世界が注目する上海ファッションウィークとは? ドルガバ炎上後もブランド進出!中国ファッション界の急成長とリスク

――近年、上海ファッションウィークに出展するブランドは中国国内/国外問わず増え続け、世界的に通用し得るハイセンスな国産ブランドが頭角を現している。しかし一方で、ドルチェ&ガッバーナのPR動画が大炎上し、中国市場を一瞬にして失うという出来事もあった。そんなこの国のファッション界の実態を見ていこう。

一瞬にして巨大な中国市場を失ったD&G

 2018年11月、ドルチェ&ガッバーナ(以下、D&G)が上海で開催を予定していた大型ファッションショーが中止となった。原因は公式インスタグラムで公開されたショーのPR動画。アジア系女性が箸を使い、ぎこちない様子でピザやスパゲッティなどを食するという内容で、箸を「棒」と表現するなど「アジア文化を冒涜している」としてすぐさま炎上。さらに、D&Gのデザイナーであるステファノ・ガッバーナ氏が、抗議に対して公式インスタグラムで「君は僕が炎上を恐れていると思っているのかい」などと挑発し、ショーに出演予定だった女優チャン・ツィイーなど多くの有名人が続々と不参加を表明した(ガッバーナ氏は後に「アカウントが乗っ取られた。現在、弁護士が対応中だ。私は中国と中国文化を愛している。このようなことが起き、非常に残念だ」と釈明)。結果、ショーが中止となっただけでなく、同ブランドの商品が中国のECサイトや百貨店などから撤去される――つまり、D&Gは中国市場を失ったのである。

 なお、報道によると、D&Gの本国イタリアにおける17年度の売上高はたった24%。一方で、「日本を除いたアジア地域」は30%にのぼる。その大部分は、現在44店舗を展開している中国が占めているという。『ラグジュアリーブランディングの実際』(海文堂出版)などの著書がある早稲田大学ビジネススクールの長沢伸也教授は、D&Gの騒動について次のように解説する。

「イタリアのブランドであるD&Gは、これまでもたびたびシチリアピザを食べる女性モデルなどの広告を展開してきました。その流れもあって、軽いジョークのつもりでPR動画を制作したのでしょう。それが思いがけず炎上してしまった。慌ててしまったのか対応が遅く、不適切だったため、さらに炎上。ジョークのつもりでも、ブランド全体の3割の売り上げが一瞬で吹っ飛んだのだから代償は大きい。現在も中国国内の店舗は閑散としているそうです。政治的・文化的な文脈が絡む炎上なので、立ち直るには早くても人々が騒動を忘れてしまう3年、長ければ世代が入れ替わる10年はかかると思われます」

 ほかのラグジュアリーブランドも、そんなD&Gの騒動を見て気を引き締めたのではないだろうか。というのも、「ラグジュアリーブランド全体においても、売り上げのおよそ3割を中国人による購買(購買地は中国国内外を問いません)が占めている」(長沢氏)からだ。

「なかでも1992年にいち早く中国に進出したルイ・ヴィトンは、北京、上海、深セン、広州といったいわゆる一級都市はもとより、それに次ぐ二級都市や、さらに小さな都市にも店舗を展開しています。あるいは、プラダは11年に香港証券取引所に上場し、生産も中国で進めて、中国シフトをアピールしました。ただ、“メイド・イン・チャイナ”の商品がブランディング的に裏目に出たため、ここ4~5年は顧客が離れてしまい、ようやく下げ止まった印象です。また、07年にはフェンディが万里の長城でショーを行い、19年にはカルティエと北京の故宮博物院が共同で特別展を開催するなど、各ブランドとも中国マーケットを重視し、中国文化に敬意を表するイベントを開催しています」(同)

 ちなみに、二級都市と呼ばれる杭州は日本人にはマイナーな都市かもしれないが、同地の高級百貨店「杭州大厦购物城」は、17年時点における中国のデパートの中で「北京SKP」に次ぐ2位の売り上げを誇る。もちろんこの建物には、ルイ・ヴィトン、エルメス、カルティエ、ディオール、フェンディなどが出店している。

 ただし、中国国内でのラグジュアリーブランド品の価格は関税や消費税、さらに贅沢税がかかっているため、日本に比べて20%程度も割高である。それゆえに、日本の銀座をはじめ国外のあちこちで、中国人観光客がブランド品を爆買いする様子が見られるわけだ。

 ともあれ、ブランド品消費の中心となっているのが、“80后”と呼ばれる80年代生まれの層である。しかし、36年間にわたる一人っ子政策を取ってきた結果、中国は日本以上に深刻な少子高齢化が予想されている。中国社会科学院によると、17年に約10億人いた15歳から64歳までの生産年齢人口が、50年には約8億人に減少し、60歳以上の高齢者に関しては50年までに総人口の3分の1=約5億人にのぼると見られているのである。

「そのため今後、消費が落ち込むことは予測できます。そこでブランド側は、少子高齢化と消費の成熟化が進む日本でいかに対応するか、今のうちにノウハウを身につけておくことが求められます」(同)

 当然ながら、日本のアパレル企業も中国市場を無視しているわけではない。だが、ここ数年、中国に進出した企業の多くは競争の激化で苦戦しているようだ。ピーク時に300店を展開し、上海の繁華街である南京東路にファッションビルを開業していたイトキンは、16年に完全撤退。13年のピーク時に589店あったハニーズホールディングスも、18年に撤退した。好調なのは、進出は02年と後発ながら、20年度には中国全土に1000店体制を構築するというユニクロくらいである。

 こうした状況も確かにあるが、ファッション感度の高い一部の中国のバイヤーから、日本の先端をいくインディーズブランドに注目が集まっている。このきっかけとなったのが、ファッションショーや見本市、ショールームが開催され、中国全土から毎回約5万人のファッション業界関係者が訪れる「上海ファッションウィーク」(03年に初開催)だ。
「3~4年前は数えるほどしか出展していなかった日本のブランドですが、今年3月末~4月頭に開催された『上海ファッションウィーク2019AW』には120以上が出展したと報じられています。それだけ日本のブランドが中国で評価されているということもありますし、日本の市場がファストファッション中心で、プロダクトアウト(消費者のニーズよりもデザイナーの理念や創造性を優先する方法)のブランドにとってツラい状況になっているため、上海ファッションウィークへの期待が高まっているということでもある。すぐに大きなビジネスにつながらなくても、毎回新しい中国各地のバイヤーと出会えるので、2回、3回と続けて出展するブランドが多いですね」

 こう語るのは、上海を拠点に日本のブランドの中国進出を支援するKMT inc.代表の兒玉キミト氏。特に地方都市の需要が伸びているという。

「一級都市はブランドやセレクトショップが増えすぎて飽和状態ですし、東京やニューヨークへの直行便も多く、バイヤーは東京コレクションやニューヨークファッションウィークに直接行ってしまう。そうした環境ではない重慶、成都、西安、烏魯木斉などのバイヤーのエネルギーを強く感じます。情報や物量が多い一級都市とはファッションに対するリテラシーも違うので、それほど知名度が高くないインディペンデントブランドでも、バイヤーが気に入りさえすれば受け入れられる可能性が高い。しかも、中国は人口が多いので、一部の人に受け入れられるだけでも十分商売になる点が魅力となっています」(兒玉氏)

 また、日本からの出展ブランドが急激に増加した背景には、通信速度の向上とインターネット利用者の増加が関係しているのではないかと兒玉氏は分析する。中国で4G回線のサービスが始まったのが、13年末から14年にかけて。15年に総人口に対するネット利用者の割合が50%を超え、海外のファッションメディアにアクセスするようになるなど、地方都市に至るまで若者のファッションセンスが大きく向上した。ECサイトも日本以上に浸透しており、ネットショッピング大手「天猫(Tモール)」「京東商城(ジンドン)」のほか、「YOHO!(ヨーホー)」というサイトがストリート系では圧倒的人気を誇る。もともとファッション誌からスタートした「YOHO!」は、メディア、小売、イベントの3つを事業の柱として業績を伸ばしている。

「ただ、中国ファッション市場で気をつけるべき点は、やはり偽物。今年6月、上海に旗艦店を出していたフェイクブランドのシュプリーム イタリアが、本家シュプリームの働きかけにより中国での登録商標を抹消されたばかり。こうした点は日本よりトラブルが多いですね。また、バイヤー側が日本と比べると成熟しておらず、経営スキルが高くないケースが多々ある。そのあたりは取引先となったときに注意しておかないと、経営が突然傾いて損失を被る可能性もあります」(兒玉氏)

 そんなリスクがありつつも、日本を含めたさまざまな国外ブランドが中国市場を狙っているわけだが、中国発のブランドも負けじと成長し、今後は世界に打って出るケースが増えてくるかもしれない。中国の若手デザイナーを取材するファッション・ジャーナリストの倉田佳子氏は、このように語る。

「上海ファッションウィークの開催期間中に行われる、国内の若手デザイナーや新興ブランド(下段コラム参照)をフィーチャーしたショー『LABELHOOD(レーベルフッド)』は毎回、上海当代芸術博物館やTANKといった十分な広さのある大型美術館を会場として使い、大がかりに開催しています。ショーのフロントロウには、欧米のショーでも見かけるような有名メディアの編集長や人気ブロガーらが招待ではなく、自発的に取材に来ていますね。中国国内のみならず、海外からも注目されていることがよくわかりますよ」

 前出の兒玉氏も中国ブランドや人材に着目している。

「やはり資本力があるので、海外進出は大いにあり得ます。実際、スポーツアパレルブランドの李寧(リーニン)はニューヨークでショーを開催し、その話題を受けて中国国内でも『海外でウケている』と購買者が増加、業績を回復させています。これからも、ブランディングという意味で欧米に打って出ようと考えるブランドは増えるでしょう。とはいえ、海外進出には財力だけでなく、ファッションに関する知識やスキル、センスなども磨く必要があるわけですが、その点では、ロンドンのセントラル・セント・マーチンズやニューヨークのパーソンズ美術大学、日本の文化服装学院など世界のファッション名門校で中国の留学生が増加している。このように海外留学を経験してから中国で働く若者たちは“海亀”と呼ばれ、期待されていますね」(兒玉氏)

 しかし、「LABELHOOD」のファウンダー/ディレクターであるターシャ・リュウに取材したことがある前出の倉田氏は、こうした留学一辺倒の教育システムに疑問を呈する。

「海外のファッションスクールに行く前段階としての塾が中国国内に何校もあるのですが、そこを経て留学するとなると、トータルの学費はかなりかかる。つまり、国内の学校で優秀な人材を十分輩出できる日本と違い、中国には留学させられる経済力のある家庭の子女でないとファッションデザイナーになれない、という暗黙の了解が染み付いているのです。留学から帰国した後、家族経営をして家族に還元するという価値観もいまだに根強く残っていますが、ターシャは金銭面を第一条件とせずに、純粋にクリエイションを重んじる学生を育てられる安定した環境を整備すべく動き始めているようです」(倉田氏)

 上海ファッションシーンにカネが飛び交い、熱気を帯びているといっても、文化としての成熟はもう少し先のことかもしれない。しかし、変化は速い。中国のファッション界が猛スピードで成長し続けているのは間違いない。

「『LABELHOOD』は単に若手のブランドを業界内に紹介するのみならず、演出面で一般客を楽しませるために工夫をするなど、クリエイション全体を成長させようという気概を感じます。その上で、国外へのプロモーション活動に積極的に取り組み、スポンサーを集め、長期的なビジネスとしても成り立たせようとしているんです。そこに、服として魅力あるブランドがもっと増えていけば、海外でもより面白い展開を見せるのではないでしょうか。また、デザイナーだけでなく、メディアという面でもWeChatを中心に発信する個人がブランドのプレスリリースをそのまま記事にするなど未熟な部分があるので、批評の環境が整備されれば相乗効果でファッション界が底上げされていくと思います。いずれにしろ、成長の速度がスゴいので、今後が楽しみですね」(倉田氏)

“メイド・イン・チャイナ”がオシャレの象徴になる日は、目の前に来ている。(サイゾー8月号『中韓(禁)エンタメ大全』より)

Tカードの情報でパートナーが探せる「D-AI」始動!「俺のレンタル履歴じゃ結局……」との意見も

【おたぽるより】

 さまざまな異性と交流できることで、人気に火がついた「マッチングサービス」。レンタルショップ・TSUTAYAのTカードを使ったマッチングサービスが、今年10月に開始された。ネット上からは「めっちゃ面白い試みやん」といった声が上がっている。

 サービスを開始したのは、TSUTAYAの母体であるカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)。AIを利用したマッチングサービス「D-AI」(デアイ)を使い、相性のいい相手とマッチングさせてくれるのだという。Tカードの利用データからライフスタイルを6つの傾向データに分類。相性のいい相手を算出し、相性度を1.00~5.00で表示するというものだ。

 今までのマッチングサービスは顔の好みで判断できたが、同サービスは“顔”や“年収”がわからない仕様。そのため顔面偏差値で吟味される心配はなく、年収で相手の価値を測ることもできない。顔や年収が知りたければプレミアムコースに加入する必要があり、利用料金は月額で男性1,500円・女性900円(税抜き)だ。

 新しい形のマッチングサービスに、ネット上からは「面白い。購買データを使った試みとしてはいい取り組みだと思う」「好きなアニメが被ればマッチングできるやん」「これは素敵! パートナーは好きなコンテンツが一緒であることが一番大事だよね」「エロいのばっかり借りてる俺には結局縁がないってことか」といった声が相次いでいる。一方で「会員のデータを利用しているとこは大丈夫なのかな」といった意見も。個人情報を扱っているという点で、情報流出を恐れる人も少なくない模様。

 かなりのユーザーを抱えるTカードだが、マッチングサービスの利用者がどれほど増えるのか注目したい。

ジャニーズファンの“都市伝説”、業界関係者がジャッジ! 「重版すればまた表紙」「クレームはスポンサーへ」は本当?

 「初めて担当が雑誌の表紙を飾った」「担当が新しいCMに出演した」「担当が人気のテレビ番組に出演した」……そんな時、ファンは書店で同じ雑誌を大量に購入したり、CM企業やテレビ局にお礼の手紙を送ったりすることがある。このような行動はファンの“自己満足”であるとともに、「担当の新しい仕事につながる」と、“都市伝説”のように信じられている節がある。しかし、実際のところはどうなのだろうか。出版社・CM企業・テレビ局を直撃し、そのホンネを聞いた。

今、一番売れるのは「King&Prince」

 近年、ジャニーズアイドルが表紙を飾った女性誌や一般誌が軒並み“重版”している。10月23日に発売された、King&Prince表紙の「CanCam」(小学館)が当日に重版決定しただけでなく、嵐、Sexy Zone・中島健人&菊地風磨、SixTONES、Snow Manも、“緊急重版”がネット上で話題に。SNS上では、「重版すればまた表紙にしてもらえる」「需要ないと表紙にしてもらえない」という理由から、「雑誌を大量に購入した」というファンの声も聞こえるが、そもそも、表紙を飾る人物というのは、どのようにして決まっているのだろうか。

 出版社Aの週刊誌担当者に問い合わせると、「その時のタイミングです。映画やドラマ出演のタイミングで起用することもありますし、こちらがお願いして“運良く”という場合もあります」とのことで、明確な基準はないという。しかし、表紙になる条件としては、「その時“輝いている方”にお願いしています」といい、やはり人気や話題性は重要視されているよう。表紙になる人物はいつ決まるのか、という質問に対しては、「3カ月前から、1〜2週間前の人もいます」との回答があった。週刊誌という特性上、瞬間的にでも話題になれば、表紙を飾る可能性がアップするのかもしれない。

 とはいえ、やはり出版社も“ビジネス”である以上、「売れる雑誌」を作らねばならない。出版社Bの週刊誌担当者は、「損益分岐点を大きく超えた時に、次回も表紙に使おうか検討する」とシビアな基準を明かした。

「今だったら、King&Princeが一番売れますね。デビューを控えたSixTONESとSnow Manも今後、同じくらい売れそうだと期待されています。この2組については、ファンの方が非常に熱心だと感じていて、どちらかのグループが重版したら『こっちも重版させないと!』と頑張ってくださるので、相乗効果で売り上げが伸びています」(同)

 それでは、まだ人気の出ていない担当を表紙にしてもらうには、どうしたらいいのか。出版社Cの月刊誌担当者は「芸能事務所の都合もあると思うので、なんともいえない」と前置きしつつ、「ほとんどの雑誌には、読者の方からご意見をお寄せいただけるメールアドレスや、ハガキの案内があります。そこに直接『この人に出てほしい!』と書いていただくのがよいのではないでしょうか。私たちの編集部では、ご意見にはすべて目を通しています」と語ってくれた。

 一方で、前出・出版社Bの担当者いわく、「今はSNSの影響力が最も強い」とのこと。「どこの業界も、Twitterの“トレンドランキング”に注目していますよ。応援しているタレントさんをバズらせると、何か新しい展開が生まれやすくなるのでは」。出版社は単純な売り上げだけでなく、ファンの“熱量”や、タレントの“話題性”にも注目しているようだ。

 週・月単位で表紙が替わる雑誌に対し、CMは長期にわたって放映される場合が多く、ファンにとっては「うれしい仕事」の一つだろう。担当がCMに起用された際、商品を大量購入して「CMの放映期間を長くしよう」というファンの動きもあるが、実際に効果はあるのだろうか? 

 CM企業Aは、「放映期間は最初から決まっているので、売れ行きに応じて延びたり、逆に短くなったり、ということはないです」とキッパリ。一方で、CM企業Bは「放映期間は、販売数に応じて延長を検討しています」と答えており、企業によって対応は異なる模様。

 しかしCMの場合、「起用したタレントのおかげで売り上げが伸びた」のか、「商品の評価が高くて売り上げが伸びた」のか、判断が難しくないだろうか。この疑問をCM企業Bにぶつけたところ、「CMの効果というのは、商品の売り上げだけでなく、Twitterでの反響、YouTubeでのCM動画再生回数など、総合的に見て判断しています」と回答があった。さらに、「実際に商品をご購入いただきまして、『すごくよかったよ!』という声を発信していただければ……」との本音も。CM効果でファンが商品を購入するだけでなく、“宣伝”してくれるところまで期待して、起用するタレントを決めているのかもしれない。

 また、CM企業Cの担当者は、「『○○さんを起用していただいてありがとうございます』など、ファンの方からさまざまな声をいただいております」とした上で、「『お客様相談室』にいただいたメールやお電話の内容は、社長以下すべての社員が見られるようになっておりますので、反響はしっかり伝わっています」と教えてくれた。ファンからの感謝メッセージが、社員のモチベーションアップにつながる場合もあるようだ。

 最後に、毎日さまざまなタレントが出演する、テレビ番組の事情を聞いた。雑誌やCMに比べ、放送時間帯によっては“無名タレント”でもキャスティングされやすいように見えるが、出演者はどのように決めているのだろうか?

「ゴールデンタイムに近い番組だと、より多くの視聴者が『見たい』と思う人を出さないとダメ。視聴率に影響するので、必然的にすでに名前がある人気者を出すことになります。深夜番組だと、これから人気になりそうなタレントも出せますが、やはりある程度の実績がないと……。例えば、『武道館コンサートで客席を満杯にした』『ネットで話題になっている』『有名人が褒めている』とか、飛び抜けた特徴を持ってないと厳しいですね」(音楽番組関係者)

 ファンの間では、「テレビ局の人はSNSを見ないから、メールや電話で直接意見を送った方がいい」といったウワサもあるが、前出の音楽番組関係者は「それはないです」と否定。「一般の人がいきなりテレビ局に電話をしてきても、“1億分の1”の意見なので。それに比べて、ネットは何万人、何百万人の意見だから、そっちの方を見てますよ」といい、直接的なアプローチよりも、不特定多数の間接的な意見を参考にしていると答えた。

 また、テレビ局だけでなく、“番組スポンサー”に声を届けるファンも少なくないが、音楽番組関係者は「基本的に効果はないと思います」という。それはなぜか。

「テレビ番組とスポンサーって、視聴者が考えているより切り離されています。テレビは“公共放送”ですし、スポンサーのために番組をつくっているわけではない。番組を“買ってもらっている”ということなので、そこまで密接な関係はないです」(同)

 ある程度の実績がないとテレビ出演は難しく、スポンサーに働きかけても意味がない……となると、人気も実績もないタレントを応援しているファンは、“テレビ出演の夢”を諦めるしかないのだろうか。

「テレビは圧倒的なマスと向き合っている分、良くも悪くも“後追い文化”の側面があると思います。なので、まずは応援しているタレントを有名にして、ファンを増やし、“現象”をつくることが大事。現象というのは、『ミュージックビデオが感動を呼んで、じわじわ再生数が増えていく』『中高生の間で“局地的に”話題になる』とか、そういうことでいいんです。人気や知名度だけでなく、突き抜けた何かがあれば、そのうち引っかかるかも」(同)

 各業界から話を聞いてみると、どこもネットやSNSの動きを注視している様子がうかがえた。出演番組の感想を一言つぶやくだけで、タレントの未来が変わるかもしれない。ジャニーズに限らず、誰かを応援している“ファン”にとって、夢のある話ではないだろうか。
(朝日和香)

アラフォー独女、マルタ留学してみたら――28歳“日本好き”マルタ男子と出会いが!?

 こんにちは、アラフォー漫画家・ライターの白戸ミフル(41)と申します。

以前はセブ島に語学留学(及び婚活)に出かけていた私ですが、英語勉強はもとより婚活も頑張ってきました。地元フィリピンをはじめ、台湾・韓国と複数ナショナリティ(国籍)の男子たち(総勢10人以上)とデートをしたものの、如何せん若すぎる(大半が大学生)こともあり、結果は撃沈……。

というわけで、せっかく英語も少~し話せるようになってきているし、欧米人相手に婚活もできるのではないか!? と、歴史が深く旅行地としても人気で、リーズナブルに英語留学もできることで有名なヨーロッパのマルタ島に、3週間の語学留学&婚活してきました!

マルタのアラフォー的“出会い”事情

 ヨーロッパきってのリゾートアイランドでもあるマルタ島は、いわばヨーロッパのハワイ的な位置づけ。なので、観光客でいつも賑わっているため、出会えるスポットはたくさんあります。今回私は留学生として3週間滞在したので、アラフォー留学生の目線から、マルタの出会いスポットをご紹介します!

・学校
 マルタの語学学校のほとんどは、午前中でクラスが終わります。私が行っていた学校「SPRACHCAFFE(シュプラッハカフェ)」は、午前9時からクラスが始まり、90分×2コマがスタンダードで、3コマ以上のクラスは追加料金が必要となります。ちなみに、私は1日3コマ取っていましたが、それでも終わるのは午後2時半と早い時間なので、毎日遊べます(笑)。

 ほとんどがマンツーマンクラスだったセブの学校とは異なり、マルタのクラスは完全グループクラスで、生徒同士のコミュニケーションも英語力アップにつながると考えられているようです。そのためか、学校主催のアクティビティが毎日あり、生徒同士の交流を深めることができます。内容はビーチや絶景スポットへ行ったり、バーやクラブ巡りをしたりとさまざまです。筆者も果敢に参加しましたが、学校内でのロマンスは残念ながらありませんでした。

・バーやクラブ
 中心街・セントジュリアンズにある「パーチャビル」という地区は、いわば日本でいう六本木のような感じで、レストラン・カジノにバーやクラブが集まっており、週後半の水曜くらいから大勢の人たちで賑わっています。

 現地人や観光客はもちろんのこと、学割を実施している店も多いため、筆者のような海外からきている留学生も多く、さらにマルタのほとんどのクラブはエントランスフィーが無料なので、気負わず気楽に入れます。もちろんイケてる欧米人との出会いもたくさんあります(英語での会話は必須ですが)! パーチャビルでの出会いはたくさんありましたが、お酒のノリもあってか、その後のデートには発展できませんでした。

・イベント
 マルタでは、学校以外でもイベントがたくさんあります。特に留学生にオススメするのは、英語を話したい人・友達を作りたい人が集まる「English café」というイベントです。毎週木曜日にセントジュリアンズのレストラン「Me Lounge」で開催され、大勢の人たちでごった返しています。英語を話したいという目的で、特に隣国のイタリア人や留学生が多いですが、友達を作りたい現地マルタ人もたくさん。実はこのイベントで知り合ったマルタ人と3回ほどデートしました!

 前述のイベントで知り合ったマルタ人との3回のデートをダイジェストでレポートします。

 彼は、マルタ生まれのマルタ育ちで、ご両親が営む会社で働きながら、自分でも仕事を持っているという28歳の青年でした。欧米人はヒゲを生やす男性が多いイメージですが、彼はヒゲがなく、筆者のドストライク! さらに物腰が柔らかく、笑顔が可愛い彼を最初は好印象に思っていたのですが……!?

・1回目のデート:お鮨をごちそうされた!
 Whatapp(主に欧米人が使うメッセージアプリ)で連絡を取り合い待ち合わせ、日本が好きな彼のリクエストでお鮨を食べに行きました!

 私の拙い英語を一生懸命聞いて、誠実に丁寧に応えてくれる彼はとても好印象でした。ちなみに比較的物価の安いマルタですが、鮨は安くなく、でも「君の好きなモノを頼んで」と言ってくれる彼に感謝をしつつも、欧米人のデートスタイルを知らない私は「当たり前のように割勘だったらどうしよう!?」とついつい、アボカドやサーモン等の安価な鮨ばかりをオーダー。いや、おいしかったですけどね。しかし、ありがたいことにご馳走していただき、学校の寮まで送ってもらってバイバイしました。(あ~トロ頼んでおけば良かった!)

・2回目:「I like you」と言われ……
 それから彼はドイツ出張に行き、私は土日を使ってシチリア島に旅行に行き、お互いの帰国日が一緒だったので、その日に会うことに。今思えば、お互い疲れているのに何もその日に会うことはなかったと思うのですが、正にそれが運命の分かれ道でした。恐らくハードな出張だったのでしょうか、彼は無精ヒゲを生やして現れました。そこで私のテンションは少し下がるのですが、食事の後の散歩で彼は追い込むように、距離を縮めて来ようとし(肩に触れたり)、しまいには「I like you」と言ってくるではありませんか。アカン……!

 いや、Likeだ、Loveではない。気にすることはない。と思いつつも彼の誠実さは伝わっていたので、こちらも誠実に「勘違いだったらごめんなさい。でも私はアナタと友達でいたい(英語で)」と言いました。もちろんヒゲだけではなく、年齢差や2回目のデートで感じた考え方の違い等々も、友達でいたいと思った理由です。すると彼は「僕は君が好きだけど、君と友達になれるだけでも幸せ」と言ってくれるではありませんか!

・3回目:帰国前に最後の……
 というわけで、3回目のデートはないかなと思っていましたが、なぜかお誘いをいただいたので、帰国の前にまた、和食レストランで食事をしました。マルタの物価は安いですが、平均の給料も低めで、地元の人たちあまり外食をしないようです(現に、別のマルタ人とデートをしていた友達も、食事はテイクアウトを家で食べることが多かったと聞きました)。

 彼が単にお金持ちだったのかもしれませんが、筆者のような41歳の怪しい日本人を3回も良いレストランに連れてってくれたうえ、ご馳走してくれたので本当に感謝しかありません。日本好きな彼は、来年に訪日予定があるそうなので、その時はしっかりお返ししたいと思います!

 というわけで、3週間のマルタ留学では1人としかデートできませんでしたが、同じ学校で2~3カ月滞在している子たちの中では、すでにマルタ人のステディがいて、日本に帰らず移住を計画中、なんて子もいました! そんな話を聞くと「あぁ、もう少しいたら何か変わったかも!?」なんて思いますが……。結局、このマルタ留学の次は、またセブに戻ることを決めた筆者です(笑)。

 次回は社会人専用の学校に留学です。何か起こる気しかしません(笑)。お楽しみに!

アラフォー独女、30万円で「マルタ留学」やってみた! ヨーロッパ留学は意外と安い!?

 こんにちは、アラフォー漫画家・ライターの白戸ミフル(41)と申します。

 以前は、セブ島に語学留学(及び婚活)へ行っていた私ですが、留学後の“婚活ヨーロッパ旅行”で自分の英語がなかなか通じず、コミュニケーションに苦労したこともあって、「これはヨーロッパで英語を学ぶべきだ!」と決意しました。そこで選んだのが、歴史が深くリゾート地としても人気で、リーズナブルに英語留学もできることで最近有名な南ヨーロッパのマルタ島。先日、3週間の留学を終えてきましたので、概要をレポートします!

1カ月の授業料&滞在費:20~25万

 マルタ島はイタリアの南側、地中海の真ん中に位置する島国マルタ共和国内の島。温暖な気候で、治安も良く、キレイな海においしい地中海料理。世界遺産や歴史的建造物も多く、日本でも旅行先としてとても人気があります。物価もヨーロッパの中では比較的安く、普通のレストランで食事とアルコールを嗜んでも1人10~15ユーロ(1,800円以内)に収まることがほとんどです。

 そんなマルタの留学費用は、1カ月の授業料と滞在費でおよそ20~25万円ほどと、ヘタしたら日本で暮らすよりも安い金額です。ただし、食費は含まれていません。ですが、野菜や肉が安いので、テイクアウトや自炊で節約すれば、かなり安く抑えることができます。肌感だと食費は月2万以下に抑えることもできると思います。航空券はどうしても10万円前後を覚悟しないといけませんが、それでも月に30万もあれば、マルタ留学は可能です!

 ちなみに、クラスは全てグループクラスなので、ほとんどがマンツーマンで受講できたセブの語学学校と比べると、少しハードルは高いです。特に大人数の場合は、積極的に発言することが大事なので、まったくの英語初心者よりも、多少しゃべれたり勉強したことがある人の方が向いているように思いました。

 さらに、学校では日本人が格段に少ないです。私が受けていたクラスは12人と大所帯でしたが、ほとんどがヨーロッパ人(一部アフリカ・南米・中東の人も)で、日本人は私1人だけ。否が応でも英語を話さないと意思疎通ができないため、ある意味スパルタかもしれません(笑)。

 マルタ島は5つの島からなる島国で、総面積も日本の淡路島の半分程しかありません。島には鉄道がなく、マルタ国民のほとんどはマイカー移動。旅行者は主にバスを使っていて、料金はどこからどこまで行っても1.5ユーロ(夏季は2ユーロ)です。ただでさえ、たくさんの観光スポットがあるマルタなので、キレイな町並みを散歩しているだけでも、多くの歴史的建造物や美しいスポットを訪れることができます。

 そしてマルタといえば、クラブやカジノ等のナイトライフも有名で、セントジュリアンズという街のパーチャビルという地区に、所狭しとレストランやバー、ナイトクラブがひしめき合っています。もちろん、私もしっかり出会いを探してきましたよ(笑)。ちなみにバスは深夜の時間帯でも運行しています。

 また、地中海性気候で夏場はカラッと暑く、冬場もそこまで寒くないようなので、観光がしやすいです。私は10月4日~27日まで滞在していましたが、日中は30度ほどまで上がる日も多く、最終日も海で泳いでいる人をたくさん見ました。朝晩と日中の寒暖差はありますが、来月くらいまで日中は泳げるほど温かいようです。

行ってよかった観光地3選

 そんなマルタには必見の観光スポットがたくさんありますが、特に印象に残っているスポットをダイジェストで紹介します。

・バレッタ(市街全体が世界遺産)

 マルタの首都であるバレッタは、市街全体が世界遺産に登録されており、歩くだけで歴史に彩られた素敵な町並みを楽しむことができます。特に聖ヨハネ大聖堂の豪華な内装と、カラヴァッジョの大作『洗礼者聖ヨハネの斬首』は必見とのこと。実は筆者は観れませんでした(涙)。というのも日曜は休館で土曜は午前中のみと、留学生にはなかなかハードルの高い開館時間でして……。

・イムディーナ(ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』のロケ地)

 かつて首都でもあった古都イムディーナは、今は「静寂の町」という異名を持つほどヒッソリとしていますが、城壁に囲まれた城塞都市のため、おとぎ話のような狭い道が多く、思わず街中を歩き回りたくなります。さらに高台にあるので、マルタの街を見渡すことができます。聖堂をはじめとする見応えある中世の建造物がたくさんありますが、アメリカの人気テレビドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』のロケ地があることでも有名なようです。

・マルシャスロック(マルタの代表的な漁港)
 南の海沿いに位置するマルシャスロックはマルタの代表的な漁港で、毎週日曜は朝市も開かれており、非常に活気に満ちています。可愛らしいカラフルな漁船が多くあるので、キレイな海や雰囲気のある街をバックに、美しい写真が撮れます。朝から訪れて、買い物をしてランチは獲れたての絶品シーフード料理を食べることをオススメします。筆者はここがお気に入りで、滞在中に2回行きました!

 ほかにも、ショッピングや洒落たレストランが集まるスリーマ、マルタ島のビーチも良いですが、特にオススメなのは離島で、エメラルドグリーンの海が広がるコミノ島や、自然豊かでのんびりと過ごせるゴゾ島などなど、紹介しきれないほどたくさんあります!

 マルタ留学をお考えの方は、学習プランと共に観光プランもしっかり立てると良いと思います♪

――次回(11月4日更新)は、28歳マルタボーイと出会いが!

 

【雑誌付録レビュー】「GLOW(グロー) 」12月号、タトラスBIGトートは驚異の収納力!【女性誌】

 いまや付録で雑誌を選ぶのは当たり前。「これ本当に付録!?」と驚くほど良くできたものから、「コレはちょっと…」というものまで、そのクオリティは千差万別です。そこで、付録を実際に手にして、見た目や使い勝手を徹底レビューします!

今日の付録: 「GLOW(グロー) 」2019年12月「TATRAS & STRADA EST キルティングBIGトート」

デザイン:★★★★★(ロゴ入りなのが高級感あり♪)
クオリティ:★★★★☆(重い物を入れるのは少し不安...)
使い勝手:★★★★★(チャック付きでマチもしっかり!)

 「GLOW」(宝島社)12月号の付録は「TATRAS」のフラッグシップショップが入るセレクトショップ「TATRAS & STRADA EST」とのコラボ第2弾! 今年3月号の付録で大好評だったというキルティングバッグがバージョンアップして登場です☆ 「TATRAS」は、イタリアのミラノを拠点としたファッションブランドで、ダウンジャケットが有名ですよね♪

 トートの色は秋冬のトレンドでもあるブラウンで、おしゃれです。厚みのあるレザー調素材のタグに、ブランド名がゴールドで刻印されているのが、高級感がありますね♪

 サイズは、タテ37×ヨコ42×マチ13cmの大きめサイズで、マチもしっかりありました。鞄本体の重さは計ってみたら166gでとても軽め!

 鞄の中には小さな内ポケットがついていました。バッグの中で迷子になりやすいスマートフォンやキーケースなどを入れるのに良さそうです。

 外にもポケットがあります。ここだけでも「GLOW」本体がすっぽり入る大きさで、さらに開閉部にマジックテープ付き! 持ち手も長く、肩に掛けることができます。肩掛けできるのは、持ち歩きしやすいですね。

     

 またファスナーが付いているため、中身が見える心配がなく、鞄の中がごちゃごちゃしがちな私にはぴったり。防犯にもなりますね。色も鞄と合わせた淡い茶色で統一感があり素敵です。

 2Lのペットボトルが3本も入る十分な収納力! ただし、ここまで重い物を持ち歩くにはちょっと強度が不安なところ。

 軽くて収納力もあり、ファスナー付きなので、普段使いはもちろん、通勤や旅行の際のサブバッグやジムなどに行く時のバッグなどいろいろな場面で活躍してくれそう。私は旅行のサブバックとして使用したいです。肩にかけて持ち歩くことができますし、ガイドブックなども外ポケットに入れられます。

 この冬大活躍してくれそうな予感!
(tukki)

※サイズはライターが測っているため、実際とは異なる場合があります。

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全米でブレイクしたラッパーも…共産党の禁止令が出ても大人気! 中国ヒップホップの潜在能力

――中国政府はヒップホップ禁止令を出した――。2018年、そんなニュースが日本でもややセンセーショナルに報じられた。しかしながら近年、同国では『The Rap of China』なる超人気番組が存在し、さらにはアメリカで成功を収めるラッパーも登場。そんな中国ヒップホップの実情を冷静に探っていきたい。

2017年『TROC』スタートで中国ヒップホップ元年に

 中国にヒップホップを根づかせたネット番組『The Rap of China』は現在、シーズン3が配信中。

 2018年1月、中国政府は「ヒップホップ文化は低俗」だとして、ラッパーや刺青のある芸能人をテレビやラジオに出演させないという方針を示した。これは、日本では「ヒップホップ禁止令」と報じられ、中国におけるヒップホップ・カルチャーの停滞を危惧する声も聞かれた。しかし、日本で中国のヒップホップ情報を発信しているのは一部の音楽/カルチャー系メディアに限られ、多くの人にとって中国のヒップホップ・シーンは謎に包まれている。

 まず、中国では17年が“ヒップホップ元年”といわれている。その背景にあるのが、同年6月に配信がスタートしたネット番組『The Rap of China』(以下、『TROC』)である。

「中国人の、特に若者の間でヒップホップが広まったきっかけは間違いなく『TROC』。一説によれば、中国にヒップホップ文化が芽吹いたのは90年代末だといわれますが、同番組が始まるまでラッパーはアンダーグラウンドな存在でした。しかし『TROC』以降、ヒップホップはロックやR&Bと同様にひとつの音楽ジャンルとして定着しています」

 そう語るのは上海在住で、日本企業の中国向けプロモーション事業などを行う会社「イマチュウ」を経営する村林勇紀氏。事実、『TROC』のシーズン1は30億人もの視聴者数を記録した。

「『TROC』は大手動画サイトのiQiyi(爱奇艺/アイチーイー)が立ち上げた企画で、予算も規模もほかのネット番組と比べて桁違いに大きい。また、プロデューサー(審査員)として、K-POPグループEXOの元メンバーである中国系カナダ人ミュージシャン/俳優クリス・ウーや、台湾系アメリカ人の人気歌手ウィルバー・パンを起用し、若者から注目を集めることに成功しました」(村林氏)

 ヒップホップ番組といえば、日本でも『フリースタイルダンジョン』(テレビ朝日系)がヒットしたが、同番組がフリースタイル・バトルにフォーカスしているのに対して、『TROC』はショーケースに重きが置かれている。

「『TROC』はラッパーたちがトーナメント形式で勝ち上がっていきますが、メインは先述したプロデューサーたちと共同で行う楽曲制作や、観客を前にしたライブ・パフォーマンス。その意味ではリアリティ番組に近い」(同)

 ちなみに、この番組構成は、12年に韓国で放送が開始されて国民的人気を得たラップ・サバイバル番組『SHOW ME THE MONEY』に酷似。おそらく同番組をモデルにしたのだろうが、村林氏の言うように『TROC』に巨額の制作費が投じられていることは一目瞭然であり、番組としてのクオリティも高い。しかし皮肉にも、この番組によってヒップホップが市民権を得たことが、冒頭で述べた「禁止令」につながってしまった。

「17年6月から9月まで放送された『TROC』シーズン1ではPG One【1】とGAI【2】というラッパーが同時優勝したのですが、同年末にPG Oneと中国の人気女優との不倫が発覚。このスキャンダルにより、彼は中国全土のネット・ユーザーから大きな批判を浴びました」(同)

 その結果、PG Oneが15年にリリースした曲のリリックに薬物使用や女性蔑視と受け取れる表現があることが“発見”され、さらなる炎上を招いたのだ。

「中国のあらゆる放送業務は共産党の指導下にあり、PG Oneの炎上騒動でヒップホップは青少年に悪影響を与えると政府が判断し、禁止令へと至ったわけです。その矛先は主に『TROC』の出演ラッパーに向けられ、スキャンダルとは関係ないGAIなども番組出演がキャンセルされ、一時期はPG Oneと共に中国の芸能・音楽業界から締め出されました」(同)

 しかし、『TROC』自体は現在も継続している。ただ、同番組の中国語タイトルは当初は『中国有嘻哈』(「中国にヒップホップあり」という意)だったが、禁止令後の18年7月にスタートしたシーズン2では『中国新说唱』(「中国ニュー・ラップ」という意)に改名。“ヒップホップ”を“ラップ”に差し替えたのだ。

「番組の内容は変わりませんが、出演ラッパーの表現が若干マイルドになり、タトゥーを映すのはNG。とはいえ、番組が継続しているのは政府の方針と折り合いがついているということであり、規制はあるにせよ中国独自のヒップホップが育つ余地はあります。また、『TROC』によってラッパーの裾野が一気に広がったので、規制の及ばないアンダーグラウンドなシーンも活性化するでしょう」(同)

 ところで、『TROC』初代優勝者のGAIをはじめ若手ラッパーたちの楽曲は、アメリカを中心に世界的トレンドとなっているヒップホップのスタイル/ビート=トラップをベースにしていることが多い。中国ではグーグルやYouTube、インスタグラム、フェイスブックなどへのアクセスがブロックされているが、国内のラッパーやヒップホップ・リスナーはどのようにして海外の情報を得ているのか?

「10代~30代の中国人はみんな、VPN(バーチャルプライベートネットワーク)を使って自由にYouTubeやインスタなど閲覧しているのが実情です」(同)

 他方で、『TROC』がスタートする以前から中国人ラッパーの動画を世界に発信しているYouTubeチャンネルがある。それが、台湾系カナダ人のスタンリー・ヤン氏が10年に設立した〈ZHONG.TV〉(下段コラム参照)だ。

「俺は台湾で生まれた後、カナダのバンクーバーで育ち、そこで映像系の学校に通っていたんだけど、卒業後の05年から上海でCMとか映画とか映像関係の仕事に携わっていたんだ。そういう経験を生かしながら中国のアンダーグラウンドなヒップホップ・シーンを盛り上げようと思って、インディペンデントなラッパーのMVとかを作り始めたのが〈ZHONG.TV〉の始まり。中国には才能豊かなラッパーが多くて、『TROC』で知名度を上げたJony J【3】やTizzy T【4】、〈88rising〉(アジア圏/アジア系のラッパーやシンガーを次々とバズらせているYouTubeチャンネル兼レーベル)所属のHigher Brothers【5】も、ブレイク前から〈ZHONG.TV〉がサポートしていたよ」(ヤン氏)

 ヤン氏によれば、中国のヒップホップは約4年前から世界的にもプレゼンスを上げており、それに伴い〈ZHONG.TV〉はコンテンツ配信のみならず欧米の企業との共同キャンペーンや、中国人ラッパーの北米ツアーの手配なども行っている。

「例えば、マーベル・スタジオから『製作する映画で中国のヒップホップの曲を使いたいので、誰かラッパーを紹介してほしい』と言われたり。当然、それは中国向けのプロモーションが目的でもある。アメリカのオーディオ・メーカー、Beats by Dr. Dreが主催するイベントに中国からDJやラッパーを呼びたいというオファーもあったね。ちなみに、〈ZHONG.TV〉の本部はバンクーバーにあるけど、上海にも支部があるんだ。上海支部は中国本土のラッパーとのコネクションを保ちつつ、海外からのオファーの窓口になっている。そのオファーをクリエイティブな形に練り上げていくのがバンクーバーのオフィス。俺は3年前にまたバンクーバーに引っ越したから、今は本部で仕事をしているよ」(同)

 こうした中国人ラッパーの国外需要は今後も増していくとヤン氏は見ている。

「特に『TROC』以降、〈ZHONG.TV〉以外にも中国のラップを発信するプラットフォームが中国国内でも増え始めている。中国はヒップホップ新興国だけど、世界中のキッズから関心が集まっているのも事実。会社としては今後、北米だけでなくヨーロッパやオーストラリアでのマーケティングも視野に入れているね」(同)

 さて、『TROC』とは別枠で、アメリカを中心に圧倒的な知名度を誇る中国人ラップ・グループがいる。それが、ヤン氏も言及したHigher Brothersである。彼らをたびたび取り上げてきた音楽/カルチャー系ニュースサイト「FNMNL(フェノメナル)」を運営する和田哲郎氏は、その魅力についてこう語る。

「もともと四川省の成都で地道に活動していましたが、〈88rising〉に見いだされ、17年3月にYouTubeにアップしたMV『Made In China』が世界的にバズりました。同曲で彼らは、自分たちが身に着けているものが中国製であることを誇らしげにラップ。中国製=低品質というレッテルを剥がしつつ、現在の中国の影響力を見せつけました」

 この非常にシニカルかつユーモラスなリリックを、重低音の利いたトラップ・ビートに乗せるのが彼らのスタイルだ。

「なおかつメンバー4人のキャラクターが立っていて、マンガのキャラのようなコミカルさがある。それはいわゆるステレオタイプな中国人像でもあり、そのイメージを逆手に取って世界に大きなインパクトを与えたといえます」(和田氏)

 では、中国のヒップホップ・シーンが盛り上がることで、例えばアメリカのラッパーが中国市場に目を向け、中国ツアーを組むような動きはあるのだろうか?

「いや、それはないです。アメリカのラッパーには就労ビザが下りないですからね。ちなみに、韓流禁止令(16年に韓国がTHAADミサイルシステムの配備を決定したことに対する、中国の報復措置のひとつ)が出されて以降、韓国のラッパーも中国でライブはできません」(同)

 ともあれ、このHigher Brothersを筆頭に、ヤン氏も言う通り中国のヒップホップのプレゼンスが上がっているように見えるが、和田氏は楽観視はしていない。

「中国はアジア屈指のヒップホップ大国であることは間違いないですが、K-POPほどの独自性や強度がある楽曲はそう多くありません。トラップにしてもアメリカのトレンドをコピーしているものが多く、Higher Brothersはそこにキャラクター性というプラスαがあったから面白かった。ただ、スケールの大きなアーティストは登場しており、18年に〈88rising〉とサインしたR&Bシンガー/ラッパーのLexie Liu【6】(レクシー・リウ)などはグローバルに活躍できそうなポテンシャルを秘めています」(同)

 ここで主題からややそれるが、中国においてCDはもはや化石のようなもので、音楽ストリーミングサービスが日本よりはるかに普及しており、その市場は大企業Tencent(騰訊)の独占状態にある。そして、それを追い上げるNetEase(網易)が面白い動きを見せていると、日本の音楽業界関係者A氏はいう。

「Tencentが展開する2大アプリ、KuGou(酷狗)とQQ Music(QQ音楽)は合わせて2億1200万人の月間アクティブユーザー数を誇るのに対し、NetEase Cloud Music(網易雲音楽)は5280万人と大きく水をあけられています(19年3月時点)。しかし、Tencentがユーザー数の多さにあぐらをかく一方、NetEaseはオンラインゲーム『荒野行動』を国内外でヒットさせるなど勢いに乗っており、音楽ストリーミングでも特に若者を取り込もうと海外のヒップホップやダンスミュージックに目を向けています」

 その中でNetEaseは日本人アーティストにも注目し、エイベックスやユニバーサル ミュージック、日本コロムビアといった大手レコード会社とも包括契約を結んでいるのだ。

「例えば映画『君の名は。』が中国で大ヒットして以降、人気が急上昇しているRADWIMPSの場合、NetEase Cloud Music上のフォロワー数は45万人とかなりの集客力があります。そして日本人ラッパーを見ると、ANARCHYやJP THE WAVYらの曲が配信されているのですが、その中ではKOHHの約4万7000人というフォロワー数がダントツに多い。さすがにRADWIMPSと比べると見劣りしますが、あのカニエ・ウェストでも14万人なので、まったく悪い数字ではありません」

 また、日本ではほとんど報じられていないが、今年5月、KOHHと中国の大人気アイドルJustin(黄明昊/48ページ参照)がコラボした曲「MARIA」がNetEase Cloud Music限定で配信され、中国のデイリーチャートで2位を記録している。

「NetEaseが主催するKOHHの中国ツアーが計画されており、その前に中国でのKOHHの知名度を上げるべく同曲が制作されたようです」(同)

 ここまで見てきたように、中国のヒップホップ文化は禁止令後も一応は発展が望めそうだが、和田氏が指摘したように海外のラッパーの招聘という点ではある種の鎖国状態にある。しかしそれも、KOHHのような例が定着すれば、ライブ現場における海外のラッパーとの化学反応により、中国のヒップホップが独自進化する――。そんな日を心待ちにしたい。

(英語通訳/金田あい)

中国ヒップホップ動画を配信!――〈ZHONG.TV〉ってなんだ?

 台湾系カナダ人のスタンリー・ヤン氏によって2010年に設立されたYouTubeチャンネル。中国のヒップホップ・シーンをサポートすべく動画コンテンツを制作し、世界に向けて発信している。『The Rap of China』出場ラッパーのMVもキュレーションしており、チャンネル内でPG One、GAI、Jony J、Tizzy Tなど現在中国で人気を博しているほとんどラッパーのMVを閲覧できる。15年には、よりアンダーグラウンドな中国人ラッパーを発掘すべく、2ndチャンネル〈ZHONG.TV2〉を開設した。下は、バズったGAI「超社会」とPG One「中二病」のMVである。

――『The Rap of China』で大スターとなったラッパーから、アメリカで認められたグループまで。現在の中国ヒップホップ界で刮目すべきヤバいヤツらが、この6組だ!

不倫スキャンダルで炎上【1】PG One

 1994年生まれ。黒竜江省ハルビン市出身。日本のアニメのファンで、2017年に〈ZHONG.TV〉にアップされた「中二病」のMVでは『NARUTO-ナルト-』のほかさまざまなアニメの映像が(無断で?)使用され、自身も一部日本語で韻を踏んでいる。『The Rap of China』優勝後の不倫報道により、「ヒップホップ禁止令」を招いてしまった。

中国式トラップを生んだ【2】GAI

 1988年生まれ。四川省宜賓市出身。大学卒業後、重慶市でギャングスタ・ラップのクルーに加入すると共に、自主レーベルである〈GO$H!〉を設立した。トラップと中国の伝統音楽をミックスした「C-Trap」と呼ばれるジャンルを生み出したことで知られ、2015年に発表した「超社会」はアンダーグラウンド・シーンで高く評価されたのだった。

「Rolling Loud」に出演【3】Jony J

 1989年生まれ。福建省福州市出身。『The Rap of China』シーズン1では最終審査で敗れたが、中国での人気はPG OneやGAIを凌ぐほど。キャッチーなトラックと滑らかなラップ、そしてライブに定評あり。今年、米マイアミで行われ、ミーゴスやトラヴィス・スコットらが名を連ねた世界最大のヒップホップ・フェス「Rolling Loud」に出演。

北米ツアーも成功【4】Tizzy T

 1993年生まれ。広東省潮州市出身。2010年に中国南部のビートボックスコンテストで優勝し、16年に1stアルバムをリリース。そして、『The Rap of China』シーズン1のトップ6に残ったことにより、一躍スターとなった。18年には北米ツアーも成功させた。楽曲のスタイルも幅広く、次世代の万能ラッパー&プロデューサーになりつつある。

「Made In China」でブレイク【5】Higher Brothers

 四川省成都市出身の90年代生まれのラッパー4人によって結成されたグループ。2016年に〈88rising〉と契約し、翌年発表したMV「Made In China」で一気にブレイクした。ゴリゴリのトラップ・ビートと、中国人のアイデンティティを盛り込んだようなリリックを特徴とする。アメリカで初めて認められた中国本土のラッパーともいわれる。

気怠い歌とラップ【6】Lexie Liu

 1998年生まれ。湖南省長沙市出身。2015年に韓国のK-POPオーディション番組へ出場した経験がある。18年に『The Rap of China』シーズン2で4位入賞を果たしたのち、〈88rising〉と契約した。気怠げでメロディアスな歌とラップは、ワールドクラスの存在感を放つ。そのルックスにより、ファッション業界からも注目を集めている。

【雑誌付録レビュー】「VOCE」12月号、「毛穴埋めファンデブラシ」の実力は……?【女性誌】

 いまや付録で雑誌を選ぶのは当たり前。毎月魅力的な付録が登場し、どれにしようか迷いますよね。しかし、本当に使えるのかどうかは「開けてみないとわからない」のが付録の悩ましいところ。「これ本当に付録!?」と驚くほど良くできたものから、「コレはちょっと……」というものまで、そのクオリティは千差万別。そこで、付録を実際に手にして、見た目や使い勝手を徹底レビューします!

今日の付録:VOCE 2019年12月「テク上げメイクブラシセット」「カバーマーク トリートメント クレンジングミルク」ほか

お得度:★★★★★(ブラシ2本にメイク落としのセット)
もっと使いたい:★★★★★(肌触りが最高に気持ち良い!)
落ちやすさ:★★★★★(軽くなでるだけでするんと落ちる)

VOCE(ヴォーチェ)12月号と付録

 「VOCE(ヴォーチェ)」(講談社)12月号の付録は内容盛りだくさん! 4つのアイテムがついています。

・テク上げメイクブラシセット
・カバーマーク トリートメント クレンジングミルク 30g
・エスト G.P.エンリッチドセラム 0.8g×2包/G.P.コンディショニングセラム 1.2ml×2包
・2019クリスマスコフレ&限定コスメBOOK

 テク上げメイクブラシセットは、ヘア&メイクアップアーティストの中山友恵さん監修のもので、「毛穴埋めファンデブラシ」と「多機能アイブロウブラシ」の2本セット♪ さらに、名品コスメとして名高いカバーマークのトリートメントクレンジングミルクも付いていて、30gとお得感があります! 

 サイズは、毛穴埋めファンデブラシがタテ15cm、多機能アイブロウブラシがタテ10.5cm(キャップなし時)。それほど大きなサイズではありませんので、ポーチに入れて持ち運びも可能。毛の材質はナイロン、持ち手はABS樹脂でとても軽い!

 名品コスメとして名高い「カバーマーク トリートメント クレンジングミルク」は、チューブタイプなのでお得感があり、旅行用にも最適な大きさです。

 ほかにも張り込み付録で、循環力を高める美容液「エスト G.P.エンリッチドセラム 」「エスト G.P.コンディショニングセラム」がそれぞれ2包、「2019クリスマスコフレ&限定コスメBOOK」も付いています。

VOCE 2019年12月付録メイクブラシセット

 毛穴埋めファンデブラシは、パウダリーファンデーションやチークを付けるときに使用します。

 触ってみるとコシがありつつも、一本一本の毛がとても細く毛先がふんわりとしています。ブラシをパウダリーファンデーションの上に滑らせるとしっかりとついてくれて、肌に当ててみるとティッシュで触れているかのような柔らかさ!

VOCE 2019年12月付録メイクブラシセット2

 小さな毛穴から、開ききった毛穴までバッチリ埋めてくれました。誌面では、ブラシを使った「きちんと肌」と「カジュアル肌」の作り方も説明されているので、使いこなせるようになりたいです! ただ、個人的にはブラシの面の大きさが物足りないので、顔全体に使用するというより、毛穴が特に気になる部分に使いたいと思いました。

VOCE 2019年12月付録多機能アイブロウブラシ

 多機能アイブロウブラシは、毛先を使えば細く、面全体を使えば大きく描いたりぼかしたりできるのでとても優秀。キャップもちゃんと付いています。

VOCE 2019年12月付録レビュー

 力の入れ具合でさまざまなぼかし方ができるので、眉頭にも眉尻にも使えそうです! 監修した中山さんによると、「眉頭の立ち上げ、面を使って眉を描く、エッジを使ってシャープな線を描くなど、他にはないマルチな機能が魅力」とのこと。こちらも、誌面で「しっかり眉」「ふわっと眉」の作り方を説明してくれてますよ。

VOCE 2019年12月付録カバーマーク トリートメント クレンジングミルク

 カバーマークの「トリートメントクレンジングミルク」は、テクスチャー軽めのジェル。柑橘系の香りがしてとても爽やかです♪

VOCE 2019年12月付録カバーマーク トリートメント クレンジングミルク2

 早速、先ほどアイブロウブラシで描いた線をこれで落としてみました。

 指の腹で軽くなでるだけで、するする落ちていきます。「軽いのにオイル並みのクレンジング力」と美容のプロが絶賛しているそう。洗い流した後もつっぱることなくしっとり。美容液成分が89%も配合されているんですね! 現物のお値段は¥3000(200g)なので、30gだと¥450。ハイコスパな付録に大満足です♪

 次は貼り込み付録の、エスト「G.P.コンディショニングセラム」「G.P.エンリッチドセラム」を、見た目の違いが分かりやすいようにプレートに出してみました。左がG.P.コンディショニングセラム、右がG.P.エンリッチドセラムです。

エスト G.P.コンディショニングセラム、G.P.エンリッチドセラム

 お肌に付ける順番としては左から右の流れでG.P.コンディショニングセラム→G.P.エンリッチドセラムです。

 G.P.コンディショニングセラムは、とろみのあるテクスチャーのローション状美容液。G.P.エンリッチドセラムは、乳液状美容液でよくある乳液よりコクがあります。乳液とクリームの間くらいのイメージですね。

 どちらもデパコスのような高級感のある香りが印象的で、塗って時間がたった後でも肌がしっとりしました。

 一通り付録を試した後は、今年は何買おうかな?と、「2019クリスマスコフレ&限定コスメBOOK」に目を通したのですがこれがものすごい情報量!事前にこれだけ見られるのはうれしいし、すごく助かるなと思いました♪

※サイズはライターが測っているため、実際とは異なる場合があります。

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【雑誌付録レビュー】「MAQUIA(マキア)」12月号、ベスコス1位シャンプーがたっぷり使える!【女性誌】

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今日の付録:「MAQUIA(マキア)」2019年12月号 「ふわもこコスメポーチ」「ザ パブリック オーガニック シャンプー&トリートメント」ほか

デザイン:★★★★★(ふわふわかわいい!)
クオリティ:★★★☆☆(大きいため内ポケット等が付いているとより◎)
使い勝手:★★★★★(コスメ、ボトル入れ、トラベル等用途が多い)

MAQUIAマキア 2019年12月と付録

 マキア12月号の付録は、内容盛りだくさん。合計4つのアイテムです。

・石井美保さんカラー監修 ふわもこコスメポーチ
・ザ パブリック オーガニック シャンプー&トリートメント(1回分×3種セット)
・エスト 新ファンデーション(約1回分×2色)
・ランコム ジェニフィックアドバンスト N(約1回分)

 まず、目玉アイテムのポーチのサイズはタテ12.5cm×ヨコ18.5cm×マチ11cm(開いた時)。ミルクティーのような優しい色味とふわふわな質感に温もりが感じられます。そして、「マキア」の2019年上半期ベストコスメ ヘアケア部門第1位を受賞した「ザ パブリック オーガニック」の人気シャンプー&トリートメントは、「スーパーリフレッシュ」「スーパーポジティブ」「スーパーリラックス」が3種類全てついています。

 そして張り込み付録の「エストの新ファンデーション」は、乾燥が気になるこれからの季節にぴったりのクリームタイプが2色。さらに、肌本来の美しさを呼びさます「美肌菌」美容液が、輝くキメの整った肌へと導いてくれるというランコムNo.1美容液「ジェニフィックアドバンスト N」も1回分ついています。

MAQUIAマキア 2019年12月付録「ふわもこコスメポーチ」

 まるでぬいぐるみのようなポーチのファスナーには、キュートな星のチャームが付いています。

MAQUIAマキア 2019年12月付録「ふわもこコスメポーチ」開口時

 開口部は大きく開くので出し入れしやすく、必要な物が探しやすい! 大容量なので化粧品一式は十分に入る大きさです。トラベルポーチとしても活躍してくれそうです。

MAQUIAマキア 2019年12月付録「ふわもこコスメポーチ」開口時2

 ワイヤーが入った開口部は開くとそのまま小物入れのBOXとなり、ボトルを立てて収納することができます。しっかり自立してくれるのでサッと取り出せますし、化粧品が付いた手でポーチを触らなくて良いのもうれしいですよね。

MAQUIAマキア 2019年12月付録「ザ パブリック オーガニック」のシャンプー&トリートメント

「ザ パブリック オーガニック」のシャンプー&トリートメント2

 「ザ パブリック オーガニック」のシャンプー&トリートメントは、「スーパーリフレッシュ」をお試し。オレンジとユーカリの精油を配合していて、自律神経をリフレッシュ状態にスイッチングする効果が期待できるんだとか。洗いあがりはしっとりで、個人的に香りが好みでした。肌に優しく洗浄できるのも良いですね。ちなみに、「スーパーリラックス」は、ラベンダーとゼラニウムの精油が成分で、「スーパーポジティブ」はフランキンセンスとインライン精油やレモングラスの精油が成分なんだとか。ほかの種類も試すのが楽しみです!

MAQUIAマキア 2019年12月付録「エスト 新ファンデ」

 折り込み付録の「エスト 新ファンデ」は、全6種類のうち「ライトオークル OC201」と「オークル OC202」がお試しできます。

エスト 新ファンデ

 ランコムのジェニフィックアドバンスト Nは浸透力がすさまじく、肌にのせた瞬間吸い込まれていきました…。

ランコム ジェニフィックアドバンストN

 大充実の付録でした♪

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今日の付録:「美的」2019年12月号「小顔コントゥアリングパレット」

使い勝手:★★★★☆(ひとつのパレットで2役こなす!)
お得度:★★★★☆(シェーディングとハイライトがひとつのパレットに)
キラキラ度:★★★☆☆(細かいラメで上品な仕上がり)

美的12月号と付録「小顔コントゥアリングパレット」

 「美的」(小学館)12月号の付録は「小顔コントゥアリングパレット」です。小顔コントゥアリングパレットは、人気ヘア&メイクアップアーティストの小田切ヒロさん監修。「いつでもどこでも、ふんわりソフトな凹凸感の美人顔をつくれるスグレものです」とのことで、シェーディングとハイライトがひとつのパレットにセットで入っています。

美的12月号付録「小顔コントゥアリングパレット」

 寸法は直径4.7cmで丸型の小さめサイズ。ポーチの中に入れても邪魔にならない大きさなので、個人的には化粧直し用に持ち歩きたいですね♪

 色味は、シェーディングはマットブラウン、ハイライトは細かいラメが入ったパーリィベージュです。どちらも無難な色味なので、初めての人でも試しやすい色だと感じました。シェーディングやハイライト初心者さんにもオススメしたいですね!

美的12月号付録「小顔コントゥアリングパレット」

 さらに、どちらもパウダーではなくバームなのでこれからの乾燥する季節にはピッタリです★ 小田切さんいわく「特にこだわったのは“しっとり感”。パウダーでは出せない、人間が本来もつ湿度と輝きを演出できるので、つけるだけで健康的な美人に見えます」とのこと。

 何よりうれしいのが、ひとつのパレットでシェーディングとハイライトを済ませられるところ。どちらの色も肌馴染みの良い色なので、どんな肌色の人も使えそうです!

 気になる発色ですが、指を滑らせながら塗ってしまうと色が付きにくい印象です。濃くしたい場合は2種類とも指でトントンとおさえながら乗せていくとしっかりと色が付きました。

 パウダーと違ってバームで伸びが良いので、肌に塗った後でも指でササッと伸ばせば色味の細かい調整できました。初めは気持ち濃く肌にのせてから、微調整を加えていくのが良さそうです。

美的12月号付録「小顔コントゥアリングパレット」手にのばしたところ2

 バームなので塗った後ベタベタするのでは? と思っていたのですが、そんなことはありませんでした! 嫌なベタつきはなく、保湿しているようなしっとり感があります。しっとりはするけれど、さらさらという絶妙な加減なのが気に入りました。どちらも薄く伸ばせばメイク崩れの心配もなさそう◎。

 誌面では、小顔を演出する効果的な使い方も説明されているので、パレットをうまく使いこなして小顔をGETしたい! と思える付録でした♪

※サイズはライターが測っているため、実際とは異なる場合があります。

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