“残念なイケメン”ジェームズ・フランコ、「前貼りを勝手に外した」と告発されるもゲイ疑惑で宙ぶらりん

 “ジェームズ・ディーンの再来”と大絶賛された顏の持ち主なのに、女性に対するキモすぎる行動で世間をドン引きさせてきたジェームズ・フランコ(39)が、ゴールデン・グローブ賞を獲得し、悲願のアカデミー賞に大手をかけた直後に、複数の女性たちからセクハラ告発されたと報じられている。その内容も「乱交シーン撮影中に女性器ガードを外した」「車の中でフェラチオを強要された」という“エロキモ”極まりないもので、世間はあぜんとしている。

 ジェームズは、名門カリフォルニア大学ロサンゼルス校に進学したものの、俳優を志し、中退。21歳の時に、カルト的人気を誇る学園モノのテレビコメディ『フリークス学園』に主要キャストとして出演して人気を博し、その2年後に主演したジェームズ・ディーンの自伝テレビ映画『DEAN/ディーン』(01)でゴールデン・グローブ賞に輝いた。

 02年からは、サム・ライミ版『スパイダーマン』シリーズ3作で、主人公ピーターの親友・ハリーを演じた。以降、知名度をどんどんと上げ、10年に公開された『127時間』でアカデミー主演男優賞にノミネート。『オズ はじまりの戦い』(13)や『スプリング・ブレイカーズ』(同)など大ヒット作に出演し高い評価を得て、『ザ・ディザスター・アーティスト』(17)で、今年ついにゴールデン・グローブ賞主演男優賞を獲得。同作は製作、監督も務めた思い入れのある作品であり、「この勢いでアカデミー賞獲得の悲願も果たすだろう」と一気に期待が高まった。

 さて、今年のゴールデン・グローブ賞授賞式は、ほとんどのセレブたちが「Time’s Up」運動に賛同する意思表示をし、話題になった。「セクハラ、性差別、人種差別徹底撲滅!」を掲げるTime’s Upムードはいま最高潮に高まっており、21日の全米映画俳優組合賞授賞式、28日のグラミー賞授賞式、3月4日のアカデミー賞授賞式も黒ずくめのTime’s Upショーになること間違いなしだと見られている。

 今年のアカデミー賞のノミネートは、23日に発表予定となっている。投票権を持つ映画芸術科学アカデミーの会員たちの中には、ゴールデン・グローブ賞の結果を見て投票する者が多いため、ジェームズのノミネートは確実だ。受賞する可能性は非常に高い。そのため、「ジェームズはきっと、黒のスーツをビシッと着こなし、胸元に“Time’s Up”のピンバッジをつけてトロフィーを手にする」と、ファンは期待に胸を膨らませている。

 そんなジェームズを叩き潰すような告発が、ゴールデン・グローブ賞授賞式直後、ツイッターに投稿された。最も強いダメージを与えられるタイミングを図っていたかのように、5人の女性たちが「ジェームズに“性的に不適切な行為”をされた」と続々告発したのだ。
 最初に告発したのは、14年にジェームズとオフ・ブロードウェイ『The Long Shrift』で共演したアリー・シーディだ。「たった今、ジェームズ・フランコが賞を獲得したね。私が映画・テレビの仕事を辞めた理由は聞かないでちょうだいな」と意味深なツイートを投稿。「それじゃね。クリスチャン・スレーターとジェームズ・フランコが(引用者注:ゴールデン・グローブ授賞式で)同じテーブルなんてね」と、「#MeToo」のハッシュタグをつけて投稿。クリスチャンといえば、05年に痴漢で逮捕されたことがある女性の敵だ。「#MeToo」は言わずもがな「私も権力をかさに着たセクハラ/性暴力の被害者だ」と告発する運動なので、「ジェームズにセクハラされたと告発してるの?」と、ネット上は騒然とした(現在はツイートを削除済み)。

 その直後、サラ・ティザー・カプランという女優が「ヘイ、ジェームズ・フランコ。ゴールデン・グローブでのTime’s Upピン、似合うね。あなたの映画2作に私が1日100ドル(約1万1000円)でフルヌード出演することについて『搾取じゃないよ、君は契約にサインしんだから』って言ったの覚えてる? 数週間前の話なんだけど。そのことについてTime’s Upしたいんだけど!」とツイート。「嫌なら脱がなきゃいいのに」というリプライに対しても、「そんな選択肢は100%ないって状況だった」と反論した。

 さらに、バイオレット・パリーという女優が「かわいいTime’s Upのピンだね、ジェームズ・フランコ」とツイート。「車の中で、私の頭をつかんであなたの露出したちんこに押し付けたことや、私の友達が17歳の時に『ホテルに来い』って誘ったこと、覚えてる? あ、これ、ほかの17歳の少女にも同じことしたのがバレた後の話ね」と爆弾ツイートを投下。

 9日、ジェームズは人気深夜トーク番組『The Late Show with Stephen Colbert』に出演。「アリー・シーディが何を告発したいのか、見当がつかない。オフ・ブロードウェイを一緒にやったんだけど、本当に楽しかったし、彼女のことは尊敬している。そもそも問題のツイートは削除されてしまったから、読んでない。何を言いたいのか、彼女にしかわからないことだと思う」と、困惑した表情で回答した。

 ほかの2人については「僕は自分の行動の責任をきちんと取ってきた男で……」としどろもどろになりつつも、「ツイッターに書かれていることは正確ではない」と否定。「でも、これまで声を上げられなかった人が上げられるようになったのはいいことなわけで……だから彼らの行動を止めようとは思わないし、よいことだと思うので、支援し続けていきます」と意味不明なコメントをしていた。

 10日には、別の深夜トーク番組『Late Night with Seth Meyers』に出演。「ツイートは読んだけど、正確なものではない。でも、これを話し合うのはいいことだと思う」と述べ、「多くの女性たちが声を上げられるきっかけになるのなら、自分がダメージを受けても構わない」と発言。同時に、「アリー・シーディについては、本当になんなのかわからない」と、改めて強調した。

 アリーは80年代に、当時絶好調だった若手役者グループ“ブラット・パック”の1人に数えられていたが、その後、交際していたボン・ジョヴィのリッチー・サンボラに勧められたドラッグに依存し、キャリアが低迷してしまった。今も役者活動を続けているが、仕事のオファーはあまりない状態である。また、バイオレットはジェームズと付き合っていた。そのため、ネット上では「アリーもほかの女性たちも、明らかに売名行為」「サラはギャラが低かったことをずっと根に持っていたのだろう」「バイオレットは当時の浮気に腹を立てていて、話を大きくしているのでは?」といった声が上がった。

 11日になると、米大手紙「ロサンゼルス・タイムズ」が、5人の女性がジェームズの「性的に不適切な行為」を告発したと報道。すでにツイッターで告発している前出のサラと、演技指導者としての活動もしているジェームズの教え子4人のことで、サラは「3年前に撮影した映画で、ジェームズはオーラルセックス・シーンの最中に女優たちの女性器ガードを外し、なんのプロテクションもなしに疑似セックスをした」と告発。ネット上では「女性器ガードって何!?」と、そちらのほうに注目が集まった。

 女性器ガードとは、その名の通り、女性器をガードするもの。男性器用のものもある。いわゆる「前貼り」だ。

 女性器用はプラスチック製の靴べらのような形をしており、ラテックス接着剤で股の部分に貼り付けて、外部からガードする。男性器用は肌色のソックスのようなもので、袋口に引き紐がついており、根元で縛ることでガードする仕組みになっている。

 滑稽な形のガードだが、撮影中に見えにくくするため最小限までサイズダウンした結果、このような形になったという。女性の場合、このガードの上に両端を切り取った肌色のパンツ、つまりパンツの股の部分だけを貼り付け、全裸に見せる工夫をするケースも多いとのことだ。

 昨年10月にハリウッドの大御所プロデューサー、ハーベイ・ワインスタインの30年にわたるセクハラが報じられてからというもの、ケビン・スペイシーやベン・アフレック、ケイシー・アフレック、ブレット・ラトナーら、数多くの俳優・プロデューサーたちがセクハラ告発されてきた。しかし、ジェームズの今回の告発は、彼らと比べて、かなり軽く受け止められている。

 というのも、ジェームズはもともと「かっこいいのに、キモい」というイメージ、そして「実はゲイ」だという説が根強くあるからなのだ。

 バイオレットが告発ツイートで触れていたように、ジェームズは14年、17歳の女子高生をナンパしていたことがバレている。これは主演していたブロードウェイ・ミュージカル『Of Mice & Men』の出待ちをしていた17歳のイギリス人女子高生とのツーショット撮影に応じ「インスタグラムに投稿してタグ付けしてくれよ!」と声をかけ、彼女がその通りに投稿した後、ダイレクトメッセージでナンパを開始したというもの。どこから来て、何歳で、どこに滞在していて、彼氏はいるのかなど、次々に質問し、「俺のホテルに来いよ」などとネチネチと誘い、女子高生が「本当にジェームズ・フランコだなんて信じられない!」と返すと、自撮りした写真を送り、必死にアプローチ。最終的に女子高生が「18歳になったら、ね」とお断りし、直後、このやりとりがネットに流出。ジェームズは、あっさりと認めて謝罪した。

 17歳は未成年であるため、もし性的行為をしていたら犯罪になっていた。が、世間はこの報道を生ぬるくとらえていた。映画『パロアルト・ストーリー』でジェームズが女子高生を誘惑する大人の男を演じていたため、映画のPRだろうと思う人が多かったからだ。ジェームズは「PRではない」として謝罪したが、それでも大問題にされなかったのは「ジェームズはゲイだ」という説が根強くあったからだともいえよう。

 その中性的な甘いルックスのため、デビュー当初から彼には「バイではなくゲイで、隠している」という噂が流れていた。本人も、これまで「ゲイかもしれない」と匂わすような発言をしてきた。映画で共演したキーガン・アレンとベッドに上半身裸で、うっとりとした顔で横たわる写真をインスタグラムに投稿したこともあった。このような発言や行動から「ゲイに違いない!」と信じる者が多くおり、今回の告発についても「ジェームズが男にセクハラしたというなら納得するのに」「ゲイ隠しのために、彼女たちを雇って告発させたに違いない。ジェームズ、もう18年なんだよ。ゲイだからって誰も君を嫌いになったりしないんだから、大丈夫だよ」という声まで上がっているのだ。

 ほかにも、ジェームズは歌手のラナ・デル・レイを好きすぎるあまり、彼女に心酔した言葉を並べた本を出版し、ファンまでをもドン引きさせたことがあった。ずっとラナが大好きだったジェームズは「本を出したい」と彼女にインタビューを申し入れ、受け入れてもらった。浮かれたジェームズは、インスタグラムにツーショット写真を投稿し「俺たち結婚したんだ。冗談だけど」とうれしそうにコメントしたが、ラナはなびかなかったようで「プラトニックなんだ」「彼女の音楽とセックスするからいい」と、悲しそうに語るようになる。片思いに終わってしまったが、本はしっかり出版し、彼女への愛を、熱くねちっこく綴っていた。

 このように、「せっかく美形なのにキモくて残念」というイメージが定着してしまったジェームズなので、女性たちがセクハラを告発しても、「女性器カバーを外している瞬間のにやけ顔が想像できる」「ジェームズならありえそう」と、いまいち真剣に受け止められていない。

 そもそもネット上では、このMee too&Time’s Up運動に対して「話を大きくして告発する女性も多い。正義の味方気取りの男たちが、それを増長させている。どこかでしっかりと線を引かないと、男性はみんなセクハラ犯の悪者になるぞ」と警鐘を鳴らす者が増えており、今回のジェームズに対する告発は「その最たる例」だという声も上がっている。

 果たしてこの運動は、どこまで大きくなるのか?ジェームズに対する告発は事実なのか?ジェームズはその後、11日に開催された第23回放送映画批判家協会賞の授賞式に出席するためロサンゼルスに飛んだにもかかわらず出演をドタキャンし、「精神的に大きなダメージを受けている」と報じられている。同賞でもコメディ男優賞を獲得していることから、ますます「アカデミー賞もジェームズのものだ」という声が高まっているが、ノミネートされたとして、出席可能な精神状態まで回復できるのか?今後の展開を、じっくりと見守っていきたい。

「君のせいで1日中こんなだよ…」人気ぽっちゃりモデル、撮影現場でのセクハラ被害体験を語る

 昨年のモデル長者番付で10位にランクインした人気プラスサイズ・モデルのアシュリー・グラハム(30)が、17歳の時、撮影現場でセクハラを受けたことがあると告白。露出したイチモツを「触れ」と命じられ、パニックになったと赤裸々に明かした。長年セクハラがはびこってきたファッション業界でも、被害を告発しようという流れになっている。アシュリーはこの「Me Too」運動を支援し、「被害に遭ったらどう行動すればいいのかを若いモデルたちに伝えていきたい」と鼻息を荒くしている。

 昨年10月に米大手紙ニューヨーク・タイムズが「ハリウッドの巨匠プロデューサーのハーヴェイ・ワインスタインが、権力を盾に過去30年にわたって女優たちにセクハラをし続けてきた」と報じた後、自分も被害者だと告発する女優が続出。これが発端となり、アメリカではさまざまな業界でセクハラ行為を次々と告発する流れになっているのは既報の通りだ。このセクハラ告発は大きな動きとなり、SNSで付けられたハッシュタグから「Me Too」運動として国外でも展開されるようになっている。さらに今年に入ってからは「もうこれ以上、権力を振りかざして行われるセクハラや性暴力、性差別や人種差別に我慢するのはやめよう!」という「Time’s Up」運動へと発展。「権力を持つ男性全員が悪いという運動に発展しかねない」「軽口もセクハラだと訴えられるのは問題」と懸念する声が上がるほどの巨大ムーブメントとなっている。

 セクハラ告発は音楽界、スポーツ界、政界、一般企業、そしてファッション界でも巻き起っており、各業界の大御所たちが次々と失脚に追い込まれている。これまでに複数のモデルからセクハラ告発、起訴されてきた鬼才フォトグラファーのテリー・リチャードソンもその1人で、「VOGUE」「GQ」などを出版するコンデナスト・パブリケーションズが、テリーに対し「今後、写真を使用しない」と通達したとの情報が流出し、大ニュースとなった。

 過激な写真を得意とし、モデルに性的行為を強要したり性的嫌がらせをすることで有名なテリーだったが、被写体から最高の表情を引き出す天才写真家として高く評価されてきた。世界的スターやオバマ前大統領、2020年大統領選挙への出馬が期待されるオプラ・ウィンフリーとも仕事をしており、彼に撮影してもらうことはステータスだとされてきた。あまりにもセクハラがひどく、14年には「ノー・モア・テリー(#Nomoreterry)」というボイコット運動も巻き起こったが、サクッと乗り越えてきた。だが今回のムーブメントでは、47歳のキャノン・バーンスタインというモデルから03年の撮影中に「突然チンコを露出し、私の口の中に無理やり押し込んだ。そしてオーラルセックスを強要された」と性的暴行の申し立てまで明確に出され、いよいよ業界から追放されることになった。

 その後、カルバン・クラインの下着ラインの男性モデルのヌード広告で知られる大御所フォトグラファー、ブルース・ウェーバーもセクハラを告発・起訴された。若い細マッチョのブロンド男性モデルが、「撮影中に無理やり下着を脱がされ、『チンコをシゴけ』と強要された。ブルースのチンコにも触らされ、ブルースの口の中に指を入れさせられた。『君はどれくらい成功したいんだい? どれほどの野心があるんだい?』と囁かれながら」と暴露したのだ。

 女性モデルだけでなく、男性モデルまでもセクハラ・性的嫌がらせをされているのだということが世間に広く知られるようになり、ファッション界は悪い意味で注目を集めている。

 そんな中、米大手経済誌「フォーブス」で昨年「世界で最も稼ぐモデル」の10位にランクインし、プラスサイズ・モデル初の快挙だと話題をさらったアシュリー・グラハムが、「私も17歳の時に撮影現場でセクハラされた」と告白したのだ。

 身長175cm、体重91kg、スリーサイズ107-76-117だとされるアシュリーは、9日に放送された米ABC局の人気トーク番組『ザ・ビュー』にゲストとして出演。司会者のウーピー・ゴールドバーグ、大御所コメディエンヌのジョイ・べアール、弁護士のサニー・ホスティン、ジョン・マケインの娘メーガン・マケインに囲まれ、真剣トークを展開した。

 ウーピーから、「あなた、テリーと仕事をしたことがあるよね?」と話を振られたアシュリーは、「えぇ、17〜18歳の時に、テリーと仕事をしたわ」と認め、「撮影のオファーの電話をもらった時、もちろん彼のうわさは知っていた。みんなが話していたから耳にしていたわ。でも、オファーを受けたの。だって、最高の中の最高の人と一緒に仕事をしたいから。そしてその写真をポートフォリオに入れたいから」と語った。

 「とんでもない状況になるかも――って考えなかったの?」と聞かれるとアシュリーは、「もちろんよ! 被害者になるかもしれないんだ――って怖かったわ。でも、何が起こるかわからないし……」と説明。司会者の1人から「それに彼を崇拝している人だっているわけだしねぇ」とフォローされると、「そうなのよ! 素晴らしい人だって話も聞くのよ」と弁解し、「撮影セットはごくごく普通だったわ。でも、『シャツ脱げ』って言われるのかな? とか不安な気持ちだった。だって半端ないほど彼のうわさを聞いていたから」と回想した。

 「母親を撮影に連れて行けばよかったのに」という意見に、アシュリーは「母が同行していたのは16歳までだったの。私はしっかりしてたし、17歳の時にはニューヨークで自立していたし。決断は、自分で下さなければならなかったの」と言い、「でも、17歳の子が1人でって……若すぎるわよね」と悲しげな表情に。

 そして、「テリーとは全然別の撮影の時の話で、キャンペーンの撮影をしていたんだけど、フォト・アシスタントの男性から『ちょっと話があるから、こっちに来い』って言われて。廊下に連れ出され、クロゼットの中に押し込まれて。そこでイチモツを露出した彼にこう言われたの。『君のおかげで1日中こんなだよ。早く触ってくれ』って」と、17歳の時にセクハラされたことを告白した。

 アシュリーは続けて「もうパニックになって、クロゼットから逃げ出したわ。そして、『誰にもばれませんように』って祈ったの。もし彼が私にこんなことをしたんだってみんなに知られたら、私が『仕事しにくいモデルだ』って思われる。仕事しづらい厄介なモデルだと思われて、誰も私と仕事したくなくなるって」と、当時の気持ちを正直に明かし、モデルの地位が低い業界の闇を暴露。

 「でも、今、私が知っていることを当時の私が知っていたら。多くの女性たちが立ち上がって『me too』って言っている姿を見ていたら、あの男を殴り、『ペドフィリアだ!』って叫ぶわ。だって、私は17歳で未成年だったんだから。そして、『不誠実で無責任なセクハラ野郎だ』って叫んだでしょうね。自分の事務所にも連絡して、いろいろしたでしょうね」と興奮気味に語った。

 そして、「ほかの女性が私のような目に遭わないように、しっかり見ておいてやろう、って」と感無量だという表情を浮かべ、ウーピーの「そうよ、今じゃみんなの目があるんだから。しっかり見てるんだから、そういう奴らはもう逃げられないわよ」という言葉にうなずいていた。

 ネット上では、「モデルは露出度の高い服を着たり、下着姿で挑発するようなポーズをとっているのだから、撮影現場で欲情してしまう人が出るのはある程度は仕方ないのでは?」という声も上がっている。人気男性誌「MAXIM」などで活躍するセクシーモデルのティファニー・スタンリーは、先日、米『FOXニュース』で「一部のフォトグラファーの撮影では、何か変な流れになりそうだと察知できるの。性的な緊張感が漂っているって、ビンビン感じる。フォトグラファー全員がそうだってわけじゃないけど、一部の人はね」と語っており、そういう空気になることがあると認めている。

 しかし、それはあくまで仕事であり、そういう雰囲気になったからといってセクハラしてもOKというわけではない。だがフォトグラファーの中には、最初からモデルと性的なことをしようと企んでいる輩がいるそうで、ティファニーは「ぶっちゃけ、LAには、女の子の体目的のフォトグラファーが何人かいるの」「友達の中にも、度数の高いアルコールを飲まされて、『嫌だ』って言っているのに、際どい撮影をさせられそうになった子がいる」と明かしている。

 ハリウッドもほかの業界もそうだが、ファッション界でも若い駆け出しのウブなモデルたちの「成功したい」という気持ちにつけ込み、セクハラ行為を行う権力者たちがたくさんいる。美しく自信に満ちあふれたモデルでさえもそんな目に遭っていることに、『ザ・ビュー』のメーガンはショックを受けたようで、「『アメリカン・トップ・モデル』にも出演し、大成功しているあなたでさえもそんな目に遭っただなんて。本当に残念。気の毒で仕方ない」と首を振っていた。

 アシュリーは、「この世には権力をかさに着て、脅してセクハラをしようとする卑劣な大人がたくさんいることを若い女性に伝え、もしそんな目に遭ったとしても対処できるように教育したい」と発言。「私には、きちんと伝える責任があるんだって思ってる。何も知らなかったら、その時、どうしたらいいかわからないだろうから」と深刻な面持ちで語った。

 その言葉にウーピーは深くうなずきながら、「そうよ。そして若い女性に『自分の体をどうするかという権限は、自分自身にあるんだよ』って教えなきゃいけないのよ。男性とベッドインした時、『コンドームなんてつけなくても大丈夫だよ』って言われたら、『大丈夫じゃない。つけてちょうだい』って女の子が言わなくちゃいけない。言っていいの、言う権利があるの。『ゴムなしじゃ、私の体に指一本触れるな』って拒否していいのよ!」と熱弁。17歳でママに、34歳でおばあちゃんに、58歳でひいおばあちゃんになったウーピーのこの言葉に、ネット上では「とても重みがある」と受け止めた人が多かった。

「Me Too」「Time’s Up」運動により、セクハラ、性差別、人種差別のない世の中になるのだろうか? また、ウーピーが願う「若い女の子が男性に『ゴムなしセックスはダメ!』」と強く言える世の中になるのだろうか? 「Time’s Up運動はハリウッドセレブの自己満足的な一時的な流行として終わりそう」「そう簡単に撲滅なんてできないでしょ」と悲観的に考えている人も少なくないようだが、果たして?

「君のせいで1日中こんなだよ…」人気ぽっちゃりモデル、撮影現場でのセクハラ被害体験を語る

 昨年のモデル長者番付で10位にランクインした人気プラスサイズ・モデルのアシュリー・グラハム(30)が、17歳の時、撮影現場でセクハラを受けたことがあると告白。露出したイチモツを「触れ」と命じられ、パニックになったと赤裸々に明かした。長年セクハラがはびこってきたファッション業界でも、被害を告発しようという流れになっている。アシュリーはこの「Me Too」運動を支援し、「被害に遭ったらどう行動すればいいのかを若いモデルたちに伝えていきたい」と鼻息を荒くしている。

 昨年10月に米大手紙ニューヨーク・タイムズが「ハリウッドの巨匠プロデューサーのハーヴェイ・ワインスタインが、権力を盾に過去30年にわたって女優たちにセクハラをし続けてきた」と報じた後、自分も被害者だと告発する女優が続出。これが発端となり、アメリカではさまざまな業界でセクハラ行為を次々と告発する流れになっているのは既報の通りだ。このセクハラ告発は大きな動きとなり、SNSで付けられたハッシュタグから「Me Too」運動として国外でも展開されるようになっている。さらに今年に入ってからは「もうこれ以上、権力を振りかざして行われるセクハラや性暴力、性差別や人種差別に我慢するのはやめよう!」という「Time’s Up」運動へと発展。「権力を持つ男性全員が悪いという運動に発展しかねない」「軽口もセクハラだと訴えられるのは問題」と懸念する声が上がるほどの巨大ムーブメントとなっている。

 セクハラ告発は音楽界、スポーツ界、政界、一般企業、そしてファッション界でも巻き起っており、各業界の大御所たちが次々と失脚に追い込まれている。これまでに複数のモデルからセクハラ告発、起訴されてきた鬼才フォトグラファーのテリー・リチャードソンもその1人で、「VOGUE」「GQ」などを出版するコンデナスト・パブリケーションズが、テリーに対し「今後、写真を使用しない」と通達したとの情報が流出し、大ニュースとなった。

 過激な写真を得意とし、モデルに性的行為を強要したり性的嫌がらせをすることで有名なテリーだったが、被写体から最高の表情を引き出す天才写真家として高く評価されてきた。世界的スターやオバマ前大統領、2020年大統領選挙への出馬が期待されるオプラ・ウィンフリーとも仕事をしており、彼に撮影してもらうことはステータスだとされてきた。あまりにもセクハラがひどく、14年には「ノー・モア・テリー(#Nomoreterry)」というボイコット運動も巻き起こったが、サクッと乗り越えてきた。だが今回のムーブメントでは、47歳のキャノン・バーンスタインというモデルから03年の撮影中に「突然チンコを露出し、私の口の中に無理やり押し込んだ。そしてオーラルセックスを強要された」と性的暴行の申し立てまで明確に出され、いよいよ業界から追放されることになった。

 その後、カルバン・クラインの下着ラインの男性モデルのヌード広告で知られる大御所フォトグラファー、ブルース・ウェーバーもセクハラを告発・起訴された。若い細マッチョのブロンド男性モデルが、「撮影中に無理やり下着を脱がされ、『チンコをシゴけ』と強要された。ブルースのチンコにも触らされ、ブルースの口の中に指を入れさせられた。『君はどれくらい成功したいんだい? どれほどの野心があるんだい?』と囁かれながら」と暴露したのだ。

 女性モデルだけでなく、男性モデルまでもセクハラ・性的嫌がらせをされているのだということが世間に広く知られるようになり、ファッション界は悪い意味で注目を集めている。

 そんな中、米大手経済誌「フォーブス」で昨年「世界で最も稼ぐモデル」の10位にランクインし、プラスサイズ・モデル初の快挙だと話題をさらったアシュリー・グラハムが、「私も17歳の時に撮影現場でセクハラされた」と告白したのだ。

 身長175cm、体重91kg、スリーサイズ107-76-117だとされるアシュリーは、9日に放送された米ABC局の人気トーク番組『ザ・ビュー』にゲストとして出演。司会者のウーピー・ゴールドバーグ、大御所コメディエンヌのジョイ・べアール、弁護士のサニー・ホスティン、ジョン・マケインの娘メーガン・マケインに囲まれ、真剣トークを展開した。

 ウーピーから、「あなた、テリーと仕事をしたことがあるよね?」と話を振られたアシュリーは、「えぇ、17〜18歳の時に、テリーと仕事をしたわ」と認め、「撮影のオファーの電話をもらった時、もちろん彼のうわさは知っていた。みんなが話していたから耳にしていたわ。でも、オファーを受けたの。だって、最高の中の最高の人と一緒に仕事をしたいから。そしてその写真をポートフォリオに入れたいから」と語った。

 「とんでもない状況になるかも――って考えなかったの?」と聞かれるとアシュリーは、「もちろんよ! 被害者になるかもしれないんだ――って怖かったわ。でも、何が起こるかわからないし……」と説明。司会者の1人から「それに彼を崇拝している人だっているわけだしねぇ」とフォローされると、「そうなのよ! 素晴らしい人だって話も聞くのよ」と弁解し、「撮影セットはごくごく普通だったわ。でも、『シャツ脱げ』って言われるのかな? とか不安な気持ちだった。だって半端ないほど彼のうわさを聞いていたから」と回想した。

 「母親を撮影に連れて行けばよかったのに」という意見に、アシュリーは「母が同行していたのは16歳までだったの。私はしっかりしてたし、17歳の時にはニューヨークで自立していたし。決断は、自分で下さなければならなかったの」と言い、「でも、17歳の子が1人でって……若すぎるわよね」と悲しげな表情に。

 そして、「テリーとは全然別の撮影の時の話で、キャンペーンの撮影をしていたんだけど、フォト・アシスタントの男性から『ちょっと話があるから、こっちに来い』って言われて。廊下に連れ出され、クロゼットの中に押し込まれて。そこでイチモツを露出した彼にこう言われたの。『君のおかげで1日中こんなだよ。早く触ってくれ』って」と、17歳の時にセクハラされたことを告白した。

 アシュリーは続けて「もうパニックになって、クロゼットから逃げ出したわ。そして、『誰にもばれませんように』って祈ったの。もし彼が私にこんなことをしたんだってみんなに知られたら、私が『仕事しにくいモデルだ』って思われる。仕事しづらい厄介なモデルだと思われて、誰も私と仕事したくなくなるって」と、当時の気持ちを正直に明かし、モデルの地位が低い業界の闇を暴露。

 「でも、今、私が知っていることを当時の私が知っていたら。多くの女性たちが立ち上がって『me too』って言っている姿を見ていたら、あの男を殴り、『ペドフィリアだ!』って叫ぶわ。だって、私は17歳で未成年だったんだから。そして、『不誠実で無責任なセクハラ野郎だ』って叫んだでしょうね。自分の事務所にも連絡して、いろいろしたでしょうね」と興奮気味に語った。

 そして、「ほかの女性が私のような目に遭わないように、しっかり見ておいてやろう、って」と感無量だという表情を浮かべ、ウーピーの「そうよ、今じゃみんなの目があるんだから。しっかり見てるんだから、そういう奴らはもう逃げられないわよ」という言葉にうなずいていた。

 ネット上では、「モデルは露出度の高い服を着たり、下着姿で挑発するようなポーズをとっているのだから、撮影現場で欲情してしまう人が出るのはある程度は仕方ないのでは?」という声も上がっている。人気男性誌「MAXIM」などで活躍するセクシーモデルのティファニー・スタンリーは、先日、米『FOXニュース』で「一部のフォトグラファーの撮影では、何か変な流れになりそうだと察知できるの。性的な緊張感が漂っているって、ビンビン感じる。フォトグラファー全員がそうだってわけじゃないけど、一部の人はね」と語っており、そういう空気になることがあると認めている。

 しかし、それはあくまで仕事であり、そういう雰囲気になったからといってセクハラしてもOKというわけではない。だがフォトグラファーの中には、最初からモデルと性的なことをしようと企んでいる輩がいるそうで、ティファニーは「ぶっちゃけ、LAには、女の子の体目的のフォトグラファーが何人かいるの」「友達の中にも、度数の高いアルコールを飲まされて、『嫌だ』って言っているのに、際どい撮影をさせられそうになった子がいる」と明かしている。

 ハリウッドもほかの業界もそうだが、ファッション界でも若い駆け出しのウブなモデルたちの「成功したい」という気持ちにつけ込み、セクハラ行為を行う権力者たちがたくさんいる。美しく自信に満ちあふれたモデルでさえもそんな目に遭っていることに、『ザ・ビュー』のメーガンはショックを受けたようで、「『アメリカン・トップ・モデル』にも出演し、大成功しているあなたでさえもそんな目に遭っただなんて。本当に残念。気の毒で仕方ない」と首を振っていた。

 アシュリーは、「この世には権力をかさに着て、脅してセクハラをしようとする卑劣な大人がたくさんいることを若い女性に伝え、もしそんな目に遭ったとしても対処できるように教育したい」と発言。「私には、きちんと伝える責任があるんだって思ってる。何も知らなかったら、その時、どうしたらいいかわからないだろうから」と深刻な面持ちで語った。

 その言葉にウーピーは深くうなずきながら、「そうよ。そして若い女性に『自分の体をどうするかという権限は、自分自身にあるんだよ』って教えなきゃいけないのよ。男性とベッドインした時、『コンドームなんてつけなくても大丈夫だよ』って言われたら、『大丈夫じゃない。つけてちょうだい』って女の子が言わなくちゃいけない。言っていいの、言う権利があるの。『ゴムなしじゃ、私の体に指一本触れるな』って拒否していいのよ!」と熱弁。17歳でママに、34歳でおばあちゃんに、58歳でひいおばあちゃんになったウーピーのこの言葉に、ネット上では「とても重みがある」と受け止めた人が多かった。

「Me Too」「Time’s Up」運動により、セクハラ、性差別、人種差別のない世の中になるのだろうか? また、ウーピーが願う「若い女の子が男性に『ゴムなしセックスはダメ!』」と強く言える世の中になるのだろうか? 「Time’s Up運動はハリウッドセレブの自己満足的な一時的な流行として終わりそう」「そう簡単に撲滅なんてできないでしょ」と悲観的に考えている人も少なくないようだが、果たして?

ジャスティン・ティンバーレイク、「俺の奥さん、超HOTだぜ!」ツイートで大炎上!

 1月7日、ロサンゼルスでゴールデン・グローブ賞授賞式が開催された。出席していたジャスティン・ティンバーレイク(36)のその場でのツイートに、非難が殺到している。性的暴力や抑圧に抗議する「Time’s Up」式典となった同授賞式で、彼も抗議に賛同したのだが、「女性蔑視男のくせに」「とんだ偽善者」だと大バッシングされているのだ。

 ゴールデン・グローブ賞の授賞式は、毎年世界的な注目を集める。今年は年明け早々、リース・ウィザースプーンやエヴァ・ロンゴリアらが、「この授賞式に黒いドレスやスーツを着て出席することで、性差別や性暴力、抑圧に抗議しよう!」と呼びかけ、これにセレブたちがこぞって賛同。昨年10月、ハリウッドの権力者だったハーヴェイ・ワインスタインが、長年にわたり女優や女性スタッフにセクハラしてきたことが相次いで告発され失脚したことが発端で起こった「Me Too」運動に続く、「Time’s Up」(もうこれ以上セクハラや性暴力に我慢するのはやめよう)運動として、SNSで拡散されまくるようになった。

 この「Time’s Up」運動は瞬く間に全米で認知され、性差別による不平等な賃金の是正が呼びかけられたり、職場でセクハラされている被害者を法的に支援する基金が設立され、一瞬にして1,500万ドル(約16億9,000万円)の資金を集めたりと、巨大ムーブメントへ成長した。ゴールデン・グローブ賞授賞式では、ほとんどのセレブたちが黒いドレスやスーツを着て出席し、葬式のような異様な雰囲気ではあったものの「Time’s Up」運動を世界中に知らしめる絶好の機会になった。

 ジャスティン・ティンバーレイクも、妻で女優のジェシカ・ビールと共にこの「Time’s Up」に賛同し、黒に身を包んで出席した。

 ジャスティンは授賞式会場に繰り出す直前、ジェシカとツーショット写真を撮影し、ツイッターに投稿していた。「来たぜ!! それにしても俺の奥さん、超ホットじゃねえか。ちくしょう!」というツイートに、「#TimesUp」と「#whywewearblack」いうハッシュタグをつけて投稿した。

 この投稿にファンは「美男美女夫婦!」「最高!」と大喜びしたのだが、徐々に「何このツィート」と嫌悪感を示すネットユーザーが現れ始めた。その数は瞬く間に増え、この書き込みに対して「妻を物と見なしている」「女性を性的なものとして見ている潜在意識の現れ」だと激怒する声が噴出したのだ。

 ジャスティンは昨年、ウディ・アレン監督の新作映画『Wonder Wheel』に出演した。ウディは一流監督として知られる一方で、事実婚関係にあったミア・ファローの養女で、自身も父親的存在として接してきたスン=イー・プレヴィンに手を出し、邪魔になったミアを捨てた卑劣な男だと報じられている。ミアの養女ディラン・ファローからも「性的虐待されてきた」と訴えられ、大スキャンダルとして連日のように報じられた過去を持つ。その後、訴えは取り下げられ、35歳も年下のスン=イーとは結婚。幸せな家庭を築いているため、過去の話だと思っている人も多いが、ディランにとっては忘れることなどできない出来事であり、今なおウディに社会的制裁を加えてほしいと訴えている。また、ミアとウディの間に生まれた一人息子ローナン・ファローにとっても、義姉を性的虐待した父親を今も許せない、生々しい現実がある。そんなウディの映画に、今となっては「出たくない」という役者も少なくない。

 しかし、ジャスティンは、なんの躊躇もなく出演した。そのことからも今回、「養女を性的虐待し、もう一人の養女とは結婚したこの上なくキモい男の映画に出演したジャスティンに、Time’s Upする資格はない」「偽善野郎」「Time’s Upのことを、はやりのファッションか何かと勘違いしてるんじゃない?」と叩く声が上がっていた。

 また、ジャスティンがソロ歌手として成功したのは、押しも押されもせぬアイドルだったブリトニー・スピアーズを踏み台にしたからで、「とんでもないミソジニー野郎」という声も上がっている。「ミソジニー」とは女性や女性らしさに対して嫌悪感をあらわにし、蔑視することを指す。恋人だったブリトニーに浮気されて破局したことを示唆するような「Cry Me A River」MVを制作し、彼女がヤリマンだとこき下ろした「女の敵」。よって「Time’s Upする資格はない」と叩く人もいた。

 また、ジャスティンといえば04年に米NFLアメリカン・フットボールの王座を決める決勝戦『スーパーボウル』のハーフタイムショーをジャネット・ジャクソンと行い、最後にジャネットの衣装を脱がせるという演出をした際、片乳がポロリと露出した「ニップルゲート事件」の犯人だと大バッシングされたこともある。乳首が出たのはアクシデントだったのだが、このハーフタイムショーはゴールデンタイムの地上波に全米生中継されており、老若男女が見ていたことから「なんて破廉恥な男なんだ!」と非難が殺到。乳首をさらしてしまったジャネットにとっても、相当なイメージダウンとなった。このニップルゲートを持ち出し「演出だとしても、普通断るでしょ」「ジャスティンはセクハラ男じゃん」「そんな男がTime’s Upなんて笑える」と叩く声も今回多かった。

 ジャスティンにとっては、ウディのスキャンダルも、ブリトニーとの別れも遠い昔の話。ニップルゲート事件にしても、今年彼は再び「ハーフタイムショー」にパフォーマンス出演することが決まっており、「時効」だと思っているに違いない。何より、ジェシカと結婚し、子どもも生まれ、歌手だけでなく俳優としても活躍しており、公私ともに絶好調。「みんなに幸せをお裾分けしたい」と思っていても不思議ではないほど、ハッピーな日々を送っているのである。問題となっているツイッターと同じものがインスタグラムにも投稿されており、そちらも炎上しているが、本人はノーリアクション。このまま放置するものと見られているが、「偽善者!」と怒る女性たちの数は増え続けており、当分、炎上は収まりそうにない。

 ちなみに今年のゴールデン・グローブ賞の結果だが、このウーマンパワーに押されるように、女性が主人公の作品ばかりが賞を獲得した。本命視されていた戦争映画『ダンケルク』など、男ばかりが登場する作品は受賞を逃したため、今年の賞レースは女性優位になると囁かれるようになった。また「Time’s Up」を大声で唱えるわりには、ハーヴェイのセクハラを告発した女優たちは今回の授賞式に招待されず。「ハーヴェイのセクハラを知りながら見て見ぬふりをし、被害者の数を増やした大物セレブたちの、イメージ回復を狙った偽善的ムーブメントだ」という陰口も聞こえてくる。

 今回、功労賞に値するセシル・B・デミル賞を獲得したオプラ・ウィンフリーは「独裁や抑圧に抗い、真実や自由と平等のために戦う」という内容の受賞スピーチを行い、「2020年の大統領選挙に、ぜひ出馬してほしい!」という声が高まっている。本人もまんざらではなさそうで、もし実現したら、仲の良いジャスティンも応援すること間違いなし。しかしその時も、「偽善者!」と、再び叩かれてしまうのだろうか?

 思いがけずイメージダウンしてしまったジャスティンだが、2月4日に開催される『スーパーボウル』ハーフタイムショーであっさりとイメージアップするだろうとも見られている。ジェシカというしっかりした嫁に支えてもらっているので、大ごとにはならないようにも思われるが、ネット炎上は怖いもの。ウディ・アレンの過去の性的虐待疑惑にも飛び火しているこの騒動が、今後どのような展開になるのか、当分目が離せそうにない。

“整形”女性器公開のシングルマザー、アナルプレイ配信に続き「脚フェチ」ビデオで荒稼ぎ?

 「アメリカで最も過激なシングルマザー」と称されるファラ・アブラハム(26)が、またまたやらかした。オナニー配信に続き、今度は脚フェチに特化したビデオの有料配信を開始。世間から、ますます白い目で見られている。

 ファラは、09年に米MTVで放送されたリアリティ番組『16 and Pregnant』のワンエピソードに出演し、世間の注目を集めた。同番組は「16歳でデキちゃった少女たち」の妊娠生活、出産、産後1〜2カ月をカメラで追ったドキュメンタリーで、「貧困家庭に育ち、無知から妊娠してしまった少女たち」ばかりが出演する中、ファラは「いい家に住み、母親になんでもやってもらえる恵まれたお嬢様」という異色キャラで登場。「スタイルが良く、頭も良い、そこそこ美人の16歳」「初恋の相手と結ばれ妊娠したものの、出産2カ月前に相手が交通事故死してしまった」という悲劇のヒロインとして09年2月に娘を出産した。

 同番組に出演していたほかの少女たちは、産後、赤ん坊の父親の助けを得られず、親にも突き放され「こんなはずじゃなかった」「一人で育児、バイト、学業なんて、とてもできない」と頭を抱えたり、親はアル中、服役中というひどい環境で、自分たちも貧乏ゆえに赤ん坊を養子に出して後悔したりといった姿をさらしていた。その中にあってファラは、母親が喜んで赤ん坊の面倒を見てくれる恵まれた環境で、金銭的にも問題なし。スピンオフ番組『Teen Mom』では、早朝に赤ん坊が泣いていても「母親がミルクを与えてくれるから」と爆睡し、学校にもきちんと通い、「娘には父親が必要だから」と子どもを母親に預けてデートしまくるファラの姿が紹介され、同情的だった世間は「ちょっと違うんじゃない?」という目で見るように。彼女が母親に対して「干渉しすぎで息が詰まる!」「アタシがどれだけ我慢してると思ってるの!? もううんざり!」と当たりまくる姿に、非難の声が殺到することになった。

 もともとモデルとして成功することを目指していた彼女は、自己愛が非常に強かった。『Teen Mom』では、豊胸手術を受けるシーンも流れ、世間は仰天。レストランオーナーになるために勉強をしていたはずが、12年8月に突然『My Teenage Dream Ended』というアルバムをリリース。これは「微妙」だと酷評されたが、同時期にリリースした自叙伝はベストセラーになった。その後、子ども向けの本も刊行し、このままおとなしく執筆活動を続けていくのかと思われていたが、2013年に突然ポルノ業界に参入したのだ。

 ファラは13年、ポルノ男優を雇ってセックステープを制作。これをわざと流出させた後、『Farrah Superstar: BackdoorTeen Mom』というタイトルで大手ポルノ制作・配信会社ヴィヴィッド・エンターテインメントからリリースし、「キム・カーダシアンのように、これで一躍スターになろうともくろんだのか」と話題になった。ヴィヴィッドからは150万ドル(約1億7,000万円)を受け取ったと伝えられたが、「そんな価値ある?」「テレビに顔出ししている娘が、いじめられるんじゃないか。かわいそうだ」と批判する声が上がった。

 そんな世間の目は気にせず、「ポルノはもうかる」と味を占めたファラは、セックステープの続編を制作。同年9月には自分の乳房と膣の型を取って”大人のおもちゃ”として販売し、「ここまで落ちたか」と『Teen Mom』仲間も嫌悪感をあらわにするようになった。

 14年にはカップルのセラピー番組に出演すると発表されたが、ボーイフレンドが番組に出るために金で雇った男であることがバレてしまう。同年3月、今度は「Blowin」という曲をリリースし、MVまで制作するものの、当然まったく売れなかった。MVに娘も登場させたため「娘を金もうけに使うな」と批判されたが、「音楽は趣味だし」と涼しい顔をしていた。音楽はやっぱり金にならないと確信したのか、今度は「エロティック・ロマンス小説を、3本立てで書く」と発表。7月には“大人のおもちゃ”のプロデュースを本格化させ、テキサス州のアダルトクラブに定期的に登場する契約を54万ドル(約6,000万円)で結んで、「アダルト界のスター」として認知されるようになっていった。

 15年には、イギリスのリアリティ番組『Celebrity Big Brother 16』に出演。久しぶりにテレビにカムバックしたものの「私はアメリカのトップ・リアリティTVスター、『ニューヨーク・タイムズ』のベストセラー作家、大人のおもちゃのラインも立ち上げ、セレブ枠で売り出しているセックステープも大ヒット」と言い放ち、ひんしゅくを買うことに。「子育て手伝ってくれてるのに、あんたの母親に対する態度最悪。マンコ・ビッチ!」とディス・ツイートしたニッキー・ミナージュとツイッターバトルを繰り広げた時には、誰もがニッキーの肩を持ったものだった。

 誰に何を言われても「正しいのはアタシ」と反論し、向かうところ敵なしのファラは、昨年8月には膣の若返り目的の手術を受け、9月にはその膣をアップにして自慰行為をする姿をアダルトサイト「CamSoda」で配信。8万人が視聴し、サーバーがダウンするという大繁盛となった。10月のハロウィーンには、「大人のおもちゃを使ってアナルプレイ中の姿を配信する」と大々的に宣伝。しかし、ふたを開けてみたらアナルプレイはなしで下着も脱がず、自分の大人のおもちゃを宣伝し、自分を売り出してくれたMTVの悪口を言うだけだった。視聴者からは大ブーイングで、サイトは返金手続きに追われるハメになったが、そこはタダでは起きないアダルトサイト。ブラックフライデーの一掃セールで、ファラのビデオを1ドルで配信し、大きな話題となった。

 そしてファラは、今度は脚フェチに向けたビデオを有料配信し始めたという。

 米大手ゴシップ芸能サイト「RadarOnline.com」によると、ファラは広告塔を務める「ManyVids」というポルノサイトで、脚フェチに特化したビデオを制作。予告ビデオでは「みんなが脚フェチ・ビデオを欲しいっていうから。みんなのために、特別に撮ったの」と説明し、「お気に入り」だというゴールドのサンダルヒールを履き登場。「かわいらしい脚と、足の指にオイルを塗りたくるアタシを見て」「セクシーなゴールドのヒールを脱ぎ、脚プレイするアタシ。すごく気持ちいいの。アタシの完璧な靴底、お好きでしょ?」という説明文が添えられ、べちゃべちゃという音を立てながら足にローションを塗りたくっていく姿をチラ見せする。ローションは「ナチュラルなアナル潤滑油」だと説明されており、エロさ倍増。このビデオは、12ドル99セント(約1,400円)払うと見られるとのことだ。

 複数の女性にその性癖を暴露されているクエンティン・タランティーノ監督のように、筋金入りの脚フェチ男性は、かなりの数存在するとされている。13年に米大手紙「ニューヨーク・ポスト」が「19歳の女学生が“脚娼婦”として働き、週800ドル(約9万円)稼いでいる」「彼女を買うのはきちんとした身なりの男性で、ふくらはぎをマッサージしながら足の指をしゃぶり、服を着たまま一人で果てる」と取り上げたように、比較的お金を持っている層からのニーズがあるともされており、ここに目をつけたファラは「さすが」といえるかもしれない。

 彼女はそのほかに唇フェチビデオも制作し、こちらは19ドル99セント(約2,200円)で配信している。今後はこのフェチ路線でもうけることを企んでいるようだが、思惑通りいくのだろうか?娘も9歳になり、そろそろいろいろとわかってくる年齢なだけに、反抗期は大変なことになりそうである。

“整形”女性器公開のシングルマザー、アナルプレイ配信に続き「脚フェチ」ビデオで荒稼ぎ?

 「アメリカで最も過激なシングルマザー」と称されるファラ・アブラハム(26)が、またまたやらかした。オナニー配信に続き、今度は脚フェチに特化したビデオの有料配信を開始。世間から、ますます白い目で見られている。

 ファラは、09年に米MTVで放送されたリアリティ番組『16 and Pregnant』のワンエピソードに出演し、世間の注目を集めた。同番組は「16歳でデキちゃった少女たち」の妊娠生活、出産、産後1〜2カ月をカメラで追ったドキュメンタリーで、「貧困家庭に育ち、無知から妊娠してしまった少女たち」ばかりが出演する中、ファラは「いい家に住み、母親になんでもやってもらえる恵まれたお嬢様」という異色キャラで登場。「スタイルが良く、頭も良い、そこそこ美人の16歳」「初恋の相手と結ばれ妊娠したものの、出産2カ月前に相手が交通事故死してしまった」という悲劇のヒロインとして09年2月に娘を出産した。

 同番組に出演していたほかの少女たちは、産後、赤ん坊の父親の助けを得られず、親にも突き放され「こんなはずじゃなかった」「一人で育児、バイト、学業なんて、とてもできない」と頭を抱えたり、親はアル中、服役中というひどい環境で、自分たちも貧乏ゆえに赤ん坊を養子に出して後悔したりといった姿をさらしていた。その中にあってファラは、母親が喜んで赤ん坊の面倒を見てくれる恵まれた環境で、金銭的にも問題なし。スピンオフ番組『Teen Mom』では、早朝に赤ん坊が泣いていても「母親がミルクを与えてくれるから」と爆睡し、学校にもきちんと通い、「娘には父親が必要だから」と子どもを母親に預けてデートしまくるファラの姿が紹介され、同情的だった世間は「ちょっと違うんじゃない?」という目で見るように。彼女が母親に対して「干渉しすぎで息が詰まる!」「アタシがどれだけ我慢してると思ってるの!? もううんざり!」と当たりまくる姿に、非難の声が殺到することになった。

 もともとモデルとして成功することを目指していた彼女は、自己愛が非常に強かった。『Teen Mom』では、豊胸手術を受けるシーンも流れ、世間は仰天。レストランオーナーになるために勉強をしていたはずが、12年8月に突然『My Teenage Dream Ended』というアルバムをリリース。これは「微妙」だと酷評されたが、同時期にリリースした自叙伝はベストセラーになった。その後、子ども向けの本も刊行し、このままおとなしく執筆活動を続けていくのかと思われていたが、2013年に突然ポルノ業界に参入したのだ。

 ファラは13年、ポルノ男優を雇ってセックステープを制作。これをわざと流出させた後、『Farrah Superstar: BackdoorTeen Mom』というタイトルで大手ポルノ制作・配信会社ヴィヴィッド・エンターテインメントからリリースし、「キム・カーダシアンのように、これで一躍スターになろうともくろんだのか」と話題になった。ヴィヴィッドからは150万ドル(約1億7,000万円)を受け取ったと伝えられたが、「そんな価値ある?」「テレビに顔出ししている娘が、いじめられるんじゃないか。かわいそうだ」と批判する声が上がった。

 そんな世間の目は気にせず、「ポルノはもうかる」と味を占めたファラは、セックステープの続編を制作。同年9月には自分の乳房と膣の型を取って”大人のおもちゃ”として販売し、「ここまで落ちたか」と『Teen Mom』仲間も嫌悪感をあらわにするようになった。

 14年にはカップルのセラピー番組に出演すると発表されたが、ボーイフレンドが番組に出るために金で雇った男であることがバレてしまう。同年3月、今度は「Blowin」という曲をリリースし、MVまで制作するものの、当然まったく売れなかった。MVに娘も登場させたため「娘を金もうけに使うな」と批判されたが、「音楽は趣味だし」と涼しい顔をしていた。音楽はやっぱり金にならないと確信したのか、今度は「エロティック・ロマンス小説を、3本立てで書く」と発表。7月には“大人のおもちゃ”のプロデュースを本格化させ、テキサス州のアダルトクラブに定期的に登場する契約を54万ドル(約6,000万円)で結んで、「アダルト界のスター」として認知されるようになっていった。

 15年には、イギリスのリアリティ番組『Celebrity Big Brother 16』に出演。久しぶりにテレビにカムバックしたものの「私はアメリカのトップ・リアリティTVスター、『ニューヨーク・タイムズ』のベストセラー作家、大人のおもちゃのラインも立ち上げ、セレブ枠で売り出しているセックステープも大ヒット」と言い放ち、ひんしゅくを買うことに。「子育て手伝ってくれてるのに、あんたの母親に対する態度最悪。マンコ・ビッチ!」とディス・ツイートしたニッキー・ミナージュとツイッターバトルを繰り広げた時には、誰もがニッキーの肩を持ったものだった。

 誰に何を言われても「正しいのはアタシ」と反論し、向かうところ敵なしのファラは、昨年8月には膣の若返り目的の手術を受け、9月にはその膣をアップにして自慰行為をする姿をアダルトサイト「CamSoda」で配信。8万人が視聴し、サーバーがダウンするという大繁盛となった。10月のハロウィーンには、「大人のおもちゃを使ってアナルプレイ中の姿を配信する」と大々的に宣伝。しかし、ふたを開けてみたらアナルプレイはなしで下着も脱がず、自分の大人のおもちゃを宣伝し、自分を売り出してくれたMTVの悪口を言うだけだった。視聴者からは大ブーイングで、サイトは返金手続きに追われるハメになったが、そこはタダでは起きないアダルトサイト。ブラックフライデーの一掃セールで、ファラのビデオを1ドルで配信し、大きな話題となった。

 そしてファラは、今度は脚フェチに向けたビデオを有料配信し始めたという。

 米大手ゴシップ芸能サイト「RadarOnline.com」によると、ファラは広告塔を務める「ManyVids」というポルノサイトで、脚フェチに特化したビデオを制作。予告ビデオでは「みんなが脚フェチ・ビデオを欲しいっていうから。みんなのために、特別に撮ったの」と説明し、「お気に入り」だというゴールドのサンダルヒールを履き登場。「かわいらしい脚と、足の指にオイルを塗りたくるアタシを見て」「セクシーなゴールドのヒールを脱ぎ、脚プレイするアタシ。すごく気持ちいいの。アタシの完璧な靴底、お好きでしょ?」という説明文が添えられ、べちゃべちゃという音を立てながら足にローションを塗りたくっていく姿をチラ見せする。ローションは「ナチュラルなアナル潤滑油」だと説明されており、エロさ倍増。このビデオは、12ドル99セント(約1,400円)払うと見られるとのことだ。

 複数の女性にその性癖を暴露されているクエンティン・タランティーノ監督のように、筋金入りの脚フェチ男性は、かなりの数存在するとされている。13年に米大手紙「ニューヨーク・ポスト」が「19歳の女学生が“脚娼婦”として働き、週800ドル(約9万円)稼いでいる」「彼女を買うのはきちんとした身なりの男性で、ふくらはぎをマッサージしながら足の指をしゃぶり、服を着たまま一人で果てる」と取り上げたように、比較的お金を持っている層からのニーズがあるともされており、ここに目をつけたファラは「さすが」といえるかもしれない。

 彼女はそのほかに唇フェチビデオも制作し、こちらは19ドル99セント(約2,200円)で配信している。今後はこのフェチ路線でもうけることを企んでいるようだが、思惑通りいくのだろうか?娘も9歳になり、そろそろいろいろとわかってくる年齢なだけに、反抗期は大変なことになりそうである。

ISISに説教のリンジー・ローハン、歯抜けのデミ・ムーア、超大物に“死亡説”!!……2017セレブB級ニュース

 2017年は、海外の芸能界もビッグニュースが次々と飛び込んできた1年だった。8歳の子どもも犠牲になったアリアナ・グランデのコンサート会場での自爆テロや、音楽祭会場の観客58人が死亡、546人が負傷したラスベガス・ストリップ銃乱射事件。ハリウッドの権力者だったハービー・ワインスタインの30年間にわたるセクハラおよび性的暴行が暴露され、大物俳優やプロデューサーたちもセクハラ加害者として告発される騒ぎに発展し、ハリウッドを騒然とさせた。

 トム・ペティやヒュー・ヘフナー、チャック・ベリーら、大物たちの訃報もあった。クリス・コーネル、リンキン・パークのチェスター・ベニントンの自殺もあった。離婚騒動も、1月に50歳で第1子を無事出産したジャネット・ジャクソンに、クリス・プラットとアンナ・ファリス、ファーギーとジョシュ・デュアメル……と枚挙にいとまがない。メル・Bが夫からDVやセックスを強要されたと訴えた泥沼離婚も忘れがたい。また、R・ケリーが若い女子たちを洗脳してセックスカルト団を作っているという疑惑など、衝撃的なニュースが多かった。

 レディー・ガガは線維筋痛症を告白したり、オリビア・ニュートン・ジョンはガンが再発するも気丈に闘病宣言をしていた。また、セレーナ・ゴメスが全身性エリテマトーデスの症状悪化で親友からの腎移植を告白。このように、病を打ち明けて人々に勇気を与えたセレブもいた。セレーナは、ジャスティン・ビーバーと久しぶりに復縁したことも大きな話題となった。

 おめでたいニュースも多い。マドンナはまたマラウイ共和国から双子の双子を養子に迎えた。ビヨンセとジェイ・Z夫妻、ジョージ・クルーニーとアマル・アラムディン夫妻に双子が誕生。メーガン・マークルは、かねてより交際していた英ヘンリー王子と婚約した。キム・カーダシアンとカニエ・ウエストが代理母により第3子をもうけることを発表したり、キムの妹クロエ、異父妹カイリー・ジェンナーも同じ頃に子どもを出産することも報じられている。

 一方、こうした派手なニュースの裏側で、あきれるようなセレブのB級ニュースも実に多かった。今回は、厳選した「セレブのB級ニュース10」をお届けしよう。

■アジーリア・バンクス、ニッキー・ミナージュに黒魔術をかける
 17年年明け早々、米ヒップホップ界は、アジーリア・バンクスが3年間分の黒魔術の汚れを掃除する動画の話で持ちきりだった。ゴーグルをかけ、サンドブラスターでこびりついた血の汚れを削り取る様子は、それだけショッキングなものだったのだ。

 アジーリアは、ニューヨーク・シティのマンションのクロゼットで黒魔術を行っていたと告白している。6年前にデビューした時は、才能ある女性ラッパーとして大注目されたが、イギー・アゼリア、ゼイン・マリク、ラッセル・クロウ、リアーナと見境なくケンカをふっかけ、やがてビーフの女王と呼ばれるようになった。そんな難ありの性格ゆえに敵も多い彼女は、昨年、インタビューで「母親が白魔術をしていた」と明かし、自身はブードゥー教の巫女であると告白。そんなことから、動画を見ても冗談だとは思わず、「ガチでやっているのだろう」と多くの人が考えた。

 さらにアジーリアは今年2月、黒魔術の呪いをニッキー・ミナージュにかけたとツイート。ニッキーからエネルギーを抜き取り、ボトルの中に封じ込める魔術をかけたと告白したのだ。黒魔術の効果は絶大だと自画自賛するアジーリアは「生意気なニッキーから魔術でエネルギーを抜きまくっている」「もうすぐ私に返してくれと泣きながら懇願するでしょうね」と語り、さらに「抜き取ったニッキーのエネルギーは自分の曲に振りかけるのだ」とも明かし、ファンをドン引きさせた。

 だが、どういう風の吹きまわしか、9月にインスタグラムのDMでニッキーに謝罪。「これまでのこと、謝ります」「私も成長して強い女性とはどういう意味なのかを知りました」と長々と弁解するメッセージを送ったところ、ニッキーから「自分のやらなければならないことに集中しようね」という返答をもらったと大喜び。ネット上では「黒魔術をかけたが、跳ね返ってきて反省したのか」「抜き取ったエネルギーはニッキーに返したのか」と議論を呼んだ。

 一時期お騒がせセレブの代表格だったリンジー・ローハンは、昨年シリア難民たちと交流したことで「これがアタシのミッション」だと覚醒。そんな彼女は17年になってすぐ、インスタグラムにISISのメンバーたちに更生を呼びかけるポエムを投稿していた。そのポエムは以下の通りだ。

「時々、最愛の方からの声が聞こえてくる/でも私たちは恐怖に怯えながら暮らしている/私は恐怖に震え傷つく少女/この世に起きている多くのことが理解できない」「でも、私はベッドの中で寝ることができる/私はまだ生きている/何も文句は言えない」「ブラインドを閉じてベッドに入ってから/浅はかなisisたちの思考を正すにはどうしたら良いのか、考えずにはいられない/なぜなら/私にはどうすれば良いのか分かるはずだから/恐怖に怯え疑問を抱きながらこの世に生きるだけではなく/彼らは撃つ、私たちが叫んでいたように」

 リンジーは「世界的知名度を誇る女優で難民活動家でもあるアタシの感動的なポエムで、ISISのみんなが更生してくれたら」と思っていたようなのだが、世間は「意味不明」「ISISも大いに戸惑っていることだろう」「アホ女がまたアホなことをやってる」とドン引き。

 その後、リンジーはインスタグラムの投稿を全部削除し、アカウントをリセットした。今年1年でハリウッドセレブたちがこぞってバッシングするトランプ大統領やハービー・ワインスタインをも擁護する博愛主義者へと豹変し、「救いようのないバカ女」と白目をむかれまくることとなった。

■アレサ・フランクリン、死亡説に「元気でやってます」

 女性最初のロックの殿堂入りを果たしたグラミー賞歌手であり、数多くの伝説を作ってきたソウルの女王アレサ・フランクリン(75)。今年2月に、年内で歌手を引退する宣言をし「まだまだ歌えるのにもったいない」と惜しむ声が上がった。

 そして今年も終わりに近づいてきた11月21日、ツイッター「#RipArethaFranklin(アレサ・フランクリン、安らかに眠れ)」というハッシュタグが突然トレンド入り。ネット上は「超大物の訃報か」と大騒ぎになった。

 訃報の出どころは、「アレサ・フランクリン・オフィシャル」を名乗るツイッターアカウントだった。「ソウルの女王アレサ・フランクリンが亡くなったという悲しい発表をしなければなりません。1942~2017」という投稿がされたのだ。この死亡説はたちまち拡散され、「引退宣言も、死を予感してのことだったのか」「惜しい人を亡くした」など、彼女の死を悼む声が次々と上がった。一方で、冷静なファンは「ツイッターの公認マークがないし、ニセアカウントだよね?」と、疑いの目を向けていた。

 そして米Usウィークリーが「アレサ・フランクリン、自分の訃報についてコメント『元気でやってます』」というタイトルの記事を掲載。「基本的に元気でやってます。検査の結果も全部良好だったわ」「薬の副作用で体重がたくさん減ったの。体重に影響が出るのよ」「みなさん、心配してくださって本当にありがとうね」という、アレサ本人から送られてきたeメールの内容を公開した。

 記事では、アレサの代理人も彼女が生きていることを確認し、「ニュースを信じないで」とツイートしていると指摘。単なる噂に過ぎないから安心するようにと伝えた。

 実はアレサ、11年に脇腹に強い痛みを感じて治療を受けたと報じられた時にも「彼女の身内が『アレサはすい臓がんと診断された』と明かした」とネット上で拡散されたことがあった。アレサはこの時もすぐに「すい臓がんじゃないです」「誰もそんなこと言ってない。びっくりしたわ」と否定している。

 

Sometimes you just gotta play!!!!!! 🤓😜💋💅🏻👩‍🎨🎨👯👗👛👒👠🦄🦋🐠🌹💥💥

Britney Spearsさん(@britneyspears)がシェアした投稿 -

 一時期の零落ぶりがウソのように、今年のブリトニー・スピアーズは1年を通じてご機嫌だった。昨年末から交際を始めた12歳年下のパーソナルトレーナー、サム・アスガリとは超ラブラブだし、トレーニングで理想の体を手に入れ、世界ツアーもラスベガスの定期公演も大成功に終わっている。

 そんな彼女が10月13日、小さなキャンバスに絵の具でカラフルな花を描いている動画をインスタグラムに投稿した。邸宅の外廊下で、「サムに豊胸手術をプレゼントされた」と噂のデカパイをあらわにしながら描いているのだが、その絵があまりにも個性的で、ネット上で「トランプの絵よりもヘタ」「彼女の息子の孫悟空のイラストのほうがうまい」とボロクソにバカにされてしまった。

 ところが11月5日、この絵が「ラスベガス・ストリップ銃乱射事件」チャリティー・オークションに出展され、なんと1万ドル(約113万円)で落札されたと報道されたのだ。落札したのは、同オークションの司会を務め美術品にも詳しいはずのジャーナリストのロビン・リーチ。額に入れられたブリトニー作品を満面の笑みで持つロビンの写真も公開されたのだが、縦向きで描いていたはずの絵を横にしており、「縦でも横でもヘタはヘタ」「1万ドルの価値があるとは思えない」と全米は大いに戸惑った。

 

We’re getting creative at our house lately... 🌺🌸🌷🌸🌺🌸🌷

Britney Spearsさん(@britneyspears)がシェアした投稿 -

 自分の絵に価値があると認めてもらったことに大喜びしたブリトニーは、再び絵描き動画を投稿。ビキニを着て正座しながら絵を描いており、表情は真剣そのものだ。作品は前回よりもわけのわからない度がアップしており、再びネット上をざわつかせた。

 その後、ブリトニーの絵を落札したロビンが一過性脳虚血発作を起こし倒れてしまう。すぐに適切な治療を施したため、命に別状はないと伝えられたが、「ブリトニーのヘタすぎる絵の呪いに違いない」と囁かれるようになってしまった。

■ロブ・ロウ、“幽霊と話した”と激白
 俳優のロブ・ロウが、2人の息子と共に全米を回って、UMAやエイリアン、幽霊の存在を検証するリアリティ番組『The Lowe Files』を制作した。今年8月から米A&E局で放送したところ、大好評を博している。

 プロモーション会見でロブは、「自分は子どもの頃からUMAやエイリアン、幽霊に並々ならぬ興味を抱いていた。息子たちも小さい頃から興味を示し、たくさん語り合った。そして、いつか本当にいるのか検証する旅に出かけようと約束した」と説明。「その時が来たのだ!」と鼻息を荒くし、「幽霊と会い、実際に話したんだ」と激白した。

「俺に科学的なことは聞かないでくれ。知らないから」と前置きした上で、「幽霊の声を翻訳する特別な装置があるんだ。どう説明したらいいのかわからないけど、理論的に翻訳する方法を使って声を聞くことができる」「俺が話した幽霊は女性の名前を名乗り、殺されたって言っていた」と真顔で語った。

 そして、「どう思うかはみなさんにお任せしますよ」と言いつつ、「でも俺は、クレイジーだと思われたくはない。自分の(俳優としての)キャリアを終わらせるようなことなんてしたくないと思っているし」と自信満々にドヤり、会場を戸惑わせたのだった。

 この手のネタが大好きなアメリカでは、似たような検証番組がこれまでにたくさん作られてきたが、その多くが「単なる冷やかし番組」だと酷評されている。しかし、ロブは過去にも米エンタテインメント誌「EW」のインタビューで、「ビッグフットと遭遇したことがある」と大真面目に発言したことがある超常現象フリークだ。『The Lowe Files』では、テレビドラマに引っ張りだこのシブメン人気俳優とは思えぬほど恐怖に怯えた表情も見せ、「これはガチ」「臨場感あふれる素晴らしい作品」だと大絶賛。UMA、エイリアン、幽霊に関する膨大な知識も披露し、マニアからも高い評価を受けた。

 なお、幽霊と話したことがあるというセレブは意外と多い。今年は歌手のサム・スミスが「寝る時に気配を感じるから、『ほっといて!』って言うの。そうすると気配がなくなる。コミュニケーションばっちりなの」と得意げに告白している。
 世界中の女子を熱狂させたボーイズグループ、ワン・ダイレクションで一番人気を誇っていたハリー・スタイルズ。ワン・ダイレクションのステージでは彼めがけて下着などが投げ込まれ、思わずキャッチしたのがブラジャーだったために驚いた表情で投げ返したり、興奮したファンが投げた靴やぬいぐるみが股間に命中し、苦悶の表情を浮かべるなどというハプニングもあった。

 昨年グループは活動を停止し、ハリーはまず俳優として活動を開始した。今年に入ってからは、ソロアーティストとしてデビューを果たし、アルバムもリリース。プロモーション活動も積極的に行い、ワン・ダイレクションとはまた異なる、しっとりとした曲を歌い上げる姿に、世界中の女子がうっとりと心酔した。

 10月21日、ハリーはロサンゼルスのハリウッド・ボウルで開催されたチャリティ・コンサートに参加した。彼がステージに登場した瞬間からファンはトランス状態に陥り、叫びまくっていた。そんなファンをさらに盛り上げようと、ハリーはパフォーマンス中に膝をつき、滑るようにステージ前方端まで移動。この様子を映した動画が、SNSに投稿された。

 動画には、喜んだファンがハリーの体にタッチするシーンが映っている。これはハリーも当然予想していたようで触られるがままなのだが、次の瞬間、興奮したファンの一人が股間をわしづかみにするハプニングが発生。ハリーは慌てて立ち上がり、手を振り切るようにステージの中央に逃げ帰っていった。

 動画を見たファンは怒り狂い、「セクハラ!」「何してもいいと思ってるの!?」と大激怒。「そんなに触りたいなら、触り放題なR・ケリーのコンサートに行きなさいよ!」という人まで現れた。

 ちなみにハリーはその後、何事もなかったかのようにパフォーマンスを敢行。「股間を触られたのに動揺しないなんて、さすがプロ」と大絶賛された。

■デミ・ムーア、「歯が2本抜けた」と笑顔で公表

 55歳とは思えぬほどのスタイルで、相変わらず華やかなオーラを放つデミ・ムーアが、今年驚きの告白をし、好感度をアップさせた。

 今年6月、デミは人気深夜トーク番組『トゥナイト・ショー』に、セクシーな白のミニタイトドレス姿で出演した。司会者のジミー・ファロンから「これからご紹介する写真を見たときは驚きましたよ」と言われると、恥ずかしそうに体をくねらせながら「前歯が2本抜けちゃった。スケートボードやってて……とかクールに言いたいところだけど、違うの。アメリカでは心臓発作で亡くなる人がとても多いでしょ。心臓発作はストレスが引き金になるけど、私の歯もストレスにやられちゃったの」と真剣な顔で語り、「でも、あなたのために歯は入れたの」と真っ白な歯を見せて笑った。

 そして、「実際には2本抜けたんだけど、写真では1本だけ抜けた状態」と説明した。ジミーが「みなさん信じられないと思いますが」と、問題の歯抜けデミの写真を出すと会場は大ウケ。「でも、子どもたちには好評だったの。『こっちのほうが弱々しくて人間っぽく見える』って」とデミは自ら語り、歯抜け状態のまま歯科医院で撮影したセルフィー動画までも紹介。「普段はサイボーグっぽいけど、歯抜けだと人間っぽく見える!」と、ネット上でも評判は上々だった。

 この世には、いまだに「地球は平らだ」と信じている人たちが存在する。アトランタ出身のラッパー、B.o.Bもその一人だ。16年に、ツイッターで「地球は平たいんだ」と主張し始め、著名な天体物理学者ニール・ドグラース・タイソンから丁寧な説明のリプライをもらうも、聞く耳持たず。ニールをラップでディスりながら、「地球は平らなんだよ!」と吠えまくり、ファンは「大丈夫なんだろうか」と困惑した。

 そんなB.o.Bが今年9月、大手クラウドファンディングサイト「GoFundMe」で「地球が平らであることを証明するプロジェクトへの資金調達キャンペーン」を立ち上げたと報じられた。キャンペーンのタイトルは「B.o.Bに地球の曲線を見せてみろ!」というもので、「小型衛星を打ち上げて、空からの映像を撮影し地球が平らであることを証明する」「だから、打ち上げに必要な100万ドル(約1億円)をくれ」と呼びかけたのだ。

 「地球は丸い」という説は陰謀だと主張するB.o.Bは、「自分が打ち上げた小型衛星のカメラで地球を見ないと丸いなんて信用できない」としてこのプロジェクトを立ち上げたという。結果、「GoFundMe」というワードがトレンド入りするほど、話題にはなった。キャンペーン開始から約3カ月がたった現在、230人あまりが資金を出している。一口5〜10ドル程度の人が大半なため、まだ6800ドル(約77万円)ほどしか集まっていないが、変わった金持ちの心をつかめば、目標額の達成も夢ではないかもしれない。がんばってほしい。

■パリス・ヒルトン、「セックステープがなければダイアナ妃になれた」と憤慨

 ニコール・リッチーと組んだリアリティ番組『シンプルライフ』で一躍有名になり、「金持ちの娘なら特技はなくても有名になる」というセレブブームを起こしたパリス・ヒルトン。

 彼女が「ダム・ブロンド(Dumb Blonde/バカなブロンド)」「尻軽セレブ」の代名詞となったのは、03年に流出したセックステープの影響が大きい。パリスが当時交際していたリック・ソロモンとセックスしている様子を撮影したプライベートなものなのだが、体形が細すぎてセクシーでない上に、マグロで「ギャグみたい」と笑い者に。のちに流出したキム・カーダシアンとレイ・Jのセックステープのクオリティがポルノ並みに高かったため、ますます「なんの取り柄もないバカ女」という目で見られるようになってしまったのだ。

 その後、パーティー三昧がたたり、飲酒運転で逮捕。刑務所に入るも短時間で出てきたため、世間から「セレブ待遇」と大バッシングされる。嫌気がさした彼女はビジネスに集中するようになり、今は実業家、DJとして成功を収めている。

 今年、女性誌「マリ・クレール」のインタビューで、セックステープ流出事件について聞かれ、「本当に痛ましいことだったわ。私は生まれてからずっとダイアナ妃を尊敬してきたの。あの素晴らしいエレガントさ。本当に素敵な女性だった。(中略)私もダイアナ妃のようになれたのに。でも、あの(セックス)テープのせいで、裁きを受け続ける羽目になり、好き勝手言われる存在になってしまった。ボーイフレンドとのプライベートな瞬間を撮影したテープのせいでね」と憤慨して見せた。

 また、「彼(ソロモン)に会わなければよかったって、心の底から思っているわ。人生の中で後悔してることのひとつよ。本当に出会わなければよかったのに。(セックステープ流出後)何カ月も家の外に出られなかったの。ものすごく落ち込んで、屈辱的な気持ちに襲われた」と苦しげに語った。

 この発言に世間は唖然。「セックステープがなくてもアメリカのダイアナ妃にはなれなかったでしょ」「おこがましいにもほどがある」と久しぶりにバッシングされてしまった。

■ジーン・シモンズ、例の決めポーズを商標登録申請し大バッシング

 今年6月、ヘビーメタルファンを戸惑わせるニュースが報じられた。カリスマ的ヘビメタバンドKISSのベーシスト、ジーン・シモンズが、中指と薬指を曲げ、小指、人差し指、親指を立てて「悪魔の角」を表現した例のポーズを、米国特許商標庁に商標出願したというのだ。

 ジーンは「このジェスチャーは、自分が1974年11月14日に『Hotter Than Hell』ツアーで初めて行ったもの」だと主張。そして「ミュージカル・アーティストによるライブパフォーマンスで披露するエンターテインメント、そしてミュージカル・アーティスト個人のパフォーマンス」で使うものとして、商標登録申請したと伝えられた。

 米大手エンタメ雑誌「Hollywood Reporter」は、1966年にビートルズがリリースしたシングル「イエロー・サブマリン」のジャケ写で、ジョン・レノンが手の甲を見せ同じジェスチャーをしていると指摘。このジェスチャーがトレードマークになっていた故ロニー・ジェイムス・ディオの未亡人は、「金になるならなんでもするなんて、本当に吐き気がする」と批判した。ヘビメタを象徴するようなジェスチャーが自由にできなくなる危機だとして、ネットでも激しく非難されることとなった。

 ヘビメタファンを敵に回すことは得策ではないと気づいたのか、ジーンはその後、出願を取り下げた。しかし、カナダ紙「Windsor Star」の取材に対して「出願したことは後悔してない」と断言。「$サインのある袋、マネーバッグのロゴは俺のものだ。モーションピクチャーの商標も俺が持っているんだ」と商標を取るのはあくまでビジネスなんだと主張。「『バカげたことしやがって』とか思ってる奴らに言ってやる。俺がした最もバカげたことは、お前らの母ちゃんたちより厚化粧して高いヒールを履いたことだ。あの時も『そんなバカなことするなよ』って言われたけど、できるんだよ、ビッチ! 俺様がやりたいと思ったことは、なんだってできるんだ」と言い放った。

ISISに説教のリンジー・ローハン、歯抜けのデミ・ムーア、超大物に“死亡説”!!……2017セレブB級ニュース

 2017年は、海外の芸能界もビッグニュースが次々と飛び込んできた1年だった。8歳の子どもも犠牲になったアリアナ・グランデのコンサート会場での自爆テロや、音楽祭会場の観客58人が死亡、546人が負傷したラスベガス・ストリップ銃乱射事件。ハリウッドの権力者だったハービー・ワインスタインの30年間にわたるセクハラおよび性的暴行が暴露され、大物俳優やプロデューサーたちもセクハラ加害者として告発される騒ぎに発展し、ハリウッドを騒然とさせた。

 トム・ペティやヒュー・ヘフナー、チャック・ベリーら、大物たちの訃報もあった。クリス・コーネル、リンキン・パークのチェスター・ベニントンの自殺もあった。離婚騒動も、1月に50歳で第1子を無事出産したジャネット・ジャクソンに、クリス・プラットとアンナ・ファリス、ファーギーとジョシュ・デュアメル……と枚挙にいとまがない。メル・Bが夫からDVやセックスを強要されたと訴えた泥沼離婚も忘れがたい。また、R・ケリーが若い女子たちを洗脳してセックスカルト団を作っているという疑惑など、衝撃的なニュースが多かった。

 レディー・ガガは線維筋痛症を告白したり、オリビア・ニュートン・ジョンはガンが再発するも気丈に闘病宣言をしていた。また、セレーナ・ゴメスが全身性エリテマトーデスの症状悪化で親友からの腎移植を告白。このように、病を打ち明けて人々に勇気を与えたセレブもいた。セレーナは、ジャスティン・ビーバーと久しぶりに復縁したことも大きな話題となった。

 おめでたいニュースも多い。マドンナはまたマラウイ共和国から双子の双子を養子に迎えた。ビヨンセとジェイ・Z夫妻、ジョージ・クルーニーとアマル・アラムディン夫妻に双子が誕生。メーガン・マークルは、かねてより交際していた英ヘンリー王子と婚約した。キム・カーダシアンとカニエ・ウエストが代理母により第3子をもうけることを発表したり、キムの妹クロエ、異父妹カイリー・ジェンナーも同じ頃に子どもを出産することも報じられている。

 一方、こうした派手なニュースの裏側で、あきれるようなセレブのB級ニュースも実に多かった。今回は、厳選した「セレブのB級ニュース10」をお届けしよう。

■アジーリア・バンクス、ニッキー・ミナージュに黒魔術をかける
 17年年明け早々、米ヒップホップ界は、アジーリア・バンクスが3年間分の黒魔術の汚れを掃除する動画の話で持ちきりだった。ゴーグルをかけ、サンドブラスターでこびりついた血の汚れを削り取る様子は、それだけショッキングなものだったのだ。

 アジーリアは、ニューヨーク・シティのマンションのクロゼットで黒魔術を行っていたと告白している。6年前にデビューした時は、才能ある女性ラッパーとして大注目されたが、イギー・アゼリア、ゼイン・マリク、ラッセル・クロウ、リアーナと見境なくケンカをふっかけ、やがてビーフの女王と呼ばれるようになった。そんな難ありの性格ゆえに敵も多い彼女は、昨年、インタビューで「母親が白魔術をしていた」と明かし、自身はブードゥー教の巫女であると告白。そんなことから、動画を見ても冗談だとは思わず、「ガチでやっているのだろう」と多くの人が考えた。

 さらにアジーリアは今年2月、黒魔術の呪いをニッキー・ミナージュにかけたとツイート。ニッキーからエネルギーを抜き取り、ボトルの中に封じ込める魔術をかけたと告白したのだ。黒魔術の効果は絶大だと自画自賛するアジーリアは「生意気なニッキーから魔術でエネルギーを抜きまくっている」「もうすぐ私に返してくれと泣きながら懇願するでしょうね」と語り、さらに「抜き取ったニッキーのエネルギーは自分の曲に振りかけるのだ」とも明かし、ファンをドン引きさせた。

 だが、どういう風の吹きまわしか、9月にインスタグラムのDMでニッキーに謝罪。「これまでのこと、謝ります」「私も成長して強い女性とはどういう意味なのかを知りました」と長々と弁解するメッセージを送ったところ、ニッキーから「自分のやらなければならないことに集中しようね」という返答をもらったと大喜び。ネット上では「黒魔術をかけたが、跳ね返ってきて反省したのか」「抜き取ったエネルギーはニッキーに返したのか」と議論を呼んだ。

 一時期お騒がせセレブの代表格だったリンジー・ローハンは、昨年シリア難民たちと交流したことで「これがアタシのミッション」だと覚醒。そんな彼女は17年になってすぐ、インスタグラムにISISのメンバーたちに更生を呼びかけるポエムを投稿していた。そのポエムは以下の通りだ。

「時々、最愛の方からの声が聞こえてくる/でも私たちは恐怖に怯えながら暮らしている/私は恐怖に震え傷つく少女/この世に起きている多くのことが理解できない」「でも、私はベッドの中で寝ることができる/私はまだ生きている/何も文句は言えない」「ブラインドを閉じてベッドに入ってから/浅はかなisisたちの思考を正すにはどうしたら良いのか、考えずにはいられない/なぜなら/私にはどうすれば良いのか分かるはずだから/恐怖に怯え疑問を抱きながらこの世に生きるだけではなく/彼らは撃つ、私たちが叫んでいたように」

 リンジーは「世界的知名度を誇る女優で難民活動家でもあるアタシの感動的なポエムで、ISISのみんなが更生してくれたら」と思っていたようなのだが、世間は「意味不明」「ISISも大いに戸惑っていることだろう」「アホ女がまたアホなことをやってる」とドン引き。

 その後、リンジーはインスタグラムの投稿を全部削除し、アカウントをリセットした。今年1年でハリウッドセレブたちがこぞってバッシングするトランプ大統領やハービー・ワインスタインをも擁護する博愛主義者へと豹変し、「救いようのないバカ女」と白目をむかれまくることとなった。

■アレサ・フランクリン、死亡説に「元気でやってます」

 女性最初のロックの殿堂入りを果たしたグラミー賞歌手であり、数多くの伝説を作ってきたソウルの女王アレサ・フランクリン(75)。今年2月に、年内で歌手を引退する宣言をし「まだまだ歌えるのにもったいない」と惜しむ声が上がった。

 そして今年も終わりに近づいてきた11月21日、ツイッター「#RipArethaFranklin(アレサ・フランクリン、安らかに眠れ)」というハッシュタグが突然トレンド入り。ネット上は「超大物の訃報か」と大騒ぎになった。

 訃報の出どころは、「アレサ・フランクリン・オフィシャル」を名乗るツイッターアカウントだった。「ソウルの女王アレサ・フランクリンが亡くなったという悲しい発表をしなければなりません。1942~2017」という投稿がされたのだ。この死亡説はたちまち拡散され、「引退宣言も、死を予感してのことだったのか」「惜しい人を亡くした」など、彼女の死を悼む声が次々と上がった。一方で、冷静なファンは「ツイッターの公認マークがないし、ニセアカウントだよね?」と、疑いの目を向けていた。

 そして米Usウィークリーが「アレサ・フランクリン、自分の訃報についてコメント『元気でやってます』」というタイトルの記事を掲載。「基本的に元気でやってます。検査の結果も全部良好だったわ」「薬の副作用で体重がたくさん減ったの。体重に影響が出るのよ」「みなさん、心配してくださって本当にありがとうね」という、アレサ本人から送られてきたeメールの内容を公開した。

 記事では、アレサの代理人も彼女が生きていることを確認し、「ニュースを信じないで」とツイートしていると指摘。単なる噂に過ぎないから安心するようにと伝えた。

 実はアレサ、11年に脇腹に強い痛みを感じて治療を受けたと報じられた時にも「彼女の身内が『アレサはすい臓がんと診断された』と明かした」とネット上で拡散されたことがあった。アレサはこの時もすぐに「すい臓がんじゃないです」「誰もそんなこと言ってない。びっくりしたわ」と否定している。

 

Sometimes you just gotta play!!!!!! 🤓😜💋💅🏻👩‍🎨🎨👯👗👛👒👠🦄🦋🐠🌹💥💥

Britney Spearsさん(@britneyspears)がシェアした投稿 -

 一時期の零落ぶりがウソのように、今年のブリトニー・スピアーズは1年を通じてご機嫌だった。昨年末から交際を始めた12歳年下のパーソナルトレーナー、サム・アスガリとは超ラブラブだし、トレーニングで理想の体を手に入れ、世界ツアーもラスベガスの定期公演も大成功に終わっている。

 そんな彼女が10月13日、小さなキャンバスに絵の具でカラフルな花を描いている動画をインスタグラムに投稿した。邸宅の外廊下で、「サムに豊胸手術をプレゼントされた」と噂のデカパイをあらわにしながら描いているのだが、その絵があまりにも個性的で、ネット上で「トランプの絵よりもヘタ」「彼女の息子の孫悟空のイラストのほうがうまい」とボロクソにバカにされてしまった。

 ところが11月5日、この絵が「ラスベガス・ストリップ銃乱射事件」チャリティー・オークションに出展され、なんと1万ドル(約113万円)で落札されたと報道されたのだ。落札したのは、同オークションの司会を務め美術品にも詳しいはずのジャーナリストのロビン・リーチ。額に入れられたブリトニー作品を満面の笑みで持つロビンの写真も公開されたのだが、縦向きで描いていたはずの絵を横にしており、「縦でも横でもヘタはヘタ」「1万ドルの価値があるとは思えない」と全米は大いに戸惑った。

 

We’re getting creative at our house lately... 🌺🌸🌷🌸🌺🌸🌷

Britney Spearsさん(@britneyspears)がシェアした投稿 -

 自分の絵に価値があると認めてもらったことに大喜びしたブリトニーは、再び絵描き動画を投稿。ビキニを着て正座しながら絵を描いており、表情は真剣そのものだ。作品は前回よりもわけのわからない度がアップしており、再びネット上をざわつかせた。

 その後、ブリトニーの絵を落札したロビンが一過性脳虚血発作を起こし倒れてしまう。すぐに適切な治療を施したため、命に別状はないと伝えられたが、「ブリトニーのヘタすぎる絵の呪いに違いない」と囁かれるようになってしまった。

■ロブ・ロウ、“幽霊と話した”と激白
 俳優のロブ・ロウが、2人の息子と共に全米を回って、UMAやエイリアン、幽霊の存在を検証するリアリティ番組『The Lowe Files』を制作した。今年8月から米A&E局で放送したところ、大好評を博している。

 プロモーション会見でロブは、「自分は子どもの頃からUMAやエイリアン、幽霊に並々ならぬ興味を抱いていた。息子たちも小さい頃から興味を示し、たくさん語り合った。そして、いつか本当にいるのか検証する旅に出かけようと約束した」と説明。「その時が来たのだ!」と鼻息を荒くし、「幽霊と会い、実際に話したんだ」と激白した。

「俺に科学的なことは聞かないでくれ。知らないから」と前置きした上で、「幽霊の声を翻訳する特別な装置があるんだ。どう説明したらいいのかわからないけど、理論的に翻訳する方法を使って声を聞くことができる」「俺が話した幽霊は女性の名前を名乗り、殺されたって言っていた」と真顔で語った。

 そして、「どう思うかはみなさんにお任せしますよ」と言いつつ、「でも俺は、クレイジーだと思われたくはない。自分の(俳優としての)キャリアを終わらせるようなことなんてしたくないと思っているし」と自信満々にドヤり、会場を戸惑わせたのだった。

 この手のネタが大好きなアメリカでは、似たような検証番組がこれまでにたくさん作られてきたが、その多くが「単なる冷やかし番組」だと酷評されている。しかし、ロブは過去にも米エンタテインメント誌「EW」のインタビューで、「ビッグフットと遭遇したことがある」と大真面目に発言したことがある超常現象フリークだ。『The Lowe Files』では、テレビドラマに引っ張りだこのシブメン人気俳優とは思えぬほど恐怖に怯えた表情も見せ、「これはガチ」「臨場感あふれる素晴らしい作品」だと大絶賛。UMA、エイリアン、幽霊に関する膨大な知識も披露し、マニアからも高い評価を受けた。

 なお、幽霊と話したことがあるというセレブは意外と多い。今年は歌手のサム・スミスが「寝る時に気配を感じるから、『ほっといて!』って言うの。そうすると気配がなくなる。コミュニケーションばっちりなの」と得意げに告白している。
 世界中の女子を熱狂させたボーイズグループ、ワン・ダイレクションで一番人気を誇っていたハリー・スタイルズ。ワン・ダイレクションのステージでは彼めがけて下着などが投げ込まれ、思わずキャッチしたのがブラジャーだったために驚いた表情で投げ返したり、興奮したファンが投げた靴やぬいぐるみが股間に命中し、苦悶の表情を浮かべるなどというハプニングもあった。

 昨年グループは活動を停止し、ハリーはまず俳優として活動を開始した。今年に入ってからは、ソロアーティストとしてデビューを果たし、アルバムもリリース。プロモーション活動も積極的に行い、ワン・ダイレクションとはまた異なる、しっとりとした曲を歌い上げる姿に、世界中の女子がうっとりと心酔した。

 10月21日、ハリーはロサンゼルスのハリウッド・ボウルで開催されたチャリティ・コンサートに参加した。彼がステージに登場した瞬間からファンはトランス状態に陥り、叫びまくっていた。そんなファンをさらに盛り上げようと、ハリーはパフォーマンス中に膝をつき、滑るようにステージ前方端まで移動。この様子を映した動画が、SNSに投稿された。

 動画には、喜んだファンがハリーの体にタッチするシーンが映っている。これはハリーも当然予想していたようで触られるがままなのだが、次の瞬間、興奮したファンの一人が股間をわしづかみにするハプニングが発生。ハリーは慌てて立ち上がり、手を振り切るようにステージの中央に逃げ帰っていった。

 動画を見たファンは怒り狂い、「セクハラ!」「何してもいいと思ってるの!?」と大激怒。「そんなに触りたいなら、触り放題なR・ケリーのコンサートに行きなさいよ!」という人まで現れた。

 ちなみにハリーはその後、何事もなかったかのようにパフォーマンスを敢行。「股間を触られたのに動揺しないなんて、さすがプロ」と大絶賛された。

■デミ・ムーア、「歯が2本抜けた」と笑顔で公表

 55歳とは思えぬほどのスタイルで、相変わらず華やかなオーラを放つデミ・ムーアが、今年驚きの告白をし、好感度をアップさせた。

 今年6月、デミは人気深夜トーク番組『トゥナイト・ショー』に、セクシーな白のミニタイトドレス姿で出演した。司会者のジミー・ファロンから「これからご紹介する写真を見たときは驚きましたよ」と言われると、恥ずかしそうに体をくねらせながら「前歯が2本抜けちゃった。スケートボードやってて……とかクールに言いたいところだけど、違うの。アメリカでは心臓発作で亡くなる人がとても多いでしょ。心臓発作はストレスが引き金になるけど、私の歯もストレスにやられちゃったの」と真剣な顔で語り、「でも、あなたのために歯は入れたの」と真っ白な歯を見せて笑った。

 そして、「実際には2本抜けたんだけど、写真では1本だけ抜けた状態」と説明した。ジミーが「みなさん信じられないと思いますが」と、問題の歯抜けデミの写真を出すと会場は大ウケ。「でも、子どもたちには好評だったの。『こっちのほうが弱々しくて人間っぽく見える』って」とデミは自ら語り、歯抜け状態のまま歯科医院で撮影したセルフィー動画までも紹介。「普段はサイボーグっぽいけど、歯抜けだと人間っぽく見える!」と、ネット上でも評判は上々だった。

 この世には、いまだに「地球は平らだ」と信じている人たちが存在する。アトランタ出身のラッパー、B.o.Bもその一人だ。16年に、ツイッターで「地球は平たいんだ」と主張し始め、著名な天体物理学者ニール・ドグラース・タイソンから丁寧な説明のリプライをもらうも、聞く耳持たず。ニールをラップでディスりながら、「地球は平らなんだよ!」と吠えまくり、ファンは「大丈夫なんだろうか」と困惑した。

 そんなB.o.Bが今年9月、大手クラウドファンディングサイト「GoFundMe」で「地球が平らであることを証明するプロジェクトへの資金調達キャンペーン」を立ち上げたと報じられた。キャンペーンのタイトルは「B.o.Bに地球の曲線を見せてみろ!」というもので、「小型衛星を打ち上げて、空からの映像を撮影し地球が平らであることを証明する」「だから、打ち上げに必要な100万ドル(約1億円)をくれ」と呼びかけたのだ。

 「地球は丸い」という説は陰謀だと主張するB.o.Bは、「自分が打ち上げた小型衛星のカメラで地球を見ないと丸いなんて信用できない」としてこのプロジェクトを立ち上げたという。結果、「GoFundMe」というワードがトレンド入りするほど、話題にはなった。キャンペーン開始から約3カ月がたった現在、230人あまりが資金を出している。一口5〜10ドル程度の人が大半なため、まだ6800ドル(約77万円)ほどしか集まっていないが、変わった金持ちの心をつかめば、目標額の達成も夢ではないかもしれない。がんばってほしい。

■パリス・ヒルトン、「セックステープがなければダイアナ妃になれた」と憤慨

 ニコール・リッチーと組んだリアリティ番組『シンプルライフ』で一躍有名になり、「金持ちの娘なら特技はなくても有名になる」というセレブブームを起こしたパリス・ヒルトン。

 彼女が「ダム・ブロンド(Dumb Blonde/バカなブロンド)」「尻軽セレブ」の代名詞となったのは、03年に流出したセックステープの影響が大きい。パリスが当時交際していたリック・ソロモンとセックスしている様子を撮影したプライベートなものなのだが、体形が細すぎてセクシーでない上に、マグロで「ギャグみたい」と笑い者に。のちに流出したキム・カーダシアンとレイ・Jのセックステープのクオリティがポルノ並みに高かったため、ますます「なんの取り柄もないバカ女」という目で見られるようになってしまったのだ。

 その後、パーティー三昧がたたり、飲酒運転で逮捕。刑務所に入るも短時間で出てきたため、世間から「セレブ待遇」と大バッシングされる。嫌気がさした彼女はビジネスに集中するようになり、今は実業家、DJとして成功を収めている。

 今年、女性誌「マリ・クレール」のインタビューで、セックステープ流出事件について聞かれ、「本当に痛ましいことだったわ。私は生まれてからずっとダイアナ妃を尊敬してきたの。あの素晴らしいエレガントさ。本当に素敵な女性だった。(中略)私もダイアナ妃のようになれたのに。でも、あの(セックス)テープのせいで、裁きを受け続ける羽目になり、好き勝手言われる存在になってしまった。ボーイフレンドとのプライベートな瞬間を撮影したテープのせいでね」と憤慨して見せた。

 また、「彼(ソロモン)に会わなければよかったって、心の底から思っているわ。人生の中で後悔してることのひとつよ。本当に出会わなければよかったのに。(セックステープ流出後)何カ月も家の外に出られなかったの。ものすごく落ち込んで、屈辱的な気持ちに襲われた」と苦しげに語った。

 この発言に世間は唖然。「セックステープがなくてもアメリカのダイアナ妃にはなれなかったでしょ」「おこがましいにもほどがある」と久しぶりにバッシングされてしまった。

■ジーン・シモンズ、例の決めポーズを商標登録申請し大バッシング

 今年6月、ヘビーメタルファンを戸惑わせるニュースが報じられた。カリスマ的ヘビメタバンドKISSのベーシスト、ジーン・シモンズが、中指と薬指を曲げ、小指、人差し指、親指を立てて「悪魔の角」を表現した例のポーズを、米国特許商標庁に商標出願したというのだ。

 ジーンは「このジェスチャーは、自分が1974年11月14日に『Hotter Than Hell』ツアーで初めて行ったもの」だと主張。そして「ミュージカル・アーティストによるライブパフォーマンスで披露するエンターテインメント、そしてミュージカル・アーティスト個人のパフォーマンス」で使うものとして、商標登録申請したと伝えられた。

 米大手エンタメ雑誌「Hollywood Reporter」は、1966年にビートルズがリリースしたシングル「イエロー・サブマリン」のジャケ写で、ジョン・レノンが手の甲を見せ同じジェスチャーをしていると指摘。このジェスチャーがトレードマークになっていた故ロニー・ジェイムス・ディオの未亡人は、「金になるならなんでもするなんて、本当に吐き気がする」と批判した。ヘビメタを象徴するようなジェスチャーが自由にできなくなる危機だとして、ネットでも激しく非難されることとなった。

 ヘビメタファンを敵に回すことは得策ではないと気づいたのか、ジーンはその後、出願を取り下げた。しかし、カナダ紙「Windsor Star」の取材に対して「出願したことは後悔してない」と断言。「$サインのある袋、マネーバッグのロゴは俺のものだ。モーションピクチャーの商標も俺が持っているんだ」と商標を取るのはあくまでビジネスなんだと主張。「『バカげたことしやがって』とか思ってる奴らに言ってやる。俺がした最もバカげたことは、お前らの母ちゃんたちより厚化粧して高いヒールを履いたことだ。あの時も『そんなバカなことするなよ』って言われたけど、できるんだよ、ビッチ! 俺様がやりたいと思ったことは、なんだってできるんだ」と言い放った。

セレブも集まる世界最大のフェス、今年のラインナップ発表! 元1Dのルイは「クソすぎる」と批判

 毎年4月にカリフォルニア州インディオの広大な砂漠地帯で開催される世界最大級の野外音楽フェス「コーチェラ 2018」のフル・ラインナップが3日に発表されたが、そのチョイスが「クソすぎる」とネット上で不満が噴出している。ワン・ダイレクションのルイ・トムリンソンもFワードを使い「フェスなのにバンドが少なすぎてクソ」と批判した。

 1993年に「L.A.はチケット販売会社の手数料が高すぎる」と反発したロックバンドのパール・ジャムが、ロサンゼルス郊外インディオのエンパイア・ポロ・クラブでコンサートを開催したところ、2万5,000人近くの観客が集まり大盛況となった。手配したプロモーターが「主要都市からはかなり離れているけど、だからこそ大規模フェスが開催できるし、ファンは絶対に来る」とフェスを考案。99年10月に、ベックやケミカル・ブラザーズらを招いて「コーチェラ・ヴァレー・ミュージック・アンド・アーツ・フェスティバル」、通称「コーチェラ・フェス」がスタートした。

 第1回目が赤字となったため翌年は開催できなかったが、2001年に開催月を4月に移動し、ジェーンズ・アディクションをヘッドライナーに迎えたところ、大当たりとなった。02年からは開催期間を2日に増やし、オアシスとビークをヘッドライナーに招聘。さらにスージー・アンド・ザ・バンシーズ、フー・ファイターズ、プロディジーら、フェスを盛り上げること間違いなしのバンドやアーティストたちをラインナップした。03年のヘッドライナーはビースティ・ボーイズとレッド・ホット・チリ・ペッパーズで、イギー・ポップやアンダーワールドなどの豪華なメンツが世界中から注目を集めた。初めてチケットがソールドアウトした04年のヘッドライナーは、レディオヘッドとザ・キュアーだった。

 成功を収めるようになったコーチェラは07年から開催期間を3日に増やし、約10万人の観客を動員する。プリンス、ロジャー・ウォーターズ、ジャック・ジョンソンをヘッドライナーに招いた08年のチケットは売れ残ってしまったが、ポール・マッカートニー、ザ・キラーズ、ザ・キュアーがヘッドライナーを務めた09年からソールドアウトに戻り、ジェイ・Z、ミューズ、ゴリラズがヘッドライナーだった10年は22万5,000人を動員。だが1日当たりのチケット販売数は6万枚だったため計算が合わず、11年からは警察の手を借りるなど警備を厳しくし、入場者を厳密にチェックするようになった。それほどまでに世界的な人気イベントに成り上がったのだ。今では大勢のセレブたちも見に来る、世界最大級の野外音楽フェスと認識されている。

 しかし、ネット上では「コーチェラのラインナップがクソすぎ」だという声が年々高まっている。海外のバンドやアーティストを「無名で聞く価値なし」と認識する人や、「フェスといえばロックだろ!」「いやむしろ今どきのフェスはEMDがメインでしょ!」「フェスはバンドによる生演奏が魅力なんじゃないの?」などと文句たらたらな人が増えているのだ。

 コーチェラは今や、チケットが発売開始直後に売り切れてしまい、入手するのが非常に困難なイベントになっている。チケット流通サイトやオークションサイトに流れるチケットは高値がついている上、偽物である可能性もある。運良く正規のチケットを入手できたとしても、それで安心してはいけない。会場は砂漠の中なので、そこまで行く交通手段を確保しなければならず、2日間見る場合は宿泊先も確保しなければならない。

 宿泊施設の料金比較サイト「トリバゴ」によると、フェスの期間中、周辺ホテルの料金は通常より140%高く、インディオにあるホテルは中程度でも平均して1泊416ドル(約4万6,000円)と高額。しかし、これもすぐに埋まってしまう。フェス側も「入場券と駐車券をセットにしたチケット」「キャンピングできるチケット」「ホテル/空港と会場間のシャトルバス乗り放題チケット」を用意しているが、なるべく金を使わないように心がけても5万円、10万円は、あっという間に超えてしまう。

「1日にたくさんの豪華バンド&アーティストたちのパフォーマンスを見ることができるのなら、10万円払っても惜しくない」と多くの人が思い、「これほどまでに有名なコーチェラなら、金額に見合った満足感を提供してくれるはず」と期待を寄せる。しかし、ラインナップをじっくり見ると「果たして大枚はたいて見にいく価値があるのだろうか?」と不安になるというのである。

 今年のコーチェラのラインナップは、4月13日と20日のヘッドライナーはザ・ウィークエンド。その下に太字で表示されているのは、R&BシンガーソングライターのSZA、トロピカルサウンドが十八番のノルウェーのDJで音楽プロデューサーのカイゴ、アシッドジャズ・グループのジャミロクワイ、インディー・ポップのシンガーソングライター、セイント・ヴィンセント、インディー・ロック・バンドであるザ・ウォー・オン・ドラッグス、ラッパーのビンス・ステープルズ。〈今年のラインナップはこちら〉

 4月14日と21日のヘッドライナーは、昨年は双子ご懐妊でドクターストップがかかり、出演を取りやめたビヨンセ。その下に太字で表示されているのは、インディー女子ロックバンドのハイム、ラッパーのタイラー・ザ・クリエイター、イギリス人ロッカーでトーキング・ヘッズでの活動が有名なデヴィッド・バーン、イギリスのロックバンド、アルト・ジェイ、ラッパーのポスト・マローン、フォーク・ロックバンドのフリート・フォクシーズ。

 韓国系エレクトロニック・ミュージシャンのヤージなど個性的なアーティストも多くラインナップされており、日本が誇るX JAPANも出演する予定となっている。

 4月15日と22日のヘッドライナーは、エミネム。その下に太字で表示されているのは、トラックメイカー・デュオのオデッザ、オルタナティヴ・ロック・バンドのポルトガル・ザ・マン、ヒップホップ・トリオのミーゴズ、ロックバンドのア・パーフェクト・サークル、女性ラッパーのカーディ・B、R&Bシンガーのミゲル。

 コーチェラの会場はとにかく広く、メインのコーチェラ・ステージのほかにも、名のあるバンドがパフォーマンスを行う「アウトドア・シアター」、ロック・テントの「モハーヴェ」、ヒップホップやワールドミュージシャン用テントの「ゴビ」、ダンスミュージックが楽しめる「サハラ」など、いくつかのステージがある。これらのステージで、世界中からよりすぐられたアーティストやバンドによる、バラエティー豊かなジャンルの音楽が楽しめるのが魅力となっている。

 しかし、ワン・ダイレクションのルイ・トムリンソンは、発表された日に「コーチェラのラインナップ、今見たけど…… バンドがファックほどもいないじゃないか!? フェスなんだろ!?」とツイート。「確かにバンドは少ないかも」「なくはないけど、よく知られていないバンドばかり」「ボーイズ・バンドの1Dがパフォーマンスすれば?」など1万近いリプライが送られた。

 米国版2ちゃんねる「Reddit」では、「ヒップホップは去年に引き続きクソ」「EDMのラインナップにもがっかり」「全体的にがっかり」という意見と、「行けば楽しめるのに」「昨年よりはマシ」という意見が交錯。コーチェラ専用のフォーラムでは、さっそく「イケてるチョイス」「アホなチョイス」「チョイスすべきだったバンド/アーティスト」を論じるスレッドが立ち、「アホなチョイス」にミーゴズ、フレンチ・モンタナ、ザ・ウィークエンドを挙げる書き込みが目立っている。

 もちろん、今年のラインナップに大興奮している音楽ファンも多く、フェスに向けて気持ちを高めている者も少なくない。米音楽情報サイト「ステレオガム」は、ルイの文句ツイートに対して「最近はバンドを見たいと思ってフェスに行く人はいないんだよ」「若者たちはドレイクのパフォーマンスに熱狂するけど、レジェンドやロックスターでは盛り上がらない」と説明。「そういう意味では、今回のコーチェラのラインナップは、フェス好きな観客が求めているものをバッチリ反映していると思う」と称賛した。

 今回、ヘッドライナーを務める3人は文句なしの大物であり、サブでラインナップされているバンド/アーティストたちもヒット曲を持つ人気者ばかり。アメリカでは無名だが本国では有名な実力派たちもラインナップされており、フェスを大いに盛り上げてくれることが期待できそうだ。

 ちなみに毎年、コーチェラのパロディ・フライヤーがつくられ、ネット上でひと盛り上がりする。伝説的バンドや故人であるレジェンド、自分の好きなバンドやアーティストがヘッドライナーを務めたら……という願望を反映したものが多いのだが、「ヘッドライナーは“才能はないけどコネがあるファック”“コマーシャルで流れるあのバンド”“クールな黒人”」などと皮肉ったものも少なくない。昨年はフェスのオーナーであるフィリップ・アンシュッツがアンチ・ゲイだという告発があったため、ヘッドライナーに「行くな!」「チケットを買うな!」という言葉を入れ、ボイコットを呼びかけるパロディ・フライヤーもあった。

 今年もまた文句たらたらのパロディ・フライヤーが出回りそうなコーチェラのチケットは、公式サイトで現地時間5日12時(PST)に発売される予定だ。日本から行く人は、ぜひ楽しんできていただきたい。

セレブも集まる世界最大のフェス、今年のラインナップ発表! 元1Dのルイは「クソすぎる」と批判

 毎年4月にカリフォルニア州インディオの広大な砂漠地帯で開催される世界最大級の野外音楽フェス「コーチェラ 2018」のフル・ラインナップが3日に発表されたが、そのチョイスが「クソすぎる」とネット上で不満が噴出している。ワン・ダイレクションのルイ・トムリンソンもFワードを使い「フェスなのにバンドが少なすぎてクソ」と批判した。

 1993年に「L.A.はチケット販売会社の手数料が高すぎる」と反発したロックバンドのパール・ジャムが、ロサンゼルス郊外インディオのエンパイア・ポロ・クラブでコンサートを開催したところ、2万5,000人近くの観客が集まり大盛況となった。手配したプロモーターが「主要都市からはかなり離れているけど、だからこそ大規模フェスが開催できるし、ファンは絶対に来る」とフェスを考案。99年10月に、ベックやケミカル・ブラザーズらを招いて「コーチェラ・ヴァレー・ミュージック・アンド・アーツ・フェスティバル」、通称「コーチェラ・フェス」がスタートした。

 第1回目が赤字となったため翌年は開催できなかったが、2001年に開催月を4月に移動し、ジェーンズ・アディクションをヘッドライナーに迎えたところ、大当たりとなった。02年からは開催期間を2日に増やし、オアシスとビークをヘッドライナーに招聘。さらにスージー・アンド・ザ・バンシーズ、フー・ファイターズ、プロディジーら、フェスを盛り上げること間違いなしのバンドやアーティストたちをラインナップした。03年のヘッドライナーはビースティ・ボーイズとレッド・ホット・チリ・ペッパーズで、イギー・ポップやアンダーワールドなどの豪華なメンツが世界中から注目を集めた。初めてチケットがソールドアウトした04年のヘッドライナーは、レディオヘッドとザ・キュアーだった。

 成功を収めるようになったコーチェラは07年から開催期間を3日に増やし、約10万人の観客を動員する。プリンス、ロジャー・ウォーターズ、ジャック・ジョンソンをヘッドライナーに招いた08年のチケットは売れ残ってしまったが、ポール・マッカートニー、ザ・キラーズ、ザ・キュアーがヘッドライナーを務めた09年からソールドアウトに戻り、ジェイ・Z、ミューズ、ゴリラズがヘッドライナーだった10年は22万5,000人を動員。だが1日当たりのチケット販売数は6万枚だったため計算が合わず、11年からは警察の手を借りるなど警備を厳しくし、入場者を厳密にチェックするようになった。それほどまでに世界的な人気イベントに成り上がったのだ。今では大勢のセレブたちも見に来る、世界最大級の野外音楽フェスと認識されている。

 しかし、ネット上では「コーチェラのラインナップがクソすぎ」だという声が年々高まっている。海外のバンドやアーティストを「無名で聞く価値なし」と認識する人や、「フェスといえばロックだろ!」「いやむしろ今どきのフェスはEMDがメインでしょ!」「フェスはバンドによる生演奏が魅力なんじゃないの?」などと文句たらたらな人が増えているのだ。

 コーチェラは今や、チケットが発売開始直後に売り切れてしまい、入手するのが非常に困難なイベントになっている。チケット流通サイトやオークションサイトに流れるチケットは高値がついている上、偽物である可能性もある。運良く正規のチケットを入手できたとしても、それで安心してはいけない。会場は砂漠の中なので、そこまで行く交通手段を確保しなければならず、2日間見る場合は宿泊先も確保しなければならない。

 宿泊施設の料金比較サイト「トリバゴ」によると、フェスの期間中、周辺ホテルの料金は通常より140%高く、インディオにあるホテルは中程度でも平均して1泊416ドル(約4万6,000円)と高額。しかし、これもすぐに埋まってしまう。フェス側も「入場券と駐車券をセットにしたチケット」「キャンピングできるチケット」「ホテル/空港と会場間のシャトルバス乗り放題チケット」を用意しているが、なるべく金を使わないように心がけても5万円、10万円は、あっという間に超えてしまう。

「1日にたくさんの豪華バンド&アーティストたちのパフォーマンスを見ることができるのなら、10万円払っても惜しくない」と多くの人が思い、「これほどまでに有名なコーチェラなら、金額に見合った満足感を提供してくれるはず」と期待を寄せる。しかし、ラインナップをじっくり見ると「果たして大枚はたいて見にいく価値があるのだろうか?」と不安になるというのである。

 今年のコーチェラのラインナップは、4月13日と20日のヘッドライナーはザ・ウィークエンド。その下に太字で表示されているのは、R&BシンガーソングライターのSZA、トロピカルサウンドが十八番のノルウェーのDJで音楽プロデューサーのカイゴ、アシッドジャズ・グループのジャミロクワイ、インディー・ポップのシンガーソングライター、セイント・ヴィンセント、インディー・ロック・バンドであるザ・ウォー・オン・ドラッグス、ラッパーのビンス・ステープルズ。〈今年のラインナップはこちら〉

 4月14日と21日のヘッドライナーは、昨年は双子ご懐妊でドクターストップがかかり、出演を取りやめたビヨンセ。その下に太字で表示されているのは、インディー女子ロックバンドのハイム、ラッパーのタイラー・ザ・クリエイター、イギリス人ロッカーでトーキング・ヘッズでの活動が有名なデヴィッド・バーン、イギリスのロックバンド、アルト・ジェイ、ラッパーのポスト・マローン、フォーク・ロックバンドのフリート・フォクシーズ。

 韓国系エレクトロニック・ミュージシャンのヤージなど個性的なアーティストも多くラインナップされており、日本が誇るX JAPANも出演する予定となっている。

 4月15日と22日のヘッドライナーは、エミネム。その下に太字で表示されているのは、トラックメイカー・デュオのオデッザ、オルタナティヴ・ロック・バンドのポルトガル・ザ・マン、ヒップホップ・トリオのミーゴズ、ロックバンドのア・パーフェクト・サークル、女性ラッパーのカーディ・B、R&Bシンガーのミゲル。

 コーチェラの会場はとにかく広く、メインのコーチェラ・ステージのほかにも、名のあるバンドがパフォーマンスを行う「アウトドア・シアター」、ロック・テントの「モハーヴェ」、ヒップホップやワールドミュージシャン用テントの「ゴビ」、ダンスミュージックが楽しめる「サハラ」など、いくつかのステージがある。これらのステージで、世界中からよりすぐられたアーティストやバンドによる、バラエティー豊かなジャンルの音楽が楽しめるのが魅力となっている。

 しかし、ワン・ダイレクションのルイ・トムリンソンは、発表された日に「コーチェラのラインナップ、今見たけど…… バンドがファックほどもいないじゃないか!? フェスなんだろ!?」とツイート。「確かにバンドは少ないかも」「なくはないけど、よく知られていないバンドばかり」「ボーイズ・バンドの1Dがパフォーマンスすれば?」など1万近いリプライが送られた。

 米国版2ちゃんねる「Reddit」では、「ヒップホップは去年に引き続きクソ」「EDMのラインナップにもがっかり」「全体的にがっかり」という意見と、「行けば楽しめるのに」「昨年よりはマシ」という意見が交錯。コーチェラ専用のフォーラムでは、さっそく「イケてるチョイス」「アホなチョイス」「チョイスすべきだったバンド/アーティスト」を論じるスレッドが立ち、「アホなチョイス」にミーゴズ、フレンチ・モンタナ、ザ・ウィークエンドを挙げる書き込みが目立っている。

 もちろん、今年のラインナップに大興奮している音楽ファンも多く、フェスに向けて気持ちを高めている者も少なくない。米音楽情報サイト「ステレオガム」は、ルイの文句ツイートに対して「最近はバンドを見たいと思ってフェスに行く人はいないんだよ」「若者たちはドレイクのパフォーマンスに熱狂するけど、レジェンドやロックスターでは盛り上がらない」と説明。「そういう意味では、今回のコーチェラのラインナップは、フェス好きな観客が求めているものをバッチリ反映していると思う」と称賛した。

 今回、ヘッドライナーを務める3人は文句なしの大物であり、サブでラインナップされているバンド/アーティストたちもヒット曲を持つ人気者ばかり。アメリカでは無名だが本国では有名な実力派たちもラインナップされており、フェスを大いに盛り上げてくれることが期待できそうだ。

 ちなみに毎年、コーチェラのパロディ・フライヤーがつくられ、ネット上でひと盛り上がりする。伝説的バンドや故人であるレジェンド、自分の好きなバンドやアーティストがヘッドライナーを務めたら……という願望を反映したものが多いのだが、「ヘッドライナーは“才能はないけどコネがあるファック”“コマーシャルで流れるあのバンド”“クールな黒人”」などと皮肉ったものも少なくない。昨年はフェスのオーナーであるフィリップ・アンシュッツがアンチ・ゲイだという告発があったため、ヘッドライナーに「行くな!」「チケットを買うな!」という言葉を入れ、ボイコットを呼びかけるパロディ・フライヤーもあった。

 今年もまた文句たらたらのパロディ・フライヤーが出回りそうなコーチェラのチケットは、公式サイトで現地時間5日12時(PST)に発売される予定だ。日本から行く人は、ぜひ楽しんできていただきたい。