木村拓哉『BG』15.7%スタートは“重い十字架”? 「幼稚なおじさん」にしか見えず、視聴率急落は必至か

 満を持して始まった元SMAP・木村拓哉主演の『BG~身辺警護人~』(テレビ朝日系)。キムタク御大の必死すぎるバラエティ番宣の甲斐もあってか、18日に放送された第1話の視聴率は15.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と、今期の初回としてはトップを飾りました。さすが、腐ってもキムタクですねえ。パチパチパチ(拍手)。

 というわけで、日刊サイゾーでは本作も張り切って全話レビューしてまいります。さっそく第1話から振り返ってみましょう。

 

■キムタクが、交通整理の冴えないオッサンに

 

 さかのぼること6年前の2012年、島崎(木村拓哉)は、どうやら優秀なガードマンだったようです。欧州に移籍するサッカーのスター選手に付き添い、空港に押し寄せたファンをさばいたり、「裏切り者ー!」とか叫んでるファンが投げつけた生卵を華麗にキャッチしたりしています。しかし、どうやらこのとき何かがあったようで、スローモーションでなんとも言えない表情を浮かべたところで、現在へ。それにしても老けた。老けました。

 18年、島崎は小雪舞い散る寒空の下、黄色いヘルメットをかぶって交通整理の仕事をしています。キャリア6年だそうですから、やっぱりあの空港の件の後、すぐに転職したようです。よほどのことがあったのでしょう。何しろ、なんともいえない表情でしたから。

 一緒に働く老人(でんでん)と「俺より若いよー」「若くないですよー」みたいなやり取りをしていることから、気さくな性格であることが示されます。

 と、そこに通りかかる1台の黒塗りセダン。運転する江口洋介は、通行禁止にもかかわらず「急いでいます、通してくれませんか」と無理を言い、後部座席の石田ゆり子も「お願いできませんか」と、口調こそ丁寧なものの聞き分けはなさそう。島崎は、またなんとも言えない表情を浮かべると、「事故を起こされても困るんで」と、あっさり規制を解いて高級車を通します。通れるなら通行禁止にするなよ! といった基本的なツッコミをしていると話が進まなくなるので自重しますが、まあ導入はだいたいこんな感じでした。ちなみに後部座席の石田ゆり子は立原愛子という名前で、女子アナ上がりの厚生労働大臣。江口はそのSP・落合。愛子大臣は、失言騒ぎで失職寸前だそうです。

 そんな折、島崎の勤める警備会社が身辺警護課(ボディガードの仕事)を発足することになり、社長の今関(永島敏行)は島崎をこの課に配属したいと言います。島崎は一度、断るものの、結局、新人ボディガードとして身辺警護課の配属になって、なまった体を鍛え直すことに。チームを組むのは、会社の各部署から、盗聴器を探すのが上手そうな沢口(間宮祥太朗)、現金輸送を任されている高梨(斎藤工)、敏腕万引きGメンの菅沼(菜々緒)と、ビル警備の仕事をしている村田(上川隆也)が選抜されました。この村田が課長だそうですが、警備会社から精鋭を集めて、この程度? という印象のメンツです。島崎は敏腕ボディガードだったようですし、後に高梨は元自衛官、村田課長は元警視庁のSPであることが明かされますが、盗聴器の沢口くんなんて訓練最終盤になってもまともに動けてないし、万引きGメンの菅沼さんが抜擢された理由はまったくわかりません。目がいいから、とかかな。

 ともあれ、そんな5人のチームが初仕事に臨む、というのが第1話でした。

■冒頭は、いかにもテレ朝な味わい

 

 本作の脚本は『ギフト』(97/フジテレビ系)、『エンジン』(05/同)、『GOOD LUCK!!』(03/TBS系)などでお馴染みのキムタク御用達ライター・井上由美子さん。この3作は、いかにも華やかなキムタクドラマでしたが、『BG』に限っていえば、すこぶる地味という印象です。キムタク本人が華やかさを失っていることもありますが、それ以上に脚本が段取りじみていて、説明としてはわかりやすいけど「面白いドラマが始まる」というワクワク感が皆無です。

 唯一、真っ白なスウェット上下で全力疾走しているキムタクの走り方だけ、なんかちょっと面白い。そういえば、キムタクはSMAPで一番足が遅いのでした。数年前に放送された『スマスマ初のスター大運動会SP!!』(フジテレビ系)の惨劇を思い出します。SMAPの5人で50メートル走をして、キムタクの余りの足の遅さに気を使った中居正広が、盛大にコケて最下位を引き受けた、あのシーン。キムタクの中で、どう処理されているのでしょう。

 それはそうと、キムタクより5歳も年上なのに華やかさにあふれているのが、SP・落合を演じる江口洋介です。雰囲気もキリリと冴えていて、背も高いし、すごく優秀に見えます。愛子大臣も、全幅の信頼を寄せている様子。

 一方、キムタクはいかにも“頼りない”という記号を与えられています。バツイチだし、中学生の息子にもナメられてる。もっとも端的なのが言葉使いで、同僚の斎藤工との会話の際に「その盾(ボディガード)が死んじゃったら、まずくない?」とか「ケガすることだってあるしさ」とか「丸腰のウチらは無力だよ、怖いでしょ?」とか、言っていることの内容以前に、語尾が幼稚すぎる。

 ここで何が行われているかというと、脚本家によるキムタクの“異物化”です。江口洋介や斎藤工には固い言い回しでハッキリキリキリしゃべらせて、キムタクの語尾をユルめることで「特別な存在である」「自由で、何者にも縛られない」「わが道をゆく男」「等身大」といったイメージを浮き立たせようとしているわけです。

 これが、完全に失敗してる。

 長年の御用達ライターを起用した弊害が、モロに出ていると感じました。15年前、20年前と同じフンニャリ言葉を使うキムタクの容姿は、明らかに年齢を重ねています。もうまったく等身大じゃない。キラメキを失った、ただ顔面が整っただけの小柄な中年俳優です。しかし、脚本家の井上さんにとっては、今でも「かわいいかわいいキムタク」なのでしょう。

 キムタクの芝居は、昨年の『A LIFE~愛しき人~』(TBS系)とさして変化していませんが、『A LIFE』は周囲の人物もユルかった。浅野忠信は自由すぎたし、松ケンはキムタク以上のフンニャリだったし、及川ミッチーはミッチーだった。だから、キムタクも“変な人集団”の1人として馴染むことができていたように見えました。『BG』はこれ、きついですよ。周りが固ければ固いほど、キムタクが「幼稚なおじさん」に見えてしまう。井上さんが「いつまでも若々しいヒーロー」を描こうとしていることは理解できるけど、この座組みでもっともキムタクの加齢を認められないでいるのが、きっと脚本家の井上さんなのだと思います。不幸なことです。

 

■事件のクオリティの低さも霞みます

 

 さて、1話完結ですし、事件の仕掛けについては特筆すべきことはないので、さくっといきましょう。

「失業問題は自己責任です」という、ものすごい失言で殺害予告を受けた愛子大臣が、SP落合らを引き連れて隅田川マラソンの開会式に出席することに。島崎たちのクライアントは、マラソンのメインスポンサーであるカップラーメン会社の社長です。

 で、なんか逆恨みしたっぽい週刊誌の記者が発煙筒を焚いて、「爆弾だー!」ってことになって、ラーメン社長は島崎たちチームの護衛によって無事逃亡。一方、SP落合は警護中に持ち場を離れて携帯をイジるという大ボケをかまし、愛子大臣とはぐれてしまいます。

 なんやかんやで犯人の記者と愛子大臣が対峙していた部屋に島崎登場。華麗に取り押さえると思いきや、記者が島崎をボコるという超絶展開。このままですと愛子大臣は殺されてしまうところでしたが、都合よく現れたSP落合と島崎の連携によって、記者の身柄は確保されました。

 島崎は格闘弱いし、有能だと思っていたSP落合は超バカだし、こっちも有能だと思っていた斎藤工はよくわからない理由で初任務前にボディガードを辞めちゃったし、犯人の動機もよくわからないし、プロットも「悲惨」の一言です。いや、わかるんですよ。丸腰の民間警備員が主人公だから「丸腰だから人を守れることもあるんじゃないですか?」というキメ台詞につなげるために、いろいろ捻じ曲げる必要があったことも理解できる。ただ、事件も、脇役も、ぜんぜんキムタクを引き立てられてない。主人公に、ろくな見せ場がないんです。

 なぜなら、脚本家が「キムタクが流し目でキメ台詞を言えば成立する」と思ってるから。全然そんなの、もう通用しないのに。

 初回の15.7%という数字は、これは重い十字架になるかもしれません。終わってみたら「連ドラ史上、最大の下げ幅」という記録を作ってしまうかもしれない。そんな不安を感じさせる第1話でしたが、仕事なので第2話以降も張り切ってレビューします! よろしくお願いいたします!
(文=どらまっ子AKIちゃん)

木村拓哉『BG~身辺警護人~』は「絶対にコケられない!」テレ朝の“異例バックアップ”は功を奏すか

  元SMAPの俳優、木村拓哉が出演するドラマ『BG~身辺警護人~』(テレビ朝日系)が、いよいよ18日にスタートする。

 本作で木村は、武器を持たない、いわゆる「丸腰」で警護対象を守る民間警備会社のボディーガードを仕事とする一方、プライベートではシングルファザーという役柄を演じ、作品はアクションを盛り込んだヒューマンドラマに仕上がっている。

 木村にとっては、実に『A LIFE~愛しき人~』(TBS系)以来、1年ぶりの連ドラ主演になるのだが、今回は低視聴率が許されない、絶対にコケられない戦いになるというのだ。

「去年の9月にジャニーズ事務所を退所した元SMAPの香取慎吾、草なぎ剛、稲垣吾郎が、昨年11月2日からインターネットテレビ局で放送した『72時間ホンネテレビ』が話題を呼びました。また、中居正広はレギュラーでMCを続けるなど、元メンバーがそれぞれで存在感を発揮しています。そんな中、木村の存在感が薄れているのです。ここで低視聴率に見舞われると、これからの仕事に影響してしまうから、必死になっていますよ」(芸能関係者)

 そのためジャニーズ事務所は相当な危機感を持っており、テレビ朝日が総力を挙げての協力体制を敷き、今回のドラマを採算度外視でバックアップしているというのだ。

「共演者に斎藤工、江口洋介、間宮祥太朗、上川隆也、菜々緒、石田ゆり子といった主演級の大物役者を揃えたのは、木村側の要望だったようです。出演者のギャラだけでも、相当な予算を割いているというから、このドラマに対する力の入れ方が伝わってきますよ。さらに、第1話スタート前には『帰れま10&Qさま!合体3時間SP 人気回転寿司チェーン店で帰れま10!』(テレビ朝日系)など、バラエティー番組に主要出演者を大挙ねじ込んで番宣。バラエティーでの番宣を嫌う木村までもが出演する念の入れ方で、異例のことでした」(同)

 さらに、米倉涼子主演で人気を博したドラマ『ドクターX』が放送された木曜21時の後継枠ということもあり、バックアップしているテレ朝局内では、その視聴率に大きな期待も集まっているという。果たして、キムタクは絶対にコケられないプレッシャーを跳ね除けることができるのだろうか。

“新日エース”オカダ・カズチカ、声優・三森すずことの熱愛発覚! 失意のテレ朝・森葉子アナはほとんど「開店休業」状態

“プロレス界の盟主”である新日本プロレスの絶対的なエースで、IWGPヘビー級王者のオカダ・カズチカと、人気声優で歌手としても活動する三森すずこが熱愛中であることを、13日に「週刊文春」(文藝春秋)と「東京スポーツ」のWEB版が報じた。

 これを受け、同日、2人は共にTwitterで、交際の事実を認めた。共に示し合わせたかのように、「お互いの将来のことを考えて、真剣にお付き合いさせてもらっています」とツイートしており、結婚を視野に入れての交際であるようだ。

「文春」は9日夜に、2人がタクシーで互いの自宅を行き来する様子をスクープ。翌10日にはレンタカーでドライブデートを楽しんだという。オカダは昨年1月、テレビ朝日の森葉子アナウンサーとの熱愛が報じられ、“結婚間近”とも伝えられていた。「東スポ」によれば、森アナとは同6月に破局し、同8月に三森との交際がスタートしたとされる。

 新日本と、三森が所属する事務所「響」の親会社は、同じ「ブシロード」で、2012年から、2人はイベントなどで交流があった。三森は16年10月から17年7月までテレ朝系でオンエアされたアニメ『タイガーマスクW』で、メインキャラクターの高岡春奈役で出演。これをきっかけにプロレスファンとなり、新日本の会場にも観戦に訪れるようになり、オカダと急接近した模様だ。

 オカダは森アナと別れた後、間もなく新恋人ができて、幸せの絶頂だが、気になるのは森アナの今だ。森アナは茨城大学教育学部を卒業し、10年にテレ朝に入社。当初は『速報!甲子園への道』『熱闘甲子園』のキャスターや、『ナニコレ珍百景』のアシスタントに起用されるなど、期待の星だった。13年には同局の開局55周年記念応援隊の若手女子アナユニット「ゴーちゃん。GIRLS」に、後輩の青山愛アナ(退社)、宇佐美佑果アナ(同)、久冨慶子アナと共に参加し注目を集めた。

 しかし、同ユニットの活動が14年3月に終了すると、森アナの露出は減っていった。現在、森アナが出演する地上波のレギュラー番組は『サンデーLIVE!!』『スーパーJチャンネル』土曜版のみ。しかもキャスターではなく、番組中のニュースと現場取材の担当。そのほかは、CSテレ朝チャンネルへの出演で、すっかり閑職へ追いやられた格好だ。

「女子アナとしては地味な森アナは、すっかり後輩の久冨アナや林美沙希アナに抜かれてしまい、窓際に追い込まれた感じです。『報道ステーション』で金曜の天気を担当する新人・三谷紬アナの方がよっぽど、目立っています。これだけ地上波での出演が少ないと、ほとんど“開店休業”状態と言えそう。オカダとの交際が順調にいって、結婚までたどりつければよかったのでしょうが……この状況には同情しきりです」(女子アナ事情通)

 ある意味、女子アナは人気商売で、その世界は非情でもある。もはや、需要がなくなったともいえる森アナが、失意から一発逆転することはできるのだろうか?
(文=田中七男)

“新日エース”オカダ・カズチカ、声優・三森すずことの熱愛発覚! 失意のテレ朝・森葉子アナはほとんど「開店休業」状態

“プロレス界の盟主”である新日本プロレスの絶対的なエースで、IWGPヘビー級王者のオカダ・カズチカと、人気声優で歌手としても活動する三森すずこが熱愛中であることを、13日に「週刊文春」(文藝春秋)と「東京スポーツ」のWEB版が報じた。

 これを受け、同日、2人は共にTwitterで、交際の事実を認めた。共に示し合わせたかのように、「お互いの将来のことを考えて、真剣にお付き合いさせてもらっています」とツイートしており、結婚を視野に入れての交際であるようだ。

「文春」は9日夜に、2人がタクシーで互いの自宅を行き来する様子をスクープ。翌10日にはレンタカーでドライブデートを楽しんだという。オカダは昨年1月、テレビ朝日の森葉子アナウンサーとの熱愛が報じられ、“結婚間近”とも伝えられていた。「東スポ」によれば、森アナとは同6月に破局し、同8月に三森との交際がスタートしたとされる。

 新日本と、三森が所属する事務所「響」の親会社は、同じ「ブシロード」で、2012年から、2人はイベントなどで交流があった。三森は16年10月から17年7月までテレ朝系でオンエアされたアニメ『タイガーマスクW』で、メインキャラクターの高岡春奈役で出演。これをきっかけにプロレスファンとなり、新日本の会場にも観戦に訪れるようになり、オカダと急接近した模様だ。

 オカダは森アナと別れた後、間もなく新恋人ができて、幸せの絶頂だが、気になるのは森アナの今だ。森アナは茨城大学教育学部を卒業し、10年にテレ朝に入社。当初は『速報!甲子園への道』『熱闘甲子園』のキャスターや、『ナニコレ珍百景』のアシスタントに起用されるなど、期待の星だった。13年には同局の開局55周年記念応援隊の若手女子アナユニット「ゴーちゃん。GIRLS」に、後輩の青山愛アナ(退社)、宇佐美佑果アナ(同)、久冨慶子アナと共に参加し注目を集めた。

 しかし、同ユニットの活動が14年3月に終了すると、森アナの露出は減っていった。現在、森アナが出演する地上波のレギュラー番組は『サンデーLIVE!!』『スーパーJチャンネル』土曜版のみ。しかもキャスターではなく、番組中のニュースと現場取材の担当。そのほかは、CSテレ朝チャンネルへの出演で、すっかり閑職へ追いやられた格好だ。

「女子アナとしては地味な森アナは、すっかり後輩の久冨アナや林美沙希アナに抜かれてしまい、窓際に追い込まれた感じです。『報道ステーション』で金曜の天気を担当する新人・三谷紬アナの方がよっぽど、目立っています。これだけ地上波での出演が少ないと、ほとんど“開店休業”状態と言えそう。オカダとの交際が順調にいって、結婚までたどりつければよかったのでしょうが……この状況には同情しきりです」(女子アナ事情通)

 ある意味、女子アナは人気商売で、その世界は非情でもある。もはや、需要がなくなったともいえる森アナが、失意から一発逆転することはできるのだろうか?
(文=田中七男)

『格付けチェック!』でYOSHIKIが正解した“100万円ワイン”はホント!? 専門家が語る「ペトリュス」の価値とは

 X JAPANのYOSHIKIが、元日のテレビ番組『芸能人格付けチェック! これぞ真の一流品だ! 2018お正月スペシャル』(テレビ朝日系)で高級ワインを言い当てたが、5,000円のボルドー産と比較された「100万円のシャトーペトリュス」について、ワインの専門家が、ちょっとした指摘をしている。

「ペトリュスは、同じボルドーのポムロル地区ではル・パンと並んで世界で最も高いワインのひとつで、番組で紹介された1995年モノは、中でも高い評価を受けているのは間違いありません。ですが、それと流通価格はまた別で、100万円というのは適正に思えません。それに、価格で言うなら98年、2000年、05年、08年の方が高額だと思います」

 こう話すのは、ワイン卸販売「Aqua Vitae」を運営する河合吾朗氏。元ラグビー選手としてフランスやアルゼンチンなどで活動、その際にワインを勉強し、後に世界中の生産地を周るほどになった。それだけに、番組を見てYOSHIKIの“舌”には「飲み慣れているコメントだと思いました。各方面への影響を察して言葉を選んでいたのも、さすが」と賞賛を送っている。

 YOSHIKIは『芸能人格付けチェック!』で、2種類のワインから高級品を言い当てるクイズに参加。多くの芸能人が5,000円のワインを選ぶ中、YOSHIKIは見事に正解。「1万円以下のワインでもいいものがある。騙される人も、結構いるんじゃないですか?」と不正解者にも理解を示した。

 ただ、河合氏は「視聴者にはわかりやすく値段で比較させたんでしょうが、ワインの価格は世界で統一基準があるわけでもない」とする。

「買い手が『300万円でも買いたい』と言えば売買は成立します。それで、株や不動産のように投機的な意味で値付けをされているところもあるので、その価格が実際の価値を反映しているとも言い難いんです。ただ、買い手として言わせてもらえれば、95年のペトリュスを100万円というのは法外な値段で、20万円程度でも入手は可能なんです」(同)

 しかし、そのあたりの適正価格で入手ができるのも、河合氏のような専門的な“舌”と“見識”があってのもののようだ。何しろ市場には偽物もたくさん出回っている。河合氏によると「中でもペトリュスは、世界で最も偽造されるワインと呼ばれていたほど」だという。

「近年はラベルのインクや紙質なども鑑定されるようになり、ラベルの偽造がバレやすくなったんですが、本物のボトルを入手して安いワインを注入する連中まで出てきたんです。ペトリュスの場合、86年から瓶底に名前がエンボス加工されており、95年からは紫外線に反応するインクがラベルに使われるなど偽造対策をしたんですが、以前、中国人商人が大量の空きボトルをかき集めていたことがありましたから、偽ワインはネット通販などでかなり出回っていると思います」(同)

 ボトルが本物でも安心はできないというのが、偽ワイン問題だ。

「人の舌は必ずしもアテにならず、それがペトリュスだと思い込めば、そう感じる人がほとんどなので、見破れる人はなかなかいません。偽物を買わされても、偽物だと気付かないままだったりします」(同)

 また、5,000円のワインについて番組では具体的に何か明かされなかったが、河合氏は「5,000円でも、決して安ワインとは思いませんが、本来ペトリュスと比較で出題するなら、同じ品種のメルロ種100%のものなどを使うべきだったのでは?」と話す。

「ペトリュスはポムロル産ですが、ここは世界でも特殊な地層で、特にペトリュスの畑にしかない鉄分を含んだ粘土質の土壌は、この地区のほかにはなかなかないんです。番組で見た5,000円のワインは、テレビの画面を通してみると色調がかなり明るく、中尾彬さんが『スミレの花のような香り』とおっしゃっていたことなどから察すると、今回のクイズはわりとわかりやすかったようにも見えます」

 奥深いワインの世界。YOSHIKIの舌は一流だったが、番組企画はもう少し洗練されるべきだったかもしれない。
(文=片岡亮/NEWSIDER Tokyo)

『格付けチェック!』でYOSHIKIが正解した“100万円ワイン”はホント!? 専門家が語る「ペトリュス」の価値とは

 X JAPANのYOSHIKIが、元日のテレビ番組『芸能人格付けチェック! これぞ真の一流品だ! 2018お正月スペシャル』(テレビ朝日系)で高級ワインを言い当てたが、5,000円のボルドー産と比較された「100万円のシャトーペトリュス」について、ワインの専門家が、ちょっとした指摘をしている。

「ペトリュスは、同じボルドーのポムロル地区ではル・パンと並んで世界で最も高いワインのひとつで、番組で紹介された1995年モノは、中でも高い評価を受けているのは間違いありません。ですが、それと流通価格はまた別で、100万円というのは適正に思えません。それに、価格で言うなら98年、2000年、05年、08年の方が高額だと思います」

 こう話すのは、ワイン卸販売「Aqua Vitae」を運営する河合吾朗氏。元ラグビー選手としてフランスやアルゼンチンなどで活動、その際にワインを勉強し、後に世界中の生産地を周るほどになった。それだけに、番組を見てYOSHIKIの“舌”には「飲み慣れているコメントだと思いました。各方面への影響を察して言葉を選んでいたのも、さすが」と賞賛を送っている。

 YOSHIKIは『芸能人格付けチェック!』で、2種類のワインから高級品を言い当てるクイズに参加。多くの芸能人が5,000円のワインを選ぶ中、YOSHIKIは見事に正解。「1万円以下のワインでもいいものがある。騙される人も、結構いるんじゃないですか?」と不正解者にも理解を示した。

 ただ、河合氏は「視聴者にはわかりやすく値段で比較させたんでしょうが、ワインの価格は世界で統一基準があるわけでもない」とする。

「買い手が『300万円でも買いたい』と言えば売買は成立します。それで、株や不動産のように投機的な意味で値付けをされているところもあるので、その価格が実際の価値を反映しているとも言い難いんです。ただ、買い手として言わせてもらえれば、95年のペトリュスを100万円というのは法外な値段で、20万円程度でも入手は可能なんです」(同)

 しかし、そのあたりの適正価格で入手ができるのも、河合氏のような専門的な“舌”と“見識”があってのもののようだ。何しろ市場には偽物もたくさん出回っている。河合氏によると「中でもペトリュスは、世界で最も偽造されるワインと呼ばれていたほど」だという。

「近年はラベルのインクや紙質なども鑑定されるようになり、ラベルの偽造がバレやすくなったんですが、本物のボトルを入手して安いワインを注入する連中まで出てきたんです。ペトリュスの場合、86年から瓶底に名前がエンボス加工されており、95年からは紫外線に反応するインクがラベルに使われるなど偽造対策をしたんですが、以前、中国人商人が大量の空きボトルをかき集めていたことがありましたから、偽ワインはネット通販などでかなり出回っていると思います」(同)

 ボトルが本物でも安心はできないというのが、偽ワイン問題だ。

「人の舌は必ずしもアテにならず、それがペトリュスだと思い込めば、そう感じる人がほとんどなので、見破れる人はなかなかいません。偽物を買わされても、偽物だと気付かないままだったりします」(同)

 また、5,000円のワインについて番組では具体的に何か明かされなかったが、河合氏は「5,000円でも、決して安ワインとは思いませんが、本来ペトリュスと比較で出題するなら、同じ品種のメルロ種100%のものなどを使うべきだったのでは?」と話す。

「ペトリュスはポムロル産ですが、ここは世界でも特殊な地層で、特にペトリュスの畑にしかない鉄分を含んだ粘土質の土壌は、この地区のほかにはなかなかないんです。番組で見た5,000円のワインは、テレビの画面を通してみると色調がかなり明るく、中尾彬さんが『スミレの花のような香り』とおっしゃっていたことなどから察すると、今回のクイズはわりとわかりやすかったようにも見えます」

 奥深いワインの世界。YOSHIKIの舌は一流だったが、番組企画はもう少し洗練されるべきだったかもしれない。
(文=片岡亮/NEWSIDER Tokyo)

主演ドラマが爆死続きの沢村一樹 やっぱり『DOCTORS~最強の名医~』に頼るしかない!?

 沢村一樹が主演を務めるドラマ『DOCTORS~最強の名医~』(テレビ朝日系)の新春スペシャルが4日午後9時より放送され、12.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)の高視聴率をマーク。改めて、その根強い人気を示した。

 同ドラマは2011年10月期に第1シリーズが放送され、平均14.8%と高い視聴率を記録。その後の第2シリーズ(13年7月期)は18.3%、第3シリーズ(15年1月期)は14.4%と高い数字をキープしてきた。スペシャル版も、13年6月1日放送分が14.7%、15年1月4日放送分が12.5%を記録。これまで、連ドラ、スペシャルを通じて、1ケタ台に転落したことが一度もなく、同局にとっては「確実に数字が取れるドラマ」なのである。

 ただ、今回のスペシャル版放送にあたって課題もあった。それは、ドラマの舞台となっている堂上総合病院院長・堂上たまき役の野際陽子さんが昨年6月に亡くなり、大きな“穴”があいてしまった点だった。

 今スペシャルでは、堂上院長がブータンに診療所を開業し日本を離れたとの設定で、新院長には、たまきの甥・森山卓(高嶋政伸)が就任。腕は確かだが、性格に問題がある森山院長は、同病院のスゴ腕外科医・相良浩介(沢村)と、ことごとく対立しながらも、少女の生体肝移植手術を協力して成功させる……という展開だった。

 3年ぶりの放送、メインキャストの野際さんがいなくなったことで、不安視もされたが、比嘉愛未、正名僕蔵、浅利陽介、伊藤蘭、小野武彦といったおなじみのメンバーは健在。終わってみれば、変わらぬ人気を示し、ファンからは第4シリーズの放送を熱望する声も多数上がっているようだ。

『DOCTORS』では本領を発揮した沢村だが、ここ数年、主演ドラマが相次いでコケており、厳しい状況が続いている。昨年10月期の『ユニバーサル広告社~あなたの人生、売り込みます!』(テレビ東京系)は平均3.99%と、歴史的な大爆死。16年10月期『レンタル救世主』(日本テレビ系)も7.2%と大コケ。14年4月期『ブラック・プレジデント』(フジテレビ系)も7.5%に沈んでおり、『DOCTORS』を除けば、主演ドラマが3作連続でズタボロなのだ。

 当然業界内では、「沢村が主演では数字が取れない」との風潮になりつつあるのは避けられないところ。それを払拭するためには、やはり『DOCTORS』続編をやるのがいちばんといえそうだ。

「これだけ安定して高視聴率を挙げられるのですから、テレ朝としては続編をやりたいでしょう。3年のブランクがあったため、新春スペシャルで視聴者の反応を見たようですが、その人気は健在でした。こうなると、テレ朝も、がぜんヤル気になるのではないでしょうか。問題は、沢村がNHK大河ドラマ『西郷どん』に出演しており、スケジュール調整が難しい点。ただ、沢村の役どころは、島津家第28代当主・島津斉彬(渡辺謙)の家臣・赤山靱負役で、さほど重要なキャストではありません。従って、出演シーンも、そこまで多くはないと思われますので、調整は可能では?」(テレビ誌関係者)

 ただ、テレ朝の場合、シリーズモノの続編が多く、連ドラの枠に限りがあるのは確か。果たして、同局は『DOCTORS』第4シリーズ実現に向け、舵を切るのだろうか?
(文=田中七男)

主演ドラマが爆死続きの沢村一樹 やっぱり『DOCTORS~最強の名医~』に頼るしかない!?

 沢村一樹が主演を務めるドラマ『DOCTORS~最強の名医~』(テレビ朝日系)の新春スペシャルが4日午後9時より放送され、12.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)の高視聴率をマーク。改めて、その根強い人気を示した。

 同ドラマは2011年10月期に第1シリーズが放送され、平均14.8%と高い視聴率を記録。その後の第2シリーズ(13年7月期)は18.3%、第3シリーズ(15年1月期)は14.4%と高い数字をキープしてきた。スペシャル版も、13年6月1日放送分が14.7%、15年1月4日放送分が12.5%を記録。これまで、連ドラ、スペシャルを通じて、1ケタ台に転落したことが一度もなく、同局にとっては「確実に数字が取れるドラマ」なのである。

 ただ、今回のスペシャル版放送にあたって課題もあった。それは、ドラマの舞台となっている堂上総合病院院長・堂上たまき役の野際陽子さんが昨年6月に亡くなり、大きな“穴”があいてしまった点だった。

 今スペシャルでは、堂上院長がブータンに診療所を開業し日本を離れたとの設定で、新院長には、たまきの甥・森山卓(高嶋政伸)が就任。腕は確かだが、性格に問題がある森山院長は、同病院のスゴ腕外科医・相良浩介(沢村)と、ことごとく対立しながらも、少女の生体肝移植手術を協力して成功させる……という展開だった。

 3年ぶりの放送、メインキャストの野際さんがいなくなったことで、不安視もされたが、比嘉愛未、正名僕蔵、浅利陽介、伊藤蘭、小野武彦といったおなじみのメンバーは健在。終わってみれば、変わらぬ人気を示し、ファンからは第4シリーズの放送を熱望する声も多数上がっているようだ。

『DOCTORS』では本領を発揮した沢村だが、ここ数年、主演ドラマが相次いでコケており、厳しい状況が続いている。昨年10月期の『ユニバーサル広告社~あなたの人生、売り込みます!』(テレビ東京系)は平均3.99%と、歴史的な大爆死。16年10月期『レンタル救世主』(日本テレビ系)も7.2%と大コケ。14年4月期『ブラック・プレジデント』(フジテレビ系)も7.5%に沈んでおり、『DOCTORS』を除けば、主演ドラマが3作連続でズタボロなのだ。

 当然業界内では、「沢村が主演では数字が取れない」との風潮になりつつあるのは避けられないところ。それを払拭するためには、やはり『DOCTORS』続編をやるのがいちばんといえそうだ。

「これだけ安定して高視聴率を挙げられるのですから、テレ朝としては続編をやりたいでしょう。3年のブランクがあったため、新春スペシャルで視聴者の反応を見たようですが、その人気は健在でした。こうなると、テレ朝も、がぜんヤル気になるのではないでしょうか。問題は、沢村がNHK大河ドラマ『西郷どん』に出演しており、スケジュール調整が難しい点。ただ、沢村の役どころは、島津家第28代当主・島津斉彬(渡辺謙)の家臣・赤山靱負役で、さほど重要なキャストではありません。従って、出演シーンも、そこまで多くはないと思われますので、調整は可能では?」(テレビ誌関係者)

 ただ、テレ朝の場合、シリーズモノの続編が多く、連ドラの枠に限りがあるのは確か。果たして、同局は『DOCTORS』第4シリーズ実現に向け、舵を切るのだろうか?
(文=田中七男)

『相棒』元日スペシャルが11年ぶりの爆死! 「300回記念前後編」も期待薄!?

 毎年恒例の『相棒season16』(テレビ朝日系/水谷豊主演)元日スペシャル(第10話)が1日午後9時から2時間15分枠でオンエアされ、視聴率は15.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)にとどまり、同時間帯に放送された日本テレビ系『嵐にしやがれ元日SP 米倉涼子、有吉弘行、波瑠、長瀬智也!豪華共演SP』の15.6%に敗れた。昨年の『相棒season15』元日SPは17.3%で、前年比1.9ポイントものダウンとなった。

 一般的にドラマで15%を超えれば上々だが、『相棒』の元日SPは、ほかのドラマとはワケが違うのである。同元日SPは、『season4』の2006年からスタートした。初年から16.1%と高視聴率をマークしたことで、その後、慣例化。今年で実に13年目となり、『season9』(11年)には19.3%、『season12』(14年)には19.6%を記録し、大台目前までいった年もあるほどで、例年高い視聴率をキープしてきた。だが、今年の15.4%は、この13年間で見ると、『season5』(07年)の13.8%に次ぐ歴代ワースト2位で、事実上の爆死となってしまったのだ。

 かつては、他の追随を許さないほど高視聴率を挙げてきた『相棒』だが、“3代目相棒”成宮寛貴氏が『season13』で降板し、反町隆史扮する冠城亘が“4代目相棒”に就任した『season14』(15年10月~16年3月)以降、視聴率は急降下。平均視聴率は『season14』が15.3%、『season15』も15.2%と低迷。『season16』も元日SPまで、14.8%で、15%をキープできるかどうか微妙な情勢となっている。

 00年6月に「土曜ワイド劇場」枠で、単発ドラマとして始まった『相棒』は、31日放送の第14話で通算300回を迎える。それを記念して、24日(第13話)と31日の放送回で「前後編SP」をオンエアする。区切りの300回には、津川雅彦、木村佳乃、高橋惠子の再登板が決まっている。元法務大臣で投獄されていた瀬戸内米蔵役の津川は4年ぶり、元衆院議員・片山雛子役の木村は2年ぶり、尼僧・蓮妙役の高橋は13年ぶりの登場となるが、いずれもメインキャラクターとはいいがたく、とても視聴率アップにつながるとは思えない人選だ。

「『相棒』では昨年2月にも、前後編をオンエアし、人気キャラクターだった“2代目相棒”神戸尊役の及川光博、名物鑑識課員・米沢守役の六角精児を投入して、ファンを喜ばせました。しかし、今回の津川、木村、高橋では、とてもテコ入れにはならないでしょう。ヘタをすれば、300回記念回で今シーズンのワースト視聴率を更新しかねません」(テレビ誌関係者)

『相棒』の平均視聴率が15%を割ることになれば、“初代相棒”亀山薫(寺脇康文)時代の『season4』の14.7%以来、12年ぶりとなってしまう。及川が相棒時代の『season9』では平均視聴率が20.4%を記録し、我が世の春を謳歌した『相棒』。だが、年月の経過と共に、視聴率はどんどん下がっていき、同局の“看板ドラマ”の座を、米倉主演『ドクターX~外科医・大門未知子~』に取って代わられつつある。このままでは、今シーズンは厳しい数字で終わりそうな気配が漂っているが、なんとか平均15%はキープしてほしいものだ……。
(文=田中七男)

業界人に聞いた、テレビの重大事変2017! 「テレ朝自滅」「ネットの“テレビ批判”横行」

 2017 年のテレビ業界も、さまざまな話題が上った。一体どんな年だったのか振り返る意味で、業界関係者に印象的な重大トピックスを聞き、ランキング形式で挙げてみた。

1位:おじさんが大活躍

 CM起用社数ランキング(ニホンモニター調べ)で12本と1位に輝いた遠藤憲一(56歳)、「ゆるキャラ」的存在で人気となった加藤一二三・九段(77歳)のほか、「バラエティ番組の会議で一番名前が挙がる」(放送作家)という梅沢富美男(67歳)、「年を取ったことで甲高い声が低くなり、滑舌も悪くなり、体にムチ打つ感が『けなげ』と思われるようになった」(同)と評判の出川哲朗(53歳)など、おじさんブームが到来。「TOKIO・城島茂も安定の老化をたどっています」(制作会社スタッフ)と、次なるおじさんも育っている。

 おばさんもすごかった。性格が豹変する豊田真由子元議員(43歳)はもちろん、「この世の喜怒哀楽をかき集めた感情の塊。ワイドショーを盛り上げた」松居一代(60歳)、不倫相手の医師が悪目立ちした斉藤由貴(51歳)、号泣の不倫謝罪会見の藤吉久美子(56歳)など、老いてますます盛んな猛女の当たり年だった。

第2位:連続ドラマ、視聴率1ケタが常態化

 視聴率は1ケタが当たり前の時代に突入した。NHK朝の連続テレビ小説『ひよっこ』の筆力でさらに評価を高めた脚本家・岡田惠和は、金曜午後8時のドラマ『ユニバーサル広告社~あなたの人生、売り込みます!~』(テレビ東京系)で、沢村一樹に和久井映見、三宅裕司にやついいちろうと『ひよっこ』主演者を大挙して出したものの、12月1日の最終回は2.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)、全話平均3.9%と今期連ドラ最低視聴率を記録。ほかにも、「共演者の窪田正孝と水川あさみの熱愛が発覚した『僕たちがやりました』(フジテレビ系)は全話平均6.0%、スキャンダルで自滅した香里奈が復活して主演を務めた『嫌われる勇気』(同)は同6.5%で、特にフジドラマの爆死が多かった」(芸能ライター)。

3位:元SMAPメンバーを民放が黙殺

 元SMAPの稲垣吾郎、香取慎吾、草なぎ剛の活動が、民放ではスルーされている。「『アッコにおまかせ!』『王様のブランチ』(ともにTBS系)など取り上げる番組もありますが、ほかはほぼ無視。気持ちの悪い状況が続いています」(テレビ局関係者)。不自然なテレビ局の姿勢に、お茶の間はとっくに気づいているというのに、18年もスルーし続けるのだろうか? 

4位:「土ワイ」移設で自滅したテレビ朝日

 全日(午前6時~深夜0時)、ゴールデン(午後7時~午後10時)、プライム(午後7時~午後11時)の3つの時間帯で1位を獲得したときに付与される肩書「視聴率三冠王」。今年の年間視聴率も年明けに発表予定だが、日テレがゴールテープを切ることになりそうだ。日曜日の縦の流れはもちろん、月曜日も『有吉ゼミ』『世界まる見え!テレビ特捜部』『人生が変わる1分間の深イイ話』『しゃべくり007』と安定した流れになりつつある。

 2位のテレビ朝日は自滅。30年続いた『土曜ワイド劇場』を終わらせて日曜午前10時に移設したものの、常時4%と苦しい状況だ。「ほかにも、『金曜ロンドンハーツ』『アメトーーク!』など隆盛を支えたバラエティが一時の勢いを完全に失い、報道と『ドラえもん』だけしか売りのなかった頃のテレ朝に戻りつつあります」(放送作家)。

5:ネットユーザーの多大な影響位

 『バイキング』『ワイドナショー』(ともにフジテレビ系)を始めとして、ネットニュースで盛んに報じられた結果、視聴率が上向く番組が増えている。「『池の水ぜんぶ抜く』(テレビ東京系)、ゴールデンに昇格した『マツコの知らない世界』(TBS系)なども、ネットの威力によって人気番組へ一気に上りつめた印象がある」(制作会社スタッフ)とのこと。

 一方、ネットの声が番組を終わらせる遠因にも。保毛尾田保毛男騒動が起きた『とんねるずのみなさんのおかげでした』(フジテレビ系)をはじめ、番組を見ていない人も論争に参加するという事態が起こるようになった。「ネットユーザーによる“テレビ批判”は今後も続きそうです」(同)。

6位:TBSのバラエティに陰り

 「TBSのバラエティに脅威を感じると言われた時期もありました。確かに、『プレバト!!』『マツコの知らない世界』の視聴率は毎週2ケタではあるものの、『ニンゲン観察バラエティ モニタリング』はマンネリがたたり、息切れしつつあります。さらに、『サンデー・ジャポン』がいよいよ2ケタを割る週も出ている」(制作会社ディレクター)。

 TBSはドラマも好不調の波が激しい。「日曜劇場」の枠では4月、警察内部の戦いを描いた『小さな巨人』が平均13.5%で終えたものの、その直後の7月クールは恋愛ドラマ『ごめん、愛してる』を持ってきた。最終回は12.8%を記録し、平均9.7%でフィニッシュしたが、決して成功とは言えないだろう。さらにその後の『陸王』は最終回20.5%、平均16.0%と有終の美を飾ったが、「企業モノドラマのイメージが強い枠に、ラブストーリーを持ってくるTBSの編成の悪さが目立つ。枠の固定視聴者が離れる要因になる」(芸能ライター)。

 ヒットドラマにも、疑問符がつく。「『カンナさーん!』『コウノドリ』ですが、実は最高視聴率を出しているのはほぼオープニングシーンで、右肩上がりではありません。『カンナさーん!』は前の番組『マツコの知らない世界』、『コウノドリ』は『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』のお釣りで見ているにすぎないのです」(放送作家)。

7位:フジテレビの求心力低下

 バラエティを席巻した加藤一二三・九段はもともと『アウト×デラックス』(フジテレビ系)から輩出された人物。ANZEN漫才・みやぞんのブレークも昨年8月の『世界の果てまでイッテQ!』(フジテレビ系)がきっかけのように言われているが、「その2カ月前の『みなさんのおかげでした』が見いだした芸人。それが広まらないあたりに、フジテレビの力が弱まっていると思われます」(芸能ライター)。

8位:「じゃない方芸人」の覚醒

「バイきんぐ・小峠英二の相方という役割でしかなかった西村瑞樹が『陸海空 世界征服するなんて』(テレビ朝日系)などで言い知れぬ存在感を発揮しています」(放送作家)「三四郎・小宮浩信じゃない方、相田周二が最近は堰を切ったようにしゃべり始めているのが気になる」(制作会社ディレクター)との声が上がった。18年は、コンビ間の露出格差が減るかもしれない。

9位:病気でわかったマツコの存在感

 耳の三半規管にウイルスが入り、めまいなどを発症、大事をとって都内の病院に入院し静養したマツコ・デラックス。『月曜から夜ふかし』(日本テレビ系)は総集編を放送するなどして対応したが、「マツコがいないと成り立たない番組も多く、その存在の大きさをあらためて思い知らされました。有吉弘行の番組であれば『有吉反省会』(日本テレビ系)しかり『有吉くんの正直さんぽ』(フジテレビ系)しかり、代役を立てられたかもしれないですが、マツコの代打はいない」(放送作家)。いずれにしてもテレビ界はいつまでマツコに頼るのであろうか。

 東京オリンピックまであと2年。海外からの目もより注がれることになるが、タレントの不倫やら「お母ちゃん!」と生電話して泣きわめく女性を生中継する日本のテレビをどう思うのだろうか? できるだけ襟は正してほしいものだが、果たして……。
(村上春虎)