人気ラッパーの射殺事件に若いセレブの急死。セレブ子女の大学不正入学スキャンダルなど、衝撃的なニュースが多かった2019年の海外ショービズ界。マイリー・サイラスとリアム・ヘムズワース、アデルとサイモン・コネッキーの電撃離婚など、別れの多い年でもあった。今回は、19年に起こったにもかかわらず、特ダネの中で埋もれがちだったB級ニュース紹介しよう。
1月:リアーナ、実の父を「私の名前で便乗ビジネスするな!」と告訴
自身の名字「Fenty」を使った、コスメブランド「Fenty Beauty」、ランジェリーブランド「Savage X Fenty」、ファッションブランド「Fenty」の商品を軒並みヒットさせている、R&B歌手のリアーナ。彼女が1月、実父ロナルド・フェンティに対して、「Fenty」という名前を使用したビジネスの差し止めを求めるべく提訴した。
裁判所に提出された書類によると、ロナルドは2017年に「Fenty エンターテインメント」を立ち上げ、ビジネスパートナーと共に「自分たちがリアーナのマネジメントをしている」と触れ回り、「リアーナは17年12月にラテン・アメリカツアーをスタートさせ、15公演を行う」といった架空の計画で1,500万ドル(約16億円)の契約金を手に入れようとしたとのこと。リアーナは早い段階から「Fenty」を商標登録しており、父親に対し、「『Fenty』の名を使ってビジネスをするな」という通告書を再三送っていた。しかし、父親はこれを無視。「Fenty」の名を使ったリゾートホテルの商標登録を試みるなどの便乗ビジネスをもくろんだため、とうとうリアーナの堪忍袋の緒が切れたのだ。
この父親だが、かつては薬物依存症で、リアーナや彼女の母親にDVを働いていた。リアーナが14歳の時に妻と離婚してからは、音信不通に。数年前にやっと和解をし、リアーナはインスタグラムに父親との写真を投稿。ファンを驚かせたのだが、父親の性格は直っていなかったようだ。父親は「娘がオレのことを訴えてるの? なんで? オレの名字なのに!」「戦ってやる!」と息巻いたが、どのメディアも「父親に勝算はなし」と冷ややかに伝えていた。
2月:クリス・ブラウンとオフセット、小学生のようなビーフを展開
「アメリカに不法滞在している」として突然逮捕された、イギリス国籍を持つラッパー、21サヴェージ。インスタグラムで彼をネタにした歌手クリス・ブラウンに対し、サヴェージの友人でヒップホップトリオ「ミーゴス」のオフセットが、「全然、笑えないんだけど。ダサ」とコメント。クリスが「フ●ック・ユー、自分のことでも心配してろ!」「インスタグラムにこんなこと書いてるほうがダサいだろ。言いたいことあるなら直接電話しろよ!」とまくし立てた上で、「オレのちんこでもしゃぶってろ!」と返した。
怒りが収まらないクリスは、インスタ・ストーリーで、オフセットに対して「コメント欄から消えろ」とFワードを使ってイキりまくり。オフセットも自分のインスタ・ストーリーに「オレとおまえの前科を比べりゃ明確だよな。おまえは女相手にしかイキれないし」「安いコカイン中毒野郎なんて相手にしてらんねぇ」と盛大にディス。
その後、クリスはインスタにオフセットとのダイレクトメールでのやりとりのスクリーンショット画像を投稿。「4時には自宅にいるから。ググって住所を調べて来い!」と挑発するクリスに、オフセットが「警察を呼ぶよ」と返しているもので、クリスは「こいつ、ビビってやんの!」とバカにしたような言葉をメッセージ欄に書き込んでいた。
2人は、17年にも「BETアワード」のアフターパーティで、互いの取り巻きが小競り合いになった。その際、オフセットもミーゴスの仲間と共に応戦したが、クリスはそそくさと自分の車に乗り込み、知らん顔。今回は、レベルの低い罵り合いだけで済んだが、2人の仲は悪化しているため、来年授賞式などで顔を合わせたら取っ組み合いになりそうだと注目されている。
3月23日にエリカ・コイケという日系人女性と結婚した、俳優のニコラス・ケイジ。しかし、4日後にはニコラスが婚姻関係の無効を求める申し立てを行い、世間を驚かせた。
ニコラスいわく、かなり泥酔した状態で、手続きが簡単なラスベガスでの結婚をしたそう。「酔いがさめ、正気に戻り、とんでもないことをしたと後悔した」と明かした。メイクアップ・アーティストだというエリカには、飲酒運転のほか、元夫や口論になった近隣女性への暴行で逮捕歴があり、またニコラスと他の男性の二股をかけていたそうで、ニコラスは婚姻関係の無効を申請したのだった。
一方のエリカは、ニコラスと交際中に無職になり、ブランクが空いたので再就職が難しくなったこと、逮捕歴や二股が世間に公表されて評判が下がり、ますます職探しが困難になったことを理由に、ニコラスに対して配偶者扶助を求める訴訟を起こした。4月に、ニコラスがカラオケバーでプリンスの「パープル・レイン」をヤケクソ気味に熱唱する動画が流出し、相当のストレスを抱えているんだろうと世間の同情が集まった。婚姻取り消しのほうは、5月31日に無事に認められた。
4月:グウィネス・パルトロー、21歳に「最近の40代のおっぱいってイケてるのよ」
女優グウィネス・パルトローが、とあるTwitterユーザーの「“常におっぱい見せてなきゃ気が済まないの?”って質問されたんだけど」「私は21歳。今がおっぱい全盛期なの。40歳になって垂れてきたら店じまいするから、ほっといてくれる?」という投稿に反応。「最近の40代のおっぱいってイケてるのよ。最高にかっこいいんだって、忘れないで」とコメントしたことが大きな話題になった。
グウィネスだが、この「イケてる」という表現を、若者がよく使う「pack of chips」という言葉で表現。このコメントはたちまち話題になり、女優のチェルシー・リンが「アタシのおっぱいは最悪に垂れてるけど、大好評だわよ」と書き込むなど、熟女のおっぱいもイケてるという話題で大盛り上がりした。
なお、ネット上では「グウィネスのおっぱいは小ぶりだから、さほど垂れないのでは」という指摘も多数上がっていた。
5月:モービー、ナタリー・ポートマンに交際を否定される
今年、自叙伝『Then It Fell Apart』を発売した、ミュージシャンのモービー。その中で、女優ナタリー・ポートマンとの交際を明かし、出会いについて「彼女は控え室に来て、オレに色目を使った」とつづり、世間に衝撃を与えた。
しかし、これにナタリーが大激怒。「当時、私は18歳。ファンだったから彼のコンサートに行き、公演後にバックステージで会ったら『友達になろう』と言われた。彼はツアー、私は映画撮影の最中だったから数回しか会わなかったけど、彼が私に対して不適切な感情を抱いていることに気づいたから、会うのをやめたわ」と、交際を全否定。英誌「ハーパース・バザー」に、「彼だけじゃない。出版社も私に事実確認せずに、あの自叙伝を出版したのよ。売るために、故意にそうしたとしか思えない」と憤りをあらわにした。
モービーは、ナタリーとの2ショットをインスタグラムに投稿し、「混乱してるよ。1999年、短期間だけど僕らは付き合ってたし、その後もずっと友達」「ナタリーは、僕とのデートを後悔してるのかも。そうだとしても別にいいよ」と反論。だが、ネット上では、「ナタリーが16歳年上のモービーに色目なんて使うかね?」「キモい。妄想というか幻覚だったんじゃない?」「そもそも許可なしにナタリーのことを書くのが問題」と、モービーへの批判が相次いだ。
しばらくして、モービーはインスタグラムに謝罪文を投稿。「時間を置いて、よく考えてみた。そして、ナタリーについて書いたことに対する批判が、妥当なものだと理解できた。配慮に欠けていた。迷惑をかけ、反省している」と、しおらしくつづった。
6月、ジャスティン・ビーバーの突拍子もないツイートが、世間をあぜんとさせた。「トム・クルーズとオクタゴン(総合格闘技UFCの8角形の試合場)で勝負したいな。トムは、この挑戦を受けないと「臆病者」になり、一生後悔することになるよ。試合を実現させてくれる人、いる?」という文章を、UFC代表者のアカウントに呼びかける形で投稿したのだ。
Twitterは「トムの映画でも見たの?」「スタントマンを使わずに、アクションシーンも全部自分で行うトムのことをなめてる」「最初の3分でジャスティンがノックアウトされるでしょ」と、ジャスティンをバカにする意見で埋め尽くされた。そんな中、UFC史上初の二階級同時制覇を成し遂げたコナー・マクレガーが、「もしトム・クルーズが男を見せ、挑戦を受けるというのなら、マクレガー・スポーツ&エンターテインメントが試合を企画する。映画のように戦えるのか、見ものだな。みなさん、お楽しみに」とツイート。
リアルな提案にファンの期待が膨らんだが、米ニュース「TMZ」の突撃取材を受けたジャスティンは、「え? あれはジョークだよ。僕、たまにこういうことするんだよね」とヘラヘラ笑い、「戦ったらやっつけられちゃうよ。僕、今ガリガリだし。トムとは階級からして違うんじゃない?」と、戦う気などこれっぽっちもないと断言。「彼にはさ、父親の強さもあるし」と言った後、間を置いて「彼、子どもがいたよね?」とパパラッチに逆質問。トムに子どもがいることも知らなかったのかと、世間を脱力させたのだった。
7月:アリアナ・グランデ、大ヒット曲「thank u, next」の記憶がない
昨年末に発売されたアリアナ・グランデの「thank u, next」が、全米シングル・チャート初登場ナンバーワンを獲得。ミュージック・ビデオはYouTubeにおける「24時間で最も視聴された動画」の新記録を樹立するなど、爆発的大ヒットとなった。今年2月にはこの曲が収録された同名アルバムを発売し、これまた全米アルバム・チャート初登場ナンバーワンとなり、プラチナディスク認定を受けるまでに。さぞかし力を入れて制作したのかと思いきや、アリアナは7月に発売された米誌「VOGUE」のインタビューで、アルバム制作中の記憶がほとんどないことを明かしたのだ。
アリアナは昨年5月に、2年間付き合っていたラッパーのマック・ミラーと破局。翌月にコメディアンのピート・ダヴィッドソンと交際を始めたのだが、9月にマックが薬物の過剰摂取により急死。すぐさまピートと婚約したアリアナのせいだといった非難がネット上にあふれ返り、精神的に追い詰められたのか、10月にはピートとも破局してしまった。
アリアナは「VOGUE」の中で、アルバムはマックが亡くなった直後に大量の酒を飲みながら制作したため、「ほとんど記憶にない」と告白。「めちゃくちゃ酔っ払ってて。めちゃくちゃ悲しくて。どうやって制作を始めたのか、どうやって完成したのか。記憶にないの」「新曲が10曲突然現れたような感じで、どうやって出来上がったのかも、全然覚えていないのよ」と赤裸々に語った。
そして、ピートと破局後、現在まで誰とも付き合っていないこともあり、世間は「アリアナはマックの死に深く傷ついていたんだ」「今も彼のことが頭にあるからシングルなのかも」と一気に同情が寄せられるようになった。
8月:リンジー・ローハン、トップレスで奇妙なポージング
アルコール・薬物依存で、交通事故などの警察沙汰まで起こし、居場所がなくなったハリウッドからイギリスへ移住。そこでも、婚約したロシア人男性と大ゲンカして警察に通報されるなど、お騒がせセレブっぷりを発揮しているリンジー・ローハン。
そんな彼女が、リアリティ番組撮影のために滞在していたオーストラリアで、有名俳優に狙いを付けた。その俳優とは、8月に歌手マイリー・サイラスと離婚表明したばかりのリアム ・ヘムズワース。マイリーと別れ、家族が住む故郷オーストラリアに戻っていたリアムに、「シドニーかボンダイ(ビーチ)で会わない?」とインスタグラムのコメント欄でアプローチをかけたのだ。
その後、リンジーは自身のインスタに、ドレスの上がはだけたトップレス状態で、ベッドで四つんばいになっている写真を投稿。ファンは「この写真でリアムを誘惑しようとしているの?」「それにしては、セクシーさが全然感じられないけど……」「ポージングが意味不明」と戸惑っていた。
SNSを駆使してモーションをかけていたリンジーだが、リアムはまったく誘いに乗らず。さすがのリンジーも腹が立ったのか、問題のトップレス写真は削除してしまった。
2年前にファンと直接交流できるアプリをローンチした、俳優のジェレミー・レナ―。画期的なアプリだと注目されていたが、今年9月にジェレミーは突然アプリのサービス終了を発表した。
その理由は、なりすまし投稿。ジェレミーの名前と写真を使って「コカインの売人はいない?」と呼びかけたり、娘殺しで逮捕された母親の写真と名前を使って「ジェレミー、親子共々大ファンです」と呼びかける趣味の悪い投稿が止まらなくなったからだという。
ジェレミーはアプリのメッセージ機能を使って、「このアプリは地に落ちた。悪人たちが、自分やほかの人たちになりすまして投稿し続けているため、残念ながらサービスを中止することにした」「ファンのための交流の場だったのに、本当に申し訳ない」と謝罪。3カ月以内にアプリ内で課金したユーザーには、返金を約束した。
実はジェレミー、元妻ソニー・パチェコと6歳の娘の親権をめぐって泥沼裁判を繰り広げており、自分の印象を悪くしないためにアプリ廃止に踏み切ったとみられている。
10月:ベン・アフレックが再度禁酒に失敗! 出会いを求めてデートアプリに登録
アルコール依存症を公言し、昨年夏にリハビリ施設に入院して以来、断酒しているとみられてきた、俳優のベン・アフレック。しかし10月末に出席したハロウィーンパーティで、「うっかり」酒を飲んでしまい、ガイコツのお面をつけたまま、フラフラと道を歩く姿がパパラッチされた。ベンは、ギャンブル依存症だともいわれており、イカサマすれすれの手を使う彼を出入り禁止にしているカジノもあるほど。一部メディアは、禁酒に失敗した夜、ポーカーで大損したと報道。米ニュースサイト「In Touch」は「40分間に6万ドル(約650万円)すった」という目撃情報を伝えた。
ベンが酒やギャンブルに再び手を出したのは、恋人と別れ、独り身のさみしさもあるのだろう。しかし、彼はセレブ専用出会い系アプリ「Raya」に登録したと報じられており、その悩みは近いうちに解消しそうである。
昨年12月にこぢんまりとした結婚式を挙げた、歌手マイリー・サイラスと俳優のリアム ・ヘムズワース 。イベントに2人仲良く出席し、「新婚夫婦」として注目されていたが、8月に突然離婚を発表。世間を驚かせた。
バイセクシャルを公言しているマイリーは、破局報道直後からモデルのケイトリン・カーターとイチャイチャし、その後は歌手コーディ・シンプソンと交際を開始。離婚を引きずらず、人生を謳歌している。
しかし、11月になって米ニュースサイト「Radar Online」が、マイリーがリアムとSNS上でも縁が切れたことに傷ついていると報道。「マイリーは、リアムとはどんなことがあっても、最後には元に戻ると信じていた。それなのに、自分より先にリアムがインスタグラムのフォローを解除したことを知り、マイリーは『あぁ、これで終わりなんだ』と激しく傷ついたんだ」という情報筋の話を紹介した。
ちなみにコーディもリアムと同じオーストラリア人で、「マイリーはよほどオーストラリア人が好きなんだな」と揶揄する声も上がっていた。
12月:ノエル&リアム・ギャラガー、「オアシス再結成」を頻繁に口に
共に作り上げたロックバンド「オアシス」が2009年に解散してからというもの、ツイッターやインタビューで互いに盛大にディスり合っている、ノエルとリアムのギャラガー兄弟。仲の悪さでも有名な2人だが、オアシス再結成を意識したような発言が相次いでいる。
12月に入り、ノエルは英誌「Big Issue」のインタビューで、「(リアムは)オレに『やろうぜ!』って言ってもらいたくてたまらないのに、なんでオレのことをディスるんだろう」「あいつは、何がなんでもオアシスを再結成させたくてたまらないのに。オレへの侮辱ツイートをするたびに、再結成というアイデアの入った棺桶に釘を打ってるんだとわかんないのか?」とコメント。リアムはオアシスを再結成したがっているが、自分に対するディスが続く限りないと断言。
その後、リアムのファンがツイッターで、「オアシスは再結成しない。あなたがノエルのこと嫌いなんだから」とリアムに向けてツイートしたところ、リアムは「ノエルがオレに会いたがってるらしい。なんなんだろうな。もしかしたらオレに謝罪して、オアシスを再結成させてくれって懇願したいのかもな」と返信。「再結成の可能性アリ?」と、ファンのテンションが一気に上がった。
その後、リアムがツイッターでノエルのことを「いじめを繰り返す奴」と非難したが、英紙「サンデー・タイムズ」では、ノエルが「和解はいいことだと思う」と発言。2人の確執に心を痛める母親を安心させるためのリップサービスと見る向きもあるが、再結成への期待が高まっている。
しかし、ネット上では「結局、再結成しないまま終わるでしょ」「再結成しても、最初のライブで兄弟ゲンカして終わりそう」と、冷ややかな声が大多数。2020年も、この兄弟から目が離せそうにない。