豊洲市場開場から初の「コミックマーケット」へ……ゆりかもめの“混雑対策”は、大丈夫か?

 さあ、いよいよ冬コミである。

 今回、会場の配置変更など、さまざまな「前とは違う」が見られるコミックマーケット。そうした中で、初の事態として注目されるのは、新橋と臨海副都心を結ぶ「ゆりかもめ」をめぐる状況である。

 今回のコミケは、豊洲市場が開場して初めてのコミケ。関係者には東京都などから、コミケ開催に伴う混雑の案内も配布されている。市場関係者にとっても、電車の本数まで増えるコミケは驚きであり、注目すべき催しとなっている。

 豊洲市場は30日まで営業しており、コミケ参加者と重なって混雑することも必至。そのため臨時ダイヤの対策も強化されている。新橋発、豊洲発共に始発列車の繰り上げも行われているし、早朝の時間帯には増発もされているのである。

 市場とコミケ、二つの客で大混雑すること必至なゆりかもめ。やはり、車内は阿鼻叫喚になってしまうのだろうか。

「豊洲市場関係者が“コミックマーケットって、なんなんだ”と、列車が増発までされるイベントの大きさに驚くツイートをして話題になってたりしていますが、事情を熟知している、ゆりかもめ側の対策は十分。いつものコミケ程度の混雑に落ち着くんじゃないでしょうか。また、豊洲市場が開場してからは、新橋駅前発の都営バス<市01>も豊洲市場行きになっていますし。さほど混乱は起こらないのではないかと思っています」(交通事情に詳しい関係者)

 いずれにしても、混雑する車内は決して、コミケ参加者だけが利用するものではない。大きな紙袋の取り扱いなど、乗り合わせた人に迷惑をかけないマナーは忘れずに。
(文=コミケ取材班)

大幅な配置変更で、知らなきゃ混乱必至! 平成最後の「コミケ」カタログと配置はじっくりと読め

 いよいよ平成最後のコミックマーケットが近づいてきた。SNSでは、ようやく脱稿した作者が、なんとか間に合ったと新刊の告知をしているし、ワクワク感もひとしおである。あとは、カタログチェックをして、当日を待つだけ……。

 だが、今回は特に念を入れたカタログチェックが重要なコミケになっている。それは、配置が大幅に変更されているからだ。

「今回は、心して参加しないといけないでしょう。まず、従来は東ホールに配置されていた『艦これ』や『アズレン』が西に移動。さらに、3日目の東が定番だった男性向けの一部も西になっています。これまでのコミケの経験で、大まかな配置が身体に染みこんでいますが、それを一度リセットしなきゃいけませんね」(常連参加者)

 とにかく、今回のコミケは、カタログと配置図にじっくりと目を通さねばならない事態になっている。近年、カタログを購入せずに、目当てのサークルの配置だけをメモして来場する人も多いが、それではたちまち迷子になってしまうだろう。それに、東西のホールを、どのタイミングで移動するかなども、きちんと行動予定に入れておきたいところだ。

 平成最後のコミケで行われる大規模な配置の移動。その理由は、オリンピック対応で4日間開催となる来年以降の布石だとされている。今回は、ジャンルの配置が移動したのみだが、来年以降は机の並べ方なども大幅に変わっていくというウワサも。

 じっくりとカタログを読み込んだ上で行動予定を立て、平成最後のコミケを悔いなく過ごしたいものだ。
(文=コミケ取材班)

話題の「きぬた歯科」が語る、2018年「お気に入り看板ベスト3」と「うらやましい看板」

――あらゆる世界で激動続きだったこの1年を、個性豊かな著名人の方々に振り返っていただくコーナー「あの人が2018年を振り返る」。今回は都内をはじめ神奈川、埼玉のあらゆる場所に看板を設置し、巷の目線を奪い続ける東京・八王子の「きぬた歯科」院長が登場。あまりに奇抜な看板と、尋常ならざる設置数が話題となり、『じっくり聞いタロウ~スター近況(秘)報告~』(テレビ東京系)『月曜から夜ふかし』(日本テレビ系)等に出演したきぬた院長が選ぶ、今年のベスト看板と嫉妬した看板とは? 来年に向けた壮大な看板計画も明らかに!

■今年出した看板の中で、気に入っているものベスト3

【1位:3万リツイートされた看板】

 今年、きぬた歯科の看板に便乗した看板が登場し、これがTwitterで話題になりました。なんと3万リツイート。アメリカ合衆国のトランプ大統領が過激なつぶやきをしても2万リツイート。お陰で当院の看板が全国の方々の目に留まる結果となりました。

【2位:八王子で最も目立つ場所に出した看板】

 「インプラント」を前面に押し出したせいで、普通の歯科治療を、やってないと思われてしまい、むし歯治療の患者さんが激減しました。誤解を解くべく、八王子で最も目立つ場所にまったく新しいデザインの看板を設置しました。

【3位:川越市に設置した看板】

 東西南北、かなりの遠方に看板を設置しています。今年、最北端に設置した看板です。ちなみに川越市です。

■2018年、看板を見て来院した方の人数は?

 8名程度。まったく元がとれていません。かなりマズイ状況です(笑)。集客には、やはり今はインターネットが主流だと思います。

■2018年「これはやられた!」「うらやましい!」と嫉妬した看板は?

 新幹線から見える「727」という大阪の化粧品会社の看板が、2018年夏にジオラマ模型として発売されることになりました。看板王を自任している当方としましては、かなりショックでした。どうして俺に話が来ないのか。今でも納得いきません。

■2019年、新たにチャレンジしたいことは?

その「727」に対抗すべく看板を設置する予定です。真隣に顔だけの看板。新幹線は速度が速いため、シンプルなデザインでないと「727」に勝てません。よって顔だけ。ただ当方は全方位で、看板を立てていますので新幹線(東海道・東北)のみに特化している「727」と全面対決は不可能です。よって東海道新幹線の新横浜~小田原間にある6つの「727」に当てていきます。東京の看板王の気概を見せる予定です。

■今年を振り返って……

 2年前にフジテレビの『おじゃMAP!!』(フジテレビ系)という番組から突撃取材を受けました。香取慎吾さん、ザキヤマさん(アンタッチャブル・山崎弘也)、ヒロミさんが来られました。去年はTBSの『マツコの知らない世界』、今年はTBSで2回、テレビ東京の『じっくり聞いタロウ』では初のスタジオ収録に参加しました。ちなみにこれらは全て全国ネットです。「名医」がつくような番組には呼ばれず、全てバラエティー番組(笑)。

 その経験から感じたことですが、やはり私は芸人ではなく一介の歯科医師であると再認識しました。つまり気の利いたことが言えないのです。また看板が取材対象であることから、コメントに深みが出せないという理由もあります。ですので、これからは、メディア出演はなるべく控えたいと思っています。

 ただ、現在3年目に突入しますが、テレビ朝日夕方の『スーパーJチャンネル』というニュース番組にCMを流しています。来年はタレントを使ったCMを流したいと考えています。

きぬた歯科

ZOZOが抱える“3つの地雷”! 「ゾゾスーツ」のつまずきと、「ゾゾヒート」のいまさら感

 少しばかり前のことになりますが、ZOZOTOWNを運営するZOZOが、2018年9月中間決算(第2四半期連結)で大幅減益となりました。要するに儲けが著しく減ったということです。売上高は25.9%増の537億円と大幅増収しているものの、営業利益が27.3%減の100億円、純利益が34.1%減の62億円でした。100億円もの営業利益を稼いでいるので経営はびくともしませんが、売上高が大幅に増えているのに、儲けが大幅に減るのは、それだけの損失があったということです。

 会見によると、減益の要因は、プライベートブランド(PB)「ZOZO」の一環である採寸用ボディ「ゾゾスーツ」配布などを行い、広告宣伝費や人件費が増加したとのこと。PB単体では7〜9月の四半期で39億円の営業損失を計上しています。もともとPB「ZOZO」は、初年度の売上高計画として200億円を掲げてスタートしましたが、9月末時点では、受注額15億円強で回収金額が5億円強止まり。残り半年で185億円もの受注があるということは、ペース配分から考えるとほぼ不可能と言わざるを得ません。

 採寸用「ゾゾスーツ」の発表時、一部の支持者からは大いに期待されたPB「ZOZO」がどうして伸び悩んでいるのかを今回は考えてみたいと思います。

 PB「ZOZO」には、3つの落とし穴があると考えられます。それを詳しくみていきましょう。

1.見切り発車すぎたゾゾスーツに失望!?

 インターネット通販市場全体の売上高は年々伸びており、現在は16兆円に達するとの統計があります。そのうち衣料品の売上高はどれくらいかというと、2018年9月25日付「繊研新聞」のコラムで、9500億円とされていました。つまり衣料品の売上高はインターネット市場全体の16分の1未満ということになり、現在のところそれほど大きな市場とはいえません。

 この理由については諸説あります。代表的なものは「1.試着できないから通販で服は買いにくい」「2.インターネット通販では低価格衣料品が売れている」の2つ。1の説だと、通販そのものが衣料品を売りにくいということになりますし、2の説だと、枚数は売れているのかもしれませんが単価が安いために合計金額も低くなるということになります。個人的には両方が混然一体となったのが9500億円という結果だと考えています。

 計測用の「ゾゾスーツ」は、この「試着てきない」という問題を解決するために開発されたはずでした。しかし、ここからZOZOブランドの蹉跌が始まります。当初、発表されたゾゾスーツは、着用してスマホと連動させれば何秒間かで体の全サイズが計測できるというものでした。そのため、申し込みが殺到したものの、一部のインフルエンサー以外を除いてはさっぱり配布されず。そして4月下旬になって、突如としてこの機能のゾゾスーツではなく、水玉柄の新型のゾゾスーツを配布すると発表したのです。

 新型ゾゾスーツは、夏頃までにほぼ配布されましたが、計測精度は低く、サイズが大きすぎたり小さすぎたりする例が相次ぎ、それがインターネットで拡散されました。ここでゾゾスーツの信頼性は大きく低下したのです。当初のゾゾスーツのままだったなら、もしかすると満足度も高かったのかもしれません。しかし、結局量産できなかったということは、何かがあったということ。その要因を検証せずに、ゾゾスーツを大々的に発表したZOZOは、見切り発車といわれても仕方がないといえます。

 夏に発表したZOZOのオーダースーツの大幅な納期遅れは問題視されました。ゾゾスーツのサイズ計測には不安が残るものの、オーダースーツは大いに注目されていたのですが、10月になっても商品が届かないばかりか、12月末まで納期が遅れるとの発表がある始末。PBの受注金額が15億円なのに回収金額が5億円しかないのはどうしてかというと、オーダースーツの納期遅れが大きな比重を占めているということです。

 ここまで大幅な納期遅れが生じたということは、ZOZOには製造及び生産管理に関する経験知やノウハウがまるでなかったと考えられます。通常、アパレル企業は、自家縫製工場を抱えている場合が少なく、外部の協力工場で商品を縫製しますが、製造工程に関する知識や生産管理のノウハウがそれなりにあります。そのため、大幅な納期遅れは起こさないことがほとんどですが、インターネット通販モールの運営会社だったZOZOにはその一切がまったくなかったのではないでしょうか。また、生産ラインの確保も不十分だったと考えられます。

 もちろん急ピッチで、それなりの体制を作ろうとした痕跡は認められますが、ノウハウは一朝一夕に蓄えられるものではありませんし、生産ラインもすぐには確保できませんから、その浅さが露呈してしまったといえます。人々が抱いていたオーダースーツへの期待は、大きな失望へと変わってしまいました。

 高単価商品への取り組みをやめたことも、ZOZOに大きな影を落としています。オーダースーツの失敗で意気消沈したのか、10月以降、12月までに発表した商品は3,800円のブラックジーンズと、990円~1,290円の保温肌着「ZOZOHEAT(ゾゾヒート)」のみ。売上高200億円までには程遠い実績ですから、本来はここで高単価商品を投入すべきだったのです。

 アパレル企業のほとんどは、ウールのコート、ダウンジャケット、カシミヤセーター、革ジャンなどの高単価商品が主力となる秋冬の方が売上高は高くなります。夏の主力商品となるTシャツやポロシャツと値段を比べると、優に3倍は超えるでしょう。にもかかわらず、ZOZOはこの秋冬、低単価商品のみの投入で終わり、12月現在、200億円に到達することは極めて難しくなったと考えられます。しかも、ユニクロのベストセラー「ヒートテック」だけでなく、しまむらの「ファイバーヒート」、グンゼの「ホットマジック」、イオンやイトーヨーカドー、ドン・キホーテなど大手各社が何年間もやり続けてきた過当競争激化の低価格保温肌着市場への後発参入ですから、勝ち目は極めて薄いのではないでしょうか。そもそもゾゾヒートの存在さえ知らない人も少なくないようにも感じます。

 こうした負の状況を反映して、ピーク時には4,800円もあったZOZOの株価は2,300~2,500円くらいにまで低迷しています。一部の熱狂的なファンを除いては静観の構えで、ゾゾヒート発表後もさして上昇していません。根本から衣料品の製造を勉強しないことには、今後PB「ZOZO」は存続すら難しくなるのではないかと思えてしまいます。
(南充浩)

ZOZOが抱える“3つの地雷”! 「ゾゾスーツ」のつまずきと、「ゾゾヒート」のいまさら感

 少しばかり前のことになりますが、ZOZOTOWNを運営するZOZOが、2018年9月中間決算(第2四半期連結)で大幅減益となりました。要するに儲けが著しく減ったということです。売上高は25.9%増の537億円と大幅増収しているものの、営業利益が27.3%減の100億円、純利益が34.1%減の62億円でした。100億円もの営業利益を稼いでいるので経営はびくともしませんが、売上高が大幅に増えているのに、儲けが大幅に減るのは、それだけの損失があったということです。

 会見によると、減益の要因は、プライベートブランド(PB)「ZOZO」の一環である採寸用ボディ「ゾゾスーツ」配布などを行い、広告宣伝費や人件費が増加したとのこと。PB単体では7〜9月の四半期で39億円の営業損失を計上しています。もともとPB「ZOZO」は、初年度の売上高計画として200億円を掲げてスタートしましたが、9月末時点では、受注額15億円強で回収金額が5億円強止まり。残り半年で185億円もの受注があるということは、ペース配分から考えるとほぼ不可能と言わざるを得ません。

 採寸用「ゾゾスーツ」の発表時、一部の支持者からは大いに期待されたPB「ZOZO」がどうして伸び悩んでいるのかを今回は考えてみたいと思います。

 PB「ZOZO」には、3つの落とし穴があると考えられます。それを詳しくみていきましょう。

1.見切り発車すぎたゾゾスーツに失望!?

 インターネット通販市場全体の売上高は年々伸びており、現在は16兆円に達するとの統計があります。そのうち衣料品の売上高はどれくらいかというと、2018年9月25日付「繊研新聞」のコラムで、9500億円とされていました。つまり衣料品の売上高はインターネット市場全体の16分の1未満ということになり、現在のところそれほど大きな市場とはいえません。

 この理由については諸説あります。代表的なものは「1.試着できないから通販で服は買いにくい」「2.インターネット通販では低価格衣料品が売れている」の2つ。1の説だと、通販そのものが衣料品を売りにくいということになりますし、2の説だと、枚数は売れているのかもしれませんが単価が安いために合計金額も低くなるということになります。個人的には両方が混然一体となったのが9500億円という結果だと考えています。

 計測用の「ゾゾスーツ」は、この「試着てきない」という問題を解決するために開発されたはずでした。しかし、ここからZOZOブランドの蹉跌が始まります。当初、発表されたゾゾスーツは、着用してスマホと連動させれば何秒間かで体の全サイズが計測できるというものでした。そのため、申し込みが殺到したものの、一部のインフルエンサー以外を除いてはさっぱり配布されず。そして4月下旬になって、突如としてこの機能のゾゾスーツではなく、水玉柄の新型のゾゾスーツを配布すると発表したのです。

 新型ゾゾスーツは、夏頃までにほぼ配布されましたが、計測精度は低く、サイズが大きすぎたり小さすぎたりする例が相次ぎ、それがインターネットで拡散されました。ここでゾゾスーツの信頼性は大きく低下したのです。当初のゾゾスーツのままだったなら、もしかすると満足度も高かったのかもしれません。しかし、結局量産できなかったということは、何かがあったということ。その要因を検証せずに、ゾゾスーツを大々的に発表したZOZOは、見切り発車といわれても仕方がないといえます。

 夏に発表したZOZOのオーダースーツの大幅な納期遅れは問題視されました。ゾゾスーツのサイズ計測には不安が残るものの、オーダースーツは大いに注目されていたのですが、10月になっても商品が届かないばかりか、12月末まで納期が遅れるとの発表がある始末。PBの受注金額が15億円なのに回収金額が5億円しかないのはどうしてかというと、オーダースーツの納期遅れが大きな比重を占めているということです。

 ここまで大幅な納期遅れが生じたということは、ZOZOには製造及び生産管理に関する経験知やノウハウがまるでなかったと考えられます。通常、アパレル企業は、自家縫製工場を抱えている場合が少なく、外部の協力工場で商品を縫製しますが、製造工程に関する知識や生産管理のノウハウがそれなりにあります。そのため、大幅な納期遅れは起こさないことがほとんどですが、インターネット通販モールの運営会社だったZOZOにはその一切がまったくなかったのではないでしょうか。また、生産ラインの確保も不十分だったと考えられます。

 もちろん急ピッチで、それなりの体制を作ろうとした痕跡は認められますが、ノウハウは一朝一夕に蓄えられるものではありませんし、生産ラインもすぐには確保できませんから、その浅さが露呈してしまったといえます。人々が抱いていたオーダースーツへの期待は、大きな失望へと変わってしまいました。

 高単価商品への取り組みをやめたことも、ZOZOに大きな影を落としています。オーダースーツの失敗で意気消沈したのか、10月以降、12月までに発表した商品は3,800円のブラックジーンズと、990円~1,290円の保温肌着「ZOZOHEAT(ゾゾヒート)」のみ。売上高200億円までには程遠い実績ですから、本来はここで高単価商品を投入すべきだったのです。

 アパレル企業のほとんどは、ウールのコート、ダウンジャケット、カシミヤセーター、革ジャンなどの高単価商品が主力となる秋冬の方が売上高は高くなります。夏の主力商品となるTシャツやポロシャツと値段を比べると、優に3倍は超えるでしょう。にもかかわらず、ZOZOはこの秋冬、低単価商品のみの投入で終わり、12月現在、200億円に到達することは極めて難しくなったと考えられます。しかも、ユニクロのベストセラー「ヒートテック」だけでなく、しまむらの「ファイバーヒート」、グンゼの「ホットマジック」、イオンやイトーヨーカドー、ドン・キホーテなど大手各社が何年間もやり続けてきた過当競争激化の低価格保温肌着市場への後発参入ですから、勝ち目は極めて薄いのではないでしょうか。そもそもゾゾヒートの存在さえ知らない人も少なくないようにも感じます。

 こうした負の状況を反映して、ピーク時には4,800円もあったZOZOの株価は2,300~2,500円くらいにまで低迷しています。一部の熱狂的なファンを除いては静観の構えで、ゾゾヒート発表後もさして上昇していません。根本から衣料品の製造を勉強しないことには、今後PB「ZOZO」は存続すら難しくなるのではないかと思えてしまいます。
(南充浩)

吉田羊「嘘が本当のように報道される」と怒りの留学否定、“絶縁トラブル”社長とは仲良く打ち上げ

 女優・吉田羊が英国留学のため女優業を休業すると、18日発売の「女性自身」(光文社)が伝えた。しかし同日夜、吉田羊はInstagramを更新し、「嘘が本当のように報道される」「来年も日本でがんばります」と記事を否定した。吉田の強い憤りが伝わってくるが、留学だけでなく同誌が報じた“恩人”事務所社長との“絶縁トラブル”も含め、吉田は否定しているのだろうか。

 「女性自身」の記事によると、吉田羊の2019年のスケジュールは白紙状態。2019年1月放送のスペシャルドラマや2月公開の映画はすでに撮了済みだという。記事に登場する“映画関係者”は、「本人の強い希望があって英国・ロンドンへ演劇留学するそうです」と述べており、女優業を休業することを伝えている。

 吉田は今年10月に公開された主演映画『ハナレイ・ベイ』で役作りのために単身渡米し、そこで「もう一度演技を勉強したい」と決意したという。前出の映画関係者は、「すでにロンドンでの演劇学校も内定しているそうで、吉田さんは『向こうで舞台に立てるまで頑張りたい』とオーディションも受ける決意を口にしています、留学期間は半年ほどと聞いています」と、具体的に述べていた。

 ところが、この日の夜、吉田羊はInstagramを更新。先日最終回を迎えた出演ドラマ『中学聖日記』(TBS系)の打ち上げショットとともに「本日、中学聖日記最終回。を前に、Yマネさんと打ち上げ。オンエアまでには帰ります!みんな、みてねー。」と普段どおりの明るい投稿をしたのだが、ハッシュタグに「#吉田羊留学するの?」「#へーってニュース見て思った人」「#嘘が本当のように報道される」「#こわいねぇ」「#ねぇ(映画関係者)って誰?」「#来年も日本でがんばります」と報道否定の言葉を複数つけた。留学はせず、来年も日本で女優として活動していくということだろう。

 吉田羊の「こわいねぇ」という言葉からは、身に覚えのない報道への困惑と、強い憤りが伝わるようだ。

ブレイクに導いた恩人社長との“絶縁トラブル”?
 記事が「嘘」なら吉田羊の怒りも当然だろう。「女性自身」は、もうひとつの“騒動”も書き立てている。吉田をブレイクに導いた恩人であり、10年間にわたって芸能界をともに歩んできた現事務所社長・Aさんとの“絶縁トラブル”だ。

 現在では泣く子も黙る売れっ子の吉田だが、女優としては遅咲きのほうだ。かつて劇団に所属し、小劇場で下積み時代を送っていたことは有名なエピソードだ。このとき無名だった吉田を見初め、スカウトしたのが現事務所の社長・Aさんだった。

 Aさんの熱心な売り込みとプロデュースが功を奏し、Aさんと吉田は2人3脚で人気女優の地位を築き上げた“戦友”のような間柄だという。

 しかし吉田は、次第にプライベートにも意見するようになったAさんを快く思わなくなり、“いい大人なんだから仕事以外のことに口を挟まれたくない”と決別……今年いっぱいでAさんへの恩義を返したうえで、吉田は事務所を離れるという筋書きだ。

 このトラブルの真偽は定かではなく、吉田は留学を否定し、来年の仕事にも意欲を見せてはいるものの、事務所独立は事実という可能性もあるだろう。しかし、仮にAさんとの確執すらデッチ上げだとしたら、吉田が強い怒りを覚えたとしても無理はない。

 しかしである。この事務所社長Aさんは吉田羊のマネージャーだが、件のインスタ投稿で吉田は、「Yマネさんと打ち上げ」として、マネージャー(=Yマネ=Aさん)とのツーショット写真をアップしている。とても絶縁トラブルを抱えた二人には見えない。「女性自身」では「お互い弁護士を立て、年明け独立に向け最終調整」としているが、仮にトラブルがあったとしてもすでに和解していそうな雰囲気である。

過去には平成JUMP・中島裕翔との20歳差熱愛報道も……
 今年は大島優子やウエンツ瑛士などが海外へ留学しており、吉田羊が英国へ留学するとしても違和感がなかっただけに、「女性自身」の報道を信じたネットユーザーも多かったようだ。

 しかし吉田羊は来年7月、すっかり売れっ子演出家の福田雄一が手掛ける舞台「2人の主人に仕えた男(仮題)」への出演も決定している。同誌の“関係者”がいうように「半年間の短期留学」なら1月すぐに出発すれば間に合うのかもしれないが……ただ何度も言うように吉田は留学を否定している。とすると、一体どうしてこんな報道が出てしまったのかが気になるところだ。

 ただ、たとえ彼女が今の事務所から独立するとしても、あるいは半年間休業するとしても、それがビッグニュースかといわれれば、そうでもない。業界内では「吉田羊がいないと困る!」との反応があるかもしれないが、消費者側としては「独立しても休業しても、また女優として活躍してもらえればいい」というのが本音ではないだろうか。

 さて今回、吉田羊はインスタで週刊誌記事への軽い反論を試みたが、そもそもかねてより週刊誌報道に辟易していた節があるかもしれない。2016年4月、「週刊ポスト」(小学館)が吉田羊とジャニーズグループ「Hey!Say!JUMP」中島裕翔の自宅7連泊デートをスクープし、20歳差の熱愛と騒ぎ立てた。

 吉田の事務所は「役者仲間のひとりです。交際の事実はございません」と熱愛を否定したが、その後も各誌は「吉田は中島裕翔への思いを断ち切れない」「未練がある」などとアレコレ書き立て、騒動は尾を引いていた。この時、吉田がどれだけうんざりしたかは想像に難くない。今回のインスタ投稿は、週刊誌に一糸報いたといえるのかもしれない。

ゆず「重大発表」で活動休止、解散の憶測とぶ 解散するとしたら「死に別れか出馬」

 今月17日、北川悠仁と岩沢厚治のフォークデュオ「ゆず」が、自身のオフィシャルサイトにて、「ゆずからのお知らせ」と題し、「今後の活動について重要なお知らせがあります」と告知した。

 ゆずが「今後の活動について重要なお知らせ」を発表する日時は、12月19日の夜9時。ゆずのオフィシャルSNS上での発表となる見込みだ。

 このもったいぶった“重大発表予告”に、ゆずファンは動揺。活動休止や解散、または深刻な病気などが公表されるのではないかと不安に駆られる声がネット上に多数上がっている。

“嬉しい重大発表”をするアーティストがほとんどだが…
 「重大発表」を予告するアーティストは少なくないが、その多くが新曲の発売やツアーの発表といったファンにとって嬉しい発表である。

 たとえば、バンド「サカナクション」も今年1月31日、翌日のラジオで「活動に関する重大な発表をする」と告知した。その際もファンからは解散や活動休止という憶測が出たが、結局、アルバムの発売であった。

 また、同じくバンド「X JAPAN」のYOSHIKIも、今年8月17日に「19日に重大発表をする」と自身のツイッターにて告知。こちらもX JAPANが3日間にわたって大型ライブを行うという嬉しい知らせであり、ファンの心配は杞憂に終わった。

 しかし一方で、告知した重大発表が、解散やメンバーの脱退というアーティストも確かに存在する。今回のゆずの場合、重大発表が“今後の活動について”であることが、ファンの不安要素になっているようだ。

ゆずが解散するときは北川悠仁が“出馬”するとき?
 さて、ゆずは1998年にメジャーデビューして以降、「夏色」「栄光の架け橋」といった名曲をはじめ、常に新しい曲を世に送り出してきた。一時は北川悠仁と岩沢厚治の不仲説も飛び出したが、現在は仲の良い関係を築いているとファンはみているようだ。

 そんなゆずが2013年に音楽番組『僕らの音楽』(フジテレビ系)に出演した際、俳優・三浦春馬の「もし、ゆずが解散するとしたらどんなタイミングだと思いますか」という質問に対して、岩沢は「死に別れでしょ。それか北川さんが出馬したとき。出馬したらゆずの活動がおろそかになっちゃうんでその時ですかねえ」と回答した。

 北川は「僕ね、よく言われるんですよ。『悠仁なら横浜任せられる』って。いやいや、無理でしょ」と冗談交じりに、北川が出馬した際は解散する可能性もあると語っていた。

 また、今年4月に発売されたアルバム「BIG YELL」では、ゆずの持つ爽やかで明るいパブリックイメージとかけ離れた政治色の強い曲が収録されている……として騒動になった。その楽曲は北川作詞・作曲の「ガイコクジンノトモダチ」。

<君と見た靖国の桜はキレイでした>
<国歌はこっそり歌わなくちゃね>
<国旗はタンスの奥にしまいましょう>
<TVじゃ深刻そうに右だの左だのって>

 といったフレーズが並ぶ歌詞で、世界平和への祈りと愛国心を歌ったもの。国歌斉唱や国旗掲揚は議論を呼び続けてきた問題で、この歌についてもネット上では賛否喧しかった。

 北川が自身の政治への想いを楽曲に託すことは初めてではなく、2000年に発売されたアルバム「トビラ」の収録曲も「政治色が強い」と物議を醸した。とはいえ、北川が音楽活動をやめてまで自ら政治の舞台に上がるということは、あり得るのだろうか。

 ゆずは来年1月に北川のバースデーライブを開催予定で、2月にはFM 大阪の音楽イベント『LIVE SDD 2019』にも出演する。昨年20周年記念イヤーを終え、このまま穏やかに活動が続いていくと信じているファンも多いことだろう。

 果たしてゆずの重大発表とは、嬉しい発表なのか、はたまた解散や活動休止といったショッキングな発表なのか。明日の夜9時まで、ファンはやきもきした状態が続きそうだ。

ゆず「重大発表」で活動休止、解散の憶測とぶ 解散するとしたら「死に別れか出馬」

 今月17日、北川悠仁と岩沢厚治のフォークデュオ「ゆず」が、自身のオフィシャルサイトにて、「ゆずからのお知らせ」と題し、「今後の活動について重要なお知らせがあります」と告知した。

 ゆずが「今後の活動について重要なお知らせ」を発表する日時は、12月19日の夜9時。ゆずのオフィシャルSNS上での発表となる見込みだ。

 このもったいぶった“重大発表予告”に、ゆずファンは動揺。活動休止や解散、または深刻な病気などが公表されるのではないかと不安に駆られる声がネット上に多数上がっている。

“嬉しい重大発表”をするアーティストがほとんどだが…
 「重大発表」を予告するアーティストは少なくないが、その多くが新曲の発売やツアーの発表といったファンにとって嬉しい発表である。

 たとえば、バンド「サカナクション」も今年1月31日、翌日のラジオで「活動に関する重大な発表をする」と告知した。その際もファンからは解散や活動休止という憶測が出たが、結局、アルバムの発売であった。

 また、同じくバンド「X JAPAN」のYOSHIKIも、今年8月17日に「19日に重大発表をする」と自身のツイッターにて告知。こちらもX JAPANが3日間にわたって大型ライブを行うという嬉しい知らせであり、ファンの心配は杞憂に終わった。

 しかし一方で、告知した重大発表が、解散やメンバーの脱退というアーティストも確かに存在する。今回のゆずの場合、重大発表が“今後の活動について”であることが、ファンの不安要素になっているようだ。

ゆずが解散するときは北川悠仁が“出馬”するとき?
 さて、ゆずは1998年にメジャーデビューして以降、「夏色」「栄光の架け橋」といった名曲をはじめ、常に新しい曲を世に送り出してきた。一時は北川悠仁と岩沢厚治の不仲説も飛び出したが、現在は仲の良い関係を築いているとファンはみているようだ。

 そんなゆずが2013年に音楽番組『僕らの音楽』(フジテレビ系)に出演した際、俳優・三浦春馬の「もし、ゆずが解散するとしたらどんなタイミングだと思いますか」という質問に対して、岩沢は「死に別れでしょ。それか北川さんが出馬したとき。出馬したらゆずの活動がおろそかになっちゃうんでその時ですかねえ」と回答した。

 北川は「僕ね、よく言われるんですよ。『悠仁なら横浜任せられる』って。いやいや、無理でしょ」と冗談交じりに、北川が出馬した際は解散する可能性もあると語っていた。

 また、今年4月に発売されたアルバム「BIG YELL」では、ゆずの持つ爽やかで明るいパブリックイメージとかけ離れた政治色の強い曲が収録されている……として騒動になった。その楽曲は北川作詞・作曲の「ガイコクジンノトモダチ」。

<君と見た靖国の桜はキレイでした>
<国歌はこっそり歌わなくちゃね>
<国旗はタンスの奥にしまいましょう>
<TVじゃ深刻そうに右だの左だのって>

 といったフレーズが並ぶ歌詞で、世界平和への祈りと愛国心を歌ったもの。国歌斉唱や国旗掲揚は議論を呼び続けてきた問題で、この歌についてもネット上では賛否喧しかった。

 北川が自身の政治への想いを楽曲に託すことは初めてではなく、2000年に発売されたアルバム「トビラ」の収録曲も「政治色が強い」と物議を醸した。とはいえ、北川が音楽活動をやめてまで自ら政治の舞台に上がるということは、あり得るのだろうか。

 ゆずは来年1月に北川のバースデーライブを開催予定で、2月にはFM 大阪の音楽イベント『LIVE SDD 2019』にも出演する。昨年20周年記念イヤーを終え、このまま穏やかに活動が続いていくと信じているファンも多いことだろう。

 果たしてゆずの重大発表とは、嬉しい発表なのか、はたまた解散や活動休止といったショッキングな発表なのか。明日の夜9時まで、ファンはやきもきした状態が続きそうだ。

キンプリ岸優太が女優へのセクハラ回避、セクハラしまくりの大御所たちとは雲泥の差!

 今月10日に放送されたクイズ番組『ネプリーグ』(フジテレビ系)に、映画『ニセコイ』の出演者である、Sexy Zoneの中島健人、女優の中条あやみ、King & Prince(以下、キンプリ)の岸優太がゲスト出演した。

 3人は漢字の読み書きクイズなどに挑戦。風船のついた気球に乗りながら世間の声を当てるクイズでは、岸に対して「イヤホン・ヘッドホンで主にワイヤレスを使っている人の割合は?」という問題が出題された。岸は85%と回答するも、正解は13%と大誤差。岸の失態は痛かったものの、最終的に5つの風船を残すことができ、チームのメンバーは肩を組んで喜んだ。

 その際、岸は、左隣の中条の肩から腕を浮かせた“ホバーハンド”状態であった。右隣の林修の肩にはがっちり腕を置いており、女性である中条、また双方のファンへの気遣いだったと思われる。

 岸は天然で穏やかな性格ながらも、キンプリを引っ張るリーダーだ。『ネプリーグ』での岸の“ホバーハンド”には、「配慮ができていて素晴らしい」「23歳なのにしっかりしてる」など絶賛の声がファンや視聴者から上がっており、岸の好感度はさらに上がったと思われる。

 しかし、岸のように女性共演者へ気遣いができる芸能人ばかりではない。特に“大御所”と言われる男性芸能人がテレビでみせる“公開セクハラ”は酷いものだ。

堺正章や明石家さんまのセクハラ=“笑い”?
 たとえば、芸能界のドンと称されることさえある大御所タレント・堺正章は、今年9月に放送された『世界まる見え!テレビ特捜部』(日本テレビ系)で、女優の高畑充希の肩を抱いた。高畑はクイズにチャレンジし見事に正解を導き出したのだが、隣にいた堺正章に“肩を強く抱かれる”“手を握られる”といった一幕があったのだ。クイズに正解した喜びを共有するにしても、明らかに度が過ぎた“お触り”であり、高畑の表情も引きつっていたように見えた。

 この堺の“セクハラ”を不快に感じた視聴者は多く、「堺のセクハラに関する意識が低い」「これを平然と放送するテレビ局にも問題がある」と、ネット上には多くの非難が散見された。

 また大御所お笑い芸人である明石家さんまも、度重なるセクハラ発言が問題視されはじめている。特に多くセクハラ対象になっているのが、『ホンマでっか!? TV』(フジテレビ系)で長年共演しているフリーアナウンサーの加藤綾子で、さんまは「付き合いたい」「抱きたい」と発言を繰り返している。

 あくまでもさんま自身は「抱きたい」を“褒め言葉”と認識して使っているようだが、仕事をする仲間として配慮に欠けた発言ではある。さんまの言動に加藤は我慢の限界に達しており、「番組を降板するのでは?」という報道も度々流れる。

 さんまに悪気はないのだろう。冠番組『踊る!さんま御殿!!』(日本テレビ系)では、当時妊娠中であった元バドミントン選手の潮田玲子の紹介をした後に、離婚を発表したばかりであった小倉優子に向かって「逆にうらやましいか、ゆうこりん。新しい旦那さん、どや?」と、デリカシーのない言葉を放ったことがあるほか、「FIFAクラブワールドカップジャパン2016」のバックステージで桐谷美玲に「桐谷。今夜、ロナウドに抱かれておけ。未来の日本代表のためにロナウドのDNA、ゲットしてこい!」と進言している。

 『ヤングタウン土曜日』(MBSラジオ)での若い女性アイドルへのセクハラも定番で、先日は「いずれお母さんになりたい」という和田桜子(こぶしファクトリー)に、「ここ(芸能界)で婿探しができたら一番ええやないか」「俺はそれが一番ええと思うわ。 芸能界楽しいなと思いつつ、気がつけば23、4歳になってて、ほいで、いい彼氏ができたら『辞〜めた』いうのが、女の子の幸せではトップレベルやで」とアドバイス。これもおそらく全然悪気がない。けれど視野が狭く、価値観がかなり古い時代のそれだ。

 このように明石家さんまのセクハラ発言は枚挙に暇がない。さんまにとっては冗談の一種であったり、現場で笑いにつなげる意図があったりするとしても、垂れ流しはまずいのではないだろうか。

 また、大御所芸能人を前にした多くの女性芸能人は抵抗ではなく“受け流す”という選択を強いられることになり、この構造はセクハラと同時にパワハラでもある。

“おおらかな時代”は我慢から成り立っていただけ
 大御所芸能人にとって「ハラスメントへの意識を高めること」は、今日明日にできることではないだろう。しかし、世間への影響力が未だに強いテレビ局は、セクハラを“笑い”として放送することや、セクハラを繰り返す大御所芸能人を起用し続ける現状を、早急に改める必要がある。

 一昔前のテレビであれば、男性出演者が女性共演者のお尻や胸を触ることや、性的な発言をすることも “笑い”として昇華されていた。その過去を振り返りながら「昔はおおらかだった」と表現する人もいるが、 “おおらか”だったのではなく、女性が“我慢”していたから問題として表面化しなかっただけのことだろう。その“おおらかさ”のために女性が我慢する必要はまったくなく、改善すべきは“セクハラをする側”である。

 大御所芸能人とテレビ局には、『ネプリーグ』でみせた岸優太の行動を見習って欲しい。

30代以下の専業主婦が「働いていない罪悪感」強く感じる傾向 一億総活躍社会への異論

専業主婦・主夫経験者が「罪悪感を覚えたことがある」との調査結果を、12月13日の『スッキリ!』(日本テレビ系)が伝えた。

 これは株式会社ビースタイルが11月に発表した、主婦向け人材サービス『しゅふJOBパート』で「専業主婦への罪悪感」に関するアンケート調査の結果だ。

 アンケートは今年5月23日~6月4日、ビースタイル登録者/求人媒体『しゅふJOBパート』登録者を対象に、無記名式のインターネットリサーチで実施され、有効回答者数は専業主婦・主夫経験者の815名。同社は今年8月にも同様の調査結果を発表しており、その際にはwezzyでも記事にまとめた。

専業主婦・主夫であることの罪悪感、「稼いでいないから」

 「専業主婦・主夫であることに、後ろめたさや罪悪感のようなものを覚えたことがありますか?」の質問には、「ある」25.4%、「少しはある」31.2%、「ない」41.7%、「その他」1.7%の結果が出ており、56.6%の人が少なからず後ろめたさや罪悪感を覚えた経験があるということになる。

 そしてこの結果を、子どもがいる・いない別、年齢別に集計したところ、罪悪感を覚える人の割合は、子どもの有無や世代によって変わってくることが判明したという。子どもがいない人で「ある」「少しはある」と答えた割合は69.6%と7割近くになっており、子どものいない専業主婦・主夫がより罪悪感を覚えやすい傾向にある。

 子どもがいる・いない別で回答者のフリーコメントを見ていくと、まず、子どものいない専業主婦・主夫には、<子どももおらず、自由に時間を使っているが、この時間に何か少しでも収入があれば、もっと金銭面で余裕が出てくるのではないかと考えるため>(20代・罪悪感を覚えたことあり)、<何の存在意義もないと感じてしまう>(50代・罪悪感を覚えたことあり)などとあり、子育てに時間を割かれない分、働いていないことや収入がないことを後ろめたく感じてしまうようだ。一億総活躍社会が謳われ、人手不足が叫ばれる昨今、なおさらかもしれない。

 一方で、「子どもが小さいうちは傍にいてあげるべき」という価値観が残る日本では、子どものいる専業主婦・主夫は受容されている印象があるが、子どものいる専業主婦・主夫であっても、<あとで聞いた話ですが、働くお母さんで集まった時に健康なのに働かないなんてと言われていたようです>(40代・罪悪感覚えたことあり)という人もいれば、<逆に何が後ろめたいかがわからない。子育てに専念して何が悪いのでしょうか?保育園に入れて働く方が、皆の税金を使ってるので、後ろめたい気になるかもと思う>(40代・罪悪感覚えたことなし)という人もいる。

 また、年代別に集計したところ、30代以下では罪悪感などを覚えた経験を持つ人が70.1%なのに対して、40代は60.7%、50代以上は45.7%と、若い世代であるほど罪悪感を覚えやすい傾向がある。

 たとえば20代・30代の「罪悪感を覚えたことがある」人たちのコメントには、<生活はできるものの何かあるとすぐにお金に困るので(20代)、<いいご身分だねと言われた>(20代)、<勤務していたときの同僚が昇進したり、ワーキングマザーとして活躍している話を聞いたとき、入社したときは同じスタートラインだったのにこんなに環境が違うのか、それに比べて自分は何も成長できていないと感じたから>(30代)、<同い年の方がバリバリ仕事をしているから 家計は決して余裕があるわけではないから(30代)などとある。専業主婦・主夫世帯よりも共働き世帯が多数派、共働きでなければ生活が成り立たない家庭も少なくないと言われる現代において、専業主婦・主夫経験のある20代・30代は、働いている同世代と比較してしまったり、あるいは経済状況を鑑みて、罪悪感を覚えてしまうようだ。

 一方、50代・60代の「罪悪感を覚えたことがない」人たちからは<お金を自由に使っていましたし、余裕があったので楽しい毎日だった>(50代)、<当たり前だと思った>(50代)、<専業主婦であったことは、むしろ誇りです>(50代)、<専業主婦は過酷労働でもあると思っています。企業戦士である夫の健康維持に努め、食事、睡眠等々、細やかに、ある意味管理しなければならない。育児にしても、三つ子の魂百までと言われるよう、しっかりと抱きしめ、無添加の良質な食事やストレスの無い環境づくりに夫同様、もしくはそれ以上に気を遣ってきた。達成感を感じることはあっても、誰に対しても後ろめたさや罪悪感なぞ感じたことはない>(60代)などのコメントが寄せられ、専業主婦・主夫であることに疑問や迷いが一切感じられない印象だ。<時代背景がまだ共働き家庭がいまほど多くないときだったから>(60代)とのコメントもあるように、今の50代・60代は専業主婦・主夫が多数派だったことも関係しているようだ。

 さて、12月13日の『スッキリ』(日本テレビ系)は、この調査自体に批判的だった。加藤浩次ら出演者たちは、口々に反論を述べたのだ。

 「専業主婦とそうじゃない人という分け方そのものがちょっと乱暴じゃないか。専業主婦でもいろんな人もいるし、働いていてもいろんな人がいて、カテゴリー分けすることで、双方『隣の芝生は青く見える』になってしまう」

 「罪悪感を感じますか? という聞き方自体が意地悪」

 「主婦(向け)の人材サービスの会社がやってる案件だから、専業主婦に対して罪悪感を感じる人が多い結果になるのがわかる気がする」

 「家事は女性の方が人生の貴重な時間を費やしてやっているのだから、GDPや金銭に現れないとしても、評価というか『ありがとう』という気持ちを持つのは当然ですし、夫婦の話し合いによってフレキシブルに組めばいい」

 「それぞれの夫婦の形がある」

 「まったく罪悪感さとか後ろめたさを感じる必要はない。好きなことやっていきましょうってシンプルに思うだけ」

 「罪悪感ではなく、それぞれのハッピーにフォーカスしたい」

 働く/働かないも、家事分担もそれぞれの家庭で話し合って決めればよく、罪悪感など覚えなくていいというのが番組の総意のようであった。

 また、「一億総活躍というワードが独り歩きしていて、『外で働いていないとダメなんだ』という風にインプットされ過ぎているのではないか? 専業主婦(主夫)を選ぶ権利だってある」との指摘もあった。たしかに女性活躍推進法が施行されるなど“女性の活躍”“女性が輝く社会”が謳われるようになったが、“活躍している”“輝いている”と誰が決めるのだろうか。

 ただ男性のほうが「外で働いていないとダメ」という規範意識や抑圧は強く作用している。妻や子供を養えるだけ稼ぐのが立派な男であり、馬車馬のように働くことが是とされてきた。しかし別の方向からは育児や家事も分担するべきだという風潮も流れ、板挟みになってつらい思いをしている男性だって少なくないだろう。

 『スッキリ!』では視聴者の意見も紹介されたが、専業主婦を選んだ理由は育児、介護、病気などさまざまで、夫に専業主婦になることを望んだためという場合もある。もちろん、共働きを選んだ人だって理由はさまざまであり、働くすべての人が“社会で活躍したい”“輝きたい”と望んでやっているわけでもなく、また、子どもを保育園に預けて働くことに罪悪感を持つ人もいる。今働いていても、今後何らかの理由で働くことができなくなる可能性だってあり、働く/働かないや専業主婦/共働きとカテゴライズすることにどんな意味があるか。

 それぞれが自分で考えあるいは家庭で話し合って納得できる道を見つければよく、そもそも人は「お国のため」に働くのではない。北風と太陽ではないが、低賃金や激務の職場でいくら人手不足だと叫んでも、「大変そうだから働いてあげよう」などと考える人は皆無だろう。「働かせたい」のなら、必要なのは太陽だ。職探しへの支援、過重労働対策、フレキシブルな働き方の幅を増やしていくこと、ブラックな職場環境の改善など、「働くことがお得」とまでは言わないが労働意欲を喚起する「太陽」的な方法をとることが「一億総活躍社会」への近道だろう。