『アンナチュラル』地獄を味わったミコトの複雑なキャラクターと、自殺事件を見事に覆す展開が魅力的!

 石原さとみが、暗い過去をもつ法医解剖医役を演じるドラマ『アンナチュラル』(TBS系)の第2話が19日に放送され、平均視聴率13.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。前回から0.4ポイントアップとなりました。

 さて今回、三澄ミコト(石原さとみ)率いる不自然死究明研究所(Unnatural Death Investigation Laboratory)、通称UDIラボの面々は、警察の依頼により、4人の男女が練炭自殺した現場へと赴くことになりました。

 4人の遺体の肌はすべて、一酸化炭素中毒死の症状であるサーモンピンク色に変色。また、死者は自殺サイトを通じて知り合ったこともわかったため、刑事の毛利忠治(大倉孝二)は自殺に間違いなしと断定します。

 しかし、解剖の結果、若い女性だけが“凍死”だったことが判明。さらに、手首には縛られたような痣、髪の毛には塩粒が付着し、胃の中からは豚や牛とは異なる性質の肉と、「ユキオトコノイ…タスケテ花…」とダイイングメッセージらしきものが書かれたメモ紙が検出されます。

 凍死の場合も一酸化炭素中毒死と同じく、肌がピンク色に変色する。ミコトは、何者かが女性の遺体を自殺現場に紛れ込ませたのだと推測し、真犯人の手がかりを掴むための独自調査を開始します。

 一方、ダイイングメッセージから“花”と思われた女性の名前は、本名はわからないものの通称“ミケ”であることが判明。普段から自殺願望をほのめかしていたこともわかり、毛利は自殺の線で事件を片付けようとします。

 そんな警察のやる気のなさを尻目に、ミコトは部下の久部六郎(窪田正孝)を伴い温泉地へ。その土地の湧き水の塩分濃度が海水よりも2倍も濃く、鹿の肉が名産ということで、ミケが殺されたのはその場所だったのではないかと推測したのです。

 調査の結果、やはりミケはその温泉地で殺されたらしいことがわかるものの、凍死の謎は解けません。調査が行き詰まるかと思えたその時、ミコトはある民家の庭先に冷凍トラックを発見。さらに、車内からは結束バンドと、ダイイングメッセージの途切れた箇所が書かれたメモ紙が見つかり、ミケが本当は、「ユキオトコノイエ タスケテ花イル」というメッセージを残そうとしていたことが発覚します。

 一方、毛利の調査により、ミケの殺害には自殺サイトで“ユキ”と名乗るネットオカマ・大沼悟(栄信)が関わったことが判明。つまりミケは、ユキが男であること、さらに松倉花(松村沙友理)という女性と一緒に監禁されていることを、自らが死んだ後も警察に伝わるようメッセージを残したのでした。

 事件解決かと思いきや、ミコトと久部は大沼によって冷凍庫内に閉じ込められてしまい、さらにトラックごと貯水池に落とされ、絶体絶命のピンチを迎えます。窮地から脱するべく、ミコトはUDIラボの先輩・中堂系(井浦新)に電話。水質簡易キットによって調べた池水の成分を伝え、場所の特定を任せます。そして、中堂が貯水池の場所を正確に特定したことで、ミコトと久部は九死に一生を得ることに。大沼は逮捕され、監禁されていた花は無事に保護。一件落着となりました。

 さて、感想。前回のラスト、ミコトが一家心中でただ1人生き残った過去があることを久部が突き止めました。そして今回の序盤では、その心中事件発生時、ミコトだけが家族とは別室で寝ていたことが判明しました。これに対して久部は、母親がミコトだけ生き長らえさせようとしたのではないかと推測。筆者はその謎をシーズン終盤まで引っ張るのではないかと予想したのですが、今回あっさりミコトの口から明かされました。

 ミコトは母親から睡眠薬を渡されたものの苦くて口に合わず、こっそり吐き出していたんですね。そして、家族が眠るリビングではなく自室に移動して寝た。そのため助かった。しかし、救助があと30分ほども遅れていたら死んでいた。しかもどうやら、室内に一酸化炭素が充満する途中で目覚めたものの、体の自由が利かず自力では逃げ出せない“地獄”を味わったらしい。

 死の縁を覗くような経験をしたからこそ、生の尊さを知り、人間の生命力の強さを信じる。ミコトのそんな死生観は、冷凍庫に閉じ込められ、池水が浸水するという絶体絶命の状況下での「人間は意外とシブとい」という言葉や、弱気になる久部を励ましつつ、脱出を絶対に諦めない姿勢にあらわれていました。それが、同僚の東海林夕子(市川実日子)との普段のコミカルなやり取りとはギャップになり、前回よりもさらに複雑かつ魅力的なキャラになったように思います。

 また、事件の真相究明の部分に関しても、ともすれば自殺事件で片づけられてしまった状況を見事に覆した流れは、前回以上に見応えがありました。多少のツッコミどころ(中堂はどうやって貯水池を特定できたのか? など)はありますが、会話のテンポの良さや主要キャスト陣が皆、キャラ立ちしていることなどを含め、これからますます面白い展開が期待できそうです。
(文=大羽鴨乃)

菜々緒はジャニーズの“噛ませ犬”? 4月期日本テレビ「土10」枠でプライム帯の連ドラ初主演!

 菜々緒が4月期の日本テレビ系「土10」ドラマ『Missデビル 人事の悪魔・椿眞子』で主演を務めることがわかった。菜々緒の連ドラ主演は、2012年7月期の深夜ドラマ『主に泣いてます』(フジテレビ系)以来、約6年ぶりとなり、プライム帯では初。

 同ドラマは、悪女を超えた悪魔のような人事コンサルタントの椿眞子(菜々緒)が、ハラスメントはもとより、社内恋愛のこじれ、職場の士気を下げる社員に至るまで、どんな会社にでも起こりうる問題を、悪魔のような大胆な手法で解決していくサマを、サスペンスチックに描いた痛快オフィス・エンターテインメントだ。眞子の決めゼリフは「あなたには会社を辞める権利があります」だという。

 もともとモデルとして活動していた菜々緒は、11年に女優デビューを果たしたが、なかなか評価されるまでには至らなかった。そんな折、14年4月期に出演した『ファースト・クラス』(フジテレビ系)で、強烈な悪女を演じた。これが“ハマリ役”となり、女優として開花。その後は確固たるポジションを築き、各局のドラマから引っ張りだことなり、昨年はNHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』に出演するまで、ランクを上げてきた。

 その一方、ここ最近はおとなしめの女性の役が多く、その“ドSキャラ”を披露する機会が少なかったが、今回の『Missデビル』は、“当たり役”となる可能性も十分で、視聴者の食指も動きそうだ。

 そんな中、よくないウワサが漏れ伝わっている。それは、菜々緒がジャニタレの“噛ませ犬”になりかねない危惧があるのだというのだ。

「これまで、日本テレビは土曜ドラマでジャニタレを主演に起用した作品を数多くつくってきました。放送枠が昨年4月期より、『土9』から『土10』に移動してから顕著になりました。その主演はKAT-TUN・亀梨和也、関ジャニ∞・錦戸亮、嵐・櫻井翔、Hey!Say!JUMP・山田涼介と4クール連続でジャニタレが続き、すっかり“ジャニーズ枠”として定着しています。。この日本テレビとジャニーズの度が過ぎた癒着は、テレビ業界はおろか、視聴者の間でも問題視されています。さすがに、日本テレビもまずいと思ったか、4月期は菜々緒を主演に抜擢しました。ところが、ただではすまさないのがジャニーズの政治力です。『Missデビル』には、今後変更がなければ、メインキャストに若手ジャニタレが送り込まれる予定になっているそうです。そうなると、ヘタをすれば、このドラマは、そのジャニタレの“踏み台”になりかねず、菜々緒は“噛ませ犬”的な立場になってしまうかもしれませんね」(スポーツ紙記者)

 菜々緒といえば、16年以降、亀梨主演『怪盗 山猫』(日本テレビ系)、木村拓哉主演『A LIFE~愛しい人~』(TBS系)、亀梨主演『ボク、運命の人です。』(日本テレビ系)、木村主演『BG~身辺警護人~』(テレビ朝日系)に出演。自身初の連ドラ主演作『主に泣いてます』では、KAT-TUN・中丸雄一が準主役で出ており、すっかり、“ジャニーズ御用達女優”として重宝されている。それだけに、菜々緒が“ジャニーズ枠”で主演を務めるのも、ジャニーズ的にはOKなのだろう。

 プライム帯で初の主演とあって、菜々緒にとって、今回の作品は非常に重要。久々の“ドSキャラ”だけに、ファンの期待は大きい。ウワサ通り、若手ジャニタレがメインキャストに名を連ねるようなことになれば、それに足を引っ張られないようにしてほしいものだ。
(文=田中七男)

木村拓哉主演『BG~身辺警護人~』はビミョーなスタート……ネット上ではキムタクの“老化現象”に失笑の声が多々!

 今クール一番の注目ドラマともいえる、木村拓哉主演『BG~身辺警護人~』(テレビ朝日系/木曜午後9時~)が18日、15分拡大で放送開始した。初回視聴率は15.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)で、今期プライム帯の民放連ドラの中では、嵐・松本潤主演『99.9-刑事専門弁護士- SEASONII』(TBS系)の15.1%を抜き、トップでの発進となった。木村は『帰れま10』などのバラエティ番組に出演し、番宣に精を出したが、なんとか面目を保った格好。

 ここ最近、木村が主演した連ドラの初回視聴率は、昨年1月期『A LIFE~愛しき人~』(TBS系)が14.2%、2015年4月期『アイムホーム』(テレ朝系)が16.7%で、『BG』は可もなく不可もなく、ビミョーなスタートといえそうだ。

『BG』は、警視庁のSPとは違い、武器を持たず、丸腰で警備対象者を護衛する民間警備会社のボディガードの姿を描いた作品。脚本は、『昼顔~平日午後3時の恋人たち~』(フジテレビ系)などのヒット作をもつ井上由美子氏が担当している。

 共演陣には、同僚ボディガード役の上川隆也、斎藤工、菜々緒、間宮祥太朗、警備会社社長役の永島敏行、警視庁SP役の江口洋介、宇梶剛士、阿部進之介、厚生労働大臣役の石田ゆり子、プロサッカー選手役の満島真之介といった、そうそうたるメンバーが名を連ねた。

 初回は、主人公の島崎章(木村)が、工事現場の警備員から、ボディガードに復帰する。そんな折、厚労相の立原愛子(石田)の元に、元ファン代表を名乗る人物から脅迫状が届く。一方、立原がスターターとして参加する、墨田川でのマラソン大会のスポンサーである会社会長の大久保佐助(伊武雅刀)から依頼があり、島崎らが警護の任務に就く……という展開だった。

 ネット上では、「キャストも豪華でよかった」という声がある一方で、「木村は本当に『老けた』と感じた。主役はもう限界では」「木村は華がなくなって、ただのオジサンに見える」「キムタクはカッコよさもなくなって、中年らしくなった」といった、木村の“老化”を嘆く意見も多かったようだ。

 ボディガードを題材にしたドラマなのに、アクションシーンはほとんどなく、肩すかしを食った視聴者も少なくなかっただろう。なかには、「綾瀬はるかのアクションの方がよかった」「主演は小栗旬や岡田准一(V6)の方がよかったのでは」という声も散見された。

 木村も、すでに45歳。若かった頃のようなカッコよさや容姿を求めるのは、土台無理な話。派手なアクションシーンを望むのも難しいだろう。

「かつて、木村が主演するドラマは20%、30%台を連発していましたが、それも今や昔の話。『アイムホーム』も『A LIFE』も平均14%台で終わっているだけに、『BG』は平均15%を超えられれば、まずまず合格点といえそうです」(テレビ誌関係者)

 とはいえ、テレ朝の前クールの同枠ドラマ『ドクターX~外科医・大門未知子~』第5シリーズは20%を突破しているだけに、それと比較するとさびしいかぎり。今クールは『99.9』をはじめ、ジャニタレ主演ドラマがプライム帯に4作もあるが、木村としては、なんとかそのトップに立って、終わりたいところだろう。
(文=田中七男)

木村拓哉主演『BG~身辺警護人~』はビミョーなスタート……ネット上ではキムタクの“老化現象”に失笑の声が多々!

 今クール一番の注目ドラマともいえる、木村拓哉主演『BG~身辺警護人~』(テレビ朝日系/木曜午後9時~)が18日、15分拡大で放送開始した。初回視聴率は15.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)で、今期プライム帯の民放連ドラの中では、嵐・松本潤主演『99.9-刑事専門弁護士- SEASONII』(TBS系)の15.1%を抜き、トップでの発進となった。木村は『帰れま10』などのバラエティ番組に出演し、番宣に精を出したが、なんとか面目を保った格好。

 ここ最近、木村が主演した連ドラの初回視聴率は、昨年1月期『A LIFE~愛しき人~』(TBS系)が14.2%、2015年4月期『アイムホーム』(テレ朝系)が16.7%で、『BG』は可もなく不可もなく、ビミョーなスタートといえそうだ。

『BG』は、警視庁のSPとは違い、武器を持たず、丸腰で警備対象者を護衛する民間警備会社のボディガードの姿を描いた作品。脚本は、『昼顔~平日午後3時の恋人たち~』(フジテレビ系)などのヒット作をもつ井上由美子氏が担当している。

 共演陣には、同僚ボディガード役の上川隆也、斎藤工、菜々緒、間宮祥太朗、警備会社社長役の永島敏行、警視庁SP役の江口洋介、宇梶剛士、阿部進之介、厚生労働大臣役の石田ゆり子、プロサッカー選手役の満島真之介といった、そうそうたるメンバーが名を連ねた。

 初回は、主人公の島崎章(木村)が、工事現場の警備員から、ボディガードに復帰する。そんな折、厚労相の立原愛子(石田)の元に、元ファン代表を名乗る人物から脅迫状が届く。一方、立原がスターターとして参加する、墨田川でのマラソン大会のスポンサーである会社会長の大久保佐助(伊武雅刀)から依頼があり、島崎らが警護の任務に就く……という展開だった。

 ネット上では、「キャストも豪華でよかった」という声がある一方で、「木村は本当に『老けた』と感じた。主役はもう限界では」「木村は華がなくなって、ただのオジサンに見える」「キムタクはカッコよさもなくなって、中年らしくなった」といった、木村の“老化”を嘆く意見も多かったようだ。

 ボディガードを題材にしたドラマなのに、アクションシーンはほとんどなく、肩すかしを食った視聴者も少なくなかっただろう。なかには、「綾瀬はるかのアクションの方がよかった」「主演は小栗旬や岡田准一(V6)の方がよかったのでは」という声も散見された。

 木村も、すでに45歳。若かった頃のようなカッコよさや容姿を求めるのは、土台無理な話。派手なアクションシーンを望むのも難しいだろう。

「かつて、木村が主演するドラマは20%、30%台を連発していましたが、それも今や昔の話。『アイムホーム』も『A LIFE』も平均14%台で終わっているだけに、『BG』は平均15%を超えられれば、まずまず合格点といえそうです」(テレビ誌関係者)

 とはいえ、テレ朝の前クールの同枠ドラマ『ドクターX~外科医・大門未知子~』第5シリーズは20%を突破しているだけに、それと比較するとさびしいかぎり。今クールは『99.9』をはじめ、ジャニタレ主演ドラマがプライム帯に4作もあるが、木村としては、なんとかそのトップに立って、終わりたいところだろう。
(文=田中七男)

スポンサー総撤退の危機!? フジテレビ「月9」「月10」がひどすぎる……

 フジテレビの看板ドラマ枠「月9」の低迷が続いているが、その後番組「月10」枠も加えて、同局は深刻な爆弾を抱えてしまったようだ。

「月9」は、2016年1月期『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』(有村架純、高良健吾主演)が平均9.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と、2ケタを割り込んだのをきっかけに不振に拍車が掛かった。同4月期には、“高視聴率男”と呼ばれていた福山雅治を主演に起用した『ラヴソング』を放送したが、8.5%とまさかの大爆死を喫した。

 その後も1ケタ台は続き、17年1月期『突然ですが、明日結婚します』(西内まりや主演)は6.7%まで落ち込んで、「月9」歴代ワースト視聴率を更新。同4月期の『貴族探偵』は、嵐・相葉雅紀が主演を務めるとあって期待されたが、これまた8.6%とズッコケて、打ち切り説もチラついた。

 しかし、同7月期『コード・ブルー-ドクターヘリ緊急救命-3rd season』(山下智久主演)が14.6%の高視聴率を獲得し、なんとか窮地を脱した。ところが、同10月期『民衆の敵~世の中、おかしくないですか!?~』(篠原涼子主演)は6.7%と大爆死して、勢いに乗れず。

 そして、迎えた今期、極めて前評判が低かった『海月姫』(芳根京子主演)が15日にスタートしたが、初回8.6%、第2話6.9%と予想通りの低調ぶりで、『突然ですが』のワースト記録を塗り替えかねない発進となった。

 フジにとって、さらに深刻なのは、その後番組の「月10」枠。いうまでもなく、同枠では16年12月まで『SMAP×SMAP』をオンエアし、全盛期には「月9」同様、当たり前のように20%超えを果たしていた。17年1月から、後継番組として、フットボールアワー・後藤輝基、田中みな実アナ、DAIGOがMCを務める『ちょっとザワつくイメージ調査 もしかしてズレてる?』を放送開始したが、「月9」以上の低空飛行で、5%割れどころか、3%台を連発。同番組はわずか1年で終了の憂き目に遭い、昨年12月25日の最終回は4.5%で、寂しく幕を閉じた。

 その後継番組として、『海月姫』初回と同じ15日に、『世界の村のどエライさん』がスタートした。同番組は、世界の片隅で暮らす村人たちの幸せの秘密に迫るもので、村人たちの幸せのために人生を捧げる人物(どエライさん)を探し出して密着する内容。“売り”は俳優・山崎育三郎がバラエティ初MCにチャレンジする点で、そのほか、千鳥、高見侑里アナが進行を務めている。

 だが、制作するカンテレ(関西テレビ)の期待もむなしく、初回は4.1%と壮絶爆死。第2回は3.3%まで下げてしまい、早くも“風前のともしび”となってしまった。初回の低視聴率を受け、カンテレ・福井澄郎社長は、19日の定例会見で、「少し時間がかかるかもしれないが、企画としては悪くない」と呑気な発言をしたが、新番組が始まったばかりにもかかわらず、この関心度の低さは致命的だ。

 22日の「月9」と「月10」視聴率を単純に平均すると5.1%という低さで、プライム帯の数字としては断崖絶壁に立たされたといってもよさそうだ。

「やはり視聴率は前後の番組で連動します。いい例が、日本テレビ・日曜ゴールデン帯の『ザ!鉄腕!DASH!!』『世界の果てまでイッテQ!』『行列のできる法律相談所』や、TBS・金曜ゴールデン帯の『爆報!THE フライデー』『ぴったんこカン・カン』『中居正広の金曜のスマイルたちへ』のラインです。それぞれの番組が人気があって、かつ相乗効果で高視聴率を得ています。逆に、フジの月曜夜は、8時台の『痛快TV スカッとジャパン』を含め、不人気番組が続き、縦の並びの悪さで、なおさら数字を落としている印象です。事実、『月9』で『コード・ブルー』が放送されていた頃は、『もしズレ』もそこそこの視聴率を出していました。『月9』ドラマの数字が悪いから、『月10』も悲惨な視聴率に終わっているのでしょう。このままなら両枠とも、スポンサーがこぞって撤退する可能性もありそうです」(テレビ誌関係者)

 始まったばかりの『どエライさん』は、コンセプトがしっかり固まっているだけに、リニューアルするにしても、キャストを入れ替えるくらいしか手立てはなさそう。さもなくば、早期に打ち切るしかないだろう。カンテレでは、『スマスマ』の後番組に、若手ジャニーズの冠番組も検討したようだが、流れてしまった。昨年10月より、TBS系が同時間帯で。関ジャニ∞の『ペコジャニ∞!』をスタートさせてしまったため、現状ではジャニーズの番組を放送することは不可能だ。

 フジは「月9」のみならず、「月10」枠も真剣にテコ入れを図らない限り、この時間帯の視聴率不振から脱することはできそうにない。
(文=田中七男)

テレ東『バイプレイヤーズ』続編に寺島進がいないワケ「前作でやり尽くした……」

 昨年、テレビ東京系の深夜枠で放送されたドラマ『バイプレイヤーズ~もしも6人の名脇役がシェアハウスで暮らしたら~』の続編である『バイプレイヤーズ~もしも名脇役がテレ東朝ドラで無人島生活したら~』が、2月7日からプライムタイム(毎週水曜21時54分~)で放送される。

 おなじみの名脇役6人を揃えて話題になった前作の成功を踏まえてのプライム進出だが、今回の出演者の中に寺島進の姿がない。公式には「スケジュールの都合」と発表されているが、寺島は「前作でやり尽くした」と語り、そもそも続編には乗り気ではなかったことが事務所関係者への取材で明らかになった。

 金曜日の“ドラマ24”という深夜枠で放送された『バイプレヤーズ』は、ドラマ、映画で脇役として引っ張りだこの大杉漣、遠藤憲一、松重豊、光石研、田口トモロヲ、寺島進の6人が実名で登場するだけでなく、役所広司、椎名桔平、竹中直人、安田顕を含め、野村周平、志田未来、川島海荷、それに出家騒動で世間を騒がせた清水富美加ら若手俳優も実名でゲスト出演するという、キー局では発想できない斬新なドラマとして、コアなファンだけでなく、業界関係者からも注目された。

 ご存じの通り、テレ東は『ローカル路線バス乗り継ぎの旅』や『出川哲朗の充電させてもらえませんか?』『池の水ぜんぶ抜く大作戦』など、低予算ながら独自性の強い企画重視のバラエティ番組で高視聴率を取っているが、ドラマは他局の後塵を拝しているイメージが強い。しかし、“金曜8時のドラマ”枠では『三匹のおっさん』でファミリー層の視聴者を獲得したり、“ドラマ24”でも『孤独のグルメ』などのヒット作品を制作。着実に、このジャンルでも追い上げを見せているのだ。

『バイプレヤーズ』は、昨年10月に「東京ドラマアウォード」の連続ドラマ部門の優秀賞を受賞。テレ東は、プライムタイムに昇格させる方向で続編を検討していた。前作も6人のスケジュール調整に難航したが、続編制作にあたっても、スケジュール調整の段階から実は寺島は乗り気ではなかったという。結果、2月7日からスタートする続編は寺島抜きとなった。

 番組関係者によると、このドラマは当初、黒澤明監督の名作『七人の侍』をリメイクするというオファーから始まったという。前作でドラマが最終回を迎えたときに、続編について聞かれた寺島は「やっぱり、役所広司さん主演で『七人の侍』のリメイクでしょ」と、その思いを語っている。結局、今回も『七人の侍』は実現せず、寺島抜きの5人での続編がスタートするが、そもそも遠藤と松重はいまや、脇役というより主演クラスの役者だけに、続編はもはや新鮮味に欠けて、プライムタイムに見合った視聴率が取れるかどうかは怪しい。それより、殺陣師も経験している寺島が固執する『七人の侍』のリメイク版というほうが、確かに魅力的だ。筆者としては、新たな顔ぶれの名脇役たちによる、この企画の実現に期待したい。
(文=本多圭)

テレ東『バイプレイヤーズ』続編に寺島進がいないワケ「前作でやり尽くした……」

 昨年、テレビ東京系の深夜枠で放送されたドラマ『バイプレイヤーズ~もしも6人の名脇役がシェアハウスで暮らしたら~』の続編である『バイプレイヤーズ~もしも名脇役がテレ東朝ドラで無人島生活したら~』が、2月7日からプライムタイム(毎週水曜21時54分~)で放送される。

 おなじみの名脇役6人を揃えて話題になった前作の成功を踏まえてのプライム進出だが、今回の出演者の中に寺島進の姿がない。公式には「スケジュールの都合」と発表されているが、寺島は「前作でやり尽くした」と語り、そもそも続編には乗り気ではなかったことが事務所関係者への取材で明らかになった。

 金曜日の“ドラマ24”という深夜枠で放送された『バイプレヤーズ』は、ドラマ、映画で脇役として引っ張りだこの大杉漣、遠藤憲一、松重豊、光石研、田口トモロヲ、寺島進の6人が実名で登場するだけでなく、役所広司、椎名桔平、竹中直人、安田顕を含め、野村周平、志田未来、川島海荷、それに出家騒動で世間を騒がせた清水富美加ら若手俳優も実名でゲスト出演するという、キー局では発想できない斬新なドラマとして、コアなファンだけでなく、業界関係者からも注目された。

 ご存じの通り、テレ東は『ローカル路線バス乗り継ぎの旅』や『出川哲朗の充電させてもらえませんか?』『池の水ぜんぶ抜く大作戦』など、低予算ながら独自性の強い企画重視のバラエティ番組で高視聴率を取っているが、ドラマは他局の後塵を拝しているイメージが強い。しかし、“金曜8時のドラマ”枠では『三匹のおっさん』でファミリー層の視聴者を獲得したり、“ドラマ24”でも『孤独のグルメ』などのヒット作品を制作。着実に、このジャンルでも追い上げを見せているのだ。

『バイプレヤーズ』は、昨年10月に「東京ドラマアウォード」の連続ドラマ部門の優秀賞を受賞。テレ東は、プライムタイムに昇格させる方向で続編を検討していた。前作も6人のスケジュール調整に難航したが、続編制作にあたっても、スケジュール調整の段階から実は寺島は乗り気ではなかったという。結果、2月7日からスタートする続編は寺島抜きとなった。

 番組関係者によると、このドラマは当初、黒澤明監督の名作『七人の侍』をリメイクするというオファーから始まったという。前作でドラマが最終回を迎えたときに、続編について聞かれた寺島は「やっぱり、役所広司さん主演で『七人の侍』のリメイクでしょ」と、その思いを語っている。結局、今回も『七人の侍』は実現せず、寺島抜きの5人での続編がスタートするが、そもそも遠藤と松重はいまや、脇役というより主演クラスの役者だけに、続編はもはや新鮮味に欠けて、プライムタイムに見合った視聴率が取れるかどうかは怪しい。それより、殺陣師も経験している寺島が固執する『七人の侍』のリメイク版というほうが、確かに魅力的だ。筆者としては、新たな顔ぶれの名脇役たちによる、この企画の実現に期待したい。
(文=本多圭)

Amazonプライム『チェイス』だけじゃない! やったもん勝ち状態“パクリドラマ”の闇

 いつの時代も「パクリ」はなくならないようだ。Amazonプライムビデオで昨年12月から配信されている本田翼、大谷亮平のW主演のオリジナルドラマ『チェイス 第1章』に新潮社から物言いがついた。

 ドラマの内容が、同社が発行する『殺人犯はそこにいる 隠蔽された北関東連続幼女誘拐殺人事件』と酷似しており、「ストーリー展開や情景描写、セリフなどに共通点が多かった」ことから配信中止を申し入れたという。

「このまま配信が中止されれば二度と見られなくなってしまうとあって、“パクリ疑惑”が報じられて以降、急激に同ドラマの視聴者数が伸びています。『殺人犯~』はノンフィクションながら『日本推理作家協会賞』を受賞するほどの名作ですから、パクったらすぐにバレると思わなかったのでしょうか?」(テレビ関係者)

『チェイス』以外にも、パクリ容疑がかけられたドラマは過去にもある。そのひとつが、2012年に放送されたオダギリジョー主演の『家族のうた』(フジテレビ系)だ。

「同ドラマで、オダギリは人気絶頂時に遊びまくっていたミュージシャン役で、落ちこぼれたところに突然、娘を名乗る子どもが3人も現れるという設定でした。しかし、これが1987年に田村正和が主演した『パパはニュースキャスター』(TBS系)に酷似していると、脚本家が指摘。抗議を受けてフジは盗作を否定するも、設定変更を約束。撮影現場は台本の書き直しなどで大混乱に陥り、制作発表会見も行われないありさま。ケチがついたことで第4話の視聴率がゴールデンで3.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と大爆死し、打ち切りとなりました」(テレビ誌ライター)

 さらに、95年には瀬戸朝香が夫のV6・井ノ原快彦と出会った初主演ドラマ『終わらない夏』(日本テレビ系)は、今もソフト化はおろか再放送も許されていない。

「紡木たくの名作コミック『ホットロード』と露骨すぎるほど酷似していたとことで、熱狂的な原作ファンから抗議が殺到したのが原因です。日テレも脚本家も放送中はいっさい非を認めなかったものの、終了後に一転、謝罪するハメに。その日テレが14年に『ホットロード』を能年玲奈主演で製作したのには驚きましたね(笑)」(同)

『チェイス』を見た視聴者からは「本田のプリケツが素晴らしい」との声も出ているだけに、彼女の美尻が黒歴史化するのであればなんとも忍びない。

Amazonプライム『チェイス』だけじゃない! やったもん勝ち状態“パクリドラマ”の闇

 いつの時代も「パクリ」はなくならないようだ。Amazonプライムビデオで昨年12月から配信されている本田翼、大谷亮平のW主演のオリジナルドラマ『チェイス 第1章』に新潮社から物言いがついた。

 ドラマの内容が、同社が発行する『殺人犯はそこにいる 隠蔽された北関東連続幼女誘拐殺人事件』と酷似しており、「ストーリー展開や情景描写、セリフなどに共通点が多かった」ことから配信中止を申し入れたという。

「このまま配信が中止されれば二度と見られなくなってしまうとあって、“パクリ疑惑”が報じられて以降、急激に同ドラマの視聴者数が伸びています。『殺人犯~』はノンフィクションながら『日本推理作家協会賞』を受賞するほどの名作ですから、パクったらすぐにバレると思わなかったのでしょうか?」(テレビ関係者)

『チェイス』以外にも、パクリ容疑がかけられたドラマは過去にもある。そのひとつが、2012年に放送されたオダギリジョー主演の『家族のうた』(フジテレビ系)だ。

「同ドラマで、オダギリは人気絶頂時に遊びまくっていたミュージシャン役で、落ちこぼれたところに突然、娘を名乗る子どもが3人も現れるという設定でした。しかし、これが1987年に田村正和が主演した『パパはニュースキャスター』(TBS系)に酷似していると、脚本家が指摘。抗議を受けてフジは盗作を否定するも、設定変更を約束。撮影現場は台本の書き直しなどで大混乱に陥り、制作発表会見も行われないありさま。ケチがついたことで第4話の視聴率がゴールデンで3.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と大爆死し、打ち切りとなりました」(テレビ誌ライター)

 さらに、95年には瀬戸朝香が夫のV6・井ノ原快彦と出会った初主演ドラマ『終わらない夏』(日本テレビ系)は、今もソフト化はおろか再放送も許されていない。

「紡木たくの名作コミック『ホットロード』と露骨すぎるほど酷似していたとことで、熱狂的な原作ファンから抗議が殺到したのが原因です。日テレも脚本家も放送中はいっさい非を認めなかったものの、終了後に一転、謝罪するハメに。その日テレが14年に『ホットロード』を能年玲奈主演で製作したのには驚きましたね(笑)」(同)

『チェイス』を見た視聴者からは「本田のプリケツが素晴らしい」との声も出ているだけに、彼女の美尻が黒歴史化するのであればなんとも忍びない。

吉高由里子が4月期に日テレ「水10」ドラマで主演! 絶対にコケられないワケとは……

  久しくテレビから遠ざかっていた吉高由里子が、4月期に日本テレビ系「水10」枠で放送される連続ドラマ『正義のセ』で主演を務めることがわかった。吉高のドラマ出演は昨年1月期に同枠でオンエアされた『東京タラレバ娘』以来、1年3カ月ぶりとなる。

 同ドラマの原作は、作家、タレントとして活動する阿川佐和子のベストセラー小説シリーズ『正義のセ』(角川文庫)。吉高が演じるのは、横浜地検で働く2年目の若手検事・竹村凜々子役。不器用だが、なにごとにも一生懸命な主人公が、周りを巻き込みながらも、まっすぐに事件に取り組み、検事として女性として成長していく姿を描いた作品だという。

 吉高といえば、ヒロインを務めた2014年前期のNHK連続ドラマ小説『花子とアン』が平均22.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)の大ヒットを飛ばした。その後、しばらく休養したが、『東京タラレバ娘』で主演し、平均11.4%とまずまずの視聴率をはじき出した。『正義のセ』は、それ以来のドラマ出演となるが、絶対にコケられない事情があるようだ。

「松坂桃李とのコンビで、昨年9月に公開された吉高の主演映画『ユリゴコロ』は歴史的な大爆死となり、吉高の業界評は急落してしまいました。それだけに、今度の主演ドラマでは高視聴率をマークする必要がありそうです。『正義のセ』が放送を終えた後の8月には、ヒロインを務める映画『検察側の罪人』の公開を控えています。この映画は、木村拓哉と嵐・二宮和也が夢の共演を果たす作品で、ジャニーズ事務所としてもコケるわけにはいかないのです。公開前に、吉高が主演ドラマで爆死などしていたら、映画への注目度も下がり、作品自体の価値を下げかねません」(映画ライター)

 吉高は16年夏に、関ジャニ∞・大倉忠義との熱愛が発覚。双方の所属事務所は別れるように諭したようだが、昨年8月には、寿司店での食事デートが報じられ、交際が続いていたことが明らかになっている。

 この交際に反対しているジャニーズ事務所の主力タレントが主演する映画に、ヒロインで起用されているだけに、吉高へのプレッシャーも生半可ではなさそう。大倉との結婚を熱望しているともいわれる吉高だけに、『検察側の罪人』のヒットに貢献して、ジャニーズ側の心証を良くしたいはず。そのためにも、『正義のセ』を高視聴率で終えて、映画公開にいい流れをつくりたいところだろう。
(文=田中七男)