お受験はブランドに惑わされないで! 通学に1時間半かかる私立小を選んだワケ

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入学式。お受験服+コサージュだけじゃ地味もいいところでした。とはいえ、学校によって差が出るところなので、無難にして様子見が一番です!

 我が子が小学校入学! 朝5時20分に起きてお弁当作り、娘は婿と6時15分に家を出て、1時間半(急行使用)かけて登校します。帰りは私が学校まで迎えに行きます。通学時間は負担ですが、娘は毎日「楽しかった!」と言って帰ってくるので、肉体的な負担より精神的な満足感が上回っているのかなと感じています。

 私も夜10時半には寝る生活で、超真面目な日々。寝る前に10歳下の盤麺(バンドのメンバー)のツイートを見るのが関の山で、遊びに行くなんて肉体的、精神的に無理になってきました。こうなったら娘をV系(ヴィジュアル系)好きにするしかないのかも(笑)。娘は音楽的にはシドが好きみたい(「レイン」という楽曲がアニメ『鋼の錬金術師』のオープニングテーマだったから)ですが、先日、私が好きな盤麺の画像を見せたら「結構かっこいいじゃん、ライブ行こうよ」とは言ってましたが……。

母が経営する保育園に通うのは、育児にマイナス? これまでの葛藤を振り返る

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新居の地鎮祭の様子。今は仮住まい生活。狭くて体をぶつけてばかりです。こんな狭いところに住んだのは人生初。仮住まいに払う家賃はもったいないですからね

 いよいよ新年度、そして4月4日金曜日から娘が小学生になりました。娘のために作った保育園を娘は卒園したのですが、保育園を作ったことが本当に娘のためになったかというと、よくわかりません。確かに安全で清潔な場所、産地のわかる食材、おいしいランチ、運動、知育……どれを取っても、こんなにやってくれる保育園はありませんが、幼稚園やほかの保育園に預けず、何時間も母親と同じ空間にいるわけで、特殊な環境になってしまった気がします。決して母子分離ができていないわけではなく、娘は複雑なお使いやお留守番もこなし、格闘家ニコラス・ぺタス「ザ・スピリット・ジム」に行っても、「押忍!」と言って小学生ばかりの輪に楽しそうに入ります。

■「ほかの子の靴は履かせないで!」と叫ぶ娘

 今まで触れませんでしたが、この特殊な環境について、お受験で学校側にどう思われるかも心配でした。保育園出身で合格するのは、前例がたくさんありますし、お教室の先生も「心配ない」と言っていたのですが、家業が保育園でそこに登園しているというケースは前例がありませんし、学校側からすると「教育に口を出しそうで面倒」「やっかいだから避けよう」と思われるのではないかと。面接のあった学校は全校、願書を見ながら「お母様の経営されている保育園に現在通っているのですよね?」と確認&質問があり、想定内だったとはいえ、お受験を本気で考えるようになってから、大きな不安要素となっていました。

園長制度廃止で、保護者もスタッフもより安心できる保育園に!

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保育園での誕生会の写真です。もう今回で終わりなんて泣けてきます

 今春はいつもの年と違い、娘が4月から小学校に入学し慌ただしくなるので、やれることはすべて3月中に行っています。時短勤務になるため、園の取材やテレビ収録など今のうちにやらないと対応できなくなることが多くなる予感です。小学校の最初の1週間は学校まで送り迎えしなければならないし、その後も慣れるまで乗り換え駅で待っていないと子どもが不安がるし、「いつまでに慣れる」という保証がないので、とにかく働く環境を整えていないと、やるべき仕事を放りだして子どもの待つ駅に走ることになりかねません。ああ、こんな時、お迎えシッターがいればいいのにね(笑)。

 取材対応などと並行してスタッフの採用を行っているのですが、面接以外に子どもと1時間半ぐらい接してもらって様子を見ることにしています。意外ですが、「子どもが怖がるかな?」と思う人に子どもがなついたり、その反対もあったりで、とてもおもしろいですよ。採用は私と保育士、子どもたちで決めています。子どもは素直だから、「暗いからヤダ!」などとはっきり言ってくれるので、わかりやすいです。まー、子どもは人のオーラが見えるので、無意識に霊視をしているようなものですから、私が「この人、邪気が憑いてるわ」と言わなくても、子どもが何かを察知して「イヤ」と言ってくれます。どんなに仕事ができても、子どもに嫌われたらおしまいなのが保育園スタッフというもの。子どもに好かれる人は、やっぱりオーラもキレイです。

働くママの強い味方! 娘の入学準備はアウトソーシングとお名前シールで乗り切る

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持ち物に貼るだけでいい、お名前シール。働いているお母さんにとって、こうした便利なグッズは強い味方です

 前回も書きましたが、新居建設中のため来週に仮住まい先へ引っ越しをし、4月4日に入学式を迎えるのが角川家の予定なのですが、保育園も今が一番忙しい時です。4月から入園する子どもの事前面談(契約したのが1年以上前という方が多いので、直近の様子を知りたい)、4月以降、園児が増えるので、人材の募集と面接、園内のレイアウト変更による工事の打ち合わせ……。朝9時から17時半まで仕事をしても終わりません。

 しかも、今日は東京都の立入調査(監査)があったので、対応に追われていました。もちろん日々まじめに保育を行っているので、なにも指摘されることはなく、無事今回も終わりましたが、やっぱりドキドキです。基準を満たす優良施設だと消費税免除ですが、引っかかると払わないといけなくなります。重箱の隅をつつく調査員もいれば、安全で書類がすべて揃っていればOKという人もいて、どんな調査員が来るかはわかりませんからね。資格証の確認、賃金台帳、タイムカード、保護者との契約書、職員全員の健康診断書、調理スタッフの検便検査書、避難訓練の記録、防火計画、年2回の園児健康診断の記録、保育日誌、連絡帳……すべてさかのぼってチェックされます。

保育園経営者なのに評価は「鼻糞レベル」!? 高級住宅街の土地購入奮闘記

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これが購入した土地。これからはローン地獄。住宅ローンは子どもが生まれて、生活の見通しが立ってから組むのが正解です。ローン組んだ後に子どもができて、その上クビになったら笑えないですから

 昨年、お受験と仕事に追われつつ、実はもう1つ同時進行で行っていたことがありました。今まで目を背けていたことなのですが、気づけば母親も高齢です。父親は若い女と一昨年再婚したので、看る義務はありませんが、母親はひとり暮らし。私は結婚する前に31歳で世田谷区にマンションを購入したものの、奥歯にものが挟まったような気持ちで生活をしていました。母に同居をせがまれたわけではないですが、「そろそろ同居かな」と漠然と考えていたところ、娘が「おばあちゃんと住みたい!」「おうちの中に階段があるところに住みたい」と昨年6月頃に言いだして、同居のための土地探しが始まりました。

 一軒家を購入するなら、生まれ育った街で暮らしたいと思っていたので、狭いエリアで物件探しをしていたところ、同級生のお隣に土地を発見。しかも母親同士仲が良く、よく遊びに行っていた同級生なので、心配の近隣トラブルは起こらないと確信できます。建てたいハウスメーカーの建物が入る地形だし、高台のため晴れていれば富士山が見えるし……ですが、高台=崖地なので、擁壁だけで4,000万円の見積もり(マンション買えるよね)。高級住宅街なのでそれなりのお値段ですが、申し込みをすることにしました。

子どもの習い事で遭遇! 聞くに堪えない、富裕層ママの悪口や自慢話

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伊勢丹のスクールユニフォームコーナーは、有名私立合格者の幸せオーラでいっぱい

 先週、入学する小学校の第1回父母連絡会がありました。やはり日時は平日の13時半~16時という、子どもの預け先に困る時間帯に行われました。学校からのお便りには、「保護者向けの連絡会のため、やむを得ずお子様を連れてくる場合は保護者のそばにいるようお願いします」とのこと。受験と違い合否には関係がない問題ですが、大学院まである学校にこれからお世話になるのに、子どもを連れて行って、万が一子どもがバカ騒ぎでもしたら、しょっぱなから印象悪すぎです。

 うちは保育園なので、子どもがインフルエンザにならない限り預け先には困らないのですが、幼稚園児は祖父母にお迎えを頼むか、ママ友に頼むか、保育施設の一時利用しか方法はないですよね。もし自分が幼稚園児ママなら、ママ友に頼むのは気が引けます。子どもが有名校に合格したママなら寛容な気持ちになっているので、頼みやすいですが、希望校に合格しなかったママには頼み難いかも。

広尾はなぜ幼児だらけなのか? お受験の暗黙のルールが生み出すビジネス

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クリスマス会で、うちの保育園でアルバイトをしている月村麗華ちゃん率いるアイドルグループ「アリス十番」にライブをしてもらいました。女の子たちはアニメ『プリキュア』や『アイカツ!』の影響で、アイドルに憧れています

 あけましておめでとうございます。去年は保育園2周年、怒涛のお受験、日々の仕事……あっという間に過ぎていってしまいました。我が身のケアは無理やり時間を作って週1の加圧トレーニングと、忘れた頃にボトックス注射をするくらいで、健康管理もあまりできていません。食事もおいしいと感じて食べるというより、エサを食べているという感覚。ですが、「東京カレンダー」(東京カレンダー株式会社)などのグルメ雑誌を読むと、「おいしい店に行きたいな」という人間としての本能が残っているので、まだまだしぶとく生きられそうです(笑)。

 気がついたことなのですが、小学校受験はもちろんのこと、幼稚園お受験も「学校説明会の時子どもを誰に預けるか」という問題が浮上します。学校説明会は平日に行われることが多く、開始・終了時間も学校によってまちまち。専業主婦で子どもが幼稚園にいる間に行こうと思っても、お迎えの時間に間に合わない場合もあります。祖父母が近所に住んでいるならともかく、いない人も多いし、ママ友に頼むのも気が引けますよね。「どこの学校説明会に行くの?」と聞かれて、答えないわけにはいきませんから。学校説明会は両親とも参加したほうが学校側のウケもいいし、試験の際に面接で夫に質問されることも多いので、夫の練習の場としても学校説明会から両親で行ったほうが確実にいいです。そうなるとやっぱり、「子どもは誰がみるのか」が問題。

耳が聞こえなくなっても、がんと闘病中でも、我が子に小学校受験をさせたい理由

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お受験の発表には校内貼りだし、郵送、ネットがあり、親が一番ラクだったのはネットでした

 お受験戦争が落ち着いて、やっと日常を取り戻しました。保育園の保護者はこのコラムを読んでいるみたいで、「合格おめでとうございます。コラム読みました!」と声を掛けてくださることが多く、たいへんうれしいです(「合格おめでとう」よりコラムを読んでくれている事実がうれしいという意味)。読者の方には、私はお受験や保育園経営、タレント活動、ライター業……なんでもこなすへこたれない母親といった印象を持たれているかもしれませんが、受験はほんとにキツかったですよ。

 年中の夏に最初にお教室へ連れていったとき、我が子のできなさ加減にびっくりして卒倒。遅れを取り戻すために必死になりましたが、やり過ぎて子どもに負荷が掛かり、「受験やんない」と言われるのが怖く、さじ加減が大変でした。その頃、ストレスで耳管開放症という病気になり、耳が水の中にいるような潜水状態になってしまい、日常の会話も苦痛になっていました。耳が聞こえないせいで、自分の発音した声が変らしく、婿にも「今日は耳が聞こえないね」と言われる始末。それでも毎日仕事には行かないといけないし、具合が悪いことを悟られてはいけないと思い込んでいました。「耳が病気の人が経営する保育園なんて、安全でないと思われる。その原因がメンタルからくるものとなれば、なおさら……普通に話さなきゃ」と思い込むほど追い詰められていました。バカですよね。

母親同士の探り合いとは無縁でいられたけど……WMのお受験は日常生活が大切!

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受験が終わって2キロも太った娘。2週間保育園を休んでいたらトン子ちゃんになってしまいました。駒沢の森こども園は運動に力を入れてるからね!

 受験が終わって約1カ月。他のお母さんたちの情報が集まってきて、傾向がわかりおもしろくなってきました。母親が働きながらお受験対策をするのは、時間的、体力的に大変ですが可能でした。働いている角川家がお受験対策として日常生活の中で行っていたことを紹介したいと思います。

●平日の食事は全て手作り

 から揚げは肉を買ってきて、から揚げ粉をまぶし油で揚げました。いちいち面倒だったのですが、デパ地下での購入も一切やめました。案の定、面接で「お母さんの作る料理でなにが一番好き?」という質問が出て、「大根の味噌汁」と答え突破(笑)。「チキンナゲット」と答えた人は×でした。そのお母さんは面接対策としてシュウマイ作りを手伝わせていたのですが、受験に向かう電車の中で「終わったらマックのナゲットを食べようね」と話した直近の内容がお子さんにとって印象的だったのか、思わず「チキンナゲット」と答えたようです。ナゲットは、お店で買ってきたor冷凍食品と思われるからダメなのでしょうね。

お受験終了! 「働くママは不合格」「バーキンを持っていけば合格」はウソだった

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受験前日の保育園でハロウィンイベント。今年も親子でコスプレです。ドレスを特注したお子さんもいました(笑)

 1年半の準備期間を経て、やっとお受験が終了しました。複数校合格し、日本一お坊ちゃんお嬢さんの(成り上がりはいません)多い共学校に春から通うことになりました。今の感想は「疲れた」につきます。実は、受験直前の10月22日、公園でお友達が誤って石を落とし、その下で遊んでいた娘の指に石が当たり、右手人差し指を骨折してしまうという事故が起きたのでした。病院に連れて行った私は、待合室にいる時「もう受験は終わった」と絶望……。

 最初に行った病院は「骨折は固定」という考えだったので、夕方に超音波や電気を使って早く治す、スポーツ選手が多く通う病院をあらためて受診。翌日から毎日リハビリに通いました。受験する小学校は全校、絵画、はさみ、体操があるので、4日目からお教室に復帰し、左手やそのほかの指を使ってできるように特訓しました。娘自身「ぜったい受かる!」と言いながら、受験の前日までリハビリに行ってからお教室に通いました。