舞台降板騒動の満島ひかり、新婚の宮崎あおいも 芸能プロ“独立・移籍トラブル”と、芸能界の落としどころ

 歌手・広瀬香美の独立騒動に続き、つい先日独立したばかりの女優・満島ひかりのクドカン舞台“降板騒動”をスポーツニッポンが報じた。芸能マネージャーが芸能ニュースの裏側をちょっぴり教えちゃう本連載。続いてお送りする第2回も、前回に続き、所属プロダクションからの移籍・独立問題について解説を加えていただきます!

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 さてさて、前回に続き、芸能人の独立・移籍にまつわるトラブルについて、我々マネージャーからはどういうふうに見えているか、語っていきましょう。

 前回お話しした能年玲奈みたいに事務所と揉めたケースではなく、「仕事も順調でノリにノッているのになぜ移籍……?」というケースもたまにありますよね。古くは根津甚八、樋口可南子、椎名桔平といった本格派俳優を多く輩出してきた、ユマニテという役者系の事務所を、この3月に突然独立した満島ひかりのケースなんかは、その典型でしょう。

 彼女はもともと、いまはシンガー&ダンサーとして大活躍中の三浦大知も所属していたアイドルグループ・Folderのメンバーでしたが、アイドル路線に限界を感じ、俳優の道を進むべく2009年にユマニテに移籍しました。

 そしてその2009年、当時インディーズ映画の雄として頭角を現しつつあった映画監督・園子温の『愛のむきだし』ヒロインに抜擢され、その後も映画『悪人』(2010年)やドラマ『モテキ』(2010年、テレビ東京系)といった話題作で印象的な演技を見せ、あっという間に業界から要注目女優に。その後、彼女の主演映画『川の底からこんにちは』(2010年)を監督した石井裕也と電撃結婚し、世間を騒がせます。

 園子温監督から言い寄られて一時期お付き合いしていたという根強い噂があったりとか、石井裕也監督との結婚もかなり突然だったりとか、彼女はもともと割と奔放な感じの女優さんだったので、今回のユマニテからの独立騒動も、「まあ、そういうこともあるのかなあ」とは思いました。けれど、“芸能界ど真ん中”な感じでイケイケのプロダクションであるレプロとは違って、ユマニテの社長さんは芸術的なセンスにあふれた穏やかな方だし、満島ひかりさんには実にぴったりな事務所だと思っていたので、やっぱりちょっとびっくり。そして残念だなあという思いはありますね。

 でも、一方で強く思うのは、満島ひかりくらいの演技力とバリューがあれば、もはやどの事務所に所属するかなんて一切関係なくて、あとは優秀なマネージャーがいれば、いい仕事はいくらでもできちゃうんですよね。地上波テレビにはなかなか出られなくなったとはいえ、敏腕マネージャー・飯島三智女史のもと、ジャニーズ事務所を離れてもそれなりに活躍できている稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾の“元SMAP”三人衆とかね。

 欧米のエンタメ界ではそもそも、仕事をアレンジメントするのは「エージェント」、身の回りのことを処理するのは「マネージャー」、お金のことは「税理士」というのが一般的で、そのすべてをひとまとめにしてタレントを抱えてしまう「芸能事務所」というシステムは、日本独特なものなんですよね。敏腕エージェントがいて、優秀な税理士がいれば、残りの身の回りのことは親戚とか仲のいい友人に任せちゃう、みたいなやり方は、これから日本でも普通になってくるかもしれないと思っています。だって今は、活躍の場がテレビだけではなくなってきているし、タレント本人からの自己発信は、所属プロや大手メディアに頼らなくても、SNSで簡単にできてしまう時代が到来していますからね。

2018年7月に発売される、宮崎あおい主演『眩(くらら)〜北斎の娘〜』(NHKエンタープライズ)
ヒラタオフィスの芸能界的“落としドコロ”
 最近のプロダクション移籍ネタでもうひとつ気になったのは、「女性自身」(光文社)が報じた一件。ヒラタオフィスを出た宮崎あおい、多部未華子、松岡茉優の3大女優の、“新会社”への移籍の件でしょうか。真相はわかりませんが、これ、実は非常にシンプルなお家騒動に近いものなんじゃないかと。3女優は、2018年3月にヒラタオフィスの社長に新しく就任した人物のことを、あまり信頼していなかったと聞きますし。

 何がきっかけになったのかはわかりませんが、あるタイミングで彼女たちから「独立したい」と言われてしまった。そこで次善の策として、信頼できるマネージャーが“関連会社”を立ち上げ、そちらに“移籍”するという形にしてとりあえず収めた、という話なのではないかと。これも芸能界ではよくある話で、マネージャーとタレントの相性が合わないと、しばしばこういうことが起こります。

 移籍先となる「ヒラタインターナショナル」は、宮崎あおいをずっと担当していた女性マネージャーを中心にした会社で、彼女は多部未華子からも厚い信頼を得ていた人格者。ずいぶん前から2人は、この女性マネージャーじゃないとなかなかコントロールできないという噂話は漏れ伝わってきていました。

 で、松岡茉優も、人徳のない新社長の下にいるよりは……と考えたのかも。でも、まったく別の会社を立ち上げるのではなく、当事者同士が落としドコロを探り、一応対外的には「関連会社」というところに着地させたあたり、実に芸能界的なものを感じますな。

 古くは、キャンディーズのマネージャーだった大里洋吉が渡辺プロダクションから独立して設立したアミューズ、それから今回の例に近い形としては、ホリプロの敏腕マネージャーだった小野田丈士が社内独立的な形で立ち上げたホリエージェンシーがありますね。アミューズはいまや上場企業となり、サザンオールスターズや福山雅治といった人気ミュージシャンを生み出すほどの大手プロダクションとなり、ホリエージェンシーも向井理や波瑠といった連ドラ主役級のタレントを生み出すまでに成長しています。いつの時代も、優秀なマネージャーのもとには優れたタレントが集まるということですね。う~む、ぼくも頑張ろう!

和室からアジア風を経て「北欧」へ!? 20代インテリアの残骸に埋まる「30女の混沌デスク」

 20代の捨てられない思い出、過去の恋愛、三日坊主のアイテム、蓄積された趣味のコレクション、不安の数だけ溜まるストック商品……。収納ライター・ito makiが、30代・女性のひとり暮らしにありがちな、モノと煩悩に支配された“汚部屋"を一掃。ゴミという名の過去を捨て、心ごと汚れを洗い流し、願いが叶う“悟り部屋”に変えていきます!

【煩悩001-6】ムーミンと熊手が謎コラボする「無国籍デスク」(Aさん・35歳)

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 前回に引き続き、第1回目のクライアント・東京都23区内の2Kに住むAさん(35歳)のお悩みポイント「デスク周り」です。

<キッチン編>
VOL.1:「モノに支配された」30代女子キッチンの現実
VOL.2:30女の“汚キッチン”に宿るは、雑念と虫の気配
VOL.3:30女の可愛いセンスが「汚シンク」を構築!?
VOL.4:“中年男性”の貫禄漂う30女の「駄ラック」)

<リビング編>
VOL.5:ホコリと“期限切れ”だらけの「不摂生ラック」

 仕事を自宅ですることも多いAさんですが、増え続ける書類や配線コードで、ちっとも集中できないそう。さり気なく飾っているムーミンの額縁やマグカップが、和室の名残とアジアン雑貨で埋もれています。北欧風にしたいそうですが、「過去に買い揃えた雑貨を、適当に配置していったらこうなりました」とのこと。

 Aさんの希望である、「和室でも北欧風にしたい」「仕事のやる気が出る部屋にしたい」「掃除がしやすいように変えたい」を、すべて叶えていきます。

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 Aさんのデスク周りに転がるモノを、すべて出して「必要なモノ」「不必要なモノ」と分けていきます。ここでは必要としない、旅の思い出、アロマグッズ、本や雑誌は別の場所(VOL.5の収納ラックや本棚)へ移動しました。

 増え続ける書類の中には、5年以上前のモノもあります。ここでは、3カ月以内の書類だけ整理しました。過去の書類は、「一時保存箱」へまとめておきます。1年間と期限を決めて、必要としなかった場合は処分することにしました。

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 収納グッズを増やすなら「カラーボックス」がおすすめです。大きな家具よりも気楽ですし、融通が利くからです。

 デスク下のデッドスペースに、ホームセンターで購入した「カラーボックス(980円・税抜)」を追加。また、コード類が溢れていたドライヤーやアイロンは、ニトリのゴミ箱(277円・税抜)に。近日必要と思われる資料は、IKEAのファイルボックス(4p/149円・税抜)に。また、Aさんの希望する「北欧風」を意識して、鳥柄のマスキングテープを貼ってみました。

 ここでの合計は 1,406円(税抜)です。

ゴチャつく引き出しの中は、小箱で仕切れば作業効率がアップ!

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 無造作に放り込まれた資料や、関係のないモノを移動。家にあった、お菓子の焼き型や空き箱を活用してモノを種類別に仕切ります。

 デスク上には、デンマーク発のソストレーネ・グレーネの木製引き出し(1,230円/ライター私物・参考価格)をディスプレイしました。シックな色味の北欧風インテリアを、プチプラで叶える生活雑貨店です。

 

【ワンポイント】ホコリが絡みつくコード類の片付け方

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 ホコリが絡まりやすく、見映えもアウトなコード類は、100円ショップの商品でも活用できます。

 箱のサイドに取っ手(穴)が空いているボックスを選びましょう。VOL.4で使用した、100円(税抜)のスクエアボックスをここでは使用しました。余ったコードを隠しながらスッキリと片付けることができます。ホコリが溜まる心配もないので、これで掃除も簡単に!

【ワンポイント】北欧風を出すなら「マスキングテープ」のプチDIY!

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 賃貸にありがちな「和室の名残」を払拭するなら、マスキングテープがおすすめ。撤去時の原状回復や処分費用を考えて、DIYはプチレベルに留めましょう。

 Aさんの夢「北欧風」に近づけるため、鴨居の10mm幅に合わせて、白いマスキングテープを貼りました。小鳥柄の模様もアクセントになります。(※すべてライター私物)

【ワンポイント】部屋のライトアップも、100円ショップで叶う

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 部屋の片隅に光を照らすだけで、温かみを演出できます。例えば、セリアで購入できるLEDペンダントライト(100円・税抜)やLEDミニタッチライト(100円・税抜)がおすすめです。使う時に、ポンと押すだけで灯りが広がります。コード式に比べて電池代はかかりますが、ライトアップテクニックの勘が磨かれます。

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 Aさんが「いつか……」と思っていた、無印良品の「壁に付けられる家具」を取り付けて、「ムーミンの額縁」と造花グリーン(100円・税抜)を設置。また、フィンランドで買ってきたというトナカイの毛皮もお目見えです!

 ビフォーでは、和室の名残である「鴨居」に、柄のバッグや謎の葉っぱを掛けていました。「鴨居」は、吊るし収納に便利な反面「アジア感」が漂います。この問題は、白のマスキングテープを貼るだけで、改善できました。

 Aさんの目標「北欧風」の完成です。床や机の上にモノを置かなければ、驚くほど掃除が簡単になります。

 

 VOL.6の「デスク周り」に使用した金額は、合計1,606円(すべて税抜)です。

 

→次回
【VOL.7】リビングのビフォーアフター(テレビ周り編)

(毎週月曜更新・次回は6月11日予定)

<プロフィール>
ito maki
収納ライター・兼・整理収納アドバイザー1級。おがくず工場に生まれ、ホテル清掃員、国鉄系レストランの厨房、内装会社、デパートの搬入搬出など“家事の土台”を極めた生活を経て、出版社入社ののち独立、現在に至る。モノを手放すほど「幸運」が舞い込むジンクスを何度も体感! 貧乏神と決別した実体験をもって、整理収納の威力をお伝えします。
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藤原紀香に「激ヤセ」と「子作り」報道。片岡愛之助は正反対の言葉を述べている謎

 藤原紀香(46)が「梨園で孤立し激ヤセ」と、発売中の「週刊新潮」(新潮社)が伝えている。片岡愛之助(46)の妻として、夫が舞台に立つ際は劇場でご贔屓筋のため受付に出る藤原紀香。同誌によれば、この4〜5月に公演した愛之助出演舞台「酒と涙とジキルとハイド」の受付に着物姿で佇んでいたという紀香は、「びっくりするほど痩せて、すごく寂しそうに」見えたのだという。梨園の妻たちの輪に入れてもらえず孤立しているうえ、国際養子を迎えるなどして子供を育てる計画についても梨園関係者に咎められ、紀香はショックを受けている……とあるが、果たして。

 少なくとも紀香がブログに投稿している近影は、全く激ヤセしているようには思えず、相変わらずの美貌だ。藤原紀香と片岡愛之助夫妻は、発売中の「Numero TOKYO」2018年夏号(扶桑社)に揃って登場している。ツーショットで幸せそうな笑顔を見せる紀香もまた、激ヤセとは程遠い健康的な印象だ。

 夫婦の子供を持つことについて、愛之助は結婚会見で「子供は神様からの授かりもの。期待はしておりますが、養子の形もありますので、それでもかまわないと思っています」と発言。そして紀香は「できれば、子供を産みたいなと思うのが女心。無理をせず相談しながらやっていければ」とつなげていた。互いに46歳という年齢を迎え、養子について検討しているというのはあながち嘘ではないのかもしれない。

 しかし国内の養親を必要とする子供ではなく、わざわざ国際養子を迎えたいと考えているというのも突飛に受け止められる話だ。ただ、紀香はこれまで16年にわたって海外の貧しい子供達への教育支援を続けており、そうした活動を通じて思うところがあったとしてもおかしくはない。とはいえ、そんなプライベートな話を、口の軽い梨園関係者に相談するものだろうか。

 また、前出「Numero TOKYO」のインタビューで、紀香は<(梨園の)先輩お姉さま方も色々親切に教えてくださいます><皆さん、とても優しいです>と話している。愛之助もまた、梨園の妻としての紀香の働きぶりに感服していると言い、<贔屓の方々にも評判が良いですし、なんでも懸命こなせる器の大きい女性だと思います>と尊敬の気持ちを素直に表現している。愛之助曰く、紀香とは結婚してから一度も喧嘩をしたことがないそうで、<とにかく一緒にいてとてもラクなんです>と信頼は厚い。お互いに尊敬と信頼を抱き、気負わずともに生活でき、同じ価値観で未来を見据えていられるパートナーなのだという。どのような記事が出たとしても、彼らにとっては屁でもないかもしれない。

 もしも仮に、紀香が「激ヤセ」して見えたというのが事実だとしたら、働きすぎの可能性はある。愛之助も妻の奮闘ぶりに感謝はしているが同時に心配を寄せているようで、<体だけは壊さないようにしてもらいたい>と語っている。人一倍健康を意識した生活を心がけているであろう紀香だが、年齢とともに身体は変化していき、特に40代後半〜50代にかけて体調が大きな変化を迎える女性は多い。気愛で頑張りすぎず、適度な休息も得てほしいものだ。

(清水美早紀)

『名探偵コナン ゼロの執行人』の応援上映チケットが超高騰! 18禁映画『娼年』も応援上映で凄まじい熱気

 松坂桃李が男娼の役を演じた映画『娼年』。以前Wezzyでも取り上げたが、『娼年』という作品は、無気力な大学生だった森中領(松坂桃李)が、男娼の仕事を通じてだんだんと人間としての殻を破っていく物語。設定が設定だけに、この作品ではAVもかくやというほど激しい性描写が何度も連続して描かれるため、一般的に想定される鑑賞スタイルとしては「ひとり静かに噛み締めるように観る」のがスタンダードだろう。しかし、5月30日に池袋HUMAXシネマズで、なんと、この作品の「応援上映(女性限定)」が行われたのである。

 R18作品の応援上映は日本初。応援上映なので、もちろん、声を出す行為、コスプレしての来場、サイリウムなどの光り物の持ち込み、楽器の使用(ただし、宮太鼓などの大きい楽器は禁止)といったことがOKなのだが、アクション映画ならまだしも、濡れ場の連続する成人映画の応援上映でいったいなにを応援するというのか──。

 実際に参加した人のレポートを見ると、そこでは思わず笑いがこみあげてくる異様な空間が広がっていたようだ。松坂桃李が腰を振るのにあわせて楽器が鳴らされたり、「がんばれ〜」との声がスクリーンに向けられたり、性行為を終えると「お疲れさま」との声が飛び交ったという。また、放尿する姿を男性に見てもらうことで絶頂する性癖をもつ女性・イツキ(馬渕英理何)のパートでは、放出の瞬間に合わせて会場のサイリウムが黄色に統一されるなど、観客による才気溢れるチームワークとクリエイティビティが発揮されたそうだ。

 この『娼年』女性限定応援上映は、「応援上映」という上映形式の枠組みを大幅に拡張した、日本映画界にとって歴史的な夜となったわけだが、映画業界でもうひとつ話題となっている応援上映といえば、劇場版『名探偵コナン ゼロの執行人』の「応援執行上映」である。

 累計興行収入が75億円を突破し、2018年の日本映画を代表する大ヒット作となった『名探偵コナン ゼロの執行人』だが、5月31日にTOHOシネマズ新宿など5つの映画館で行われる「応援執行上映」のチケットは発売されてから1分も経たずにすべて完売。

 チケット取引サイトでは最高額15000円という、正規の価格(1800円)の8倍近い高値で転売される事態にもなっている。好評を受けて、6月7日には上映館数を20館に増やして再び「応援執行上映」が行われることになっているが、こちらもチケット争奪戦になることは必至だろう。

 本稿冒頭で紹介した『娼年』の応援上映はかなり極端な例だが、最近では、もともと「応援上映」というスタイルが定着していたアニメやアクションといったジャンル以外にも広まり始めている。

 今年に入ってからは、小瀧望(ジャニーズWEST)などが出演したティーン向けの青春恋愛映画『プリンシパル〜恋する私はヒロインですか?〜』でも応援上映が行われており、好評を受けてアンコール上映もされている。こういったアイドル映画にも応援上映が広まり始めたのは、ひとつの象徴的な動きともいえる。今後も「応援上映」というスタイルでの映画鑑賞は広がり続けていくことだろう。

(倉野尾 実)

King & Prince『シンデレラガール』の初週売上57万枚がいかにすごい数字なのか

 King & Princeのデビューシングル『シンデレラガール』が週間で57万7000枚(オリコン調べ。「Billboard JAPAN Top Singles Sales」では62万2701枚)を売り上げ、6月4日付オリコン週間シングルランキングで初登場1位を獲得した。デビューシングルの初週50万枚超えは、2006年にKAT-TUNが『Real Face』で達成した75万4000枚以来となる。

 この数字がいかに記録的なものなのか。ちなみに、この10年あまりでデビューしたジャニーズ事務所のグループのデビューシングル初週売上枚数は以下の通りである。

2007年Hey! Say! JUMP『Ultra Music Power』24万7000枚

2011年Kis-My-Ft2『Everybody Go』31万6000枚

2011年Sexy Zone『Sexy Zone』17万3000枚

2014年ジャニーズWEST『ええじゃないか』26万2000枚

2015年A.B.C.-Z『Moonlight walker』8万枚

 握手やハイタッチなどの特典会の有無、発売されたCDの形態数など、それぞれのシングルによって微妙な条件の違いがあるので、ひとくくりに比較するのも乱暴ではあるが、いずれにせよ『シンデレラガール』の57万7000枚という数字が頭ひとつ飛び抜けていることは間違いない。

 2018年はまだ残り半分近くあるが、それでも、『シンデレラガール』が年間のシングル売上ランキングでかなり高い位置に入るのはほぼ確定的。それは、2017年の年間ランキングと比較してみると明らかだ。

 今回、『シンデレラガール』が叩き出した57万7000枚という数字を、単純に2017年の年間シングルランキング(オリコン調べ)に当てはめると、10位の嵐『Doors〜勇気の軌跡〜』(62万6000枚)に次ぐ11位になる。ちなみに、1位のAKB48『願いごとの持ち腐れ』(139万2000枚)から、9位の欅坂46『風に吹かれても』(72万4000枚)までは、すべてAKB48と乃木坂46と欅坂46が占めている。

 同じ嵐でも『I’ll be there』(43万9000枚、年間11位)や『つなぐ』(43万5000枚、年間12位)には勝っているし、BTS(防弾少年団)『MIC Drop/DNA/Crystal Snow』(36万5000枚、年間13位)やTWICE『One More Time』(23万9000枚、年間24位)といったK-POP勢にも勝っている数字だ。

 『シンデレラガール』の57万7000枚というのは、あくまで初週の売上なので、二週目以降の累計であれば、70万枚に近づく可能性も十分考えられる。このままどこまで数字を伸ばすことができるのか。

 いずれにせよ、今年はいろいろあったジャニーズ事務所にとっても、CD不況の波が止まらない音楽業界にとっても、King & Prince のデビューは2018年を代表するグッドニュースになりそうである。

(倉野尾 実)

榮倉奈々は良くて武井咲は許されない「女優たちの出産直後の仕事復帰」

 6月8日に公開される映画『家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。』にて安田顕(44)とともにW主演を務める榮倉奈々(30)。2017年6月に第一子となる子供を出産したばかりで、女優として本格復帰する作品に注目が集まっている。同作は2010年に「Yahoo! 知恵袋」に投稿されて大きな話題となった一般のネットユーザーの質問を実写化。榮倉奈々と安田顕は結婚3年目の夫婦役で出演し、榮倉奈々は15パターンもの“死んだふり”を披露するという。

 2017年1月期のドラマ『東京タラレバ娘』(日本テレビ系)放送中に妊娠を発表した榮倉奈々は、同作終了とともに産休に入った。その後10月にはInstagramで「7ヶ月ぶりの撮影でした」とコメントしており、産後4カ月の時点で仕事を始めていたようだ。同月には「adidasさんとのお仕事で、現場復帰させていただきました」との投稿もあり、順調に仕事を再開していることがうかがえる。今年5月24日には、トレーニングウェアを着用した画像をインスタに投稿。「せっせと背中を鍛える日々」というコメントを添え、産後も変わらぬトレーニングぶりと肉体美を披露していた。

 一方で、2018年1月期に放送されたドラマ『99.9 -刑事専門弁護士- SEASON2』(TBS系)はシーズン1ではヒロインだったにも関わらず、シーズン2では最終回に少し出演したのみ。榮倉のペースで、仕事一色にならないバランス感覚で仕事量を調整出来る環境なのだろうか。

 出産した女性芸能人が早く仕事復帰をすると、「赤ちゃんが可哀相」「出たがり」「子どものことを考えてない」といった心の無い言葉がネットに飛び交うケースが非常に多い。先日、今年3月に第一子となる女児を出産した武井咲(24)が7月に仕事復帰をすると事務所が発表すると、ネット上では批判的なコメントが相次いだ。特に多い意見は「お金があるんだからそんな早く復帰する必要はない!」というもの。

 しかし武井本人の意志は不明だ。所属事務所・オスカープロモーションの稼ぎ頭の1人として、早期復帰を促されている可能性もある。本人たちが金銭的に余裕があるからといって事務所の命令に背けるわけもなく、むしろ稼いでいる女優ほど事務所に酷使されるだろう。

 榮倉奈々のように、叩かれることなくスムーズに仕事復帰を遂げるケースは極めてレアと言える。まだ赤ちゃんは1歳にもなっていないためなかなか目が離せない時期だが、子育てしながら代表作を得てきた先輩女優たちのたくましい背中を追いかけてほしい。

(ボンゾ)

「育児はママの仕事」という揺るぎない固定観念と「産む身体」のコントロール

 自民党の加藤寛治衆議院議員が、5月10日に出席した同党細田派の派閥総会で、少子化対策について「結婚しなければ子供が生まれない。人様の子どもの税金で(運営される)老人ホームに行くことになる」「必ず新郎新婦に3人以上の子供を産み育てていただきたいとお願いする。いくら努力しても子どもに恵まれない方々がおり、そういう方々のために3人以上が必要だ」といった発言をしていたことは記憶に新しい。加藤議員はその後批判を受けて発言撤回したが、27日、地元である自民党長崎県連の定期大会で「わが国は民主主義国家だから批判も甘んじて受けなければいけないが、それ以上の賛同と激励をいただいたことも事実」と開き直った。全国から、「議員としてまっとうな発言だ」「健康で出産できる人にお願いするのがなぜいけないのか」といった、発言を肯定する意見が寄せられたのだそうだ。

 そりゃ加藤議員の「3人以上産んで」発言に“賛同と激励”を示す人は全国にいるだろう。当事者、つまり出産可能な肉体を持つ女性以外にとっては所詮他人事である。女性たちがたくさん産み、社会福祉を利用せず自分でせっせと育ててくれれば、人口減少は食い止められる。

 しかし現実に、「産んで」と言われたら「産める」わけではないことは明らかだ。“賛同と激励”が何だというのだろうか。何より、「産む身体」に政治が干渉してくることを許容してはならない。その先に人権を無視した国民コントロールが待っていることは明白である。そもそも3人以上産める社会を作ることが政治家の責務であり、「とにかく産んで」と言葉で促すなら誰でもできることで、政治家の仕事ではない。

 さらに自民党の萩生田光一幹事長代行が5月27日、宮崎市内での講演で国が目指す「待機児童ゼロ」方針について触れ、その発言内容もまた、物議を醸している。萩生田氏は<生後3~4カ月で赤の他人様(保育士など)に預けられることは赤ちゃんにとって不幸><赤ちゃんはどう考えたって(パパや保育士より)ママがいいに決まっている><子育てしているお母さんたちを、もう少しいたわってあげる制度が必要>などと話した。発言内容詳細は以下の通り。

<もちろん今の対処として待機している赤ちゃんを救済していくのは大事なことでしょう。しかしみなさんよく考えて頂きたい。
0歳の赤ちゃんは生後3~4カ月で赤の他人様に預けられることが本当に幸せなのでしょうか。子育てのほんのひととき、親子が一緒にすごすことが本当の幸せだと私は思います。
仕事の心配をせず、財政的な心配もなく、1年休んでもおかしな待遇を受けることなく、職場に笑顔で戻れるような環境をつくっていくこと。
もっと言えば慌てず0歳から保育園にいかなくても、1歳や2歳からでも保育園に入れるスキーム(枠組み)をつくっていくことが大事なんじゃないでしょうか>

<子育てというのは大変な仕事です。これを「仕事をしていない」というカテゴリーに入れてしまうのがおかしい。世の中の人みんなが期待している「子育て」という仕事をしているお母さんたちを、もう少しいたわってあげる制度が必要なんだと思います>

<冷静にみなさん考えてみてください。0~3歳の赤ちゃんに、パパとママどっちが好きかと聞けば、はっきりとした統計はありませんけど、どう考えたってママがいいに決まっているんですよ。0歳から「パパ」っていうのはちょっと変わっていると思います。
ですから逆に言えば、お母さんたちに負担がいくことを前提とした社会制度で底上げをしていかないと、言葉の上で「男女平等参画社会だ」「男も育児だ」とか言っても、子どもにとっては迷惑な話かもしれない。
子どもがお母さんと一緒にいられるような環境が、これからはやっぱり必要なんじゃないかと私は思います>

 萩生田氏こそ冷静に考えたほうがいい。政治家として発言するのであれば、<はっきりとした統計>がないにもかかわらず思い込みによって赤ちゃんにとって何が「幸せ」かなどの想像をとうとうと語るのではなく、<仕事の心配をせず、財政的な心配もなく、1年休んでもおかしな待遇を受ることなく、職場に笑顔で戻れるような環境><0歳から保育園にいかなくても、1歳や2歳からでも保育園に入れるスキーム(枠組み)>を具体的に検討するのが仕事だ。

 また、現状で<ママ>以外が子育てを担っている家庭を軽視し否定する、まったく思慮に欠けた発言であることも自覚してもらいたい。さらに言えば、萩生田氏の「子どもはママが大好きだから、子供が小さいうちはママが育児に専念してもいい社会に」という提言に救われる思いのママもいることだろうが、「子供はママが大好き」だから「ママは子供と一緒にいるべき」「子供はママが一番大好き」と決めつけられることで、追い詰められるママもいる。父親は仕事・母親は育児という性別役割分業を強化し、母親によるワンオペ育児を後押しすることにもなるだろう。<親子が一緒にすごすことが本当の幸せ>かどうかも、ケースバイケース。すべて萩生田氏の偏見でしかない。

 そのうえで、「保活」なんてしなくても親子が望む時期に保育園に入れることができる保育環境の整備、産休・育休取得がマイナスにならない職場環境づくりの促進など、政治家としてどんどん提案をしていただきたい。安心して産休・育休・職場復帰ができる職場環境と、安心して保育園に入れる枠組みは、働く親を支える両輪であり、それこそ「3人産める」社会につながっていくのではないだろうか。もちろん<ママ>だけが育児を担う前提は取り払い、父親が育休取得をした際も心配なく職場に戻れる環境まで持っていく必要がある。本気で人口減少に歯止めをかけるならば、もう<ママが家庭で子どもを育てるのが常識>という大きな意識を変えることだ。

30女の心の隙間が、ゴミで埋まる!? “ホコリ”と“期限切れコスメ”だらけの「不摂生ラック」

 20代の捨てられない思い出、過去の恋愛、三日坊主のアイテム、蓄積された趣味のコレクション、不安の数だけ溜まるストック商品……。収納ライター・ito makiが、30代・女性のひとり暮らしにありがちな、モノと煩悩に支配された“汚部屋"を一掃。ゴミという名の過去を捨て、心ごと汚れを洗い流し、願いが叶う“悟り部屋”に変えていきます!

【煩悩001-5】視界に入れたくない!? ホコリまみれの“放置ラック”(Aさん・35歳)

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 第1回目のクライアント・東京都23区内の2Kに住むAさん(35歳)のお部屋です。

 これまで4度にわたり、「モノの量」と「雑念」に悩まされるキッチンを片付けてきました。

 VOL.5からは、リビングエリアに入ります。

<キッチン編>
VOL.1:「モノに支配された」30代女子キッチンの現実
VOL.2:30女の“汚キッチン”に宿るは、雑念と虫の気配
VOL.3:30女の可愛いセンスが「汚シンク」を構築!?
VOL.4:“中年男性”の貫禄漂う30女の「駄ラック」)

 

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 毎日使いたい美容品や生活雑貨を置くスペースだそうです。モノグサタイプなのか、諦めてしまったのか? ラックも小物類もすべてホコリまみれで、雑然と乱れています。

 なぜ、モノが溢れるのか? モノを捨てれば解決できるのか? その理由を探りながら、片付けが苦手な人でもスッキリと維持できる方法をご紹介します。

 

オープンラック収納は、ホコリが溜まりやすい

 1段目をよく見ると、ホコリだらけです。

 本棚やカラーボックスなど「オープンラック」タイプの収納は、ホコリが溜まる欠点があります。掃除が苦手な人は、扉付きや引き出しタイプを選んだほうが気楽です。とはいえ、ワンアクションで取り出せて在庫管理がしやすいメリットがあります。Aさんは、すでにオープンラックなので「収納ボックス」を使って解決していきます。

 

空間を見つけると、モノを突っ込んでしまう癖への”対策”

 2段目からは、空間があると「とりあえず置く」癖がみてとれます。こういった場合、モノを減らして「余白」ができても、元の状態に戻りがちです。モノの居場所をしっかり作って、隙間や空間に「モノが置けない」対策を考えます。

「空き箱を使った収納」は、上級者向き

 空き箱や紙袋を活用した収納法は、予算がかからないのでオススメですが、収納が苦手な人には「わかりづらい、戻しづらい、維持しにくい」方法です。最終的に、モノをどかしながら出し入れするこの空間にストレスを感じるようになります。

 現在の問題点を検証した後は、収納ラックにあるモノを全部出してモノを減らす作業に入ります。必要なモノと不必要なモノを、区分していきましょう!

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 まずは、モノを全部出してグループに分ける作業から入ります。

 本当に「必要なモノか?」を考える作業は、VOL.1の記事で紹介しています。生活雑貨や美容品は「まだ使えそう……」「いつか使うかも……」ではなく、「使いきる!」「使う!」という考え方で進めていきましょう。

図に書き出して、写真でサイズを記録する

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 収納ボックスを選ぶ時は、「収納ラックの形と寸法を記したメモ」を、現物と一緒にスマホで撮影しましょう。写真に収めることで、サイズ感がつかみやすくなります。

 

「100円ショップの収納ボックス」、選ぶならこれがおすすめ!

 国産の「収納ラック」は、一定の規格に沿った寸法で製作されています。そのため、A4サイズの収納がぴったり! こちらは、100円ショップのA4型マガジンボックスです。右の黒ボックスは、ダストボックスとして販売されています。

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 100円ショップで人気のスクエアボックスも、A4サイズなのでおすすめです。小ボックスは、その半分(A5サイズ)になります。ちなみに、各メーカー(ダイソー、セリア、キャンドゥ)によって、微妙にサイズやデザインが異なるので注意してください。

< 収納ボックスを購入する時のポイント>

① A4サイズのボックスをメインに考える
② 同じお店で買い増しできるもの
③ 同じ色でそろえる
④ 同じサイズでそろえる
⑤ 材質をそろえる

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 1段目には「使用頻度の高いモノ」をまとめます。蓋付きボックスなので、ホコリをガードすることができます。

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 「使用頻度は少ないけれど、必ず必要なモノ」は、2段目にまとめます。「必要なモノか?」の精査中に出てきた、「使わないけれど捨てられないモノ」は、「思い出ボックス」としてまとめて保管しておきましょう。

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 3段目には、Aさんが韓国旅行で爆買いしたという大量のシートマスクとそのストックをまとめました。ワンアクションで取り出せて、在庫量も把握できます。

 

<収納ボックスを使うメリット>

① 面がそろうので、視界がスッキリする
② 居場所が決まり、モノを探さなくなる
③ 積み重ねて、空間を最大限に活用できる
④ グループごと移動でき、作業にムダがなくなる
⑤ ホコリがたまらない!

001-5-09-600 グループにまとめた収納ボックスに、それぞれラベルを貼って「収納ラック」へと戻して完成です。

 収納が苦手なAさんにも「わかりやすい、戻しやすい、維持できる」ように改善しました。これなら、ワンアクションで取り出せて、隙間にモノを置くこともできません。「モノの居場所」をしっかり決めれば、部屋を狭くみせる雑多感から解放されます。VOL.5の「収納ラック」に使用した金額は、合計2,000円(税抜)です。

 

→次回
【VOL.6】リビングのビフォーアフター(デスク周り編)

(毎週月曜更新・次回は6月4日予定)

<プロフィール>
ito maki
収納ライター・兼・整理収納アドバイザー1級。おがくず工場に生まれ、ホテル清掃員、国鉄系レストランの厨房、内装会社、デパートの搬入搬出など“家事の土台”を極めた生活を経て、出版社入社ののち独立、現在に至る。モノを手放すほど「幸運」が舞い込むジンクスを何度も体感! 貧乏神と決別した実体験をもって、整理収納の威力をお伝えします。
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川谷絵音の“スキャンダルキャラ消費”はいつまで続くのか

 5月22日発売の『週刊女性』(主婦と生活社)が、ゲスの極み乙女。のボーカル・川谷絵音(29)の新恋人を報じていた。同誌によると、今回のお相手はファッション雑誌『JELLY』(ぶんか社)の専属モデル・松本愛(24)。彼女は昨年8月に川谷絵音との破局が報じられたほのかりん(21)の友人で、記事の見出しは「次の彼女は元カノの友だち」となっている。

 2016年にベッキー(34)との不倫騒動を報じられて以降、すっかりスキャンダルキャラとして確立してしまった川谷絵音。ほのかりんとの交際が伝えられた時には、ベッキーとの不倫騒動直後とあって多くの媒体がこぞって取り上げ、注目を集めた。しかし、今回の松本愛との熱愛報道は、登場人物全員が女性週刊誌の読者層にとって興味のない人たちばかりと考えられる。ベッキーとの不倫騒動から2年以上経った今、彼らの恋愛模様をスキャンダルとして扱うことに何か意味があるのだろうか。当初の不倫騒動も、相手がベッキーでなければ決して大きな話題にはなっていなかったはずだ。つまり、ベッキーありきのスキャンダルキャラだった。

 さらに、最近一部ネットニュースでは川谷絵音が「暴露本出版」「赤裸々エッセイ本出版」などと報じられていた。記事によると、今年6月に川谷絵音がエッセイ本を出版して、ベッキーのことについても名前を出さない範囲で触れられるという。版元である中央公論社によると「エッセイ本」を出すのは本当のようだが、ベッキーの名前すら出てこない本を“暴露本”などと呼べるのだろうか。

 この報道を受けて、川谷絵音本人も「え? 俺暴露本を出すことになってるの? 暴露本なら出さないけど…」とTwitterで困惑。ついでに同ツイートでは、「元カノの友達? いや、俺の昔からの友達なのだけれど…。言い方やネットニュースの記事をいまだに信じきっている人の多さ。黙っとこうかと思ったけど、大事なことなので言いました」と、新恋人の報道も一部否定した。

 彼が率いるバンドはいくつもあるが、もっとも名前の知られているゲスの極み乙女。は現在も精力的にライブを重ねており、今年8月の「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2018」にももちろん出演。8月には4thアルバムの「好きなら問わない」もリリース予定だ。

 “ゲス不倫”以降、色眼鏡で見られることの多かった川谷絵音だが、彼はあくまでも才能あるミュージシャンの1人。ワイドショー芸人でも、中高年の若者叩き用オモチャでもない。そろそろ彼をスキャンダルキャラとして扱うのは、終わりにしたほうが良いのではないだろうか。

(ボンゾ)

「俺の歴史的大発見を発表させろ!」地方の博物館に急増する“歴史的新発見おじさん”たち

 歴史ブームも、光あるところに影がある。

 若い世代には歴史をテーマにしたあらゆる形態の作品が人気を博したり『応仁の乱』や『観応の擾乱』といった、マニアックなジャンルの歴史書がベストセラーとなる昨今。だが、人気の裏にはさまざまな問題もあった。

「突然やってきて、展示物などに持論を語った上で『自分がやってきた研究成果を発表する機会をつくってほしい』という人が、最近多いんですよね」

 そう話すのは、近畿地方にある郷土資料館の職員だ。すでに10年あまり資料館で働いているが、最近になり、リタイアした団塊の世代による独自研究の「持ち込み」が増加しているという。

「ちゃんと、これまでの歴史を学んだ上で新たな視点を提示するような研究なら聞く価値があります。でも、だいたいはトンデモ論。原典になる史料や基本文献、学術論文をあたることもなく、一般読者向けの軽めの本だけをたくさん読んで『これまでにない発見をした』という人が多いんですよ」(同)

 その「発見」の内容もさまざまだ。長らく論争になっている、邪馬台国がどこにあったのかについて持論を述べる人もいれば、本能寺の変の真相を語る人もいる。だが、もっとも多いのは、その地域に関わるものだ。

「どこの地域でも在野の郷土史家という人はいます。でも、持ち込みをするようなタイプの人は、そうした人々にも拒否されています。なにせ、地域の古い神社の由緒をもとにオカルトを論じたりとかするんです」(同)

 そんな中でもヤバいのは縄文時代にまつわる研究だ。

「知っての通り、縄文時代は文字を持たない時代。だから、土器の紋様を見て『これは○○を表現していることが、“私”の研究でわかった』なんて自信満々に話を始める人が多いんですよ。中には『縄文時代には戦争がなかった』と、演説を始める人も。どれだけ縄文に夢を見ているのか……」(同)

 そうした自称・研究者たちが地方の郷土資料館のような施設に現れるのには理由がある。国立あるいは県立クラスの博物館では、そうした「独自研究」に“お帰り頂く”スキルがあるからだ。

「ある県立博物館で縄文土器の写真を貸してもらおうとしたら、値段が高かったのでウチに来たという人もいました。自費出版の本に使いたかったようですが、研究内容はやっぱりトンデモ系。上司が『あなたの主張は、これまでの多くの研究成果を踏まえていない』と、なんとか断りましたが、顔を真っ赤にさせて帰って行きました」(同)

 自治体が開催する歴史系の講演会では、質疑応答の時間に持論を語るためだけにやってきている人を見かけることも、よくある。こうした人たちに冷静に基礎から歴史を学んでもらうことは難しいことなのだろう。ウィキペディアでも載せることが許されない独自研究を、なんで博物館では許されると思うのだろうか……?
(文=特別取材班)