
習慣的に朝食を食べないと、逆に体重を増加させ、糖尿病などの生活習慣病に…
2カ月間のライザップのダイエットでライザップで体重4.6キロ減、ウエスト11.7センチ減を達成したゆきぽよ。彼女を沖縄で撮りおろした3rd写真集『はじめまして。』(光文社)の発売記念イベントが3日に開催された。
3月中旬に沖縄県で4日間にわたる撮影で、一糸まとわぬ過去最大露出にも挑戦した自身の意欲作について語った。
俳優で格闘家としても活動していた金子賢が4月19日に自身のブログを更新し、20kgも太ったというムッチリボディを披露した。さらに「去年のスーツ全然入んねえ」と嘆き、パンツのファスナーが閉められない様子を撮影した写真も掲載。そして「絶対去年のスーツ着たる! 気合い入れるわ」とダイエットを宣言した。
だが、金子といえば筋肉サプリの広告モデルも務めており、美しい筋肉を競う『ベストボディ』の東京大会で優勝したこともあるスポーツマン。であることから、多くの人々が早々に金子の目論見を看破。「ライザップ的なことだろ」「自分の主催する大会とかセミナーの宣伝するつもりじゃない?」「うっすら筋肉見えちゃってるし、ちょっと脂肪付けただけ」など、ネットは違和感を唱える声で溢れ返った。
「つい一昨年『PON!』(日本テレビ系)に出演した時には筋肉バキバキで、7カ月で14kgもの減量を成功させたというダイエットメニューを公開したりしていたのですが、大変な身体になりましたね。首のヘルニアですと程度によっては運動障害も出るのでこうなっても不思議ではないかもしれません。冴えない表情や猫背な姿勢を見るとライザップのBEFOREのようです。まず間違いなくダイエットに成功して何かをPRするのでしょうね」(スポーツ誌ライター)
しかし期限は3カ月と短く、身体を鍛えることに詳しい金子本人も「20kgの壁はデカい」と言うように痩せるのは決して簡単なことではなさそうだ。
「ボディビルには『増量期』といって、脂肪を付ける時期を設けることがありまして、金子さんが意図的に増量した可能性はありえますね。脂肪を付けることでトレーニングの効率を上げられるというのがメリットなのですが、それにしても20kgというのは多すぎます。急激な体重の増減は関節、骨、肺や心臓をはじめとする内臓など身体のあらゆる部分の負担となります。それらは短期間に大きくも小さくもなりませんので。あまり過激に減量に取り組むと、最悪死を招く事になりかねませんので注意して欲しいです。それにしても、かつては期待の若手俳優だった金子賢もメディアでの露出はすっかり減ってしまいました。このニュースを聞いて『だれ?』なんていう声も上がっていたので、そちらの方も心配です」(同ライター)
現在はDJやイベント主催などで活躍しているとのことだが、かつてを知るファンとしては少し寂しいものである。すっかり筋肉キャラにはなってしまったが、また華々しく活躍する姿を見たいものだ。
雑誌やテレビのダイエット特集でよく見かける「適度な運動を心がけましょう」というメッセージ。「運動」を伴わないとやせないのはわかるけど、そもそも「適度」ってどのくらい動けばいいの? という疑問を抱いたことのある人も多いのでは。そこで、肥満対策という観点から「適度な運動」をするメリットと、その度合いについて、トレーニングの専門家にお話を伺いました。
■ジムに通う必要なし!
「『適度な運動』を習慣化することで、さまざまなメリットが得られます。そのひとつが筋力アップです。例えば、運動を始める前までは階段を上るだけでも息が上がっていた人でも、筋肉がつくことで疲れにくくなり、睡眠の質も向上します。もちろん、肥満対策にも有効。当然だろうと思うかもしれませんが、実際にできている人はあまりいないですね」
そう話すのは、女性専用パーソナルトレーニングジム・NAVIS代表の津村知江さん。それでは「適度な運動」とは、どのくらい動けばいいのでしょうか?
「大前提として『適度な運動量』は個人によって異なります。実際に体づくりをするときには、体脂肪率18〜22%が維持できるくらいの運動量を目安にすると、調整がしやすくなると思います」
女性の適正体脂肪率は18〜22%とされており、この体脂肪率よりも高ければ肥満となり、逆に低すぎても女性ホルモンのバランスが乱れて婦人科系のトラブルにつながるといわれています。
「また、運動というと、ジムに行ったり、毎日走ったりなどキツいものを想像しがちですが、特別なことをする必要はありません。週2回、30分間のウォーキングを生活に取り入れるだけでも『適度な運動』といえます」
それでも、ただ歩くだけではダメで、しっかりとフォームを意識したウォーキングを心掛けないといけないそう。
「ウォーキングをする際は、かかとから踏み込むのが基本で、そのときにお尻に力が入るように意識して大股で早歩きをするのがコツ。少し息が上がる程度の速度が望ましいですね。勘違いしがちなのは、ウォーキングにかける時間です。続けて30分間以上歩かないと、代謝を上げて脂肪を分解することはできません。例えば、駅から自宅まで15分かかる人の場合15分×2=トータルで30分歩いたとしても、脂肪は分解されないので、注意してください」
また、家の中で行う「スクワット」が適度な運動としておすすめ、と津村さん。
「スクワットによって鍛えられるのは、お尻から太もも裏にあるハムストリングスという筋肉。ハムストリングスは、下半身の強化につながる大きな筋肉のため、重点的に鍛えれば筋肉量が増えるので、太りにくい体になります。テレビを見ながらでもできるので、隙間時間を利用すると、より継続しやすいかと思います。スクワットは5回×3セットを週に2〜3回ほど行うとよいですよ」
自宅や近所でこのような「適度な運動」を行えば、必ずしもジムに通う必要はないそうです。さらに津村さんは、肥満予防には「食生活」にも注意する必要があると述べています。
「適度な運動をしても、食事をしっかり摂らなければ筋肉は作られません。特に女性に多いのが、痩せたいあまり食事で糖質を制限してしまうこと。糖質は体を動かすためのエネルギーになります。しかし、糖質の摂取量が少ない人が運動をすると、筋肉を分解してエネルギーに替えてしまうため、むしろ筋肉が減ってしまい、太りやすい体になってしまう可能性があるのです」
また、過剰な糖質制限や塩分制限は貧血につながるリスクもあるそう。津村さんは「健康的な引き締まった体を得るためにも、バランスのとれた食事と休息をとることは大事なので睡眠を意識してほしい」と言います。そして、「適度」でも、それがしっかりとした「運動」であれば、美しい体形づくりも期待できるそう。
「食事制限でムリに痩せた人の体形と、運動で作られた筋肉によって引き締まった体形とでは『体のラインの美しさ』がまったく違います。肥満対策だけでなく美容の観点からも、適度な運動を習慣化して筋肉を作るメリットは大きいですね」
言葉以上に奥が深い「適度な運動」。楽しく工夫してムリのない範囲で続けていきましょう。
(真島加代/清談社)
津村知江(つむら・のりえ)
女性専用パーソナルトレーニングジム・NAVIS代表。2017年ミスワールドジャパンファイナリストに選ばれるなど、モデルとしても活躍中。トレーニングが苦手だった自身の過去を生かし、お客様に寄りそった指導を心掛ける。
・NAVIS公式サイト
正月太りとは無縁に見える芸能界のタレントたちだが、実は正月太りレベルではない“ぽっちゃり体型”だった過去がある人物も少なくない。朝ドラ『半分、青い。』(NHK系)にも出演し、2018年に大ブレイクを果たした俳優・志尊淳は、過酷なダイエットで驚異の激やせを果たしたという。
『王様のブランチ』(TBS系)や『A-Studio』(TBS系)などで語ったところによると、中学時代はポッチャリ体型だった志尊。しかし母親に「1キロ痩せたら1,000円あげる」とそそのかされ、2カ月で18キロの減量に成功した。
「周りの女の子も手のひら返しだった」という志尊の大変身だが、ダイエット方法は“何も食べないで走り続ける”という過酷すぎるもの。あまりマネしない方がいいかもしれない。
今回は志尊のように、昔はぽっちゃりしていた芸能人を紹介しよう。
●ダレノガレ明美
最近、Twitterで美ボディを披露して「タトゥーも刺青も1つも入ってません」と語ったダレノガレ明美。昨年4月に“67キロだった時の写真”をアップして「こんなに変われるんだ!」「これは素直にすごい」と大反響を巻き起こした。
今年放送された『ナカイの窓』(日本テレビ系)によると、中学時代にクラスメートが回していた「明美ってデブって気づいてないけどヤバくない?」という手紙を見てしまったダレノガレはダイエットを決意。水泳に打ち込んで半年で15キロほど体重を落としたという。今では、SNSに写真を上げると「ただでさえ痩せてるのに必死で加工して痩せてるように見せるのダサいですよ」とツッコまれるまでになっている。
●林修
タレントやモデルと違って見た目を売りにしているわけではないが、シュッとしたイメージのある林修も実は元ぽっちゃり。2014年の『林修の今でしょ! 講座』(テレビ朝日系)では、100キロを超えていた東大入学時の写真が公開され「めっちゃ太ってるじゃん! 衝撃…」「これヤバいな。だいぶデブだ」と大反響を呼んでいた。
2013年に発売された「Number Do」(文藝春秋)のダイエット特集では、「あんなデブと付き合うわけない」と合コンで言われたことが痩せるきっかけだったと告白。ちなみに、痩せた方法はなんと志尊淳と同じ「食べないで走る」というもの。夕食を抜いて、朝に12~15キロほど走っていたという。
後厄真っ最中の33歳、吉沢さりぃです。週に3回はジムに行き、なんとなく食事に気をつけたりしてるけど、正直いって年々体形は崩れて痩せにくくなってきてる。20代の頃なんて、すぐに1〜2キロ落ちたのに……。冷静に考えると、父も母もデブ。親族もだいたいデブ。遺伝子レベルからデブな私は、2カ月も放っておけば100キロオーバーは余裕。しかも季節は秋。おいしいものしかないし、寒くなるから動くのもイヤになってくる。このままじゃアカン。でも何かするのは面倒……。自分に甘えるのは得意なので、誰かの監視がないと痩せられないと思った私は、ウワサの「断食道場」に行くことにした。
■山奥の道場へ到着する前からアクシデントが
適当にググって一番最初に出てきた群馬の道場に決め、さっそく予約を取る。今回は初回だし、「キツすぎたらイヤだな…」という思いから、1泊2日の「断食体験コース」をチョイス。お値段は8,000円。相場がわからないんですけど、手頃な価格なんでしょうか……? 断食までの1週間、薬やサプリの飲用は禁止で、できれば動物性の食べ物や白砂糖は控えめに、と言われたもののガン無視で生活。生理前でおなかがすいてすいて……。
気合を入れて出発したのに、電車を乗り間違えたり、乗り過ごしてしまって群馬に行くはずがなぜか栃木に。ここで何を思ったか、駅スタンドの立ち食いそばを汁まで完食するというダメっぷり。もう細胞レベルでデブ。これから食べられないって思っただけで、体が飢餓状態になってしまったんでしょうか……?
そうこうしながら目的地に到着。道場は山奥にあり、2階建てで小さな幼稚園くらいのサイズで、なんだか林間学校に来たような気分です。
最寄り駅に着くと、ツーブロックの髪形をした40代くらいのスーパーの店長風な男性がお迎えにきてくれていた。普通体形でやたら滑舌が良く、しゃべり方に特徴がある彼は、なんと今からお世話になる断食道場の道場長らしい。ボス自らお迎えにきてくださるなんて……!
道場に着いて、まず事務所でアンケートのようなものを記入。体重やら普段の生活のことやらを書き込んだら、大広間に移動して「自力整体」の時間。初めて聞いた四字熟語に少しビビりましたが、なんのことはない、長身白髪細身のインストラクターのオジサマが整体をしているDVDを見ながら、自力でストレッチをするということだった。誰このオジサン……。なんかうさんくさいなぁと思ってしまったけど、オジサマは整体法で特許を取っているスゴイ人らしく、このDVDもYouTubeとかでは見られないとのこと。特に難しい動きはないけど、1時間くらいやったらすごくスッキリしたので、それなりに効くのかもしれない。特に断食には関係ないような気もするけど……。どちらかというと、健康のためになる感じですかね。
オジサマは整体をしながら呼吸法を指示し、とにかくイロイロしゃべり続けるのですが、特に頭に残ったのが「今まであったつらいことは天に任せましょう。これからのことも天に任せましょう」というお言葉。そんなに任せて大丈夫かと思うが、他力本願な私にはピッタリな助言! ちなみに今回の参加者は私を含め3人。女性2人に男性1人。ゴールデンウィークとかだと、参加者が20人を超えることもあるんだとか。今回は人数が少なくてラッキーなんだろうか。
整体が終わったら、もう夕飯。ギリギリまでおそばを食ってたんで、まだおなかはすいていません。なので断食バッチコイ! 夕飯のメニューはみんな一緒ではなく、体調や体重を考慮して、道場長がチョイスしてくれるとのこと。私にはなんかトロッとしたスープが出てきた。その正体は、葛を溶かした無色無味の温かい液体に、切り刻んだ生姜がのってるだけの汁。お好みで醤油を垂らしてもOKとのこと。量は、お茶碗1杯より少ないくらい。食べてみると味は……まぁ醤油味の葛(笑)。でも不思議とウマい。ここで「ひと口で200回かんでください」と指導が。“ただの汁”を200回かむって正気かよ、と思うも一応チャレンジ。大体50回かめたら良いほうで、かんでるうちに自然となくなってしまう。だって汁だもん。これが断食道場熟練者だと200回かめて、汁だけの夕飯でも30分かけられるらしい。ちなみに、ほかの2人はお味噌汁でした。
夕飯が終わったら、部屋で自由時間。方向オンチな私は部屋がわからなくなり、薄暗い階段に座り誰かが来るのを待っていると、その姿が巨大な座敷わらしにみえたのか、私を発見するなりスタッフさんは悲鳴を上げていた。
泊まる部屋は男女別の大部屋。布団やシーツも自分でセッティングし、気分は修学旅行。同室の女性は40代後半くらいの意識高めな方で、リピーターさんだとか。とても気さくで優しく、この道場のこともたくさん教えてくれたんですが、何しろ彼女のダイエット知識はすごかった。運動法からさまざまな食事法、ここ以外の断食道場の情報からエステ、ジムの情報、トレンドのダイエット法からマイナーなものまでなんでも知っているので、心の中で“エキスパートさん” と名付ける。エキスパートさんは細身でダイエットが必要ないような体形なのに、毎回痩せては戻るを繰り返しているらしく、この断食を最後のダイエットにしたいんだとか。男性参加者も「ダイエット目的」と言っていたけど、細身でした。
そして21時には消灯。即爆睡するも、巨大カメムシに踏んづけられて苦しむという、よくわからない悪夢を見て、非常に苦しみました。
5時半には起床して、体重や体温を計測。飲んだ水の量やトイレの回数などをチェックシートに記入して、6時からはまた大広間でヨガ。はぁ健康的。ここ最近は毎日朝7時くらいまで飲み歩いてからのラーメンでシメるという生活だったので、ホントに新鮮。ヨガは簡単なポーズが多く、初心者でもやりやすい感じ。
それから分担して掃除をして、9時のお茶まで自由時間。この時間は仮眠を取ってもよいと言われたので、うたた寝していると、道場長との面談タイムに。道場長は前日のお迎えぶりだ。道場長といっても、この人は特に直接何かをしてくれるわけじゃないんだよなぁ。送り迎えと面談が主な仕事なんだろうか。どうでもいいけど、1人で梅干しをなめながら、お茶をすすっている。私の分はないの……? めっちゃ喉かわいてるんですけど。
やはりお茶は出されないまま、私に合った食生活や生活リズムを、淡々と提案される。まず肉・卵・乳製品は全く食べる必要がないと言われ、さらに「糖質抜きなんてやってるやつはバカだね」 と一蹴。そこからアドバイスは始まり、おかずはあくまで副菜なので摂らなくても大丈夫、朝は玄米や野菜を粉にしたものと梅醤番茶(番茶に叩いた梅、生姜、醤油を入れたもの)、昼と夜は玄米と漬物、味噌汁だけを食べ続ければ、2週間で5キロ痩せますよ! と言われる。いや、そりゃ痩せるやろがと思うも、とりあえずフンフンと話を聞く。
道場長はなぜかヒートアップし始め「今の40歳以下の親たちは、添加物を取りすぎているせいで、精子と卵子が狂っている」「そんな狂った精子と卵子からできた子どもなんて、狂っているに決まっている」「そいつらが60歳まで生きられたら万々歳」だと独自の主張を開始するも、“狂った精子と卵子”というパワーワードでいろいろ妄想してしまい、それ以降の話が全く入ってこなかった……。
前日見たDVDの自力整体のオジサマしかり、道場長しかり、思想が変わっているというか、浮世離れしている。新宿の飲み屋では、絶対出会えないだろうな……。別に出会いたくもないけど。
面談が終わり、お茶の時間に。先ほど話に出ていた、梅醤番茶と粉が出てくる。これも結構おいしい。特に梅醤番茶はあったまるし、簡単に作れていいなぁと思い、そこで売っていた商品をちゃっかり購入してしまった。
そして、この日のメインイベント「整腸」へ! わかりやすく言うと“セルフ浣腸”のような行為で、どうやらこの道場でしかできないらしい。同室のエキスパートさんも「ぜひ体験すべき!」 と言っていたので、思い切ってやってみることにした。
3,000円で浣腸のクダのようなものを購入し、注入する液体を自分で作る。番茶1リットルに対して、水が2リットル。そこに塩をひとつまみ入れて完成。え……本当にこれをお尻から入れるの? 3リットルも? 番茶を飲んだり、注入したりと、自分が何をしたいのかよくわからなくなってきましたが、「頑張ってくださいね」とスタッフの方から謎のエールを受け、バケツとクダを持ち、いざトイレへ……。
トイレに入ったら、便器にまたがり、左手でお尻の穴にクダを入れてスポイトをシュポシュポさせ、腸に液体を流し込む。「私、一応グラドルなのに、ケツにクダ入れたルポ書くのか……」などの邪念ばかりが頭をよぎる。が!! 整腸、めっちゃ良い! 汚い話ですが、めっちゃ出る! 普通のも出るけど、スタッフの方が事前に言っていた宿便らしきやつも出て感動すら覚えた。だんだん慣れてくると、腸の中に液体が入るのがわかって、気持ち良いとすら感じるから不思議。3リットル入れきって、出しきったら、今回の断食体験は終了。もともとおなかがかなりゆるいタイプなのですが、激痛もなく、整腸が終わったら便意もなくなるので、帰りのトイレの心配がないのもよかった。
断食道場、思ったよりつらくないし、楽しい。とにかくスッキリするから、おすすめ。でも、1泊2日だとちょっと物足りないかなぁという印象はあった。
結果として、体重はマイナス1キロに。帰って昼寝して、すぐ飲みに行って、なんなら7軒ハシゴしましたが、落ちた1キロは奇跡的にまだ維持できている。すぐリバウンドする体質なので、ダイエットを頑張る気が薄れていたけど、今回の経験でモチベーションが復活。サボっていたジム通いが復活したし、200回はムリでも、前よりもよくかんで食べるようになった。本気で断食するのもおすすめですが、ダイエット停滞期の方や、気分転換にもいいかもしれない。
ただ、ひとつだけ困ったのが、セルフ浣腸に使ったクダは持ち帰らなきゃいけなかったこと。いや、気持ちよかったけど、ウチではやらなそう……。マニア向けオークションにでも出して、売れたらまた断食道場行こうかな。
(吉沢さりぃ)
覚醒剤の使用や密売などで逮捕起訴され、通算12年を塀の中で過ごした後、その経験を基にさまざまな活動を続ける中野瑠美さんが、女子刑務所の実態を語る「知られざる女子刑務所ライフ」シリーズ。
■慣れるとおいしい「バクシャリ」
今年の関東の梅雨明けは、平年より22日も早かったそうですね。夏といえば水着です。水着といえばダイエット……ですね。
実は、ムショでもダイエットをするコはけっこういてました。特に出所が近くなると、体形を気にし始めます。私はムショでは栄養失調寸前だったので、ちゃんと食べてましたよ(笑)。今は飲み過ぎには気をつけなアカンなーと毎日思っています。
何度も書かせていただいてますが、ムショの一番の楽しみは食事です。学校で配られる給食の献立表のようなものがムショでも掲示されているので、みんなで毎日穴が開くほど見ていました。
ムショは、基本的に三食ともバクシャリ(麦ごはん)で、どんぶりで出されます。ムショの前、拘置所からバクシャリ生活に入りますから慣れたものですが、最初はおいしくなかったですね。慣れるとおいしいですよ。一生分は食べたので、もう食べたくはないですが。
ムショでは、刑務作業の内容によって、ごはんの量がA、B、Cの3ランクに分けられています。おかずは同じなんですけどね。立ち仕事など体力を使う作業は「A食」、工場などでの座り仕事は「B食」、病気や懲罰などで作業をしていないと「C食」となります。献立は、ちゃんとした栄養士さんが決めるらしいのですが、男子刑務所ではA食でも成年男子の最低限必要なカロリーしか摂れないそうで、みんなどんどん痩せていくと聞いています。
それで、とにかく毎日バクシャリです。朝ごはんは、どんぶりに入ったバクシャリと味噌汁、つくだ煮、ふりかけなどの簡単なおかずです。お昼もどんぶりに入ったバクシャリに、メインのおかずと副菜が2種類くらいつきます。そして晩ごはんはお昼と同じような感じで、カレーやシチューなどのレトルト製品がつくこともあります。
パン食は月に数回。パンの時はジャムやチョコレートクリームなどがつくので、とても楽しみでした。甘いものはほとんど食べられないのです。ちなみに毎日のごはんに飽きると、「胃が痛い」とか「歯が痛い」とかいって、おかゆにしてもらっていました。真冬のおかゆはアツアツで最高でしたね。パン食の日や集会でお菓子をもらう日に合わせて、胃や歯の痛みはなくなります。
また、私がいた頃にはヤクルトなどがつく時もあったのですが、今はないようです。予算がどんどん削られているからでしょうね。それとも誰かにあげるのが問題になったのかもしれません。
痩せていく男子がいてるというのに、太るのを気にしてごはんを残してしまう女子。たまにしか出ないパンは残さないのに、ごはんは残すんですよ。なんなんですかね。まあ今思えば、シャバではごはんをどんぶりで食べる女子はあまりいませんから、太るというよりは単純に多いだけなのかもしれません。私は残さないで食べてましたけど。
それに、なぜかムショでは食べ物をあげたりもらったりするのは厳禁で、懲罰の対象なのに、残しても叱られるだけなのです。とはいえ堂々と残すのは、出所が近くなってからです。出所日がわかるまでは進級(受刑者にはランクがあり、マジメにやっていると、手紙や面会の回数などで優遇してもらえるようになる)や仮釈放が心配なので、コッソリ捨てたり、トイレに流したりします。もう出られるとわかれば、先生(看守)の小言なんかシカトです。
でも、ごはんを残すと、便秘薬がもらえなくなります。「便秘するのは、ちゃんとごはんを食べないから」という理由ですが、食べたものを栄養にしないで出す……というのはムチャなダイエットの基本中の基本です。ごはんを全部食べていた私は便秘薬をもらえるので、便秘でもないのにたくさんもらって、ほかのコが持っている睡眠導入剤と交換してもらっていました。それで夜中に大量に飲んでラリってたわけです。ほんまロクなことを考えませんね。
そして、ムチャなダイエットは必ず先生にバレます。月に2回か3回、先生の立ち合いで体重を量っていました。ダイエットしてるコは、先生にバレないように、おなかに辞書を仕込んだりしていましたよ。
また、年末年始はムショでもカップ麺の年越しそばやおせち料理、白米(古米ですけどね)やお餅などが出るので、みんな太りましたね。人によりますが、2キロから7キロくらいはみんなイッてたと思いますよ。私も5キロくらいは太ってたと思います。それで、出所が近いコたちはごはんを捨てて、便秘薬を飲むことになります。
ダイエットくらいええやんと思うのですが、ムショというところは、とにかくいろんなことが「アカン」のです。
中野瑠美(なかの・るみ)
1972年大阪・堺市生まれ。特技は料理。趣味はジェットスキーとゴルフ。『ダウンタウンなう』(フジテレビ系)や『新・情報7daysニュースキャスター』(TBS系)などへの出演でも注目を集める。経営するラウンジ「祭(まつり)」
※この連載が本になりました!
『女子刑務所ライフ!』(イースト・プレス)発売中です。
毎年のように「別れる」と報じられながらも結婚生活15年を越えたジュリア・ロバーツ(50)とダニエル・モダー(49)が、史上最大の離婚危機を迎えているらしい。発端はジュリアが家族を巻き込んで行っているデトックス・ダイエットだ。新作映画の役作りのために体形を取り戻そうと必死で、13歳の双子と10歳の次男、そしてダニーにも「同じものを食べろ」と強要しているとされる。コントロール・フリークな彼女に、これまで我慢に我慢を重ねてきたダニエルだが、今度という今度は耐えられなくなっているそうなのだ。
ジュリアは、昨年秋に発売された女性ファッション誌「ハーパーズ バザー」イギリス版で、「若い頃は自分至上主義で自己中心的な、手に負えない女優だった」と自ら認め、「やっぱり、うわさは本当だったのか」と世間を納得させた。というのも彼女は、「ハリウッドで1、2を争うビッチ」「ムカつくディーヴァ女優」とうわさされていたからだ。
1991年に公開された映画『フック』の監督スティーヴン・スピルバーグが、後年インタビュー番組で「またジュリアと働きたいか」と聞かれた時に「ノー」と回答し「そんなにひどいんだ」と世間は驚いた。94年に『アイ・ラブ・トラブル』で共演したニック・ノルティにも「みんな(ジュリアを)よく思っていない。意地悪な人だと思っている」と言われたり、09年には女優としての彼女を酷評した評論家にこの上なく失礼な態度をとり「なんて自己中な女優だ」と批判されるなど、ジュリアの性格の悪さはたびたび話題になってきた。
『食べて、祈って、恋をして』(10)では、インドの祝祭「ナヴラトリ」の期間だったにもかかわらず、撮影のために350人に及ぶ護衛を用意させ、一般市民の寺への出入りを禁じて非難の的になったり、10年には兄のエリック・ロバーツから、「互いに主張する性格だから、『ファック・ユー!』と怒鳴り合い、電話をガチャ切りすることはよくあるけど、そこまで仲が悪いわけじゃない」とFワードを平気で使う下品な女であると暴露されてしまった。14年に異父妹ナンシーが自殺した時には「長年にわたりジュリアから『デブ、デブ』といじめられたのが原因で精神を病み、薬物依存になりOD(過剰摂取)で命を絶った」「遺書に、ジュリアに対する恨みつらみが書かれていた」と報じられ、「シャレにならないほどのビッチ」だと大きくイメージダウンした。
ベンジャミン・ブラットやマシュー・ペリー、イーサン・ホークにダニエル・デイ=ルイス、リーアム・ニーソンなどなど、共演した男を中心に食いまくるジュリアは、「恋多き女」というよりも「性欲任せのビッチ」と呼ばれてきた。出世作『プリティ・ウーマン』で共演したリチャード・ギアや、同じ飛行機に乗り合わせて意気投合したらしいビリー・アイドルともうわさされ、キーファー・サザーランドとは婚約までしたが、結婚式3日前にドタキャン。その4日後にキーファーの友人である俳優のジェイソン・パトリックと旅行に行くなど、男性関係もハデ中のハデだ。
ジュリアは最終的に、映画『ザ・メキシカン』(01)撮影中に知り合った映画カメラマンのダニエルと、不倫の末に略奪婚している。前出の「ハーパーズ バザー」のインタビューでは「ダニーと出会って、やっと自分を見つけたの。私の人生、生きている意味、自分の中で輝くもの、それはダニーだって。すべてが彼との出会いから始まったの」とうっとりと語り、「不倫のくせに美化するな!」「自己中のままじゃないか!」と叩かれていた。
そんな「夫大好き」アピールをしているジュリアだが、3人の子どもたちを出産しても「幸せな家庭」だと支持する人はあまりなかった。毎年のように「年内に離婚する可能性大のセレブ夫婦」に選ばれ、離婚寸前だとゴシップされてきたからだ。
昨年初めには「お試し別居中」とうわさが流れると同時に、ジュリアが別の男とキスする姿がパパラッチされ、タブロイドは色めき立った。その後、ジュリアがふくよかになったため「なんでも思い通りにコントロールしたがるジュリアの性格にダニエルがうんざりしており、お試し別居の解消を拒否している」「ジュリアはやけ食いで鬱憤を晴らしている」と報じられ、「子どもたちを学校に送ったあと、モップがけをして、あとはカウチに座ってテレビを見ながら、ひたすら食べる生活を送っている。出前を取るからほとんど動かず、そのため20キロ近く太ってしまった」と報じられるようになった。
9月になると、ジュリアはリチャード・ギアとディナーデートを重ねているとゴシップされるようになり、「離婚待ったなし!」と伝えられた。
そんな報道も忘れられかけている今、「ジュリアが家族を巻き込んでデトックス・ダイエットをしており、ダニエルがうんざりしている」と情報が流れ出したのである。
米大手ゴシップ芸能サイト「RadarOnline」によると、新作映画『Ben Is Back』で野暮ったい母親役を演じたジュリアは、これまでの不摂生や役作りのために崩れた体形を元に戻そうと決心。1人でやればいいものを、家族にも同じデトックス・ダイエットを強要しているとのこと。
同サイトは、「フルーツ、野菜、生のナッツ、シーズ(種)しか食べちゃいけないと厳しく命じている」「豆腐と大豆をテンペ菌で発酵させたテンペはOKだが、肉、酪農製品、糖分、加工食品はすべてアウト」と、情報筋の証言を紹介。健康志向のデトックスというよりは減量を目的とする厳しい内容で、「ダイエットなんて必要ないよ。そのままで十分だ」と説くダニエルの言葉にも耳を貸さず、体内の脂肪と毒素をすべて出そうとムキになっているのだと伝えた。
デトックス・ダイエット中のジュリアは、報道によれば「常に腹をすかせているため、怒りっぽくなっており、イライラしっぱなし」だという。味気ない野菜や生のナッツしか食べさせてもらえないダニエルが、ファストフードを求めて外でタコスを堪能して帰ると、体が飢餓状態にあるせいで匂いに敏感になっているジュリアから「食べたでしょ!」と問い詰められ、ほとほと嫌気が差しているそうだ。
家族を巻き込んだダイエットといえば、5年前にグウィネス・パルトローが「子どもたちにはパスタやパン、米は与えていない。体に悪いから」と炭水化物抜きの食生活を送っていることを告白。グルテンや酪農製品も体に悪いとして与えず、当時まだ結婚していたクリス・マーティンも、この食生活を強制されてうんざりしていると報じられた。この報道の翌年、2人は離婚。「コントロール・フリークなグウィネスに食生活までコントロールされて、クリスが耐えられなくなったに違いない」と陰口を叩かれたものだった。
食の恨みは恐ろしい。「ダイエットの必要などない」と言っているのに、家族にまでダイエットを強制し、おまけに妻はイライラしっぱなしでは、ダニエルがうんざりするのも仕方ない。離婚・破局の当たり年となっている今年、ダニエルがジュリアとの離婚に向けて動きだしても、特に驚く必要はなさそうだ。
いつの世も「痩せたい」と願う人は後を絶たない。肥満体型になると見た目が気になるし、健康的にもリスクが出てきがちだ。
でも、そう簡単には痩せられない。中には、生活習慣そのものから改善を図るダイエット合宿に臨む人もいるだろう。
これを、そのまま番組にする手法がテレビ界にはある。厳しいトレーナーが目を光らせ、参加者に負荷(食事制限やトレーニング)をかけ、ダイエットの成功を目指す。バラエティとして鉄板の内容である。
日本テレビで不定期放送されている特番『ダイエット・ヴィレッジ』は、その典型だ。昨年11月に放送された第6弾には、個性豊かな面々が合宿に参加した。動きに支障があるため日常生活でマジックハンドが手放せない者。1日に唐揚げを48個食べる者。弱った肝機能がアンモニアを処理しきれず、酸っぱい臭いの汗が出てしまう者。肥満が原因で流産してしまった者。
合宿が進むにつれ、期待通りの展開が訪れる。トレーナーの厳しい指導にキレて参加者が逃げ出そうとしたり、やる気のない仲間にブチキレて殴りかかる者が現れたり、トレーニングをさぼる仲間の監視を買って出る“リーダー気取り”が空気を悪くしたり……。
こうしたギスギスの末に目標を達成するから、視聴者は感動する。日々のゴタゴタを覗き見するハウスショー的な要素と感動のエンディング、一気に両者が楽しめる魅力的なプログラムだ。
そして、2月19日に放送された『ダイエットJAPAN』(テレビ東京系)。どうにも期待してしまう。合宿で参加者に強烈な負荷をかけ、人間模様を楽しむのは同局のお家芸だからだ。『ASAYAN』(テレビ東京系)でのモーニング娘。オーディション合宿と、この手のバラエティの楽しみ方は、ほぼイコールの関係にある。
しかし、今回はどうやら毛色が違ったよう。まず、参加者が日本人ではない。脂ギトギトの食生活が一般的なサモア、糖質まみれのメニューが人気の南アフリカから4人のおデブちゃんをスカウトし、日本で合宿させるのだ。
番組は、彼らをどうしようというのか? 厳しいトレーニングを課したら、国際問題になりかねない。……大丈夫である。ダイエットの手段は「和食」であった。
我々からすると、なんの変哲もない鯖の塩焼きや、かけそば、湯豆腐を食して「たまらない!」と驚愕する異国のおデブちゃんたち。普段よりも明らかにボリュームは少ないはずだが、箸で食べるのでスピードがゆっくりになり、満腹中枢が刺激されて量が抑えられる。ただでさえ低カロリーの和食に“スピード”“少量”“美味しさ”といった要素を加え、減量とモチベーションに拍車をかけている。
もちろん、ハウスショー的な要素も盛り込んである。今回の合宿に参加した男性フリーカメラマンのパバロ(25歳)は、南アフリカの良家で育った問題児だ。街へ繰り出すや、ロケ中にオーストラリア人女性を勝手にナンパし始める自由っぷり。貴乃花考案のエクササイズ「シコアサイズ」をやり終えるや、窓を開けて「タカノハナ、見てるかー!」と絶叫する不遜っぷり。
番組は、次第に彼へフォーカスし始める。
起こるトラブルの種類は、日本人も外国人もそう変わらない。なぜかパバロ、合宿中に体重が増加することがあるのだ。確かにダイエットに停滞期はつきものだが、パバロは他の3人に比べ体重が減らなすぎる。
探偵を雇って追跡すると、なんのことはない。隙を見て彼はコンビニに行き、小遣いでスイーツ(ハーゲンダッツやスニッカーズ、アルフォートなど)を購入していた。さすがは、お金持ち……。「ウォーキングだよ」とバレバレのウソをつき、部屋からコンビニのレシートやスニッカーズの袋が見つかる脇の甘さからも、両親に溺愛された甘えん坊気質が表れている。
番組は、参加者4人を積極的に日本文化に触れさせている。冬服を求めSHIBUYA109へ繰り出したり、京都の旅館で大浴場を初体験させたり、凧揚げで走り回らせたり。
なるほど、『ダイエットJAPAN』とは言い得て妙。この番組は、賛否両論ある「日本上げ」(外国人に「日本はスゴい!」と言わせる)に「ダイエット」をかけ合わせたコンセプトのようだ。
そして、クライマックス。和食生活を貫くことで、おデブちゃんたちはダイエットに成功したのか? パバロが体重計に乗ると、2カ月前は180.7kgだった体重が153.7kgに落ちていた。なんと、マイナス27.0キログラム!
「買い食いをやめてから一気に追い上げたんだよ!」(パバロ)
もっとスゴい奴がいる。来日時は182.9kgあった元柔道サモア代表のデレックは、34.6kg減の148.3kgになっていた。参加者4人が2カ月で落とした合計体重は、105.3kg!
ついに、別れの時がやって来た。空港の発着口で別れを惜しみ涙する、参加者とスタッフたち。もはや、訳がわからない。“ダイエットもの”なのか“ハウスショー”なのか“日本上げ”なのか“感動ドキュメント”なのか。過多な情報を詰め込み、ごった煮することで、番組をむりやり面白く仕上げている。
そして、このごった煮から“負荷”の要素は外してあった。
「参加者にハードな負荷をかける」という手法を、“本家”とも言えるテレ東がいち早く捨てた事実は興味深い。昨年11月『ダイエット・ヴィレッジ』での日テレの方法論が未だ印象に残っているので、差異は余計に鮮明だった。
(文=寺西ジャジューカ)
いつの世も「痩せたい」と願う人は後を絶たない。肥満体型になると見た目が気になるし、健康的にもリスクが出てきがちだ。
でも、そう簡単には痩せられない。中には、生活習慣そのものから改善を図るダイエット合宿に臨む人もいるだろう。
これを、そのまま番組にする手法がテレビ界にはある。厳しいトレーナーが目を光らせ、参加者に負荷(食事制限やトレーニング)をかけ、ダイエットの成功を目指す。バラエティとして鉄板の内容である。
日本テレビで不定期放送されている特番『ダイエット・ヴィレッジ』は、その典型だ。昨年11月に放送された第6弾には、個性豊かな面々が合宿に参加した。動きに支障があるため日常生活でマジックハンドが手放せない者。1日に唐揚げを48個食べる者。弱った肝機能がアンモニアを処理しきれず、酸っぱい臭いの汗が出てしまう者。肥満が原因で流産してしまった者。
合宿が進むにつれ、期待通りの展開が訪れる。トレーナーの厳しい指導にキレて参加者が逃げ出そうとしたり、やる気のない仲間にブチキレて殴りかかる者が現れたり、トレーニングをさぼる仲間の監視を買って出る“リーダー気取り”が空気を悪くしたり……。
こうしたギスギスの末に目標を達成するから、視聴者は感動する。日々のゴタゴタを覗き見するハウスショー的な要素と感動のエンディング、一気に両者が楽しめる魅力的なプログラムだ。
そして、2月19日に放送された『ダイエットJAPAN』(テレビ東京系)。どうにも期待してしまう。合宿で参加者に強烈な負荷をかけ、人間模様を楽しむのは同局のお家芸だからだ。『ASAYAN』(テレビ東京系)でのモーニング娘。オーディション合宿と、この手のバラエティの楽しみ方は、ほぼイコールの関係にある。
しかし、今回はどうやら毛色が違ったよう。まず、参加者が日本人ではない。脂ギトギトの食生活が一般的なサモア、糖質まみれのメニューが人気の南アフリカから4人のおデブちゃんをスカウトし、日本で合宿させるのだ。
番組は、彼らをどうしようというのか? 厳しいトレーニングを課したら、国際問題になりかねない。……大丈夫である。ダイエットの手段は「和食」であった。
我々からすると、なんの変哲もない鯖の塩焼きや、かけそば、湯豆腐を食して「たまらない!」と驚愕する異国のおデブちゃんたち。普段よりも明らかにボリュームは少ないはずだが、箸で食べるのでスピードがゆっくりになり、満腹中枢が刺激されて量が抑えられる。ただでさえ低カロリーの和食に“スピード”“少量”“美味しさ”といった要素を加え、減量とモチベーションに拍車をかけている。
もちろん、ハウスショー的な要素も盛り込んである。今回の合宿に参加した男性フリーカメラマンのパバロ(25歳)は、南アフリカの良家で育った問題児だ。街へ繰り出すや、ロケ中にオーストラリア人女性を勝手にナンパし始める自由っぷり。貴乃花考案のエクササイズ「シコアサイズ」をやり終えるや、窓を開けて「タカノハナ、見てるかー!」と絶叫する不遜っぷり。
番組は、次第に彼へフォーカスし始める。
起こるトラブルの種類は、日本人も外国人もそう変わらない。なぜかパバロ、合宿中に体重が増加することがあるのだ。確かにダイエットに停滞期はつきものだが、パバロは他の3人に比べ体重が減らなすぎる。
探偵を雇って追跡すると、なんのことはない。隙を見て彼はコンビニに行き、小遣いでスイーツ(ハーゲンダッツやスニッカーズ、アルフォートなど)を購入していた。さすがは、お金持ち……。「ウォーキングだよ」とバレバレのウソをつき、部屋からコンビニのレシートやスニッカーズの袋が見つかる脇の甘さからも、両親に溺愛された甘えん坊気質が表れている。
番組は、参加者4人を積極的に日本文化に触れさせている。冬服を求めSHIBUYA109へ繰り出したり、京都の旅館で大浴場を初体験させたり、凧揚げで走り回らせたり。
なるほど、『ダイエットJAPAN』とは言い得て妙。この番組は、賛否両論ある「日本上げ」(外国人に「日本はスゴい!」と言わせる)に「ダイエット」をかけ合わせたコンセプトのようだ。
そして、クライマックス。和食生活を貫くことで、おデブちゃんたちはダイエットに成功したのか? パバロが体重計に乗ると、2カ月前は180.7kgだった体重が153.7kgに落ちていた。なんと、マイナス27.0キログラム!
「買い食いをやめてから一気に追い上げたんだよ!」(パバロ)
もっとスゴい奴がいる。来日時は182.9kgあった元柔道サモア代表のデレックは、34.6kg減の148.3kgになっていた。参加者4人が2カ月で落とした合計体重は、105.3kg!
ついに、別れの時がやって来た。空港の発着口で別れを惜しみ涙する、参加者とスタッフたち。もはや、訳がわからない。“ダイエットもの”なのか“ハウスショー”なのか“日本上げ”なのか“感動ドキュメント”なのか。過多な情報を詰め込み、ごった煮することで、番組をむりやり面白く仕上げている。
そして、このごった煮から“負荷”の要素は外してあった。
「参加者にハードな負荷をかける」という手法を、“本家”とも言えるテレ東がいち早く捨てた事実は興味深い。昨年11月『ダイエット・ヴィレッジ』での日テレの方法論が未だ印象に残っているので、差異は余計に鮮明だった。
(文=寺西ジャジューカ)
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