3日、運転手だけしか見当たらない車がHOV車線を走行していたため、高速警察隊が停止を命じた。運転手は悪びれることなく「葬儀用車両です」といい、後方に遺体を乗せているため、人数的にはクリアしていると主張。隊員は苦笑いしながら、「遺体は同乗者にカウントしない。カウントされるのは生きている人間のみ」と説明し、運転手に警告を与えた。

お尋ね者のアラフォー女性が、21歳の実娘と偽る

 8月31日、ユタ州デービス郡のメイン・ストリートで、ナンバープレートをつけずに走行していた車がパトカーに止められた。BMWを運転していたのは、レディ・ガガのステージメイクのような奇抜な化粧を施した中年女性。

 車内検査をしたところ、麻薬使用の際に使われる器具や白い粉が発見された。警官に名前と生年月日を問われた女性は、「メルセデス(・ガルシア)、1998年生まれ」と答えた。21歳のわけがないと警官が疑いつつデータと照合したところ、女性はメルセデスの母親で、38歳のヘザー・ガルシアであることが判明。

 ヘザーがウソをついたのは、過去に薬物所持や、自動車保険の加入を証明できない状態で運転していた容疑などで逮捕状が発行されていたから。要はお尋ね者だったわけで、それをごまかすために娘の名前を出したのだった。

 警察署に連行された直後に撮影されたマグショットのヘザーは、どうがんばっても20代には見えず。すでに出されている逮捕状に加えて、新たな薬物所持、免許停止処分中の運転、警官に偽の個人情報を伝えた容疑などが加わり、拘置所に送られた。

 9月13日深夜、フロリダ州ナッソー郡のフェルナンディーナ・ビーチを、無灯火の自転車がふらふらと走行し、車にはねられそうになっているところをパトロール中の警官が発見した。自転車に乗っていた男女2人は共にアルコールのにおいがプンプンして、ろれつが回らない。真っすぐ歩けるかどうかを確かめる簡単な飲酒検査もパスできないため、このまま自転車に乗せて帰すわけにはいかないと、警官はパトカーの後部座席に乗せ、自らは現場の状況を確認・記録する作業を行った。

 作業を終えた警官がパトカーに戻ったところ、後部座席の2人は、なんとセックスの真っ最中。男はいつのまにか全裸になっており、女のほうもパンツを下げ、乳房を丸出しにして行為に及んでいた。警官は「やめろ」と一喝し、男を引き離してパトカーの外に出した。すると直後、男は警官を突き飛ばして全裸のまま走り出した。が、ふらふらであるため、すぐに捕まってしまった。

 性衝動に駆られたティーンの犯罪かと思いきや、男は31歳のセス・アーロン・トーマス、女は35歳のメーガン・リン・マンダナロと、いい大人同士によるもの。セスは、警官に対する危険行為、みだらな行為、性器の露出、飲酒運転、メーガンは飲酒運転、性器の露出、みだらな行為、警官への暴力行為はなかったものの抵抗したとして、それぞれ4つの罪で逮捕された。

 マグショット撮影時、2人は酔っているからかヘラヘラした顔。メーガンは顔中が傷だらけで見るからに痛々しいのだが、酔っていて痛みを感じないのかニコニコ顔だった。

キッチンで朝食を作り始めた男、起きてきた住人に「まだ寝てろ」

 9月3日、フロリダ州ピネラス郡にある住宅に男が侵入。早朝4時に鍵がかかっていない裏口から入った男は、キッチンに直行し、料理を始めた。物音を聞き、目を覚ました住人は、キッチンで見知らぬ男が朝食をとっている光景にびっくり。男は呆然とする住人を見て「まだ寝てろ」と指示したが、驚いた住人が「911通報するぞ」と告げると、ダッシュで家から飛び出した。通報を受けた警官は、周辺の林の中に隠れていた男をすぐに発見。侵入したのは自分だと認めたため、その場で逮捕された。

 逮捕された男の名前はギャビン・クリム、19歳。海兵隊員だった。ぶすっとした顔のマグショットの顔は赤くはないが、警察は酔った上での犯行である可能性が高いと発表している。

【セレブ自叙伝・衝撃の話題作ベスト5】ホイットニーとの同性愛、ダグラス家の闇……

 近年、海外セレブの間で何度目かの自叙伝ブームが到来している。「今だから明かせる秘話や暴露話」によって再び自身に注目が集まるきっかけになり、ベストセラーになれば「作家」という肩書や莫大な報酬も手に入る。セレブにとってはプラスになることばかりなのだ。

 9月には女優デミ・ムーアが初の自叙伝『Inside Out』を発売し、3番目の夫であるアシュトン・カッチャーから3Pを提案されたこと、42歳の時にアシュトンとの子を妊娠6カ月で亡くした過去を明かした。10月発売の歌手エルトン・ジョンの自叙伝『Me』も、「故ダイアナ妃をめぐる、シルベスター・スタローンとリチャード・ギアの一触即発の事態」「エリザベス女王が言うことをきかないおいを何回も往復ビンタした」ことなど、世界的大スターの彼が見聞きした話を次から次へと紹介し、話題騒然となった。

 今回は、“自叙伝の当たり年”である2019年に発売された、興味深いセレブの自叙伝を5冊紹介しよう。

ラマー・オドム『Darkness to Light』

 父親は家族を捨てたヘロイン中毒者で、女手ひとつで育ててくれた母親は12歳の時に大腸がんで死去という苦境の中で育った、元プロバスケットボール選手のラマー・オドム。NBAロサンゼルス・レイカーズ時代に全盛を極め、2004年のアテネオリンピックではアメリカ代表として銀メダル獲得に貢献した。プライベートでは、09年にカーダシアン姉妹の三女クロエと電撃婚。新婚生活がリアリティ番組として放送されたが、ラマーはカメラを嫌い、クロエとも不仲に。薬物に逃げ、浮気までウワサされるようになり、クロエから離婚を突きつけられた。そして、離婚成立直前の15年10月、ネバダ州の売春宿でオーバードーズにより意識不明の重体に。奇跡的に回復するが、再び薬物に手を出し、入院時からずっと支えてきたクロエに見捨てられる。その後、リハビリ施設に入って、ようやく薬断ちの道筋が見えるようになった。

 そんなラマーが今年5月に発売した『Darkness to Light』では、自分がどれほど重度な薬物依存症/セックス依存症だったかをつづっている。

 「クロエと結婚した当初から浮気していた。コカイン依存だったことも隠していた」といい、「(クロエとの結婚による)スポットライトが、薬物依存症、選手としてのキャリアの低迷、不貞行為と混じり合い、致命的なカクテルとなってしまった」と分析。そして、「自分は、妄想症、不安症、うつ病にコカイン中毒。それにセックス依存症でもあった」「薬物依存症の人間は、悪習慣を隠すのがとても上手。そんなオレに、クロエは見切りをつけたんだ」と離婚に至った経緯を明かした。クロエのことは心の底から愛していたそうで、「後悔で今でも胸が苦しくなる。でも後悔は慣れなければならないものだから。仕方ないね」。

 また本の中では、これまでセックスした女性の数は2,000人を超えると告白。「本当に多くのストリッパーと寝たから、正確な数は覚えていない。自分にとっては大したことではなかった。時々彼女たちにお金をあげたけど、軽く見たことは一度もない」といい、セックスはスナック菓子を食べるような感覚だと正直につづった。

 自叙伝執筆時はリハビリのおかげでクリーンだったが、「自分は今も依存症患者」「今も苦しんでいる。でももう闇のそばには行かない。絶対に」と、強い意志を持って薬物・セックス依存症に打ち勝つと宣言。彼は長らくクロエに未練を持っていたが、先日パーソナル・トレーナーの女性と婚約。ファンは、今度こそは幸せになってほしいと心から願っているようだ。

 名優カーク・ダグラスを祖父に、セクシーな演技派俳優マイケル・ダグラスを父に持ち、大豪邸で生まれ育ったキャメロン・ダグラス。両親の離婚後は映画プロデューサーの母親に育てられたが、祖父、父と同じく俳優の道を歩む決心をし、1997年にジャッキー・チェン主演の香港映画『ナイスガイ』で銀幕デビューを果たした。『グロムバーグ家の人々』(03)では祖父、父、祖母と共演して大きな話題となるも、待望の主演映画『National Lampoon’s Adam & Eve』(05)が大コケしてからは、薬物事件で繰り返し逮捕されるようになり、10年には違法薬物取引で禁錮5年の実刑判決を受けた。

 裁判では、カークとマイケル、継母で女優のキャサリン・ゼタ=ジョーンズも嘆願書を出し、薬物を断ち切れるよう応援されたキャメロンだったが、収監中にも薬物を使用し、仮釈放は16年1月まで延びた。その後もマリファナ所持などトラブルを起こしているが、今はかなり落ち着いたとみられている。

 そんなキャメロンが今年10月、自叙伝『Long Way Home』を出版。セレブ一族の3世として生まれ、何不自由なく育った彼がどのように転落していったのかが、生々しく描かれている。

 「幼少期、父から『葉っぱを紙に巻いて、おじさんに渡しなさい』と言われて、お手伝いしていた。まだ小さかったから、それがマリファナだとは知らなかった」「もう少し大きくなると、近所の邸宅をのぞき見して、“美しい大人たちがやっている秘密のアレコレ”を目の当たりにするようになった」「7歳の時に母親から父が浮気していると告げられ、『どうしよう』と相談された」などと、映画に出てくるような非日常的な話をサラッと明かしている。

 さらには、「両親が離婚し、13歳で寄宿学校に入れられ、ホームシックに」「父のエロティックな映画(87年公開の『危険な情事』)が大ヒットしたことでいじめられた」など、悲しい思春期についても告白。寄宿学校でマリファナに手を出したキャメロンは退学処分となり、地元で悪い仲間とつるむように。「15歳でコカイン、17歳で覚醒剤、19歳で液状コカイン、26歳でヘロインに手を出すようになった」そう。彼の人生は、覚醒を溶かし、注射器で血管に打つやり方を覚えたことで大きく狂ったそうで、「打った途端、クスリが体中に回る。頭の中で鐘の音が鳴り響くような興奮と爽快感がある」と説明。その結果、1時間に2、3回打つほどの中毒者となり、痙攣を起こしながら毎回オーバードーズ寸前まで打っていたという。マイケルが「このままだと死んでしまう」と小遣いを制限したため、薬物を買うために盗みを働いたり、売人を拳銃で脅して薬物を奪ったり。最終的に売人となり、09年に逮捕された。

 薬物依存に陥ったことについて、「偉大な父・祖父の存在や、ハリウッドの重圧は関係ないし、環境のせいでもない。自分自身の問題」と断言している。キャメロンは、今も薬物断ちに励んでいる状態。17年12月に生まれた娘のためにも、そして交際3年目になる恋人のためにも、もう刑務所には戻らないと誓っている。

 1970年代にパンクロックバンド「ブロンディ」の美女ボーカリストとして、世界的な人気を博したデボラ。その小悪魔的な魅力は音楽業界だけでなくファッションやアート業界も席巻し、ポップアートの旗手アンディ・ウォーホルが彼女のルックスにほれ、肖像画を手がけたことは有名だ。

 デボラは、バンドのギタリスト、クリス・ステインと長年交際。共に重度の薬物依存症という状態で、荒れた私生活を送ってきたという。ブロンディは82年に解散後するも97年に再結成し、デボラは70歳を越えた現在も、歌手、アーティスト、慈善家として活動している。

 10月に発売した自叙伝『Face It』では、ブロンディの絶頂期の音楽業界についても書かれている。

 77年、故デヴィッド・ボウイにコカインをあげたときには、お礼のつもりだったのか、「イチモツを見せてくれた」そう。「彼は超巨根で、男でも女でも構わず下半身を見せるのが好きだった。おもしろくて、かわいくて、セクシーな人だった」と回想。現在、殺人罪で服役している音楽プロデューサー、フィル・スペクターの自宅を訪問した時は、「片手に拳銃、もう片方の手には酒のボトルを持っていた」そうで、恐怖を感じたと暴露した。

 ロックな生活は楽しいことばかりではなく、クリスとヘロインにどっぷり浸かり自己破産したこと、70年代初めにライブの後、クリスとアパートに戻る際に後をつけてきた男に刃物で脅され、縛られ、ギターやカメラを盗まれた上にレイプされたという。ギターを盗まれたことのほうがショックだったそうだが、クリスに慰めてもらったから精神的に立ち直れたと明かした。ほかにも、元恋人に拳銃で脅されたり、後に死刑となった連続殺人鬼テッド・バンディの車に偶然ヒッチハイクをしていて乗り込んだりと、散々危ない目に遭ってきたそう。

 それでも、自叙伝のプロモーション・インタビューで「後悔していることは?」と聞かれ、「何もない」と即答。そんな彼女の姿は「70歳を過ぎても最高にかっこいい」と絶賛されている。

 2018年の平昌オリンピックに、男子フィギュアスケート選手として出場したアダム・リッポン。個人戦では振るわなかったが、団体戦では銅メダルを獲得した。同性愛者をカムアウトしている彼にはアンチも多いが、彼らにひどい言葉をかけられても怒らず、絶賛するファンに媚びることもなく、マイペースな姿に多くの人が興味を抱き、オリンピックが終わる頃にはすっかり人気者になっていた。

 オリンピック後は、アマチュア競技から引退。プロのスケーターとしてツアーに参加したり、コンペ番組やリアリティ番組に出演したりと大忙し。そんな彼が今年10月、自叙伝『Beautiful on the Outside』を発売した。米芸能誌「People」のインタビューでは、「アスリートの引退直後のことはあまり話題にならない。次の生活へ移行し、環境が一変することでうつになる人も多い。自分は恵まれているほうだけど、それでも大変だと感じる。本を書くことはセラピーになった」と、30歳の若さで自叙伝を出した理由を説明した。

 幼いころは「男子なのに、アイスホッケーではなくフィギュアスケートをやっているのか」といじめられたそうで、「4年生の時、『スケートをやってるなんてゲイだろ』と言われた時には、なんのことだか理解できなかった。でもクラスのみんなの前で侮辱されているのは理解できた。なんでそんなことされるのか、ゲイとはなんなのか、まったく知らなかったけれど」と回想。「自分は大好きなスケートを毎日していたから楽しかったけど、自分をからかった子たちを気の毒に感じて。スケート教室には理解し合える仲間がいたから、(いじめは)つらくなかった」という。

 選手としては繰り返し挫折しており、オリンピックをあきらめかけたことも何度もあったとか。それでも「自分のやってきたことは素晴らしいはず!」と思考を変えて乗り越えたそう。このようにポジティブかつウィットに富んでいる自叙伝だが、一方でこれまで明かされなかった“最悪な”元恋人について赤裸々につづられている。

 「People」のインタビューでは、「暴露しようと思ったわけじゃない」と前置きした上で、「この関係はやめたほうがいいとわかっているのに、恋人関係を続けている人は多いでしょう? 自分はそうならないと思っていたのに、一瞬にして『なんでこんな目に?』という状態になっていて呆然とした」「この交際でたくさんのことを学んだ。自分には価値があるんだって。例えば、モラハラやDVを受けても『仕方ない。自分も悪いから』と思う人がいるかもしれない。でも、相手から尊敬されずに交際するなんてダメ!」と、自分を大切にするよう呼びかけている。

 2012年2月にホテルの浴槽で溺死し、世界中に大きな衝撃を与えたホイットニー・ヒューストン。司法解剖の結果、入浴中にコカイン摂取の影響で心臓発作が起き、溺れ死んだ可能性が高いと発表された。この時、多くのファンから「あなたが彼女のそばにいれば、死ななかったのに!」と非難された女性がいた。その女性とは、ホイットニーが無名だった頃からの大親友で、同性愛関係をウワサされてきたロビン・クロフォード。00年にホイットニーの元を去ったといわれている元アシスタントだ。

 ロビンは現在フィットネス・トレーナーとして働いており、芸能事務所に勤める女性と同性婚し、養子を2人を育てながら穏やかに暮らしている。そんなロビンが長年の沈黙を破り、「ホィットニーに捧げる」自叙伝を執筆したのだ。

 11月に発売されたばかりの本作では、「19歳のときに地元のサマーキャンプで17歳だったホイットニーと出会い、すぐに恋に落ちた」「歌手として契約を結ぶ前、スキャンダルになるからと体の関係は終わらせた。だから肉体関係を持ったのは2年間だけ」「深い絆で結ばれていたため、互いに性的な関係がなくても構わないと思っていた」などと赤裸々に告白。

 ホイットニーの男性遍歴についても「キャリア初期に(ジャクソン5の)ジャーメイン・ジャクソンと付き合ったし、ロバート・デ・ニーロには口説かれたがなびかなかった」「ホイットニーはエディ・マーフィーに夢中だったが、彼はあまのじゃくな性格で、安定した交際にはならなかった」「でも(ホイットニーの夫)ボビー・ブラウンとの結婚式当日、エディから電話がかかってきて『結婚はやめろ』と言われた」などと暴露した。

 また、ホイットニーは自分と付き合い始めた当初から一緒にマリファナを吸っていたといい、彼女自身、コカインに手を出したのは14歳のときと言っていたそう。そして「やめられるけど、今はその時期じゃない」と、スターになってからもドラッグを続けていたという。これにより、「ボビーがホイットニーにドラッグを勧めて中毒者にさせた」というメディアにおける定説を覆した。

 その一方で、ボビーはホイットニーを心身共に支配していたDV男というウワサは真実だと断言し、「ボビーからのDVと薬物依存から抜け出すのは、ホイットニーの強い意志がなければできない。自分は彼女を救えないから、アシスタントを辞任したのだ」とつづった。

 ホイットニーの死の一因として、ツアーの過密スケジュールのせいで薬物依存が悪化したと報じられてきたが、彼女の死後、事務所側は「公演をたくさん入れたのは、彼女と娘が路頭に迷うことを回避するためだった」と説明したそう。それに対し、ロビンは「そうやって彼女にプレッシャーをかけたのね」と激怒し、事務所側とケンカしたとのこと。なお、ホイットニーの娘ボビー・クリスティナも、母の死後に薬物依存に陥り、15年1月、ホイットニーと同じように浴槽で意識を失っている状態で発見。意識を回復することなく、半年後に22歳の若さで死去している。

【セレブ自叙伝・衝撃の話題作ベスト5】ホイットニーとの同性愛、ダグラス家の闇……

 近年、海外セレブの間で何度目かの自叙伝ブームが到来している。「今だから明かせる秘話や暴露話」によって再び自身に注目が集まるきっかけになり、ベストセラーになれば「作家」という肩書や莫大な報酬も手に入る。セレブにとってはプラスになることばかりなのだ。

 9月には女優デミ・ムーアが初の自叙伝『Inside Out』を発売し、3番目の夫であるアシュトン・カッチャーから3Pを提案されたこと、42歳の時にアシュトンとの子を妊娠6カ月で亡くした過去を明かした。10月発売の歌手エルトン・ジョンの自叙伝『Me』も、「故ダイアナ妃をめぐる、シルベスター・スタローンとリチャード・ギアの一触即発の事態」「エリザベス女王が言うことをきかないおいを何回も往復ビンタした」ことなど、世界的大スターの彼が見聞きした話を次から次へと紹介し、話題騒然となった。

 今回は、“自叙伝の当たり年”である2019年に発売された、興味深いセレブの自叙伝を5冊紹介しよう。

ラマー・オドム『Darkness to Light』

 父親は家族を捨てたヘロイン中毒者で、女手ひとつで育ててくれた母親は12歳の時に大腸がんで死去という苦境の中で育った、元プロバスケットボール選手のラマー・オドム。NBAロサンゼルス・レイカーズ時代に全盛を極め、2004年のアテネオリンピックではアメリカ代表として銀メダル獲得に貢献した。プライベートでは、09年にカーダシアン姉妹の三女クロエと電撃婚。新婚生活がリアリティ番組として放送されたが、ラマーはカメラを嫌い、クロエとも不仲に。薬物に逃げ、浮気までウワサされるようになり、クロエから離婚を突きつけられた。そして、離婚成立直前の15年10月、ネバダ州の売春宿でオーバードーズにより意識不明の重体に。奇跡的に回復するが、再び薬物に手を出し、入院時からずっと支えてきたクロエに見捨てられる。その後、リハビリ施設に入って、ようやく薬断ちの道筋が見えるようになった。

 そんなラマーが今年5月に発売した『Darkness to Light』では、自分がどれほど重度な薬物依存症/セックス依存症だったかをつづっている。

 「クロエと結婚した当初から浮気していた。コカイン依存だったことも隠していた」といい、「(クロエとの結婚による)スポットライトが、薬物依存症、選手としてのキャリアの低迷、不貞行為と混じり合い、致命的なカクテルとなってしまった」と分析。そして、「自分は、妄想症、不安症、うつ病にコカイン中毒。それにセックス依存症でもあった」「薬物依存症の人間は、悪習慣を隠すのがとても上手。そんなオレに、クロエは見切りをつけたんだ」と離婚に至った経緯を明かした。クロエのことは心の底から愛していたそうで、「後悔で今でも胸が苦しくなる。でも後悔は慣れなければならないものだから。仕方ないね」。

 また本の中では、これまでセックスした女性の数は2,000人を超えると告白。「本当に多くのストリッパーと寝たから、正確な数は覚えていない。自分にとっては大したことではなかった。時々彼女たちにお金をあげたけど、軽く見たことは一度もない」といい、セックスはスナック菓子を食べるような感覚だと正直につづった。

 自叙伝執筆時はリハビリのおかげでクリーンだったが、「自分は今も依存症患者」「今も苦しんでいる。でももう闇のそばには行かない。絶対に」と、強い意志を持って薬物・セックス依存症に打ち勝つと宣言。彼は長らくクロエに未練を持っていたが、先日パーソナル・トレーナーの女性と婚約。ファンは、今度こそは幸せになってほしいと心から願っているようだ。

 名優カーク・ダグラスを祖父に、セクシーな演技派俳優マイケル・ダグラスを父に持ち、大豪邸で生まれ育ったキャメロン・ダグラス。両親の離婚後は映画プロデューサーの母親に育てられたが、祖父、父と同じく俳優の道を歩む決心をし、1997年にジャッキー・チェン主演の香港映画『ナイスガイ』で銀幕デビューを果たした。『グロムバーグ家の人々』(03)では祖父、父、祖母と共演して大きな話題となるも、待望の主演映画『National Lampoon’s Adam & Eve』(05)が大コケしてからは、薬物事件で繰り返し逮捕されるようになり、10年には違法薬物取引で禁錮5年の実刑判決を受けた。

 裁判では、カークとマイケル、継母で女優のキャサリン・ゼタ=ジョーンズも嘆願書を出し、薬物を断ち切れるよう応援されたキャメロンだったが、収監中にも薬物を使用し、仮釈放は16年1月まで延びた。その後もマリファナ所持などトラブルを起こしているが、今はかなり落ち着いたとみられている。

 そんなキャメロンが今年10月、自叙伝『Long Way Home』を出版。セレブ一族の3世として生まれ、何不自由なく育った彼がどのように転落していったのかが、生々しく描かれている。

 「幼少期、父から『葉っぱを紙に巻いて、おじさんに渡しなさい』と言われて、お手伝いしていた。まだ小さかったから、それがマリファナだとは知らなかった」「もう少し大きくなると、近所の邸宅をのぞき見して、“美しい大人たちがやっている秘密のアレコレ”を目の当たりにするようになった」「7歳の時に母親から父が浮気していると告げられ、『どうしよう』と相談された」などと、映画に出てくるような非日常的な話をサラッと明かしている。

 さらには、「両親が離婚し、13歳で寄宿学校に入れられ、ホームシックに」「父のエロティックな映画(87年公開の『危険な情事』)が大ヒットしたことでいじめられた」など、悲しい思春期についても告白。寄宿学校でマリファナに手を出したキャメロンは退学処分となり、地元で悪い仲間とつるむように。「15歳でコカイン、17歳で覚醒剤、19歳で液状コカイン、26歳でヘロインに手を出すようになった」そう。彼の人生は、覚醒を溶かし、注射器で血管に打つやり方を覚えたことで大きく狂ったそうで、「打った途端、クスリが体中に回る。頭の中で鐘の音が鳴り響くような興奮と爽快感がある」と説明。その結果、1時間に2、3回打つほどの中毒者となり、痙攣を起こしながら毎回オーバードーズ寸前まで打っていたという。マイケルが「このままだと死んでしまう」と小遣いを制限したため、薬物を買うために盗みを働いたり、売人を拳銃で脅して薬物を奪ったり。最終的に売人となり、09年に逮捕された。

 薬物依存に陥ったことについて、「偉大な父・祖父の存在や、ハリウッドの重圧は関係ないし、環境のせいでもない。自分自身の問題」と断言している。キャメロンは、今も薬物断ちに励んでいる状態。17年12月に生まれた娘のためにも、そして交際3年目になる恋人のためにも、もう刑務所には戻らないと誓っている。

 1970年代にパンクロックバンド「ブロンディ」の美女ボーカリストとして、世界的な人気を博したデボラ。その小悪魔的な魅力は音楽業界だけでなくファッションやアート業界も席巻し、ポップアートの旗手アンディ・ウォーホルが彼女のルックスにほれ、肖像画を手がけたことは有名だ。

 デボラは、バンドのギタリスト、クリス・ステインと長年交際。共に重度の薬物依存症という状態で、荒れた私生活を送ってきたという。ブロンディは82年に解散後するも97年に再結成し、デボラは70歳を越えた現在も、歌手、アーティスト、慈善家として活動している。

 10月に発売した自叙伝『Face It』では、ブロンディの絶頂期の音楽業界についても書かれている。

 77年、故デヴィッド・ボウイにコカインをあげたときには、お礼のつもりだったのか、「イチモツを見せてくれた」そう。「彼は超巨根で、男でも女でも構わず下半身を見せるのが好きだった。おもしろくて、かわいくて、セクシーな人だった」と回想。現在、殺人罪で服役している音楽プロデューサー、フィル・スペクターの自宅を訪問した時は、「片手に拳銃、もう片方の手には酒のボトルを持っていた」そうで、恐怖を感じたと暴露した。

 ロックな生活は楽しいことばかりではなく、クリスとヘロインにどっぷり浸かり自己破産したこと、70年代初めにライブの後、クリスとアパートに戻る際に後をつけてきた男に刃物で脅され、縛られ、ギターやカメラを盗まれた上にレイプされたという。ギターを盗まれたことのほうがショックだったそうだが、クリスに慰めてもらったから精神的に立ち直れたと明かした。ほかにも、元恋人に拳銃で脅されたり、後に死刑となった連続殺人鬼テッド・バンディの車に偶然ヒッチハイクをしていて乗り込んだりと、散々危ない目に遭ってきたそう。

 それでも、自叙伝のプロモーション・インタビューで「後悔していることは?」と聞かれ、「何もない」と即答。そんな彼女の姿は「70歳を過ぎても最高にかっこいい」と絶賛されている。

 2018年の平昌オリンピックに、男子フィギュアスケート選手として出場したアダム・リッポン。個人戦では振るわなかったが、団体戦では銅メダルを獲得した。同性愛者をカムアウトしている彼にはアンチも多いが、彼らにひどい言葉をかけられても怒らず、絶賛するファンに媚びることもなく、マイペースな姿に多くの人が興味を抱き、オリンピックが終わる頃にはすっかり人気者になっていた。

 オリンピック後は、アマチュア競技から引退。プロのスケーターとしてツアーに参加したり、コンペ番組やリアリティ番組に出演したりと大忙し。そんな彼が今年10月、自叙伝『Beautiful on the Outside』を発売した。米芸能誌「People」のインタビューでは、「アスリートの引退直後のことはあまり話題にならない。次の生活へ移行し、環境が一変することでうつになる人も多い。自分は恵まれているほうだけど、それでも大変だと感じる。本を書くことはセラピーになった」と、30歳の若さで自叙伝を出した理由を説明した。

 幼いころは「男子なのに、アイスホッケーではなくフィギュアスケートをやっているのか」といじめられたそうで、「4年生の時、『スケートをやってるなんてゲイだろ』と言われた時には、なんのことだか理解できなかった。でもクラスのみんなの前で侮辱されているのは理解できた。なんでそんなことされるのか、ゲイとはなんなのか、まったく知らなかったけれど」と回想。「自分は大好きなスケートを毎日していたから楽しかったけど、自分をからかった子たちを気の毒に感じて。スケート教室には理解し合える仲間がいたから、(いじめは)つらくなかった」という。

 選手としては繰り返し挫折しており、オリンピックをあきらめかけたことも何度もあったとか。それでも「自分のやってきたことは素晴らしいはず!」と思考を変えて乗り越えたそう。このようにポジティブかつウィットに富んでいる自叙伝だが、一方でこれまで明かされなかった“最悪な”元恋人について赤裸々につづられている。

 「People」のインタビューでは、「暴露しようと思ったわけじゃない」と前置きした上で、「この関係はやめたほうがいいとわかっているのに、恋人関係を続けている人は多いでしょう? 自分はそうならないと思っていたのに、一瞬にして『なんでこんな目に?』という状態になっていて呆然とした」「この交際でたくさんのことを学んだ。自分には価値があるんだって。例えば、モラハラやDVを受けても『仕方ない。自分も悪いから』と思う人がいるかもしれない。でも、相手から尊敬されずに交際するなんてダメ!」と、自分を大切にするよう呼びかけている。

 2012年2月にホテルの浴槽で溺死し、世界中に大きな衝撃を与えたホイットニー・ヒューストン。司法解剖の結果、入浴中にコカイン摂取の影響で心臓発作が起き、溺れ死んだ可能性が高いと発表された。この時、多くのファンから「あなたが彼女のそばにいれば、死ななかったのに!」と非難された女性がいた。その女性とは、ホイットニーが無名だった頃からの大親友で、同性愛関係をウワサされてきたロビン・クロフォード。00年にホイットニーの元を去ったといわれている元アシスタントだ。

 ロビンは現在フィットネス・トレーナーとして働いており、芸能事務所に勤める女性と同性婚し、養子を2人を育てながら穏やかに暮らしている。そんなロビンが長年の沈黙を破り、「ホィットニーに捧げる」自叙伝を執筆したのだ。

 11月に発売されたばかりの本作では、「19歳のときに地元のサマーキャンプで17歳だったホイットニーと出会い、すぐに恋に落ちた」「歌手として契約を結ぶ前、スキャンダルになるからと体の関係は終わらせた。だから肉体関係を持ったのは2年間だけ」「深い絆で結ばれていたため、互いに性的な関係がなくても構わないと思っていた」などと赤裸々に告白。

 ホイットニーの男性遍歴についても「キャリア初期に(ジャクソン5の)ジャーメイン・ジャクソンと付き合ったし、ロバート・デ・ニーロには口説かれたがなびかなかった」「ホイットニーはエディ・マーフィーに夢中だったが、彼はあまのじゃくな性格で、安定した交際にはならなかった」「でも(ホイットニーの夫)ボビー・ブラウンとの結婚式当日、エディから電話がかかってきて『結婚はやめろ』と言われた」などと暴露した。

 また、ホイットニーは自分と付き合い始めた当初から一緒にマリファナを吸っていたといい、彼女自身、コカインに手を出したのは14歳のときと言っていたそう。そして「やめられるけど、今はその時期じゃない」と、スターになってからもドラッグを続けていたという。これにより、「ボビーがホイットニーにドラッグを勧めて中毒者にさせた」というメディアにおける定説を覆した。

 その一方で、ボビーはホイットニーを心身共に支配していたDV男というウワサは真実だと断言し、「ボビーからのDVと薬物依存から抜け出すのは、ホイットニーの強い意志がなければできない。自分は彼女を救えないから、アシスタントを辞任したのだ」とつづった。

 ホイットニーの死の一因として、ツアーの過密スケジュールのせいで薬物依存が悪化したと報じられてきたが、彼女の死後、事務所側は「公演をたくさん入れたのは、彼女と娘が路頭に迷うことを回避するためだった」と説明したそう。それに対し、ロビンは「そうやって彼女にプレッシャーをかけたのね」と激怒し、事務所側とケンカしたとのこと。なお、ホイットニーの娘ボビー・クリスティナも、母の死後に薬物依存に陥り、15年1月、ホイットニーと同じように浴槽で意識を失っている状態で発見。意識を回復することなく、半年後に22歳の若さで死去している。

【セレブの「オーマイゴッド!」な瞬間】エマ・ワトソン、アン・ハサウェイ、ニッキー・ミナージュほか8連発!

 売れっ子になったセレブにも、憧れのスターは当然いるもの。どれだけキメた表情をしていても、憧れていた人物を目の前にすると、うれしさと興奮のあまり、どんな売れっ子セレブも“素の自分”に戻ってしまうのだ。今回は、“憧れのスター”の登場で「オーマイゴッド!」と慌てふためくセレブたちのリアクションを紹介しよう。

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アン・ハサウェイ<憧れのスター:マライア・キャリー>

 ロバート・デ・ニーロ、メリル・ストリープらハリウッドの大御所俳優と共演しては堂々と演技しているアン。そんな彼女も憧れのマライアの前では、テンションが上がりすぎて「ちょっと変」な言動を見せた。

 アンがマライアに接近したのは2015年9月、主演映画『マイ・インターン』のプレミア上映会でのことだった。インタビューを受けていたアンは、当時交際していた大富豪の彼と一緒にレッドカーペットに現れたマライアを見て、「腕2本分の距離にマライアがいる!」と大興奮。「これ、史上最高のグラマラスだわ。文法的におかしいわね。私、大学行ったはずなのに。ま、中退したんだけど」と笑い、レポーターからの質問にも上の空。チラチラと後方で別のインタビューを受けているマライアを見て、「腕1本分の距離に縮まった!」とにっこり。「挨拶したら?」と勧められると、「いやいやいや、大丈夫! その時が来たら会うから」「というか、今のこの瞬間をカメラに撮ってもらえて最高。バックにマライアがいるっていうね!」と、何度もマライアを見ながら幸せそうな表情を見せていた。

 アンはその後出演した深夜トーク番組で「前もって準備されているミーティングなら大丈夫なんだけど、基本的に人と会うのは苦手」「相手がマライアだと自分でなくなっちゃうほど変になっちゃうとわかっていたから、対面したくなかったの」と説明。ちなみにマライアはアンが自分のファンだと知り、「あなたの映画、最高だったわよ」というツイートを投稿していた。

P!NK<憧れのスター:ジョニー・デップ> 

 女性が憧れる「クールで強いオンナ」の代表格である歌手のP!NKにも、目の前にすると少女のように縮こまってしまうような憧れのスターがいる。

 2016年5月に人気深夜トーク番組に出演した彼女。ジョニー・デップ主演の映画『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』のサントラに挿入されている「Just Like Fire」を歌っているものの、「ジョニーに会ったのは一度だけ。避けまくったけどね。だって彼の前で話すことなんてできないし」と照れながら笑い、「ジョニーとマイケル・キートンのファン」だと告白した。

 「私は会いたくなかったのに、夫(ケアリー・ハート)がジョニーに引き合わせたの。めちゃくちゃマヌケだったわ。店の中でレコードの棚の裏に隠れて、『嫌だ!』と拒否したのに……。『“アリス”を見たわよ! 私、曲を書くことになってるの』と話したら、『(ミュージシャンの)アリス・クーパー見たの?』って言われちゃって」と、会話がまったくかみ合わなかったと苦笑した。

 そこに、サプライズでジョニーが登場。P!NKは顔を真っ赤にさせて照れながらも、ハグをしてもらい、ガッツポーズ。極力ジョニーを見ないようにするなど、しどろもどろな対応だった。ジョニーが去ると、両手で顔をパタパタとあおぎ、「もう向こう行って~! みんな意地悪よね。最悪! 大嫌い!」「最悪の日だわ」と最後まで照れまくっていた。

 

 
 
 
 
 
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 2016年10月に、チャリティーコンサート「Tidal X」でパフォーマンスしたニッキー。その場には、彼女が崇拝するR&B歌手ローリン・ヒルも来ていた。コンサート終了後、ニッキーは自身のインスタグラムに、憧れのローリンと対面した時の動画を投稿。その動画を見て、ファンは驚いた。プライドが高いことで知られ、自分のことをクイーンと呼ぶニッキーが、感激のあまりローリンにひざまずき、土下座までしたからだ。

 ニッキーはローリンの両手を握りしめ、「あなたのことがめちゃくちゃ大好きなんです」と告白。ローリンは「おほほほ」と笑い、ほほ笑みながらニッキーを抱きしめる。ニッキーは少女のような表情になり、ローリンに「あなたの魂、精神、あなたのすべてが大好き」と打ち明けていた。

 その後、ニッキーはインスタグラムに2ショット写真も投稿。「高校の卒業アルバムに、彼女のことを書いたのよ!」と一言添えた。

チャンス・ザ・ラッパー<憧れのスター:ビヨンセ>

 グラミー賞を獲得した、若手ラッパーのチャンス・ザ・ラッパー。彼が勢いに乗り始めた2016年8月、パフォーマンス出演した『MTV VMA』のバックステージでインタビューを受けている時に、憧れのビヨンセと初邂逅した。

 後方から歩いていたビヨンセが、インタビューを撮影しているカメラに気づき、彼の背中にぴったりくっついて笑顔でポーズをとり、そのまま去っていったのだ。「誰が抱きついてきたのかな?」という表情で振り返ったチャンス・ザ・ラッパーは、そのイタズラの犯人が「世界で一番大好き」と公言しているビヨンセだと知ると、「オー・マイ・ゴッド! ビヨンセじゃん!!」と全身を使って喜びを表現。インタビューを放り出し、ビヨンセの元に駆け寄ってハグしていた。

 人気ドラマ『ビッグ・リトル・ライズ』などに出演している中堅俳優のアダム。彼の憧れのスターは映画『スター・ウォーズ』シリーズでルーク・スカイウォーカー役を演じたマーク・ハミルだ。

 2017年5月4日(英語でメイ・フォース)、人気深夜トーク番組に出演したアダムは、「あなた、『スター・ウォーズ』のファンなんですってね。今日は『メイ・ザ・フォース・ビー・ウィズ・ユー』(フォースと共にあらんことを)にかけて、スター・ウォーズの日なのよね。あなた好きすぎて、幼い時にマーク・ハミルに誕生日パーティーの招待状を送ったんですって?」と質問され、「そうなんだよ。来なかったけど。でも忙しい人だからね」と説明している最中、『スター・ウォーズ』のテーマソングがかかり、ライトセーバーを構え持ったマークが登場。

 アダムは、信じられないとばかりに「ノー! ノー!」と声を上げ、感激した表情に。取り乱すことなく座っていたアダムだが、手が小刻みに震えており、「超緊張している!」「本当に好きなんだよね」とネット上で大きな話題となった。アダムはその後、横に座ったマークをじっと見続けて、「私の人生の中で最高の時です。いや、本当に」と大喜びしていた。

エマ・ワトソン<憧れのスター:セリーヌ・ディオン>

 2017年3月にロサンゼルスで開催された『美女と野獣』のプレミア上映会には、話題作ということもあり、実に大勢のセレブが駆けつけた。マット・デイモンや娘ブルー・アイビーを連れたビヨンセらが出席してレッドカーペットを盛り上げたが、同作の主演女優エマ・ワトソンが心奪われたのは、憧れの歌手セリーヌ・ディオンだった。

 91年に公開されたオリジナルアニメ映画『美女と野獣』で、ピーボ・ブライソンと共に主題歌を歌ったセリーヌは、2017年版のサントラでも「時は永遠に」を歌っているという縁で、プレミア上映会に出席。エマは彼女が来ることを知っていたと思われるが、「(実物を見た瞬間に)思わず、近くにいた広報の腕をつかんで『耐えられないかもしれない』と言ってしまった」と、後日出演した深夜トーク番組で明かした。

 エマは番組で「私の両親はセレブとかハリウッドスターとかあまりよく知らないし、興味もない人たちなんだけど。でも、母は車の中でセリーヌ・ディオンばかりかけてたの。ノンストップで」と、彼女の歌を聴きながら育ったと説明。「母に、『セリーヌに会った』と言えるのよ。きっと取り乱しちゃう。セリーヌ・ディオンが誰だかわかるから」と、声を震わせながら興奮気味に語っていた。

 映画『Girls Trip』(17)で、下品かつ破天荒だけど憎めない女性を演じ、一躍人気者となったティファニー。2018年のアカデミー賞授賞式にはプレゼンターとして登場し、「疲れたから」とスリッパをパタパタさせながらステージを歩き、会場を爆笑の渦に巻き込んだ。

 そんな彼女にとってこの年のアカデミー賞のハイライトは、レッドカーペットで憧れの女優メリル・ストリープに会ったこと。インタビューを受けている時、メリルが会場に到着したことを知らされた彼女は、「え?」という表情で後方を振り向き、「ぎゃー! メリル・ストリープぅ!!」と叫びながら取り乱し、ロングドレスをたくし上げ、通路を区切っていたロープをまたいで彼女の元に駆け寄った。そして、大きな目をいっそう大きく開けてメリルを見つめ、ハグをしてもらい、興奮のあまり「どうか、どうか、私の母親を演じてください!」と妙なことを繰り返し頼んでいた。

 メリルと対面後、インタビューに戻ったティファニーは「メリルはどんなにおいがした?」と聞かれ、「成功のにおいがしたわ」と真面目な顔で回答。いつもヘラヘラしている彼女が真剣な表情になったことから、ファンは「本当にメリルが好きなんだ」と驚いた。

カーディ・B <憧れのスター:レディ・ガガ>

 攻撃的な女性ラッパーとして大人気のカーディ。小さい頃からラップばっかり聞いているのかと思いきや、ポップスもよく聞いており、レディ・ガガのことが大好きだと公言している。

 カーディは、2016年に「10代の私を変えてくれたのはガガだった」「ガガは、『私らしくいればいいんだ、(人と)変わっていてもいいんだ』と教えてくれた」とツイート。17年にはカーディが高校のイベントでガガの「Bad Romance」をパフォーマンスする動画が流出し、本物のリトルモンスター(ガガのファンの名称)だったのだとファンを驚かせた。

 そんなカーディがガガに対面したのは、今年のグラミー賞の会場。ガガに話しかけられたカーディは、素の彼女に戻り、にこにこ笑いっぱなし。「きゃー」というような仕草を見せ、はにかむような笑顔でガガとハグをしていた。かつて「コラボしたい歌手は?」と聞かれた際に、「私のアイドルのガガ」と即答した上で、カメラに向かって「アイラブユー、ビッチ!」と呼びかけたこともあるカーディだが、ガガの前では素直な少女に戻っていた。

 ガガは昨年、前述の16年のカーディのツイートに気づき、「ラブ・ユー・ガール」とコメント。「Bad Romance」をパフォーマンスするカーディの動画にも「最高」とコメントしている。

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 売れっ子になったセレブにも、憧れのスターは当然いるもの。どれだけキメた表情をしていても、憧れていた人物を目の前にすると、うれしさと興奮のあまり、どんな売れっ子セレブも“素の自分”に戻ってしまうのだ。今回は、“憧れのスター”の登場で「オーマイゴッド!」と慌てふためくセレブたちのリアクションを紹介しよう。

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アン・ハサウェイ<憧れのスター:マライア・キャリー>

 ロバート・デ・ニーロ、メリル・ストリープらハリウッドの大御所俳優と共演しては堂々と演技しているアン。そんな彼女も憧れのマライアの前では、テンションが上がりすぎて「ちょっと変」な言動を見せた。

 アンがマライアに接近したのは2015年9月、主演映画『マイ・インターン』のプレミア上映会でのことだった。インタビューを受けていたアンは、当時交際していた大富豪の彼と一緒にレッドカーペットに現れたマライアを見て、「腕2本分の距離にマライアがいる!」と大興奮。「これ、史上最高のグラマラスだわ。文法的におかしいわね。私、大学行ったはずなのに。ま、中退したんだけど」と笑い、レポーターからの質問にも上の空。チラチラと後方で別のインタビューを受けているマライアを見て、「腕1本分の距離に縮まった!」とにっこり。「挨拶したら?」と勧められると、「いやいやいや、大丈夫! その時が来たら会うから」「というか、今のこの瞬間をカメラに撮ってもらえて最高。バックにマライアがいるっていうね!」と、何度もマライアを見ながら幸せそうな表情を見せていた。

 アンはその後出演した深夜トーク番組で「前もって準備されているミーティングなら大丈夫なんだけど、基本的に人と会うのは苦手」「相手がマライアだと自分でなくなっちゃうほど変になっちゃうとわかっていたから、対面したくなかったの」と説明。ちなみにマライアはアンが自分のファンだと知り、「あなたの映画、最高だったわよ」というツイートを投稿していた。

P!NK<憧れのスター:ジョニー・デップ> 

 女性が憧れる「クールで強いオンナ」の代表格である歌手のP!NKにも、目の前にすると少女のように縮こまってしまうような憧れのスターがいる。

 2016年5月に人気深夜トーク番組に出演した彼女。ジョニー・デップ主演の映画『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』のサントラに挿入されている「Just Like Fire」を歌っているものの、「ジョニーに会ったのは一度だけ。避けまくったけどね。だって彼の前で話すことなんてできないし」と照れながら笑い、「ジョニーとマイケル・キートンのファン」だと告白した。

 「私は会いたくなかったのに、夫(ケアリー・ハート)がジョニーに引き合わせたの。めちゃくちゃマヌケだったわ。店の中でレコードの棚の裏に隠れて、『嫌だ!』と拒否したのに……。『“アリス”を見たわよ! 私、曲を書くことになってるの』と話したら、『(ミュージシャンの)アリス・クーパー見たの?』って言われちゃって」と、会話がまったくかみ合わなかったと苦笑した。

 そこに、サプライズでジョニーが登場。P!NKは顔を真っ赤にさせて照れながらも、ハグをしてもらい、ガッツポーズ。極力ジョニーを見ないようにするなど、しどろもどろな対応だった。ジョニーが去ると、両手で顔をパタパタとあおぎ、「もう向こう行って~! みんな意地悪よね。最悪! 大嫌い!」「最悪の日だわ」と最後まで照れまくっていた。

 

 
 
 
 
 
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 2016年10月に、チャリティーコンサート「Tidal X」でパフォーマンスしたニッキー。その場には、彼女が崇拝するR&B歌手ローリン・ヒルも来ていた。コンサート終了後、ニッキーは自身のインスタグラムに、憧れのローリンと対面した時の動画を投稿。その動画を見て、ファンは驚いた。プライドが高いことで知られ、自分のことをクイーンと呼ぶニッキーが、感激のあまりローリンにひざまずき、土下座までしたからだ。

 ニッキーはローリンの両手を握りしめ、「あなたのことがめちゃくちゃ大好きなんです」と告白。ローリンは「おほほほ」と笑い、ほほ笑みながらニッキーを抱きしめる。ニッキーは少女のような表情になり、ローリンに「あなたの魂、精神、あなたのすべてが大好き」と打ち明けていた。

 その後、ニッキーはインスタグラムに2ショット写真も投稿。「高校の卒業アルバムに、彼女のことを書いたのよ!」と一言添えた。

チャンス・ザ・ラッパー<憧れのスター:ビヨンセ>

 グラミー賞を獲得した、若手ラッパーのチャンス・ザ・ラッパー。彼が勢いに乗り始めた2016年8月、パフォーマンス出演した『MTV VMA』のバックステージでインタビューを受けている時に、憧れのビヨンセと初邂逅した。

 後方から歩いていたビヨンセが、インタビューを撮影しているカメラに気づき、彼の背中にぴったりくっついて笑顔でポーズをとり、そのまま去っていったのだ。「誰が抱きついてきたのかな?」という表情で振り返ったチャンス・ザ・ラッパーは、そのイタズラの犯人が「世界で一番大好き」と公言しているビヨンセだと知ると、「オー・マイ・ゴッド! ビヨンセじゃん!!」と全身を使って喜びを表現。インタビューを放り出し、ビヨンセの元に駆け寄ってハグしていた。

 人気ドラマ『ビッグ・リトル・ライズ』などに出演している中堅俳優のアダム。彼の憧れのスターは映画『スター・ウォーズ』シリーズでルーク・スカイウォーカー役を演じたマーク・ハミルだ。

 2017年5月4日(英語でメイ・フォース)、人気深夜トーク番組に出演したアダムは、「あなた、『スター・ウォーズ』のファンなんですってね。今日は『メイ・ザ・フォース・ビー・ウィズ・ユー』(フォースと共にあらんことを)にかけて、スター・ウォーズの日なのよね。あなた好きすぎて、幼い時にマーク・ハミルに誕生日パーティーの招待状を送ったんですって?」と質問され、「そうなんだよ。来なかったけど。でも忙しい人だからね」と説明している最中、『スター・ウォーズ』のテーマソングがかかり、ライトセーバーを構え持ったマークが登場。

 アダムは、信じられないとばかりに「ノー! ノー!」と声を上げ、感激した表情に。取り乱すことなく座っていたアダムだが、手が小刻みに震えており、「超緊張している!」「本当に好きなんだよね」とネット上で大きな話題となった。アダムはその後、横に座ったマークをじっと見続けて、「私の人生の中で最高の時です。いや、本当に」と大喜びしていた。

エマ・ワトソン<憧れのスター:セリーヌ・ディオン>

 2017年3月にロサンゼルスで開催された『美女と野獣』のプレミア上映会には、話題作ということもあり、実に大勢のセレブが駆けつけた。マット・デイモンや娘ブルー・アイビーを連れたビヨンセらが出席してレッドカーペットを盛り上げたが、同作の主演女優エマ・ワトソンが心奪われたのは、憧れの歌手セリーヌ・ディオンだった。

 91年に公開されたオリジナルアニメ映画『美女と野獣』で、ピーボ・ブライソンと共に主題歌を歌ったセリーヌは、2017年版のサントラでも「時は永遠に」を歌っているという縁で、プレミア上映会に出席。エマは彼女が来ることを知っていたと思われるが、「(実物を見た瞬間に)思わず、近くにいた広報の腕をつかんで『耐えられないかもしれない』と言ってしまった」と、後日出演した深夜トーク番組で明かした。

 エマは番組で「私の両親はセレブとかハリウッドスターとかあまりよく知らないし、興味もない人たちなんだけど。でも、母は車の中でセリーヌ・ディオンばかりかけてたの。ノンストップで」と、彼女の歌を聴きながら育ったと説明。「母に、『セリーヌに会った』と言えるのよ。きっと取り乱しちゃう。セリーヌ・ディオンが誰だかわかるから」と、声を震わせながら興奮気味に語っていた。

 映画『Girls Trip』(17)で、下品かつ破天荒だけど憎めない女性を演じ、一躍人気者となったティファニー。2018年のアカデミー賞授賞式にはプレゼンターとして登場し、「疲れたから」とスリッパをパタパタさせながらステージを歩き、会場を爆笑の渦に巻き込んだ。

 そんな彼女にとってこの年のアカデミー賞のハイライトは、レッドカーペットで憧れの女優メリル・ストリープに会ったこと。インタビューを受けている時、メリルが会場に到着したことを知らされた彼女は、「え?」という表情で後方を振り向き、「ぎゃー! メリル・ストリープぅ!!」と叫びながら取り乱し、ロングドレスをたくし上げ、通路を区切っていたロープをまたいで彼女の元に駆け寄った。そして、大きな目をいっそう大きく開けてメリルを見つめ、ハグをしてもらい、興奮のあまり「どうか、どうか、私の母親を演じてください!」と妙なことを繰り返し頼んでいた。

 メリルと対面後、インタビューに戻ったティファニーは「メリルはどんなにおいがした?」と聞かれ、「成功のにおいがしたわ」と真面目な顔で回答。いつもヘラヘラしている彼女が真剣な表情になったことから、ファンは「本当にメリルが好きなんだ」と驚いた。

カーディ・B <憧れのスター:レディ・ガガ>

 攻撃的な女性ラッパーとして大人気のカーディ。小さい頃からラップばっかり聞いているのかと思いきや、ポップスもよく聞いており、レディ・ガガのことが大好きだと公言している。

 カーディは、2016年に「10代の私を変えてくれたのはガガだった」「ガガは、『私らしくいればいいんだ、(人と)変わっていてもいいんだ』と教えてくれた」とツイート。17年にはカーディが高校のイベントでガガの「Bad Romance」をパフォーマンスする動画が流出し、本物のリトルモンスター(ガガのファンの名称)だったのだとファンを驚かせた。

 そんなカーディがガガに対面したのは、今年のグラミー賞の会場。ガガに話しかけられたカーディは、素の彼女に戻り、にこにこ笑いっぱなし。「きゃー」というような仕草を見せ、はにかむような笑顔でガガとハグをしていた。かつて「コラボしたい歌手は?」と聞かれた際に、「私のアイドルのガガ」と即答した上で、カメラに向かって「アイラブユー、ビッチ!」と呼びかけたこともあるカーディだが、ガガの前では素直な少女に戻っていた。

 ガガは昨年、前述の16年のカーディのツイートに気づき、「ラブ・ユー・ガール」とコメント。「Bad Romance」をパフォーマンスするカーディの動画にも「最高」とコメントしている。

【セレブの「オーマイゴッド!」な瞬間】テイラー・スウィフト、セレーナ・ゴメスほか7連発!

 世界中にファンがいるセレブスターたち。普段は歓声を浴びている側の彼ら・彼女たちにも、当然、小さいころからの憧れの人がいる。売れっ子となっても、その気持ちは変わらぬまま。憧れていたセレブを目の前にすると、うれしさと興奮のあまり、普段は決して見せない“素の自分”に戻ってしまうのだ。今回はそんな、“憧れの人に会ったセレブたち”のリアクションを紹介しよう。

ブランディ<憧れのスター:ホイットニー・ヒューストン>

 
 
 
 
 
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 1990年代後半にアメリカで大ヒットしたテレビコメディ『モエシャ』で、国民的子役となったブランディ。彼女の憧れのスターは、ホイットニーだった。

 2人は、95年の子どもの祭典『キッズ・チョイス・アワード』でパフォーマンスすることに。ブランディは、リハーサルでホイットニーを待ち伏せ。「優しい人かな。私のこと、好きになってくれるといいけどなぁ」と緊張している彼女に、ホイットニーは気さくに「ハ~イ! ベイビー・ガール!」と声をかけた。実際にホイットニーを目の前にしたブランディは、思わず「きゃ~」と叫び泣きながら逃げてしまう。ホイットニーは「何やってんの! 逃げないで! 泣かないでよ!」と両手を広げて迎え入れながらブランディをハグ。彼女はずっと憧れていたホイットニーに「がんばってるのね」と涙を拭いてもらい、大感激していた。

 ブランディはその後、ホイットニーと母娘のような絆を築き、テレビ映画『シンデレラ』(97)でも共演。ホイットニーは晩年、ブランディの弟レイ・Jと交際するなど縁深い関係にあった。ブランディは、憧れのホイットニーからもらった最後の言葉が「誰もあなたになれない。あなたらしくいることよ」だったと明かしている。

ブリトニー・スピアーズ<憧れのスター:ブラッド・ピット>

 アイドルとして人気絶頂だった2004年に自宅でインタビューを受けた際、インタビュアーに立派なフォトフレームに入れたブラッドとのツーショット写真を発見されてしまったブリトニー。インタビュアーに「まだ彼のこと好きなの?」と聞かれると、「まだまだ続いているわ。ちょっと、それ見せないでよ!」とめちゃくちゃ照れていた。

 それから10年以上たった15年、イギリスの朝のトーク番組に出演したブリトニーは「私が一番ノックアウトされたスターはブラッド・ピットよ」と告白。「10年くらい前に『ティーン・チョイス・アワード』で見かけたんだけど。その時の彼は長髪でね。もう一瞬でやられちゃったわ」「思わず、彼のもとに走り寄っちゃった。すごく高いヒールを履いていたのに、バカみたいに走っていって、『オーマイゴッド! 私、あなたの大ファンなんです!』と言ったの。あの時の私は正気じゃなかったわね。私の人生の中で一番ダサい瞬間だったと思う。でもね、彼はとってもセクシーだったわ」と、うっとりと語った。そして、「また会いたいわ」と述べ、彼のそばにいられるのなら、彼とアンジェリーナ・ジョリーの子どもたちのナニーになってもいいと明かした。

 ブリトニーだが、16年に受けたインタビューでも「一番最初に好きになったスターはブラッド・ピット」と明かし、当時彼女はシングルだったことから「今、彼もシングルなのよね!」とウキウキした声で語っていた。

 16歳の時にカントリー歌手としてデビューしたテイラー。長身、細身、ロングブロンドヘアの美少女だった彼女は、妖精のように美しく、たちまち人気者に。そんなテイラーの心を射止めたのは、人気ボーイズグループ「イン・シンク」の最年少メンバーだったジャスティン。当時、全米の女子が自室の壁にジャスティンのポスターを貼っていたといわれたが、テイラーもジャスティンに首ったけだったのだ。

 テイラーがデビューした時、ジャスティンはソロアーティストとして大成功を収めていた。テイラーは『エレンの部屋』に出演した時、ジャスティンの大ファンだと告白。2度目に同番組に出演した2008年11月、司会者のエレン・デジェネレスはサプライズでジャスティンを登場させたのだ。ジャスティンを見て、テイラーは思わず口を大きく開けびっくり。信じられないという表情で、ジャスティンをまじまじと見つめていた。

 その後、テイラーとジャスティンは友人となったが、テイラーはジャスティンの前では“いちファン”に戻り、キャーキャーと取り乱してしまうことが多い。その姿が最高にかわいいとファンは大喜びしている。

セレーナ・ゴメス<憧れのスター:シャイア・ラブーフ>

 長らくインスタグラムで最多フォロワーを持ち、“インスタの女王”と呼ばれていたセレーナ。彼女は、ディズニー・チャンネルの大先輩であるシャイアの大ファン。その理由を、「ディズニー番組(『おとぼけスティーブンス一家』)の子役からハリウッド映画スターに華麗なる成長を遂げた。すごく尊敬している」と説明しているが、シャイアの画像を見るたびに「超かっこいい!」とニヤけるところをみると、恐らく顔がタイプなのだろう。

 そんなセレーナが2011年6月にテレビ局でトーク番組の収録をしていた時、スタッフから「控え室にファンが来ているから、会ってあげて」と声をかけられた。気さくなセレーナは笑顔で向かい、「ハロー!」と声をかけたところ、そこにいたのはシャイア。驚いたセレーナはきびすを返し、スタッフに「だますなんてひどい!」というような顔をするも、追いかけてきたシャイアの顔を見て破顔。シャイアは「応援してくれて、ありがとうな」とハグし、セレーナは「お時間をとらせてしまって、本当にごめんなさい。私、あなたのことを崇拝していて」と照れまくり。ツーショット写真を撮ってもらったセレーナは、飛びきりのスマイルを見せていた。

 シャイアが去ってからも、セレーナは「超かっこよかった!」と大興奮。スタッフを「私のファンをダシに使うなんてひどい!」となじったものの、すぐさまご機嫌になっていた。

 映画『世界にひとつのプレイブック』(2012)で、13年度アカデミー賞主演女優賞を獲得。若き実力派女優として世界中から注目されるようになったジェニファー。受賞直後、アカデミー会場でのインタビューを受けているジェニファーの背後に、額の汗を拭き拭きしながら忍び寄ったのが、彼女が尊敬しているジャックだった。

 彼は汗が落ち着いたところでジェニファーに語りかけるのだが、思わぬ人の登場に大きく息をのむジェニファー。「見事な仕事だったよ」「インタビューを邪魔するつもりじゃなかったんだけど、おめでとうって言いたくてね」と話しかけるジャックに、パニック状態のジェニファーは「本当に、(邪魔するなんて)失礼だわ」とヘタな冗談を言ってしまう。

 去り際に「きみは昔付き合っていた彼女を思い出させるんだよ」と言うジャックに、ジェニファーは「え? 新しい彼女に見えるですって?」とポーズをとり、「考えとくよ」と言われる。ジェニファーは「オーマイゴッド!」と顔を覆い、インタビュアーに「まだいる? まだいる?」と興奮しまくり。「今夜一番記憶に残ることは、確実にこれよね!」と笑顔を見せた。

 ジェニファーはその後、ニュース番組のインタビューで「あれから花束と(高級シャンパンの)クリスタル、そして“もうきみが恋しいよ”というメモが贈られてきたの!」と、ジャックからアプローチされたことを告白。「ノロけるわけじゃないけど」「っていうか、これ秘密にしたほうがいいのよね! 私とジャックだけの」と、うれしそうに語った。

カミラ・カベロ<憧れのスター:エド・シーラン>

 先日受けた英紙「ザ・サン」のインタビューで、「アドバイスが必要な時には、いつもエド・シーランに聞く」と明かしたカミラ。「友人として長く付き合っているけど、アーティストとしての彼を友達としては見ていない。だって私は12歳のころから……彼がデビューアルバム『+』(2011)をリリースする前からの大ファンだから」「インタビューで『誰のファンですか?』と聞かれたら、必ず『エド・シーラン』と答えてた」「彼は私の音楽的なヒーローなの。テイラー・スウィフトもそうだけと、同じくらい大好きなの」「初めて一緒に仕事をした時は、なんだか非現実的な感じだった。(彼との仕事は)夢だったから」と喜びを表現していた。

 そんなカミラがエドに初めて会ったのは13年。「これまでで一番恥ずかしかった時は、初めてエド・シーランに会った時。3分後にはトイレに駆け込んで号泣しちゃったの。うれしすぎて」と回想。「エドには見られなかったけど。でも、いま告白するわ」とお茶目に語っていた。

 小さいころ、イギリスの女性グループ「スパイス・ガールズ」の大ファンだったという女優エマ・ストーン。そんな彼女を喜ばせようと、2014年に彼女が出演したオーストラリアのラジオ番組が、メラニー・ブラウンからのビデオメッセージを用意した。サプライズでビデオが再生された瞬間、エマは「オーマイゴッド! メル・Bが私に話しかけてくれてるの!? 本当に??」と興奮しながら涙目になり、あまりにも本気なリアクションにDJたちはドン引き。

 メルからの「スパイス・ガールズのファンでいてくれてありがとう。でも、私よりベイビー・スパイス(エマ・バントン)が好きなんですって? 罰としてスパイス・ガールズの曲を歌って」というメッセージを、口をパクパクさせながら「あっ!」「あ~」「スパイス・ガールズ、めちゃくちゃ好きなのよ!」と大感激しながら聞き、スパイス・ガールズの大ヒットソング「Wannabe」のラップ部分を上機嫌で披露した。

 エマは今年6月にスパイス・ガールズ再結成ツアーの会場へ足を運び、ベイビー・スパイスと対面。エマの本名はエミリーなのだが、ベイビー・スパイスの本名を意識してエマと名乗るようになったほど彼女に憧れているのだ。ツーショット写真のエマにはハリウッドスターのオーラはなく、“スパイス・ガールズ大好きな少女”に戻っており、大きな話題となった。

アリアナ・グランデ<憧れのスター:ジム・キャリー>

 
 
 
 
 
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 アリアナが、子役からアイドル歌手へと転身し、世界中から注目を集めていた2014年4月。大ヒット曲「Problem」のティーザーをお披露目した重要な日に、新曲よりも見てほしいとばかりに、ジムと初対面した動画を投稿した。動画のアリアナは「憧れのスターに会ったファン」そのもので、ジムと握手し、ハグをしてもらっても、涙をこらえるのに必死で言葉が出ない。すでにテレビ業界で成功を収めた子役とは思えぬ、素の少女に戻っていた。

 動画を投稿した日、アリアナはTwitterにも「子どものころから大好きだったジム・キャリーに会った。言葉が出なくって、話なんてできなかった。彼は優しくて、温かくて、人間だった。めちゃくちゃうれしい」「胸がいっぱいになっちゃってたんだけど、ママが『この子の最初の芸名は、ジムキャリーファン42@aol……』だってベラベラしゃべっちゃって。もう死にたい」「彼ったらね、『ずっと人間のままでいろよ』ってアドバイスをくれたの」と大興奮していた。

 ジムは今年のイースターに、マンチェスターのテロ事件、元恋人の死、婚約者との破局で精神的に落ち込んでいたアリアナに向けて、励ますようなツイートを発信。アリアナを大喜びさせていた。

【最も怖いホラー映画・10選】米メディア絶賛! 『ゴースト・ストーリーズ』ほか(前編)

 日本ではお盆のある暑い夏に背筋が凍るようなホラー映画を見るのが定番となっているが、欧米では一昔前まで、夜が長くなってくるハロウィンから冬にかけて見るのが定番だった。現在では季節に関係なくホラー映画が公開されるようになり、ここ数年は空前のホラー映画ブームが到来。今年はホラー映画の当たり年ともいわれている。

 今年最も話題になった作品は、8月に全米公開された『IT/THE END “それ”が見えたら、終わり。』。日本でも今月1日から全国公開され、8日には前作の『IT/イット“それ”が見えたら、終わり。』(17)が、日本テレビ系『金曜ロードSHOW!』にて地上波初放送となった。R-15に該当するシーンは編集されたものの、「日本でもとうとうR指定ホラーが地上波で放送される時代が来たのか!」とホラー映画ファンを喜ばせた。

 一口にホラーといっても、サイコスリラー系、幽霊系、殺人鬼系、モンスター系、ゾンビ系、ドール(人形)ホラーなど、ジャンルが細かく分かれている。画で恐怖を植え付けるスプラッタものや、反対に精神的に怖がらせるものもあり、実に奥が深いジャンルなのだ。

 今回はアメリカのカルチャーサイトのランキングを参考に、「最も怖いホラー映画」10作を選出した。なお、誰もが知る往年の名作ホラーがランキング上位を占めることもあり、今回は2015年以降に公開されたものを対象とした。

最も怖いホラー映画1:『ブレア・ウィッチ』(16)

 20年前に6万ドル(約650万円)という低予算で制作された、ホラーの名作『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』(99)。「ブレアの魔女(ブレア・ウィッチ)伝説を検証するために森に入った学生3人。彼らが消息を絶ってから1年後に森の中で発見された、恐怖の映像の数々を編集した」という設定で撮影されたモキュメンタリー(疑似ドキュメンタリー)ホラーの先駆けであり、撮影者と鑑賞者が同じ視点を持つPOV(Point of view)という手法も相まって世界的な大ヒットとなった。翌年『ブレアウィッチ2』(00)が公開されたが、正統な続編は16年公開の『ブレア・ウィッチ』である。

 『ブレア・ウィッチ』は、「前作で消息を絶った学生の弟が、姉を捜すために森に入る」ところから始まり、ドローンやGPSなどの最新機器を使いながら、森に挑む姿を追う。本作も臨場感あふれるPOVモキュメンタリーだが、はてしなく続く暗闇が舞台であることから恐怖度はアップ。POVならではの手ブレは前回以上に激しく、突然驚かせるお化け屋敷的な描写も多い。

 ホラー映画の多くがそうであるように“評価は賛否両論”だが、米カルチャーサイト「Vanity Fair」などが、「ノンフィクションかフィクションかわからない状態だった『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』よりも確実に怖さは増している」と評価。アメリカのホラージャンル専門サイトの「Bloody Disgusting」は「本作品はホラー界に革命を起こした」と絶賛し、「2016年度ベスト・ホラー映画」に選出した。

最も怖いホラー映画2:『死霊館 エンフィールド事件』(16)

 実在するアメリカの心霊研究家ウォーレン夫妻が、実際に扱った事件を描く大ヒットシリーズ『死霊館』(13)の2作目。手がけるのはサイコスリラー/ホラーのヒットメーカー、ジェームズ・ワン監督。ウォーレン夫妻も、前作同様、感情豊かな演技が売りのヴェラ・ファーミガとパトリック・ウィルソンが演じている。役者は演技派ぞろいで、老人の霊に憑依された子役の演技力は抜群。

 『死霊館 エンフィールド事件』の舞台は、1977年のロンドン近郊の街。「史上最長期間続いたポルターガイスト現象」として有名なエンフィールド事件の、身の毛もよだつような怪奇現象の数々を描いている。シリーズとしては、前回よりも人間ドラマがしっかりと描かれているため、絶望感や恐怖感が一層味わえる。

 大手映画批評サイト「ロッテン・トマト」では、批評家支持率80%、観客支持率81%と、高く評価されている。米業界紙「Hollywood Reporter」は、「前作も素晴らしかったが、本作はさらにレベルを上げてきた」と監督を大絶賛。多数のスピンオフ作品を持つが、シリーズの中でも最高傑作だという声が多い。

 苦手な人が多い、ドール(人形)ホラー。『チャイルド・プレイ』シリーズや『死霊館』シリーズのアナベルなどが有名だが、『ザ・ボーイ』は、「人形に魂が宿る」タイプではない、新感覚のドールホラーなのだ。

 主人公は、新天地での生活を始めるため田舎に越してきた若い女性。大きな洋館で老夫婦と暮らす、8歳の少年の世話するシッターの職を得たのだが、その少年は人形。老父婦から「世話をするにあたり絶対に破ってはならない10のルール」を言い渡されたが、彼女は洋館に一人きりになると人形を人間のように扱うのがバカらしくなり、ルールを次々と破ってしまう……。

 不気味なカットや怪奇現象を多用しながら物語は進み、最後には予想外の展開が。誰も考えもつかなかった結末なため、あぜんとする観客が続出した。ホラー作品なのにいろいろな問題を考えさせられる、という声まで上がった。

 あまりにも結末が衝撃的なため賛否両論となっているが、米にカルチャーサイト「The Wrap」は、「この恐怖のドールホラーは、ぞっとするのに、クレバーな造りを持つ」と絶賛。新しい人形ホラーの形を作った点では高く評価されている。

最も怖いホラー映画4:『ゴースト・ストーリーズ 英国幽霊奇談』(17)

 『ゴースト・ストーリーズ 英国幽霊奇談』は、イギリス各地でニセ超能力者やニセ霊能者のウソを暴いていたオカルト否定派心理学者フィリップ・グッドマン教授が主人公。尊敬する学者から調査依頼された3つの超常現象のタネを暴こうと現地に向かう。しかし、否定できないさまざまな現象に見舞われ、教授は戸惑う。その現象はつながりを見せ、ラストには思いもよらぬ「事実」が明らかになる。

 本作は、もともと舞台演劇作品であるため、ほかのホラー映画とは一味違う。突然に驚かせるような演出も多いが、やみくもに怖がらせるのではなく、ゾッとする感覚が味わえるのだ。

 イギリスのメディアは本作を高く評価しており、大手タブロイド紙「The Guardian」は「イングランド伝統の中で、身の毛がよだつ超常現象を語るアンソロジー」だと大絶賛している。

最も怖いホラー映画5:『ハッピー・デス・デイ』(17)

 『ハッピー・デス・デイ』は、目を覚ますたびに、殺される運命にある誕生日を繰り返す、新感覚のタイムループ・ホラー。

 主人公の女子大生は誕生日の朝、見知らぬ男子学生のベッドの上で、携帯電話の着信音により目覚める。ワガママ放題をして1日を過ごした彼女は、既婚者である教授との不倫を楽しみ、誕生日パーティに繰り出すのだが、その道中にお面をつけた人物に殺されてしまう。殺された瞬間、彼女は携帯電話の着信音で目覚める。すると、なんと殺された日の朝に戻っており、彼女は殺される運命にある1日をまた過ごす。殺されては誕生日の朝に戻る状態が続く彼女は、精神的に追い詰められていく。誕生日の朝を共に迎える男子学生に、事情を打ち明ける。半信半疑だった彼は「繰り返しループしているのには意味があるのでは?」と言い、彼女を殺す犯人を探し出して運命を変える手伝いをする。

 本作の監督は、『パラノーマル・アクティビティ 呪いの印』を手がけたクリストファー・ランドン。もともとはミーガン・フォックスが演じる予定だった主人公をジェシカ・ローテが演じ、「表情豊かなジェシカのほうがホラー向き」と言われるほどの当たり役となった。

 チャラい女子大生が主人公というのはB級ホラーに多いのだが、内容はしっかりしており、最初から最後まで飽きがこない。ストーリー展開も速く、サスペンス要素も満載だ。好評につき続編『ハッピー・デス・デイ 2U』が製作され、今年公開されている。

――残り5作、後編は11月17日公開!