もはや指名買い! お土産の域を越えた地方の実力派コスメが熱い!


 日本の化粧品に飽き、目新しいものを求める女性たちの間で韓国コスメが大変なブームとなったのは記憶に新しい。しかし、日本と薬事法が異なる海外のコスメということもあり、配合成分が日本人の肌に合わなかったり、メーカーの情報が本当に正しい情報なのか確認しにくい、肌に何かあったときに問い合わせがしづらいというリスクが伴うことは、あまり知られていない。値段が安い、成分がおもしろい、パッケージがかわいい、はやっているからという理由で飛びつく女性が多いのが現状だ。

 日本にもまだまだ一般的には知られていない、個性的で優秀な商品がある。それが地方発の「ご当地コスメ」だ。それらは地元の特産品やアイデアで商品を開発しており、その良さを一度知ってしまうと「取り寄せてでも使いたい」と思ってしまう、まさに“はまるコスメ”。今回は、震災から2年がたった今、「きれいになって東北を応援しよう」という思いから、東北地方で頑張って化粧品開発をしているメーカーを紹介していきたい。開発秘話を取材すると、ドキュメンタリー番組ができてしまうのではないか、というほどの苦労と挫折があり、その末に生み出された商品には熱い思い入れを感じることができる。これをきっかけに、1人でも多くの女性が日本のコスメの良さを再発見し、自分に合った安心して使えるコスメと出会っていただけたらと思っている。

乾燥肌に「ウサギから絞った油」を塗る!? 女たちの度を越した珍美容法

usagi.jpg
「まじで言ってくれちゃってるわけ?」
Photo By popopopokokoko from Flickr

 「女とは美しくあるべし」という古来より続く考えに、取りつかれてしまった女たち――。「若くありたい」「美人になりたい」という女たちの思いは、いつしか度を越し、数々のあり得ない珍美容法を生み出した。今回は、まさに、美への執念の“結晶”ともいうべき、古今東西の珍美容法を紹介する。

■汚いはきれい、きれいは汚い!? 糞美容術

 一千年以上前から使用され、今でも美容業界で重宝されている美容品がある。商品としても出回り、かつての日本の美人たちにとっては、「売れ筋コスメ」として扱われたことも。

 その正体は「鶯の糞(うぐいすのふん)」……その名の通り、ウグイスのウンチである。日本では古来よりウグイスのさえずりをこよなく愛し、春を感じてきた。しかしそれだけではなく、その排泄物を利用してきたのだ。

 そういえば筆者の祖母も、まだ家庭でのウグイスの飼育が許されていた頃、祖父が竹製の鳥かごの中で飼っていたウグイスさまの糞を集め、日干しにしていたような……。「これで顔を洗うと美人になるのよ~」と言っていたが、子どもながらに「流石に鳥のウンチで顔を洗いたくないなぁ~」と思った。

 ちなみに今では鳥獣保護の法律により、国内のウグイスを含む野鳥は、捕ったり飼ったり食ったりすることが許されていない。また、海外のウグイス類もワシントン条約によって、日本には輸入できなくなっているのだという。

 しかし、糞商品はしっかり存在する。その仕組みとは近種の野鳥を適法に輸入し、業者で糞を生産しているのだとか。ということで、ウグイスの種類について調べてみると「スズメ目ウグイス科」と記されているのだが、その種類の鳥が豊富なこと豊富なこと。今、市販されている「鶯の糞」を名乗る製品は、「どの鳥やねん!?」というわけだ。いくら調べても、鳥の名前を特定することは不可ということだった。

 ところで、なぜウグイスの糞が「美」に役立つのだろうか。鳥は食生活により独特の糞をする。ウグイスの場合、好物は毛虫。毛虫を食べたウグイスは、胃や腸で強力な消化酵素を分泌し、食べた毛虫を消化するのだが、腸が短いため蛋白質や脂肪の分解酵素などが糞にたくさん含まれたまま排出されるとか。中でもリゾチームなどの、加水分解酵素が美白に効く成分なのだそうだ。「鶯の糞」の美容品は、現在パックや洗顔料などいろいろと販売中なので、そのスーパー糞の美白技をぜひ体験してみてほしい。

 そのほかにも、糞パワーは至るところでその力を発揮している。例えば、古来から漢方薬として用いられたり、インドでは今でも各種の動物の糞から医薬品や石けん、シャンプー、歯磨き粉などの衛生用品など、非常に幅広く利用されているとか。日本でも戦国時代に「馬糞治療」が存在していた(そういえば、海外の番組で、ゾウなどの動物の糞で髪を染めるという衝撃的なシーンを見たような思い出も)。

攻めだのアンチエイジングだの、美容に疲れた女の「コスメの墓場」

(C)安彦麻理絵

 早いもので、今年ももうあと残りわずか……「おんなの美容・総決算2012」。今年1年でまた、私は一体どんだけ化粧品を買い漁ったのだろう? こんな時、いつも私の頭をよぎるのは『あの金で何が買えたか』(小学館)という、村上龍の本のタイトルである。私が化粧品につぎ込んだ金で、ほかに何が買えたのだろうか……。そう考えると、「毎度毎度の己の愚かさ、学習能力のなさ」に、激しく悶絶してしまう。そして、頭をかきむしりながら「臭いものにフタ」をするわけである……。

 私の部屋はこんなふうに「なかったこと」にされた「コスメたちの墓場」と化している。そんなふうだから、己の人生をまっとうできなかったコスメたちの怨念に復讐されて、私はいつまでたってもブスのまんま。おんなの人生、こんなんでいいはずがない。私がもて遊んで、ほったらかしにしたコスメたちの呪怨を、年内中になんとか成仏させないと、これから「いい中年時代」を送る事は不可能である。そんなわけで、私はせっせと「最下層の女郎みたいになったコスメたち」(まるで、かたせ梨乃とか西川峰子みたいなコスメ)を、入浴剤がわりに使ったり、体中に塗りたくったりして消費してるわけである。

「塗るだけで小顔になる」女を惑わす“信ずる者は救われる”系コスメに迫る!

 化粧品売り場の片隅に陳列されている、定番のものとはちょっと違った、我の強そうな珍コスメ。そんな珍コスメを、「買うまではいかないけれど、なんだかとっても気になってるの」という皆さんに代わって、美容ライターがお試し&レビューしちゃいます!

 今回取り上げるのは、きゅっと引き締まった小顔を手に入れるためのアイテム。「小顔とか言って、結局は頭がい骨が小さいかどうかの問題なんでしょ?」と、人体の“そもそも論”を持ち出したくなる気持ちもわかります。しかし、実はあなたのそのデカ顔は、単にむくんでいるだけで、本当はあの安室奈美恵のような米粒フェイスかもしれないのです! まるで「君はまだ、自分自身の魅力に気づいてないだけだよ……」という、ジゴロの誘い文句みたいになってしまいましたが、早速、小顔コスメをご紹介していきたいと思います。

社畜のようなしぶとさに脱帽! 2~3日落ちない下まつげ専用マスカラとは

 化粧品売り場の片隅に陳列されている、定番のものとはちょっと違った、我の強そうな珍コスメ。そんな珍コスメを、「買うまではいかないけれど、なんだかとっても気になってるの」という皆さんに代わって、美容ライターがお試し&レビューしちゃいます!

 今回取り上げるのは、ぱっちり目元を作るためのアイテム。目元は人の視線を集めるところでありながら、皮膚が薄いために、最も老いが出やすい場所です。なんだったら、「顔面のデリケートゾーン」と言っても過言ではないでしょう。しかし逆に考えると、ぱっちり目元さえ手に入れれば、どんなに心根がババアじみていたとしても、人様の目には若々しく映るということ。「ババアこそ目元を攻めろ」をテーマに掲げ、珍コスメ3商品をご紹介します。

まるで優しい愛撫みたい……さびしい女の心を潤してくれる炭酸毛穴ケア!

 化粧品売り場の片隅に陳列されている、定番のものとはちょっと違った、我の強そうな珍コスメ。そんな珍コスメを、「買うまではいかないけれど、なんだかとっても気になってるの」という皆さんに代わって、美容ライターがお試し&レビューしちゃいます! まるで、「好みのタイプじゃなかったからスルーしてたけど、最近なんでか彼のことばっかり考えてる」と悩む友達を尻目に、飲み会帰りにさくっと気になる彼を味見するような背徳感に苛まれますが……。今回は、「毛穴ケア」珍コスメ3商品をご紹介!


■スケキヨ感満点! 「トマトックスブライトニングマスク」(TONYMOLY)

tomato.jpg

 にんじん、毒蛇、ミドリムシ、チョコレート、ナマコ……など、「とりあえず、体によさそうなものは、なんでも入れたれ!!」という節操のなさが際立つ、昨今の韓国コスメ界。またしても、「よさげ」な一品として、トマトが来日したようです。

 この「トマトックスブライトニングマスク」の使用方法は、洗顔後、顔全体にクリームを延ばしてマッサージをし、5~10分置いた後に、洗い流すというもの。毛穴の老廃物とすっきりおさらばでき、かつ美白効果もあるのだそうです。開封後、目を引いたのは、クリームの色と質感。「トマト」と謳っているぐらいだし、容器もそのものだし、薄赤いジェルを想像していたのですが、真っ白で濃厚なクリームなんです。それは顔に延ばしても変わらず、ふと鏡を見ると「犬神家の一族」のスケキヨが映っていました……。しかも、トマトの瑞々しさはほぼなく、すぐに乾燥してカピカピになってくるので、ますますオカルト感が増します。ムキになってマッサージをすると、肌を傷つけてしまうので、ほどほどにしておいた方が◎。

 そんな、予想に反してトマトのイメージを逆方向に突っ走るこのトマトコスメですが、洗い上がりはなかなかのもの。開きっぱなしで黒ずんでいた毛穴が、白くきゅっとしてるんです! しかも、肌全体のトーンが、顔色が悪いのではと思うほど明るくなっている! 白くなりすぎて、まさにスケキヨ状態。目に見えて違いが出るコスメは、テンションが上がりますよね。しかし、どうにもあの乾燥は気になるところ。敏感肌には程遠い、面の皮が厚いことに自信がある人は、使ってみるとよいかもしれません。

【珍コスメミシュラン採点表】★★★☆☆……トマトは食べた方がうまい。


■なんか、いけない気分になる 「炭酸毛穴マジック」(アイケイ)

tannsannkeanamagic.jpg

 炭酸のしゅわしゅわで、毛穴の汚れを根こそぎオフ……。風呂の排水溝をジャバで掃除するイメージが脳裏に浮かびます。……効きそう! ものすごく効きそう! マジックという名前よろしく、手品並みの効果を期待していまいます。

 「炭酸毛穴マジック」は、使いやすいジェルタイプ。洗顔後に鼻まわりに塗ると、1分も経たぬうちに、突如「しゅわしゅわ! パチパチ!」と、おっ始まります。その感覚は、まるで鼻を丹念に愛撫されているような……。恥ずかしながら、「ひぃ……あぁ、ああ…」という、阿呆のような声が漏れてしまいます。数分後、鼻まわりの騒ぎが落ち着く頃には、「なんか、いけないことをしているみたいだった」と、頬をうっすら赤らめていましたね! 残ったジェルを洗い流したら、すぐにあごや頬の毛穴多発地帯をしゅわしゅわ。やみつきになってしまいました。

 しかも、この炭酸毛穴マジックを使うと、その部分が赤ちゃんの肌みたいに柔らかくなるのもびっくり! 毛穴の開きや黒ずみが目に見えて消えはしませんが、感触がくったくたのやっわやわになるんです。誰にも触られず、かっちかちになっている心と肌をお持ちの人には、ぜひおススメです。

【珍コスメミシュラン採点表】★★★★☆……「悦」系コスメとします。


■使い出すまでが勝負! 「イオンペンセット (毛穴)」(ジャパンギャルズ)

ionpenset.jpg

 角質層深部まで美容成分を届けることができる、イオン美容器。高額で、手の出しにくいイメージが強いですが、ジャパンギャルズ「イオンペンセット (毛穴)」は、約2,000円というお手軽価格でGetできます! 洗顔後、毛穴用美容液の入った筆ペンに、「イオンプチモ」を取り付けて、気になる部分を約15秒ほどトリートメントをするというものです。

 早速、「イオン」とやらの威力を試してやろうと意気込んで、開封してみると……なんと電池が入っていない! このイオンペンを使うためには、「CR1216」という、どこの家庭にも置いてなさそうなマイナー系電池が必要だったのです。すぐに、コンビニや近所の個人経営の電気屋を回りましたが、そこでも取扱いなし。やっと、「CR1216」を手に入れられたのは、都心のドンキホーテでした。とんだシティー派コスメです。

 さて、肝心の使い心地なんですが、一言でいうと、わかりづらい。開いた毛穴にイオンペンで美容液をペトペト塗っても、肌がなんらかに刺激されている感覚もなく、汚れがどろどろ出てくるわけもなく、「本当に今、ぐんぐん美容成分が入っちゃてるわけ?」と不安になります。使用後は、まぁ確かに、つるつるしてはいますが。「彼が私のこと、本当に大切にしてくれてるのかわからない。愛されてるっていう、証が欲しい」みたいな心境ですかね。

 毎日せっせと使い続ければ、その効果を実感できるかもしれませんが、この美容液、なんと2ccしか入ってないんですよ……。涙3粒分くらい。面倒くさがりで欲張りな人には、向かないコスメかもしれませんね。

【珍コスメミシュラン採点表】★★☆☆☆……「美容やってる」感に乏しいのよね~


『新コスメの魔法(1) (講談社コミックスKiss (536巻)) [コミック]』


珍コスメ情報お待ちしてます


amazon_associate_logo.jpg

【この記事を読んだ人はこんな記事も読んでます】
日本で売るための秘策は韓国経由!? カタツムリコスメブームの裏側
見た目年齢を20代で止められるか? 急成長する遺伝子美容ビジネスの行方
アイメイクの最"進化系"! つけまの次は"描きま"がスゴイ!
赤外線の力でクマをサヨナラ! 「快傑シロくまくん」って知ってる?
二重の女子もよりデカ目に! 最強アイメイク「メザイク」が大ヒット中

商品選びだけが問題じゃない! 正しいシャンプーで小顔効果も!?

lueclat.jpg
リュクラ ザ シャンプー

 以前、「高額シャンプー」を中心にした現在のシャンプー市場について報じた。年間約4,400億円とも言われるシャンプー市場の中で注目を浴びている「ノンシリコン」「スカルプ」などの特徴と選び方について述べたが、ただ高額シャンプーを選べばいいというわけではなく、洗い方によっては小顔マッサージにもなるという情報を取材中にキャッチ。

 それなら単に洗うより、小顔になれる洗い方を知りたい! ということで、小顔になれるシャンプーメソッド「フェイスリフトアップシャンプー」を考案した、シャンプーブランド「リュクラ」の広報でシャンプーアドバイザーの尾崎幸子さんにお話を伺った。

夜更けの顔に「ギョッ」とした! 加齢を感じる肌は美容液でレスキュー

makeup01.jpg
Photo by wbyeats from Flickr

 美魔女ブームによりアンチエイジングが礼賛されている昨今。「実年齢より若く見えたい」という女性の心をつかむべく、コスメに美容法、ボディシェイプに食事にまでアンチエイジングは広がっています。やればキレイになるかもと思いつつ、美容に励む時間もお金もなく横目で通りすぎるだけの日々……そして、深夜にふと鏡に映った自分の顔をみてあまりの“老け顔”にギョッとする、こんな体験をした方も少なくないですよね。

日本で売るための秘策は韓国経由!? カタツムリコスメブームの裏側

escargot.jpg
Photo by mobilechach from Flickr

 「カタツムリの粘液」がアンチ・エイジングや肌の再生化に効果的だと美容界では小さなブームを起こしている。2年ほど前に最新の韓国コスメとして紹介されてから少しずつ浸透し、昨年は国産のメーカーからも数ブランドが発売された。耳にしたことがある人も多いのではないだろうか? 今や一番注目の化粧品原料だといってもいい。

見た目年齢を20代で止められるか? 急成長する遺伝子美容ビジネスの行方

genifique.jpg
ランコム「ジェニフィック」から
遺伝子コスメのブームが始まった

 昨今のコスメ業界でのビッグヒットといえば、なんといってもランコムの「ジェニフィック」である。これはいわゆる"遺伝子"に着目した美容液(導入液)で、2009年に発売して以来、同ブランド史上No .1の売り上げ・リピート率を記録、昨年はNHKの経済番組『Bizスポ』で取り上げられるなどしている。この勢いは今年も続きそうだ。遺伝子コスメというと、その後もエスティローダー、シスレーなどさまざまな化粧品会社から発売されるに至っている。今年に入ってからもノエビアやディオールから遺伝子研究に着目した美容液が発売された。