「電車遊び」にクレームを入れてきたママ……保育園に頼りっぱなしはやめてください!

 やっと園児たちのお受験が終わり、通常モードに戻りました。各々行き先が決まり、いまは新しい小学校のことで頭いっぱいの様子です。年長さんのペーパーは終了しましたが、空いた時間に読み書き、時計、数字、交通ルールを仕上げていきたいです。“小1の壁”じゃないですが、私も数年前、遠くの学校に通わせる不安がありました。いまじゃ娘は図太くなり、バスは昼寝の時間に充てようとか、電車は読書の時間などと工夫して楽しくやっています。もちろん、何度か電車やバスを乗り過ごすこともありました。1つ先の停留所で気づいたら降りる、その先なら終点まで行って折り返すなど、子どもがその時々で考え、運転手さんや駅員さんに相談し、判断し切り抜けてきました。年長さんの3月までに、普通と違うことが起こっても対応できる力をつけないと、とてもじゃないけど電車通学はできないというか、させてはいけないと思います。

 まあ、小学校受験を頑張ってきた子であれば、常識問題(世の中のルール)はできているはずだし、駅員さんなどの大人に聞く力、見当たらなければ子連れの女性(うちでは道に迷ったり、何か大人に聞かないといけない場合は、優しそうという意味合いからなるべく子連れの女性に聞くか、おばあちゃんではない女性に聞くよう指導しています)に聞くなどして、対応できる力は持っていると思うので、乗り切ってくれると信じています。

 以前、保育園の前で泣いている新1年生をスタッフが見つけました。話を聞くと近所に住んでいる子で、学校までの道のりがわからなくなってしまったそうです。始業時間をとっくに過ぎていたので、本人なりに学校を探したのだと思います。スタッフは学校のある通りまで送りましたが、近所でさえこうした事態は起こり得るのです。

 世の中、保育園無償化とかそんな流れになっていますが、駒沢の森こども園、衾の森こども園は、もっともっとこれからお受験寄りになると思います。というか私自身、お受験事情の最先端にいるようにしていますし(私立小の懇談会や説明会へ常に参加、過去問の研究)、またそれが最近では楽しいです。

 駒沢の森こども園、衾の森こども園の来年度は一応いっぱいですが(毎年何人かキャンセルは出ます)、見学のメールの段階で、「小学校お受験希望」または「預かるだけの保育園じゃダメな理由が明確にある人」から優先で受けて行くようにします。認可の保険(認可に入れたら辞める)みたいな人を取ったら、本当に入りたい人を逃してしまいます。「うちじゃなくてもいいんじゃない?」と思う人も紛れているので、「あああ」とたまに感じますね。受験するにしろ、しないにしろ、丁寧に育てたい人向きの園ですよ(笑)。

 これだけ尖がっていると、稀に変わった人のアンテナにも引っかかります。連絡帳に「プラレールが気に入って遊んでいました」と書いたら、「プラレールは家でもできるので、本の読み聞かせをたくさんお願いします」とクレーム的に書いてあることがありました。いやいや、朝の会はもちろん着替えが終わってない子を待つ間など、ことあるごとに本を読んでいて、ほかの保育園よりとても読書量が多いのが自慢でもあるんです。

 よく観察すると、このご家庭は朝の会が終わってから登園していますし、親は本好きなのに、子どもはまったく本に興味がない様子です。本が好きな子は1歳でも本を先生のところに持ってきて、「読んで」と言います(実際に言わなくても「読んで」という意味で持ってくる)。様子を見ていると、普段親が本を読んで聞かせているとは、どうしても思えないんですよ。子どもにとって本は、声色を使って楽しく読まないと好きになってくれません。ただ文章を読むように読んでも、子どもは苦痛でしかありません。動画で見せた方が、断然マシです。

 毎日本を読むと確かに本好きになるし、お受験でもお話の記憶はもちろん、有名な童話や民話のあらすじを知っているのが大前提なので、読み聞かせは大事なのですが、遊んでいるおもちゃを取り上げて、無理に本を読んでも逆効果なんですよね……。このあたりの感覚をわかってくれる人に、入園してほしいですね(苦笑)。

角川慶子(かどかわ・けいこ)
1973年、東京都生まれ。「角川春樹事務所」会長・角川春樹氏の長女。自身も元アイドルという異色の肩書きに加えて、ビジュアル系バンド好きで、元バンギャルの”鬼畜ライター”としても活躍。2011年9月に認可外保育園「駒沢の森こども園」、16年4月からは派遣ベビーシッター「森のナーサリー」、17年4月に認可外保育園「衾の森こども園」をオープンさせる。家庭では9歳の愛娘の子育てに奮闘中。

「電車遊び」にクレームを入れてきたママ……保育園に頼りっぱなしはやめてください!

 やっと園児たちのお受験が終わり、通常モードに戻りました。各々行き先が決まり、いまは新しい小学校のことで頭いっぱいの様子です。年長さんのペーパーは終了しましたが、空いた時間に読み書き、時計、数字、交通ルールを仕上げていきたいです。“小1の壁”じゃないですが、私も数年前、遠くの学校に通わせる不安がありました。いまじゃ娘は図太くなり、バスは昼寝の時間に充てようとか、電車は読書の時間などと工夫して楽しくやっています。もちろん、何度か電車やバスを乗り過ごすこともありました。1つ先の停留所で気づいたら降りる、その先なら終点まで行って折り返すなど、子どもがその時々で考え、運転手さんや駅員さんに相談し、判断し切り抜けてきました。年長さんの3月までに、普通と違うことが起こっても対応できる力をつけないと、とてもじゃないけど電車通学はできないというか、させてはいけないと思います。

 まあ、小学校受験を頑張ってきた子であれば、常識問題(世の中のルール)はできているはずだし、駅員さんなどの大人に聞く力、見当たらなければ子連れの女性(うちでは道に迷ったり、何か大人に聞かないといけない場合は、優しそうという意味合いからなるべく子連れの女性に聞くか、おばあちゃんではない女性に聞くよう指導しています)に聞くなどして、対応できる力は持っていると思うので、乗り切ってくれると信じています。

 以前、保育園の前で泣いている新1年生をスタッフが見つけました。話を聞くと近所に住んでいる子で、学校までの道のりがわからなくなってしまったそうです。始業時間をとっくに過ぎていたので、本人なりに学校を探したのだと思います。スタッフは学校のある通りまで送りましたが、近所でさえこうした事態は起こり得るのです。

 世の中、保育園無償化とかそんな流れになっていますが、駒沢の森こども園、衾の森こども園は、もっともっとこれからお受験寄りになると思います。というか私自身、お受験事情の最先端にいるようにしていますし(私立小の懇談会や説明会へ常に参加、過去問の研究)、またそれが最近では楽しいです。

 駒沢の森こども園、衾の森こども園の来年度は一応いっぱいですが(毎年何人かキャンセルは出ます)、見学のメールの段階で、「小学校お受験希望」または「預かるだけの保育園じゃダメな理由が明確にある人」から優先で受けて行くようにします。認可の保険(認可に入れたら辞める)みたいな人を取ったら、本当に入りたい人を逃してしまいます。「うちじゃなくてもいいんじゃない?」と思う人も紛れているので、「あああ」とたまに感じますね。受験するにしろ、しないにしろ、丁寧に育てたい人向きの園ですよ(笑)。

 これだけ尖がっていると、稀に変わった人のアンテナにも引っかかります。連絡帳に「プラレールが気に入って遊んでいました」と書いたら、「プラレールは家でもできるので、本の読み聞かせをたくさんお願いします」とクレーム的に書いてあることがありました。いやいや、朝の会はもちろん着替えが終わってない子を待つ間など、ことあるごとに本を読んでいて、ほかの保育園よりとても読書量が多いのが自慢でもあるんです。

 よく観察すると、このご家庭は朝の会が終わってから登園していますし、親は本好きなのに、子どもはまったく本に興味がない様子です。本が好きな子は1歳でも本を先生のところに持ってきて、「読んで」と言います(実際に言わなくても「読んで」という意味で持ってくる)。様子を見ていると、普段親が本を読んで聞かせているとは、どうしても思えないんですよ。子どもにとって本は、声色を使って楽しく読まないと好きになってくれません。ただ文章を読むように読んでも、子どもは苦痛でしかありません。動画で見せた方が、断然マシです。

 毎日本を読むと確かに本好きになるし、お受験でもお話の記憶はもちろん、有名な童話や民話のあらすじを知っているのが大前提なので、読み聞かせは大事なのですが、遊んでいるおもちゃを取り上げて、無理に本を読んでも逆効果なんですよね……。このあたりの感覚をわかってくれる人に、入園してほしいですね(苦笑)。

角川慶子(かどかわ・けいこ)
1973年、東京都生まれ。「角川春樹事務所」会長・角川春樹氏の長女。自身も元アイドルという異色の肩書きに加えて、ビジュアル系バンド好きで、元バンギャルの”鬼畜ライター”としても活躍。2011年9月に認可外保育園「駒沢の森こども園」、16年4月からは派遣ベビーシッター「森のナーサリー」、17年4月に認可外保育園「衾の森こども園」をオープンさせる。家庭では9歳の愛娘の子育てに奮闘中。

お受験真っ最中ですが2つの保育園合同でハロウィン! 子どもたちが楽しむ姿を見て泣きそうに

 経営する保育園で、一番盛り上がる行事といえばハロウィンです! 私も毎年仮装に力を入れていて、この日のために準備をします。今回は『ハリー・ポッター』シリーズのハーマイオニーのフルコスプレで、杖も彼女が使っているもので統一しました。杖、ネクタイ、カーディガン、コート、マフラーはUSJで購入。スカートと靴下、靴は小4の娘のものを使用しました(笑)。もう同じサイズでぴったりです(娘がちょっとポチャ、私は痩せ形)。数年前は保育園に通っていたのに、どんどん成長中。

 今年のハロウィンは、駒沢の森こども園と、4月にオープンした衾の森こども園の2園同時開催だったのですが、“角川の森”に通う子ほぼ全員が集合写真のために集まったとき、なんとも言えないうれしさで泣きそうになりましたよ。衾の森こども園をオープンしようと思ったのが昨年の11月。どうなるかわからない状況で不安でした。工事が超ギリギリでドキドキしたり、入園を予定していた人から連絡がなくキャンセルされたり、それなりにいろいろあったけど、オープンして本当によかった! 順調に園児が集まり、来年度もいっぱいになったし、これも園を毎日守ってくれるスタッフのお陰ですね。

 お受験前日だったので、1歳から毎年ハロウィンを一緒にやってきた園児が来なかったり、駒沢の森こども園で水下痢の子が何人か出て、参加できなかった園児もいたり(集合写真撮影だけ来てくれた子もいました! 小学校受験の子に気を使ってお休みされたそうです。感動)、お兄ちゃんが受験だから絶対に風邪を持ち込んではいけないということで、参加しなかった子もいました。休みはいたけど、私も毎年楽しんでいます。卒園した園児のママが毎年手伝ってくれるので、それもまたうれしいです。角川の森に縁のあるご家庭は、ずっと仲良くしてくれるので愛を感じますし、ビジネスの方向は間違ってないなと確信しています。

 原稿を書いているこの瞬間、大好きな園児たちが受験中です。私には「合格の祈り」しかできないけど、頑張ってくれているのだと思っています。10月に入試があった、桐蔭や捜真に合格されている子もいますが、最後の最後まで挑戦してくれればいいなと。小学校受験をやった子は、たとえ公立小へ行ったとしても、思いっきり頑張った経験があるので、それを力に変えられることができると信じています。また、小学校受験経験者は小学1~2年生分の勉強は終了しているので、とにかく授業の理解が早いのも特徴です。小学校に入って初めて行うものは、強いてあげれば、書写と漢字、英語くらいでしょうか。そんな子が公立に通ったらスタートダッシュが早く、中学受験がうまくいきそうですよね。私立に行くと、できて当たり前の中で揉まれるので、受験のおつりでやっていけるのは、ほんのちょっとな気がしますが(笑)。

 プライベートでは、今日から来週月曜日まで、娘の小学校が受験でお休みになるので、2人で京都に行きます。私が営業日にお休みを取るのは、毎年この時だけで、それ以外は自分のためのお休みは一切取っていません。泊まりで出張の際、数時間自分の時間を取ることはありますが、それ以外は本当にないのです。本来、経営者はあんまり会社にいない方が現場は気が楽なのだと思いますが、性格上無理なんですよね。

 また、飲食店を何軒も経営し成功している人が、「どんな忙しい時でも、10分でもいいから、毎日全店に顔を出す」と言っていたことに妙に共感しました。経営者が顔を出すことで、現場がシマるのはもちろん、スピリチュアル的に言うと、「オーラマーキング法」なんですよ。この経営者は成功している人だけあって、ものすごくエネルギーが強く、お店に顔を出すと、お店全体のエネルギーが向上するんですよね。できればですが、長い時間滞在した方が、その分お店のエネルギーも上がります。私は本能でわかっていたので、実践していました。

 衾の森こども園ができて、駒沢の森こども園に滞在する時間が短くなってから、海外赴任が急に決まって辞める子が2人いたり、横浜に引っ越しする子がいたり、駒沢の森子ども園には、経営的に波がありました。なので、今こそ駒沢の森こども園にいないといけないと思っています。逆に衾の森こども園は、私の滞在時間が短くても、エネルギーの強い園長代理がいるので、途中退園する子はいません。また、「角川の森好み」の園児が入園してきます(私の保育園では定員いっぱいといいつつ、小学校受験をする子、親がこの連載の読者で保育理念に強く共感している人は、とりあえず見学に来てもらい、合いそうな場合のみ入園してもらう秘密枠を確保しています)。

角川慶子(かどかわ・けいこ)
1973年、東京都生まれ。「角川春樹事務所」会長・角川春樹氏の長女。自身も元アイドルという異色の肩書きに加えて、ビジュアル系バンド好きで、元バンギャルの”鬼畜ライター”としても活躍。2011年9月に認可外保育園「駒沢の森こども園」、16年4月からは派遣ベビーシッター「森のナーサリー」、17年4月に認可外保育園「衾の森こども園」をオープンさせる。家庭では9歳の愛娘の子育てに奮闘中。

お受験真っ最中ですが2つの保育園合同でハロウィン! 子どもたちが楽しむ姿を見て泣きそうに

 経営する保育園で、一番盛り上がる行事といえばハロウィンです! 私も毎年仮装に力を入れていて、この日のために準備をします。今回は『ハリー・ポッター』シリーズのハーマイオニーのフルコスプレで、杖も彼女が使っているもので統一しました。杖、ネクタイ、カーディガン、コート、マフラーはUSJで購入。スカートと靴下、靴は小4の娘のものを使用しました(笑)。もう同じサイズでぴったりです(娘がちょっとポチャ、私は痩せ形)。数年前は保育園に通っていたのに、どんどん成長中。

 今年のハロウィンは、駒沢の森こども園と、4月にオープンした衾の森こども園の2園同時開催だったのですが、“角川の森”に通う子ほぼ全員が集合写真のために集まったとき、なんとも言えないうれしさで泣きそうになりましたよ。衾の森こども園をオープンしようと思ったのが昨年の11月。どうなるかわからない状況で不安でした。工事が超ギリギリでドキドキしたり、入園を予定していた人から連絡がなくキャンセルされたり、それなりにいろいろあったけど、オープンして本当によかった! 順調に園児が集まり、来年度もいっぱいになったし、これも園を毎日守ってくれるスタッフのお陰ですね。

 お受験前日だったので、1歳から毎年ハロウィンを一緒にやってきた園児が来なかったり、駒沢の森こども園で水下痢の子が何人か出て、参加できなかった園児もいたり(集合写真撮影だけ来てくれた子もいました! 小学校受験の子に気を使ってお休みされたそうです。感動)、お兄ちゃんが受験だから絶対に風邪を持ち込んではいけないということで、参加しなかった子もいました。休みはいたけど、私も毎年楽しんでいます。卒園した園児のママが毎年手伝ってくれるので、それもまたうれしいです。角川の森に縁のあるご家庭は、ずっと仲良くしてくれるので愛を感じますし、ビジネスの方向は間違ってないなと確信しています。

 原稿を書いているこの瞬間、大好きな園児たちが受験中です。私には「合格の祈り」しかできないけど、頑張ってくれているのだと思っています。10月に入試があった、桐蔭や捜真に合格されている子もいますが、最後の最後まで挑戦してくれればいいなと。小学校受験をやった子は、たとえ公立小へ行ったとしても、思いっきり頑張った経験があるので、それを力に変えられることができると信じています。また、小学校受験経験者は小学1~2年生分の勉強は終了しているので、とにかく授業の理解が早いのも特徴です。小学校に入って初めて行うものは、強いてあげれば、書写と漢字、英語くらいでしょうか。そんな子が公立に通ったらスタートダッシュが早く、中学受験がうまくいきそうですよね。私立に行くと、できて当たり前の中で揉まれるので、受験のおつりでやっていけるのは、ほんのちょっとな気がしますが(笑)。

 プライベートでは、今日から来週月曜日まで、娘の小学校が受験でお休みになるので、2人で京都に行きます。私が営業日にお休みを取るのは、毎年この時だけで、それ以外は自分のためのお休みは一切取っていません。泊まりで出張の際、数時間自分の時間を取ることはありますが、それ以外は本当にないのです。本来、経営者はあんまり会社にいない方が現場は気が楽なのだと思いますが、性格上無理なんですよね。

 また、飲食店を何軒も経営し成功している人が、「どんな忙しい時でも、10分でもいいから、毎日全店に顔を出す」と言っていたことに妙に共感しました。経営者が顔を出すことで、現場がシマるのはもちろん、スピリチュアル的に言うと、「オーラマーキング法」なんですよ。この経営者は成功している人だけあって、ものすごくエネルギーが強く、お店に顔を出すと、お店全体のエネルギーが向上するんですよね。できればですが、長い時間滞在した方が、その分お店のエネルギーも上がります。私は本能でわかっていたので、実践していました。

 衾の森こども園ができて、駒沢の森こども園に滞在する時間が短くなってから、海外赴任が急に決まって辞める子が2人いたり、横浜に引っ越しする子がいたり、駒沢の森子ども園には、経営的に波がありました。なので、今こそ駒沢の森こども園にいないといけないと思っています。逆に衾の森こども園は、私の滞在時間が短くても、エネルギーの強い園長代理がいるので、途中退園する子はいません。また、「角川の森好み」の園児が入園してきます(私の保育園では定員いっぱいといいつつ、小学校受験をする子、親がこの連載の読者で保育理念に強く共感している人は、とりあえず見学に来てもらい、合いそうな場合のみ入園してもらう秘密枠を確保しています)。

角川慶子(かどかわ・けいこ)
1973年、東京都生まれ。「角川春樹事務所」会長・角川春樹氏の長女。自身も元アイドルという異色の肩書きに加えて、ビジュアル系バンド好きで、元バンギャルの”鬼畜ライター”としても活躍。2011年9月に認可外保育園「駒沢の森こども園」、16年4月からは派遣ベビーシッター「森のナーサリー」、17年4月に認可外保育園「衾の森こども園」をオープンさせる。家庭では9歳の愛娘の子育てに奮闘中。

子どもの運動会は保育者が「仕込む」もの、親を呼ぶレベルになるには1カ月必要です!

 秋の保育園健康診断が終わりました。年2回の検診なのですが、今は、駒沢の森こども園と衾の森こども園の2園を1日で行うので、朝から結構な忙しさです。保護者へ「医師にお子様の体や成長のことで質問があれば紙に書いてきてください」と伝えていて、毎回2~3人の保護者から質問が出ます。ほとんどは「身長、体重がほかの子より小さいのでは?」といった内容ですが、どの方も「基準ラインなので問題なし」。親としては心配なのでしょう。

 逆に、保護者へ「受診を勧めます」というケースもあり、3歳児検診では見落とされていて、保育園の検診で初めて気づいたということもあります。前に「心音に雑音」というお子様がいて、専門医を受診し検査をしたところ、「雑音はあるが経過観察」と言われ、成長とともに雑音がなくなり今はまったく心配ないそうです。自覚症状のない病気に気づけるのは、医者だけなので、私の経営する保育園では保護者に対し、「必ず受診」と伝えています。が、来ないお子様もいるのが現状です。もちろん体調不良の当欠や受験日(まさにうちにも受験と重なるお子様がいました)は仕方ないですが、せっかくの機会なので、参加してほしいですね。

■昨年は運動会の延期で3回もお弁当を……

 最近の長雨の中、娘の通う私立小学校では体育祭が行われました。体育祭は幼稚部~大学教職課程まで。それとは別に小学部だけで春に運動会があるので、年2回も天気が心配な日があります。昨年の体育祭は2日順延し、3日目にやっと開催されたのですが、朝5時45分に行うか否かの発表があるので、結局3回お弁当を作りました。毎日お弁当の学校なので慣れてはいますが、5時45分だと親の身支度+遠方の学校のため、とても間に合いません。

 昨年がダラダラ順延したこともあってか、今回は、雨の降らない時間帯に、短縮して行われました。徒競走や綱引き、玉入れなどの得点モノはリレー以外なし。あとは小学部&幼稚部、中学部、高等部、大学、体操部のマスゲーム的な発表と開会式&閉会式だけでした。うちの娘は足が遅いので、「徒競走をやらなくてラッキー」と言っていて、親としての見どころは北朝鮮を彷彿とさせる圧巻のマスゲームです。朝練を何日もやっていただけに、本人たちも力が入っていました。

 保育園では、雨のためお散歩に行けない日、「ミニ運動会」をやっています。制作や粘土だけだと食欲が出ない&お昼寝しないので、体を動かす工夫をしています。週1の体操アクティビティと毎日2回のお散歩の成果か、1歳5カ月くらいの子であれば、一通りやれていました。すごい! 衾の森こども園は、駒沢の森こども園と比べて、運動に特化しているので(室内が狭いので、意図的に運動量を増やしています)、来年度には高尾山くらい登れちゃうかもしれませんね。

 どこか公園を借りて運動会をするのは簡単だけど、土日に行うとなると、共働きの保護者が多い保育園は難しいのです。入園希望の方からの質問の中に、「行事の有無」「行事はなるべく行わないでほしい」というのが多くあります。逆に言えば、通常の預かり時間に、ハロウィンやお誕生会、遠足を行うと喜んでいただけるので、やるなら平日かな。

 ハロウィン同様、2園同時開催が盛り上がるとは思うものの、準備や練習を考えると、先生が行ったり来たりするのは無理があります。会社が大きくなったので、エリアマネージャーとして仕切ってくれる先生がいるのですが、その方に、準備や練習について両園の先生に指示を出しつつ、子どもを仕込めば可能かもしれません。あ、子どもの運動会は「仕込む」ものです。自然な状態ではありません。1カ月は仕込まないと親を呼ぶレベルにはならないです。

 「仕込む」で思い出したけど、以前のお誕生会は、お誕生月の保護者に来てもらっていたのですが、仕事で来れない親もいました。「友達の親はいるのに、自分の親はいない」と、悲しい気持ちになる子が続出し、親参加は中止に。当時は親が来る前提なので、8営業日前くらいから、「お名前は?」「何歳になりましたか?」「お母さんのどんなところが好き?」などの質問の練習をしていました。まー、お受験の面接と同じですよ。子どもの普段の姿が見たい人には意味のないことなのかもしれませんね(笑)。

角川慶子(かどかわ・けいこ)
1973年、東京都生まれ。「角川春樹事務所」会長・角川春樹氏の長女。自身も元アイドルという異色の肩書きに加えて、ビジュアル系バンド好きで、元バンギャルの”鬼畜ライター”としても活躍。2011年9月に認可外保育園「駒沢の森こども園」、16年4月からは派遣ベビーシッター「森のナーサリー」、17年4月に認可外保育園「衾の森こども園」をオープンさせる。家庭では9歳の愛娘の子育てに奮闘中。

「認可保育園だから」と、劣悪な環境を諦めてない? 保護者の思い込みを見直すのも大切

 もうすぐ体育祭の季節です。ターンオーバーが遅くなった40代、夏の日焼けも消えていないのにまた日焼けの予感です。10月は衾の森こども園に3人が入園し、駒沢の森こども園には1名が入園しています。1歳でほとんど泣かない子もいれば、2歳で大泣きする子もいて、こればっかりは毎日預けて慣れるしかないです。預けるのがかわいそうなのではなく、慣れない方がかわいそう。預けると決めたら、慣れるまで毎日のように来てほしいです(時間は短く)。

 うちの保育園は、月間40時間プランというものがあり、この40時間の中でなんとかやりくりしようとする保護者が、子どもに負担をかけています。そもそもなぜ40時間プランを作ったかというと、慣らし期間の意味合いで作りました。が、実際は専業主婦の方などが利用し、40時間でやりくりするから(専業主婦でもまったく問題ないけど、最低月間100時間は預けないと、うちの保育園の特色と言える知育&運動の能力向上になりません!)、降園時間がまちまちになり、みんながお昼寝するタイミングで1人降園準備し、大泣きですよ。そのせいか、みんなと一緒にお昼寝する日はニコニコなんですよね。

 保護者にもちろん伝えていますが、時間プランを増やすといった改善はなし。「ベビーシッターにすればいいのに」と思ってしまいます。振り回される子どもがかわいそうなので、来年度から最低時間を70時間からにしようと考えています。もちろん、入園月のみ慣らしとしての40時間プランは残し、園サイトと入園案内からは消そうと思います。

■「認可」にこだわりすぎて大切なことを見失わないで

 うちの保育園は、就業の有無は問いません。兄弟の問題(受験、通院)、親の介護など、就業とは関係なく長時間の預かりを希望している人もいて、それが認可とは違う認可外の良さだと思います。「働きながら小学校お受験」が園の特色なのですが、困っている人がいれば、今まで相談に乗ってきましたし、内容によっては、キャンセル待ちで待っている人よりも先に入園していただいたりしています。オバちゃんは涙に弱いのです(笑)。

 また、衛生的に劣悪な認可保育園に通う方から悲痛な連絡があり、「うちの子なら耐えられない!」と思い、即転園してもらったこともありました。だって、「歯ブラシスタンドの中にゴキブリがいるのに対応しない」「ゴキブリホイホイが目につくところにあって、それを1歳児が触っている」なんて聞くと、なんとかしたいと思うのが人間でしょ。

 不思議なのは、劣悪だと思う同じ光景を見ても「認可保育園」というだけで、何も疑問を持たない人もいるし、諦めている人たちもいるってことですよね。この保護者は、もちろん園長に言ったけど、対応はしてくれなかったと言っていました。私が思うに、迅速に対応しない場合は自治体の保育課、それでもダメなら証拠写真を撮ってSNSで拡散するしかないと思います。「事故さえ起こさなければいいでしょ」なんてナメすぎ。

 そう言えば、「サイゾー」の編集から、「良かれと思って認可に転園したら、対応が悪い、転園しなきゃ良かった」と先日相談を受けました。区立ではなく、法人の認可園だったので、「本社に言えば?」って返したけど、「匿名だと信憑性がないので名乗った場合、子どもにつらく当たられては困る」というので、様子を見つつ転園を考えることに落ち着きました。区の保育課なら「名前を園には伝えてほしくない」と言えば、対応すると思うので、子どもを守りたいならどんどん動いた方がいいと思います。

 今月は遠足(衾の森こども園)、ハロウィン(両園)、健康診断(両園)があるから忙しいです。遠足は電車で上野動物園へ行きます。健脚の衾キッズは、1歳3カ月でもまったく心配ナシですよ。1日2回散歩しているからね。ただ、10月入園の園児に関しては、やんわーり「ちょっと無理かな、来年行こうね!」と伝えました。継続は力なりです!

角川慶子(かどかわ・けいこ)
1973年、東京都生まれ。「角川春樹事務所」会長・角川春樹氏の長女。自身も元アイドルという異色の肩書きに加えて、ビジュアル系バンド好きで、元バンギャルの”鬼畜ライター”としても活躍。2011年9月に認可外保育園「駒沢の森こども園」、16年4月からは派遣ベビーシッター「森のナーサリー」、17年4月に認可外保育園「衾の森こども園」をオープンさせる。家庭では9歳の愛娘の子育てに奮闘中。

「お受験対策できるベビーシッター」として雑誌掲載、「VERY」ママから勘違いの問い合わせが!?

 娘の小学校の新学期が始まり、いつもの日常が戻ってきました。朝の5時半起き生活です(遅寝が戻らず、二度寝しますが……)。夏休みの間、宿題以外にこれといった取り組みはなく、友達の家に泊まる&婿の実家へ1人で電車に乗って泊まりに行くぐらいが成長かなといった感じです。あ、横には成長し、現在ダイエット中です。

 新学期早々の保護者会では、うちの娘同様「夏休み太った」という声もちらほら聞こえてきました。学校に行けばドッチボールしたり、鬼ごっこしたり、自然にエネルギーを消費していますよね。プラス電車とバスの通学のため、最寄りのバス停から教室に着くまで考えると20分以上歩くので、往復考えると1日のカロリー消費は結構なものになります。それが夏休みだと、フリードリンク、フリーフード、運動は家と塾の往復のみ。たまのクロスフィットは何の足しにもなりません。学校が始まったので痩せるとは思いますが、まだまだおぼこなので、本人はさほど危機感はないようです。

■ベビーシッター特集に掲載されたら……?

 現在発売中のファッション誌「VERY」2017年10月号(光文社)に、「預けている間にお受験対策できるベビーシッター」として載ったのですが、その記事を見た人の中に大きな勘違いをしていた方がいたので、そのお話をしたいと思います。森のナーサリーは、ベビーシッターの会社で、あくまでもメインは「子守」です。トライアル以外は、稀に保護者が在宅している中で、お子様をお預かりしていることがありますが、基本は留守中の子守。トライアルは、定期のシッターを探している人に、何人かシッターを見てもらう際に、お試しで2時間シッティングし、判断していただきます。ずっと横で見る方もいれば、最初と最後合わせて30分くらい見て、あとはお子様に話を聞いて判断される方が多いです。

 「VERY」の誌面は、シッター会社がいくつか出ていて、家庭教師や幼児教室の類は載っていないので、これは「ベビーシッター特集」だと誰もがわかる内容でした。ですが、いつも通り連絡のやりとりをしていると、話が噛み合いません。「最低利用時間が3時間になっています」と伝えると「面接練習を3時間もしたら、飽きちゃうと思います」と返信がきたり……。「ベビーシッターですので、お預かりの間にお受験対策をするサービスを行っています」と書いたら、その後、返信がなかったので、初めてそこで「家庭教師じゃないこと」に気づいたのだと思います。3時間もの間、横でずっと見ているつもりだったのでしょうか? その時間あれば、幼児教室で面接練習をすればいいのに! と叫びたくなりました。

 ペーパーや指示制作、読み聞かせ、面接練習も行いますが、あくまでも“子守の合間に”です。お受験対策の基本は、お仕事をされているご家庭で、保育園との兼用です。専業主婦なら時間があるはずなので、わざわざシッターさんに頼まなくても、お母さんが行ったり、プロのいるお教室へ連れて行けばいいのでは? と思います。シッターを利用する方の7割は専業主婦で、リフレッシュや自分の時間の確保のために使います。それはよーくわかるし、大賛成なのですが、今回はズレてましたね(笑)。

 在宅で思い出しましたが、シッターの中に「保護者在宅でのシッティングは嫌」「なるべく0歳児」「保育補助やグループシッティングは嫌」という人がいます。保護者在宅は確かに疲れますが、「なるべく0歳児」には“?”です。有資格者だったのですが、0歳はシッティングの内容を保護者に話さないので、適当にできると思っているのかもしれません。0歳児は軽いので抱っこしやすい、2歳児みたいに走り回らないので、むしろ安全と思っているのかも。

 私は全年齢対応でシッティングしていますが、0歳は緊張します。寝ていても気を張りますよ! 保育補助やグループシッティングがダメな人も、ほかのシッターと比べられてしまう、動けないのが目立ってしまうので嫌がるのだと思います。派遣エリア以外のNGを言う人は要注意人物かもしれません。

角川慶子(かどかわ・けいこ)
1973年、東京都生まれ。「角川春樹事務所」会長・角川春樹氏の長女。自身も元アイドルという異色の肩書きに加えて、ビジュアル系バンド好きで、元バンギャルの”鬼畜ライター”としても活躍。2011年9月に認可外保育園「駒沢の森こども園」、16年4月からは派遣ベビーシッター「森のナーサリー」、17年4月に認可外保育園「衾の森こども園」をオープンさせる。家庭では9歳の愛娘の子育てに奮闘中。

「難関中学受験向きの私立小を受ける」保育園経営者が語る、“お受験トレンド”とは?

 

 まもなく私立小に通う娘の夏休みが終了し、9月4日から新学期がスタートします。始業式って9月1日と思いきや(昭和世代)、いまどきは8月28日から新学期の学校が多いのだとか。世の中、ゆとり教育はとっくに終了し、静岡県のとある学校では、来年度から土日祝を除くと16日しか夏休みがなくなるというニュースも。どっちがいいのかわかりませんが、うちの場合は早起き+弁当の学校なので、ゆるく過ごせる夏休みは親子で助かります。

 娘なんて学校のない時期はトドみたいな生活を送っているせいか、なかなかの太めボディ(笑)。学校の健康診断で引っかかるほどではないのですが、異性には無縁です。親からすると丸くて温かくて、柔らかくて可愛いですけどね。ここにきて、やっと洗顔フォームを使って顔を洗うことを覚えたレベルです。

 彼女がこの夏休みに率先してやったことは、マンガ『NARUTO‐ナルト‐』(集英社)を全巻(70巻強)読んだこと、自由研究の「伊達政宗につながる自分のルーツ」のための下調べという名の旅行ぐらいでした。朝の通勤時間帯と重なるSAPIXの夏期講習軍団を見ると、小学校受験で頑張らせてよかったなと思います。娘の学校に外部受験で超難関校(麻布や開成)を狙うクラスメイトがいますが、落ちても戻れるので、公立の子よりはストレスが少なそうです。

■慶應や早実は逆に中学受験しづらい

 最近は中学受験するなら私立小からという流れがあり、洗足学園小、トキワ松学園小(特に男子)、都市大付属小は、中学受験するために過ごす小学校として人気があります。逆に慶應幼稚舎や慶應横浜初等部、早実初等部、青山学院初等部などに入ると、エスカレーターで中学に上がる子が一般的なので、中学からしかない難関進学校(桜蔭、女子学院、麻布、開成など)へは頭がよくても環境として受験しづらいんです。そのため、あえて小学校で中学受験向きの私立を選択します。

 実は先日、駒沢の森こどもの園のママと面談をしていたら、「自分が中学受験(難関校)をしたので、息子にも中学受験をさせたい。なので、中学受験に向いている私立小へ行きたい」とのことでした。中学受験を通し人間として成長したらしく、息子ちゃんにも経験させたいそうです。ママはやはり難関校へ受かるには、公立小よりも勉強環境が整っている私立小がいいと判断されたようです。私も同感ですよ!

 公立小は、勉強に対するお子様や保護者の意識がさまざま。前にお預かりしていた、公立小のお子様が宿題をやっているところを見て愕然としました。消しゴムを使わない、漢字の点やはらい、止めは無視。先生は注意をしていないそうです。あまりにひどかったので、お節介と思いましたがお母様に連絡をしたら、「なんとなく形を覚えてくれればいい」と言われクラクラしました。こうした子もいる状況の中で「自分は自分」と、孤高の人として中学受験をするのは本当に難しいです。子どもってラクな方に流れるので、足を引っ張られるかもしれません。まー、これは頭のよい子が陥る悩み+そこそこいい中学に行ってほしいと思う保護者の悩みなので、何を基準にするかはご家庭次第ですが……。

 うちの場合は、このママとは違って、私が中学受験で失敗したので、遊ぶ誘惑の少ない小学校受験でと考えました(なので、いまお受験保育園やってます!)。ちなみに、幼稚園から附属に入るには、そもそも募集する学校が少ない、あっても募集人数が少ないので、合格する子は縁故が多く不利。共働きなので、幼稚園受験は選択肢としてありませんでした。附属以外の幼稚園は、保育園からでも名門私立小へ合格する時代に、わざわざ行かせようとは思わなかったですね。

 エスカレーターでのんびり過ごすのも、中学受験するのも、小学校受験のメリットなんだと思います。いまは、今年度お受験の“こまもりーず”のことと、自分の筋トレのことで頭がいっぱいです(笑)。

角川慶子(かどかわ・けいこ)
1973年、東京都生まれ。「角川春樹事務所」会長・角川春樹氏の長女。自身も元アイドルという異色の肩書きに加えて、ビジュアル系バンド好きで、元バンギャルの”鬼畜ライター”としても活躍。2011年9月に認可外保育園「駒沢の森こども園」、16年4月からは派遣ベビーシッター「森のナーサリー」、17年4月に認可外保育園「衾の森こども園」をオープンさせる。家庭では9歳の愛娘の子育てに奮闘中。

不健康バンギャルが保育園経営、夏休みは子ども優先でアウトドア!? 人は変わるものです

 夏休み真っ最中ですね。経営している保育園「駒沢の森こども園」と「衾の森こども園」はお盆だと預かりが極端に減るので、大掃除をしたり、普段できないことを行っています。私も保育園の営業に合わせ、毎年カレンダー通りのお休みです。金曜日に早帰りして土日で旅行へ行く計画はありますが、基本休みなく週5日勤務です。ベビーシッター事業部の「森のナーサリー」が365日24時間営業(電話受付業務は平日午前9~午後5時)なので、お休みであっても派遣したシッターさんが無事入室したか退室したかは、チェックしています。なので、休みでも休みではないですよね。よく、「お休み中は会社のメールを見ない」という人がいますが、私にはとてもできないですよ。そんなに心が強くないです(笑)。

 そんな少ないお休みの中であっても、小学生の娘がいると、いろいろ連れていかないといけません。婿と手分けして、平日できることは平日に済ます工夫をしました。

読売ランドのプール……婿の都合がつく平日に、娘の友達も連れて行きました。
スカイツリー コロコロコミックのイベント……私が仕事を午後2時で切り上げ、経営する「衾の森こども園」最寄駅で娘と待ち合わせ
リーボッククロスフィット(週1のジム)……西麻布の現地で婿が待ち合わせ
歯医者(不定期)……経営する保育園近くのこども歯科に変え、最寄駅で待ち合わせ

 土・日は、娘の友達家族と埼玉の長瀞でラフティング+BBQをしたり、仙台へ行ったり、金曜日の夜からUSJへ行ったり……親の行きたい場所ではなく、全て子ども優先の内容です。

 書き並べていると、自宅から西麻布まで来てもらっての待ち合わせや、職場の最寄駅で待ち合わせができるようになったので、低学年の時とはまったく違うなと思いましたね。電車通学の成果なのでしょうか。確かに電車通学は、人身事故で電車が止まり、入場制限で改札へ入れないなんてこともあり、いろいろな経験を3年半で学びました。今回、小田急線で藤沢にある祖父の家に1人で行ったのですが、まったく問題はありませんでした。特に帰りは、待ち合わせの「成城学園」には止まらない電車だと本人が車内アナウンスで気づき、途中下車して乗り換えをしたそうです。

 今年の夏は、子どもがいなかったら絶対にやらない、川遊びをしました。そもそもアウトドアBBQなんて人生初だし、何を食べたかより、日焼けやシミの方が気になりましたが、子どもの存在によって世の中に順応できる部分があることに驚きです。昼頃起きて、夜中3時過ぎに寝るような生活、爆音で音楽を聞いて、ライブに行って、盤麺(編集部註・バンドのメンバー)と遊んで……不健康な生活から一転して、健全すぎる保育園を経営して、筋トレして、早起きして、別の人の人生を歩いているような感覚です。

 そういえば友達の盤麺がインターナショナルスクールで役員をすることになったのですが、人も変化して(変化しない人の方がロックで価値高い気が 笑)いるのだと気づきましたよ。自分がどこへ向かっているのか正直わかりませんが(笑)、とにかくお受験まであと2カ月ちょっと! “こまもりーず”受験生の指示制作を頑張ります。

 最近、お教室でも家庭でも保育園でも毎日何度も指示制作を行っているせいか、妙な手抜きをする子どもがいて、「丁寧に」と注意しても、さっさと終わらせる傾向になって困っています。「えー、やるの?」と口応えする子もいるので、恐らくやりすぎなのかと思います。でも、あと2カ月! 子どもに嫌われようと、できるまで何度でも根気よく続けますよ。

 娘の夏休みも残りあと2週間ちょっと。年齢を考えると、親を慕ってくれる最後の夏休みになるかもしれないので、思いっきりこの感覚を味わいます。早く自分が安心したくて、娘をしっかり者に育ててきましたが、ここにきて、「このまま止まってほしい」とも思ったりします。

角川慶子(かどかわ・けいこ)
1973年、東京都生まれ。「角川春樹事務所」会長・角川春樹氏の長女。自身も元アイドルという異色の肩書きに加えて、ビジュアル系バンド好きで、元バンギャルの”鬼畜ライター”としても活躍。2011年9月に認可外保育園「駒沢の森こども園」、16年4月からは派遣ベビーシッター「森のナーサリー」、17年4月に認可外保育園「衾の森こども園」をオープンさせる。家庭では9歳の愛娘の子育てに奮闘中。

小4の娘への「性教育」どうする? 子育てはだいぶラクになったけど別の心配が……

 娘が夏休みに入り、5時半起き生活から解放されました。小学4年生になり、夏休みの過ごし方をそれほど考えなくてよくなったので、だいぶラクです。というか、4年生で学童へ行っても、来ている子のほとんどは1~ 2年生で、公立の4年生は塾の夏期講習へ行っている、もしくは家や図書館で過ごすため、同級生や上級生がいないのです。なので、娘の学校の友達は、誰も学童に行っていない状況です。

 娘や友達(ワーママのお子様)は、何をしているかというと、個別指導塾へゆるく通っています。うちの娘のスケジュールは、

午前フリー(親が仕事に出てから、クイックルワイパーで拭き掃除、洗濯干し、ワンコにおやつ等のお手伝いをする時間)、午後は塾の最寄り駅ビルで昼食購入→塾で食事→授業もしくは自習室利用→友達のマンションロビーでDS→帰宅→洗濯物取り込み→ごはんを炊く→親帰宅

というスケジュールです。娘の用事、私の用事に合わせて、経営する保育園へ一緒に出勤したり、または保育園から1人で帰宅したり、いろいろとできるようになりました。ぐっと大人になってきているので、そろそろ違う心配が始まっています。

 私の子どもの頃は、性教育は男女別、めしべおしべ的なよくわからない例えで行われていました。私立共学校である娘の学校では、小4春に男女一緒でお話があり、男子には「女子はこんなに大変なので(生理のことを指しているらしい)、サポートするように」とお話があったそうです。女子校の中には、ユニ・チャームなどから商品サンプル配布があるところもあり、私立校によってさまざまな性教育を行っているとのこと。

 家庭でも、少し性教育を行っていて、“避妊をしないで好き好き(正しくはまだ理解していない)をすると、赤ちゃんができる”などの話をしています。避妊については、ドラッグストアで本人が気になった箱が「種ふさぎ」であること、男が装着するものだとか、そんな話です。

 スカートの丈もあんまり短いのは、はかせないようにしているし、思春期を迎えるにあたって親も不安です。急に母親と衝突したり、父親を毛嫌いしたり、個人差はありますが反抗期もあります。同じ学校に通う中1の娘の友達は、LINEやインスタもすでにやっていて、話を聞くと、ほとんどの友達がスマホを持っているそうです。

 いまは、「SNSは全部禁止!」と娘に言っていますが、実際に娘が中1になった時、いまと同じように禁止にできるかわかりません。「うちはうち」で突き通す予定だけど、それで友達に無視されたりしないか心配です。

 保育園は夏祭りも終わり、いまは落ち着いています。ですが、お受験まであと2カ月半。毎日「指示制作」(前回のコラム参照)の特訓を行っています。お教室でも夏期講習をしているので、お教室から登園してきたり、保育園からお教室に行ったり、この時期ならではの動きですね。

 お教室へ連れて行くときは(保育園と併せてベビーシッター事業部 森のナーサリー利用)、モチベーションが上がるようなお話をしたり、とにかく楽しくなるよう、こちらも気を使っています。逆にお教室帰りで登園してくる子は、抜け殻のようになっているので、早く休ませます。保育園を第二の家だと思ってもらえるよう、リラックスできる環境作りに務めています。

 最近、何人かまとめて指示制作をすると(申し込みがない子でも参加したがるので、参加させています)、途中で「できるできる」「やったことがある」「知ってる」などの私語を話しだす子が出てくるのですが、ほかの子が「そんなこと話したら落ちるよ」と言うようになりました。ここにきて、子どもたちもお受験を自覚するようになってきたようです。“こまもりーず”頑張って!

角川慶子(かどかわ・けいこ)
1973年、東京都生まれ。「角川春樹事務所」会長・角川春樹氏の長女。自身も元アイドルという異色の肩書きに加えて、ビジュアル系バンド好きで、元バンギャルの”鬼畜ライター”としても活躍。2011年9月に認可外保育園「駒沢の森こども園」、16年4月からは派遣ベビーシッター「森のナーサリー」、17年4月に認可外保育園「衾の森こども園」をオープンさせる。家庭では9歳の愛娘の子育てに奮闘中。