少女であることのコスト 女性の低賃金問題は在学中のアルバイトからはじまっている

 なぜ女性の賃金は男性よりも低いのかを考える上で、女子教育の問題や職場での女性差別、出産育児などの重要な要因を連載の中で取り上げてきました。しかし、この女性の低賃金問題を考える上で、重要なトピックはまだあります。

 男女間の賃金格差や女性の労働参加というと、学校を卒業した後のことをイメージする人が多いかもしれません。かく言う私もその一人でした。しかし最近、『The Cost of Being a Girl (少女であることのコスト)』という本を読んで、これらの問題を「教育」と「労働」で切り離すことは誤りだと気が付きました。この本では、働く10代の女子に焦点を当てて、男女間の賃金格差の起源に迫っています。

 確かに日本でも、高校生年齢に相当する15歳から19歳の人口の8.7%は学校に行く傍らで仕事をしていますし(総務省「平成24年度就業構造基本調査」)、大学生を見ても、全くアルバイトをしていない学生の割合は20%にも満たず(国立教育政策研究所「学生の成長を支える教育学習環境に関する調査研究」)、大半の若者が、教育期間を終えて就職する前に数年程度の労働経験を持っていることになります。そして、往々にしてこの学生時代の労働経験は、その人の労働観を形成し、就職や就労パターンなどに作用して、一生涯影響を与えたりします。

 そこで今回は、この本の内容を通じて、日本と同程度に女性の労働参加率が低く、ジェンダーステレオタイプが根強く残る、米国の少女達の事例を紹介しつつ、日本の状況についても少し触れてみたいと思います。

10代女子の主な働き口―ベビーシッターと小売店の店員
 米国では、共働きの富裕層が学生にベビーシッターを頼むことがあります。しかし女子学生に依頼することは比較的よく見られても、男子学生に依頼することはほとんどありません(データ的にもほとんど存在しないことが分かっています)。日本ではあまり見られない形態の女子労働なので、概要だけかいつまむと、こうした傾向には3つの問題を指摘することが出来ます

①女性が育児をするものだというジェンダーステレオタイプが刷り込まれる

②ケア労働であるため金銭的な交渉がしづらい

③仕事と非仕事の境界があいまいになりサービス残業が当たり前になる

 この3つの問題が当然のものとして女子に刷り込まれてしまって、彼女たちのその後の職業選択や労働観に悪影響を及ぼしてしまいます。

 もう一つ少女たちが従事する典型的な労働は、小売店の店員(ショップガール)です。この業種の一つの特徴として、外見的な美しさが重視される職である点が挙げられます。外見的な美しさが、本人の賃金や周りの人たちの生産性に与える影響については、近年経済学の分野で分析が進んでいるので詳細はその分野の本(例えば『美貌格差: 生まれつき不平等の経済学』(東洋経済新報社)など)に譲りますが、小売業界の場合、そこでの議論とは少し異なる特徴を持ちます。

 今日の小売業界で特徴的なのは、女子店員に自社ブランドを体現することを求めている点です。明るく美しいことは必須前提条件とされますが、さらに自社ブランドの商品を自費で購入することが求められています。例えば、アパレルであれば自社ブランドの商品を身にまとって接客することが必要とされます。その他の小売業界でも、制服がある所を除けば、やはりそのブランドを体現するような服装であることや、商品に精通するためにブランドの商品を購入することを求められます。

 自社ブランド商品の購入を女子店員に求めることは、実質的な給与の減少につながります。また問題はそれだけに留まりません。一般的に女性の方が男性よりも給与交 渉が苦手であるのは広く知られるようになってきましたが、マネージャーには「女子店員は自社ブランド商品が直接購入できるから働いている」と考える傾向があるため、給与交渉に真剣に取り合ってくれず、交渉を更に難しいものにしてしまうのです。

 『The Cost of Being a Girl』には他にも女子店員を取り巻く問題がいくつか指摘されています。代表的なものとして、①セクハラにさらされやすい、②他の業種と比較したときに、アパレルや飲食店の店員は給与が上がりにくい、③女子店員は男子店員と比較して、急なお願いや残業を頼まれやすい、④男子店員が一般的な求人で入ってくることが多いのに対し、女子店員は友達繋がりから入ってくることが多く、マネージャーは女子店員が真剣に働いているとは捉えないし、女子店員たちもこれが自分の「本当の」仕事だとは思わなくなる、という4点が挙げられます。

 これらの10代女子の労働経験は、ジェンダーバイアスのかかった労働観を植え付け、その後のキャリア選択や労働観に影響を与えます。それは例えば、子育ては女性がするのが当たり前、給与の交渉はしないのが当たり前、外見的な美しさが何よりも重要、多少のセクハラは許容して当たり前、といったものです。言うまでもなく、こういった労働観は男女間の賃金格差や女性の労働参加に負の影響を及ぼすでしょう。男女の労働問題を解決するためには、この問題の起源である10代女子の労働環境の問題に取り組むことも必要です。

日本の女子労働の状況
 では日本の場合はどうでしょうか?

 冒頭でも言及した、国立教育政策研究所・学生の成長を支える教育学習環境に関する調査研究によると、日本の大学生の8割以上はアルバイトに従事しています。このことから、やはり日本でも学校を卒業する前の数年間の労働経験が、若者の労働観に大きく影響している可能性があります。

 残念なことに男女別のデータが公開されていなかったので、全体的ないくつかの特徴について言及したいと思います。まず、日本の大学生でアルバイトをしている者のうち、2/3程度は今回言及した飲食・販売業に従事している点です。つまり、女子大生の約半数以上が小売店の店員ということになるでしょう。おそらく日本の女子店員も、美しさの維持やセクハラ被害など、今回紹介した本で指摘されているような状況に多かれ少なかれ置かれているのではないかと思います。そうであれば、やはりここの問題に切り込んでいかないと、男女間の賃金格差の起源を断つことはできないでしょう。

 女子の問題からは離れますが、日本のケースでもう一つ気になるのは、長時間労働の多さです。大学生の労働経験が大学での学習に活きるのか、それとも阻害してしまうのか、決定的な結論が出ていないのが現状です。しかし、一点だけ一貫した結論が出ているのは、週に20時間を超える労働は大学生の学習を阻害するというものです。そして、日本の大学生の9人に1人以上はこのような長時間労働に従事しています。これだけ長い労働時間になると、就労体験から得られる良い効果よりも悪影響の方が確実に大きくなってしまうので、対策を講じる必要があるでしょう。

まとめ
 私の最初の労働経験は小学生の時の数年間の新聞配達でした。朝早起きする大変さもそうですが、天気の悪い時や正月の配達の大変さを身に染みて覚えています。この最初の労働体験が影響してか、私は同じような学歴や経歴の人達と比較して、お金は額に汗水たらして稼ぐものだという労働観が強いように思います。

 このように、最初の労働体験はその後の労働観に強く影響を与えます。日本の少女達の多くも米国と同様に、学校を卒業する前から労働体験が始まっています。学校や企業に働きかけるだけでなく、この女子労働におけるジェンダー問題に切り込んでいかないと、この最初の労働体験が女性のキャリア選択や労働観を歪ませ、女性の労働参加に悪影響を与え続けることになるでしょう。

少女であることのコスト 女性の低賃金問題は在学中のアルバイトからはじまっている

 なぜ女性の賃金は男性よりも低いのかを考える上で、女子教育の問題や職場での女性差別、出産育児などの重要な要因を連載の中で取り上げてきました。しかし、この女性の低賃金問題を考える上で、重要なトピックはまだあります。

 男女間の賃金格差や女性の労働参加というと、学校を卒業した後のことをイメージする人が多いかもしれません。かく言う私もその一人でした。しかし最近、『The Cost of Being a Girl (少女であることのコスト)』という本を読んで、これらの問題を「教育」と「労働」で切り離すことは誤りだと気が付きました。この本では、働く10代の女子に焦点を当てて、男女間の賃金格差の起源に迫っています。

 確かに日本でも、高校生年齢に相当する15歳から19歳の人口の8.7%は学校に行く傍らで仕事をしていますし(総務省「平成24年度就業構造基本調査」)、大学生を見ても、全くアルバイトをしていない学生の割合は20%にも満たず(国立教育政策研究所「学生の成長を支える教育学習環境に関する調査研究」)、大半の若者が、教育期間を終えて就職する前に数年程度の労働経験を持っていることになります。そして、往々にしてこの学生時代の労働経験は、その人の労働観を形成し、就職や就労パターンなどに作用して、一生涯影響を与えたりします。

 そこで今回は、この本の内容を通じて、日本と同程度に女性の労働参加率が低く、ジェンダーステレオタイプが根強く残る、米国の少女達の事例を紹介しつつ、日本の状況についても少し触れてみたいと思います。

10代女子の主な働き口―ベビーシッターと小売店の店員
 米国では、共働きの富裕層が学生にベビーシッターを頼むことがあります。しかし女子学生に依頼することは比較的よく見られても、男子学生に依頼することはほとんどありません(データ的にもほとんど存在しないことが分かっています)。日本ではあまり見られない形態の女子労働なので、概要だけかいつまむと、こうした傾向には3つの問題を指摘することが出来ます

①女性が育児をするものだというジェンダーステレオタイプが刷り込まれる

②ケア労働であるため金銭的な交渉がしづらい

③仕事と非仕事の境界があいまいになりサービス残業が当たり前になる

 この3つの問題が当然のものとして女子に刷り込まれてしまって、彼女たちのその後の職業選択や労働観に悪影響を及ぼしてしまいます。

 もう一つ少女たちが従事する典型的な労働は、小売店の店員(ショップガール)です。この業種の一つの特徴として、外見的な美しさが重視される職である点が挙げられます。外見的な美しさが、本人の賃金や周りの人たちの生産性に与える影響については、近年経済学の分野で分析が進んでいるので詳細はその分野の本(例えば『美貌格差: 生まれつき不平等の経済学』(東洋経済新報社)など)に譲りますが、小売業界の場合、そこでの議論とは少し異なる特徴を持ちます。

 今日の小売業界で特徴的なのは、女子店員に自社ブランドを体現することを求めている点です。明るく美しいことは必須前提条件とされますが、さらに自社ブランドの商品を自費で購入することが求められています。例えば、アパレルであれば自社ブランドの商品を身にまとって接客することが必要とされます。その他の小売業界でも、制服がある所を除けば、やはりそのブランドを体現するような服装であることや、商品に精通するためにブランドの商品を購入することを求められます。

 自社ブランド商品の購入を女子店員に求めることは、実質的な給与の減少につながります。また問題はそれだけに留まりません。一般的に女性の方が男性よりも給与交 渉が苦手であるのは広く知られるようになってきましたが、マネージャーには「女子店員は自社ブランド商品が直接購入できるから働いている」と考える傾向があるため、給与交渉に真剣に取り合ってくれず、交渉を更に難しいものにしてしまうのです。

 『The Cost of Being a Girl』には他にも女子店員を取り巻く問題がいくつか指摘されています。代表的なものとして、①セクハラにさらされやすい、②他の業種と比較したときに、アパレルや飲食店の店員は給与が上がりにくい、③女子店員は男子店員と比較して、急なお願いや残業を頼まれやすい、④男子店員が一般的な求人で入ってくることが多いのに対し、女子店員は友達繋がりから入ってくることが多く、マネージャーは女子店員が真剣に働いているとは捉えないし、女子店員たちもこれが自分の「本当の」仕事だとは思わなくなる、という4点が挙げられます。

 これらの10代女子の労働経験は、ジェンダーバイアスのかかった労働観を植え付け、その後のキャリア選択や労働観に影響を与えます。それは例えば、子育ては女性がするのが当たり前、給与の交渉はしないのが当たり前、外見的な美しさが何よりも重要、多少のセクハラは許容して当たり前、といったものです。言うまでもなく、こういった労働観は男女間の賃金格差や女性の労働参加に負の影響を及ぼすでしょう。男女の労働問題を解決するためには、この問題の起源である10代女子の労働環境の問題に取り組むことも必要です。

日本の女子労働の状況
 では日本の場合はどうでしょうか?

 冒頭でも言及した、国立教育政策研究所・学生の成長を支える教育学習環境に関する調査研究によると、日本の大学生の8割以上はアルバイトに従事しています。このことから、やはり日本でも学校を卒業する前の数年間の労働経験が、若者の労働観に大きく影響している可能性があります。

 残念なことに男女別のデータが公開されていなかったので、全体的ないくつかの特徴について言及したいと思います。まず、日本の大学生でアルバイトをしている者のうち、2/3程度は今回言及した飲食・販売業に従事している点です。つまり、女子大生の約半数以上が小売店の店員ということになるでしょう。おそらく日本の女子店員も、美しさの維持やセクハラ被害など、今回紹介した本で指摘されているような状況に多かれ少なかれ置かれているのではないかと思います。そうであれば、やはりここの問題に切り込んでいかないと、男女間の賃金格差の起源を断つことはできないでしょう。

 女子の問題からは離れますが、日本のケースでもう一つ気になるのは、長時間労働の多さです。大学生の労働経験が大学での学習に活きるのか、それとも阻害してしまうのか、決定的な結論が出ていないのが現状です。しかし、一点だけ一貫した結論が出ているのは、週に20時間を超える労働は大学生の学習を阻害するというものです。そして、日本の大学生の9人に1人以上はこのような長時間労働に従事しています。これだけ長い労働時間になると、就労体験から得られる良い効果よりも悪影響の方が確実に大きくなってしまうので、対策を講じる必要があるでしょう。

まとめ
 私の最初の労働経験は小学生の時の数年間の新聞配達でした。朝早起きする大変さもそうですが、天気の悪い時や正月の配達の大変さを身に染みて覚えています。この最初の労働体験が影響してか、私は同じような学歴や経歴の人達と比較して、お金は額に汗水たらして稼ぐものだという労働観が強いように思います。

 このように、最初の労働体験はその後の労働観に強く影響を与えます。日本の少女達の多くも米国と同様に、学校を卒業する前から労働体験が始まっています。学校や企業に働きかけるだけでなく、この女子労働におけるジェンダー問題に切り込んでいかないと、この最初の労働体験が女性のキャリア選択や労働観を歪ませ、女性の労働参加に悪影響を与え続けることになるでしょう。

無秩序に積まれた皿とビール缶……“中年男性”の貫禄漂う30女の棚が“清楚女子”に変貌!

 20代の捨てられない思い出、過去の恋愛、三日坊主のアイテム、蓄積された趣味のコレクション、不安の数だけ溜まるストック商品……。収納ライター・ito makiが、30代・女性のひとり暮らしにありがちな、モノと煩悩に支配された“汚部屋"を一掃。ゴミという名の過去を捨て、心ごと汚れを洗い流し、願いが叶う“悟り部屋”に変えていきます!

【煩悩001-4】皿も郵便物も一緒くた……来るもの拒まずの「無秩序ラック」を改心(Aさん・35歳)

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 ひきつづき、第1回目のクライアント・東京都23区内の2Kに住むAさん(35歳)のお部屋を片付けていきます。

 写真のように、かなりスッキリしました。

VOL.1:流行遅れのルクエ、芽の出たイモ……「モノに支配された」30代女子キッチンの現実
VOL.2:30女の“汚キッチン”に宿るは、雑念と虫の気配……心の余裕のなさは、水場に現れていた!?
VOL.3:30女の可愛いセンスが「汚シンク」を構築!? “色と汚れ”の氾濫を一挙解決する方法

 

 絵的にはこれがゴールですが、Aさんの暮らしには「使いやすさ」が必要なので、新たに「キッチンカウンター」を設置します。

 Aさんのキッチンには、食器棚がないことに加え「カフェタイムを楽しみたい」という夢があったので、あちこちに散らばっていたコーヒーを煎れるアイテムをひとまとめにして「カフェコーナー」を用意します。また、ゴミ箱もなかったので、「100円で作れるゴミ箱」の作り方をご紹介します。

 目的は、キッチンでの作業が楽になること!


001-4-03-500 無秩序にモノが山積みとなっていたレンジラックを排除し、代わりにカラーボックス2つを連結。コーヒーを煎れる時間が楽しくなる「キッチンカウンター」を設置しました。
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 カラーボックスを選ぶなら、ニトリのカラーボックス(1,102円/税抜/ライター調べ)をおすすめします。棚板の高さ調節に加え、棚板追加も可能で、暮らしに合わせたカスタマイズができるように作られています。

 カラーボックスの中には、【VOL.3】で問題だった、シンク周りに転がる食器やカフェグッズ、茶葉類のストックを収めました。ペットボトルや缶を分別できるゴミ箱(100円×2/税抜)も設置しています。(合計 2,404円/税抜)

 この先、引っ越しをするかもしれないひとり暮らしに、大きなゴミ箱は不要です。手放す時に、お金と時間がかかるモノだからです。でも、レジ袋をぶら下げているのも生活臭が出て悲しい感じ……。

 そこでおすすめしたいのが、セリアのランドリーバッグです。
001-4-04-600 近所のスーパーでいただいたペットボトル用のダンボールは、ランドリーバックにピッタリのサイズ。ダンボールのフチはガムテープで補強しましょう。(合計100円/税抜)

 「キッチンカウンター」と「バッグinゴミ箱」を追加して、機能的なキッチンへと生まれ変わりました。
001-4-02-500 ビフォーの写真を見ると、焼酎の瓶やプロテインが散らばっているので“中年男性が住んでいる”ような印象でしたが、白の効果で女性らしさがアップしています。
001-4-02a-500 「白は汚れやすい」と避ける方も多いのですが、本当は「白は維持しやすい」のです。汚れや不要なモノが目につきやすく、注意を払うように心が働くからです。

 また、暗い部屋を明るく広く見せる効果もあり、清潔感を印象づけてくれます。

 まとめ

 モノを減らせばスッキリしますが、暮らしを楽にするためには「使い心地」を考えなければなりません。料理がしやすいキッチンなら、Aさんの料理好きな長所を伸ばすことができます! また、キッチンにこびりついた汚れを一掃したことで、淀んだ空気も消え去りました。神聖な水回りもピカピカです。

VOL.4 のキッチンカウンターに使用した合計金額は、2,504円(税抜)です。

VOL.1からVOL.4までのキッチン改造にかかった総計は、6,204円(税抜)になります。

★before
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★after
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 写真(アフター)の右手にある茶色の棚は、大きな下駄箱です。Aさんは、この場所で郵便物の整理やマスクを装着する習慣がありました。これまで何年も築いてきた動線を崩さずに、「散らかりにくいキッチン」へと片付けました。戻す場所がわかれば、掃除が苦手なAさんでも散らかりません。

 収納とダイエットは、よく似ているといわれます。せっかくスリムになっても、リバウンドしたら意味がないと……。
 
 Aさんは、自分の体型管理がしっかりできているので「ずぼら」や「だらしない」が理由ではありません。Aさんは、不得意なだけです。これをきっかけに、片付けの興味が湧き「スッキリしたい」と夢を膨らませていくはずです。

 片付けから2週間後、Aさんに感想を聞きました。


★Aさんのコメント

 モノの場所が決まっているので、すべての作業が楽です。これまでは食器類をカゴに積み上げっぱなしだったので、移動するたびに、何枚のお皿やグラスが割れていたか……。そのたびに、悲しい思いで片付けていました。不潔だけじゃなくて不吉なキッチンでしたね〜。あとは「こんなに食品のストックを持っていたのか!」と自分でもびっくりしました。これを機に、キレイを維持しようと思います。掃除はやっぱり嫌いなので、定期的にシルバーセンターにお願いしようかなって思ってます!

 

 

→次回
【VOL.5】ホコリまみれの収納ラック・ビフォーアフター

(毎週月曜更新・次回は5月28日予定)

<プロフィール>
ito maki
収納ライター・兼・整理収納アドバイザー1級。おがくず工場に生まれ、ホテル清掃員、国鉄系レストランの厨房、内装会社、デパートの搬入搬出など“家事の土台”を極めた生活を経て、出版社入社ののち独立、現在に至る。モノを手放すほど「幸運」が舞い込むジンクスを何度も体感! 貧乏神と決別した実体験をもって、整理収納の威力をお伝えします。
Instagramはこちらから

 


<片付けに悩む[30代・ひとり暮らしの女性]を大募集>

自分のお部屋を片付けたい、都内近郊在住の30代女性を募集。収納ライターのito makiさんが、30代女性・ひとり暮らしの「煩悩部屋」を一掃いたします。URL先の応募要項をご一読の上、ふるってご応募ください!

★応募フォームはこちら★

 

ブランドイメージ失墜の危機……丸善雄松堂書店の“ひどいリニューアル問題”は予想外に深い傷

 日本の文化を担ってきた老舗書店が、どうなってしまっているのか――。

 日本有数の書店・出版グループの丸善が、ある店舗のリニューアルをめぐる問題で急速に企業イメージを悪化させている。

 発端となったのは、書店員のつくるフリーペーパーとして読書好きには知られていた『にゃわら版』の制作者・かいぬし氏が、勤務先であった立教大学内の丸善雄松堂書店を辞めるに至った経緯をブログで公開したこと。

 すでに多数のアクセスを集めているが、そこには驚きの内容が記されていた。

・勤続10年のかいぬし氏をはじめ、ベテランスタッフも7人が退職。12月に入った新人もほとんど退職

・大学内の書店なのにまともに教科書販売ができなかった

・退職にあたって「もうにゃわら版は書きませんという念書」を要求された

 などなど……。
https://nyawaraban2014.amebaownd.com/posts/4135126

 問題の発端は、昨年の店内のリニューアル。

 この際、丸善雄松堂書店は店舗面積を半分にした上で見栄えのよい書店を追求。洋書を並べてかっこよく見せる一方で、大学の授業で指定されている教科書が置かれなくなったり、毎年売れる簿記のフェアなどが行えなくなったり。

 オシャレ追求型書店によくある「見栄えはいいけど、中身はスカスカ」の極北になってしまったのだという。

 さらに、書店員の経験と知識もないがしろにされ、書店はバイトだけでも回るかのような扱いの果てにベテラン書店員は次々と辞めることを余儀なくされたというのである。

 丸善雄松堂は、グループ内の法人営業を中心とする企業。

 少々ややこしいが、現在の丸善は大日本印刷の子会社の丸善CHIホールディングスが母体。その中に、大学や研究施設などの法人営業を中心とする丸善雄松堂や、書店の丸善やジュンク堂を運営する丸善ジュンク堂書店。さらに、出版部門は学術部門の丸善出版株式会社や児童書の岩崎書店。さらに、図書館の運営を担う図書館流通センター(TRC)も丸善グループである。

 今回は、あくまで丸善の中の一子会社のやらかし。書店や出版部門の伝統を担う丸善は、そこまでひどいとは思いたくない。そんな声もネットでは散見される。

 だが、グループ内には、まだ多くの問題が。人数が限られているので、特定を避けるためにぼやかすが、最近、グループ内の出版部門の子会社を退職した社員は話す。

「とにかく仕事が忙しい。忙しいのはいいんですが、給料が安いんです。でも、出版社を希望して入ることができたのですから、安いのは構いません。でも、何年勤務しようとないんですよ、ボーナスが……」

 今どき、よほどのブラック企業でもない限り、雀の涙ほどの寸志であっても準備するもの。それすらないとは……。一気にブラック感が強まる。

 前述のかいぬし氏のブログでも、ベテラン書店員に最低賃金しか支払っていないことが発覚。これは、一種の「やりがい搾取」と取られても仕方ない。

 もともと丸善は本だけでなく、服や靴、ハヤシライスなども販売し、この国の生活文化を担ってきた企業。いくらグループ内の子会社のやらかしとはいえ、「丸善」という名前が大きく傷ついたことは間違いない。

 これを回復するには、膨大な時間がかかるだろう。
(文=是枝了以)

ブランドイメージ失墜の危機……丸善雄松堂書店の“ひどいリニューアル問題”は予想外に深い傷

 日本の文化を担ってきた老舗書店が、どうなってしまっているのか――。

 日本有数の書店・出版グループの丸善が、ある店舗のリニューアルをめぐる問題で急速に企業イメージを悪化させている。

 発端となったのは、書店員のつくるフリーペーパーとして読書好きには知られていた『にゃわら版』の制作者・かいぬし氏が、勤務先であった立教大学内の丸善雄松堂書店を辞めるに至った経緯をブログで公開したこと。

 すでに多数のアクセスを集めているが、そこには驚きの内容が記されていた。

・勤続10年のかいぬし氏をはじめ、ベテランスタッフも7人が退職。12月に入った新人もほとんど退職

・大学内の書店なのにまともに教科書販売ができなかった

・退職にあたって「もうにゃわら版は書きませんという念書」を要求された

 などなど……。
https://nyawaraban2014.amebaownd.com/posts/4135126

 問題の発端は、昨年の店内のリニューアル。

 この際、丸善雄松堂書店は店舗面積を半分にした上で見栄えのよい書店を追求。洋書を並べてかっこよく見せる一方で、大学の授業で指定されている教科書が置かれなくなったり、毎年売れる簿記のフェアなどが行えなくなったり。

 オシャレ追求型書店によくある「見栄えはいいけど、中身はスカスカ」の極北になってしまったのだという。

 さらに、書店員の経験と知識もないがしろにされ、書店はバイトだけでも回るかのような扱いの果てにベテラン書店員は次々と辞めることを余儀なくされたというのである。

 丸善雄松堂は、グループ内の法人営業を中心とする企業。

 少々ややこしいが、現在の丸善は大日本印刷の子会社の丸善CHIホールディングスが母体。その中に、大学や研究施設などの法人営業を中心とする丸善雄松堂や、書店の丸善やジュンク堂を運営する丸善ジュンク堂書店。さらに、出版部門は学術部門の丸善出版株式会社や児童書の岩崎書店。さらに、図書館の運営を担う図書館流通センター(TRC)も丸善グループである。

 今回は、あくまで丸善の中の一子会社のやらかし。書店や出版部門の伝統を担う丸善は、そこまでひどいとは思いたくない。そんな声もネットでは散見される。

 だが、グループ内には、まだ多くの問題が。人数が限られているので、特定を避けるためにぼやかすが、最近、グループ内の出版部門の子会社を退職した社員は話す。

「とにかく仕事が忙しい。忙しいのはいいんですが、給料が安いんです。でも、出版社を希望して入ることができたのですから、安いのは構いません。でも、何年勤務しようとないんですよ、ボーナスが……」

 今どき、よほどのブラック企業でもない限り、雀の涙ほどの寸志であっても準備するもの。それすらないとは……。一気にブラック感が強まる。

 前述のかいぬし氏のブログでも、ベテラン書店員に最低賃金しか支払っていないことが発覚。これは、一種の「やりがい搾取」と取られても仕方ない。

 もともと丸善は本だけでなく、服や靴、ハヤシライスなども販売し、この国の生活文化を担ってきた企業。いくらグループ内の子会社のやらかしとはいえ、「丸善」という名前が大きく傷ついたことは間違いない。

 これを回復するには、膨大な時間がかかるだろう。
(文=是枝了以)

動画配信サービスも、まだこれから……レンタルビデオの減少が制作現場にもたらす危機感

「最近、TSUTAYAが少なくなったな……」そんな会話を耳にする人が増えているのではないだろうか? Amazonプライム・ビデオをはじめ、世界最大手のNetflixが普及するなど、動画配信の急速な普及により、レンタルビデオは過去の産業になりつつある。

 とりわけそれを決定付けたのは、今年2月にTSUTAYAの恵比寿ガーデンプレイス店が閉店したことだ。1994年にオープンした同店は、「置いていない商品はない」といわれるレベルの品ぞろえで、わざわざ遠方から見たい映画を探して借りに来る人もいたものだ。

 音楽CDのほうは、もっと急速に縮小している。先日、久しぶりに新宿のTSUTAYAに行ったら、レンタルCDコーナーはなくなっていた……。もはや、レンタルCDはサービスをやめるくらいに需要がなくなっているのだ。

 近年、レンタルビデオ店としてのTSUTAYAは縮小。親会社であるカルチュア・コンビニエンス・クラブは、出版社の買収や書店事業の展開など、新たな事業へとシフトしている。

 日本映像ソフト協会などが2018年に発表した調査では、17年時点で映像ソフト市場規模は、前年からほぼ横ばいの5,213億円。この中で、有料動画配信の利用者の割合は5年前と比べて3.8倍の伸びとなる13.9%に急増。一方、レンタルの利用者の割合は22.4%減となる26.8%へと下がった。[k1] 

 ユーザーに映像作品が届く、言わば出口の部分の変容。これは、実制作の現場にも影響を及ぼしている。

「とりわけ低予算の映像作品では、制作費の回収においてDVDの売り上げが重要。中でもレンタルビデオ店は『この程度の作品なら○枚は置いてくれるだろう』と予測することができました。ところが、ここ数年で大きく変わりました。レンタルビデオ店の収益が、従来の半分近くまで下がってしまったのです……」(映像制作会社)

 前述のように、レンタルビデオが減った分、配信サービスは増加しているのだが、売り上げもシフトしているわけではない。「明らかにYouTubeなど、ネットで無料で見られるものに食われている」という関係者の声もある。

 今はまだ、ネット配信への移行期。しばらくは、思わぬところで苦境が続きそうだ。
(文=是枝了以)

二宮和也の天才的なアドリブと洞察力…努力を見せない男の“隠れた努力”を目撃!

 皆さん、ごきげんよう。アツこと秘密のアツコちゃんです! 4月クールのドラマも中盤戦だけど「やっぱり刑事ドラマ強し」で、テレビ朝日の一人勝ち状態。井ノ原快彦主演の『特捜9  警視庁捜査一課特別捜査班』がトップを走り、その後を波瑠と鈴木京香主演の『未解決の女  警視庁文書捜査官』が追随、内藤剛志主演の『警視庁・捜査一課長  season3~ヒラから成り上がった最強の刑事!~』と続いて……。視聴率トップ3のドラマタイトルが全部似ているからちょっとゴチャゴチャしちゃうけど、「安定の刑事もの。少しぐらい内容がかぶっても、やっぱり見ちゃう!」と評判も上々。全国津々浦々の老若男女から支持されているのよね。

 当初は渡瀬恒彦さんから引き継いだ「9係から特捜9へ。」のキャッチコピーに「荷が重いよ、胃が痛いよ~」と嘆いていたイノッチだけど、蓋を開けてみれば堂々の首位。渡瀬さんは亡くなる前、体調が思わしくないのに『警視庁捜査9係』のレギュラーメンバー総出の会見を開いて、「僕が美味しいお肉を調達するので、ぜひ来てください」と懇意の記者たちを練馬の東映東京撮影所に呼んでくださったの。大ベテランなのにお席にまで来て「お肉を焼くのはイノッチだから遠慮しないでいっぱい食べてね。イノッチのこと応援してあげてよ」と優しくアテンドしてくださって。今でも思い出すたびに胸がジーンとしちゃうわ。

 このチームはイノッチはじめ羽田美智子さん、津田寛治さん、吹越満さん、田口浩正さん、中越典子さん、原沙知絵さん他、大勢のレギュラーキャストがとても仲良しでいいムードなんだけど、今回は山田裕貴くんやジャニーズJr.の宮近海斗くんが加わって新たな若いファンを獲得したり、やっぱり寺尾聰さんが渋くてカッコイイしね。どこか渡瀬さんの気配を感じる安心安定の刑事ドラマだから、今後もずっと続いていくんだろうなぁ。イノッチもムードメーカーとして現場を盛り上げていて、スタッフも心底ホッとしたんですって。

 各局どこのドラマプロデューサーも頑張っているのに、このご時世だからなのか、どうにも視聴率が伸びなくて「あーあ、刑事ドラマと医療ドラマだけ作ってろってことかよ」なんて愚痴るプロデューサーも多数。テレビ朝日にジェラってるだけなのが、かなり痛々しいわ。

 まぁアツ的にはタイトルがなかなか覚えられないけど、長澤まさみ主演の月9『コンフェデンスマンJP』と、坂口健太郎主演の『シグナル  長期未解決事件捜査班』も推しなんだけど。元気のないフジテレビが大金をかけて作った入魂の月9は、まさみちゃんの弾けっぷりに目を見張るし、かつての月9の勢いを早く取り戻して欲しいと願わずにはいられない優秀作品よ。次クールは上戸彩ちゃんの名前が上がってるけど、このまま繋がっていって欲しいな。月9放送直前の『痛快TV  スカッとジャパン』が面白いんだから、ドラマでチャンネルチェンジされちゃうなんてもったいないもの。

 それと有閑マダムたちがこぞって大好きなディーン・フジオカ主演の『モンテ・クリスト伯ー華麗なる復讐ー』は、もうどう表現すればいいのかしら? 最近は「おディーン様」じゃなくて「おデーコン様」と呼ぶ元おディーン様ファンの先輩女性記者は『モンクリ伯ー加齢なる悲劇ー』とタイトルを変えて呼んでるし、どうしたもんだろ。フジテレビも悲喜こもごもだけど、とにかく1日も早く輝きを取り戻すことを夢見て応援していくからね。

 さて一方、前評判はダントツで高かった岩田剛典主演の『崖っぷちホテル!』(日本テレビ系)も、案の定『崖っぷちドラマ!』と呼ばれちゃってて可哀想。岩ちゃん、人気占い師のしいたけさんに相談に行ったのに、崖っぷちに追い込まれたまま。日曜夜のドラマ枠がまだ定着していないのかもしれないけど、あのホテルが再建する前にバイバイだわぁ。

 7月クールは加藤シゲアキ初主演ドラマ『ゼロ  一攫千金ゲーム』に決定して、もうまもなくクランクインよ。何と小山慶一郎、増田貴久、手越祐也とNEWSのメンバーも全員がどこかで友情出演するそうだし、あっと驚く事務所の後輩も出演するとかで話題作りには事欠かないんだけど、大丈夫かな? ぜひいいニュースだけを聞かせてちょーだいね!

 そんな不調の4月ドラマだけど、視聴率的に第4位につけているのは、忘れちゃいけない二宮和也主演の日曜劇場『ブラックペアン』(TBS系)。当初は米倉涼子主演の大ヒット作『ドクターX~外科医・大門未知子~』(テレビ朝日系)を超える医療ドラマと噂されていたんだけど、それは置いといて。やっぱりニノの演技力は卓越していると認めざるを得ないわよね。

 よく「二宮和也は天才!」と評されて、今回のドラマのインタビューでも「あなたは自分が天才だと思いますか?」と、いろんな人から聞かれちゃったんですって。アツも悔しいけど、昔からちょいちょいこの質問を繰り返してきたの。何かあの演技を見ていると、自然と聞きたくなっちゃうのよね。

 そのたびに苦笑いされて「天才? 天才ってどんな人だろうね。何なんだろう?」なんてはぐらかされて。「共演する女優さんたちにもよく聞かれるのよ。『あの演技はどうやったんですか? どんな役作りをするんですか?』って。まぁその都度、何とか答えるんだけどさ。同業者から興味を持たれるのは嬉しいよね」と至ってクールなニノなんだけど、一緒に仕事をしたことがあるドラマプロデューサーたちは「二宮和也は決して天才として生まれたわけじゃなくて、努力の上に成り立った天才なんだ!」って、みんながみんな言うの。でも「その努力する姿は人に見せない」のがいかにもニノらしいけど。

 ドラマの現場には台本は持ち込まない。どんなに忙しくてもセリフはすべて頭に入っていて、手に持っているのはゲーム機だけ。今回も小泉孝太郎さんが「本番直前までゲームをしてる。どうやって瞬時に役になり切れるのか、本当にわからない。僕には信じられないよ」と驚いていたけれど、いつもこんな感じ。

 スタジオ前室では、タバコをくゆらせながら竹内涼真くんや葵わかなちゃんの話し相手になったり、悩み続ける涼真くんにさりげなくアドバイスをしたり。アドリブもプロデューサーの度肝を抜くようなものをすんなりやっちゃって、その全部がドラマ細部にまで気を配った的確なアドリブなんですって。今までいろんな後輩たちがニノからアドバイスをもらってたけど「とにかく上から目線じゃないの。絶対に偉そうじゃなくて、本当にハッと気づかせてくれる一言をくれる。二宮さんの観察力ハンパない」と誰もが絶賛するのよね。「他人に興味ない」風を装いつつも、実はちゃんと見ていて、何気なく重要ポイントを伝えていく。ニノったら、なんてカッコイイんでしょ。

 連ドラ主演は4年ぶりだけど、前回の『弱くても勝てます~青志先生とへっぽこ高校球児の野望~』(日本テレビ系)の時も、いっぱいの野球部の若い連中を相手にきちんと適材適所な指示を出していて、優しく細やかにみんなの面倒を見ていたわ。

 ある時、撮影当日に台本が大幅に変更されて、それが8ページぐらいあってね。いくらニノでもそんな急には覚えられないだろうなと思ってたんだけど、「とんでもない集中力を発揮して、ものの1時間ぐらいで完璧に覚えてきた」とプロデューサーもびっくりしていたわ。

 でもね、「ニノは天才じゃないと思った。スタジオの個室に閉じこもって何度も何度も声に出してセリフを言い続けた。休みもせずに、ひたすらずっと練習してた。大丈夫? って聞いたら『焦ってるよ、時間ないしさ。大丈夫じゃないけど、やるしかねーから』って。努力してる所をちょっとだけ見せてもらえた気がして感動しちゃったよ」と言ってたの。スタジオ内の食堂でお気楽に伸びたラーメンをすすりながら待っていたアツは、その話を聞いて鳥肌が立っちゃったわ。「そりゃ努力の上に天才は作られるんだな」って改めて感心。

「役作り? 役作りってどうやるんだろ? 天才って何者? 俺? 俺は天才とはまた違う生き物だと思うよ」と、役者論に関しては決して多くは語ってくれないんだけど、あの数々の演技の中に答えが隠されているんだから、聞くだけ野暮ってもんなのかもね。うっかり毎回、どうしても知りたくなって聞いちゃうんだけど、ニノの演技は見て感じればいいのかもしれないわ。

 特に今回は、涼真くんたち若手の台頭も面白いけど、ベテランの市川猿之助さんや内野聖陽さんたちがいらっしゃって、敵対しあうヒリヒリ感がたまらないわよね。猿之助さんは歌舞伎界の重鎮なのに、現場ではみんなを笑わせたりと気さくなお人柄で、内野さんは口数は少ないんだけど、存在そのものがもう重厚で。「俺は台本をもらうとグツグツ煮込んじゃうタイプで、夜な夜なあーでもないこーでもないと一人鍋なんだよ。まさに鍋奉行(笑)。セリフを発するまでに時間がかかるすごく面倒くさい役者」なんだと、インタビューで自虐的に答えてくださったんだけど、ニノとのやりとりのどの瞬間も、何か謎や嘘がありそうで目が離せないものね。ま、大ベテラン相手にさらりと演技をする(かのように見せる)ニノがやっぱり一番すごいけど!

 秋には米倉さんの新作ドラマがスタートするそうで、大門未知子ロスは耐えられそうにないけど、今はそれより『ブラックペアン』のシリーズ化を希望したいわ。まぁニノの刑事ドラマでもいいけど。「テレビ見ない。そもそも部屋にないもん。YouTube見てるかゲームしてるかどっちかだな」という若い世代のテレビ離れを止められるのは、もう本物の演技派俳優たちが出演する内容の濃い刑事ドラマor医療ドラマだけなのかもしれないわ。その第一人者はまずは怪優・二宮和也なのかも。あの自然っぽく見える超越した演技、教えてもらえなくてもやっぱりその謎が知りたいしね。ニノに何度も聞きたくなっちゃう気持ち、わかっていただけると幸いです。努力型天才俳優・二宮和也から、いつか答えをもらえる日が来るまで、アツも精進致しますっ、ハイ!

二宮和也の天才的なアドリブと洞察力…努力を見せない男の“隠れた努力”を目撃!

 皆さん、ごきげんよう。アツこと秘密のアツコちゃんです! 4月クールのドラマも中盤戦だけど「やっぱり刑事ドラマ強し」で、テレビ朝日の一人勝ち状態。井ノ原快彦主演の『特捜9  警視庁捜査一課特別捜査班』がトップを走り、その後を波瑠と鈴木京香主演の『未解決の女  警視庁文書捜査官』が追随、内藤剛志主演の『警視庁・捜査一課長  season3~ヒラから成り上がった最強の刑事!~』と続いて……。視聴率トップ3のドラマタイトルが全部似ているからちょっとゴチャゴチャしちゃうけど、「安定の刑事もの。少しぐらい内容がかぶっても、やっぱり見ちゃう!」と評判も上々。全国津々浦々の老若男女から支持されているのよね。

 当初は渡瀬恒彦さんから引き継いだ「9係から特捜9へ。」のキャッチコピーに「荷が重いよ、胃が痛いよ~」と嘆いていたイノッチだけど、蓋を開けてみれば堂々の首位。渡瀬さんは亡くなる前、体調が思わしくないのに『警視庁捜査9係』のレギュラーメンバー総出の会見を開いて、「僕が美味しいお肉を調達するので、ぜひ来てください」と懇意の記者たちを練馬の東映東京撮影所に呼んでくださったの。大ベテランなのにお席にまで来て「お肉を焼くのはイノッチだから遠慮しないでいっぱい食べてね。イノッチのこと応援してあげてよ」と優しくアテンドしてくださって。今でも思い出すたびに胸がジーンとしちゃうわ。

 このチームはイノッチはじめ羽田美智子さん、津田寛治さん、吹越満さん、田口浩正さん、中越典子さん、原沙知絵さん他、大勢のレギュラーキャストがとても仲良しでいいムードなんだけど、今回は山田裕貴くんやジャニーズJr.の宮近海斗くんが加わって新たな若いファンを獲得したり、やっぱり寺尾聰さんが渋くてカッコイイしね。どこか渡瀬さんの気配を感じる安心安定の刑事ドラマだから、今後もずっと続いていくんだろうなぁ。イノッチもムードメーカーとして現場を盛り上げていて、スタッフも心底ホッとしたんですって。

 各局どこのドラマプロデューサーも頑張っているのに、このご時世だからなのか、どうにも視聴率が伸びなくて「あーあ、刑事ドラマと医療ドラマだけ作ってろってことかよ」なんて愚痴るプロデューサーも多数。テレビ朝日にジェラってるだけなのが、かなり痛々しいわ。

 まぁアツ的にはタイトルがなかなか覚えられないけど、長澤まさみ主演の月9『コンフェデンスマンJP』と、坂口健太郎主演の『シグナル  長期未解決事件捜査班』も推しなんだけど。元気のないフジテレビが大金をかけて作った入魂の月9は、まさみちゃんの弾けっぷりに目を見張るし、かつての月9の勢いを早く取り戻して欲しいと願わずにはいられない優秀作品よ。次クールは上戸彩ちゃんの名前が上がってるけど、このまま繋がっていって欲しいな。月9放送直前の『痛快TV  スカッとジャパン』が面白いんだから、ドラマでチャンネルチェンジされちゃうなんてもったいないもの。

 それと有閑マダムたちがこぞって大好きなディーン・フジオカ主演の『モンテ・クリスト伯ー華麗なる復讐ー』は、もうどう表現すればいいのかしら? 最近は「おディーン様」じゃなくて「おデーコン様」と呼ぶ元おディーン様ファンの先輩女性記者は『モンクリ伯ー加齢なる悲劇ー』とタイトルを変えて呼んでるし、どうしたもんだろ。フジテレビも悲喜こもごもだけど、とにかく1日も早く輝きを取り戻すことを夢見て応援していくからね。

 さて一方、前評判はダントツで高かった岩田剛典主演の『崖っぷちホテル!』(日本テレビ系)も、案の定『崖っぷちドラマ!』と呼ばれちゃってて可哀想。岩ちゃん、人気占い師のしいたけさんに相談に行ったのに、崖っぷちに追い込まれたまま。日曜夜のドラマ枠がまだ定着していないのかもしれないけど、あのホテルが再建する前にバイバイだわぁ。

 7月クールは加藤シゲアキ初主演ドラマ『ゼロ  一攫千金ゲーム』に決定して、もうまもなくクランクインよ。何と小山慶一郎、増田貴久、手越祐也とNEWSのメンバーも全員がどこかで友情出演するそうだし、あっと驚く事務所の後輩も出演するとかで話題作りには事欠かないんだけど、大丈夫かな? ぜひいいニュースだけを聞かせてちょーだいね!

 そんな不調の4月ドラマだけど、視聴率的に第4位につけているのは、忘れちゃいけない二宮和也主演の日曜劇場『ブラックペアン』(TBS系)。当初は米倉涼子主演の大ヒット作『ドクターX~外科医・大門未知子~』(テレビ朝日系)を超える医療ドラマと噂されていたんだけど、それは置いといて。やっぱりニノの演技力は卓越していると認めざるを得ないわよね。

 よく「二宮和也は天才!」と評されて、今回のドラマのインタビューでも「あなたは自分が天才だと思いますか?」と、いろんな人から聞かれちゃったんですって。アツも悔しいけど、昔からちょいちょいこの質問を繰り返してきたの。何かあの演技を見ていると、自然と聞きたくなっちゃうのよね。

 そのたびに苦笑いされて「天才? 天才ってどんな人だろうね。何なんだろう?」なんてはぐらかされて。「共演する女優さんたちにもよく聞かれるのよ。『あの演技はどうやったんですか? どんな役作りをするんですか?』って。まぁその都度、何とか答えるんだけどさ。同業者から興味を持たれるのは嬉しいよね」と至ってクールなニノなんだけど、一緒に仕事をしたことがあるドラマプロデューサーたちは「二宮和也は決して天才として生まれたわけじゃなくて、努力の上に成り立った天才なんだ!」って、みんながみんな言うの。でも「その努力する姿は人に見せない」のがいかにもニノらしいけど。

 ドラマの現場には台本は持ち込まない。どんなに忙しくてもセリフはすべて頭に入っていて、手に持っているのはゲーム機だけ。今回も小泉孝太郎さんが「本番直前までゲームをしてる。どうやって瞬時に役になり切れるのか、本当にわからない。僕には信じられないよ」と驚いていたけれど、いつもこんな感じ。

 スタジオ前室では、タバコをくゆらせながら竹内涼真くんや葵わかなちゃんの話し相手になったり、悩み続ける涼真くんにさりげなくアドバイスをしたり。アドリブもプロデューサーの度肝を抜くようなものをすんなりやっちゃって、その全部がドラマ細部にまで気を配った的確なアドリブなんですって。今までいろんな後輩たちがニノからアドバイスをもらってたけど「とにかく上から目線じゃないの。絶対に偉そうじゃなくて、本当にハッと気づかせてくれる一言をくれる。二宮さんの観察力ハンパない」と誰もが絶賛するのよね。「他人に興味ない」風を装いつつも、実はちゃんと見ていて、何気なく重要ポイントを伝えていく。ニノったら、なんてカッコイイんでしょ。

 連ドラ主演は4年ぶりだけど、前回の『弱くても勝てます~青志先生とへっぽこ高校球児の野望~』(日本テレビ系)の時も、いっぱいの野球部の若い連中を相手にきちんと適材適所な指示を出していて、優しく細やかにみんなの面倒を見ていたわ。

 ある時、撮影当日に台本が大幅に変更されて、それが8ページぐらいあってね。いくらニノでもそんな急には覚えられないだろうなと思ってたんだけど、「とんでもない集中力を発揮して、ものの1時間ぐらいで完璧に覚えてきた」とプロデューサーもびっくりしていたわ。

 でもね、「ニノは天才じゃないと思った。スタジオの個室に閉じこもって何度も何度も声に出してセリフを言い続けた。休みもせずに、ひたすらずっと練習してた。大丈夫? って聞いたら『焦ってるよ、時間ないしさ。大丈夫じゃないけど、やるしかねーから』って。努力してる所をちょっとだけ見せてもらえた気がして感動しちゃったよ」と言ってたの。スタジオ内の食堂でお気楽に伸びたラーメンをすすりながら待っていたアツは、その話を聞いて鳥肌が立っちゃったわ。「そりゃ努力の上に天才は作られるんだな」って改めて感心。

「役作り? 役作りってどうやるんだろ? 天才って何者? 俺? 俺は天才とはまた違う生き物だと思うよ」と、役者論に関しては決して多くは語ってくれないんだけど、あの数々の演技の中に答えが隠されているんだから、聞くだけ野暮ってもんなのかもね。うっかり毎回、どうしても知りたくなって聞いちゃうんだけど、ニノの演技は見て感じればいいのかもしれないわ。

 特に今回は、涼真くんたち若手の台頭も面白いけど、ベテランの市川猿之助さんや内野聖陽さんたちがいらっしゃって、敵対しあうヒリヒリ感がたまらないわよね。猿之助さんは歌舞伎界の重鎮なのに、現場ではみんなを笑わせたりと気さくなお人柄で、内野さんは口数は少ないんだけど、存在そのものがもう重厚で。「俺は台本をもらうとグツグツ煮込んじゃうタイプで、夜な夜なあーでもないこーでもないと一人鍋なんだよ。まさに鍋奉行(笑)。セリフを発するまでに時間がかかるすごく面倒くさい役者」なんだと、インタビューで自虐的に答えてくださったんだけど、ニノとのやりとりのどの瞬間も、何か謎や嘘がありそうで目が離せないものね。ま、大ベテラン相手にさらりと演技をする(かのように見せる)ニノがやっぱり一番すごいけど!

 秋には米倉さんの新作ドラマがスタートするそうで、大門未知子ロスは耐えられそうにないけど、今はそれより『ブラックペアン』のシリーズ化を希望したいわ。まぁニノの刑事ドラマでもいいけど。「テレビ見ない。そもそも部屋にないもん。YouTube見てるかゲームしてるかどっちかだな」という若い世代のテレビ離れを止められるのは、もう本物の演技派俳優たちが出演する内容の濃い刑事ドラマor医療ドラマだけなのかもしれないわ。その第一人者はまずは怪優・二宮和也なのかも。あの自然っぽく見える超越した演技、教えてもらえなくてもやっぱりその謎が知りたいしね。ニノに何度も聞きたくなっちゃう気持ち、わかっていただけると幸いです。努力型天才俳優・二宮和也から、いつか答えをもらえる日が来るまで、アツも精進致しますっ、ハイ!

できるホスト・ホステスも行っている、毎日できる「自信のつけ方」って?【ホストの学校レポート】

 「売れっ子ホスト・ホステス」に欠かせないのは自信だ。何もホストやホステスに限らず、自分に自信がなければ生きにくさが増す。しかし女性は特に自信をへし折られがちな現代社会で、どうやって自信を持ち、保てばいいのか?

 新宿・歌舞伎町の老舗ホストクラブ「愛 本店」も含め、全国で35ものホストクラブを運営する「グループダンディ」COO・巻田隆之氏はホストの育成ノウハウを通じ、一般に向けたコミュニケーションやマネジメントを学ぶ「ホストの学校」を開校している。3月24日には女性を対象にした「ホストの学校」も開かれた。講座の様子や、「自信のつけ方」について、巻田氏に伺った。

 自分に自信を持てない女性が多い

――「ホストの学校」は、男性向けのコミュニケーション、マネジメント講座ですが、今回女性向けに開講した背景について教えてください。

巻田隆之氏(以下、巻田) 男性向けの講座を行った時に女性向けは無いのか? と言うお声を多くいただいたのがきっかけです。チケットサイトを使い募集を行ったところ、アップしたその日に半分以上が埋まり、お陰さまで3日目には満員になりました。

――受講した女性はどういった方が多かったのでしょうか?

巻田 経営者の方、管理職の方、接客業の方です。半数以上がいままでホストクラブに行ったことないとおっしゃってました。

――ホストクラブである「愛 本店」での開催でしたが、何か意図があったのでしょうか?

巻田 せっかくなので、非日常的なロケーションの方が盛り上がるんじゃないかなと。実際、会議室のような場所で話すよりも雰囲気も出ますし。

――男性版と比べて、講座の内容を変えた部分はありますか?

巻田 男性版では「コミュニケーションを理解して成功を手に入れよう」と言うような内容でしたが、女性版は「自分自身をもっと好きになっていい」ということをお伝えしました。

――「自信がない/自己肯定感を持てない」という女性は少なくないですよね。

巻田 びっくりするぐらい多いです。外見もキレイだし自由になるお金もたくさんある。でもなぜか、「自分なんか」と自己否定をなされる方が意外と多くいらっしゃる。 自分を大切な存在として扱うこと。そうすればもっともっと人生はうまくいく。そういうことをお伝えさせていただきました。

 自分を好きになるために、自宅で1人でもすぐにできること

――しかし、自分を好きになる、自信を持つ、というのもなかなか難しいです。

巻田 そんなときにおすすめしているのが、「グッドアンドニュー」というワークです。良いこと探し、新しいこと探しの習慣を持ちましょうというものなのですが。……では、今から24時間以内にあった良かったことを思い浮かべてみてください。

――そうですね。私は「ソーシャルゲームが進んでうれしかった」と思い出しました。思わず顔がほころびますね。

巻田 人は、良いことを思い出しながら難しい顔を続けるのって、なかなかできません。おのずとつい笑顔になってしまう。毎日ニコニコしながら笑顔で過ごしている女性と、眉間にシワを寄せてしかめっつらで過ごしている女性と、男性はどちらに好意を持つと思いますか?

――笑顔の女性の方だと思います。でもニコニコしていた方がいいはずなのに、あえて不愉快なニュースや2ちゃんねるまとめサイトを自分から見に行くことってあるんですよね。なんでなのでしょう?

巻田 人には防衛本能があるので、もし万が一を考えて、ネガティブな方向に物事を考えようとする習性があります。だから普通に過ごしていると、どうしてもネガティブに寄ってしまう。だから「あえて」物事をポジティブに考えられる習慣をつけなければいけません。

 ポジティブな習慣が人生を好転させる

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――「ポジティブは大切」という意見は多くの人がすでに言っていますが、きれいごとや無理しているように聞こえる人も多くいますよね。

巻田 きれいごとやムリはしない方がいいと思います。ムリにポジティブになろうとするのではなくて、モノの見方を変える習慣を身につけることが大切です。これはリフレーミングという考え方なのですが、例えば自分自身に「飽きっぽい」という短所があったとします。だから自分はダメだなーって自分を責めるのではなくて、それを良い方向に解釈を変えてみる。例えば「飽きっぽい私」を、「好奇心が旺盛な私」とか「切り替えが早い私」みたいに解釈してみると、自分自身の印象はどうでしょうか? 少しでも自分を好きになれたなら、おのずとニコニコが増えていきます。

――自分を好きになる、自信を持つ、という習慣が、人生を好転させるということですね。

巻田 モノの見方を変えて良いことを探していると、起きる出来事の質が変わってくるのを感じてもらえると思います。

――授業の後にホストクラブでの接客体験会があったそうですね。

巻田 はい。せっかくホストクラブでセミナーを行いましたので、ついでにホストの接客体験も提供させていただきました。そこでは「愛本店」のホストがテーブルについて、参加者の皆さんにお酒を飲んでもらいながらコミュニケーションを楽しんでいただきました。

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――今後、ホストの学校ではどういった展開を考えていますか?

巻田 今回は1度目でしたので、あまり深いところには触れられなかったのですが、今後は過去の自分自身のトラウマを改善するような、深いところにも触れていきたいと思ってます。女性のみなさんに支えてもらった業界だからこそ、女性に恩返しをしたいです。今後も周期的に女性向けのホストの学校を開講して行く予定です。

――ホスト業界に長く携わってきた巻田さんですが、今後の目標について教えてください。

巻田 学生時代、あまり勉強や運動が得意じゃなかった人がいたとします。そういう人が一流企業で働こうとしても、大抵の人は学歴がないと働くことができないですよね? もちろん企業側も学歴だけじゃないというのも、わかっているとは思いますが、いまの日本のモノサシでは、そこでふるいにかけるしかないんです。じゃあ、学生時代に勉強をサボっちゃった人は、人生のゴールが決まっちゃってるのか?

 僕たちの業界には、学歴がなくても、ルックスが悪くても、トークがつまらなくても、ヤル気さえあれば普通のサラリーマンの何十倍ものお給料をかせげる土壌があります。ホスト業界を、歌舞伎町を、そういった子たちが、夢を目指して集まれる場所にしたいと言うのが僕の夢です。

「ホストの学校 番外編」
日程 2018年5月26日(土)
時間 15:00~18:00 ※接客体験 18:30~20:00(飲み物・軽食付)
場所 歌舞伎町「愛」本店
住所 東京都新宿区歌舞伎町2-22-5 叙々苑第2ビルB1F
参加資格 20歳以上の働く女性
定員 20名
参加費 3,000円(税込)
公式サイト

クラブ愛 本店

・当コンテンツはインフォメーションです。

アンネ・フランクが不憫すぎる……日記に隠された「黒歴史」の発掘に同情が集まる

 夜な夜なノートに、青春の主張や妄想アニメ・ラノベ設定を書き綴る。ある世代より上の人々は、必ず経験したことではなかろうか。

 今ではSNSが、その役割の一端を担っているが、2000年くらいまでは深夜にコンビニでノートを買いに走って、噴き出す思いを書き綴っていた人が多かった。「俺は○○を絶対に幸せにする(付き合ってない女のコ相手の妄想)」とか「○○設定集(つくる予定もないアニメ)」とか……ノートに思いの丈をぶつけるしかなかった。

 もしも、自分のそんな「黒歴史」が、見知らぬ他人の手によって暴かれたとしたら、まず恥ずかしくて生きてはいられないと思う。まして、死んでから、それらが多くの人の目にさらされるとなれば、それこそ恥だ。

 でも、まさか世界的に有名な少女がそんな仕打ちにあうなんて……。

 そんな「黒歴史」を暴かれたのが、アンネ・フランク。いわずと知れたホロコーストの犠牲者で『アンネの日記』で知られる人物である。

 現在『アンネの日記』として刊行されているものは、オリジナル版ではない。もともとは、強制収容所から生還した父・オットーが、隠れ家生活の支援者から受け取った、隠れ家の床に散らばっていた文書を編集したもの。

 さらに、これが公刊される際に辛辣な他者への批判や性に関する記述などは編集が加えられたのである。

 ところが、このたびオランダの博物館「アンネ・フランクの家」が研究機関と共同で、最初の日記帳を分析。そこで、のりで紙が貼られていたページに隠された内容が明らかになったのである。

 そこには下ネタ・ジョークのほか、自分がセックスについて説明することになった場合にどう答えるか。さらには、売春婦に関する記述として「パリには路地で男を誘う売春婦が多数いて私のお父さんもそういう売春宿に行ったことがある」ことが記されていたのだ。

 日記を執筆していた当時のアンネの実像を知ることができる貴重な発見。でも、遠い未来になって、隠していた部分が、見知らぬ他人に暴かれるとは想像していただろうか。SNSには、そんなアンネの気持ちを代弁するような言葉が集まっている。

「黒歴史ノートの全世界配信とか気の毒すぎる」
「黒歴史暴かれるのはつらみがある……」
「アンネ・フランク可哀想すぎる」
「こういうこと書いてる13歳のほうがよっぽど人間ぽくて好き」

 第三者の編集によって、どこか聖女のような印象を持たれてきたアンネ。こうした記述の発見で、等身大の少女としての彼女の姿も浮かんでくる。でも、やっぱり黒歴史が発掘されるのはかわいそうだ。

 世界的に「黒歴史」への同情があるのか、このニュースを報じる海外メディアの中には、詳細な黒歴史部分の記述を避けているものも多いようだ……。
(文=是枝了以)