ジャニーズ事務所「社名を変える」という案も……ジャニー氏問題で内部大混乱

 本当は言いたいのに、言えないネタを持ってる芸能記者さん、集まれ! ジャニーズニュースの摩訶不思議なお話からウソか真かわからないお話まで、記者さんたちを酔わせていろいろ暴露させちゃった☆

A……スポーツ紙記者 アイドルから演歌歌手まで、芸能一筋20年超の芸能記者
B……週刊誌デスク 日中はラジオでタレントの発言をチェック、夜は繁華街に繰り出し情報収集を行う事情通
C……WEBサイト記者 通常ニュースから怪しいBBSまで日参、膨大な資料を作り続けるオタク記者

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ジャニーズグループ冠番組の制作現場は阿鼻叫喚

A では、いつものように最後はジャニーズの話題ですが……今回はグループの躍進とか個人の活躍について話す感じではないですね。

B 業界ではみんな、ジャニー喜多川前社長の性加害問題についての話しかしてない。

C 今年3月、イギリスの放送局BBCがドキュメンタリー『J-POPの捕食者 秘められたスキャンダル』(The Secret Scandal of J-Pop)を放送。ジャニーさんによる、所属タレントへの性加害の実態を取り上げました。当初は一部、それこそジャニーズの天敵「週刊文春」(文藝春秋)とウェブメディアくらいしか取り上げていなかったものの、4月中旬、元ジャニーズJr.のカウアン・オカモトが性被害告発の記者会見を「日本外国特派員協会」で開き、それを「朝日新聞」や「東京新聞」が割としっかり取り上げたことで状況は一変。ネット上のジャニーズの話題はほぼこれ一色になっています。

B ジャニーズのメインのファン層は、みんなネットで情報を得ているわけじゃない? もはやテレビが大々的に取り上げないからって、この問題が風化するってことはなさそう。

A ジャニーズのパワーダウンというか、求心力の低下は見て取れるでしょう。この問題に触れていない僕たちスポーツ紙の人間が言うのもなんですが。

C スポーツ紙的には、やっぱり扱えない話題なんですよね?

A そりゃあもう、公式の発表以外は黙殺ですよ。仁義的に……というのもそうですが、将来のジャニーズとの関係性やビジネスの観点で考えても、触れるのは絶対に得策じゃないというのが、スポーツ紙の考えなんです。1発目のスクープというならまだしも、後追いでお世話になっている会社の批判記事を展開し、今後、所属タレントの記事掲載がNGになるっていうのは避けたい……という。

B ジャニーさんが生きていたら、Aさんの発言に反発していたと思うけど、亡くなっているから扱いが難しい。性加害は許されない問題として、報道の仕方によっては、所属タレントが批判の矢面に立たされかねないし。

A その点、忖度と建前の狭間にいるテレビ局の人たちのほうがよほど大変だなと思います。特にジャニーズグループ冠番組の制作現場は阿鼻叫喚だと。

C やっぱり気を使いますよね?

A 企画からゲスト、出演者の発言に至るまで気を使っていますよ。「これを放送することで、タレントたちが世間から奇異な目で見られないか」を、何度も何度も検討し続け、会議が遅々として進まないそう。しかし、その方向が、傍から見るとおかしな方向に行ってしまっていて……BGMについて「演奏しているアーティストがゲイをカミングアウトした人物だから変更しよう」とか、スタジオゲストも「バイセクシュアルのウワサが流れたタレントは見送るべきでは?」とか……。性的指向と性加害は別の話なんですが。

B その空気、絶対にジャニーズタレントたちにも伝わってるよね。当人たちもやりづらいだろうに……。

C これもネット上ではずっと言われてますが、「ジャニーさんの性加害問題は、過去に何度も取り沙汰されていたのに、なぜ今回はここまで大騒動になっているのか」という点についても聞きたいです。ジャニーズ事務所がカウアンの会見後に、公式コメントを出したからでしょうか。取引先企業に対しては、対応を説明する文書を送付したとも報じられています。

B やっぱりスポンサーからの突き上げが一番大きいんじゃないかな。以前までなら、ナショナルスポンサーもスルーしていた問題でも、昨今だとスポンサーに直接批判が寄せられることもあるから、キチンとした対応や説明が必要になってくる。結果、ジャニーズとしてもスルーできなくなったんじゃない?

A 被害者自身が性加害の事実を告発しているだけに、世論も当然、批判的になりますよね。もはやジャニーさん個人でなく、事務所全体の問題になってきている。

C 事務所サイドの見て見ぬ振りが通用しなくなってきたってことですね。当事者が亡くなった後というのが、なんとも皮肉なところですが。

B そう、亡くなった人の問題ということで、ジャニーズ内部でも大混乱しているよね。さすがにしないと思うけど、「『ジャニーズ』ではない事務所名に変えよう」って話にまでなっていた。

A ジャニーさんが作った事務所だけど、ジャニーさんは悪いことをしていたから、事務所名から取ってしまおう……ってことですか。

C その対応は、まさに一時しのぎって感じで、なんの解決にもならない気がしますね。

B でも、内部はそれくらい大騒ぎになってるんだよね。藤島ジュリー景子社長の退任って話もだんだん現実味を帯びてきたし、とにかく事務所サイドは、何かを大きく変えなければという流れになってる。

A この問題って、やっぱり「文春」がなかったら、ここまで騒がれていなかったと思いますか? BBCのドキュメンタリー放送後、関連記事を連発していますが……。

B 間違いなくそうでしょ。内部情報のリークを報じまくり、取引先の企業にまでガンガン取材している。「ジャニーズがやられたら嫌なこと」をとにかくやり続けている印象。

C なんかもう、「ジャニーズを潰してやる」っていう執念を感じさせますね。

B やっぱり訴えられたこと(※)で火がついちゃってるのかな。
※2022年11月、「キンプリ滝沢秀明を壊した ジュリー社長“冷血支配”」という記事について、ジャニーズは事実無根の情報を多く含んでいるとして、「週刊文春」を名誉棄損で提訴。

A やっぱり内部リークによって、事務所の精神的ダメージがどんどん大きくなってる印象です。退所するタレントの情報がガンガン流れているし、ジャニーさんの性加害問題に関しても、事務所が発表しようと準備していた内容が、そのまま「文春」に書かれてしまっていたし。当然、上層部は疑心暗鬼になっていて、ほかの事務所や関係各所からも「いま、ジャニーズ事務所は一枚岩じゃないんだな」と見られています。

B ジャニーさんとメリー(喜多川)さんが亡くなり、滝沢秀明も退社。完全に新体制になった矢先だからね。

C でも、「文春」とは違って、性被害の告発者たちは「ジャニーズを潰したい」という感じでもないですよね。ジャニーさんのしたことは悪いことだけど、お世話になったし、感謝している……みたいな。

B それがまた、この問題を取り上げる際の難しいところでさ。ジャニーズのことは当然、擁護できないけれど、告発者は事務所自体を潰したいわけではなさそうだから……。告発者の1人は「一段落したら、文春から本を出してもらうんだ」みたいなことも言っていたそうだし。

C マスコミ側も慎重に報じていかなくてはいけないですね。

ジャニーズ事務所は解散しかない? 性加害問題に揺れるアイドル帝国の行く末

 日本の芸能界に君臨するアイドル王国・ジャニーズ事務所。その創業者である故・ジャニー喜多川氏による未成年タレントへの性加害疑惑をイギリスの公共放送「BBC」が報じたことで、かつての所属タレントたちが続々と「週刊文春」に自らが受けた被害を告白。元ジャニーズJr.のカウアン・オカ…

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オリラジ・中田、ジャニー氏問題を「戦後最大規模の連続児童虐待事件」と解説――今年最高再生数を突破

 オリエンタルラジオ・中田敦彦が「ジャニーズと児童虐待」をテーマにした解説動画をYouTubeで公開。4月28日には290万回再生を突破し、同チャンネルにおける今年最高の再生数を更新中だ。

 同チャンネルでは23日、「【ジャニーズと児童虐待】(Johnny's child abuse)初代ジャニーズから岡本カウアン氏まで児童虐待と告発の歴史を完全解説。日本最大の芸能事務所による戦後最大規模の『連続児童虐待』事件。」と題した動画を公開。

 内容は、ジャニーズ事務所前社長の故・ジャニー喜多川氏によるジャニーズJr.への性加害問題を解説するもの。中田は元ジャニーズタレントによる告発の歴史や、日本の法律や性教育と照らし合わせた上での問題点など、さまざまな観点から、1時間以上にわたってこの話題を取り上げている。

 また、序盤では、この動画を出した理由を「(視聴者から)非常にリクエストが多かったから」と説明。ただ、20年近く芸能活動をしてきた中田には「友人といえるような関係」のジャニーズタレントもいるといい、「勉強しながらも非常に気持ちが揺れた」そうだ。

 それでも自身の担当弁護士と協議した上で、最終的に「報道されないことが、最大の二次被害」だと判断し、動画撮影に踏み切ったという。

 動画のコメント欄には、「この事件についての情報整理と問題提起、本当にありがとうございます。最初の視聴では涙が止まりませんでした」「決断から事前準備や慎重な言葉選びまで、本当に大変だったと思います。中田さんのような影響力をお持ちの方がこのように丁寧に取り上げてくださり、本当にありがたい」などと感謝の声が多く寄せられている。

 さらに、同動画は、途中で割り込む広告がつけられていないほか、全編に英語字幕がつけられており、コメント欄には外国語による書き込みもかなり目立つ。

 現在、再生数はハイペースで伸びており、300万回再生超えは必至。しかし、普段は中田の話題を積極的に取り上げているようなスポーツ紙などのメディアも、この動画に関してはスルーしているようで、現在「Yahoo!ニュース」で「中田敦彦」と検索しても、同動画の話題はヒットしない状況だ。

 ジャニーズタレントと数多く共演してきた有名タレントが、ついに“ジャニーズの闇”に触れたとして話題の中田。相方の藤森慎吾は、Kis-My-Ft2・千賀健永とプライベートで遊んでいることを明かすなど、複数のジャニーズタレントと親しいようだが、中田の今回の行動をどう受け止めているのだろうか。

サイゾーウーマン ジャニーズ情報専用Twitterアカウント「J担しぃちゃん」オープン

ジャニーズはファンをバカにしている――経営コンサルタントが、性虐待問題めぐる“不祥事対応”を考察

 今年3月、英国の公共放送・BBCが、2019年に亡くなったジャニーズ事務所創業者・ジャニー喜多川氏の“性虐待”の実態を取り上げたドキュメンタリー『The Secret Scandal of J-Pop(邦題:J-POPの捕食者 秘められたスキャンダル)』をオンエア。同番組は、過去に民事裁判で“認定”されながらも、国内では長年うわさレベルに留まっていた未成年のジャニーズJr.に対するジャニー氏の性的搾取を追及・告発した。

 そんな英国からの糾弾に続くように、ジャニー氏の性虐待報道の急先鋒である「週刊文春」(文藝春秋)が毎週この問題を取り上げ、さらには2012~16年にジャニーズ事務所に所属していた元Jr.のアーティスト、カウアン・オカモト氏が、東京都内の日本外国特派員協会で記者会見を実施(4月12日)。中学卒業直前に初めて性被害を受け、それは在籍中に15~20回ほど繰り返されたと告白し、ジャニー氏の自宅に宿泊をしたことがある全員が同様の被害に遭っている可能性も示唆。さらにはその行為を受けるか否かが、タレント活動に影響を及ぼしていたことを明かしたのだった。

 こうした事態を受け、長年ジャニー氏の性虐待疑惑について沈黙を守ってきたジャニーズ事務所はようやく重い口を開き、「共同通信」の取材に応じる形で、以下の声明を発表した。

 弊社としましては、2019年の前代表の死去に伴う経営陣の変更を踏まえ、時代や新しい環境に即した、社会から信頼いただける透明性の高い組織体制および制度整備を重要課題と位置づけてまいりました。

 本年1月に発表させていただいておりますが、経営陣、従業員による聖域なきコンプライアンス順守の徹底、偏りのない中立的な専門家の協力を得てのガバナンス体制の強化等への取り組みを、引き続き全社一丸となって進めてまいる所存です。

 ネット上では「ついにジャニーズ事務所がこの問題に反応した」と話題を呼んだ一方、肝心の内容が「テンプレートのようなコメント」と大炎上。ファンからも「あり得ない」という声が飛び交う状況となった。

 ジャニーズ事務所は、社会的影響力のある企業として、どのような対応を取るべきだったのか――危機管理に詳しい企業コンサルタント・大関暁夫氏に話をお聞きした。

――BBCのドキュメント番組放送以降、ジャニー氏の性虐待問題が取り沙汰されています。ジャニーズ事務所が「共同通信」の取材を通して、初めて公に出したコメントは大きな反響を呼びましたが、この事態をどのようにご覧になっていますか。

大関暁夫氏(以下、大関) 「共同通信」に対するジャニーズ事務所のコメントには、実際に性虐待の事実があったか否かについては触れられておらず、完全に“逃げ回っている”という印象しか抱きませんでした。企業経営的な観点でいうと、上場している・いないに関係なく、ジャニーズは社会的存在感のある事務所ですから、当然、その責任は大きい。そこを自覚した上で、もっと真摯な対応をしなければいけないのではないかと感じました。

 加えて、このコメントが批判を浴びたのは、そこに「白黒はっきりさせてほしい」というファン心理があるからだと思います。事務所がこの問題から逃げ続ける限り、BBCや週刊誌は同様の報道をやめないでしょうし、これからもジャニーズのファンでいたいと思っている人は、自分が応援していることへの後ろめたさを引きずることになります。ファンには「あったことはあったことと認め、しっかり謝罪と対応をしてほしい」という思いがあるのではないでしょうか。

――企業の不祥事対応という観点から、具体的にジャニーズ事務所のコメントの問題点を教えてください。

大関 問題点“しかない”ですね。肝心の性虐待問題について一切触れていないですし、対応策についての具体性もなく、杓子定規なコメントに終始しています。ジャニーズを応援している人が心配し、注目している問題にもかかわらず、一発目にこのようなコメントを出すのは、ファンを舐めている、あるいはバカにしているとしかいえないでしょう。藤島ジュリー景子社長は、企業経営者である以上、たとえ過去の問題であったとしても、前経営者の社長としての行動が問題視されているわけで、その責任が生じます。そういう意味でも、性虐待問題に対し、まるで知らん顔しているようなコメントを出すのはおかしな話です。

 まずは、「応援してくださっているファンの皆さまには、ご心配をおかけして申し訳ありません」という謝罪、また、現在、具体的にどのような対応しているのか――例えば「社内で事実関係を調査しています」「第三者に調査を依頼すべく動いています」といった説明は絶対に必要でしょう。事実無根という場合であっても、「その証拠を整理した上で発表させていただきます」、すでに証拠があるのであれば、「ご指摘のような事実はないので、後日記者会見を行います」などとコメントすべきだったと思います。

――これだけ世間を騒然とさせているにもかかわらず、何の謝罪もないのは、確かに“不自然”と感じます。

大関 この問題をどう受け止め、どう対処するつもりなのかを明確にしないと、やはり誰も納得しませんし、ファンである消費者に対し、その姿勢はいかがなものか。世間が騒いでいるから、「当社はコンプライアンスを一生懸命やっています」と言って、お茶を濁しているだけと感じました。

―― ジャニーズ事務所内に、「このコメントを公に出すのはまずい」とストップをかける人がいなかったことも気になります。

大関 たとえトップが「会見したくない」「コメント出したくない」「どうにかごまかしたい」と言っても、右腕である広報担当が「社長、それはまずいです。ファンに対して事実を説明するべきですし、そうしなければ会社の信用が失墜することにつながるので、ここはしっかり事件に対するコメントを出しましょう」と説得し、コメント文案を作って表に出すのが、一般的な不祥事対応の流れといえます。

 広報担当の在り方は、ここ20年で変わってきており、かつては、会社を守る立場でメディア攻撃や悪いうわさの“火消し的”な役割が求められたのですが、今は“善意の第三者”であるべきとされています。企業の中にどっぷり浸かるのではなく、最終的に会社のためではあるものの、外部と社内の間にある“塀”の上に立ち、ニュートラルに物事を見る必要があるんです。

 ジャニー氏の性加害については、2002年に裁判で認定されましたが、当時は大手メディアがどこも報じず、ジャニーズは“逃げ切った”格好でした。しかし当時と今では世の中の考え方はずいぶん変わっています。広報担当はトップに対し、「あの時とは違う対応を取らなくてはいけない」「そうしないとファンも世間も納得しないと思います」と言うべきところだと思います。

――問題だらけだったジャニーズの“初手”ですが、その後「朝日新聞」が、取引先企業に対し、性虐待疑惑に関する対応を説明する文書を入手し、報道。そこでは、謝罪に始まり、性虐待疑惑に関する「問題がなかったなどと考えているわけではございません」という見解、社員や所属タレント向けの相談窓口を設け、「ヒアリング及び面談」を実施してきたこと、さらには元所属タレントに関して、外部専門家の相談窓口を設け、個別対応を行う準備を進めていることなどを詳細に記しています。なぜこれを取引先企業だけに向けて報告したのかが気になるのですが。

大関 事務所が説明している対応姿勢はともかく、真っ先にこれを伝えるべきは業者筋ではなくファンを含めた世間であるはず。そこの履き違えは、はからずもジャニーズ事務所の「ファン軽視、ビジネス重視」の考え方を露呈させたのではないでしょうか。これではジャニーズのアイドルを一生懸命応援し、この問題を心配しているファンの皆さんがかわいそうだと感じてしまいます。

 メディアはジャニーズ事務所からの報復を恐れずに、そのあたりを堂々と報じてしかるべきかと思いますし、それをせずに見過ごしていくなら、ジャニーズは姿勢をあらためる機会を逸することになるのではないでしょうか。

――ジャニーズ事務所は、すでに聞き取り調査を行っており、取引先企業には「現時点では問題となる点は確認されておりませんが、あくまで社内のヒアリングになりますので十分であるとは考えておりません」と説明しているそうです。

大関 聞き取り調査をして、「まったく何もありませんでした」ということはないと思います。少なくとも被害を訴えているカウアン・オカモト氏から直接話を聞くなりして、当時の事実関係を詳細に調べるべきであり、その実態は、再発を防止するためにも、会社としてしっかりつかんでおく必要があります。そして、その結果を明らかにすることも重要です。

――プライバシーなどの観点から、結果の公表は難しいのではないかという気もしてしまうのですが……。

大関 具体名を出す必要は一切ありませんが、これだけ騒ぎになっている以上、調べた事実関係を報告する必要があると考えます。例えば、「過去の所属タレントも含め、ヒアリングした●人の中で、ジャニー氏からの性的接触にあった人は●人いました」「うちこうした事実を性的被害として問題視している人は●人いました」など、報告方法はいろいろとありますから。

――取引先企業に送付したという文書には、被害者がいた場合の対応については触れられていませんでしたが、企業としてすべきことはなんでしょう。

大関 被害者をケアする責任は当然あります。一方、被害者から裁判を起こされた場合にも対応が生じますし、もしくは和解する形で慰謝料を支払うこともあり得るのではないでしょうか。それには、性虐待問題はジャニー氏個人の問題か、社長という立場を利用した会社としての問題かを明確にすることが必要になってくる。そこは法律の専門家に入ってもらい、被害者と個別の話し合いをして、落としどころを見つけていくことになると思います。

――再発防止策にはどのようなものが考えられるでしょうか。

大関 少なくとも、経営者を含め、管理職以上はハラスメント関連の教育をしっかり受けること。実権を握っている人たちが、自分の地位を利用してハラスメント行為をすることがないよう、過去の事例を参照しつつ、何がハラスメントにあたるのか、教育研修を受ける必要があります。今の時代の常識では、たとえ性的な行為がなくても、上下関係を利用し、「自分の言うことを聞いたら、この番組に使ってやる」と言うだけで“アウト”ですから、「ダメなものはダメ」としっかり学ぶことが大切です。組織として、トップも管理者もスタッフもタレントもハラスメントに対し、同じ価値観で物事を判断していける土壌を作らなければいけません。

――そういったハラスメントの教育を受けていることを、公にしていくことも大事だと思いました。

大関 調査をして、その結果を報告した上で、「今は研修を行い、健全な組織経営を心掛けています」というのは当然の対応でしょう。人気タレントを数多く輩出し、メディアに対して強い影響力を持つジャニーズ事務所は、流行を生み出すことで人を“動かす”力を持っています。その責任の大きさを感じながら、自分たちはどうあるべきか、今何をしなければいけないのかを理解した上で、それにふさわしい行動を取ってほしい。今までは“臭いものにフタ”という印象が強かったですが、今回の不祥事告発を機に膿を出し切り、悪しき組織風土を断ち切る覚悟で、真摯な対応を行い、企業体質とともに業界のイメージも率先して変えてほしいと願っています。

取材協力:大関暁夫(おおぜき・あけお)
All About「組織マネジメント」ガイド。東北大学卒。横浜銀行入行後、支店長として数多くの企業の組織活動のアドバイザリーを務めるとともに、本部勤務時代には経営企画部門、マーケティング部門を歴任し自社の組織運営にも腕をふるった。独立後は、企業コンサルタントの傍ら上場企業役員として企業運営に携わる。

ジャニーズ、性加害問題の相談窓口にタレント起用か――「ジュリー氏のお気に入りばかり」と非難の嵐

ジャニーズ、性加害問題の“相談窓口”に現役タレント起用も

 創業者・ジャニー喜多川氏(2019年7月に死去)による性加害問題が取り沙汰されているジャニーズ事務所。4月27日発売の「週刊文春」(文藝春秋)では、現役タレント6名がこの件の“相談窓口”になったと伝えており、ネットユーザーの間で疑問の声が噴出している。

 以前から疑惑のあったジャニー氏の“セクハラ行為”が再び注目されるきっかけとなったのは、元ジャニーズJr.で、現在はソロアーティストとして活動しているカウアン・オカモト(当時は「岡本カウアン」名義で活動)による告発。昨年11月、カウアンはYouTube上で“暴露系動画配信者”のガーシーこと東谷義和氏と対談を行い、15~16歳の頃、ベッドで「(ジャニー氏に体を)触られました」「結局、くわえられて……みたいな感じです」と激白したのだ。

 そして今年3月、英国の公共放送・BBCがジャニー氏の“性虐待”疑惑に迫ったドキュメンタリー番組『The Secret Scandal of J-Pop』を放送。4月12日には、カウアンが日本外国特派員協会で記者会見を行い、「合計で15~20回ほどジャニーさんから性的被害を受けました」などと証言した。

 その後、ジャニーズは藤島ジュリー景子社長名義で、取引先企業に文書を送付し、これらの問題について報告したという。4月21日配信の「朝日新聞デジタル」の記事によると、事務所側は「社員や所属タレントを対象に聞き取り調査」を行ったものの、すでにジャニー氏は亡くなっているため「事実確認は困難」だとしながらも、「問題がなかったなどと考えているわけではございません」とコメント。

 さらに、事務所が社員や所属タレント向けの相談窓口を設け、「ヒアリング及び面談」を実施してきたといい、元所属タレントについては、人権に配慮しながら外部専門家の相談窓口を設け、個別対応を行う準備を進めていると説明した。

 この“相談窓口”に関して、27日発売の「週刊文春」が衝撃的な内容を報じている。カウアンが会見を行った翌週、ジャニーズではタレントに向けて、元V6・井ノ原快彦、TOKIO・国分太一と松岡昌宏、関ジャニ∞・村上信五、Hey!Say!JUMP・山田涼介、Sexy Zone・菊池風磨の6名が相談窓口になったと、内々にアナウンスがあったとか。

「『文春』取材班は国分を直撃。相談担当になったという点について質問したところ、彼は『これから、そういうかたちを取っていけたらなと』などと答えていました。しかし、同誌にコメントを寄せている性加害問題に詳しい伊藤和子弁護士は『公正性、秘密保護の観点から第三者機関がまず設置されるべきです』と見解を述べています」(ジャニーズに詳しい記者)

 本誌発売の前日、「週刊文春」の公式Twitterアカウントは、「〈ジャニーズ性加害〉相談担当は国分、松岡、村上、菊池 ヒアリングはわずか数日。直撃に目を逸らしたジュリー社長。一方、国分は語った。『立て直しに全力を注ぐ』」(原文ママ)と、電子版記事の公開をアナウンスした。

 すると、リプライ(返信)や引用ツイート欄などには否定的な意見が続出。「ジャニーズは事の重大さ理解しているの? 第三者機関が介入しないと意味がない」「性加害の専門家でもないタレントを相談担当にしたらダメじゃない?」「なぜタレントに相談担当をやらせるの? そのタレントが被害者である可能性もあるのに……」「こういう聞き取り調査は第三者機関が行うのが常識。相談担当がジュリーのお気に入りタレントばかりだし、内部で隠ぺいする気でしょ」と非難の嵐だ。

 一方で、現在ネットユーザーの間では、お笑いコンビ・オリエンタルラジオの中田敦彦がアップした動画に注目が集まっている。

 4月23日、中田はYouTubeチャンネル「中田敦彦のYouTube大学」にて、「【ジャニーズと児童虐待】(Johnny's child abuse)初代ジャニーズから岡本カウアン氏まで児童虐待と告発の歴史を完全解説。日本最大の芸能事務所による戦後最大規模の『連続児童虐待』事件」と題した動画を配信した。

 これは1時間を超える長尺で、「事実関係を検討するための情報整理」として、“ジャニーズと児童虐待”の歴史を振り返る内容となっている。概要欄には「この動画は収益化していません。YouTubeの仕様により収益化していない動画にも広告が流れる事があります」と記載があり、再生回数は公開から4日で263万台を記録(27日午前9時時点)。6,700件以上のコメントがつくなど、あらためてファン以外の人々も“ジャニーズの闇”に関心を寄せている状況だ。

 先代の不祥事により、激震が走っているジャニーズ事務所。この問題の着地点はどこになるのだろうか。

サイゾーウーマン ジャニーズ情報専用Twitterアカウント「J担しぃちゃん」オープン

『エンタの神様』芸人、実は元Jr.!ジャニー氏性加害問題“顔出し告発”

 ジャニーズ事務所前社長・ジャニー喜多川氏(2019年死去)によるジャニーズJr.への性加害問題。4月12日には、元ジャニーズJr.で歌手のカウアン・オカモトが日本外国特派員協会で記者会見を開き、「12~16年に15~20回ほど性的被害を受けた」と主張して話題となったが、新たに“顔出し告発”を行った芸能人が注目されている。

 今回、当事者として告発を行ったのは、マイケル・ジャク…

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ジュリー氏、ジャニーズ社長“退任説”が急浮上! 後任と目される人物とは?

 英国放送・BBCによる故・ジャニー喜多川氏の“性加害報道”で、かつてない危機に直面しているジャニーズ事務所。テレビなど一般メディアの報道も行われるようになり、これまでのようなスルー対応で終わらせる意向はないとする文書を取引先企業に送付していることも判明したが、同時期から芸能関係者の間で“社長退任説”が急浮上しているという。現社長の藤島ジュリー景子氏は、「この問題が取り沙汰される以前から退任を考えていたようだ」(広告代理店関係者)との声も聞こえてくる。

 2019年7月に死去したジャニー氏の後を継ぐ形で、同年9月、社長に就任したジュリー氏。母親である前同社名誉会長の故・メリー喜多川氏(21年8月死去)は、かねてからジャニーズ事務所の後継者はジュリー氏だと公言していたため、この人事はごく自然なものだった。

「しかし、ジュリー氏本人としては名前が表に出る代表者職よりも、裏方に近いプロデューサーといった肩書を希望していたと言われている。そこで、一旦はメリー氏の希望通りの人事を成立させた後に、然るべくタイミングで実権を維持しつつも、代表からは退くことになるだろうという見通しだったんです。この話は今回の騒動とは関係なく、それこそジュリー氏が社長に就任してからほどなくして一部では取り沙汰されていました」(同)

 そして現在、ジャニーズ事務所は先代の不祥事により前例のない危機に。

「当時のジャニーズは、この問題はあくまでジャニー氏の個人的な問題と片付けていたのでしょうが、いまやそれを見て見ぬ振りしてきた会社全体の問題へと発展しています。ジュリー氏にも何かしらのペナルティや処分は必要との声が世間から上がっている状況です。このタイミングでのジュリー氏退任は『事務所代表として責任を取る』という対外的な動機とも合致しているだけに、現実的かつ妥当な選択となるのではないでしょうか」(テレビ局関係者)

 なお、後任に関しては井ノ原快彦といった所属タレント、古参の事務所幹部など諸説あるようだが……。

「当初からウワサされていたのは、エンタメ業界の有力者を外部から招き入れるというもので、ジュリー氏の考えが変わっていなければ、大手制作会社やレーベルなどから“引き抜く”形になるのでは。社長交代の理由が理由だけに、内部の人間が繰り上がるのは、世間が納得しないはずですから、これもまた妥当な判断といえるのでしょう」(同)

 わずか4年で終わりを迎える可能性が高まりつつある“ジュリー政権”だが、多くの所属タレント、そしてそのファンたちの不安を払拭するためにも、早急な判断が必要だ。

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ジャニー喜多川氏の自宅で起きた、真相が謎のままだった事件  

 元ジャニーズJr.でミュージシャンのカウアン・オカモトらが、大手芸能プロダクション「ジャニーズ事務所」の創業者で2019年に亡くなったジャニー喜多川氏から所属していたタレントが性被害を受けた疑いが浮上している問題で、事務所が社員や所属タレントを対象に聞き取り調査を行ったことを文書で取引先企業に報告したことを、各メディアが報じた。
 
 文書は、疑惑に関する事務所…

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カウアン・オカモト氏の「ジャニーズ性加害」告発が“利権化”

 一昔前であれば、このまま風化するのかもしれないが、大手メディアが扱わない世間の関心事を“大好物”とする人たちも……。

 ジャニーズ創業者であるジャニー喜多川氏の性加害問題は、メディアにとって、「報道機関」として機能しているかどうかの試金石になってきている。通信社や一般紙などが報じ始めているものの、地上波では報道番組はおろか情報番組もほぼスルーの構えだ。

 日本外…

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ジャニーズ起用の『24時間テレビ』が「子どもの未来を考える」に失笑…「まず説明責任を」

 日本テレビ系チャリティ特番『24時間テレビ46』が8月26日と27日に両国・国技館にて開催されることが発表され、あわせてメインパーソナリティをジャニーズの人気グループ・なにわ男子が務めることが明らかになった。

 第46回となる今回のテーマは「明日のために、今日つながろう。」で、「子ども、環境、SDGsなど、未来に向けて考えるべき社会問題」について考える「未来志向の24時間テレ…

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