セレブのウエディングドレス、高額ランキング! セリーナ・ウィリアムズは4億円超え

 欧米セレブが結婚式ラッシュを迎えている。昨年11月にはパリス・ヒルトンが2万5,000ドル(約336万円)のオスカー・デ・ラ・レンタのカスタムドレスで結婚式を挙げ、「美しいウエディングドレスが映えるセレブの豪華挙式は見応えがある」と話題に。

 4月にブルックリン・ベッカムと結婚した大富豪令嬢ニコラ・ペルツは、芸術品のように美しいヴァレンティノのカスタムウエディングドレスを着用。5月にはコートニー・カーダシアンが推定1,900ドル(約25万円)のドルチェ&ガッバーナのミニウエディングドレスに、長く豪華なベールをまとってトラヴィス・バーカーに永遠の愛を誓った。

 6月9日に結婚式を挙げたブリトニー・スピアーズは、ドナテラ・ヴェルサーチが直々に手がけたカスタムオーダーメイドドレスを着用。長いベール付きの胸元が大きくV字に開いた純白ウエディングドレスで、値段は1万5,000~2万ドル(約200~270万円)ではないかと話題になった。

 セレブのウエディングドレスは、最高級の生地などを使うからか、信じられないほど高額になることもある。今回は、そんなセレブのウエディングドレス高額ランキングをお伝えしよう。

高額ドレス1位 セリーナ・ウィリアムズ:350万ドル(約4億7,000万円)

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 17年11月16日に米最大の電子掲示板サイト「Reddit」の共同創業者として知られる起業家アレクシス・オハニアンと結婚式を挙げたセリーナ。

 ルイジアナ州ニューオーリンズの現代美術センターで執り行われた式で3回お色直しをしたが、バージンロードで着用したのは、イギリスの高級ブランド、アレキサンダー・マックイーンのオーソドックスかつ大胆でゴージャスなウエディングドレスだった。

 ドレスをデザインしたのは、ウィリアム王子の挙式でキャサリン妃のウェディングドレスを手がけた同ブランドのクリエイティブディレクター、サラ・バートン。「とにかくケープをかぶりたかった」というセリーナ に、「Vogue」の名物編集者アナ・ウィンターがイチオシしたデザイナーだったという。

 すぐイギリスに飛び、サラに会ったセリーナは、提示されたウエディングドレスデザインの「ボールガウン(※1)のシルエットを見てイチコロになった」とのこと。「自分が考えていたドレスとは正反対のデザインのもの」で一目ぼれしたと明かしている。

 350万ドルという破格の値段は、ビバリーヒルズに本社がある「紛争鉱物(※2)ではないダイヤモンドや宝石用原石」を取り扱う宝飾店XIZ Karatsのジュエリーを含む一式の値段。マント風のベールに美しいドレス、光り輝くジュエリーで永遠の愛を誓った彼女は、「プリンセスとスーパーウーマンに同時になった気分だった」と回想している。

※1 女性の正式な正装であるイブニングドレスの一種
※2 アフリカ諸国などの紛争地域で採掘された鉱物資源のこと

高額ドレス2位 ヴィクトリア・スワロフスキー:100万ドル(約1億3,500万円)

 クリスタル・ジュエリーとして人気を博すスワロフスキーを経営する一族の令嬢で、歌手や司会者として活躍しているオーストリア人のヴィクトリア。不動産投資家ヴェルナー・ムルツと17年6月にゴールインした彼女は、フィリピン人デザイナー、マイケル・シンコのウエディングドレスを結婚式で着用した。

 スワロフスキーの血を引くこともあり、ウエディングドレスには50万個のクリスタルがあしらわれ、その重さはなんと45kgに。ベールの長さも8m近くあった。マイケルは、レースやスパンコールをふんだんに使った、夢のようなウエディングドレスを作ることで知られている。

 自分の体重ほどの重さのウエディングドレスに、とてつもなく長いベールはさぞかし着心地が悪いものだったと思われるが、イタリアのサン・ジュスト大聖堂で厳かに執り行われた結婚式の写真からは、そんな様子は感じられず。気品ある美しさがたまらないと、大きな話題になった。

高額ドレス3位 キム・カーダシアン:50万ドル(約6,750万円)

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 14年5月に、イタリアのフィレンツェに立つ歴史ある要塞フォルテ・ディ・ベルヴェデーレで、カニエ・ウエストと結婚式を挙げたキム。

 推定2億円する15カラットの婚約指輪に負けないウエディングドレスを着用するだろうと注目されていたが、着用したのはジバンシィのオートクチュールで50万ドル(約6,750万円)。リカルド・ティッシがデザインした、レースがふんだんにあしらわれ、背中が大胆に開いたロングスリーブドレスは、唯一無二のものだと大きな話題になった。

 また、トランペットシルエットのマーメードライン※が美しいドレスのネックラインには最高級の純白パールが並べられ、見えない足元も4万ドル(約540万円)するバルマンのヒールだった。※膝辺りまでは体型にフィットし、裾に向けては人魚の尾ひれのように広がったシルエット

 結婚披露宴の会場使用料に41万ドル(約5,500万円)、フラワー代に13万6,000ドル(約1,800万円)、高さ2メートルのウェディングケーキには6,800ドル(約920万円)。長女ノースを授かったフィレンツェでの挙式にこだわったため、ロサンゼルスから招待した家族や友人らを移動させるプライベートジェットやホテル代もかかり、結婚式のために使った費用は、合計1,200万ドル(約16億円)だとも伝えられている。

 メキシコ出身の女優で、「テレノベラ(テレビ小説)」というのジャンルで活躍した後、名作映画『デスペラード』(95年)のヒロイン役を務めてハリウッドでブレークしたサルマ。プロデューサーや製作総指揮者としても成功を収め、映画プロダクションを運営する実業家としても知られているが、結婚相手に選んだのは、グッチなどの数多くの高級ブランドを傘下に収めるPPRの最高経営責任者フランソワ・アンリ・ピノーだった。

 2人は06年に出会い意気投合。07年には娘をもうけ、紆余曲折を経て09年のバレンタインデーにパリ6区の区役所で極秘結婚した。その2カ月後、ヨーロッパで最も古い歴史あるベネチアのフェニーチェ歌劇場で、ニコラ・ゲスキエールがデザインしたバレンシアガのウエディングドレスを着用。43万4,000ドルのドレスで、デコルテと背中が深いV字に開いた大胆かつシックなデザインだ。

 結婚式にはペネロペ・クルス、シャリーズ・セロン、ファッションデザイナーのステラ・マッカートニー、夫一族の友人であるシラク前フランス大統領ら150人のセレブな友人たちが招かれた。

高額ドレス5位 アマル・クルーニー:38万ドル(約5,130万円)

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 永遠の独身貴族として有名だったジョージ・クルーニーが、14年9月に再婚したお相手は、数多くの要人をクライアントに持つイギリス人のやり手弁護士アマル・アラムディン(旧姓)。

 レバノン生まれの彼女は、国連事務総長のアドバイザーを務めたこともある人権活動家でもあり、精力的に人道的活動や慈善活動を行っているジョージが生涯添い遂げたいとほれ込んだ女性だと、大きな話題になった。

 イタリアのベネチアにオープンしたばかりの高級ホテル「アマン・カナルグランデ」で挙げた2人の結婚式には、マット・デイモンやU2のボノ、ランディ・ガーバーとシンディ・クロフォード夫妻ら、多くのセレブが出席。総額460万ドル(約6億2,100万円)の豪華ウエディングとなった。

 注目が集まっていたアマルのウエディングドレスは38万ドル。シックなウエディングドレスを手がけることで有名なオスカー・デ・ラ・レンタのカスタムメイドで、レースをふんだんに使った上品なオフショルダードレス。裾は長めで、ロングベールの刺繍とマッチする美しいデザインで、知的な彼女にピッタリだと大好評だった。

 「女性にとって一生で最も大事なドレスだから」「女の子の夢をかなえようとがんばっている」と話していたオスカーは、結婚式の2カ月後に他界。アマルが着用したウエディングドレスはオスカーが手がけた最後の作品となり、博物館で展示された。

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 恋多き歌姫として知られるマライア。16年1月にオーストラリアの億万長者ジェームズ・パッカーから推定1,000万ドル(約13億5,000万円)の35カラットダイヤの婚約指輪をもらい婚約した時には、世界中がド派手な結婚式を期待した。

 当時、マライアは自身のドキュメンタリーを制作していたこともあり、「結婚式には最高に映えるウエディングドレスを」とヴァレンティノに特注。値段は25万ドルで、「さすがマライア」だと話題になった。

 しかし、2人の関係はその後、急激に冷え込み、同年10月に婚約破棄。マライアは「あなたがすべてを台無しにした」と恨みつらみを込めた「I Don’t」という歌を作り、前述のウエディングドレスを着用。クライマックスでそのドレスを火の中に投げ込み、25万ドルのドレスは一瞬のうちに灰になってしまった。

 ちなみに、93年に20歳年上のCBSレコードの社長トミー・モトーラに見初められて結婚した時は、2万5,000ドル(約330万円)のヴェラ・ウォンのウエディングドレスを着用。ダイアナ妃のような8メートルものベールを頭に着け、「音楽界のプリンセスにふさわしい」と話題に。

 08年に12歳年下のマルチタレント、ニック・キャノンとバハマのビーチで再婚した際には、セレブ御用達のテイラー(※)でデザイナーのナイル・クミロが手がけたマーメード型のノースリーブ・ウエディングドレスを着用。高価ではないが、シンプルで彼女によく似合うと話題になった。

衣服の仕立てや、それを仕事とする人

トム・クルーズ、「午前3時にゴーカートレース」!? 知られざる結婚生活を元妻・ニコールが暴露

 人気女優ニコール・キッドマン(53)が、過激な性的シーンで知られるR-18指定映画『アイズ ワイド シャット』(1999)の撮影の合間、共演していた当時の夫トム・クルーズ(58)とゴーカートに興じていたことを打ち明け、ネット上で話題となっている。

 新作テレビサスペンスシリーズ『The Undoing』のプロモーションのため、米紙「ニューヨーク・タイムズ」のインタビューを受けたニコールは、人気ドラマ『ビッグ・リトル・ライズ』(2017)で大胆なセックスシーンを演じていることから、「そういうシーンもこなせるレアなハリウッド女優として認識されるようになったのでは?」と聞かれ、そうなるきっかけとなった『アイズ ワイド シャット』で一緒に仕事をしたスタンリー・キューブリック監督のことを回想。

 なぜヌードになる必要があるのかを監督からしっかりと説明してもらって、納得した上で全裸になり、大胆なセックスシーンを演じたのだと明かした。

 “倦怠期の夫婦の性”がテーマの『アイズ ワイド シャット』で、当時夫だったトムと夫婦役を演じるのは妙な感じだったのではないかと問われると、「それは間違いよ。私たち2人とも監督とも、一緒に働くことが大好きだった。2年間も撮影していたのよ」と反論。

 演技とはいえ、実生活で結婚している相手に浮気願望を打ち明け、「すべてを捨てても構わないと思った」というセリフを言ったことで、ネガティブな感情が生まれたのではないかという質問に対しても、「(この映画の役にのめり込み、トムとぎくしゃくするようになって離婚したという説は)みんなが思い描いているイメージにぴったりよね。でも、そうじゃないのよ。撮影中、私たちは幸せな結婚生活を送っていたのよ」ときっぱりと否定。「(性的な)シーンを撮影した後、ゴーカートに乗りに行ったりしていたし。(ゴーカート場を)貸し切ってね、午前3時にゴーカートレースして遊んだりしたわ」と、驚きのエピソードを披露した。

 トムとニコールは養子を2人育てており、撮影中は子どもたちと夫婦でトレーラーに住んでいたと明かしているが、真夜中に子どもたちとゴーカートをするとは考えにくい。ネット上は、「きっとスタント好きなトムがゴーカートに乗りたいとか言いだして、ニコールが付き合ってあげたんだろう」「ニコールは本当にいい人。過去を暴露するセレブが多い中、トムのことも今は亡き監督についても悪く言わないし」という声が続出した。

 ニコールはトムと映画『デイズ・オブ・サンダー』(90)で共演したことがきっかけで、90年に結婚。2001年に離婚し、その5年後に同じオーストラリア出身のカントリー歌手キース・アーバン(52)と再婚。08年7月に長女、10年12月に次女を代理母出産し、幸せな家庭を築き上げている。

 ヒュー・グラントと夫婦役を演じることで注目を集めている新作TVシリーズ『The Undoing』は、現地時間10月25日に米HBOでスタート。ニコールは、「完璧だった理想的な暮らしが、“暴力と欲望”のせいで粉々に砕けてしまうマンハッタン在住のセラピスト」の役を熱演する。

【呪われたホラー映画7選】出演者殺害、予期せぬ事故……『エクソシスト』『ポルターガイスト』他

 あの手この手を使って人々を怖がらせるホラー映画。悪魔・宗教をモチーフにした作品や、実話を基にした作品の撮影現場では、不思議な現象や超常現象が起きることがあるという。「宣伝のための作り話」と鼻で笑う者もいるが、関係者が恐ろしい目に遭ったり、不幸に見舞われたり、悲劇的な死を遂げたり、偶然の一致とは思えないようなケースも少なくないのだ。今回は、その中でも「呪われている」と語り継がれるホラー映画をご紹介しよう。

『ローズマリーの赤ちゃん』(1968)

 悪魔崇拝者たちに狙われた女性の恐怖を描いたサイコホラー。脚本・監督を手掛けたロマン・ポランスキーがアカデミー賞脚色賞を受賞した出世作なのだが、多くの関係者に不幸が訪れた作品としても知られている。

 テーマ曲を手掛けたポーランド人ジャズミュージシャンで、作曲家のクシシュトフ・コメダが不慮の事故で頭を強打し、昏睡状態となり、公開の翌年に37歳で死亡。

 主演のミア・ファローは本作撮影中に、当時夫だったフランク・シナトラから別れを迫られ、離婚。公開後、プロデューサーのウィリアム・キャッスルは、腎臓病 による激痛に見舞われ

 病院に担ぎ込まれたが、その時「ローズマリー、お願いだからナイフを置いてくれ!」と叫んだと伝えられている。ウィリアムはその後、満足に仕事ができなくなり、77年に心臓発作で死亡した。

 ポランスキー監督自身は同じく77年に、俳優ジャック・ニコルソン邸で、当時13歳の子役を強姦した容疑で逮捕された。その後、司法取引で法定強姦の有罪判決を受けたものの、無罪を主張し、保釈中に海外へ逃亡。欧州を拠点に活動を続けたが、「#MeToo」運動が巻き起こったこともあり、18年に映画芸術科学アカデミーから除名され、ハリウッドから永久追放された。

 この映画には、「サタン教会の開祖アントン・ラヴェイがコンサルタントとして製作に関わった」「アントンが毛むくじゃらの悪魔のかぶりものを着て出演した」というウワサがあるが、これは事実ではない。しかし、アントンのもとで働いていたスーザン・アトキンスという女性が、カルト指導者チャールズ・マンソンの信者となり、映画公開翌年の7月、ポランスキー監督の妻で女優のシャロン・テートらを殺害。この悪縁を、「作品が呪われているから」と受け止めている人は多い。

 「悪魔が封印されており、開けた者はその悪魔に取り憑かれる」とユダヤ人の間で言い伝えられている“ディビュークの箱”をめぐるホラー映画。04年にオークションサイト「eBay」に出品されたディビュークの箱の落札者や、その後の所有者の身に次々と不可解な出来事が起きたという実話に基づいた、ホラー映画である。

 劇中、ガレージセールでディビュークの箱を手に入れた少女の父親役を演じたジェフリー・ディーン・モーガン。彼は米業界紙「Hollywood Reporter」のインタビューで、自分は疑り深い人間で「不用意に箱のそばに行かず、むちゃはしなかった」と前置きした上で、「撮影現場では妙なことばかりが起きていた。こんな経験初めてだった」と回想した――。

「重要なシーンを撮影する時に、大きな電球が破裂するといったことが何度もあった」
「撮影は防音スタジオで行われたのだけど、誰もドアを開けていないし、ファンも回していないのに、急に冷たい風が吹くことがあった。これも撮影している最中に起きた、説明がつかない不可解な出来事だった」
「極め付きは小道具。再撮影するかもしれないからと、倉庫に保管していたんだ。そしたら、撮影終了から数日後、倉庫は全焼。すべて焼失してしまった。捜査の結果、放火でも漏電による火災でもなかったんだ」

などとこわばった表情で明かしたジェフリーの告白により、「呪われた映画だ」と恐れられるようになった。

『エクソシスト』(1973)

 少女に憑依した悪魔と、悪魔払いをする神父との壮絶な戦いを描いた、ホラー映画の金字塔。本作が呪われた作品と呼ばれるようになったのは、イタリア・ローマでのプレミア上映の会場となった映画館の正面にある教会に雷が落ち、十字架が地面に倒れたことがきっかけ。

 少女に窓から突き落とされて死んだ映画監督バーク・デニングズ役を演じたジャック・マッゴーランが、撮影後に患ったインフルエンザをこじらせ、映画公開前に54歳で死んだことも、本作が恐れられるようになった一因だ。

 少女の母親役を演じたエレン・バースティンによると、映画に関わりを持つ9人が『エクソシスト』のせいで亡くなったと考えられるとのこと。そのエレン自身、寝室の端から端まで飛ばされるシーンで着用していたハーネスが故障し、脊髄を痛める大ケガを負った。エレンはあまりの激痛に悲鳴を上げ、その叫び声はそのまま使われた。

 撮影が行われた家は、撮影中に原因不明の火事に見舞われ、少女の寝室以外のセットがすべて焼失。この火災で撮影は6週間中止となった。

 1891年に建てられたコネチカット州の呪われたホテル「ヤンキー・ペドラー・イン」を舞台としたホラー映画。老朽化と業績悪化のため閉館が決まったホテルで、閉館までの間の管理を任された従業員2人の恐怖体験を描いた作品である。

 タイ・ウェスト監督は、「自分は懐疑的な人間なんだけど、撮影中にドアが勝手に閉まったり、何もしていないのにテレビがついたり消えたり。何度新しいものに取り替えても、自分の部屋の電球が切れてしまうという不可解な現象が起きたのは事実だ」と証言。

 「撮影期間中、クルー全員が毎晩夢を見たことも奇妙だった」とも語っており、主演女優サラ・パクストンも「撮影の間、毎晩真夜中に、誰かに見られている感覚がして目が覚めた」と語っていた。

 メインで撮影を行った部屋は、ドリーショット(移動しながら撮影をすること)ができるからという理由で選んだ大きな部屋だったのだが、実はその部屋は「ヤンキー・ペドラー・イン」同様に「幽霊の目撃情報が最も多い」「その昔、結婚式当日に新郎に捨てられた花嫁が首吊り自殺した」スイートルームだったという。

『オーメン』(1976)

 アメリカ人外交官が養子として引き取った、「死産した我が子と同じ6月6日午前6時に誕生した孤児」は実は悪魔の子だったというストーリーで、公開当時から現在に至るまで世界中に熱烈なファンを持つ同作。

 主人公の外交官を演じたのは俳優グレゴリー・ペック。彼の息子が撮影開始の数カ月前に拳銃自殺したことから、『オーメン』の呪いは撮影前から始まっていたと伝説になっている。

 75年9月にグレゴリーが乗った飛行機が雷に打たれ、その数週間後に製作総指揮者のメイス・ニューフェルドが乗った飛行機も同様に雷に打たれた。プロデューサーのハーヴェイ・バーンハードも、ローマの街で雷に打たれそうになったと伝えられている。

 また、撮影中にリチャード・ドナー監督が滞在していたホテルが、IRA(アイルランドの武装組織)に爆破されたり、グレゴリーが搭乗しようとしていた飛行機が墜落して乗員乗客全員が死亡するなど、関係者は命の危険を何度も感じたとのこと。

 実際に亡くなった人もいる。特殊効果監督のジョン・リチャードソンが交通事故に巻き込まれたのだが、同乗していたアシスタントのリズ・モーアが死亡。事故現場付近には「(オランダの都市)オンメンまで66.6キロ」という交通標識があり、「偶然とは考えられない」と関係者を震撼させた。

 実在する超常現象研究家エド&ロレイン・ウォーレン夫妻が遭遇した事件を 基にした、映画『死霊館』シリーズ第1作(13)に登場した“呪われた人形”アナベル。本作は、その誕生秘話を描いた作品。悪霊や悪魔に乗り移られるアナベル人形は世界中を震え上がらせ、シリーズ最恐作品とも称される。

 アナベル人形のモデルとなった本物の「呪われた人形」だが、夫妻が所有するウォーレン・オカルト博物館に、映画と同様、箱に入れられ、封印された状態で保管されている。箱には「触るな」と警告文が貼られており、無視して触った男性が帰宅途中にバイク事故で死亡するなど、呪いは今でも続いているよう。ウォーレン夫妻だけでなく、博物館関係者みなが人形と目を合わせないように心がけるなど、人形を恐れている。

 そんな人形を描いた本作、撮影中に少なくとも2回、不可解な現象が起きたと、関係者たちは証言している。

 そのうちのひとつは、ジョン・R・レオネッティ監督による証言。「撮影準備していた時。撮影するアパートのリビングにあるホコリをかぶった欄間窓に、3本の指で引っかいたような 痕が残っていたんだ。偶然にも作品に登場する悪魔は、鋭い爪を持つ3本指という設定だったんだよ。満月にその 痕が照らされて、思わず写真を撮ったくらい気味が悪かった」という“悪魔のサイン”。

 2つ目の不可解な現象について語ったのは、プロデューサーのピーター・サフラン。「フルメイクした悪魔を撮影する初日、ビルの管理人を演じていた役者の頭の上に、天井照明が落ちてきたんだ。台本でも、管理人が落ちてきた天井照明により死ぬという設定だったから、その場に居合わせた人たちはみなゾッとしたよ」と説明。これも“悪魔のいたずら”だと話題になった。

『ポルターガイスト』(1982)

 丘の上の新興住宅街に越してきた一家が、邪悪な霊による怪現象にパニックになるという、巨匠スティーヴン・スピルバーグ製作・脚本のホラー映画。代表作となる『E.T.』と同じ年に公開されたが、こちらの方は呪いがかかっていると恐れられた。

 一家の長女ダナ役を演じたドミニク・ダンは、撮影後に別れを告げた恋人に逆上され、首を絞められて、22歳の若さでこの世を去った。

 86年に公開された続編『ポルターガイスト2』でケイン牧師を演じたジュリアン・ベックは、83年に発症した胃がんで公開前に死去。祈祷師テイラーを演じたウィル・サンプソンは、肺と心臓の移植手術後に腎不全に陥り、公開翌年に53歳で死去。

 『ポルターガイスト』で悪魔に狙われる末娘キャロル・アン役を演じたヘザー・オルークは、シリーズ3作品に出演したたが、『ポルターガイスト3/少女の霊に捧ぐ』の撮影中に足がむくみ、クローン病だと診断される。治療を受けながら撮影を行っていたが、公開前に急死した。まだ12歳だった。

 『ポルターガイスト』では、一家の長男ロビーの部屋に「(映画公開から6年後の)1988年度スーパーボウル」のポスターが貼ってあったが、ヘザーはこのスーパーボウルが開催された翌日、開催地サンディエゴの病院で息を引き取ったため、「予告されていた死だった」とささやかれた。

「ヌード以外いいとこなし」「ドラゴンボールファンに謝れ!」酷評まみれの“恐るべき駄作”7作

 昨年、北アメリカで公開された映画は786本。今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で大きく減少すると予測されるが、これまで実に多くの映画が製作/公開されてきた。

 映画の中には名作として語り継がれる作品もあれば、観客をがっかりさせる駄作もある。大スターが主演しても、おもしろくなければ映画評論家に酷評され、口コミであっという間に広まり、興行成績もガタ落ちに。スター側としても、駄作に主演したがためにイメージが悪くなり、その後のキャリアが低迷してしまうことも。今回はそんな、“俳優のキャリアを殺した、恐るべき駄作”を7作紹介しよう。

エリザベス・バークレー 『ショーガール』(1995)

 人気学園コメディドラマ『Saved by the Bell』(89~93)で聡明なフェミニストのジェシー役を熱演し、一世を風靡したエリザベス・バークレー。定着してしまったジェシー役のイメージを変えるため、23歳になった彼女は映画『氷の微笑』(92)などのヒット作を持つ脚本家ジョー・エスターハスによる、エロティックな大人向け映画『ショーガール』(95)に出演することを決意した。

 ショーダンサーを目指してラスベガスにやってきた若い女性が、厳しい現実にぶち当たり、人間関係に揉まれながらもトップダンサーとしての栄光をつかもうとする物語で、エリザベスは「ストリッパー小屋を経て、ホテルのヌードショーの看板ダンサー」へと駆け上がる主人公を熱演。ヌードシーンにも果敢に挑戦した。

 しかし、この映画、NC-17指定(日本でいうところのR18)だけあって、女性のトップレスシーンが多く、セックス描写やレイプシーンもふんだんに盛り込まれた。キャラクターの破綻も目立ち、「ヌード以外、いいとこなし」と酷評されるハメに。毎年、最低の映画を表彰するゴールデンラズベリー賞(以下、ラジー賞)に13部門もノミネートされ、うち最低作品賞、最低監督賞、最低脚本賞など主要部門を含む、7部門を制覇してしまった。

 公開前、「これまでのキャリアは、この役のために準備してきたようなもの」と意気込みを見せていたエリザベスは、ラジ―賞の最低主演女優賞と最低新人賞を獲得。4,500万ドル(約48億円)という高予算映画だったのに、興行成績はその半分以下だったため、「稼げない女優」と認定されてしまい、ハリウッドから干されてしまった。

 その後、『CSI:マイアミ』『Lの世界』など人気テレビドラマにゲスト出演するなど、細々と女優活動を続けてきたエリザベスは最近、もともとの出世作だった『Saved by the Bell』の続編にレギュラー出演することが決定。散々叩かれた『ショーガール』もB級映画ファンからカルト的な人気を得ているため、再ブレイクが期待されている。

 大ヒット映画『トワイライト』(08~12)シリーズで人狼・ジェイコブ役を演じ、世界的に大ブレイクしたテイラー・ロートナー。同作には熱狂的なファンが多く、テイラーの人気は揺るぎないものとなり、次世代ハリウッドスターの座は間違いないとみられていた。

 主演したスパイ・アクション映画『ミッシング ID』の撮影も、テイラーのスケジュールを優先し、彼の父親が製作に参加。エキストラを募集したところ900人もの『トワイライト』ファンが集まり、ヒットが期待された。

 「オンライン上で偶然見つけた『児童失踪者リスト』の中に自分が含まれていることを発見し、これまでの人生はすべて偽りだと気づいてしまった高校生が、命を狙われるようになる」という同作。多くのテイラーファンが映画館で鑑賞し、製作費3,500万ドル(約37億5,000万円)に対し、興行収入は8,200万ドル(約88億円)と成功を収めた。

 しかし、「テイラーが高校生に見えない……」と違和感を覚える人が続出。映画評論家のレビューは、「ストーリー、キャスティング、アクション、すべてが薄っぺらく、つまらない」「B級よりもひどい、D級映画」と酷評ばかりで、米映画批評サイト「Rotten Tomatoes」の評論家からのスコアは、100点満点中5点という超シビアなものに。

 『トワイライト』シリーズで共演したクリステン・スチュワートやロバート・パティンソンは映画俳優としてのキャリアを着実に積み上げて銀幕スターとなったが、『ミッシング ID』で役者としての評価を大きく下げたテイラーは、ビッグスクリーンでの主役オファーが途切れてしまった。

エディ・マーフィ 『プルート・ナッシュ』(2002)

 『ビバリーヒルズ・コップ』(84~94)シリーズ、『星の王子 ニューヨークへ行く』(88)など、80年~90年代に出演した映画はほぼすべてが大ヒットし、天才喜劇俳優の名をほしいままにしていたエディ・マーフィ。

 そんな輝けるキャリアの失速となったのが、「近未来の無法地帯と化した月面都市」が舞台のSFアクションコメディ『プルート・ナッシュ』だった。「Rotten Tomatoes」の評論家スコアは、100点満点中たったの4点で、「才能と金の無駄」「つまらないし、薄っぺらいし、醜い。史上最悪のコメディ」「なんでこんな作品を製作しようと思ったのか、理解に苦しむ」と酷評されまくり。甘口で知られる、同サイトの観客スコアでさえもわずか19点で、「1,000ドル(10万円)あげると言われても二度と見ない」と書き込まれる始末。「エディのキャリアの汚点」「これでエディの喜劇役者としてのキャリアは終わった」などと書き込まれる始末だった。

 同作はラジー賞でも多数ノミネートされ、エディ本人も最低主演男優賞にノミネートされ、“02年にエディの喜劇俳優としてのキャリアは終わった”とまで言われたものだった。エディの出演料が高かったこともあり、製作費は1億ドル(約107億円)もかかったが、興行収入はたったの710万ドル(約7億6,000万円)と大コケし、「ギャラ泥棒」と大バッシングも受けた。

 『ホーンテッドマンション』(03)、『ドリームガールズ』(06)への出演でエディのキャリアも復活したかに思われたものの、ラジー賞25周年を記念した05年に、『プルート・ナッシュ』は「25周年最低コメディ賞」にノミネートされる。09年には業界紙「Hollywood Reporter」に「この10年で最大の失敗作」と評され、エディも「あのクソ映画に主演した俳優」というレッテルが貼られるハメに。そして、やがて「あの人は今」状態となり、15年頃からは度々死亡説まで流れるようになった。

 そんなエディだが、昨年Netflixで配信された『ルディ・レイ・ムーア』で再ブレイク。この勢いに乗り、また活躍してほしいとファンは願っている。

 名門ボストン大学卒業後、劇団を経て、モデル、テレビ女優、映画女優と着実にキャリアを積み上げたジーナ・デイヴィス。『偶然の旅行者』(88)でアカデミー助演女優賞を獲得し、『テルマ&ルイーズ』(91)でアカデミー賞主演女優賞にノミネートされるなど実力派として認められたのだが、その輝けるキャリアを一瞬にして潰したのが『カットスロート・アイランド』だ。

 同作は17世紀のカリブ諸島を舞台に、美しい女海賊が伝説のお宝を探すため大冒険を繰り広げるという壮大な物語で、『クリフハンガー』(93)のレニー・ハーリン監督がメガホンを取った。クルーも一流ばかりで、製作会社は『ランボー』初期3作品や『ターミネーター』初期2作品を手掛けたカロルコ・ピクチャーズ。製作費は破格の9,800万ドル(約105億円)で、次から次へとド派手な爆破シーンを撮影し、迫力満点の映画に仕上げた。

 海賊映画の金字塔『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズの8年前に公開され、なおかつ“女海賊が首領”というガールズパワーを描いた本作は、時代を先取りした感もある。しかし、この時ジーナは39歳。当時は「おばさん海賊なんて……」と食指の動かない人が多く、興行収入はたったの1,000万ドル(約10億円)。同年公開された『ショーガール』が大コケし、この2作品を製作していたカロルコ・ピクチャーズは倒産に追い込まれ、ジーナの女優としてのキャリアは一気に低迷してしまった。

 なお、本作は『ショーガール』のおかげでラジー賞は免れたものの、12年にギネスに「最も興行赤字が大きい映画」に認定されている。

 ジーナは05年にテレビドラマシリーズ『マダム・プレジデント~星条旗をまとった女神』で女性大統領を熱演し、ゴールデングローブ賞・主演女優賞を獲得するなど復活の兆しも見られたが、同作はわずか1シーズンで打ち切りになってしまった。

マイク・マイヤーズ 『愛の伝道師 ラブ・グル』(2008)

 ロック好きにはたまらないおバカ映画シリーズ『ウェインズ・ワールド』(92)、下ネタやパロディ満載のコメディ映画シリーズ『オースティン・パワーズ』(97~02)で世界的人気を博したマイク・マイヤーズ。脚本や製作も手掛け、マルチな才能を持つマイクのキャリアを潰したのが、『愛の伝道師 ラブ・グル』だ。

 同作は、「インドで修行を積み、愛の伝道師となったアメリカ人ピトカが、ひょんなことから知り合った米アイスホッケーチームでドタバタを繰り広げる」というマイクのお得意路線なのだが、最初から最後までレベルの低い下ネタばかりで、公開直後から「あまりにも寒い」と酷評されるように。「Rotten Tomatoes」の評論家スコアはたったの14点で、「製クルーの中で誰も指摘する人はいなかったのかというほどの内容のなさ」「『ちんこ』『うんこ』を連呼し、クオリティの低さに怒りを通り越し、失笑する」とコキ下ろされた。

 グル(導師)のおしっこに浸したモップを武器にして戦うなど、あまりにも悪ふざけしていることに、寛大なヒンドゥー教徒たちも激怒したと報道された。興行成績も振るわず、マイクのイメージは一気に悪くなったのだ。

 「美人女優ジェシカ・アルバが登場するシーンが唯一見られるシーンだった」と言われた本作は、ラジー賞に7部門もノミネートされ、最低作品賞、最低脚本賞、最低男優賞を受賞。マイクは、今では「あの人は今」状態になってしまった。

 スティーヴン・スピルバーグ監督のSF映画『宇宙戦争』(05)で、主演トム・クルーズの息子役を演じ、注目されるようになったジャスティン。その4年後に実写映画『DRAGONBALL EVOLUTION』に主演し、スター俳優への道を閉ざされたと気の毒がられている役者である。

 日本だけでなくアメリカでも絶大なる人気を誇るマンガ『ドラゴンボール』(鳥山明、集英社)。ハリウッドで実写映画化されることが決まった時、ファンは大喜びした。しかし、『DRAGONBALL EVOLUTION』が公開されると、オリジナルとあまりにもかけ離れた世界観に激怒するファンが続出。「ツッコミどころが満載で心が痛くなる」「最初から最後まで何もかも雑すぎて、原作に対するリスペクトがゼロ」「パロディにしてもひどい」と酷評が相次ぎ、興行成績も期待外れの結果に終わった。

 脚本を手掛けたベン・ラムジーが「駄作だった」と認め、「こんな脚本を書いた自分に責任がある。ドラゴンボール・ファンに心からお詫びする」と謝罪までした同作は、映画サイトの「2000年代の最悪の映画」ランキングの常連に。

 本作で高校生という設定の悟空役を演じたジャスティンは、「がっかりしかない」「オリジナル版の悟空と何もかも正反対」とディスられるハメに。この役のおかげで「B級アクション映画俳優」のイメージが定着してしまい、キャリアが失速。

クリス・オドネル&アリシア・シルヴァーストーン 『バットマン&ロビン Mr.フリーズの逆襲』(97)

 アル・パチーノ主演映画『セント・オブ・ウーマン/夢の香り』(92)での堂々とした演技で、シカゴ映画批評家協会新人賞を受賞したクリス・オドネル。『ダリアン 美しき狂気』(93)やエアロスミスの「Cryin'」「Crazy」MVで小悪魔的美少女を演じ、絶大な人気を誇るようになったアリシア・シルヴァーストーン。ハリウッド次世代俳優と呼ばれていた2人のキャリアを叩き潰したのが、DCコミックス映画『バットマン&ロビン Mr.フリーズの逆襲』だ。

 『バットマン フォーエヴァー』(95)が大ヒットしたことを受け、ジョエル・シュマッカーがメガホンを取り、バットマン役にはジョージ・クルーニー、悪役のMr.フリーズにはアーノルド・シュワルツェネッガーと超豪華キャストがそろった同作に、クリスはロビン役、アリシアはバットガール役で出演。大ヒット間違いなしと思われたが、ふたを開けてみたら、「バットマンはダークヒーローなのに、ジョージ・クルーニーはニヤニヤしていて合わない」「バットマンとロビンのコスチュームに乳首がついていて、気になって仕方ない」「子どもでも楽しめるアメコミものなのに、バットマンの股間やケツのアップが多すぎ」「ジョークも寒い」と大不評。監督が謝罪文を出す事態にまで追い込まれた。

 世界的な興行収入は悪くなかったが、「Rotten Tomatoes」の評論家スコアはたったの11点。観客スコアも16点とかなり低く、鑑賞者のがっかりと怒りを反映する結果に。ラジー賞には9部門もノミネートされ、アリシアは最低助演女優賞を獲得。同賞以前から最低な映画を“たたえて”きたスティンカーズ最悪映画賞(06年に終了)でも、最低助演女優賞が贈られ、大女優へのキャリアは潰されてしまった。

 ラジ―賞の最低助演男優賞受賞を免れたクリスの方も、この作品でキャリアが低迷。人気クライムサスペンスドラマシリーズ『NCIS:LA ~極秘潜入捜査班』(09~)でカムバックを果たしたが、復活までの道のりは長かった。

【衝撃! 海外セレブのステイ・ホーム】エヴァ・ロンゴリア「白髪で真っ白」クリス・ノース「丸坊主」ほか12人!

 新型コロナウイルス感染拡大防止のために、長期にわたり「ステイ・アット・ホーム・オーダー(外出自粛令)」が出されていたアメリカ。社会的影響力の大きいセレブたちは、SNSなどを使って、「つらい時期をみんなで乗り切ろう!」と連日ポジティブなメッセージを発信し続けていた。

 しかし、ヘアサロンに行けず、担当のメイクアーティストを自宅に呼ぶこともできなくなった彼らは、髪の毛が伸びてボサボサになったり、白髪が伸びてしまったり、すっぴんだったり。いつもの“キメキメ”とは違う姿に、ファンは「親近感を覚える!」と大喜びしていた。今回そんな、“セレブが見せてくれた意外な姿”を紹介しよう。

エヴァ・ロンゴリア

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 大ヒットドラマ『デスパレートな妻たち』での小悪魔的魅力を振りまく美女ガブリエル・ソリスを演じてブレイクしたエヴァは、髪の毛の生え際が真っ白になっている姿を公開。白髪を隠せるスプレー剤「Magic Root Cover Up」をインスタグラムで実演し、「全然年を取らないと思ってたけど、白髪があると老けて見える」「45歳なんだなって。親しみが湧いた」などと大きな話題となった。

ヒラリー・バートン

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 『ウォーキング・デッド』のニーガン役で知られるジェフリー・ディーン・モーガンの妻で、女優のヒラリーも、美容室に行けずに髪の毛の根元が真っ白になってしまった。しかし、「自分の伸びた白髪を見るたびに、『医療関係者やエッセンシャルワーカーたちは白髪染めなんか考える時間もなく働いてくれているんだ』と思う」そうで、放置すると宣言。本人もジェフリーも子どもたちも同様に彼女の白髪を気にせず、母の日には家族の仲良し写真を公開した。

クリス・ノース

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 世界的ヒットとなったドラマ『Sex and the City』の“ミスター・ビッグ”役で知られるクリスは、「自己隔離中、髪の毛は無駄なものだなと思って……」とスキンヘッドに。その後、伸びてきた髪は真っ白で、眉毛も白髪が混ざった“ごま塩”状態。とはいえ実年齢の65歳よりは若く見え、「渋くてしびれる!」「いつまでもイケメン」とファンを喜ばせた。

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ジェニファー・カーペンター

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 白髪を放置しないセレブももちろんいる。人気ドラマ『デクスター 警察官は殺人鬼』でおなじみのジェニファーは、ヘアスタイリストにビデオ通話で指示してもらいながら、自分で白髪染めをしたと報告。きれいに染まった髪を見て、ジェニファーは「結構楽しい!」と超ご機嫌だった。

アーミー・ハマー

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 美形で、品よくスーツを着こなす姿が印象的だった、人気俳優アーミー。しかし、このコロナ禍で、モヒカンヘア+口ひげ+サイケデリックな服を着て自撮りした写真を公開。劇的すぎるイメチェンに、ネット上は騒然とした。

アントニオ・バンデラス

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 “マドンナを振った男”として知られ、何歳になってもラテン男のセクシーさが残っていると評判の俳優アントニオ。しかし、ロックダウン中に「ヒゲだけが真っ白」な写真をインスタグラムで公開。ギラギラとしたセクシーさはそぎ落とされたものの、柔和な笑顔で新たな魅力を振りまいていた。

エヴァ・メンデス

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 人気俳優ライアン・ゴズリングとの間に2人の娘をもうけたエヴァは、娘たちにめちゃくちゃにメイクされた顔を公開。クールなイメージを持つ彼女だが、「子どもたちにこんなことをさせちゃうんだ」「やっぱりママなんだね」と話題になった。

サルマ・ハエック

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 映画『フリーダ』で知られる女優のサルマは、イギリスの国民保健サービスと医療従事者に感謝するために、顔をレインボーカラーにペイント。53歳の彼女だが、アップで撮られた写真に写る肌はツヤツヤで、シワもなし。若々しい美貌で、女性たちの羨望を集めた。

ヒラリー・ダフ

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 ディズニー・チャンネル出身で、プライベートも“優等生”のイメージが強いヒラリー。きれいなブロンドヘアが魅力の一 つだったが、ステイ・アット・ホーム中、気分転換に髪をネオグリーンに染め、「髪の色が違うだけで別人に見える!」と話題に。

タラジ・P・ヘンソン

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 人気ドラマ『Empire 成功の代償』のクッキー役でおなじみのタラジは、真っ赤に染めた髪が伸びて、見事なアフロヘアになっている姿を披露。複数枚の写真の中には、ドレッドヘアにして髪の毛のボリュームを抑えたショットも含まれていたのだが、そのドレッドの仕上がりが微妙な感じに。しかし、「自分でやったのか、ドレッドはちょっと変だけどめちゃくちゃかわいい」と好評だった。

ガブリエル・ユニオン

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 アフリカン・アメリカンの女性は、縮れた髪の毛に手を焼いている人が多く、ストレートパーマやアイロンをかけてストレートヘアにしたり、編み込んでコーンロウにしたり、結んでドレッドヘアにしたり、ウィッグをかぶったりと、ヘアスタイルにかなりの時間とお金を注ぎ込んでいる。ロングヘアにすることの多いガブリエルも、ステイ・アット・ホーム中に「地毛は短い縮れ毛」だと明かし、「優雅なロングヘアのイメージは、努力のたまものだったんだ!」と多くのファンが驚いた。

ベラ・ハディッド

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 スーパーモデルのベラ・ハディッドは、インスタグラムで前髪をセルフカットしたと示唆。2枚目の写真では少し肉付きが良くなったおなかまで披露し、気取らない姿でファンを増やした。

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 ※2枚目の写真で、自分で切ったことを示唆

ザ・ロック(ドウェイン・ジョンソン)

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 世界最大のプロレス団体「WWE」の悪役レスラーとして絶大な人気を誇り、ハリウッド俳優としても大成功を収めたロック。2歳になる娘にせがまれ、自身が声優を務めたディズニーアニメ映画『モアナと伝説の海』のマウイ役の歌を繰り返し歌ってあげたり、マウイの替え歌で娘に手洗いを教えたりと、かいがいしく育児する姿を披露。いいパパであることが伝わり、ますます好感度を上げた。

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コルトン・アンダーウッド

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 米人気リアリティ番組『バチェラー』シーズン23で知名度を上げた、元アメフト選手コルトン。新型コロナウイルスに感染した彼は、軽症だったため自宅で隔離治療を行った。いつも元気でイケイケな写真を投稿していたのに、ぐったりした姿を投稿して世間を驚かせた。コルトンは「持病もなく、体力にも自信がある自分がこれだけ苦しいのだから、既往症のある人、薬が手に入らない感染患者は、どれだけ苦しい思いをしていることか」と、世間にコロナの恐ろしさを伝えた。

【衝撃! 海外セレブのステイ・ホーム】エヴァ・ロンゴリア「白髪で真っ白」クリス・ノース「丸坊主」ほか12人!

 新型コロナウイルス感染拡大防止のために、長期にわたり「ステイ・アット・ホーム・オーダー(外出自粛令)」が出されていたアメリカ。社会的影響力の大きいセレブたちは、SNSなどを使って、「つらい時期をみんなで乗り切ろう!」と連日ポジティブなメッセージを発信し続けていた。

 しかし、ヘアサロンに行けず、担当のメイクアーティストを自宅に呼ぶこともできなくなった彼らは、髪の毛が伸びてボサボサになったり、白髪が伸びてしまったり、すっぴんだったり。いつもの“キメキメ”とは違う姿に、ファンは「親近感を覚える!」と大喜びしていた。今回そんな、“セレブが見せてくれた意外な姿”を紹介しよう。

エヴァ・ロンゴリア

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ヒラリー・バートン

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 『ウォーキング・デッド』のニーガン役で知られるジェフリー・ディーン・モーガンの妻で、女優のヒラリーも、美容室に行けずに髪の毛の根元が真っ白になってしまった。しかし、「自分の伸びた白髪を見るたびに、『医療関係者やエッセンシャルワーカーたちは白髪染めなんか考える時間もなく働いてくれているんだ』と思う」そうで、放置すると宣言。本人もジェフリーも子どもたちも同様に彼女の白髪を気にせず、母の日には家族の仲良し写真を公開した。

クリス・ノース

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 世界的ヒットとなったドラマ『Sex and the City』の“ミスター・ビッグ”役で知られるクリスは、「自己隔離中、髪の毛は無駄なものだなと思って……」とスキンヘッドに。その後、伸びてきた髪は真っ白で、眉毛も白髪が混ざった“ごま塩”状態。とはいえ実年齢の65歳よりは若く見え、「渋くてしびれる!」「いつまでもイケメン」とファンを喜ばせた。

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ジェニファー・カーペンター

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 映画『フリーダ』で知られる女優のサルマは、イギリスの国民保健サービスと医療従事者に感謝するために、顔をレインボーカラーにペイント。53歳の彼女だが、アップで撮られた写真に写る肌はツヤツヤで、シワもなし。若々しい美貌で、女性たちの羨望を集めた。

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タラジ・P・ヘンソン

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 人気ドラマ『Empire 成功の代償』のクッキー役でおなじみのタラジは、真っ赤に染めた髪が伸びて、見事なアフロヘアになっている姿を披露。複数枚の写真の中には、ドレッドヘアにして髪の毛のボリュームを抑えたショットも含まれていたのだが、そのドレッドの仕上がりが微妙な感じに。しかし、「自分でやったのか、ドレッドはちょっと変だけどめちゃくちゃかわいい」と好評だった。

ガブリエル・ユニオン

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 アフリカン・アメリカンの女性は、縮れた髪の毛に手を焼いている人が多く、ストレートパーマやアイロンをかけてストレートヘアにしたり、編み込んでコーンロウにしたり、結んでドレッドヘアにしたり、ウィッグをかぶったりと、ヘアスタイルにかなりの時間とお金を注ぎ込んでいる。ロングヘアにすることの多いガブリエルも、ステイ・アット・ホーム中に「地毛は短い縮れ毛」だと明かし、「優雅なロングヘアのイメージは、努力のたまものだったんだ!」と多くのファンが驚いた。

ベラ・ハディッド

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 スーパーモデルのベラ・ハディッドは、インスタグラムで前髪をセルフカットしたと示唆。2枚目の写真では少し肉付きが良くなったおなかまで披露し、気取らない姿でファンを増やした。

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 世界最大のプロレス団体「WWE」の悪役レスラーとして絶大な人気を誇り、ハリウッド俳優としても大成功を収めたロック。2歳になる娘にせがまれ、自身が声優を務めたディズニーアニメ映画『モアナと伝説の海』のマウイ役の歌を繰り返し歌ってあげたり、マウイの替え歌で娘に手洗いを教えたりと、かいがいしく育児する姿を披露。いいパパであることが伝わり、ますます好感度を上げた。

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コルトン・アンダーウッド

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 米人気リアリティ番組『バチェラー』シーズン23で知名度を上げた、元アメフト選手コルトン。新型コロナウイルスに感染した彼は、軽症だったため自宅で隔離治療を行った。いつも元気でイケイケな写真を投稿していたのに、ぐったりした姿を投稿して世間を驚かせた。コルトンは「持病もなく、体力にも自信がある自分がこれだけ苦しいのだから、既往症のある人、薬が手に入らない感染患者は、どれだけ苦しい思いをしていることか」と、世間にコロナの恐ろしさを伝えた。

【オススメ海外ドラマ6作】『サーヴァント』『タイガー・キング』『ナルコス』……セレブがハマった配信ドラマ

 新型コロナウイルスの感染拡大防止に伴い、世界中で不要不急の外出自粛が求められるようになった。映画やドラマの撮影は中断され、新作映画の公開は軒並み延期に。そんな状況で人々の大きな娯楽となっているのが、ネットフリックスやAmazonプライムなどの動画配信サービス。オリジナルドラマシリーズ、映画、ドキュメンタリー、ライブ映像、過去のヒット作など幅広いジャンルの作品をラインナップしており、自宅での時間を有意義に過ごせるのだ。

 今回はそんな動画配信サービスで視聴できるドラマシリーズの中から、セレブが「ハマっている!」とイチオシしている作品をご紹介しよう。

オススメ海外ドラマ1:『サーヴァント ターナー家の子守』(AppleTV+)

 ターナー家にやってきた、住み込みベビーシッターが引き起こす数々の不可解な出来事を不気味に描いた心理ホラーシリーズ。

 生後間もない息子を亡くして心を病んだ妻ドロシーを立ち直らせるため、「人形を赤ん坊に見立て生活する」という奇妙なセラピーを受けているターナー夫婦。人形を生きている我が子だと認識するようになったドロシーは、ニュース番組のリポーターに復帰し、SNSを通してコンタクトしてきた18歳の少女リアンを、住み込みベビーシッターとして採用。夫ショーンはリアンに事情を説明すると、彼女は驚くことなく人形を本物の赤ん坊として扱い続ける。家で働くショーンは、リアンの外出中に彼女の部屋に入ると、不気味なわら人形を発見。リアンの謎の行動の意味を解こうとする。

 ホラーだけでなく、ミステリー、サスペンス、スリラーなどのさまざまな要素があり、グロいシーンはないが、じわじわと恐怖が味わえる作品。それもそのはず、映画『シックス・センス』の監督/脚本を務め、スリラー・ホラー作品の名手と呼ばれるM・ナイト・シャマランが製作総指揮を務めているのだ。

 若い女性から絶大な人気を誇る歌手セレーナ・ゴメスが3月末、インスタグラムに投稿した「巣ごもり中に夢中になってるドラマリスト」でオススメされ、大きな話題になった。

オススメ海外ドラマ2:『ナルコス』(Netflix)

 南米コロンビア最大の麻薬密売組織「メデジン・カルテル」を創設、世界中でコカインを密売し、世界有数の大富豪の一人に上り詰めた麻薬王パブロ・エスコバル。彼と、麻薬がアメリカに持ち込まれるのを阻止するためにコロンビアに送り込まれた米麻薬取締局(DEA)の捜査官との戦いを、実話に基づいて描いた犯罪ドラマ。

 麻薬と内戦の国として知られた80年代のコロンビアで、コカイン密売によって莫大な資産を手に入れたパブロは、大金を積んで、政治家、警察官、検事、ジャーナリストらを次々と買収。言うことを聞かない者は躊躇なく殺害するという冷酷な男で、敵が多かった。DEA捜査官のスティーブとハビエルは、パブロに買収されたコロンビア政府関係者や警察官に妨害されながらも、麻薬組織撲滅を目指し、パブロを拘束すべく奮闘する。

 ドラマでは、悪行を重ねる一方、貧困層を救う慈善事業を行い、家族思いのパブロの多面性が描かれていると高い評価を得た。暴力的なシーンも多く、手に汗握る展開となっているが、人間描写が丁寧なため、ヒューマンドラマとしても楽しめる。

 女優リタ・ウィルソンは、夫トム・ハンクスとこのドラマに「どハマりし、シーズン3まで一気に見た」と明かしており、「演技は素晴らしいし、脚本も見事。監督も最高」と絶賛している。

オススメ海外ドラマ3:『ジ・アメリカンズ 極秘潜入スパイ』(Hulu、U-NEXTほか)

 米ソ冷戦時代のアメリカで夫婦として生活するロシアスパイの活動と、彼らの日常を描いたドラマ。アクションはもちろんのこと、ハニートラップ、盗聴、暗号解読など、スパイ作品のファンにはたまらないシーンがてんこ盛りで、手に汗握る作品となっている。

 実在したロシア人スパイ夫婦がモデルとなっており、実際に起きた政治的事件などもストーリーに取り込まれているため、とてもリアル。FBI(米連邦捜査局)とKGB(旧ソ連国家保安委員会)の攻防戦も見ものだ。長年夫婦として暮らす2人の間には子どもが生まれており、夫婦・家族としての愛情もあることから物語は複雑になり、視聴者をぐいぐい引き付けていく。

 人気ドラマ『THIS IS US』でランダル役の演技が高く評価されている実力派俳優スターリング・K・ブラウンは、エミー賞でスパイ夫婦の夫を演じたマシュー・リスと主演男優賞を競うことになると予測し、この作品を視聴したとのこと。「予想以上の演技にノックアウトされた」「複雑で素晴らしいキャラクターを見事に演じていた。打ちのめされたね」とライバルに賛辞を送っていた。

 イギリスの情報機関MI6の有能な捜査官イヴと、人が死ぬところを見て楽しむサイコパスな女暗殺者ヴィラネル。2人のスリルあふれる攻防を描いたサスペンスドラマ。

 イヴはもともとイギリス保安局MI5に勤務していたが、ロシア政治家暗殺事件を独断で捜査したことが上司にバレて解雇される。直後、MI6の極秘チームにスカウトされ、暗殺事件の犯人だとにらんでいるヴィラネルの追跡を始める。ヨーロッパ各地を舞台に、追う者であるイヴ、追われる者であるヴィラネルの特異な関係が描かれていく。

 捜査官イヴ役を演じるのは、『グレイズ・アナトミー 恋の解剖学』で一躍人気者となったサンドラ・オー。女暗殺者ヴィラネル役を演じるのは、イギリスのドラマ『女医フォスター夫の情事、私の決断』に出演していたジョディ・カマー。さらに同国で社会現象を巻き起こしたドラマ『フリーバッグ』を手掛けたフィービー・ウォーラー=ブリッジが企画・製作総指揮を務めており、女性が活躍するドラマとして熱い注目を集めている。

 このドラマにハマったのは女優キーラ・ナイトレイで、「サイコな女暗殺者を演じたかった。めちゃくちゃ嫉妬しながら見ている」と告白。「クラブでの暗殺シーンは、頭から離れないほど強く印象に残った」と興奮気味に明かしている。

オススメ海外ドラマ5:『ザ・モーニングショー』(AppleTV+)

 朝の情報番組『ザ・モーニングショー』の舞台裏で繰り広げられる、セクハラやパワハラをリアルに描いた話題作。

 番組の看板男性キャスター、ミッチが、ある日セクハラ問題で失脚する。長年ミッチと一緒に司会を務めてきた女性キャスターのアレックスは、ミッチに同情しつつも、素早く自分を守る行動に出る。局の重役、番組プロデューサー、報道局長、アレックスの思惑が交錯する中、ネット上で「暴言の女王」として注目を集めていた地方キャスターのブラッドリーがミッチの後釜に抜てきされた。男性社会をうまく渡り歩き、地位を確立した、“事なかれ主義”のアレックスだが、正義感が強く革新を求めるブラッドリーに影響を受けるようになっていく。

 アレックス役にはジェニファー・アニストン、ブラッドリー役にはリース・ウィザースプーン、ミッチ役にはスティーヴ・カレルがキャスティングされた。コミカルな役を得意とし、アメリカで絶大な人気を誇る3人が社会問題となっているセクハラ・パワハラをテーマに、苦悩・葛藤する役を演じるということで、配信前から大きな話題となった。

 CNNのキャスター、ブライアン・ステルターの著書『Top Of the Morning:Inside the Cutthroat World of Morning TV』を基にした本作、製作総指揮を務めるのは、ケリー・エーリン、ミミ・レダーら女性プロデューサーばかり。ジェニファーとリースも製作総指揮に加わっている。

 『サーヴァント』同様、セレーナ・ゴメスが「巣ごもり中に夢中になってるドラマリスト」に入れて推薦した作品で、若い世代からも注目を集めるようになった。

オススメ海外ドラマ6:『タイガー・キング:ブリーダーは虎より強者?!』(Netflix)

 ドラマではなくドキュメンタリー作品だが、俳優ロブ・ロウ、オーランド・ブルーム、ジャレッド・レトらハリウッドセレブたちがどハマりし、SNSでコスプレ写真を次々と投稿。「ドラマ化するなら、ぜひ出演したい!」と立候補する役者まで現れる騒ぎとなった『タイガー・キング』を、最後に紹介したい。

 両親に、ゲイである自分を拒絶され、自暴自棄になって大ケガを負う自動車事故を起こしたジョゼフ・マルドナド=パッセージ。治療のため滞在していたフロリダで、隣人だった動物園支配人が自宅で育てていた、ライオンなどの珍しい動物(エキゾチックアニマル)の赤ん坊に触れることで心が癒やされるように。彼もまた大型ネコ科動物をメインとする動物園を開き、動物を連れて全米のモールでショーを開催。観客と動物の写真撮影をすることで荒稼ぎし、成功を収めた。

 「ジョー・エキゾチック」と名乗り、ときに動物を虐待する彼を、大型ネコ科動物の保護活動を行うキャロル・バスキンは非難。動物愛護団体「PETA」の協力を得て、ジョーを潰そうとする。もともとメンタルが弱いジョーは被害妄想の塊となり、「キャロルは金持ちだった最初の夫を殺し、遺産を独り占めした」とネットで告発、彼女を脅迫するようになる。しかし金儲けに失敗し、メンタルが崩壊。キャロルの殺害依頼をした罪で逮捕・起訴され、刑務所に入れられる。

 ジョーという人間は、“アメリカの田舎の成り金”丸出しの強烈なファッションセンスの持ち主で、ドラッグで釣った若い男たちを恋人にし、動物園でパンツやコンドーム、ローションなども売る変態でもある。カントリー歌手としてCD・DVDを発売しているが、実際は口パクで、彼の歌声ではない。注目されたいがために選挙に立候補するなど、やることなすことハチャメチャなのだが、不思議なカリスマオーラが漂う「憎めない男」だと、ハリウッドのセレブたちをとりこにした。

 先日、ジョーの半生を描くドラマの制作が決定し、ニコラス・ケイジの主演が発表された。ニコラスがジョーの狂気をどう表現するのか、熱い注目が集まっている。

【オススメ海外ドラマ6作】『サーヴァント』『タイガー・キング』『ナルコス』……セレブがハマった配信ドラマ

 新型コロナウイルスの感染拡大防止に伴い、世界中で不要不急の外出自粛が求められるようになった。映画やドラマの撮影は中断され、新作映画の公開は軒並み延期に。そんな状況で人々の大きな娯楽となっているのが、ネットフリックスやAmazonプライムなどの動画配信サービス。オリジナルドラマシリーズ、映画、ドキュメンタリー、ライブ映像、過去のヒット作など幅広いジャンルの作品をラインナップしており、自宅での時間を有意義に過ごせるのだ。

 今回はそんな動画配信サービスで視聴できるドラマシリーズの中から、セレブが「ハマっている!」とイチオシしている作品をご紹介しよう。

オススメ海外ドラマ1:『サーヴァント ターナー家の子守』(AppleTV+)

 ターナー家にやってきた、住み込みベビーシッターが引き起こす数々の不可解な出来事を不気味に描いた心理ホラーシリーズ。

 生後間もない息子を亡くして心を病んだ妻ドロシーを立ち直らせるため、「人形を赤ん坊に見立て生活する」という奇妙なセラピーを受けているターナー夫婦。人形を生きている我が子だと認識するようになったドロシーは、ニュース番組のリポーターに復帰し、SNSを通してコンタクトしてきた18歳の少女リアンを、住み込みベビーシッターとして採用。夫ショーンはリアンに事情を説明すると、彼女は驚くことなく人形を本物の赤ん坊として扱い続ける。家で働くショーンは、リアンの外出中に彼女の部屋に入ると、不気味なわら人形を発見。リアンの謎の行動の意味を解こうとする。

 ホラーだけでなく、ミステリー、サスペンス、スリラーなどのさまざまな要素があり、グロいシーンはないが、じわじわと恐怖が味わえる作品。それもそのはず、映画『シックス・センス』の監督/脚本を務め、スリラー・ホラー作品の名手と呼ばれるM・ナイト・シャマランが製作総指揮を務めているのだ。

 若い女性から絶大な人気を誇る歌手セレーナ・ゴメスが3月末、インスタグラムに投稿した「巣ごもり中に夢中になってるドラマリスト」でオススメされ、大きな話題になった。

オススメ海外ドラマ2:『ナルコス』(Netflix)

 南米コロンビア最大の麻薬密売組織「メデジン・カルテル」を創設、世界中でコカインを密売し、世界有数の大富豪の一人に上り詰めた麻薬王パブロ・エスコバル。彼と、麻薬がアメリカに持ち込まれるのを阻止するためにコロンビアに送り込まれた米麻薬取締局(DEA)の捜査官との戦いを、実話に基づいて描いた犯罪ドラマ。

 麻薬と内戦の国として知られた80年代のコロンビアで、コカイン密売によって莫大な資産を手に入れたパブロは、大金を積んで、政治家、警察官、検事、ジャーナリストらを次々と買収。言うことを聞かない者は躊躇なく殺害するという冷酷な男で、敵が多かった。DEA捜査官のスティーブとハビエルは、パブロに買収されたコロンビア政府関係者や警察官に妨害されながらも、麻薬組織撲滅を目指し、パブロを拘束すべく奮闘する。

 ドラマでは、悪行を重ねる一方、貧困層を救う慈善事業を行い、家族思いのパブロの多面性が描かれていると高い評価を得た。暴力的なシーンも多く、手に汗握る展開となっているが、人間描写が丁寧なため、ヒューマンドラマとしても楽しめる。

 女優リタ・ウィルソンは、夫トム・ハンクスとこのドラマに「どハマりし、シーズン3まで一気に見た」と明かしており、「演技は素晴らしいし、脚本も見事。監督も最高」と絶賛している。

オススメ海外ドラマ3:『ジ・アメリカンズ 極秘潜入スパイ』(Hulu、U-NEXTほか)

 米ソ冷戦時代のアメリカで夫婦として生活するロシアスパイの活動と、彼らの日常を描いたドラマ。アクションはもちろんのこと、ハニートラップ、盗聴、暗号解読など、スパイ作品のファンにはたまらないシーンがてんこ盛りで、手に汗握る作品となっている。

 実在したロシア人スパイ夫婦がモデルとなっており、実際に起きた政治的事件などもストーリーに取り込まれているため、とてもリアル。FBI(米連邦捜査局)とKGB(旧ソ連国家保安委員会)の攻防戦も見ものだ。長年夫婦として暮らす2人の間には子どもが生まれており、夫婦・家族としての愛情もあることから物語は複雑になり、視聴者をぐいぐい引き付けていく。

 人気ドラマ『THIS IS US』でランダル役の演技が高く評価されている実力派俳優スターリング・K・ブラウンは、エミー賞でスパイ夫婦の夫を演じたマシュー・リスと主演男優賞を競うことになると予測し、この作品を視聴したとのこと。「予想以上の演技にノックアウトされた」「複雑で素晴らしいキャラクターを見事に演じていた。打ちのめされたね」とライバルに賛辞を送っていた。

 イギリスの情報機関MI6の有能な捜査官イヴと、人が死ぬところを見て楽しむサイコパスな女暗殺者ヴィラネル。2人のスリルあふれる攻防を描いたサスペンスドラマ。

 イヴはもともとイギリス保安局MI5に勤務していたが、ロシア政治家暗殺事件を独断で捜査したことが上司にバレて解雇される。直後、MI6の極秘チームにスカウトされ、暗殺事件の犯人だとにらんでいるヴィラネルの追跡を始める。ヨーロッパ各地を舞台に、追う者であるイヴ、追われる者であるヴィラネルの特異な関係が描かれていく。

 捜査官イヴ役を演じるのは、『グレイズ・アナトミー 恋の解剖学』で一躍人気者となったサンドラ・オー。女暗殺者ヴィラネル役を演じるのは、イギリスのドラマ『女医フォスター夫の情事、私の決断』に出演していたジョディ・カマー。さらに同国で社会現象を巻き起こしたドラマ『フリーバッグ』を手掛けたフィービー・ウォーラー=ブリッジが企画・製作総指揮を務めており、女性が活躍するドラマとして熱い注目を集めている。

 このドラマにハマったのは女優キーラ・ナイトレイで、「サイコな女暗殺者を演じたかった。めちゃくちゃ嫉妬しながら見ている」と告白。「クラブでの暗殺シーンは、頭から離れないほど強く印象に残った」と興奮気味に明かしている。

オススメ海外ドラマ5:『ザ・モーニングショー』(AppleTV+)

 朝の情報番組『ザ・モーニングショー』の舞台裏で繰り広げられる、セクハラやパワハラをリアルに描いた話題作。

 番組の看板男性キャスター、ミッチが、ある日セクハラ問題で失脚する。長年ミッチと一緒に司会を務めてきた女性キャスターのアレックスは、ミッチに同情しつつも、素早く自分を守る行動に出る。局の重役、番組プロデューサー、報道局長、アレックスの思惑が交錯する中、ネット上で「暴言の女王」として注目を集めていた地方キャスターのブラッドリーがミッチの後釜に抜てきされた。男性社会をうまく渡り歩き、地位を確立した、“事なかれ主義”のアレックスだが、正義感が強く革新を求めるブラッドリーに影響を受けるようになっていく。

 アレックス役にはジェニファー・アニストン、ブラッドリー役にはリース・ウィザースプーン、ミッチ役にはスティーヴ・カレルがキャスティングされた。コミカルな役を得意とし、アメリカで絶大な人気を誇る3人が社会問題となっているセクハラ・パワハラをテーマに、苦悩・葛藤する役を演じるということで、配信前から大きな話題となった。

 CNNのキャスター、ブライアン・ステルターの著書『Top Of the Morning:Inside the Cutthroat World of Morning TV』を基にした本作、製作総指揮を務めるのは、ケリー・エーリン、ミミ・レダーら女性プロデューサーばかり。ジェニファーとリースも製作総指揮に加わっている。

 『サーヴァント』同様、セレーナ・ゴメスが「巣ごもり中に夢中になってるドラマリスト」に入れて推薦した作品で、若い世代からも注目を集めるようになった。

オススメ海外ドラマ6:『タイガー・キング:ブリーダーは虎より強者?!』(Netflix)

 ドラマではなくドキュメンタリー作品だが、俳優ロブ・ロウ、オーランド・ブルーム、ジャレッド・レトらハリウッドセレブたちがどハマりし、SNSでコスプレ写真を次々と投稿。「ドラマ化するなら、ぜひ出演したい!」と立候補する役者まで現れる騒ぎとなった『タイガー・キング』を、最後に紹介したい。

 両親に、ゲイである自分を拒絶され、自暴自棄になって大ケガを負う自動車事故を起こしたジョゼフ・マルドナド=パッセージ。治療のため滞在していたフロリダで、隣人だった動物園支配人が自宅で育てていた、ライオンなどの珍しい動物(エキゾチックアニマル)の赤ん坊に触れることで心が癒やされるように。彼もまた大型ネコ科動物をメインとする動物園を開き、動物を連れて全米のモールでショーを開催。観客と動物の写真撮影をすることで荒稼ぎし、成功を収めた。

 「ジョー・エキゾチック」と名乗り、ときに動物を虐待する彼を、大型ネコ科動物の保護活動を行うキャロル・バスキンは非難。動物愛護団体「PETA」の協力を得て、ジョーを潰そうとする。もともとメンタルが弱いジョーは被害妄想の塊となり、「キャロルは金持ちだった最初の夫を殺し、遺産を独り占めした」とネットで告発、彼女を脅迫するようになる。しかし金儲けに失敗し、メンタルが崩壊。キャロルの殺害依頼をした罪で逮捕・起訴され、刑務所に入れられる。

 ジョーという人間は、“アメリカの田舎の成り金”丸出しの強烈なファッションセンスの持ち主で、ドラッグで釣った若い男たちを恋人にし、動物園でパンツやコンドーム、ローションなども売る変態でもある。カントリー歌手としてCD・DVDを発売しているが、実際は口パクで、彼の歌声ではない。注目されたいがために選挙に立候補するなど、やることなすことハチャメチャなのだが、不思議なカリスマオーラが漂う「憎めない男」だと、ハリウッドのセレブたちをとりこにした。

 先日、ジョーの半生を描くドラマの制作が決定し、ニコラス・ケイジの主演が発表された。ニコラスがジョーの狂気をどう表現するのか、熱い注目が集まっている。

【二世セレブのゴシップ列伝】トミー・ヒルフィガー息子「ドラッグ大好き問題児」トム・ハンクス息子「売れないラッパーから俳優転身」

 今年2月、ハリウッドの巨匠スティーヴン・スピルバーグの養女ミカエラが、ポルノスターになると宣言。その直後には、24歳年上の婚約者に対して暴行を加えた容疑で逮捕されるなど、トラブルメーカーとしてメディアを賑わすようになった。「セレブになる近道だ」とポルノ女優になり、父親のローレンス・フィッシュバーンから絶縁されて転落人生を送っているモンタナのようになるのではないか、と心配する声まで上がっている。

 祖父・父に続いて俳優としての成功が約束されていたものの、重度の薬物依存症となった、マイケル・ダグラスの息子キャメロン。俳優やヘヴィメタ歌手として活動するもパッとせず、妊娠中の妻に暴力を振るうなどの問題を起こしまくっている、ニコラス・ケイジの息子ウェストン。

 「親のように成功しなければ!」というプレッシャーに押しつぶされてしまうのか、はたまた「親の七光」と言われるのが嫌なのか、セレブの子どもたちの中には、問題児が少なくない。今回はそんな2世セレブの問題児の中から、厳選した5人を紹介しよう。

ロバート・ダウニー・Jrの息子、インディオ・ファルコナー

 父親は重度の薬物依存症を克服した、超人気俳優のロバート・ダウニー・Jr。母親は、ロバートの薬物依存に愛想を附かせて離婚した最初の妻で、女優のデボラ・ファルコナー。インディオは母親に引き取られたが、父親とも良好な関係を保ちながら育った。

 12歳の時に映画『キスキス,バンバン』(2005)で、父が演じた主人公の幼少期を演じ、銀幕デビュー。しかし、演技より音楽に情熱を持つようになり、バンド活動に励む青春時代を過ごした。

 そんなインディオが世間の注目を集めたのは、14年6月。警察の車内検査を受けた際、コカインが発見され、逮捕されたと報じられたのだ。

 逮捕当日の夜には1万ドル(約107万円)を支払って保釈されたインディオについて、ロバートはすぐに声明を発表。「依存症は私の家系の遺伝だ」と息子をかばい、更生させることを約束。ロバートが、数年前からインディオを薬物依存から救おうと必死になっていたことや、「息子が依存症になったのは自分のせいだ」と罪悪感にさいなまれていたことが報じられ、一気にロバートに同情が集まった。

 インディオは罪を認め、20カ月の薬物治療プログラムを受け、刑務所行きを免れた。クリーンになったインディオは、友人とバンド「The Dose」を結成。薬物を断ち切る苦しさを嫌というほど知っているロバートは大喜びし、Facebookにお祝いメッセージを投稿。さらにはThe Doseの宣伝をするなど、親バカぶりを発揮した。

ロッド・スチュワートの息子、ショーン・スチュワート

 父親は伝説的ロック歌手ロッド・スチュワート、母親はロッドの3番目の妻で元モデルのアラナ・スチュワートだ。チヤホヤされながら育ち、「甘やかされた2世」だと自認しているショーンは、長年トラブルでメディアをにぎわせる存在だ。

 22歳だった2001年12月、レストランの外で19歳の男性に暴行を加え逮捕。90日の禁錮刑と被害者への5,600ドル(約60万円)の賠償金の支払い、アンガーマネジメント・プログラム、薬物治療プログラムの受講を命じられた。

 しかしカッとなる性格は直らず、06年にはナイトクラブでぶつかってきた男性をボディガードと共にボコボコにし、大ケガを負わせた。07年にもパーティーで暴行事件を起こし、逮捕されている。

 この後、ショーンはロサンゼルスに住む2世友達と共にリアリティ番組『Son of Hollywood』を制作。08年には薬物依存症を克服しようとするセレブの奮闘を追ったリアリアティ番組『Celebrity Rehab』に出演するなど、リアリティスターとして知名度を上げた。しかし、10年10月に免許停止処分中に運転していたとして再び逮捕される。

 14年にはポッドキャストで、何年も前に断薬したと述べた上で、「ありとあらゆるドラッグをやってきた」と告白。今はクリーンだと強調したが、15年3月にマイアミ国際空港の手荷物引き渡しテーブルに乗り、罰金を支払った。

 何歳になってもバカなことをやっている息子がいて気の毒だと同情されていたロッドだが、19年の大みそか、ショーンと共に逮捕されてしまった。ホテルで開催されていたプライベートパーティーに自分の子や知り合いの子を参加させようとしたが、警備員に「招待者リストに載っていない」と制止された。そのことに腹を立て、親子で暴力を振るったのだ。裁判は新型コロナウイルスのために延期になっているが、今後どのような判決が下るのかに注目が集まっている。

 父はオスカー俳優トム・ハンクス、母は女優のリタ・ウィルソン。何不自由ないセレブな環境に生まれ育ったチェットは、17歳から俳優として活動を始め、『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』(2008)など大作映画にもちょい役として出演。しかし、あまり注目されず、21歳でラッパーに転身した。チェット・ヘイズというステージネームでミックステープを発表したが、これまたパッとせず。売れないラッパーとして地道に活動をしていた。

 そんなチェットが注目されるようになったのは、15年のこと。6月に、黒人蔑視用語である「ニガー」を口にしたことがネット上で批判され、インスタグラムで「ヒップホップは黒人のものじゃねぇ。文化だ」「オレの言うことを止められるヤツなんていねぇ」と反論し、大炎上したのだ。そして、その直後、一時滞在していたロンドンで、「ホテルにお持ち帰りした女性3人がセックスすることを拒否したため大暴れし、ホテルの備品を破損させた」として、器物損壊などの容疑で逮捕状が出されたのだ。

 チェットは14年11月に「オレは16歳の時から薬物依存に苦しんでいた。24歳になった今、やっと更生する決意を固めた」と告白していたこともあり、イギリスから帰国後はリハビリ施設入り。

 その後、16年に誕生した娘のために「ガチの更生」を誓ったチェットは、薬物依存を断ち切った。ラッパー時代に起こしたことは「めちゃくちゃハイになってたから」と弁解し、「相変わらず自分に甘い」とバッシングされている。

 本人は更生中、精神的にサポートしてくれた両親に感謝するなど真面目な面を見せ、俳優活動を再開。人気ドラマ『Empire/エンパイア成功の代償』などに準レギュラーとして出演し、評価され始めている。

キース・リチャーズの娘、テオドラ・リチャーズ

 伝説的バンド「ローリング・ストーンズ」のギタリスト、キース・リチャーズと、元モデルのパティ・ハンセンの次女。両親は1983年に結婚してからずっとラブラブで、ロック界のおしどり夫婦として知られている。

 16歳の時、妹アレクサンドラとミック・ジャガーの娘エリザベス・ジャガーと共に、ファッションブランド「トミー ヒルフィガー」の広告塔に誘われ、モデルとしてのキャリアをスタートさせる。その後も「VOGUE」「ローリング・ストーン」など人気雑誌にモデルとして登場するなど、着実にキャリアを積み上げていった。

 ニューヨークに住み、絵画を勉強するなどアートの才能も持つ彼女は、SNSで「パーティーはあまり好きじゃない」「ドラッグも好きじゃないの」と明かし、ヘロイン依存症だった父親とは違うと断言していた。

 だが、2011年3月、そんなテオドラが薬物所持で逮捕された。ニューヨークの修道院の壁に落書きをしているところを警察に捕まり、持ち物検査でバッグの中から規制薬物が発見されたのだ。

 薬物については「ディーラーから買った」と素直に話したテオドラは、かなりハイな状態だったようで、警察官に「問題にならないといいな~」とのんきに語っていたと、後日報じられた。大麻やヒドロコドンという麻薬性鎮痛薬も所持しており、ネット上では「父親からの遺伝」「さすが、薬物依存症のケイト・モスの友達」と大いに皮肉られた。

 検察側からの司法取引に応じ、地域への2日間の無償奉仕、薬物依存治療プログラムを1日受けることと引き換えに、起訴は取り下げられた。その後、トラブルは起こしていないが、「悪い意味でキースに似た娘」というイメージが定着してしまった。

 父親はアメリカを代表するファッションデザイナーのトミー・ヒルフィガー。母スージー・ヒルフィガーは、2000年にトミーと離婚した元妻。マンハッタン生まれのリチャードは、コネチカット州の高級住宅街グリニッチで育った。

 何不自由ない環境で育ったものの「地元はつまんない」と感じ、ヒップホップにのめり込んでいった。父の友人であり、小さい頃から面識があったジェイ・Zやカニエ・ウエスト、ナズといったラッパーたちから強い影響を受け、13歳でリリックを書き、音源を録音するなど、ラッパーとして生きる決意をした。

 「オレは一族のやっかい者」と自称するリチャードだが、両親は彼を応援。リチャードが15歳の時に、治安の悪いペンシルベニア州フィラデルフィアに住む友達に会いに行くと言いだした時にはボディガードを同行させるなど、息子に金を使った。

 その後、リチャードは「リッチ・ヒル」というステージネームでミックステープを発売するようになり、06年に発表したラッパー、キッド・カディとのコラボ曲「Grils, Sounds, Colors」「Trippy」が注目され、11年7月にワーナー・ブラザーズ・レコードと契約。13年にはデビューアルバム『SYLDD(地元の薬物売人を応援しようぜ)』をリリース。シンガーソングライターのザ・ウィークエンドが客演したことが話題になった。

 アパレル「Young Rich & Famous」「Heart Culture Clothing」のオーナーという顔を持ち、14年には人気歌手リタ・オラとの交際でタブロイド紙を騒がせるなど、絵に描いたようなボンボンな彼だが、実はドラッグ大好きな問題児としても知られている。

 10年8月、20歳の時に販売目的で自家用車に大麻を隠し持っていたところを警察に検挙され、そのまま逮捕される。しかし2カ月後、「これは医者から処方された医療用大麻」と証明し、起訴は取り下げられた。ネット上では、「金持ちのボンボンだから、優秀な弁護士のおかげで罪を逃れた」「この程度の罪なら逃れられる。セレブだし」などとバッシングが飛び交った。

これでおとなしくなるかと思いきや、リチャードは再び問題を起こす。15年10月、友人に対し「ドレスコードが合わない」と入店を断ったナイトクラブの警備員を殴って、逮捕されたのだ。有名デザイナーの息子ということもあって、この逮捕劇には「ファッションのために暴力を振るうのか!」と大きな話題となった。

【二世セレブのゴシップ列伝】トミー・ヒルフィガー息子「ドラッグ大好き問題児」トム・ハンクス息子「売れないラッパーから俳優転身」

 今年2月、ハリウッドの巨匠スティーヴン・スピルバーグの養女ミカエラが、ポルノスターになると宣言。その直後には、24歳年上の婚約者に対して暴行を加えた容疑で逮捕されるなど、トラブルメーカーとしてメディアを賑わすようになった。「セレブになる近道だ」とポルノ女優になり、父親のローレンス・フィッシュバーンから絶縁されて転落人生を送っているモンタナのようになるのではないか、と心配する声まで上がっている。

 祖父・父に続いて俳優としての成功が約束されていたものの、重度の薬物依存症となった、マイケル・ダグラスの息子キャメロン。俳優やヘヴィメタ歌手として活動するもパッとせず、妊娠中の妻に暴力を振るうなどの問題を起こしまくっている、ニコラス・ケイジの息子ウェストン。

 「親のように成功しなければ!」というプレッシャーに押しつぶされてしまうのか、はたまた「親の七光」と言われるのが嫌なのか、セレブの子どもたちの中には、問題児が少なくない。今回はそんな2世セレブの問題児の中から、厳選した5人を紹介しよう。

ロバート・ダウニー・Jrの息子、インディオ・ファルコナー

 父親は重度の薬物依存症を克服した、超人気俳優のロバート・ダウニー・Jr。母親は、ロバートの薬物依存に愛想を附かせて離婚した最初の妻で、女優のデボラ・ファルコナー。インディオは母親に引き取られたが、父親とも良好な関係を保ちながら育った。

 12歳の時に映画『キスキス,バンバン』(2005)で、父が演じた主人公の幼少期を演じ、銀幕デビュー。しかし、演技より音楽に情熱を持つようになり、バンド活動に励む青春時代を過ごした。

 そんなインディオが世間の注目を集めたのは、14年6月。警察の車内検査を受けた際、コカインが発見され、逮捕されたと報じられたのだ。

 逮捕当日の夜には1万ドル(約107万円)を支払って保釈されたインディオについて、ロバートはすぐに声明を発表。「依存症は私の家系の遺伝だ」と息子をかばい、更生させることを約束。ロバートが、数年前からインディオを薬物依存から救おうと必死になっていたことや、「息子が依存症になったのは自分のせいだ」と罪悪感にさいなまれていたことが報じられ、一気にロバートに同情が集まった。

 インディオは罪を認め、20カ月の薬物治療プログラムを受け、刑務所行きを免れた。クリーンになったインディオは、友人とバンド「The Dose」を結成。薬物を断ち切る苦しさを嫌というほど知っているロバートは大喜びし、Facebookにお祝いメッセージを投稿。さらにはThe Doseの宣伝をするなど、親バカぶりを発揮した。

ロッド・スチュワートの息子、ショーン・スチュワート

 父親は伝説的ロック歌手ロッド・スチュワート、母親はロッドの3番目の妻で元モデルのアラナ・スチュワートだ。チヤホヤされながら育ち、「甘やかされた2世」だと自認しているショーンは、長年トラブルでメディアをにぎわせる存在だ。

 22歳だった2001年12月、レストランの外で19歳の男性に暴行を加え逮捕。90日の禁錮刑と被害者への5,600ドル(約60万円)の賠償金の支払い、アンガーマネジメント・プログラム、薬物治療プログラムの受講を命じられた。

 しかしカッとなる性格は直らず、06年にはナイトクラブでぶつかってきた男性をボディガードと共にボコボコにし、大ケガを負わせた。07年にもパーティーで暴行事件を起こし、逮捕されている。

 この後、ショーンはロサンゼルスに住む2世友達と共にリアリティ番組『Son of Hollywood』を制作。08年には薬物依存症を克服しようとするセレブの奮闘を追ったリアリアティ番組『Celebrity Rehab』に出演するなど、リアリティスターとして知名度を上げた。しかし、10年10月に免許停止処分中に運転していたとして再び逮捕される。

 14年にはポッドキャストで、何年も前に断薬したと述べた上で、「ありとあらゆるドラッグをやってきた」と告白。今はクリーンだと強調したが、15年3月にマイアミ国際空港の手荷物引き渡しテーブルに乗り、罰金を支払った。

 何歳になってもバカなことをやっている息子がいて気の毒だと同情されていたロッドだが、19年の大みそか、ショーンと共に逮捕されてしまった。ホテルで開催されていたプライベートパーティーに自分の子や知り合いの子を参加させようとしたが、警備員に「招待者リストに載っていない」と制止された。そのことに腹を立て、親子で暴力を振るったのだ。裁判は新型コロナウイルスのために延期になっているが、今後どのような判決が下るのかに注目が集まっている。

 父はオスカー俳優トム・ハンクス、母は女優のリタ・ウィルソン。何不自由ないセレブな環境に生まれ育ったチェットは、17歳から俳優として活動を始め、『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』(2008)など大作映画にもちょい役として出演。しかし、あまり注目されず、21歳でラッパーに転身した。チェット・ヘイズというステージネームでミックステープを発表したが、これまたパッとせず。売れないラッパーとして地道に活動をしていた。

 そんなチェットが注目されるようになったのは、15年のこと。6月に、黒人蔑視用語である「ニガー」を口にしたことがネット上で批判され、インスタグラムで「ヒップホップは黒人のものじゃねぇ。文化だ」「オレの言うことを止められるヤツなんていねぇ」と反論し、大炎上したのだ。そして、その直後、一時滞在していたロンドンで、「ホテルにお持ち帰りした女性3人がセックスすることを拒否したため大暴れし、ホテルの備品を破損させた」として、器物損壊などの容疑で逮捕状が出されたのだ。

 チェットは14年11月に「オレは16歳の時から薬物依存に苦しんでいた。24歳になった今、やっと更生する決意を固めた」と告白していたこともあり、イギリスから帰国後はリハビリ施設入り。

 その後、16年に誕生した娘のために「ガチの更生」を誓ったチェットは、薬物依存を断ち切った。ラッパー時代に起こしたことは「めちゃくちゃハイになってたから」と弁解し、「相変わらず自分に甘い」とバッシングされている。

 本人は更生中、精神的にサポートしてくれた両親に感謝するなど真面目な面を見せ、俳優活動を再開。人気ドラマ『Empire/エンパイア成功の代償』などに準レギュラーとして出演し、評価され始めている。

キース・リチャーズの娘、テオドラ・リチャーズ

 伝説的バンド「ローリング・ストーンズ」のギタリスト、キース・リチャーズと、元モデルのパティ・ハンセンの次女。両親は1983年に結婚してからずっとラブラブで、ロック界のおしどり夫婦として知られている。

 16歳の時、妹アレクサンドラとミック・ジャガーの娘エリザベス・ジャガーと共に、ファッションブランド「トミー ヒルフィガー」の広告塔に誘われ、モデルとしてのキャリアをスタートさせる。その後も「VOGUE」「ローリング・ストーン」など人気雑誌にモデルとして登場するなど、着実にキャリアを積み上げていった。

 ニューヨークに住み、絵画を勉強するなどアートの才能も持つ彼女は、SNSで「パーティーはあまり好きじゃない」「ドラッグも好きじゃないの」と明かし、ヘロイン依存症だった父親とは違うと断言していた。

 だが、2011年3月、そんなテオドラが薬物所持で逮捕された。ニューヨークの修道院の壁に落書きをしているところを警察に捕まり、持ち物検査でバッグの中から規制薬物が発見されたのだ。

 薬物については「ディーラーから買った」と素直に話したテオドラは、かなりハイな状態だったようで、警察官に「問題にならないといいな~」とのんきに語っていたと、後日報じられた。大麻やヒドロコドンという麻薬性鎮痛薬も所持しており、ネット上では「父親からの遺伝」「さすが、薬物依存症のケイト・モスの友達」と大いに皮肉られた。

 検察側からの司法取引に応じ、地域への2日間の無償奉仕、薬物依存治療プログラムを1日受けることと引き換えに、起訴は取り下げられた。その後、トラブルは起こしていないが、「悪い意味でキースに似た娘」というイメージが定着してしまった。

 父親はアメリカを代表するファッションデザイナーのトミー・ヒルフィガー。母スージー・ヒルフィガーは、2000年にトミーと離婚した元妻。マンハッタン生まれのリチャードは、コネチカット州の高級住宅街グリニッチで育った。

 何不自由ない環境で育ったものの「地元はつまんない」と感じ、ヒップホップにのめり込んでいった。父の友人であり、小さい頃から面識があったジェイ・Zやカニエ・ウエスト、ナズといったラッパーたちから強い影響を受け、13歳でリリックを書き、音源を録音するなど、ラッパーとして生きる決意をした。

 「オレは一族のやっかい者」と自称するリチャードだが、両親は彼を応援。リチャードが15歳の時に、治安の悪いペンシルベニア州フィラデルフィアに住む友達に会いに行くと言いだした時にはボディガードを同行させるなど、息子に金を使った。

 その後、リチャードは「リッチ・ヒル」というステージネームでミックステープを発売するようになり、06年に発表したラッパー、キッド・カディとのコラボ曲「Grils, Sounds, Colors」「Trippy」が注目され、11年7月にワーナー・ブラザーズ・レコードと契約。13年にはデビューアルバム『SYLDD(地元の薬物売人を応援しようぜ)』をリリース。シンガーソングライターのザ・ウィークエンドが客演したことが話題になった。

 アパレル「Young Rich & Famous」「Heart Culture Clothing」のオーナーという顔を持ち、14年には人気歌手リタ・オラとの交際でタブロイド紙を騒がせるなど、絵に描いたようなボンボンな彼だが、実はドラッグ大好きな問題児としても知られている。

 10年8月、20歳の時に販売目的で自家用車に大麻を隠し持っていたところを警察に検挙され、そのまま逮捕される。しかし2カ月後、「これは医者から処方された医療用大麻」と証明し、起訴は取り下げられた。ネット上では、「金持ちのボンボンだから、優秀な弁護士のおかげで罪を逃れた」「この程度の罪なら逃れられる。セレブだし」などとバッシングが飛び交った。

これでおとなしくなるかと思いきや、リチャードは再び問題を起こす。15年10月、友人に対し「ドレスコードが合わない」と入店を断ったナイトクラブの警備員を殴って、逮捕されたのだ。有名デザイナーの息子ということもあって、この逮捕劇には「ファッションのために暴力を振るうのか!」と大きな話題となった。