『イッテQ!』いよいよヤバくなってきた……イモトアヤコ出演でも『ポツンと一軒家』に敗退!

 ついこの間まで、他局の追随を一切許さなかった日本テレビ系の人気バラエティ番組『世界の果てまでイッテQ!』が、いよいよヤバくなってきた。

 24日の同番組の視聴率は16.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)で、テレビ朝日系『ポツンと一軒家』の16.1%に僅差ながら敗れ去った。

 2月24日、『一軒家』は16.4%をマークし、16.3%だった『イッテQ!』に初勝利を収めた。3月3日は『イッテQ!』が18.8%の高視聴率を記録して、15.9%の『一軒家』にリベンジを果たした。だが、10日は『一軒家』が17.0%を挙げて、16.5%の『イッテQ!』に2度目の勝利。17日は両番組とも休止だったが、2週ぶりの対決となった24日も『一軒家』が制した。つまり、この1カ月間の4回の激突で、『一軒家』が3勝1敗で、『イッテQ!』に大きく勝ち越したのだ。

 しかも、24日の『イッテQ!』は、ただ単に負けたというだけではない。この回は、「今夜は世界1周夢の旅…爆笑名場面を一挙紹介!」と題して、「イモトVS中国の叫び王&イギリスのゲップ男&超かわいい珍獣」「出川…世界一悲しい捻挫」「感動…中岡が番組史上最大のオーロラ撮影」などがオンエアされたが、人気のイモトアヤコ出演回で、『一軒家』に負けたダメージは大きい。

 同日、一方の『一軒家』の放送内容は、通常通りで、島根県の山奥で農業を営む80代夫婦が住む古民家と、熊本県の山の中にある焼酎工場が紹介された。

「『一軒家』はスペシャルでもなんでもなく、通常放送。『イッテQ!』はイモト、出川が出演しても、『一軒家』に負けてしまったのですから、日テレのショックは大きいでしょう。『一軒家』は中高年に、『イッテQ!』は若い人に人気で、主たる視聴者層が違うとしても、負けは負け。『一軒家』の人気が若年層にも広がっていけば、その視聴率差はもっと広がってしまいかねません」(テレビ局関係者)

 王座から完全に滑り落ちてしまった『イッテQ!』。てこ入れもさることながら、前後の『ザ!鉄腕!DASH!!』『行列のできる法律相談所』も強化しないと、復権はならないかもしれない。今の『一軒家』の勢いを見ると、そんな気にさえさせられる。

(文=田中七男)

松本人志「テレ朝出禁」は、“あの番組”をサボリまくったから?

 あの番組の後に何かが起きた?

 ダウンタウン・松本人志が3月24日の『ワイドナショー』(フジテレビ系)で、テレビ朝日を“出禁”となっている理由を明かし、話題を呼んでいる。

「ゲストの中居正広が4月からテレビ朝日系でニュース番組のMCを務めることに触れた松本は、『俺がそっちに出たいんやけど、皆さんがご存知のようにテレ朝出禁なので』と苦笑。『テレビ朝日の偉い人と吉本の偉い人が揉めたって……』『上層部がタンカを切ったんですよ。“ダウンタウン出せへんぞ”って。そうした向こうが“いらへんわ~”って』と暴露したのです」(テレビ誌ライター)

 松本はテレビ朝日系の『M-1グランプリ』『松本家の休日』に出演しているが、こちらは系列のABC制作。テレビ朝日では20年以上ダウンタウンは一度もコンビとしてのレギュラー番組を持っていない。

 そして、その最後のレギュラー番組が1995年に放送されていた『かざあなダウンタウン』。ベテランの芸能記者が述懐する。

「この番組には今田耕司、東野幸治、板尾創路、木村祐一、山崎邦正らダウンタウンファミリーが総出演。ダウンタウンのムチャ振りに若手芸人が過酷な企画に毎週チャンジするというものでした。その内容はヘッドスライディング瓦割り、画びょうのついた風船でバレーボール、2人1組で相手にビンタをしてメガネがどこまで飛ばせるか勝負するといった体を張るものから、吉本興業のベテラン先輩芸人の中で誰がクズか答える、男の芸能人で貞操を捧げるなら誰か答えるなど、精神的に追い込まれる企画もありました」

 しかし、松本は番組に、まったく乗り気ではなかったのだという。

「テレ朝側はたけし軍団が体を張っていた『スーパーJOCKEY』(日本テレビ系)を目指していた。また、同時期にはウッチャンナンチャンによる若手芸人へのムチャ振り番組もあった。そのため松本は“二番煎じ”と感じていたようで、あきらかにやる気がなく、投げやりにやっていた。めったに番組を休まない松本がこの番組では『腹痛』で欠席することも多く、2本撮りを連続2週休んだことも。結果、わずか1年ほどで終了となりました」(同)

 そんな松本の態度にテレ朝上層部が激怒し、吉本に抗議していたのだろうか。

『相棒17』安定の15%台で有終の美! 好評価の反町隆史は当分安泰!?

 テレビ朝日系の鉄板ドラマ『相棒season17』(水谷豊主演)の最終回(第20話)が20日に放送され、視聴率は14.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録。今シーズンの全話平均は15.3%となり、有終の美を飾った。

 同ドラマは“2代目”神戸尊(及川光博=シーズン7最終回~シーズン10)、“3代目”甲斐亨(成宮寛貴=シーズン11~シーズン13)が“相棒”を務めていた当時はハイレベルな視聴率をマーク。シーズン9では平均で20.4%と大台を超えたほどの人気を誇った。前任の成宮時代も3シーズン連続で17%台を維持していた。

 しかし、シーズン14から“4代目”の冠城亘(反町隆史)に代わると、視聴率は15.3%と急降下。反町には、“早期降板説”が飛び交った。その後のシーズン15,シーズン16も、共に15.2%と伸びず。シーズン17も15.3%で終えた。

 及川や成宮が共に3シーズンで降板したことを思えば、反町が4シーズン務め、そろそろ“交代”の時期ではあるが、そんなウワサはとんと流れてこない。

「“相棒”が反町に代わった当初は、視聴率が極端に落ち、主人公・杉下右京役の水谷もヤキモキしたようです。確かに、及川、成宮時代より、数字は落ちましたが、ドラマで視聴率が取れない、この時代に4シーズン連続で15%超えを果たしているのはたいしたものです。しかも、今シーズンは15%割れしたのが5回しかなく、出色の安定感でした。目新しさもそろそろ必要ではありますが、水谷と反町のコンビは、すっかりファンに浸透しましたし、なかなか替えづらくなってきました。それに、キャスティングの権限をもつとされる水谷が、反町をいたく気に入っており、プライベートでも仲良くしているだけに、当分反町の降板はないんじゃないでしょうか」(テレビ誌関係者)

 反町は、水谷の“相棒”に就任して以降、ほかの仕事をセーブし、『相棒』にほぼ専念しているあたりも、テレ朝、水谷から評価されている模様。右京(水谷)行きつけの店の女将・月本幸子(鈴木杏樹)は卒業となったが、よほどのことがない限り、シーズン18も反町が“相棒”を務めることになりそうな気配だ。
(文=田中七男)

『相棒』最終回が「タイムスリップ展開」で視聴者混乱! 「暴君」とウワサされる水谷豊は今

 相棒最新シリーズ『相棒 season17』(テレビ朝日系)が3月20日、最終回を迎えた。ラストを締めくくったのは、視聴者の誰もが予想しなかった“SF設定”だっただけに、ネット上では「ついていけない」と話題になった。それと同時に、一時期メディアを賑わせた、水谷豊の“暴君説”が、再燃しているようだ。

 最終回は、2019年に起こる「致死率100%のパンデミック」を阻止するため、2070年から兄妹がタイムスリップするSF展開。刑事ドラマでは考えられない設定に、放送中からネット上には「これが最終話で大丈夫なの?」という戸惑いの声が溢れかえっていた。

「主人公・杉下右京を演じる水谷は、単なる演者としてだけでなく、配役やストーリーにまで大きく関与していると、『相棒』の大ヒットが続いていた頃に、たびたび報道が出ました。初代のパートナー役だった寺脇康文の“卒業”は、水谷の意向が大きく働き、ここ数年は、脚本のコンペにも参加して、監督やプロデューサーに意見を出しているそうです。スタッフにとっては“暴君”的な存在になっていったとか」(週刊誌記者)

 水谷のこうした“スタンス”は、現場でヒンシュクを買ってしまったのか、数年ほど前に各週刊誌が、水谷についてネガティブな記事を連発するようになった。

「『相棒』ファンの間でも、水谷がドラマ内容にまで大きな影響力を持っているとウワサになっていましたが、2016年頃には関係者の証言による報道が続出したことで、水谷の“暴君ぶり”はほぼ公然の事実となりました。同時期、水谷は視聴率低下のため焦りを感じていたようで、さらに“現場介入”が激しくなったと言われています」(同)

 しかし、ここ数年ほどはマスコミ界隈に、こういった話が出回ることもなくなっているという。

「原因としては、水谷が自らメガホンを取った、肝いりの主演映画『TAP THE LAST SHOW』の大コケだと考えられます。『相棒』でタッグを組む東映が制作しましたが、まったく話題にならず『相棒』という土台なしには立ち行かないと痛感し、自らを律したのかもしれません」(配給会社関係者)

 また、相次ぐネガティブ報道で、現場への“箝口令”がより厳しくなったのでは、という声も。

「証言者はテレ朝、それも『相棒』チームの内部犯行だと考えられ、水谷も相当ピリピリしていたそう。しかし、本人が『降板する』と言い出してしまうと、局としては大損失となるため、情報漏えいについて対策が講じられていました」(芸能プロ関係者)

 今後も『相棒』シリーズは末永く続くとみられるだけに、ファンを混乱させず、かつ飽きさせない作品を作り続けてほしいものだ。

占いに依存して腐っていく姿が見たかった。第2シーズンを匂わせる『ハケン占い師アタル』最終話

  情報が溢れる現代社会において、どうすれば天職と呼べる仕事に就くことができるのでしょうか。悩める現代人の背中を温かくプッシュしてきた杉咲花主演ドラマ『ハケン占い師アタル』(テレビ朝日系)。ベテラン脚本家・遊川和彦の筆も暴走することなくクライマックスを迎えました。最終回となった第9話を振り返りたいと思います。

(前回までのレビューはこちらから)

 前回の終わり、派遣先のイベント会社で倒れてしまったアタル(杉咲花)。目を覚ますとそこは病室で、大崎課長(板谷由夏)が「大きな病気じゃないから安心して。医者は過労だろうって」と説明します。イベント会社Dチームのメンバーを毎週のように鑑定していたアタルは、相手の苦しみや痛みにも触れるため、かなりの体力を消耗していたのです。アタルの毒親・キズナ(若村麻由美)が「もう占いはやめなさい」と言っていたのは、アタルの体を心配しての言葉でもあったことが分かります。

 とりあえず、1日ぐっすり眠ったアタルは、元気に職場復帰。前回、アタルが籠で飼っていたカナリアを空に放つという不吉なシーンがありましたが、どうやらこれは最終回を盛り上げるためのミスリードで、本気の死亡フラグではなかったようです。ホッとするような、余計な思わせぶりにカチンとするような……。

 最終話の案件は、前回に続いてゼネコンのCSR(社会貢献)事業としての卒業式イベントです。これはアタルが発案したもので、自然災害で卒業式が開けなかった被災地の小学生たちのために、きちんと卒業証書を渡してあげようという趣旨のものでした。

 被災地を励ます復興支援イベントのはずが、クラアント企業の宣伝色が強く、イベントに参加した小学生の親たちからはブーイングが飛び交います。卒業ソングを歌うはずだった地元出身の人気歌手は熱愛が発覚し、出演をドタキャン。代々木部長(及川光博)が「私が代わりに歌とダンスを披露してもよいのですが……」とマイクでアナウンスするシーンでは、多くの視聴者が「ミッチー、最終回なんだし、歌って踊れよ」と心の中で叫んだはずです。

 ミッチーが歌とダンスを披露することもなく、卒業イベントは最悪の雰囲気に。そんな中、アタルは子どもたちの心の声に気づきます。子どもたちはゼネコンだとかクライアントだとかCSRだとかは関係なく、単純に小学生時代にお世話になった先生や家族、地域の人たちに「ありがとう」という気持ちを伝えたかったのです。アタルにそっと促される形で、子どもたちは事前に練習していた感謝の言葉をそれぞれ口にするのでした。子どもたちの純粋さのお陰で、卒業イベントは無事に終わることができました。

アタル、最後の占いは……?

 卒業イベントを終えたアタルは、やはり自分は占いの能力を活かした道を進むべきだと痛感します。せっかく、Dチームのメンバーと仲良くなったアタルですが、お別れの時間のようです。Dチームのメンバーもアタルの決断に納得し、アタルの背中をみんなで押すことになります。

 アタルの最後の占いが始まりました。お腹の大きくなった神田(志田未来)には、目黒(間宮祥太朗)ときちんと話し合うべきだと伝えます。その結果、神田はお腹の赤ちゃんの父親である元彼と復縁することを目黒に打ち明けます。「がってんです!」とは言えずに落ち込む目黒には、「近いうちに運命の出逢いが待っています。だから、そのままの目黒さんでいてください」と励ますのでした。

 コミュニケーション能力に難のある上野(小澤征悦)には、相手にストレートに気持ちをぶつけるようアドバイスします。いつもクールな田端(野波麻帆)には「物事を悲観的に考えすぎないで」と助言。その結果、上野はその場で田端にプロポーズ。田端も快諾し、結婚へと大きく前進します。

 新しい企画書を書けずに悩む品川(志尊淳)には「将来は上野さんに負けない伝説のイベントをやることになります」と予言。そして義母の介護をするため退職することを考えている大崎課長には、「家族で話し合って、会社は辞めないでください。あなたは将来、この会社の社長になる人です」と目の前のトラブルを解消できれば、明るい未来が待っていると占うのでした。もうひとり、代々木部長には「この会社では出世の見込みはありません」と独立することを勧めます。

脚本家・遊川和彦を占います!

 前回で伏線は全部回収を終えていたので、最終回はエピローグというか、はっきり言うと蛇足感は否めません。それでも脚本家の遊川和彦は、卒業式シーズンに合わせて、各キャラクターたちが占いに頼ることなく生きていく姿を最後に描きたかったようです。ちなみに第1話&第2話に続いて、最終回の演出も遊川自身が担当しています。

 ここでアタルに代わって、脚本家・遊川和彦を占ってみましょう。広島県出身の彼は「映画監督になる」という大志を胸に上京しました。夢を叶える第一歩として製作会社のADとして働き始めますが、連続ドラマのチーフディレクターになることはできず、脚本家に転職することになります。AD時代の苦労や悩みを描いた加勢大周主演ドラマ『ADブギ』(TBS系)が好評となり、人気脚本家に。やがて『女王の教室』『家政婦のミタ』(日本テレビ系)で記録的高視聴率を残し、ヒットメーカーとしての地位を不動のものにしました。

 阿部寛と天海祐希が共演した『恋妻家宮本』(13年)で映画監督デビューを果たし、長年の夢を現実のものに変えています。そして『ハケン占い師アタル』では脚本だけでなく、チーフディレクターも兼任することで、AD時代の果たせなかった願いをきちんと形にしてみせたわけです。映画監督やチーフディレクターには真っすぐな道程では辿り着けなかったものの、脚本家という別のルートを切り開いたことで、夢を手に入れることに成功したのです。

「失敗しても、いろんなことにチャレンジできる人が、いつか才能があると呼ばれるんです」と品川に贈ったアタルの格言は、脚本家・遊川和彦が自分自身に言い聞かせてきた言葉だったようです。

ハケン占い師は実在する!?

 気になる15分拡大最終回の視聴率は11.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)でした。第8話は9.8%と二ケタを割りましたが、無事に二ケタに復活、第1話の12.1%に次ぐ好数字を残しました。初主演ドラマ『花のち晴れ』(TBS系)がコケた杉咲花に加え、共演陣も地味だったことからオンエア前は期待されていなかった本作ですが、杉咲や志田未来らの演技は安定しており、遊川和彦の台詞の数々も人生経験抱負なベテラン脚本家ならではの含蓄を感じさせるものとして視聴者に好意的に受け入れられました。

 個人的には、もっと遊川脚本の毒々しさに期待していました。Dチームのメンバーが、アタルの占いに依存して、どんどん腐ってダメ人間化していく危ういエピソードがあったら、かなりの話題になっていたのではないでしょうか。芸能界は霊能者とズブズブの関係にあることに言及できなかったことも残念です。ちなみにオセロの中島知子が依存していた自称霊能者はマンションを締め出された後、派遣社員として働くことで生計を立てているそうです。ネット記事で見かけました。ハケン占い師が実在することにびっくりです。

 最終回は、イベント会社を去ったアタルが濃厚な負のオーラ漂わせる職場を見つけ、「ハケン占い師アタルです」と押し掛けるところで終わりました。新しい職場で、第2シリーズが続く可能性があることを匂わせるエンディングです。テレビ朝日は放送20周年を迎えた『科捜研の女』の沢口靖子のように、杉咲花にも占い師を延々と続けさせるつもりでしょうか。それはさすがにしんどいでしょう。沢口靖子道を歩めるのは、沢口靖子だけですから。

 エンディングで印象に残ったのは、上野と田端の両家が初顔合わせした食事会のシーンでした。緊張しがちな食事会を盛り上げようと、普段はマジメな田端は「この結婚で、みんなが幸せになるかどうかを占います!」と唐突に言い出します。シュウマイをみんなで一個ずつ食べることで、ロシアンルーレットふうに「幸せになる、ならない」を判定しようというものです。その結果は、見事に「幸せに……ならない」でした。オー・マイ・ガーッ! でも、即座に上野がシュウマイを追加オーダーすることで「幸せになる」に変えてしまいます。要は占いや運勢といったものをどう受け止めて前向きに生かすかは、本人たちの工夫と努力次第ということをこのドラマは伝えたかったようです。

 それにしても、第8話でアタルが放ったカナリアはその後どうなったのでしょうか。そのことが唯一の気がかりです。
(文=長野辰次)

『刑事ゼロ』最終話 どんでん返しを狙い過ぎて雑な展開に 沢村一樹の記憶が戻らないのはシリーズ化へのフラグ?

 沢村一樹が刑事生活20年分の記憶を失ってしまった役で主演を務めるドラマ『刑事ゼロ』(テレビ朝日系)も今回で最終回。14日に放送され、平均視聴率10.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録しました。

(前回までのレビューはこちらから)

 前回、タロットカードの図柄に見立てた2件の殺人容疑で逮捕される直前、ネットニュース記者の外山直澄(粟島瑞丸)が拳銃自殺してしまう事件が発生。その自宅を時矢暦彦(沢村一樹)らが捜索したところ、外山が模倣したとされる、能見冬馬(高橋光臣)が3年前に起こした殺人事件も自身が犯行に及んだという遺書が見つかります。

 また、犯人しか持っていないであろう犯行現場で撮影した遺体写真も見つかったため、能見は釈放されることに。しかしその後、能見を勾留していた留置場の看守・草場友喜(今野浩喜)が、部屋の壁にローマ数字が彫り込まれていることを発見。その連絡を受けた時矢は、6件目の殺人事件を示唆しているのだと直感し、すぐさま能見の元へと向かいます。

 しかし、能見はすでに何者かに殺された後でした。捜査に行き詰まってしまった時矢は、元妻で能見の弁護人でもある奥畑記子(財前直見)に頭を下げ、犯罪心理学の権威・藤林経子教授(南果歩)による能見の精神鑑定書を見せてもらうことに。すると意外なことが発覚します。

 前回、時矢が面会した時には、藤林は能見の心神喪失の可能性は低いと語っていたものの、鑑定書には「高い」と記されていたのです。さらに、これまでの殺人事件のターゲットになった人物らが全員、藤林から精神鑑定を受けたことや、彼女自身と能見、外山がいずれも過去に事件や事故で家族を失い、その加害者が後に死亡したという共通点も判明するのでした。

 それらの事実から時矢は、“復讐を果たせなかった加害者の人数分、殺人事件で不起訴になったターゲットを身代わりに裁きを下す”ことができるという論理のもと、藤林らが犯行を重ねていたのではないかと推測します。

 さらに、能見から突き落とされ、記憶を失った事件の現場であるビルの屋上へ足を運んだ時矢は、落下する直前に能見から、殺人事件の容疑者らに罪を下せなかったのは「刑事の罪」だと言われたことを思い出し、罪悪感にとらわれるのでした。

 そんな時矢の様子が気がかりな相棒刑事・佐相智佳(瀧本美織)は、ふとした瞬間に時矢を見失ってしまい、連絡が繋がらず途方に暮れてしまいます。するとその夜中、藤林が教授として在籍する大学へ来るよう時矢から連絡があり、嫌な予感を抱きつつ構内へ向かったところ、腹部を刺された藤林の遺体と、血が付着したナイフを握りしめる時矢の姿を発見。犯行時のことが記憶にないという時矢ですが、状況的に犯人とみなされて留置場へ送られてしまいます。

 智佳たちはショックで落ち込むのですが、そこへ時矢から封筒が送られてきます。その中には、タクシーに乗って大学まで向かう様子を撮影したペン型のカメラが入っていて、時矢が構内に到着した時にはすでに藤林が殺されていたことや、何者かに後頭部を殴打されたために昏倒し、目が覚めた時には血の付着したナイフを握りしめさせられていたことが映されているのでした。

 アリバイが証明されたことで釈放された時矢は、マスコミに囲まれ揉みくちゃに。その混乱の中、何者かにナイフで腹部を刺されるものの、犯人の手を掴んで放しません。そこへ駆けつけた智佳たちが取り押さえた犯人は、留置場の看守・草場。時矢は以前、能見から、「郵便配達に気をつけろ」という謎の忠告をされたことがあるのですが、それが“犯人には思えない普通の人物にこそ注意しろ”という意味だと気づき、署から出る前に防刃ベストを着用していたため致命傷を免れたのです。

 その後、取調室にて、容疑者たちがまったく反省の色を見せない姿を目の当たりにして我慢できず犯行に及んだ、という草場の供述を引き出した時には、記憶を失う前の状態に戻ったかと思われた時矢ですが、結局記憶は戻らないまま。シリーズ化をニオわせたところで終了となりました。

 さて感想ですが、前回のラストから怪しげな存在として登場し、今回の序盤も黒幕だと思わせる演出がてんこ盛りだった藤林があっさり殺害され、草場が真犯人というのは、視聴者の裏をつくことだけが目的の薄っぺらく雑な脚本だと感じました。

 反省の色が見えない容疑者たちに腹が立つ気持ちはわかりますが、それが連続殺人を起こすほどの動機になりますかね。また、“復讐を果たせなかった人数分、殺しをする”という論理も理解に苦しみます。タロットカードの意味を持ちだしてもっともらしくこじつけていましたけど、無理やり感が半端なかったです。

 それと、「郵便配達に気をつけろ」というメッセージは、ミステリーの古典小説からの引用とのことですが、能見がなぜ時矢にそんなことを言ったのかもよくわかりません。時矢に回りくどいヒントを与えておちょくっていたということなんですかね?

 また、“目立たない人間”に気をつけろというのであれば、もう少しキャスティングに気を遣った方が良かったのではないかとも思いました。草場役の今野は個性的な顔ですし、他の作品で犯人やミスリード役として登場することが多いですから、何の意味も持たずに出演することはないとすぐに予想がつきます。

 藤林に会いに行く時、時矢がなぜ隠しカメラで撮影していたのかもよくわからなかったのですが、このドラマは今回に限らず全体的にご都合主義な演出が目立ちました。記憶を失う前は誰からも一目置かれる存在だった時矢が、新人の智佳に尻に敷かれる、という関係性はシリーズ化向きの面白さがあるだけに、次作があるならばもう少し謎解き部分にも注力してもらえたらと思います。
(文=大場鴨乃)

“芸人殺し”の『徹子の部屋』、武田真治と黒柳徹子が相性抜群で驚きの声

 3月14日放送の『徹子の部屋』(テレビ朝日系)に、サックスプレーヤーでタレントの武田真治が出演。黒柳徹子と抜群の相性をみせ、「まさかこんなにトークが弾むとは……」と視聴者から驚きの声が上がっている。

「同番組はよく芸人が“滑る”ことでお馴染みで、“芸人殺し”などと言われることも。例えば、過去にANZEN漫才・みやぞんが登場した回では、“生ダコ”について延々と掘り下げられる場面がありました。みやぞんは『生ダコにハマっている』とトークを展開し、黒柳は『何色?』とタコの色を質問。これにみやぞんは『タコ色です』とお得意の天然トークで返していたのですが、黒柳は『あ、そうなの』とスルーし、微妙な空気が流れています」(芸能ライター)

 中でも“色物”と呼ばれる人々には厳しいイメージのある『徹子の部屋』。そんな同番組に色物タレントの一人である武田が出演し、視聴者からは“放送事故”に期待が寄せられていた。しかし冒頭から武田は自慢の筋肉を披露し、黒柳はまさかの大喜び。彼の胸筋をさわり、「あー! すごいここ!」と嬉しそうにしている。

 また通常のトークもしっかり回っており、武田は以前黒柳から“花火のお誘い”がきたエピソードを披露。ちょうどその前日失恋していたことを明かし、黒柳の興味を引いていた。さらに放送の最後では「るーるる・るるるるーるる」という番組テーマに即興でサックスを合わせ、ミュージシャンとしての腕前を披露。黒柳は「すごーい!」と満面の笑顔で聞き入っており、和気あいあいとした雰囲気のまま終了している。

 最初から最後まで完璧だった武田に、視聴者からは『徹子さんの無茶ぶりに全部対応していたし、トークも全部面白かった!』『数々の芸人が苦渋を味わってきたこの番組で、まさか武田真治が最適解を示すとは……』『物腰柔らかな態度が徹子さんにとって好感触だったのかも』といった声が。“黒柳VS武田”のトークは大成功に終わったようだ。

「ネタがスルーされたり無茶ぶりをさせるなど、芸人にとっては厳しい環境の『徹子の部屋』ですが、今回のように奇跡的な噛み合いを見せる人も少なくありません。例えば『ブルゾンちえみ with B』のネタは黒柳にも大好評で、手をたたいて笑っていたほど。また出川哲朗が“出川イングリッシュ”を披露した回も、中々の盛り上がりを見せています」(同)

 今後『徹子の部屋』ではどのような“対決”を見ることができるのか、次のチャレンジャーにもぜひ番組を盛り上げてもらいたい。

“芸人殺し”の『徹子の部屋』、武田真治と黒柳徹子が相性抜群で驚きの声

 3月14日放送の『徹子の部屋』(テレビ朝日系)に、サックスプレーヤーでタレントの武田真治が出演。黒柳徹子と抜群の相性をみせ、「まさかこんなにトークが弾むとは……」と視聴者から驚きの声が上がっている。

「同番組はよく芸人が“滑る”ことでお馴染みで、“芸人殺し”などと言われることも。例えば、過去にANZEN漫才・みやぞんが登場した回では、“生ダコ”について延々と掘り下げられる場面がありました。みやぞんは『生ダコにハマっている』とトークを展開し、黒柳は『何色?』とタコの色を質問。これにみやぞんは『タコ色です』とお得意の天然トークで返していたのですが、黒柳は『あ、そうなの』とスルーし、微妙な空気が流れています」(芸能ライター)

 中でも“色物”と呼ばれる人々には厳しいイメージのある『徹子の部屋』。そんな同番組に色物タレントの一人である武田が出演し、視聴者からは“放送事故”に期待が寄せられていた。しかし冒頭から武田は自慢の筋肉を披露し、黒柳はまさかの大喜び。彼の胸筋をさわり、「あー! すごいここ!」と嬉しそうにしている。

 また通常のトークもしっかり回っており、武田は以前黒柳から“花火のお誘い”がきたエピソードを披露。ちょうどその前日失恋していたことを明かし、黒柳の興味を引いていた。さらに放送の最後では「るーるる・るるるるーるる」という番組テーマに即興でサックスを合わせ、ミュージシャンとしての腕前を披露。黒柳は「すごーい!」と満面の笑顔で聞き入っており、和気あいあいとした雰囲気のまま終了している。

 最初から最後まで完璧だった武田に、視聴者からは『徹子さんの無茶ぶりに全部対応していたし、トークも全部面白かった!』『数々の芸人が苦渋を味わってきたこの番組で、まさか武田真治が最適解を示すとは……』『物腰柔らかな態度が徹子さんにとって好感触だったのかも』といった声が。“黒柳VS武田”のトークは大成功に終わったようだ。

「ネタがスルーされたり無茶ぶりをさせるなど、芸人にとっては厳しい環境の『徹子の部屋』ですが、今回のように奇跡的な噛み合いを見せる人も少なくありません。例えば『ブルゾンちえみ with B』のネタは黒柳にも大好評で、手をたたいて笑っていたほど。また出川哲朗が“出川イングリッシュ”を披露した回も、中々の盛り上がりを見せています」(同)

 今後『徹子の部屋』ではどのような“対決”を見ることができるのか、次のチャレンジャーにもぜひ番組を盛り上げてもらいたい。

『ポツンと一軒家』が絶好調! タレントなしロケ番組「コスパが良くて、撮れ高も見込める」と増加傾向

 現在、テレビ界で最も熾烈な視聴率争いが展開されているのが、日曜日の夜8時台。NHKの大河ドラマや日本テレビ系『世界の果てまでイッテQ!』といった強豪がひしめく中、3月10日にテレビ朝日系『ポツンと一軒家』が平均視聴率17.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)で自己最高を記録。同時間帯でのトップとなった。

「『ポツンと一軒家』はスタッフだけで国内ロケをして、それをスタジオのゲストと一緒に見るというスタイルの番組。タレントが海外ロケに行く『イッテQ!』に比べると、だいぶ少ない予算で済むという意味で、相当コストパフォーマンスがいい番組ですよ。これで数字も取れるんだから、同様の番組がどんどん増えていくでしょうね」(テレビ誌記者)

 海外でのロケとなると、コーディネート会社を使い、さらには『イッテQ!』のようにヤラセ疑惑が浮上するなど、問題も少なくない。

「国内ロケだからヤラセがないというわけではないですが、海外ロケでヤラセが横行しやすいのは、“せっかく海外まで来たんだから、ちゃんと撮れ高を残さなくては……”という思いが働くから。国内であれば撮り直しもできるし、撮れ高が少なければボツにもできる。コストをかけないで済む分、フットワークも軽くなるので、結果的にヤラセリスクも低くなるんですよね」(テレビ局関係者)

 スタッフだけでロケをしたVTRを見るスタイルの番組は、以前から増加傾向にある。テレビ東京系の『家、ついて行ってイイですか?』や『YOUは何しに日本へ?』などは、その先駆者的存在だ。

「『家、ついて行って~』の場合であれば、終電後に街中で密着できる素人を探して、そこから家に帰って、せいぜい朝方くらいまでしかロケができない。撮れ高は、そんなに見込めないんです。でも、『ポツンと~』であれば、それなりにリサーチもするだろうし、密着する素人の人生をしっかり掘り下げられるので、撮れ高も見込める。このスタイルの番組の中では、かなり作りやすい題材なんだと思います」(同)

 3月4・11日の深夜には、テレビ東京で『フリマアプリを大捜査!売る人買う人どんな人?』という番組が放送された。これは、フリマアプリの出品物について、どんな人が売りに出していて、どんな人が買っているのかを調査するという内容。スタッフのみでロケを行い、そのVTRをスタジオのタレントが見るという、これもまた同様のスタイルだ。

「リサーチに時間はかかりそうですが、フリマアプリ上でネタ探しもできるということで、こちらもコスパが良さそうな企画ですね」(同)

 今後は、“いかにコストを抑えてスタッフだけでロケを成立させられるか”が、番組作りの重要なファクターとなりそう。バラエティー番組のロケに、タレントが出演しなくなる時代も近づいているのかもしれない。

『中居正広の身になる図書館』突然の“最後”に疑問の声!「テロップ1つで番組終了!?」

 3月11日、7年以上もの間愛されてきた人気番組『中居正広の身になる図書館』(テレビ朝日系)の最終回が放送された。しかし“最終回”という雰囲気を感じさせない放送内容で、視聴者からは「中居くんも最後だってことを知らなかったのでは?」と疑問の声が相次いでいる。

 この日の番組では“稼いでるスポーツランキングSP”が行われ、5位テニス、4位バスケットボール、3位総合格闘技、2位サッカー、1位ボクシングという結果に。各界で活躍するアスリートもゲストで出演し、知られざる収入事情を告白していた。最後は中居正広が「貴重なお話ありがとうございました」とゲストに頭を下げて終了。和気あいあいとした雰囲気で番組を締めている。

 しかし放送内で、中居はおろか出演者が“最終回”に触れる場面はなし。最後のスタッフロールで「長きにわたり応援ありがとうございました。来週は『10万円でできるかな』」というテロップが表示されるだけだった。

「7年以上続いた番組の“最終回”にしては、あまりにあっさりとした終わり方。そのため視聴者からは、『テロップ1つで終わらせるとかひどすぎる』『完全に視聴者おきざり。どうでもいいと思ってるのかな?』『これ絶対通常放送として収録したでしょ』『あまりに突然の発表すぎて唖然とした』といった声が上がっています。またあまりに不可解な終わり方だったため、『やっぱりジャニーズ絡みでなんかあったのかな?』と推測する人も。これまで“退社組”3人の番組が相次いで終了していることもあり、ジャニーズファンといえども不信感は強いようです」(芸能ライター)

 そんな“疑惑の最終回”が放送された翌12日、テレビ朝日は番組改編説明会で『中居正広の身になる図書館』について言及。番組が終了した理由については、「視聴率が原因ではない」「中居さんには新しいテーマ・放送枠で挑戦していただきたい」と説明していた。

「どうやら中居に“新番組”が用意されているようですが、ファンは『誤魔化している感じがする』『新番組を任せたいなら、尚更“あの終わり方”はなかった』とまだ納得できていない模様。また新番組の具体的な内容や放送枠については明かされておらず、『歯切れが悪すぎるし説明不足』などとも指摘されています」(同)

 一体なぜ『中居正広の身になる図書館』は“最終回っぽく”終われなかったのか、今後の続報にも注目していきたい。