『リーガルV』米倉涼子の美しさを見せることにこだわりすぎ……「失敗しない」代わりに大きな成功もせず

 米倉涼子が元弁護士役で主演を務めるドラマ『リーガルV~元弁護士・小鳥遊翔子~』(テレビ朝日系)もいよいよ今回で最後。13日に放送され、前回から4.2ポイントの大幅アップとなる平均視聴率17.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録しました。

(前回までのレビューはこちらから)

 小鳥遊翔子(米倉)は1年前、NPO法人「貧困を救う会」の幹部職員・市瀬徹(夙川アトム)を刺殺し逮捕された青年・守屋至(寛一郎)の弁護に関する調査中、暴力団幹部・花田尊に金銭を渡す姿を週刊誌にすっぱ抜かれ、弁護士資格を剥奪された過去があります。

 その処罰を不服として、古巣「Felix & Temma法律事務所」の代表弁護士・天馬壮一郎(小日向文世)を相手取り、1円の損害賠償を求める民事訴訟を起こしました。といっても本当の狙いは、「貧困を救う会」の代表・大峰聡(速水もこみち)に依頼され、殺人を犯したという守屋の証言を法廷に持ち込むためだったのです。

 そして前回、守屋が殺人を犯した際、市瀬のポケットから落ちたというカギを受け取った小鳥遊は、そこに市瀬が殺された“理由”が隠されているのではないかと睨み、関東圏内に378店舗あるスポーツジムのロッカーを、「京極法律事務所」のメンバーで手分けして1店舗ずつ調査することにします。

 また、1年前の週刊誌のスクープ記事は、天馬が裏で手を回したのではないかと疑う小鳥遊は、花田に証言者になってもらうべく、弱みをにぎるようパラリーガルの馬場雄一(荒川良々)と茅野明(三浦翔平)に調査を命じます。

 ところが、この動きが天馬側に感づかれてしまい、馬場と茅野は花田の子分たちに襲われ、病院送りとなってしまうのでした。

 このことに怒り心頭となった小鳥遊は、古巣に怒鳴り込むものの天馬には会えずじまい。代わりに応対した、かつての同僚で元カレの海崎勇人(向井理)から、「君1人では絶対に勝てない」と、無謀な裁判を止めるよう諭されてしまいます。

 しかし小鳥遊は諦めず、再びジム回りを開始。カギの合うロッカーを見つけ、その中から、大峰が募金を着服していたことを裏付けする会計資料を見つけ出すのでした。

 さらに、退院した馬場が、花田の車のドライブレコーダーから、組長の愛人とイチャつく姿を記録したSDカードを盗み出していたため、それをネタに花田を証人として出廷させる約束を取り付けます。

 その動きを察知した天馬は、自身も車内で密談する機会が多いため、弱みを握られてはまずいと、海崎がドライブレコーダーから抜き取ってきたSDカードを自ら焼却するのでした。

 さらに天馬は、大峰に直接会いに来た小鳥遊が、まるで脅すような口調で天馬との親子関係を訊き出そうとする姿を盗撮。これを裁判の際、小鳥遊の不正行為を立証する証拠として提出することにするのです。

 そして迎えた裁判。海崎が原告側の証人として立ち、天馬が尋問を行うことになった際、その“切り札”を開示することになったのですが、その映像には、車内で天馬が大峰に市瀬殺しを指示する姿が映っていたのでした。

 実は梅崎はこっそり、SDカードをすり替えていたのです。この裏切りによって小鳥遊は勝訴し、弁護士資格の剥奪は取り消しとなったのですが、「京極法律事務所」の優秀なスタッフに恵まれた今となっては、その資格は必要ないとのことで、勝訴の余韻に耽りながら旅に出たところで終了となりました。

 さて感想。これまでお飾り的な存在だった海崎が、最後の最後にイイとこ取りの展開となったわけですが、その直前、小鳥遊と2人きりになった時の「君1人では絶対に勝てない」というセリフが伏線であることが丸わかりだったため、特にサプライズ感はありませんでした。

 というよりも、1年以上前の記録がなぜ残っていたのか? という疑問の方が強かったです。海崎は初回から、天馬の座を狙っているのだろうな、と薄っすらニオわせていましたが、それならば最初から裏で小鳥遊と結託していた、というシナリオの方が面白かったのではないかと思います。

 また、1年がかりで復讐を遂げた割に、小鳥遊の勝訴にまったく爽快感がなかったのは、弁護士資格を失った時のどん底感や悔しさなどを伝えるシーンが、これまでほとんど描かれなかったからでしょう。“強く美しい米倉涼子”のイメージを守りたかったからなのかはわかりませんが、苦汁をなめさせられるシーンをもっと見せ、視聴者の同情を煽った方がより強いドラマ性が生まれたのではないでしょうか。

 放送前、『ドクターX』シリーズで演じる孤高の天才外科医・大門未知子役とは対照的に、組織を動かす司令塔役、という設定が話題になった同ドラマ。この設定を守りつつ続編へ繋げるためなのか、最後に小鳥遊は弁護士への復帰を拒んだわけですが、我の強いキャラとして描かれてきただけに、かなり不自然な印象を受けました。

 仮にシリーズ化となった場合、かなり苦しい展開になっていくのではないかと予想されます。今回でさえ、豪華キャスト陣の無駄遣いといわざるを得ない低級な脚本でしたから、米倉はもっと『ドクターX』を大事にすべきなのでは? というのが全体を通しての感想でした。大門の決め台詞「私、失敗しないので」から拝借すれば、『リーガルV』は失敗しなかった代わり、大きな成功もしなかったのではないかと思います。
(文=大羽鴨乃)

テレ朝『ナニコレ珍百景』『ポツンと一軒家』が日テレを捕らえた! 『DASH!!』『イッテQ!』は沈没へ……

 10月までなら考えられなかった事態が起きている。他局をまるで寄せ付けない絶対的な強さを誇っていた、日本テレビの日曜ゴールデン帯が、テレビ朝日に抜き去られる日が目前に迫ってきたようだ。

 9日、日テレの同時間帯の視聴率は午後7時台の『ザ!鉄腕!DASH!!』が12.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)、8時台の『世界の果てまでイッテQ!』が14.6%、9時台の『行列のできる法律相談所』が12.3%といずれも低調だった。

 一方、テレ朝は7時台の『ナニコレ珍百景』が12.1%、8時台の『ポツンと一軒家』が14.1%と日テレにかぎりなく肉薄。9時から放送された『フィギュアスケートグランプリファイナル2018 女子フリー』は17.4%を取って、特番ながら同時間帯トップに立った。

 そのほかの局では、フジテレビ系で7時から10時24分までオンエアされた『Cygames THE MANZAI 2018 マスターズ』が11.7%で、まずまずの健闘。

 TBS系の『坂上&指原のつぶれない店』2時間スペシャルは7.0%で惨敗。9時からの連ドラ『下町ロケット』(阿部寛主演)第9話は12.6%と伸び悩んだ。

 NHK大河ドラマ『西郷どん』(鈴木亮平主演)第46話は最終回目前ながら、11.4%と振るわなかった。

 4月から月イチレギュラーに昇格し、着実に8~9%台をマークしていたテレビ東京の『緊急SOS!池の水ぜんぶ抜く大作戦~全国一斉!謎の巨大魚ぜんぶ捕る!~』(7時54分~9時54分)は5.2%しか取れず、大惨敗を喫した。

「日テレが下降線をたどった原因は明らか。『DASH!!』は山口達也が脱退したことで人手不足に陥り、TOKIOのメンバーがなかなかそろわないうえ、マンネリ。新企画もパッとしません。『イッテQ!』はいうまでもなく、『週刊文春』(文藝春秋)による“ヤラセ報道”があってから、視聴者の信頼を損ねてしまった。それに伴い、視聴率は一気に落ちてしまいました。ただ、テレ朝の浮上は日テレの自滅だけが要因ではありません。なんといっても、10月からレギュラーに昇格した『一軒家』が大好評で、これが大きいのです。安定した視聴率をマークして、『イッテQ!』と互角に戦い、9日は0.5ポイント差まで迫りました。それに連動するように、レギュラー番組として復活した『珍百景』も予想以上の健闘ぶりを見せ、『DASH!!』を捕らえようとしています。日曜の夜といえば、まったり気楽にテレビを見たいという視聴者も多いわけです。そういった層には、『珍百景』『一軒家』はピッタリ。視聴者のニーズに合った番組を提供する、テレ朝が実力で高視聴率を取っているだけに、日テレを逆転する日も近いと見ていいでしょうね」(テレビ誌関係者)

 日テレの日曜といえば、午後5時30分放送開始の『笑点』から、10時スタートの『おしゃれイズム』まで、他局にチャンネルを替えさせない強さがあったが、それも完全に分断された。『一軒家』の人気はホンモノなだけに、この流れはもはや止めようがないようだ。
(文=田中七男)

嵐・相葉雅紀が“使えない”俳優に……『僕とシッポと神楽坂』大惨敗で各局困惑中

 嵐・相葉雅紀が主演した、テレビ朝日系「金曜ナイトドラマ」枠の『僕とシッポと神楽坂』が11月30日に最終回(第8話)を迎え、全話平均5.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と大惨敗を喫した。

 初回は6.6%とまずまずだったが、その後、5.4%→4.9%→4.3%と右肩下がり。第5話で5.0%まで戻したが、第6話4.7%、第7話4.9%と低迷。最終回では6.2%まで引き上げたが、挽回とまではいかず、全話平均は低調な視聴率に終わった。

 ここ最近の同枠ドラマでは、7月期の『dele』(山田孝之、菅田将暉主演)の平均4.5%こそ上回ったものの、4月期にオンエアされた、ジャニーズの先輩・松岡昌宏(TOKIO)主演の『家政夫のミタゾノ』第2シリーズの平均6.7%には遠く及ばず。昨年4月期に、“低視聴率女優”剛力彩芽が主演した『女囚セブン』の平均5.5%をも超えることができなかった。

『僕とシッポ』は、東京・神楽坂にある「坂の上動物病院」を、元院長・徳丸善次郎(イッセー尾形)から継ぐことになった、腕のいい若き獣医師・高円寺達也(相葉)と、動物や飼い主たちとの心温まる交流を描いたハートフルな作品。ヒロインで動物看護師役の加瀬トキワ(広末涼子)と達也とのほのかな恋模様も描かれた。

「ドラマ自体はとても温かい作品で、相葉のキャラクターによく合ってました。しかし、深夜帯ということもありますが、ほとんど話題にもならず、5%を取るのがやっと。7~8%程度を見込んでいたテレ朝にとっては、期待外れの数字となってしまいました。相葉は前回主演した『貴族探偵』(フジテレビ系/17年4月期)がゴールデン帯(月9)で平均8.6%と大爆死していますので、2作連続で主演作が振るわなかったことになります。こうなると、相葉の起用を主演で検討していた局は二の足を踏むことになりかねません。またジャニーズ側としても、国民的アイドルグループのメンバーである相葉に、これ以上恥をかかせるわけにもいきませんので、各局への売り込みが難しくなったといわざるを得ません。ゴールデン・プライム帯にかぎると、次回作は相葉の単独主演は回避して、誰かとのダブル主演、あるいは準主役の扱いになってしまうかもしれませんね」(テレビ局関係者)

 これで、相葉のゴールデン・プライム帯での単独主演ドラマは当分“お預け”になってしまうのだろうか?
(文=田中七男)

テレ朝・小川彩佳アナ、ミニスカ刑事役で女優デビューも、「パワハラの次はセクハラか」と局へ批判殺到!

 今年9月に『報道ステーション』(テレビ朝日系)を卒業し、10月から『AbemaPrime』(AbemaTV)でキャスターとして出演しているテレビ朝日の小川彩佳アナウンサーが、12月13日に放送される米倉涼子主演ドラマ『リーガルV~元弁護士・小鳥遊翔子~』(同)の最終回に出演することが発表され、話題となっていた。

 小川アナが演じるのは女刑事。安達祐実演じる京極法律事務所のパラリーガル・伊藤理恵を取り調べるという役どころで、腕を組み厳しい目で理恵を取り調べする姿はまるで本物の刑事のようだ。

 小川アナはこの役のオファーを受けた際、劇中のキャスターやリポーター役ではなく刑事というところにびっくりしたと心境を明かし、「自分のどこに女刑事の要素があるのだろうか、と制作側の意図を疑いました」とも。また、撮影終了後の感想を求められた小川アナは「あっという間の体験でしたが、多くを感じる現場でした」と振り返っていた。

 知的で好感度の高い女子アナウンサーである小川アナ。それだけに、同ドラマで女優デビューを飾ったことに、ネットでは声援や歓喜の声が送られていると思われていたのだが……。

「声援もなければ、歓喜の声もなく……。聞こえてくるのは『アナウンサーだけしていて欲しかった』という声ばかり。また、刑事役なのに、なぜか、ミニスカートをはいて美脚を披露しているところに疑問の声も。確かに、米倉さんや菜々緒さんなどスタイルのよい女優が出ていますが、そこにあわせて局アナである小川アナまでどうしてと思ってしまうのは仕方ないですよね」(芸能ライター)

 元々、報道畑で育った小川アナ。しかし、インターネットでしか放送されない『AbemaPrime』へ移動。報道番組ではあるが、番組内ではコスプレもさせられ、慣れないバラエティまで……。やはり、『AbemaPrime』でキャスターとして出演し始めた頃は、戸惑った顔を見せており、ネットでは『パワハラ』『左遷だ』との指摘もあった。そして、今回のドラマ出演。小川アナへの同情の声が聞こえる中、テレ朝側にも批判が集まっているよう。

「ドラマ脚本で視聴率勝負するなら必要ないはずのミニスカをはかされ、ネットでは『パワハラの次はセクハラかよ!』との声が殺到。それを許した、テレビ朝日側に対し、『気持ち悪い』『セクハラ容認のテレビ局だ!』と嫌悪感を持つ人がたくさんいました」(同)

 報道から慣れないバラエティ。その次に女優デビュー。これだけ経験させるテレ朝としては小川アナを“看板アナ”に育てようとしている観もあるが、「それはないだろう」と放送作家は、こう語る。

 「現在、テレビ朝日は弘中綾香アナをバラエティ系のアナウンサーへと育てようとしている。その上、彼女の場合は好感度も高く、看板アナに最適かと。一方で、小川アナと言えば『週刊文春』(文藝春秋)で、富川悠太アナからのパワハラが報道された際、記者の直撃インタビューでパワハラを否定しなかった。そんな小川アナを局としては辞めさせたいなんて思っているのかも。彼女が嫌そうな仕事をさせて、退職する方向に持っていこうとしている可能性もありそう」

 もし、テレ朝側にそういう思惑があるのならば、小川アナには耐えてほしいところ。だが、この女優デビューを足がかりに、いっそフリーになったほうが今後のためになるのかも!?

『リーガルV』向井理&速水もこみちの大根演技で、クライマックスへ向けて盛り下がる……

 米倉涼子が元弁護士役で主演を務めるドラマ『リーガルV~元弁護士・小鳥遊翔子~』(テレビ朝日系)もいよいよクライマックスへ突入。第8話が6日に放送され、前回から0.8ポイントダウンとなる平均視聴率13.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録しました。

(前回までのレビューはこちらから)

 元弁護士の小鳥遊翔子(米倉)は、1年前、NPO法人「貧困を救う会」の幹部職員・市瀬徹(夙川アトム)を公園で刺殺し、懲役9年の実刑判決を受けた、元依頼人の守屋至(寛一郎)と1年ぶりに再会します。

 小鳥遊はこの事件の調査中、暴力団幹部の花田尊と接触したことによって弁護士資格を剥奪され、最後まで弁護できなかったことに対して悔恨の念を抱くのですが、それだけではなく、守屋がまるで他人事のように実刑判決を受け入れたことに違和感を抱いているのです。また、面識のない市瀬をなぜ殺したのか、その動機も不明のため、事件の背後に“隠された何か”があるのではと疑い、再調査を買って出ます。

 しかし、守屋は頑なに心を閉ざし、付け入る隙がありません。また、弁護士資格がないにもかかわらず暗躍する行為に対し、古巣「Felix & Temma法律事務所」の代表弁護士・天馬壮一郎(小日向文世)の差し金によって、弁護士会から非弁行為だと警告されてしまいます。

 小鳥遊をクビにしなければ業務停止処分の可能性もあるということで、頭を悩ませる「京極法律事務所」の面々。この空気を察した小鳥遊が書き置きを残して姿を消したため、事務所は空中分解となり、弁護士の青島圭太(林遣都)以外は去ってしまうのでした。

 ところが、やはり事件の真相が気になる「京極法律事務所」のメンバーたちは、それぞれ独自に調査を開始。その結果、守屋が「貧困を救う会」で働いていたことや、市瀬がその会の活動費を着服していたことが発覚します。裁判の際には初対面とされていた2人の密接な関係性が明らかになったのです。

 さらに、「貧困を救う会」の代表・大峰聡(速水もこみち)と天馬が懇意であることや、大峰のことを支援する厚生労働大臣・丸山珠美(どんぐり)と天馬が、大学時代のゼミの先輩・後輩の仲であることなどが判明するのでした。

 その一方、小鳥遊は田舎の温泉旅館に宿泊。傷心旅行かと思いきや、その旅館には守屋の妹・未久(久保田紗友)の姿が。兄が起こした殺人事件後、周囲からのバッシングに耐えられなくなった未久は、偽名を使い仲居として働いていたのです。

 その事実を引っ提げて小鳥遊は帰京し、再び守屋と面会。妹はアルバイトをしながら大学の夜間部で法律の勉強をしている。そう信じていた守屋は衝撃を受けます。そして、大峰から命じられ、花田と共謀するカタチで市瀬を殺したことを告白するのでした。

 事件の真相を知った小鳥遊は、裁判をやり直すことを決意。そこへ「京極法律事務所」のメンバーも再集結したところで今回は終了となりました。

 さて感想。次回で最終回ということで、市瀬・殺人事件の裏に潜む悪事を暴くことがドラマのクライマックスを飾ることになるのですが、そのカギを握る大峰役の速水もこもちが相変わらずの大根ぶり。声のトーンを抑え、何とか頑張って黒幕感を出そうとするものの、どうにも薄っぺらい。役者名はわかりませんが、暴力団幹部・花田役の方のほうが凄みが利いていてよっぽど存在感があるんですよね。なぜ速水をキャスティングしたのか不思議でしょうがないです。

 また、薄っぺらいといえば、天馬の座を虎視眈々と狙う、「Felix & Temma法律事務所」のエース弁護士・海崎勇人役を演じる向井理も同じことがいえます。初回からかなり背伸びしている感じがありましたけど、放送回を重ねてもまるで成長した様子が見られないんですよね。今回は、事務所の後輩で恋人でもある白鳥美奈子とともに、大峰と天馬の関係性を陰で嗅ぎ回るシーンを演じていましたが、美奈子役の菜々緒ともども、ドラマを盛り上げるほどの演技力はないように思えました。

 で、その2人が調査した結果、大峰が天馬と丸山の息子だとニオわせる描写がありましたが、まさかの展開に唖然としてしまいました。丸山役のどんぐりは、映画『カメラを止めるな!』に“竹原芳子”名義で、テレビ局のプロデューサー役として出演していた小柄な女性ですが、その彼女と天馬役の小日向文世との間に、どう考えても速水のような長身イケメンが誕生するわけがありません。視聴者のミスリードを狙ったにしても、もう少しキャスティングを考えるべきだったのではないでしょうか。

 また、1年前の裁判でなぜ、守屋と市瀬の関係性が明らかにならなかったのかも謎。キャストも脚本も欠点だらけでクライマックスへ向けて盛り下がった感は否めませんが、とりあえず次週放送を待ちたいと思います。
(文=大羽鴨乃)

『リーガルV』向井理&速水もこみちの大根演技で、クライマックスへ向けて盛り下がる……

 米倉涼子が元弁護士役で主演を務めるドラマ『リーガルV~元弁護士・小鳥遊翔子~』(テレビ朝日系)もいよいよクライマックスへ突入。第8話が6日に放送され、前回から0.8ポイントダウンとなる平均視聴率13.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録しました。

(前回までのレビューはこちらから)

 元弁護士の小鳥遊翔子(米倉)は、1年前、NPO法人「貧困を救う会」の幹部職員・市瀬徹(夙川アトム)を公園で刺殺し、懲役9年の実刑判決を受けた、元依頼人の守屋至(寛一郎)と1年ぶりに再会します。

 小鳥遊はこの事件の調査中、暴力団幹部の花田尊と接触したことによって弁護士資格を剥奪され、最後まで弁護できなかったことに対して悔恨の念を抱くのですが、それだけではなく、守屋がまるで他人事のように実刑判決を受け入れたことに違和感を抱いているのです。また、面識のない市瀬をなぜ殺したのか、その動機も不明のため、事件の背後に“隠された何か”があるのではと疑い、再調査を買って出ます。

 しかし、守屋は頑なに心を閉ざし、付け入る隙がありません。また、弁護士資格がないにもかかわらず暗躍する行為に対し、古巣「Felix & Temma法律事務所」の代表弁護士・天馬壮一郎(小日向文世)の差し金によって、弁護士会から非弁行為だと警告されてしまいます。

 小鳥遊をクビにしなければ業務停止処分の可能性もあるということで、頭を悩ませる「京極法律事務所」の面々。この空気を察した小鳥遊が書き置きを残して姿を消したため、事務所は空中分解となり、弁護士の青島圭太(林遣都)以外は去ってしまうのでした。

 ところが、やはり事件の真相が気になる「京極法律事務所」のメンバーたちは、それぞれ独自に調査を開始。その結果、守屋が「貧困を救う会」で働いていたことや、市瀬がその会の活動費を着服していたことが発覚します。裁判の際には初対面とされていた2人の密接な関係性が明らかになったのです。

 さらに、「貧困を救う会」の代表・大峰聡(速水もこみち)と天馬が懇意であることや、大峰のことを支援する厚生労働大臣・丸山珠美(どんぐり)と天馬が、大学時代のゼミの先輩・後輩の仲であることなどが判明するのでした。

 その一方、小鳥遊は田舎の温泉旅館に宿泊。傷心旅行かと思いきや、その旅館には守屋の妹・未久(久保田紗友)の姿が。兄が起こした殺人事件後、周囲からのバッシングに耐えられなくなった未久は、偽名を使い仲居として働いていたのです。

 その事実を引っ提げて小鳥遊は帰京し、再び守屋と面会。妹はアルバイトをしながら大学の夜間部で法律の勉強をしている。そう信じていた守屋は衝撃を受けます。そして、大峰から命じられ、花田と共謀するカタチで市瀬を殺したことを告白するのでした。

 事件の真相を知った小鳥遊は、裁判をやり直すことを決意。そこへ「京極法律事務所」のメンバーも再集結したところで今回は終了となりました。

 さて感想。次回で最終回ということで、市瀬・殺人事件の裏に潜む悪事を暴くことがドラマのクライマックスを飾ることになるのですが、そのカギを握る大峰役の速水もこもちが相変わらずの大根ぶり。声のトーンを抑え、何とか頑張って黒幕感を出そうとするものの、どうにも薄っぺらい。役者名はわかりませんが、暴力団幹部・花田役の方のほうが凄みが利いていてよっぽど存在感があるんですよね。なぜ速水をキャスティングしたのか不思議でしょうがないです。

 また、薄っぺらいといえば、天馬の座を虎視眈々と狙う、「Felix & Temma法律事務所」のエース弁護士・海崎勇人役を演じる向井理も同じことがいえます。初回からかなり背伸びしている感じがありましたけど、放送回を重ねてもまるで成長した様子が見られないんですよね。今回は、事務所の後輩で恋人でもある白鳥美奈子とともに、大峰と天馬の関係性を陰で嗅ぎ回るシーンを演じていましたが、美奈子役の菜々緒ともども、ドラマを盛り上げるほどの演技力はないように思えました。

 で、その2人が調査した結果、大峰が天馬と丸山の息子だとニオわせる描写がありましたが、まさかの展開に唖然としてしまいました。丸山役のどんぐりは、映画『カメラを止めるな!』に“竹原芳子”名義で、テレビ局のプロデューサー役として出演していた小柄な女性ですが、その彼女と天馬役の小日向文世との間に、どう考えても速水のような長身イケメンが誕生するわけがありません。視聴者のミスリードを狙ったにしても、もう少しキャスティングを考えるべきだったのではないでしょうか。

 また、1年前の裁判でなぜ、守屋と市瀬の関係性が明らかにならなかったのかも謎。キャストも脚本も欠点だらけでクライマックスへ向けて盛り下がった感は否めませんが、とりあえず次週放送を待ちたいと思います。
(文=大羽鴨乃)

テレ朝血迷ったか? 1月期看板枠“木9”で、『花のち晴れ』爆死の杉咲花を主演に起用!

 テレビ朝日が来年1月期、看板ドラマ枠“木9”で、杉咲花が主演する『ハケン占い師アタル』を放送することがわかった。

 テレ朝の“木9”といえば、米倉涼子や木村拓哉らの主演ドラマが放送される枠。視聴率は昨年4月期の『緊急取調室』(天海祐希主演)から、2ケタ台を維持しており、まさに“看板枠”。いわば、2ケタが至上命題の枠で、今年4月期の主演ドラマ『花のち晴れ~花男Next Season~』(TBS系)で平均8.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と爆死した杉咲を起用することには懐疑的な声も上がっているようだ。

「杉咲は子役からスタートした演技派で、ここ最近では『パーフェクトワールド 君といる奇跡』『十年 Ten Years Japan』と立て続けに2本の映画で主演を果たした成長株です。しかし、まだ正直ネームバリュー不足で、人気も伴っていません。『花のち晴れ』も爆死しましたし、昨年4月に公開されたキムタク主演映画『無限の住人』ではヒロインを務めましたが、これも大爆死を遂げていますし、『ハケン占い師アタル』も2ケタを取るのは難しいんじゃないでしょうか?」(芸能関係者)

『ハケン占い師アタル』は、悩みや原風景をはじめ、他人のあらゆることが見えてしまう特殊能力をもつ派遣社員の的場中(杉咲)が、一種の占い能力を駆使し、周りの正社員たちが抱える悩みを根本から解決していく物語。脚本は遊川和彦氏が担当し、主要キャストは小澤征悦、志田未来、間宮祥太朗、志尊淳、野波麻帆、板谷由夏、若村麻由美、及川光博といった、やや地味めなメンバー。

 来年はNHK大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺~』への出演も決まっている杉咲だが、テレ朝の看板ドラマ枠を任せるのは早すぎる気もする、現在放送中の『リーガルV~元弁護士・小鳥遊翔子~』の視聴率と比べると、かなり落ち込む可能性がありそうだ。

(文=田中七男)

杉咲花、遊川和彦ドラマ主演で“夏菜の悪夢”再び? 「メンタル崩壊危機」に心配の声

 ファンからは、早くも“メンタル崩壊”を心配する声が上がり始めているようだ。

 女優の杉咲花が、来年1月スタートドラマ『ハケン占い師アタル』(テレビ朝日系)に主演することがわかった。同ドラマは、悩みや原風景をはじめ、他人のあらゆることが見えてしまう特殊能力がある派遣社員・的場中(まとば・あたる)を杉咲が演じ、能力を駆使して、悩みを抱える周囲の正社員たちの救世主となるストーリー。

 杉咲にとって初となる本格コメディーだけに、女優としての飛躍が期待されるが、一部のファンが危惧しているのは、『女王の教室』『家政婦のミタ』『過保護のカホコ』(すべて日本テレビ系)など知られる遊川和彦氏が、今作では脚本に加え、連ドラで初めて演出を担当するという点。テレビ誌ライターが解説する。

「遊川氏はNHK朝ドラ『純と愛』の脚本も務めていますが、もともと監督志望だったこともあり、現場では演出に口を出すこともしばしば。当時、主演の夏菜は遊川氏から『違う!』と猛しごきを受け、撮影中トイレに閉じこもるほど精神的に追い込まれてしまった。後に夏菜は『何度も言われ、やってみても、やってみても、わからなくて、何がわからないのかもわからなくて』『私は崩壊寸前でした。いや、崩壊してました』と告白。それでいてドラマは大爆死し、彼女は低視聴率女王のレッテルを貼られ、しばらく仕事が激減することとなりました。彼女は相当悔しい思いをしたはずです」

 そんな話を耳にしていたのか、杉咲も「実は、遊川さんの作品に出られた経験がある方々から『鍛えられた』と聞いたこともあったので、勝手に『すごく怖い方なのかな……』と思っていたんです」と不安があったことを明かしている。

 杉咲が“夏菜の二の舞い”にならなければよいが……。

及川光博、檀れいと離婚まで“仮面夫婦”のままだった……『相棒』降板で収入激減も

 歌手で俳優の及川光博と女優の檀れいが先月28日、離婚したことを報道各社に向けたファクスで発表した。

 各スポーツ紙などによると、離婚届は同日、及川が都内の区役所に提出。慰謝料、財産分与はなく、会見の予定もないという。

 ファクスは2人の連名で、「この度、及川光博と檀れいは11月28日円満に離婚したことをここに報告させていただきます。それぞれの未来のために二人でよく話し合った結果、本日離婚届を提出しました」と説明。離婚の理由について、「互いに仕事に集中するあまり、時間的にも精神的にもゆとりが持てなくなってしまったのが実情です」と、仕事によるすれ違いがあったことを明かした。

 2人の交際は2010年元日放送のドラマ『相棒Season8 元日スペシャル』(テレビ朝日系)に、檀がゲスト出演したことがきっかけ。09年11月から行われた撮影を経て交際に発展し、11年7月に結婚していたのだが……。

「結婚の翌年には、早くも離婚危機説が報じられてしまった。当初から別居婚で、結婚からわずか2カ月後には、女性誌で及川の不倫騒動が報じられてました。その後も別居は続いていましたが、檀は実家で母親の面倒を見ながら仕事をこなしていて、母との同居を及川に持ち掛けたものの、及川がそれを了承しなかったので別居のまま。結局、仮面夫婦のままで離婚に至ったようですね」(芸能記者)

『相棒』の撮影で出会った2人だが、同作が離婚の一因にもなったようだ。

「結婚後、及川は『相棒』で水谷豊の“相棒”を降板したが、1話あたりの出演料が300万円だったので収入が大幅減。そのことを檀からいろいろ言われてカチンと来てしまったとか」(テレビ局関係者)

 ともあれ、仕事は順調そうな2人。今後の活躍に期待したい。

及川光博、檀れいと離婚まで“仮面夫婦”のままだった……『相棒』降板で収入激減も

 歌手で俳優の及川光博と女優の檀れいが先月28日、離婚したことを報道各社に向けたファクスで発表した。

 各スポーツ紙などによると、離婚届は同日、及川が都内の区役所に提出。慰謝料、財産分与はなく、会見の予定もないという。

 ファクスは2人の連名で、「この度、及川光博と檀れいは11月28日円満に離婚したことをここに報告させていただきます。それぞれの未来のために二人でよく話し合った結果、本日離婚届を提出しました」と説明。離婚の理由について、「互いに仕事に集中するあまり、時間的にも精神的にもゆとりが持てなくなってしまったのが実情です」と、仕事によるすれ違いがあったことを明かした。

 2人の交際は2010年元日放送のドラマ『相棒Season8 元日スペシャル』(テレビ朝日系)に、檀がゲスト出演したことがきっかけ。09年11月から行われた撮影を経て交際に発展し、11年7月に結婚していたのだが……。

「結婚の翌年には、早くも離婚危機説が報じられてしまった。当初から別居婚で、結婚からわずか2カ月後には、女性誌で及川の不倫騒動が報じられてました。その後も別居は続いていましたが、檀は実家で母親の面倒を見ながら仕事をこなしていて、母との同居を及川に持ち掛けたものの、及川がそれを了承しなかったので別居のまま。結局、仮面夫婦のままで離婚に至ったようですね」(芸能記者)

『相棒』の撮影で出会った2人だが、同作が離婚の一因にもなったようだ。

「結婚後、及川は『相棒』で水谷豊の“相棒”を降板したが、1話あたりの出演料が300万円だったので収入が大幅減。そのことを檀からいろいろ言われてカチンと来てしまったとか」(テレビ局関係者)

 ともあれ、仕事は順調そうな2人。今後の活躍に期待したい。