教会に入り浸り、セレーナ・ゴメスと再び別れた後も心穏やかな時を過ごしていると伝えられるジャスティン・ビーバー(24)が、アメリカ最大規模の野外音楽フェス、コーチェラに出没。パトリック・シュワルツェネッガー主催のパーティで、男性に襲われかけられていた女性を救い「スーパーヒーローになった」と報じられているのだ。髪の毛は伸び放題で服装もダサめ、最近「キモさが加速してきた」と陰口を叩かれていたジャスティンだが、行動は男前だとメディアは絶賛。「それでもいけ好かない」と嫌う声も多いが、クリスチャンソングを熱唱する姿に好感を持つ人は多く、じわじわと株を上げている。
ジャスティンは、16歳の頃から2歳年上のセレーナ・ゴメスとくっついたり離れたりを繰り返してきた。2012年末にセレーナと破局した後に荒れまくり、法的問題を起こしもしたが、もともと敬虔なキリスト教信者である彼は改心を誓い、支えてくれるファンのためにと仕事に没頭。15年にリリースした通算4枚目のアルバム『Purpose』を引っさげ、16年3月にスタートしたワールドツアーでは40カ国を回り、150公演をこなした。しかし、あと残り14公演という昨年7月、ジャスティンは突如ツアーのキャンセルを発表する。「心と魂を維持できる自分でありたいから」と燃え尽きてしまったことを明かし、その後は心酔する牧師カール・レンツがいるヒルソング教会に入り浸るように。ヒルソング教会はペンテコステ派であり新興宗教ではないが、あまりにも熱心に教会に通いレンツ牧師と仲良くつるんでいるため、「ヒルソング教会のトム・クルーズ」とまで呼ばれてしまっている。
プライベートでは、同じ教会に通うセレーナ・ゴメスと復縁し、盛大にいちゃついていたが、先月にまた破局。さぞかし落ち込むかと思いきや、間髪入れずにパトリック・シュワルツェネッガーの恋人の妹でモデルのバスキン・チャンピオンとデートを繰り返し、相変わらずのモテっぷりに世間の殿方は嫉妬している。
その一方で、ホームレスと交流したり、イースターの日には「イエス・キリストが僕の人生を変えてくれた。イースターはバニーの日じゃないんだよ」と、バニーのコスプレ写真を投稿するセレブたちを非難するようなメッセージを公開するなど、クリスチャンとしての言動も注目されている。最近では、UFCの選手が乗ったバスを襲撃して多くのけが人を出し、警察に拘束された格闘家コナー・マクレガーについて「人間は誰もが間違いを犯すものだからね」と穏やかな声でコメントしたため、「歌手を引退して牧師にでもなるんじゃないか」と囁かれていた。
そんな真面目人間になりつつあるジャスティンが、毎年のように繰り出しているアメリカ最大規模の野外音楽フェス・コーチェラに、今年も観客として参加した。スーパーマーケット「ウォルマート」でヨーデルする動画がSNSで拡散され一躍有名人になり、コーチェラでパフォーマンスを行ったマンソン・ラムジーの元に駆けつけ友達になり、その後自身もヨーデルしながらご機嫌で会場内を歩く姿が激撮され、今年は穏やかかつお気楽に楽しむものとみられた。
が、その直後、ジャスティンがコーチェラのパーティで、ピンチに陥った女性を救うため“秘めたる力”を出したと報じられたのだ。
米大手ゴシップ芸能サイト「TMZ」によると、ジャスティンは14日、パトリック・シュワルツェネッガーが主催したパーティに、友人らと一緒に出席した。にこやかに過ごしていたが、そこに男が乗り込み、ある女性を見つてカンカンに怒りだして喉元をつかんだのだ。そばにいたジャスティンや友人たちは「離せ!」と大声で叫んだが、男性は「うるせぇ! てめえはマスでもかいてろ!」と聞き入れず。皆がためらっていた次の瞬間、ジャスティンは男性の顔を殴り、壁に男性を押し付けて手を離させ、女性を救った。
パーティに参加していた情報筋によると、男はドラッグをキメていたようで、女性は元恋人らしかったという。その後男性はパーティから追い出され、ジャスティンが乗っていたとみられるSUVを、彼の名前を叫び、叩きながら追いかけたため、駆けつけた警察に逮捕されたと報じられている。
ジャスティンとコーチェラといえば、15年、ドレイクのステージを見るため関係者用エリアに入ろうとして警備員に「満員だから」と止められたのをきっかけに暴れ、騒ぎになった過去がある。この事件を思い出したファンもいただろうが、今回殴られた男性は「ジャスティンといざこざを起こした」とは警察で認めたものの、告発しないと伝えたとのこと。ジャスティンが男性を殴った証拠も、男性が女性の喉元をつかんだ証拠もなく、この件に関する通報もされていないため刑事事件にはならないと「TMZ」は報道。ファンを安堵させた。
教会に入り浸りだして以降、「髪形と服装がダサすぎるし、笑顔もキモくなってきた」とネット上で叩かれていたジャスティンだが、「ムカつくけど、いい奴じゃん」「ちょっと見直した」「5年前にパパラッチに殴りかかった時は弱っちかったけど、男になったな」と評価する声も上がっており、思いがけずイメージアップした。
コーチェラにはメインステージのほか、いくつかのステージが設けられており、観客は自分が好きなアーティストやジャンルの音楽を聞くためステージを渡り歩く。その中には教会が主催する小さなテント内のステージもあり、ジャスティンは15日、このステージにサプライズで登場し、アコースティック・ギターの伴奏に合わせてクリスチャン歌手コーリー・アズブリーの「Reckless Love」とゴスペル・グループ、モザイクMSCの「Tremble」を熱唱した。
SNSにはジャスティンがこのステージで「ジーザス!ジーザス!」と歌う動画が投稿されており、観客も一緒に歌い両手を挙げ、一体となっている姿が確認できる。教会系のステージであるためフェスにしては少なめの観客だが、黄色い歓声で自分の歌声も聞こえないコンサートにうんざりしていたジャスティンにとっては、うれしいひとときだっただろう。
ちなみにジャスティンが公共の場のステージに立って歌声を披露するのは、パーパス・ワールド・ツアーをキャンセルしてから初めてで約9カ月ぶり。コーチェラのステージに立つのは、14年にチャンス・ザ・ラッパーのステージにゲストとして出演して以来、4年ぶりとなる。
「このままクリスチャン歌手になるのではないか」「いや、歌って踊れる牧師を目指すんじゃないか」とさまざまな臆測が飛び交っているジャスティン。どちらにせよ、女性を救うスーパーヒーローとなった今回の一件が、イメージアップにつながったことは間違いなさそうだ。