宇賀なつみアナ“体内年齢40歳”は大丈夫? 酒飲み新番組で老化が加速か

 3月末にテレビ朝日を退社する宇賀なつみアナのフリー転身後の初レギュラー番組が決定。その内容は、まさに彼女にうってつけと言えそうだが……。

「宇賀アナは2月26日に自身のインスタグラムを更新。4月から火曜深夜に放送されるテレビ朝日系の『川柳居酒屋なつみ』にレギュラー出演することを報告し、小料理店の女将(おかみ)に扮した写真をアップしています。同番組は、宇賀アナがゲストとほろ酔いトークを展開するバラエティー。ゲストが酒を飲みながら日頃の鬱憤や愚痴を川柳で発表し、一緒に飲む“なつみ女将”が本音を巧みに引き出すという内容のようです」(テレビ誌ライター)

「4月から、夜の女に戻ります」と語る宇賀アナは、自他ともに認めるテレ朝一の大酒豪。現在は『羽鳥慎一モーニングショー』のアシスタントを務めているが、朝の番組を降板するということで、次の日を気にせずに飲めると喜んでいることだろう。

「宇賀アナがかつて『週刊新潮』(新潮社)の『週刊食卓日記』に登場したときは、火曜日を休肝日としている以外は、まさに酒浸りの日々。ビール、焼酎、シャンパン、ワイン、日本酒など種類を問わず、日に10杯は飲んでいると明かしていました」(週刊誌記者)

 しかし、そんな宇賀アナの顔が強張ったのが、2月25日放送の『モーニングショー』でのことだった。

「この日は“老化物質”と呼ばれるAGEについて特集。糖とたんぱく質が結合してできるこのAGEは肌に蓄積するとシワになり、皮膚が弾力を失ってしまう。40歳を過ぎると蓄積した人と、そうでない人で差が出るようです。専門家が番組出演者のAGE年齢を測定したところ、57歳の石原良純の体内年齢は44歳だったのに対し、32歳の宇賀アナは40歳という判定でした。番組に登場した毎日晩酌をしてアルコールを摂取しているという61歳の女性は90歳と判定されていましたから、宇賀アナが40歳を過ぎた頃、体内年齢が何歳になっているか心配です」(前出・テレビ誌ライター)

 プライベートだけでなく、番組でも酒を飲むことになれば、宇賀アナの老化スピードが加速してしまうかも?

離婚間もないミッチーの気になる鑑定結果は? クソ上司の目にも涙『ハケン占い師アタル』第7話

 杉咲花演じる主人公・アタルの占いパワーによって、風通しのよい活気に満ちた理想の職場が誕生しつつある『ハケン占い師アタル』(テレビ朝日系)。ベテラン脚本家・遊川和彦のペンさばきも、オープニング曲のように軽快です。ミッチーこと及川光博がメインとなった第7話を振り返ってみましょう。

(前回までのレビューはこちらから)

親会社から出向してきた代々木部長(及川光博)は、出世欲の強い超俗物人間です。本社の社長にゴマをすりすり擦ることが、代々木部長の主な仕事です。タワーマンションに妻、年頃の娘2人と一緒に暮らしていますが、娘たちに「タワーマンションなのに5階じゃ、友達を呼べないよ」と愚痴られ、心の中で舌打ちする毎日でした。奥さんに「お茶にします?」と尋ねられても、やはり心の声で「いつもお茶だろ? いちいち聞くなよ」とディスってしまいます。2018年11月に女優の壇れいと離婚して間もないミッチーが演じると、代々木部長の深いため息がやたらとリアルに感じられます。

 第6話では人事異動前に点数を稼ごうとリストラ計画を独断で進めた代々木部長ですが、アタル(杉咲花)の占いによって覚醒した大崎課長(板谷由夏)によって阻止されてしまいました。そのことを根に持った代々木部長は、これまで以上の難題を大崎課長たちDチームに与えます。普段は明るいみんなのミッチーも、怒らせるとすっごく怖そうですね。

 

■部下たちを苦しめることが生き甲斐の上司!?

 代々木部長が持ってきた難題は、NY在住の人気ピアニストの来日ミニコンサートを1週間で企画しろというものでした。観客の人数が少ないという理由で、コンサートをドタキャンしたこともあるピアニストだとのこと。沢田研二のように気難しいミュージシャンだと言いたいようです。

 しかし、今のDチームの6人は無敵戦隊です。アタルの占いによって悩みを解消し、みんな超ポジティブ人間に生まれ変わりました。困難な仕事ほど、やりがいを感じるようになっていたのです。「それ、私の仕事ですか?」が口癖だった田端(野波麻帆)は「それ、私がやります」と言うようになりました。神田(志田未来)は積極的に交渉を進め、品川(志尊淳)はアイデアを出し、チーフの上野(小澤征悦)がまとめます。仕事ができない目黒(間宮祥太朗)は「がってんです!」を連呼し、職場のムードを盛り上げています。プラネタリウム会場でのコンサートを企画し、人気ピアニストからの同意を得ることができました。

 結束するDチームとは裏腹に、代々木部長は地獄へと転がり落ちていくことになります。人事異動の内示が出たのですが、代々木部長は本社に戻ることは許されず、Dチームの専属部長になることが確定したのです。独断でリストラを画策して失敗し、社内中の悪評をかったことが本社の上層部にバレていたのです。闇堕ちしていく代々木部長は、イベント会場に「コンサートを中止しろ。さもないと爆弾を……」と悪質なイタズラ電話を掛けてしまうのでした。これはもうパワハラではなく、犯罪です。

 この痛すぎるイタ電は、代々木部長の心の声をずっと読んでいたアタルによって未然に防ぐことができました。「あんたがいると、みんなに悪影響を与える。しようがないから、あんたを鑑(み)ます」と頼まれてもいないのに代々木部長を占い始めるアタルでした。

■クソ上司ならではのナイスな機転!

 代々木部長からの質問はひとつ。「俺はもう出世できないのか?」でした。社長たちにこれまでずっと尽くしてきたのに、何で評価されないのか。いつもヘラヘラと笑っている代々木部長ですが、ドス黒い不満の海に呑み込まれ、溺れ死ぬ寸前でした。アタルはまるで『クリスマス・キャロル』に登場するゴーストのように、そんな代々木部長を過去の世界へと誘うのでした。

 アタルが連れ出した過去の世界では、代々木部長はクリエイティブ職志望のやる気満々の新入社員でした。「世界でいちばん感動するイベント」を目指して企画書を書きまくっていたのですが、尊敬する上司が影で笑い者にしていたのを立ち聞きしてしまいます。しかも、その上司は立ち聞きされていたことに気づくと悪びれもせず「お前、営業に行けよ」と言い放ったのです。以来、代々木部長は営業職で出世することで、クリエイティブ職の連中を見返してやろうと、歪んだ情念を燃やして現在に至ったのでした。

「占いは信じない」と言っていた代々木部長は、アタルに鑑定されてもすぐには改心しませんでした。ところが、大崎課長に頼まれて向かったコンサート会場で、これまでになかった上司らしい神対応を見せることになります。気難しいピアニスト(沢田研二ではありませんでした)は「やっぱり演奏は中止だ」と言い出したのですが、代々木部長は見事に一喝するのでした。

「あんたは人前で演奏するのが怖いだけだ。長年やってきて、才能に行き詰まっているのかもしれない。でも、どんなにつらくても諦めずに努力を続けていくこと。それが本当の才能なんだよ」

 ピアニストの心を動かした代々木部長の熱い言葉。実はついさっきアタルから代々木部長が言われた台詞そのまんまでした。占い師の言葉は、誰にでも当てはまる使い勝手のいい台詞がほとんどです。自分が言われた言葉をそのまま違う相手に丸投げする。クソ上司ならではのナイスな機転でした。要は自分が弱気になっているときに、力強く背中を押してくれる人を誰もが求めているんだと思います。代々木部長に背中を押してもらったピアニストは、ステージに上がり、思い出の曲を演奏します。『ハケン占い師アタル』のオープニングに流れるロッシーニ作曲の「ウィリアム・テル序曲」でした。

 

■娘を食い物にする毒親キズナの登場!!

 コンサートを無事に終え、Dチームのメンバーは代々木部長を誘って、いつもの居酒屋へと繰り出していきます。代々木部長はスマホを取り出して、奥さんにこれから飲み会に出ること、そして本社には戻れないことをテレビ電話で伝えます。なぜか、代々木部長の奥さんは明るく笑っています。いつも顔を見て話すことのない夫が、テレビ電話とはいえ自分の顔を見て話してくれたことがうれしかったのです。会社では出世の道を失った代々木部長ですが、家庭崩壊の危機を回避することができたようです。Dチームとの乾杯の席で、思わず涙ぐむ代々木部長でした。

 気になる第7話の視聴率は、10.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)でした。先週は北海道で起きた地震の速報で中断されて9.5%に落ち込みましたが、晴れて視聴率を二ケタに戻すことに成功。安定した人気ぶりを証明してみせました。ミッチー、やったね!

 第7話の終わりには、アタルが暮らすアパートに母親のキズナ(若村麻由美)が無断で侵入し、アタルを連れ戻そうとします。悩みを抱えた信者たちを洗脳し、大金を搾り取っているキズナにとっては、人の心を見通してしまうアタルは大事な大事な金の鶏だったのです。

 予告によると次週はそんなアタルの悩みを、Dチームのみんながカウンセリングすることになるようです。アタルの占いによって救われたDチームのメンバーは、アタルを毒親キズナから守ることができるのでしょうか。大詰めを迎えたストーリー展開も視聴率的にも大いに期待できそうです。

(文=長野辰次)

テレ朝退社女子アナは別々の道へ……小川彩佳アナは敵対? 宇賀なつみアナは共存共栄!

 今春でテレビ朝日を退社し、フリーに転身する小川彩佳アナと宇賀なつみアナが別々の道を歩むことになりそうだ。

 1歳年上の一般男性との結婚を機に、寿退社すると報じられた小川アナは、テレ朝から離れ、“敵対”する方向に進む可能性が高そうだ。過日、毎日系列の「スポーツニッポン」が7月から『NEWS23』(TBS系)のメインキャスターを務めるべく調整に入ったと報じた。本人は、出演するインターネットテレビ局・AbemaTVの『Abema Prime』で、「何も決まっていない」と明言を避けたが、すでにTBSが水面下で接触していることは確かなようだ。

「『報道ステーション』を7年半担当したのをはじめ、これまで報道一筋でやってきた小川アナの実力は折り紙付き。民放各局に報道に特化した女子アナが少ないため、その存在は稀有で、どの局も興味を示しています。中でも、『NEWS23』の視聴率が振るわないTBSにとっては、どうしてもほしい人材。改編期でもない“7月”からというのは、小川アナの退社時期がまだ決まらず、雨宮塔子アナとの契約期間の関係でしょう。系列の『スポニチ』が報じたのは、TBSが既成事実をつくってしまいたかったんではないでしょうか。小川アナとしては、『報ステ』を降板させられてネット番組に回されたうえ、本意ではない仕事もさせられて、テレ朝の扱いにはうんざりしてるのでは?」(テレビ関係者)

『報ステ』と『NEWS23』は月曜から木曜の放送枠で5分しかかぶっておらず、金曜はまったくバッティングしない。その点では、“裏番組”とはいえないが、同じ夜の報道番組とあって、小川アナが『NEWS23』キャスター就任を受諾すれば、『報ステ』から『NEWS23』に乗り換える視聴者も多数出てくる可能性があるだけに、古巣に戦いを挑むことになる。

 一方、3月いっぱいで『羽鳥慎一モーニングショー』を降板する宇賀アナは、古巣と共存共栄することを決めた。テレ朝の看板アナの一人である宇賀アナにも複数の芸能プロが接触を図ったようだが、オファーを断って、“個人”で活動する。

 4月から、宇賀アナは同局で初の冠番組『川柳居酒屋なつみ』(火曜深夜1時59分~)を担当。同番組は、宇賀アナが小料理屋の女将に扮し、訪れる有名人と酒を酌み交わしつつ、禁断のグチを「川柳」にしてもらい、ホロ酔い本音トークを引き出していく内容。“常連客”の一人として、俳優・ムロツヨシがレギュラー出演する。これまで報道、情報番組がメインの担当だった宇賀アナにとって、トーク番組は新たなチャレンジとなる。

 また、現在進行を担当する『池上彰のニュースそうだったのか!!』はフリーになっても降板せず、続投する方向だという。

 つい数年前まで民放局アナがフリーになる場合、“1年縛り”として、1年間は他局に出演しないという暗黙のルールが存在した。無論そのルールは今でも残っているようだが、1月末でTBSを退社したばかりの吉田明世アナが、早々に日本テレビの番組に出演したりで、そのルールを守るか否かは各個人の考えに委ねられるような風潮となってきた。ただ、宇賀アナに関しては、“1年縛り”を受け入れて、仕事を確保する方針のようだ。

 フリー転向後の進路が、ハッキリ分かれることになりそうな小川アナと宇賀アナ。数年後、フリーとして成功しているのは、どちらだろうか?
(文=田中七男)

『刑事ゼロ』瀧本美織のファザコン発覚? 沢村一樹との絆が深まる回に

 沢村一樹が刑事生活20年分の記憶を失ってしまった役で主演を務めるドラマ『刑事ゼロ』(テレビ朝日系)の第8話が先月28日に放送され、平均視聴率9.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。前回から0.7ポイントダウンで、初の1ケタ台となってしまいました。

(前回までのレビューはこちらから)

 今回、京都府警捜査一課刑事の時矢暦彦(沢村)が捜査するのは、精密ガラスメーカー『京極硝子産業』を定年退職したばかりの元研究室室長・三宅鎮男(篠塚勝)が自宅で殺害された事件。元部下の金戸直実(小倉久寛)が逮捕されるのですが、時矢の相棒で新人刑事・佐相智佳(瀧本美織)の実の父親であることが判明し、課内に動揺が広まります。

 金戸は17年前、社の機密情報の流出問題で告訴され、不起訴処分になったものの退社。京都地検の公判検事である妻・貴和子(かとうかず子)と離婚し、智佳の前から忽然と消えてしまったというのです。

 しかし、身内が容疑者ということで智佳は捜査から外され、時矢は同僚の福知市郎(寺島進)と久しぶりにバディを組み、事件の調査を開始します。

 まず殺害現場である三宅の自宅を訪れた時矢は、遺体が将棋の『歩』の駒を握りしめていたことから、『ときん(歩が成ること)』、つまり『金戸』が犯人だとするダイイング・メッセージなのではないかと推測します。

 さらに、『京極硝子産業』へ足を運び、17年前に金戸の部下で、現在は研究室室長を務める吉原に事情聴取。機密情報の流出問題が浮上した際、リサーチ会社に金戸の身辺調査を依頼した結果、社外の人間と交流する姿が目撃されたものの、相手の人物が特定できなかったために不起訴処分になったことや、その後、金戸と三宅が話し合う姿を見かけた、という証言を得ます。

 17年前の逆恨みによる殺害だったのではないか。そう考えた時矢は、勾留中の金戸に会いに行くのですが、金戸は事件当夜、三宅の自宅へ行く約束をしていたものの、直前になってスポーツバーで待っているよう三宅からメールが来たため予定を変更。そして、そのバーでサッカー・京都パープルサンガのユニフォームを着た美女に話しかけられたため、彼女を見つけることができればアリバイが証明できると語るのです。

 その謎の美女の行方を探るべくスポーツ・バーへ足を運んだ時矢は、店員がスマホで撮影した写真にユニフォーム姿の美女の横顔と背中が写っていることを発見します。しかし、それ以上の手掛かりは掴めず、捜査は行き詰まってしまうのでした。

 ところが、福知の計らいで捜査に加わることになった智佳が、ユニフォームの背中に貼られた『YOSHIMI』という文字を見て、サンガにそのような選手がいないことに気づき、捜査は新展開を迎えます。

 ユニフォーム制作会社を経由し、行き着いた先はリサーチ会社。そこに勤める女性・吉見(片山萌美)が何者かに依頼され、金戸をホテルへ誘うよう指示されたものの、金戸が応じなかったために失敗したことや、そのリサーチ会社は17年前の事件の調査を請け負っていたことが発覚します。

 その結果、三宅殺しの犯人は、『京極硝子産業』の研究室室長の吉原であることが判明。実は17年前の機密情報の流出は、三宅がタクシーに資料を置き忘れたことが原因だったものの、新製品開発を優先させるために金戸が代わりに責任を負い、志願退社したのです。このことを心苦しく思っていた三宅が回顧録に真実を書き記し、それが世に知られることを恐れた吉原が殺害に至ったというわけだったのです。

 また、家族に迷惑がかかることを恐れた金戸が、自ら離婚を切り出したこともわかり、真実を知った智佳は号泣。そこへ貴和子が姿を現し、久しぶりの家族水入らずとなったところで終了となりました。

 このドラマ、これまでの回でも解決へ至る過程において、「ん? え? なんで?」と首を傾げてしまうことが多々あったのですが、今回は今まで以上にツッコミたくなる点が多かったように感じます。

 まず、三宅が将棋の駒を手にしたことによるダイイング・メッセージ。これは結局、金戸が犯人ではないことを示していたらしいのですが、死の間際にこんな手の込んだ(しかも、結果的に金戸に容疑がかかってしまう傍迷惑な)ことをしますかね。推理小説などでは、読者を欺く巧妙なミスリードが仕掛けられたりしますが、これはいくらなんでも強引だと思いました。

 また、吉原は金戸のアリバイをなくすため、ホテルへ誘うよう吉見に依頼したとのことですが、防犯カメラなどに映るためにむしろ逆効果。古典的ミステリーの名著『幻の女』のオマージュなのでしょうけど、謎の美女の登場ありきでプロットを組み立てたために完全に不自然な展開となってしまった印象です。

 その結果、時矢たちの捜査をリサーチ会社へ向かわせるため、背中に『YOSHIMI』と貼り付けた特製ユニフォームを吉見がわざわざ用意して着たという、アホな演出を講じなければいけなかったわけなんですよね。

 謎解き部分は粗だらけでしたけど、父親への誤解が解けて号泣した時の瀧本の演技は、感情がしっかり入っていて素晴らしかったと思います。また、記憶喪失になってからの時矢と父親が似ているとポロっと口に出す場面がありましたけど、これまで時矢にチクチクと小言を漏らしていたのは、父親への愛憎半ばの気持ちを代わりにぶつけていたのかもしれませんね。

 どうやらファザコンらしき智佳と、マイペースな時矢のコンビは回を追うごとに自然なものになってきました。次回から最終章へ突入。クライマックスへ向けて盛り上がることを期待したいと思います。
(文=大羽鴨乃)

小川彩佳アナ『NEWS23』登板で始まる“女の戦い”「雨宮塔子、膳場貴子、安藤裕子が危ない……」

 2月8日に1歳年上の一般男性との結婚と寿退社を発表したテレビ朝日の小川彩佳アナウンサーが、7月からニュース番組『NEWS23』(TBS系)のメインキャスターを務める方向で調整に入ったと報じられた。

 小川アナといえば2007年にテレビ朝日に入社し、11年4月から18年9月までニュース番組『報道ステーション』のサブキャスターを担当。落ち着いた語り口とクールビューティーな顔立ちで、テレ朝のエースとして活躍した。

 そんな小川アナに、これから大きな試練が待ち受けているという。

「小川アナが『NEWS23』に進出することで一番割を食うのは、現在メインキャスターをしている雨宮塔子アナウンサーです。一部ではWキャスター体制が敷かれるとされていますが、雨宮の出番が少なくなるのは間違いない。小川が『NEWS23』に抜擢されたことを快く思っているはずがありません。ただ、2人とも大人の女性ですから、表向きは仲良くやるでしょう。日々、腹を探りながら2人でどういった形で番組を進めていくのか、見どころとなりそうです」(テレビ局関係者)

 割を食うのは、雨宮だけではない。

「フリーで原稿が読める報道女性アナは高齢化しているといわれています。小川がフリーアナとして本格的に活動すれば、世代交代が進む可能性があります。そこで、立場が危うくなるのが『NEWS23』のキャスターを長年務めた膳場貴子アナや、他局で同じ分野にいる安藤優子アナ、長野智子アナらでしょう。小川アナがフリーの報道キャスターとして成功すれば、他の局アナも追随することが考えられます。そうすると、少ないニュース番組のキャスター枠をめぐってカチ合うことは自明。女の戦いとなるでしょう」(同)

 小川の『NEWS23』キャスター就任が、大きな波紋を呼びそうだ。

テレ朝『激レアさん』が『陸海空』と放送枠交換でプライム帯進出! 果たしていつまで続くのか?

 テレビ朝日の深夜のバラエティ番組『激レアさんを連れてきた。』(月曜午後11時20分~)が4月より、土曜プライム帯(午後10時10分~)に進出することがわかった。同時間帯で現在放送されている『陸海空 地球征服するなんて』と枠を“交換”する形になる。

『激レアさん』は2016年10月から、『アップデート大学』のタイトルで深夜番組としてスタート。17年10月から、改題して、現在の枠に移動した。

 番組は激レアな体験をした人を研究サンプルとして招き、漫画のような実話、実体験を聞いて、ウソみたいな状況に対処できる人材の育成を目指す内容。オードリー・若林正恭(研究員)と弘中綾香アナウンサー(研究助手)が進行を担当している。

 弘中アナといえば、昨年9月まで、『ミュージックステーション』(同)のサブキャスターを務めていたが、『激レアさん』ではキュートなルックスとは不釣り合いな毒舌や、若林とのコミカルなやりとりを見せて人気急上昇。昨年12月に発表された『第15回好きな女性アナウンサーランキング』(オリコン調べ)では初登場でいきなり2位にランクインし、同番組の好調ぶりに大いに貢献していている。それだけに、プライム帯で数字が取れるかどうかは、弘中アナにかかっているといっても過言ではなさそう。

 一方、深夜落ちする『陸海空』は、『陸海空 こんな時間に地球征服するなんて』のタイトルで、17年4月より、火曜午後11時台で放送開始。ナスDこと友寄隆英ディレクターのアマゾン部族への破天荒な潜入取材が人気を博し、わずか半年で現在の番組名に改題して、土曜午後10時台に昇格。だが、プライム帯進出と共に、ナスDの露出が激減したこともあり、視聴率は低迷。1年半で再び、深夜枠に戻る。それに伴い、『陸海空 こんなところでヤバイバル』にリニューアルし、超過酷な指令を出す“ヤバイ司令官”として、高嶋政宏が新加入。バイきんぐ・小峠英二と大石絵理のコンビはそのままで、大下容子アナが進行に加わる。

「テレ朝は深夜帯でちょっと数字がいいと、すぐゴールデン、プライム帯に昇格させます。4月改編では、『激レアさん』のほかに、サンドウィッチマンとKis-My-Ft2がタッグを組む『10万円でできるか』、長嶋一茂、石原良純、高嶋ちさ子の『ザワつく!一茂良純時々ちさ子の会』がゴールデン帯に昇格することが決まっています。しかし、深夜だからこそできる企画もあるため、ゴールデン、プライム帯に進出して、人気がガタ落ちして打ち切りになった番組が多数あります。最近では、『お坊さんバラエティ ぶっちゃけ寺!』『しくじり先生 俺みたいになるな!!』『日曜もアメトーーク!』『中居正広の身になる図書館』(3月で終了)などが、その例です。『陸海空』は打ち切りにならなかっただけ、まだまし。土曜午後10時台は、TBS系『新・情報7daysニュースキャスター』が高視聴率を取っており、決して簡単な枠ではありません。その意味で、『激レアさん』も、プライム帯でいつまで番組がもつのか甚だ疑問です」(テレビ関係者)

 プライム帯に昇格すれば、その時間帯にふさわしい番組づくりが求められる。『激レアさん』もまた、「プライム帯に進出して、つまらなくなった」といわれないように工夫をしないと、“短命”に終わってしまう恐れもありそうだ。
(文=田中七男)

『世界の果てまでイッテQ!』が、ついに王座陥落! テレ朝『ポツンと一軒家』の価値ある勝利

 日本テレビが絶対的な強さを見せてきた、日曜ゴールデン帯で異変が生じた。これまで、他局の追随を許してこなかった人気バラエティ番組『世界の果てまでイッテQ!』が、テレビ朝日系『ポツンと一軒家』に敗れてしまったのだ。

 24日放送回で、『イッテQ!』が16.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)だったのに対して、『一軒家』は16.4%を獲得して、0.1ポイント差ながら勝利したのだ。関西地区では、『イッテQ!』が13.3%、『一軒家』が16.8%で大差がついた。

 同日、『イッテQ!』では、ANZEN漫才のみやぞんが韓国の国技テコンドーに挑戦。ケガを乗り越え、回し蹴りなどを習得し、演舞を披露。ロッチ・中岡はQ Tube企画で、スペインでドラマ缶闘牛にチャレンジした模様などがオンエアされた。一方の『一軒家』は岡山と岐阜の一軒家を捜索し、MEGUMIと横山だいすけがゲスト出演した。

 以前は、常時18%前後の視聴率を弾き出し、20%の大台突破も少なくなかった『イッテQ!』だが、昨年11月8日発売の「週刊文春」(文藝春秋)が、ラオスでの橋祭り企画が“でっち上げ”として報じ、雲行きが変わった。当初日テレはヤラセを全面否定し、現地コーディネート会社に責任転嫁。ところが、同15日発売の同誌がタイでのカリフラワー祭でのヤラセを報道すると、同局の態度は一変。お祭り企画の制作過程における不備を認めて謝罪するに至った。この失態で、視聴者の信頼を損ない、視聴率はグングン降下。同12月には14%台まで落ち込んだ。

 それでも、今年に入ってから、視聴率も持ち直し傾向となり、1月20日には18.5%をマーク。同27日には20.5%で、ヤラセ疑惑報道以来、初の大台超えを記録。その後も18.4%→17.2%→18.3%と好調を維持していたが、24日は16.3%まで落ちて、『一軒家』に敗北を喫した。

『一軒家』は特番を経て、昨年10月よりレギュラー番組に昇格。ここまで12回連続で13%を超え、昨年12月9日には、『イッテQ!』に0.5ポイント差まで迫ったことがあった。前回(10日)はレギュラー後、最高の15.2%をマーク。そして、24日は一気に番組最高の16.4%まで引き上げた。

「24日放送の『一軒家』はスペシャルでもなく、ゲストも数字が取れるような出演者ではなく、ごく通常の番組内容でした。ましてや、ここに来て、巻き返していた『イッテQ!』に勝ったのは、とても価値があります。主たる視聴者層は中高年といわれていますが、単に“ポツンと一軒家”を探すだけではなく、住人になぜそこに住んでいるのかを尋ね、ある意味ドキュメント番組風にもなっている点が好評の要因でしょう。この調子でいくと、大崩れはないでしょうし、日テレにとっては、厄介な裏番組になってしまいました」(テレビ誌関係者)

 日曜午後8時台は、日テレの独走状態だったが、『一軒家』の浮上で、“2強時代”に突入した。この環境下では、NHK大河ドラマ『いだてん~オリンムピック噺~』が、この先、高視聴率を挙げるのは、よほどのウルトラCがない限り難しそうだ。
(文=田中七男)

『刑事ゼロ』沢村一樹と瀧本美織の名コンビぶり&阿部進之介の存在感が際立つ

 沢村一樹が刑事生活20年分の記憶を失ってしまった役で主演を務めるドラマ『刑事ゼロ』(テレビ朝日系)の第7話が21日に放送され、平均視聴率10.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。前回から0.7ポイントダウンとなりました。

(前回までのレビューはこちらから)

 記憶喪失に加え、几帳面からズボラへと性格まで変わってしまった京都府警捜査一課刑事の時矢暦彦(沢村)。以前の彼に憧れを抱いていた新人刑事の佐相智佳(瀧本美織)は幻滅し、ついつい小言を漏らしてしまったことで仲違い。今回は先輩の内海念也(横山だいすけ)とコンビを組むことになります。

 そんな中、バレンタインデーの午前0時に全国各地で7人の女性が同時に自殺を図り、立花みずきという女性以外全員が死亡する事件が発生。その現場にはいずれも、イギリスの詩人・ウィリアム・ブレイクの詩集『無垢の予兆』が置いてあったのですが、3年前に時矢が担当した事件と酷似しているのです。

 そして、3年前に時矢とともに捜査に当たった、警視庁捜査一課の山之辺裕作・刑事(阿部進之介)が姿を現し、再び共同戦線を組むことに。以前の事件では、自殺者たちが全員、失恋者専用のサイトにアクセスし、“セブン”と名乗るサイト管理人・川上昇(亀山貴也)が言葉巧みに自殺へと誘導したのですが、その川上は逮捕直前に服毒自殺し、パソコンのデータも消去されてしまったとのことです。

 今度の事件の犯人は誰なのか? 時矢と山之辺が刑事部屋で推理を巡らす傍ら、月影カレンというアニメ・キャラクターの声を担当するVTuber・田所健三(須藤公一)の失踪事件を追う智佳と内海は、突如としてカレンの生配信が始まったことに驚きます。

 さらに、その画面の背景に『無垢の予兆』からのフレーズや、「今は亡き7人に捧ぐ」というテロップが流れたことで時矢が反応。田所が真犯人なのでは? と疑うのですが、その配信は途中でホテルの室内の画像へと切り替わり、田所らしき男が何者かに襲われ血だらけになる姿が映し出されたところで途絶えてしまいます。

 画面に一瞬だけ見えた窓の外の景色によってホテルを特定した時矢は、現場へと急行し、サカキバラという男を逮捕。カレンの声を担当するのが中年男性ということが許せなかった、というのがサカキバラの犯行理由なのですが、田所がカレンの声優だとなぜわかったのか問い詰めたところ、認知心理学者・兵藤幸雄(石橋蓮司)が代表を務めるオンラインサロンでの繋がりがあったことが判明するのです。

 そこからさらに、同サロンに川上も在籍していたことが発覚。時矢と山之辺、智佳の3人が兵藤の元へ向かい問い詰めたところ、3年前の事件は7人の教え子たちがコーチング技術を試すべく“セブン”と名乗り、それぞれが共通する趣味をもつ女性をターゲットに自殺へと追い込んだことを白状します。

 しかし、それでは今回の事件の犯人は誰? となったところで突然、山之辺が兵藤に銃を突きつけます。実は3年前の事件で意識不明になった立花みずきは生き別れた妹で、今回の事件はセブンを炙り出すために彼が仕組んだものだったのです。

 そのことに薄々勘づいていた時矢は、冷静になるよう説得を試みるのですが、山之辺の決意は固く、邪魔をするなら撃つと銃口を向けられてしまいます。

 しかし、お互いに庇い合う時矢と智佳の姿に、昔の自身と妹の姿を重ねた山之辺は殺意を喪失。残り5人の犯人たちを逮捕するよう時矢に託したところで今回は終了となりました。

 さて感想ですが、妹を自殺未遂へと追い込んだ犯人たちを捜すため、刑事が同じ罪を犯すという展開は、リアリティーの観点(倫理的にも)においてどうなの? と違和感を覚えてしまいました。

 ただ、それを演じた阿部自体はリアルそのもの。血なまぐさい事件を見つめ続けてきたことで厭世観を抱き、くたびれた雰囲気はあるものの、妹の復讐という一点だけには静かに怒りの炎を燃やす中堅刑事役を圧倒的な存在感で演じていました。

 阿部が重厚な演技を見せたからこそ、時矢と智佳の子どもじみた意地の張り合いの面白さが引き立ち、緩急のバランスがこれまでで一番優れた回に思えました。

 時矢のことを「おっさん子ども」のようだとなじり、机の上を整理整頓しろと命じるなど、まるで母親面の智佳ですが、時矢と言い争いをしている時は自身も子どもそのもの。回を追うごとに名コンビになってきてますね。だからこそ、山之辺に殺意を失わせた、お互いにムキになり庇い合うシーンが印象的かつ説得力のあるものになっていました。

 ところで今回、サカキバラが田所を殺した理由として、カレンが中年のおっさんによる“バ美肉(バーチャル美少女受肉)”だったからと告白していましたが、VTube市場は昨年頃から急速に勢いを増しているだけに、いずれ同じような事件が現実に起こるのではないかとちょっとゾッとしました。

 それと兵藤が、「現代は悪意が可視化されやすくなった」と口癖のように語っていましたけど、それは反対なんじゃないかな、と感じました。ネットを隠れ蓑にした闇取引が横行しているため、事件が起きることで初めてさまざまな悪意が表出する複雑な時代になったのではないかなぁ、と思います。

 何はともあれ、次週8話目ということでクライマックスに近づきつつあります。時矢の記憶は蘇るのか否か、放送を楽しみに待ちたいと思います。
(文=大羽鴨乃)

富川アナの乱入、三谷ドラマとの類似……。波乱の後半戦スタート『ハケン占い師アタル』第6話

 悩める現代人にヒーリング効果があると評判の『ハケン占い師アタル』(テレビ朝日系)。ベテラン脚本家・遊川和彦のポイズン度高めのオリジナルストーリーですが、若手演技派女優・杉咲花がさらりと主人公アタルを演じることで程よく中和されています。アタルのボスである大崎課長にスポットライトを当てた第6話を振り返ってみましょう。

(前回までのレビューはこちらから)

 物語も後半戦に入り、いつものお約束的な展開から少しずつ変化が現われ始めました。いつも冒頭に登場し、「悩んでいるのはあなただけじゃない」と微笑んでいた謎の女性・キズナ(若村麻由美)ですが、キズナが今回カウンセリングしていた相手は都内のイベント会社に勤める大崎課長(板谷由夏)でした。自殺を考えるほど追い詰められていたようです。いつになくシリアスムードな幕開けです。

 大崎課長の悩みは、代々木部長(及川光博)から命じられた「チームから出向社員を1人選んでほしい」というものでした。都内から通勤3時間を要する倉庫管理会社へと飛ばし、自主退職を促すという陰湿なリストラ計画だったのです。ミッチー演じる代々木部長のクソ上司ぶりに、ますます拍車が掛かっています。

 人のよい大崎課長は、リストラ候補を容易に選ぶことができません。それにも増して、派遣社員のアタル(杉咲花)が来て以来、職場の雰囲気がすっかり変わったのです。みんな、大崎課長に文句ばかり言っていたのに、今では誰もがやる気まんまんで働いています。「もう辞めます」が口癖だった品川(志尊淳)は「俺、もっと頑張ります」と明るい笑顔を見せています。顔を合わせれば言い争っていた上野(小澤征悦)と田端(野波麻帆)はいい感じですし、神田(志田未来)と目黒(間宮祥太朗)はラブラブモードです。

 リストラの件だけでも頭が痛いのに、ローンを支払い中のマンションに帰れば、中学生の息子は反抗期の真っ盛り。学校の人間関係で悩みを抱えているようですが、ひと言も話そうとはしません。夫は「こっちは仕事で疲れているんだ。母親の仕事だろ」と息子のケアを一方的に押し付けてきます。そのくせ、若い女の子との火遊びをこっそり楽しんでいるようです。会社ではクソ上司、家庭ではクソ夫に悩まされる大崎課長。職場のリーダー、主婦、母親の三役を兼任するのはハンパなく大変です。

 酒に酔った大崎課長は、荒井由実の1970年代の名曲「やさしさに包まれたなら」を口ずさみます。「小さい頃は神さまがいて、不思議に夢をかなえてくれた やさしい気持ちで目覚めた朝は 大人になっても奇蹟は起こるよ」と歌う大崎課長ですが、悩める40代の働く女性をやさしく包み込んでくれる神さまはどこにもいそうにはありませんでした。

 

■インチキ占いに洗脳されてしまう大崎課長

 クソ上司の代々木部長に出向者を早く決めるように迫られた大崎課長は、ついつい神田が妊娠していることを漏らしてしまいます。代々木部長は「妊娠しているなんて知らなかった」「倉庫管理はデスクワークだから、彼女にとってもいいはず」と一方的に神田を出向候補に決めてしまうのでした。

 神田に自分の口からそのことを伝えなくてはならない大崎課長は自責の念に囚われ、警報が鳴る線路の踏み切りでボーッとしてしまいます。そのとき声を掛けてきたのが、キズナが主宰する新興宗教まがいの団体にいる信者たちでした。キズナに引き合わされた大崎課長は「あなたは悪くない。悪いのは周囲や環境」「必要なのは、あなたを解放すること」と甘い言葉に洗脳されてしまいます。

 ここでアタルの出番です。会社を辞め、家庭も捨てて、大崎課長はキズナのところで世話になると言い出します。「目を覚まして!」とアタルは大崎課長の顔に思いっきりビンタをカマします。「誰にでも当てはまることを泣きながら言って、お金を巻き上げているんです」とキズナのインチキ占いぶりを暴露するアタルでした。そんな手口が嫌になって、アタルは母親であるキズナから逃げてきたのです。

 アタルの鑑定が始まりました。大崎課長の悩みは、いつまで経っても自分に自信が持てないということでした。学生の頃は学級委員に選ばれ、職場ではいち早く管理職に選ばれるなど、周囲から常に信頼されてきた大崎課長です。でも本人いわく「憧れていた先輩や仕事のできる上司の真似をしてきただけ。いつニセモノと呼ばれるかと、ずっと怖かった。もう疲れちゃった」と本音を吐露します。

■荒井由実の名曲を独自にアレンジ

 キズナに15万円も払うなど、すっかりカモにされまくった大崎課長。そんな彼女のマジメさを普段から見てきたアタルは、優しく力強く包み込みます。

「誰かの真似でもコツコツと努力していけば、それは本物なんだよ。もう、あんたのオリジナルだよ。本物のリーダーこそ、悩みに悩むもの。部下に丸投げするリーダーは、ニセモノだから」

 アタルの熱い言葉によってキズナの洗脳から目覚めた大崎課長は、反撃に転じます。クソ上司・代々木部長に神田を出向させることを撤回するように迫るのでした。神田の年収は300万円。チーム6人がそれぞれ毎月5万円分ずつ利益を上乗せすれば、神田の年収分はクリアできる。一致団結している今のこの6人なら可能ですと強気に宣言します。もちろん、大崎課長の後ろには神田たちが顔をそろえ、大きくうなずいてみせるのでした。「それでもダメと言うなら、社長に直訴します」と大崎課長にすごまれ、あたふたと退散するクソ上司でした。出向計画は社長命令ではなく、代々木部長が点数稼ぎのために思いついた独断だったのです。

 翌朝、気持ちよく目覚めた大崎課長は起きるやいなや、隣りのベッドで寝ているクソ夫をバチンとビンタし、学校に向かう息子にお弁当を渡しながら「大いに悩みなさい、ママはいつも側にいるから」と勇気づけて送り出します。「やさしさに包まれたなら」の歌詞内容を大崎課長は自分なりにアレンジして、実行に移したのでした。神さまが現われるのをじっと待つのではなく、自分から行動していくことを決意したのです。

 

■富川アナがサプライズ出演!?

 第6話はネット上でかなりの荒れ模様でした。クライマックスに差し掛かるところで、いきなり『報道ステーション』(テレビ朝日系)の富川悠太アナウンサーが現われ、北海道南部で震度6弱の地震が起きたことを伝えたのです。災害に関する速報は仕方ありませんが、数分後に再開されたドラマは、富川アナが出演していた分だけ、先に進んでいたのです。テレ朝の見逃し配信で確認したところ、大崎課長が自殺願望に囚われ、キズナの鑑定を受けるシーンが飛んでしまっていました。テレビ朝日のお粗末な対応に、リアルタイムでドラマを楽しんでいた視聴者は大ブーイング。「ドラマはカットせずに、報道ステーションを遅らせてスタートさせろ」と怒りのコメントがネット上に溢れ出しました。

 昨秋、好感度の高かった小川彩佳アナが番組降板して以降、『報道ステーション』の人気低迷の責任を負わされている富川アナ。今回もテレ朝のお祖末対応の矢面に立たされた格好です。地震速報は本人の責任ではありませんが、アンラッキーなときはアンラッキーなことが続くものです。富川アナにしてみれば、「どうすれば僕と報道ステーションはまた人気が復活するんでしょうか」とアタルに占ってもらいたいところでしょう。

 今回、妊娠している神田が出向させられないよう、大崎課長らは一致団結して素晴しいチームワークを発揮しました。このエピソード、なんかデジャヴ感があるなぁと思ったら、三谷幸喜の人気ドラマ『王様のレストラン』(95年放送/フジテレビ系)の第3話によく似ていました。スタッフがそれぞれ経費を抑えることで、リストラ計画を回避し、チーム力が逆にアップするという名エピソードでした。ベテラン脚本家の遊川和彦にしてみれば、「真似でもいい。コツコツと続けていれば、それはもう本物なんだ」ということでしょう、きっと。

 アタルの居場所をついにキズナが探し当てた第6話の視聴率は、9.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)でした。初回から第5話の10.3%まで5週連続で2ケタをキープしてきましたが、ついに連続記録が途切れてしまいました。地震速報の後、ドラマ内容をカットしたまま適当に放送したテレビ朝日の対応のまずさが、そのまま視聴率減に反映されてしまいました。お詫びに富川アナがドラマにゲスト出演し、アタルに徹底的にダメ出しされまくれば、視聴者もすっきりするのではないでしょうか。富川アナとテレビ朝日、考えてみてください。
(文=長野辰次)

黒柳徹子が終始真顔!? 『徹子の部屋』のさかなクン回が相変わらず“神回”だと話題

 2月20日放送の『徹子の部屋』(テレビ朝日系)にさかなクンが出演。自由過ぎる2人の“頂上決戦”が繰り広げられ、前評判通りの神回となった。

「『徹子の部屋』にさかなクンが出演するのは今回が初めてではなく、2014年の放送にも登場しています。しかしさかなクンは独特なワードセンスや世界観を持つ人物で、かたや黒柳徹子は“芸人殺し”と呼ばれるほどのスルースキルで有名。この時の放送も次々に繰り出されるさかなクンの小ボケを黒柳が全てスルーしており、独特な緊張感が漂っていました。一歩間違えると“事故”になりかねない放送ですが、視聴者の間では『ある意味伝説の回』『シュールすぎて笑える』と大好評。以前は明石家さんまも『人生で一番テレビを観て面白いと思ったのは『徹子の部屋』のさかなクンの回』と絶賛していました」(芸能ライター)

 今回さかなクンは5年ぶりに出演したのだが、冒頭から黒柳は「私さんまさんに叱られまして」と告白。14年の放送で「ギョざいます」などのネタをスルーしてしまい、「かわいそう」と言われたという。そこで今回はさかなクンが「ギョ」と言うたびに、「はあ」と反応することを宣言。するとさかなクンは「『ギョ』と『はあ』と…… ハートがあります!」と独特なギャグを披露。

 これに黒柳は「あ、そうですか」と答え、序盤から微妙な雰囲気に。視聴者からは「いきなり大事故が起こってて笑う」「これは今回も神回になりそうだ……」「開始3分なのに30分くらい見たような濃さ」と歓声が上がっている。

「その後も5年前の再現とばかりに、かみ合わないトークを繰り広げる2人。ただ改善が見られるところもあり、さかなクンが『50cm』を『ギョじゅっセンチ』と言った時には、黒柳も『ギョじゅっセンチ』としっかりノっています。またさかなクンのために用意した魚模様のグラスを紹介する際も、『あなた用のグラスで“ギョ”ざいます』と発言。これには視聴者から『黒柳さんが自分から“ギョ”って言った!』『さかなクン語がうつってる!』と歓喜の声が上がっていました」(同)

 最後は2人で「ありがとう“ギョ”ざいました」と頭を下げて終了。全体的には中々笑わない黒柳をさかなクンが強い心で押し切る形で、今回の放送も「長すぎる30分だった」「また5年後くらいに共演してほしい」「いやーすごいもん見させてもらったわ」「やっぱりこの2人が揃うと神回になるな」と大好評だった。

 終始テンション高めのさかなクンと、真顔な黒柳のコントラストが見事な“さかなクン回”。次の共演にも新たな“伝説”を期待せざるを得ない。