「ちょうどいいブス」は処世術だが女性蔑視でもあり、呪いでもある

 来年1月10日からスタートするドラマ『ちょうどいいブスのススメ』(日本テレビ系)が、放送前から議論を呼んでいる。

 このドラマは、お笑いコンビ「相席スタート」山崎ケイ(36)の同名エッセイが原作。“ちょうどいいブス”は山崎ケイの代名詞だ。ドラマの公式サイトによれば、夏菜(29)、高橋メアリージュン(31)、小林きな子(41)らが、「何かしらの生きづらさを抱えている」「現在、イケてない女子」に扮し、「ブスの神様」である山崎ケイのアドバイスを受けながら「ちょうどいいブス」を目指していくという。山崎ケイが、世の女子たちに「まずは自分が思っている以上に自分がブスであることを受け入れなさい!」と喝を入れ、実体験をもとに「ちょうどいいブス(ちょいブス)を目指してみませんか?」と啓蒙する……「生き方指南・共感ラブコメディー」だ。

 しかしこの『ちょうどいいブスのススメ』、ネットでは放送前から批判が殺到し、はやくも炎上気味になっている。SNSには、「こんなタイトルつけんのか。なんか納得できない」「いつまでこんな価値観でドラマ作る気なの?」「時代錯誤感ありありのドラマやるのか…もう平成も終わるってときに…」「男価値観の奴隷になりたいなら勝手だけど、地上波で押し付けないでほしい!」などと、辛らつな意見が数多く噴出している。

 放送前のドラマがこれだけ批判的な意見が集めてしまったのは、タイトルの「ちょうどいいブス」というワードにモヤモヤさせられた人が多かったからだろう。まず、端的に「ブス」という言葉は「美人」を意識したものであり、根底にルッキズムがあること。また、「ちょうどいいブス」というのは、他人にとって都合のいい存在になることを推奨しているようであること。それらが「モヤモヤ」を誘うことは事実だ。

 いったい誰にとっての「ちょうどいい」なのか? 山崎ケイが日頃から「モテ」をネタにしているように、男性に「選ばれる」ための「ちょうどいい」を指しているとするならば、それは女性を著しく貶めることでもある。「ちょうどいいブス」というワードは、ナチュラルな女性蔑視になり得る。

 一方で、「ちょうどいいブス」を提唱する山崎ケイは、逆に「女性の生存戦略」として、つまりこの社会における女性の生きやすさをUPさせる手段としてこれを推奨しているように見える。女性を貶める意図はなく、ちょっとした自虐と自慢のハイブリッドが彼女にとっての「ちょうどいいブス」ネタだ。彼女の価値観や「ちょうどいいブス」のコンセプトを肯定する意見もSNSには多い。

 しかし、自ら「ちょうどいいブス」を名乗り、またそれを目指すことは、やはり女性にルッキズムの呪いをかけ、主体性を奪い、「(男性に)選ばれる側」からの脱却を阻止してしまう。このことに山崎ケイは無自覚だと思う。

 女芸人にとって、外見をネタにすることはひとつの処世術であるし、自らの容姿を受容した上で武器にする覚悟はあるだろう。しかし、芸人は「ブス」で笑いを取ることで名声を獲得できるとしても、一般女性が容姿をネタに自虐しても、その犠牲に見合うだけの恩恵は受けられない。自尊心が損なわれるだけだろう。

 そう考えれば、山崎の「モテネタ」はあくまで「ネタ」で、広く世間に落とし込む必要があるのか疑問ということになる。まして昨今では、テレビバラエティにおける「ブスいじり」もすでに笑えなくなっている。いずれにせよ、「ちょうどいいブス」というワードセンスが時代を読み違えていることは間違いないだろう。

「ちょうどいいブス」は「性格美人」を指す?
 「ちょうどいいブス」というワードについて述べてきたが、ドラマの内容はどうか。おそらくだが、「女性をエンパワメントする」思いで作られている作品ではあるだろう。

 公式サイトには「もしかしたら私、ブスなんじゃないかなと一度、仮定してみませんか? それが素敵な女性になるための第一歩なのでは? というのがこのドラマのコンセプト!」との説明がある。

 夏菜は、「自己表現下手くそブス」というキャラクター設定で、「常に“受け身&待ち”の姿勢なので何も起こらない。しかし心の中では、言いたいことや感じたことを常にしゃべり倒していて、本音ではもっと積極的になりたい、素敵な恋愛したいと思っているが、周囲から“浮く”ことへの不安が、彩香を行動しない人間にしてしまっている。思い込みが強く、普段おとなしくしている分、酒が入ると一気に暴走、大胆で饒舌になる」。

 高橋メアリージュンは「融通の利かないブス」で、「性格は真面目で仕事も早いが、協調性がなく仕事のやり方も常に自己完結している。自分の仕事は文句を言われるスキがないよう完璧にこなす一方、他人のミスには厳しい。結果、周囲からは「面倒で厄介な女」と疎まれていて、「誰も自分を理解してくれない」と常日頃から思っている。恋愛においては、いわゆる『モテない美人』」。

 小林きな子は「開き直りブス」で、「売れないバンドマンと付き合っている。かいがいしく世話を焼くが、好きという気持ちを相手に振りかざし、金や物で釣ることもしばしば。周囲の女性に対してはやたら厳しく評価し、モテようと頑張る女性をディスるのが趣味。何かにつけて「でも、私彼氏いるんで…」と彼氏の存在を免罪符にしている」。

 おそらく同ドラマでは、夏菜をはじめとするキャラクターの内面的な問題をとらえて、葛藤を乗り越えながら少しずつ成長していく……というストーリーが描かれるのだろう。つまり、ドラマが定義する「ブス」は外見に限らず、内面を差していることは明らかだ。

 おそらくは、「顔の美醜はともかくとして、性格ブスな女たちが変わっていく」という話になるのだろう。「ちょうどいいブス」=「性格美人」ということなのかもしれない。

 はてさて、しかしである。「素敵な女性になる」ってどういうことなのだろう。自己表現が下手だったり、思い込みが激しく頑固だったり、ひたすら性格が悪かったりする登場キャラクター達が魅力的に描かれるような脚本にはならないだろうし、周りの人間にとって「ちょうどいい」存在になることで彼女達は生きやすくなるのだろう。けれど「モヤモヤ」は、再びよみがえる。結局、「他人にとって都合のいい存在になることを推奨している」のではないか……?

夏にも炎上していた「ちょうどいいブス」
 ちなみに「ちょうどいいブス」というフレーズは、今夏、花王のヘアケアシリーズ「エッセンシャル」の販促PRでも使われ、炎上していた。公式アカウントによるPR動画への誘導ツイートで、<山崎ケイってちょうどいいブスじゃなかったっけ? いい女になってるその秘密は? ツイートして、続きの動画をチェックしてね>という投稿がなされ、女性をメインターゲットにした商品のPRで「ちょうどいいブス」という言葉が使われたことへの反発が相次いだのだ。

 この時も、「誰にとってのちょうどいいブス?」「外見で人を値踏みするのもうやめましょう」といった意見が多く、花王は「多くの方にご不快な思いをさせてしまった事を深くお詫び致します」と謝罪している。

 炎上していたにもかかわらず、ドラマ化の企画が進行しているということは、山崎ケイの提唱する「ちょうどいいブス」論を肯定し共感する女性は、少なからずいると考えられているのだろうし、実際にいると思う。もちろんドラマ制作スタッフの中にも、その価値観に共鳴し、「ブスな女の子たちを変えたい」と思って取り組んでいる女性がいるかもしれない。

 周囲に、そして意中の男性に評価されることが、女性にとっての生きやすさであり、幸せへの近道であり、賢い生き方だという価値観。それ自体は否定されるべきではないのだから、これ以上の批判も難しいが、ひとつだけ言えることは、「ちょうどいいブス」を目指さなくてもべつに構わないということだ。他人を値踏みする人たちに高く評価されるために頑張らなくてもいい。自信を持つ方法は他にもたくさんあるし、誰もが胸を張って生きればいいのだ。

(今いくわ)

広田レオナが4度目の結婚報道にインスタで猛抗議「どうしてこんなダサい事を書いてるか」

 女優の広田レオナ(55)が4度目の結婚をしたことを、12月11日発売の「女性自身」(光文社)が記事にしている。見出しは「元夫・吹越満(53)も知らない 22歳年下のツバメ俳優と4度目の極秘挙式」だ。

 記事には、広田が式を挙げたのは12月頭のことと書かれており、夫となった人物はかつて広田がまだ吹越との婚姻中に不倫を報じられたことのある元俳優のTさん(広田は報道後に吹越とは離婚していたことを明かし、不倫を否定した)だとしている。広田は自身のfacebookの友達限定記事で12月5日に結婚を報告、この投稿には白いドレス姿でTさんと手を繋ぐ写真も添えられていたという。

 筆者は1980年代、デビュー当時の広田玲央名(広田の旧芸名)を観たときの衝撃をよく覚えている。背丈は160㎝とそう大きな方ではないが、グラマラスな印象でとにかく妖艶。それでいてどこか幼女のようでもあり、キュートさもある。まさに<小悪魔>という表現がぴったりの蠱惑的な女優であったのだ。棒読みのような独特のセリフの言い回しさえ、個性的で印象に残った。

 そんな広田は歯科大の大学院生と結婚し、88年に長男を出産している。90年に離婚し、94年には俳優の吹越満と結婚。一女をもうけるも、2005年には離婚。その後、2012年に吹越と再婚している。今回の結婚相手であるTさんとの不倫報道があったのは昨年1月のことだったが、広田はこの報道の後、吹越とは2016年12月に再び離婚していたことを明かしており、不倫を否定した。

 2017年8月には広田・吹越が揃って『ダウンタウンなう』(フジテレビ系)の「本音でハシゴ酒」のコーナーに出演している。その際に吹越と2度目の結婚をした理由として広田は「娘の進学のため」とはっきり明言しており、「愛はあったのか?」の問いにも「あるわけない」と言い切っている。

 広田は自身の不倫騒動の直後にも吹越との再婚について語っており「結婚じゃない、籍を入れただけ。最初からすぐに抜くつもりだった」「お互いの利害関係のための結婚です。それは娘と仕事のため。娘の学校は両親がそろっていなければいけない学校ですし、事務所を運営するにあたって、夫婦のほうが何かと都合がいいと思ったから」「私は室町時代から続く大きなお墓の墓守で不在はまずいので一刻も早く廣田性に戻る必要があったのが(籍を抜いた)一番の理由」などと話している。つまり2度目の結婚は愛情云々の果ての話ではなく、単に戸籍上のことだけだったということ。

 ただ、入籍・離籍にお互い合意してやりとりできただけあり、吹越との関係は良好のようだ。広田は、「私たちは憎悪とか愛憎とかを通り抜けてきた2人なんで、彼のやりたいことも言いたいこともわかる」「(吹越とは)色々あるけど男と女じゃないから…前にも言ったけど私達はパートナーであり双子の片割の様に必要不可欠な存在ってだけ」と、元夫・吹越との関係性を自らの口で語っていた。広田のインスタグラムには度々、吹越の写真が投稿されている。

 さて、広田の4度目の結婚に話を戻そう。相手がかつて不倫を報じられた22 歳年下の元俳優・Tさんであることは間違いないようだ。現在は俳優業を引退し、職業は映像作家である。

 「女性自身」に再婚について書かれた記事が掲載されることを知った広田は12月10日、自身のインスタグラムに複数枚の写真を投稿し、猛反論を展開した。

 最初の写真はTさんと手を繋いで歩く白いウエディングドレス姿(下北沢の古着屋で2000円で見つけたものだそう)の広田の後ろ姿だ。広田は花で編んだ冠をかぶっており、片方の手にはブーケを握っている。広田とTさんが神社で結婚の誓いをしたのは2018年9月13日のことだったそうで、そもそも週刊誌が書いた「12月頭に挙式」とは日付が違う(ただしインスタのウエディング写真が9月に撮られたものかどうかは定かでない)。

 広田は写真にあわせて長文も投稿した。結婚に至った経緯を説明しているが、これほど長文で詳細を記した理由は、<どうしてこんなダサい事を書いてるかは 私には守らないといけない人達がいるからです いいかげんな憶測や悪意のある記事見出しを鵜呑みにする世間から、大事な私の会社のスタッフやアーティストや家族を守る為です 会社は私ひとりのものではないのです>。

 というのも、広田との不倫疑惑を週刊誌に書かれたことでTさんは、<不倫もなにもない中、彼は初めて決まりかけていた大役をスポンサーがこの手の記事が嫌いだからという理由で降ろされ>た。広田は<結婚、離婚の報告は親しい仲の方達だけで公にするものではないと>考えているが、今回<親しい仲、親戚、仕事仲間、しかいないFacebookで書いたものが何故か一般常識が通用されない週刊誌にかなりのデタラメとともに掲載されると知り>、投稿したのだという。

 現在の夫とは9年前に舞台の共演者として知り合い、すぐに彼が恋心をぶつけてきたそうだ。その当時から吹越と籍を入れ、そして抜くことは決まっていたため、広田とTさんは恋人同士にはならなかったようだが、広田の側に“娘との二人暮らしに男手があるほうが助かるという姑息な考え”もあり、家庭の雑用をこなしてくれる彼はいつしか家族のような存在になっていったという。身体が弱い広田に対して介護に近いレベルで日々をサポートしてくれているそうである。

 また、週刊誌記事の見出しには『吹越満も知らない』とあるが、吹越と広田はビジネスパートナーであり、当然、一連の流れを承知している。<誰が言ったの? 面白くしようとして傷つけるの止~め~て>と、広田は怒り心頭だ。

 広田がインスタに複数投稿した写真の3枚目はTさんの顔写真(大変な美形)で、その中に彼のSNSのスクリーンショットらしき画像がはめ込まれている。そこにはTさんの思いが綴られており「駄目さしかない自分とレオナは僕にとって最高の妻」「レオナと出会ったことは僕の人生において最高の幸運」「レオナを守り愛し幸せにしてあげることが僕の人生の最高の喜びであります」となかなかのノロケっぷりだ。そして4枚目、5枚目は加工アプリを使ったふたりのツーショット。ラストとなる5枚目の写真は「わしらのことは気にせんでくれ」とのキャプション……広田らしいなと思わず笑ってしまう一枚となっている。

 さて、「女性自身」の記事は「広田が幾度となく傷つきながらもようやくたどりついた幸せ」と結んでいたが、度々の離婚で傷ついた女性が白馬の王子様と出会ってよかったね的なこの結び、ちょっと気持ち悪いと感じてしまうのは筆者だけだろうか。第一、広田レオナという女性にこんなにも似合わない言葉もない。吹越との結婚でも、その前の結婚でもそれぞれに幸せなことはたくさんあったに違いない。傷つく日も幸福を実感する日も、日々やってくる。人生、そんなに単純なものではない。

 週刊誌、あるいはこの一般社会における通念なのかもしれないが、結婚を大きく二つ、「真実の愛で結ばれた結婚」か「打算的な結婚」かに単純化し分類する傾向がある。そして何度も結婚と離婚をしてきた広田レオナを「破天荒」と見る向きが強いが、むしろ彼女はとことんリアリストではないだろうか。自由奔放に真実の愛を探し求める女性像とはだいぶ違う。吹越との二度目の入籍は現実的な手段としての結婚であり、今回の結婚もまた彼女にとっては合理的な選択なのだろう。ちなみに吹越との二度目の結婚は一年ごと更新の契約だったという。やっぱり広田レオナは冷静な現実主義者なのだと思う。

(エリザベス松本)

『くそみそテクニック』でおなじみ薔薇族編集長・伊藤文學氏による講演会「一人ぼっちの人たちをつないで」に行かないか

『くそみそテクニック』でおなじみ薔薇族編集長・伊藤文學氏による講演会!「一人ぼっちの人たちをつなぐ」会にいかないかの画像1伊藤文學講演会

 山川純一氏の『くそみそテクニック』でおなじみ日本の同性愛雑誌のパイオニアである薔薇族の伝説的な編集長・伊藤文學氏が講演会を開催する。

 テーマは「一人ぼっちの人たちをつないで」をつなぐ、だ。講演会のテーマは、月刊サイゾーで連載中のコラムからきたものである。

 まだ現在のようにLGBTに理解がほとんどなく、いわゆる同性愛者に対して差別と偏見が横行していた時代から、そういった人たちによりそっていた伊藤文學らしいテーマといえよう。

 開催日は12月16日で、会場はホテルニューオオタニ ガーデンコート1階 紀尾井フォーラムだ。主催はアンバーワールドアソシエイツ。

 同社代表の林由香里氏は美に精通した女性だが、なぜLGBTに関した講演会を主催したのか訊ねてみたところ、「美しいものにスポットライトを当てたいのです」と、こうした文化に大きな理解力を示していた。

 いまではゲイであることがタレント化するなどし、LGBT文化が世間一般に認められ、差別や偏見の少ない時代になってきた。いまの時代を伊藤文學氏はどう考えているのか。ここまでくるのに、彼はどのように偏見と闘ってきたのだろうか。当日はLGBT文化の第一人者として貴重な話が聞けるにちがいない。

 チケットはアンバーワールドアソシエイツのツイッターからDMを送るか、電話かFAXにて申込みとなる。

 席数は限られたものとなるので、早めに申し込もう。

伊藤文學講演会
「ひとりぼっち」の人たちをつないで
12月16日(日)
ホテルニューオオタニ ガーデンコート1階 紀尾井フォーラム
13時より開演
入場料 2,000円
チケットはこちらからDMを送るか、03-1587-1777まで電話

アンバーワールドアソシエイツ公式ツイッター
https://twitter.com/KohakuAmberAWA

 

『くそみそテクニック』でおなじみ薔薇族編集長・伊藤文學氏による講演会「一人ぼっちの人たちをつないで」に行かないか

『くそみそテクニック』でおなじみ薔薇族編集長・伊藤文學氏による講演会!「一人ぼっちの人たちをつなぐ」会にいかないかの画像1伊藤文學講演会

 山川純一氏の『くそみそテクニック』でおなじみ日本の同性愛雑誌のパイオニアである薔薇族の伝説的な編集長・伊藤文學氏が講演会を開催する。

 テーマは「一人ぼっちの人たちをつないで」をつなぐ、だ。講演会のテーマは、月刊サイゾーで連載中のコラムからきたものである。

 まだ現在のようにLGBTに理解がほとんどなく、いわゆる同性愛者に対して差別と偏見が横行していた時代から、そういった人たちによりそっていた伊藤文學らしいテーマといえよう。

 開催日は12月16日で、会場はホテルニューオオタニ ガーデンコート1階 紀尾井フォーラムだ。主催はアンバーワールドアソシエイツ。

 同社代表の林由香里氏は美に精通した女性だが、なぜLGBTに関した講演会を主催したのか訊ねてみたところ、「美しいものにスポットライトを当てたいのです」と、こうした文化に大きな理解力を示していた。

 いまではゲイであることがタレント化するなどし、LGBT文化が世間一般に認められ、差別や偏見の少ない時代になってきた。いまの時代を伊藤文學氏はどう考えているのか。ここまでくるのに、彼はどのように偏見と闘ってきたのだろうか。当日はLGBT文化の第一人者として貴重な話が聞けるにちがいない。

 チケットはアンバーワールドアソシエイツのツイッターからDMを送るか、電話かFAXにて申込みとなる。

 席数は限られたものとなるので、早めに申し込もう。

伊藤文學講演会
「ひとりぼっち」の人たちをつないで
12月16日(日)
ホテルニューオオタニ ガーデンコート1階 紀尾井フォーラム
13時より開演
入場料 2,000円
チケットはこちらからDMを送るか、03-1587-1777まで電話

アンバーワールドアソシエイツ公式ツイッター
https://twitter.com/KohakuAmberAWA

 

二宮和也と伊藤綾子が“破局”という情報が拡散、結婚発表に戦々恐々のファンたち

 2016年に交際が報じられた、嵐の二宮和也とフリーアナウンサーの伊藤綾子カップル。今年に入って、二人が同棲していることや伊藤が妊活をしているといった報道も続き、ジャニーズ内の次期結婚候補筆頭として噂されている。

 そんな二宮と伊藤だが、今月8日、あるネット掲示板に「元女子アナウンサーの伊藤綾子(37)が、かねてより交際中の会社員の一般男性(41)とスピード入籍していた」「一時期はジャニーズ事務所の嵐である二宮和也(35)と結婚が噂されていたが、関係者に聞くと今年の初秋にはすでに破局していたという」など、伊藤と二宮は既に破局しており、伊藤は一般男性と入籍済みだとする情報が書き込まれた。

 伊藤は交際発覚時、自身のブログに二宮との交際を“匂わせる”投稿を繰り返していたことが発掘され、二宮ファンからは「ファンを冒涜している」「ニノの仕事を理解してない」「結婚はいいけどこの女だけはダメ」といった強いバッシングを受けている。そのため、匿名かつ真偽不明な情報にもかかわらず、破局説はすぐにツイッター上で拡散され、一部のファンからは「本当なら嬉しい」という歓喜の声も上がった。

 しかし、数時間後に一転。同じ掲示板上で「伊藤綾子さん結婚の件で謝罪」と題し、「伊藤綾子さんが一般の方とご結婚されたというのは、私の願望であり事実ではありません。本当に申し訳ございませんでした」「運営の方にも削除依頼し、すぐに削除していただけます」と、投稿者が妄想で書き込んだガセネタであったことを謝罪したのだ。

 結果、二宮ファンの怒りの矛先はなぜか伊藤へ向き、最近は多少落ち着いていた彼女へのバッシングが再燃している。

 自分の願望をあたかも事実の情報のようにネットに書き込むことは、名誉毀損にあたる可能性もある。匿名だからと軽い気持ちで書き込んだのだろうが許されることではない。

キンプリ平野紫耀もデマ情報を流される
 ネット上にはジャニーズタレントの熱愛に関する真偽が定かでないネタが度々投下される。たとえば先日、ツイッター上でKing & Prince(以下、キンプリ)・平野紫耀の路チュー動画を見たという複数のアカウントが突如登場。平野のファンが動画を必死に探すも、問題の動画は見つからず、動画を見たとするアカウントは全て同一人物が作った可能性が高いということが発覚し、デマだったという結果に終わった。

 二宮ファン・平野ファン同様に、デマ情報に踊らされた形となったが、一番の被害者はタレント本人だろう。関ジャニ∞・大倉忠義のファンによるストーカー被害告白や、キンプリ・岩橋玄樹とSexy Zone・松島聡がパニック障害のため活動休止など、ジャニーズタレントにかかるストレスがここ数ヶ月で次々と明るみになっている。

 デマを流す輩が悪いのは言うまでもないが、ファンはネットの情報を鵜呑みにし、安易に拡散しないということも重要だろう。

二宮和也の「結婚への下準備」に戦々恐々
 一方で、根拠のないデマに踊らされてしまうほど、二宮ファンがいつ訪れるかわからない結婚の時を恐れていると見ることもできる。

 先月放送された報道番組『キャッチ』(中京テレビ)では、芸能リポーターの井上公造が、二宮と伊藤の交際は続いていると断言していたが、2020年の東京オリンピックまで嵐のメンバーは誰も結婚できないという見解を示していた。

 しかし、二宮は事務所の反対を押し切り伊藤との結婚を強行突破しようとしているとの報道もある。20代の人気絶頂時にできちゃった結婚を果たし今も円満な家庭を築いた木村拓哉と工藤静香に、アドバイスを仰いでいるとの話もあった。また冒頭記したように、伊藤綾子が“妊活”に励んでいるとする週刊誌報道もあり、この夏すでにセブ島で挙式してきたのではないかとの話まで出ているのだから、情報は錯綜しているとしか言いようがない。

 二宮が女性ファッション誌「MORE」(集英社)で10年続けてきた連載「It[一途]」が、2019年3月号にて終了することも、ファンにショックを与えた。ミステリアスな印象の強い二宮だが、「It[一途]」ではプライベートな内容も多く話してきたため、一部のファンは「結婚生活は話せないから連載を辞めるのでは?」と憶測。X-dayはそう遠くないのではないかと、疑心暗鬼になるファンも少なくはない。

 そうしたファン心理が下地にあり、前述のデマを一気に拡散させるに至ったのだろう。同じくジャニーズ事務所のV6・岡田准一は、昨年のクリスマス時期に宮崎あおいとの結婚を発表している。NHK紅白歌合戦やジャニーズカウントダウンコンサートなど、年末年始に大きな仕事が控えている嵐ゆえ、まさかこの時期に発表とはならないだろうが、どうしても伊藤と二宮の結婚を許容できないファンにとってはやきもきする年の瀬となりそうだ。

木村拓哉の冠ラジオ番組が終了危機!? マツコ・デラックスが番組に臨むキムタクの姿勢に苦言

『木村拓哉 Flow supported by GYAO!』(TOKYO FM)の12月2日放送回に稲葉浩志(B’z)がゲスト出演し、2人がプライベートで交流するきっかけとなったエピソードが明かされた。

 2人の関係は有名で、今年9月に味の素スタジアムで行われたB’zのライブに木村拓哉がサプライズでゲスト出演し、稲葉浩志と共に「ZERO」を歌ったことも話題となった。

 木村拓哉は稲葉浩志のことを「バッチ」と親しげに呼び、木村拓哉の家に稲葉浩が遊びに行ったエピソードなども語られるが、実は、2人の関係が深まったのはここ5、6年のことであるという。

 木村と稲葉を結びつけるものとして真っ先に思い浮かぶのが、ドラマ『ビューティフルライフ』(2000年放送/TBS)の主題歌だったB’zの「今夜月の見える丘に」だが、当時の2人は音楽番組ですれ違う程度の関係でしかなかったようだ。

 そんな2人が急接近したのは、趣味のサーフィンがきっかけだった。人が多いときでも地元の人が5人ぐらいしかいない知る人ぞ知るポイントで稲葉がサーフィンを楽しんで帰ろうとした時、これから同じポイントでサーフィンをしようとする木村と偶然出会った。

 サーフィン終わりの稲葉はクタクタだったが、<良かったら、もう1回行きませんか?>との木村の誘いに応じて意気投合。まさかの場所で偶然出会った2人はそのまま、夕食、そして、翌日の朝食まで共にしたという。

マツコ・デラックスが木村拓哉を叱責
 『木村拓哉 Flow supported by GYAO!』は、1995年から23年以上にわたって続いた『木村拓哉のWhat’s UP SMAP!』(TOKYO FM)が今年7月に終了した後、8月5日からスタートした新番組。

 この番組のコンセプトは、月ごとにマンスリーゲストを呼んでトークをするというもの。これまで、8月は明石家さんま、9月は二宮和也(嵐)、10月は浅野忠信、11月はマツコ・デラックス、そして、12月は前述の通り稲葉浩志がマンスリーゲストに招かれている。

 このリストを見ればわかる通り、全員が木村と親交の深い人物である。その理由がマツコ・デラックスがゲストの11月18日放送回に明かされた。

 『木村拓哉 Flow supported by GYAO!』の収録には放送作家がついていないそうだが、マツコはこういったゲストを呼ぶ形式の番組のスタジオに放送作家を置かないことは特殊だと語る。ブースのなかに放送作家がいてくれれば、ゲストとの話に詰まったときに助け舟を出すなどの働きをしてくれるからだ。

 しかし、木村は『木村拓哉 Flow supported by GYAO!』の収録に敢えて放送作家をつけていない。

 番組開始当初にスタッフから出された資料に、ゲスト案に地層研究をしている学者の名前などがあり、<俺、地層研究してる博士をゲストに呼ばれても話できねーぞって。この番組のタイトル『Flow』なのに、そんなにガチガチに当ててっていいの?>という思いを抱いたことなどが背景にあるようだ。

 結果的に、自分の人脈でゲストを選定していく現在の形式になっていったわけだが、マツコはスタッフの考えにも一理あると語る。

<そういう人でも置きにいかないとさ、はじめましての芸能人を呼んでさ、『木村拓哉とちょっとフリートークしてください』ってわけにはいかないじゃない?(中略)こんなガチで話さなきゃいけない番組にさ、ここに誰置くんだってなったときに、向こうは案がないんだよ。(中略)そろそろ自覚しなさい。あなた厄介な人間なんですよ>

 そして話は、今後の番組におよぶ。

 現在の形式では、木村とマンツーマンでざっくばらんに会話できる人を呼んでいく必要があるが、<ラジオ番組として体をなす面白い番組を作ろうと思ったときに、あんた芸能界でこの距離感で話せる人、何人いる?>と詰め寄るマツコに木村は<このあとやばいよね>と回答。

 そして、<それでこの番組は終わりよ。あんたと、この距離感で話せる人を全員呼んだ時点で>と、バッサリ言われてしまうのであった。

木村拓哉にとって「ラジオ」とは?
 ただ、そこまでして、放送作家なしでも会話がもつようなゲストにこだわるのは、20年以上冠ラジオ番組を続けてきて感じた、「ラジオ」というメディアがもつ特性に木村なりの美学があるからだ。

 番組のなかでマツコに<ずっとラジオを続けてるモチベーションって何?>と聞かれた木村は<自分の声で、自分の感情で、自分の思ったことを発信できるってラジオしかないから>と答えている。

 木村の言う通り、ラジオはテレビとは違い、パーソナリティーとリスナーが「1対1」の関係になる。だから、より本音で語ることもできるし、聞き手も木村が伝えようとしたことをしっかりと受け止めてくれる。

 タレントとして、ファンと濃い時間を過ごす30分間(『木村拓哉のWhat’s UP SMAP!』も『木村拓哉 Flow supported by GYAO!』も30分番組)は得難いものだろう。だからこそ、スタッフのゲスト選定に疑問を呈した木村の考えは理解できる。

 ただ、この流れを堅持したまま、いつまで番組が続くのかも不安に思えてしまうのである。

(倉野尾 実)

妻のためにナプキンを作る男性を描いた映画『パッドマン』を見て、妻のために布ナプキンを洗う男性が限りなくモヤモヤした理由

※本記事はネタバレを含むため、ご注意下さい。なおレビューはあくまで「映画の評価」であって、モデルとなったムルガナンダム氏への評価では「一切ない」ことを、強調しておきたく思います。

 妻が茶の間でつけっぱなしにしているムービープラス(映画専門CSチャンネル)から本作『パッドマン 5億人の女性を救った男』の試写会情報が流れるのを見て、思わず目が釘付けになった。

 制作国は、凄惨な集団強姦事件やガオコル(月経期間の女性を隔離された小屋に閉じ込める慣習)など女性の人権問題が取りざたされることの多いインド。そんなインドで、高価な既製品の生理用ナプキンを購入できない愛妻のために、自作でナプキンを作ることに挑戦した男の物語だという。

 これは、「日本中の男は妻の布ナプキンを毎月手洗いしたほうがいい」というちょっぴりラジカルな提言を地味発信している我ら夫婦が観に行かずに誰が観に行くのか!? ということで、くじ運力が半端ではない妻に応募してもらったところ、すんなり当選。試写の機会に恵まれた。

男性が生理に興味を持つのはタブー?
 事情にさほど明るくなくとも、「インドで男性が愛妻のために生理用ナプキンを自作する」という時点で、悪戦苦闘の物語であることは容易に想像できる。けれど、ヤバいこれ絶対号泣するアレやと覚悟しつつ妻と試写室に向かうも、2時間17分の物語に、最後まで号泣することはなかった。全編に渡ってちょいちょい目頭が熱くなるシーンはあったものの、終盤ではむしろ、冷めきった気分になっていた。

 限りなくモヤモヤした気分が、胃の上の方にモッタリと残った。

 物語のあらすじは、書いてしまえば即ネタバレになるほどストレートなもの。

 主人公ラクシュミは、インドの地方村で腕の良い溶接工として慎ましい生活を送る、妻にゾッコンの愛妻夫。そんな彼は、愛する妻が高額な既製品の生理用ナプキンを購入できず、衛生的とは言えない布で代用していることや、そうした衛生管理によって感染症を患ったり命を落とす女性も少なくない事実を知ると、持ち前のクラフトマンシップで身近な素材をかき集めて既製品の模倣=自作ナプキンを作ろうと立ち上がる!

 だがそこは迷信(信仰)厚く女性の人権後進国でもあるインド。ラクシュミの挑戦を阻むのは、妻自身からも家族からも、周囲の村人からも、男女両サイドから叩きつけられる「男が女性の月経に興味を持つことそのものへの猛烈な禁忌感情」だった。

 扱いようのない変質者として、ついには生まれ育った村をも追われるも、それでもめげない不屈の男ラクシュミは、借金を重ねつつも独学で「素材の選択、加工方法、滅菌処理」を学び、安価で安全で清潔なオーガニックナプキン(セルロース吸収体の)を作るハンドメイドの製造機の完成にまで漕ぎ着ける。

 そして、偶然にも知り合った巡業公演をする女性ミュージシャンであるパリーに完成品を使ってもらう機会に恵まれたことで、ラクシュミの挑戦は加速する。製造機はインド国内の発明コンペにて優勝。さらに彼はその技術を特許として大手企業に売り渡すビジネス展開を頑なに拒否し、パリーとともにインド中にこの製造機を配り回ると同時に、機械の操作技術を地域の女性たちに指導することで、「女性が作る女性のためのナプキン製造事業」として広めていくのであった。

 当然尊重されるべき女性の生理の衛生と健康と、女性の雇用をも両立する。それがラクシュミの挑戦の終着点だったのだ。

生理は穢れではないと知った女性たち
 長い作品中、いくつも胸に迫るシーンはあった。初めて主人公が作った試作品を妻に渡した時の、恥じらいとはにかみと感動の入り交じった妻の表情。月経中は5日間居室に入ることを禁じられる、インドの女性が置かれた立場(ガオコルとは別の慣習か)の描写や、夫に「奇行をやめて欲しい」「女にとって恥は死ぬことよりつらい」と懇願する妻の涙には、植え付けられた月経の穢れ意識の深さに溜息が出た。

 一方で、初潮を迎えた少女を集落の女性皆で祝い踊るシーンは、女性の人権が尊重されない理不尽な社会だからこそ生き残っている女性の互助社会の力強さに、その美しく暖かく、晴れやかで、慈しみ合いに満ちた空気に、純粋に胸を打たれた(この集団の中にいたらうちの妻は排斥される勢だな、とか思いつつも)。

 最大の見どころはなんといっても、パリーをパートナーにインド各地の村々で製造機を普及させていくシーンだ。旧弊な禁忌感情と抑圧の中にあった女性たちが、自らをケアする尊厳を初めて獲得し、仕事の誇りにも目を輝かす。宗教的な戒律や月経の穢れ感情から解放されていく女性たちの笑顔、笑顔、笑顔! ひとつひとつの輝く笑顔が、それまでの彼女らの尊厳を奪っていた抑圧の大きさを改めて感じさせて、全ての笑顔に涙がこみ上げた。

 けれど、残念なのは、そこから繋がる作品のクライマックスでは、胸一杯の感動をモヤモヤした気持ちが一気に浸食し、すっと涙が引いた。

 クライマックスの舞台は、それまでの舞台であるインドを遠く離れた、ニューヨークの国連本部だ。ラクシュミとパリーの挑んだ、女性を救う製品の普及と女性の雇用創出を両立させた事業は、国際的な評価を受け、ついにラクシュミは国連の招聘を受ける。

 このシーンに一気に冷めた理由は、ニューヨークの街を睥睨する国際連合本部ビルのホール(ロケ地はモノホンの国連本部)でラクシュミの振るった熱い演説が、この物語のテーマとメッセージにも関わらず、あまりにも「男性的」であったことだ。

「俺様節」のサクセスストーリー
 要約するとそれは、こんなものだった。

<教育も資本もない、英語すらたどたどしいインドの地方から立ち上がった男が、お金稼ぎではなく人のためになる社会事業に情熱を貫いた結果、いまこうして世界のど真ん中で演説をしています!>(どや!!)

 長回しで俺様俺様を繰り返すその演説に、ホールの聴講者はスタンディングオベーション。この瞬間、せっかくの物語は「不屈のマッチョ魂を持った男の成り上がりサクセスストーリー」に、一気に貶められてしまった。非常に男性的で、ある意味アメリカ映画的な「俺様節」……。

 そして物語は、国際的な評価を受けたラクシュミを、彼を変質者として排斥した村の人々が手のひらを返したように地元の英雄として讃え、「おまえはやる奴だと思ってたよ」系の花びらが舞う中を晴れやかな顔でラクシュミが凱旋して、大団円を迎える。おまけのようにして、互いに恋心の芽生えたパリーをポイして、愛妻の元に戻る主人公の描写である(溜息)。

 本作は実話を元にした物語であり、モデルになったムルガナンダム氏は2014年米国タイム誌の『世界で最も影響のある100人』に選出されてもいる成功者だ。彼の偉業は、間違いなく称えられるべきものだと思う。

 けれども映画として、主人公ラクシュミに演説して欲しかったのは、いかにインドの、そして世界中の女性が、月経の禁忌感情に呪われ、それを解放することがいかに重要なのかという根源的なテーマだ。

 世界の人口の半数である女性の多くが、自らの生理現象を理不尽に封じ込められている状況に疑義を投げかける演説こそ、この物語に欲しかったものだ。

 いやいっそのこと、氏の受けた国際的評価は「後日談」程度のものとして、映画内では終盤にオムニバス的に短いカットで描写された、各地域での製造機の普及活動と、そこに存在した女性たちが自らに刷り込まれた禁忌感情を解放していく物語にこそ、焦点を置いてほしかった。

 女性が「自分自身のことを大切にしていいんだよ」という、当たり前のことを許されたときに溢れた笑顔を物語の骨子として描いてくれたなら、多分ハンカチではなくタオルが必要な作品になったに違いないのに……。

ことさらに「世界の中心アメリカのさらに中心の街を睥睨するホールで演説する、ゼロから立ち上がった男!」を強調するマチズモ全開の場面に、冷え冷えした気持ちでそんなことを考えた。

「布ナプも俺が洗おうか」
 いやはや我ながら見事な酷評ネタバレレビューだが、これが号泣覚悟で挑んだ本作が全然泣けなくて、全然感動できなかった理由だ。

 もちろんこんな感想は、あくまで色々と激しく拗らせている僕に限られたものかもしれない。試写会などを観た視聴者からはおおむね良好な感想が上がっている模様でもある。けれども、どうにもやっぱり大いに腑に落ちないので、少々パーソナルな話を交えつつ、引っかかる部分に突っ込まさせていただきたい。

 そもそも本記事冒頭にリンクしたように、僕は毎月妻の経血に手を染めながら、妻の使った布ナプキンの手洗いをしている。こんなことをするようになってからまだ一年だが、リンク記事もたいがい長いので経緯を要約すると、きっかけは生理中の身体不調やPMSが激しくて家事の手伝い(我が家では妻の発達障害特性や健康上の問題があって全家事の主体が僕で、妻は補佐役)ができなくなってしまう妻に、「布ナプも俺が洗おうか」と思い付きで提案をしたのがきっかけだった。

 普段から洗濯一切を僕に任せている(畳んで仕舞うのは妻担当)妻はそれまで、布ナプキンだけは自分自身で洗っていたのだが、「僕が洗おうか?」の提案をした時の妻の表情ばかりは、多分一生忘れることがないと思う。その表情は、パッドマン、ラクシュミの妻が夫のお手製ナプキンを渡された時の比ではなかった。

 基本的に「全家事の主体が夫の僕」でも大してありがたい顔もしない妻が、この時ばかりはそれまで見たこともないような心底から感謝の表情で「ありがとう」と言ったのだ。

 そして、滅多に見せない妻の真摯な感謝の表情に、僕が発した問いが「生理とインフルエンザだったらどっちが辛い?」 続く妻の即答は「生理の方が辛い」(ガチ真顔)だった。

 凄まじいスケールの慙愧の念が僕を襲った。

 家事全般の主体であり稼ぎ手でもある「立派な夫ヅラ」していた僕は、見事に糞夫であった。

生理のつらさを口にできない日本
 旅行とかイベントとかのタイミングで生理が始まった妻に「なんでこのタイミングで」と不機嫌な声を出したことは数限りなくあった。薬局で生理用品を買う時に、値段の高さをボヤいたときもあったし、紙ナプキンによる痒みや経血量の問題から布ナプキンに移行した際にも「どうしてそんなに高いの?」と不平を漏らした。

 生理期間中にベッドから起きて来れない妻を、トイレを出た廊下で力尽きて横たわっている妻を、冷たい目で見下した僕は、同棲から結婚を経て20年近くに渡って、毎月数日「インフルエンザよりつらい症状になる」妻を、ケアしてこなかったのだ。

 ということで、そんな己が激しい自省を記事にして寄稿した際の女性読者の反応も、また忘れえない。同じく生理痛やPMSが深刻にもかかわらず周囲から理解されない女性たちの切々たる訴えや、婦人科にかかるなど八方手を尽くしてなおインフルエンザよりつらいという我が妻より「さらにつらい」の訴えの数々。
それ以上に何より平常心ではいられなかったのは、「記事を読んだら、なんでか分からないけど涙が出た」という、複数の読者からの感想だった。

 全日本の糞夫を代表して土下座したい気分になった。他人のご家庭で四十路のオッサン夫が妻の布ナプキンを洗っているという記事を読んで、「涙が出る」。それはその女性が、それほどに抱えた苦しさを無視され、配慮されることがなかったということ。そしてさらに我が妻と同様に、その辛さを口にすることを、社会から、家庭から、親から、教育から、あらゆる場面で「封じられ、抑圧されてきた」からこそ、零れた涙なのだと思う。

 どうだろう。本作パッドマンに描かれるのは、結果として「月経時の衛生面の担保」に過ぎない。けれども、ことさら宗教的禁忌や慣習に縛られるでもないこの日本で、この映画を見た視聴者が「凄い男もいたもんだなー」で終わらされて堪るか!というのが、本作を見ての本音の評価なのだ。

 そもそも、衛生面が担保されれば、それで女性が月経から自由になったなんて思われたら堪らない。

 インドを始め女性の人権後進国は大変だなあ、というのも、耐え難い感想だ。生理の重い女性のケアは、日本においてもまったくされていないし、そういう意味で言えば女性の人権先進国なんか世界中のどこにも存在しそうにない。日本でもまだまだ、「女性は生理であっても仕事をし、家事をし、育児をし、その辛さを表情に出さず、いつも通りでいるべきだ」という理屈はまかり通り、ジェンダー的役割の中に「生理による心身の影響を我慢して、平然といつも通りに動く」ことが組み込まれている。

上映中に笑いが起きたシーン
 けれども、少なくともパートナーの生理について配慮しその期間を支えるということならば、日本中のすべてのカップル、すべての夫婦が、来月からでも始められること。女性の月経への配慮をそこにまで昇華せず、女性の人権後進国の「男のサクセスストーリー」として描くにとどまった本作は、やっぱりどんなに頑張っても評価の対象にすらならないのだ。

 唯一本作に評価が与えられるなら、本作を観た視聴者が「どう感じるか」が、ほんとうに世界中の女性が置かれている「月経にまつわる理不尽」をどう思うかの、バロメーターになるという一点のみにおいてだろう。

 作品冒頭、薬局で妻のために既製品の紙ナプキンを購入しようとする主人公ラクシュミに、薬局の主人が密売品を売り渡すようにこっそりと渡すシーンに、試写会の会場では笑いが起きた。日本の薬局でも生理用品をわざわざ不透明な袋に入れて不可視化することにいちいち苛立ちを感じている勢としては、「そこはイラっとくるか呆れて溜息のシーンだろ!」と血圧が上がったが、笑い声の主は中年女性のグループだった。

 妻は試写会後の女子トイレで「自分の夫がアレだったら気持ち悪いわ」という女性の声を聞いて、眉毛をハの字(ヤンキー的な)にして出てきた。

「これじゃインドと変わんねーよ」(妻)

 この作品をどう思うのか、ジェンダー意識のリトマス試験紙として、劇場にて確認してみてほしい。

(鈴木大介)

完全に定着した鉄道ブーム……いまや「鉄道ライター」も十分に食える時代に

 いつの間にか、鉄道ブームはすっかり定着したようだ。

 かつて、鉄道ファンというのは「ヤバい」とか「暗い」などというネガティブなレッテルを貼られがちの存在であった。確かに、今でも写真撮影のために傍若無人な行動を取り、一般の乗客や鉄道会社に迷惑をかける悪質な鉄道ファンは、問題になったりする。

 ただ、そうした不心得者はむしろ少数派。大半を占めるのは、人に迷惑をかけずに、乗ったり撮ったりを楽しむ人々である。

 もはや鉄道ファンは、従来のコア層から中高年を中心とするライトな新参者。そして、若い女性にまで広がっているのだ。

 とりわけ、旅の一環として鉄道に主軸を置く人も増えている。特定の車両に乗ったり、ローカル線をめぐったり。毎年「青春18きっぷ」のシーズンになるとローカル線で見かける旅姿の乗客には、とにかく中高年や若い女性が目立つのである。

 手軽に見て、乗れて、体験して楽しめる趣味といえる“鉄道趣味”の定着。それによって、大きく変容しているのが、鉄道関係を主に執筆する鉄道ライターたちである。ある若手鉄道ライターは語る。

「10年ほど前までは、鉄道だけで生活できる原稿料を得るのは困難でした。なので、普段はまったく無関係の記事などを書いて、鉄道ネタは半ば趣味で書くというのが当たり前だったんですが、最近は鉄道ネタだけで十分食えるようになっているんです。決して原稿料は高くありませんが、ネット媒体でも鉄道ネタを扱う割合が増えたのが、主な理由です」

 さまざまな媒体で扱われる鉄道ネタの急増によって「今では、鉄道をメインにしている専業ライターは十分に食える」状況が生まれているという。かつての「実益度外視」の時代からは、隔世の感がある。

 ただ、それは決して盤石なものではない。

「路線も車両も駅も有限ですから、単に行ったり見たりを書いているだけでは凡庸な記事になってしまいます。歴史だとか、沿線の事情とか、何かウリを見つけておかないと、長続きはしないでしょう」(同)

 よりマニアックだけど、面白いネタが増えるのは大歓迎だ。
(文=大居候)

それでも納得いかないLove-tuneのジャニーズ退所「どーしよー、本当にニートになっちゃうよー」

激動の一年だったジャニーズ事務所。年の瀬になり、ジャニーズJr.内の「大人Jr.」グループとして人気を博していたLove-tuneの解散とメンバー全員のジャニーズ退所が発表されて、ファンに衝撃が走りました。といっても今年、徐々に彼らの仕事は減少しており、うすうす感づいていたファンも少なくなかったようです。

 ジャニーズタレントの取材を数多くこなす芸能記者・アツコもLove-tune解散と退所については早々に耳にしていたそうですが、契約更新にすぐサインできなかったからって干されるなんて、やっぱり納得できません。判断を保留し、いったん持ち帰って検討するのがオトナってものです。ただ、憤懣やるかたなしのファンをよそに、Love-uneメンバーはすでに吹っ切れているそうで……。

___

 皆さん、ごきげんよう。アツこと秘密のアツコちゃんです!

 今年のジャニーズ事務所さんは、グループ脱退から退所へというメンバーが相次いで、今までないことだったからビックリしちゃったんだけど……。そんな中、10月26日にはKing&Princeの岩橋玄樹くんがパニック障害で、Sexy Zoneの松島聡くんは11月27日のお誕生日に突発性パニック障害とのことで、共に一定期間の休養及び療養をすると発表。あまりに突然で多くのファンの人が心配しちゃったんじゃないかしら。聡くんファンの中学生の娘ちゃんを持つお友達から「娘がショックを受けてずっと泣いてるの。どうしよう?」と涙ながらの連絡がきて、多感なお年頃だしどうしたらいいのか分からず、返す言葉がなくてごめんなさいね。

 本当に異例の事態だなぁと思っていた矢先、年内で表舞台の芸能活動から退き、裏方に回ってジャニーズJr.の育成や舞台&コンサートなど、様々なエンターテインメントをプロデュースする仕事に専念しちゃうという滝沢秀明くんから嬉しいサプライズ発表が!  何と大晦日の『ジャニーズ  カウントダウン2018ー2019  平成ラストの夢物語!ジャニーズ年越し生放送』(フジテレビ系)にタッキー&翼として出演するというじゃないですか。メニエール病の療養中で9月に事務所を退所した今井翼くんが、一夜限りとはいえ“タッキー&翼”を復活させて、ラストステージを飾るなんて。まぁタッキーだからこそ出来た、とんでもなく豪華な異例中の異例の夢物語な演出なんだけどね。

 現在、タッキーは有終の美を飾るべく『TackeyX’masShow2018~with  you and me~』を開演中で忙しい毎日なんだけど、出身地・八王子でのクリスマスディナーショーで取材に応じ、「ちゃんとお別れが出来ていなくて。2人の姿を見たいと言ってくださる人も多かったので決めました。翼も快諾してくれて、どんな曲構成にしようか考えてくれています」とコメント。

 タキツバとしての2人の勇姿を見られるのは約1年ぶり。本当にこれが最後なんだけど、熱烈なタキツバファンの友人は「寂しいけどこれでちゃんとお別れが出来る。解散発表が突然だったし、翼くんのプロフィールはまだジャニーズwebに残っているけど、いつの間にかひっそり退所していて、モヤモヤしたまま気持ちの整理がつかなかったから。さすがタッキー&翼だなって。しっかりケジメをつけてくれて、ファンとして誇らしいわ!」と嬉し泣きしていたわ。

 これからジャニーズ事務所を背負って立って、多くの若手を育てていく“大物プロデューサー”になるタッキーだから、やっぱりやることが桁違いよね。クリスマスディナーショーだって4万円以上もするのに「何言ってんの、チケット争奪戦よ。だって最後なんだから。麗しいお顔をちゃんと見ておかなくちゃ絶対に悔いが残るもん」と、大枚をはたく長年のファン。これからテレビでもタッキーありがとう記念の出演ラッシュで、12月15日には『嵐にしやがれ』(日本テレビ系)、12月19日には『TOKIOカケル』(フジテレビ系)、12月21日は『ザ少年倶楽部プレミアム』(NHK・BSプレミアム)等が放送を予定されているの。友人は予告VTRを見ただけで「もう泣けた」そうで目が真っ赤。

 12月28日にグランドプリンスホテル新高輪  飛天で行われる『THANK YOU  SHOW~epilogue~』はどんな展開になっちゃうのかしら。本当にエピローグだし高輪中心に洪水注意報かも!?  ファンの皆さんにとってはカウコンまで、泣いたり笑ったり激動の日々になるんだろうなぁ。

 マスコミ陣だってカウコンの取材もいつも以上に気合が入るってもんよね。仕事だからとクールを装ってるけど、タキツバが出てきて思いの丈をそれぞれの言葉で話し始めたり、先輩や後輩たちが声をかけたら、絶対にみんな泣いちゃうと思うの。クリスマスディナーショーの取材をした女性記者はもう既にウルウルしてたし、「ハンカチじゃ間に合わない。やっぱりバスタオルが必要だわ」って言い合ってたもの。今、いろんな雑誌に現役最後のインタビューが掲載されているけど、タッキーは本当に愛されてたんだなって改めて思うわ。

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 でね、そんなタッキー騒動に目を奪われている日々なんだけど、11月30日にジャニーズJr.内ユニット・Love-tuneの解散、そしてメンバーの退所がこっそりと発表されたのよね。知らない方のために一応メンバーを紹介すると、安井謙太郎くん、真田佑馬くん、諸星翔希くん、森田美勇人くん、萩谷慧悟くん、阿部顕嵐くん、長妻怜央くんの7人が所属していて、美勇人くんは12月31日付、安井くんは2019年3月31日付で退所なんだけど、その他のメンバーは11月30日付で既に退所してしまったの。

 いやぁ、分かってはいたことだし、ファンの皆さんも十分に予想していたことだったと思うけど、長年に渡って熱心に安井くんを応援していた若いお友達は「思った以上のショックを受けている自分に驚いています」と動揺を隠せない様子で。アツもめちゃくちゃ脱力状態で、これまた何にも言ってあげられなかったのよ。ホントごめんなさいね。

 Love-tuneはCDデビューこそしていないけれど、固定ファンも多くて、ジャニーズJr.内ではなかったバンドとしても活動出来る優秀なグループ。楽器はもとより、もちろん歌やダンスも上手でお芝居も出来て、おしゃべりも達者で、映画やドラマ、バラエティー番組にもいっぱい出演して、コンサートをしたら会場は満員御礼。要するに全員がオールマイティーの実力を持つ人材ばかりでね。人気もあったからすごーく期待されていたのよ。

 しかもみんな性格もいいわけ。長いジャニーズ歴だから華やかな活動もしてたけど、その反面、苦労人な部分もあったから真面目で謙虚で努力を惜しまずで、取材で会ったどの編集部の人たちも「素直でやる気があっていい子たちだね」って言っていて評判がよかったの。ファンサも心がこもっていたし、ライブの構成なんかも「どうしたらファンのみんなが喜んでくれるか?」を必死に考えていたし、まさに愛すべきグループだったのよ。

 特に取材陣から推されていたのは最年長の安井謙太郎くんで、アツたちは「ヤスケン」と呼んで可愛がっていたの。ヤスケンと言っても安田顕さんのことじゃないから誤解のないように。この間、ヤスケンの話をしていたら「えっ、ヤスケンって『下町ロケット』(TBS系)の人?」って言われてどうも話が噛み合わなかったんだけど、安田顕さんはTEAM NACSの所属だからぁ(笑)。お間違いなくね!

 そんな愛すべき我らがヤスケンくんなんだけど、現在、初主演映画『ニート・ニート・ニート』が公開中なの。美勇人くんも出演しているんだけど、映画は北海道を舞台に描くロードムービーで、訳アリのニートの3人組と謎めく少女が加わって逃避行を繰り広げるもの。3人組の中の1人はジャニーズではなく研音所属の山本涼介くんで、彼のこともデビュー当時から応援していたの。Hey! Say! JUMPの山田涼介くんと一文字違いだから、かつて『理想の息子』(日本テレビ系)でW涼介の2人が共演した時にはちょっと笑っちゃたもの。

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 って、そんな話は置いといて愛するヤスケンの話ね。退所は決まっているものの初主演映画が公開されている訳だし、一体どうなるんだろうなと心配していたんだけど、やっぱり大々的な宣伝活動はなかったみたい。でも『5時に夢中!』(TOKYO MX)で楽しそうに宣伝していて、友達に「大変よ。すぐ見て、ヤスケンが5時ムに出てる~」と大慌てで連絡しちゃったもの。

 後でヤスケンに聞いてみたら当日は「MX前に多くのファンが集まってくれて嬉しかった」とのことで、何があろうと安定の人気ぶり。肝心の映画も好評で、大大大好きな先輩は「映画館で女子のみんなが大号泣していて、大変なことになってたわ」と涙目で言っていて、そう聞いただけで感極まっちゃったもの。そりゃ泣きたくなっちゃうわよ。来年3月の退所までまだ間があるとはいえ、最近はテレビの露出もとんとなく、ラジオ『らじらー!サタデー』(NHKラジオ第一)でかろうじて生声を聴けるぐらいだし。グループの解散や退所についてはラジオで語ってくれて、それを聴いたファンの人たちは、「せめて本人の口から聴けてよかった」と言っていたけれど、あれだけ長い間、ジャニーズで大活躍していたヤスケンがついに退所だなんて。やっぱりね、何だかちょっと納得いかないわ。

 まぁ本人はもう吹っ切れていて、今では「どーしよー、本当にニートになっちゃうよー」なんてジョークを飛ばすぐらいだし元気に過ごしているから、安心していいんだろうけど。舞台などで実力も十分に付けてきたからこれからも大丈夫だと信じているけれど、でもでもやっぱりちょっと心配よね。

 Love-tuneの中では最年長の27歳ながら、何と言っても可愛い顔が武器の1つで、ヤスケンもいい意味で人たらしで誰からも好かれるから人脈も広いし、才能はあまりある程だから安泰だろうけど、どうしたってやっぱり寂しいことには変わりなし。あ~、とてもじゃないけど書ききれないので、アツのヤスケン話&Love Tune話は勝手ながら来週も続いちゃいます。ヤスケン応援団の皆様、引き続きどうぞヨロシクお願いしま~す!

それでも納得いかないLove-tuneのジャニーズ退所「どーしよー、本当にニートになっちゃうよー」

激動の一年だったジャニーズ事務所。年の瀬になり、ジャニーズJr.内の「大人Jr.」グループとして人気を博していたLove-tuneの解散とメンバー全員のジャニーズ退所が発表されて、ファンに衝撃が走りました。といっても今年、徐々に彼らの仕事は減少しており、うすうす感づいていたファンも少なくなかったようです。

 ジャニーズタレントの取材を数多くこなす芸能記者・アツコもLove-tune解散と退所については早々に耳にしていたそうですが、契約更新にすぐサインできなかったからって干されるなんて、やっぱり納得できません。判断を保留し、いったん持ち帰って検討するのがオトナってものです。ただ、憤懣やるかたなしのファンをよそに、Love-uneメンバーはすでに吹っ切れているそうで……。

___

 皆さん、ごきげんよう。アツこと秘密のアツコちゃんです!

 今年のジャニーズ事務所さんは、グループ脱退から退所へというメンバーが相次いで、今までないことだったからビックリしちゃったんだけど……。そんな中、10月26日にはKing&Princeの岩橋玄樹くんがパニック障害で、Sexy Zoneの松島聡くんは11月27日のお誕生日に突発性パニック障害とのことで、共に一定期間の休養及び療養をすると発表。あまりに突然で多くのファンの人が心配しちゃったんじゃないかしら。聡くんファンの中学生の娘ちゃんを持つお友達から「娘がショックを受けてずっと泣いてるの。どうしよう?」と涙ながらの連絡がきて、多感なお年頃だしどうしたらいいのか分からず、返す言葉がなくてごめんなさいね。

 本当に異例の事態だなぁと思っていた矢先、年内で表舞台の芸能活動から退き、裏方に回ってジャニーズJr.の育成や舞台&コンサートなど、様々なエンターテインメントをプロデュースする仕事に専念しちゃうという滝沢秀明くんから嬉しいサプライズ発表が!  何と大晦日の『ジャニーズ  カウントダウン2018ー2019  平成ラストの夢物語!ジャニーズ年越し生放送』(フジテレビ系)にタッキー&翼として出演するというじゃないですか。メニエール病の療養中で9月に事務所を退所した今井翼くんが、一夜限りとはいえ“タッキー&翼”を復活させて、ラストステージを飾るなんて。まぁタッキーだからこそ出来た、とんでもなく豪華な異例中の異例の夢物語な演出なんだけどね。

 現在、タッキーは有終の美を飾るべく『TackeyX’masShow2018~with  you and me~』を開演中で忙しい毎日なんだけど、出身地・八王子でのクリスマスディナーショーで取材に応じ、「ちゃんとお別れが出来ていなくて。2人の姿を見たいと言ってくださる人も多かったので決めました。翼も快諾してくれて、どんな曲構成にしようか考えてくれています」とコメント。

 タキツバとしての2人の勇姿を見られるのは約1年ぶり。本当にこれが最後なんだけど、熱烈なタキツバファンの友人は「寂しいけどこれでちゃんとお別れが出来る。解散発表が突然だったし、翼くんのプロフィールはまだジャニーズwebに残っているけど、いつの間にかひっそり退所していて、モヤモヤしたまま気持ちの整理がつかなかったから。さすがタッキー&翼だなって。しっかりケジメをつけてくれて、ファンとして誇らしいわ!」と嬉し泣きしていたわ。

 これからジャニーズ事務所を背負って立って、多くの若手を育てていく“大物プロデューサー”になるタッキーだから、やっぱりやることが桁違いよね。クリスマスディナーショーだって4万円以上もするのに「何言ってんの、チケット争奪戦よ。だって最後なんだから。麗しいお顔をちゃんと見ておかなくちゃ絶対に悔いが残るもん」と、大枚をはたく長年のファン。これからテレビでもタッキーありがとう記念の出演ラッシュで、12月15日には『嵐にしやがれ』(日本テレビ系)、12月19日には『TOKIOカケル』(フジテレビ系)、12月21日は『ザ少年倶楽部プレミアム』(NHK・BSプレミアム)等が放送を予定されているの。友人は予告VTRを見ただけで「もう泣けた」そうで目が真っ赤。

 12月28日にグランドプリンスホテル新高輪  飛天で行われる『THANK YOU  SHOW~epilogue~』はどんな展開になっちゃうのかしら。本当にエピローグだし高輪中心に洪水注意報かも!?  ファンの皆さんにとってはカウコンまで、泣いたり笑ったり激動の日々になるんだろうなぁ。

 マスコミ陣だってカウコンの取材もいつも以上に気合が入るってもんよね。仕事だからとクールを装ってるけど、タキツバが出てきて思いの丈をそれぞれの言葉で話し始めたり、先輩や後輩たちが声をかけたら、絶対にみんな泣いちゃうと思うの。クリスマスディナーショーの取材をした女性記者はもう既にウルウルしてたし、「ハンカチじゃ間に合わない。やっぱりバスタオルが必要だわ」って言い合ってたもの。今、いろんな雑誌に現役最後のインタビューが掲載されているけど、タッキーは本当に愛されてたんだなって改めて思うわ。

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 でね、そんなタッキー騒動に目を奪われている日々なんだけど、11月30日にジャニーズJr.内ユニット・Love-tuneの解散、そしてメンバーの退所がこっそりと発表されたのよね。知らない方のために一応メンバーを紹介すると、安井謙太郎くん、真田佑馬くん、諸星翔希くん、森田美勇人くん、萩谷慧悟くん、阿部顕嵐くん、長妻怜央くんの7人が所属していて、美勇人くんは12月31日付、安井くんは2019年3月31日付で退所なんだけど、その他のメンバーは11月30日付で既に退所してしまったの。

 いやぁ、分かってはいたことだし、ファンの皆さんも十分に予想していたことだったと思うけど、長年に渡って熱心に安井くんを応援していた若いお友達は「思った以上のショックを受けている自分に驚いています」と動揺を隠せない様子で。アツもめちゃくちゃ脱力状態で、これまた何にも言ってあげられなかったのよ。ホントごめんなさいね。

 Love-tuneはCDデビューこそしていないけれど、固定ファンも多くて、ジャニーズJr.内ではなかったバンドとしても活動出来る優秀なグループ。楽器はもとより、もちろん歌やダンスも上手でお芝居も出来て、おしゃべりも達者で、映画やドラマ、バラエティー番組にもいっぱい出演して、コンサートをしたら会場は満員御礼。要するに全員がオールマイティーの実力を持つ人材ばかりでね。人気もあったからすごーく期待されていたのよ。

 しかもみんな性格もいいわけ。長いジャニーズ歴だから華やかな活動もしてたけど、その反面、苦労人な部分もあったから真面目で謙虚で努力を惜しまずで、取材で会ったどの編集部の人たちも「素直でやる気があっていい子たちだね」って言っていて評判がよかったの。ファンサも心がこもっていたし、ライブの構成なんかも「どうしたらファンのみんなが喜んでくれるか?」を必死に考えていたし、まさに愛すべきグループだったのよ。

 特に取材陣から推されていたのは最年長の安井謙太郎くんで、アツたちは「ヤスケン」と呼んで可愛がっていたの。ヤスケンと言っても安田顕さんのことじゃないから誤解のないように。この間、ヤスケンの話をしていたら「えっ、ヤスケンって『下町ロケット』(TBS系)の人?」って言われてどうも話が噛み合わなかったんだけど、安田顕さんはTEAM NACSの所属だからぁ(笑)。お間違いなくね!

 そんな愛すべき我らがヤスケンくんなんだけど、現在、初主演映画『ニート・ニート・ニート』が公開中なの。美勇人くんも出演しているんだけど、映画は北海道を舞台に描くロードムービーで、訳アリのニートの3人組と謎めく少女が加わって逃避行を繰り広げるもの。3人組の中の1人はジャニーズではなく研音所属の山本涼介くんで、彼のこともデビュー当時から応援していたの。Hey! Say! JUMPの山田涼介くんと一文字違いだから、かつて『理想の息子』(日本テレビ系)でW涼介の2人が共演した時にはちょっと笑っちゃたもの。

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 って、そんな話は置いといて愛するヤスケンの話ね。退所は決まっているものの初主演映画が公開されている訳だし、一体どうなるんだろうなと心配していたんだけど、やっぱり大々的な宣伝活動はなかったみたい。でも『5時に夢中!』(TOKYO MX)で楽しそうに宣伝していて、友達に「大変よ。すぐ見て、ヤスケンが5時ムに出てる~」と大慌てで連絡しちゃったもの。

 後でヤスケンに聞いてみたら当日は「MX前に多くのファンが集まってくれて嬉しかった」とのことで、何があろうと安定の人気ぶり。肝心の映画も好評で、大大大好きな先輩は「映画館で女子のみんなが大号泣していて、大変なことになってたわ」と涙目で言っていて、そう聞いただけで感極まっちゃったもの。そりゃ泣きたくなっちゃうわよ。来年3月の退所までまだ間があるとはいえ、最近はテレビの露出もとんとなく、ラジオ『らじらー!サタデー』(NHKラジオ第一)でかろうじて生声を聴けるぐらいだし。グループの解散や退所についてはラジオで語ってくれて、それを聴いたファンの人たちは、「せめて本人の口から聴けてよかった」と言っていたけれど、あれだけ長い間、ジャニーズで大活躍していたヤスケンがついに退所だなんて。やっぱりね、何だかちょっと納得いかないわ。

 まぁ本人はもう吹っ切れていて、今では「どーしよー、本当にニートになっちゃうよー」なんてジョークを飛ばすぐらいだし元気に過ごしているから、安心していいんだろうけど。舞台などで実力も十分に付けてきたからこれからも大丈夫だと信じているけれど、でもでもやっぱりちょっと心配よね。

 Love-tuneの中では最年長の27歳ながら、何と言っても可愛い顔が武器の1つで、ヤスケンもいい意味で人たらしで誰からも好かれるから人脈も広いし、才能はあまりある程だから安泰だろうけど、どうしたってやっぱり寂しいことには変わりなし。あ~、とてもじゃないけど書ききれないので、アツのヤスケン話&Love Tune話は勝手ながら来週も続いちゃいます。ヤスケン応援団の皆様、引き続きどうぞヨロシクお願いしま~す!