「かつては特別だった」普通の私――ミッツ・マングローブ本に見る、オネエを求める女の自己愛

<p> 「特別な私」「誰とも違う私」「普通じゃない私」という優越感と、「はみ出てしまう私」「みんなと同じようにできない私」「普通になれない私」という劣等感は、常に折り重なっている。その2つの感情はお互いを捕食しながらどんどん自意識を肥大化させる。それは恐らく誰もが一度は通るアイデンティテイの洗礼であり、人生における最初の舵取りともいえるだろう。しかしやがて年を取り、就職や結婚や出産、親の介護など社会の枠組みが圧力をかけてくるようになると、肥大化した自意識は悲鳴を上げ始めるのだ。特別だったはずの自分は、結局社会の中の単なる「会社員」「母親」「おばさん」でしかなかったと知らされる。その事実はあまりにも過酷で、さらなる途方もない“自分探し”に拍車をかけてしまいかねない。</p>

保育園経営者が、わが子を学童保育に通わせてみて気づいたこと

<p> あっという間に12月。娘の通う小学校ではインフルエンザで学級閉鎖になったこともあり、働くお母さんたちは想定外のことで困っているようです。そんな時に、心強いのが学童保育。駒沢の森こども園でも学童のお預かりをしているのですが、娘に「今度の冬休みは、キッズベース(東急グループの学童)に行ってみる?」と聞くと、「行きたい! 行きたい! 今日見学に行く」と言い出し、早速、見に行くことにしました。</p> <p> 「キッズベースキャンプ」は東急沿線を中心に開設されていて、娘の学校の友だちも通っています。「家業じゃない園に通いたいのか!!!」と思いつつ、私自身、娘を通して学童保育について学びたいので興味津々です。</p>

「自虐発言」「女嫌い」「男好みのオバちゃん演技」有働由美子アナが出世した3つの理由

<p> NHKの有働由美子アナウンサーが、初エッセイ『ウドウロク』(新潮社)を上梓した。冒頭を飾るのは、有働アナの代名詞「ワキ汗騒動」に関する顛末である。『あさイチ』で、脇の下に大きな汗染みを作った有働アナに、視聴者から意見が殺到。批判もあったが、有働アナの知名度を高めた。「ワタクシも転んでもただでは起きないのである」という結びの一文を読んで、やはり出世する女性は違うと膝を打った。本書は「出世したい女性のハウツー」であるといえるだろう。</p>

女ほど女の容姿を品定めする理由――藤井リナの『リナイズム』が浮き彫りにする女の残酷さ

<p> 藤井リナといえば、一般的には“お騒がせモデル”というイメージが定着している。2008年、原付バイクが1年間で約70回の違法駐車の取り締まりを受け、罰金約60万円を滞納したと一部で報じられた。また、DA PUMPのISSAや関ジャニ∞の錦戸亮、KAT‐TUNの田中聖らと熱愛がウワサされ、田中に自殺をほのめかすメールを送り、深夜に救急車が出動する騒ぎを起こしたとも伝えられている(藤井にケガはなし)。13年8月末に、大手芸能事務所を退社した際は、「素行不良で解雇」「一般男性との結婚」などの報道が飛び出し、完全否定するなどドタバタぶりが目立った。ほかにも、ネットで検索すれば、黒いウワサや仰天のウワサがいろいろと出てくる。</p>

モテ女子のテクを「コワ~イ」と一刀両断、保田圭『美ブス婚』のしたたかな上から目線

<p>「おいしい」は「カワイイ」に勝てない。</p> <p> 保田圭の『美ブス婚 ~最下位娘。の婚活物語』(ワニブックス)はタイトルどおり、元モーニング娘。である保田圭の婚活成功物語である。イケメンのイタリア料理研究家・小崎陽一氏とめでたく結婚にこぎつけたのだから、さぞ幸福感にあふれているかと思いきや、読後に訪れたのは、悲しみにも似た上記のような感想だった。</p>

「ブスといじめた者への究極の復讐」“整形モンスター”ヴァニラは本当に異常なのか?

<p>*********************************************<br /> 私はもう自分のことを人間だとは思っていない。<br /> 「ヴァニラ」というのは、ひとつの作品。<br /> 私はそれを作るアーティストでもあるし、私自身が作品でもあるの。<br /> アーティストと作品そのものがコラボレーションしながら、カスタムという手段を駆使して、完成形に近づいていく。<br /> これはもう、革命なんだと思う。<br /> *********************************************</p>

磯山さやか『ぽちゃモテ!』に隠された、女に嫌われないモテ方の極意

<p> タレントの石田純一は、ともかく女性を褒めることを信条にしているそうだが、褒め言葉が浮かばない時は「痩せた?」と言うそうである。「細い=美しい」という価値観が、いかに浸透しているかを物語るエピソードだが、近年その価値観を覆す動きが出て来た。「ぽっちゃりブーム」である。古くは長谷川理恵、蛯原友里や山本美月など人気スレンダーモデルを輩出してきた「CanCam」(小学館)においても「ぷに子(筆者注:丸みがあってさわりたくなるような、ぷにっとした女子のこと)」特集をするなど、ぽっちゃりを礼賛する動きが出てきている。</p>

小島慶子の「コミュニケーション術」から読み取る、「女に嫌われる女」像

<p> 会話上手で上司や先輩に可愛がられ、ひっきりなしに女子会をし、SNS上での信奉者も多い――。現代、このような生活を送る女性は、コミュニケーション上手の「成功者」とされ、羨望を集めている。この手の「量こそ全て」のコミュニケーション論に、真っ向から意義を唱えるのが、元TBSの女子アナ、コジケイこと小島慶子である。</p>

母と娘のいびつな相思相愛――「女の賞味期限切れ」を宣言した西川史子の危うさ

<p> 女性が顔や体を利用して、恩恵を受けることを「オンナを使う」と言う。「ブサイクは生きている価値はない」「300万の指輪を貰っても何とも思わない」などと発言してきた西川史子は、まさに「オンナを使う」女の代名詞的存在だろう。その西川がそんな女の「賞味期限切れ」についてまとめたのが、『女盛りは、賞味期限を過ぎてから』(マガジンハウス)である。</p>

自称「おっさん」の水野美紀に見る、男も女も油断させる巧妙なハニートラップ

<p> 水野美紀よ、おまえもか。そう嘆きたくなるくらい、水野の『私の中のおっさん』(角川書店)は、お決まりのフレーズに溢れている。「この女優を体のなかであやつるのは、おっさんだった!?」「くすりとでも笑っていただけたら、おっさん(筆者注:水野のこと)大満足」など、今流行りの「女性を表現するのに、あえて男性に使う言葉を用いる」というやつである。</p>