『スタジオパーク』『朝生』『ブランチ』、“生放送”の顔をかぶった事前収録番組の真実

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『朝まで生テレビ』公式サイトより

 土曜朝の情報番組『王様のブランチ』(TBS系)で8月、レポーター2人がコーナーのロケ中にデング熱にかかり療養期間中だったにもかかわらず、数日後にあった30日のオンエアには何事もなかったかのように出演していたことで、「ブランチは生放送ではなく、事前収録だった」という衝撃の事実が発覚したことは記憶に新しい。

 果たして、生放送の顔をしながら実は収録している番組を視聴者が見分ける方法はあるのだろうか。関係者の証言をもとに、いくつかの番組を検証してみることにする。まずはその『ブランチ』だが……

「『ブランチ』のほとんどは生放送。しかしスタッフ・出演者の夏休みのため、8月のある週の放送分だけ事前収録をするらしいんです。それが今回は偶然その日、8月30日の放送分だったということです。ほかにも、司会の谷原章介や本仮屋ユイカがドラマの出演スケジュールのために年に数回事前収録を行っているようです」(テレビ関係者)

『半沢直樹』ネタに乗っかるNHK、言い訳は「社会現象ですから」

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「六代目 片岡愛之助 昔ばなし(壱)」(日本コロムビア)

 最終回の視聴率が、平成のドラマ史上1位となる42.2%を記録した、『半沢直樹』(TBS系)。まだまだ余韻が残る中、TBSじゃなくても、そのブームに乗っかりたくなるのはわかる。『半沢直樹』の字面だけで、目を引くだろうし。そんなわけで、「あの『半沢直樹』の○○」といった表記付きで、『半沢』出演者がトーク番組へ出演することが増えている。

 しかし、NHKまでが、あっさり「あの半沢の」というカードを使うとは思わなかった。9月27日、『スタジオパークからこんにちは』に、歌舞伎俳優の片岡愛之助が出演した。番組オープニングで、「今や社会現象にもなった、あの『半沢直樹』の」と、いきなり「あの『半沢直樹』の」カードをそのまま出してきた。「他局ではございますが」というやり取りをNHKで見るのは、すごく不思議。もう終了したドラマとはいえ、思い切り民放ドラマの宣伝みたいだ。しかし、そこは「社会現象」という理由づけで良しとしているよう。ニュースとしての「半沢現象」ということか。NHK的には、そこをハッキリさせておく必要があるのか、番組中に何度も「社会現象」と強調していた。だが、

「僕の話、聞いてました?」東野幸治、NHKに盛り立てられて照れまくり

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『あらびき団リバイバル公演初回限定 BOX』/よしもとアール・アンド・シー

「芸能界入って25年以上ですけど、やっとここまできました」

 なんだか苦節○年な、歌手や俳優みたいな言葉だが、これ、8月2日放送の、NHKのトーク番組、『スタジオパークからこんにちは』に出演した東野幸治が、トークの冒頭に放った言葉だ。

 番組MCの伊藤雄彦アナにも言われていたが、トーク番組のゲストというのが珍しい東野。「自分の話も照れくさいもんですし」と、理由を語る。その人物の核心を見抜く力のシャープさは、東野と有吉弘行がツートップだと思っているが(東野のそれが存分に発揮されたのが、TBS系『あらびき団』だったかと)、そんな東野なだけに、トーク番組で自分を語るという行為は、「照れくさい」以外の何ものでもないのかもしれない。

芝居、歌、趣味、ダジャレ、全てにおいて一流に面倒くさい野口五郎

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『FACE/GORO A SIDE STORY』(USMジャパン)

 ダジャレを連発したり、小芝居を挟んだり、自分流のこだわりが強かったり。こういう人は、今のトーク番組やひな壇バラエティだと「面倒くさい」扱いされそうな気がする。5月30日の『スタジオパークからこんにちは』(NHK)のゲストとして登場した野口五郎を見て、この人は元祖面倒くさいキャラだったと再確認した。

 登場した時に、「生活も仕事も“こだわり派”」と出ていたが、このこだわりが問題だ。最近は、アナログレコードのデジタル変換に凝っているそうだが、俳優業においてもこだわりを持っているという。テレビがワイド画面に切り替わっていく時期、従来の4:3画面では両端の部分が表示されないことがあった。五郎はこれを利用して、「そこ専用の芝居をしたりとかね」と話す。4:3画面だと見切れてしまう端っこで、

「何か削ったりとか、何かこう拭いたりとか……」

芝居、歌、趣味、ダジャレ、全てにおいて一流に面倒くさい野口五郎

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『FACE/GORO A SIDE STORY』(USMジャパン)

 ダジャレを連発したり、小芝居を挟んだり、自分流のこだわりが強かったり。こういう人は、今のトーク番組やひな壇バラエティだと「面倒くさい」扱いされそうな気がする。5月30日の『スタジオパークからこんにちは』(NHK)のゲストとして登場した野口五郎を見て、この人は元祖面倒くさいキャラだったと再確認した。

 登場した時に、「生活も仕事も“こだわり派”」と出ていたが、このこだわりが問題だ。最近は、アナログレコードのデジタル変換に凝っているそうだが、俳優業においてもこだわりを持っているという。テレビがワイド画面に切り替わっていく時期、従来の4:3画面では両端の部分が表示されないことがあった。五郎はこれを利用して、「そこ専用の芝居をしたりとかね」と話す。4:3画面だと見切れてしまう端っこで、

「何か削ったりとか、何かこう拭いたりとか……」

芝居、歌、趣味、ダジャレ、全てにおいて一流に面倒くさい野口五郎

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『FACE/GORO A SIDE STORY』(USMジャパン)

 ダジャレを連発したり、小芝居を挟んだり、自分流のこだわりが強かったり。こういう人は、今のトーク番組やひな壇バラエティだと「面倒くさい」扱いされそうな気がする。5月30日の『スタジオパークからこんにちは』(NHK)のゲストとして登場した野口五郎を見て、この人は元祖面倒くさいキャラだったと再確認した。

 登場した時に、「生活も仕事も“こだわり派”」と出ていたが、このこだわりが問題だ。最近は、アナログレコードのデジタル変換に凝っているそうだが、俳優業においてもこだわりを持っているという。テレビがワイド画面に切り替わっていく時期、従来の4:3画面では両端の部分が表示されないことがあった。五郎はこれを利用して、「そこ専用の芝居をしたりとかね」と話す。4:3画面だと見切れてしまう端っこで、

「何か削ったりとか、何かこう拭いたりとか……」

女優・木村文乃の“影”を消し去った、「天かすたっぷりの丼もの」という手料理

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木村文乃公式プロフィールより

 今回ツッコませていただくのは、女優・木村文乃が出演した8月6日放送の『スタジオパークからこんにちは』(NHK)。

 まだまだ名前を聞いただけでは「誰?」という人も少なくないかもしれない。朝ドラ『梅ちゃん先生』(NHK)で、梅ちゃんのお兄さん(小出恵介)とイイ仲になっている「ワケありの過去を持つ」ナースの人である。ほかにも現在、『黒の女教師』(TBS系)と『浪花少年探偵団』(同)の2本の連続ドラマにも出演。北野きい、SHELLYとともに「リポビタンファイン」のCMにも出ているが、1人だけ知名度的に「キレイだけど、誰?」状態になっている。
 
 しかし、多くの人にとって最も印象に残っているのは、桑田佳祐と共演したNTTドコモのスマートフォンCMで、雨宿りをする彼女の姿ではないだろうか。CMやドラマで見る「木村文乃」は、長い黒髪で、しっとりした雰囲気の、少しタヌキ顔の美人。また、ちょっと地味で暗く、控えめそうでいて、実は芯が強そう。そして何より、太陽ではなく「雨」がよく似合う。だからこそ、ドコモのCMは独特の雰囲気があって非常に気になってしまったし、『梅ちゃん先生』のワケありナースは、多くの男性視聴者の心をつかんだに違いない。しかも、現代っ子体形でなく、腰回りなど下半身が意外とずっしりしており、指先などボテッと太いところも男性ウケが良さそうだ。

酒、ロック、そしてインド……変わり者女優・成海璃子はぶれていない

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成海璃子オフィシャルサイトより

 成海璃子といえば、たしか『メレンゲの気持ち』(日本テレビ系)だったと思うが、自室のVTRが流れた時、そのCD棚に、村八分やスターリン、INUなど、かなりコアなアーティストのアルバムが並んでいたことに驚いた。音楽雑誌での「私が選ぶ日本の名盤」的な企画でも、これらに加え、ルースターズや遠藤賢司、友川かずきなどなど、とても19歳とは思えないラインナップを挙げていた(しいていえば、ブルーハーツが普通に見えるというか)。もう、不思議ちゃんとかサブカルちゃんというよりも、単に「変わり者」という方が(褒め言葉ですが)似合うような気がする。

 そんな成海が出演した、7月20日放送の『スタジオパークからこんにちは』(NHK)。まもなく20歳になるということで、オープニングトークの際「20歳になったらやってみたいことは?」という質問が振られたのだが、成海の答えは「『飲みに行こう』とか言いたいですね」。「お酒を飲んでみたいです」というのがよくある受け答えだと思うが、「『飲みに行こう』と言ってみたい」というところの視点のズレに、早くもちょいヘンテコ臭を感じる。

硬めの口調で「おむつ替え」を長々と語る! パパ・市川海老蔵の新たな一面

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『一命 【2D&3D】 プレミアム・エデ
ィション』/アミューズソフトエンタ
テインメント


 海老蔵が、NHKにやってきた。しかも、観覧客アリ、生放送のトーク番組に。

 7月6日放送の『スタジオパークからこんにちは』(NHK)のゲストとして登場した市川海老蔵。海老蔵といえば、やはり今も2年前の暴行事件の印象が根強い。スキャンダルの渦中の人物が再び登場する場合、自虐ネタをかましたり、いじられたりして笑いを取ることで、改めて視聴者の好感を得ようとすることが多いのだが。海老蔵には、やはり「パパいじり」ということになるのだろうか。

 「○○ッスね」という、スポーツ選手みたいな口調で、基本的には笑顔で、誠実そうな受け答えをしている海老蔵。歌舞伎に取り組む今の充実した日々を語った後で、<家族の輪>という大きな文字とともに、モニター画面に奥さんの小林麻央の顔写真が。家庭的な一面を見せるチャンス到来だ。しかし、どんなパパかと問われると、「いや、別に……普通ですよ」と、なんだかそっけない返答。「家事とか手伝うんですか?」と質問が続くと、「家事ィ!?(この俺がぁ? 的な)」と、目を見開いて大きな声で言う。こういう感じの受け答えは、番組中に何度も見られたが、所帯じみたことを聞かれた時の、一種の威嚇のようなものなのだろうか。そして、この質問には、「おむつは替えますよ。替えますけども、その~……男性が、子どもに、赤ん坊に接する時間っていうのは、仕事があって、ちょっと時間があって、奥さんが大変かなと思って接して(以下略)」と、おむつ替えを、なぜか硬めの口調で長々と話す。やはり、所帯じみたことを語るのが、少し恥ずかしかったりもするのだろうか。

どんな発言にも食らいつく、「いじってもいい」タレント・石原良純の懐の深さ

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『石原良純のこんなに楽しい気象予報
士』/小学館

 番組司会者やひな壇の共演者が、ほぼ100%その人をいじり倒す流れになる出演者。最初からいじってもいい空気をまとい、猫にマタタビのように、みんながいじることに夢中になってしまうような出演者。そんなタレントが、少なからずいる。

 例えば大泉洋、それからハリセンボン・近藤春菜にカンニング・竹山隆範、ふかわりょう、最近ではアンジャッシュ・児嶋一哉なんかもそうか。いずれも、多少雑だったり、わかりづらいいじりをしても、即座にツッコミ返してくれ、「ビギナーでも大丈夫」といったハードルの低さを感じさせてくれる。「だからこそ、なのか……」という気がする。