テイラー・スウィフト(28)が所有するニューヨークの高級タウンハウスで、不法侵入した男がベッドで熟睡しているところを逮捕された。熱狂的すぎてストーカー化してしまうファンに悩まされがちなセレブだが、ここ1カ月で4件のストーカー被害に遭っているテイラーには同情の声が集まっている。
テイラーは、スコットランド出身のDJカルヴィン・ハリスと後味の悪い破局をした16年夏頃からメディア露出がなくなり、SNSもあまり更新しなくなった。その間も彼女の私生活は充実しており、トム・ヒドルストンにジョー・アルウィンとイギリス人俳優との恋愛が続いたが、SNSでファンに交際を報告することもなし。ちなみにテイラーは、12年にハリー・スタイルズと交際して以来、イギリス人男性好きになったと伝えられている。そんなテイラーが昨年11月に、ニューアルバム『レピュテーション』の宣伝も兼ねて再び表舞台に出てきた時、世間は驚いた。折れそうなほど細かった体が、肉厚になっていたからだ。
妊娠説も流れたが、複数のメディアは「体重が7キロ増えただけ」と報道。本人も気にしており、来月から始まるツアーに合わせて順調に体重を減らしていると伝えられ、やっと「デブ」呼ばわりのネガティブ報道から解放されたところだった。
しかし、従来の美しさを取り戻し、再びSNSを通してファンに語りかけることが多くなったテイラーに、狂信的なファンは暴走。なんと、この1カ月で4件のストーカー事件が発生する事態になったのだ。
テイラーの最新ストーカー被害が報じられたのは、現地時間20日。米大手ゴシップ芸能サイト「TMZ」によると、ロジャー・アルバラードという22歳の男性が20日早朝、テイラーの所有するニューヨークの高級タウンハウスの外壁に設置された避難はしごを登り、窓を割って侵入した。その後はシャワーを浴びて、寝室のベッドに入り熟睡。この不法侵入を目撃した人が通報し、駆けつけた警察官によってロジャーは逮捕され、ストーカー、不法侵入罪、犯罪的迷惑行為の容疑で起訴された。
幸い、テイラーはこの物件を所有しているだけで、一度も住んではいないという。そのため、侵入者とは鉢合わせもしなかった。
今月8日にもテイラーのビバリーヒルズの豪邸で、ジャスティン・リリーという男がテイラーの名前を叫びながら壁をよじ登ろうとして、逮捕されている。男はすぐにセキュリティガードに見つかり、「降りろ」と警告されたが応じず。通報を受けて駆けつけた警察に逮捕され、不法侵入罪などの容疑で起訴。禁錮3日、3年間の保護観察処分、邸宅への接近禁止を命じる判決を受けた。
10日には、コネチカット州で銀行強盗をはたらいたあと、そのまま車を走らせて隣のロード・アイランド州にあるテイラーの邸宅へ行き、奪った金の一部である1600ドル(約17万円)をフェンスに投げつけた、ブルース・ローリーという男が逮捕された。「テイラーにプロポーズしたかった」と主張する26歳の男は第2級強盗罪、第4級窃盗罪で起訴された。
そして14日には、前述のアルバラート被告がよじ登ろうとしたビバリーヒルズの豪邸前に車で乗り付け、セキュリティに向かって「テイラーに会うため、はるばるコロラドからやって来た」と言い放ったユリウス・サンドロック(38)が逮捕された。車の中からは拳銃や実弾、ラテックス手袋、黒い手袋、ナイフ、複数のマスク、ロープ、処方せん薬などが発見され、逮捕時にもマスクとラテックス手袋をはめ、テイラーを拘束する気満々だったと報道されている。コロラド州で銃器を流出させた罪などで保護観察中だったユリウスは「自分は強迫性障害、双極性障害に苦しんでいる」と主張していたとも伝えられた。
こうしたストーカー事件の続発と同じほど衝撃なのが、テイラーの“不動産爆買い”だ。09年8月、20歳のときに、約199万ドル(約2億円)でテネシー州ナッシュビルに91坪のコンドミニアムを購入したのを皮切りに、11年4月に約355万ドル(約3億8000万円)で1941年に建築された美しいビバリーヒルズの3ベッドルーム・3バスルームの邸宅を購入。同年6月には、34年に駐米デンマーク大使のために建築されたナッシュビルにある576坪の邸宅を、約250万ドル(約2億7000万円)で購入している。
13年4月には約1775万ドル(約19億円)で、ロードアイランド州ウォッチ・ヒルの海辺に建設された337坪の豪邸を購入。銀行強盗を行ったローリー被告はここに金を投げつけたわけだが、5年前にもこの家に忍び込もうと海を泳ぎきり、たどり着いたところを逮捕されたストーカーがいる、いわくつきの邸宅だ。
14年には、約2000万ドル(約21億5000万円)で、ニューヨーク・トライベッカにある2つの隣接したペントハウスをまとめて購入し、話題になった。合計233坪の2つの建物は1882年に建築された歴史あるもので、08年からの持ち主だった『ロード・オブ・ザ・リング』三部作で知られるピーター・ジャクソン監督が売りに出していたものだ。
15年9月には約2500万ドル(約26億9500万円)で、308坪のビバリーヒルズの豪邸を購入。こちらは1934年に建設され、かつて『嵐が丘』(39)などの名作を手がけた映画プロデューサー、サミュエル・ゴールドウィンが所有していた。今月逮捕された2人のストーカーが犯行に及んだのは、この家である。
昨年10月には、トライベッカのタウンハウスを1800万ドル(約19億円)で購入。これは14年に購入した2つのペントハウスの隣の物件である。144坪の建物内には、ホームシアター、ジム、スパ、バーなどがついており、「さすがテイラーだ」と話題になり、今回、ストーカーが不法侵入したのはこの物件だ。
今年に入ってからも、不動産購入は続いている。2月に投資家のジェレミー・フィリップスから、トライベッカのフランクリン・ストリートに建つ99坪の物件を4770万ドル(約51億円)で購入したと報じられた。
総資産2億8000万ドル(約215億6400万円)の歌姫にふさわしい不動産の数々なのだが、そのほとんどが売りに出された際に内部の様子を公表していたり、テイラー自身も雑誌やメディア、SNSなどで家の中を見せているため、ファンは室内の様子を知っている。昨年11月には、LA、ナッシュビル、ウォッチ・ヒル、そしてロンドンに所有する邸宅に、合計500人のファンを招待して、ニューアルバム『レピュテーション』の試聴パーティーを開催した。家の中にファンがすし詰めになっている写真や動画が公開されており、あらためて「こんな広い部屋を持つテイラーってすごい」「調度品も高そう」と大きな話題になったものだった。
同じくストーカー被害に悩むケンダル・ジェンナーは、『カーダシアン家のお騒がせセレブライフ』で、「みんな雑誌とか映像とかSNSで私のことをよく知っており、知人みたいに思っている。だから、街中とかでフレンドリーに話しかけてくる。精神的な疾患を持っている人だと、それ以上に親しい存在だと錯覚してしまうんだろう。それはそれで気の毒だと思う」と同情していた。テイラーのストーカーも、家の中の写真や映像を見て招かれた気分になり、入っても大丈夫だと思ったのかもしれない。
今年4月、16年にテイラーの父親へ「邪悪な家族」「お前ら一家全員を殺す」と脅迫メールを送りつけ、その後コンサートに姿を現したところを逮捕された男に、10年間の保護観察処分が下った。テイラー一家の1マイル(1.6キロ)以内に近づいてはならず、少なくとも1年間はGPSで居場所を監視されると決まり、テイラーもさぞかしホッとしているだろうと伝えられたばかりだった。それなのに、その後、立て続けにストーカー被害に遭ってしまったのだ。
セレブのストーカーの中にはしつこく攻撃的な危険人物が多いが、昨年テイラーのニューヨークのタウンハウスの周囲を徘徊しまくるなどして逮捕されたモハメド・ジャファーのように、精神的疾患を持つ者がほとんど。ジャファーは公判を逃れて精神科施設に収容されたが、同様の措置を受ける者は多い。今回逮捕されたロジャーも、今年2月13日に、同じタウンハウスのエントランスでシャベルを振りかざして侵入しようと逮捕されているため、確実に精神鑑定を受けることになるだろう。
ネット上では「こんな短期間に繰り返し被害に遭うなんて、本当に気の毒」「セレブの中で一番ストーカー被害に遭ってるんじゃない?」と同情する声が噴出。「テイラー頑張れ!」というムードになっており、アンチが多い彼女にとって予想外のうれしい展開となっている。
ファンたちは「家に次々とストーカーがやって来て、怖がってるんじゃないかな」「ストレスでやけ食いしてるんじゃないか」と心配しつつも、「きっと大丈夫。ツアーでは元気な姿を見せてくれるはず」だと期待している。ステージにはどんな姿で現れるのか、精神状態は大丈夫なのか。5月から始まるツアーを楽しみに待ちたい。