ダイソーとSK-IIの人気「日焼け止めアイテム」を比較! 100円と1万円弱でUVカット効果に差は?

 紫外線が光老化の原因となり、シミ・くすみ・シワ・たるみにつながることが広く知られる昨今、一昔前に比べ「1年中UVケアをしている」という人も増えてきた。そこまで徹底していなくても、夏は「日焼け止めを塗る」「日傘を差す」のが当たり前となり、今の時期、ドラッグストアや化粧品売り場には、さまざまな日焼け止めが並んでいる状況だ。

 そんな中、気になるのが、日焼け止めの“価格”についてだ。「紫外線を防ぐ」という目的は同じにもかかわらず、100円台のものから数万円のものまで展開されているが、価格によって紫外線のカット効果に違いはあるのか? 今回、化粧品検定一級で化粧品開発の経験を持つ安藤美和子氏(「アンチエイジングの神様」)に話を聞いた。

「紫外線吸収剤」と「紫外線散乱剤」は何が違う? 価格に影響?

――日焼け止めには、安価なものから高価なものまで、価格帯が幅広いのですが、その理由はどこにあるのでしょうか。

安藤美和子氏(以下、安藤) 同じ紫外線カットの成分が配合されていても、配合量やそれ以外の成分や処方次第で効果の持続性や肌への優しさが変わってきます。値段の安い日焼け止めは、シンプルにその場の日焼けを防止する機能のみです(肌への優しさは最低限度で、UVカット効果を優先しているものが多い)。一方、値段の高い日焼け止めは、肌への負担を最小限に抑えながら日焼けを防止し、さらに抗炎症や保湿など肌トラブルを防ぐ機能をもったものが多くあります。その分、値段に差が出ます。

――紫外線をカットする成分には、「紫外線吸収剤」と「紫外線散乱剤」があると聞きますが、それぞれどのようなものですか。価格にも影響するのでしょうか。

安藤 それぞれの特徴は以下の通りです。

紫外線吸収剤……紫外線を肌に一旦吸収し、化学反応で紫外線を別のものに変える働きをします。紫外線カット力は高いものの、化学反応によって炎症が起きることもあり、敏感肌、赤ちゃんなど肌が弱い人が長時間使うとかゆくなったり、チクチクしたり、赤みが出たりします。メトキシケイヒ酸エチルヘキシル、t-ブチルメトキシジベンゾイルメタン、サリチル酸エチルヘキシル、オキシベンゾンなどが使われ、ウォータープルーフのものだと専用クレンジングが必要な場合もあります。

紫外線散乱剤……紫外線散乱剤は、細かいパウダーが肌表面を覆い尽くし、紫外線を跳ね返すイメージです。天然鉱物を原料にしているので、”ノンケミカル”とも言われ、紫外線吸収剤と比べるとUVカット効果はやや落ちます。かつては白浮きが目立ったり、肌にまとわりつく感じが強いものがほとんどでしたが、パウダーが細粒化しているので、ずいぶん使いやすくなっています。酸化チタンや酸化亜鉛、タルクなどが使われています。専用クレンジングは不要で、石鹸や通常のクレンジング剤で洗い流すことができるのが特徴です。

 違いに関してですが、簡単に言うと、ベタベタしない、サラッとした日焼け止めは紫外線吸収剤をメインに作られています。紫外線散乱剤をメインにした日焼け止めも年々改良されていますが、伸びが悪かったり、白浮きや軋み感のあるものが多い印象です。

 また、価格への影響ですが、高い方から「紫外線散乱剤のみ>紫外線吸収剤+紫外線散乱剤>紫外線吸収剤」といった価格帯の違いがあります。紫外線散乱剤はテクスチャーや効果の持続性を高めコストがかかるので、紫外線吸収剤の日焼け止めよりも価格は高くなりがちです。

――では、同じ日焼け止めアイテムであるダイソー「UVウォータリージェルクリーム/SPF50+ PA++++」(100円)とSK-II「アトモスフィア CC クリーム SPF50/PA++++」(8,500円)を例に、その成分を比較するとどうでしょうか。

安藤 どちらも紫外線吸収剤が配合されていますが、ダイソーの方が紫外線吸収剤の種類、配合量が多く、また添加物(安価な酸化防止成分や、界面活性剤<乳化剤>、ポリマー)も加えられているので、肌への負担が大きい(炎症が起きやすい状態でかゆみや赤み、チクチク刺すような痛みを感じること)と考えられます。ジェルタイプでみずみずしいので、それを感じにくいと思いますが、肌の水分を奪うエタノールが多く配合されているため、使用を続けることで少しずつ刺激に弱くなる可能性があります。

 SK-IIのCCクリームは、紫外線吸収剤だけでなく、紫外線散乱剤や肌表面の凸凹をきれいに見せる成分、さらにはSK-IIの代表成分「ガラクトミセス(保湿、エイジングケア成分)」や「ナイアシンアミド(美白)」などの美容成分が入っているのが特徴的です。それ以外にも、テクスチャーを良くするための成分なども入っており、紫外線ガードだけでなく、その後の肌ケアまでトータルでカバーしているイメージです。

――最も気になるのは、「値段によって紫外線をカットできる度合いが違うのではないか」という点です。SK-IIもダイソーも「SPF50/PA++++」ですが、やはりSK-IIの方が、日焼けしにくいということはありますか。

安藤 日焼け止め効果は、値段に関係なく数値SPF/PAの通りで、SPF50+であれば安くても高くてもその効果は期待できます。ただし、耐久性という意味合いでは、値段の高い方が最新技術(汗に強い、こすっても落ちにくい)をもとにつくられているので、日焼けしにくいでしょう。

――ということは、価格によって大きく異なるのは、「肌への負担」と考えられるのですね。

安藤 値段の高い方が保湿をはじめとしたスキンケア成分が多く配合されているので、肌に優しいと言えると思います。値段が安い日焼け止めの中には、「紫外線吸収剤フリー」などもありますが、紫外線吸収剤が使われていなくても、それ以外の添加物に刺激を感じやすい成分が入っている可能性もあるので、肌が敏感な人は安すぎる日焼け止めは避けた方が良いでしょう。

 今回、ダイソーの日焼け止めジェルとSK-IIのCCクリームを比較しましたが、確かに同じ成分が配合されてはいるものの、これらのアイテムは「日焼け止め」と「日焼け止め効果のあるCCクリーム」。金額差に影響が出ているのは、”UVカット効果”や”肌への優しさ”の違いによってというより、「アイテムによる処方の違い」によるところが大きいと考えています。

――値段の高い日焼け止め/値段が安い日焼け止めは、それぞれどのような人向けと言えるでしょうか。

安藤 値段の高い日焼け止め(5,000円以上、デパコス含む)は、テクスチャー、仕上がりの持続力、スキンケア効果が高いので、以下のような人におすすめです。
・日焼け止め独特のベタベタする感じやニオイが苦手な人
・日焼け止めしながらスキンケア効果も欲しい人
・日焼けしたあと、肌の戻りが悪くなったと感じる人
・日焼け止めを塗ると、夕方メイク崩れがひどい乾燥肌、インナードライ肌の人

 一方、値段の安い日焼け止め(ドラッグストアで買える2,000円以下)は、紫外線カット力が強く、ジェルやスプレーなど使いやすいタイプの日焼け止めが多いので、以下のような人におすすめです。
・ボディなど広い部位の日焼け止め対策
・みずみずしいジェルタイプの日焼け止めを好む人
・子どもと一緒に最低限の紫外線カットをしたい人
・汗をかいてこまめに塗り直しをする人
・日焼け止めで肌荒れしたことがない、肌が強い人

――最後に、値段は関係なく「肌の健康」を考えた際、日焼け止めを選ぶポイント/使う際のポイントをお教えください。

安藤 ポイントは3つあります。

・普段は「SPF30/PA+++」を使い、長時間外出の場合は「SPF50+/PA++++」
→海外ではSPF100といった日焼け止めもありますが、効果が高くなると、その分肌に与える負担も大きくなると考えましょう。長時間、外に出る場合は「SPF50/PA++++」、日中は室内だったり、洗濯干し、買い物の場合は「SPF30/PA++」でも十分です。

・惜しみなく使える価格帯
→日焼け止めは朝塗ったら塗り直しをしない人もいますが、そのままにしておくと日焼け止め効果が落ちるだけでなく、汗や皮脂と混ざり合い、ニキビや炎症の原因になります。高級な日焼け止めよりも、2,000円以下の日焼け止めを1日に3〜4回塗り直した方が日焼け止め効果はあります。惜しみなく使える値段のものを選びましょう。

・石鹸で落とせる
→専用クレンジングを必要とする日焼け止めの方が、効果の持続性も高いかもしれませんが、石鹸で落とせるものがいいでしょう。落ちたか落ちてないかわかりにくかったり、専用クレンジングが必要なほど強力な成分なので肌に残ると肌荒れする可能性もあるからです。

・SPF:UV-Bによる日焼けの影響を「どれくらい先延ばしにするか」の値のこと。最大(50+)で、数字が高ければ強力になるのではありません。一般的に紫外線を浴びて20分後くらいから日焼けしてしまいます。
例:SPF30=20分×30倍=6h、SPF50=20分×50倍=約12h

・PA:UV-Aによる日焼けの影響を「どれくらい先延ばしにするか」の値を+で示す。最大(++++)。UV-Aは曇りの日でも降り注いでおり、肌の奥まで浸透し、シワやたるみの原因となるもの。通常2〜3時間後に影響が出始めます。
+⇒2~4倍
++⇒4~8倍
+++⇒8~16倍
++++⇒16倍

安藤美和子(あんどう・みわこ)
化粧品開発の経験とネットワークを活かし、医師、エステティシャン、スポーツトレーナー、美容部員、美容師、など美と健康の専門家を組織化。「アンチエイジングの神様」サイトを立ち上げ、編集ディレクターを務める。サプリメントアドバイザー、化粧品検定一級の有資格者で、雑誌やWEBメディアへの寄稿も行う。

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ダイソーとSK-IIの人気「日焼け止めアイテム」を比較! 100円と1万円弱でUVカット効果に差は?

 紫外線が光老化の原因となり、シミ・くすみ・シワ・たるみにつながることが広く知られる昨今、一昔前に比べ「1年中UVケアをしている」という人も増えてきた。そこまで徹底していなくても、夏は「日焼け止めを塗る」「日傘を差す」のが当たり前となり、今の時期、ドラッグストアや化粧品売り場には、さまざまな日焼け止めが並んでいる状況だ。

 そんな中、気になるのが、日焼け止めの“価格”についてだ。「紫外線を防ぐ」という目的は同じにもかかわらず、100円台のものから数万円のものまで展開されているが、価格によって紫外線のカット効果に違いはあるのか? 今回、化粧品検定一級で化粧品開発の経験を持つ安藤美和子氏(「アンチエイジングの神様」)に話を聞いた。

「紫外線吸収剤」と「紫外線散乱剤」は何が違う? 価格に影響?

――日焼け止めには、安価なものから高価なものまで、価格帯が幅広いのですが、その理由はどこにあるのでしょうか。

安藤美和子氏(以下、安藤) 同じ紫外線カットの成分が配合されていても、配合量やそれ以外の成分や処方次第で効果の持続性や肌への優しさが変わってきます。値段の安い日焼け止めは、シンプルにその場の日焼けを防止する機能のみです(肌への優しさは最低限度で、UVカット効果を優先しているものが多い)。一方、値段の高い日焼け止めは、肌への負担を最小限に抑えながら日焼けを防止し、さらに抗炎症や保湿など肌トラブルを防ぐ機能をもったものが多くあります。その分、値段に差が出ます。

――紫外線をカットする成分には、「紫外線吸収剤」と「紫外線散乱剤」があると聞きますが、それぞれどのようなものですか。価格にも影響するのでしょうか。

安藤 それぞれの特徴は以下の通りです。

紫外線吸収剤……紫外線を肌に一旦吸収し、化学反応で紫外線を別のものに変える働きをします。紫外線カット力は高いものの、化学反応によって炎症が起きることもあり、敏感肌、赤ちゃんなど肌が弱い人が長時間使うとかゆくなったり、チクチクしたり、赤みが出たりします。メトキシケイヒ酸エチルヘキシル、t-ブチルメトキシジベンゾイルメタン、サリチル酸エチルヘキシル、オキシベンゾンなどが使われ、ウォータープルーフのものだと専用クレンジングが必要な場合もあります。

紫外線散乱剤……紫外線散乱剤は、細かいパウダーが肌表面を覆い尽くし、紫外線を跳ね返すイメージです。天然鉱物を原料にしているので、”ノンケミカル”とも言われ、紫外線吸収剤と比べるとUVカット効果はやや落ちます。かつては白浮きが目立ったり、肌にまとわりつく感じが強いものがほとんどでしたが、パウダーが細粒化しているので、ずいぶん使いやすくなっています。酸化チタンや酸化亜鉛、タルクなどが使われています。専用クレンジングは不要で、石鹸や通常のクレンジング剤で洗い流すことができるのが特徴です。

 違いに関してですが、簡単に言うと、ベタベタしない、サラッとした日焼け止めは紫外線吸収剤をメインに作られています。紫外線散乱剤をメインにした日焼け止めも年々改良されていますが、伸びが悪かったり、白浮きや軋み感のあるものが多い印象です。

 また、価格への影響ですが、高い方から「紫外線散乱剤のみ>紫外線吸収剤+紫外線散乱剤>紫外線吸収剤」といった価格帯の違いがあります。紫外線散乱剤はテクスチャーや効果の持続性を高めコストがかかるので、紫外線吸収剤の日焼け止めよりも価格は高くなりがちです。

――では、同じ日焼け止めアイテムであるダイソー「UVウォータリージェルクリーム/SPF50+ PA++++」(100円)とSK-II「アトモスフィア CC クリーム SPF50/PA++++」(8,500円)を例に、その成分を比較するとどうでしょうか。

安藤 どちらも紫外線吸収剤が配合されていますが、ダイソーの方が紫外線吸収剤の種類、配合量が多く、また添加物(安価な酸化防止成分や、界面活性剤<乳化剤>、ポリマー)も加えられているので、肌への負担が大きい(炎症が起きやすい状態でかゆみや赤み、チクチク刺すような痛みを感じること)と考えられます。ジェルタイプでみずみずしいので、それを感じにくいと思いますが、肌の水分を奪うエタノールが多く配合されているため、使用を続けることで少しずつ刺激に弱くなる可能性があります。

 SK-IIのCCクリームは、紫外線吸収剤だけでなく、紫外線散乱剤や肌表面の凸凹をきれいに見せる成分、さらにはSK-IIの代表成分「ガラクトミセス(保湿、エイジングケア成分)」や「ナイアシンアミド(美白)」などの美容成分が入っているのが特徴的です。それ以外にも、テクスチャーを良くするための成分なども入っており、紫外線ガードだけでなく、その後の肌ケアまでトータルでカバーしているイメージです。

――最も気になるのは、「値段によって紫外線をカットできる度合いが違うのではないか」という点です。SK-IIもダイソーも「SPF50/PA++++」ですが、やはりSK-IIの方が、日焼けしにくいということはありますか。

安藤 日焼け止め効果は、値段に関係なく数値SPF/PAの通りで、SPF50+であれば安くても高くてもその効果は期待できます。ただし、耐久性という意味合いでは、値段の高い方が最新技術(汗に強い、こすっても落ちにくい)をもとにつくられているので、日焼けしにくいでしょう。

――ということは、価格によって大きく異なるのは、「肌への負担」と考えられるのですね。

安藤 値段の高い方が保湿をはじめとしたスキンケア成分が多く配合されているので、肌に優しいと言えると思います。値段が安い日焼け止めの中には、「紫外線吸収剤フリー」などもありますが、紫外線吸収剤が使われていなくても、それ以外の添加物に刺激を感じやすい成分が入っている可能性もあるので、肌が敏感な人は安すぎる日焼け止めは避けた方が良いでしょう。

 今回、ダイソーの日焼け止めジェルとSK-IIのCCクリームを比較しましたが、確かに同じ成分が配合されてはいるものの、これらのアイテムは「日焼け止め」と「日焼け止め効果のあるCCクリーム」。金額差に影響が出ているのは、”UVカット効果”や”肌への優しさ”の違いによってというより、「アイテムによる処方の違い」によるところが大きいと考えています。

――値段の高い日焼け止め/値段が安い日焼け止めは、それぞれどのような人向けと言えるでしょうか。

安藤 値段の高い日焼け止め(5,000円以上、デパコス含む)は、テクスチャー、仕上がりの持続力、スキンケア効果が高いので、以下のような人におすすめです。
・日焼け止め独特のベタベタする感じやニオイが苦手な人
・日焼け止めしながらスキンケア効果も欲しい人
・日焼けしたあと、肌の戻りが悪くなったと感じる人
・日焼け止めを塗ると、夕方メイク崩れがひどい乾燥肌、インナードライ肌の人

 一方、値段の安い日焼け止め(ドラッグストアで買える2,000円以下)は、紫外線カット力が強く、ジェルやスプレーなど使いやすいタイプの日焼け止めが多いので、以下のような人におすすめです。
・ボディなど広い部位の日焼け止め対策
・みずみずしいジェルタイプの日焼け止めを好む人
・子どもと一緒に最低限の紫外線カットをしたい人
・汗をかいてこまめに塗り直しをする人
・日焼け止めで肌荒れしたことがない、肌が強い人

――最後に、値段は関係なく「肌の健康」を考えた際、日焼け止めを選ぶポイント/使う際のポイントをお教えください。

安藤 ポイントは3つあります。

・普段は「SPF30/PA+++」を使い、長時間外出の場合は「SPF50+/PA++++」
→海外ではSPF100といった日焼け止めもありますが、効果が高くなると、その分肌に与える負担も大きくなると考えましょう。長時間、外に出る場合は「SPF50/PA++++」、日中は室内だったり、洗濯干し、買い物の場合は「SPF30/PA++」でも十分です。

・惜しみなく使える価格帯
→日焼け止めは朝塗ったら塗り直しをしない人もいますが、そのままにしておくと日焼け止め効果が落ちるだけでなく、汗や皮脂と混ざり合い、ニキビや炎症の原因になります。高級な日焼け止めよりも、2,000円以下の日焼け止めを1日に3〜4回塗り直した方が日焼け止め効果はあります。惜しみなく使える値段のものを選びましょう。

・石鹸で落とせる
→専用クレンジングを必要とする日焼け止めの方が、効果の持続性も高いかもしれませんが、石鹸で落とせるものがいいでしょう。落ちたか落ちてないかわかりにくかったり、専用クレンジングが必要なほど強力な成分なので肌に残ると肌荒れする可能性もあるからです。

・SPF:UV-Bによる日焼けの影響を「どれくらい先延ばしにするか」の値のこと。最大(50+)で、数字が高ければ強力になるのではありません。一般的に紫外線を浴びて20分後くらいから日焼けしてしまいます。
例:SPF30=20分×30倍=6h、SPF50=20分×50倍=約12h

・PA:UV-Aによる日焼けの影響を「どれくらい先延ばしにするか」の値を+で示す。最大(++++)。UV-Aは曇りの日でも降り注いでおり、肌の奥まで浸透し、シワやたるみの原因となるもの。通常2〜3時間後に影響が出始めます。
+⇒2~4倍
++⇒4~8倍
+++⇒8~16倍
++++⇒16倍

安藤美和子(あんどう・みわこ)
化粧品開発の経験とネットワークを活かし、医師、エステティシャン、スポーツトレーナー、美容部員、美容師、など美と健康の専門家を組織化。「アンチエイジングの神様」サイトを立ち上げ、編集ディレクターを務める。サプリメントアドバイザー、化粧品検定一級の有資格者で、雑誌やWEBメディアへの寄稿も行う。

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女性のメイクはビジネスマナー? 「仕事できれば問題ない」「すっぴんは仕事放棄」男女100人調査!

 ネット上でたびたび議題に上がる、社会において、女性のメイクはマナーなのか問題。ノーメイク出社に対し「化粧をしないのはだらしない」という声が根強い一方、それ自体を女性差別とする声もある。そこで今回、男女100人に「仕事時にメイクをしない女性はマナー違反だと思う?」というアンケート調査を行った。

 78票を集めたのは、「マナー違反だと思わない」という声。

「身だしなみは大切と思うが、メイクが必要とは思わない。清潔感があればいいと思う」(40代/女性/専業主婦)
「メイク以外のところ、服装やマナーがきちんとしていれば不快な気持ちにはならない」(40代/女性/正社員)
「見た目が乱れていなければ、ノーメイクでも差し支えないと思う」(30代/男性/正社員)

など、働く上のマナーとして大切なのは身だしなみ全般であって、メイクではないという意見が多くを占める結果に。

 同時に、「メイクは大事な身だしなみだとは思うが、人によっては肌の問題でメイクできない人もいる。なので、メイクしていなくても、身だしなみがトータルで見苦しくなければ良いと思う」(40代/女性/パート・アルバイト)「アレルギーなどで肌が敏感な人もいるから、その人に合っている状態で構わないと思う」(40代/女性/専業主婦)といった、肌質など個々の状態に合わせた上で清潔感があれば、ノーメイクでも問題ないとする声も多く寄せられた。

「アトピーや敏感肌の人の場合、化粧をしたくてもできないことが多い。同僚でアトピーが原因によって化粧品選びの難しい人がいる。化粧は難しいが、身だしなみは清潔で品格のあるしぐさをしている。メイクをしていても言葉遣いの悪い人より格段に美しく見える」(40代/女性/正社員)と、実例を挙げてくれた人も。

 また、“仕事中”というシチュエーションから、「メイクをしてもしなくても、仕事ができればそんなことは関係のないことだと思う」(30代/女性/正社員)「しっかりと仕事をしていれば、かえって過剰なメイクをする女性より好感が持てる」(40代/女性/個人事業主)と、メイクより仕事の能力を重視するといった声も多数。

 ほかにも、「内勤なら良いと思う。お客さまの前に出る場合は少し気にした方が良いかも」(30代/女性/専業主婦)など、職種によるとする意見や、「男性だってヒゲを剃らずに出社して、仕事をしている人もいる。女性だからといって必ずしも化粧をする必要はないと思う」(20代/女性/無職)と、男女における身だしなみを例に意見を述べる人も散見された。

 対して、「マナー違反だと思う」との声は22票。最も多かったのは、

「大人の女性として、せめて軽くでもメイクをするのが礼儀だと思う」(30代/男性/正社員)
「濃すぎるメイクは抵抗を感じることもあるけど、うっすらでもいいからメイクをするのが、職種を問わず最低限のマナーだと思う」(40代/女性/専業主婦)
「接客業はもちろん、オフィスワークでもすっぴんだと、制服を着ていないのと一緒な気がする」(30代/女性/専業主婦)

というような、“最低限の化粧は女性の身だしなみ”とする意見。

 その理由として、「綺麗かそうでないかは別として、メイクは、仕事に臨むためにこんな努力をしているという誠意を示すための手段だと思う」(20代/女性/正社員)「メイクも仕事をする上で大事なことだと思う。メイクしないのは仕事を放棄しているように見られてしまうと思う」(40代/女性/専業主婦)など、メイクは仕事に対する姿勢の表れとする声が挙げられた。

「一社会人としてメイクは必要。多くのお客さんが訪問する会社だと、なおさらメイクは欠かせない。また、上司や同僚など人と接するので、清潔な服を着て仕事をするように、メイクも女性のたしなみのひとつ。会社では、周囲が仕事をしやすいようなナチュラルメイクが好ましいと思う」(40代/女性/専業主婦)といった声もあるように、たとえ対面接客業務でなくとも、社内で人と顔を合わせる以上はメイクをするのがマナーと考える人も。

 さまざまな意見がある女性のメイクはマナーなのか問題。職種や立場によっても意見は異なるだろうが、自分自身はメイクをどう捉えているのか。一度、じっくり考えてみてもいいかもしれない。

マナー違反とは思わない
・「身だしなみがきちんとされて、見た目が綺麗であれば問題ないと思う」(30代/女性/パート・アルバイト)
・「業種によるだろうが、メイクの有無と仕事の能力は関係ないように思える。また人によってはメイクがダメで肌が荒れる人もいると思うので、したい人だけすればいい社会になればいいと思う」(20代/女性/派遣社員)
・「仕事上メイクが必要であるならばまだしも、差し支えがないのであればノーメイクでもまったくかまわない。むしろ、それをマナー違反と咎める方が、相手のモチベーションを落としてしまう」(30代/男性/正社員)
・「仕事時にメイクをしないのはマナー違反だという価値観は、日本特有のものではないかと思う。海外に行くとメイクをせずに仕事をしている人はたくさんいる。メイクは多かれ少なかれ肌に負担をかけることなので、自分でするかしないか決めればいいことだと思う」(40代/女性/専業主婦)

マナー違反だと思う
・「ばっちりメイクをしていなくても良いが、最低限はしないとだめだと思う」(20代/女性/学生)
・「女性のメイクは身だしなみのうちに入ると思うので、メイクしていないとお客様に対して失礼な印象を与えると思うから」(20代/女性/個人事業主)
・「人前に出る際は、身だしなみなので、メイクは必要だと思う。身支度を整え、メイクをすれば、仕事にも気合が入ると思う」(50代/女性/個人事業主)
・「人と接する職業の場合は、メイクをしないと会社などのイメージが下がると思うので、仕事でメイクをすることは大切だと思う」(30代/女性/専業主婦)
・「すっぴんが綺麗だとしても、化粧をした顔に比べるとぼけた印象だと思う。多少の化粧はしておくべきだと思う」(30代/女性/正社員)

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ダイソーコスメは「安かろう悪かろう」!? 自主回収騒動の背景を専門家が指摘

 100円ショップの大手「ザ・ダイソー」が、現在、人気コスメ75種、また白髪染めを自主回収していることが、ネット上で耳目を集めている。

 ダイソーの発表によると、人気コスメ75種については、先月、回収の告知があったファンデーション5種と同様「全成分表示に記載のないパラオキシ安息香酸メチル(防腐剤)が配合されていた」とのこと。「いずれも化粧品基準に定められた配合制限量以下」「製品の使用等により重篤な健康被害を生じる恐れはございません」と説明されているが 、ネット上では「また回収? いつもじゃない?」「よく 使っていたのに残念……」「記載漏れなだけで健康に害がないなら使い続ける」など、さまざまな意見が飛び交っている。

 ちなみに、一時期SNSで話題を呼んだ、同社発売の「エルファー ハナ高パウダー」や「エバビレーナ アイブローコート」 も対象商品。「愛用品だっただけにショック」「買いだめしておけばよかった」「私の眉毛が消えてしまう」などの悲しい声も、まだまだやみそうにない。

 また、白髪染め製品「エバビレーナ白髪タッチ」については、有害物質の「ホルムアルデヒド」が検出されたことが、製造元による自主検査にて判明。検出されたホルムアルデヒドは微量だが、国の化粧品基準では配合が認められていない成分であるため、こちらはただちに使用を中止するよう呼びかけている。現時点では健康被害の報告はないようだが、敏感な体質の人は湿疹などのアレルギー反応を起こす恐れがあるという。

 さて、たびたび回収騒動が起こっている印象のあるダイソーだが、やはり100均コスメは「安かろう悪かろう」なのだろうか?

“成分が悪い”のではなく、“表示漏れが悪い”

 そもそも「パラオキシ安息香酸メチル」とは、どういった成分なのか? これ自体は悪いものではなく、むしろ最も安全性が高いと言われている“防腐剤”なのだという。一般的に「パラベン」と呼ばれる防腐剤の1つが、このパラオキシ安息香酸メチルなのである。

 食品でも化粧品でも、空気に触れたり人の手に触れたりすることにより腐敗が進むのだが、防腐剤はその腐敗を防ぎ、長期にわたって安全に使用するために入れられている。化粧品に詳しい専門家であるA氏いわく「国から認められている防腐剤なので、化粧品にもよく使われていますね。規定通り使う分にはなんの問題もありません」とのこと。

 また、“安いコスメだから入っている”と決めつけるのは早計で、栄養価が高いために腐りやすくなる高級化粧品にも、よく使われているようだ。“ノンパラベン”“パラベンフリー”などを謳っている化粧品が多く存在するので“パラベン=悪”と思ってしまいがちだが、パラベンは一般的に広く使用されているものだという。

 つまり、今回のコスメ75種の回収騒動に関しては、パラオキシ安息香酸メチルが悪いのではなく、あくまで“表示漏れ”がダメだった、というわけである。

 では、なぜ表示漏れが起こってしまうのか? A氏は「あくまで一般的なお話ししかできませんが……」と断りを入れた上でこう語る。

「輸入品の場合、輸入されるにあたって、もちろん成分をチェック・分析しているとは思いますが、情報の伝達がうまくいかなかったり、『検査したサンプルには(その成分が)入っていなかったが、輸入されたものには入っていた』ということも、ないわけじゃないようです。もしかしたらそういう事情があったのかもしれないですね」(A氏)

 ダイソー商品の中には輸入品が多くあり、今回の対象である化粧品75点も全て輸入品。自主検査をより徹底して再発防止に努めてほしい。

 では、白髪染めに有害物質のホルムアルデヒドが検出された件はどうだろうか? こちらは濃度によっては粘膜への刺激作用があり、その蒸気は呼吸器系、目、のどなどの炎症を引き起こすという。また、発がん性があると警告されており、ひどい場合は死に至る可能性もある危険な成分だ。

「ホルムアルデヒドといえば、“シックハウス症候群(建材や塗料に含まれるホルムアルデヒドを日々微量ずつ吸入することで徐々に健康被害を起こす症状)”で話題になったことを覚えている方も多いかもしれませんね。接着剤、塗料、防腐剤などの成分で、安価なため建材に広く用いられています。ただ、濃度によっては危ないので、化粧品の類いに使うことは国の基準で認められていません」とA氏。

 今回検出されたホルムアルデヒドは微量だということで、まだ健康被害は報告されていないようだが、ダイソーは以前にも「マニキュアから規格外のホルムアルデヒドが検出される」という前科がある。やはり「100均コスメは危険なの?」という疑念は、正直拭えないところだ。

 しかし、海外では、日本と違ってホルムアルデヒドの配合を許可している国も存在することから、輸入品である白髪染めは、海外基準のホルムアルデヒド含有量だった可能性も否定できないだろう。ダイソーからは、その詳しい量は発表されていないが、そうなると100均コスメだから危険なのではなく、安全なものを使いたいと思った場合は、むしろ「それは輸入品なのか?」「日本の水準に沿ったものなのか?」に着目した方がいいのかもしれない。

 A氏はこの件について、「安いから入る、高いから入らない、ということではない。ただ、(コストを抑えなければいけない)100均コスメは多くを輸入品に頼っているようなので、結果として“日本の基準を満たしてないもの”が紛れ込む可能性は否定できない。高級コスメにも同様に輸入品はありますが、値段が高い分、こういった管理は徹底して行っているという面はあります」とのこと。

 確かにコスパは最強で、全国どこにでもある100均ショップは魅力的だ。しかし、自分の肌に触れたり、体内へ取り入れるものについては、今一度慎重になってみるのもいいかもしれない。
(ヨコシマリンコ)

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「コスメ好きの客は独特」「新人BAは化粧が変」ーー現役BAの本音座談会

 都内の大型百貨店に勤めるBAさん3人に集まっていただき、座談会を開催。前編では、ストーカーやクレーマーなど、難しい客対応について聞きました。後編では、厳しい女社会についての本音が続々と飛び出します。

(前編はこちら)

■営業の男と付き合って、栄転し本社勤務に

――BAって、残業はあるんですか?

オン眉 あるある! 全然ありますよ! 日中はずーっと接客だから、そのほかの事務作業ができないんです。商品の補充とか発注とか、お客様への配送手続きとか。それらは全部、勤務時間が終わってからの残業になります。

――そうなんですか。結構やることが多いんですね。

ヤスコ でも、中には古株の先輩に気に入られるために、「進んで残業やります!」って人もいますよ。ファイトさんがいたときのうちの店舗は、本当に戦国時代みたいだった。古株先輩の言うことは絶対! みたいな感じで、みんな従ってましたよね。

オン眉 犠牲心の強い人が多かったですよね。上が言うことは絶対、みたいな。そういう人は、ずーっと残業してるから、店に住んでるのかな? って心配になりました。今は、上の人が一気に異動してくれたおかげで、緩やかになったけど、当時は大変でした。

――ブラック企業みたいですね。

ファイト 「帰っていいよ」と言われても帰らないのが基本スタンス。本当に帰るやつはいらない。帰らない子だけをかわいがる。

――たとえば古株の先輩に気に入られて、何かメリットがあるんですか?

ヤスコ うーん、お店の中で融通が利きやすくなる……くらいですかね? あと出世願望の強い人にとっては、メリットがあると思います。やっぱり先輩や上司に気に入られたほうが、何かとトクすることも多いですから。

――なるほど。

ヤスコ これは、別の店舗の子から聞いた話なんですが、本社営業の男と付き合って、本社勤務に栄転した人もいるらしいです。

――それって、いわゆる、“枕営業”ですよね? 

ヤスコ そうですね。あくまで聞いた話なので、真相は不明ですけど。

オン眉 そうでなくても、本社から来る営業の男の人って、モテるんですよ。BAは女だらけの職場なので、プライベートで男との関わりがない人は、営業が来るだけで舞い上がっちゃうんです。露骨に頬を赤らめてる人もいますよ。

ヤスコ 営業さんとの飲み会がある日に、わざわざ希望休(シフトの休み希望)出して、新しい洋服買ってから行くっていう人もいるくらいです。

――すごい。合コンみたいですね。

ファイト まさに、そんな感じですね。そして、そういう気合入った先輩に限って、徒党を組みたがる。お気に入りのメンバーを5人くらい囲って、味方につけるんです。それで自分の地位を確立して安心してるんですよ。

――皆さんは、お気に入りではないんですか?

ファイト 最初は飲み会とか誘われてたけど、こいつはダメだなって思われたのか、途中から何も言われなくなりました。

ヤスコ・オン眉 私も。

――まったく派閥に属さない人もいるんですね。

ファイト そういう派閥とか作っちゃう女にはなりたくない。なる前に辞めたい。

ヤスコ このまま働き続けると、ああなっちゃうって、成れの果てを見せられてる感じですよね。その前に絶対、寿退社したいなって思ってます。

――皆さん、長く続けられてますが、辞めない理由って何かあるんですか?

ファイト 理由なんかないですよ。辞められるなら、ただちに辞めたい。転職活動も何回かしてるけど、うまくいかないだけです。

オン眉 結局、人手不足だから、気軽に辞められないというのもあります。「辞めたい」って言っても、めちゃくちゃ止められますよね。

ファイト 私、「辞めたい」って言って、店長に泣かれたことがあります。「今あなたに辞められると、私が本当に困る」って。こっちも困ってるんですけど……って話。その人の涙に負けて、結局続けることになっちゃったけど。

――何が理由だったら辞められるんですかね?

3人 結婚。

ヤスコ ほとんどが寿退職です。結婚決まったら辞められるっていう、暗黙の了解みたいになってる。

ファイト 逆に言うと、結婚してまで続ける仕事じゃないってことなんですよね。家庭と両立させたい仕事と考えてる人は少ないと思う。実際に、うちの店舗は全員独身。

――そうなんですね!

ファイト 中には、熱意持って仕事してる子もいるにはいるけど。コスメが大好きだからという理由で入ってきた新人は、休みの日も「他店研究に行ってました〜」とか言ってるし。でも、そういう子は大抵おかしい。化粧も変だし。コスメ好きな子って、こだわりが強い。自分を信じすぎてるから、客観的に見ることが苦手なんだと思う。

ヤスコ お客さんでも、コスメ好きの人って独特ですよね。

――独特って、どんな感じなんですか?

ヤスコ 普通の人は、雑誌で見て気になった商品を買いに来るって感じなんですけど、コスメオタクは、コスメカウンターを物色するのが趣味。だから、こっちが声かけても無視。仲間と一緒にコスメカウンター回って、自分のお気に入りのアイテムを見つけたら「これいいの〜」って紹介が始まる。私たちは、そのプレゼンテーションを延々と見せられてます。

ファイト 「これ使ってる」って言うためだけに寄る人は多いです。逆にうちらがプレゼンされます。「これ、こんなに良くて、こんなふうに肌が変わった!」って。へ〜、よかったですね〜、みたいな……。

――想像以上に、BAの世界が面白いってことがわかりました。

ファイト でも、一口にBAと言っても、お店によってかなり毛色が違うと思います。国産か外資か、スキンケアラインかコスメラインか……とか、いろいろあるんですよ。国産のスキンケアブランドはマシって聞きます。ブランドにもよると思うけど、国産って厳格なノルマがないんです。インセンティブもないから、お客さんの奪い合いもない。でも、外資のブランドは本当に奪い合いみたいです。

――自分の売り上げを伸ばすためにですか?

ファイト そう。最初にお客さんに声かけた人の売り上げになるから、「お客さん取った!」ってなるんです。誰が一番に声かけられるかって競争。でも、ネイルを見てる客がいたら、下っ端に行かせるんだって。ネイルって単価が安いから、売り上げにならないって敬遠される。でも、高いスキンケア商品を見てる客には、先輩たちが自分で行く。単価が取れるから。

――そんな争いがあるんですね!

オン眉 同じフロアの外資ブランドの子は、「金持ちそうな客を見つけたら、自分で行く」って言ってましたよ。

ヤスコ あと、インバウンド(訪日旅行)の客に飛びつく美容スタッフもいますよね。中国人の爆買い目当てで。

――コスメも、そんなに爆買いしていくんですか?

ヤスコ 爆買いですよ! 2日間に分けて買いにきたりとか。中国人のバイヤーがまとめ買いして、現地で売ってるんですよ。

オン眉 商品券や株主優待券で買っていきますよね。

ファイト そう! できるだけ安く買ってく。それをいくらで転売してるのかは知らないけど。

ヤスコ あと、インバウンド専門みたいなBAもいますよ。インバウンドの客に寄ってきてもらうために、勝手にサンプルをたくさんつけて、顔を覚えてもらうんです。それで、次に来たときも、自分を目がけて来てもらえるようにしてる。セコいんですよ。

――なるほど。その人は今どうしてるんですか?

ヤスコ インバウンドが多く来る店に異動しました。

ファイト 今も、中国人にサンプルをたくさん配ってると思う。きっと元気でやってますよ。

「コスメ好きの客は独特」「新人BAは化粧が変」ーー現役BAの本音座談会

 都内の大型百貨店に勤めるBAさん3人に集まっていただき、座談会を開催。前編では、ストーカーやクレーマーなど、難しい客対応について聞きました。後編では、厳しい女社会についての本音が続々と飛び出します。

(前編はこちら)

■営業の男と付き合って、栄転し本社勤務に

――BAって、残業はあるんですか?

オン眉 あるある! 全然ありますよ! 日中はずーっと接客だから、そのほかの事務作業ができないんです。商品の補充とか発注とか、お客様への配送手続きとか。それらは全部、勤務時間が終わってからの残業になります。

――そうなんですか。結構やることが多いんですね。

ヤスコ でも、中には古株の先輩に気に入られるために、「進んで残業やります!」って人もいますよ。ファイトさんがいたときのうちの店舗は、本当に戦国時代みたいだった。古株先輩の言うことは絶対! みたいな感じで、みんな従ってましたよね。

オン眉 犠牲心の強い人が多かったですよね。上が言うことは絶対、みたいな。そういう人は、ずーっと残業してるから、店に住んでるのかな? って心配になりました。今は、上の人が一気に異動してくれたおかげで、緩やかになったけど、当時は大変でした。

――ブラック企業みたいですね。

ファイト 「帰っていいよ」と言われても帰らないのが基本スタンス。本当に帰るやつはいらない。帰らない子だけをかわいがる。

――たとえば古株の先輩に気に入られて、何かメリットがあるんですか?

ヤスコ うーん、お店の中で融通が利きやすくなる……くらいですかね? あと出世願望の強い人にとっては、メリットがあると思います。やっぱり先輩や上司に気に入られたほうが、何かとトクすることも多いですから。

――なるほど。

ヤスコ これは、別の店舗の子から聞いた話なんですが、本社営業の男と付き合って、本社勤務に栄転した人もいるらしいです。

――それって、いわゆる、“枕営業”ですよね? 

ヤスコ そうですね。あくまで聞いた話なので、真相は不明ですけど。

オン眉 そうでなくても、本社から来る営業の男の人って、モテるんですよ。BAは女だらけの職場なので、プライベートで男との関わりがない人は、営業が来るだけで舞い上がっちゃうんです。露骨に頬を赤らめてる人もいますよ。

ヤスコ 営業さんとの飲み会がある日に、わざわざ希望休(シフトの休み希望)出して、新しい洋服買ってから行くっていう人もいるくらいです。

――すごい。合コンみたいですね。

ファイト まさに、そんな感じですね。そして、そういう気合入った先輩に限って、徒党を組みたがる。お気に入りのメンバーを5人くらい囲って、味方につけるんです。それで自分の地位を確立して安心してるんですよ。

――皆さんは、お気に入りではないんですか?

ファイト 最初は飲み会とか誘われてたけど、こいつはダメだなって思われたのか、途中から何も言われなくなりました。

ヤスコ・オン眉 私も。

――まったく派閥に属さない人もいるんですね。

ファイト そういう派閥とか作っちゃう女にはなりたくない。なる前に辞めたい。

ヤスコ このまま働き続けると、ああなっちゃうって、成れの果てを見せられてる感じですよね。その前に絶対、寿退社したいなって思ってます。

――皆さん、長く続けられてますが、辞めない理由って何かあるんですか?

ファイト 理由なんかないですよ。辞められるなら、ただちに辞めたい。転職活動も何回かしてるけど、うまくいかないだけです。

オン眉 結局、人手不足だから、気軽に辞められないというのもあります。「辞めたい」って言っても、めちゃくちゃ止められますよね。

ファイト 私、「辞めたい」って言って、店長に泣かれたことがあります。「今あなたに辞められると、私が本当に困る」って。こっちも困ってるんですけど……って話。その人の涙に負けて、結局続けることになっちゃったけど。

――何が理由だったら辞められるんですかね?

3人 結婚。

ヤスコ ほとんどが寿退職です。結婚決まったら辞められるっていう、暗黙の了解みたいになってる。

ファイト 逆に言うと、結婚してまで続ける仕事じゃないってことなんですよね。家庭と両立させたい仕事と考えてる人は少ないと思う。実際に、うちの店舗は全員独身。

――そうなんですね!

ファイト 中には、熱意持って仕事してる子もいるにはいるけど。コスメが大好きだからという理由で入ってきた新人は、休みの日も「他店研究に行ってました〜」とか言ってるし。でも、そういう子は大抵おかしい。化粧も変だし。コスメ好きな子って、こだわりが強い。自分を信じすぎてるから、客観的に見ることが苦手なんだと思う。

ヤスコ お客さんでも、コスメ好きの人って独特ですよね。

――独特って、どんな感じなんですか?

ヤスコ 普通の人は、雑誌で見て気になった商品を買いに来るって感じなんですけど、コスメオタクは、コスメカウンターを物色するのが趣味。だから、こっちが声かけても無視。仲間と一緒にコスメカウンター回って、自分のお気に入りのアイテムを見つけたら「これいいの〜」って紹介が始まる。私たちは、そのプレゼンテーションを延々と見せられてます。

ファイト 「これ使ってる」って言うためだけに寄る人は多いです。逆にうちらがプレゼンされます。「これ、こんなに良くて、こんなふうに肌が変わった!」って。へ〜、よかったですね〜、みたいな……。

――想像以上に、BAの世界が面白いってことがわかりました。

ファイト でも、一口にBAと言っても、お店によってかなり毛色が違うと思います。国産か外資か、スキンケアラインかコスメラインか……とか、いろいろあるんですよ。国産のスキンケアブランドはマシって聞きます。ブランドにもよると思うけど、国産って厳格なノルマがないんです。インセンティブもないから、お客さんの奪い合いもない。でも、外資のブランドは本当に奪い合いみたいです。

――自分の売り上げを伸ばすためにですか?

ファイト そう。最初にお客さんに声かけた人の売り上げになるから、「お客さん取った!」ってなるんです。誰が一番に声かけられるかって競争。でも、ネイルを見てる客がいたら、下っ端に行かせるんだって。ネイルって単価が安いから、売り上げにならないって敬遠される。でも、高いスキンケア商品を見てる客には、先輩たちが自分で行く。単価が取れるから。

――そんな争いがあるんですね!

オン眉 同じフロアの外資ブランドの子は、「金持ちそうな客を見つけたら、自分で行く」って言ってましたよ。

ヤスコ あと、インバウンド(訪日旅行)の客に飛びつく美容スタッフもいますよね。中国人の爆買い目当てで。

――コスメも、そんなに爆買いしていくんですか?

ヤスコ 爆買いですよ! 2日間に分けて買いにきたりとか。中国人のバイヤーがまとめ買いして、現地で売ってるんですよ。

オン眉 商品券や株主優待券で買っていきますよね。

ファイト そう! できるだけ安く買ってく。それをいくらで転売してるのかは知らないけど。

ヤスコ あと、インバウンド専門みたいなBAもいますよ。インバウンドの客に寄ってきてもらうために、勝手にサンプルをたくさんつけて、顔を覚えてもらうんです。それで、次に来たときも、自分を目がけて来てもらえるようにしてる。セコいんですよ。

――なるほど。その人は今どうしてるんですか?

ヤスコ インバウンドが多く来る店に異動しました。

ファイト 今も、中国人にサンプルをたくさん配ってると思う。きっと元気でやってますよ。

現役BAが暴露! クレーマー、常連太客……華やかな化粧品売り場の過酷な実情

 デパートの1階にあるコスメカウンター。そこに待ち構えるのは、キラキラしたビューティーアドバイザー(BA)たち。バッチリメイクで立ち仕事は、いかにも疲れそうで、加えて女の園ゆえ、人間関係も難しいのでは……? ということで、都内の百貨店に勤めるBAさん3人に集まっていただき、座談会を開催。華やかな化粧品売り場の裏側に迫った。

<参加者プロフィール>
ファイト:33歳、BA歴8年。都内大手百貨店A勤務。他2名の参加者とは、前の店舗で一緒だった。客を引き寄せるトーク力に定評あり。
ヤスコ:32歳、BA歴5年。都内老舗百貨店B勤務。嫌いな客のタイプは、せっかちな人。
オン眉:31歳、BA歴6年。都内老舗百貨店B勤務。彼氏いない歴も6年。

■BAに会いたい……恐怖のストーカー

――今日の座談会は、「知られざるBAの裏側」について語っていただければと思います。某ブランドのBAさん、3名にお集まりいただきました。皆さん、都内の百貨店に勤務してらっしゃるということで、かなりいろいろな経験をしてこられたのではないでしょうか?

オン眉 確かに給料が安い割に、やることは多いし、人間関係も含めて、結構ハードかもしれない。私の後輩で、常に辞表を持ち歩いてる子がいますよ。

――えっ! いつでも辞められるようにということですか?

オン眉 そうそう。いつも愚痴ってる。でも、持ってるだけで、まだ辞めてないですけどね。

――やっぱり、ストレスのたまる仕事なんですね。 

ファイト たまるたまる。前にうちの百貨店に変質者が来て、大声で「死ぬ! オレはもう死ぬ!」って言いだしたんです。それ聞いた先輩が、「こっちが死にてぇよ!」ってつぶやいてるのが印象的だった。「叫んでる変質者がうらやましい」って……。その先輩はまだどこかの店で、ストレスと戦いながら続けてるはず。

――なんか、初っぱなからすごい話題ですね。具体的には、どんなことでストレスがたまるんですか?

ファイト 接客業だから、変な客は来ます。うちみたいに大型の店舗になると、それこそ平日でも100人くらいの客は来ますからね。私が今までで一番キモかった客は、ストーカー。週3回くらい来てました。

――ええ! そもそもストーカーって、どういうことですか?

ファイト 婚活パーティーで1回だけ会った人なんだけど、どういうわけか気に入られちゃって、連絡先も交換してないのに、仕事先を突き止められたんです。多分、SNSで名前検索されたんだと思う。ヤバイよね。電車の中で視線感じるなと思ったら、真後ろにいたことがありますよ。

――超怖いですね!

ファイト ストーカーネタもいろいろあるけど(笑)、とにかく、そいつが週に3回くらいお店に来るんです。「彼女に頼まれて買いに来ました」とか言うんだけど、嘘バレバレなのね。しかもそのストーカー、頭が回るので、製造中止になったネイルをわざわざ取り寄せするわけ。店まで来て、私が店頭に立ってるのを確認してから、電話してくるの。「頼んでたネイル届いてますか〜?」って。私が店にいるの知ってるから、担当させようとしてるんだよね。

ヤスコ あの時期、やばかったですよね。ファイトさん、めっちゃ狙われてた。

ファイト そうそう。でもヤスコが機転利かせてくれて、「ネイル届いてません」って言ってくれたから、難を逃れた。本当は届いてたんだけど。

オン眉 朝のミーティングのときに、共有事項として全員に周知されましたよね。「ファイトさんのストーカー来るから気をつけて」って。

――でも、お客さんとして来るから、難しいですよね。出入り禁止にできたらいいけど……。

ファイト 実害がないから、出禁は難しいんです。会社もSNSで悪口拡散されるのを恐れてるから、簡単には出禁にさせてくれないと思う。でも、スタッフが皆、優しくて、ストーカーから遠ざけてくれてた。でも結局、気持ち悪いのに耐えられなくて、店を異動させてもらった。だから今は平気。でも、また来るかもしれないって思うと、キモい。

――普通に通報していいくらいのレベルですよね。

ヤスコ ファイトさんのストーカーは、かなり特殊です。フツーにムカつく客もたくさんいますよ〜。今日も一番最後に接客した人は、すごく感じ悪かった。

――どんな人ですか? ここで吐き出して、成仏させましょう!

ヤスコ 常連さんの中には、「私のことわかってて当たり前だよね?」みたいな客が多いんですよ。そういう人には、名前を聞いちゃダメなんです。

――1回で覚えないといけないんですね。

ヤスコ そうそう。「お名前こちらでご登録ありますか?」って言うと、「当たり前でしょ!? あんた、あたしのこと知らないの!?」くらいの勢いで来る。いや、こっちは「知らないし……」って感じですよ。直接担当してない場合もあるから。これはBAの中でも“超あるある”です。

オン眉 うちらみたいに超大型店舗だと、年間30万円以上使う常連さんが何百人もいるから、いちいち覚えられないんです。

ヤスコ そうなんです! 今日来た客も、そういう感じ悪い常連で、雑誌に掲載されてた新製品があるか聞かれたから、「こちらですか?」って商品見せたら、「ハッ? 違うんだけど!」って。そんな感じ悪く言う必要ありますかね。70歳くらいのお婆さんですよ。

オン眉 私もこの前、オバサンのクレーマーに対応しました。閉店間際に走ってきて、「ファンデーション、返品したい!」って。もう、走ってきて突然そんなこと言うとか、絶対普通じゃないですよね。でも、よくよく話を聞いてると、うちのブランドの商品だけど、別の店舗で接客されて買ったものだったんです。「こっち悪くないよね……」って、心の中でひたすら思いました。

ファイト でも同じブランドだから、謝らなきゃいけないんですよね。「申し訳ありません」って。

ヤスコ 理不尽ですよね〜。殴り込みに来る店、間違えてるのに。

■即売してくれなかったら、自分に何か問題がある

――それで、どうなったんですか?

オン眉 違う店舗で買ったものなので、うちでは返品手続きできないんですよ。でも、相手は「今すぐ返品したい」と言って譲らない。仕方ないので、購入した店舗に電話して、後日返品処理するという話で、なんとか納得してもらいました。返品する際に、別のファンデを買いたいと言われたんですけど、それは丁重にお断りしました。これもBAあるあるで、クレームつけてきた客には基本的に売りません。またすぐ返品してきて面倒くさいからです。

――へえ、そうなんですね! 知りませんでした!

ファイト 「一日様子を見て、お考えください」って言って断ります。サンプルだけ渡して帰ってもらうとか。とにかく、買ってもらわないようにする。だから、お客さんたちは、BAが即売してくれなかったら、自分に何か問題があるって察してほしいですね。

――勉強になります。

(後編へ続く)

30代以上の女性に聞いた「プチプラコスメはアリかナシか?」――「見栄関係ない」「劣化が始まる」

 30歳を過ぎると、途端に「身に付けるものが年相応かどうか」を見られるようになる。若者向けのファッションをしていると「イタい」「若作り」と後ろ指を指されたり、はたまた、安価な素材でつくられたアイテムも「みすぼらしく見える」などと指摘されることも。では、化粧品はどうだろう? 化粧品と一口にいっても、ドラッグストアで購入できる数百円のプチプラコスメから、デパートでしか買えないウン万円の超高級コスメまで、世間にはさまざまなアイテムが出回っている。以前Twitterでは、「いい大人が100円ショップやキャンメイクといったプチプラコスメを使用していることに笑ってしまった」といったとあるユーザーのツイートが物議を醸したが、果たして30代以上の女性はこれをどのように捉えているのだろうか。そこで今回は、そこで今回は、「30代以上の女性がプチプラコスメを使うのはアリかナシか?」というアンケートを実施した。(Sagooooワークス調べ/調査地域:全国/調査対象:30~60代の女性/調査期間:1月19~1月25日/有効回答数:100)

putiouracosme

 

 その結果は、なんと95%の女性が、プチプラコスメを使うのは「アリ」という回答になった。その理由はさまざまで、最も多かったのが、

「その化粧品が自分の肌に合うものなら、使ってかまわないと思います」(40代)
「コスメは使う人が満足できることが1番だと思うので」(30代)
「何をどのように使って自分を演出するかは個人の価値観によって変わると思うので、年代によって一括りにされることには疑問があります」(50代)
「プチプラコスメでも、最近ではとてもいいものが多くなったと思います。たとえ、高くても肌に合わなかったり、良くないものはあると思います。値段だけで判断するのではなくて、自分に合うか合わないかで判断するべきだと思います」(30代)

といった、自分にそのコスメが合っているかどうかが重要であり、値段は関係ないといった意見。中には、「ナシのはずがない。だいたい何使っていようが、見た目がよけりゃそれでいいわけだから。人間の皮膚は、人それぞれで、私なんか、60歳になるけど、百均のコスメで十分いけてると自分で思ってる。え? 人はそう思ってないって? でも、自分がよけりゃそれでいいわけだし」(60代)と、他人の目ではなく、自分の価値観を信じるべきであるという力強い意見もあった。

 次に多かったのが、30代からの“経済事情”に鑑みた意見だ。

「節約できるところは出費を抑えて、貯蓄するのも大事だと気づく年齢だと思う」(30代)
「コスメ以外にお金を使うところはほかにいくらでもあるし、高級なだけのコスメを購入するより将来に備えての貯金も大事」(50代)
「30代になるという女性の生活状況はかなり個人差があります。特に、子育てをしている場合は食費や子どものための出費など、自分のこと以上にお金がかかると思うので、自身の出費は抑えられる、プチプラコスメでもいいと思います」(30代)
「子育て世代は独身時代よりもお金がかかるので、プチプラコスメでもかまわない」(40代)

など、30代以降は、“高級コスメよりお金をかけるべきものが出てくる”と考える人は多いようで、「高い化粧品やファッションにお金を使い、家計をかえりみない女性より、できる範囲でキレイを楽しめる女性がいいと思います」(40代)と、美容にやたらとお金をかけすぎることを疑問視する人も。「いろいろなカラーなどに気負いなく挑戦ができるので良いと思います」(40代)といった、プチプラ愛好者の方が美容を楽しんでいるとの指摘を踏まえると、長らく不況が続く日本では、節約意識を持ちながら、工夫して美容を楽しんでいる人の方が、女性のあこがれを得やすいのかもしれない。

 そのほかには、高級コスメとプチプラコスメの使用感に「そこまで差はないのでは」という意見もあった。「化粧の値段によって、効果が劇的に異なるということはないと思います。その時の気分や予算でプチプラとブランド物とを使い分けるのがよいと思うので、それは年齢の問題ではないと思います」(40代)「その人のお肌に合うのだったら別に構わないと思う。値段が高いのは容器の装飾なども関係する場合もあるから」(50代)、また逆に「プチプラコスメは余計な香料が入っていないものが多いので、肌への負担が軽いような気がします。普段メイクの時ならプチプラコスメでいいと思います」(40代)など、プチプラの使用感の方が良いと支持する声も出ていた。

 では一方で、「ナシ」と答えた5%の人の意見を見ていこう。

「若さで対処できるのは20代も前半までだと思うので、外観的な仕上がりがたとえよかったとしても、肌への影響を考えるなら、しっかりとした化粧品を使うべきです。もちろん、経済的に難しいというのであれば、致命的な部分(下地など)は少なくとも、プチプラではないものを選択するべきです」(30代)
「それなりのお値段のする化粧品が必須だと思う。あらゆる部分の劣化が始まるので」(40代)

 「この年齢になったら、プチプラコスメは恥ずかしい」といった、他者からの目線を気にした“見栄”のためではなく、自身の加齢を実感した上で、高級コスメの必要性を訴えているようだ。

 実は、「アリ」と答えた人の中にも、「ポイントメイクくらいならありだと思いますが、スキンケアは流石にヤバいと思います」(40代)「基礎化粧品は別として、メークアップコスメは安くても良品はたくさんある」(50代)など、基礎化粧品をプチプラで揃えることに否定的な人がいた。肌に合わなければ大きなトラブルに直結してしまう基礎化粧品は、安価だという理由だけで手を伸ばしづらいという人は少なくないのかもしれない。

【その他の回答】

アリ
・「まったく構わないと思います。似合っているなら、年齢は関係ないからです」(40代)
・「私は30代以上だが、プチコスメを使っている。化粧品は消耗品だと思う。消費期限があるので、高い化粧品をもったいぶって使うなら、プチコスメを使ったほうが衛生的だとも思う」(30代)
・「プチプラコスメの中にも、かなり使えるものがあるので、ありだと思う。むしろ、賢いと思う。高級ブランドばかりにこだわって、高いものを買うだけが能ではない。私は20代の頃に使っていた外国製高級ブランドの化粧品でアレルギーを起こすようになって、国内のものに切り替えた。もちろんプチプラコスメも取り入れている」(40代)
・「年齢による制限は必要ない。30代以上の肌に適してないなどなら問題だが、ブランドとか見栄の問題なら関係ないと思う」(30代)
・「TPOにマッチしているのであれば、個人の判断の勝手なので問題ないと思います」(30代)
・「今は20代と30代の見分けがつかないくらい女性は若く見える方が多いと思います。年齢で区切るのはおかしいと思います」(40代)
・「独身だったり家庭があったり、経済状況は人それぞれです。自分の収入があったとしても、普段の食費や親の介護、子どもの教育費などお金がかかれば、自分の物は残った金額でやりくりしなくてはいけません。化粧品での出費を抑えれば節約した分を、ほかのことに使えますし、プチプラコスメでもいいと思います」(30代)

ナシ
・「プチプラコスメの意味の通り安価な化粧品はやはりそれなりの素材で作られているという事が分かります。直接肌などに着けるものの質には年齢が重なるほど注意しないと肌荒れや皮膚のトラブルの大きな原因になると思いますので35歳以上からは極力使用を控えた方がいいかと思います」(40代)
・「30代からは落ち着いた雰囲気、大人の要素を取り入れていく方が良いと思う」(30代)

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30代以上の女性に聞いた「プチプラコスメはアリかナシか?」――「見栄関係ない」「劣化が始まる」

 30歳を過ぎると、途端に「身に付けるものが年相応かどうか」を見られるようになる。若者向けのファッションをしていると「イタい」「若作り」と後ろ指を指されたり、はたまた、安価な素材でつくられたアイテムも「みすぼらしく見える」などと指摘されることも。では、化粧品はどうだろう? 化粧品と一口にいっても、ドラッグストアで購入できる数百円のプチプラコスメから、デパートでしか買えないウン万円の超高級コスメまで、世間にはさまざまなアイテムが出回っている。以前Twitterでは、「いい大人が100円ショップやキャンメイクといったプチプラコスメを使用していることに笑ってしまった」といったとあるユーザーのツイートが物議を醸したが、果たして30代以上の女性はこれをどのように捉えているのだろうか。そこで今回は、そこで今回は、「30代以上の女性がプチプラコスメを使うのはアリかナシか?」というアンケートを実施した。(Sagooooワークス調べ/調査地域:全国/調査対象:30~60代の女性/調査期間:1月19~1月25日/有効回答数:100)

putiouracosme

 

 その結果は、なんと95%の女性が、プチプラコスメを使うのは「アリ」という回答になった。その理由はさまざまで、最も多かったのが、

「その化粧品が自分の肌に合うものなら、使ってかまわないと思います」(40代)
「コスメは使う人が満足できることが1番だと思うので」(30代)
「何をどのように使って自分を演出するかは個人の価値観によって変わると思うので、年代によって一括りにされることには疑問があります」(50代)
「プチプラコスメでも、最近ではとてもいいものが多くなったと思います。たとえ、高くても肌に合わなかったり、良くないものはあると思います。値段だけで判断するのではなくて、自分に合うか合わないかで判断するべきだと思います」(30代)

といった、自分にそのコスメが合っているかどうかが重要であり、値段は関係ないといった意見。中には、「ナシのはずがない。だいたい何使っていようが、見た目がよけりゃそれでいいわけだから。人間の皮膚は、人それぞれで、私なんか、60歳になるけど、百均のコスメで十分いけてると自分で思ってる。え? 人はそう思ってないって? でも、自分がよけりゃそれでいいわけだし」(60代)と、他人の目ではなく、自分の価値観を信じるべきであるという力強い意見もあった。

 次に多かったのが、30代からの“経済事情”に鑑みた意見だ。

「節約できるところは出費を抑えて、貯蓄するのも大事だと気づく年齢だと思う」(30代)
「コスメ以外にお金を使うところはほかにいくらでもあるし、高級なだけのコスメを購入するより将来に備えての貯金も大事」(50代)
「30代になるという女性の生活状況はかなり個人差があります。特に、子育てをしている場合は食費や子どものための出費など、自分のこと以上にお金がかかると思うので、自身の出費は抑えられる、プチプラコスメでもいいと思います」(30代)
「子育て世代は独身時代よりもお金がかかるので、プチプラコスメでもかまわない」(40代)

など、30代以降は、“高級コスメよりお金をかけるべきものが出てくる”と考える人は多いようで、「高い化粧品やファッションにお金を使い、家計をかえりみない女性より、できる範囲でキレイを楽しめる女性がいいと思います」(40代)と、美容にやたらとお金をかけすぎることを疑問視する人も。「いろいろなカラーなどに気負いなく挑戦ができるので良いと思います」(40代)といった、プチプラ愛好者の方が美容を楽しんでいるとの指摘を踏まえると、長らく不況が続く日本では、節約意識を持ちながら、工夫して美容を楽しんでいる人の方が、女性のあこがれを得やすいのかもしれない。

 そのほかには、高級コスメとプチプラコスメの使用感に「そこまで差はないのでは」という意見もあった。「化粧の値段によって、効果が劇的に異なるということはないと思います。その時の気分や予算でプチプラとブランド物とを使い分けるのがよいと思うので、それは年齢の問題ではないと思います」(40代)「その人のお肌に合うのだったら別に構わないと思う。値段が高いのは容器の装飾なども関係する場合もあるから」(50代)、また逆に「プチプラコスメは余計な香料が入っていないものが多いので、肌への負担が軽いような気がします。普段メイクの時ならプチプラコスメでいいと思います」(40代)など、プチプラの使用感の方が良いと支持する声も出ていた。

 では一方で、「ナシ」と答えた5%の人の意見を見ていこう。

「若さで対処できるのは20代も前半までだと思うので、外観的な仕上がりがたとえよかったとしても、肌への影響を考えるなら、しっかりとした化粧品を使うべきです。もちろん、経済的に難しいというのであれば、致命的な部分(下地など)は少なくとも、プチプラではないものを選択するべきです」(30代)
「それなりのお値段のする化粧品が必須だと思う。あらゆる部分の劣化が始まるので」(40代)

 「この年齢になったら、プチプラコスメは恥ずかしい」といった、他者からの目線を気にした“見栄”のためではなく、自身の加齢を実感した上で、高級コスメの必要性を訴えているようだ。

 実は、「アリ」と答えた人の中にも、「ポイントメイクくらいならありだと思いますが、スキンケアは流石にヤバいと思います」(40代)「基礎化粧品は別として、メークアップコスメは安くても良品はたくさんある」(50代)など、基礎化粧品をプチプラで揃えることに否定的な人がいた。肌に合わなければ大きなトラブルに直結してしまう基礎化粧品は、安価だという理由だけで手を伸ばしづらいという人は少なくないのかもしれない。

【その他の回答】

アリ
・「まったく構わないと思います。似合っているなら、年齢は関係ないからです」(40代)
・「私は30代以上だが、プチコスメを使っている。化粧品は消耗品だと思う。消費期限があるので、高い化粧品をもったいぶって使うなら、プチコスメを使ったほうが衛生的だとも思う」(30代)
・「プチプラコスメの中にも、かなり使えるものがあるので、ありだと思う。むしろ、賢いと思う。高級ブランドばかりにこだわって、高いものを買うだけが能ではない。私は20代の頃に使っていた外国製高級ブランドの化粧品でアレルギーを起こすようになって、国内のものに切り替えた。もちろんプチプラコスメも取り入れている」(40代)
・「年齢による制限は必要ない。30代以上の肌に適してないなどなら問題だが、ブランドとか見栄の問題なら関係ないと思う」(30代)
・「TPOにマッチしているのであれば、個人の判断の勝手なので問題ないと思います」(30代)
・「今は20代と30代の見分けがつかないくらい女性は若く見える方が多いと思います。年齢で区切るのはおかしいと思います」(40代)
・「独身だったり家庭があったり、経済状況は人それぞれです。自分の収入があったとしても、普段の食費や親の介護、子どもの教育費などお金がかかれば、自分の物は残った金額でやりくりしなくてはいけません。化粧品での出費を抑えれば節約した分を、ほかのことに使えますし、プチプラコスメでもいいと思います」(30代)

ナシ
・「プチプラコスメの意味の通り安価な化粧品はやはりそれなりの素材で作られているという事が分かります。直接肌などに着けるものの質には年齢が重なるほど注意しないと肌荒れや皮膚のトラブルの大きな原因になると思いますので35歳以上からは極力使用を控えた方がいいかと思います」(40代)
・「30代からは落ち着いた雰囲気、大人の要素を取り入れていく方が良いと思う」(30代)

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水素の次は“ケイ素”!? 美容業界のネクストブレークは「水晶」アイテムか?

<p> めまぐるしく移り変わる、ダイエット&ビューティー業界のトレンド。ちょっと前まで、テレビや雑誌をにぎわせていたあのダイエット法や美容・健康法が、すでに見る影もナシ……なんてことも珍しくない。では、2016年秋のトレンドは一体何なのだろうか? ダイエット&ビューティー系の企業が“ネクストブレーク”を狙っている“最新兵器”は何か、健康ライターである筆者がレポートする。</p>