ヘンリー夫妻、警備費用は「資金提供で賄う」と発表し「ロイヤル・パラサイト」「メーガンの計画」と大バッシング!

 新型コロナウイルスの世界的な感染拡大を受けて、現地時間3月13日に国家非常事態宣言を出したアメリカ。その数日後から感染者数が急増し、21日以降は隣接するカナダ、メキシコへの不要不急の渡航を制限。26日には、感染者数が8万2000人を超えて世界最多になってしまった。

 そんなアメリカへの渡航制限がかかる直前、カナダからアメリカへ渡った家族がいると伝えられている。3月末日をもって英国の上位王族から引退したヘンリー王子・メーガン妃夫妻だ。

 このことを報じたのは、メーガン妃に好意的なことで知られる米芸能誌「People」。同電子版に26日掲載された記事で、ヘンリー王子とメーガン妃、息子のアーチーは 「渡航制限直前に、カナダのバンクーバー島からロサンゼルスに移動」し、「現在は人里離れた豪邸」に住んでいるという情報筋の話を紹介。外出禁止令が出ているため街を探索できてはいないが、「ヘンリー王子はカリフォルニアの新生活を楽しみにしている」「王子は過去に未練を持ってはおらず、家族と一緒に歩む未来のことだけを考えている」と伝えた。

 記事では、英国在住時になにかにつけて呼びつけていた「メーガン妃の母親がロサンゼルスに住んでいること」や、ロサンゼルスはハリウッド女優だったメーガン妃にとってなじみのある場所で、「カナダに遊びに来てくれた友人などがたくさんにいること」も移住の大きなポイントになったと紹介している。

 しかし、この報道に、多くのネットユーザーは「公務を引退した3月31日以降は、カナダ政府が警備費用を支払わないと決めたから、アメリカに来たのだろう」と意地悪く推測。2月末、カナダ政府は昨年11月から断続的に同国に滞在していたヘンリー王子夫妻の警備を、「国際的要人として王立カナダ騎馬警察に担わせていた」と明かしており、自腹を切るハメになるためカナダから脱出したと考えた人が多かったのだ。

 そんな中、新型コロナウイルス対策に大忙しのトランプ大統領が、Twitterでヘンリー王子夫妻の警備について「ビタ一文支払わない」と宣言したのだ。

 トランプ大統領は29日、「私は、女王と英国のよき友人であり、称賛者だ。カナダに永住するために英国を去ったと報じられたハリー(ヘンリー王子の愛称)とメーガンが、今度はカナダを離れてアメリカに来ると伝えられている。だが、アメリカは彼らの警備費用は支払わない。支払うのは彼らだ!」とツイート。52万以上の「いいね!」を集め、「招かれてもないのに」「元大統領として生涯シークレットサービスの警備がついているオバマの友人だから、何人か分けてもらえるんじゃない?」「王子はグリーンカード(永住権カード)を持ってるの? パスポートはどうなってるの? ビザは?」「特別優遇が当然と思ってそう」「もう強制送還でいいよ」などとバッシングの声が巻き起こった。

 その後、夫妻の代理人は、米『Fox News』の取材に対し、「サセックス公爵夫妻はアメリカ政府に警備費用を負担してもらおうなどと考えてはいません」とコメント。「個人/民間からの資金提供で警備費用は賄う」ことも明かした。

 この報道に、ネット上はさらに炎上。「ロイヤル・パラサイトだね」「金持ちに支払うように仕向けたのはメーガンだろうね。人を洗脳して自分の思い通りに動かすことが得意だしね」と、メーガン妃を悪く言う声が多く上がっている。

 今回の移住報道と同じタイミングで、メーガン妃が4月3日から米ディズニーのストリーミング・サービス『Disney +』で配信されるドキュメンタリー映画『Elephant』のナレーションを担当したことが発表された。これには今後の生活費や警備費のための仕事復帰という面もあるのだろうが、「昨年7月に夫婦で『ライオン・キング』のロンドンプレミアに出席した際、ヘンリー王子がディズニーのCEOに売り込んでくれたおかげだね」「何もかもメーガンの計画通り」とバッシングされている。

 メーガン妃は新型コロナウイルス終息後、女優として映画界への復帰を狙っているという報道も流れているが、はたしてコロナの大打撃を受けているハリウッドで、彼女の思い通りに事が運ぶのだろうか? 今後の一家の動向を注視していきたい。

「トランプがAロッドに新型コロナ対策の相談」はフェイクニュース!? 米ABC局が“情報操作”と大バッシング

 新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めがかからないアメリカ。流行の中心となっているのは、トランプ大統領の出身地であるニューヨーク州ニューヨーク市。大統領は、同州とその近隣州を対象に移動制限を検討中だと明かしており、全米は「一体、この危機はいつまで続くのか」と絶望感に包まれている。

 そんな中、トランプ大統領がニューヨーク市出身の元メジャーリーガーで、「ジェニファー・ロペスの婚約者」「TikTokにハマって連投しまくっているセレブ」としても知られる、アレックス・ロドリゲス(愛称Aロッド)に「新型コロナウイルス対策のアドバイスを求めた」と米大手メディア関係者がツイート。「なぜ、Aロッドに!?」とネット上が騒然となった。

 問題のツイートだが、米三大ネットワークのひとつ「ABC」局のニュース番組『ABC News』シニア編集プロデューサーのジョン・サントゥッチ、同局ホワイトハウス特派員キャサリン・ファウルダース、『ABC7 Eyewitness News』レポーター、セファン・キムらが、現地時間3月27日、それぞれの公式Twitterアカウントに投稿したもの。

 それぞれ「複数の筋から得た情報」として、ジョンは「トランプ大統領はホワイトハウスの大統領執務室からアレックス・ロドリゲスに電話し、コロナウイルス対策に関する助言を求めた」、キャサリンは「トランプ大統領は今週、元野球選手のアレックス・ロドリゲスに電話。彼と彼の婚約者のジェニファー・ロペスに、コロナウイルス対策への助けを求めた」、セファンは「今週、トランプ大統領が元(ニューヨーク)ヤンキースに所属していたアレックス・ロドリゲスに電話をかけ、コロナウイルス対応に関する助言を求めた」「2人はいい感じのやりとりをしていたということだ」と伝えた。

 これらのツイートにネット上では、「Aロッドに電話って、どういうこと!?」ととの批判が噴出。自宅に閉じこもり、ストレスがたまっているネットユーザーたちから、「は? 感染症のパンデミック真っただ中に、元アスリートに電話して何が得られるの?」「この深刻な状況の中で、Aロッドに電話する意味がわからない」「(大統領の支持者として有名なラッパー)カニエ・ウエストがつかまらなかったのかな?」などと、たちまちトランプ大統領に対するバッシングが巻き起こった。

 トランプ大統領だが、2013年にアレックスのステロイド(筋肉増強剤)使用が発覚した際、Twitterで「ヤンキースは直ちにAロッドへの報酬支払いを停止すべきだ。ヤク中だと言わずに契約書にサインしたのだから」などと痛烈に批判。酒もタバコも薬物もやらないと公言しているトランプ大統領は、アレックスのステロイド使用疑惑が報じられていた12年にも「ヤクなしだと、以前と同じプレーができないだろう。ヤンキースは契約し直すべきだ」とディス。あまりにもひどい罵倒に、「2人は仲が悪いのだろう」とウワサになったものだった。

 アレックスは、01年にテキサス・レンジャーズから「2億5,200万ドル(約270億円)の10年契約」を提示されてあっさりと移籍したため、長年所属していたシアトル・マリナーズのファンから激しく嫌われていた。ステロイド使用に関しても、疑惑段階では否定し続けていたのに、使用が厳しく罰則化されると一転して使用を認めたため、「打算的な男」と批判を浴びた。

 ステロイド使用を認めた後も「自分のキャリアと名声を奪おうとした」と逆ギレしてメジャーリーグ機構を提訴するなど、“メジャー最大のヒール”として大バッシングされるように。14年1月にステロイド使用で同年の全試合出場停止処分を受け、15年に復帰したものの、16年には成績不振で実質クビという形で現役を引退した。

 このように悪者扱いされていたアレックスだが、引退後に米スポーツ専門チャンネル「ESPN」や「FOX」局の解説者・キャスターを務めるようになると、「怖い顔だけどおもしろい」「紳士的」と好感度がアップ。18年にはヤンキースのGM特別アドバイザーに就任し、歌手・女優のジェニファー・ロペスとの交際発覚後は「ジェニファーに尽くす、ダンディーなおじさん」と認知された。最近では「TikTokにジェニファーとの動画を連投している幸せそうなおじさん」として若い層からも人気を得ている。

 推定総資産3億5,000万ドル(約375億円)のアレックスは、「最もリッチな元/現MLBプレイヤー」1位にランキングされている富豪。実業家としても活躍しており、好感度が上がったせいか、トランプ大統領も彼を見直したよう。19年1月に大統領が所有するゴルフ場で開催された、ヤンキースのオーナーの名が付いたゴルフ大会で仲良く会話していたと報道されている。大統領は「きみはなかなかいい仕事をしてるねぇ」と評価し、アレックスもゴルフ場の素晴らしさを「数多くあるあなたの最高傑作のひとつだ」と褒めたたえていたと伝えられた。

 今回のABC関係者のツイートにも、一部のネット民からは「ニューヨーカー、金持ち、実業家という共通点のある友達だからじゃない?」「Aロッドは、根は真面目だし。斬新なアイデアが得られると思ったのかも」と好意的な声が上がっていた。

 しかし、翌28日になると、トランプ大統領はTwitterでこの報道を「またまたフェイクニュースだよ!」と否定。ネット上では、「この国のジャーナリストって本当に腐ってるよね」とABCやメディアに対する大バッシングが巻き起こり、「トランプ大統領のイメージダウンを狙ったフェイクニュースを流したら逆効果だって、いつになったら学ぶのかね」などと、“大統領選に向けたメディアの情報操作”と嫌悪感をあらわにする者が続出している。

 アレックスは、今回の騒ぎについてはまだコメントしていないが、Twitterには、不要不急の外出規制をされている国民に向けた「生活ペースを落として、家族と一緒に時間を過ごすことがいかに大切かと気づかせてくれる、よい機会だと思おう。家族みんなでボードゲームをしたり、TikTokで恥をかいたり、料理したり、おしゃれをしたり」というアドバイスを投稿。「どんだけTikTok好きなの!?」と、あきれられている。

カーディ・B、アジア系差別に「ヘイトはやめて」発言も「中国に媚びてる」と批判! 新型コロナで騒然

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、欧米豪ではアジア系へのゼノフォビック(外国人嫌悪)的な差別的言動が広まっている。欧米人は、アジア人の細かな見分けがつかないため、中国、日本、韓国だけでなく、早期の水際対策が功を奏して感染者増加のスピードを抑えているシンガポール・台湾・香港の人でさえも「新型コロナウイルス感染者だ」と見なし、暴行する事件まで起きている。

 感染者が急増している米ニューヨーク市に住むアジア系住民も、顔を見られた途端、あからさまに避けられたり、舌打ちされたり、「コロナは帰れ」と言われたりといった差別を受けているとSNSに投稿しているのが多く目につく。同地下鉄では、アジア系の乗客が暴言を吐かれたり、暴行されたり、消毒効果のない消臭スプレーをかけられるなどの事件も発生。今後ますますエスカレートするのではないかと懸念されている。

 そんなニューヨーク市のブロンクスで生まれ育ったラッパーのカーディ・Bが、現地時間3月22日に配信したインスタグラム・ライブで、アジア系住民に対する差別的言動をやめるように呼びかけたことが話題を集めている。

 カーディは、6100万以上のフォロワーを持つインスタのライブで、「お願いだからゼノフォビックするの、やめて」「理不尽な怒りを持つのはやめにしよう。アジア人への暴行が多すぎるよ。本当よくない」と呼びかけ、「(差別する)理由をいろいろとつけてるけどさ」「こういう時こそ、ヘイトをやめて、うちらはみんな同じ人種なんだって気づかなくちゃ。(人間という)1つの人種なのだから」と熱く述べた。

 「神さまから見たら、うちらはみんな同じ。たくさんの思いやりを持って互いに接することができたら、神さまは早めに許してくださるはず。そしたら、このクソなウイルスを早く治癒できるようになるんだから」と、クリスチャンらしい発言も飛び出した。

 また、「中国はこの国(アメリカ)が(新型コロナ)ウイルスを持ち込んだって主張してるじゃん?  まぁ、この国には中国に借りがある人が多いからねぇ」と、あながち間違った説ではないという持論を展開。「どんな人でもゼノフォビック・ジョークを、軽いノリで言ったりするよね」「でもさ、国を代表する人は、言っちゃいけないことだと思うの」と、新型コロナウイルスのことを「チャイナ・ウイルス」と呼んでいたトランプ大統領がアジア系住民へのゼノフォビックを助長していると非難した。

 続けて、「誰が中国とケンカしたい? 自問してみな」「たくさんの人が、中国に借りがあるわけ。中国はなんでも手掛けてるからね。服や靴、電化製品とか、すべてが中国から輸入されてるわけ」「中国人は愛国心が強いんだよ。国のために死ねるし」と発言。このまま差別が続けば、中国と欧米豪諸国が対立し、とんでもないことになってしまうと示唆した。

 カーディは、この前日のインスタ・ライブでも、中国政府が厳しく対応しているから、武漢市では感染者数が減っているのだと発言。「毎日、自宅での隔離措置を受けている(軽症の)感染者の家に行き、体温を測っている」「本当に厳しくやってる。でもアメリカ政府は『自宅にいなさい』って言うだけなんだよ?」と、中国の対策を評価。

 中国叩きをする人たちに対して、「中国はクレイジーなんだよ。すごくパワフルで。怒らせないほうがいい相手なわけ。アタシは中国と問題起こしたくないし」「中国をディスるコメントがすごく多いけど、彼らは頭がいいし、行動力があるからね。アタシはケンカしたくない」と発言したのだが、これにアンチが過剰に反応。ネット上で、「カーディが中国に媚びてる」「いつから中国の広告塔になったんだ」「中国から、どんだけ金もらったの?」などとバッシングされる騒ぎとなり、カーディは「2週間前にYouTubeで(武漢の新型コロナ対策に関する)45分間のドキュメンタリーを見たわけ」「その番組を見てからアタシにケンカを売りな」とTwitterで言い放っていた。

 実はカーディ自身も人種をめぐって、理不尽な嫌がらせを受けたことがある。彼女の両親はそろって中米の出身だが、昨年インスタ・ライブで「『おまえは黒人じゃない』『アフロ系の顔してるけど、両親の肌の色は薄いし、黒人じゃない』とか言われて本当にうんざり」と吐露。「父方の祖母の肌は私の肌よりも濃い。母方の祖母は真っ黒」と説明。「両親ともにカリブ諸国出身だから、黒人を含むいろいろな人種が混ざっている」と説明していたが、その表情は疲れ切っていた。

 アイデンティティを攻撃されたり、マイノリティとして差別を受けたりしながら育ったため、人種差別には敏感なカーディ。アジア系住民が受けている理不尽極まりない差別が増えていることに、苦言を呈さずにはいられなかったのだろう。

 カーディの発言はネットで拡散され、大手メディアも報じるようになった。だが、さすがに彼女ひとりの呼びかけだけで、ゼノフォビックに基づく差別を止めることは難しいだろう。カーディに続いてほかのセレブたちも、アジア系住民への差別をやめようと呼びかけてくれることを期待したい。

ウディ・アレンの自叙伝が急きょ発売! 性的虐待疑惑や、35歳年下の妻への思いをつづる

 既報の通り、元パートナーである女優ミア・ファローとの養女への性的虐待疑惑が問題視され、4月7日の発売が中止されてしまった米映画界の巨匠ウディ・アレンの自叙伝。

 米紙「ニューヨーク・タイムズ」は、この自叙伝は昨年、大手出版社4社に売り込まれたものの、「#MeToo」運動が盛んであることから出版は難しいと断られたと報道。今回、社員の猛反発を受けて発売中止を決断した大手出版社アシェット・ブック・グループ傘下の「グランド・セントラル・パブリッシング」が最後の望みだったため、お蔵入りしてしまうのかとファンを落胆させた。

 そんなウディの自叙伝『Apropos of Nothing(突然だけど)』が、3月23日に突然発売されたのだ。

 発売したのは、スカイフォース出版社傘下の「アーケード・パブリッシング」で、同社は米AP通信を通して「ウディのブルックリンでの幼少期時代から、映画、劇場、テレビ、出版物、スタンドアップ・コメディで名声を得る過程や、家族や友人との関係についても記した回想録だ」と説明。発売を諦めかけていたファンを大喜びさせている。

 ウディは自叙伝の中で、ミアのことを「明るく、美しく、演技力があり、絵心もあり、音楽も嗜みながら、7人の子どもを育てている女性。彼女たちとの生活にシットコムのようなおもしろさを感じてしまい、いつの間にか関係を持つようになってしまった」と回想。幸せな時を一緒に過ごしていたものの、息子ローナン・ファローが誕生した1987年以降は徐々に関係が冷えていき、ウディがミアの養女スン・イーと付き合い始めた頃には実質的には別れていたと主張。

 97年12月にイタリア・ヴェネツィアでこぢんまりとした結婚式を挙げた、35歳年下のスン・イーとの交際については、「関係を持ち始めた頃、我々は完全に欲望に支配されていた……互いの体に、常に触れ合っていた」と、肉体的に激しく求め合うような関係だったことを赤裸々に告白。ミアは、ウディの自宅でスン・イーのヌード写真を見つけたことで2人の関係を知ったと伝えられているが、セックスありきの関係だったのなら納得だ。ウディも「盛り上がっていたから、エロティックな写真を撮ろうという話になってね。カメラがうまく使えるか自信がなかったけど、興奮するような写真が撮れた。あとはみなさんタブロイドで読んだでしょう」とつづっている。

 スン・イーのヌード写真を発見した時のミアの気持ちについては、「ショックを受けただろう。うろたえただろう。激怒しただろう。理解できる。もっともな反応だと思う」と受け止めたものの、スン・イーと愛し合う仲になったことは後悔していないと断言。彼女との交際が発覚してからというもの、「苦難の連続に見舞われ、至るところで中傷されるようになった。『こういう結果になると予想できなかったのか?』『スン・イーとこうならなければよかったと思わないか?』とも質問される」ようになったが、「私の答えはいつも同じ。(過去に戻れたとしても)迷うことなく絶対に同じことをする」と、彼女への揺るぎない愛を明かした。

 なお、スン・イーとは愛情を確かめ合うために結婚したのではなく、「金銭的な理由」からとのこと。「私は彼女よりうんと年上だから、余命宣告を受けて短期間で死んでしまう可能性が高い。その時、遺産相続がスムーズにいくように結婚した。私が持つすべてを彼女に受け継いでもらうために」とつづっている。

 ミアはウディと別れた直後の96年、彼と迎えた養女ディランが7歳の時に、「ウディから性的虐待を受けたと言っている」と警察に通報。警察は調査したものの、訴訟には至らなかった。ミアとウディのもう1人の養子モーゼは14年、米芸能誌「People」に、「性的虐待は起きてない。ミアがウディに復讐するための作り話」と激白しており、ディランはミアに洗脳され、性的虐待を受けたと思い込んでいるだけで、実際にはそんなことはなかったと証言している。

 ウディは自叙伝で、ディランへの性的虐待疑惑を改めて否定。「ディランに手を出したことは一度たりともない」「虐待していると誤解されるようなことすらしていない」と断言。「初めから終わりまで、でっち上げた作り話でしかなかったんだよ」と主張している。

 ディランが今も言い続けている“1992年8月にコネチカットの家で起きた性的虐待”についても、「部屋の中には、たくさんの人がいた。みんなでまったりとテレビを見ていたんだ。私の座る場所はなく、床の上に座った。ソファに寄りかかった時に、頭がディランの膝に当たっていたかもしれない」と認めたうえで、「でもそれは不適切なことではない。不適切なことなどしていない」と断言している。

 ディランと絶縁状態にあることについては、「彼女を大切に育ててきた年月が失われてしまった。私の人生において最も悲しいことである」と嘆き、「もし、ディランがモーゼのように、スン・イーと私に連絡をくれたらなら、両手を広げて大歓迎する。今のところ、夢でしかないが」と、ディランへは変わらぬ愛情を持ち続けているよう。

 世間からのバッシングにあまり反応しないことについては、「悪意に満ちた無意味な宇宙において、この虚偽告発はあまりにもちっぽけすぎる」ため気にならず、また「人間嫌いが幸いし」傷ついてもいないと告白。「まったく、人々は本当に私の考えを裏切らないもんだ」と、ウディ節を炸裂させている。

 ゲリラ的なウディの自叙伝発売に対して、ネット上は賛否両論。「売ればいい。私は買わないし読まない」といった意見、Kindle版が約15ドルで購入できることから「新型コロナウイルス感染拡大で外出禁止になって暇だから、読んでみようかな」といった意見も多く上がっている。

 この自叙伝だが、冒頭で「最高のスン・イーに捧げる」と記しており、「自分の言いなりにしているつもりが、いつの間にか自分が彼女の言いなりになっていた」と、のろけている。スン・イーとラブラブであることをアピールしているウディだが、84歳と高齢。新型コロナウイルス感染症の患者数が激増しているニューヨーク市に住んでいるため、健康状態も心配されている。

ウディ・アレンの自叙伝が急きょ発売! 性的虐待疑惑や、35歳年下の妻への思いをつづる

 既報の通り、元パートナーである女優ミア・ファローとの養女への性的虐待疑惑が問題視され、4月7日の発売が中止されてしまった米映画界の巨匠ウディ・アレンの自叙伝。

 米紙「ニューヨーク・タイムズ」は、この自叙伝は昨年、大手出版社4社に売り込まれたものの、「#MeToo」運動が盛んであることから出版は難しいと断られたと報道。今回、社員の猛反発を受けて発売中止を決断した大手出版社アシェット・ブック・グループ傘下の「グランド・セントラル・パブリッシング」が最後の望みだったため、お蔵入りしてしまうのかとファンを落胆させた。

 そんなウディの自叙伝『Apropos of Nothing(突然だけど)』が、3月23日に突然発売されたのだ。

 発売したのは、スカイフォース出版社傘下の「アーケード・パブリッシング」で、同社は米AP通信を通して「ウディのブルックリンでの幼少期時代から、映画、劇場、テレビ、出版物、スタンドアップ・コメディで名声を得る過程や、家族や友人との関係についても記した回想録だ」と説明。発売を諦めかけていたファンを大喜びさせている。

 ウディは自叙伝の中で、ミアのことを「明るく、美しく、演技力があり、絵心もあり、音楽も嗜みながら、7人の子どもを育てている女性。彼女たちとの生活にシットコムのようなおもしろさを感じてしまい、いつの間にか関係を持つようになってしまった」と回想。幸せな時を一緒に過ごしていたものの、息子ローナン・ファローが誕生した1987年以降は徐々に関係が冷えていき、ウディがミアの養女スン・イーと付き合い始めた頃には実質的には別れていたと主張。

 97年12月にイタリア・ヴェネツィアでこぢんまりとした結婚式を挙げた、35歳年下のスン・イーとの交際については、「関係を持ち始めた頃、我々は完全に欲望に支配されていた……互いの体に、常に触れ合っていた」と、肉体的に激しく求め合うような関係だったことを赤裸々に告白。ミアは、ウディの自宅でスン・イーのヌード写真を見つけたことで2人の関係を知ったと伝えられているが、セックスありきの関係だったのなら納得だ。ウディも「盛り上がっていたから、エロティックな写真を撮ろうという話になってね。カメラがうまく使えるか自信がなかったけど、興奮するような写真が撮れた。あとはみなさんタブロイドで読んだでしょう」とつづっている。

 スン・イーのヌード写真を発見した時のミアの気持ちについては、「ショックを受けただろう。うろたえただろう。激怒しただろう。理解できる。もっともな反応だと思う」と受け止めたものの、スン・イーと愛し合う仲になったことは後悔していないと断言。彼女との交際が発覚してからというもの、「苦難の連続に見舞われ、至るところで中傷されるようになった。『こういう結果になると予想できなかったのか?』『スン・イーとこうならなければよかったと思わないか?』とも質問される」ようになったが、「私の答えはいつも同じ。(過去に戻れたとしても)迷うことなく絶対に同じことをする」と、彼女への揺るぎない愛を明かした。

 なお、スン・イーとは愛情を確かめ合うために結婚したのではなく、「金銭的な理由」からとのこと。「私は彼女よりうんと年上だから、余命宣告を受けて短期間で死んでしまう可能性が高い。その時、遺産相続がスムーズにいくように結婚した。私が持つすべてを彼女に受け継いでもらうために」とつづっている。

 ミアはウディと別れた直後の96年、彼と迎えた養女ディランが7歳の時に、「ウディから性的虐待を受けたと言っている」と警察に通報。警察は調査したものの、訴訟には至らなかった。ミアとウディのもう1人の養子モーゼは14年、米芸能誌「People」に、「性的虐待は起きてない。ミアがウディに復讐するための作り話」と激白しており、ディランはミアに洗脳され、性的虐待を受けたと思い込んでいるだけで、実際にはそんなことはなかったと証言している。

 ウディは自叙伝で、ディランへの性的虐待疑惑を改めて否定。「ディランに手を出したことは一度たりともない」「虐待していると誤解されるようなことすらしていない」と断言。「初めから終わりまで、でっち上げた作り話でしかなかったんだよ」と主張している。

 ディランが今も言い続けている“1992年8月にコネチカットの家で起きた性的虐待”についても、「部屋の中には、たくさんの人がいた。みんなでまったりとテレビを見ていたんだ。私の座る場所はなく、床の上に座った。ソファに寄りかかった時に、頭がディランの膝に当たっていたかもしれない」と認めたうえで、「でもそれは不適切なことではない。不適切なことなどしていない」と断言している。

 ディランと絶縁状態にあることについては、「彼女を大切に育ててきた年月が失われてしまった。私の人生において最も悲しいことである」と嘆き、「もし、ディランがモーゼのように、スン・イーと私に連絡をくれたらなら、両手を広げて大歓迎する。今のところ、夢でしかないが」と、ディランへは変わらぬ愛情を持ち続けているよう。

 世間からのバッシングにあまり反応しないことについては、「悪意に満ちた無意味な宇宙において、この虚偽告発はあまりにもちっぽけすぎる」ため気にならず、また「人間嫌いが幸いし」傷ついてもいないと告白。「まったく、人々は本当に私の考えを裏切らないもんだ」と、ウディ節を炸裂させている。

 ゲリラ的なウディの自叙伝発売に対して、ネット上は賛否両論。「売ればいい。私は買わないし読まない」といった意見、Kindle版が約15ドルで購入できることから「新型コロナウイルス感染拡大で外出禁止になって暇だから、読んでみようかな」といった意見も多く上がっている。

 この自叙伝だが、冒頭で「最高のスン・イーに捧げる」と記しており、「自分の言いなりにしているつもりが、いつの間にか自分が彼女の言いなりになっていた」と、のろけている。スン・イーとラブラブであることをアピールしているウディだが、84歳と高齢。新型コロナウイルス感染症の患者数が激増しているニューヨーク市に住んでいるため、健康状態も心配されている。

「メーガン妃とセックスした」とウソつけば7万ドル払う!? 英タブロイド紙の“やらせ”をデート相手が告発

 3月末に英国王室から離脱する、ヘンリー王子とメーガン妃。へンリー王子は、王室を離れる理由を、妻子のプライバシーを守り、平穏な生活を送るためだと明言している。彼らのプライベートを侵害してきたのは、イギリスのタブロイド紙(以下、タブロイド)であり、アメリカ人で離婚歴のあるメーガン妃を、交際発覚当初から意地悪く報道してきた。

 中でも実父トーマス・マークルとの不仲は格好のネタとなり、各紙こぞってメーガン妃がいかに冷酷な娘かを報道。娘と疎遠となり、経済的に困窮するトーマスがネットカフェで背中を丸めながらメーガン妃のことを検索する写真が掲載された際には、「この姿を見ても平気なのか!?」とメーガン妃が大バッシングを受けた。が、後にこれはトーマスとパパラッチが仕組んで撮影した写真だったことが判明。写真はタブロイドがパパラッチから1万ポンド(約130万円)で買ったもので、その一部を父親が受け取ったと報じられると、「パパラッチはタブロイドに指示されてこの写真を撮影したのでは?」とウワサされたものだった。

 このように金にものを言わせてメーガン妃バッシングに情熱を注いできたタブロイドだが、現地時間17日、タブロイドにまつわる爆弾発言が投下された。

 発言者は、サイモン・レックスという米国人俳優。メーガン妃同様、数多くの作品に出演している俳優で、売れない時期はゲイ・ポルノに男優として出演した経験も持つ、“パリス・ヒルトンの元カレ”だ。

 サイモンとメーガン妃は、2005年に米「UPN」局で放送されたコメディ『Cuts』シーズン1第5話にゲスト出演。それが縁で交際していたとウワサされていた。サイモンは、18年に受けたタブロイド「ザ・サン」のインタビューで、デートしたのは一度きりで、2度目のデートは断られたことを明かし、「ポルノ男優の過去を知られちゃったのかも」「(デートの際に)ニンニクのきいた麺を食べたから、口が臭いって嫌われたのかな?」とユーモアたっぷりに語っていた。

 そのサイモンが今回、「Hollywood Raw」というポッドキャストでタブロイドの悪行を暴露。「(メーガン妃とは)何も起きなかったんだ。キスさえもしていないんだよ。デートという雰囲気ではなかったし、一緒に出かけたのも一度だけ」「テレビ番組の撮影で知り合い、ランチしただけって関係なのにさ」「これだけははっきりさせたい」と断言。

 続けて、「メーガンとデートしていたと報じられた時、いくつかのタブロイドから『金を支払うから、男女の仲だったとウソをついてほしい』という話を持ちかけられてね」「大金を積まれたけど、それが正しいことだと思えなくて。ロイヤル・フ●ッキング・ファミリーを、めちゃくちゃにはしたくなかったし」と、Fワードを使っておどけた。

 どのタブロイドかは明かさなかったものの、「セックスしたとか、性的関係を持ったってウソ話をしてくれというのもあった」「結構な金だったよ。確か7万ドル(約780万円)を支払うと提示された」ことも明かした。

 サイモンは、一部のタブロイドから報酬をもらったことを認め、「真実だけを話したからね。受け取った額も少なかったよ」と説明。自分が困窮している時に話を持ちかけられていたら、金目当てにウソをついていた可能性も高いと正直に話し、「でもあの時は、(ウソをつくのは)よくないと感じたし、金にはそんなに困っていなかったからね。だから断ったんだ」と語った。

 ヘンリー王子を傷つけたくなかったともいい、「自分はいい人すぎるのかもしれない」「あんなオファーをされたら、受けちゃう人も多いと思う。自分は嫌だったから受けなかったけど」と、タブロイドにまつわる闇をさらりと語った。

 このサイモンの暴露話に、ネット上では「イギリスのタブロイドって本当にクソ」「メーガン妃の父親や異母きょうだいもたくさん金をもらったんだろうね。イギリスから逃げたくなるのも理解できる」といったメーガンに同情する意見がある一方、「でも王室もタブロイドに書かれることで、注目や人気を維持できてるのも事実だし」「こんな話は世界中に山ほどある。仕方ないのでは」などと、冷ややかな意見も飛び交っていた。

 メーガン妃は、昨年、トーマスに宛てた手紙の一部を掲載したタブロイド「デイリー・メール」姉妹紙、「メール・オン・サンデー」を提訴。同紙は「立場的にプライバシーを期待するのはおかしい」「父親にも話す権利はある」「そもそも流出することを意識して、丁寧な字で手紙を書いている」と真っ向から反論。父親も、タブロイドに手紙を見せたのは、メーガン妃の友人たちが米芸能誌「People」に「彼女は父親に愛情のこもった手紙を送った」と話したことが事実ではないと証明するため、と主張。この裁判で、父親が同紙から報酬をもらったのか、またその金額はいくらなのか、といった点にも注目が集まりそうだ。

 現在生活の拠点にしているカナダでもパパラッチに追いかけ回されているヘンリー王子夫妻。すでに弁護士を通して法的手段を辞さないことを警告しているが、タブロイドとの攻防は、まだまだ続きそうだ。

メンタルの問題を公表したセレブたち――うつに悩んだビヨンセ、不安障害を抱えるケンダル、摂食障害に苦しむデミ

 少し前までは、精神的な病に偏見を持つ人が多かったため、患っても隠す人がほとんどだった。しかし近年、若いセレブたちが、次々とメンタルの問題を抱えていることを公表している。

 歌手のレディー・ガガは、うつ病や不安神経症、そして19歳の時にレイプされたことの心的外傷後ストレス障害を放置していたため線維筋痛症を発症してしまったと告白し、「トラウマはすぐに治療しなくちゃダメ」と声を上げた。アイドル出身のマイリー・サイラスは、薬はあまり好きではないといいつつ、抗うつ剤で症状が改善されたようで、「人に話したり薬を飲んだりすることに抵抗を感じる人が多いけど、大丈夫だよ」と、同じような症状を持つ人を励ましている。同じくアイドル出身の歌手セレーナ・ゴメスは、難病・全身性エリテマトーデスの副作用として、不安障害、うつ病を発症。悪化する前に精神医療施設に入院し、そのことをファンにもきちんと公表している。

 世界保健機関(WHO)によると、うつ病に悩んでいる人は世界で約2億6,400万人。メンタルの問題は一人で抱え込んでしまいがちだが、セレブが自身の精神疾患をオープンに語ることにより、「悩んでいるのは私だけじゃないんだ」と勇気づけられる人が世界中にいるのである。今回はそんな、メンタルの問題をカミングアウトしたセレブたちを紹介したい。

双極性障害に悩んだ、キャリー・フィッシャー

 偏見をもたれやすい双極性障害の罹患だけでなく、精神科病棟に入院して治療を受けたこともオープンにしたキャリー。米社会で双極性障害に対する理解度が上がったのは彼女のおかげだといわれている。

 『スター・ウォーズ 』のレイア姫として知られるキャリーだが、もともとは2世女優。ハリウッドで絶大なる人気を博した女優デビー・レイノルズと、人気歌手エディ・フィッシャーの間に誕生。赤ん坊のころに、父は大女優エリザベス・テイラーと不倫し、彼女と結婚するためにデビーと離婚。母親に引き取られたキャリーは、大人に振り回されながら成長した。メンタルの問題は子どものころから抱えており、1999年に受けたインタビューでは、「15歳のころからセラピストの世話になり、今は3人のセラピストに診てもらっている」と明かした。

 17歳で映画デビューを果たし、その2年後に『スター・ウォーズ』で大ブレーク。女優として活躍する一方、作家としても頭角を現し、ベストセラーとなった自叙伝『崖っぷちからのはがき』(87)は映画化までされ、同書でキャリーは自身の薬物・アルコール乱用を包み隠さず告白した。そもそも依存症になったのは、双極性障害が原因だった。コカインなどのドラッグや鎮痛剤など薬物を乱用したのも、躁うつ症状を抑えるため。精神的な安定を求めて薬物依存になっていたのだと語った。

 キャリーは、97年に精神科病院に入院。退院後も5カ月間通院した。薬物治療を受け、薬はずっと飲み続けていることを公にしていた。08年にリリースした自叙伝『Wishful Drinking』では、「双極性障害を抱えて生きるということは、全身全霊を尽くさなければならない挑戦であり、とんでもないスタミナや、それを超える勇気も必要なの。だから、この病を抱えてなんとか日常を送っているとしたら、それは誇りに思うべきことよ。恥じるなんてとんでもない」とつづり、双極性障害に苦しむ多くの人に勇気を与えた。

 精神疾患と共に生きるのは容易なことではないが、上手に折り合いをつけて生きられるようになったと自負していたキャリー。世界中の人々に愛された彼女は、16年12月、心臓発作により60歳で死去。体内からはアルコールやコカイン、MDMAなどの薬物が検出され、最期まで双極性障害に苦しんでいたのではと同情を集めた。

 いまやトップモデルの一員となったケンダル。世界を股にかけて活躍する彼女だが、2018年、家族で出演しているリアリティ番組『カーダシアン家のお騒がせセレブライフ』で、母親でマネジャーのクリスに「飛行機を降りたい」と泣きついている姿を見せ、世間を驚かせた。

 ケンダルは、飛行中にパニック発作を起こし、クリスにテレビ電話をかけた。「飛行機に乗っていると頭がふらふらする。失神しそうになるの」「みんな『大丈夫だよ』って言うんだけど。私自身は大丈夫だなんて感じられないのよ」と訴え、不安障害からパニックを起こしたという。

 彼女は、小さいころから健康なのに「病気ではないか」と心配する心気症だったとのこと。成長にするにつれ症状は薄れてきたが、16年にフランス・パリで異父姉キム・カーダシアンが拳銃強盗に遭ったことがきっかけで、不安障害を発症。その後、自宅に泥棒が入ったり、待ち伏せしていたストーカーに追いかけられたりと立て続けに怖い思いをしたことから重症化。「だから、あまり外出しなくなった。Twitterやインスタグラムもあまりやらなくなった。やってるだけで不安になっていくから」とクリスに訴えていた。

 雑誌のインタビューでもメンタルの問題について赤裸々に語っており、18年1月に米誌「Harper’s Bazaar」のインタビューで、「衰弱性の不安症持ちなの。精神的に追い詰められると、真夜中にパニック発作を起こして目を覚ましてしまう」「どうしていいか、わからなくなる。何が原因かわからなくなるほど」と語り、ファンを心配させた。

 その後、受けた米誌「Love」のインタビューでは、18年2月末~3月頭に開催されたパリ・ファッション・ウィーク(2018/19年秋冬パリコレクション)に出なかった理由について、「ロスで仕事をしていて、“あぁ、もうだめだ。このままだと自分がおかしくなってしまう”と思った」と説明。6月にはミラノのメンズ・ファッション・ウィークのランウェイを歩いたものの、「崖っぷちの精神状態だったから」いつでもキャンセルできるようにしていたのだと明かした。

 ケンダルは、“体の上に置いて鳴らすおりんの音で精神状態を整える”というサウンド・バスやはり治療、座禅を組み20分間マントラを唱える超自然瞑想など、不安症やパニック障害を乗り越えるためのさまざまな方法に挑戦しているという。

人気上昇中にうつ病を告白したリリ・ラインハート

 今も昔もイメージが大切なハリウッド。そのためメンタルの問題については、人気が定着した後に公にするセレブがほとんどだ。だが、リリは、若者に人気のドラマ『リバーデイル』で知名度が上がり出したころから、自身が抱える精神疾患についてオープンに語っていた。

 17年4月に女性誌「コスモポリタン」のインタビューで、メンタルな病との闘いを話すのは、恥ずかしいことではないと発言。「学校で普通に話すべきだと思う。ティーンは、メンタルに問題があること自体、特殊だと感じて『隠さなきゃ』とプレッシャーを感じてしまう」といい、もっとオープンになるべきだと訴えた。

 19年11月、英誌「Glamour」では、「私はうつ病と不安症を抱えている」「やる気がまったく起きない日があるの」「ストレスとうまく付き合えない」と、今も苦しんでいることを明かした。「自分の経験をシェアすることで『私だけじゃない』と認識する。自分にとっては素晴らしいセラピーだわ」と、今どき時の若いセレブらしい発言をし、話題を集めた。

 重度の社交不安障害に見舞われたことがきっかけで、10代のころからセラピーに通っているというリリは、「学校がダメで、毎朝行く前に泣いていた。でもセラピーを受けて、いろんなことが理解できるようになった。問題をどう解決するかを学び、つらい気持ちが軽減された」「私はクレイジーじゃない。問題は私じゃないんだと思えるようになった」と、セラピーで自信をつけることにより症状が改善されたとも明かしている。

 “自信にあふれた力強い女性”というイメージが強いビヨンセ。ソロキャリア初期は、ステージ用の別人格サーシャになりきってパフォーマンスを続けていたというほど、シャイな性格であることはあまりにも有名だ。だが、子どものころのいじめによりメンタルに大きなダメージを受けたことはあまり知られていない。

 2009年に発売された伝記本『Beyonce Knowles』によると、子どものころは学校で「耳が大きくてダンボみたい」「バカ、ブス!」といじめられていたとのこと。そんな彼女は、7歳の時に教師に勧められて参加したタレントショーで、歌う楽しみを知る。ビヨンセの才能を信じた両親は、ガールズグループ「デスティニーズ・チャイルド」を結成。父親はマネジャー、母親はスタイリストとしてグループを応援するようになった。

 しかし、そのデスティニーズ・チャイルドを初期に去ったメンバー2人が父親を訴えたことで、ビヨンセは人間不信に陥ってしまう。06年に米誌「Parade」で、2年間うつに苦しんだことを告白。「食べられなくなってしまって。自分の部屋にこもるようになった」と述べ、メディアに追いかけ回されたことも「攻撃を受けているよう」で精神的に参ったと吐露した。

 自分自身さえも信じられなくなったビヨンセだったが、母親の「あなたは頭が良くて、優しくで、美しいのよ。みんなに好かれるに決まってるじゃない!」という言葉で自信を取り戻し、グループは大成功を収めた。グループ解散後もソロアーティストとして活躍。しかし、大ブレイクして多忙を極めるようになった10年に、ビヨンセは突然活動を停止。半年以上、表舞台から姿を消した。

 11年の英紙「ザ・サン」のインタビューで、ビヨンセは、この活動停止について精神崩壊を回避するためだったと告白。「自分がどこにいるのかわからなくなった。セレモニーや授賞式の席に座りながら、頭の中は次のパフォーマンスのことでいっぱいで」と語り、母のアドバイスに従って長期休養を取る決断を下したそう。

 活動停止中、ビヨンセは博物館を巡ったり、世界遺産の万里の長城を訪れたり。ゆっくりと休養したおかげで、心の健康を取り戻せたよう。「私は母親から、心の健康に気を配るように言われ続けてきたのよね」と感謝しながら、思い切って休む大切さを伝えた。

 ビヨンセだが16年に女性誌「ELLE」で、女性が完璧を追い求めることは危険だとも警告。「女性は自分のメンタル・ヘルスについて、じっくり考える時間が必要。自分のために時間を作って。後ろめたいとか、自分勝手だと思うことなく」と熱弁し、大きな話題を呼んだ。

「21歳まで生きられないと思っていた」デミ・ロヴァート

 子役からキャリアをスタートさせ、米ディズニー・チャンネルの人気青春コメディ『サニーwithチャンス』に主演したことで一躍アイドルスターとなったデミ。しかし、人気絶頂だった2010年に、摂食障害、双極性障害、自傷癖で精神医療施設に入院。明るく元気なイメージを持たれていたため、世間に大きな衝撃を与えた。

 14年、デミはTwitterに「摂食障害は命を奪う深刻な病。単なるダイエットなんかじゃないのよ」「絶食しているみんながダイエットしているわけじゃないし、過食嘔吐するのはガリガリにやせている人だけじゃない。摂食障害は人を選ばない病気なの」と投稿。「拒食症の人に『もっと食べればいいのに』、過食症の人に『吐かなきゃいいのに』って言うけれど、そんな単純な問題じゃない。精神障害への無知・無学が、メンタルの問題に対するケアを後回しにさせている。毎日のように悲劇が起きているというのに」と、世間が摂食障害に対して持っている誤解を指摘した。

 16年には米誌「American Way」で、入所前にはメンタルの問題から薬物を乱用したり、過度な飲酒をしたりと最悪な状態だったと激白。「自分は21歳まで生きられないと思っていた」「(07年に)ブリトニー・スピアーズが精神崩壊した時、『3年後の私の姿』だと思った」と赤裸々に語った。

 同年末には米誌「People」で、「家族、友人、治療をしてくれる専門家たちが、私のメンタルが回復するまでサポートしてくれた」「専門家たちとの関係は今も続いている。精神科医やセラピストに1回会うだけじゃ、終わらない。治療を続け、精神疾患とうまく付き合いながら生きていかなければならないから」と継続治療の重要性を訴え、「双極性障害持ちでも、ちゃんと立派に生きていける。私がよい見本だよ」とメンタルの問題を抱える人たちを励ました。

 ポジティブな姿勢を見せていたデミだが、18年7月には、薬物過剰摂取で意識不明となり、病院に緊急搬送。再び療養生活を送るようになった。

 だが直前に書いた、“精神的に追い詰められ、切実に助けを求める”という内容の新曲「Anyone」で見事復活。今年のグラミー賞授賞式で力強く歌い上げ、拍手喝采を浴びた。デミはその後、ポッドキャストで「薬物依存に陥った原因は摂食障害。克服したと思ってたけど、エクササイズ依存になり、健康的な食事からまた遠ざかってしまった」と告白。摂食障害がいかに恐ろしい病なのかを世間に訴えた。

 大ヒット映画シリーズ『トワイライト』でヒロインを演じ、一躍ブレイクしたクリステン。同シリーズで恋人役を演じたロバート・パティンソンとのロマンスや、映画『スノーホワイト』(12)でのルパート・サンダース監督との不倫、ロバートと破局後は女性と交際するなど、私生活でタブロイドをにぎわせることも多い人気女優だ。

 そんな彼女は、『トワイライト』で突然有名人になったことで「自分自身でコントロールできない状況に陥った」ことがストレスとなり、不安症から慢性的な胃痛に苦しんだと、16年に英誌「ELLE」のインタビューで告白。「私はコントロール・フリークなの。物事をコントロールできないと、パニック発作を起こしてしまう。だから常に胃が痛かった」「(人気者となり)自分でコントロールできない、予想できないことばかりで。『このままだと病んでしまう』と思っていたら、本当に体調を崩してしまったの」と回想した。

 クリステンは、「年を重ねるにつれ、強迫性障害にも悩まされるように」とも明かし、「物事がメチャクチャになってしまうと、すべてを見失ったような感覚に陥るの」「だから、自分自身に『今は、必要なことだけをしなさい! すべてを整理整頓する必要はないのよ!』と言い聞かせるの」と語った。

 苦しみながらも、メンタルの問題とどう付き合って生きていけばよいかを身につけたとのこと。「ある時、恐怖がなくなっていたことに気がついたの。多くの苦しみを経験してきたけど、私はなんとか生きているし」「不安は尽きたんだと理解したわ。もう悩むようなエネルギーは残っていないんだ、って」と吐露し、「苦しんだ先に希望が見える」と、メンタルの問題を抱える人たちを励ました。

マイリー・サイラス&デミ・ロヴァート、不仲説の2人がインスタライブに登場で「真の友情!」と歓喜の声

 新型コロナウイルスの感染が拡大しているアメリカ。高齢者などにうつさないよう、健康な若者ほど自主的に外出しないようにする「自己隔離」が呼びかけられ、近いうちに外出禁止令も出ると予測する人がトイレットペーパーやアルコール消毒剤、食料の買いだめをする騒ぎになっている。

 そんな中、歌手のマイリー・サイラスは、新型コロナで殺伐としている世の中を明るくしたいと、インスタグラム・ライブ・ショー『Bright Minded:Live With Miley』を始めた。この動画シリーズでは、毎回ゲストを招き、ポジティブになれるようなトークを行うそう。16日に配信した1回目は自分を診てくれているセラピスト、そして17日に配信した2回目には、不仲とウワサされていた歌手デミ・ロヴァートを招待し、本音トークを炸裂させた。

 今回の放送は、互いの自宅からオンラインで共演するというスタイル。セレブ初のゲストとなったデミは、2人が最初に出会った頃を振り返り、「私、あの頃はすきっ歯だったんだよね」と、自分はダサかったといわんばかり。「でも意気投合したよね」とうれしそうに言い、マイリーは「私たち、めっちゃゲイっぽかったから仲良くなれたのかも!」と言ってデミを爆笑させた。

 2人はディズニー・チャンネルのドラマに出演していた時代、どんなに大変でしんどい状況にあってもポジティブなイメージを発信しなければならなかったことがつらかったと、声をそろえていた。

 近年、薬物依存や摂食障害に苦しんでいることを公表しているデミは、その理由を説明。「同じように苦しんでいる人を助けたかったから」と語り、「12歳になった時、体形の変化が始まって。その時、ハリウッドには、お手本にできる“普通体形”の人がいなかったんだよね」と摂食障害になった経緯を明かした。「ファンとの距離がぐっと近くなった。だからカミングアウトしてよかったと思っている。少女たちが(思春期になり)体形の変化を受け入れる助けになったかなと自負している」「決してファンを心配させたいわけじゃない」と熱く語った。

 そして、「今回、あなたから『ねぇ、これ一緒にやろうよ』って連絡もらった時、『絶対にやる!』って思った。今、私にできることはすべてやりたいって。(新型コロナのせいで)自宅にこもっている状態だし、何もしてないしね。誰かを楽しませることができたら最高」と、機会を与えてくれたマイリーに感謝した。

 デミの話を受け、マイリーも2013年の『MTV VMA』授賞式で行った、露出度高めの衣装での過激なパフォーマンスが「焼かれる前の七面鳥みたい」と批判されたことに傷つき、2年間ビキニを着ることができなかったと告白。デミは「知らなかった。その時、あなたのそばにいて励ましたかったわ」「私たちってさ、親しかったり、そうじゃなかったり、友情に波があるじゃない? でも、次にそういうことが起きたら連絡ちょうだい。速攻でマリブ(のマイリーの自宅)まで行くから!」と約束した。

 デミの言葉にあるように、2人はずっと仲のいい友人だったわけではない。14年に、「依存症が一番ひどい時期は30分ごとコカインをやっていた」というデミの告白を、マイリーの男性アシスタントがバカにし、デミが立腹。彼のTwitterをアンフォローし、それを知ったマイリーがデミのTwitterをアンフォロー。デミもマイリーのTwitterをアンフォローし、2人は険悪な関係になったと報じられた。2人は今回のトークで、「SNSに惑わされることが多い」としみじみと語り、過去のわだかまりを改めて乗り越えたように見受けられた。

 その2人が笑顔でトークする姿にファンは大喜び。ネット上には「お互いを見る目が優しくて、ほほ笑ましい」「真の友情を感じる」「いろいろあったけど、ディズニーアイドルだった2人にしかわからないことがあるのだなと感じる」「ただただうれしい」といった意見が並んでいる。

 「家にこもっている若者の中には、自分に自信が持てず、不安定になっている子が多い。その人たちを励ましたい」と始めたマイリーの『Bright Minded:Live With Miley』。マイリーのインスタグラムで、アメリカ時間の午前11時半から、今週は毎日配信される予定となっている。

50セント、新型コロナ感染拡大でも……ストリップクラブに繰り出し、ドル札まき散らす!

 新型コロナウイルスの感染拡大が止まらないアメリカ。ニューヨーク州の患者数は、現地時間3月17日で1,374人。16日にニューヨーク州知事は、ニュージャージー州知事、コネチカット州知事との共同声明において、感染の拡大を阻止するため「16日午後8時から、3州のレストランおよびバーは、テイクアウトかデリバリーに限り営業を認める」「映画館、ジム、カジノは完全に閉鎖する」「50名以上の集会を禁止する」といった旨の決定を発表した。

 すでにブロードウェイの全ミュージカル劇場、多くのコンサート会場や美術館は閉鎖されており、昼夜問わず多くの人でにぎわうニューヨークの街中は、がらんとしている状態。SNSには先週末から「眠らない街のはずのニューヨークが、眠ってしまった」という嘆きが相次いで投稿されている。

 そんな中、ニューヨーク市クイーンズ出身のギャングスタ・ラッパー、50セントが、地元のストリップクラブに繰り出し、気前よくドル札をまき散らしたと報じられた。

 米ニュースサイト「TMZ」によると、50セントがストリップクラブに繰り出したのは、14日の夜。「スターレッツ・ジェントルメンズ・クラブ」に、50セントはマスクもゴム手袋の着用もなしで繰り出した。欧米人にはマスクの習慣はないが、今回のコロナ騒ぎで使用し始めたセレブが続出。もともと潔癖症で、航空機で移動する際には「マスクやゴム手袋だけでなくゴーグルや防護服まで着用する」と明かしたスーパーモデルのナオミ・キャンベルほどではないにせよ、マスクやゴム手袋を着用するセレブは今、とても多い。

 50セントは、その手の防護策を一切講じないまま、「感染源になりやすい」とされるドル紙幣を束で持参。終始上機嫌だったようで、「TMZ」はストリッパーに向かってドル札をまき散らす50セントをとらえた映像も公開。ストリッパーはもちろんのこと、クラブにいる人の中でマスクを着けている人はいなかった。

 この報道に、ネット上はたちまち炎上。「そりゃあ過去に9発も撃たれるはずだわ。危機感なさすぎ」「バカ丸出し」「『性器ヘルペスウイルスを移された』って元カノに訴えられてたよね。“感染慣れ”してるんじゃない?」と大バッシングされ、「新型コロナの存在すら知らないんじゃない? 誰が教えてあげたら?」とまでバカにされる始末。

 だが、50セントは新型コロナウイルスの存在を無視しているわけではない。1日にニューヨークで初感染者が出た時には、インスタグラムに、ネットで話題になっていた「ニューヨーク・ヤンキースの帽子をかぶった新型コロナウイルス」の画像を転載し、「とうとうニューヨークにも来た」と身構えている。その後も、「スピード違反で捕まえた男が、『俺はコロナウイルス感染者だ』と書かれた紙を車の窓越しに掲げ、戸惑う警官」の写真や、ニューヨークでもトイレットペーパーやアルコール消毒剤の買い占めが始まり、購入できなくなったことを揶揄する写真や動画を次々と投稿。

 ほかにも、吐息がかからないよう「バック(後背位)でセックスしよう」と提案する画像、「頻繁にセックスすればコロナウイルスを殺せる」というCNNニュースを装ったコラージュ画像など、パニックになる人たちを落ち着かせるための「冗談」のように見受けられる画像などもアップした。14日にストリップクラブに繰り出したのも、客が少なくなり困っているストリッパーたちの役に立ちたいという気持ちがあったのだろう。

 50セントがストリップクラブに行った翌15日、ニューヨーク市長がすべてのナイトクラブ、映画館、コンサート会場を閉鎖する旨を発表。この速報記事を、50セントは「死ぬわ。いや、死んでるんだからリラックスしろよ」というやけくそ気味のメッセ―ジと共にインスタグラムに投稿。自身がプロデュースするコニャックの商品名をハッシュタグにしたうえで、「酒もってこい」という一言も添えられており、ネット上では「さすがギャングスタラッパー、かっこいい!」「どんな時でも金もうけを忘れない商魂がすごい」と、マイペースな彼に、ある意味尊敬が集まっていた。

 新型コロナ騒ぎにうんざりしているような50セントだったが、俳優イドリス・エルバが同ウイルスに感染したことを公表した動画を見てさすがに動揺したようで、「くそっ。もう二度と外には出ないぞ」と宣言。NBAブルックリン・ネッツの人気選手ケビン・デュラントが感染したという報道には、「ちくしょう!」と憤りをあらわにしており、さすがの50セントも危機感が高まっているようだ。

 レディー・ガガ、テイラー・スウィフト、マイリー・サイラス、アーノルド・シュワルツェネッガーら数多くのセレブたちがSNSで「高齢者を感染させないように外出を控えよう」と呼びかけており、若者たちの間でも危機管理意識が高まっているアメリカ。歌手ビービー・レクサは「45歳とまだ若い友人が、新型コロナに感染して亡くなった。この病気を甘く見ないほうがいいよ」とツイート。44歳の50セントがこの投稿を見たら、ますます萎縮してしまうかもしれない。

50セント、新型コロナ感染拡大でも……ストリップクラブに繰り出し、ドル札まき散らす!

 新型コロナウイルスの感染拡大が止まらないアメリカ。ニューヨーク州の患者数は、現地時間3月17日で1,374人。16日にニューヨーク州知事は、ニュージャージー州知事、コネチカット州知事との共同声明において、感染の拡大を阻止するため「16日午後8時から、3州のレストランおよびバーは、テイクアウトかデリバリーに限り営業を認める」「映画館、ジム、カジノは完全に閉鎖する」「50名以上の集会を禁止する」といった旨の決定を発表した。

 すでにブロードウェイの全ミュージカル劇場、多くのコンサート会場や美術館は閉鎖されており、昼夜問わず多くの人でにぎわうニューヨークの街中は、がらんとしている状態。SNSには先週末から「眠らない街のはずのニューヨークが、眠ってしまった」という嘆きが相次いで投稿されている。

 そんな中、ニューヨーク市クイーンズ出身のギャングスタ・ラッパー、50セントが、地元のストリップクラブに繰り出し、気前よくドル札をまき散らしたと報じられた。

 米ニュースサイト「TMZ」によると、50セントがストリップクラブに繰り出したのは、14日の夜。「スターレッツ・ジェントルメンズ・クラブ」に、50セントはマスクもゴム手袋の着用もなしで繰り出した。欧米人にはマスクの習慣はないが、今回のコロナ騒ぎで使用し始めたセレブが続出。もともと潔癖症で、航空機で移動する際には「マスクやゴム手袋だけでなくゴーグルや防護服まで着用する」と明かしたスーパーモデルのナオミ・キャンベルほどではないにせよ、マスクやゴム手袋を着用するセレブは今、とても多い。

 50セントは、その手の防護策を一切講じないまま、「感染源になりやすい」とされるドル紙幣を束で持参。終始上機嫌だったようで、「TMZ」はストリッパーに向かってドル札をまき散らす50セントをとらえた映像も公開。ストリッパーはもちろんのこと、クラブにいる人の中でマスクを着けている人はいなかった。

 この報道に、ネット上はたちまち炎上。「そりゃあ過去に9発も撃たれるはずだわ。危機感なさすぎ」「バカ丸出し」「『性器ヘルペスウイルスを移された』って元カノに訴えられてたよね。“感染慣れ”してるんじゃない?」と大バッシングされ、「新型コロナの存在すら知らないんじゃない? 誰が教えてあげたら?」とまでバカにされる始末。

 だが、50セントは新型コロナウイルスの存在を無視しているわけではない。1日にニューヨークで初感染者が出た時には、インスタグラムに、ネットで話題になっていた「ニューヨーク・ヤンキースの帽子をかぶった新型コロナウイルス」の画像を転載し、「とうとうニューヨークにも来た」と身構えている。その後も、「スピード違反で捕まえた男が、『俺はコロナウイルス感染者だ』と書かれた紙を車の窓越しに掲げ、戸惑う警官」の写真や、ニューヨークでもトイレットペーパーやアルコール消毒剤の買い占めが始まり、購入できなくなったことを揶揄する写真や動画を次々と投稿。

 ほかにも、吐息がかからないよう「バック(後背位)でセックスしよう」と提案する画像、「頻繁にセックスすればコロナウイルスを殺せる」というCNNニュースを装ったコラージュ画像など、パニックになる人たちを落ち着かせるための「冗談」のように見受けられる画像などもアップした。14日にストリップクラブに繰り出したのも、客が少なくなり困っているストリッパーたちの役に立ちたいという気持ちがあったのだろう。

 50セントがストリップクラブに行った翌15日、ニューヨーク市長がすべてのナイトクラブ、映画館、コンサート会場を閉鎖する旨を発表。この速報記事を、50セントは「死ぬわ。いや、死んでるんだからリラックスしろよ」というやけくそ気味のメッセ―ジと共にインスタグラムに投稿。自身がプロデュースするコニャックの商品名をハッシュタグにしたうえで、「酒もってこい」という一言も添えられており、ネット上では「さすがギャングスタラッパー、かっこいい!」「どんな時でも金もうけを忘れない商魂がすごい」と、マイペースな彼に、ある意味尊敬が集まっていた。

 新型コロナ騒ぎにうんざりしているような50セントだったが、俳優イドリス・エルバが同ウイルスに感染したことを公表した動画を見てさすがに動揺したようで、「くそっ。もう二度と外には出ないぞ」と宣言。NBAブルックリン・ネッツの人気選手ケビン・デュラントが感染したという報道には、「ちくしょう!」と憤りをあらわにしており、さすがの50セントも危機感が高まっているようだ。

 レディー・ガガ、テイラー・スウィフト、マイリー・サイラス、アーノルド・シュワルツェネッガーら数多くのセレブたちがSNSで「高齢者を感染させないように外出を控えよう」と呼びかけており、若者たちの間でも危機管理意識が高まっているアメリカ。歌手ビービー・レクサは「45歳とまだ若い友人が、新型コロナに感染して亡くなった。この病気を甘く見ないほうがいいよ」とツイート。44歳の50セントがこの投稿を見たら、ますます萎縮してしまうかもしれない。