BTS批判とミスリード? K-POPにマツコ「嫌だったら日本から出ていけ!」発言が拡散

韓国ヒップホップグループ・BTS(防弾少年団)の「原爆Tシャツ騒動」は、未だにネットを中心に炎上を続けているが、タレントのマツコ・デラックス(46)が、韓国に対して「嫌だったら(日本から)出ていけ!」と発言したとの情報が拡散されている。

 マツコ・デラックスが「嫌だったら出ていけ!」と発言したのは、2012年1月にゴールデンタイムで放送された『なかよしテレビ 日中韓!ホンネで言いたい放題SP』(フジテレビ系)でのことだ。同番組は、日本・中国・韓国の出演者がトークを繰り広げて議論しながら、それぞれのいいところを学ぼう、という趣旨のもの。マツコは、東国原英夫(61)や、小島慶子(46)らとともに、日本人パネラーとして出演していた。

 「世界に自慢できる芸能人がいる国」というお国自慢コーナーで、韓国はK-POPの人気が世界に波及していることを紹介。在日日本人作家の韓国人・リュウが、「日本の芸能界は草野球レベル、韓国の芸能界はプロ野球レベル」と喩えて発言すると、マツコは「納得できない」と挙手。「K-POPは結局、アメリカのパクリにしか見えない。世界に通用するって言うけど、どこを指してるの?」と批判した。

 すると、リュウは、韓国もかつて日本の芸能界をトレースしたことがあったが、米国の市場に出て行けなかったと説明し、「今、K-POPは米国の市場に上陸している。その前に、EU(欧州連合)でファンがついている」と答えて、フランス、ドイツ、スペインの例を挙げたが、マツコは「またEUの中でも微妙な国ができたな」となじり、議論はさらにヒートアップする。

 リュウが、「J-POPはそこ(海外でファンを獲得すること)まですらいけていない」と指摘すると、マツコは怪訝そうな表情で、「行こうとしてないもん。アメリカで評価されることがすべてなの?」と反論した。

 さらに別の出演者から、「今、日本はレディー・ガガにハマっているけど、それはどうなのか?」と質問されると、「それでいいじゃない。あんたたちの国のやつも受け入れてやってるのよ。ありがとうって言われても、文句を言われる筋合いはない」と言い返し、トドメに「これだけ懐が深い国がどこにあるんだよ。お前ら(韓国)もお前ら(中国)も受け入れてやってんだよ。出てけ、いやだったら出てけ!」と、いつものように毒吐いた。

 この直後、MCのくりぃむしちゅー・上田晋也(48)が、「マツコ、1回血圧測って!」と茶々を入れ、スタジオは笑いに包まれるのだった。

 同番組では議論が白熱するシーンが多々見られたが、番組の趣旨をまっとうしていたといえるだろう。ちなみに、ラストは番組のテーマソングという『We Are The 日中韓』を全員で熱唱して終了している。こうした演出は悪趣味と言えなくもないが、番組の目的が各国間の対立を煽ることではないのは明らかだ。

著名人もBTSを批判しているようにミスリード
 しかし、BTS(防弾少年団)の原爆Tシャツ騒動をめぐって韓国批判の声が増しているネットでは、マツコが過去にK-POPを批判したことが話題を呼んでいる。さらに、「嫌だったら(日本から)出ていけ!」という発言が切り取られた状態で、SNSを中心に拡散されているようだ。

 SNSには、〈マツコ大好き、全部言ってくれる。BTSも嫌なら出てけってほんとその通り〉〈別にわたしが嫌韓だからってわけじゃなくて、客観的に考えて正論ですよね。本当に的を射ている〉〈BTSがいろんな国にでたところで受け入れられることはないだろうねwww〉などと、同意や賞賛の声が相次いでいる。

 6年前のテレビ番組で、マツコがK-POPを真っ向から批判したことは事実だ。しかし、まるでマツコがBTSに「日本から出ていけ」と言ったように解釈すること、BTS批判に加勢しているような読み方は誤っている。著名人もBTSを批判しているようにミスリードし、ネットの嫌韓感情を煽るため、マツコの過去の発言が利用されたに過ぎない。

 Twitterをはじめ、ネットでは、著名人の発言の一部が切り取られて、誤解されたまま広まることがよくある。しかし、流れてくる情報を無批判に信じ、同調してしまうことはどれだけ危険かーーーむやみに加担してしまう前に、一度考えるべきだろう。

(今いくわ)

『獣になれない私たち』新垣結衣を罵倒する黒木華の役に「ぶん殴りたい」批判集中の理由

 新垣結衣の主演ドラマ『獣になれない私たち』(日本テレビ系)も、ついに第6話の放送を迎える。理性に邪魔されて自由に生きられない“気づかい女”深海晶(新垣結衣)が、右往左往しながら進む“ラブかもしれない”ストーリーである通称『けもなれ』だが、第4話と第5話で物語は一気に展開した。

 第5話の詳しいネタバレはこちらの記事に譲るとして、ここまで晶の“ライバル”的な存在だった女性・朱里(黒木華)について考えてみたい。朱里もまた、第5話で大きな衝撃に見舞われた登場人物の一人だ。

 朱里は、晶の恋人・京谷(田中圭)の元彼女で、京谷が若くして購入した立派なオートロックマンションの2LDKに住み着いている無職の女性。メンタルを病んで仕事を辞めて以来、京谷の家の一室を占領して、オンラインゲームをするか寝るか、の生活を続けている。

 毎話、多くの視聴者がSNSで朱里の行動に「あまりにも身勝手!」「死んでほしい」とまで憤りを見せているが、なぜ朱里の言動にこれほど批判コメントばかりが集まるのだろうか。

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朱里は強いのか、弱いのか
 家主の京谷に何の相談もなく、独断でウサギを飼い始めた朱里。出て行く気配のない朱里と、朱里を強引に追い出してまで晶と結婚することができない京谷に、晶はずっと悩んでいた。そのことで話し合いをしても、京谷と晶は“堂々巡り”。行く当てもなく、生活能力が低く、社会性もなさそうな朱里に、二人とも手をこまねいていた。

 第5話では京谷の留守宅を晶が単身で訪れ、1対1で朱里に対峙。晶は怒りを見せるでもなく、つとめて冷静に対話を試みる。「責めるつもりで来たんじゃないんです」と前置きをして、「ここを出ていくつもり、本当にありますか?」と質問する晶に、朱里は「死ぬまで出ていかない、って言ったらどうするの?」と逆質問し、晶は「(京谷と)別れます」と答えた。

 続けて晶が「もう疲れました、堂々巡りに」と打ち明けると、朱里は「そっかぁ。じゃあ別れた方がいいね。うん、そうだそうだ。そうしよ? 疲れることすることないもん。私だって疲れたくないからここにいるんだし」と、破局を推奨。それを受けて晶は、ずっと聞きたかったことを切り出す。

「生活のため? 京谷のこと好きだからじゃないの?」

 朱里は、京谷のことを本当はまだ好きなのだろうか。京谷が晶と別れて、また自分のことを好きになれば、ここで一緒に暮らせるし気まずい思いもなくなるという打算なのか、それとも理屈ぬきの「好き」なのか。もしかしたら後者が強いのかもしれない。

 朱里は「どうして? なんで私の方だけ京ちゃんのこと好きでい続けないといけないの?」と激昂し、怒りをヒートアップさせていく。「あなたみたいなキラキラした人、大嫌い」「お前とは違うんだって言いたいの?」「いつまでも無職でなんにもしてない私とはそれは違うよね」と晶への恨み節は止まらない。

 ブラック激務に疲弊している晶は、「私だってラクして楽しく働いているわけじゃ……」と言い返すが、この言葉で朱里はさらにヒートアップ。「なに贅沢いってんの?」「仕事があって仕事ができて、好きな人に好きって言ってもらえて、お義母さんにも気に入られて、何でもあるじゃん! あなたが持ってる色んなもの、私なんにも持ってない!」と泣きだしてしまう。

 晶はそんな彼女をみて、「私はあなたが羨ましい。そんな風に泣けて」とぽつり。晶は仕事でもプライベートでも我慢を続けており、人に言いたいことを言って思いっきり泣ける朱里が自由な“獣”に見えたのだろうか。

 けれども、朱里はこの部屋からほとんど外に出られない。周りからは「ただのワガママ」で怠惰に見えるだろうし、被害妄想の卑屈な女にも見えるかもしれないが、彼女自身もどうしようもなかったのではないか。ワガママに喚き散らせる朱里だが、なんと脆そうなことだろう。

京谷と晶のすれ違いは、全部朱里のせい?
 朱里との対面は、晶にとって想像以上に重いものだった。我慢を重ねてしまう性分の晶は、朱里の「贅沢を言うな」という言葉を深く受け止めたのだろうか、今まで以上に笑顔を振りまきながら完璧に仕事をこなすように。小声で「幸せなら手を叩こう」を口ずさんでおり、今にも過労で倒れそうな“やばい”雰囲気を漂わせている。闇を表現する演出が巧みだった。

 追い討ちをかけるように、同僚は「晶が仕事を頑張るとみんなが幸せ」という趣旨のホメ言葉を無邪気に繰り出す。晶が我慢すればみんなが幸せになる……この状況に、彼女はいっそう追い詰められていくのであった。

 さて、獣な人妻との浮気事件以降、晶と京谷は連絡を取っていなかったが、彼もまた彼なりに、晶との結婚を思い描いていたようだ。京谷は一人で決断をする。「もう出ていかなくてもいい」「俺がここを出ていく」と、朱里にマンションを譲ることを“すでに決めたこと”として告げるのだった。

 支払いの残るローンや固定資産税などは京谷持ちで、朱里はウサギとともにこの広い部屋を自由に使っていい。でも、それは朱里が望んだことだったのだろうか。京谷は、晶にも朱里にも相談せずに、こんな大きなことを一人で決めてしまった。しかも最後に、京谷は朱里との関係を「愛じゃなかった」と断言して去っていく。朱里の胸中は、うかがいしれない。

朱里に「イラ」つかせる黒木華の演技
 自分中心の言動から“獣”に見えるであろう朱里だが、それは本能のまま突き進む“力強さ”とは違う。強いというよりも、自分にひどくコンプレックスを持っており、晶や京谷、はたまた元同僚を恨むことで自分を保っているような“弱さ”が際立っている。やはり朱里も“獣”になれない人間なのだろう。

 しかし初登場時から朱里の自己中心的な行動は視聴者に尋常じゃないほど嫌われており、第5話にも「なんで晶に逆ギレしてんの?」「私が晶だったらぶん殴ってる」などといった感想がネットでは目立った。

 一方で「朱里は嫌いだけど、黒木華の演技はすごい」と、役者を評価する声も。外見的には、ボロボロの洋服にガサガサの裸足、ボサボサの髪で“ダメ人間”のイメージを表しているが、憎らしい印象を与えながら弱々しさを表現する黒木華の演技力は確かにすごい。ここまで朱里に「嫌い」の声が向けられるのも、彼女が演じてこそだろう。

 第5話の平均視聴率は8.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録し、前回の6.7%から大幅に回復。ラストシーンでは晶がなりゆきで恒星(松田龍平)にキスをし、今後は恒星と呉羽(菊池凛子)の内面にもスポットが当たっていく予感だ。1話から謎の人物であった呉羽の夫“橘カイジ”の正体もそろそろ明かされる。

 また、朱里も前回で出番終了ではもちろんない。彼女は京谷が残していった荷物から晶の自宅住所を見つけ出し、晶の家に向かうという。朱里と晶、二度めの対決が待っているのか。動き出した人間模様に惹き付けられる『獣になれない私たち』。それぞれがどんな着地点へ到達するかまったく見えず、最終回まで気を抜けそうにない。

(ボンゾ)

木村拓哉とkōki,のツーショット解禁「ファンキーでカッコいいお父さんの娘で良かった」

 木村拓哉と工藤静香の次女でモデルのkōki,が、11月13日更新のInstagramで、父・木村拓哉の誕生日を祝福した。kōki,は、逆光で顔はよく見えないものの“父・木村拓哉とのツーショット写真”をインスタに投稿。11月13日は、木村拓哉の46歳の誕生日だ。

<Happy birthday Daddy !  I am the luckiest girl to have such a funky, funny and loving person as my dad. Love you so much!  お誕生日おめでとう! ファンキーでカッコいいお父さんの娘に生まれて来れて本当に良かった(ハート)沢山の愛を込めて。 Kōki,>

 今年5月、『ELLE japon 7月号』(ハースト婦人画報社)の表紙を飾り、モデルとしてのキャリアをスタートさせたkōki,。まだ15歳の若さだが、世界的なハイファッションモデルを目指すと宣言しており、8月にはイタリアの高級ブランド・ブルガリのアンバサダーに日本人初および世界最年少で就任することが発表され話題となった。

 一方で日本国内で展開する商品広告にも出演が相次いでいる。10月には大塚製薬の「ボディメンテドリンク」のCM、日本新聞協会の広告にも起用されるなど、急速に活躍の場を広げている。

木村拓哉の存在は隠しようがない
 kōki,が木村・工藤夫妻の次女であることは、モデルデビューを飾った『ELLE japon 7月号』発売と同時に、スポーツ紙によって報じられ、世間に知れ渡った。『ELLE japon 7月号』のインタビューでkōki,は家族について語りつつも木村や工藤の名前は一切登場させていないが、kōki,サイドがマスメディアにリークしたと見られている。

 kōki,が所属するのは母・工藤静香の個人事務所だ。そして日本一有名な夫婦ともいえる木村・工藤夫妻の次女だと判明したことによって、ネット上では「親の七光りならぬ十四光り」とのバッシングも飛び交っている。これはおそらくkōki,サイドも予想していたことであろうし、木村・工藤夫妻の次女だと明かさずにモデル活動をしていく選択肢だってあっただろう。しかし、放っておいても翌週の週刊誌ではマスコミが伝えるだろうとわかっていたため、懇意にしているメディアを利用したのではないか。

 隠せないのなら、堂々とすればいい。kōki,サイドは、kōki,が木村・工藤夫妻の次女であることを隠すつもりがないのはもちろん、触れないようにするつもりもないようだ。

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 Kōki,がモデルデビューした5月から現在までのおよそ7カ月間を振り返っても、kōki,は親の存在を隠そうとはしていなかった。Instagramで母・工藤静香と相互フォロー関係にあり、7月には工藤とのツーショット写真をアップ。これはkōki,と工藤が『ELLE japon』の撮影を兼ねてパリコレを訪れた際に写したものだ。

 ちなみに、kōki,がフォローしているのは5人だけで、そのうちのひとりが工藤、ほかは『ELLE japon』やブルガリやシャネルのオフィシャルアカウント。都内のインターナショナルスクールに通う15歳の少女としては謎めいた雰囲気を漂わせているが、家族に関してはオープンだ。隠しても仕方がない部分だからだろう。

木村拓哉のイメージも変わりつつある
 最初は娘の芸能界入りにも反対していたとされ、デビュー後もノーコメントを貫くと思われていた父・木村拓哉もまた、8月にはワイドショー『情報ライブ ミヤネ屋』(日本テレビ系)のVTR出演時に、モデルデビューしたKōki,について「彼女がやってみたいっていうことは、だったらその背中を押すしかないし」など、心境を明かしていた。

 木村拓哉はこれまで、ジャニーズ事務所でトップ人気を誇るタレントとして、プライベートについては極力明かされないよう情報管理されてきた。しかしSMAPが解散し、キムタクブランドを二人三脚で築いてきたマネージャーが事務所を離れた今、木村は父としての顔を見せはじめている。カッコいいキムタク像からの脱却をはかる時期が訪れているのだろう。kōki,が大切にしているという「家族の絆」を表に出すことは、事務所にとっても特に規制対象ことではない。

 むしろkōki,が誰もが知っている父親の存在を隠すことは不自然だ。何しろ彼女の父親は、大勢いるジャニーズアイドルの中においても「特別」な存在だと、日本中が認識している。そんな木村拓哉の娘であるkōki,は、本人の意思にかかわらず日本の芸能界では特別な存在として扱われていくだろう。

 kōki,にはその環境を強かに利用し、世界での活躍を目指してたくましく成長してほしい。

吉岡里帆主演『健康で文化的な最低限度の生活』の生活保護バッシングへの挑戦

 7月17日に第一話が放送されたドラマ『健康で文化的な最低限度の生活』(フジテレビ系)。生活保護やケースワーカーを描いた同作は、今の日本社会にはびこる生活保護への誤解、そして生活保護バッシングへの挑戦と言えるかもしれない。『健康で文化的な最低限度の生活』の初回視聴率7.6%(ビデオリサーチ調べ/関東地区)は、今クール2桁発進で好調とされるフジテレビのドラマの中ではもっとも低い数字だった。ドラマの視聴者が集う女性用ネット掲示板では、「なんとなく見てたけど、やっぱり吉岡里帆が無理」といった吉岡里帆アレルギーの人や、「田中圭とアラタ目的で観た」という作品の内容に無関係な反応が多く、「“健康”は分かる。でも“文化的”は生活保護者にいらなくない?」など生活保護バッシングにつなげる感想も目立った。

 『健康で文化的な最低限度の生活』の主人公は、生活保護受給者を支援する生活課に配属された義経えみる(吉岡里帆/25)。新人ケースワーカーの彼女が社会福祉制度の現実を知り、周囲と関わりながら成長していくことになる。役所職員に井浦新(43)や田中圭(34)、生活保護利用者に遠藤憲一(57)が配され、脇を固める俳優陣は豪華だ。制作サイドの気合いがうかがえる。

 初回視聴率7.6%(ビデオリサーチ調べ/関東地区)は、今クール2桁発進で好調とされるフジテレビのドラマでは低い数字。ドラマの視聴者からは、「なんとなく見てたけど、やっぱり吉岡里帆が無理」といった吉岡里帆アレルギーの人や、「田中圭と新目的で観た」という作品の内容に無関係な反応が多い。さらに、「“健康”は分かる。でも“文化的”は生活保護者にいらなくない?」など生活保護バッシングも目立った。

 このバッシングが激化したのは、2012年に発覚した次長課長・河本準一(43)やキングコング・梶原雄太(37)の母親らの生活保護不正受給問題が大きな話題になってからだろう。一般家庭の何倍も稼ぎがあるであろう売れっ子芸人の彼らが、母親らを扶養せず生活保護を“不正に”受給していたという報道により、生活保護=不正受給という強固なレッテルが貼られることとなった。昨年12月には、日本テレビが生活保護バッシングを煽る番組を放送したことも記憶に新しい。

 生活保護バッシングの風潮自体は目新しいものではない。昨年、神奈川県・小田原市で生活保護業務を担当する職員が「HOGO NAMENNA」(保護なめんな)などと書かれたジャンパーを着用していたことが明るみに出たが、このジャンパーはなんと10年前の2007年から着用されていた。さらにこの騒動が話題になった時、小田原市の姿勢を肯定する人の意見も多かった。それほどまでに生活保護は誤解されてしまっている。それから一年半が経過し、小田原市は生活保護利用者の自立支援に舵を切っているが、ジャンパー騒動は知っていても現在の小田原市の動向は知らないという人が大半ではないだろうか。

 ドラマ『健康で文化的な最低限度の生活』で描かれているのは、不正なやり方で税金を貪り、ラクをして生きるような生活保護利用者ではもちろんない。柏木ハルコによる同名漫画の中では、生活保護利用者が税金を食い物にしているという偏見が誤解ということを一貫して伝えている。どのような事情で、どういった人たちが、そのような状況で暮らしているのか――1人1人、全く違うのが現実だ。そしてそこには、のっぴきならない事情がある。

 心や体の健康を崩して働けなくなる可能性は誰にでもある。自立を支えるセーフティネットの必要性は自明だ。そもそも好き放題自由に遊んで暮らせるような額を、税金から受け取っている生活保護利用者は果たして「多い」のだろうか? 基本的に生活保護は自立を支援するために支給されるもの。また、日本には年金をもらえない高齢者や年金額の非常に少ない高齢者も暮らしており、じゃあ彼らが今から“健康で文化的な最低限度の生活”に必要な額を稼ぐ仕事が出来るかといえばそれも難しいだろう。

 生活保護は自分に関係ないと思って、盲目的に受給者を叩く人にこそ『健康で文化的な最低限度の生活』は響くかもしれない。第2話は、7月24日の21時から放送される。

(ボンゾ)

剛力彩芽に“謝罪”させた「大先輩の皆様」の盛大なセクハラと侮辱!

 剛力彩芽(25)のInstagramが大きな話題となっている。ファッション通販サイト「ZOZOTOWN」を運営する株式会社スタートトゥデイの前澤友作社長(42)と交際中の剛力彩芽は、4月に女性週刊誌に交際をスクープされたことを機にInstagramにて前澤氏との交際を宣言した。前澤氏もまたTwitterで<真剣です>と交際を認め、さらには情報番組で<僕がしっかり彼女のことを守りますのでご安心ください>と語り、オープンな交際を続けている。

 個人資産約4000億円とも言われる前澤氏との交際とあって、剛力のInstagramのコメント欄やネット上の提示版には、祝福の言葉だけでなく、「お金目当て」「ファンを騙した」等の非難コメントも書き込まれた。そして先週、剛力が前澤氏と共にワールドカップ決勝戦を現地観戦したとわかる写真をInstagramに投稿した際にも、コメント欄は荒れに荒れた。

 タレントの岡村隆史(48)やキャスターの小倉智昭(71)が、テレビやラジオで「おおっぴらにするようなことじゃない」「ファンのことをもっと考えて」等の“苦言”を呈し、かねてより剛力のファンであることを公言している明石家さんま(63)も、7月22日放送のラジオ番組『ヤングタウン土曜日』で「呪いにかかったように浮ついて」とため息交じりに語っていた。そういった外野――というか業界の大物男性たち――からの声が大きかったためだろうか、剛力は7月22日、Instagramに“謝罪文”を掲載した。

<私の投稿やコメントで応援してくださっている皆さまに、ご心配をおかけしてしまい申し訳ありません。大先輩の皆さまも気にかけてくださっているのを報道で目にしました。ありがとうございます。皆さまからのコメントもしっかりと読ませていただいてます。>

 <厳しいご意見やアドバイスを真摯に受け止め>自分の考えをまとめたという剛力は、資産家と交際しているけれども女優業を引退するつもりではないという意味だろう、<改めて、私はお芝居が大好きです>と仕事への情熱を綴っている。そして、<技術的な面の成長だけではなく、人間的な内面の成長をしなければ、本当の意味での自分の目指す役者にはなれない>と感じていること、<彼>こと前澤氏と過ごす時間には<普段経験することのできない体験や、出逢うことのない人との出逢い>があり、<その経験が自分の成長に繋がっていくように毎日を過ごしていきたい>のだと記した。つまり彼女自身は、決して玉の輿にのれそうだから仕事を蔑ろにするような気持ちではなく、前澤氏との交際が仕事にも良い影響を与えられるよう、意識しているということだ。

 そしてファンに向けて、<今、私がここにいられるのは、紛れもなく皆様のお陰です。与えていただいた環境やチャンスを無駄にせず、お仕事でもプライベートでも自分のできることは諦めずに全力で吸収しやり遂げ、足りないところがあれば勉強し、少しでも皆さまの笑顔につながるようなことがしたい、というのが今の私の答えです>と綴っている。

 また、「役者としてプライベートを見せることがどうなのか」という意見が寄せられたことについても、剛力は自らの価値観で答えた。

<自分の身の周りに起こる出来事は自分のお芝居とも表裏一体で、人間的な成長にとっても大切な要素です。そんな一瞬一瞬を感謝の気持ちで投稿できたらなと思います>

 しかし一方で、今までのインスタ投稿は<このあとすべて削除>し<心機一転>するという。今回彼女が自分の言葉で説明した通りの意図であれば、削除の必要はないように思うが、削除しなければならない事情もあるのだろうか。

 反響はかなり大きいようで、この“謝罪”投稿に付いたコメントは3000件以上に上る。「消さなくてもいいんじゃないかな?? 心機一転する必要もないはず!」「批判する意味がわからない 息抜きにサッカー観に行くの何が悪いの?」「削除する事ないよ」と剛力を激励するコメントが圧倒的に多いのだが、中にはやっぱり「ファンに失礼 馬鹿に、してる。恋愛1本なら仕事辞めろ。仕事1本なら別れろ」と非難めいたコメントもちらほらある。

 小倉智昭や岡村隆史、明石家さんまらが“苦言”を呈した投稿のコメント欄は、炎上と呼んでさしつかえないような中傷コメントが複数あったとはいえ、PRコメントも含めその数は700件前後。今回の“謝罪”投稿へのコメント数のほうがはるかに多い。

 それにしても、なぜ、小倉智昭や岡村隆史、明石家さんまらは、剛力彩芽のオープンな交際に“苦言”を呈したのだろうか?

 かねてより剛力彩芽のファンであると公言していた明石家さんまは、剛力と前澤氏の交際がわかった4月末の時点では、「年寄りと結婚した若いきれいな人は必ず金目的って言われる」「なんで周りがごちゃごちゃ言うねやろな」「まあ剛力が幸せになれば、それに越したことはない」と、彼女を擁護・応援する雰囲気であった。

 しかしその後はどうも、さんまは剛力の元彼なのか……? と不思議に思うような発言が目立つ。7月4日放送の番組『さんまのお誕生日会!豪華芸能人が選んだプレゼントにホンマでっか!?連発SP』(フジテレビ系)で、「剛力からもらった物は捨てました。心の整理つけた」と、かつて剛力彩芽からもらったおそろいのルームウェアなどのプレゼントを捨てたことを報告。もちろん共演の女性芸人たちから「付き合ってもないのに」とツッコミが入ったので、これもさんまの“ネタ”であり“ボケ”なのだろうと考えられる。

 だが、前出7月22日放送の『ヤングタウン土曜日』では、結局そのルームウェアを捨てていないことを明かしたうえ、未練たらたらの様子だった。冬物のルームウェアなので現在はクリーニングに出しているそうで、「忘れようと、捨てようと思ったけど、いろいろ。まだ(剛力と前澤氏は)結婚してないしね」と話したさんま。さらに、「今は浮かれて、年商5630億円? 自家用ジェットに乗って、よろめいてるけど。待ってあげようと。本当の幸せとはどんなものかと。帰ってきたかったら迎えてあげる」と、剛力への思いを口にした。

 普通に聞けばかなり気持ちの悪い発言なのだが、やはりさんまは芸人であるゆえ、これも「セクハラですし、気持ち悪いですよ」というツッコミ待ちの“ボケ”なのだろうか。大好きだという剛力彩芽を侮辱していることには気付かないのだろうか? 金に目がくらんで本当の幸せに気付かない愚かな女、と貶していることと同義であるのだが、好きな女性をそうやって侮辱しておいて「帰ってきたかったら迎えてあげる」とはどういう思考回路なのか理解に苦しむ。剛力彩芽が捨てられるというシナリオを念頭においているのもまた不思議である。

 規格外の資産家と交際していることで、高い注目を浴び、あれこれと交際に口出しされてしまうこととなった剛力彩芽。彼女が誰とどんなふうに交際しようが、その交際模様が自分の思い描いていたものと異なろうが、ファンをはじめ岡村にもさんまにも小倉にも関係のないことのはずだが、彼らにはどうしても剛力が“お金によろめき浮かれる若い女子”に見え、“本当の幸せ”とは程遠いはずだと危惧してしまうようだ。その危惧自体が彼女への侮辱に値するということは全く思い至らず、無自覚にセクハラし続けるという構図がありありと浮かび上がる。

 確かに、オープンに交際することで、いずれ別れるときが来たとしたら、「それ見たことか、捨てられた」と嘲笑されもするだろう。結婚に至らずに別れたとしても、男が女を一方的に振ったとも限らないわけだが、世間的なわかりやすいシナリオに沿って語られることは確実。そういった意味で、剛力彩芽がプライベートを発信することが、後に彼女自身を傷つけることになる懸念はあるといえるだろう。その場合に彼女を傷つけるのは“彼氏”ではなく、彼女に心配を寄せる“世間”であるが。

恋愛だと思った? 生活保護受給者の女性にわいせつ

 大阪府大阪狭山市が、担当していた生活保護受給者の女性にわいせつ行為を働いたなどとして、6月30日付で同市総務部の主幹である40代男性職員を懲戒免職処分(信用失墜行為の禁止など)としていたことが判明した。職員は今年3月、当時所属していた同市健康福祉部生活援護グループのケースワーカーとして担当した生活保護受給者の女性宅にて、女性の身体を触るなどのわいせつ行為に及び、さらに総務部に異動した今年4月にも、勤務時間外に同じ女性に対して複数回わいせつ行為などに及んだという。今年5月に女性の知人が市に連絡して発覚した。

 市からの聞き取り調査で、元職員が「過去に相談を何度か受けたため自分は頼られており、同意の上と思った」と語っているのに対して、被害女性は「立場が上のケースワーカーに嫌われたくなかった」と語っているという。

 同様のケースは今年4月にも別の自治体で起こっていた。大阪府柏原市は、4月4日、生活保護受給者の女性の身体を触ったなどとして、同市健康福祉部の30代男性職員を懲戒免職処分(信用失墜行為の禁止など)としたことを発表している。男性職員は、昨年夏頃から今年3月にかけて勤務時間中、自身の所管する生活保護受給者の女性に複数回に渡って身体を触るなどの行為に及んでいたといい、市の聞き取り調査ではやはり「好意を持ってもらっていると思っていた」と釈明していたそうだ。

 これらの事件は、男性側の誤解によって生じている。立場上の上下関係が生じており、女性側が「NO」と言えなかったであろうことは想像に難くないが、意図的なのかそれとも無意識か、男性はそのことに鈍感すぎた。わいせつ事件において、加害者が被害者について「合意している」「相手も自分に好意を持ってる」と誤った認識を持った末、加害行為に及んでいるケースはしばしば発覚する。加害者本人からしてみたら悪気がないどころか、「相思相愛なのだから当然」と考えているようにさえ見受けられるが、被害者にとっては一方的な加害行為でしかなく、心身に受ける傷の大きさははかり知れない。

 あまつさえ、こうした事件に対して、女性側を責める声まで勃発するのだからやりきれない。「色目を使った」「好意を匂わせて、優遇されようとした」「女はずるい」といった中傷が無数にわくのである。そして実際に“それが事実”と思い込んでいる人も少なくないのかもしれない。

 ハリウッドの映画プロデューサー、ハーヴェイ・ワインスタイン氏からセクシャルハラスメント被害に遭ったという女優たちの告発は「#metoo」運動となり広く世界中に拡散した。日本国内でも、セクハラやパワハラ、性行為の強要などの被害を告発する機運は高まった。しかし一方で、「何でもかんでもセクハラと言われたら、男女のコミュニケーションはどうなるのか」と危惧する声も決して小さくはない。

 フランスでは、<強姦は犯罪である。しかし、しつこい誘いや不器用な口説きは犯罪ではない。>と始まる書簡を、女優のカトリーヌ・ドヌーブをはじめとした芸術家やジャーナリストなど約100人の女性が発表した。職業上の上下関係がある中で、権力を行使して性暴力を働くことはもちろん正されるべきだが、あらゆる男女関係にそれを当てはめてしまうことは危険だというわけである。それももっともだが、しかし現状ではこの書簡は、「NOと言う自由」を持たない人に対しても「NOと言えば良かったじゃないか」と追及する材料になってしまう危険性をはらむ。

 性的な誘いや口説きに「NO」と表明しても不利益を被ることがなければ、被害に遭う前に「NO」と言えるはずだ。すべての人が「NOと言う自由」を持てることが理想だが、残念なことに今の社会はそうなってはいない。「#metoo」運動は「NOと言う自由」を獲得するための運動でもあるだろう。

剛力彩芽のインスタが荒れ模様「彼氏の金で遊び歩いて…」「ファンに対する冒涜行為」

 剛力彩芽(25)のInstagramコメント欄が荒れ気味だ。今年4月末にZOZOTOWNの前澤友作社長(42)との交際を堂々と公表した際のインスタ投稿も700件以上のコメントがつき荒れ模様ではあったが、ロシアで開かれたサッカーワールドカップの決勝戦を前澤氏と共に観戦したことのわかる投稿にも、700件近いコメントが寄せられている。剛力彩芽はその投稿のコメント欄に降臨し、少ないながらも一般ユーザーとやりとりをしていた。たとえばこんな調子だ。

ユーザーA:どの辺で観られてたんですか?
剛力彩芽:メインスタンド側で、クロアチアサポーター寄りの二階席です
ユーザーA:私はフランスサポーター側でした 日本代表のユニフォーム着られてたんですね お見かけしたかったぁー。
剛力彩芽:決勝戦では色んな国のユニフォームを見ましたよ!国とか関係なく、みなさんが全力で応援している姿にまた感動しました

ユーザーB:丁度目がさめたし剛ちゃんのビックスマイル 観たら創作意欲が湧いてきたので今から剛ちゃんの似顔絵描きたいと思います
剛力彩芽:いつもステキな似顔絵ありがとうございます 楽しみにしてますね♪

 そしてネットニュースにもなったのは、このやりとりだ。

ユーザーC:やっぱ金持ちはモテるな~女性遍歴知ってる?
剛力彩芽:お金がなくてもモテるので心配ですけどねっ笑
ユーザーC:こんなクソリプに返信されるなんて…もう、ど、どうかお幸せに!!
剛力彩芽:クソリプありがとうございました(ハート)笑

 剛力彩芽がレスポンスしたのはこれだけだが、その後、彼女の反応を期待してなのか、コメント数はどんどん膨れ上がった。彼女の恋愛を応援するものもあるが、中にはかなり攻撃的なものも少なくない。

「金持ちのオヤジに抱かれて金目当てでエラソーなことよく言えるわ」
「彩芽ちゃんは初めての年上彼氏に舞い上がって泣きを見るかも。それとも、子供を作って出来ちゃった婚するつもりかな?」
「贅沢しまくれていいですね。好感度は落ちましたが、、」
「前澤氏に毒されていく剛ちゃんを見るのはツラい。彼氏の金で遊び歩いて嬉々としているのは本来の剛ちゃんではない」
「一応あなたにもファンはそこそこいたんじゃないの? さすがにこれはファンに対する冒涜行為かと」
「金、かね、言われて、嫌なのなら、ズバッと、結婚して、二人で、きちんと、会見、するべきです! 結婚、うん? しないけど、まあ、凄いことを、楽しむよー! たっくさん、お金、使ってもらって、たくさん、楽しむよ!に、どうしても、見えてしまうんでしょうね…」
「自慢好きですね」
「紗栄子がしてたことの方がまだ良かった笑笑」
「ここまでおおっぴらにする意味がよくわかりません」
「賢い子だと思っていたのに。。ちょっとビックリ」
「世間の、周りの、心配は伝わっていますか? 何だか中高生のキャピキャピした浮かれた恋愛みたいですね」
「マジで嫌いになった」
「好感度下がりました。恋愛解禁されて弾けすぎじゃないですか? 盛りのついた動物みたい」
「もっと頭いい人やと思ったんやけどけど。浮かれすぎ感がね。。。こりゃイメージ悪くなる。賛否両論起こるのはしゃーない」

 また、西日本を襲った豪雨災害の被災者が大変な時期に浮かれた遊びをしているとして、批判するコメントも多い。

 剛力彩芽の所属する芸能事務所・オスカープロモーションは、建前上、所属する女性タレントの恋愛は25歳から解禁というスタンスをとっている。剛力彩芽はそれを守り、25歳になってから前澤氏と交際に発展したということだ。剛力も前澤氏も真剣交際であることを公にしており、不倫でもなく世間にやましいことはない。剛力は「ファンが恋人なので恋愛しません」と宣言してもいない。それでもこうまで叩かれるというのは不思議な現象だ。

 そんな剛力彩芽に、岡村隆史が“苦言”を呈した。7月19日放送の『ナインティナイン岡村隆史のオールナイトニッポン』で、剛力の当該インスタ投稿について岡村は「やっぱり女性の方って人を好きになると周りが見えなくなるというか。何かすごい楽しそうやなあっていうふうに思ったんですけど。僕なんかからしたら、そこまでおっぴろげにしないでほしいなとか思ったりするんですよ」と、交際模様を一般に伝えないでもらいたいという気持ちを吐露。

 剛力彩芽のファンを思い、「(明石家)さんまさんなんか、すごく傷ついてると思うし、やっぱり応援してくれる人がいるわけですから。『やっぱり好きやねん』っていう人もいるわけですから、ちょっとこう、抑えていただいた方がいいんじゃないかなって思ったりもするんですよね。ファンのことをまず第一に考えた方がいいような気がするんですよね」と発言した岡村。確かに剛力彩芽のインスタには、男性ファンと思しきアカウントから悲痛なコメントが複数投稿されてもいた。

 女優という仕事柄、CM契約などもあり、なるべくプライベートを明かさずブランドイメージを保つほうが良いという意見もある。とはいえ、剛力彩芽がこのように堂々と交際するのは、それこそ“ピュア”な恋愛感情があるからなのだろう。紗栄子の場合もそうだったが、剛力彩芽自身も稼ぐ女優であることは間違いなく、だからこそ前澤氏とパートナーシップを築けるのではないか。

 剛力彩芽は擬似恋愛を売り物にする商売ではなく、彼女自身ももうすぐ26歳の誕生日を迎える立派な大人。放っておけばいいのではないだろうか。

エロコスは世界市場へ!! 世界には、どエロいレイヤーとサービスが既に存在している

 今年も、灼熱の中で開催される夏のコミックマーケットが近づいている。熱中症をものともせずに駆けつける人々が求めるものは無数。その中でも、数は決して多くはないものの、強烈な存在感を放つのはエロコスプレイヤーだろう。

 見えそうで見えない、ギリギリを追求するエロレイヤーはいまや当たり前の存在になった。彼女たちは、日々Twitterなどで、“美味しい”写真を更新。さまざまなイベントや通販で「エロコスROM」を販売したり、オフ会に撮影会と励んでいる。

 でも、いつの間にか、このジャンルも海外に進出しているのを知っているだろうか? TwitterやInstagramなどでは、エロエロな衣装に身を包んだ写真をアップする外国人レイヤーが増えているのだ。中には「erocosplay」と、自らラベリングするレイヤーも。

 彼女らは、主に英語で発信をしているからだろうか。ファンはワールドワイドに広がっているようだ。

「ものすごくわかっているエロ衣装を身につけているレイヤーがいたので、DMでいろいろと話しかけてみたこともあるのですが、だいたいは強烈なオタク娘です。海外で得られる限られた情報で、あんなエロい姿を晒していると思うと感慨深いですね……」(コスプレマニア)

 特筆すべきは、彼女らがエロコスで稼ぐシステムを日本よりも確立している点だ。その多くは、パトロンプラットフォームの定番である「patreon」を使用している。日本では、絵師が数多く使っている「pixiv FANBOX」などが、それだ。

 これ、覗いてみると日本よりもはるかにシステムが出来上がっている。だいたい、どのレイヤーも毎月5ドルくらいからスタート。支援者限定のコスプレ写真が見られるなどのサービスが受けられる。

 でも、驚くのは、その上限。毎月60ドルとか100ドルで、直筆の手紙でお礼も、ならばまだわかる。中には毎月500ドル支援してくれたら、好きなコス衣装を身につけて、ビデオチャット。揚げ句に、要望通りのポーズで撮影しますなんてサービスも。

 500ドル。すなわち、だいたい日本円で5万円くらい払って、自分のためだけのエロいコス写真が出来上がる。うん、5万円はあまり高くない!!

 そこまでサービスが徹底しているのは、やはりステージが世界規模になっているから。エロレイヤーのみなさん。もう、日本だけでROM売ってる場合じゃないぞ!!
(文=是枝了以)

杉田水脈議員の優生思想「LGBTは『生産性』がないので税金を使って支援する必要はない」

 自由民主党の杉田水脈衆議院議員がコラムで「子供を作らないLGBTカップルは『生産性』がないので税金を使って支援する必要はない」といった論旨の主張をし、批判の声が多く出ている。

 問題となったのは、杉田水脈議員が「新潮45」(新潮社)2018年8月号に寄稿した「「LGBT」支援の度が過ぎる」というコラム。

 コラムの冒頭で、まず杉田水脈議員は、LGBTに関する報道の量を疑問視。朝日新聞、毎日新聞、読売新聞、産経新聞といった新聞を比較すると、朝日や毎日といったリベラル寄りの新聞の方がLGBTを扱った報道の量が多いことを指摘したうえで、<朝日新聞や毎日新聞といったリベラルなメディアは「LGBT」の権利を認め、彼らを支援する動きを報道することが好きなようですが、違和感を覚えざるをえません>と主張する。

 お決まりの「朝日新聞叩き」に「またか」といった感じだが、続けて杉田議員は、<リベラルなメディアは「生きづらさ」を社会制度のせいにして、その解消をうたいますが、そもそも世の中は生きづらく、理不尽なものです>とした。つまり、たとえLGBTの人たちが「生きづらさ」を抱えていたとしても、そこに社会制度の不備などの要因は関係なく、自分自身や周囲の人間のせいだと言うのだ。

 そして、杉田議員は<「生きづらさ」を行政が解決してあげることが悪いとは言いません。しかし、行政が動くということは税金を使うということです>と綴る。そもそも、<解決してあげる>という認識自体が疑問だ。社会のなかにある問題点を炙り出し、是正や解決のために奔走するのが行政の最低限の仕事であるはず。それがなぜ「愚民に対して施しをしてやる」とでも言わんばかりの上から目線になるのか。それはともかく、先のような前置きをしたうえで、彼女はこんなグロテスクな言説を投げかけた。

<例えば、子育て支援や子供ができないカップルへの不妊治療に税金を使うのであれば、少子化対策のためにお金を使うという大義名分があります。しかし、LGBTのカップルのために税金を使うことに賛同が得られるものでしょうか。彼ら彼女らは子供を作らない、つまり「生産性」がないのです。そこに税金を投入することが果たしていいのかどうか>

 これに対し、立憲民主党所属でLGBT政策情報センター代表理事なども務める尾辻かな子衆議院議員はツイッターで<LGBTも納税者であることは指摘しておきたい。当たり前のことだが、すべての人は生きていること、その事自体に価値がある>と発言。また、早稲田大学人間科学部教授の森岡正博氏もツイッターで<杉田水脈衆議院議員の、LGBTカップルは「生産性」がないから税金を投入する必要が疑わしいとの発言は、相模原障がい者施設殺傷事件を起こした容疑者の持っていた「優生思想」へと続く道であり、政治家が行なってはならない発言だ>と指摘した。

 杉田議員の発言は、そもそも前段の「『生きづらさ』に社会制度は関係ない」といった主張自体に間違いがある。たとえば、LGBTの人々にとって同性婚が認められていないことによる不利益は数多ある。扶養控除などの税控除や社会保障も同性パートナーには認められていないし、片方が亡くなったときの相続の問題もある。また、病気で入院してしまい「家族以外は面会謝絶」といった場合に同性パートナーはどうするのかという問題もあるし、家を借りようと思った際に大家から断られてしまうといった問題もある。つまり、同性婚が認められていないという社会制度の不備によって生み出される「生きづらさ」は山のようにあるのだ。

 そして、挙げ句の果てに飛び出した「子供を作らず『生産性』のないLGBTカップルに税金を投入する必要はない」とした主張。今年の6月、自民党の二階俊博幹事長が東京都内で開かれた講演で「この頃、子どもを産まないほうが幸せじゃないかと勝手なことを考える人がいる」と述べ大問題となったのは記憶に新しいが、これと同じく国民を「生む機械」や「駒」程度にしか思っていないことがよくわかる発言だ。

 LGBTの問題がしばしばメディアに取り上げられ、議論の俎上にのぼるのは、偏見や社会制度の不備が原因でマイノリティの人々が不利益を被る場面が多いため、そういった不均衡を是正しようという動きがあるからだ。それは国際的な動きでもある。そこにもってきて「子供を作らない人は『生産性』がないから税金を使って支援する必要はない」というのは言いがかりも甚だしい。

 また、彼女の論に従うならば、「子供を作らない」という生き方を選択した男女の夫婦も「生産性がない」ということになるだろう。もしも、本当にそう思っているのなら、これは国会議員として非常に危険な考え方だと言わざるを得ない。そういった「優生思想」の果てにあるものは、言うまでもなくナチス・ドイツの悲劇だからだ。

 しかも、杉田議員がこのような発言を行ったのは、これが初めてではない。

 2015年、兵庫県宝塚市が同性カップルに証明書を発行するのを検討し始めた際、彼女は自身のブログで以下のような文章を綴った。ここでも、今回と同様に「生産性」という言葉を用いて、LGBT支援の政策を行うことに異議を唱えている。

<渋谷区の条例案では男女同権とこの問題を同列に扱っていました。そのこと自体に違和感があります。が、敢えて同根の問題として扱えというのであれば、まず、差別と区別は違うということです。

 私は昨年本会議で「男女平等は絶対に実現し得ない妄想だ」と発言して、多方面から批判を受けました。

 男性に向かって「子供を産みなさい。」と言っても無理です。この事実がある以上、いくら男女を平等に扱おうとしてもそこに物理的に無理なことがたくさん存在します。これは差別ではなく区別です。

 それと同様に生産性のあるものと無いものを同列に扱うには無理があります。これも差別ではなく区別です。>(2015年3月27付杉田水脈公式ブログより)

 他にもある。2016年、「保育園落ちた日本死ね!!!」が話題となっていた際、2016年7月4日付産経ニュースに「「保育園落ちた、日本死ね」論争は前提が間違っています 日本を貶めたい勢力の真の狙いとは…」と題された文書を寄稿。「保育所に頼らず、子供は親が家で育てるべき」といった主張がなされているのだが、ここで彼女は陰謀論をもち出しているのだ。

<旧ソ連崩壊後、弱体化したと思われていたコミンテルンは息を吹き返しつつあります。その活動の温床になっているのが日本であり、彼らの一番のターゲットが日本なのです。

 これまでも、夫婦別姓、ジェンダーフリー、LGBT支援-などの考えを広め、日本の一番コアな部分である「家族」を崩壊させようと仕掛けてきました。今回の保育所問題もその一環ではないでしょうか。>

 男女同権やLGBT支援を「コミンテルン陰謀説」と結びつける、まさに唖然とするしかないカルト発言だが、ひとつ確認しておきたいのは、この発言は、ネット掲示板に日々妄言を書き散らす無名のネトウヨによるものではなく、政権与党に属して議員バッジをつけ、強い権力をもつ国会議員のものであるということだ。

 このような人物が国会議員の座にいるという現実を、私たちは改めて見つめ直す必要がある。

(倉野尾 実)

「本当の恋ってどんなもの?」40代の“ピュアおじさん”が、不倫女性に語った「説教」

(前回はこちら) 

どうも、紫帆です。都内の某飲み屋街で小さなバーを経営している私が、夜毎の営業中に目撃したクソ客・変な客・珍事件について、お話させていただきますね。さて、今宵のお客さまは――

正論がツラい、40代の”ピュアおじさん”

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 「わたしって恋愛体質なんです」と自己申告する女性は多いですが、実際のところ恋愛に純粋さを求めるのは、圧倒的に男性のほうが多数ではないでしょうか。

 2週間に1回ほど、ふらりと訪れてくる彼もそのうちの1人です。都内の中小企業にお勤めの40代、独身。長身ではありますが横幅もだいぶ大きく、そのためか汗っかきで、頭頂部の薄毛が立ち上る湯気のように見えます。

 店に入ってくるときはいつもキョロキョロと周囲をうかがい、やや挙動不審な様子でビールを注文。そして会話もそこそこにカラオケのリモコンとにらめっこをしたのち、満を持してマイクを握り「TSUNAMI」や「真夏の果実」などのラブソングを歌い上げます。正直、歌唱力は中の下レベルですが、歌い終わったあとに「自分はこの歌の歌詞のような恋愛をしてきたんだ」と言わんばかりに、自己流の恋愛哲学を語り始めるのです。

 「本当の恋ってどんなのだと思う? 好きな人のためならすべてを投げうってもいい……それが恋ってものでしょ?」

 「いつかは、好きな人と結婚して幸せな家庭を築きたいと思うよね?」

 ――もう一度言いますが、彼は薄毛で肥満の中年男性です。いまどき小中学生でも言わないようなふんわりした恋愛トークの連続に度肝を抜かれますが、ここでひるむまいと彼の恋愛経験について聞いてみると、なんと大学時代のエピソードなどをお蔵出し(しかも、「今より40キロくらい痩せてたんだけど……」と言い訳めいた注釈付きです)。初めて付き合った彼女と夜景の見える丘の公園で愛を語らった甘い思い出を、めちゃくちゃ照れながら回想してくれます。いつしか、わたしはひそかに彼を「恋愛マスター」と呼ぶようになりました。

 ある夜、わたしの女友達が飲みに来ているところに恋愛マスターが現れました。この女友達というのが、人妻でありながら淫蕩の限りを尽くしている女性で、たびたびわたしにアバンチュールの報告をしにやって来ます。その夜も彼女はワンナイトな相手とのセックスについて話していたのですが、しばらく難しい顔で聞いていた恋愛マスターが突然、口を開きました。

 「恋愛感情がないのにセックスするのはどうかと思う」

 常、識……? 時が止まります。返答に困っている彼女を前に、さらに続ける恋愛マスター。

 「旦那さんがいるんでしょう? 女は貞操を守らなきゃ!」

 こうも経験値に差のある相手に、よくもまあ真正面から貞操を説けるものだとうっかり感心しそうになりましたが、踏んだ場数では敵わないからこそ、もっともらしい固定観念に頼らざるを得ないのかもしれません。女友達はというと、会話が通じない相手に何をどう伝えたらいいのか、という様子で苦笑いしています。その表情を「俺の説教が効いてる!」と勘違いしたのか、恋愛マスターはとっておきのドヤ顔で一言。

 「本当の恋愛を知らないなんて、みじめな人生だね(笑)」

 発言のあまりの破壊力に、ハイボールを噴き出しそうになるわたしと、笑いをこらえているのか肩が震えている女友達。満足げな彼は動揺するわたしたちなどおかまいなしに、さっさとお会計を済ませ帰ってしまいました。

 1週間ほどして、再び恋愛マスターがご来店。前回の決め台詞による衝撃の余波がまだ残っていたわたしは「こないだはすごかったですね」と切り出しました。すると彼はまったくピンと来ていない様子。いやいや、こんなこと言ってたじゃないですか、とやりとりを再現したところ、

 「えっ……おれ、酔っ払ってそんなこと言ったんだ。デブでハゲのさえないおっさんのくせにそんなこと言うなんておれ、図々しいね……」

 と、まさかの反省。その素直さにすっかり毒気を抜かれてしまったわたしは、以前より彼に優しく接するようになったのでした。意外と自分のこと、客観視できてたんだね……。

(次回・不定期更新)

プロフィール
浮川紫帆(うきがわ・しほ)
東京都内の繁華街の一角でバーを経営する30代バツイチ女性。ママ歴は6年。好きなお酒はマカストロングのお湯割り。

(イラスト=ドルショック竹下)