前代未聞! 正式メンバー決定前に握手会開催――『ラストアイドル』の戦略と楽しみ

 アイドルというものは、常に多くの人にジャッジされる存在だ。歌を歌い、演技をし、そこでついたファンも永遠に応援してくれるとは限らない。しかし、その不安定なところ、あやうさ自体が実は魅力のひとつであったりもする。

 それを顕在化させ、わかりやすく提示したイベントが、AKB48グループのシングル選抜総選挙である。自分の応援するメンバーが上位に食い込めば嬉しいし、また一方で、あまり順位が伸びなくても逆に応援に力が入ったりする。まさに戦略の勝利と言っていいだろう。

 そんなAKB48グループや坂道シリーズなどトップアイドルたちの総合プロデュースを数多く手掛けてきた秋元康が、新たに手がけているプロジェクトがある。それがテレビ朝日系で放送されている『ラストアイドル』だ。

 一言で言ってしまえば、「アイドルユニットのオーディション番組」だが、いくつか特徴的な点がある。

 一つは、8月の番組開始時点で決まっていた7人のメンバーの前に、次々と挑戦者が現れ、1対1のパフォーマンスバトルの勝敗によって、12月のデビューまでにメンバーが入れ替わるという点。対決式のオーディションは珍しくないが、すでに楽曲、衣装、振付までが完成していて、そこからメンバーの入れ替わりがあるというのは異色だ。デビュー後の展開が約束されている分、息詰まる対決を目にすることができるのだ。

 二つ目は、他のユニットとの兼任が可能だという点。素人を対象として全国津々浦々の新たな才能を発掘するとともに、現在別のグループで活動している現役のアイドルたちも参加対象になるということだ。これは、アイドルブームの現代において、間口を大きく広げることになる。

 そして三つ目。勝敗の判定は、審査員の多数決や合議ではなく、ランダムに選ばれた審査員“一人”の意見で決定するという点。これにより、広くたくさんの人に支持される才能よりも、一人でも強烈な印象を残すことができる個性を持った人が選ばれる可能性があるということだ。

 その画期的なオーディションシステムは反響を呼び、毎回その戦いが放送されるたび、ネット上では多くの意見が飛び交っている。番組開始から3カ月、現在放送されている段階で、メンバーの半数以上が入れ替わり、いくつかの決定事項が発表された。

 まず、メインとなる7人のユニット名は、ずばり『ラストアイドル』。彼女らは今年の12月20日にユニバーサルミュージックからCDデビューすることが決まっている。また、戦いに敗れたアイドルたちで結成されたセカンドユニット『Good Tears』も結成された。

 10月25日、そのラストアイドルメンバーによる初のイベントが開催された。もちろん、オーディションはまだ続いているので、参加するのは「暫定メンバー」、「Good Teas」、そしてセカンドユニット候補メンバーの計15人。企画自体が異例であるだけでなく、正式メンバーが決まっていないのにイベントを行うというのもまた前代未聞である。

 会場となったタワーレコード渋谷店地下1階にあるCUTUP STUDIOには、キャパいっぱいの300人ほどが集まった。イベントの参加券は全て配布終了し、最初に行われたパフォーマンスを見ることができなかった人も大勢いたほどの盛況ぶりだ。
 定刻の18時、番組のテーマソングが流れる中、メンバーが登場した。普段テレビでは対戦に挑む緊張した表情や、敗れて涙にくれる姿などを見ていたせいか、明るいメンバーの表情を見られることがとても嬉しい。

 最初にGood Tearsが新曲「涙の仮面」をパフォーマンス。テレビで見る以上に生き生きとしている様子が伝わってくる。続いて、ラストアイドルが、デビュー曲「バンドワゴン」を披露。いつも番組ではワンコーラスのみの放送であったため、フルで聴くといかにドラマチックな曲であるかがわかる。メンバーによる自己紹介が終わり、握手会へ。

 握手会は、会場に入りきれなかった人も参加できるため、会場の外にも長い列ができる。参加者を見渡してみると、幅広い年齢層が参加している。意外に女性ファンも多い。やはり、秋元康プロデュースということで、48系や坂道系グループのファンも多いのではないかと思う。

 いよいよ握手の順番が回ってきて、15人と一気に対面する。他のグループでアイドル活動の実績がある人は、対応も慣れている。いわゆる「釣り」ができるのだろう。一方で、今回のユニットで初めて活動をする人は対応も初々しさにあふれている。どちらもそれぞれの魅力がある。そして、涙で敗退したメンバーも、ファンに笑顔で接しているのを見て、なにか安心したような気持ちになった。

 公式の発表によれば、この日、のべ1,000人もの人が握手会に参加したという。もうこれはひとつのムーブメントと言ってもいい規模だろう。

 こういった異例づくしのラストアイドルの方式は、残酷だという評価もある。確かに、その時々だけを見ればそう思えるかもしれない。しかし、目に見える形かどうかは別にして、アイドルは常に評価や戦いを避けられない職業であるのだ。この番組は、その目に見えないものを見えやすくしているにすぎない。なにより大前提として、プロジェクトに参加する女の子たちは、そのシステムを了承して参加しているのだ。

 そして、私がハッとしたのは、ラストアイドルがGood Teasのメンバーをステージに呼び込む時の言葉だった。

「私たちの仲間を紹介します!」

 そうか、と、その瞬間、腑に落ちた。

「ラストアイドル」は、選抜に残った人たちだけのものではない。戦いに挑んで敗れた者、その人たちも含めて、同じ戦いを経験した「同士」なのだ。これから番組やメンバーがどのような活躍を見せるかまだ分からない。しかし、彼女たちを同じ仲間だと思って見ていけば、また見える景色が違ってくる。

 この番組は奥が深い。それぞれのメンバーに物語が作られていく。その物語をまとめて楽しめるようになれば、この番組を何倍も面白く見ることができるだろう。

(文=プレヤード)

前代未聞! 正式メンバー決定前に握手会開催――『ラストアイドル』の戦略と楽しみ

 アイドルというものは、常に多くの人にジャッジされる存在だ。歌を歌い、演技をし、そこでついたファンも永遠に応援してくれるとは限らない。しかし、その不安定なところ、あやうさ自体が実は魅力のひとつであったりもする。

 それを顕在化させ、わかりやすく提示したイベントが、AKB48グループのシングル選抜総選挙である。自分の応援するメンバーが上位に食い込めば嬉しいし、また一方で、あまり順位が伸びなくても逆に応援に力が入ったりする。まさに戦略の勝利と言っていいだろう。

 そんなAKB48グループや坂道シリーズなどトップアイドルたちの総合プロデュースを数多く手掛けてきた秋元康が、新たに手がけているプロジェクトがある。それがテレビ朝日系で放送されている『ラストアイドル』だ。

 一言で言ってしまえば、「アイドルユニットのオーディション番組」だが、いくつか特徴的な点がある。

 一つは、8月の番組開始時点で決まっていた7人のメンバーの前に、次々と挑戦者が現れ、1対1のパフォーマンスバトルの勝敗によって、12月のデビューまでにメンバーが入れ替わるという点。対決式のオーディションは珍しくないが、すでに楽曲、衣装、振付までが完成していて、そこからメンバーの入れ替わりがあるというのは異色だ。デビュー後の展開が約束されている分、息詰まる対決を目にすることができるのだ。

 二つ目は、他のユニットとの兼任が可能だという点。素人を対象として全国津々浦々の新たな才能を発掘するとともに、現在別のグループで活動している現役のアイドルたちも参加対象になるということだ。これは、アイドルブームの現代において、間口を大きく広げることになる。

 そして三つ目。勝敗の判定は、審査員の多数決や合議ではなく、ランダムに選ばれた審査員“一人”の意見で決定するという点。これにより、広くたくさんの人に支持される才能よりも、一人でも強烈な印象を残すことができる個性を持った人が選ばれる可能性があるということだ。

 その画期的なオーディションシステムは反響を呼び、毎回その戦いが放送されるたび、ネット上では多くの意見が飛び交っている。番組開始から3カ月、現在放送されている段階で、メンバーの半数以上が入れ替わり、いくつかの決定事項が発表された。

 まず、メインとなる7人のユニット名は、ずばり『ラストアイドル』。彼女らは今年の12月20日にユニバーサルミュージックからCDデビューすることが決まっている。また、戦いに敗れたアイドルたちで結成されたセカンドユニット『Good Tears』も結成された。

 10月25日、そのラストアイドルメンバーによる初のイベントが開催された。もちろん、オーディションはまだ続いているので、参加するのは「暫定メンバー」、「Good Teas」、そしてセカンドユニット候補メンバーの計15人。企画自体が異例であるだけでなく、正式メンバーが決まっていないのにイベントを行うというのもまた前代未聞である。

 会場となったタワーレコード渋谷店地下1階にあるCUTUP STUDIOには、キャパいっぱいの300人ほどが集まった。イベントの参加券は全て配布終了し、最初に行われたパフォーマンスを見ることができなかった人も大勢いたほどの盛況ぶりだ。
 定刻の18時、番組のテーマソングが流れる中、メンバーが登場した。普段テレビでは対戦に挑む緊張した表情や、敗れて涙にくれる姿などを見ていたせいか、明るいメンバーの表情を見られることがとても嬉しい。

 最初にGood Tearsが新曲「涙の仮面」をパフォーマンス。テレビで見る以上に生き生きとしている様子が伝わってくる。続いて、ラストアイドルが、デビュー曲「バンドワゴン」を披露。いつも番組ではワンコーラスのみの放送であったため、フルで聴くといかにドラマチックな曲であるかがわかる。メンバーによる自己紹介が終わり、握手会へ。

 握手会は、会場に入りきれなかった人も参加できるため、会場の外にも長い列ができる。参加者を見渡してみると、幅広い年齢層が参加している。意外に女性ファンも多い。やはり、秋元康プロデュースということで、48系や坂道系グループのファンも多いのではないかと思う。

 いよいよ握手の順番が回ってきて、15人と一気に対面する。他のグループでアイドル活動の実績がある人は、対応も慣れている。いわゆる「釣り」ができるのだろう。一方で、今回のユニットで初めて活動をする人は対応も初々しさにあふれている。どちらもそれぞれの魅力がある。そして、涙で敗退したメンバーも、ファンに笑顔で接しているのを見て、なにか安心したような気持ちになった。

 公式の発表によれば、この日、のべ1,000人もの人が握手会に参加したという。もうこれはひとつのムーブメントと言ってもいい規模だろう。

 こういった異例づくしのラストアイドルの方式は、残酷だという評価もある。確かに、その時々だけを見ればそう思えるかもしれない。しかし、目に見える形かどうかは別にして、アイドルは常に評価や戦いを避けられない職業であるのだ。この番組は、その目に見えないものを見えやすくしているにすぎない。なにより大前提として、プロジェクトに参加する女の子たちは、そのシステムを了承して参加しているのだ。

 そして、私がハッとしたのは、ラストアイドルがGood Teasのメンバーをステージに呼び込む時の言葉だった。

「私たちの仲間を紹介します!」

 そうか、と、その瞬間、腑に落ちた。

「ラストアイドル」は、選抜に残った人たちだけのものではない。戦いに挑んで敗れた者、その人たちも含めて、同じ戦いを経験した「同士」なのだ。これから番組やメンバーがどのような活躍を見せるかまだ分からない。しかし、彼女たちを同じ仲間だと思って見ていけば、また見える景色が違ってくる。

 この番組は奥が深い。それぞれのメンバーに物語が作られていく。その物語をまとめて楽しめるようになれば、この番組を何倍も面白く見ることができるだろう。

(文=プレヤード)

スーパー外科医・大門未知子、ゆとり世代に医師としての覚悟を問う!『ドクターX』第2話

 米倉涼子がフリーランスの凄腕外科医を演じるドラマ『ドクターX ~外科医・大門未知子』(テレビ朝日系)第5期の第2話が19日に放送され、平均視聴率19.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。前回から1.3ポイント下落となってしまいました。

 その前回、東帝大学病院とフリーランス契約を交わした未知子は、困難な手術を成功させたことで伊東亮治(野村周平)ら“ゆとり世代”の若手医師たちから一目置かれるようになりました。親子ほども年齢が離れた両者ですが、先輩医師に対して意見をきっちり通したり、院長回診を無駄だと判断し参加しないなど、その言動には相通じるところがあるのです。

 そんなある日、病院長・蛭間重勝(西田敏行)のもとへ挨拶に訪れた亮治の母・不二子(中田喜子)が吐血。内視鏡検査したところ、進行胆のう癌肉腫が見つかります。この腫瘍は切除が極めて困難であり、若手では成功例がありません。それを実の息子・亮治が成功させれば世界的なPRになる。そう算段した日本医師倶楽部の会長・内神田景信(草刈正雄)が蛭間に命じ、亮治が執刀医を務めることになります。

 しかし、不二子は手術を拒否。また、私立の三流医大に入学した際に不二子が裏金を納めていたことを知って以来、ドライな関係になってしまった亮治は、無理に手術を勧めることはしません。

 一方、なんとか不二子の手術を実現させたい蛭間のもとに、ロビーに落ちていたというデジタルカメラが届きます。その中には東帝大学病院の医師たちのプライベート盗撮画像が入っているのです。実はこれ、亮治を想う不二子が職場の人間関係を気にして撮影したものなのですが、蛭間はこれを利用することに。盗撮を告発されたくなければ同意書にサインをしろと不二子を脅すのです。

 まさかの手術決行に亮治は暗い表情を浮かべるのですが、未知子はそれがギクシャクした親子関係からくるものではなく、手術への自信のなさだと見抜きます。そして一言、「意地を張るのと覚悟を決めるのは違う」と言い放つのです。その言葉に奮起した亮治は執刀することを決断。そして助手に未知子を指名します。

 迎えた手術本番。突如として謎の大量出血が起こり、亮治は取り乱してしまいます。そこへすかさず「あんたの覚悟は?」と未知子から一喝されたことで冷静さを取り戻し、一時的に心臓停止させて出血点を探すことにするのですが、なかなか見つかりません。これは無理だと判断した未知子は、亮治を強引に押しのけて手術を無事に成功させます。

 しかし、執刀医が未知子ではニュースバリューは落ちる。そう判断した蛭間は、手術成功は亮治の手柄ということにして会見を開くことに。ただ、ここで計算外の事態が発生。未知子のオペ技術やプロフェッショナルな姿勢に感服した亮治は、自分にはそれがないと気づき、今回の手術がすべて未知子の手によるものだったこと、さらに医師を辞めてミュージシャンの道を志すことを発表してマスコミの前から立ち去ってしまうのです。その様子をテレビで見ていた内神田は立腹。未知子を日本の医療界から追放することを決意したところで今回は終了となりました。

 さて、感想。今回の予告動画では、“ハケンの女VSゆとり世代”と煽っていたため、未知子と若手医師たちがバチバチとやり合うのかと思っていたのですが、そんなことはありませんでした。対立するどころかマイペースな言動がソックリなのです。ただ、その行動原理はまったく異なります。亮治らはお金やステータスを重視。そういった意味では、先輩医師らとなんら変わりはないのですね。

 その一方、人命を救うこと自体に情熱やプライド、責任感を抱く未知子は、お金や名声にはまったくの無頓着。前シリーズまで、恩師であり神原名医紹介所の所長を務める神原晶(岸部一徳)に高額なギャラをネコババされていたことも知らなかったほどなのです。

 世代間の違いなど興味はない。ただ、患者の命を救うために全力を尽くすという医師としての覚悟が亮治にあるのかを未知子は問いたかったのでしょう。だからこそ、普段は拒否する助手というポジションもあまんじて受け入れた。そして、オペの最中にその背中で医師としての在り方を教えたのです。

 未知子のその想いを亮治は感じ取っただけに、医師を辞める展開にしたのは残念でした。あっさり方向転換してしまうことでゆとり世代の“らしさ”を表現したのかもしれませんが、未知子の背中を追って成長させて欲しかったです。

 しかし、亮治と同世代の医師はまだ残っています。未知子が彼らにどう接していくのか、また次回からは内神田が率いる日本医師倶楽部によって未知子潰しが本格的に始まるということで、その運命やいかに。放送を待ちたいと思います。
(文=大羽鴨乃)

新ドラマでボディーガード役の木村拓哉、『SP』との比較で「岡田准一より格下」評価が確定する!?

 私、失敗しないので……とは、いかないかもしれない。

 現在、米倉涼子主演で高視聴率を連発しているドラマ『ドクターX』(テレビ朝日系)の後番組として、来年1月から元SMAP・木村拓哉が主演する『BG~身辺警護人~(仮)』がスタートすることがわかった。

 今回木村が演じるのはボディガード役で、拳銃を持たずに丸腰で危険に立ち向かう民間警備会社の身辺警護人だという。いつもに増して「かっこいいキムタク様」が描かれそうな設定だが、ネット上では早くも“爆死フラグ”が立っているようだ。

「『BG』というタイトルや、ボディガードという役どころは、後輩であるV6・岡田准一が2007年に主演した『SP 警視庁警備部警護課第四係』(フジテレビ系)を彷彿とさせるため、ネット上では2人の比較が盛り上がっています。とはいえ、評価は一方的。演技力では、『永遠の0』『蜩ノ記(ひぐらしのき)』で日本アカデミー賞の主演&助演の2冠を受賞している岡田に軍配が上がる。そしてアクションでも、ブルース・リーが創設した実戦格闘技ジークンドー、フィリピンの国技武術エスクリマ、総合格闘技USA修斗の3分野でインストラクターの資格を有するほどの武闘派である岡田の圧勝でしょう。44歳の木村には、岡田ほどのアクションは期待できず、見劣りしてしまうのは間違いない。実際、番組の公式サイトには『アクション』の文字はなく、脚本家も『昼顔~平日午後3時の恋人たち~』(フジテレビ系)の井上由美子氏だけに、アクションよりも恋愛の要素が強くなりそうです」(テレビ誌ライター)

『BG』が『ドクターX』の高視聴率をそのまま引き継げればいいが、もし爆死となればキムタクの人気凋落がよけいに目立つため、諸刃の剣ともいえそう。そうなれば、いよいよ「木村は岡田より下」との評価が固まってしまうかもしれない。

新ドラマでボディーガード役の木村拓哉、『SP』との比較で「岡田准一より格下」評価が確定する!?

 私、失敗しないので……とは、いかないかもしれない。

 現在、米倉涼子主演で高視聴率を連発しているドラマ『ドクターX』(テレビ朝日系)の後番組として、来年1月から元SMAP・木村拓哉が主演する『BG~身辺警護人~(仮)』がスタートすることがわかった。

 今回木村が演じるのはボディガード役で、拳銃を持たずに丸腰で危険に立ち向かう民間警備会社の身辺警護人だという。いつもに増して「かっこいいキムタク様」が描かれそうな設定だが、ネット上では早くも“爆死フラグ”が立っているようだ。

「『BG』というタイトルや、ボディガードという役どころは、後輩であるV6・岡田准一が2007年に主演した『SP 警視庁警備部警護課第四係』(フジテレビ系)を彷彿とさせるため、ネット上では2人の比較が盛り上がっています。とはいえ、評価は一方的。演技力では、『永遠の0』『蜩ノ記(ひぐらしのき)』で日本アカデミー賞の主演&助演の2冠を受賞している岡田に軍配が上がる。そしてアクションでも、ブルース・リーが創設した実戦格闘技ジークンドー、フィリピンの国技武術エスクリマ、総合格闘技USA修斗の3分野でインストラクターの資格を有するほどの武闘派である岡田の圧勝でしょう。44歳の木村には、岡田ほどのアクションは期待できず、見劣りしてしまうのは間違いない。実際、番組の公式サイトには『アクション』の文字はなく、脚本家も『昼顔~平日午後3時の恋人たち~』(フジテレビ系)の井上由美子氏だけに、アクションよりも恋愛の要素が強くなりそうです」(テレビ誌ライター)

『BG』が『ドクターX』の高視聴率をそのまま引き継げればいいが、もし爆死となればキムタクの人気凋落がよけいに目立つため、諸刃の剣ともいえそう。そうなれば、いよいよ「木村は岡田より下」との評価が固まってしまうかもしれない。

月9も神木隆之介も大コケのフジ、テレ朝は米倉&水谷で絶好調! 秋ドラマ初回ランク

10月スタートの民放の連続ドラマ(午後8~10時台)が、初回放送を迎えた。1位と2位は昨年の秋クールと同じく、テレビ朝日系の人気度シリーズ『ドクターX ~外科医・大門未知子~』と『相棒 season16』が鎮座し、安定の人気を見せつけた。

 今期トップに輝いたのは、米倉涼子主演の『ドクターX ~外科医・大門未知子~』で、初回は20.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と、20%超えを記録した。内田有紀、岸部一徳、遠藤憲一といったお馴染みのキャラクターに加え、今回から大地真央、野村周平、草刈正雄、陣内孝則、永山絢斗らが新加入。しかし、第1~2話で大地、野村が相次いで物語の舞台となる病院を離れる急展開を迎えたことから、今後のストーリーに注目が集まっている。昨年の初回は20.4%だったため、前作を上回る勢いで始まった『ドクターX』だが、キャストの入れ替わりは視聴率に影響するのだろうか。

 2位は『相棒 season16』で、初回はseason15の15.5%から上昇し、今期は15.9%を獲得した。同作は、頭脳明晰で変わり者の警視庁特命係・杉下右京(水谷豊)と、“相棒”が事件を解決していくご長寿シリーズ。反町隆史が4代目相棒(冠城亘)に就任してから3年目を迎える今シーズンは、2代目・神戸尊(及川光博)と3代目・甲斐享(成宮寛貴)が3シーズンで特命係を去っているだけに、視聴者は冠城の動向も気にかけている。

 ベスト3位に入ったのは、役所広司主演の日曜劇場『陸王』(TBS系)。大ヒット作『半沢直樹』(同)をはじめ、近年は『ルーズヴェルト・ゲーム』『下町ロケット』(同)も好評だった池井戸潤氏の同名人気小説をドラマ化したもので、今作も初回から14.7%と高数字をマークした。そんな『陸王』は、創業から100年以上続く老舗足袋業者・こはぜ屋が、経営難を乗り切るためにランニングシューズの開発に挑むストーリー。人気の若手俳優・山崎賢人、竹内涼真の出演も話題になっている。

 続いては、ワースト3作品をご紹介。3位は、初回は8.0%の武井咲とディーン・フジオカがW主演を務める『今からあなたを脅迫します』(日本テレビ系)。武井は9月1日にEXILE・TAKAHIROとの結婚を発表し、現在は妊娠4カ月になるが、体調を配慮しながら撮影を進めている模様。初回放送の時点で、視聴者からは「武井のおなかが気になって内容に集中できない」という声も出ているだけに、今後も武井の妊娠に関する話題が続きそうだ。

 ワースト2位は、初回7.6%だった『刑事ゆがみ』(フジテレビ系)。犯罪者の心が読める天才適当刑事・弓神適当(浅野忠信)と、出世欲に燃える腹黒な若手刑事・羽生虎夫(神木隆之介)のデコボコキャラがバディを組み、事件を捜査していく刑事ドラマだ。浅野は今年1月クールの木村拓哉主演『A LIFE~愛しき人~』(TBS系)で、主人公のライバル役・壇上壮大を怪演し、ネット上で好評を博した。今作は2話で5.8%に大幅ダウンしていたものの、「浅野さんと神木くんのコンビが良い感じ」「今期のドラマで一番面白い」との高評価もあり、最終話に向けた視聴率上昇に期待したい。

 そして、ワースト1位は、沢村一樹主演の『ユニバーサル広告社~あなたの人生、売り込みます!~』(テレビ東京)。直木賞作家・荻原浩氏の人気小説が原作で、9月末に最終回を迎えたNHK朝の連続テレビ小説『ひよっこ』の脚本家・岡田惠和氏と、同作のメインキャスト・沢村が再タッグしている。ほかにも、和久井映見、三宅裕司、エレキコミックのやついいちろうと、『ひよっこ』ファミリーが名を連ね、話題性もバッチリだったはずが、初回は4.4%と低スタートを切った。前クールの小泉孝太郎主演『警視庁ゼロ係~生活安全課なんでも相談室~SECOND SEASON』の初回7.1%にも届かず、今期1位の『ドクターX ~外科医・大門未知子~』とは4倍以上の差がついていた。

 そのほか、篠原涼子主演の月9ドラマ『民衆の敵~世の中、おかしくないですか!?~』(フジテレビ系)は9.0%を記録。前クールの山下智久主演『コード・ブルー~ドクターヘリ緊急救命~THE THIRD SEASON』は初回16.3%で断トツトップだったところ、今期は出だしから1ケタに。また、綾瀬はるか主演の『奥様は、取り扱い注意』(日本テレビ系)は初回で11.4%を獲った後、第3話は12.4%にアップしていた。同じく日テレでは嵐・櫻井翔主演の『先に生まれただけの僕』が初回の10.1%に続き、2話は7.5%に暴落。前クールの関ジャニ∞・錦戸亮主演『ウチの夫は仕事ができない』は平均8.7%(全10話)だっただけに、櫻井の主演作も2ケタ回復は必須条件となるだろう。今後の行方を見守りたい。

【2017年秋ドラマ(午後8~10時台、民放5局)初回視聴率一覧】

1位『ドクターX ~外科医・大門未知子~』(テレビ朝日系・木曜午後9時) 20.9%
2位『相棒 season16』(テレビ朝日系・水曜午後9時) 15.9%
3位『陸王』(TBS系・日曜午後9時) 14.7%
4位『コウノドリ』(TBS系・金曜午後10時) 12.9%
5位『科捜研の女』(テレビ朝日系・木曜午後8時) 12.3%
6位『奥様は、取り扱い注意』(日本テレビ系・水曜午後10時) 11.4%
7位『先に生まれただけの僕』(日本テレビ系・土曜午後10時) 10.1%
8位『監獄のお姫さま』(TBS系・火曜午後10時) 9.6%
9位『民衆の敵~世の中、おかしくないですか!?~』(フジテレビ系・月曜午後9時) 9.0%
10位『明日の約束』(フジテレビ系・火曜午後9時) 8.2%
11位『今からあなたを脅迫します』(日本テレビ系・日曜午後10時30分) 8.0%
12位『刑事ゆがみ』(フジテレビ系・木曜午後10時) 7.6%
13位『ユニバーサル広告社~あなたの人生、売り込みます!~』(テレビ東京・金曜午後8時) 4.4%

香取慎吾「『スマステ』今月終了」ツイートの元スタッフ、アカウント削除! 混乱広がる

 香取慎吾がMCを務め、2001年10月にスタートした情報バラエティ『SmaSTATION!!』(テレビ朝日系)。一部スポーツ紙では「9月いっぱいで終了」と伝えられている中、元番組関係者のツイートが波紋を呼んでいる。

 香取、稲垣吾郎、草なぎ剛が9月8日の契約満了をもってジャニーズ事務所を退所すると発表されて以降、ファンの間では3人のレギュラー番組の行く末を心配する声が続出。8月上旬には3人のレギュラーで唯一、『SmaSTATION!!』の終了が正式に決定した。

「テレ朝の発表直後、8月5日は別番組のため放送休止で、12日に報道後初の放送を迎えました。香取の発言に注目が集まるも、オープニングからエンディングまで言及しないまま、通常通りの進行。番組冒頭では、『テレビ朝日・六本木ヒルズ 夏祭り SUMMER STATION』の会場を紹介し、展示されている『ミュージックステーション』の階段セットを降りる時に『久しぶりだな~』とコメントするなど、余裕を感じました」(ジャニーズに詳しい記者)

 その後の13日午前0時頃、『スマステ』の元スタッフとされるディレクターの井長英嗣氏が、自身のTwitterに「10数年やっていた番組が 今月終わります。私はすでに番組を離れていますが 私を形作ってくれた愛すべき番組でした。ラストランを駆け抜ける方々に思いを託して…」と、「#スマステ」「#SmaSTATION!!」のハッシュタグをつけてツイート。井長氏の言葉が事実ならば、9月ではなく8月に番組最終回を迎えることになるだけに、これを見たSMAPファンの間で「8月終了?」と、動揺が広がった。

 ところが、当該ツイートが騒ぎになると、井長氏はこの投稿だけでなく、アカウントごと削除。14日現在、井長氏のTwitterにアクセスすると、「このページは存在しません」と表示され、問題のツイートも見られなくなっている。

「テレ朝側は『スマステ』の最終回に関し、明確な放送日や内容はまだアナウンスしていません。9月いっぱいで終了と報じられていたのに、8月で終わるとなれば、ファンが動揺するのは当然でしょう。そんな中、『自転車・バイクに乗って行こう!@南河内』と名乗るFacebookアカウントが、13日に『スマステ』の収録があったと明かした上で、『放映予定日は9月9日を予定しております』と、報告。これにより、ファンは9月中も放送があると安堵している状況です」(同)

 井長氏は単なる間違いで「今月」と書いてしまったものとみられるが、SMAPファンはやはりTwitterアカウントごと消滅した点が引っかかっているようで、「井長さんのアカウントごと削除されてて、闇深すぎ……」「アカウントごと消す意味がわからない。返信が殺到してめんどくさくなった? ロケしてることがわかったから?」「元スタッフ、書き逃げひどい。『スマステ』のタグをわざわざつけて、検索で引っかかるようにしてるし、いやらしい」と、混乱を招いているのだ。

 さらに、『スマステ』をめぐっては、12~13日にかけて別の騒ぎが勃発。19日のオンエアーに関して、KAB 熊本朝日放送の電子番組表などに「完全保存版!SMAPシングル曲全放出SP!20年の歴史を持つSMAPの名曲の数々をメンバーも驚く秘蔵映像と共に全公開!」といった記載があると、一部ファンがTwitterに写真をアップした。しかし、19日のゲストは女優・広瀬すずで、特集内容も番組HP上に「明日すぐ行ける!全国版『電車旅』SP!」と載っており、記述内容が大きく異なる。この現象については、SMAPがCDデビュー20周年を迎えた、2011年9月10日の放送内容が、なぜか反映されたもののとして考えられている。

 テレ朝側は、10月から『スマステ』の時間帯にドラマ枠を新設すると発表しているものの、同番組のサイト内にある「ケイジバン」コーナーには、今なお「存続希望」の声が多数寄せられている。番組側がトラブルを起こしたわけでもなく、視聴者に求められているご長寿番組の終了に対し、納得できないファンが声を上げるのは無理もないだろう。何らかの形で継続、または復活してくれることを願いたい。

香取慎吾「『スマステ』今月終了」ツイートの元スタッフ、アカウント削除! 混乱広がる

 香取慎吾がMCを務め、2001年10月にスタートした情報バラエティ『SmaSTATION!!』(テレビ朝日系)。一部スポーツ紙では「9月いっぱいで終了」と伝えられている中、元番組関係者のツイートが波紋を呼んでいる。

 香取、稲垣吾郎、草なぎ剛が9月8日の契約満了をもってジャニーズ事務所を退所すると発表されて以降、ファンの間では3人のレギュラー番組の行く末を心配する声が続出。8月上旬には3人のレギュラーで唯一、『SmaSTATION!!』の終了が正式に決定した。

「テレ朝の発表直後、8月5日は別番組のため放送休止で、12日に報道後初の放送を迎えました。香取の発言に注目が集まるも、オープニングからエンディングまで言及しないまま、通常通りの進行。番組冒頭では、『テレビ朝日・六本木ヒルズ 夏祭り SUMMER STATION』の会場を紹介し、展示されている『ミュージックステーション』の階段セットを降りる時に『久しぶりだな~』とコメントするなど、余裕を感じました」(ジャニーズに詳しい記者)

 その後の13日午前0時頃、『スマステ』の元スタッフとされるディレクターの井長英嗣氏が、自身のTwitterに「10数年やっていた番組が 今月終わります。私はすでに番組を離れていますが 私を形作ってくれた愛すべき番組でした。ラストランを駆け抜ける方々に思いを託して…」と、「#スマステ」「#SmaSTATION!!」のハッシュタグをつけてツイート。井長氏の言葉が事実ならば、9月ではなく8月に番組最終回を迎えることになるだけに、これを見たSMAPファンの間で「8月終了?」と、動揺が広がった。

 ところが、当該ツイートが騒ぎになると、井長氏はこの投稿だけでなく、アカウントごと削除。14日現在、井長氏のTwitterにアクセスすると、「このページは存在しません」と表示され、問題のツイートも見られなくなっている。

「テレ朝側は『スマステ』の最終回に関し、明確な放送日や内容はまだアナウンスしていません。9月いっぱいで終了と報じられていたのに、8月で終わるとなれば、ファンが動揺するのは当然でしょう。そんな中、『自転車・バイクに乗って行こう!@南河内』と名乗るFacebookアカウントが、13日に『スマステ』の収録があったと明かした上で、『放映予定日は9月9日を予定しております』と、報告。これにより、ファンは9月中も放送があると安堵している状況です」(同)

 井長氏は単なる間違いで「今月」と書いてしまったものとみられるが、SMAPファンはやはりTwitterアカウントごと消滅した点が引っかかっているようで、「井長さんのアカウントごと削除されてて、闇深すぎ……」「アカウントごと消す意味がわからない。返信が殺到してめんどくさくなった? ロケしてることがわかったから?」「元スタッフ、書き逃げひどい。『スマステ』のタグをわざわざつけて、検索で引っかかるようにしてるし、いやらしい」と、混乱を招いているのだ。

 さらに、『スマステ』をめぐっては、12~13日にかけて別の騒ぎが勃発。19日のオンエアーに関して、KAB 熊本朝日放送の電子番組表などに「完全保存版!SMAPシングル曲全放出SP!20年の歴史を持つSMAPの名曲の数々をメンバーも驚く秘蔵映像と共に全公開!」といった記載があると、一部ファンがTwitterに写真をアップした。しかし、19日のゲストは女優・広瀬すずで、特集内容も番組HP上に「明日すぐ行ける!全国版『電車旅』SP!」と載っており、記述内容が大きく異なる。この現象については、SMAPがCDデビュー20周年を迎えた、2011年9月10日の放送内容が、なぜか反映されたもののとして考えられている。

 テレ朝側は、10月から『スマステ』の時間帯にドラマ枠を新設すると発表しているものの、同番組のサイト内にある「ケイジバン」コーナーには、今なお「存続希望」の声が多数寄せられている。番組側がトラブルを起こしたわけでもなく、視聴者に求められているご長寿番組の終了に対し、納得できないファンが声を上げるのは無理もないだろう。何らかの形で継続、または復活してくれることを願いたい。

『陸海空』で人気爆発、ナスDが『イッテQ!』潰し! 日テレにパクられた企画とは……?

 7月2日に放送されたリアル冒険バラエティ『陸海空 こんな時間に世界征服するなんて』(テレビ朝日系)の2時間スペシャルが、9.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録。この数字に業界が湧いた。というのも、いま最も国民に見られている番組の“記録”を阻止したからだ。

「国民的番組といえる、『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)です。同番組は8週連続で視聴率20%超えを果たすのでは、と期待がかかっていたのですが、結果は18.2%。おそらく、『陸海空』が記録を止めたのでしょう。特にナスDの強烈なキャラクターは、イモトアヤコをも凌駕するインパクトでした」(芸能ライター)

 もはや「ナスD」と聞いて知らない人はいるまい。芸人・U字工事の旅に同行するテレビ朝日のディレクターだ。名は友寄隆英氏。「ヴィト」というタトゥーの原料となる果実を現地人に言われるがままに全身へ塗ってしまい、肌が黒色に“変色”。旅先で「パスポートの写真と違いすぎる」「そこの黒いのちょっと来い」「お前、何人だ?」などと怪しまれながらも、飄々とした言動で現地人と接触する様子が笑いを呼び、目が離せなくなっている。

 だが、このナスDがライバル視している番組は王者『イッテQ』ではなかった。

「友寄ディレクターは『よゐこの無人島0円生活』も担当しています。本体の『いきなり!黄金伝説。』が終了してからも不定期で放送されているテレ朝のヒット企画ですが、この『無人島生活』を日テレの『ザ!鉄腕!DASH!!』に『DASH島』という企画でパクられたという忸怩たる思いが彼にはあるのです。『先に無人島を開拓する企画を始めたのはこっちだ』と。ですから、今回のゴールデンSPが日曜午後7時から2時間に据えられた時、心に期するものがあったに違いありません」(テレビ業界関係者)

 結果、午後7時からの『ザ!鉄腕!DASH!!』は15.6%と、先週の16.3%よりわずか0.7ポイントとはいえ減っている。ナスDはその褐色の肌の下で喜んでいたに違いない。

 だが、テレ朝としては今、うかうかしていられる状況ではないという。それはバラエティの絶不調だ。

「テレ朝社内では『日テレはいいよなあ、いろいろ回せる番組があって』というグチも聞こえています。数字を獲れるソフトが多いことに嫉妬しているのです」(同)

 テレ朝は2013年の年間視聴率で2冠を達成し、その際は『もしものシミュレーションバラエティー お試しかっ!』『ロンドンハーツ』(現・『金曜ロンドンハーツ』)『アメトーーク!』といったような番組が原動力となった。しかし、現在はそれに代わるようなヒット番組に恵まれていない。

「『陸海空』は、今年4月にレギュラー化してから、わずか3カ月でゴールデンに進出しましたが、この速さは、深夜番組を昇格させることが多いテレ朝でも、あまり考えられないことです。つまり、それほどまでにソフトが枯渇している証拠でもあり、日曜夜を独占している日テレの牙城を早く崩したいという焦りなのでしょう」(同)

 おそらく今後、テレ朝は時期を見て『陸海空』のスペシャルを再びゴールデンにしかけてくると思われる。放送内容はもちろん、そのときの視聴率争いにも注目だ。
(村上春虎)

『陸海空』で人気爆発、ナスDが『イッテQ!』潰し! 日テレにパクられた企画とは……?

 7月2日に放送されたリアル冒険バラエティ『陸海空 こんな時間に世界征服するなんて』(テレビ朝日系)の2時間スペシャルが、9.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録。この数字に業界が湧いた。というのも、いま最も国民に見られている番組の“記録”を阻止したからだ。

「国民的番組といえる、『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)です。同番組は8週連続で視聴率20%超えを果たすのでは、と期待がかかっていたのですが、結果は18.2%。おそらく、『陸海空』が記録を止めたのでしょう。特にナスDの強烈なキャラクターは、イモトアヤコをも凌駕するインパクトでした」(芸能ライター)

 もはや「ナスD」と聞いて知らない人はいるまい。芸人・U字工事の旅に同行するテレビ朝日のディレクターだ。名は友寄隆英氏。「ヴィト」というタトゥーの原料となる果実を現地人に言われるがままに全身へ塗ってしまい、肌が黒色に“変色”。旅先で「パスポートの写真と違いすぎる」「そこの黒いのちょっと来い」「お前、何人だ?」などと怪しまれながらも、飄々とした言動で現地人と接触する様子が笑いを呼び、目が離せなくなっている。

 だが、このナスDがライバル視している番組は王者『イッテQ』ではなかった。

「友寄ディレクターは『よゐこの無人島0円生活』も担当しています。本体の『いきなり!黄金伝説。』が終了してからも不定期で放送されているテレ朝のヒット企画ですが、この『無人島生活』を日テレの『ザ!鉄腕!DASH!!』に『DASH島』という企画でパクられたという忸怩たる思いが彼にはあるのです。『先に無人島を開拓する企画を始めたのはこっちだ』と。ですから、今回のゴールデンSPが日曜午後7時から2時間に据えられた時、心に期するものがあったに違いありません」(テレビ業界関係者)

 結果、午後7時からの『ザ!鉄腕!DASH!!』は15.6%と、先週の16.3%よりわずか0.7ポイントとはいえ減っている。ナスDはその褐色の肌の下で喜んでいたに違いない。

 だが、テレ朝としては今、うかうかしていられる状況ではないという。それはバラエティの絶不調だ。

「テレ朝社内では『日テレはいいよなあ、いろいろ回せる番組があって』というグチも聞こえています。数字を獲れるソフトが多いことに嫉妬しているのです」(同)

 テレ朝は2013年の年間視聴率で2冠を達成し、その際は『もしものシミュレーションバラエティー お試しかっ!』『ロンドンハーツ』(現・『金曜ロンドンハーツ』)『アメトーーク!』といったような番組が原動力となった。しかし、現在はそれに代わるようなヒット番組に恵まれていない。

「『陸海空』は、今年4月にレギュラー化してから、わずか3カ月でゴールデンに進出しましたが、この速さは、深夜番組を昇格させることが多いテレ朝でも、あまり考えられないことです。つまり、それほどまでにソフトが枯渇している証拠でもあり、日曜夜を独占している日テレの牙城を早く崩したいという焦りなのでしょう」(同)

 おそらく今後、テレ朝は時期を見て『陸海空』のスペシャルを再びゴールデンにしかけてくると思われる。放送内容はもちろん、そのときの視聴率争いにも注目だ。
(村上春虎)