20代の捨てられない思い出、過去の恋愛、三日坊主のアイテム、蓄積された趣味のコレクション、不安の数だけ溜まるストック商品……。収納ライター・ito makiが、30代・女性のひとり暮らしにありがちな、モノと煩悩に支配された“汚部屋"を一掃。ゴミという名の過去を捨て、心ごと汚れを洗い流し、願いが叶う“悟り部屋”に変えていきます!
【煩悩001-7】メイクに晩酌、テレビにサプリ……三十路の”不健康”リビングがこちら(Aさん・35歳)

第1回目のクライアント・東京都23区内の2Kに住むAさん(35歳)のお部屋です。
これまで6度にわたり、「モノの量」と「雑念」に悩まされる空間を片付けてきました。VOL.7では、リビングエリアの「テーブル周り」、「テレビ周り」を片付けます。
Aさんのお部屋の片付け、最終章になります。
<キッチン編>
(VOL.1:「モノに支配された」30代女子キッチンの現実)
(VOL.2:30女の“汚キッチン”に宿るは、雑念と虫の気配)
(VOL.3:30女の可愛いセンスが「汚シンク」を構築!?)
(VOL.4:“中年男性”の貫禄漂う30女の「駄ラック」)
<リビング編>
(VOL.5:ホコリと“期限切れ”だらけの「不摂生ラック」)
(VOL.6:20代インテリアに埋まる30女の「混沌デスク」)
テレビ台は、ホコリまみれ。

毛玉だらけのラグマットは、髪の毛がいっぱい……。
![a1[2]](https://i0.wp.com/www.cyzowoman.com/wp-content/uploads/2018/06/a12.jpg?w=584)
テーブル周りには、飲みかけのペットボトルや生活用品が、ゴチャゴチャと散らかっている状態です。

Aさんは、このテーブルの上で朝食をとり、メイクをして出かけるそうです。仕事から帰ったら、ここでくつろぎ、晩酌をするとのこと。つまり、清潔感を必要とする行為をするスペースになります。
食事や美容など、1つの場所で、さまざまな作業をしなければならない場合、「ワンアクション」で次の行動へと移れるようにすると、楽になります。
その際、テーブルの上には何も置かないように意識すれば、視界が軽くなるので居心地も良くなります。
①別の作業をするときは「ワンアクション」でお片付け!

テーブル周りに散らかる小物をグループに分けると、「ヘアメイクグッズ」「サプリ類」「リモコン」「グルーミング」に分類されました。よく使うモノを収納するなら、工具箱のようなハンドル付き収納箱が便利です。
用意したのは、IKEAのサムラ(299円・税込)を2点と、そのフタ(100円・税込)を1枚。中央にハンドルが付いているので、片手で簡単に持ち運べます。ここでの合計は、698円(税込/ライター調べ)です。
②毎日の習慣を、スムーズにする”流れ”を作る

Aさんはこの場所でテレビを見ながらお酒を飲み、ボディクリームを塗ったり、美顔器でマッサージをするそうです。
テーブルの下に置かれたウイスキーはキッチンに戻して、美容グッズはハンドル付き収納箱へまとめました。モノを収納するときは、使いたい場所に、もっとも使用する「1軍」だけを置くようにします。
③使わないミニバッグも、収納ケースとして活用

サプリは、Aさん所有のミニバッグへ。使っていない雑誌付録のバッグなども、収納ケースとして活用できます。バッグの底面に、空き箱などを入れるとより安定します。
このように、戻す場所を決めれば、出す作業が楽になります。
圧迫感がある家具には、北欧柄のファブリックで明るく!
ダークブラウンの家具を選ぶ理由に「暗い色なら汚れが目立たないと思って……」とAさん。
暗めの家具は、狭い部屋に圧迫感をもたらします。視界的な”軽さ”を出すために、セリアの手ぬぐいを1枚(100円/税抜)、テーブルランナーのように敷きました。
また、くすみ系のグリーンをアクセントカラーに加えることで、柔らかな北欧っぽい空間に変わります。(ラグと座布団/ライター私物)

デジタル家電が好きなAさん。「Amazon Fire TV」などの動画配信サービス用端末、ゲーム、AIスピーカーにDVDプレーヤー、さらにはアロマの機械など、テレビ周りの配線コードがカオス状態です。
部屋のすみっこに「影」を作ると、モノを溜め込んでしまい「吹き溜まり」になってしまいます。
また、時々はハンディモップで掃除しているのに、キレイにならないとお悩みのAさん。床にモノが置いていると掃除がしにくく、面倒になっていきます。
ゴチャつきがちな配線コードを、掃除がしやすい「空中収納」に変えていきます。すべて、100円ショップのアイテムで解決できます。
100円のワイヤーネットとボックスで「テレビ裏の配線」をスッキリ!

テレビ裏に、100円のワイヤーネットを吊るします。両面テープ付きのフックまたは、テレビ裏に付いているフックや穴を使って結束バンドで固定します。ワイヤーネットをL字型にしたい場合は、テーブルなどの硬い板にワイヤーネットを置いて力を入れて曲げるだけです。床面にコード類が散らからない「空中収納」なのでホコリも溜まりにくく掃除も簡単になります。
毎日使わないゲームは、VOL.4で使用した、100円(税抜)のスクエアボックスに収めます。VOL.6で紹介した、箱のサイドに取っ手(穴)が空いているボックスなら配線コードもスッキリします。
なるべく「床にモノを置かない」と心がけるだけで、掃除が楽になる!

掃除が苦手という方は、気合を入れて「配線コード」の収納にチャレンジしてください。このひと手間で、この先の作業がグッと楽になります。用意するのは、ワイヤーネットと両サイドに穴が空いた収納ボックスだけ。テレビ周りの収納に使用した金額は、300円(税抜)です。
< 掃除を楽にするポイント>
① なるべく、床にモノを置かない
② ワンアクションでモノを移動できるように箱に収める
③ コード類は、空中収納かボックス収納でまとめる

「テーブル周り」と「テレビ周り」の、ビフォー写真です。
何度片付けても、すぐ散らかると嘆いていたAさんでしたが、収納の方法がわからないと、このように「散らかりやすい部屋」になってしまいます。
「テーブル周り」と「テレビ周り」の、アフター写真です。
くすみ系のグリーンで統一された部屋は、モノがあるべき場所に収まり、スッキリとした印象になりました。
蓄積した汚れを払い、ゴミを捨て、必要なモノだけを見極めて整理。これで、Aさんの煩悩にまみれたお部屋は、すべての片付けが完了となります。ホコリにまみれ、澱んだ空気ごと、洗い流しました。
その後、この部屋で2週間過ごしたAさんの感想をお伝えします。
「自宅に帰ってきて電気をつけると、部屋がなんだか明るいんです! 生活スタイルを変えてはいないのですが、テーブルの上も不思議と散らからなくなりました。深呼吸をしても、むせなくなりました!」
これまでの流れで最も重要なポイントはひとつ! 必要なモノと不必要なモノを見極めることです。間違っても、収納グッズを買って解決しようと思わないでください。
カタチから入らず、ココロとモノの整理から片付けていきましょう。
VOL.7の「リビングテレビ周り編」」に使用した金額は、合計1,098円(税抜)です。
VOL.1〜7の総額は、10,908円(税抜)です。
→次回
2人目……30代漫画オタク女性の「煩悩部屋」ビフォーアフター
(毎週月曜更新・次回は6月18日予定)
<プロフィール>
ito maki
収納ライター・兼・整理収納アドバイザー1級。おがくず工場に生まれ、ホテル清掃員、国鉄系レストランの厨房、内装会社、デパートの搬入搬出など“家事の土台”を極めた生活を経て、出版社入社ののち独立、現在に至る。モノを手放すほど「幸運」が舞い込むジンクスを何度も体感! 貧乏神と決別した実体験をもって、整理収納の威力をお伝えします。
<Instagramはこちらから>
<片付けに悩む[30代・ひとり暮らしの女性]を大募集>
自分のお部屋を片付けたい、都内近郊在住の30代女性を募集。収納ライターのito makiさんが、30代女性・ひとり暮らしの「煩悩部屋」を一掃いたします。URL先の応募要項をご一読の上、ふるってご応募ください!
★応募フォームはこちら★